JP2006119367A - 画像形成装置及び色ずれ補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力画像の品質をできるだけ長く維持し、スループットを低下を防ぎ、ユーザの使い勝手を向上させる。
【解決手段】印刷要求が出されると、B3で色ずれ補正処理を実行する。続いて、B4でパラメータメモリ103に保存されている色ずれの補正量を反映した状態で印刷処理を実行し、1ページの画像を出力する。そして、B5で連続印刷中に出力ページ数が予め設定したnページより大きくなったか否かを判断する。nページ以上出力した場合は、B8の色ずれ補正処理を実施する。B5で出力ページ数がnページに達しない間は、B6で連続印刷中に出力ページ数が予め設定したmページより大きくなったか否かを判断する。mページ以上出力した場合は、B9の色ずれ量修正処理を実施する。色ずれ量修正処理は、通常の色ずれパターンによる色ずれ補正処理の実行間隔内で複数回実施する。
【選択図】図4

Description

色ずれ調整機構をもつ複写機、プリンタ等のカラー画像出力装置及び色ずれ補正用のパターンを形成して色ずれの補正を行う色ずれ補正方法に関する。
今日、電子写真装置では、市場からの要求にともない、カラー複写機やカラープリンタなどカラー出力のものが多くなってきている。とくに最近では、カラー出力時もモノクロ並みのスピードが望まれることから複数の感光体とそれぞれ個別に現像装置を備え、各感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成し、それらの単色トナー画像を順次転写して記録紙上にカラー画像を記録するタンデム方式のプリンタが主流となってきている。
タンデム方式のプリンタには、図9に示すように、各色毎に設けられた感光体2K、2M、2C、2Y(K,M,C,Yはそれぞれ色を示す)上に形成される画像を各色毎に設けられた転写装置4K、4M、4C、4Yにより、転写ベルト51で搬送する記録紙上に順次転写していくことによってフルカラーの画像を形成する直接転写方式のものと、図10に示すように、各感光体2K、2M、2C、2Y上に形成される画像を転写装置4K、4M、4C、4Yによりいったん転写ベルト51上に順次転写し、その転写ベルト上51上に形成されたフルカラーの画像を2次転写装置54により記録紙上に一括転写する間接転写方式のものとがあるが、画像を記録紙に転写する転写部にはベルトを使用した構成をとるものが多い。いずれの方式の場合も、各色の感光体2K、2M、2C、2Y上の画像は転写ベルト51上の異なる位置で記録紙もしくはベルト上に転写されるため、転写ベルト51の移動速度に微小な変化があった場合、次の色の転写位置までの到達時間が変動するため各色の転写位置にずれが生じ、結果的に出力された画像に副走査方向(ベルトの移動方向)の色ずれが発生してしまうことになる。また、書き込みユニット1K、1M、1C、1Yも、各色毎に独立しているため、温度等の環境変化により各部品が変位したりすることにより主走査方向の倍率や書き込みの位置が変化すると、結果的に出力された画像に主走査方向の色ずれが発生してしまうことになる。
このため、タンデム方式のプリンタでは、特許文献1に開示されているように実際のカラー画像を形成する前に転写ベルト51上に、図11に示すような位置ずれ検出用のトナーパターンを出力し、このパターンをセンサで検出し、その検出結果から、各色の正規の位置からのずれ量や補正量を演算し、その補正量に基づいて画像の書き出しタイミングや倍率を調整することで色ずれの補正行う機能を持つものが多い。
なお、特許文献2には、同じ位置に複数色のレジストパターンを重ね合わせて形成されたレジストパターンの幅をカラーレジストセンサで検出する検出手段と、この検出手段によって検出された幅と基準となるレジストパターン幅を比較する比較手段と、この比較手段によって検出された幅が基準となるレジストパターン幅と異なる場合にカラーレジスト補正が必要と判断する判断手段と有する画像形成装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、最小限のダウンタイムで最小限の実行頻度でエンジンキャリブレーションを実施し、結果を次プリントに反映することによってユーザの待ち時間を低減しながら画像品質を維持するようにした画像形成装置が開示されている。
特開2002−244387号公報 特開2003−098794号公報 特開2003−167394号公報
一般にタンデム方式のプリンタでは、前記色ずれを補正する機能を用いて電源ON時や印刷開始時、また、連続プリント中に一定の枚数をプリントした段階で色ずれ補正を行うことにより、色ずれ量が最小となるように制御している。この場合、調整直後は色ずれが最小となるが、調整後に連続して印刷を行った場合、温度変化等の影響により色ずれ量は必ず悪化していくので、色ずれ量が一定値以上になる前に再度補正処理を行う必要がある。しかし、従来から行われている色ずれ補正処理では、色ずれ量は色ずれ補正を行ったときには分かるが、印刷中にはどの程度色ずれが発生しているかを把握することができないため、最適な間隔で色ずれ補正を行うように制御することは難しいという問題がある。
また、色ずれ補正処理の実行の間隔を小さくすれば、色ずれ量を所定の範囲内に納めることができるが、スループットが悪化し、ユーザの使い勝手が悪くなるという問題がある。
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、出力画像の品質をできるだけ長く維持し、スループットを低下を防ぎ、ユーザの使い勝手を向上させることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、ベルト上に色ずれ量を検出するためのトナーパターンを出力する手段と、前記トナーパターンの位置を検出する手段と、検出したトナーパターンの位置情報から色ずれ量を算出し、色ずれ量が最小となるように補正する手段とを有する画像形成装置において、印刷中に色ずれの補正量を変更する手段を備え、前記補正量を変更する手段は、一定枚数以上連続印刷したときには、前記補正量を変更することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記補正量を変更する手段は、前記補正量を予め判明している枚数あたりのずれ量に基づいて変更することを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記補正量を変更する手段は、前回補正した補正値からのずれ量を算出し、そのずれ量に基づいて前記補正量を変更することを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記補正量を変更する手段が連続印刷中に変更するパラメータは、副走査の書き出しタイミングであることを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記補正量を変更する手段が連続印刷中に変更するパラメータは、主走査の書き出しタイミングであることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記補正量を変更する手段が連続印刷中に変更するパラメータは、主走査の倍率調整値であることを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、前記ベルトは画像が直接転写される記録紙を搬送する搬送ベルトであることを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、前記ベルトは、画像が1次転写され、その転写された画像を2次転写位置で記録紙上に転写する中間転写ベルトであることを特徴とする。
第9の手段は、ベルト上に色ずれ量を検出するためのトナーパターンを出力し、前記トナーパターンの位置を検出し、検出したトナーパターンの位置情報から色ずれ量を算出し、色ずれ量が最小となるように補正する色ずれ補正方法において、色ずれ補正処理を行い、予め設定された枚数印字出力した後、前記トナーパターンを出力してトナーパターンの位置を検出し、検出したトナーパターンの位置情報から色ずれ量を算出してその色ずれ量に基づいて補正値を設定して補正し、前記予め設定された枚数より少ない枚数印字出力した後、再度、前記トナーパターンを出力してトナーパターンの位置を検出し、検出したトナーパターンの位置情報から色ずれ量を算出して前記補正値の変更することを特徴とする。
本発明によれば、一定枚数以上連続印刷した際には、色ずれの補正値を変更しながら印刷処理を行うことにより次回の色ずれ調整時までの色ずれ量の値を一定範囲に収めるようにすることが可能なので、出力画像の品質をできるだけ長く維持できるようにすることができる。
また、色ずれ補正処理の間隔をできるだけ長くすることが可能なので、スループットを低下を防ぎユーザの使い勝手を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施形態に係る画像形成装置は、CPU100、ROM101、RAM102、パラメータメモリ103、同期検知検出部104、操作表示部105、プロッタ106、I/O部107、トナーマークセンサ108、同期検知センサ109、モータ制御部110、モータドライバ回路111、モータ112及びシステムバス113から基本的に構成されている。
CPU100はROM101に書き込まれたプログラムを実行して装置各部の制御を行う中央演算処理装置である。ROM101はCPU100が装置各部の制御を行うためのプログラムや、制御に使用する固定データが記憶されたリードオンリメモリである。RAM102はCPU100が装置各部の制御を行うためのプログラム実行時の作業領域や、印刷する画像を展開するのに使用するランダムアクセスメモリである。パラメータメモリ103は装置の動作に関連したデータのうち、電源遮断時にも内容を保持し、次回の動作時にも参照されるデータを記憶するための不揮発性のメモリで、バッテリバックアップされたSRAMやEEPROMによって構成される。このパラメータメモリ103には色ずれ補正の実行間隔や、色ずれ補正用のパターンのパラメータや、色ずれの補正量のように色ずれ補正の実行時に更新されるデータが保存される。
同期検知検出部104はシステム内部のクロックを使用して同期検知センサ109からの信号をカウントすることによって光学系の倍率変化を測定するものである。同期検知センサ109は書き込みユニット内部のカラーのCMYK4色それぞれの書き出し側と書き終わり側に配置されており、書き込み用の信号が通過した際にパルス上の信号を出力する。同期検知検知部104では、書き出し側と書き終わり側のセンサからのパルスの間隔をクロックで計数し、この値を用いて倍率補正処理を行う。操作表示部105は、ユーザが機器の設定等を行うための操作キーとユーザに機器の動作状態やメッセージを表示するための液晶表示機等の表示部から構成される。
プロッタ106は、画像を記録紙70上に形成して出力する動作を行う部分でありプロッタ制御部7により制御される。プロッタ106の詳細な構成は図2に示す。I/O部107は入出力ポートから構成され、トナーマークセンサ108やその他のセンサの入力および出力制御を行う。トナーマークセンサ108は、転写ベルト51上に生成したトナーマークを検出するセンサである。光学式センサを使用した場合は、転写ベルト51に光を照射し、転写ベルト51上に生成した色ずれ量を計測するためのトナーマークを検出し、色ずれ量を計測するための情報を得る。トナーマークの一例は前述の図11に示した通りである。モータ112は本実施形態に係る画像形成装置の各部を駆動するモータで、モータドライブ回路111を介してモータ制御回路110から与えられる駆動信号によって制御される。システムバス113は、上記の各部がデータをやり取りするための信号ラインであり、具体的には、データバス、アドレスバス、制御バス、I/Oバスの集合として構成されている。
図2はプロッタ部106の概略構成を示す図である。同図において、プロッタ106は電子写真方式によるタンデム方式のもので、4つのドラム状の感光体2K,2M,2C,2Yと、その感光体2K,2M,2C,2Y上に形成された画像が各色毎に設けられたそれぞれの転写装置4K,4M,4C,4Yの転写位置で記録紙70上に順次転写されるように記録紙70を搬送するベルト状の搬送装置(転写ベルト51)からなる直接転写方式の構成のもので、前述の図9に対応する。
図2のように構成された画像形成装置では、まず、画像データがプロッタ制御部7でシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色の画像データに分解され、書き込み用の各色のデータに変換される。感光体ドラム2K,2M,2C,2Yは、書き込みユニット1K,1M,1C,1Yから出力されるレーザ光で露光され、感光体ドラム2K,2M,2C,2Y上の感光層に画像データに応じた静電潜像が形成される。感光体ドラム2K,2M,2C,2Y上に形成された静電潜像は、各色に対応した現像器3K,3M,3C,3Yで現像されて、各色のトナー像となる。現像されたトナー画像は給紙カセット71から給紙され、転写部4に供給された記録紙70上に順次転写され、記録紙70上に4色が重畳されてカラー画像が形成される。
転写部4は、各色の感光体ドラム2K,2M,2C,2Yに接する転写ベルト51と感光体ドラム2K,2M,2C,2Yと対向する転写ローラ部4K,4M,4C,4Yで構成される。記録紙70は転写ベルト51上を静電吸着された状態で搬送され、各感光体ドラム2K,2M,2C,2Yに接するところでトナー像が記録紙70に転写される。
転写ベルト51は無端状のベルトで、駆動ローラ52と従動ローラ53の間に張架されており、駆動ローラ52の軸に連結されたモータ112によって一定速度で動作するように駆動される。駆動ローラ52の転写ベルト51の回転方向下流側にはクリーニング装置54が設置され、転写ベルト51表面上の不要なトナー像をクリーニングする。この転写ベルト51は、例えばフッ素系樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリイミド樹脂等でベルトの全層を形成したベルトや、その一部を形成したベルトが使用される。転写ベルト51の搬送方向下流側には定着部6が設けられている。定着部6では、各色のトナー像が転写された記録紙70を、加熱および加圧することによって記録紙70上に定着して出力する。
本実施形態では、直接転写方式のプリンタで説明したが、前述の図10に示すような間接転写方式のプリンタについても同様に適用できる。
前述のように構成された画像形成装置では、下記のような色ずれ補正処理が行われる。
色ずれ補正処理は、前述の図11に示したように転写ベルト51上の主走査方向の両側に形成した色が互いに異なる4色の短冊状のトナーパターン11K,11M,11C,11Yを図7(直接転写方式)あるいは図8(間接転写方式)の画像形成装置に対して図示したように直接転写方式では駆動ローラ52の転写ベルト51の回転方向下流側の直近の位置に対向した位置に、間接転写方式では、駆動ローラ52の転写ベルト51の回転方向上流側の直近の位置に対向した位置に設けられたトナーマークセンサ108で検出し、その各色のパターン11K,11M,11C,11Y間の色ずれ量を検出して、その色ずれ量が所定の値以下になるように書き込みのタイミング等を調整する。パターン11K,11M,11C,11Yは、一連の短冊状のパターンをトナーマークセンサ108の配置にあわせて主走査方向の複数箇所に出力する。本実施形態では2箇所に配置しているが、センサの数に応じて3箇所以上パターンを配置する構成としてもよい。
いずれにしても、色ずれ補正時には、記録紙70を通紙せず、転写ベルト51上に、図11に示す位置ずれ検出用のトナーパターンを出力し、このパターンをトナーマークセンサ108で検出し、その検出結果から、各色の正規の位置からのずれ量を検出する。それぞれのパターンは4本の平行な線状のパターン11−1と、4本の斜め線のパターン11−2とからなり、これらのラインパターン11−1,11−2の組を対として副走査方向に一定間隔に配置し、それらを複数組繰り返し、転写ベルト51の移動方向に沿って形成したものである。この実施形態では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色で形成している。
図3はこのトナーパターンを使用した色ずれ補正処理の処理手順を示すフローチャートで、CPU100によって実行される。
この処理手順では、まず、処理が開始されると(ステップA1)パターン出力として、正規の画像出力に先立って、各色間の色ずれ量を検出するためのトナーパターンを出力する(ステップA2)。トナーパターンは、各感光体ドラム2K,2M,2C,2Yを介して転写ベルト51上に図11に示すパターンが形成される。次に、転写ベルト51上に形成した色ずれ検出用のトナーパターン11K,11M,11C,11Yをトナーマークセンサ108で検出し、検出した波形を2値化処理して立下りエッジと立ち上がりエッジの中点の位置を各ラインパターンの位置情報として検出する(ステップA3)。
次に、ステップA3で検出した各ラインパターンの位置情報から、主走査方向のずれ量、副走査方向のずれ量ΔDを算出する。そして、算出したずれ量ΔDから各色間のずれが最小となる補正量を算出する。また、その算出したずれ量および補正量はパラメータメモリ103に保存し、次回の色ずれ補正処理までの補正値として使用する(ステップA4)。次いで、ステップA4で算出した補正量を用いて、主走査、副走査のレジストの補正を行う。また、倍率および倍率誤差偏差の補正も行う(ステップA5)。
ステップA5で色ずれ補正が行われた後、色ずれ補正処理の補正結果を反映した状態で、再度色ずれ検出用パターンを出力し、転写ベルト51上に色ずれ補正後のパターンを形成する(ステップA6)。なお、最初に転写ベルト51上に形成した補正前のトナーパターンは、トナーマークセンサ108による検出後に、クリーニング装置54によってクリーニング除去されている。
ステップA6で出力された色ずれ補正後の転写ベルト51上の色ずれ検出用パターンをトナーマークセンサ108で再度検出し、ラインパターンの各位置情報を検出する(ステップA7)。次に、検出した各ラインパターンのエッジ情報から、前回と同様に、スキュー、主走査方向のずれ量、副走査方向のずれ量を算出し、それら各色間のずれが最小となる補正量を算出する(ステップA8)。
ステップA8で各色間のずれが最小となる補正量が算出されると、その色ずれ補正後の各パターン間の色ずれ量が、所定の値(Δd)より小さいか否かを判定し(ステップA9)、Δdより小さい場合(Yesの判断)は処理を終了する(ステップA10)。また、Δdより大きい場合(Noの判断)はステップA5に戻り、検出した位置情報から、再度補正量を算出してステップA5以降の処理を繰り返す。
このような一連の処理を行うことによって、各色間の色ずれ量を所定の値(Δd)より小さい値に調整することができる。
なお、ここでは、一度色ずれ補正処理を行い、補正結果を反映した状態で再度色ずれ検出用パターンを出力し、色ずれ量を所定の値以下にする方式としたが、処理時間の短縮を優先する場合は、ステップA4までの処理で終了する動作としてもよい。
図3に示した処理手順では、色ずれ量を所定の値以下にするように制御しているが、どのタイミングで補正処理を行うかまでは特に考慮されていない。そこで、図4に色ずれ補正を行うタイミングを考慮したフローチャートを示す。
図4に示す処理が開始されると(ステップB1)、ステップB2で印刷要求の待機状態になる。ステップB2では、印刷要求が出されたか否かを判断し、印刷要求が出されていなければそのまま待機する。印刷要求が出されると、ステップB3で色ずれ補正処理を実行する。ここでは、ステップB3の色ずれ補正処理を行うこととしているが、常に必要なものではないので必要に応じて行うものとする。色ずれ補正処理は、図3で説明したように転写ベルト51上にトナーで色ずれ検出用のパターンを形成し、このパターンをセンサで検出することで、主走査方向、副走査方向のレジストおよび倍率を調整し4色の色ずれが最小となるようにする処理である。言い換えれば、ステップB3のサブルーチンの内容は図3の処理である。ここで算出したずれ量および補正量は次回の色ずれ補正処理までの補正値として使用できるように、パラメータメモリ103に保存する。
続いて、ステップB4で、パラメータメモリ103に保存されている色ずれの補正量を反映した状態で印刷処理を実行し、1ページの画像を出力する。そして、ステップB5で連続印刷中に出力ページ数が予め設定したnページより大きくなったか否かを判断する。nページ以上出力した場合は、ステップB8の色ずれ補正処理を実施する。ステップB8の色ずれ補正処理は、ステップB3の色ずれ補正処理と同じ処理で、転写ベルト上に出力したパターンを読み取り、4色の色ずれが最小となるようにする処理である。色ずれ補正処理を実行後は、再度ステップB4に戻り、1ページの画像を出力する。
ステップB5で出力ページ数がnページに達しない間は、ステップB6で連続印刷中に出力ページ数が予め設定したmページより大きくなったか否かを判断する。mページ以上出力した場合は、ステップB9の色ずれ量修正処理を実施する。色ずれ量修正処理は、通常の色ずれパターンによる色ずれ補正処理の実行間隔内で複数回実施するようにするので、判定基準のページ数mは色ずれ補正の実行条件nページより小さい値を設定する。ステップB9で色ずれ量修正処理を実行後は、再度ステップB4にもどり、1ページの画像を出力する。
ステップB6でmページを出力していれば、ステップB7で出力した画像が最終ページか否かを判断し、最終ページでない場合はステップB4に戻って画像を再度出力する。ステップB7で最終ページと判断した場合は、ステップB2に戻り次の印刷要求を待機する。
色ずれ量の補正は以下のようにして行われる。ここでは、基準色に対して200枚印刷した場合に副走査方向のレジストが100ミクロン変化することがあらかじめ判っているとする。色ずれ量修正処理を行わない場合には、図5に示すようにn=200で100ミクロン分の色ずれ補正処理を実行していたものを、図6に示すように補正の実行間隔をn=200、m=50に設定し、200枚印刷した場合は、前述の色ずれ補正処理を行い、その間は50枚ごとに色ずれ量修正処理を行うようにしたものである。印刷開始後に、50ページ出力した場合は、色ずれ量修正処理を実施する。色ずれ量修正処理は、色ずれ調整時に決定した補正値に対して、100ミクロンの1/4の値を副走査のレジスト補正値に一定量の補正値を反映する。以後の画像出力はこの値を使用して画像の出力を行う。以後、同じ処理を50枚ごとに実施する。
すなわち、この処理手順では、印刷中に色ずれの補正量を変更し、一定枚数以上連続印刷した際には、色ずれの補正値を変更しながら印刷処理を行っている。
図4の処理では色ずれ量修正処理時の補正量を、色ずれ補正処理時に検出した色ずれ量を用いて算出し、その値を反映して補正している。そして、補正の実行間隔は、n=200、m=50に設定し、200枚印刷した場合は、色ずれ補正処理を行うものとし、その間は50枚ごとに色ずれ量修正処理を行っており、また、印刷開始後に、50ページ出力した場合は、色ずれ量修正処理を実施している。
また、色ずれ量修正処理は、色ずれが100ミクロンでなくとも、色ずれ調整時に決定した補正値に対して色ずれ調整時に算出した補正係数の1/4の値を副走査のレジスト補正値に一定量の補正値を反映するようにすることもできる。以後の画像出力は、この値を使用して画像の出力を行う。以後、同じ処理を50枚ごとに実施する。ここで使用する色ずれ調整時に算出した補正係数は、200枚ごとの色ずれ調整の際に、前回からの色ずれ量を検出し、この値を複数回平均化して求めた値である。この値をパラメータメモリ103に保存し、以後の色ずれ量修正時に使用する。
このように処理すると、現在から一定回数前での色ずれ補正結果を使用することにより、環境が変動した場合においても、補正係数が更新されていくことにより最適な補正値を反映することができる。
また、前記ステップB9の色ずれ量修正処理において、色ずれ調整時に決定した補正値に対して主走査のレジスト補正値に一定量の補正値を加算するようにして補正することも可能である。前記一定値の補正値を加算した場合、以後の画像出力も、この値を使用して画像の出力を行う。また、色ずれ量補正処理において、主走査の書込みタイミングの設定値を補正する際に、後述の副走査方向の書込みタイミング、および後述の主走査方向の倍率の設定値の補正を同時に行うように構成することもできる。
また、前記ステップB9の色ずれ量修正処理において、副走査の書込みタイミングの設定値を変化させるようにすることもできる。すなわち、色ずれ量修正処理において、色ずれ調整時に決定した補正値に対して副走査のレジスト補正値に一定量の補正値を加算する。以後の画像出力は、この値を使用して画像の出力を行う。
また、ステップB3あるいはステップB8の色ずれ量補正処理において、副走査の書込みタイミングの設定値を補正する際に、主走査方向の書込みタイミングおよび主走査方向の倍率の設定値の補正を同時に行うようにしても良い。
また、ステップB9の色ずれ量修正処理において、主走査の倍率の設定値を変化させるようにしてもよい。実際には、前記図3の色ずれ量補正処理において、色ずれ調整時に決定した補正値に対して主走査倍率の設定値に一定量の補正値を加算する。以後の画像出力は、この値を使用して画像の出力を行う。また、ステップB3あるいはステップB8の色ずれ量補正処理において、倍率の設定値を補正する際に、副走査方向のレジスト調整および主走査方向のレジスト調整も同時に行うようにしてもより構成としても良い。
このように構成されていることから、本実施形態においては、前記印刷中に色ずれの補正量を変更する手段には、CPU100が対応し、各処理はROM101に格納されたプログラムにしたがってCPU100が実行する。
以上のように本実施形態によれば、以下に述べるような効果を奏する。
色ずれ量を検出し補正する機能をもつカラー画像形成装置において、連続印刷中に一定枚数以上出力した場合に色ずれの補正値を変更するので、連続印刷時における経時での色ずれ量を低減することができる。これにより色ずれ補正処理の間隔を長くすることが可能となるため、スループットの低下を防ぎユーザの使い勝手を向上させることが可能となる。
また、色ずれの発生を低減するために、温度等の変化によるユニットの変位を小さくするように温度による膨張が小さい材質を使用したり、筐体を頑丈につくる必要があるが、経時の色ずれを小さくすることが可能となるため、ユニットや筐体のコストを低減できるというメリットもある。
また、連続印刷中に一定間隔で副走査の書き出しタイミングの値を変化させることにより、副走査方向の色間の色ずれ量を低減させることが可能となる。また、これにより色ずれ補正処理の間隔を長くすることが可能となるため、トータルでのスループットの低下を防ぐことができユーザの使い勝手を向上させることができる。
また、連続印刷中に一定間隔で主走査の書き出しタイミングの値を変化させることにより、主走査方向の色間の色ずれ量を低減させることが可能となる。また、これにより色ずれ補正処理の間隔を長くすることが可能となるため、トータルでのスループットの低下を防ぐことができユーザの使い勝手を向上させることができる。
また、連続印刷中に一定間隔で主走査倍率の値を変化させることにより、主走査方向の色間の色ずれ量を低減させることが可能となる。また、これにより色ずれ補正処理の間隔を長くすることが可能となるため、トータルでのスループットの低下を防ぐことができユーザの使い勝手を向上させることができる。
さらに、直接転写方式の画像形成装置においても、間接転写方式の画像形成装置においても同様に前述の効果を奏することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の画像形成装置のプロッタ部の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態における色ずれ補正処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における色すれ補正処理と色ずれ量修正処理を含む処理手順を示すフローチャートである。 色ずれ量修正処理を行わない通常の色ずれ補正の実行タイミングを示す図である。 図5に対して色ずれ量修正処理を含む色ずれ補正の実行タイミングを示す図である。 本実施形態に係る直接転写方式のプリンタの概略構成を示す図である。 本実施形態に係る間接転写方式のプリンタの概略構成を示す図である。 従来から実施されている直接転写方式のプリンタの概略構成を示す図である。 従来から実施されている間接転写方式のプリンタの概略構成を示す図である。 従来から実施されている色ずれ量検出用パターンの例を示す図である。
符号の説明
1K,1M,1C,1Y 書き込みユニット
2K,2M,2C,2Y 感光体ドラム
3K,3M,3C,3Y 現像器
4K,4M,4C,4Y 転写装置
7 プロッタ制御部
11−1,11−2 パターン
51 転写ベルト
70 記録紙、
100 CPU
101 ROM
102 RAM
103 パラメータメモリ
106 プロッタ
108 トナーマークセンサ

Claims (9)

  1. ベルト上に色ずれ量を検出するためのトナーパターンを出力する手段と、
    前記トナーパターンの位置を検出する手段と、
    検出したトナーパターンの位置情報から色ずれ量を算出し、色ずれ量が最小となるように補正する手段と、
    を有する画像形成装置において、
    印刷中に色ずれの補正量を変更する手段を備え、
    前記補正量を変更する手段は、一定枚数以上連続印刷したときには、前記補正量を変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正量を変更する手段は、前記補正量を予め判明している枚数あたりのずれ量に基づいて変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記補正量を変更する手段は、前回補正した補正値からのずれ量を算出し、そのずれ量に基づいて前記補正量を変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記補正量を変更する手段が連続印刷中に変更するパラメータは、副走査の書き出しタイミングであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記補正量を変更する手段が連続印刷中に変更するパラメータは、主走査の書き出しタイミングであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記補正量を変更する手段が連続印刷中に変更するパラメータは、主走査の倍率調整値であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記ベルトは画像が直接転写される記録紙を搬送する搬送ベルトであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記ベルトは、画像が1次転写され、その転写された画像を2次転写位置で記録紙上に転写する中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. ベルト上に色ずれ量を検出するためのトナーパターンを出力し、前記トナーパターンの位置を検出し、検出したトナーパターンの位置情報から色ずれ量を算出し、色ずれ量が最小となるように補正する色ずれ補正方法において、
    色ずれ補正処理を行い、予め設定された枚数印字出力した後、前記トナーパターンを出力してトナーパターンの位置を検出し、検出したトナーパターンの位置情報から色ずれ量を算出してその色ずれ量に基づいて補正値を設定して補正し、
    前記予め設定された枚数より少ない枚数印字出力した後、再度、前記トナーパターンを出力してトナーパターンの位置を検出し、検出したトナーパターンの位置情報から色ずれ量を算出して前記補正値の変更することを特徴とする色ずれ補正方法。
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