JP2006112540A - 挿入体の設置工事における切断口防錆方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既設流体管に装着する流体制御弁等の挿入体が移動しても防錆効果の落ちない切断口防錆方法を提供すること。
【解決手段】 既設流体管1の一部を所定の長さ切断、除去した切断部に挿入体2を設置する工事における切断口防錆方法において、挿入体2を設置する両側の既設流体管1周面にそれぞれ摺動体3を装着し、切断機で既設流体管1を切断、除去した後、その切断部に、既設流体管1の切断口端面1aに当接されるシール部材6を設けた伸縮可能な伸縮継手体4が収縮状態で設置された挿入体2を挿着し、摺動体3を管軸方向に移動させて伸縮継手体4に水密に係合し、次いで伸縮継手体4を伸張させシール部材6を切断口端面1aに押圧する挿入体2の設置工事における切断口防錆方法であって、伸縮継手体4が離反する方向にそれぞれを押圧して切断口端面1aにシール部材6を密接させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、既設の流体管路例えば水道管の一部を切断、除去し、切断箇所に流体制御弁、分岐管、流量計あるいは水力発電機等の挿入体を設置する際の、既設流体管の切断口防錆方法に関する。
従来、既設の流体管路に流体制御弁等を設置する場合、流体管の流体制御弁を設置する箇所の両側に相当する管周面に一対の可動接続環を摺動可能に設置し、次にこれら可動接続環を含めて前記流体制御弁の設置箇所を密封状態のケースで覆い、前記ケース内で前記流体制御弁の設置箇所を切断機で切除した後、その切除部に前記可動接続環側の切口端面に当接されるシール材を抱持した伸縮可能な伸縮接手環を収縮状態で装着した流体制御弁を挿着し、その後に前記可動接続環を管軸方向に前進させて前記伸縮接手環に水密に係合させ、つづいて伸縮接手環を伸長させそのシール材を切口端面に押圧させて防錆していた(特許文献1参照)。
特許2649427号公報
しかしながら、特許文献1にあっては、可動接続環と伸縮接手環とを水密に係合させた後、伸縮接手環を切口端面方向に移動させてシール部材を切口端面に押圧するのに、流体制御弁の両端部に設けられたフランジに取り付けられた押出しねじを回動し切口端面方向に突出させて伸縮接手環を移動させており、流体制御弁を基準に伸縮接手環を押出しているため、流体制御弁が設置中や設置後において水圧や地盤変動等により管軸方向に移動してしまうとシール材の圧着が弱まってしまい防錆効果が落ちてしまう難点があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、既設流体管に装着する流体制御弁等の挿入体が移動しても防錆効果の落ちない切断口防錆方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の挿入体の設置工事における切断口防錆方法は、既設流体管の一部を所定の長さ切断、除去した切断部に挿入体を設置する工事における切断口防錆方法において、挿入体を設置する両側の既設流体管周面にそれぞれ摺動体を装着し、切断機で既設流体管を切断、除去した後、その切断部に、既設流体管の切断口端面に当接されるシール部材を設けた伸縮可能な伸縮継手体が収縮状態で設置された挿入体を挿着し、前記摺動体を管軸方向に移動させて前記伸縮継手体に水密に係合し、次いで伸縮継手体を伸張させそのシール部材を切断口端面に押圧する挿入体の設置工事における切断口防錆方法であって、前記伸縮継手体が離反する方向にそれぞれを押圧して切断口端面にシール部材を密接させることを特徴としている。
この特徴によれば、既設流体管に設けられた摺動体を伸縮継手体に係合させ、摺動体を移動させることによって伸縮継手体も移動し、切断口端面にシール部材を密着さることができ、また、伸縮継手体が挿入体に関係することなく互いに押圧しあい切断口にシール部材を密着させているので、防錆する切断口の反対側の既設流体管が反力の受け部となり、挿入体が移動しても押圧力に影響することがなく、防錆作用を維持することができる。
本発明の請求項2に記載の挿入体の設置工事における切断口防錆方法は、請求項1に記載の挿入体の設置工事における切断口防錆方法であって、前記伸縮継手体は、少なくとも挿入体に対して移動可能に設置されるとともに、挿入体を跨いで架設された押圧部材により流体管に沿って移動する摺動体を介して押圧されることを特徴としている。
この特徴によれば、伸縮継手体が、挿入体に対して移動可能に取り付けられるとともに、挿入体を跨いで設けられた押圧部材により流体管に沿って移動する摺動体を介して離反する方向にそれぞれが押圧されるので、伸縮継手体は流体管を基準に移動、押圧することになり挿入体が移動しても、その移動に影響されることなくシール部材を密着させることができ、防錆効果が落ちることがない。
本発明の請求項3に記載の挿入体の設置工事における切断口防錆方法は、請求項2に記載の挿入体の設置工事における切断口防錆方法であって、前記摺動体には、管外周方向に突出したつば部が設けられ、該つば部に押圧部材が取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、管外周方向に突出したつば部に押圧部材が取り付けられるため、挿入体との干渉を確実に避けることができるので、挿入体の移動の影響を受けることなく安定して密着、防錆することが出来る。
本発明の請求項4に記載の挿入体の設置工事における切断口防錆方法は、請求項1ないし3のいずれかに記載の挿入体の設置工事における切断口防錆方法であって、前記伸縮継手体の既設流体管切断口に対向する面は、既設流体管切断口に倣った形状に形成されるとともに、シール部材が既設流体管切断口に倣った形状に附設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、伸縮継手体の既設流体管切断口に対向する面とシール部材とが、既設流体管切断口に倣った形状に形成され、附設されているので、切断口端面にシール部材を均等に密着させることができ、防錆効果を高く、均質に維持することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1ないし図6は、本発明の一実施例を示すもので、図1(a)は本発明に係る防錆方法において既設流体管に挿入体としての流体制御弁を設置した状態を示す側面図、(b)は(a)の正面図である。図2は図1(b)のA−A断面を含む側面図、図3ないし図6は防錆方法の手順を示し、図3は流体管に摺動体を取り付けた状態を示す断面図であり、図4は切断箇所に伸縮継手体が装着された流体制御弁を仮置きした状態を示す断面図である。図5は摺動体を流体制御弁側に移動させた状態を示す断面図であり、図6は伸縮継手体を移動し切断口端面にシール部材を密着させた状態を示す断面図である。図7及び図8は、本発明の別実施例を示すもので、図7は伸縮継手体と摺動体との係合方法の別実施例の部分拡大断面図であり、図8(a)は流体管をホールソー型カッターで切断除去した状態を示す斜視図、(b)は別実施例の切断口形状に倣った切断口当接部を形成した伸縮継手体の斜視図である。なお、各図において流体制御弁の弁体は省略してある。
図1及び図2に示す符号1は既設の流体管を示し、流体管1の所定位置に流体制御弁2が摺動体3と伸縮継手体4及び押圧部材5により水密に挿入設置されている。
摺動体3は、流体管1の下面外周に装着される所定長さの半円弧状に形成された下部摺動体3aと、流体管1を挟んで上面外周に下部摺動体3aと対向配置される半円弧状の上部摺動体3bと、摺動体3と流体管1との水密を計る周パッキン3c及び下部摺動体3aと上部摺動体3cとの結合フランジ3d、3eに挟まれて下部摺動体3aと上部摺動体3cとを水密に接合する図示されていないフランジパッキンとで構成されている。
結合フランジ3d、3eは、下部摺動体3aと上部摺動体3cとの対向端面に外側に突出して形成され、結合フランジ3d、3eに挿通したボルトをナットによって締め付けることによりフランジパッキンを介して水密に組み立てられる。
図2及び図3に示すように、組み立てられた摺動体3は、一方の端部は流体管1に水密かつ摺動可能で、他方の流体制御弁2側が開放した筒状に取り付けられる。開放端部の内周面には、外側に向かって傾斜したテーパー部3jが形成されている。
摺動体3の流体制御弁反対側において管径方向の外方へ突出するつば部3fが突設されるとともにその内方には周パッキン3cが収容されるパッキン収容部3gが形成される。つば部3fには、押圧部材5が貫通して取り付けられる貫通孔3iが下部摺動体3a、上部摺動体3cそれぞれに2ヶ所づつ設けられている。
また、下部摺動体3a、上部摺動体3cそれぞれのほぼ中央において、伸縮継手体4と係合させる係合ボルト7が水密に螺入される外方に突出した凸部3hが設けられている。
伸縮継手体4は一体ものの筒状に形成され、流体制御弁2の両側に円筒状に形成された袖部2aにパッキンにより水密で伸縮可能に取り付けられている。
伸縮継手体4の流体制御弁2側の内面には、流体制御弁2の袖部2aとの水密を計る内パッキン4aを配置する内パッキン収容部4b及び、外面には摺動体3との水密を計る外パッキン4cを配置する外パッキン収容部4dが設けられている。
伸縮継手体4の流体制御弁2と離反する側の先端には、流体管1の切断口端面1aに対向した切断口当接部4eが形成され、切断口端面1aの形状に倣った防錆を図るシール部材6が設けられている。切断口当接部4eの厚さは、流体管1の管厚より大きく設けられ、シール部材6も流体管1の管厚より大きな厚さで附設されている。シール部材6は、弾性力があり切断口端面1aに密着するゴムや合成樹脂材などが用いられる。切断口当接部4eは、流体管1の切断形状に合わせて形成され、流体管1が管軸に垂直に切断される場合は、垂直に形成され、所定の角度をもって切断される場合はその角度に合わせて斜めに形成される。
また、図4に示すように、先端外側2箇所には、前記係合ボルト7が係合する係合凹部4fが設けられている。
図2に示すように、押圧部材5は、棒状のねじ体5aとつば部3fを挟んでねじ体5aに螺入されている流体制御弁1側の内ナット5bと、反流体制御弁1側の外ナット5cとからなる。ねじ体5aは、両先端にねじが形成されている棒体でもよい。
次に、流体制御弁2の設置工事における流体管1の切断口防錆方法について工程順に説明する。
まず、図3に示すように、流体管1の流体制御弁2が設置される箇所の両側所定位置に2つ割の摺動体3を、周パッキン3cとフランジパッキンを配置した下部摺動体3aと上部摺動体3bを流体管1を上下から挟むように取り付け、結合フランジ3d、3eをボルト・ナットで締結し摺動可能に開口部を向き合わせて取り付ける。このとき係合ボルト7は引き出し、内面に突出しない位置にしてある。
次に、図示していない管切断機により、流体管1の所定位置を所定長さに切断、除去する。切断する長さは、伸縮継手体4を両袖部2aに収縮状態に取り付けた流体制御弁2の管軸方向の長さより若干大きく設定する。
次いで図4に示すように、内パッキン収容部4bに内パッキン4aを、外パッキン収容部4dに外パッキン4cをそれぞれ配置した伸縮継手体4が両袖部2aに収縮状態に取り付けられた流体制御弁2を、流体管1が切断除去された位置に、流体管1との管心と軸をあわせて挿入し、回転や移動が起きないように仮置きする。
流体制御弁2を仮置きした状態で、左右の摺動体3のつば部3fの対向する貫通孔3iに、内ナット5bが螺入されつば部3fの流体制御弁2側に配置されたねじ体5aを挿通し、左右の摺動体3に流体制御弁2を跨いで架設し、外ナット5cをねじ込む。4本の押圧部材5を所定位置に取り付けた後、外ナット5cを左右より締め付けることにより、摺動体3を流体制御弁2方向に流体管1に沿って摺動移動させる。つば部3fが管外径外側に突出して設けられているので両摺動体3に架け渡した押圧部材5が流体制御弁2と干渉することがない。
このとき、押圧部材5ではなく、補助の移動装置を設けて摺動体3を流体制御弁2の方向に移動させてもよい。
図5は、両摺動体3が所定位置まで移動した状態をあらわす。摺動体3が両側から流体制御弁2に向けて移動し、摺動体3のテーパー部3jにより外パッキン4cをスムーズに圧縮して、伸縮継手体4を覆うように設置され、内パッキン4aと外パッキン4c及び周パッキン3cにより流体管1と流体制御弁2を水密に接合する。
摺動体3を所定位置まで移動させた後、係合ボルト7を締め込み、伸縮継手体4の係合凹部4fにその先端部を係合させ、摺動体3と一緒に移動できるようにする。
下部摺動体3aと上部摺動体3bとの係合ボルト7を締め込み、摺動体3と伸縮継手体4を係合させた後、各押圧部材5の外ナット5cを反流体制御弁2側に緩め、内ナット5bを反流体制御弁2側に締め込み、左右の摺動体3のつば部3fを互いに離反する方向に流体管1に沿って移動させると、係合ボルト7が伸縮継手体4の係合凹部4fに係合しているので伸縮継手体4も離反する方向に移動する。
図6は、伸縮継手体4が押圧部材5を介して互いに押圧しあって移動し、切断口当接部4dに設けられたシール部材6が流体管1の切断口に当接、押圧され密着した状態を示す。
シール部材6が切断口端面1aに密着しているため、切断口端面1aより錆が発生するのが防止され、更に伸縮継手体4が袖部2aに伸縮可能の取り付けられるとともに流体制御弁2を跨いで取り付けられた押圧部材5により流体管1に沿って移動する摺動体3を介して押圧されているので、流体制御弁2が管軸方向に移動してもその移動に影響されることなくシール部材6は密着する。
当該実施例は、特許文献1に示されているように、両摺動体3や流体制御弁2を内部に収容した密閉ケース内で行えば、不断水状態で流体制御弁1を設置することも出来る。
まず、流体管1の流体制御弁2が設置される箇所の両側所定位置に摺動体3を取り付け、両摺動体3を内部に収容した密閉ケースを設置する。密閉ケースの上部に作業弁及び管切断機を取り付け、作業弁を開放し、管切断機を密閉ケース内に降ろして流体管1を切断する。管切断機を引き上げて切片を回収し、作業弁を閉じる。
次に、伸縮継手体4が両袖部2aに収縮状態に取り付けられた流体制御弁2が収容された挿入機を作業弁の上に取り付け、作業弁を開放した後、流体管1が切断除去された位置に、流体管1との管心と軸をあわせて流体制御弁2を挿入し、回転や移動が起きないように仮置きする。
次いで、密閉ケースの外側より摺動体3を流体制御弁2の方向に移動させ、伸縮継手体4と水密に接合する。この段階において内パッキン4aと外パッキン4c及び周パッキン3cにより流体管1と流体制御弁2が水密に接合される。
流体管1と流体制御弁2が水密に接合されているので、挿入機、作業弁、密閉ケースを取り外す。
摺動体3が所定位置まで移動しているので、係合ボルト7を締め込み、伸縮継手体4の係合凹部4fにその先端部を係合させ、摺動体3と一緒に移動できるようにする。
この後の工程は上記実施例と同じ作業を行うことにより不断水の状態で流体制御弁2を流体管1に挿入設置し、切断口端面1aを防錆することができる。
図7は、摺動体3と伸縮継手体4との係合の他の実施例の部分拡大断面図である。
摺動体3の下部摺動体3aと上部摺動体3bには、前実施例の凸部3h、係合ボルト7に代わり、後述する係合リング8が係止する溝状の係合溝3kが円周方向に形成されている。
伸縮継手体4の切断口当接部4e側の外周には係合リング8が収容される円周方向に収容溝4gが形成されている。
係合リング8は、摺動体3の係合溝3kと伸縮継手体4の収容溝4gとに跨って係合する外径をもった大きさの一部切欠きのC型をなした縮径可能な弾性をもつリング状をしている。収容溝4gには拡径した状態で設置されている。
流体制御弁2の設置工事の工程において、摺動体3を流体制御弁2側に移動させると、テーパー部3jに係合リング8が当接し、係合リング8は縮径して収容溝4gに入り込む。さらに移動すると外パッキン4cを圧縮して液密に接合され、所定位置に達すると係合溝3kと収容溝4gとがほぼ同じ位置で対向し、係合リング8は拡径して係合溝3kと収容溝4gとに跨って係合する。押圧部材5により摺動体3を流体制御弁2から離反する方向に移動させると、係合リング8は外周方で係合溝3kに当接し、内周方で収容溝4gに当接して伸縮継手体4も流体制御弁2から離反する方向に移動する。シール部材6が流体管1の切断口端面1aに当接、押圧され密着する。
この実施例によると、摺動体3の移動により、摺動体3と伸縮継手体4とが自動的に係合するので、係合ボルトの締め忘れなどが起こらなくなり、伸縮継手体4の移動不良によっておこる密着不足による防錆効果の低下を防ぐことができ、また、工事が簡略できる。
図8は、伸縮継手体4の切断口当接部4eの別形状の実施例であり、(a)は流体管1をホールソー型カッターで切断除去した状態を示す斜視図、(b)は(a)の流体管1の切断口端面1aの形状に倣った切断口当接部4eを形成した伸縮継手体4の斜視図である。
流体管1をホールソー型のカッターで切断したときの切断口は、管頂部及び管底部で凹み、両サイド部が凸状の湾曲面に形成される。この流体管1の湾曲面に倣って伸縮継手体4の切断口当接部4eを形成すると、管頂部及び管底部で凸状で、両サイド部が凹みの湾曲面にとなり、その湾曲面に沿ってシール部材6が附設されている。
伸縮継手体4の切断口当接部4eが流体管1の切断口端面1aの形状に倣った形状に形成され、その切断口当接部4eにそってシール部材6が附設されているので、切断口端面1aに均等な圧力で密着させることができ、防錆効果を高く、均質に維持することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明の具体的な構成はこれに限定されるものではない。具体的な構成はこれら実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では挿入体として流体制御弁の場合を説明したが、流量計や分岐管あるいは水力発電機であってもよい。
また、上記実施例では、伸縮継手体4を移動させるのに押圧部材5を用いて行ったが、伸縮継手体4の移動は補助の移動装置で行い、伸縮継手体4が互いに押圧する状態を維持することに押圧部材5を用いてもよい。
また、上記実施例では、摺動体3は二つ割であったが三つ割以上であってもよく、ボルト・ナットで行った接合を溶接で行ってもよい。
また、上記実施例では、係合ボルト7は2箇所に設けられていたが、既設管1の口径が小さいときは1箇所でもよく、口径が大きいときは4箇所、6箇所としてもよい。
本発明の一実施例における流体管に流体制御弁を設置した状態示す(a)は側面図、(b)は正面図である。 図1(b)のA−A断面を含む側面図である。 流体管に摺動体を取り付けた状態を示す断面図である。 切断箇所に伸縮継手体が装着された流体制御弁を仮置きした状態を示す断面図である。 摺動体を流体制御弁側に移動させた状態を示す断面図である。 伸縮継手体を移動し切断口端面にシール部材を密着させた状態を示す断面図である。 伸縮継手体と摺動体との係合方法の別実施例の部分拡大断面図である。 (a)は流体管をホールソー型カッターで切断除去した状態を示す斜視図、(b)別実施例の切断口形状に倣った切断口当接部を形成した伸縮継手体の斜視図である。
符号の説明
1 流体管(既設流体管)
1a 切断口端面
2 流体制御弁(挿入体)
2a 袖部
3 摺動体
3a 下部摺動体
3b 上部摺動体
3c 周パッキン
3d 結合フランジ
3e 結合フランジ
3f つば部
3g パッキン収容部
3h 凸部
3i 貫通孔
3j テーパー部
3k 係合溝
4 伸縮継手体
4a 内パッキン
4b 内パッキン収容部
4c 外パッキン
4d 外パッキン収容部
4e 切断口当接部
4f 係合凹部
4g 収容溝
5 押圧部材
5a ねじ体
5b 内ナット
5c 外ナット
6 シール部材
7 係合ボルト
8 係合リング

Claims (4)

  1. 既設流体管の一部を所定の長さ切断、除去した切断部に挿入体を設置する工事における切断口防錆方法において、挿入体を設置する両側の既設流体管周面にそれぞれ摺動体を装着し、切断機で既設流体管を切断、除去した後、その切断部に、既設流体管の切断口端面に当接されるシール部材を設けた伸縮可能な伸縮継手体が収縮状態で設置された挿入体を挿着し、前記摺動体を管軸方向に移動させて前記伸縮継手体に水密に係合し、次いで伸縮継手体を伸張させそのシール部材を切断口端面に押圧する挿入体の設置工事における切断口防錆方法であって、前記伸縮継手体が離反する方向にそれぞれを押圧して切断口端面にシール部材を密接させることを特徴とする挿入体の設置工事における切断口防錆方法。
  2. 前記伸縮継手体は、少なくとも挿入体に対して移動可能に設置されるとともに、挿入体を跨いで架設された押圧部材により流体管に沿って移動する摺動体を介して押圧される請求項1に記載の挿入体の設置工事における切断口防錆方法。
  3. 前記摺動体には、管外周方向に突出したつば部が設けられ、該つば部に押圧部材が取り付けられている請求項2に記載の挿入体の設置工事における切断口防錆方法。
  4. 前記伸縮継手体の既設流体管切断口に対向する面は、既設流体管切断口に倣った形状に形成されるとともに、シール部材が既設流体管切断口に倣った形状に附設されている請求項1ないし3のいずれかに記載の挿入体の設置工事における切断口防錆方法。
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