JP2006120004A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クロック分周回路においてグリッジが発生しないタイミングを待ってクロック分周比を切り替えることができ、かつ、メモリへのアクセスを中断することなくクロックを切り替えることができる情報処理装置を実現する。
【解決手段】クロック分周設定レジスタ3において、そのクロック分周比の変更に伴って可変分周器2によって生成される動作クロックの周波数が変更される。同時に、カウンタ回路6は、クロック分周比を変更と同時に、クロックダウンカウント数レジスタ7またはクロックアップカウント数レジスタ8に設定されているカウント数をカウントする。アクセスタイミング設定レジスタ51およびセレクタ52は、カウント回路でのカウント終了後に、アクセスタイミングを変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、メモリやメモリに準じたアクセスを行うデバイスを制御するインターフェイスを有する情報処理装置に関し、特に動作クロックの周波数が可変である情報処理装置に関する。
CPU(Central Processing Unit)がメモリにアクセスする際には、メモリへアクセスしてからデータの読み書きが開始されるまでに一定の時間を要する。このため、メモリのアクセスタイミング設定において、所定クロック数分のウエイト時間が設けられ、メモリに対するデータの読み書きはメモリアクセスから該ウエイト時間の経過を待って行われる。
一方、携帯電話やノートパソコンをはじめとする持ち運び可能な小型軽量の情報処理端末では、消費電力節約のためにCPUの動作クロックの周波数を動的に切り替える仕組みを備えている。CPUのクロック周波数を切り替える場合、該クロック周波数の変更と共に、メモリのアクセスタイミングを変更する必要が生じる。
すなわち、上記ウエイト時間はクロック数によって設定されているため、クロック周波数が変更されると、これによってメモリのウエイト時間も変わる。このように、ウエイト時間が変わるとデータの読み書きが間に合わなくなったり遅くなったりするため、これを防ぐには、クロック周波数の変更と共に、メモリのアクセスタイミングを変更しなければならない。
特許文献1では、CPUのクロック分周回路と、メモリアクセスタイミングの設定を切り替えるセレクタとを接続し、クロック分周回路においてクロック分周比の変更が発生した場合には、これをメモリアクセスタイミングの設定を切り替えるセレクタに通知する信号を送信する。これにより、特許文献1では、クロック分周比の変更と同時にメモリアクセスタイミングの設定変更を自動で行うようになっている。
特開2004−54766号公報(公開日平成16年2月19日)
通常、クロック分周比を変更すると、該クロック分周比を切り替える瞬間にグリッジが発生し、誤動作が発生する可能性がある。このため、上記の特許文献1では、クロック分周比の変更前にメモリへのアクセスを止めておき、クロック分周比とメモリアクセスタイミングとを変更した後、メモリへのアクセスを再開させている。クロック分周比の設定を変更してからクロック分周比が切り替わるまでにはタイムラグがあるため、この間はメモリへアクセスできず処理が中断されてしまう。
動作クロックの周波数を下げるときは周期が長くなるため、ウエイト時間を定めるクロック数を変化させなければウエイト時間が増えることとなる。このため、動作クロックの周波数を下げる場合は、ウエイト時間を定めるクロック数が少なくなるようにメモリアクセスタイミングの設定を変更する。逆に、動作クロックの周波数を上げる場合は、ウエイト時間を定めるクロック数が多くなるように設定を変更する。
動作クロックの周波数を下げる場合には、クロック分周比が切り替わる前に上記メモリアクセスタイミングの設定変更を行うと、ウエイト時間が短くなってメモリの応答が間に合わなくなる可能性がある。このため、クロック分周比、メモリアクセスタイミングの順で変更を行う必要がある。これに対し、動作クロックの周波数を上げる場合、メモリアクセスタイミングを設定変更する前にクロック分周比が切り替わると、クロック周期は短くなるためウエイト時間が短くなる。したがってこの場合もメモリの応答時間を満たせなくなる可能性が生じる。よって周波数を下げる場合とは逆にメモリアクセスタイミング、クロック分周比の順に変更を行わねばならない。
上記の特許文献1では動作クロックの周波数を上げる場合と下げる場合のいずれについてもクロック分周比が切り替わるまでメモリのアクセスとアクセスタイミングの変更を行わないため、クロック周波数の変更に対して柔軟な処理ができなかった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、クロック分周回路においてグリッジが発生しないタイミングを待ってクロック分周比を切り替えることができ、かつ、メモリへのアクセスを中断することなくクロックを切り替えることができる情報処理装置を実現することにある。
本発明に係る情報処理装置は、上記課題を解決するために、被制御デバイスを制御するインターフェイスを有し、動作クロックの周波数を可変して動作する情報処理装置において、動作クロックにおけるクロック分周比を設定および保持する保持手段と、上記保持手段に保持されているクロック分周比に基づいて基本クロックを分周し、動作クロックを生成する動作クロック生成手段と、上記保持手段におけるクロック分周比の設定が変更されたときに、該設定変更からの所定時間の経過を計測する計測手段と上記被制御デバイスへのアクセスにおいて設けられるウエイト時間を変更するアクセスタイミング変更手段とを備えており、上記アクセスタイミング変更手段におけるウエイト時間の変更を、上記計測手段によって計測される所定時間の経過後に行うことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記保持手段において設定および保持されるクロック分周比を変更し、上記動作クロック生成手段によって生成される動作クロックの周波数を変更するときには、上記計測手段によってクロック分周比の設定変更からの所定時間の経過を計測し、上記アクセスタイミング変更手段は上記計測手段によって計測される所定時間の経過後に上記被制御デバイスへのアクセスにおいて設けられるウエイト時間を変更する。
これにより、クロック分周比の設定変更からメモリアクセスタイミング変更までの期間に上記計測手段によって計測される所定時間分だけの時間幅を持たせることができ、クロック分周回路においてグリッジが発生しないタイミングを待ってクロック分周比を切り替えることが可能となる。したがって、メモリへのアクセスを中断することなくクロックを切り替えることができ、メモリへの処理を継続して行いながらメモリアクセスタイミングの変更を実行できる。
また、上記情報処理装置では、上記計測手段は、任意のカウント数を設定できるカウンタ手段であり、設定したカウント数を基本クロックに基づいて計数することで、上記所定時間の経過を計測することを特徴としている。これにより、クロック分周比の設定変更からメモリアクセスタイミング変更までの期間を常に必要最小限に保つことが可能であり、クロック周波数変更に伴う一連の処理を効率良く実行できる。
また、上記情報処理装置では、上記保持手段におけるクロック分周比の設定が変更されたときに、該分周比の設定変更が動作クロックの周波数を上げる変更であるのか下げる変更であるのかを検出する検出手段を有していると共に、上記カウンタ手段は、上記検出手段の検出結果に基づいて動作クロックの周波数を上げる場合と下げる場合とでそれぞれ異なるカウント数を設定することで、動作クロックの周波数を上げる場合には、動作クロックの周波数が変更されるタイミングをアクセスタイミングが変更されるタイミングよりも後とし、動作クロックの周波数を下げる場合には、アクセスタイミングが変更されるタイミングを動作クロックの周波数が変更されるタイミングよりも後とすることを特徴としている。
上記の構成によれば、動作クロックの周波数を下げる場合には、アクセスタイミングが変更されるタイミングを動作クロックの周波数が変更されるタイミングよりも後とするが、動作クロックの周波数を上げる場合には、動作クロックの周波数が変更されるタイミングをアクセスタイミングが変更されるタイミングよりも後とする。
これはすなわち、クロック周波数を下げる場合には、動作クロックの周波数が変更される前にアクセスタイミングを変更する場合、該アクセスタイミングの変更はウエイト時間を決定するカウント数を少なくすることによって行われるため、ウエイト時間が短くなる。そして、上記ウエイト時間が短くなると、メモリの応答が間に合わなくなり、メモリアクセスの破綻が生じる恐れがある。このため、動作クロックの周波数を下げる場合には、アクセスタイミングが変更されるタイミングを動作クロックの周波数が変更されるタイミングよりも後とすることで、そのようなメモリアクセスの破綻を回避する。
これに対し、クロック周波数を上げる場合には、アクセスタイミング変更前に動作クロックが変更されると、クロック周期が短くなるためウエイト時間が短くなる。よって同様にメモリの応答が間に合わなくなり、メモリアクセスの破綻が生じる恐れがある。ゆえに動作クロックの周波数を上げる場合には、アクセスタイミングが変更されるタイミングを動作クロックの周波数が変更されるタイミングよりも前とする。
以上よりいずれの場合においてもメモリアクセスを正常に行いつつ、最も効率的なタイミングをもってクロック周波数の変更を自動で処理することが可能である。
また、上記情報処理装置では、複数のインターフェイスおよび1つのインターフェイスにつき、1つまたは複数の被制御デバイスとそれぞれのインターフェイスに対応するカウンタとを持ち、上記インターフェイス毎に、メモリアクセスタイミングの変更を自動で行うかどうかの設定を行うアクセスタイミング変更設定手段を有することを特徴としている。
また、上記情報処理装置では、カウント中のメモリアクセスを制限するかどうかの設定を保持するメモリアクセス設定保持手段を有することを特徴としている。
上記の構成によれば、複数のメモリインターフェイスにそれぞれ対応するカウンタを有し、メモリインターフェイスごとに、メモリアクセスタイミングの自動変更の可否、カウント中のメモリアクセスの可否を選択可能とすることで各メモリインターフェイスに接続されるメモリの仕様や制約を満たすメモリアクセスを可能とすることができる。
本発明に係る情報処理装置は、以上のように、動作クロック周波数の変更に伴うメモリアクセスタイミングの変更を自動で行うことができ、ソフトウエア処理に伴うオーバーヘッドおよび複雑な手続きが軽減される。また、動作クロック周波数の切り替え前後で生じる冗長なウエイト時間の挿入を最小限に抑えることができるため、メモリアクセス処理の向上が実現できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図4に基づいて説明すると以下の通りである。まずは、本実施の形態に係る情報処理装置の構成を図1を参照して説明する。
上記情報処理装置は、図1に示すように、CPU1、可変分周期2、クロック分周設定レジスタ3、PLL(Phase Locked-Loop)回路4、メモリ制御回路5、カウンタ回路6、クロックダウンカウント数レジスタ7、クロックアップカウント数レジスタ8、および被制御デバイスであるメモリ9を備えて構成されている。
CPU1は、周辺回路の制御を行うマイクロプロセッサであり、可変分周器2から入力される動作クロック信号に基づいて動作する。
可変分周器2は、PLL回路4で生成される基本クロック信号を入力とし、分周比のそれぞれ異なる幾つかの動作クロックを内部で生成することができる。クロック分周設定レジスタ3はクロック分周比の設定を保持しており、その保持している設定の値が更新されると、更新された設定をクロック切替信号によって可変分周期に出力する。
これにより、可変分周器2は、クロック分周設定レジスタ3におけるクロック分周比の設定値が更新されると、更新された設定に従ってクロック分周比の切替を行い、クロック分周設定レジスタ3の設定に対応するクロック周波数を動作クロック信号として出力する。尚、クロック分周設定レジスタ3におけるクロック分周比の変更は、CPU1からの指示によって行われる。
また、クロック分周設定レジスタ3におけるクロック分周比の設定は、クロック切替信号によってカウンタ回路6にも伝えられ、カウンタ回路6では、設定の更新と同時にカウントが開始される。
メモリ制御回路5は、アクセスタイミング設定レジスタ51、セレクタ52、メモリインターフェイス回路53、およびカウントイネーブルレジスタ54を備えている。メモリ制御回路5は、CPU1とメモリ9との間のインターフェイスを行う機能を有し、動作クロック周波数の変更に対応してメモリへのアクセスを制御する。
アクセスタイミング設定レジスタ51は、メモリ9へのアクセスにおいてウエイト時間を挿入するためのクロック数を保持するものである。また、アクセスタイミング設定レジスタ51は、可変分周器2で生成される分周比の異なるいくつかのクロックのそれぞれに対応するように、メモリアクセスタイミングの設定を保持しておくための複数のレジスタ(アクセスタイミング設定レジスタ51−1〜51−n)で構成されている。
セレクタ52には、カウンタ回路6を通してクロック切替信号が入力され、その時のクロック分周比の設定に対応するメモリアクセスタイミングが選択される。カウンタ回路6は、クロック切替信号によって伝わるクロック分周比の設定を保持しておくことによって、クロック分周比の設定が更新されたかどうかを検出する機能を有し、設定の更新が検出された場合には、検出と同時にカウントを開始する。
また、カウンタ回路6は、更新前のクロック分周比の設定と更新後のクロック分周比の設定を比較し、この更新において動作クロック周波数が下がる場合は、クロックダウンカウント数レジスタ7に保持されるカウント数をカウントし、クロック周波数が上がる場合はクロックアップカウント数レジスタ8に保持されるカウント数をカウントする。カウンタ回路6は、PLL回路4で生成される基本クロック信号を基準にしてカウントを行い、カウント中はメモリ制御回路5へカウント中であることを示す信号を出力する。
クロックダウンカウント数レジスタ7またはクロックアップカウント数レジスタ8に保持されるカウント数に基づいて上記カウントが完了すると、カウンタ回路6は、メモリ制御回路5のセレクタ52へ更新されたクロック切替信号を出力し、メモリアクセスタイミングを変更させる。
この時、カウンタ回路6から出力されるクロック切替信号は、カウントイネーブルレジスタ54を介してからメモリ制御回路5のセレクタ52に入力される。カウントイネーブルレジスタ54は、カウンタ回路6からセレクタ52へ入力されるクロック切替信号を有効とするか無効とするかを設定し、カウンタにより自動でメモリアクセスタイミングを変更するか、ソフトウエア制御によって変更するかを選択可能にする。ソフトウエア制御による変更を選択した場合、セレクタはアクセスタイミング設定レジスタ51−1に固定され、CPUがソフトウエアによってアクセスタイミング設定レジスタ51−1のウエイト数を書き換えた時点でメモリアクセスタイミングの変更が行われる。
さらに、カウントイネーブルレジスタ54は、カウンタ回路6からカウント中であることを示す信号を受けている間、メモリアクセスを禁止する信号を出力させるかどうかを設定する。これにより、クロック分周設定レジスタ3の設定変更後、メモリアクセスタイミングが変更されるまでメモリアクセスを回避させることを選択可能にする。これら設定により、クロック周波数の変更に特別な処理を要するメモリや、メモリアクセス中にクロック分周比が切り替わると誤動作するメモリに対応することを可能とする。
図2は、複数のメモリインターフェイスを接続した本発明の情報処理装置を示す簡易ブロック図である。すなわち、図1の構成では、被制御デバイスであるメモリ9が一つであるため、メモリ制御回路5とカウンタ回路とが対となって構成されるメモリインターフェイスも一つである。しかしながら、被制御デバイスが複数存在する場合には、メモリインターフェイスもそれに対応して複数接続される。
図2に示すような複数の被制御デバイス9A,9B,…,9Xを備えた情報処理装置では、各被制御デバイス9A,9B,…,9Xのそれぞれに対し、メモリ制御回路5A,5B,…,5X、およびカウンタ回路6A,6B,…,6Xが対となって構成される複数のメモリインターフェイスを備えている。そして、各メモリインターフェイス毎に、それぞれ、メモリアクセスタイミングの自動変更の可否、カウント中のメモリアクセスの可否を個別に設定可能となっている。尚、図2において、被制御デバイス9A,9B,…,9Xは、9Aや9Xに示すようなメモリである必要は無く、9Bに示すようなその他のデバイス(メモリに準じたアクセスを行うデバイス)であってもよい。また、各インターフェイスに接続される被制御デバイスは1つまたは複数であってもよい。また、ここでの被制御デバイスは、該デバイスへのアクセスから該デバイスにおける実際の処理が開始されるまでに一定の時間を要するデバイス、と定義され、バスI/Fを持ちデータの入出力(ライト、リードに該当)を行うメモリ以外の周辺装置全般(例:カメラ、アナログLSI、メロディチップ、アクセラレータなど)を指す。
また、上記被制御デバイスは、その種類によって使用や制約が異なる。このため、上記メモリインターフェイスは、メモリインターフェイスごとに、メモリアクセスタイミングの自動変更の可否、カウント中のメモリアクセスの可否を選択可能となっている。これにより、各メモリインターフェイスに接続される被制御デバイスの仕様や制約を満たすメモリアクセスを可能としている。尚、本実施の形態において、メモリアクセスタイミングの自動変更の可否、カウント中のメモリアクセスの可否を選択可能とする機能は、カウントイネーブルレジスタ54が有している。
すなわち、カウンタ回路6から出力されるクロック切替信号は、カウントイネーブルレジスタ54において、その有効および無効が設定される。カウントイネーブルレジスタ54において、上記クロック切替信号が有効とされた場合は、カウンタによるメモリアクセスタイミングの自動変更が行われる。また、上記クロック切替信号が無効とされた場合は、ソフトウエア制御によるメモリアクセスタイミングの変更を実施することが可能である。さらに、カウントイネーブルレジスタ54は、カウント中のメモリアクセスの可否を選択可能とするため、カウンタ回路6からカウント中であることを示す信号を受けている間、メモリアクセスを禁止する信号を出力させるかどうかを設定する。
図3は、可変分周器2の動作の一例を示すものであり、内部の各クロックおよび動作クロックのタイミングチャートを示している。可変分周器2は、PLL回路4から入力される1/1基本クロックを1/2,1/4,1/6,1/8の分周比にて分周することができ、分周した各クロックを切り替えて出力する。図3に示す例では、動作クロックが分周比1/1から1/4にクロックダウンするときのタイミングチャートを示している。尚、クロック周波数の切替は、分周された各クロックの立ち上がりが全て揃うタイミングを切替タイミングとして行われるようになっており、これによって動作クロックの周波数が切り替わる瞬間にグリッジが発生しないようにすることができる。図3の例では、1/1基本クロックにおける24周期毎に切替タイミングが存在する。
次に、本発明の実施例としてクロック周波数を変更したときの一連の回路動作を図1および図3を用いて説明する。クロック周波数を下げる一例として図3に示すようにクロック分周比を1/1から1/4に切り替える例を用いる。
はじめに、CPU1はソフトウエア制御によりクロック分周レジスタ3を書き換え、クロック分周比の設定を更新する(T1)。更新されたクロック分周比の設定はクロック切替信号によってカウンタ回路6に伝えられ、カウンタ回路6にて設定の更新が検出されるとカウントが開始される。この時、カウンタ回路6は保持していたクロック分周比の設定と更新後の設定を比較し、この設定変更がクロック周波数を下げるものであることを確認し、カウンタにクロックダウンカウント数レジスタ7のカウント数をセットする。
可変分周器2は、クロック分周レジスタ3の設定を更新したタイミング(T1)から、最初に発生する切替タイミング(T2)において動作クロック周波数を切り替える。この切替タイミングは、上述したように1/1基本クロックで24周期毎に発生するため、上記タイミングT2は、タイミングT1から基本クロックで最大24周期後には発生する。
ここで、動作クロック周波数を下げる動作を行う場合は、動作クロック周波数の切り替え完了後に、メモリアクセスタイミングの変更を行う必要がある。上述したように、動作クロック周波数の切り替えは、クロック分周レジスタ3の設定更新から、基本クロックで最大24周期後には発生する。このため、メモリアクセスタイミングの変更を最短で行うためには、該メモリアクセスタイミングの変更をクロック分周レジスタ3の設定更新から基本クロックで24周期後に行えばよい。そのためには、クロックダウンカウント数レジスタ7はカウント数を24として設定しておけばよく、これにより、カウンタ回路6は動作クロック周波数が切り替わった後にそのカウントを完了する。
カウンタ回路6でのカウント終了後、更新されたクロック周波数の設定がカウンタ回路6からセレクタ52へ出力され、セレクタ52は、これに対応するアクセスタイミング設定レジスタ51を選択して切り替えることでメモリアクセスタイミングが変更される(T3)。上記処理では、メモリアクセスタイミングを変更するタイミングT3は、動作クロック周波数を切り替えるタイミングT2よりも、確実に後のタイミングとすることができる。
以上により、カウンタによってクロック分周比の設定変更からメモリアクセスタイミング変更までの期間に幅を持たせることで、クロック分周回路においてグリッジが発生しないタイミングを待ってクロック分周比を切り替えることが可能となる。したがって、メモリへのアクセスを中断することなくクロックを切り替えることができ、処理を継続して実行可能となる。
また、カウントイネーブルレジスタ54を設定することによって、カウンタ回路6の出力を無効にし、ソフトウエア制御によるメモリアクセスタイミングの変更を可能とする。
図4は、図3に対する比較として、メモリアクセスタイミングを変更しない場合のタイミングチャートを示したものである。CSはチップセレクト信号であり、メモリへアクセスして応答を待つ間アサートされる。メモリアクセスにおけるウエイト時間は動作クロックを基準としてカウントされ、アクセスタイミング設定レジスタ51に設定されるクロック数分、ウエイト時間が挿入される。
図4では、アクセスを行うメモリに対して、設定されているクロック分周比に関わらず5クロックのウエイト時間を挿入している。つまり、クロック分周比が切り替わった後もメモリアクセスタイミングを変更しないため、動作クロックの周期が長くなる分、ウエイト時間も長くなり、メモリに対し冗長なアクセスを行っていることとなる。これに対し、図3では、クロック分周比を切り替えるとともにメモリアクセスタイミングを変更し、ウエイト時間を1クロック分にすることで、クロック分周比を切り替えた後もほぼ同じウエイト時間でメモリにアクセスすることが可能である。
また、上記図3ではクロック周波数を下げる場合の動作を例示しているが、クロック周波数を上げる場合は、動作クロック周波数を切り替える前にメモリアクセスタイミングを変更する必要がある。クロック分周レジスタ3の設定更新タイミングT1から最初に発生する切替タイミング(T2)までの期間は最短で1クロックとなるため、クロック周波数を上げる場合に使用されるクロックアップカウント数レジスタ8は、その設定カウント数を0としておく。
これにより、クロック分周レジスタ3の設定が変更されると同時にメモリアクセスタイミングが変更される。言い換えれば、クロック分周レジスタ3の設定更新タイミングT1とアクセスタイミング設定レジスタ51の選択切替タイミングT3とが等しくなり、動作クロック周波数の切替タイミングT2はタイミングT3の後となる。
したがって、クロック周波数を上げる場合においても、メモリアクセスを中断することなくクロック周波数の変更を自動で処理することが可能である。
尚、本発明の情報処理装置は、必ずしもクロック周波数を変更する際、メモリアクセスタイミングを変更する必要はない。例えば図4に示すように、クロック周波数を下げてもウエイト数を5クロックにしたまま冗長なアクセスを行い、そのままメモリアクセスタイミングの設定を変えずに必要に応じてクロック周波数を上げて元のクロックに戻すといった場合でもクロック分周回路においてグリッジが発生しないタイミングを待ってクロック分周比を切り替えることができ、メモリへのアクセスを中断することなくクロックを切り替えるという効果は得られる。
本発明の実施形態を示すものであり、情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 複数のメモリインターフェイスを接続した情報処理装置を示すブロック図である。 上記情報処理装置における可変分周器内の各クロックおよび出力クロックのタイミングチャートを示す波形図である。 図3においてメモリアクセスタイミングを変更しない場合のタイミングチャートを示す波形図である。
符号の説明
1 CPU
2 可変分周器(動作クロック生成手段)
3 クロック分周設定レジスタ(保持手段)
5 メモリ制御回路(インターフェイス)
6 カウンタ回路(計測手段、カウンタ手段、検出手段)
7 クロックダウンカウント数レジスタ(計測手段、カウンタ手段)
8 クロックアップカウント数レジスタ(計測手段、カウンタ手段)
9 メモリ(被制御デバイス)
51 アクセスタイミング設定レジスタ(アクセスタイミング変更手段)
52 セレクタ(アクセスタイミング変更手段)
54 カウントイネーブルレジスタ(アクセスタイミング設定保持手段、メモリアクセス設定保持手段)

Claims (5)

  1. 被制御デバイスを制御するインターフェイスを有し、動作クロックの周波数を可変して動作する情報処理装置において、
    動作クロックにおけるクロック分周比を設定および保持する保持手段と、
    上記保持手段に保持されているクロック分周比に基づいて基本クロックを分周し、動作クロックを生成する動作クロック生成手段と、
    上記保持手段におけるクロック分周比の設定が変更されたときに、該設定変更からの所定時間の経過を計測する計測手段と
    上記被制御デバイスへのアクセスにおいて設けられるウエイト時間を変更するアクセスタイミング変更手段とを備えており、
    上記アクセスタイミング変更手段におけるウエイト時間の変更を、上記計測手段によって計測される所定時間の経過後に行うことを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記計測手段は、任意のカウント数を設定できるカウンタ手段であり、設定したカウント数を基本クロックに基づいて計数することで、上記所定時間の経過を計測することを特徴とする請求項1の情報処理装置。
  3. 上記保持手段におけるクロック分周比の設定が変更されたときに、該分周比の設定変更が動作クロックの周波数を上げる変更であるのか下げる変更であるのかを検出する検出手段を有していると共に、
    上記カウンタ手段は、上記検出手段の検出結果に基づいて動作クロックの周波数を上げる場合と下げる場合とでそれぞれ異なるカウント数を設定することで、動作クロックの周波数を上げる場合には、動作クロックの周波数が変更されるタイミングをアクセスタイミングが変更されるタイミングよりも後とし、動作クロックの周波数を下げる場合には、アクセスタイミングが変更されるタイミングを動作クロックの周波数が変更されるタイミングよりも後とすることを特徴とする請求項2の情報処理装置。
  4. 複数の上記インターフェイスおよび1つのインターフェイスにつき、1つまたは複数の被制御デバイスとそれぞれのインターフェイスに対応するカウンタとを持ち、
    上記インターフェイス毎に、メモリアクセスタイミングの変更を自動で行うかどうかの設定を保持するアクセスタイミング設定保持手段を有することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の情報処理装置。
  5. 上記インターフェイス毎に、カウント中のメモリアクセスを制限するかどうかの設定を保持するメモリアクセス設定保持手段を有することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
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