JP2006112979A - アクティブマトリックスtftアレイの測定方法 - Google Patents

アクティブマトリックスtftアレイの測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】TFTアレイの保持容量の保持特性試験において高速な測定方法を提供する。
【解決手段】保持容量と、それにデータ線を接続するためのスイッチング用トランジスタと、該トランジスタの動作を制御するゲート線を備える複数の画素回路を備えたTFTアレイで、少なくとも第1と第2と第3と第4の画素回路を備え、充電後所定の保持時間経過した第1の画素回路の保持容量の電荷を測定してから、まだ充電されてない第3の画素回路の保持容量に充電し、充電後所定の保持時間経過した第2の画素回路の保持容量の電荷を測定してから、まだ充電されてない第4の画素回路の保持容量に充電し、第3の画素回路の保持容量を充電してから、所定の保持時間経過後に第3の画素回路の保持容量の電荷を測定し、第4の画素回路の保持容量を充電してから、所定の保持時間経過後に第4の画素回路の保持容量の電荷を測定する測定方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクティブマトリックス表示パネルのTFT(薄膜トランジスタ)アレイの保持特性の測定方法に関する。
液晶あるいはエレクトロルミネッセンス(以後ELと記す。例えば有機EL等のEL素子が知られている)によるアクティブマトリクス表示パネルの試験においては、各画素回路がマトリクス状にパネル上に形成されたTFTアレイについて、アレイテストと呼ばれる各画素毎の回路試験をする。このアレイテストに使われるTFTアレイには、本明細書においては、液晶またはELなどの発光材料を形成する前の状態であってもよいし、それらの発光材料を形成された後の状態のものも含むものとする。一般的には、高価な画素形成前に不良品を除去することが、製造コスト低減のために望ましい。
これらの表示パネルのTFTアレイの各画素回路は、おおむね、画素を選択する画素選択トランジスタと、画素に供給する電圧を蓄積する保持容量、および、供給電圧に応じて画素を駆動する画素駆動部で構成される。
アレイテストの試験の一つに、この保持容量の保持特性を調べる試験がある。これは、保持容量に所定の電荷を書き込み、所定の保持時間(一般的に、フレーム時間の16.7msであることが多い)経過後、残っている電荷を読み出す試験である。特許文献1の図13、図14、段落49〜55には、アクティブマトリクス液晶表示パネルのTFTアレイについての保持特性試験における、測定時間短縮のアルゴリズムが示されている。
他方、近年のアクティブマトリクス液晶表示パネルについては、非特許文献1に記載されているように、TFTアレイの水平あるいは垂直シフトレジスタに双方向のシフト方向に対応したシフトレジスタを設けたものがある。
特願平7−5408号公報、図13、図14、段落49〜55 ソニー、LCX028BMT(4.6cm(1.8-inch)Black-and-White LCD Panel) Data Sheet
特許文献1の図13に開示されている試験方法を元に、画素選択用シフトレジスタへの制御線を備えたアクティブマトリクス表示パネルのTFTアレイに対して、本発明者が推測する保持容量の測定方法を考察すると、以下のようになる。
なお、ここでは、特許文献1と同様に、保持容量への書き込み時間Twと読み出し時間Trは共に等しくτであるとして考察する。
図13に本発明者の推測する一般的な試験装置1300のブロック図として示すように、TFTアレイ1302にはデータ線を選択するHシフトレジスタ(水平方向シフトレジスタ)1340とゲート線を選択するVシフトレジスタ(垂直方向シフトレジスタ)1342が備えられ、これらにより、画素(代表的に1356、1358、1360として示す)が選択され、試験される。両シフトレジスタには、クロック端子(CLK_H 1328、CLK_V 1348)とパルス入力端子(Start_H 1330、Start_V 1346)が設けられていて、これらによりシフト操作を行う。Vシフトレジスタには、イネーブル端子(ENB_V)が接続されている。Hシフトレジスタには、電源端子1324に電荷計Q 1310と可変電圧源1322が直列に接続されている。
ところで、当業者には容易に理解できるように、特許文献1の図13による測定方法では、まとめて書き込みと読み出しを行う画素に対する保持時間Thをどの画素に対しても等しくする必要があるため、TwとTrは等しくすることが必要である。しかしながら、保持容量への書き込み時間Twと読み出し時間Trに関して実際的に考察すると、一般的にはTrがTwの2倍以上かかり、Tw<Trであるので、このアルゴリズムは次に示すように非効率である。
本発明者の推測する図13に示す試験装置による測定方法を、図14のタイミングチャートを用いて説明する。なお、この試験方法では、全画素を複数の画素グループに分割し、各画素グループごとに試験をする手順となる。ここでは、j番目の画素グループに着目して説明する。1番目の画素Pj,1の保持容量に対して、時刻tから書き込み時間W(すなわち特許文献1の図13のTw)をかけて書き込みすなわち充電した後、保持時間H(すなわち特許文献1の図13のTh)経過後の時刻tから読み出し時間Rをかけて電荷を読み出しすなわち測定する。次の画素Pj,2の測定については、読み出しの開始をPj,1の読み出し終了直後の時刻tになるようにしたとしても、各画素の保持時間Hを確保する為には、直前の画素Pj,1への書き込み終了時刻tから、画素Pj,2への書き込み開始時刻tの間にAの待ち時間が生じてしまう。
図14に示した方法では、各画素グループの画素の数Nは、保持時間Hと読み出し時間Rの関係から、最大N=H/R個となる。また画素グループの数は全部でM個とする。
なお、今後、本明細書中ではj番目の画素グループのi番目の画素をPi,jと表すとする。画素グループとは、画素のうち、1グループとしてまとめて測定、あるいは、試験すなわち検査される画素を示す。
なお図14においてAとは、保持時間Hと読み出し時間Rとの関係で端数となった待ち時間である。
さて、この待ち時間Aの表示パネル全体における合計は、例えば非特許文献1の表示パネルの画素数1280×1024=1,310,720に対し、書き込み時間と読み出し時間の差すなわち待ち時間を例えば20μsと見積もったとしても、26秒にも達する。
そこで、本発明で解決しようとする課題は、TFTアレイの保持容量の保持特性試験において、書き込み時間が読み出し時間よりも短い場合の、高速な試験方法を提供することである。
さらに、本発明で解決しようとする別の課題は、保持容量の保持特性試験において、高速でありながら高精度の試験方法を提供することである。
本発明の上記の目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明による保持容量を備えた複数の画素回路を含むアクティブマトリクスのTFTアレイの保持特性測定方法の第1の態様は、複数の画素回路の各々は、保持容量と、保持容量にデータ線を接続するためのスイッチング用トランジスタと、スイッチング用トランジスタのスイッチング動作を制御するゲート線を備え、複数の画素回路には少なくとも第1と第2と第3と第4の画素回路を備え、さらにこの記測定方法は、充電後所定の保持時間経過した第1の画素回路の保持容量の電荷を測定してから、まだ充電されてない第3の画素回路の保持容量に充電し、充電後所定の保持時間経過した第2の画素回路の保持容量の電荷を測定してから、まだ充電されてない第4の画素回路の保持容量に充電し、第3の画素回路の保持容量を充電してから、所定の保持時間経過後に第3の画素回路の保持容量の電荷を測定し、第4の画素回路の保持容量を充電してから、所定の保持時間経過後に第4の画素回路の保持容量の電荷を測定するステップを含むことを主要な特徴とする。
さらに、前記第1の画素回路で測定するステップの前に、前記第1と第2の画素回路のそれぞれの保持容量に充電し、前記第1と第2の画素回路の保持容量を充電するステップの前に、第1と第2の画素回路を第1の画素グループに割り当て、第3と第4の画素回路を第2の画素グループに割り当てるステップをさらに含むことを特徴とする態様を含む。
また、画素回路を画素グループに割り当てるステップにおいて、第1の画素回路は、第1のデータ線と、第1のゲート線とに接続され、第2の画素回路は、第1のデータ線と、第1のゲート線に隣接する第2のゲート線とに接続されるように割り当て、第3の画素回路は、第1のデータ線に隣接する第2のデータ線と、第1のゲート線とに接続され、第4の画素回路は、第2のデータ線と、第2のデータ線とに接続されるように割り当てることを特徴とする態様を含む。
また、画素回路を画素グループに割り当てるステップにおいて、第1の画素回路は、第1のデータ線と、第1のゲート線とに接続され、第2の画素回路は、第1のデータ線に隣接する第2のデータ線と、第1のゲート線に隣接する第2のゲート線とに接続されるように割り当て、第3の画素回路は、第1のデータ線と、第1のゲート線に隣接し第2のゲート線とは反対側にある第3のゲート線とに接続され、第4の画素回路は、第2のデータ線と、第1のゲート線とに接続されるように割り当てることを特徴とする態様を含み、このとき、第1及び第2及び第3及び第4の画素回路のいずれかが充電されている時は、該画素回路の電荷が測定されるまでは、該画素回路につながるゲート線につながる他の画素回路は充電も測定もされず、第1及び第2及び第3及び第4の画素回路のいずれかが測定されるときは、該画素回路につながるデータ線につながる他の画素回路は充電されていないことを特徴とする態様も含む。
さらに、画素回路を画素グループに割り当てるステップにおいて、第1の画素回路は、第1のデータ線と、第1のゲート線とに接続され、第2の画素回路は、第1のデータ線に隣接する第2のデータ線と、第1のゲート線に隣接する第2のゲート線とに接続されるように割り当て、第3の画素回路は、第1のデータ線に隣接し第2のデータ線とは反対側にある第3のデータ線と、第1のゲート線とに接続され、第4の画素回路は、第1のデータ線と、第2のゲート線とに接続されるように割り当てることを特徴とする態様を含み、このとき、第1及び第2及び第3及び第4の画素回路のいずれかが充電されている時は、該充電されている画素回路の電荷が測定されるまでは、該充電されている画素回路につながるゲート線につながる他の画素回路は充電も測定もされず、第1及び第2及び第3及び第4の画素回路のいずれかが測定されるときは、該測定される画素回路につながるデータ線につながる他の画素回路は充電されていないことを特徴とする態様も含む。
さらに、保持容量を備えた複数の画素回路を含むアクティブマトリクスのTFTアレイの保持特性測定方法であって、複数の画素回路の各々は、保持容量と、該保持容量にデータ線を接続するためのスイッチング用トランジスタと、前記スイッチング用トランジスタのスイッチング動作を制御するゲート線とを備え、複数の画素回路には少なくとも第1と第2と第3と第4の画素回路を備え、測定方法は、複数の画素回路から、所定数の画素回路を第1及び第2の画素グループに割り当て、第1の画素グループの各画素回路を充電し、第1の画素グループの画素回路の一つから電荷を測定し、第2の画素グループの画素回路の一つに充電することを、両画素グループの各画素回路について行い、第2の画素グループの各画素回路から電荷を測定するステップを含み、割り当てるステップにおいて、第1と第2の画素グループそれぞれにおいては、各画素回路は互いにゲート線とデータ線が異なるように割り当て、電荷の測定が終了した画素回路につながるデータ線あるいはゲート線につながる画素回路であって、該データ線あるいは該ゲート線につながるさらに別の画素回路が充電されていない前記画素回路を、次に充電するように、前記第1と第2の画素グループの各画素回路を割り当てることを特徴とする態様も含む。
さらに、上記のいずれの態様においても、TFTアレイは双方向シフトレジスタを備えたことを特徴とする態様も含む。
本発明の請求項1ないし3を用いることにより、アクティブマオリクス表示パネルのTFTアレイの各画素回路に含まれる保持容量の保持特性を試験する際に、試験を高速に行うことができる。
本発明の請求項4ないし8を用いることにより、TFTアレイの各画素回路に含まれる保持容量の保持特性を、高速かつ高精度に行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態を、以下に図1ないし図12を使って説明する。
図1に本発明によるTFTアレイの測定装置100のブロック図を示す。
なお、以下の説明では、TFTアレイの各画素回路を単に「画素」と呼ぶことにする。
TFTアレイ102は、複数の画素(代表的に、その一部に156、158、160の参照番号を付してある)を備え、Vシフトレジスタ142によりゲート線152を、またHシフトレジスタ140によりデータ線154を選択することで、特定の画素にデータ線で規定される電圧を書き込む。Hシフトレジスタ140及びVシフトレジスタ142には、クロック信号端子としてCLK_H(128)、CLK_V(148)、パルス入力端子Start_H(130)、Start_V(146)、シフト方向端子Dir_H(126)、Dir_V(150)、イネーブル端子ENB_V(149)がそれぞれ備えられている。
各シフトレジスタは、パルス入力端子に与えられた信号を、シフト方向端子に与えられた信号で規定された方向に、クロック信号端子に与えられたクロック信号に従ってシフト動作をする。ここで、Hシフトレジスタ140およびVシフトレジスタ142の回路を模式的に図2、図3にそれぞれ一例を示し、その動作を説明する。
図2を参照すると、Hシフトレジスタ140は、HSR 1402を含むHSR〜HSRのU個のシフトレジスタを備えている。Hシフトレジスタ140は、パルス入力端子Start_H 130に与えられた論理ハイ信号を、クロック端子CLK_H(128)に与えられたクロック信号の数ほど、Dir_H端子126で指定された方向にシフト動作し、論理ハイ信号を蓄積するシフトレジスタ(この場合はHSR 1402)につながれたリレー(この場合は1404)を閉成させ、その結果、Data端子124に与えられた信号はデータ線154(図の例ではD)に出力される。このように、選択されなかったデータ線は開放状態となる。
なお、Hシフトレジスタには、イネーブル端子を備えたものもあり、その場合には、イネーブル端子が論理ハイになっているときだけ、指定されたリレー1404が閉成される。
次に、図3を参照すると、Vシフトレジスタ142にはVSR 1502を含むVSR〜VSRのV個のシフトレジスタが備えられる。Vシフトレジスタ142は、パルス入力端子Start_V146に与えられた論理ハイ信号を、クロック端子CLK_V(148)に与えられたクロック信号の数ほど、Dir_V端子150で指定された方向にシフト動作し、この例ではシフトレジスタVSR1502から論理ハイ信号が出力され、さらにイネーブル端子ENB_V(149)に論理ハイ信号が与えられているときだけVSR 1502の出力に接続されたアンド回路1504から論理ハイ信号が出力され、その信号がバッファ1506で緩衝増幅されてオン電圧Vonがゲート線G 152に出力される。
一方、選択されなかったシフトレジスタは論理ロー信号を出力し、それがバッファで緩衝増幅されて、結果として選択されなかったゲート線にはオフ電圧Voffが出力される。
なお、Vシフトレジスタには、イネーブル端子ENB_V(149)を備えないものもあり、その場合には、アンド回路1504は存在せず、シフトレジスタを選択するだけでゲート線にオン電圧Vonが出力される。
図1に戻ると、Hシフトレジスタ140の電源端子124には、選択したデータ線に電圧を印加する為の可変電圧源122と、データ線を通して移動した電荷量を測定する電荷計110が直列に接続されている。
TFTアレイ102の各画素は、例えば画素158に示されているように、それぞれ所定のゲート線(画素158の場合G)と線162により接続され、同様に所定のデータ線(画素158の場合D)と線164により接続されている。
なお、特に断らない限り、本明細書中では、画素あるいは保持容量への「書き込む」とは、その画素の保持容量に「充電する」ことを指し、画素あるいは保持容量から「読み出す」とは、その画素の保持容量から「電荷を放電させ、その電荷量を測定する」ことを指すものとする。
本発明による試験に用いられるTFTアレイ102は、液晶またはEL用の表示パネルであって、液晶やELの形成前の表示パネルについて適用することができる。また、液晶またはELが形成された後の表示パネルについても、本発明を適用することはできる。
各画素の構造は、液晶あるいはELのどちらの表示素子であっても図4(A)に示すように、ゲート線G(152)とデータ線D(154)に、それぞれゲートとソースが接続された画素選択トランジスタQ1(182)と、そのドレイン端子につながれて、コモン電源V1(188)との間でトランジスタQ1の出力電圧を保存する保持容量C1(184)と、同じくそのドレインにつながれた画素駆動回路186を備える。
液晶の表示パネルの場合は、図4(B)に示すように、画素駆動回路には液晶を形成するためのITO電極用端子190が存在するだけである。
EL用の表示パネルの場合は、図4(C)に示すように、画素駆動回路186には、電流駆動用トランジスタQ2(192)と、ITO電極用端子194と、EL駆動用電源V2(196)を備える。ITO電極用端子194上にはELを形成して、その先に何らかの信号線に接続することができる。なお、ITO電極用端子194上にはELが形成されていても、いなくても、保持容量の特性の測定には支障はないことに注意されたい。
次に図5を用いて、本発明の測定アルゴリズムの説明をする。なお、本明細書では、j番目の画素グループのi番目の画素をPj,iと表現し、その画素のゲート線をGj,i、データ線をDj,iと表記する。
まず、本発明におけるj番目の画素グループの1番目の画素Pj,1の保持容量について着目し、時刻tに書き込みを開始する。次に、書き込み時間W経過後の時刻tにj−1番目の画素グループの2番目の画素Pj−1,2について読み出しを開始する。なお、この画素Pj−1,2には、事前に書き込みが行われており、保持時間Hが経過していたものである。次に、Pj−1,2の読み出しが読み出し時間R経過後の時刻tで終了したら、j番目の画素グループの2番目の画素Pj,2に対して書き込みを開始する。
なお、図5に示されているように、j−1番目の画素グループの1番目の画素Pj−1,1についての読み出しは、画素Pj,1の書き込みに先立つ時刻tに開始されている。
このようにすれば、直前の画素グループで書き込みが行われた画素の読み出しと、今回始めて書き込みを行う画素グループの書き込みを交互に行うことができるので、図14に示されるような待ち時間Aは生じない。以降、2つのグループの全ての画素について読み出しと書き込みを行い、保持時間との関係で生じる端数の待ち時間A経過後の時刻tから、既に書き込み済みで保持時間Hが経過したj番目の画素グループの1番目の画素Pj,1の読み出しを行い、読み出し時間R経過後の時刻t10には、次のj+1番目の画素グループの1番目の画素Pj+1,1の書き込みを開始する。ここで、一つの画素グループの画素の数Sは、S=H/(W+R)個で表され、全画素グループの数はTで表されるとする。
なお、各画素間のゲート線及びデータ線の選択にはシフトレジスタを使うため、実際はある画素に書き込みを終了したら、次の画素の位置への最適な移動方向を Dir_H 126, Dir_V 150で選択し、それぞれ、目的とする画素への移動に必要なクロック分シフト動作をするよう、試験装置が制御(図1には図示されてない)する。従って、このシフト動作の時間マージンを考慮した測定タイミング設計が必要となる。しかし、シフトレジスタの動作クロックは書き込み時間、読み出し時間に比べて十分に短いので、表示パネル全体で画素の選択制御にかかる時間も、十分に短くてすみ、試験時間全体への影響は少ない。
次に図6を用いて、より具体的に図5で紹介したアルゴリズムを説明する。図6は、試験開始(ノードS)から試験終了(ノードE)までの、書き込み時間/読み出し時間/待ち時間の関係を模式的に示したものであり、横軸の長さは時間の長さに比例する。ノードSからノード1までの間は、第1の画素グループに対して書き込みを行う期間を示し、この場合は組合せて読み出しを行う画素はないので、読み出し時間に相当する待ち時間A(402、406、410、414)が各書き込みの間に挿入されている。すなわち、期間A(402)待ち、第1の画素グループの1番目の画素への書き込みW1,1(404)を行い、期間A(406)待ち、第1の画素グループの2番目の画素へ書き込みW1,2(408)を行う、ということを繰り返して、第1の画素グループの最後の画素への書き込みW1,S(416)を行い、さらに、端数の待ち時間A(418)待つ。
次に、ノード1からノード2の間は、事前に保持時間Hが経過した画素グループの各画素の読み出しと、新たな画素グループの各画素への書き込みを交互に行う期間である。すなわち、事前に書き込みが行われ、保持時間経過した、j−1番目の画素グループの1番目の画素の読み出しRj−1,1(420)を行い、j番目の画素グループの1番目の画素への書き込みWj,1(422)を行い、j−1番目の画素グループの2番目の画素への読み出しRj−1,2(424)を行い、j番目の画素グループの2番目の画素への書き込みWj,2(426)を行う、ということを繰り返して、両グループの最後の画素について、Rj−1,S(432)とWj,S(434)を行い、端数の期間A(436)待ち、ノード2に達する。
最後のノード2からノードEの間は、新たに書き込みをする画素はないので、代わりに書き込み時間の相当する待ち時間A(440、444、448)が挿入される。すなわち、最後の画素グループである第T番目の画素グループの第1番目の画素への読み出しRT,1(438)を行い、A待ち(440)、第T番目の画素グループの第2番目の画素への読み出しRT,2(442)を行い、A待ち(444)、ということを繰り返して、最後の画素に対して読み出しRT,S(450)を行い、ノードEに達し、試験を終了する。なお、最後の画素グループの画素数は、表示パネルの画素数との関係でS個に満たない場合も考えられ、その場合には、適宜上記のアルゴリズムを修正して対応することができる。
また、図6のアルゴリズムを元に、ノード2に達する前であっても、画素数がS個未満の画素グループを設け、S個画素が存在しない画素グループの書き込みあるいは読み出しサイクルには、待ち時間を設けるように変更するなど、適宜修正を加えることもできよう。
次に図7及び図8のフローチャートを用いて、図6に示したアルゴリズムをさらに詳細に説明する。図7において、ステップ910でプログラムを開始すると、ステップ914で画素グループ内の画素番号を示す変数iを1に初期化する。次にステップ916で画素の読み出し時間に相当する待ち時間Aを待ち、ステップ918で第1の画素グループのi番目の画素の保持容量に書き込みをし、ステップ920で第1の画素グループ内全てのS個の画素について書き込みが行われたか判断し、そうでない場合にはステップ922で変数iをインクリメントし、ステップ918からを繰り返す。また、S個行われていた場合には、ステップ924で待ち時間A待つ。以上で図6のノードSからノード1に達した。
次にステップ926で、書き込みをする画素グループ番号を示す変数jを2に初期化し、書き込みにj番目の画素グループを、読み出しにj−1番目の画素グループを選ぶ。ステップ930で変数iを1に初期化し、ステップ932で、j−1番目の画素グループのi番目の画素の読み出しを行い、j番目の画素グループのi番目の画素の書き込みを行う。ステップ934で、両グループともS個分終了したか判定し、結果がNoならステップ938で変数iをインクリメントし、ステップ932から繰り返す。結果がYesなら、ステップ936で待ち時間A待ち、ステップ940で、変数jがT−1であるか、すなわちT−1番目のグループの全画素の読み出しが終了したか判定する。結果がNoなら、ステップ942で変数jをインクリメントし、ステップ928から繰り返す。以上で図6のノード1からノード2に達した。
ステップ940の結果がYesなら、ステップ944で変数jをTにセットし、変数iを1に初期化し、ステップ946で第T番目の画素グループのi番目の画素について測定をし、ステップ948で書き込み相当時間A待つ。ステップ950で第T番目の画素グループの全画素について測定が完了したか判定し、Noならステップ952で変数iをインクリメントし、ステップ946から繰り返す。Yesなら、ステップ954で終了する。
次に図8を用いて、ステップ932をより詳細なフローチャートとして説明する。なお、ステップ918とステップ946の詳細は、図8の一部を待ち時間で置き換えたものなので省略する。
まず最初に、可変電圧源122の出力電圧は書き込み電圧Vwと読み出し電圧Vrを出力することができ、最初は読み出し電圧Vrにセットされていることに注意されたい。また、一例として、書き込み電圧Vwは5V、読み出し電圧Vrは0Vである。図8において、ステップ1010でこのルーチンが開始すると、ステップ1012で、まずHシフトレジスタ140で画素Pj−1,iに接続されているデータ線Dj−1,iを選択し、Vシフトレジスタ142で画素Pj−1,iに接続されているゲート線Gj−1,iを選択する。これにより、画素Pj−1,iにHシフトレジスタ140を介して電荷計110と可変電圧源122が接続される。
次に、ステップ1018で、イネーブル端子ENB_Vを所定期間論理ハイにし、ゲート線Gj−1,iを所定期間オフ電圧Voffからオン電圧Vonにセットし、その後オフ電圧Voffにもどす。これにより、画素Pj−1,iの画素選択トランジスタQ1(図4の182)は、保持容量の放電時間として所定期間オン状態となり、データ線Dj−1,iの電位差とのバランスにより、保持容量C1(図4の184)と電荷計(図1の110)との間でトランジスタQ1(182)を介して電荷の移動が起こる。
次にステップ1020により、電荷計110でデータ線Dj−1,iを介して移動した電荷量を測定する。
次にステップ1030で、Hシフトレジスタ140で画素Pj,iに接続されているデータ線Dj,iを選択し、Vシフトレジスタ142で画素Pj,iに接続されているゲート線Gj,iを選択する。次にステップ1032で、可変電圧源122の出力電圧を書き込み電圧Vwにセットし、画素Pj,iに接続されたデータ線Dj,iの出力を書き込み電圧Vwとする。次にステップ1034で、イネーブル端子ENB_Vを論理ハイにし、ゲート線Gj,iをVoffからVonにセットする。次にステップ1036で保持容量への充電時間として所定期間待つ。次にステップ1038で、イネーブル端子ENB_Vを論理ローにし、ゲート線Gj,iの出力をオン電圧Vonからオフ電圧Voffにする。さらに、ステップ1039で、可変電圧源122の出力電圧を読み出し電圧Vrにセットし、データ線Dj,iの出力を読み出し電圧Vrとする。最後に、ステップ1040でこのルーチンの動作を終了する。
次に本発明における測定アルゴリズムに適用される、読み出し・書き込みを行う画素の選び方、すなわち、画素グループ(画素配列)の定め方について、図9ないし図12を用いて説明する。
なお、説明のために、各画素の位置を、表示パネルの左上隅を1とするX,Y座標を使って表す。例えば、図9で画素(3,1)は「3a」と書かれた、すなわちラベル付けされた、画素として表されている。さらに、画素にかかれているラベルについては、1桁目の数字が画素グループの番号示し、2桁目のアルファベットがその画素グループ内での画素の順番を示す。例えば、図9の画素(3,1)には「3a」とラベル付けされており、これは3番目の画素グループの1番目の画素を表している。図9では3番目の画素グループの各画素は,3aの画素(3,1)から3Sの画素(3,S)まで順に割り当てられている。また、表示パネルの大きさは、データ線の数がU、ゲート線の数がVの、U×Vとして説明する。
図9は、書き込みと読み出しの画素選択動作を単純かつ高速にする割り当て方法による実施例の一つである。第1の画素グループは、画素(1,1)を起点として、上から下にS個を選び、次の画素グループはひとつ右隣の列で、画素(2,1)を起点として、上から下にS個選ぶ、というような順で表示パネルの全画素について画素グループを割り当てる。この方法だと、図7のステップ937で説明すると、j−1番目の画素グループのi番目の画素で読み出しを行い、次にj番目の画素グループのi番目の画素で書き込みをする際に、ゲート線は同じゲート線ですむので、データ線だけ一つ隣を選択するだけでよい。そのため、アルゴリズムとしても簡単だし、対象画素の移動にかかる時間も短い。
この方法の別のバリエーションとして、上記の割り当て方法において、次の画素グループを現在の画素グループの左隣を選ぶこともできる。また、表示パネルの上下及び左右の端部はサイクリックにつながっているとみなして、画素グループを割り当てることもできる。
この方法のさらに別のバリエーションとして、各画素グループでの画素の選択方向を上から下ではなく、下から上とし、次の順番の画素グループの位置を、先の画素グループでの画素の選び方に応じて、それが下から上の場合は次の画素グループは前の画素グループの右隣又は左隣に選ぶことができる。
図10と図11には、高精度測定を実現する割り当て方法による実施例を示す。
図10(A)には、画素グループ内の画素選びの移動量としてX,Y方向に(+1,+1)のシフトを行い、画素グループ間では移動量(0,−1)のシフトを行う方式について画素グループ毎の画素配列の選び方が模式的に示されている。第1の画素グループの画素として、ここでは全S個のうち例示的に最初の4画素分しか示していないが、画素(1,1)を開始点として1a〜1dのように右下方向に選択する。第2の画素グループとしては、画素(1,V)を開始点として2a〜2dで示されるように選択する。ここで、表示パネルの座標の上下および左右は、それぞれサイクリックにつながるものとして選択されることに注意されたい。
同様にして、本発明における別の実施例として図10(B)には、画素グループ内の移動量が(+1,−1)の右上方向であり、画素グループ間の移動量は(0,+1)で、開始画素が1画素ずつ下方向に移動する選択方式が示されている。
また、本発明におけるさらに別の実施例として図10(C)には、画素グループ内の移動量が(−1,+1)の左下方向であり、画素グループ間の移動量は(0,−1)で、開始画素が1画素ずつ上方向に移動する選択方式が示されている。
また、本発明におけるさらに別の実施例として図10(D)には、画素グループ内の移動量が(−1,−1)の左上方向であり、画素グループ間の移動量は(0,+1)で、開始画素が1画素ずつ下方向に移動する選択方式が示されている。
図10の4方式によって画素を選択する際のHシフトレジスタ及びVシフトレジスタの移動量を、表1に示す。ここでは、データ線の信号線の番号をDで、ゲート線の番号をGで示している。ここで示した移動量から、それぞれのシフトレジスタのシフト方向をシフト方向入力端子(Direction_H、Direction_V)で選択し、必要とされるクロックCLK_H,CLK_Vを入力し、さらにサイクリックな動作をさせる場合にはパルス入力端子Start_H,Start_Vにも入力してシフトレジスタを動作させることで、画素が選択される。この表から、図10で示される4方式は、画素間の移動量が最小で済み、試験時間の短縮化に寄与する方式であることが理解されよう。
Figure 2006112979
図11には、図10の4方法とは別の画素グループの選び方が示されている。
図11(A)には、画素グループ内の画素選びの移動量が(+1,+1)で図10(A)と同じで右下方向だが、画素グループ間では移動量が(−1,0)で、開始画素が1画素ずつ左方向に移動する選択方式が示されている。ここでも、表示パネルの座標の上下および左右は、それぞれサイクリックにつながるものとして選択されることに注意されたい。
同様にして、本発明における別の実施例として図11(B)には、画素グループ内の移動量が(+1,−1)の右上方向であり、画素グループ間の移動量は(−1,0)で、開始画素が1画素ずつ左方向に移動する選択方式が示されている。
また、本発明におけるさらに別の実施例として図11(C)には、画素グループ内の移動量が(−1,+1)の左下方向であり、画素グループ間の移動量は(+1,0)で、開始画素が1画素ずつ右方向に移動する選択方式が示されている。
また、本発明におけるさらに別の実施例として図11(D)には、画素グループ内の移動量が(−1,−1)の左上方向であり、画素グループ間の移動量は(+1,0)で、開始画素が1画素ずつ下方向に移動する選択方式が示されている。
図11の4方式でも、図10に対する表1と同様な考察によりHシフトレジスタの移動量及びVシフトレジスタの移動量を考察することができ、これから試験時間の短縮化に寄与するよう、画素間の移動量が最小となっていることが理解されよう。
次に図10及び図11による方法により高精度測定を実現することができる理由を説明する。図12には、ゲート線は異なるがデータ線が共通の画素回路を示している。ここで、ゲート線G1154とデータ線D1150で選択される下側の画素の保持容量C1dに充電された電荷を測定する場合を考える。データ線Dには読み出し電圧Vrが印加され、ゲート線G1154にはオン電圧Vonが印加され、結果として、保持容量C1dに蓄積された電荷が、データ線Dの電圧VrによりトランジスタQ1dを介して放電する。
ここで、データ線が共通でゲート線が異なる画素の画素選択トランジスタQ1cについて考えると、画素選択トランジスタQ1cはゲート線Gn−1(1152)がVoffであるのでオフ状態ではあるが、そのオフ抵抗によりリーク電流が流れる。特に保持容量C1cが充電済みで保持時間経過するのを待っている状態であれば、画素選択トランジスタQ1cのソース・ドレイン間電位差はVw−Vrとなり非常に大きい。従ってリーク電流も大きくなる。もし保持容量C1cが測定済みであれば、画素選択トランジスタQ1cのソース・ドレイン間電位差は0であるのでリーク電流は非常に小さい。すなわち、データ線が共通でゲート線が異なり、かつ充電済みで保持時間経過するのを待っている画素が多いほどデータ線Dに流れるリーク電流の合計が大きくなる。従って画素グループ内の測定順序に依存して電荷移動量の測定値が変化してしまう。これらは、隣り合った画素に限らず、データ線を共通とする複数の画素全てについて当てはまることを注意されたい。
図10と図11に示す実施例では、以上のような問題を解決する為に、以下のように画素を画素グループごとの配列として選択する。まず、画素の選択については、以下の2点が守られなければならない。
A1)充電された画素のゲート線については、保持時間が経過するまでは選択してはならない。
A2)測定される画素のデータ線につながる他の画素は、充電されていてはならない。
言い換えると、次のような選択ルールとなる。
B1)画素グループ中のどの画素についても、互いのゲート線とデータ線が異なるように、各画素を選択する。
B2)ある画素が測定された後なら、その画素とデータ線もしくはゲート線が共通の画素を充電しても良い。ただし、充電される画素は、充電された電荷を保持中の他のいずれの画素に対しても、データ線あるいはゲート線が共通であってはならない。
翻って図10及び図11の実施例を考察すれば,この両図に記載されているいずれの実施例も,上記B1とB2のルールを満足しており、図12のような不都合をもたらさないことが理解されよう。
以上のように、本発明によるアクティブアレイマトリクスの保持容量の保持特性を、実施例を交えて説明してきたが、これらは本発明を例示目的で開示されたものであり、本発明を制限するものではないことに注意されたい。当業者には容易に理解できるように、様々な改変を施すことができよう。例えば、画素グループ内の画素の移動量として1より多い移動量の方式を考えることもできるし、開始画素を表示パネルの端部以外の場所に設定することもできる。さらに、試験に適用される素子としては、図4(C)以外の方式のエレクトロルミネッセンス表示パネルの保持容量の特性測定にも応用することができる。
なお、本発明では、Hシフトレジスタ及びVシフトレジスタが、双方向にシフト可能な表示パネルについて説明してきたが、十分な画素選択時間マージンを考慮することで、Hシフトレジスタ及びVシフトレジスタのいずれか又は一方が、単一方向にだけシフトするシフトレジスタの表示パネルについても、本発明を実施することができる。
さらに、本発明による保持容量の特性の良否をTFTアレイ製造プロセスの前段階にフィードバックして、プロセスの品質改善に使用することもできよう。
本発明による試験回路のブロック図である。 図1のHシフトレジスタ140の回路を示したブロック図である。 図1のVシフトレジスタ142の回路を示したブロック図である。 本発明で試験対象となる画素回路を説明するブロック図である。 本発明による試験を説明するタイミングチャートである。 図5に示す試験のシーケンスを説明する為の模式図である。 本発明の実施例の一つを説明するフローチャートである。 図7のフローチャートの一部を詳しく説明するフローチャートである。 本発明の実施例の一つの説明として、画素グループの選び方を示す模式図である。 本発明の実施例の別の一つの説明として、画素グループの別の選び方を示す模式図である。 本発明の実施例の別の一つの説明として、画素グループのさらに別の選び方を示す模式図である。 図10及び図11の方法による効果を説明するための回路図である。 従来技術の試験方法による試験装置のブロック図である。 従来技術に基づく試験方法を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
100 TFTアレイ測定装置
102 TFTアレイ
110 電荷計
122 可変電圧源
124 Data端子
126、150 シフト方向端子
128、148 クロック信号端子
130、146 パルス入力端子
140 Hシフトレジスタ
142 Vシフトレジスタ
149 イネーブル端子
152 ゲート線
154 データ線
156、158、160 画素回路
162、164 接続線

Claims (8)

  1. 保持容量を備えた複数の画素回路を含むアクティブマトリクスのTFTアレイの保持特性測定方法であって、前記複数の画素回路の各々は、前記保持容量と、該保持容量にデータ線を接続するためのスイッチング用トランジスタと、前記スイッチング用トランジスタのスイッチング動作を制御するゲート線を備え、前記複数の画素回路には少なくとも第1と第2と第3と第4の画素回路を備え、前記測定方法は、
    充電後所定の保持時間経過した第1の画素回路の保持容量の電荷を測定してから、まだ充電されてない第3の画素回路の保持容量に充電し、
    充電後所定の保持時間経過した第2の画素回路の保持容量の電荷を測定してから、まだ充電されてない第4の画素回路の保持容量に充電し、
    前記第3の画素回路の保持容量を充電してから、前記所定の保持時間経過後に前記第3の画素回路の保持容量の電荷を測定し、
    前記第4の画素回路の保持容量を充電してから、前記所定の保持時間経過後に前記第4の画素回路の保持容量の電荷を測定する
    ステップを含むことを特徴とする測定方法。
  2. 前記第1の画素回路で測定するステップの前に、前記第1と第2の画素回路のそれぞれの保持容量に充電し、
    前記第1と第2の画素回路の保持容量を充電するステップの前に、前記第1と前記第2の画素回路を第1の画素グループに割り当て、前記第3と前記第4の画素回路を第2の画素グループに割り当てるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の測定方法。
  3. 前記画素回路を画素グループに割り当てるステップにおいて、
    前記第1の画素回路は、第1のデータ線と、第1のゲート線とに接続され、前記第2の画素回路は、前記第1のデータ線と、前記第1のゲート線に隣接する第2のゲート線とに接続されるように割り当て、
    前記第3の画素回路は、前記第1のデータ線に隣接する第2のデータ線と、前記第1のゲート線とに接続され、前記第4の画素回路は、前記第2のデータ線と、前記第2のデータ線とに接続されるように割り当てる
    ことを特徴とする請求項2に記載の測定方法。
  4. 前記画素回路を画素グループに割り当てるステップにおいて、
    前記第1の画素回路は、第1のデータ線と、第1のゲート線とに接続され、前記第2の画素回路は、前記第1のデータ線に隣接する第2のデータ線と、前記第1のゲート線に隣接する第2のゲート線とに接続されるように割り当て、
    前記第3の画素回路は、前記第1のデータ線と、前記第1のゲート線に隣接し前記第2のゲート線とは反対側にある第3のゲート線とに接続され、前記第4の画素回路は、前記第2のデータ線と、前記第1のゲート線とに接続されるように割り当てる
    ことを特徴とする請求項2に記載の測定方法。
  5. 前記画素回路を画素グループに割り当てるステップにおいて、
    前記第1の画素回路は、第1のデータ線と、第1のゲート線とに接続され、前記第2の画素回路は、前記第1のデータ線に隣接する第2のデータ線と、前記第1のゲート線に隣接する第2のゲート線とに接続されるように割り当て、
    前記第3の画素回路は、前記第1のデータ線に隣接し前記第2のデータ線とは反対側にある第3のデータ線と、前記第1のゲート線とに接続され、前記第4の画素回路は、前記第1のデータ線と、前記第2のゲート線とに接続されるように割り当てる
    ことを特徴とする請求項2に記載の測定方法。
  6. 前記第1及び第2及び第3及び第4の画素回路のいずれかが充電されている時は、該充電されている画素回路の電荷が測定されるまでは、該充電されている画素回路につながるゲート線につながる他の画素回路は充電も測定もされず、
    前記第1及び第2及び第3及び第4の画素回路のいずれかが測定されるときは、該測定される画素回路につながるデータ線につながる他の画素回路は充電されていない
    ことを特徴とする請求項1又は2又は4又は5に記載の測定方法。
  7. 保持容量を備えた複数の画素回路を含むアクティブマトリクスのTFTアレイの保持特性測定方法であって、前記複数の画素回路の各々は、前記保持容量と、該保持容量にデータ線を接続するためのスイッチング用トランジスタと、前記スイッチング用トランジスタのスイッチング動作を制御するゲート線と備え、前記複数の画素回路には少なくとも第1と第2と第3と第4の画素回路を備え、前記測定方法は、
    前記複数の画素回路から、所定数の画素回路を第1及び第2の画素グループに割り当て、
    前記第1の画素グループの各画素回路を充電し、
    前記第1の画素グループの画素回路の一つから電荷を測定し、前記第2の画素グループの画素回路の一つに充電することを、両画素グループの各画素回路について行い、
    前記第2の画素グループの各画素回路から電荷を測定する
    ステップを含み、
    前記割り当てるステップにおいて、前記第1と第2の画素グループそれぞれにおいては、各画素回路は互いにゲート線とデータ線が異なるように割り当て、
    電荷の測定が終了した画素回路につながるデータ線あるいはゲート線につながる画素回路であって、該データ線あるいは該ゲート線につながるさらに別の画素回路が充電されていない前記画素回路を、次に充電するように、前記第1と第2の画素グループの各画素回路を割り当てる
    ことを特徴とする測定方法。
  8. 前記TFTアレイは双方向シフトレジスタを備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の測定方法。

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