JP2006120416A - 回路遮断器 - Google Patents

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Yuichiro Taki
雄一郎 瀧
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Abstract

【課題】導体及びプリント基板の固定に必要とする部品点数及び組み立ての工程を削減することができる回路遮断器を提供する。
【解決手段】3本の導体2R,2S,2Tに固定ネジ5が螺合するタップ孔2Rb,2Sb,2Tbを形成してハウジング4の上面に並べて配置する。また、ハウジング4の底面の凹部4bにプリント基板3を収納して電子回路の電源端子3bに固定ネジ5が挿通する挿通孔を形成する。そして、ハウジング4にタップ孔2Rb,2Sb,2Tbに対応する貫通孔を形成し、ハウジング4の下方から固定ネジ5をプリント基板3の挿通孔とハウジング4の貫通孔に順に挿通させ、両端の2本の導体2R,2Tのタップ孔2Rb,2Tbに締め付けて電気的に接続すると同時にハウジング4に固定する。中央の導体2Sは固定ネジ5をハウジング4の下方から貫通孔に挿通させタップ孔2Sbに締め付けてハウジング4に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路遮断器の導体とプリント基板の取り付け構造に関する。
従来、例えば特許文献1に示されるように回路遮断器の主電路を構成する導体とプリント基板の電源端子とをネジにより電気的に接続し、導体からネジを介してプリント基板上の電子回路に電源を供給するものがあった。
特開2000−173438号公報(p.3、第1,5−7図)
しかしながら、特許文献1に記載の回路遮断器は導体とプリント基板を接続するネジはプリント基板の固定しかできず、導体の固定には別途固定手段が必要となるため、部品点数や組み立ての工程が多くなっていた。
本発明は、主電路を構成する導体と、電子回路を実装するプリント基板と、導体及びプリント基板を収納するハウジングとを備えた回路遮断器において、導体とプリント基板の電源端子とを固定ネジにより電気的に直接接続すると同時にハウジングに固定することを特徴とする。
本発明によれば、導体及びプリント基板の固定に必要とする部品点数及び組み立ての工程を削減することができるという効果がある。
3本の導体に固定ネジが螺合するタップ孔を形成してハウジングの上面に並べて配置する。また、ハウジングの底面の凹部にプリント基板を収納して電子回路の電源端子に固定ネジが挿通する挿通孔を形成する。そして、ハウジングにタップ孔に対応する貫通孔を形成し、ハウジングの下方から固定ネジをプリント基板の挿通孔とハウジングの貫通孔に順に挿通させ、両端の2本の導体のタップ孔に締め付けて電気的に接続すると同時にハウジングに固定する。中央の導体は固定ネジをハウジングの下方から貫通孔に挿通させタップ孔に締め付けてハウジングに固定する。
本発明に係る回路遮断器の実施例1を図1の添付図面に基づいて説明する。
回路遮断器1は、主電路を構成する導体2R,2S,2Tと、電子回路を実装するプリント基板3と、導体2R,2S,2T及びプリント基板3を収納するハウジング4とを備えている。
ハウジング4の上面には3本の導体2R,2S,2Tが平行に並んで配置され、夫々の導体2R,2S,2T間及び両端は隔壁4aにより絶縁されている。導体2R,2S,2Tの端部は端子ネジ(図示せず)が取り付けられるネジ孔2Ra,2Sa,2Taが形成され、端子部が設けられている。また、各導体2R,2S,2Tのネジ孔2Ra,2Sa,2Taの近傍には固定ネジ5が螺合するタップ孔2Rb,2Sb,2Tbが形成されている。
ハウジング4の底面にはプリント基板3を収納する凹部4bが形成され、この凹部4bに導体2R,2S,2Tのタップ孔2Rb,2Sb,2Tbと一致する位置に固定ネジ5のネジ部が貫通する貫通孔(図示せず)が形成されている。プリント基板3は2箇所の突設部3aに電子回路の電源端子3bが設けられ、固定ネジ5が挿通する挿通孔(図示せず)が形成され、この挿通孔は両端の2本の導体2R,2Tのタップ孔2Rb,2Tbに臨む貫通孔と一致するように形成されている。
そして、プリント基板3の挿通孔に固定ネジ5を挿通し、貫通孔を通して導体2R,2Tのタップ孔2Rb,2Tbに締め付けることによりプリント基板3の電源端子3bと導体2R,2Tを電気的に接続すると同時にプリント基板3及び両端の2本の導体2R,2Tがハウジング4に固定される。中央の導体2Sは凹部4bの貫通孔に下側から固定ネジ5を挿通させ、導体2Sのタップ孔2Sbに締め付けることによりハウジング4に固定される。尚、取付ネジ5の締め付け後、ハウジング4の凹部4bはカバー(図示せず)などにより施蓋する。
こうして、両端の2本の導体2R,2Sから固定ネジ5を介してプリント基板3の電源端子3bに電源が供給されるとともに少ない部品点数でプリント基板3及び導体2R,2S,2Tの固定ができる。また、導体2R,2S,2Tとプリント基板3の収納部はハウジング4の上部と底部に分けられているので絶縁が確実にされている。
本発明に係る回路遮断器を示し、(a)は要部正面図、(b)は要部底面図である。
符号の説明
2R,2S,2T 導体
2Ra,2Sa,2Ta ネジ孔
2Rb,2Sb,2Tb タップ孔
3 プリント基板
3b 電源端子
4 ハウジング
5 固定ネジ

Claims (1)

  1. 主電路を構成する導体と、電子回路を実装するプリント基板と、前記導体及び前記プリント基板を収納するハウジングとを備えた回路遮断器において、前記導体と前記プリント基板の電源端子とを固定ネジにより電気的に直接接続すると同時に前記ハウジングに固定することを特徴とする回路遮断器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100909453B1 (ko) 2007-08-20 2009-07-28 주식회사 대륙 인쇄회로기판을 이용한 분전반의 회로차단기 장착구조
JP2009245836A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kawamura Electric Inc 回路遮断器

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