JP2006117409A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンドレスベルトのズレ補正時に発生する皺の発生量や波打ち量を低減して、画質の安定化及び記録ヘッドの故障防止を図る。
【解決手段】 画像記録装置には、記録媒体を搬送するエンドレスベルトと、記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、エンドレスベルトを回転させることで記録媒体を搬送させる複数のローラとが設けられている。また、少なくとも1つのローラの一端部を他のローラの一端部に対して相対的に移動させて、エンドレスベルトを回転方向に対して直交する方向に移動させるベルト移動部と、エンドレスベルトのズレ方向を検出するためのズレ検出センサと、ズレ検出センサの検出結果に基づいて記録ヘッド、ベルト移動部を制御する制御部とが設けられている。制御部は、記録媒体が搬送されている間に、ズレ検出センサの検出結果に基づいてエンドレスベルトを移動させるズレ補正動作を完了させるようにベルト移動部を制御する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像記録装置に係り、特に、エンドレスベルトで搬送された記録媒体に対して画像を記録する画像記録装置に関する。
紙やフィルム、布などの記録媒体に対してインクを吐出し、当該記録媒体上に画像を記録する画像記録装置には、例えば、記録媒体を支持して搬送するためのエンドレスベルトと、エンドレスベルトを張設する少なくとも2本のローラとにより記録媒体を搬送する方式のものがある。この2本のローラのうち、一方のローラが回転駆動することによってエンドレスベルト及び他方のローラが追従して回転し、これによりエンドレスベルト上の記録媒体が搬送されることになる。ここで、記録媒体の搬送が進むにつれて、エンドレスベルトは搬送方向に対して直交する方向にずれてしまうために、そのずれを補正する必要がある。例えば、特許文献1では、2本のローラのうち駆動する方のローラを傾けることでエンドレスベルトのズレを補正する方式が記載されている。また、特許文献2では、帯電ローラでエンドレスベルトに静電吸着力を付与することで記録媒体をベルト上に静電吸着させるとともに、ベルト上の汚れを除去することで静電吸着を安定化させ、記録媒体がベルト上から浮き上がることを防止してズレを低減する方式が記載されている。
特開平5−24704号公報 特開2004−217373号公報
ここで、本発明者らの実験等により、エンドレスベルトのズレ補正は常に安定して行われずに、場合によってはエンドレスベルトとローラとの摩擦の増大により当該ベルトに皺が発生してしまうことが確認された。皺が生じているとその皺によりエンドレスベルト上の記録媒体にも凹凸が形成されて、記録ヘッドとの相対距離や、角度などが変化してしまい、結果として画質に悪影響を及ぼしてしまう。特に、特許文献2のように静電吸着力により記録媒体をエンドレスベルトに吸着する場合であると、帯電ローラとエンドレスベルトとの摩擦やその静電吸着作用によって皺が発生しやすいために、画質に対する悪影響を過分に与えてしまうおそれがある。
さらにエンドレスベルトの皺の波打ちが大きいと記録ヘッドと接触してしまって記録ヘッドの故障を誘発させるおそれもある。
本発明の課題は、エンドレスベルトのズレ補正時に発生する皺の発生量や波打ち量を低減して、画質の安定化及び記録ヘッドの故障防止を図ることである。
請求項1記載の発明における画像記録装置は、
記録媒体を支持しながら搬送するエンドレスベルトと、
前記エンドレスベルトによって支持された記録媒体に対してインクを吐出し画像を記録する記録ヘッドと、
前記エンドレスベルトを張設し、回転させることで前記エンドレスベルト上の記録媒体を搬送させる複数のローラと、
前記複数のローラのうち、少なくとも1つのローラの一端部を他のローラの一端部に対して相対的に移動させることで、前記エンドレスベルトに対する張力を変動させて、前記エンドレスベルトを回転方向に対して直交する方向に移動させるベルト移動部と、
前記エンドレスベルトのズレ方向を検出するためのズレ検出センサと、
前記ズレ検出センサの検出結果に基づいて前記記録ヘッド、前記ベルト移動部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記記録媒体が搬送されている間に、前記ズレ検出センサの検出結果に基づいて前記エンドレスベルトを移動させるズレ補正動作を完了させるように、前記ベルト移動部を制御することを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、記録媒体が搬送されている間にズレ補正動作が完了しているので、複数のローラのうち、少なくとも1つのローラの一端部が他のローラの一端部に対して相対的に移動する際においてはエンドレスベルトが常に回転状態になる。つまり、エンドレスベルトは回転しながら回転方向に対して直交する方向に移動することになる。これにより、エンドレスベルトとローラとの間に生じる負荷が低減されるために、エンドレスベルトのズレ補正は滑らかに行われ、結果的にエンドレスベルトのズレ補正時に発生する皺の発生量や波打ち量を低減することが可能となる。このように皺の発生量や波打ち量を低減できれば、画質の安定化でき、さらには記録ヘッドの故障を防止できる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像記録装置において、
前記記録ヘッドは、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に走査しながらインクを吐出するシリアル方式の記録ヘッドであり、
前記制御部は、前記記録ヘッドが記録領域外に位置している間に、前記ズレ補正動作が完了するように、前記ベルト移動部を制御することを特徴としている。
ここで上述のように、エンドレスベルトに発生する皺の発生量や波打ち量が低減されていたとしても、その発生量や波打ち量が0とはなっていないために、場合によっては記録媒体にも皺が生じるおそれもある。万が一記録媒体に皺がよった状態で画像を記録してしまうと、画質が不安定になってしまう。しかしながら、請求項2記載の発明のように、記録ヘッドが記録領域外に位置している間にズレ補正動作が完了していると、ズレ補正動作時においては記録媒体上に画像が記録されることがないために、画質を安定化することが可能となる。特に、画像記録時においてはズレ補正動作による振動が発生していないために、その振動が画質に悪影響を及ぼすこともなくなり結果的にさらに画質を安定化できる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像記録装置において、
請求項1又は2記載の画像記録装置において、
前記エンドレスベルト上の記録媒体に対して静電吸着力を発生させる静電力発生部を備えることを特徴としている。
静電力発生部とエンドレスベルトとによって記録媒体に静電吸着力を付与し、当該記録媒体をエンドレスベルト上に吸着させる場合、搬送性能は向上するものの摩擦力が増大するために皺が発生しやすいが、請求項3記載の発明のように記録媒体に静電吸着力を付与したとしても皺の発生量や波打ち量が低減されることになるので、画質に対する悪影響を抑制することができ、画質の安定化が可能となる。
本発明によれば、エンドレスベルトとローラとの間に生じる負荷が低減されるために、エンドレスベルトのズレ補正は滑らかに行われ、結果的にエンドレスベルトのズレ補正時に発生する皺の発生量や波打ち量を低減することが可能となる。このように皺の発生量や波打ち量を低減できれば、画質の安定化でき、さらには記録ヘッドの故障を防止できる。
図1は、本実施形態における画像記録装置の要部構成を示した側面図であり、図2は上面図である。この図1及び図2に示す通り、画像記録装置1には、その表面で記録媒体Pを支持するエンドレスベルト2が、記録媒体Pの搬送方向Cに直交する方向(図2における左右方向)に沿って延在するように配置されている。エンドレスベルト2の記録媒体Pを支持する部分の下方には、エンドレスベルト2上の記録媒体Pに対して静電吸着力を発生させる静電力発生部40が設けられている。この静電力発生部40は、陰電極と陽電極とが櫛歯状に交互に配置された複数の対電極(図示しない)を有しており、この対電極に直流電圧を印加することにより、静電力発生部40とエンドレスベルト2とが記録媒体Pに対して静電吸着力を付与するようになっている。エンドレスベルト2の上方には、エンドレスベルト2によって支持された記録媒体Pに対して、インクを吐出し画像を記録する記録ヘッド30が配置されている。この記録ヘッド30は、搬送方向Cに対して直交する方向に走査する図示しないキャリッジに搭載されている。つまり、記録ヘッド30は搬送方向Cに対して直交する方向に走査しながらインクを吐出するシリアル方式の記録ヘッドである。
また、画像記録装置1には、エンドレスベルト2を張設し、回転させるための、回転駆動する駆動ローラ3と、回転自在な従動ローラ4と、エンドレスベルト2に所定の張力を付与するテンションローラ31とが設けられている。駆動ローラ3は、エンドレスベルト2の回転方向に対して直交する方向(図2における左右方向)に沿って延在するように配置されている。また、従動ローラ4は、駆動ローラ3における搬送方向Cの上流側で駆動ローラ3に対して略平行になるように配置されている。そして、テンションローラ31は、駆動ローラ3と従動ローラ4の略中間の下方で駆動ローラ3に対して略平行になるように配置されている。駆動ローラ3、従動ローラ4及びテンションローラ31の両端部は、それぞれ軸受け(図示省略)によって支持されているが、駆動ローラ3の両端部、従動ローラ4の右端部を支持する軸受けは移動しないように所定の位置で固定されているものの、従動ローラ4の左端部を支持する軸受けは、搬送方向Cに沿って移動するようになっている。以下、従動ローラ4の左端部を支持する軸受けを移動軸受けと称す。
そして、エンドレスベルト2の左端部21の下方には、エンドレスベルト2のズレ方向を検出するために、エンドレスベルト2の左端部21が基準位置にあるか否かを検出するズレ検出センサ6が設けられている。このズレ検出センサ6の両側方には、正常に稼動させることのできる範囲にエンドレスベルト2があるか否かを検出する一対のリミットセンサ5,7が設けられている。これらズレ検出センサ6及びリミットセンサ5,7は、光学式の二値センサである。二値センサは、2種類の信号を出力するものであるが、対向する位置にエンドレスベルト2がある場合と無い場合に、それぞれ異なる信号を出力するようになっている。ここで、エンドレスベルト2の両端部は、直線状に切断しても僅かながら波打ち、非直線形状に形成されている。このため、端部が二値センサに対向した状態でエンドレスベルト2が回転すると、二値センサは端部の波打ちを検出し、異なる信号を繰り返し出力することになる。
図3は、画像記録装置1の主制御部を表すブロック図である。この図3に示すように、画像記録装置1には、各駆動部を制御する制御部10が設けられている。制御部10には、駆動ローラ3を回転駆動させる搬送用モータ11と、キャリッジを走査させる走査用モータ32と、移動軸受けを移動させるための軸受用モータ12と、画像記録開始指示などの各種指示が入力される入力部13と、作業者に種々の情報を報知するモニタ14と、記憶部15と、ズレ検出センサ6と、リミットセンサ5,7と、記録ヘッド30とが電気的に接続されている。なお、制御部10には、これら以外にも画像記録装置1の各駆動部などが接続されている。
ここで、軸受用モータ12が移動軸受けを移動させることにより、エンドレスベルト2に対する張力が変動させられ、結果としてエンドレスベルト2が左右方向に移動することになる。つまり、軸受用モータ12及び移動軸受けが本発明に係るベルト移動部である。
記憶部15に記憶される制御データとしては、移動軸受けの移動範囲や、基本移動量などが挙げられる。
移動範囲とは、図2に示すように従動ローラ4が駆動ローラ3に対して平行である位置を基準とした場合に、従動ローラ4を傾かせることの可能な範囲のことである。例えば、搬送方向Cの上流側を「−」、下流側を「+」とした場合に、−B〜+Bの範囲だと従動ローラ4を傾かせることが可能であるのなら、この−B〜+Bの範囲を基に移動軸受けの移動範囲が決定されている。
また、移動軸受けの基本移動量とは、従動ローラ4を傾かせた際に、エンドレスベルト2を左右方向に移動させることのできる最少移動量を所定倍にした値のことである。例えば、駆動ローラ3と従動ローラ4とが平行であると、エンドレスベルト2に作用する張力は左右方向にほぼ均一であるために、外的な負荷がかかっていなければエンドレスベルト2が左右方向にずれにくくなっている。しかしながら、移動軸受けを最少移動量だけ移動させて、従動ローラ4を傾かせると、エンドレスベルト2に作用する張力が、左右方向に対して不均一になって、エンドレスベルト2が左右方向に移動するようになる。例えば、最少移動量をAとした場合に、移動軸受けを−Aだけ移動させると、図1の一点鎖線部Dのように従動ローラ4が傾く。これにより、エンドレスベルト2の右端部に対する張力の方が左端部に対する張力よりも小さくなるので、エンドレスベルト2は右(矢印E)に向けて移動する。一方、移動軸受けを+Aだけ移動させると、一点鎖線部Fのように従動ローラ4が傾く。これにより、エンドレスベルト2の右端部に対する張力の方が左端部に対する張力よりも大きくなるので、エンドレスベルト2は左(矢印G)に向けて移動するようになっている。なお、基本移動量が移動範囲を超えることはない範囲で、最少移動量の倍率を設定できるようになっている。
そして、制御部10は、記憶部15中に書き込まれている制御プログラムや制御データに従い各種機器を制御するようになっている。例えば、制御部10は、ズレ検出センサ6の検出結果に基づいてエンドレスベルト2を移動させるズレ補正動作を行う。具体的には、制御部10は記録媒体Pが搬送されている間に前述のズレ補正動作を完了させるために基本移動量、最少移動量、倍率や移動範囲を基にしてベルト移動部を制御するようになっている。ズレ補正動作としては、例えばズレ検出センサ6により検出されたエンドレスベルト2のズレ方向とは逆方向にエンドレスベルト2を移動させたり、或いはズレ方向と同方向、逆方向に切り替えてエンドレスベルト2を移動させたり、ズレ方向と同方向にエンドレスベルト2を移動させたりする場合等が考えられるが、本実施形態においては、ズレ検出センサ6により検出されたエンドレスベルト2のズレ方向とは逆方向にエンドレスベルト2を移動させる場合を例示している。
次に、本実施形態の画像記録装置1の作用について説明する。
作業者により入力部13に画像記録開始指示が入力されると、制御部10は搬送用モータ11を制御して、記録媒体Pを間欠的に搬送させる。この間欠搬送時において、記録媒体Pが停止するタイミングに合わせて制御部10は、走査用モータ32及び記録ヘッド30を制御して、キャリッジを走査させながら記録ヘッド30から記録媒体Pにインクを吐出させている。この動作を繰り返すことにより、記録媒体P上に画像が記録されることになる。
ここで、間欠搬送時における記録媒体Pの搬送中には、制御部10は走査用モータ32を制御してキャリッジ及び記録ヘッド30を記録領域外に退避させた状態で、ベルト移動部を制御してズレ補正動作を実行することでエンドレスベルト2のズレを補正する。図4はズレ補正動作のフローチャートである。この図4に示すようにズレ補正動作が開始されると、制御部10は、ズレ検出センサ6によるエンドレスベルト2のズレ方向を検出する(ステップS1)。上記したようにエンドレスベルト2の両端部は僅かながら波打ち、非直線形状に形成されているため、ズレのない状態であればズレ検出センサ6はON、OFF信号を切り替えなながら出力し、図2の左方向にずれている状態であればON信号を出力し、右方向にずれている状態であればOFF信号を出力する。つまり、制御部10はズレ検出センサ6の出力信号によって、エンドレスベルト2のズレ方向を認識する。
ステップS2では、基本移動量を基に従動ローラ4を傾けたとして搬送時間内にエンドレスベルトのズレ補正が完了するか否かを制御部10は判定している。搬送時間は記録媒体Pが搬送、停止を繰り返しながら間欠搬送される際の1搬送にかかる時間であり、記録画蔵の画像データを基に制御部10が算出する。制御部10は搬送時間と、予め設定されている基本移動量とから、基本移動量で従動ローラ4が傾けたとして搬送時間内にエンドレスベルト2のズレ補正が完了するか否かを判定し、可能と判断した場合にはステップS4に移行し、不可能と判断した場合にはステップS3に移行する。
ステップS3では、制御部10は最少移動量に対する倍率を小さくして、搬送時間内にエンドレスベルト2のズレ補正が完了するように基本移動量を再設定する。なお、一度の搬送でエンドレスベルト2のズレ補正が完全に完了しない場合においては複数回の搬送でズレ補正を完了させるようにしてもよい。
ステップS4では、制御部10は軸受用モータ12、搬送用モータ11を制御して、従動ローラ4を傾けながら駆動ローラ3を回転させることで、エンドレスベルト2を回転させながらズレを補正し記録媒体Pを搬送させる。つまり、エンドレスベルト2のズレ補正動作は、図5に示すように、画像の記録が行われていない状態で、かつ記録媒体Pが搬送されている間に完了することになる。
以上のように本実施形態の画像記録装置1によれば、記録媒体Pが搬送されている間にズレ補正動作が完了しているので、駆動ローラ3、従動ローラ4及びテンションローラ31のうち、従動ローラ4の一端部が駆動ローラ3の一端部に対して相対的に移動する際においてはエンドレスベルト2が常に回転状態になる。つまり、エンドレスベルト2は回転しながら回転方向に対して直交する方向に移動することになる。これにより、エンドレスベルト2と各ローラとの間に生じる負荷が低減されるために、エンドレスベルト2のズレ補正は滑らかに行われ、結果的にエンドレスベルト2のズレ補正時に発生する皺の発生量や波打ち量を低減することが可能となる。このように皺の発生量や波打ち量を低減できれば、画質を安定化でき、さらには記録ヘッドの故障を防止できる。
ここで、エンドレスベルト2に発生する皺の発生量や波打ち量が低減されていたとしても、その発生量や波打ち量が0とはなっていないために、場合によっては記録媒体Pにも皺が生じるおそれもある。万が一記録媒体Pに皺がよった状態で画像を記録してしまうと、画質が不安定になってしまう。しかしながら、上述したように記録ヘッド30が記録領域外に位置している間にズレ補正動作が完了していると、ズレ補正動作時においては記録媒体P上に画像が記録されることがないために、画質を安定化することが可能となる。
そして、静電力発生部40によってエンドレスベルト2に静電吸着力を付与し、当該エンドレスベルト2上に記録媒体を吸着する場合、エンドレスベルト2の静電吸着作用によって皺が発生しやすいものの、上述のような構成であれば、エンドレスベルト2に静電吸着力を付与したとしても皺の発生量や波打ち量が低減されることになるので、画質に対する悪影響を抑制することができ、画質の安定化が可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、本実施形態では、エンドレスベルト2を張設し、回転させるローラが駆動ローラ3、従動ローラ4及びテンションローラ31との3本からなる場合を例示したが、2本或いは4本以上であってもよい。これらの場合においても、ベルト移動部が、複数のローラのうち、少なくとも1つのローラの一端部を他のローラの一端部に対して相対的に移動させれば、エンドレスベルト2に対する張力を変動でき、エンドレスベルト2を左右方向に移動させることができる。
本実施形態の画像記録装置の概略構成を表す側面図である。 図1の画像記録装置の概略構成を表す上面図である。 図1の画像記録装置の主制御構成を表すブロック図である。 図1の画像記録装置で行われるズレ補正動作を示すフローチャートである。 図4のズレ補正動作が行われるタイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 画像記録装置
3 駆動ローラ(ローラ)
4 従動ローラ(ローラ)
6 ズレ検出センサ
10 制御部
12 軸受用モータ(ベルト移動部)
15 記憶部
30 記録ヘッド
40 静電力発生部
31 テンションローラ(ローラ)
P 記録媒体

Claims (3)

  1. 記録媒体を支持しながら搬送するエンドレスベルトと、
    前記エンドレスベルトによって支持された記録媒体に対してインクを吐出し画像を記録する記録ヘッドと、
    前記エンドレスベルトを張設し、回転させることで前記エンドレスベルト上の記録媒体を搬送させる複数のローラと、
    前記複数のローラのうち、少なくとも1つのローラの一端部を他のローラの一端部に対して相対的に移動させることで、前記エンドレスベルトに対する張力を変動させて、前記エンドレスベルトを回転方向に対して直交する方向に移動させるベルト移動部と、
    前記エンドレスベルトのズレ方向を検出するためのズレ検出センサと、
    前記ズレ検出センサの検出結果に基づいて前記記録ヘッド、前記ベルト移動部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記記録媒体が搬送されている間に、前記ズレ検出センサの検出結果に基づいて前記エンドレスベルトを移動させるズレ補正動作を完了させるように、前記ベルト移動部を制御することを特徴とする画像記録装置。
  2. 請求項1記載の画像記録装置において、
    前記記録ヘッドは、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に走査しながらインクを吐出するシリアル方式の記録ヘッドであり、
    前記制御部は、前記記録ヘッドが記録領域外に位置している間に、前記ズレ補正動作が完了するように、前記ベルト移動部を制御することを特徴とする画像記録装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像記録装置において、
    前記エンドレスベルト上の記録媒体に対して静電吸着力を発生させる静電力発生部を備えることを特徴とする画像記録装置。
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