JP2006114131A - 光ディスク装置 - Google Patents

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JP2006114131A
JP2006114131A JP2004300635A JP2004300635A JP2006114131A JP 2006114131 A JP2006114131 A JP 2006114131A JP 2004300635 A JP2004300635 A JP 2004300635A JP 2004300635 A JP2004300635 A JP 2004300635A JP 2006114131 A JP2006114131 A JP 2006114131A
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sled
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Toshiaki Fukui
利明 福井
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 速度制御付きシーク時のトラッキングに対するレンズシフトを抑えることが
できる機能を有する光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 シークコマンドが発生すると、このシークコマンドはロングシークのコ
マンドであるか否かがシークコマンド判定手段221により判定され、ロングシークのコ
マンドであった場合、逆方向シーク手段222は、トラッキング用アクチュエータ202
をサーボ制御部4を介して駆動させ、スレッド3の目的のシーク方向とは逆方向に所定距
離だけ対物レンズ203を移動させシークさせる。その後、目的方向シーク手段223は
、サーボ制御部4を介してスレッドモータ25を駆動させることにより、スレッド3を目
的のシーク方向に動かし目的地まで光ピックアップ2をシーク動作させる。これにより、
シーク時のレンズシフトが抑えられ、シーク精度が向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクに記録された情報を再生、または光ディスクに対して情報の記録
/再生を行う光ディスク装置に関し、特に、光ピックアップのシーク制御に関する。
従来からDVD(デジタル・バーサタイル・ディスク)レコーダやDVDプレイヤある
いはCD(コンパクト・ディスク)プレイヤなどの光ディスク装置においては、DVDや
CDなどの光ディスクから情報を読み取るためには、光ディスクをスピンドルモータによ
り回転させながら、光ピックアップを光ディスクの半径方向に移動させる必要があり、こ
の半径方向の移動のために、光ピックアップはスレッドと呼ばれる台に載せられ、このス
レッドはスレッド用モータにより駆動され、光ピックアップを光ディスクの半径方向に移
動させている。
ところで、現在読み出している光ディスクのトラック上のデータから離れたトラック上
に有るデータを読み出すときには、光ピックアップをスレッドにより移動させ、目的のト
ラックに光ピックアップの対物レンズを移動させてデータを読み出している。このような
読み出し動作を行うためのシーク動作を特にロングシークと呼んでいる。光ピックアップ
は、前述したようにスレッドに載せられ、現在読み出しているトラック上のデータの付近
のデータを読み出すときは、トラッキング用アクチュエータの制御により対物レンズを目
的のトラックに微小移動させてデータを読み出している。このような読み出し動作を行う
ためのシーク動作を特にショートシークと呼んでいる。
特開2002−175631号公報 特開2003−317271号公報 特開2003−223725号公報
このように光ディスクのデータを読み出すのに、光ピックアップをスレッドにより移動
させ、目的のトラックに光ピックアップを移動させてデータを読み出すためのシーク動作
であるロングシークと、トラッキング用アクチュエータの制御により対物レンズを目的の
トラックに微小移動させてデータを読み出すためのシーク動作であるショートシークとが
あるが、速度制御付きのシークでは、シーク開始直後、スレッドが安定して動き出すまで
、どうしても目的のシーク方向に対物レンズがシフトしてしまう。それは、トラッキング
用アクチュエータの感度がスレッドモータの感度よりも優れているため、スレッドによる
光ピックアップの移動開始動作が、トラッキング用アクチュエータによる対物レンズの移
動開始動作よりも若干遅れるためである。
このように従来の光ディスク装置においては、速度制御のシークは、光ディスク上のト
ラックの横断速度を一定にするようにスレッドとトラッキング用アクチュエータに制御信
号をフィードバックしながら行うシーク動作であり、目的のトラックの方向へ直接シーク
すると、スレッドが対物レンズのシーク動作よりも必ず遅れてついて来るため、即ち、光
ピックアップ自体のシーク動作が対物レンズのシーク動作よりも必ず遅れてついて来るた
め、シーク直後、必ず目的のシーク方向へ対物レンズがシフトし、これによりシーク精度
が劣るという課題があった。
そこで、特許文献1の従来技術では、アクセス(シーク)前に粗位置決め機構(スレッ
ド)にオフセットを加えて光学ヘッド(光ピックアップ)をシフトさせているが、粗位置
決め機構(スレッド)はバラツキが大きく、どの程度シフトするかが分らなく、シーク精
度が良くなるとは言えない。
なお、特許文献2の従来技術は、光ピックアップの送り機構であるステッピングモータ
が光ピックアップを正確にシークすることができるように構成しているが、光ピックアッ
プ自体のシーク動作が対物レンズのシーク動作よりも必ず遅れてついて来るため、シーク
直後、必ず目的のシーク方向へ対物レンズがシフトするのを防止するような対策は施され
ていない。
また、特許文献3の従来技術は、レンズ位置信号とシークトラック指令値に基づいてシ
ークモードを決定し、この決定されたシークモードに従ってシーク制御部の制御を切り替
え、最適なシークモードを選択するように構成されているが、この従来技術も、光ピック
アップ自体のシーク動作が対物レンズのシーク動作よりも必ず遅れてついて来るため、シ
ーク直後、必ず目的のシーク方向へ対物レンズがシフトするのを防止するような対策は施
されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、速度制御付きシーク時
のトラッキングに対するレンズシフトを抑えることができる機能を有する光ディスク装置
を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光ディスクに記録された情報を再生、
または光ディスクに対して情報の記録/再生を行う光ピックアップと、この光ピックアッ
プが搭載され前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に移動させるためのスレッ
ドと、光ピックアップに内蔵された対物レンズを光ディスクの記録面に対して垂直方向に
微小移動させるフォーカス用アクチュエータおよび水平方向に微小移動させるトラッキン
グ用アクチュエータと、前記スレッドを移動させるスレッドモータと、前記フォーカス用
アクチュエータおよび前記トラッキング用アクチュエータならびに前記スレッドモータを
駆動制御するサーボ制御部とを備え、前記スレッドを動かすことにより前記光ピックアッ
プを移動させてシークを行うロングシークおよび前記トラッキング用アクチュエータを制
御して対物レンズを微小移動させてシークを行うショートシークの機能を有する光ディス
ク装置において、前記ロングシークのコマンドが発生したか否かを判定するシークコマン
ド判定手段と、前記ロングシークのコマンドが発生したと判定されたときに前記トラッキ
ング用アクチュエータを前記サーボ制御部を介して駆動させ前記スレッドの目的のシーク
方向とは逆方向に所定距離だけ前記対物レンズを移動させてシークを行う逆方向シーク手
段と、前記対物レンズの逆方向のシークが行われた後、前記サーボ制御部を介して前記ス
レッドモータを駆動させることにより前記スレッドを目的のシーク方向に動かし目的地ま
で前記光ピックアップを移動させてシークを行う目的方向シーク手段とを有するシステム
コントローラを備えたことを特徴とする光ディスク装置を提供する。
この構成において、シークコマンドが発生すると、このシークコマンドはロングシーク
のコマンドであるかショートシークのコマンドであるかがシークコマンド判定手段により
判定され、ロングシークのコマンドであった場合、逆方向シーク手段は、トラッキング用
アクチュエータをサーボ制御部を介して駆動させ、スレッドの目的のシーク方向とは逆方
向に所定距離だけ対物レンズを移動させシーク動作させる。対物レンズの逆方向のシーク
動作が行われた後、目的方向シーク手段は、サーボ制御部を介してスレッドモータを駆動
させることにより、スレッドを目的のシーク方向に動かし目的地まで光ピックアップをシ
ーク動作させる。
この構成によれば、目的のトラック方向へ直接シークすると、スレッドが対物レンズの
シークよりも必ず遅れてついて来るが、予めシークを行う前に、目的のシーク方向とは逆
方向に対物レンズをシーク動作させ、レンズシフトさせておくので、速度制御付きシーク
時のトラッキングに対するレンズシフトを抑えることができ、これにより、トラッキング
エラー信号の劣化を防ぐことができ、より精度の高いシークが可能となる。
請求項2の発明は、光ディスクに記録された情報を再生、または光ディスクに対して情
報の記録/再生を行う光ピックアップと、この光ピックアップが搭載され前記光ピックア
ップを前記光ディスクの半径方向に移動させるためのスレッドと、光ピックアップに内蔵
された対物レンズを光ディスクの記録面に対して垂直方向に移動させるフォーカス用アク
チュエータおよび水平方向に移動させるトラッキング用アクチュエータと、前記スレッド
を移動させるスレッドモータと、前記フォーカス用アクチュエータおよび前記トラッキン
グ用アクチュエータならびに前記スレッドモータを駆動制御するサーボ制御部とを備え、
前記スレッドを動かすことにより前記光ピックアップを移動させてシークを行うロングシ
ークおよび前記トラッキング用アクチュエータを制御して対物レンズを微小移動させてシ
ークを行うショートシークの機能を有する光ディスク装置において、前記ロングシークの
コマンドが発生したときに、前記スレッドの目的のシーク方向とは逆方向に所定距離だけ
前記対物レンズをシークさせ、その後、前記スレッドを目的のシーク方向に動かし目的地
まで前記光ピックアップをシークさせるように制御するシステムコントローラを備えたこ
とを特徴とする光ディスク装置を提供する。
この構成において、ロングシークのコマンドが発生したときに、スレッドの目的のシー
ク方向とは逆方向に所定距離だけ対物レンズがシーク動作され、その後、前記スレッドが
目的のシーク方向に動かされ、これにより、光ピックアップが目的地までシーク動作され
る。
この構成によれば、目的のトラック方向へ直接シークすると、スレッドが対物レンズの
シーク動作よりも必ず遅れてついて来るが、予めシークを行う前に、目的のシーク方向と
は逆方向に対物レンズをシーク動作させ、レンズシフトさせておくので、速度制御付きシ
ーク時のトラッキングに対するレンズシフトを抑えることができ、これにより、トラッキ
ングエラー信号の劣化を防ぐことができ、より精度の高いシークが可能となる。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記システムコントローラは、前記ロ
ングシークのコマンドが発生したか否かを判定するシークコマンド判定手段と、前記ロン
グシークのコマンドが発生したと判定されたときに前記トラッキング用アクチュエータを
前記サーボ制御部を介して駆動させ前記スレッドの目的のシーク方向とは逆方向に所定距
離だけ前記対物レンズを移動させてシークを行う逆方向シーク手段と、前記対物レンズの
逆方向のシークが行われた後、前記サーボ制御部を介して前記スレッドモータを駆動させ
ることにより前記スレッドを目的のシーク方向に動かし目的地まで前記光ピックアップを
移動させてシークを行う目的方向シーク手段とを有する。
したがって、ロングシークのコマンドが発生したときに、スレッドの目的のシーク方向
とは逆方向に所定距離だけ対物レンズをシーク動作させることが可能になり、その後、前
記スレッドが目的のシーク方向に動かされ、光ピックアップを目的地までシーク動作させ
ることが可能になる。
以上のように本発明によれば、ロングシークのコマンドが発生したか否かを判定するシ
ークコマンド判定手段と、前記ロングシークのコマンドが発生したと判定されたときに前
記トラッキング用アクチュエータを前記サーボ制御部を介して駆動させ前記スレッドの目
的のシーク方向とは逆方向に所定距離だけ前記対物レンズを移動させてシークを行う逆方
向シーク手段と、前記対物レンズの逆方向のシークが行われた後、前記サーボ制御部を介
して前記スレッドモータを駆動させることにより前記スレッドを目的のシーク方向に動か
し目的地まで前記光ピックアップを移動させてシークを行う目的方向シーク手段とを有す
るシステムコントローラを備えたので、速度制御付きシーク時のトラッキングに対するレ
ンズシフトを抑えることができ、これにより、トラッキングエラー信号の劣化を防ぐこと
ができ、より精度の高いシークが可能となる。
また、本発明によれば、ロングシークのコマンドが発生したときに、スレッドの目的の
シーク方向とは逆方向に所定距離だけ対物レンズをシークさせ、その後、前記スレッドを
目的のシーク方向に動かし目的地まで光ピックアップをシークさせるように制御するシス
テムコントローラを備えたので、速度制御付きシーク時のトラッキングに対するレンズシ
フトを抑えることができ、これにより、トラッキングエラー信号の劣化を防ぐことができ
、より精度の高いシークが可能となる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の
一実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
この光ディスク装置は、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ5と、光ディスク
1に記録された情報を再生するためのレーザ光を出射すると共に光ディスク1からの反射
光を受光する光ピックアップ2と、この光ピックアップ2を光ディスク1の半径方向に移
動させるためのスレッド3と、システムコントローラ22の指示に応じてスピンドルモー
タ5およびスレッド3を駆動すると共に光ピックアップ2に内蔵された対物レンズ203
をフォーカス用アクチュエータ201およびトラッキング用アクチュエータ202により
動かすことによりレーザ光の焦点位置を光ディスク1の記録面に対して垂直方向および水
平方向に微小移動させる制御を行うサーボ制御部4とを備えている。
光ピックアップ2が搭載されたスレッド3は、スレッドモータ25により駆動され、そ
のスレッドモータ25はサーボ制御部4により回転制御される。光ピックアップ2に内蔵
されているフォーカス用アクチュエータ201は、RFアンプ6からのRF信号に含まれ
るフォーカスエラー信号に基づいて制御され、トラッキング用アクチュエータ202は、
RFアンプ6からのRF信号に含まれるトラッキングエラー信号に基づいて制御される。
また、前記トラッキングエラー信号をゼロクロスで2値化したトラックパルス信号がサー
ボ制御部4に与えられ、そのトラックパルス信号に基づいてサーボ制御部4は、シーク時
に光ピックアップ2の対物レンズ203が跨ぐ光ディスク1上のトラックの本数を検出し
てシーク制御を行う。
また、この光ディスク装置は、光ディスク1の再生時に光ピックアップ2からの読取信
号であるRF信号を増幅するRFアンプ6と、このRFアンプ6から出力されたRF信号
をデジタルデータに変換した後に光ディスク1のデータフォーマットに応じた信号復調処
理と誤り訂正処理を行って生成したデータをRAM7に格納するデジタル信号処理部8と
、システムコントローラ22の指示に応じてデジタル信号処理部8から出力されたデータ
ストリームの中からオーディオデータとサブピクチャデータとビデオデータとを分離する
ストリーム分離部9とを備えている。
また、この光ディスク装置は、ストリーム分離部9から出力されたオーディオデータを
入力して所定のデコード処理を行うオーディオデコーダ11と、このオーディオデコーダ
11でのデコード処理を行うためにデータを一時的に格納するRAM10と、ストリーム
分離部9から出力されたサブピクチャデータを入力して所定のデコード処理を行うサブピ
クチャデコーダ13と、このサブピクチャデコーダ13でのデコード処理を行うためにデ
ータを一時的に格納するRAM12と、ストリーム分離部9から出力されたビデオデータ
を入力して所定のデコード処理を行うビデオデコーダ15と、このビデオデコーダ15で
のデコード処理を行うためにデータを一時的に格納するRAM14とを備えている。
また、この光ディスク装置は、システムコントローラ22の指示に応じてビデオデコー
ダ15から出力されたデータとサブピクチャデコーダ13から出力されたデータとを合成
するビデオプロセッサ17と、このビデオプロセッサ17から出力された合成データを表
示用のビデオ信号に変換して画像をディスプレイ装置20に表示させるビデオエンコーダ
18と、オーディオデコーダ11から出力されたデータをアナログのオーディオ信号に変
換して例えばスピーカ19に供給するD/A変換器16とを備えている。
また、この光ディスク装置は、システムコントローラ22に対して、再生指示を与える
ための再生キーや、再生停止を指示するための停止キーなどの各種操作キーを有する操作
部21と、装置全体を制御する前記システムコントローラ22とを備えている。なお、操
作部21は、リモートコントローラであっても良いし、装置本体の操作パネルに設けられ
た操作部であっても良い。
また、この光ディスク装置は、装置の各構成要素を制御したり、装置全体を制御したり
するためのプログラムやデータが記憶されたフラッシュROM23と、このフラッシュR
OM23のプログラムやデータに従って演算処理を行いシステムコントローラ22を制御
するCPU24とを備えている。
また、この光ディスク装置は、図示しないテレビジョン受信機やパーソナルコンピュー
タなどから送られてきた映像音声データを光ディスク1に記録するために変調をかける記
録データ変調回路25と、この記録データ変調回路25により変調された変調データに基
づいて光ピックアップ2から出射するレーザ光を変調させるためのレーザ変調信号を光ピ
ックアップ2に出力するレーザ変調回路26とを備えている。
システムコントローラ22には、本実施形態の特徴とする構成要素として、ロングシー
クのコマンドが発生したか否かを判定するシークコマンド判定手段221と、前記ロング
シークのコマンドが発生したと判定されたときにトラッキング用アクチュエータ202を
サーボ制御部4を介して駆動させスレッド3の目的のシーク方向とは逆方向に所定距離だ
け対物レンズ203を移動させてシークを行う逆方向シーク手段222と、対物レンズ2
03の逆方向のシークが行われた後、サーボ制御部4を介してスレッドモータ25を駆動
させることによりスレッド3を目的のシーク方向に動かし目的地まで光ピックアップ2を
移動させてシークを行う目的方向シーク手段223とを有する。
図2は本実施形態における逆方向シーク手段および目的方向シーク手段の処理を説明す
るための図である。図2(a)において、Rは光ピックアップ2の所定位置に設けられた
対物レンズの中心を示し、目的のトラックTの方向へ直接シークすると、スレッドが対物
レンズのシーク動作よりも必ず遅れてついて来るため、即ち、光ピックアップ2自体のシ
ーク動作が対物レンズのシーク動作よりも必ず遅れてついて来るため、シーク直後、必ず
目的のシーク方向へ対物レンズがシフトする。例えば、対物レンズのシフト量L1が20
0μmであれば、対物レンズの中心Rが200μmだけ目的のシーク方向にシフトする。
結果として、対物レンズの中心Rが位置E3までシフトすることになる。このように、シ
ーク直後、必ず目的のシーク方向へ対物レンズがシフトするので、目的のトラックTに対
しては対物レンズは200μmトラッキングシフトし、この結果、シーク精度が劣ること
になる。
そこで、本実施形態では、逆方向シーク手段222は、図2(b)に示すように、シー
ク前に、対物レンズの中心Rを目的のシーク方向とは逆方向に距離L2(例えば100μ
m)だけ移動させて、対物レンズをシーク動作させる。その後、目的のトラックTへのシ
ークが目的方向シーク手段223により行われると、対物レンズの中心Rは位置E1から
距離L1離れた位置E2に移る。この位置E2は最初の対物レンズの中心Rより目的のシ
ーク方向に距離(L1−L2)だけ離れた位置(例えば100μm離れた位置)になり、
図2(a)の場合に比べて対物レンズのシフト量が半分になる。したがって、目的のトラ
ックTに対しては対物レンズのシフト量が少なくなるので、シーク精度が向上することに
なる。
例えば、本シーク処理の実施前では対物レンズが目的のシーク方向に例えば200μm
シフトする場合、逆方向に予め100μm程度シフトしておけば、目的方向のシークによ
るシフト量はレンズ中心より±100μmの範囲内に抑えられる。ここでは、対物レンズ
の逆方向のシフト量としては、目的のトラックTへの方向の対物レンズのシフト量の半分
にしている。その逆方向のシフト量は、トラッキング用アクチュエータの感度やスレッド
モータの最小起動電圧などにより、決まるものであり、実験的に設定されるものである。
なお、図2では、目的のトラックT(目的地)が光ピックアップ2の右側(光ディスク
上では外周側)に有り、光ピックアップ2を右方向(外周方向)に移動させる場合につい
て説明したが、これに限らず、目的のトラックTが光ピックアップ2の左側(光ディスク
上では外周側)に有って、光ピックアップ2を左方向(内周方向)に移動させる場合であ
っても、システムコントローラ22の逆方向シーク手段222は、目的地へのシーク方向
とは相対的に逆方向に対物レンズをシーク動作させるので、対物レンズのシフト量が少な
くなり、同様にシーク精度の向上を図ることができる。
図3は本実施形態におけるシーク処理を説明するためのフローチャートである。このフ
ローチャートを参照してシーク処理について説明する。
ユーザが操作部21の再生キー、サーチキー、スキップキーなどを押下すると、システ
ムコントローラ22はシークコマンドを入力し(ステップS1)、シークコマンド判定手
段221により、そのシークコマンドはロングシークのコマンドであるかショートシーク
のコマンドであるかが判定される(ステップS2)。シークコマンドは、現時点のトラッ
クから目的のトラックまでの再生時間または記録時間に対応する時間情報に基づいてシー
ク動作を行わせるための命令である。目的のトラックまでシークするのに、光ピックアッ
プ2の対物レンズ203が跨ぐトラックの本数が、例えば2000本以上の場合はロング
シークとなり、2000本未満の場合はショートシークになり、また、トラックの本数は
前述したトラックパルス信号に基づいて算出される。
そして、ロングシークのコマンドであった場合、逆方向シーク手段222は、トラッキ
ング用アクチュエータ202をサーボ制御部4を介して駆動させ、スレッド3の目的のシ
ーク方向とは逆方向に所定距離(例えば100μm)だけ対物レンズ203を移動させて
シーク動作させる(ステップS3)。
このように対物レンズ203の逆方向のシーク動作が行われた後、目的方向シーク手段
223は、サーボ制御部4を介してスレッドモータ25を駆動させることにより、スレッ
ド3を目的のシーク方向に動かし、目的地まで光ピックアップ2をシーク動作させる(ス
テップS4)。そして、目的地へのシークが完了するまで、ステップS2,S3,S4,
S6の処理が繰り返され、目的地へのシークが完了すれば(ステップS6)、本処理は終
える。
一方、ステップS2においてシークコマンドがショートコマンドであるとシークコマン
ド判定手段221により判定された場合は、システムコントローラ22は、サーボ制御部
4を介してトラッキング用アクチュエータ202を制御して光ピックアップ2の対物レン
ズ203を動かして目的地へシークする(ステップS5)。そして、目的地へのシークが
完了するまで、ステップS2,S5,S6の処理が繰り返され、目的地へのシークが完了
すれば(ステップS6)、本処理は終える。
なお、本実施形態では、光ディスクに対して情報の記録/再生を行う光ピックアップを
備えたDVDレコーダなどの光ディスク装置について説明したが、これに限らず、光ディ
スクの情報を読み出すだけの光ピックアップを備えたDVDプレイヤなどの光ディスク装
置にも、このシーク処理を適用できることは言うまでもない。
以上説明したように、目的のトラック方向へ直接シークすると、スレッドが対物レンズ
のシーク動作よりも必ず遅れてついて来るが、予めシークを行う前に、目的のシーク方向
とは逆方向に対物レンズをシーク動作させ、レンズシフトさせておくので、速度制御付き
シーク時のトラッキングに対するレンズシフトを抑えることができ、これにより、トラッ
キングエラー信号の劣化を防ぐことができ、より精度の高いシークが可能となる。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 前記実施形態における逆方向シーク手段および目的方向シーク手段の処理を説明するための図である。 前記実施形態におけるシーク処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 光ディスク
2 光ピックアップ
3 スレッド
4 サーボ制御部
22 システムコントローラ
201 フォーカス用アクチュエータ
202 トラッキング用アクチュエータ
203 対物レンズ
221 シークコマンド判定手段
222 逆方向シーク手段
223 目的方向シーク手段

Claims (3)

  1. 光ディスクに記録された情報を再生、または光ディスクに対して情報の記録/再生を行
    う光ピックアップと、この光ピックアップが搭載され前記光ピックアップを前記光ディス
    クの半径方向に移動させるためのスレッドと、光ピックアップに内蔵された対物レンズを
    光ディスクの記録面に対して垂直方向に微小移動させるフォーカス用アクチュエータおよ
    び水平方向に微小移動させるトラッキング用アクチュエータと、前記スレッドを移動させ
    るスレッドモータと、前記フォーカス用アクチュエータおよび前記トラッキング用アクチ
    ュエータならびに前記スレッドモータを駆動制御するサーボ制御部とを備え、前記スレッ
    ドを動かすことにより前記光ピックアップを移動させてシークを行うロングシークおよび
    前記トラッキング用アクチュエータを制御して対物レンズを微小移動させてシークを行う
    ショートシークの機能を有する光ディスク装置において、前記ロングシークのコマンドが
    発生したか否かを判定するシークコマンド判定手段と、前記ロングシークのコマンドが発
    生したと判定されたときに前記トラッキング用アクチュエータを前記サーボ制御部を介し
    て駆動させ前記スレッドの目的のシーク方向とは逆方向に所定距離だけ前記対物レンズを
    移動させてシークを行う逆方向シーク手段と、前記対物レンズの逆方向のシークが行われ
    た後、前記サーボ制御部を介して前記スレッドモータを駆動させることにより前記スレッ
    ドを目的のシーク方向に動かし目的地まで前記光ピックアップを移動させてシークを行う
    目的方向シーク手段とを有するシステムコントローラを備えたことを特徴とする光ディス
    ク装置。
  2. 光ディスクに記録された情報を再生、または光ディスクに対して情報の記録/再生を行
    う光ピックアップと、この光ピックアップが搭載され前記光ピックアップを前記光ディス
    クの半径方向に移動させるためのスレッドと、光ピックアップに内蔵された対物レンズを
    光ディスクの記録面に対して垂直方向に移動させるフォーカス用アクチュエータおよび水
    平方向に移動させるトラッキング用アクチュエータと、前記スレッドを移動させるスレッ
    ドモータと、前記フォーカス用アクチュエータおよび前記トラッキング用アクチュエータ
    ならびに前記スレッドモータを駆動制御するサーボ制御部とを備え、前記スレッドを動か
    すことにより前記光ピックアップを移動させてシークを行うロングシークおよび前記トラ
    ッキング用アクチュエータを制御して対物レンズを微小移動させてシークを行うショート
    シークの機能を有する光ディスク装置において、前記ロングシークのコマンドが発生した
    ときに、前記スレッドの目的のシーク方向とは逆方向に所定距離だけ前記対物レンズをシ
    ークさせ、その後、前記スレッドを目的のシーク方向に動かし目的地まで前記光ピックア
    ップをシークさせるように制御するシステムコントローラを備えたことを特徴とする光デ
    ィスク装置。
  3. 前記システムコントローラは、前記ロングシークのコマンドが発生したか否かを判定す
    るシークコマンド判定手段と、前記ロングシークのコマンドが発生したと判定されたとき
    に前記トラッキング用アクチュエータを前記サーボ制御部を介して駆動させ前記スレッド
    の目的のシーク方向とは逆方向に所定距離だけ前記対物レンズを移動させてシークを行う
    逆方向シーク手段と、前記対物レンズの逆方向のシークが行われた後、前記サーボ制御部
    を介して前記スレッドモータを駆動させることにより前記スレッドを目的のシーク方向に
    動かし目的地まで前記光ピックアップを移動させてシークを行う目的方向シーク手段とを
    有することを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
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