JP2006120963A - 機器用回転台 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 接地される固定台1と、固定台1に回転可能に支持され機器が載置される可動台2とを備え、可動台2に、この可動台2の回転中心を中心とする固定台1上の円周に沿って設けられグリースが付着させられる周平面11を摺接する複数の樹脂製のスライダSを設け、複数のスライダSとして、周平面11に摺接する摺接面41を有した支持スライダ40と、周平面11に対峙し摺接方向に沿って設けられる溝54及びこの溝54を挟んで設けられるとともに周平面11に摺接する摺接面51を有し、周平面11上のグリースを溝54に集約する一対の突出部55を備えた集約スライダ50とを備えて構成した。
【選択図】 図1
Description
従来、本願出願人が先に出願した機器用回転台としては、特許文献1(特開2004−31714号公報)に記載されたものが知られている。
固定台1上には、周平面11を構成する金属製の底壁12を有したリング状のレール部10が設けられている。
可動台2は、機器が載置される載置盤20と、載置盤20を支持しレール部に対して回転可能に設けられるリング状の可動部21とを備えている。可動部21は、レール部10の底壁12に対峙する金属製の上壁22を備えている。
この回転においては、支持スライダ40が底壁12の周平面11を摺接する。
この回転においては、支持スライダ及び集約スライダの摺接面が底壁の周平面を摺接する。この際、支持スライダにおいては、周平面上の一部のグリースが周平面に当接する摺接面と周平面との間に入り込むとともに、残りのグリースはこの支持スライダの摺接面が摺接した箇所から押しやられる。そのため、支持スライダの摺接方向後側では、グリースは、支持スライダの摺接面の内側部及び外側部に分散した状態になる。
一方、集約スライダにおいては、グリースの一部が一対の突出部の各当接面と周平面の間に入り込み、残りのグリースは突出部間の溝に集約される。そのため、集約スライダの摺接方向後側では、グリースは周平面の中央部に集約された状態になる。
この場合、可動台の回転があると、集約スライダにおいては、支持スライダの先端部で支持スライダの摺接面の内側部と外側部に押しやられたグリースが突出部の摺接方向両端部に当たっていき、一部のグリースは一対の突出部の各当接面と周平面の間に入り込み、残りのグリースは突出部の両端部に形成される傾斜面に沿ってガイドされて溝の中心側に移動し、周平面の中央部に集められていく。これにより、傾斜面にグリースを当てて、この傾斜面でグリースを溝に導くことができ、簡単な構造で容易に周平面の中央部にグリースを集約できる。
この場合、溝の開放端の幅寸法L1と溝の中心部の幅寸法L2との関係が、L2<L1になるようにしたので、突出部の両端部に当たったグリースが確実に溝の中心側に集められる。また、溝の開放端の幅寸法L1と支持スライダの摺接面の幅寸法L3との関係が、L3<L1になるようにしているので、支持スライダの先端部により支持スライダの摺接面の内側部と外側部に押しのけられたグリースが、確実に集約スライダの突出部の両端部に当接するので、支持スライダの摺接面の内側部と外側部に分散したグリースを溝側に集め易くすることができる。
この場合、可動台が回転させられると、支持スライダがグリースを支持スライダの摺接面の内側部及び外側部に押しやった直後に、直ぐに集約スライダでグリースを集約し、集約スライダがグリースを集約した直後に、支持スライダでグリースを分散するので、グリースを、周平面と支持スライダの摺接面,周平面と集約スライダの各摺接面のどちらの間にも効率良く行き渡らせることができる。
固定台1上には、周平面11を構成する金属製の底壁12を有したリング状のレール部10が設けられている。レール部10の底壁12は、等角度関係でボルト13により固定台1に固定される。また、レール部10は、底壁12の外縁に一体に立設され上記円周と同心の円周に沿う周立面14を有した金属製の周壁15を備えて構成されている。
これらのスライダSは、偶数個設けられるとともに、支持スライダ40と集約スライダ50とを周平面11に沿って交互に配置している。実施の形態においては、支持スライダ40と集約スライダ50は、夫々4つずつ設けられている。
一対の突出部55は、胴部52の先端に設けられ、この一対の突出部55の摺接方向両端部に、溝54の中心側から溝54の各開放端に向けて溝54が拡開するように傾斜面56が形成されて構成されている。この集約スライダ50は、その溝54が周平面11の中央部11cを通るように配置されている。
実施の形態においては、突出部55は、図3及び図5に示すように、横断面台形状に形成され、上底側が互いに向かい合うように配置されるとともに、この突出部55の台形の上底間に溝54が形成されている。また、この一対の突出部55は、摺接方向及び摺接方向に直交する方向に対して、左右対称に形成されている。更に、突出部55の先端側は、面取りされている。
更に、図1,図4及び図11に示すように、可動部21の上壁22の内側であって上記の取付板25に下方に延びる突起65を折曲形成し、レール部10の底壁12にこの突起65が衝止し可動台2の回転範囲を規制するストッパ66を設けている。実施の形態では、突起65は相対向する一対の取付板25に設けられている。そのため、この可動台2は180°の範囲で回転可能になっている。
この場合、支持スライダ40,集約スライダ50及びローラ60は可動部21と別体になっているので、可動部21と一体にする場合に比較して、別途製造でき、型も簡易になり、製造が容易になり、コストを安くできる。また、スライダSは、その取付部43,53を可動部21の上壁22に設けた孔に嵌合するだけで取付けることができるので、取付けが極めて容易に行なわれる。
それから、レール部10を可動部21とともに固定台1に取付け、可動部21の取付板25に載置盤20を取付ける。
そして、給油孔70からグリースGを供給する。
この回転においては、支持スライダ40及び集約スライダ50の摺接面41,51が底壁12の周平面11を摺接し、ローラ60が周壁15の周立面14を転動する。この場合、ローラ60を周壁15の周立面14に転動させるので、抵抗が小さくなり、回転が円滑に行なわれる。
一方、この回転の際には、図1及び図7に示すように集約スライダ50においては、グリースGの一部が一対の突出部55の各摺接面51と周平面11の間に入り込み、残りのグリースGは、傾斜面56に沿ってガイドされて突出部55間の溝54に集約される。そのため、集約スライダ50の摺接方向後側では、図6に示すように、グリースGは周平面11の中央部11cに集約された状態になる。
更に、集約スライダ50の各突出部55の摺接方向両端部に傾斜面56が形成されているので、集約スライダ50によるグリースGの周平面11の中央部11cへの集約を、回転方向がどちらの方向であっても、行なうことができる。
S スライダ
1 固定台
2 可動台
10 レール部
11 周平面
11a 内側部
11b 外側部
11c 中央部
12 底壁
13 ボルト
14 周立面
15 周壁
20 載置盤
21 可動部
22 上壁
23 外側壁
24 フランジ
25 取付板
26 ボルト
30 ガイド部材
31 本体
32 笠部
33 ボルト
34 取付け金具
34a 雌ネジ
40 支持スライダ
41 摺接面
42 胴部
43 取付部
50 集約スライダ
51 摺接面
52 胴部
53 取付部
54 溝
55 突出部
56 傾斜面
60 ローラ
65 突起
66 ストッパ
70 給油孔
L1 集約スライダの溝の開放端の幅寸法
L2 集約スライダの溝の中心部の幅寸法
L3 支持スライダの摺接面の幅寸法
Claims (4)
- 接地される固定台と、該固定台に回転可能に支持され機器が載置される可動台とを備え、該可動台に、該可動台の回転中心を中心とする上記固定台上の円周に沿って設けられグリースが付着させられる周平面を摺接する複数の樹脂製のスライダを設けた機器用回転台において、
上記複数のスライダとして、上記周平面に摺接する摺接面を有した支持スライダと、上記周平面に対峙し摺接方向に沿って設けられる溝及び該溝を挟んで設けられるとともに上記周平面に摺接する摺接面を有し、該周平面上のグリースを上記溝に集約する一対の突出部を備えた集約スライダとを備えて構成したことを特徴とする機器用回転台。 - 上記集約スライダの各突出部の摺接方向両端部に、上記溝の中心側から該溝の各開放端に向けて該溝を拡開させる傾斜面を形成したことを特徴とする請求項1記載の機器用回転台。
- 上記溝の開放端の幅寸法をL1とし、上記集約スライダの溝の中心部の幅寸法をL2とし、上記支持スライダの摺接面の幅寸法をL3とし、寸法L1と寸法L2との関係が、L2<L1になるようにし、寸法L1と寸法L3との関係が、L3<L1になるようにしたことを特徴とする請求項2記載の機器用回転台。
- 上記スライダを偶数個設け、上記支持スライダと上記集約スライダとを上記周平面に沿って交互に配置したことを特徴とする請求項1,2または3記載の機器用回転台。
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