JP2006121805A - ブラシ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でブラシ間の結線を行い、容易に製作可能とすることでコスト低減を図ることができるブラシ装置を提供する。
【解決手段】ブラシ装置10は、コンミテータ9の径方向に延びるように筒状に形成された金属製のブラシホルダ13と、該ブラシホルダ13が固定された樹脂製のブラシホルダ基板14とを備え、コンミテータ9に給電を行うブラシ15をブラシホルダ13に収容し、コンミテータ9に押圧接触させる。このブラシ装置10は、複数のブラシホルダ13を導電材料からなる連結部材17にて連結して一体形成されたブラシ保持体18を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ブラシをモータのコンミテータに当接させるブラシ装置に関する。
従来、直流モータの回転軸にはコンミテータ(整流子)が設けられ、そのコンミテータには給電用のブラシが摺接されている。そして、ブラシをコンミテータに当接させるブラシ装置としては、コンミテータの径方向に延びるブラシホルダ内にブラシが収容保持されており、そのブラシ後端部にばね部材が押圧されることで該ばね部材の弾性力によってブラシがコンミテータに向かって付勢され、同ブラシの先端部がコンミテータに押圧接触されたものがある。このように構成されたブラシ装置では、外部からの駆動電流が回転子の巻線にブラシ及びコンミテータを介して供給される。
ところで、上記のようなブラシ装置においては、ブラシホルダがブラシホルダ基板に固定される。例えば、非特許文献1においては、ブラシホルダのブラシホルダ基板側に設けられた4つの挿入爪が、該挿入爪に対応してブラシホルダ基板に形成された嵌合孔に挿入され、カシメ等により固定される構成が提案されている。そして、ブラシ装置が多極仕様とされ4つ以上のブラシが設けられる場合には、例えば、特許文献1に示されるように、同極となるブラシ同士がリード線等の導電部材により接続され、外部へのコネクタが一箇所とされる構成が提案されている。
「ブラシホルダーの誤組付防止構造」,日本電装公開技報(デンソー公開技報),日本電装株式会社(株式会社デンソー),1995年5月15日,整理番号102−033 特開平5−122906号公報
しかしながら、上記従来の構成であると、同極となるブラシ間を結線するための部材(リード線)が必要となるため部品点数が多くなり、組み付けに時間を要するという問題があった。
また、ブラシ装置を製作するためには、ブラシホルダの組み付け作業とブラシホルダに収容されるブラシをリード線により接続する作業とが必要となり、製造工程が煩雑となるという問題があったため、上記特許文献1においては、このような問題を解決するためにブラシ装置の製造の自動化を可能とした構成が提案されている。
しかし、そうすると、そのための部材として例えばブラシホルダのコンミテータ側の開口部を覆う部材等が必要となり、部品点数の増加を招いていた。また、そのような構成とすることで、導電端子が180°対向する位置となり、一方の端子をボディアースする必要が生じるなど、構成上の拘束が生じる場合があった。すると、製造が煩雑となり、コストアップを招く虞があった。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡易な構成でブラシ間の結線を行い、容易に製作可能とすることでコスト低減を図ることができるブラシ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、コンミテータの径方向に延びるように筒状に形成された金属製のブラシホルダと、該ブラシホルダが固定された樹脂製のブラシホルダ基板と、を備え、前記コンミテータに給電を行うブラシを前記ブラシホルダに収容し、前記コンミテータに押圧接触させるブラシ装置であって、複数の前記ブラシホルダを導電材料からなる連結部材にて連結して一体形成されたブラシ保持体を備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のブラシ装置において、前記ブラシホルダは前記ブラシホルダ基板に形成された接合孔に挿入される固定用爪を備えている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のブラシ装置において、前記連結部材は、該連結部材が連結するブラシホルダの前記ブラシホルダ基板に対する位置ズレを吸収可能な構成とされている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうち何れか1項に記載のブラシ装置において、前記連結部材は、該連結部材が伸縮するように形成された緩衝部を備えている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のうち何れか1項に記載のブラシ装置において、複数の前記ブラシ保持体はそれぞれ導電材料からなる導電端子部を備え、複数の前記導電端子部は前記ブラシホルダ基板において同じ側となるように設けられている。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ブラシ装置は、複数のブラシホルダを導電材料からなる連結部材にて連結して一体形成されたブラシ保持体を備える。よって、ブラシホルダに収容されたブラシに連結されたピッグテールの端部を連結部材に接続することで、連結部材により連結されたブラシホルダ内に収容されたブラシを結線することができ、簡易な構成でブラシ間の結線を行うことができる。また、ブラシ保持体がブラシホルダ基板に設置されることで、ブラシホルダと連結部材とがブラシホルダ基板に設置されて、ブラシ間の結線が可能な構成とされる。このため、ブラシ装置を容易に製作可能な構成とし、コスト低減を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ブラシホルダは、ブラシホルダ基板に形成された接合孔に挿入される固定用爪を備えているため、この固定用爪を接合孔に挿入して固定することで、ブラシ保持体をブラシホルダ基板に設置することができる。このため、ブラシ保持体の組み付けを簡易なものとすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、連結部材は、該連結部材が連結するブラシホルダの絶縁体に対する位置ズレを吸収可能な構成とされているため、ブラシ保持体をブラシホルダ基板に設置することで生じるブラシホルダ間の位置ズレが吸収される。このため、ブラシホルダの変形を防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、連結部材は、該連結部材が伸縮するように形成された緩衝部を備えているため、緩衝部の長さが変動することにより、ブラシ保持体をブラシホルダ基板に設置することで生じるブラシホルダ間の位置ズレが吸収される。このため、ブラシホルダの変形を防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、複数のブラシ保持体はそれぞれ導電材料からなる導電端子部を備え、複数の導電端子部はブラシホルダ基板において同じ側となるように設けられている。よって、導電端子部をボディアースする必要がなく、外部電源への接続箇所が一箇所となるため、容易に外部電源に接続することができる。
本発明によれば、簡易な構成でブラシ間の結線を行い、容易に製作可能とすることでコスト低減を図ることができるブラシ装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本実施の形態における直流モータの概略構成を示す断面図であり、図2は直流モータを構成するブラシ装置の平面図である。また、図3は本実施の形態におけるブラシ装置を説明するための斜視図である。なお、本実施の形態における直流モータは、例えば、電動パワーステアリング装置における駆動源として使用され、自動車の車室内に組み付けられる。
詳述すると、図1に示すように、本実施の形態の直流モータ1は、有底筒状のヨーク2と、ハウジング3と、そのヨーク2とハウジング3とで囲まれた空間内に収容された電機子4とを備えている。ヨーク2の内周面には、周方向に複数のマグネット5が固定されている。それらマグネット5の内側には、電機子4が回転可能に支持されている。即ち、電機子4には回転軸6が備えられ、その回転軸6の両端がヨーク2及びハウジング3にそれぞれ設けられた軸受7,8を介して回転可能に支持されている。
また、回転軸6の下端にはコンミテータ(整流子)9が一体回転可能に設けられ、ハウジング3においてコンミテータ9と隣接した位置にはブラシ装置10が配設されている。そして、後述するように、ハウジング3に形成された接続部11を介して、ブラシ装置10が外部リード線12に接続されている。
ここで、上記ブラシ装置10について詳述する。
図2に示すように、ブラシ装置10は、コンミテータ9の径方向に延びるように筒状に形成された金属製の複数の(本実施の形態では4つ)ブラシホルダ13と、該ブラシホルダ13が固定された樹脂製のブラシホルダ基板14とを備えている。そして、各ブラシホルダ13内には、コンミテータ9に給電を行うブラシ15が、コンミテータ9に押圧接触されるように収容保持されている。具体的には、ブラシ15は、ブラシホルダ13内において圧縮コイルばね16(図1参照)により付勢されることにより、その先端面がコンミテータ9に押圧接触されるように設けられている。
また、ブラシホルダ基板14の略中央にはコンミテータ9が挿通される中央孔14aが形成されており、この中央孔14aを挟んで180°間隔で対向する位置に一対となるブラシホルダ13が設けられている。つまり、本実施の形態では、2対のブラシホルダ13が設けられている。なお、これらブラシホルダ13がブラシホルダ基板14において設置される位置は、直流モータ1を構成するコンミテータ9や巻線(短絡線)の関係により決定されている。
そして、一対となるブラシホルダ13のうち、一方のブラシホルダ13にはプラス側とされるブラシ15が収容され、他方のブラシホルダ13にはマイナス側とされるブラシ15が収容される。ブラシ装置10を構成する4つのブラシホルダ13のうち、同極とされるブラシ15を収容するブラシホルダ13同士が、導電性金属材料により形成された連結部材17により連結されて、ブラシ保持体18が構成されている。この連結部材17は前記中央孔14aに沿うように屈曲形成されている。詳しくは、連結部材17は、その両端部が各ブラシホルダ13の側面に対してコンミテータ9の周方向に延びるように設けられ、各ブラシホルダ13の近傍で屈曲され、屈曲された部分の間は直線状とされている。
上記の構成により、ブラシ装置10は、プラス側に接続されるブラシ15を収容する2つのブラシホルダ13と連結部材17とが一体形成されたブラシ保持体18aと、マイナス側に接続されるブラシ15を収容する2つのブラシホルダ13と連結部材17とが一体形成されたブラシ保持体18bとを備えている。なお、ブラシホルダ13が金属製とされることで、直流モータ1の電機子4の回転時にブラシ15に発生する熱が好適に発散されるため、放熱性のよいブラシ装置10とされる。
また、図3に示すように、ブラシホルダ13の側面には、該ブラシホルダ13の長手方向に沿って後述するスリット21aが形成されており、このスリット21aを通してピッグテール(給電用リード線)19が取り出されている。ピッグテール19は、軟銅より線であって、一方の端部が前記連結部材17に溶接により接続され、他方の端部がブラシ15に接続されている。なお、このピッグテール19はブラシホルダ13内のブラシ15の移動を許容する長さとされている。
また、図2に示すように、各ブラシ保持体18a,18bは、導電材料からなる導電端子部17a,17bを備えており、各導電端子部17a,17bはブラシホルダ基板14において同じ側(図2中下側)となるように設けられている。そして、各導電端子部17a,17bには、スポット溶接等により導電部材20a,20bが接続されており、各導電部材20a,20bには外部リード線12のプラス側のリード線12a及びマイナス側のリード線12bがそれぞれ接続されている。このプラス側のリード線12a及びマイナス側のリード線12bは、それぞれ図示しない直流電源のプラス極、マイナス極に接続されており、その外部リード線12、連結部材17及びピッグテール19を介して、ブラシ15に直流電流が供給され、直流モータ1が駆動される。
図3に示すように、ブラシ保持体18を構成するブラシホルダ13は、コンミテータ9の径方向に沿って延びる2枚の側壁21を備え、それら2枚の側壁21を塞ぐ上面壁22と、コンミテータ9の径方向外側を塞ぐ底面壁23とを備えている。この2枚の側壁21と上面壁22とで形成された3方の壁がブラシホルダ基板14に設置されて、コンミテータ9の径方向に延びる略四角筒状のブラシホルダ13が形成される。なお、前記スリット21aは、プラス側に接続されるブラシ15が収容される2つのブラシホルダ13、及びマイナス側に接続されるブラシ15が収容される2つのブラシホルダ13の互いに対向する側壁21にそれぞれ形成されている。
図4は、本実施の形態におけるブラシ装置10の分解斜視図である。図4に示すように、各ブラシホルダ13を構成する2枚の側壁21には、該側壁21に連続して複数の固定用爪24が設けられている。本実施の形態では、各側壁21に2つの固定用爪24が設けられ、1つのブラシホルダ13には4つの固定用爪24が設けられている。各固定用爪24は、ブラシホルダ基板14に形成された接合孔14bに挿入されている。ブラシホルダ基板14において、接合孔14bは各ブラシホルダ13に設けられた固定用爪24に対応する位置に形成されている。固定用爪24は、その長さがブラシホルダ基板14の厚みよりも十分長く形成されており、接合孔14bを貫通した各固定用爪24の先端部が、ブラシホルダ基板14の裏面側で折り曲げられることにより、ブラシホルダ13がブラシホルダ基板14に固定されている。なお、各ブラシ保持体18は、各ブラシ保持体18を構成するブラシホルダ13がブラシホルダ基板14に固定されることによりブラシホルダ基板14に固定されている。
また、連結部材17は、該連結部材17が伸縮するように形成された緩衝部17cを備えている。本実施の形態では、緩衝部17cは、連結部材17がブラシホルダ基板14側に突出するように断面略V字状に屈曲されることにより形成されている。この緩衝部17cは、ブラシホルダ基板14側に向けて突出するように連結部材17が折り曲げられることで形成されている。また、この緩衝部17cは、ブラシホルダ基板14に形成された収容凹部14cに収容されている。ブラシホルダ基板14において、収容凹部14cは連結部材17に形成された緩衝部17cに対応する位置に、該緩衝部17cの伸縮を許容する程度の大きさに形成されている(図2参照)。このため、緩衝部17cが伸縮しながら収容凹部14cに収容されることで連結部材17の長さ変動が吸収され、各ブラシホルダ13の変形が防止されている。
上記のように構成されたブラシ装置10を備えた直流モータ1では、電機子4の回転時、ブラシ15がコンミテータ9と摺接することから、図示しない制御装置からの駆動電流が電機子4、詳しくは電機子4を構成する巻線に、連結部材17(導電端子部17a,17b)、ピッグテール19、ブラシ15及びコンミテータ9を介して供給される。
次に、本実施形態におけるブラシ装置10の特徴的な作用効果を記載する。
(1)ブラシ装置10は、複数のブラシホルダ13を導電材料からなる連結部材17にて連結して一体形成されたブラシ保持体18を備える。よって、ブラシホルダ13に収容されたブラシ15に連結されたピッグテール19の端部を連結部材17に接続することで、連結部材17により連結されたブラシホルダ13内に収容されたブラシ15を結線することができ、簡易な構成でブラシ15間の結線を行うことができる。また、ブラシ保持体18がブラシホルダ基板14に設置されることで、ブラシホルダ13と連結部材17とがブラシホルダ基板14に設置されて、ブラシ15間の結線が可能な構成とされる。このため、ブラシ装置10を容易に製作可能な構成とし、コスト低減を図ることができる。
(2)ブラシ保持体18を構成するブラシホルダ13は、ブラシホルダ基板14に形成された接合孔14bに挿入される固定用爪24を備えているため、この固定用爪24を接合孔14bに挿入して固定することで、ブラシ保持体18をブラシホルダ基板14に設置することができる。このため、ブラシ保持体18の組み付けを簡易なものとすることができる。
(3)ブラシ保持体18を構成する連結部材17は、該連結部材17が伸縮するように形成された緩衝部17cを備えているため、緩衝部17cの長さが変動することにより、ブラシ保持体18をブラシホルダ基板14に設置することで生じるブラシホルダ13間の位置ズレが吸収される。このため、ブラシホルダ13の変形を防止することができる。
(4)ブラシホルダ基板14に設置された複数のブラシ保持体18a,18bは、それぞれ導電材料からなる導電端子部17a,17bを備え、複数の導電端子部17a,17bはブラシホルダ基板14において同じ側となるように設けられている。よって、導電端子部17a,17bをボディアースする必要がなく、外部電源への接続箇所が一箇所となるため、容易に外部電源に接続することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、各ブラシ15に固定されたピッグテール19の端部が溶接により連結部材17に接続される場合について説明したが、ピッグテール19をどのように連結部材17に接続してもよい。例えば、図5(a),(b)に示すように、導電性金属材料により形成された接続部材30により、ピッグテール19と連結部材17とを接続してもよい。この接続部材30は、連結部材17に設けた接続片を嵌入可能な筒状に形成されており、ピッグテール19を挟み込むための接続片31が設けられている。このため、接続部材30を前記接続片に圧入して固定し、接続片31にピッグテール19を挟み込むことで、ピッグテール19と連結部材17とを接続することができる。このようにすれば、組み付け作業のみでピッグテール19と連結部材17とを接続することができる。
・上記実施の形態では、ブラシ装置10の導電端子部17a,17bに、導電部材20a,20bを介してリード線12a,12bを接続して、外部電源から電力を給電するように説明したが、ブラシ装置10に給電するための態様はこれに限定されない。例えば、図6に示すように、連結部材17に直接リード線32を溶接等により接続してもよい。
・上記実施の形態では、ブラシホルダ13に設けられた固定用爪24をブラシホルダ基板14に貫通させ、その先端部をブラシホルダ基板14の裏面側で折り曲げて固定するものとしたが、ブラシホルダ13をどのようにブラシホルダ基板14に固定してもよい。
・上記実施の形態では、緩衝部17cは、連結部材17をブラシホルダ基板14側に突出するように略V字状に屈曲することにより形成されたものとしたが、連結部材17が伸縮するのであれば、緩衝部をどのように形成してもよい。例えば、緩衝部を、ブラシホルダ基板14の面から突出する側に突出するように形成してもよいし、連結部材17を曲線状に折り曲げて形成してもよい。
・上記実施の形態では、連結部材17に緩衝部17cを形成することにより、ブラシ保持体18を構成する2つのブラシホルダ13のブラシホルダ基板14に対する位置ズレを吸収する構成としたが、緩衝部17cを必ずしも形成しなくてもよい。例えば、連結部材17が、ブラシ保持体18を設置するまで十分に2つのブラシホルダ13を連結保持することができ、ある程度変形が可能な形状とされていれば、緩衝部17cを形成しなくても2つのブラシホルダ13のブラシホルダ基板14に対する位置ズレは吸収される。
・上記実施の形態では、導電端子部17a,17bが、ブラシホルダ基板14において同じ側に設けられる場合について説明したが、導電端子部17a,17bを必ずしも同じ側としなくてもよい。
・上記実施の形態では、ブラシ15を2対、即ち4つのブラシ15を備えたブラシ装置10に具体化した場合について説明したが、ブラシ15を他の数だけ備えたブラシ装置に具体化してもよい。このようにしても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施の形態では、パワーステアリング装置の駆動源として用いられる直流モータ1に具体化したが、それ以外の直流モータに具体化してもよい。
上記実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜5のうち何れか1項に記載のブラシ装置において、前記ブラシは前記連結部材に溶接固定されたピッグテールを介して給電されることを特徴とするブラシ装置。このように構成することで、ブラシを容易に結線することができる。
(ロ)請求項1〜5のうち何れか1項に記載のブラシ装置において、前記ブラシは前記連結部材に接続部材を介して組付けにより接続固定されたピッグテールを介して給電されることを特徴とするブラシ装置。このように構成することで、組み付け作業によりピッグテールと連結部材とを接続することができる。
(ハ)請求項1〜5及び上記(イ)(ロ)のうち何れかに記載のブラシ装置を備えたモータ。このようにすると、モータは請求項1〜5及び上記(イ)(ロ)のうち何れかに記載のブラシ装置を備えているので、ブラシ装置を容易に設置することができコスト低減を図ることができる。また、ブラシホルダが金属製であるため、ブラシホルダが樹脂製である場合と比較して、コンミテータ回転時にブラシ熱が好適に放熱されるモータとすることができる。
本実施の形態における直流モータの断面図。 本実施の形態におけるブラシ装置の平面図。 本実施の形態におけるブラシ装置を説明するための斜視図。 本実施の形態におけるブラシ装置の分解斜視図。 別例のブラシ装置の(a)は平面図、(b)は説明図。 別例のブラシ装置の平面図。
符号の説明
1…直流モータ、9…コンミテータ、10…ブラシ装置、13…ブラシホルダ、14…ブラシホルダ基板、14b…接合孔、14c…収容凹部、15…ブラシ、17…連結部材、17a,17b…導電端子部、17c…緩衝部、18,18a,18b…ブラシ保持体、24…固定用爪。

Claims (5)

  1. コンミテータの径方向に延びるように筒状に形成された金属製のブラシホルダと、
    該ブラシホルダが固定された樹脂製のブラシホルダ基板と、
    を備え、
    前記コンミテータに給電を行うブラシを前記ブラシホルダに収容し、前記コンミテータに押圧接触させるブラシ装置であって、
    複数の前記ブラシホルダを導電材料からなる連結部材にて連結して一体形成されたブラシ保持体を備えたことを特徴とするブラシ装置。
  2. 請求項1に記載のブラシ装置において、
    前記ブラシホルダは前記ブラシホルダ基板に形成された接合孔に挿入される固定用爪を備えたことを特徴とするブラシ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のブラシ装置において、
    前記連結部材は、該連結部材が連結するブラシホルダの前記ブラシホルダ基板に対する位置ズレを吸収可能な構成とされていることを特徴とするブラシ装置。
  4. 請求項1〜3のうち何れか1項に記載のブラシ装置において、
    前記連結部材は、該連結部材が伸縮するように形成された緩衝部を備えたことを特徴とするブラシ装置。
  5. 請求項1〜4のうち何れか1項に記載のブラシ装置において、
    複数の前記ブラシ保持体はそれぞれ導電材料からなる導電端子部を備え、複数の前記導電端子部は前記ブラシホルダ基板において同じ側となるように設けられたことを特徴とするブラシ装置。
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