JP2006116004A - 乾燥機、洗濯乾燥機およびそれらの運転方法 - Google Patents

乾燥機、洗濯乾燥機およびそれらの運転方法 Download PDF

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    • F25B2309/061Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide with cycle highest pressure above the supercritical pressure

Abstract

【課題】
液バックを防止すると共に、冷凍サイクルが定常状態になるまでの時間を短縮し、延いては、乾燥に要する時間を大幅に短縮できる省エネルギーな乾燥機を提供する。
【解決手段】
被乾燥物を収容する乾燥室110と、圧縮装置120と放熱器130と減圧装置140と吸熱器150とを順次環状に配管接続した冷媒回路160と、乾燥室110の空気が放熱器130及び吸熱器150と熱交換して循環する空気循環経路170と、空気循環経路170に設けられ、空気を循環させる空気循環手段180と、を備える乾燥機100において、冷媒回路160の減圧装置140から圧縮装置120までの配管の少なくとも一部が空気循環経路170内部に設けられると共に、空気循環経路170に加熱手段190を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷凍サイクルを利用して被乾燥物を乾燥する乾燥機に関し、詳細には、乾燥運転の始動時において、冷媒が液体の状態で圧縮装置に吸入されてしまうことを防止し、安定的かつ短時間で定常状態にすることのできる乾燥機に関するものである。
従来、一般的な乾燥機は、電気ヒータやガス燃焼ヒータを熱源とし、外気をこれらの電気ヒータやガス燃焼ヒータの熱源にて加熱して高温空気とした後、被乾燥物が収容された乾燥室に吹き出して、乾燥室内の被乾燥物を乾燥するものであった。そして、被乾燥物を乾燥させた乾燥室内の高温空気は外部に排出されていた。このような乾燥機においては、被乾燥物が乾燥するまでに長時間を要するため、被乾燥物を乾燥させるためのエネルギー消費量も多くなり、電気代やガス代等のエネルギーコストが高騰してしまう問題があった。
これに対し、特許文献1における乾燥機は、冷媒に二酸化炭素を用いた冷凍サイクルを利用して、ガスクーラによって加熱した空気を乾燥室へ導入し、被乾燥物から水分を蒸発させた後、この空気を蒸発器で結露させて除湿し循環させることによって、水分を水蒸気の状態で乾燥室外へ排気することなく、且つ、乾燥に要する時間を短縮することができるものである。
特開2004−141650号公報
しかしながら、上記の冷凍サイクルを利用した乾燥機では、起動時に、冷媒が液体の状態で圧縮装置に吸入されてしまう、所謂、液バックという現象が起こる可能性があり、これにより、圧縮装置を破損させてしまう、あるいは、圧縮装置の寿命を著しく低下させてしまうという問題があった。また、ヒータを熱源とする乾燥機に比べ、冷媒回路が定常状態になるまでに時間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、液バックを防止すると共に、冷凍サイクルが定常状態になるまでの時間を短縮し、延いては、乾燥に要する時間を大幅に短縮できる省エネルギーな乾燥機を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するためになされたものであり、請求項1に記載の発明は、被乾燥物を収容する乾燥室と、圧縮装置と放熱器と減圧装置と吸熱器とを順次環状に配管接続した冷媒回路と、乾燥室の空気が放熱器及び吸熱器と熱交換して循環する空気循環経路と、空気循環経路に設けられ、空気を循環させる空気循環手段と、を備える乾燥機において、冷媒回路の減圧装置から圧縮装置までの配管の少なくとも一部が空気循環経路内部に設けられると共に、空気循環経路に加熱手段を備えることを特徴とする。また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の乾燥機において、圧縮装置が停止しているときに、冷媒回路に封入された冷媒が液体状態または気液混合状態であることを特徴とする。請求項1または2記載の乾燥機によれば、液バック現象を防止し、圧縮装置の耐久性を向上させることができる。更に、冷凍サイクルが定常状態になるまでの時間を短縮することができ、乾燥時間を短縮することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の乾燥機において、冷媒回路を流通する冷媒が二酸化炭素であることを特徴とする。冷媒に二酸化炭素を利用することにより、請求項1または2記載の発明による効果に加え、放熱器において熱を多く得ることができ、乾燥時間を更に短縮することが可能となる。また、自然冷媒であるので環境に優しく、しかも不燃性を有するので、乾燥機に利用する冷媒として非常に適している。
請求項4に記載の発明は、洗濯乾燥機であって、請求項1から3のいずれかに記載の乾燥機を備えることを特徴とする。現在、普及の進んでいる洗濯乾燥機に上記の乾燥機を利用することにより、請求項1から3のいずれかに記載の発明による効果に加え、洗いから乾燥までの時間を大幅に短縮することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、被乾燥物を収容する乾燥室と、圧縮装置と放熱器と減圧装置と吸熱器とを順次環状に配管接続した冷媒回路と、乾燥室の空気が放熱器及び吸熱器と熱交換して循環する空気循環経路と、空気循環経路に設けられ、空気を循環させる空気循環手段と、を備える乾燥機であって、冷媒回路の減圧装置から圧縮装置までの配管の少なくとも一部が空気循環経路内部に設けられると共に、空気循環経路に加熱手段を備える乾燥機の運転方法において、冷媒回路に封入された冷媒の状態を推定する冷媒状態推定手段を備え、冷媒状態推定手段により推定された冷媒の状態に応じて、圧縮装置を起動する前に加熱手段を起動することを特徴とする。請求項5記載の乾燥機の運転方法によれば、液バック現象を防止し、圧縮装置の耐久性を向上させることができる。更に、冷凍サイクルが定常状態になるまでの時間を短縮することができ、乾燥時間を短縮することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の乾燥機の運転方法において、冷媒状態推定手段は、冷媒の温度を直接あるいは間接的に検出する冷媒温度検出手段を備え、冷媒温度検出手段により検出された冷媒の温度から冷媒の状態を推定することを特徴とする。請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明による効果に加え、温度という比較的検出容易なパラメータにより冷媒の状態を推定することができるので、本発明を低コストで実現することが可能となる。また、この冷媒温度検出手段を、乾燥室開閉時の安全装置である温度センサと兼用すれば、更に、低コスト化を図ることが可能となる。
請求項7に記載の発明は、洗濯乾燥機の運転方法であって、洗濯ステップと、乾燥ステップと、を有し、乾燥ステップに冷凍サイクルを利用する洗濯乾燥機の運転方法において、乾燥ステップの直前のステップと並行して実行され、冷媒を所定温度以上に加熱するプレヒートステップを有することを特徴とする。ここで、洗濯ステップは、通常、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程などから構成される。請求項7記載の発明によれば、液バック現象を防止し、圧縮装置の耐久性を向上させることができる。更に、冷凍サイクルが定常状態になるまでの時間を短縮することができ、乾燥時間を短縮することが可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項7記載の洗濯乾燥機の運転方法において、プレヒートステップは、冷媒回路の外部から熱の供給を受けて冷媒を所定温度以上にする第1のプレヒートステップと、冷媒回路を起動して冷媒回路を定常状態にする第2のプレヒートステップと、を有することを特徴とする。請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の発明による効果に加え、冷凍サイクルが定常状態になるまでの時間を非常に短縮することができる。
本発明は、圧縮装置への液バック現象を防止し、圧縮装置の耐久性を向上させることができる。また、冷凍サイクルが定常状態になるまでの時間を短縮することができ、延いては、乾燥時間を短縮することができるので、省エネルギーな乾燥機を提供することが可能となる。
本発明に係る乾燥機100の構成について、図1を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る乾燥機100の構成を表した模式図であり、乾燥機100は、被乾燥物を収容する乾燥室110と、圧縮装置として内部中間圧の2段圧縮式コンプレッサ120と、放熱器としてガスクーラ130と、減圧装置として膨張弁140と、吸熱器としてエバポレータ150と、コンプレッサ120、ガスクーラ130、膨張弁140及びエバポレータ150を環状に接続し、冷媒として二酸化炭素を用いる冷媒回路160と、乾燥室110の空気が循環する空気循環経路170と、この空気を循環させる空気循環手段としてターボファン180と、冷凍サイクルの起動時に冷媒を加熱すると同時に空気循環経路170を循環する空気を加熱する加熱手段として電気ヒータ190と、を備えている。
コンプレッサ120から吐出される冷媒は、定常状態であれば、図2に示すグラフの点aに位置し、冷媒が二酸化炭素の場合、吐出圧力約10〜12MPa、吐出温度約100〜130℃(本実施の形態では11MPa、130℃)でガスクーラ130に送られる。そして、ガスクーラ130にて空気によって約40〜60℃(本実施の形態では点bは50℃)まで冷却され、膨張弁140へと送られる。一方、ガスクーラ130を通過した空気は約80〜100℃まで加熱され、乾燥室110にて被乾燥物の乾燥に利用される(図1)。加熱された空気温度は安全装置としての温度センサ192で監視されており、約80〜100℃まで加熱された空気は、乾燥室110に入り、被乾燥物から水分を奪い、温度約60〜80℃、湿度約40〜70%(空気中に保持される水蒸気量は1気圧換算で約52〜205g/m3)となって乾燥室110から排出される。
膨張弁140で減圧された冷媒は、約3〜4MPa(本実施の形態では点cは3.5MPa)でエバポレータ150へ送られ、乾燥室110から排出された空気から熱を奪って(点d)、コンプレッサ120へと戻る(点e≒点d)。このとき、エバポレータ150から出た冷媒と膨張弁140前段の冷媒との熱交換を行う(図示しない)中間熱交換器を配置すると、図2における点bが点b’の位置に移行するので、より効率的な冷凍サイクルを実現することが可能となる。一方、エバポレータ150にて約20〜40℃まで熱を奪われた空気は、例えば30℃のときの飽和水蒸気量は約30g/m3であるので、飽和水蒸気量を超える水分(約32〜175g/m3)を水蒸気として保持することができず、エバポレータ150にて結露して除湿される。この水は、ドレン152から乾燥機100の外部へ排出される。
エバポレータ150にて除湿された空気は、ターボファン180により、再びガスクーラ130へと送られる。本発明は、この空気が循環する空気循環経路170中にコンプレッサ120も配置することにより、ガスクーラ130に入る前の空気を予備加熱すると共に、コンプレッサ120を空冷することが可能となる。これにより、コンプレッサ120の廃熱も空気の加熱に利用することができ、しかも、コンプレッサ120が高温異常になることを防ぐこともできるので、コンプレッサ120の耐久性向上と乾燥時間を短縮できる省エネルギーな乾燥機を実現できる。
冷凍サイクルが定常状態で運転しているときには、冷媒も空気も上記のように循環するが、冷凍サイクルが停止すると、冷媒は図3のハッチングで示す平衡圧の約4〜7MPa、温度約10〜30℃で冷媒回路160の中で保持されることになる。このような条件下では、二酸化炭素の場合、気液混合状態で冷媒回路160中に保持されるため、冷凍サイクルの起動時において、冷媒が液体の状態でコンプレッサ120に吸入される、所謂、液バック現象が起こり、コンプレッサ120が損傷してしまう虞がある。そこで、本発明では、電気ヒータ190を空気循環経路170の中の、エバポレータ150からコンプレッサ120の間の冷媒回路160に近いところに配置する。
冷凍サイクルを起動する前に、ターボファン180と電気ヒータ190とを起動させ空気循環経路170中の空気を温める。本発明において冷媒回路160の配管の大半は、空気循環経路170中を通るように配設されているので、電気ヒータ190によって空気を温めることによって、被乾燥物の予備乾燥を行うと同時に、冷媒回路160中の冷媒も温められる。冷媒が二酸化炭素の場合、図4のハッチングで示すように圧力が約4〜7MPaであっても、温度が約30℃以上であれば、気体となるので、液バック現象が起こる可能性を回避することができる。特に、コンプレッサ120への液バック現象を防止するためには、空気循環経路170の中の、エバポレータ150からコンプレッサ120の間の冷媒回路160に近いところに電気ヒータ190を配置することが有効である。
そして、冷媒の温度が30℃以上となったところで電気ヒータ190を停止して、冷凍サイクルを起動する。あるいは、真夏時のように外気温が30℃を超えているような場合には、冷媒も30℃を超えていると考えられるので、電気ヒータ190を起動することなく、冷凍サイクルを起動すればよい。上記のような乾燥機100の構成を実現するための具体的な構造を、図5〜7を用いて説明する。
図5、6は本発明を適用した乾燥機として、洗濯運転と洗濯運転終了後の乾燥運転を実行する洗濯乾燥機200の内部構成図、図7は乾燥ユニットUの部分を取り出した状態の洗濯乾燥機200の内部構成図をそれぞれ示している。
この洗濯乾燥機200は、衣類等の被洗濯物(この被洗濯物が乾燥運転における被乾燥物となる。)を洗濯、及び、乾燥するために使用するもので、外郭を形成する本体201(図5、6は本体201のケース内を透視している。)の上面中央部には被洗濯物を納出するための開閉扉202が取り付けられており、開閉扉202の側方の本体201上面には各種の操作スイッチや表示部が配設された図示しない操作パネルが設けられている。
この本体201内には、円筒の軸を左右方向として配設された貯水可能な円筒状樹脂製の外槽ドラム203とこの外槽ドラム203の内側に設置され洗濯槽と脱水槽を兼ねる円筒状ステンレス製の内槽ドラム204から成るドラム本体Dが設けられている。内槽ドラム204は、外槽ドラム203の側壁(図5の奥側)に装着された図示しない駆動モータの軸に連結され、当該軸に連結された内槽ドラム204の軸である回転軸を中心とし、内槽ドラム204は外槽ドラム203内で回転可能に保持されている。そして、この内槽ドラム204の内部が被洗濯物を収容する乾燥室210とされる。
外槽ドラム203の上部には、開閉扉202に対応して被洗濯物を納出するための図示しない水密性の外槽開閉蓋が設けられている。また、内槽ドラム204の全周壁には、空気及び水が流通可能な多数の透孔(図示されない)が形成されている。また、この内槽ドラム204の停止位置は規定されており、この停止時に外槽ドラム203の外槽開閉蓋に対応する位置(上面)には被洗濯物を納出するための図示しない内槽開閉蓋を有している。
上述した駆動モータは、洗濯運転及び洗濯運転終了後の乾燥運転において、左右水平方向の軸を中心として内槽ドラム204を回転させるためのモータである。この駆動モータは、図5の奥側に装着されており、駆動モータにより乾燥運転時においては洗濯運転時に比べて低速にて内槽ドラム204を回転させるように制御されている。図5の手前側の駆動モータの軸の一端には内部中空の中空部206が形成されており、この中空部206の図示しない空気流入口208を介して後述する空気循環経路270と内槽ドラム204内とが連通されている。
本体201の上部には、内槽ドラム204内に給水するための給水手段としての図示しない給水通路が設けられており、この給水通路の一端は給水バルブを介して水道などの給水源に接続されている。この給水バルブは制御装置にて開閉が制御される。また、給水通路の他端は、外槽ドラム203に接続されて内部と連通しており、制御装置にて給水バルブが開放されると、内槽ドラム204内(乾燥室210)に給水源から水(水道水)が供給されるように構成されている。また、本体201の下部には、内槽ドラム204内(乾燥室210)の水を排出するための排水手段としての図示しない排水通路が設けられており、この排水通路の一端は、制御装置にて開閉を制御される排水バルブを介して外槽ドラム203の最底部と連通している。また、排水通路の他端は、洗濯乾燥機200の外部に導出され、排水溝等に至る。
本体201内には外槽ドラム203の後側から側方に渡って前述した空気循環経路270が構成されている。この空気循環経路270は、空気循環手段としてのターボファン280により放熱器としてのガスクーラ230と熱交換した空気を内槽ドラム204内(乾燥室210)に送風し、この内槽ドラム204内(乾燥室210)を経た空気を吸熱器としてのエバポレータ250と熱交換させるためのものであり、流入側ダクト部材272と、流出側ダクト部材274と、後述する乾燥ユニットU内に形成された空気通路276等から構成されている。
流入側ダクト部材272の一端は、中空部206の空気流入口208を介して内槽ドラム204内(乾燥室210)と連通するように外槽ドラム203に接続固定されており、他端は乾燥ユニットU内に形成された空気通路276の出口276Bに接続固定されている。また、流出側ダクト部材274の一端は、内槽ドラム204内(乾燥室210)と連通するように外槽ドラム203に接続固定されており、他端は空気通路276の入口276Aに接続固定されている。なお、両ダクト部材272、274は金属若しくは耐熱性の合成樹脂から構成されている。また、ダクト部材272、274の他端(空気通路の出口276B及び入口276Aと接続される側)は先端に向かって若干細くなる形状とされている。
乾燥ユニットUは、図7に示すように、コンプレッサ220、ガスクーラ230、減圧装置としての膨張弁240、エバポレータ250を順次環状に配管接続してなる冷媒回路260と、上述したターボファン280と、電気ヒータ290により構成されている。そして、洗濯乾燥機200の乾燥ユニットUは冷媒回路260、ターボファン280及び電気ヒータ290を一体に構成して、ターボファン280のモータ部を除く他の部分を断熱性部材で覆った箱体209内に収容してカセットとし、ドラム本体Dの下部の重心下方における所定範囲内に装着する。この箱体209の一側面には、空気通路276の入口276Aと出口276Bとが形成されている。入口276A及び出口276Bは円筒状の孔であり、この孔の全周に渡ってゴムなどのシール部材278が取り付けられている。本実施の形態において、入口276A及び出口276Bは円筒状の孔を一つ設けたが、孔の数は、一つではなく、複数個設けても良い。一つであれば、乾燥ユニットUを本体201にセットする際に、位置決めが容易であり、複数個であれば、この部分での空気抵抗を小さくすることができる。また、この乾燥ユニットUと本体201とは、図示しない配線ソケットにより電気的にも接続され、乾燥ユニットU内のコンプレッサ220、膨張弁240、ターボファン280及び電気ヒータ290の動作制御や電力供給は、本体201から配線ソケットを介して行われる。
箱体209内は、断熱性の仕切部材276Cにより区画されており、この仕切部材276Cにて区画された箱体209の一方に前記空気通路276の入口276A、他方に空気通路276の出口276Bが位置するものとされている。そして、図7において、箱体209内の手前側の仕切部材276Cには、仕切部材276Cにて区画された一方の箱体(エバポレータ250側箱体209A)内と他方の箱体(ガスクーラ230側箱体209B)内とを連通するための連通孔276Dが形成されている。これにより、箱体209内には、入口276Aからエバポレータ側箱体209A内に流入した空気が連通孔276Dを経てガスクーラ側箱体209B内に入り、出口276Bから流出する空気経路276が構成される。
そして、仕切部材276Cにて区画されたエバポレータ側箱体209A内の奥には、エバポレータ250が設置されており、手前にはターボファン280が設置されている。このターボファン280により、乾燥運転時に、ガスクーラ側箱体209B内に設けられたガスクーラ230と熱交換して加熱された乾燥用空気を内槽ドラム204内(乾燥室210)に送風し、内槽ドラム204内(乾燥室210)を循環させてエバポレータ250に戻るように構成されている。また、ターボファン280は、連通孔276Dと隣接して設けられており、吸込口は前記エバポレータ250側、吐出口は連通孔276D側となるように設置され、空気通路276内の空気は、エバポレータ側箱体209Aから必ずターボファン280を介してガスクーラ側箱体209Bに流入するようターボファン280の吐出口と連通孔276Dは隙間を塞がれている。
仕切部材276Cにて区画されたガスクーラ側箱体209B内の奥にはガスクーラ230が設置され、手前にはコンプレッサ220が設置されている。このコンプレッサ220は連通孔276Dと隣接する空気経路276内に設けられている。即ち、コンプレッサ220は、ターボファン280から吐出された空気が連通孔276Dを経てコンプレッサ220を通過するように設置されている。このような構成により、ターボファン280の運転によって、内槽ドラム204内(乾燥室210)を循環し被洗濯物を乾燥させた後の空気は、空気循環経路270の流出側ダクト部材274を経て入口276Aから仕切部材276Cにより区画されたエバポレータ側箱体209A内の空気経路276に流入する。そして、エバポレータ280と熱交換して冷却され、除湿された後、手前側の空気経路276内に設けられたターボファン280に吸い込まれて連通孔276Dからガスクーラ側箱体209B内に流入する。更に、コンプレッサ220の周囲を通過して出口276B側の空気通路276に設けられたガスクーラ230と熱交換して加熱された後、出口276Bから出て流入側ダクト部材272を経て内槽ドラム204内(乾燥室210)に流入する。
ここで、ドラム本体Dは内槽ドラム204の回転により振動・変位を生じるため、振動、騒音の低減のために振動吸収機能を有するサスペンションSを介して本体201の底面に位置するベースB上に固定されている。即ち、回転する内槽ドラム204は、外槽ドラム203及びサスペンションSを介してベースB上に取り付けられるかたちとなる。また、冷媒回路260内には、冷媒として二酸化炭素が所定量封入されており、冷媒回路260の高圧側は超臨界圧力となる。なお、駆動モータの運転、給水通路の給水バルブの開閉、排水通路の排水バルブの開閉、コンプレッサ220の運転、膨張弁240の絞り調整、ターボファン280の風量は、図示しない制御装置で行い、更に、制御装置は内槽ドラム204内に収容された被洗濯物が変色及び損傷しないようにガスクーラ230を経た乾燥用空気の温度も制御する。
次に、洗濯乾燥機200における実施例1の動作を、図8〜図14を用いて説明する。
図8に示すように、内槽ドラム204内(乾燥室210)に被洗濯物と当該被洗濯物の量に応じた所定量の洗剤が投入され、前述した操作スイッチのうちの電源スイッチ及びスタートスイッチが操作されると、制御装置は洗い運転(S11)を開始する。そして、制御装置は図示しない給水通路の給水バルブを開いて給水通路を開放する。これにより、給水源から内槽ドラム204内(乾燥室210)に水が供給される。尚、このとき排水通路の排水バルブは制御装置により閉じられている。内槽ドラム204内(乾燥室210)に所定量の水が溜まると、制御装置は給水バルブを閉じて給水通路を閉塞する。これにより、給水源からの水の供給が停止される。
次に、制御装置により本体201の側面に形成された駆動モータが通電起動されて軸が回転し、軸に取り付けられた内槽ドラム204が外槽ドラム203内で回転し始め、洗い運転(S11)が開始される。洗い運転(S11)の開始から所定時間経過すると、制御装置により駆動モータが停止され、排水通路の排水バルブが開放されて内槽ドラム204(即ち、外槽ドラム203内)の水(洗濯水)が排出されていく。そして、図9に示すように、内槽ドラム204内(乾燥室210)の水が排出されると、制御装置は再び駆動モータを作動し、被洗濯物の脱水を行う。この脱水運転(S12)を所定時間実行した後、制御装置は排水通路の排水バルブを閉じる。
次に、図10に示すように、制御装置はすすぎ運転(S13)に移行し、給水通路の給水バルブを開いて給水通路を開放する。これにより、給水源から内槽ドラム204内(乾燥室210)に再び水が供給される。内槽ドラム204内(乾燥室210)に所定量の給水が行われると、制御装置は給水バルブを閉じ、給水通路を閉塞する。これにより、給水源からの水の供給が停止される。そして、駆動モータの回転動作を所定時間繰り返してすすぎを行った後、制御装置は駆動モータを停止し、排水通路の排水バルブを開いて内槽ドラム204内(乾燥室210)のすすぎ水を排水通路に排出する。内槽ドラム204内(乾燥室210)のすすぎ水が排出されると、制御装置は再び駆動モータを作動し、前述同様に内槽ドラム204を回転させて、図11に示すように、被洗濯物の脱水を行う脱水運転(S14)に移行する。
脱水運転中に制御装置は、内槽ドラム204(乾燥室210)入口近傍の空気循環経路270に設けられた温度センサ292によって測定された空気の温度を監視し、この温度センサ292が30℃より低い場合、ターボファン280及び電気ヒータ290を起動し、プレヒート運転(S15)を開始する(図12参照)。本実施例では、ターボファン280は約2.0〜2.5m3/min.の送風容量を有し、電気ヒータ290は定格出力650Wのものを用いたので、乾燥運転の約5分前にプレヒート運転(S15)を開始することにより、循環空気の温度を30℃以上にすることができる。従って、乾燥運転の5分前にプレヒート運転(S15)を開始すれば、コンプレッサ220を起動するタイミングは温度センサ292に拠らずに乾燥運転(S16)を開始するという流れにすることも可能である。しかし、温度センサ292は、開閉扉202及び開閉蓋206を安全に開閉するための安全装置として、常に内槽ドラム204内(乾燥室210)空気の温度を監視しているので、図13に示すように、コンプレッサ220起動のタイミングも温度センサ292からの出力に応じて行う方が、より液バック現象の危険性を回避しやすい。一方、真夏のときのように外気温が30℃を越え、ある一定の間隔(本実施例の場合、20秒〜1分間隔)で温度を監視する温度センサ292が、ある一定時間以上(本実施例の場合、3分間以上)30℃以上を示すような場合には、プレヒート運転(S15)は行わず、脱水行程を所定時間実行した後、制御装置は駆動モータによって内槽ドラム204を回転させて乾燥運転(S16)に移行する。
以上をまとめると、図14に示すように、本実施例の洗濯乾燥機200は、操作スイッチのうちの電源スイッチ及びスタートスイッチが操作されると、制御装置によって全自動で洗い運転(S11)、脱水運転(S12)、すすぎ運転(S13)、脱水運転(S14)、乾燥運転(S16)を行う。そして、温度センサ292によって洗濯乾燥機200内の温度を監視することにより、液バック現象が起こる虞がある場合には、プレヒート(S15)を行うように制御されている。
図7に戻り、この乾燥運転(S16)では、コンプレッサ220から吐出された高温、高圧のガス冷媒は、ガスクーラ230で放熱した後、膨張弁240に至る。ここまで冷媒は凝縮せず、冷媒回路260の高圧側は超臨界圧力となっている。膨張弁240に至った冷媒は、そこで減圧され、その過程で液化した後、次にエバポレータ250に流入し、そこで周囲から吸熱し、蒸発してコンプレッサ220に吸い込まれるという循環を行うようになる。ターボファン280の運転により、ガスクーラ230における高温、高圧の冷媒の放熱によって加熱され、高温となった乾燥用空気は空気循環経路270の流入側ダクト部材272から出て中空部206に流入する。中空部206に流入した乾燥用空気は空気流入口208から内槽ドラム204内に流入する。内槽ドラム204内(乾燥室210)に流入した乾燥用空気は内槽ドラム204内(乾燥室210)に収容された被乾燥物を暖めて水分を蒸発させ、被乾燥物を乾燥させる。被乾燥物を乾燥させて水分を含んだ空気は、内槽ドラム204(乾燥室210)を経て図示しない空気流出口から内槽ドラム204外に排気され、空気循環経路270の流出側ダクト部材274内を通過し、入口276Aから箱体209内に形成された空気通路276内に流入し、そこに設けられたエバポレータ250に導入されて通過する。
内槽ドラム204(乾燥室210)からの空気に含まれる水分(被乾燥物から蒸発した水分)は、エバポレータ250を通過する過程でエバポレータ250表面に結露し、水滴となって落下する。落下した水滴は図示しないドレンパイプ252を介して、排水通路から外部の排水溝などに排出される。このエバポレータ250で水分が取り除かれて乾燥した空気は、ターボファン280に吸い込まれた後、連通孔276Dを経て、コンプレッサ220の周囲を通過する。このとき、エバポレータ250にて冷却され、ターボファン280に吸い込まれてガスクーラ側箱体209Bに流入した空気が、コンプレッサ220の周囲を通過することにより、運転により加熱したコンプレッサ220を冷却することができるようになり、コンプレッサ220の耐久性が向上すると共に、コンプレッサ220の廃熱を被乾燥物の乾燥に利用することができるようになる。
また、コンプレッサ220を冷却した空気はガスクーラ230に流入して加熱される。そして、空気通路276の出口276Bから出て流入側ダクト部材272に入り、軸の中空部206に送風され、前述同様に、内槽ドラム204内(乾燥室210)に流入して内槽ドラム204内(乾燥室210)の被乾燥物から水分を奪って乾燥させる循環を繰り返す。このような乾燥運転が制御装置にて所定時間実行されることにより、乾燥室210の被乾燥物は完全に乾燥される。このように、空気循環経路270内の空気をガスクーラ230で加熱し、エバポレータ250で除湿することで被乾燥物を効率的に乾燥させることができるようになる。また、二酸化炭素のように冷媒回路の高圧側が超臨界圧力となる冷媒を用いることで、ガスクーラ230において大なる加熱能力を得ることができるようになる。
次に、洗濯乾燥機200における実施例2の動作を、図15〜図19を用いて説明する。
図15に示すように、基本的な動作は実施例1と同様であるが、脱水運転(S24)以降の動作が実施例1と異なるので、実施例1と同様の動作をする洗い運転(S21)からすすぎ運転(S23)までの説明は省略し、脱水運転(S24)以降について説明する。
図16に示すように、脱水運転(S24)中に制御装置はプレヒート運転(S25)を開始する。このプレヒート運転(S25)は、図17に示すように、電気ヒータ290を起動する第一段プレヒートとコンプレッサ220を起動する第二段プレヒートとに分かれる。まず、内槽ドラム204(乾燥室210)入口近傍の空気循環経路270に設けられた温度センサ292が30℃より低い場合、ターボファン280及び電気ヒータ290を起動(第一段プレヒート)し、プレヒート運転(S25)を開始する(図18参照)。本実施例では、ターボファン280は送風容量約2.0〜2.5m3/min.、電気ヒータ290の定格出力650Wのものを用い、第二段プレヒートに必要な時間を考慮すると、乾燥運転の約10分前にプレヒート運転(S25)を開始する。温度センサ292が3分間以上30℃以上を示すところまで循環空気の温度が上昇したら、電気ヒータ290を停止し、コンプレッサ220を起動(第二段プレヒート)する。
制御装置は、コンプレッサ220の回転数を可変可能なインバータを有しており、本実施例では、コンプレッサ220をある一定時間(本実施例の場合、20秒間〜1分間)かけて30Hzまで回転数を上げ、30Hzである一定時間(本実施例の場合、30秒間〜1分30秒間)運転した後、ある一定時間(本実施例の場合、20秒間〜1分間)かけて60Hzまで回転数を上げるようにしている。コンプレッサ220の回転数が60Hzまで上昇した後、冷凍サイクルが定常状態となるまでに通常3分程度かかることから、第二段プレヒートに必要な時間が合計5分程度となり、従って、乾燥運転の10分前にプレヒート運転(S25)を開始することが望ましい。また、実施例1でも述べたように、真夏のときなど外気温が30℃を越え、ある一定の間隔(本実施例の場合、20秒〜1分間隔)で温度を監視する温度センサ292が、ある一定時間以上(本実施例の場合、3分間以上)30℃以上を示すような場合には、第一段プレヒートは行わず、第二段プレヒートからプレヒート運転(S25)となる。そして、プレヒート運転(S25)と並行して行われる脱水行程が所定時間実行されると、制御装置は駆動モータにより内槽ドラム204を回転させて乾燥運転(S26)に移行する(図19参照)。
本発明を実施するための最良の形態としては、ドラム式の乾燥室を持つ衣類用の乾燥機、特に、洗濯乾燥機を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限らず、食器用の乾燥機(食器洗い乾燥機)、除湿機、浴室乾燥機などにも利用可能である。
本発明の乾燥機の構成を表した模式図である。 本発明の冷凍サイクルが定常状態で運転しているときのP−h線図である。 本発明の冷凍サイクルが停止しているときのP−h線図である。 本発明の冷凍サイクルを起動する前に加温した場合のP−h線図である。 本発明の乾燥機の斜視図である。 本発明の乾燥機の図5とは異なる視点からの斜視図である。 本発明の乾燥機における乾燥ユニットの斜視図である。 本発明の実施例1における洗濯運転のフローチャートである。 本発明の実施例1における脱水運転のフローチャートである。 本発明の実施例1におけるすすぎ運転のフローチャートである。 本発明の実施例1におけるすすぎ運転後の脱水運転のフローチャートである。 本発明の実施例1におけるプレヒート運転のフローチャートである。 本発明の実施例1における乾燥運転のフローチャートである。 本発明の実施例1の洗濯乾燥機における全体のフローチャートである。 本発明の実施例2の洗濯乾燥機における全体のフローチャートである。 本発明の実施例2におけるすすぎ運転後の脱水運転のフローチャートである。 本発明の実施例2におけるプレヒート運転中の制御を時系列的に表した制御フロー図である。 本発明の実施例2におけるプレヒート運転のフローチャートである。 本発明の実施例2における乾燥運転のフローチャートである。
符号の説明
100、200 乾燥機(洗濯乾燥機)
110、210 乾燥室
120、220 コンプレッサ
130、230 ガスクーラ
140、240 膨張弁
150、250 エバポレータ
160、260 冷媒回路
170、270 空気循環経路
180、280 ターボファン
190、290 電気ヒータ
201 本体
202 開閉扉
203 外槽ドラム
204 内槽ドラム
206 中空部
208 空気流入口
209 箱体
272 吐出側のダクト部材
274 吸込側のダクト部材
276 空気通路
278 シール部材
292 温度センサ


Claims (8)

  1. 被乾燥物を収容する乾燥室と、圧縮装置と放熱器と減圧装置と吸熱器とを順次環状に配管接続した冷媒回路と、前記乾燥室の空気が前記放熱器及び前記吸熱器と熱交換して循環する空気循環経路と、前記空気循環経路に設けられ、前記空気を循環させる空気循環手段と、を備える乾燥機において、
    前記冷媒回路の前記減圧装置から前記圧縮装置までの配管の少なくとも一部が前記空気循環経路内部に設けられると共に、前記空気循環経路に加熱手段を備えることを特徴とする乾燥機。
  2. 前記圧縮装置が停止しているときに、前記冷媒回路に封入された冷媒が液体状態または気液混合状態であることを特徴とする請求項1記載の乾燥機。
  3. 前記冷媒回路を流通する冷媒が二酸化炭素であることを特徴とする請求項1または2記載の乾燥機。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の乾燥機を備えることを特徴とする洗濯乾燥機。
  5. 被乾燥物を収容する乾燥室と、圧縮装置と放熱器と減圧装置と吸熱器とを順次環状に配管接続した冷媒回路と、前記乾燥室の空気が前記放熱器及び前記吸熱器と熱交換して循環する空気循環経路と、前記空気循環経路に設けられ、前記空気を循環させる空気循環手段と、を備える乾燥機であって、前記冷媒回路の前記減圧装置から前記圧縮装置までの配管の少なくとも一部が前記空気循環経路内部に設けられると共に、前記空気循環経路に加熱手段を備える乾燥機の運転方法において、
    前記冷媒回路に封入された冷媒の状態を推定する冷媒状態推定手段を備え、
    前記冷媒状態推定手段により推定された冷媒の状態に応じて、前記圧縮装置を起動する前に前記加熱手段を起動することを特徴とする乾燥機の運転方法。
  6. 前記冷媒状態推定手段は、
    前記冷媒の温度を直接あるいは間接的に検出する冷媒温度検出手段を備え、
    前記冷媒温度検出手段により検出された前記冷媒の温度から前記冷媒の状態を推定することを特徴とする請求項5記載の乾燥機の運転方法。
  7. 洗濯ステップと、乾燥ステップと、を有し、前記乾燥ステップに冷凍サイクルを利用する洗濯乾燥機の運転方法において、
    前記乾燥ステップの直前のステップと並行して実行され、冷媒を所定温度以上に加熱するプレヒートステップを有することを特徴とする洗濯乾燥機の運転方法。
  8. 前記プレヒートステップは、
    冷媒回路の外部から熱の供給を受けて前記冷媒を所定温度以上にする第1のプレヒートステップと、
    前記冷媒回路を起動して冷媒回路を定常状態にする第2のプレヒートステップと、
    を有することを特徴とする請求項7記載の洗濯乾燥機の運転方法。

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