JP2006272024A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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昌也 只野
Shinichi Akiyama
真一 秋山
Nobuhisa Koumoto
伸央 甲元
Toru Kawabata
透 川畑
Ryoko Kubo
良子 久保
Hiroshi Mukoyama
洋 向山
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Abstract

【課題】 洗濯乾燥機において、被洗濯物の乾燥時間を短縮する。
【解決手段】 被洗濯物を収容する収容室10を備え、この収容室10内において被洗濯物の洗濯運転とこの洗濯運転終了後の乾燥運転とを実行する洗濯乾燥機100において、コンプレッサ21、ガスクーラ22、膨張弁23及び蒸発器24を順次環状に配管接続してなる冷媒回路20と、送風機75により、ガスクーラ22と熱交換した空気を収容室10内に吐出し、この収容室10内を経た空気を蒸発器24と熱交換させるための空気循環経路72とコンプレッサ21と送風機75を運転して乾燥運転を実行する制御装置110とを備え、この制御装置110は、乾燥運転に入る以前にコンプレッサ21の運転を開始する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被洗濯物を収容する収容室を備え、この収容室内において被洗濯物の洗濯運転とこの洗濯運転終了後の乾燥運転とを実行する洗濯乾燥機に関するものである。
近年では被洗濯物を収容する収容室内にて、洗濯から乾燥までを自動的に行う洗濯乾燥機が供されている。係る洗濯乾燥機は、一般に洗い、すすぎ、脱水等の複数の異なる行程を有する洗濯運転と、前記行程にて脱水された被洗濯物を乾燥するための乾燥運転とを実行するものである。
ここで、前記乾燥運転は、従来では電気ヒータやガス燃焼ヒータを熱源とし、外気をこれらの電気ヒータや燃焼ヒータによって加熱して高温空気とした後、被洗濯物が収容された収容室内に吹き出して、収容室内の被洗濯物を乾燥させるものであった。そして、被洗濯物を乾燥させた収容室内の高温空気は外部に排出されていた。
しかしながら、電気ヒータやガス燃焼ヒータなどを使用して乾燥運転を行った場合には、収容室内に送出される高温空気は、収容室外の温度が低く湿度を含む外気が使用されるため、被洗濯物が乾燥するまでに長時間を要する。従って、被乾燥物を乾燥させるためのエネルギー消費量も多くなり、電気代やガス代等のエネルギーコストが高騰してしまう問題があった。
そこで、洗濯乾燥機では乾燥運転時に圧縮機、加熱コイル、膨張弁及び冷却コイルから成り、熱交換媒体を循環可能としたヒートポンプを利用し、前記加熱コイルにて加熱された高温空気にて被洗濯物を乾燥させ、当該被洗濯物から蒸発した湿気は冷却コイルに凝結させて廃棄するものも開発されている(特許文献1参照)。
特開平11−99299号公報
このようなヒートポンプを用いることで、被洗濯物の乾燥に要する時間を短縮し、エネルギー効率を改善することが期待できるが、ヒートポンプを用いた場合には、電気ヒータや燃料ヒータなどのヒータ方式と比べてヒートポンプ機器の持つ熱容量が大きいため、圧縮機を起動してから加熱コイルが所定の高温に温まり、収容室内の被洗濯物から湿気をとることが出来るまでの立ち上がりに時間がかかるという問題が生じていた。
請求項1の発明の洗濯乾燥機は、被洗濯物を収容する収容室を備え、この収容室内において被洗濯物の洗濯運転とこの洗濯運転終了後の乾燥運転とを実行するものであって、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、送風手段により、放熱器と熱交換した空気を収容室内に吐出し、この収容室内を経た空気を蒸発器と熱交換させるための空気経路とコンプレッサと送風手段を運転して乾燥運転を実行する制御手段とを備え、この制御手段は、乾燥運転に入る以前にコンプレッサの運転を開始するものである。
請求項2の発明の洗濯乾燥機は、被洗濯物を収容する収容室を備え、この収容室内において被洗濯物の洗濯運転とこの洗濯運転終了後の乾燥運転とを実行するものであって、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、送風手段により、放熱器と熱交換した空気を収容室内に吐出し、この収容室内を経た空気を蒸発器と熱交換させるための空気経路と、コンプレッサと送風手段を運転して乾燥運転を実行する制御手段と、電気ヒータと、この電気ヒータに供給する電力を蓄積する蓄電手段とを備え、制御手段は、乾燥運転時に電気ヒータにより収容室内に吐出される空気を加熱するものである。
請求項3の発明の洗濯乾燥機は、被洗濯物を収容する収容室を備え、この収容室内において被洗濯物の洗濯運転とこの洗濯運転終了後の乾燥運転とを実行するものであって、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、送風手段により、放熱器と熱交換した空気を収容室内に吐出し、この収容室内を経た空気を蒸発器と熱交換させるための空気経路と、コンプレッサと送風手段を運転して乾燥運転を実行する制御手段と、電気ヒータと、この電気ヒータにより加熱されて蓄熱する蓄熱材とを備え、制御手段は、乾燥運転時に蓄熱材により収容室内に吐出される空気を加熱するものである。
請求項4の発明の洗濯乾燥機は、請求項2又は請求項3の発明において制御手段は、洗濯運転時に電源入力制限の範囲内で蓄電手段への電力の蓄積、又は、電気ヒータによる蓄熱材の加熱を行うものである。
請求項1の発明によれば、被洗濯物を収容する収容室を備え、この収容室内において被洗濯物の洗濯運転とこの洗濯運転終了後の乾燥運転とを実行する洗濯乾燥機において、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、送風手段により、放熱器と熱交換した空気を収容室内に吐出し、この収容室内を経た空気を蒸発器と熱交換させるための空気経路とコンプレッサと送風手段を運転して乾燥運転を実行する制御手段とを備え、この制御手段は、乾燥運転に入る以前にコンプレッサの運転を開始するので、乾燥運転を開始する時点で冷媒回路の放熱器の温度を充分に上昇させておき、収容室内に吐出される空気を円滑に加熱することができるようになる。また、乾燥運転開始時点で冷媒回路の蒸発器の温度も充分に低下させておくことができるので、収容室から出た湿気を含んだ空気を冷却して円滑に除湿することができるようになる。
これにより、乾燥運転の開始時における放熱器における加熱能力と蒸発器における除湿能力を向上させ、洗濯乾燥機の乾燥時間の短縮を図ることができるようになるものである。
請求項2の発明によれば、被洗濯物を収容する収容室を備え、この収容室内において被洗濯物の洗濯運転とこの洗濯運転終了後の乾燥運転とを実行する洗濯乾燥機において、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、送風手段により、放熱器と熱交換した空気を収容室内に吐出し、この収容室内を経た空気を蒸発器と熱交換させるための空気経路と、コンプレッサと送風手段を運転して乾燥運転を実行する制御手段と、電気ヒータと、この電気ヒータに供給する電力を蓄積する蓄電手段とを備え、制御手段は、乾燥運転時に電気ヒータにより収容室内に吐出される空気を加熱するようにしたので、乾燥運転以外の時間帯に蓄電手段に電力を蓄積しておくことにより、乾燥運転時にこの蓄積された電力を電気ヒータに供給して収容室内に吐出される空気を加熱することが可能となる。
これにより、特に乾燥運転の開始時に放熱器の温度が上昇するまでの間の加熱能力が改善され、乾燥時間の短縮を図ることができるようになる。また、蓄電手段への蓄電を深夜電力を使用して行えば、運転コストの低減も図ることができるようになる。
請求項3の発明によれば、被洗濯物を収容する収容室を備え、この収容室内において被洗濯物の洗濯運転とこの洗濯運転終了後の乾燥運転とを実行する洗濯乾燥機において、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、送風手段により、放熱器と熱交換した空気を収容室内に吐出し、この収容室内を経た空気を蒸発器と熱交換させるための空気経路と、コンプレッサと送風手段を運転して乾燥運転を実行する制御手段と、電気ヒータと、この電気ヒータにより加熱されて蓄熱する蓄熱材とを備え、制御手段は、乾燥運転時に蓄熱材により収容室内に吐出される空気を加熱するようにしたので、乾燥運転以外の時間帯に電気ヒータに通電して蓄熱材に蓄熱しておくことにより、乾燥運転時にこの蓄熱材によって収容室内に吐出される空気を加熱することが可能となる。
これにより、特に乾燥運転の開始時に放熱器の温度が上昇するまでの間の加熱能力が改善され、乾燥時間の短縮を図ることができるようになる。また、電気ヒータによる蓄電材の加熱を深夜電力を使用して行えば、運転コストの低減も図ることができるようになる。
請求項4の発明によれば、請求項2又は請求項3の発明に加えて制御手段は、洗濯運転時に電源入力制限の範囲内で蓄電手段への電力の蓄積、又は、電気ヒータによる蓄熱材の加熱を行うので、乾燥運転を開始する直前に蓄電・蓄熱を行うことができるようになる。
これにより、蓄電手段からの放電・蓄熱材からの放熱によるエネルギー損失を最小限に抑え、運転効率の更なる改善を図ることができるようになる。特に、蓄電・蓄熱を電源入力制限の範囲内で行うことで、別途電気工事等を行うこと無く、蓄熱・蓄電を行うことができるようになるものである。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために、被洗濯物の乾燥時間を短縮することができる洗濯乾燥機を提供する。以下に図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施例の洗濯乾燥機100の側面から見た内部構成図を示している。洗濯乾燥機100は、衣類等の被洗濯物を洗濯、及び、乾燥するために使用するもので、外郭を形成する本体1の上面中央部には被洗濯物を納出するための開閉扉3が取り付けられており、開閉扉3の側方の本体1上面には各種の操作スイッチや表示部が配設された図示しない操作パネルが設けられている。
前記本体1内には、貯水可能な円筒状樹脂製の外槽ドラム2が設けられ、この外槽ドラム2は円筒の軸を左右方向として配設されている。そして、この外槽ドラム2の内側には、洗濯槽と脱水槽を兼ねる円筒状ステンレス製の内槽ドラム5が設けられている。この内槽ドラム5の内部は被洗濯物を収容する収容室10とされ、これも円筒の軸を左右方向として配設されると共に、この軸が本体1の側壁(図1の奥側)に装着された駆動モータMの軸8に連結され、当該軸8を中心とし、外槽ドラム2内で回転可能に保持されている。
前記外槽ドラム2の上部には、前記開閉扉3に対応して被洗濯物を納出するための図示しない水密性の開閉蓋が設けられている。また、内槽ドラム5の全周壁には、空気及び水が流通可能な多数の透孔7・・が形成されている。また、当該内層ドラム5の停止位置は規定されており、この停止時に前記外槽ドラム2の開閉蓋に対応する位置(上面)には被洗濯物を納出するための図示しない開閉蓋を有している。
前述した駆動モータMは、洗濯運転及び当該洗濯運転終了後の乾燥運転において、左右水平方向の軸8を中心として内槽ドラム5を回転させるためのモータである。この駆動モータMは、前記軸8の一端に取り付けられ、後述する制御手段としての制御装置110により、乾燥運転時においては洗濯運転時に比して低速にて内槽ドラム5を回転させるように制御される。
前記軸8の他端内には内部中空の中空部9が形成されており、この中空部9を介して後述する空気循環経路72と内槽ドラム5内とが連通されている。
一方、前記本体1の上部には、内槽ドラム5内に給水するための給水手段としての給水通路15が設けられており、この給水通路15の一端はこれも給水手段を構成する給水バルブ35を介して水道水などの給水源に接続されている。この給水バルブ35は前記制御装置110にて開閉が制御される。また、給水通路15の他端は、前記外槽ドラム2に接続されて内部と連通しており、制御装置110にて前記給水バルブ35が開放されると、外槽ドラム2内に設けられた内槽ドラム5内の収容室10に給水源から水(水道水)が供給されるように構成されている。
また、前記本体1の下部には、内槽ドラム5内の収容室10の水を排出するための排水手段としての排水通路12が設けられており、この排水通路12の一端は、制御装置110にて開閉を制御される排水バルブ13(これも排水手段を構成する)を介して外槽ドラム2の最底部と連通している。また、排水通路12の他端は、洗濯乾燥機100の外部に導出され、排水溝等に至る。
一方、洗濯乾燥機100には、本体1内の外槽ドラム2の下側及び/又は後側から側方に渡って機械室70が構成されており、この機械室70内に前述した空気循環経路72が構成されている。
この空気循環経路72の一端には入口73が形成され、空気循環経路72の入口73の近傍の空気循環経路72内には後述する冷媒回路20の蒸発器24が設置されている。そして、この空気循環経路72の入口73は外槽ドラム2内の後部と連通している。また、空気循環経路72の他端には出口74が形成され、この出口74近傍の空気循環経路72内には後述する冷媒回路20のガスクーラ22が設置されている。この空気循環経路72の出口74は前記軸8の他端に形成された中空部9にて開口している。
また、空気循環経路72内には、送風手段としての送風機75が設けられており、空気循環経路72の出口74から軸8の中空部9を経て内槽ドラム5内の収容室10内に送風する。即ち、洗濯乾燥機100は、乾燥運転時に内槽ドラム5内の空気を送風機75により空気循環経路72内に循環させることにより、空気循環経路72の出口74側に設けられたガスクーラ22との熱交換にて空気を加熱した後、内槽ドラム5内の収容室10に吐出する。そして、収容室10内を循環し、被洗濯物を乾燥させた後の空気は、入口73から空気循環経路72内に吸い込まれ、この入口73側に設けられた蒸発器24と熱交換して冷却され、除湿された後、再び送風機75に吸い込まれてガスクーラ22に送られ、収容室10内に吐出される構成とされている。
次に図1において、20は前述した冷媒回路であり、当該冷媒回路20はコンプレッサ21、ガスクーラ22、減圧装置としての膨張弁23及び蒸発器24等を順次環状に配管接続して構成されている。また、冷媒回路20内には、冷媒として二酸化炭素(CO2
が所定量封入されている。ここで、本実施例で使用するコンプレッサ21は内部中間圧型多段圧縮式のロータリコンプレッサであり、図示しない密閉容器内に電動要素と、この電動要素にて駆動される第1の回転圧縮要素(1段目)及び第2の回転圧縮要素(2段目)が設けられている。
そして、冷媒導入管30からコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に低圧冷媒が導入され、冷媒吐出管32から第2の回転圧縮要素で圧縮された高温高圧の冷媒がコンプレッサ21外に吐出される構成とされている。
このコンプレッサ21の冷媒吐出管32は、前記空気循環経路72の出口74側に設けられた空気加熱用のガスクーラ22の入口に接続される。このガスクーラ22を出た配管は膨張弁23に至る。この膨張弁23の出口は蒸発器24の入口に至り、蒸発器24の出口は冷媒導入管30と接続され、コンプレッサ21に至る。また、コンプレッサ21の運転及び膨張弁23は前記制御装置110により制御される。
尚、上述した制御装置110は洗濯乾燥機100の制御を司る制御手段であり、駆動モータMの運転、給水通路15の給水バルブ35の開閉、排水通路12の排水バルブ13の開閉、コンプレッサ21の運転、膨張弁23の絞り調整、送風機75の風量を制御している。更に、制御装置110は内槽ドラム5内に収容された被洗濯物が変色及び損傷しないようにガスクーラ22を経た空気の温度も制御する。
以上の構成で次に洗濯乾燥機100の動作を説明する。内槽ドラム5内の収容室10に被洗濯物と当該被洗濯物の量に応じた所定量の洗剤が投入され、前述した操作スイッチのうちの電源スイッチ及びスタートスイッチが操作されると、制御装置110は洗濯運転を開始する。そして、制御装置110は給水通路15の給水バルブ35を開いて給水通路15を開放する。これにより、給水源から外槽ドラム2内の内層ドラム5の収容室10内に水が供給される。尚、このとき排水通路12の排水バルブ13は制御装置110により閉じられている。
内槽ドラム5内の収容室10に所定量の水が溜まると、制御装置110は給水バルブ35を閉じて給水通路15を閉塞する。これにより、給水源からの水の供給が停止される。
次に、制御装置110により本体1の側面に形成された駆動モータMが通電起動されて軸8が回転し、これにより、軸8に取り付けられた内槽ドラム5が外槽ドラム2内で回転し始め、洗濯運転の洗濯行程が開始される。
洗濯行程の開始から所定時間経過すると、制御装置110により駆動モータMが停止され、排水通路12の排水バルブ13が開放されて内槽ドラム2の収容室10内(即ち、外槽ドラム5内)の水(洗濯水)が排出されていく。
そして、内槽ドラム5の収容室10内の水が排出されると、制御装置110は再び駆動モータMを作動し、被洗濯物の脱水を行う。この脱水を所定時間実行した後、制御装置110は排水通路12の排水バルブ13を閉じる。
次に、制御装置110はすすぎ行程に移行し、給水通路15の給水バルブ35を開いて給水通路15を開放する。これにより、給水源から内槽ドラム5内の収容室10に再び水が供給される。
内槽ドラム5内の収容室10に所定量の給水が行われると、制御装置110は給水バルブ35を閉じ、給水通路15を閉塞する。これにより、給水源からの水の供給が停止される。
そして、前記駆動モータMの回転動作を所定時間繰り返してすすぎを行った後、制御装置110は駆動モータMを停止し、排水通路12の排水バルブ13を開いて収容室10内のすすぎ水を排水通路12に排出する。
ここで、制御装置110は排水バルブ13の開放と同時にコンプレッサ21の前記電動要素を起動する。これにより、コンプレッサ21の前記第1の回転圧縮要素に冷媒(CO2)が吸い込まれて圧縮される。第1の回転圧縮要素で圧縮されて中間圧となった冷媒は
密閉容器内に吐出され、この密閉容器内に吐出された冷媒は第2の回転圧縮要素に吸入され、2段目の圧縮が行われて高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管32より外部に吐出される。
冷媒吐出管32から吐出された冷媒ガスはガスクーラ22に流入する。このガスクーラ22ではコンプレッサ21で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。また、ガスクーラ22に流入したときの冷媒は約+130℃程まで上昇しており、係る高温高圧の冷媒ガスはガスクーラ22で放熱する。ガスクーラ22を出た冷媒は、膨張弁23で減圧され、次に蒸発器24に流入してそこで周囲から吸熱し、蒸発して冷媒導入管30からコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に吸い込まれる循環を行うようになる。尚、このとき、送風機75は運転されない。即ち、ガスクーラ22にて加熱された空気循環経路72内の空気は収容室10に吐出されない。
一方、収容室10内のすすぎ水が排出されると、制御装置110は再び駆動モータMを作動し、前述同様に内槽ドラム5を回転させて、被洗濯物の脱水を行う脱水行程に移行する。そして、この脱水行程を所定時間実行した後、制御装置110は排水バルブ13を閉じて、乾燥運転に移行する。
この乾燥運転に移行すると、制御装置110は送風機75の運転を開始する。これにより、ガスクーラ22における高温高圧の冷媒の放熱によって加熱され、高温となった空気は空気循環経路72の出口74から中空部9内に出て内槽ドラム5の収容室10内に吐出される。
この場合、前述した如く乾燥運転に入る以前に、コンプレッサ21の運転が開始されているので、乾燥運転に移行して送風機75の運転が開始された時点でガスクーラ22の温度は充分に高温となっている。これにより、乾燥運転の開始時から収容室10にガスクーラ22で加熱された高温空気を吐出することができる。
ここで、コンプレッサ21の運転を乾燥運転に入ってから開始した場合には、ガスクーラ22に入る冷媒の温度は直ぐには上昇しないため、乾燥運転の初期段階ではガスクーラ22の温度は充分に高くならない、循環空気の温度も上昇しない。また、蒸発器24の温度も低くなっていないので、蒸発器24にて収容室10から出た湿気を含んだ空気を充分に冷却して除湿することができない。従って、被洗濯物の乾燥時間も長くなってしまう。
一方、本発明の如く乾燥運転に入る以前に、コンプレッサ21の運転を開始することで、乾燥運転開始時までにガスクーラ22に入る冷媒の温度を高くしてガスクーラ22を高温に加熱しておけるので、乾燥運転の開始と同時に収容室10に高温空気を送ることができるようになる。これにより、乾燥運転の開始時から被洗濯物の水分を効果的に蒸発させることができるようになる。
更に、コンプレッサ21の運転を乾燥運転に入る以前から開始することで、乾燥運転の開始時までに蒸発器24を低温に冷却しておくことができるため、収容室10から出た湿気を含んだ空気を冷却して充分に除湿することができる。これにより、乾燥運転の開始時におけるガスクーラ22による加熱能力と蒸発器24による除湿能力の向上を図って、被洗濯物の乾燥時間を著しく短縮することができるようになる。
尚、本実施例では制御装置110は、送風機75の運転を乾燥運転に入ると開始するものとしたが、これに限らず、制御装置110は乾燥運転に入る前、例えば、脱水行程に入ったとき、又は、脱水行程の途中から送風機75の運転を開始するものとしてもよい。この場合には、脱水行程の際にもガスクーラ22で加熱された高温空気が収容室10内に吐出されるため、脱水中の被洗濯物及びステンレス製の内槽ドラム5も加熱することができ、乾燥時間をより一層短縮することができるようになる。
次に、図2を参照して本発明の洗濯乾燥機の他の実施例について詳述する。図2はこの場合の洗濯乾燥機200の側面から見た内部構成図を示している。尚、図2において図1と同一の符号が付されているものは同一、若しくは、同様の効果を奏するものとする。
図2において、冷媒回路20のガスクーラ122は空気循環経路72内の送風機75の手前に設置されている。また、空気循環経路72の他端に形成された出口74近傍の空気循環経路72内には電気ヒータ130が設置されている。この電気ヒータ130は、乾燥運転時に前記収容室10に吐出される空気を加熱するためのものである。
即ち、この実施例の洗濯乾燥機200では、乾燥運転時に内槽ドラム5内の空気を送風機75により空気循環経路72内に循環させることにより、空気循環経路72の送風機75の手前に設けられたガスクーラ22と熱交換させて空気を加熱する。その後、更に、空気循環経路72の出口74側に設けられた電気ヒータ130にて空気を加熱し、内槽ドラム5内の収容室10に吐出するものである。そして、収容室10内を循環し、被洗濯物を乾燥させた後の空気は、入口73から空気循環経路72内に吸い込まれ、この入口73側に設けられた蒸発器24と熱交換して冷却され、除湿された後、再びガスクーラ22にて加熱され、送風機75に吸い込まれて電気ヒータ130に送られ、収容室10内に吐出される構成とされている。
上記の如く、乾燥運転時にガスクーラ122における熱交換により加熱された空気を電気ヒータ130にて更に加熱することで、収容室10に吐出される空気を高温に加熱することができるようになる。
特に、乾燥運転の開始時にコンプレッサ21を運転開始した直後は前述の如くガスクーラ122の温度が上昇しておらず、空気循環経路72内の空気を充分に加熱することができない。従って、収容室10内の被洗濯物を加熱して充分に水分を蒸発させることができない。しかしながら、本実施例の洗濯乾燥機200は、電気ヒータ130にてガスクーラ22を通過した空気を更に加熱することができるので、収容室10に常時高温の空気を送ることができるようになる。これにより、乾燥運転の開始時における加熱能力が改善され、被洗濯物の乾燥時間を著しく短縮することができるようになる。
ここで、前記電気ヒータ130は当該電気ヒータ130に供給する電力を蓄積するための蓄電手段としてのバッテリー132を備えた電気回路140に接続されている。即ち、電気回路140は、前記電気ヒータ130と、バッテリー132と、バッテリー132への電力供給を制御する制御スイッチ134と、電気ヒータ130への電力供給(バッテリー132からの電力供給)をON/OFFするためのスイッチ136等により構成されている。そして、バッテリー132は整流器138を介して電源145(商用交流100V)に接続されている。尚、前記制御スイッチ134は制御装置110に接続されており、制御装置110により制御スイッチ134がONされると、バッテリー132に蓄電され、制御スイッチ134がOFFされると、バッテリー132への蓄電が停止される。
また、142は洗濯乾燥機200に流れる電流値を検出する検出器(CT)であり、検出器142の出力は制御装置110に接続されている。そして、制御装置110は、検出器142にて検出される電流値が洗濯乾燥機200の電源入力制限(15A)の範囲内となるように、電気回路140のバッテリー132への蓄電を制御している。即ち、検出器142にて検出される電流値が15Aに達すると制御装置110は前記制御スイッチ134をOFFするものである。
上記のように制御装置110にてバッテリー132への蓄電を制御しない場合(この場合の電気回路を図4に示す)、電流値が15Aに達してもバッテリー132への供給がなされる。即ち、洗濯乾燥機200の電源入力制限を超えてしまうため、新たに電気工事を行わなければならない。同様に係るバッテリー132による蓄電を行わずに、乾燥運転時に直接電気ヒータ130を運転した場合においても、乾燥運転には多量の電力を要するため、電気ヒータ130を運転することで、電源入力制限を越えてしまう。
しかしながら、電気ヒータ130へ供給する電力を蓄積するバッテリー132を設けて、制御装置110にて電源入力制限の範囲内で係るバッテリー132への電力の蓄積を実行するものとしたので、上記のような不都合を回避することができるようになる。これにより、当該洗濯乾燥機200の電源設備コストの増大を極力抑えることができるようになる。
次に、この場合の洗濯乾燥機200の動作を説明する。尚、洗濯運転におけるコンプレッサ21以外の動作は前記実施例1と同様であるが、この洗濯運転中、制御装置110は前記制御スイッチ134をON−OFFしてバッテリー132に電力を供給し、当該バッテリー132に蓄電する。尚、コンプレッサ21はまだ停止された状態である。また、前述の如く制御装置110は検出器142にて検出される洗濯乾燥機200の運転に使用する全電流値が電源入力制限(15A)に達すると、前記制御スイッチ134をOFFしてバッテリー132への電力供給を停止する。また、バッテリー132に所定量の電力が蓄積、若しくは、所定時間蓄積されると、制御装置110は制御スイッチ134をOFFする。
一方、乾燥運転に入ると、制御装置110はコンプレッサ21の電動要素を起動すると共に、送風機75の運転も開始する。これにより、コンプレッサ21の前記第1の回転圧縮要素に冷媒(CO2)が吸い込まれて圧縮される。第1の回転圧縮要素で圧縮されて中
間圧となった冷媒は密閉容器内に吐出され、この密閉容器内に吐出された冷媒は第2の回転圧縮要素に吸入され、2段目の圧縮が行われて高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管32より外部に吐出される。
冷媒吐出管32から吐出された冷媒ガスはガスクーラ122に流入する。ここで、コンプレッサ21で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。また、ガスクーラ22に流入したときの冷媒は約+130℃程まで上昇しており、係る高温高圧の冷媒ガスはガスクーラ22で放熱する。ガスクーラ22を出た冷媒は、膨張弁23で減圧され、次に蒸発器24に流入してそこで周囲から吸熱し、蒸発して冷媒導入管30からコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に吸い込まれる循環を行うようになる。
また、制御装置110はコンプレッサ21の起動と同時に前記電気回路140のスイッチ136をONする。これにより、バッテリー132に蓄積された電力が電気ヒータ130に供給され、電気ヒータ130が発熱する。
そして、前記送風機75の運転により、ガスクーラ22において高温高圧の冷媒の放熱により加熱された空気は、送風機75に吸い込まれた後、電気ヒータ130を通過し、ここで電気ヒータ130により更に加熱されて高温となり、空気循環経路72の出口74から中空部9内に出て内槽ドラム5の収容室10内に吐出される。
ここで、前述した如くコンプレッサ21の運転開始時点ではガスクーラ22の温度は直ぐには上昇しないが、収容室10内に送られる空気をガスクーラ22と電気ヒータ130により加熱することで、乾燥運転の開始時においても高温に加熱された空気を収容室10内に送ることができるようになる。これにより、乾燥運転の開始時における加熱能力が改善し、被洗濯物の乾燥時間を著しく短縮することができるようになる。
特に、洗濯運転中にバッテリー132に蓄電しておくことにより、乾燥運転の開始直前にバッテリー132に蓄電できるようになり、自然放電を極力抑えてエネルギーを効率良く使用できるようになる。
尚、上記実施例では、洗濯運転中にバッテリー132への蓄電を行うものとしたが、これに限らず、洗濯乾燥機200の洗濯運転前にバッテリー132への蓄電を行うものとしても構わない。この場合、例えばバッテリー132への蓄電を深夜電力を使って行えば、運転コストの低減を図ることができるようになる。また、前記電気ヒータ130は乾燥運転の開始時、例えば、乾燥運転開始時から予め設定された時間のみ通電するものとしてもよい。
次に、図3を参照して本発明の洗濯乾燥機のもう一つの他の実施例について詳述する。図3はこの場合の洗濯乾燥機300の側面から見た内部構成図を示している。尚、図3において図1及び図2と同一の符号が付されているものは、同一、若しくは、同様の効果を奏するものとする。
図3において、150はこの場合の電気ヒータであり、当該電気ヒータ150には、当該電気ヒータ150の加熱により蓄熱する蓄熱材160が交熱的に設けられている。そして、この蓄熱材160は空気循環経路72の他端に形成された出口74近傍の空気循環経路72内に設置されている。また、電気回路140には、電気ヒータ150への電力供給を制御する制御スイッチ152が設けられており、制御装置110によりON/OFFが制御されている。そして、検出器142にて検出される電流値が15Aに達すると制御装置110は前記制御スイッチ154をOFFして、電気ヒータ150への電力供給を停止する。また、制御装置110は乾燥運転時に前記蓄熱材160の放熱により収容室10内に吐出される空気を加熱する。
即ち、この実施例の洗濯乾燥機300は、乾燥運転時に内槽ドラム5内の空気を送風機75により空気循環経路72内に循環させることにより、空気循環経路72の送風機75の手前に設けられたガスクーラ122との熱交換にて空気を加熱する。その後、更に、空気循環経路72の出口74側に設けられた蓄熱材160にて空気を加熱し、内槽ドラム5内の収容室10に吐出する。そして、収容室10内を循環し、被洗濯物を乾燥させた後の空気は、入口73から空気循環経路72内に吸い込まれ、この入口73側に設けられた蒸発器24と熱交換して冷却され、除湿された後、再びガスクーラ22にて加熱され、送風機75に吸い込まれて蓄熱材160に送られ、収容室10内に吐出される構成とされている。
上記の如く、乾燥運転時にガスクーラ122における熱交換により加熱された空気を蓄熱材160にて更に加熱することで、収容室10に吐出される空気を高温に加熱することができるようになる。
特に、乾燥運転の開始時でコンプレッサ21の運転開始直後はガスクーラ122が前述した如く温まっておらず、空気循環経路72内の空気を充分に加熱することができない。このため、収容室10内の被洗濯物を加熱して湿気を取り除くことができなかった。
しかしながら、本実施例の洗濯乾燥機300は、電気ヒータ150にて予め加熱された蓄熱材160にてガスクーラ122を通過した空気を加熱することができるので、収容室10に常時高温の空気を送ることができるようになる。この場合においても、上記実施例と同様に被洗濯物の乾燥時間を著しく短縮することができるようになる。
ここで、制御装置110は、検出器142にて検出される電流値が洗濯乾燥機300の電源入力制限(15A)の範囲内となるように電気ヒータ150への通電を制御している。即ち、検出器142にて検出される電流値が15Aに達すると制御装置110は前記制御スイッチ154をOFFするものである。
上記のように制御装置110にて電気ヒータ150への通電を制御しない場合、電流値が15Aに達しても電気ヒータ150への供給がなされる。即ち、洗濯乾燥機300の電源入力制限を超えてしまうため、新たに電気工事を行わなければならない。同様に蓄熱材160への蓄熱を行わずに、乾燥運転時に直接電気ヒータ150を運転した場合においても、乾燥運転には多量の電力を要するため、電気ヒータ150を運転することで、電源入力制限を越えてしまう。
しかしながら、電気ヒータ150にて加熱される蓄熱材160を設けて、制御装置110にて電源入力制限の範囲内で係る電気ヒータ150に通電し、その発熱を蓄熱材160に蓄積するものとしたので、上記のような不都合を回避することができるようになる。これにより、当該洗濯乾燥機300の電源設備コストの増大を極力抑えることができるようになる。
次に、この場合の洗濯乾燥機300の動作を説明する。尚、洗濯運転におけるコンプレッサ21以外の動作は前記実施例1と同様であるが、この洗濯運転中、制御装置110は前記制御スイッチ154をON−OFFして電気ヒータ150に通電し、蓄熱材160を加熱して蓄熱する。尚、コンプレッサ21はまだ停止された状態である。また、前述の如く制御装置110は検出器142にて検出される洗濯乾燥機300の運転に使用する全電流値が電源入力制限(15A)に達すると、前記制御スイッチ154をOFFして電気ヒータ150への通電を停止する。また、蓄熱材160への蓄熱が完了し、若しくは、所定時間蓄熱されると、制御装置110は制御スイッチ154をOFFする。
一方、乾燥運転に入ると、制御装置110はコンプレッサ21の電動要素を起動すると共に、送風機75の運転も開始する。これにより、コンプレッサ21の前記第1の回転圧縮要素に冷媒(CO2)が吸い込まれて圧縮される。第1の回転圧縮要素で圧縮されて中
間圧となった冷媒は密閉容器内に吐出され、この密閉容器内に吐出された冷媒は第2の回転圧縮要素に吸入され、2段目の圧縮が行われて高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管32より外部に吐出される。
冷媒吐出管32から吐出された冷媒ガスはガスクーラ122に流入する。ここで、コンプレッサ21で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。また、ガスクーラ22に流入したときの冷媒は約+130℃程まで上昇しており、係る高温高圧の冷媒ガスはガスクーラ22で放熱する。ガスクーラ22を出た冷媒は、膨張弁23で減圧され、次に蒸発器24に流入してそこで周囲から吸熱し、蒸発して冷媒導入管30からコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に吸い込まれる循環を行うようになる。
そして、前記送風機75の運転により、ガスクーラ22において高温高圧の冷媒の放熱により加熱された空気は、送風機75に吸い込まれた後、蓄熱材160を通過し、ここで蓄熱材160により更に加熱されて高温となり、空気循環経路72の出口74から中空部9内に出て内槽ドラム5の収容室10内に吐出される。
ここで、前述した如くコンプレッサ21の運転開始時点ではガスクーラ22の温度は直ぐには上昇しないが、収容室10内に送られる空気をガスクーラ22と蓄熱材160により加熱することで、乾燥運転の開始時においても高温に加熱された空気を収容室10内に送ることができるようになる。これにより、乾燥運転の開始時における加熱能力が改善し、被洗濯物の乾燥時間を著しく短縮することができるようになる。
特に、洗濯運転中に蓄熱材160に蓄熱しておくことにより、乾燥運転の開始直前に蓄熱材160に蓄熱できるようになり、放熱を極力抑えてエネルギーを効率良く使用できるようになる。
尚、上記実施例では、洗濯運転中に蓄熱材160への蓄熱を行うものとしたが、これに限らず、洗濯乾燥機300の洗濯運転前に蓄熱材160への蓄熱を行うものとしても構わない。この場合、例えば電気ヒータ150への通電を深夜電力を使って行えば、運転コストの低減を図ることができるようになる。
尚、上記各実施例に使用するコンプレッサ21を第1及び第2の回転圧縮要素を備えた内部中間圧型多段(2段)圧縮式のロータリコンプレッサとしたが、本発明に使用可能なコンプレッサ21はこれに限定されるものではない。
本発明の実施例の洗濯乾燥機の内部構成図である。 本発明の他の実施例の洗濯乾燥機の内部構成図である。 本発明のもう一つの他の実施例の洗濯乾燥機の内部構成図である。 電気入力上限の範囲内での電力制御を実行しない場合の電気回路を示す図である。
符号の説明
1 本体
2 外槽ドラム
5 内槽ドラム
7 透孔
8 軸
9 中空部
10 収容室
12 排水通路
13 排水バルブ
15 給水通路
20 冷媒回路
21 コンプレッサ
22、122 ガスクーラ
23 膨張弁
24 蒸発器
30 冷媒導入管
32 冷媒吐出管
35 給水バルブ
70 機械室
72 空気循環経路
73 入口
74 出口
75 送風機
100、200、300 洗濯乾燥機
110 制御装置
130、150 電気ヒータ
132 バッテリー
134、154 制御スイッチ
136 スイッチ
138 整流器
140 電気回路
142 検出器
145 電源
160 蓄熱材

Claims (3)

  1. 被洗濯物を収容する収容室を備え、該収容室内において前記被洗濯物の洗濯運転と該洗濯運転終了後の乾燥運転とを実行する洗濯乾燥機において、
    コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、
    送風手段により、前記放熱器と熱交換した空気を前記収容室内に吐出し、該収容室内を経た空気を前記蒸発器と熱交換させるための空気経路と
    前記コンプレッサと送風手段を運転して前記乾燥運転を実行する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記乾燥運転に入る前に前記コンプレッサの運転を開始するとともに、前記乾燥運転に入る前の脱水行程の途中から前記送風手段の運転を開始するようにした、ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 被洗濯物を収容する収容室を備え、該収容室内において前記被洗濯物の洗濯運転と該洗濯運転終了後の乾燥運転とを実行する洗濯乾燥機において、
    コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、
    送風手段により、前記放熱器と熱交換した空気を前記収容室内に吐出し、該収容室内を経た空気を前記蒸発器と熱交換させるための空気経路と
    前記コンプレッサと送風手段を運転して前記乾燥運転を実行する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記乾燥運転に入る前に前記コンプレッサの運転を開始するとともに前記送風手段を運転せず、その後、前記乾燥運転に入る前の脱水行程の途中であって前記コンプレッサが運転されている状態において、前記送風手段の運転を開始するようにした、ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 前記コンプレッサは、前記脱水行程に移行されたときには運転が開始されている、ことを特徴とする請求項2に記載の洗濯乾燥機。
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