JP2011217994A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011217994A
JP2011217994A JP2010091198A JP2010091198A JP2011217994A JP 2011217994 A JP2011217994 A JP 2011217994A JP 2010091198 A JP2010091198 A JP 2010091198A JP 2010091198 A JP2010091198 A JP 2010091198A JP 2011217994 A JP2011217994 A JP 2011217994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
drying machine
heater
power
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010091198A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Matsui
康博 松井
Akinori Kaneko
哲憲 金子
Shinji Ueno
真司 上野
Hiroshi Osugi
寛 大杉
Hideyuki Kimura
秀行 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2010091198A priority Critical patent/JP2011217994A/ja
Publication of JP2011217994A publication Critical patent/JP2011217994A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

【課題】洗濯乾燥機の外で発電した電力を洗濯乾燥機に簡単に供給することが可能な洗濯乾燥機を提供することを課題とする。
【解決手段】衣類を収容するドラム8と、前記ドラム8を内包する外槽10と、前記ドラム8を回転駆動するモータ9と、前記外槽10を覆う筺体1を有した洗濯乾燥機において、前記洗濯乾燥機の外部で発電した電力を前記洗濯乾燥機の外側に設けた供給口49から供給し、洗濯乾燥機を運転する電力源とすることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、洗濯乾燥機に関するもので、特に洗濯乾燥機の省電力化に関する。
洗濯乾燥機たとえばドラム式洗濯乾燥機は、略水平もしくは前方を上に向けて傾斜させたドラム内に衣類を投入して洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程を行うものである。洗い工程、すすぎ工程、乾燥工程時にはドラムを低速で回転させ、ドラム下方に溜まった衣類を持ち上げて、ドラム上方から落下させるタンブリング動作を行う。このタンブリング動作により、衣類に機械的な力を与えて洗浄および乾燥を行っている。脱水工程時にはドラムを高速で回転させ、回転による遠心力で衣類から水分を衣類の外に押し出す遠心脱水を行う。その後、加熱手段・送風手段により、衣類に温風を吹き付け衣類に残った水分を蒸発させる乾燥工程を行う。
このように、ドラムを回転させる動力、衣類を乾かすための加熱に必要な電力、送風機を運転させる動力として、電気エネルギが必要になっている。特に、乾燥工程で消費される電力は大きく、省電力化が望まれている。
従来の洗濯機および洗濯乾燥機の省電力化の方法としては太陽光発電装置を利用したものが提案されている(特許文献1)。
特開平10−211386号公報
しかしながら、太陽光発電装置は屋外に設置されるのに対し、洗濯乾燥機は家の中に設置されることが多い。そのため、特許文献1で開示されたように太陽光発電装置で発電した電力を洗濯乾燥機に供給するためには、家の外と中をあらかじめつないだり、家の中もしくは壁の中に電線を配回したりと、設備が大掛かりになり、望ましくない。この点は、太陽光発電装置以外の発電装置や発電デバイスでも同じである。
そこで、洗濯乾燥機の外で発電した電力を洗濯乾燥機に簡単に供給することが可能な洗濯乾燥機を提供することを課題とする。
本発明は、このような課題を解決するために、請求項1に係る洗濯乾燥機は、衣類を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を内包する外槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動装置と、前記外槽を覆う筺体を有した洗濯乾燥機において、前記洗濯乾燥機の外部で発電した電力を前記洗濯乾燥機の外側に設けた供給口から供給し、洗濯乾燥機を運転する電力源とすることを特徴とする。
本発明によれば、洗濯乾燥機の外で発電した電力を洗濯乾燥機に簡単に供給することが可能な洗濯乾燥機を提供することができ、商用電源からの電力の使用を低減することができる。
第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機および発電シートの外観斜視図である。 第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示すために筺体の一部および外槽を切断して示した右側面図である。 第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の脚周辺の発電シートの断面図である。 発電シートの内部構造を示すためにゴム板の一部を切断して示した平面図である。 一つの脚に属する複数の圧電素子の配線を示す模式図である。 第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機のモータ、メインヒータ、サブヒータを制御する制御装置を説明する回路図である。 第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 マイコンが備えるヒータ制御部の構成を示す機能ブロック図である。 制御テーブルに格納されるサブヒータの状態遷移表である。 制御テーブルに格納されるサブヒータの状態遷移表である。 第2実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図である。 発電装置である運動器具の斜視図である。 第3実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機とドラム式洗濯乾燥機に取り付けられた発電装置を示す斜視図である。 第3実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機に取り付けられる発電装置の模式図である。 第4実施形態に係る洗濯乾燥機を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機および発電シートの外観斜視図である。
<ドラム式洗濯乾燥機>
まず、ドラム式洗濯乾燥機について説明する。
ドラム式洗濯乾燥機の外郭を構成する筺体1は、ベース1hの上に取り付けられており、左右の側板1a、1bと、前面カバー1cと、背面カバー1d(図2参照)と、上面カバー1eと、下部前面カバー1fとを有している。左右の側板1a、1bは、コの字型の上補強材(図示せず)、前補強材(図示せず)、後補強材(図示せず)で結合されており、ベース1hを含めて箱状の筺体1を形成し、ドラム式洗濯乾燥機の筺体として十分な強度を有している。また、ベース1hの四隅にはドラム式洗濯乾燥機全体を支持する脚14が設けられている。
ドア2は、前面カバー1cの略中央に設けた衣類を出し入れするための投入口を塞ぐためのものであり、前補強材(図示せず)に設けたヒンジ(図示せず)で開閉可能に支持されている。ドア開放ボタン2aを押すことでロック機構(図示せず)が外れてドア2が開き、ドア2を前面カバー1cに押し付けることでロックされて閉じる。前補強材(図示せず)は、後述する外槽10の開口部10b(図2参照)と同心に、衣類を出し入れするための円形の開口部を有している。
筺体1の上部中央に設けた操作・表示パネル3は、電源スイッチ4と、操作スイッチ5と、表示器6とを備える。また、操作・表示パネル3は、筺体1下部に設けたメイン制御装置7a(図2参照)と電気的に接続している。
洗剤容器は、筺体1内の上部左側に設けており、前部開口から引き出し式の洗剤トレイ15を装着する。洗剤容器は、筺体1の上補強材に固定されている。
洗剤容器の後方には、給水弁16a(図7参照)や風呂水給水ポンプ(図示せず)、水位センサ(図示せず)など給水に関連する部品を設けてある。また洗剤容器は、外槽10(図2参照)に接続されている。給水弁16aは多連弁で、洗剤容器、水冷除湿機構(図示せず)を備えた乾燥ダクト18へ給水する。上面カバー1eには、水道栓からの給水ホース接続口16および風呂の残り湯の吸水ホース接続口17が設けてある。
図2は、第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示すために筺体の一部および外槽を切断して示した右側面図である。
ドラム8は回転可能に支持されており、その外周壁および底壁に通水および通風のための多数の貫通孔を有し、前側端面に衣類を出し入れするための開口部8aを設けてある。開口部8aの外側には、ドラム8と一体の流体バランサ8cを備えている。外周壁の内側には、軸方向に延びるリフタ8bが複数個設けてあり、洗濯、乾燥時にドラム8を回転すると、衣類はリフタ8bと遠心力で外周壁に沿って持ち上がり、重力で落下するような動きを繰り返すタンブリング動作を行う。ドラム8の回転中心軸は、水平または開口部8a側が高くなるように、水平に対して0〜30°程度傾斜している。
円筒状の外槽10は、ドラム8を同軸上に内包し、前面は開口し、後側端面の外側中央にモータ9を備える。モータ9の回転軸9aは、外槽10を貫通し、ドラム8と結合している。また、モータ9は、その回転を検出するホール素子あるいはフォトインタラプタなどで構成される回転検出装置61を備える。
外槽10の前面の開口部には、外槽カバー10aを設け、外槽10内への貯水を可能としている。外槽カバー10aの前側中央には、衣類を出し入れするための開口部10bを有している。開口部10bと前補強材(図示せず)に設けた開口部は、ゴム製のベローズ11で接続しており、ドア2を閉じることで外槽10を水封する。
外槽10の底面最下部には、排水口10dが設けてあり、排水ホース12と接続している。排水口10dと排水ホース12との間には排水弁12aが設けてあり、排水弁12aを閉じて給水することで外槽10に水を溜め、また、排水弁12aを開いて外槽10内の水を機外へ排出することができる。
外槽10は、下側をベース1hに固定されたサスペンション13(コイルばねとダンパで構成)で防振支持されている。また、外槽10の上側は上部補強部材に取り付けた補助ばね(図示せず)で支持されており、外槽10の前後方向への倒れを防ぐ。
乾燥ダクト18は、筺体1の背面内側に縦方向に設置され、ダクト下部は外槽10の背面下方に設けた吸気口10cにゴム製の蛇腹管A(18a)で接続される。乾燥ダクト18内には、水冷除湿機構(図示せず)を内蔵しており、給水弁16a(図7参照)から水冷除湿機構へ冷却水を供給する。冷却水は乾燥ダクト18の壁面を伝わって流下し吸気口10cから外槽10に入り排水口10dから排水ホース12を通り機外へ排出される。
また、外槽10に設けた吸気口10cの近傍には、外槽10内の空気温度を検出する温度検出装置62を備える。
乾燥ダクト18の上部は、筺体1内の上部右側に前後方向に設置したフィルタダクト19に接続している。フィルタダクト19の前面には開口部を有しており、この開口部に引き出し式の乾燥フィルタ20を挿入してある。乾燥フィルタ20は、メッシュ式のフィルタであり、乾燥ダクト18からフィルタダクト19へ入った空気は、乾燥フィルタ20に流入し、糸くずが除去される。なお、乾燥フィルタ20の掃除は、乾燥フィルタ20を引き出してメッシュ式のフィルタを取り出して行う。
また、フィルタダクト19の乾燥フィルタ20挿入部の下面には開口部が設けてあり、この開口部により、フィルタダクト19と送風ユニット22の吸気口と接続されており、送風ユニット22に空気が吸い込まれる。
送風ユニット22は、駆動用のファンモータ22a、ファン羽根車(図示せず)、ファンケース22bで構成されている。また、ファンケース22bにはメインヒータ23が内蔵されており、ファン羽根車から送られる空気を加熱する。
送風ユニット22の吐出口は、送風ダクト24に接続する。送風ダクト24は、ゴム製の蛇腹管B(24a)を介して外槽カバー10aに設けた吹き出し口25に接続している。図2では、送風ユニット22が筺体1内の上部右側に設けてあるので、吹き出し口25は外槽カバー10aの右斜め上の位置に設け、吹き出し口25までの距離を極力短くするようにしてある。
脱水運転時および乾燥運転時の風の流れは図2に示す矢印のようになる。
矢印31に示すように、送風ユニット22のファンモータ22aを駆動して、ファン羽根車を回転させることにより、メインヒータ23に向けて空気を送り出す。そして、メインヒータ23を通電し、送風ユニット22から送り出された空気を温めて温風とし、送風ダクト24へ送る。
送風ダクト24、蛇腹管B(24a)を通り吹き出し口25からドラム8内に高速の温風が吹き込み(矢印32)、湿った衣類に当たり、衣類を温め衣類から水分が蒸発する。
高温高湿となった空気は、ドラム8に設けた貫通孔から外槽10に流れ、吸気口10cから蛇腹管A(18a)を通り乾燥ダクト18に吸い込まれ、乾燥ダクト18を下から上へ流れる(矢印33)。乾燥ダクト18の壁面には、水冷除湿機構からの冷却水が流れ落ちており、高温高湿の空気は冷却水と接触することで冷却除湿され、低温低湿の空気となり、フィルタダクト19、乾燥フィルタ20を通り糸屑が取り除かれ、送風ユニット22に吸い込まれる(矢印34)。
そして、送風ユニット22から送り出された空気がメインヒータ23で再度加熱され(矢印31)、高速の温風がドラム8内に吹き込む(矢印32)ように循環する。
この循環する風(空気)の流れの中にサブヒータA(35)が設けられている。サブヒータA(35)で発した熱により衣類を温めるためには、熱が水冷除湿機構の冷却水に奪われないようにする必要がある。このため、サブヒータA(35)は乾燥ダクト18より下流側に配置する。具体的には、図1に示すように、サブヒータA(35)は送風ダクト24内に設けられている。なお、サブヒータA(35)は、吹き出し口25に設けられていてもよい。
また、外槽10の内部の下方側でドラム8との隙間にサブヒータB(36)が設けられている。サブヒータB(36)は、洗濯中の洗濯水の温度を上昇させるために設けられ、洗濯中に洗濯水中に浸かる位置に配置されている。なお、サブヒータB(36)は、洗濯水に浸かるため、防水加工されたヒータが望ましい。
サブヒータA(35)およびサブヒータB(36)は、サブヒータ制御装置7bに接続されている。また、サブヒータ制御装置7bは、後述するコネクタB(49)と接続されている。
<発電シート>
次に、第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の下に敷かれる発電シートについて説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の脚14の下には、発電シート41が敷かれている。図3から図5を用いて発電シート41について説明する。
図3は、第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の脚周辺の発電シートの断面図である。
発電シート41は、2枚のゴム板42a,42bで圧電素子43を挟む構造を有する。
圧電素子43は、2つの圧電素子43a,43bを薄い金属板44を介して貼り合わせたバイモルフ型の圧電素子の方が発電量を大きくすることができ、望ましい。バイモルフ型の圧電素子43の電極は、圧電素子43aの一端と圧電素子43bの一端とで構成され、圧電素子43aの他端と圧電素子43bの他端とが金属板44を介して電気的に接続し、直列に構成される。圧電素子43a,43bの変形により、電極間に電気を誘起する。
このような圧電素子43(43a,43b)の上にドラム式洗濯乾燥機の筺体1のベース1hの略四隅を支える脚14を載せるように配置される。
ドラム式洗濯乾燥機の洗濯運転時には、衣類がドラム8内を落下(タンブリング動作)することにより、外槽10が振動する。また、ドラム式洗濯乾燥機の脱水運転時には、衣類の遠心力を受けて、外槽10が振動する。これらの外槽10の振動は、サスペンション13を介して筺体1に伝わり、脚14にかかる荷重が変化する。この荷重の変化により、ゴム板42a,42bが変形し、併せて圧電素子43(43a,43b)も変形することにより発電する。
ドラム式洗濯乾燥機の脚14は略円筒状のゴムで構成され、ベース1hの下面の略四隅に設けたくぼみにねじ止めされている。脚14のほうがくぼみより長く、脚14が発電シート41に接する。
ここで、圧電素子43(43a,43b)の発電量を多くするためには、圧電素子43(43a,43b)の変形量を大きくする必要がある。そのためには、ゴム板42a,42bの変形も大きくしなければならず、ゴム板42a,42bのゴムは柔らかいほうが望ましい。具体的には、ゴム板42a,42bのゴムは脚14のゴムより柔らかくする。もしくは、脚14の材質をゴムに変えて、プラスチックや金属にする。このように構成することで、脚14に作用する荷重の変化を圧電素子43(43a,43b)が受けやすくすることができる。
また、効率よく発電するために、圧電素子43(43a,43b)を効率よく配置する必要がある。即ち、圧電素子43(43a,43b)は、発電シート41に均等に配置されずに、脚14の下に数多く配置されるほうが望ましい。
図4は、発電シートの内部構造を示すためにゴム板の一部を切断して示した平面図である。図4の右側は、上側のゴム板42aを取り除いた図を示しており、脚14が配置される近傍の下には圧電素子43を複数配置し、脚14が配置される近傍と他の脚14が配置される近傍との間には圧電素子43を配置してない。これは、脚14が配置される場所から遠ざかるほどドラム式洗濯乾燥機の荷重を受けにくくなるため、圧電素子43(43a,43b)の変形は小さくなり、発電量が減少する。そのため、圧電素子43はドラム式洗濯乾燥機の脚14が配置される発電シート41の四隅に近いところに集中して配置されることが望ましい。もっとも、発電シート41の中央にも圧電素子43を配置してもかまわない。しかし、圧電素子43を脚14が配置される近傍に集めて配置し、変形が小さい発電シート41の中央付近に電力線46を配置するほうが望ましい。
また、図4の左側に示すようにゴム板42aの表面にはドラム式洗濯乾燥機の脚14を乗せる位置を示すマーク47を設ける。図4では、発電シート41の隅近傍の円で描かれている。作業者は、このマーク47で示された中に脚14を入れるようにドラム式洗濯乾燥機を配置する。マーク47は圧電素子43を多く配した部分を示しており、マーク47で示された中に脚14を配置すれば、発電シート41の圧電素子43がドラム式洗濯乾燥機の荷重を受けやすく、変形しやすくなり、圧電素子43の発電量が多くなる。
図4に示すように、一つの脚14の下には圧電素子43が複数枚配置されている。
図5は、一つの脚に属する複数の圧電素子の配線を示す模式図である。一つの脚14に属する複数の圧電素子43は、図5に示すように、電力線46を介して並列に連結されている。このとき各圧電素子43の極は、同じ方向を向けられて配置される。例えば、脚14から下向きの力が各圧電素子43に加えられると、各圧電素子43は下側が凸になるように変形する。このときの圧電素子43間の電圧がすべて同じ方向になるように誘起される。このように構成することで、各圧電素子43で発電した電力を互いに打ち消さないようにすることができる。なお、図5では、一つの脚14に属する複数の圧電素子43は並列に連結されているが、直列に連結される構成としてもよい。
また、図4および図5のように一つの脚14に属する圧電素子43ごとに発電した電力をまとめる。
ドラム式洗濯乾燥機の脚14にかかる力のバランスは、運転状況によって変化する。
洗濯運転中においては、タンブリング動作により衣類が落下する力を受けており、基本的には、発電シート41に対して各脚14とも同じ方向に力を発生する。一方、脱水運転中においては、回転速度によって力の向きが異なる。例えば、200rpm以下では、ドラム式洗濯乾燥機の筺体1は左右に振動し、右側の脚14と左側の脚14とで交互に力の向きを変えるが、300rpm付近では、ドラム式洗濯乾燥機の筺体1は前後に振動し、前側の脚14と後側の脚14とで交互に力の向きを変え、600rpm付近では、ドラム式洗濯乾燥機の筺体1は再び左右に振動し、右側の脚14と左側の脚14とで交互に力の向きを変える。このように、交互に力の向きを変えるような場合、それぞれの脚14の下に配置された圧電素子43で発電される電力の向きも異なる。このような向きが異なる電力を発生する圧電素子43を直列または並列に連結して同じ電線にまとめると発電力の低下につながり、効率的でない。そのため、発電した電力は、図4、図5に示すように、脚14ごとにまとめるほうが望ましい。
もっとも、電力線の都合で左側と右側の2つにまとめても構わないし、全部をまとめても構わない。全部をまとめた場合でも、ドラム式洗濯乾燥機の洗濯運転中の衣類のタンブリング動作に起因する電力を得ることができる。また、左側と右側の2つにまとめた場合には、洗濯運転中の電力に加え、脱水工程の高速遠心脱水時のドラム式洗濯乾燥機の筺体1の左右振動に起因する電力を得ることができる。
また、発電シート41は、図4では、1枚の発電シート41でドラム式洗濯乾燥機の全ての脚14の下に配置されるものとして説明したが、ドラム式洗濯乾燥機の脚ごとに4つに分割されていてもよく、左側と右側の2つに分割されていてもよい。
再び図1を参照して説明すると、発電シート41で発電した電力はコネクタA(48)を介して、ドラム式洗濯乾燥機に供給される。コネクタA(48)は使用者が扱いやすいように、ドラム式洗濯乾燥機の前脚を乗せる位置より前側が望ましい。また、湿った衣類がコネクタA(48)に落ちても感電等起こさないように防水処理をされたコネクタであるほうが望ましい。また、湿った衣類等が落ちにくい位置であることが望ましく、中央より左右どちらかに寄った位置のほうが望ましい。本実施形態では、コネクタA(48)を介して発電シート41より電力線を出しているが、直接電力線を出してもよい。
電力線はドラム式洗濯乾燥機のベース1hの前面に設けたコネクタB(49)に接続される。衣類の投入口から水が漏れてコネクタB(49)にかからないように、図1および図2に示すように、コネクタB(49)はドラム式洗濯乾燥機の筺体1(ベース1h)の表面より一段奥に下げた面に設けられている。
さらに、コネクタB(49)を覆う開閉式のカバー50が設けられている。さらに、水等がかかりにくいように、コネクタB(49)は投入口の中央下よりも、左右どちらかに寄せて配置される。このように、電力の供給口(コネクタB(49))をドラム式洗濯乾燥機の前面に設けることで、ドラム式洗濯乾燥機の外部で発電した電力を簡単に供給しやすくなる。本実施形態では電力の供給口をベース1hの前面に設けているが、ベース1hの側面前方、下部前面カバー1f、前面カバー1c、上面カバー1eに設けても使用者からのアクセスは容易であり、望ましい。また、本実施形態ではコネクタB(49)はベース1hに直接固定されているが、ベース1hから商用電源用の電線よりも短い電線を出して、その先にコネクタB(49)を設け、発電シート41に設けたコネクタA(48)に差し込んでもよい。電線が短いため、コネクタB(49)から給電しないときは、ベース1hとカバー50と隙間に収納すればよい。
<給電回路>
給電回路について、適宜図1等を参照しつつ、図6に沿って説明する。
図6は、第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機のモータ、メインヒータ、サブヒータA、サブヒータBを制御する制御装置を説明する回路図である。
発電シート41(圧電素子43)で発電された電力は、コネクタA(48)、コネクタB(49)、サブヒータ制御装置7bを介して、サブヒータA(35)、サブヒータB(36)に給電される。
各脚14に対応する圧電素子43のグループ(図5参照)から供給された電力は、それぞれダイオードで構成された整流回路51a〜51dにより直流に変換され、チョークコイル52を経てコンデンサ53に接続される。なお、図6では、整流回路51a〜51dにより直流に変換された電力を並列に接続されているが、直列に接続する構成としてもよい。
コンデンサ53は、発電シート41(圧電素子43)で発電された電力を充電する充電部として機能するだけでなく、チョークコイル52とコンデンサ53とで平滑回路を形成する。コンデンサ53は容量が大きいほうが望ましく、電気2重層コンデンサが望ましい。なお、コンデンサ53に変えて二次電池を用いてもよい。
コンデンサ53の先は2つに分岐しており、一方はサブヒータA(35)、他方はサブヒータB(36)に接続されている。コンデンサ53とサブヒータA(35)との間にはサブヒータAスイッチ54が設けられ、コンデンサ53とサブヒータB(36)との間にはサブヒータBスイッチ55が設けられている。サブヒータAスイッチ54およびサブヒータBスイッチ55は、メイン制御装置7aのマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と称する)56によってスイッチのON/OFFが制御される。
このように、サブヒータ制御装置7bは、整流回路51a〜51dと、チョークコイル52と、コンデンサ53と、サブヒータAスイッチ54と、サブヒータBスイッチ55と、を備え、サブヒータA(35)およびサブヒータB(36)と電力線を介して接続されている(図2参照)。
これにより、サブヒータAスイッチ54、および/または、サブヒータBスイッチ55をONにすることにより、コンデンサ53から放電され、サブヒータA(35)、および/または、サブヒータB(36)に電力が供給される。また、サブヒータAスイッチ54およびサブヒータBスイッチ55をOFFにすることにより、発電シート41から供給される電力がコンデンサ53に充電される。
図6に示すように、サブヒータA(35)、サブヒータB(36)は、商用電源57から電力供給されるものではなく、発電シート41で発電した電力で動作する。
コネクタB(49)から供給された電力を商用電源57と併用して同じ負荷(ヒータ)に電力を供給するためには、電力を分配する回路および制御等が必要になり、回路等が複雑になる。
これに対し、本実施形態では、商用電源57からの電力線は、メインヒータ23やモータ9等に接続されているが、サブヒータA(35)、サブヒータB(36)には接続されていない。商用電源57はメイン制御装置7aに接続され、整流回路58により直流に変換され、ヒータスイッチ59を介してメインヒータ23に供給される。また、モータ駆動回路68を介してモータ9に供給される。ヒータスイッチ59はマイコン56によってスイッチのON/OFFが制御される。図6に示すように、サブヒータA(35)、サブヒータB(36)に供給する電力源は商用電源57と別に設けられており、さらに制御装置もメイン制御装置7aとは別にサブヒータ制御装置7bを設けることにより、制御装置が複雑にならず、また、制御装置が大型化せず、望ましい。
<メイン制御装置>
メイン制御装置7aについて、適宜図1等を参照しつつ、図7と図8に沿って説明する。
図7は、第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機のメイン制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
メイン制御装置7aの制御部は、マイコン56を中心に構成される。マイコン56は、運転パターンデータベース63と、工程制御部64と、回転速度算出部65と、モータ制御部66と、ヒータ制御部67とを備える。
使用者により洗濯された運転コースが操作スイッチ5から入力される。入力された運転コースにあった運転パターンが運転パターンデータベース63から呼び出され、洗濯または/および乾燥を開始する。運転パターンデータベース63から呼び出された運転パターンに基づき、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程の各工程を工程制御部64が運転制御する。
各工程では、工程制御部64が給水弁16a、排水弁12aを制御する。また、モータ9の回転を検出する回転検出装置61からの検出値に基づき、回転速度算出部65でモータ9の回転速度を算出し、モータ制御部66は、モータ駆動回路68を介してモータ9を駆動制御する。また、モータ制御部66は、ファンモータ駆動回路69を介してファンモータ22aを駆動制御する。ヒータ制御部67は、メインヒータスイッチ59、サブヒータAスイッチ54、サブヒータBスイッチ55のON/OFFを制御することにより、メインヒータ23、サブヒータA(35)、サブヒータB(36)の通電・動作を制御する。
図8は、マイコンが備えるヒータ制御部の構成を示す機能ブロック図である。
ヒータ制御部67は、運転パターンデータベース63から選択された運転コースと、工程制御部64から現在の運転工程を制御テーブル71に照らし合わせる。その結果と、外槽10内の温度を計測する温度検出装置62からの温度にもとづきON/OFF決定部72により、各ヒータスイッチ(59,54,55)へのON/OFF制御を決定する。温度検出装置62で検出した温度が所定の温度より高ければ、制御テーブル71でONを指示しても、ON/OFF決定部72は各ヒータスイッチ(59,54,55)をOFFにするように決定している。ON/OFF決定部72の決定に基づき、ON/OFF司令部73は、各ヒータスイッチ(59,54,55)に対して、指令する。
<制御テーブル>
図9および図10は、制御テーブルに格納されるヒータの状態遷移表であり、図9はサブヒータAを、図10はサブヒータBを示す。
制御テーブル71は、図9、図10に示すような状態遷移表となる。
サブヒータA(35)は、運転コースが「洗濯」の場合、「洗い」工程と「すすぎ」工程がOFFに、「脱水」工程がONに対応付けられている。運転コースが「洗濯・乾燥」の場合、「洗い」工程、「すすぎ」工程および「脱水」工程がOFFに、「乾燥」工程がONに対応付けられている。運転コースが「洗濯・乾燥(高洗浄)」の場合、「洗い」工程、「すすぎ」工程および「脱水」工程がOFFに、「乾燥」工程がONに対応付けられている。運転コースが「乾燥」の場合、「乾燥」工程がONに対応付けられている。
サブヒータB(36)は、運転コースが「洗濯」の場合、「洗い」工程がONに、「すすぎ」工程と「脱水」工程がOFFに対応付けられている。運転コースが「洗濯・乾燥」の場合、「洗い」工程、「すすぎ」工程、「脱水」工程および「乾燥」工程がOFFに対応付けられている。運転コースが「洗濯・乾燥(高洗浄)」の場合、「洗い」工程がONに、「すすぎ」工程、「脱水」工程および「乾燥」工程がOFFに対応付けられている。運転コースが「乾燥」の場合、「乾燥」工程がOFFに対応付けられている。
<動作>
運転コースで「洗濯」が選択された場合、乾燥工程がないため、各工程で発電した電力はその工程で利用される。サブヒータA(35)は、洗い工程およびすすぎ工程ではOFFにし、脱水工程でONにする。また、サブヒータB(36)は、洗い工程およびすすぎ工程ではONにし、脱水工程ではOFFにする。
サブヒータB(36)は外槽10の内側の下部にあり、洗濯水を温めることができ、洗い工程においては、サブヒータB(36)に電力を供給し洗濯水の水温を上昇させ、洗浄力を高めることができる。もしくは、洗浄力が高いため、洗い時間を短縮させ、省電力化を図ることができる。すすぎ工程も洗い工程と同様に行う。
脱水工程ではドラム8を高速回転させると、ドラム8内の空気はドラム8の外周壁および底壁に設けられた貫通孔を通して、ドラム8の外側に押し出され、ドラム8内は負圧になる。ドラム8内が負圧になると、ドラム8に繋がっている送風ダクト24の内の空気はドラム8内に吸い込まれる。送風ダクト24内にあるサブヒータA(35)をONにすることで、サブヒータA(35)の熱を衣類に吹き付けることができる。衣類を温めることで脱水性能を向上させるとともに、衣類を吊干しした時、衣類の渇きを速くすることができる。もしくは、脱水性能が高いため、脱水時間を短縮させ、省電力化を図ることができる。なお、ファンモータ22aやメインヒータ23を駆動させるものではなく、商用電源からの消費電力を増加させるものではない。
運転コースで「洗濯・乾燥」が選択された場合、発電した電力を乾燥工程において利用する。洗い工程、すすぎ工程および脱水工程では、サブヒータA(35)およびサブヒータB(36)をOFFにし、発電シート41で発電した電力をコンデンサ53(図6参照)に充電する。乾燥工程では、サブヒータA(35)をONにして、サブヒータB(36)をOFFにする。メインヒータ23で加熱された温風がサブヒータA(35)により更に加熱されることにより、より高温の温風を吹き出し口25よりドラム8内の衣類に吹き付ける。これにより、湿った衣類から水分が蒸発することを促進し、より短時間で衣類を乾燥させることができる。加えて、短時間で乾燥運転が終了することにより、商用電源で駆動するメインヒータ23や駆動モータ9で消費する電力量も少なくする(省電力化)ことができる。また、サブヒータA(35)で加熱する熱量を考慮してメインヒータ23で発生する熱量を少なくする、即ち、メインヒータ23で消費する電力量を小さくしてもよい。これにより、従来の乾燥工程と同様の性能を維持しつつ、ドラム式洗濯乾燥機全体での消費電力量を低減することができる。
なお、乾燥工程ではサブヒータA(35)をONにするとして説明したが、乾燥工程の際にメインヒータ23をOFFにする制御をする場合には、サブヒータA(35)もOFFにする制御をしてもよい。
運転コースで「洗濯・乾燥で高洗浄」が選択された場合、発電した電力を洗い工程と乾燥工程において利用する。サブヒータA(35)は、洗い工程、すすぎ工程および脱水工程ではOFFとなり、乾燥工程ではONとなる。また、サブヒータB(36)は、洗い工程ではONとなり、すすぎ工程、脱水工程および乾燥工程ではOFFとなる。
洗い工程ではサブヒータB(36)で洗濯水を温め、乾燥工程ではすすぎ工程および脱水工程でコンデンサ53に蓄えられた電力によりサブヒータA(35)で空気を温める。このようにすることで、洗い工程でも衣類の温度を上げて洗浄力を高めることができ、乾燥工程でも衣類に熱を与えることができ、高洗浄でかつ省電力化を図ることができる。
運転コースで「乾燥」が選択された場合、乾燥工程では、サブヒータA(35)をONとして、サブヒータB(36)をOFFとする。乾燥運転時の衣類の動きによりドラム式洗濯乾燥機の脚14に作用する力が変化するため、発電シート41の圧電素子43(43a,43b)が発電し、その電力で衣類に熱を与えることができ、省電力化を図ることができる。
このようにドラム式洗濯乾燥機本体の下に発電シート41を敷き、運転中の荷重の変化により発電した電力を筺体1の前面のコネクタB(49)から供給する。ドラム式洗濯乾燥機自体の動き(振動)を利用して、ドラム式洗濯乾燥機の近傍で発電することで、電力線を短くすることができ、電力線の配回しが容易になるとともに、省電力に洗濯乾燥が行える。
なお、第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機は、発電シート41をドラム式洗濯乾燥機の外部に設置するものとして説明したが、圧電素子43を脚14に設けてもよい。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機について説明する。
なお、第2実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機において、第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機と共通する点は同一の符号を付して説明を省略し、異なる点のみを説明する。
図11は、第2実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図である。
ドラム式洗濯乾燥機の上面カバー1eにカードリッジ式の充電池140を接続できるコネクタ149が設けられている。コネクタ149は、水がかかるのを防ぐために給水ホース接続口16や風呂の残り湯の吸水ホース接続口17から遠い方が望ましく、給水ホース接続口16や吸水ホース接続口17が設けられた側と反対側に配置される。また、コネクタ149の周辺は、ドラム式洗濯乾燥機の正面側から充電池140をコネクタ149に差し込みやすいように、上面カバー1eの一部が後ろに行くにしたがって下がるように傾斜し、凹んでいる。さらに、この凹んだ部分を覆うカバー150が設けられ、コネクタ149およびコネクタ149に接続された充電池140に水がかからないようになっている。また、カバー150の周りにはパッキン(図示せず)が設けられ、カバー150を閉じて、水の浸入を防ぐことができる。
コネクタ149の先は、図6のようなサブヒータ制御装置7bに接続されているが、充電池140から供給される電力は直流であるため、ダイオードで構成された整流回路51a〜51dおよび平滑回路(チョークコイル52、コンデンサ53)を省略してもよい。サブヒータ制御装置7bから先は第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機と同様に、サブヒータA(35)およびサブヒータB(36)に接続され(図2、図6参照)、ドラム式洗濯乾燥機の省電力化および高洗浄力化となるように運転される。
図12は、発電装置である運動器具の斜視図である。
充電池140は、図12に示すようなエアロバイク90で充電される。エアロバイク90は、胴部91の両側にペダル92がクランク93を介して取り付けられている。胴部91の前方には、ハンドル94、胴部91の中央にはサドル95が取り付けられている。胴部91の内部には、クランク93に連結した発電機96が内蔵されている。
エアロバイク90使用者が、ペダル92を漕ぐことで、クランク93を介して、発電機96が動作し、発電する。この発電機96で発電した電力はエアロバイク90内の電力線97を伝わり、ハンドル94の中央部に設けたコネクタ98に送られる。コネクタ98に充電池140を挿入することで、電力は充電池140に蓄えられる。
エアロバイク90の使用者が運動をやめた(ペダル92を漕ぐのをやめた)後、充電池140をエアロバイク90から抜き取り、ドラム式洗濯乾燥機のコネクタ149に差し込む。ドラム式洗濯乾燥機の運転工程に合わせて、充電池140からドラム式洗濯乾燥機に電力が供給される。
なお、運転工程の途中からでも充電池140はコネクタ149に差し込むことができる。例えば、使用者が「洗濯・乾燥コース」を選択しドラム式洗濯乾燥機に洗濯を開始させた後に、使用者は洗い工程、すすぎ工程および脱水工程の間(待ち時間)にエアロバイク90を漕ぐことにより発電した電力を充電池140に充電し、乾燥工程の手前で充電池140をコネクタ149に差し込むことで、乾燥工程時にサブヒータA(35)により乾燥を促進させることができる。
このように、エアロバイク90で発電し、その電力を充電池140に蓄電した後、洗濯乾燥機の表面に充電池140を接続し、その電力を利用しながら運転させる。
このように、第2実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機は、ドラム式洗濯乾燥機より遠く離れた発電装置(エアロバイク90)で発電した電力を充電池140に蓄電し、その充電池140をドラム式洗濯乾燥機に接続することで、発電装置(エアロバイク90)とドラム式洗濯乾燥機を接続する電力線を配回す必要がなくなり、手軽に商用電源からの電力以外の電力をドラム式洗濯乾燥機に供給することができる。
なお、発電装置としてエアロバイク90を例に説明したが、これに限られるものではなく、発電機を備え充電池を接続可能であれば足踏み型の運動機具等でもよい。
≪第3実施形態≫
次に第3実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機について説明する。
図13は、第3実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機とドラム式洗濯乾燥機に取り付けられた発電装置を示す斜視図である。
図13に示すように、第3実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の上面カバー1eに発電装置240が固定されている。第3実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機は、第2実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機と同様に上面カバー1eの外部電力を供給するコネクタ(図2に示すコネクタ149参照)が設けられ、そのコネクタに発電装置240が接続される。また、第3実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機のコネクタの周辺は、第2実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機のコネクタの周辺と同様に、上面カバー1eの一部が後ろに行くにしたがって下がるように傾斜し、凹んでいる。
図14は、第3実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機に取り付けられる発電装置の模式図である。
発電装置240は、第3実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機にしっかりと固定できるように、発電装置240の下面には、上面カバー1eの凹みに合うように突出部247が設けられ、突出部247にコネクタ248が設けられている。上面カバー1eの外部電力を供給するコネクタ(図2に示すコネクタ149参照)と発電装置240のコネクタ248が接続することにより、上面カバー1eの凹みと突出部247とが嵌合し、発電装置240は上面カバー1eに固定される。
発電装置240は、質量体241を内部に有する複数の箱245を備える。箱245は、内側となる面に圧電素子243が貼り付けられた壁で構成される。図14では、複数の箱245のうち箱245aについて内部が見えるように図示している。
質量体241は壁から弾性体であるばね242で支持されている。ドラム式洗濯乾燥機の振動を受け、ばね242で支持された質量体241は箱245の内部で動く。質量体241が動くことで、圧電素子243に接触し、その衝撃力により圧電素子243は変形し、発電する。なお、質量体241の質量とばね242のばね定数は、脱水回転速度を考慮に入れて設計され、脱水回転速度付近が質量体241とばね242で構成される振動系の固有振動数となるように設計することが望ましい。また、ドラム式洗濯乾燥機の脱水回転速度は800、900、1200rpmなど複数の回転速度が設定されるので、それらにあわせて、各箱245の固有振動数が異なるように設定することが望ましい。
また、質量体241は、上下、前後、左右と動くため、圧電素子243も箱245の内壁面全面に貼りつけたほうが、発電量が多くなり望ましい。
また、発電装置240はドラム式洗濯乾燥機の筺体1の振動を利用したものであり、筺体1の振動が大きく表れる上面(上面カバー1e)に配することが望ましいが、前面(前面カバー1c)、背面(背面カバー1d)および側面(側板1a、1b)に設けてもよい。
≪第4実施形態≫
次に第4実施形態に係る洗濯乾燥機について説明する。
図15は、第4実施形態に係る洗濯乾燥機を示す斜視図である。
第4実施形態に係る洗濯乾燥機は、商用電源とは別に電力を供給することができる縦型の洗濯乾燥機であり、鋼板製の外枠301と、その上部に取り付けたトップカバー302と、操作・表示パネル303とを備えている。トップカバー302には、山型に折れ曲がりながら後ろ側に開く開閉ドア304a,304bが設けられている。また、開閉ドア304bの後ろ側には給水口305が設けられている。
トップカバー302の右前部に電力を供給するコネクタ349が設けられている。コネクタ349は、使用者からアクセスしやすいように洗濯乾燥機の前方側に設けられる。なお、コネクタ349は、商用電源とは別の電力を供給するためのコネクタである。
コネクタ349に水が入らないように、カバー350で覆われている。さらにコネクタ349に水がかからないようにコネクタ349は上方を向いておらず、正面を向いている。
コネクタ349は、第2実施形態で説明した充電池140が接続される。
コネクタ349の先は、図6のようなサブヒータ制御装置7bに接続されているが、充電池140から供給される電力は直流であるため、第2実施形態と同様に、整流回路51a〜51dおよび平滑回路(チョークコイル52、コンデンサ53)を省略してもよい。サブヒータ制御装置7bから先は第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機と同様に、サブヒータA(35)およびサブヒータB(36)に接続され(図2、図6参照)、ドラム式洗濯乾燥機の省電力化および高洗浄力化となるように運転される。
以上のように、商用電源とは別に洗濯乾燥機の外で発電した電力を供給できる洗濯乾燥機に対して、その前面もしくは上面にコネクタを設けることで、使用者が容易に接続しやすくなる。なお、本発明は乾燥機能を有さない洗濯機に対しても適用可能である。
1 筺体
1e 上面カバー
1h ベース
7a メイン制御装置
7b サブヒータ制御装置
8 ドラム(洗濯兼脱水槽)
9 モータ(駆動装置)
10 外槽
14 脚
23 メインヒータ
35,36 サブヒータ(加熱装置)
41 発電シート(発電装置)
43,43a,43b 圧電素子(発電装置)
49 コネクタ(供給口)
53 コンデンサ(蓄電装置)
56 マイコン
63 運転パターンデータベース
64 工程制御部
65 回転速度算出部
66 モータ制御部
67 ヒータ制御部
68 モータ駆動回路
69 ファンモータ駆動回路
71 制御テーブル
72 ON/OFF決定部
73 ON/OFF司令部
90 エアロバイク(運動機器)
96 発電機(発電装置)
140 充電池(蓄電装置)
149 コネクタ(供給口)
240 発電装置
349 コネクタ(供給口)

Claims (7)

  1. 衣類を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を内包する外槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動装置と、前記外槽を覆う筺体を有した洗濯乾燥機において、
    前記洗濯乾燥機の外部で発電した電力を前記洗濯乾燥機の外側に設けた供給口から供給し、洗濯乾燥機を運転する電力源とする
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記外部で発電した電力は、
    発電装置から蓄電装置に蓄電され、前記蓄電装置を前記供給口に取り付け、電力を供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記外部で発電した電力を発電する発電装置は、前記洗濯乾燥機の筺体の下に設けられた圧電素子である
    ことを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記発電装置は、発電機を設けた運動機器であり、前記運動機器が使用されることで前記発電機が作動し、発電する
    ことを特徴とする請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記洗濯兼脱水槽内を加熱する加熱装置を備え、
    前記加熱装置は、前記外部で発電した電力から供給される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に洗濯乾燥機。
  6. 衣類を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を内包する外槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動装置と、前記外槽を覆う筺体を有した洗濯乾燥機において、
    商用電源とは別に、前記洗濯乾燥機の外部で発電した電力を前記洗濯乾燥機に供給し、前記外部で発電した電力は、洗濯および乾燥の運転工程にあわせて制御されながら消費される
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  7. 前記洗濯乾燥機の外部で発電した電力は、
    洗い工程、すすぎ工程、脱水工程の少なくても一つ以上の工程において蓄電装置に電力を蓄えられ、乾燥工程において前記洗濯兼脱水槽内を加熱する加熱装置に前記蓄電装置に蓄えた電力を供給する
    ことを特徴とする請求項6記載の洗濯乾燥機。
JP2010091198A 2010-04-12 2010-04-12 洗濯乾燥機 Withdrawn JP2011217994A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010091198A JP2011217994A (ja) 2010-04-12 2010-04-12 洗濯乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010091198A JP2011217994A (ja) 2010-04-12 2010-04-12 洗濯乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011217994A true JP2011217994A (ja) 2011-11-04

Family

ID=45035722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010091198A Withdrawn JP2011217994A (ja) 2010-04-12 2010-04-12 洗濯乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011217994A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04282195A (ja) * 1991-03-08 1992-10-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯機
JPH10211386A (ja) * 1997-01-29 1998-08-11 Sharp Corp 洗濯機
JP2006272024A (ja) * 2006-07-20 2006-10-12 Sanyo Electric Co Ltd 洗濯乾燥機
JP2007236538A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Toshiba Corp 全自動洗濯乾燥機
JP2008006182A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Toshiba Corp 洗濯機
JP2009264356A (ja) * 2008-04-21 2009-11-12 Meiko Sangyo Kk 人力発電、充電装置
JP2010288427A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Yoshikazu Kanayama 電気製品
JP2011103957A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Panasonic Corp 洗濯機

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04282195A (ja) * 1991-03-08 1992-10-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯機
JPH10211386A (ja) * 1997-01-29 1998-08-11 Sharp Corp 洗濯機
JP2007236538A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Toshiba Corp 全自動洗濯乾燥機
JP2008006182A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Toshiba Corp 洗濯機
JP2006272024A (ja) * 2006-07-20 2006-10-12 Sanyo Electric Co Ltd 洗濯乾燥機
JP2009264356A (ja) * 2008-04-21 2009-11-12 Meiko Sangyo Kk 人力発電、充電装置
JP2010288427A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Yoshikazu Kanayama 電気製品
JP2011103957A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Panasonic Corp 洗濯機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101617077B (zh) 复合洗衣机及其控制方法
KR102322514B1 (ko) 세탁물 처리기기
JP3605067B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP4030523B2 (ja) 洗濯機
US8561438B2 (en) Complex washing machine and controlling method for the same
CA2715089C (en) Laundry treating device
KR102303656B1 (ko) 세탁 건조기 및 그 제어방법
JP2011245035A (ja) 洗濯乾燥機
JP2008006179A (ja) ドラム式洗濯機
JP4300234B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
KR101073926B1 (ko) 세탁장치 및 이를 이용한 세탁방법
JP5592163B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2007222194A (ja) 洗濯乾燥機
JP5438648B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2011239799A (ja) 洗濯乾燥機
JP4713620B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP5156569B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2011217994A (ja) 洗濯乾燥機
JP4286847B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP5541230B2 (ja) 洗濯機
JP4758273B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2014083275A (ja) 洗濯乾燥機
KR20110113097A (ko) 축전지를 구비한 의류처리장치
JP3123993B2 (ja) 洗濯機
JP2013188332A (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140331

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20140701