JP2006115633A - 架空線の上越し工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電柱間の電線やケーブル等の架空線から分岐させて引き込み線用ケーブルを電力需要家等に引き込む場合であって、特に他の電線やケーブル等の上を通して引き込み線用ケーブルを引き込む際、地上から操作棒を使って容易にかつ確実に架空線を乗り越えることができる。
【解決手段】軸受け1にわたした軸2に略半円形の回転体3を軸支し、軸受けの両側からアーム4を突設し、これらの各アームの先端に水平ガイド体5を設け、回転体の一側に切り欠き部3aを設け、軸受けに固定した定荷重ばね7のばね端7aを回転体に固定し、当該定荷重ばねの力で常時回転体の切り欠き部3aの開口部が一方の水平ガイド体に対向するようにし、上記回転体の外周縁に沿って設けたレール体9を摺動自在に把持する一定長の把持部10aを一側に有する摺動体10を設け、この摺動体に支持されたロープ止め11の端部は、他方の水平ガイド体に当接自在である。
【選択図】図1

Description

この発明は、電柱間に支持された多数の電線、ケーブル等から、分岐して引き込み線用ケーブルをとる場合、当該分岐箇所と引き込み箇所の間にある他の電線又はケーブルを乗り越えて引き込まなければならないが、このような引き込み線用ケーブルを地上の操作により他の電線やケーブル等の架空線の上を乗り越えさせる工事作業に使用する架空線の上越し工具に関するものである。
図8に示すように、電柱51間では、多数種の電線やケーブル、CATV線、電話線等が支持されている。これらの電線やケーブル等52から分岐させた引き込み線用ケーブル53によって電力需要家等54に引き込んでいる。このような引き込み線用ケーブル工事において、当該引き込み線用ケーブル53は分岐箇所から、電力需要家等54の引き込み箇所までに、他の電線やケーブル等52がある場合が多く、地上から引き込み線用ケーブル53を取り付ける場合、これらの他の電線やケーブル等52の上を乗り越えさせなければならない。
このような引き込み線用ケーブルの他の電線又はケーブル等の上越し作業には、従来、図9に示すような上越し工具を使用している。
この上越し工具55は、図9(b)に示すように伸縮式の操作棒55aの先端にレール体55bを水平に設け、このレール体55bに逆U字形状のフック55cの両脚55c1、55c2を摺動自在に取り付けたものである。この上越し工具55は、図9(a)の右側の図に示すように、上記フック55cの一方の脚55c1を外方に突出させて他方の脚55c2をレール体55bの一端に位置させ、上記フック55cの突出した脚55c1の下端にロープ56の一端を取り付け、電線やケーブル等52にこのロープ56とともにフック55cを上から引っ掛ける。そして、図9(a)の中央の図に示すように、この状態で操作棒55aを水平にずらし、フック55cの他方の脚55c2を外方に突出させて一方の脚55c1をレール体55bの他端に位置させ、その後、図9(a)の右側の図に示すように、操作棒55aを上に持ち上げ、フック55cを電線やケーブル等52から外す。これによりロープ56は電線やケーブル等52の上を越えることとなる。
そして、このロープ56を二本目の電線やケーブル等52´の上を越えさせる場合、図9(b)図に示すように、操作棒55aを180度回転させる。これにより図9(c)の左側の図に示すように、フック55cの他方の脚55c2はレール体55bの一端の外方に突出し、フック55cの一方の脚55c1はレール体55bの一端に位置し、ロープ56の一端は一方の脚55c1の下端に取り付けられた状態となる。そこで、この状態のフック55cを電線やケーブル等52´に上から引っ掛けて、図9(c)の中央の図に示すように、操作棒55aを水平にずらし、フック55cの一方の脚55c1を外方に突出させて他方の脚55c2をレール体55bの他端に位置させ、その後、図9(c)の右側の図に示すように、操作棒55aを上に持ち上げ、フック55cを電線やケーブル等52´から外す。これによりロープ56は二本目の電線やケーブル等52´の上を越えることとなる。このようにしてロープ56を多数本の電線やケーブル等52の上越えをさせ、これらの作業を終了後、上記ロープ56の後端に引き込み線用ケーブルを取り付けて、上記ロープ56を引っ張り、引き込み線用ケーブルに取り替える。
しかしながら、この図8の上越し工具は、操作棒の下部を作業員がもち、操作棒の先端のフックをレール体に沿って動かさなければならず、操作棒のフックを電線やケーブル等52に引っ掛けて操作棒を横にずらしても、操作棒がしなる等して思うように上記フックが摺動せず、きわめて手間のかかる作業であり、かつ熟練を要するものであった。
そこで、図10に示す上越し工具が開発された。この工具は、操作棒58の先端に回転体59の軸受け体60を設け、上記回転体59は、外周の三箇所に切り欠き部59aを設け、上記軸受け体60からアーム61を突出させて、回転体59の両側外方に位置する先端に水平ガイド体62を設け、回転体59の外周縁に沿ってレール体59bを設け、このレール体59bを摺動自在に把持する、レール体59bと同曲率の一定長の把持部を有する摺動体63を設け、この摺動体63の一端にロープ止め64を支持して設け、このロープ止め64の一端を上記一方の水平ガイド体62に当接自在としたものである。
この上越し工具は、図10に示すように、ロープ止め64のフック64aにロープ65の一端を留め、ロープ65の他端を下方から引っ張る。この状態で、ロープ止め64はその一端を上記一方の水平ガイド体62に当接している。そして、作業員が地上から操作棒58の下部を持ってこの工具の先端をロープ65を乗り越えさせたい電線やケーブル等52の付近に持って行き、上記電線やケーブル等52を他方の水平ガイド体62の上に乗せ、当該工具の操作棒58を図10の前進方向に水平にずらす。これにより、電線やケーブル等52が、回転体59の一つの切り欠き部59aに入り、当該切り欠き部59aの内周を押し、回転体59がこれにより回転する。そのとき上記摺動体63は、一体なロープ止め64がロープ65に引っ張られているため動かず、自体の把持部内を回転体59のレール体59bが移動しながら回転体59は回転する。
そして、電線やケーブル等52の入った切り欠き部59aの開口部が一方の水平ガイド体62の横に来たとき、電線やケーブル等52が切り欠き部59aから外れ、当該水平ガイド体62の上に乗る。さらに操作棒58を水平にずらすと、電線やケーブル等52がロープ止め64を押し、ロープ止め64はこれと一体な摺動体63を回転体59のレール体59bに沿って移動させ、これによって自らも移動し、一方の水平ガイド体62から離れる。これにより電線やケーブル等52はロープ65の下方にくる。従って、ロープ65は当該電線やケーブル等52を乗り越えたこととなる。そして、二本目以降の電線やケーブル等を越える場合、操作棒58をそのままの状態で、上記と同様に操作すればよい。したがって、上記図8で示した上越し工具のように一本越える毎に操作棒を180度回転させる必要がない。また、レール体上でのフックの摺動と比べ、回転体の回転はきわめて容易である。また、上記切り欠き部59aが一方の水平ガイド体62の上面に対向した際、他の一つの切り欠き部59aは他方の水平ガイド体62の上面に対向するように構成されている。
しかしながらこの開発された上越し工具は、二本目の電線やケーブル等を越える場合、回転体がずれて、回転体の切り欠き部が水平ガイド体の上面に向けて開口していない場合が生じ、操作ができない恐れがある。また、乗り越える電線やケーブル等の外径が大きいものにも適用できるように回転体の切り欠きを大きくするため、回転体の外径を大きくすると、重量がかさみ、操作がしにくくなる。
この発明はこれらの点に鑑みて為されたもので、電柱間の電線やケーブル等の架空線から分岐させて引き込み線用ケーブルを電力需要家等に引き込む場合であって、特に地上から他の電線やケーブル等の上を通して引き込み線用ケーブルを引き込む際、地上から操作棒を使って容易にかつ確実に他の電線やケーブル等の架空線を乗り越えることができる上越し工具を提供することにより上記課題を解決しようとするものである。
そこで、請求項1の発明は、操作棒の先端に取り付けられる、間隔をあけて設けた二枚の板体の下端をつないだ軸受けを設け、この軸受けの二枚の板体間に軸をわたし、この軸に略半円形の回転体を軸支し、上記軸受けの各板体の両側からアームを突設し、これらのアームの先端の上記回転体の両側外方箇所で水平ガイド体を設け、上記回転体の一側に切り欠き部を設け、上記軸受けに固定した定荷重ばねのばね端を上記回転体に固定し、当該定荷重ばねの力で常時回転体の切り欠き部の開口部が一方の水平ガイド体の上面に対向するようにし、上記回転体の外周縁に沿ってレール体を設け、このレール体を摺動自在に把持する、レール体と同曲率の一定長の把持部を一側に有する摺動体を設け、この摺動体に一端を支持されたロープ止めの他端は、上記他方の水平ガイド体の上面に当接自在である架空線の上越し工具とした。
また、請求項2の発明は、上記請求項1の発明において、回転体の回転を阻止するストッパーを軸受けの二枚の板体間に設け、このストッパーは上記回転体の切り欠き部の開口部が一方の水平ガイド体の上面に対向する位置で回転体の一側が当接する位置に設けた、架空線の上越し工具とした。請求項3の発明は、上記請求項1又は2の発明において、上記ロープ止めにロープを止めるフックを設けた、架空線の上越し工具とした。
請求項1の発明によれば、上記図9に示す従来の上越し工具と比べ、上越の対象となる電線やケーブル等の架空線に操作棒の先端の回転体の切り欠き部を引っ掛けて、当該操作棒を横に動かすだけで、上越しができ、しかも、これに続いて二本目の架空線を越える場合も、このまま架空線に上記切り欠き部を引っ掛けて横に動かせばよい。また、摺動体は回転体のレール体と同曲率の一定長の把持部で、回転体に摺動自在に支持されているため、回転体の外周縁に沿って回転しやすく、それ故、回転体は架空線に押された場合に回転し易い。従って、この工具は操作が極めて簡単であり、熟練を要せずに確実に上越し作業ができる。また、上記図10の上越し工具に比べ、一本目の架空線を上越えする場合でも、また、一本目の架空線を越えて二本目の架空線を上越えする場合でも、定荷重ばねの付勢力により回転体の切り欠き部の開口部は、常に一方の水平ガイド体の上面に対向した位置にあり、従って容易にかつ確実に電線やケーブル等の架空線を上記切り欠き部に導入することができる。また、この発明では回転体の外周に一個の切り欠き部を設けるだけでよいため、上記の図10の上越し工具の回転体と外径を同じにしても、切り欠き部をより大きなものにでき、架空線の外径の小さなものから大きなものまで広く適用できる。さらに、回転体を略半円形にしたため、当該工具を軽量化でき、操作棒による操作がしやすい。このようにこの発明では、架空線の上越し作業が容易、迅速に、かつ確実に行うことができる優れた効果を持つものである。
また、請求項2の発明によれば、ストッパーにより、回転体の回転を一定位置に規制しているため、常時回転体の切り欠き部を一方の水平ガイド体の上面に、より確実に向けることができる。また、請求項3の発明は、ロープ止めに予めロープを留めるフックを設けたため、ロープ掛けを容易に行うことができる。
操作棒の先端に取り付けられる、間隔をあけて設けた二枚の板体の下端をつないだ軸受けを設け、この軸受けの二枚の板体間に軸をわたし、この軸に略半円形の回転体を軸支し、上記軸受けの各板体の両側からアームを突設し、これらのアームの先端の上記回転体の両側外方箇所で水平ガイド体を設け、上記回転体の一側に切り欠き部を設け、当該回転体の回転を阻止するストッパーを上記軸受けに設け、上記軸受けに固定した定荷重ばねのばね端を上記回転体に固定し、当該定荷重ばねの力で回転体が上記ストッパーに当接し、常時回転体の切り欠き部の開口部が一方の水平ガイド体の上面に対向するようにし、上記回転体の外周縁に沿ってレール体を設け、このレール体を摺動自在に把持する、レール体と同曲率の一定長の把持部を一側に有する摺動体を設け、この摺動体に一端を支持されたロープ止めの他端は、上記他方の水平ガイド体の上面に当接自在である架空線の上越し工具とした。これにより、この工具のロープ止めにロープの一端を係止し、この工具を操作棒の先端に取り付け、作業員が当該操作棒の下部を持って、上記回転体の切り欠き部を架空線に引っ掛け、当該操作棒を横にずらしていくと、回転体が回転し、当該架空線は当該工具の反対側に抜け、上記ロープの下方に入る。これによりロープは当該架空線を上越ししたことなる。その後、このロープを引き込み線用ケーブルに置き換える。
以下この発明を図面に基いて詳細に説明する。
図1乃至図3はそれぞれ、この発明の上越し工具の正面図、縦断面図、及び平面図を示すものである。間隔をあけて設けた二枚の板体1a、1aの下端をつないだ軸受け1を設けている。この軸受け1の二枚の板体1a間に軸2をわたし、この軸2に略半円形の回転体3を軸支している。また、上記軸受け1の各板体1aの両側からそれぞれアーム4を突設し、これらのアーム4の先端に水平ガイド体5を設けている。これらの水平ガイド体5は、上記回転体3の両側外方箇所に位置し、回転体3と略同一面上にある。また、上記回転体3の一側に架空線を挿入自在な切り欠き部3aを設けている。また、上記軸受け1の二枚の板体1a間に、上記回転体3の回転を阻止するストッパー6を設け、上記軸受け1に固定した定荷重ばね7のばね端7aを上記回転体3の一側のばね受け8に固定し、当該定荷重ばね7の力で回転体3の一側が上記ストッパー6に当たり、常時回転体3の切り欠き部3aの開口部が一方の水平ガイド体5の上面に対向するようになっており当該回転体3は、上記ストッパー6と反対側には、上記定荷重ばね7の力に抗して回転可能である。
また、回転体3は、軽量化のために適宜の透孔3bを設けている。また、上記回転体3の外周縁に沿って断面T字形状のレール体9を設けており、このレール体9を摺動自在に把持する、レール体9と同曲率の一定長の溝から成る把持部10aを一側に有する摺動体10を設けている。この摺動体10は、把持部10aにより回転体3の外周に支持され、かつこの回転体3の外周のレール体9に沿って摺動自在であり、上記切り欠き部3aをまたいで回転体3の外周縁を把持し、摺動する。また、この摺動体10の一端にロープ止め11の一端を取り付け、他端は上記他方の水平ガイド体5の上面に当接自在とし、当該ロープ止め11は摺動体10にのみ支持されている。このロープ止め11の外側には、ロープ等を止めるフック12、及び金具等を係止するサドル13が設けられている。
次にこの工具の使用方法について説明する。まずこの工具の軸受け1を操作棒15の先端に固定する。また、上記フック12にロープ16の一端を係止する。この状態で上記ロープ止め11はロープ16に引っ張られ、その端部を他方の水平ガイド体5の上面に当接しており、また回転体3の一側は上記定荷重ばね7の力でストッパー6に当たっており、回転体3の切り欠き部3aは一方の水平ガイド体5の上面に対向している。そして、作業員は当該操作棒15の下部を持って、引き込み線用ケーブルを上越ししたい電線やケーブル等17の近くに工具をもっていく。そして、図4に示すように、電線やケーブル等17を一方の水平ガイド体5に乗せ、そのまま操作棒15を横にずらし(図4の太い矢印方向)、回転体3の切り欠き部3aに電線やケーブル等17を入れる。さらに操作棒15を横にずらすと、当該電線やケーブル等17に回転体3は押され、上記定荷重ばね7の力に抗して軸2を中心に回転する。その際、上記摺動体10は一体なロープ止め11の端部が水平ガイド体5に当たり回転できないので、把持部10a内で回転体3のレール体9が摺動回転する。
そして、回転体3は切り欠き部3aに電線やケーブル等17を係止した状態で回転し、図5に示すように、切り欠き部3aが他方の水平ガイド体5の横に位置したとき、電線やケーブル等17は切り欠き部3aから外れ、他方の水平ガイド体5に乗り移る。そしてさらに、操作棒15を横にずらすと(図5の太い矢印方向)、図6に示すように、電線やケーブル等17は上記ロープ止め11を押す。これにより、摺動体10は把持部10aで回転体3のレール体9に沿って摺動し、ロープ止め11は摺動体10とともに移動し、その端部を押し上げられて電線やケーブル等17は当該工具から外れ、ロープ16の下に入る(図示省略)。これにより、ロープ16は電線やケーブル等17を上越ししたこととなる。そしてロープ止め11及び摺動体10はロープ16に引っ張られ、ロープ止め11の端部が水平ガイド体5の上面に当接した位置に戻る。またこれと同時に、回転体3は定荷重ばね7により引っ張られ、回転体3の一側がストッパー6に当たり回転を阻止されるまで回転し、上記図4の位置に戻る。従って、回転体3の切り欠き部3aは、一方の水平ガイド体5の上面に対向する。この状態で、他の二本目の電線やケーブル等の上越しをする場合、上記と同様に操作棒15を操作すればよい。
また、この工具は上記架空線の上越し作業以外にも使用できる。すなわち、この工具を操作棒15の先端に取り付けて、ロープ止め11のサドル13に、中間引き込み線用ケーブルのT分岐金具18を係止し、作業員がこの操作棒15の下部を持って、メッセンジャーワイヤー(図示省略)に上記T分岐金具18を引っ掛ける作業にも使用できる。
なお、上記実施例では、摺動体10とロープ止め11とは別体のものを取り付けているが、これらは一体なもので形成してもよい。また、アーム4の先端に設けた水平ガイド体5も、上記実施例ではそれぞれ別体のものとしたが、一体なもので構成してもよい。さらに、回転体3の外周縁のレール体9の形状を断面T字形状としたが、この形状は断面T字形状に限定する必要がない。
この発明の実施例の上越し工具の正面図である。 この発明の実施例の上越し工具の中央縦断面図である。 この発明の実施例の上越し工具の平面図である。 この発明の実施例の上越し工具を操作棒により操作し、回転体の切り欠き部に電線やケーブル等を引っ掛けた状態を示す正面図である。 この発明の実施例の上越し工具を操作棒により操作し、回転体の切り欠き部に電線やケーブル等を引っ掛けたまま操作棒を横にずらした状態を示す正面図である。 この発明の実施例の上越し工具を操作棒により操作し、図5の状態からさらに操作棒を横にずらし、ロープ止めを電線やケーブル等で押し上げた状態を示す正面図である この発明の実施例の上越し工具を他の用途に使用した状態を示す正面図である。 電柱間の電線やケーブルを分岐して、引き込み線用ケーブルを電力需要家等に引き込んでいる状態を示す正面図である。 従来の架空線の上越し工具による、架空線の上越し作業手順を示す説明図であり、(a)図は、1本目の架空線の上越し作業手順を示し、(b)図は1本目の架空線の上越し作業後操作棒を180度回転させる説明図であり、(c)図は2本目の架空線の上越し作業手順を示すものである。 開発された架空線の上越し工具を用いた上越し作業を示す説明図である。
符号の説明
1 軸受け
2 軸
3 回転体
4 アーム
5 水平ガイド体
6 ストッパー
7 定荷重ばね
8 ばね受け
9 レール体
10 摺動体
10a 把持部
11 ロープ止め
15 操作棒
16 ロープ
17 電線やケーブル等

Claims (3)

  1. 操作棒の先端に取り付けられる、間隔をあけて設けた二枚の板体の下端をつないだ軸受けを設け、この軸受けの二枚の板体間に軸をわたし、この軸に略半円形の回転体を軸支し、上記軸受けの各板体の両側からアームを突設し、これらのアームの先端の上記回転体の両側外方箇所で水平ガイド体を設け、上記回転体の一側に切り欠き部を設け、上記軸受けに固定した定荷重ばねのばね端を上記回転体に固定し、当該定荷重ばねの力で常時回転体の切り欠き部の開口部が一方の水平ガイド体の上面に対向するようにし、上記回転体の外周縁に沿ってレール体を設け、このレール体を摺動自在に把持する、レール体と同曲率の一定長の把持部を一側に有する摺動体を設け、この摺動体に一端を支持されたロープ止めの他端は、上記他方の水平ガイド体の上面に当接自在であることを特徴とする、架空線の上越し工具。
  2. 回転体の回転を阻止するストッパーを軸受けの二枚の板体間に設け、このストッパーは上記回転体の切り欠き部の開口部が一方の水平ガイド体の上面に対向する位置で回転体の一側が当接する位置に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の架空線の上越し工具。
  3. 上記ロープ止めにロープを止めるフックを設けたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の架空線の上越し工具。
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