JP2006112501A - バルブのアクチュエータ及びその制御方法 - Google Patents

バルブのアクチュエータ及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006112501A
JP2006112501A JP2004299607A JP2004299607A JP2006112501A JP 2006112501 A JP2006112501 A JP 2006112501A JP 2004299607 A JP2004299607 A JP 2004299607A JP 2004299607 A JP2004299607 A JP 2004299607A JP 2006112501 A JP2006112501 A JP 2006112501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
electric motor
valve
support plate
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004299607A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4707990B2 (ja
Inventor
Hitoshi Karasawa
仁 唐沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitz Corp filed Critical Kitz Corp
Priority to JP2004299607A priority Critical patent/JP4707990B2/ja
Publication of JP2006112501A publication Critical patent/JP2006112501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4707990B2 publication Critical patent/JP4707990B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 部品点数を増やすことなく本体内部を効率的に加熱して、結露の発生を確実に防止することのできるバルブのアクチュエータを提供すること。
【解決手段】 電動モータ2を駆動させてバルブ20の弁体を開閉させるバルブのアクチュエータ1であって、電動モータ2への電力供給線上に接続された抵抗器34をこの電動モータ2を支持する支持板9に接触ないしは近接させて、抵抗器34からの発熱を支持板9の面で放熱させて結露を防止するようにしたバルブのアクチュエータである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電動で回転軸を駆動させるアクチュエータに関し、特に、空調用のボール弁やバタフライ弁等の回転弁と結合してこれらを回転させるアクチュエータの結露を防止したものである。
例えば、ボール弁等の回転弁を装着した空調用配管に冷房・冷凍用の低温流体を供給すると、配管や回転弁の外表面の温度が大気の温度や湿度を条件に露点以下になったとき、これらの外表面には結露が生じる。そのため、通常、配管や回転弁の外周囲に保温材を巻いて大気を直接接触させないようにしてこれらの部位の結露を防いでいる。
ところで、この種の回転弁には、一般に回転駆動用のアクチュエータを搭載しているが、回転弁の外周囲を保温材で巻装した場合、回転弁の上部に搭載しているこのアクチュエータは、保温材より外方に露出させた状態になるのが通常である。
回転弁を通過する冷水からの冷熱が回転弁のステムと弁軸筒を伝わってフランジ部を介してアクチュエータに伝達されると、フランジ部の近傍位置で外気に触れている状態であるアクチュエータの出力軸部分には結露が発生する。アクチュエータの内外周囲に結露が発生した場合、アクチュエータ内部においては錆が発生したり、漏電等の電気的故障が生じたり、或は水滴が流れて周囲を汚す等の問題が生じ、このため、アクチュエータの結露を防止するものとして、例えば、回転弁のステムとアクチュエータの出力軸の間に熱伝導率の低い部材を介在させたり、或は、アクチュエータ内に断熱部材を設けたりするものが提案されているが、より効果的に結露を防止するものとして以下のようなものがある。
例えば、ケース内に設けたモータの回転を歯車輪列を介して出力軸に伝達し、この出力軸を被駆動部材と結合して駆動するアクチュエータのケース内に、被駆動部材側に近い出力軸の近傍にヒータを取付け、このヒータによって結露を防止しようとしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、バルブ駆動用の電動モータと、この電動モータの制御に必要な電装品を密閉性の収納ケース内に収納し、この収納ケース内にケース内を加熱するヒータと、このヒータへの通電を自力制御によりオンオフして収納ケース内を一定温度以上に昇温せず且つ結露を生じない温度域に保つスイッチング素子とを設けた電動バルブアクチュエータがある(例えば、特許文献2参照。)。
また、交流電動機の停止時に三相インバータを単相運転させ、その単相出力を交流電動機に印加する単相加熱制御回路を設けた交流電動機の結露防止装置がある(例えば、特許文献3参照。)。この結露防止装置は、インバータを単相運転して特定の一相に単相電圧を発生させて、この単相加熱によって運転停止時の電動機本体の結露の防止を行うようにしている。
これらはアクチュエータ内を加温することにより、積極的に結露を防止しようとしたものである。
特開平11−230396号公報 特開平10−61809号公報 特開平3−230781号公報
しかしながら、特許文献1のアクチュエータは、結露防止用である加熱用ヒータを駆動系部品とは別部品としてあらたに設ける必要があった。また、加熱用ヒータを設ける場合にはアクチュエータ内にあらたに設置スペースを必要とし、更には、加熱用ヒータの動作を制御するための駆動回路(基板)をあらたに設計する必要が生じたりしてこの駆動回路の設計時に回路が複雑化するという問題も生じていた。また、組立てが面倒になるという問題もあった。
特許文献2における電動バルブアクチュエータは、収納ケースを駆動系の要素部品を収容する第1の収納部と、制御系の要素部品を収容する第2の収納部に区成し、ヒータの取付位置を支持板に設定して空間的に余裕があるものとしているが、結露防止用として加熱用のヒータを用いることには変わりが無く、上述した問題を解決することはできない。
また、特許文献3の結露防止装置は、三相インバータの特定の一相を加熱して停止中の電動機(モータ)の加熱を行うようにしたものであるため、モータ動作中の結露防止は考慮されていない。このモータをアクチュエータ動作用として使用する場合、モータから発生する加熱のみでアクチュエータの匡体内部全体の温度を高温に維持できることが可能であるかについても記載されておらず、このモータのみでアクチュエータ内部の結露防止を行うのは難しい。例えば、このモータをアクチュエータに搭載した場合、モータに連結されたギア機構が中心に加熱され、基板付近が十分に加熱されずにアクチュエータ内部に温度差が生じるおそれがある。
本発明は、上記した実情に鑑み、鋭意検討の結果開発に至ったものであり、その目的とするところは、部品点数を増やすことなく本体内部を効率的に加熱して、結露の発生を確実に防止することのできるバルブのアクチュエータを提供することにある。また、動作中又は停止中の何れにおいても確実に温度上昇させ、動作状態に関係無く常に本体内の結露を防止することができるバルブのアクチュエータの制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、電動モータを駆動させてバルブの弁体を開閉させるバルブのアクチュエータであって、前記電動モータへの電力供給線上に接続された抵抗器をこの電動モータを支持する支持板に接触ないしは近接させて、前記抵抗器からの発熱を支持板の面で放熱させて結露を防止するようにしたバルブのアクチュエータである。
請求項2記載の発明は、電動モータの回転を伝達して出力軸を回転させるギヤ機構を有し、このギヤ機構を支持板に取付けた駆動ユニットと、電動モータの回転・停止動作を制御する電装部材を有し、この電装部材を配線板に実装した制御ユニットとを有し、駆動ユニットに制御ユニットを所定間隔で装着して抵抗器を支持板に接触させたバルブのアクチュエータである。
請求項3記載の発明は、制御ユニットは両面実装型の実装基板であり、この実装基板の裏面側に抵抗器を実装し、この抵抗器を制御ユニットの配線板と駆動ユニットの支持板との間に挟着させるように取付けたバルブのアクチュエータである。
請求項4記載の発明は、配線板と支持板の装着間隔を抵抗器の取付け高さに設定したバルブのアクチュエータである。
請求項5記載の発明は、支持板に装着可能な軸受を抵抗器及び電動モータから所定間隔を開けて取付け、この軸受を介して出力軸を支持板に軸着したバルブのアクチュエータである。
請求項6記載の発明は、抵抗器を直方体状に形成し、この抵抗器と支持板とを面状接触によって接触させたバルブのアクチュエータである。
請求項7記載の発明は、抵抗器は、巻装コイルを芯体に巻線した巻線型、又は酸化金属を芯体に皮膜した酸化金属皮膜型からなる抵抗体をセラミック等の樹脂ケースに内装し、この樹脂ケースをシリコン等の被覆樹脂で封止した構造のセメント抵抗であるバルブのアクチュエータである。
請求項8記載の発明は、電動モータを駆動させてバルブの弁体を開閉させるバルブのアクチュエータにおいて、電動モータの回転時にはこの電動モータから発生する発熱を伝達し、電動モータの停止時にはこの電動モータを停止状態で位置保持する励磁電流を抑制するための抵抗器から発生する発熱を伝達して、電動モータの回転・停止時における温度を常に略一定の高温に保持したバルブのアクチュエータの制御方法である。
請求項9記載の発明は、電動モータは支持板に固定され、この電動モータの回転時に発生する発熱を直接ないしは支持板を介して伝達して温度を上昇させ、抵抗器は、支持板に接触した状態で装着され、電動モータの停止時にこの抵抗器から発生する発熱を支持板に伝達して温度を上昇させるようにしたバルブのアクチュエータの制御方法である。
請求項1及び2に係る発明によると、加熱用にヒータ等の別部品を用いる必要がなく、アクチュエータの駆動系部品以外の部品点数を増やすことなく内部に搭載された部品を積極的に利用して少ない部品点数で合理的にアクチュエータ内部を加熱することができる。また、本体を通電状態とすることで、動作中から停止中において常に内部を効率的に加熱することができ、内部の一定高温を維持して結露の発生を確実に防止することができるバルブのアクチュエータを得ることができる。
また、内部の温度変化が少ないため各部品の温度変化による変形を抑えることができ、電動モータからの動力を確実に伝達して安定した駆動を行うことができるバルブのアクチュエータを得ることができる。
請求項3に係る発明によると、アクチュエータ本体の組立て作業を利用して結露を防止する部品を組み込むことができるため、組立てが容易なバルブのアクチュエータを得ることができる。また、コンパクト化が可能であり、省スペース化を図ることができる。
請求項4に係る発明によると、組立て時に調整作業を必要とすることなく、組立て作業を行うのみで適切な位置に確実に部品を組み込むことができ、組立て容易なバルブのアクチュエータを得ることができる。
請求項5に係る発明によると、本体内部が温度上昇したときに出力軸側の加熱を防ぐことができ、内部の部品を均一に加温して出力軸の回転摺動抵抗の増加を防ぎ、電動モータからの動力を確実に伝達して円滑に出力することができるバルブのアクチュエータを得ることができる。
請求項6に係る発明によると、効果的に支持板に伝熱させることができ、電動モータの回転停止時においてアクチュエータ内部を効率的に温度上昇させることができるバルブのアクチュエータを得ることができる。
請求項7に係る発明によると、本体内の加熱時に発火したりすることがなく、本体内の電装部品の実装が容易なバルブのアクチュエータを得ることができる。
請求項8に係る発明によると、動作中又は停止中の何れにおいても確実に本体内部を温度上昇させ、電動モータの動作状態に関係無く常に本体内の結露を防止することができるバルブのアクチュエータの制御方法を得ることができる。
請求項9に係る発明によると、バルブのアクチュエータ本体内を常時加温することができる。また、内部の温度変化が少ないため、各部品の温度変化による変形を抑制することができ、内部の駆動部位の位置関係が変化することが無いバルブのアクチュエータの制御方法を得ることができる。
本発明におけるバルブのアクチュエータの一例を実施形態に基づいて詳しく説明する。
図1〜図3において、アクチュエータ本体1は駆動源として電動モータ2を搭載しこの電動モータ2を駆動させてバルブ20の図示しない弁体を開閉させており、この電動モータ2の回転を減速して伝達して出力軸4を回転させるギヤ機構3を有し、電動モータ2とギヤ機構3を鋼板製の支持板である上板9と下板5に取付けて駆動ユニット6を構成している。電動モータ2はステッピングモータが望ましく、このステッピングモータ2に励磁電流を流すことにより出力軸4の回転を阻止し、バルブ20の弁体の位置保持をできるようにしており、そのモータ出力としては、例えば、約1Wのものを用いている。ギヤ機構3は下板5に載置され、この下板5に立設した円筒状のスペーサ7に、ネジ8等を介して支持板9が強固にネジ止めされており、支持板9に駆動軸2aを挿通した状態で電動モータ2が載置固定されている。電動モータ2の駆動軸2aは、支持板9によって回転自在に軸支されたギヤ機構3と噛合し、このギヤ機構3は支持板9を挿通し、回転自在に軸支された出力軸4のギヤ部4aと噛合している。図中、上軸受9aは支持板9の軸受孔に装着され、下軸受5aは下板5の軸受孔に装着され、この上軸受9a、下軸受5aは、抵抗器34及び電動モータ2と所定間隔を開けて取付けられ、出力軸4は上軸受9a、下軸受5aを介して支持板9及び下板5に軸着されている。
上板9には円弧状に切欠き形成した円弧状溝9bを形成し、この円弧状溝9bにギヤ部4aの上面側に垂直方向に固定したストッパピン4bを遊嵌させるようにしながら出力軸4を挿通させ、出力軸4の回転時の回転角度を規制している。この回転規制角度は、電動モータ2動作時に原点を検出して正確な弁開度調節をする必要があることから90°以上に設けることが望ましく、例えば、回転弁の回転制御角度である90°の開閉方向にそれぞれ5°の余裕を持たせた100°としている。出力軸4の周囲には、図9に示すように180°の範囲でS極とN極に磁極分けされた環状マグネット36を装着し、一方、電装部材31を実装する配線板32において、環状マグネット36と対向する位置にはこの環状マグネット36の磁性を検出する磁気素子(ホールIC)37を設けており、弁開閉度の検出時に環状マグネット36の磁性をこの磁気素子37で検出し、このときプラスマイナス5°の幅で検出範囲を広げていることで回転制御角度である90°の境界を検出することができ、この弁開(弁閉)時の境界位置を検出した後に、回転弁を回転制御角度90°の範囲内において図7におけるCPU(中央処理装置)38で制御することで確実な弁開閉動作を行うことができる。
電装部材31は両面実装によって実装されて制御ユニット30(実装基板)が構成され、この制御ユニット30によって電動モータ2への電力供給を制御してアクチュエータ本体1の回転・停止動作を行っている。
電装部材31としては、図5における電動モータ2への電力供給線33上に接続された抵抗器34があるが、これ以外にも弁開度表示部材(LED)60や図示しないIC、LSI、端子などがあり、これらが配線板32に実装されて制御ユニット30が構成される。
抵抗器34は、本実施形態においては、図8に示すように巻装コイル41を抵抗体である芯体42に巻線した巻線型、又は図示しない酸化金属を芯体に皮膜した酸化金属皮膜型からなる抵抗体をセラミック等の樹脂ケース43に内装し、この樹脂ケース43をシリコン等の被覆樹脂44で封止した構造の、いわゆるセメント抵抗と呼ばれる抵抗を使用している。この抵抗器34は、直方体に形成することで型成形が容易となり、また、支持板9との接触面積を大きくできるようにしている。この抵抗器34は、制御ユニット30(配線板32)の裏面側に実装され、配線板32を支持板9に対して所定間隔で装着することで抵抗器34を上板9の上面側に接触ないしは近接させるようにしている。すなわち、抵抗器34は配線板32と支持板9との間に挟着またはほぼ挟着された状態で配線板32に取付けられている。支持板9と配線板32との装着の間隔Hは、抵抗器34を配線板32に実装したときの取付け高さHとほぼ同じになるように設定しており、これにより配線板32と支持板9との間に抵抗器34が確実に挟着ないしは近接された状態となる。このように、抵抗器34を支持板9に装着し、抵抗器34からの発熱を支持板9の面で放熱させて結露を防止するようにしている。このとき、各電装部材31は支持板9の上方に位置しているため、支持板9からの放熱が自然に上方に対流して効果的に結露の発生が抑えられる。
抵抗器34と支持板9とは面状接触によって接触させ、また、抵抗器34の長手方向の長さである空間距離Lによって支持板5に接触させている。このように抵抗器34を他の電装部品とは反対面に実装してギヤ機構3に接触させ、直方体からなる形状によって広い接触面積で接触させることにより電流が流れたときの発熱効率を向上させている。更に、この直方体の外形であることにより両端部の電極間の沿面距離(表面距離)Lが長くなり、絶縁破壊を生じ難くしている。すなわち、通常、抵抗としての抵抗値が高い場合には、電極間を短絡するような電流の流れ方が生じることがあるが、本実施形態における抵抗器34は、直方体とすることで沿面距離Lが長くなり絶縁破壊が生じ難い。更には、上記のように抵抗体34をセラミック抵抗とすることでも絶縁破壊を防ぐようにしている。
このように抵抗器34は駆動系であるギヤ機構3の支持板9に接触させるように取付け、抵抗器34によってこのギヤ機構3を積極的に加熱するようにしている。配線板32に実装された電装部材31は図示しないコーティング材によりコーティングされて防水対策が施されているが、駆動系は結露すると錆などが発生してアクチュータが作動不良となるおそれがあるため、このようにギヤ機構3の結露を優先的に防止する構造としている。
本実施形態では、電動モータへの電力供給線上に2つの抵抗器を実装しており、上述の抵抗器34は、電動モータ2を停止させる際に流す励磁電流を抑制しつつアクチュエータ本体1内部の結露を防止するための発熱体として機能させるために設け、また、他の抵抗である抵抗器35は、抵抗器34と同様に制御ユニット30の裏面側に実装されており、過電流を防止するために設けている。各抵抗器34、35の抵抗値としては、一例として、それぞれ約300Ω、約5Ωのものを用いている。
なお、抵抗器34は、図2に示すように上軸受9aから離間して配置している。これにより上軸受9aが加熱しすぎるのを防ぎ、上軸受9aの内部に含浸させている潤滑用のオイルが揮発するのを防ぎ、出力軸4が円滑に作動するようにしている。
アクチュエータカバー12は樹脂成形によって形成し、上カバー13と下カバー14とによって設けて駆動ユニット6及び制御ユニット30などを密封状態で内蔵している。図1、3のように、駆動ユニット6とバルブ20のアクチュエータ取付部位、本実施形態では取付フランジ21との間に、下カバー14を挟持させて駆動ユニット6の外周面を囲繞しており、また、図2に示すように、上カバー13の内側には、内側方向に突設した押圧部13a、13bが形成されている。上下カバーを組付けたときには、この押圧部13a、13bで支持板9が押圧された状態で駆動ユニット6をカバー12内に内蔵する構造となっており、従って、振動等の影響を受けることなく、駆動ユニット6とカバー12とが強固に位置保持される。
下カバー14には、出力軸4を挿通させてカバー12の下面へ挿通させる出力軸挿通孔14aと、下板5に挿着されたバルブ接続ナット10を挿入させる挿入穴14b、14bがそれぞれ形成されており、出力軸4の挿通孔14a、並びにバルブ接続ナット10の挿入孔14bの内側端面には、弾性ゴムから成る防水・防塵用のOリング15がそれぞれ装着されている。上カバー13と下カバー14の組付けには、締結部材を用いた締結固定や、凹凸部による嵌め込み構造などの係止固定を採用することができる。また、上カバー13と下カバー14とは、駆動ユニット6を挟持した状態において、互いの位置決めが成されるように構成されており、上カバー13と下カバーとの間に介在されたガスケット16が過度に押圧されることはない。
上カバー13には出力軸4の挿通孔13cが設けられ、また、上カバー13の別位置にはクラッチロッド挿入穴13dが設けられている。このクラッチロッド挿入穴13dにはクラッチロッド50が挿入され、このクラッチロッド50の上端側にはクラッチボタン51が装着され、このクラッチボタン51を下方に押下げることでクラッチロッド50を操作可能にしている。クラッチロッド50は、ギヤ機構3においてバネ3aで上方に付勢させた中間ギヤ3bに摺接させるよう取付けられ、また、クラッチ挿入穴13dの下方周縁において止め輪52が装着され、この止め輪52によってクラッチロッド50が当接する中間ギヤ3bの上方移動を規制している。クラッチボタン51及びクラッチロッド50はスプリング53によって常時上方に付勢されていると共に、このスプリング53によってクラッチロッド挿通穴13dの上方周縁に装着されたOリング54、環状輪55を押圧してクラッチロッド50とクラッチロッド挿入穴13dとをシールしている。クラッチボタン51の内部上方位置には、マグネット56が備えられており、一方、ギヤ機構3の支持板9に取付けられた配線板32の対応する位置には磁気センサ33が配置されている。
アクチュエータ本体1の手動操作を行う際には、クラッチボタン51を押し下げることにより、クラッチロッド50を介して中間ギヤ3bの噛合を解除することにより、ギヤ機構が3が電動モータ2から切り離された状態となり、出力軸4をギヤ機構3の減速比に抗することなく手動操作することができる。このとき、マグネット56が磁気センサ33に近接することによりこの磁束を磁気センサ33によって検知して、例えば、電動モータ2の回転数(パルス数)を記憶している図7のCPU38内部でリセット機能が働き、クラッチボタン51を押し下げて手動操作を行った後に電動操作に復帰した際にパルス数を初期状態に戻すようにしている。このように、本実施形態では、バネ3aやクラッチロッド50、クラッチボタン51、及びスプリング53、マグネット56なども駆動ユニット6の構成部品としている。
弁開度表示部材60は、抵抗器34を含む電装部材31、磁気素子37などとともに配線板32に実装され、本実施形態においては配線板32の左右側に発光色の異なる2色を配設している。
視認カバー61は半透明の樹脂製からなり、上カバー13において上面と側面に掛かる位置で、且つ、手動操作軸である出力軸4が貫通する挿通孔13cを外した領域に切欠き形成した開口部62に着脱自在に装着し、この装着は、ねじ63によって行っている。弁開度表示部材60は視認カバー61を通して上方及び側方から視認可能であり、弁開度表示部材60の発光をCPU38によって適宜制御することで電源供給の有無、アクチュエータ制御信号の有無、弁開度の検出等を確認できるようにしている。視認カバー61には上面側を横断する凸状の導光リブ64を形成しており、この導光リブ64は弁開度表示部材60の収容部位を基部として、先端に向かってその断面積を縮小する先細形状とし、また、先端側に向かうにつれてカバーの側面側に偏向させ、弁開度表示部材60からの発光を開口部62を覆っている視認カバー61全体に伝達させて、外部からの視認をよりし易くしている。
また、このように、配線板32に弁開度表示部材60、及び前述の電装部材31、磁気素子等を装着することでこれらのユニットも駆動ユニット6と合わせてユニット化され、カバー12内に強固に位置保持された状態で内蔵することができるので、アクチュエータ本体1の組立て作業が容易となり、メンテナンス時には、駆動ユニット6をはじめとする内部構成部品をユニットとしてカバー12から取り出すことができ、給油作業や不調部分の特定作業を容易に行うことができる。
駆動ユニット6には、出力軸を芯出しする位置に連結部10を設けており、本実施形態では連結部10として、ナット部材(以下、バルブ接続ナットという)を採用しており、このバルブ接続ナット10は、内面に雌ネジ部が形成された円筒部10aと、この円筒部10aより大径である頭部10bから構成されている。図2に示すように、前記下板5にはバルブ接続ナット10を挿着するための装着孔5bが、出力軸4の周方向に本実施形態では2ヶ所形成され、この装着孔5b、5bのそれぞれに挿着されたバルブ接続用ナット10、10は、下板5の下面へ露出した状態でセットされる。なお、本実施形態ではバルブ接続用ナット10の頭部10bを円柱状に形成しているが、これに限定するものではなく、六角等の角柱形状としてもよい。また、本実施形態における鋼板製の下板5の板厚は、約2.5〜3.0mmとしており、バルブ接続ナット10の雌ネジ部の呼びはM6としている。
バルブ接続ナット10の頭部10bの高さは、出力軸4に装着される下軸受5aの上面と同じ高さに抑えてあり、駆動ユニット6へのバルブ接続ナット10の組み付けを容易にしている。また、バルブ接続ナット10の下端10cは、アクチュエータカバー12の底面12aと略同一平面を成し、この面がバルブ20との接続に際して、バルブ20のアクチュエータ取付部に密着するようにしている。バルブ接続ナット10の材質は、本実施形態では金属製(例えば、黄銅)としているが、断熱樹脂製とすることもでき、この場合、バルブ20からの熱伝導をバルブ接続ナット10にて遮断することができ、これによりアクチュエータ本体1内での結露現象などをより一層防止することもできる。なお、図中11は止め輪である。
連結部10としては、前記バルブ接続ナット10の他、雄ネジを有するバルブ接続ボルトを採用することもできるが、防水・防塵用Oリング15とのシール性や、駆動ユニット6への組み込み容易性などの観点から、本実施形態に示すナット部材が好ましい。また、使用するバルブ接続ナット10の個数や挿着位置は、本実施形態に限定するものではないが、出力軸4を芯出しする位置であって、部品点数や組立工数、更にはバルブ本体との強固な接続を考慮すると、本実施形態に示す形態が好ましい。
アクチュエータ本体1の組立て時には、先ず、電動モータ2をギヤ機構3に取付けるように駆動ユニット6を組立てる。電動モータ2の駆動軸2aはギヤ機構3と噛合し、かつ、ギヤ機構3は出力軸4のギヤ部4aと噛合した状態で配設され、電動モータ2からの回転力が出力軸4へと減速して伝達される。
一方、配線板32においては、予め磁気素子37等の弁開度検出部材や弁開度表示部材60を含む電装部材31を装着し、下面側に抵抗器34、35を装着して制御ユニット30を設ける。制御ユニット30を駆動ユニット6に取付ける際には、支持板9に所定長さに設けたスペーサ25を取付け、このスペーサ25を介してボルト26により制御ユニット30を固定することにより少なくとも抵抗器34の下面が支持板9の上面に当接ないしは近接するようにしている。このとき、スペーサ25の長さを抵抗器34の取付け高さHに合わせて設定しておけば、抵抗器34を支持板9に当接させることができる。制御ユニット30の取付後、出力軸4に環状マグネット36を装着する。
次いで、下板5に設けた装着孔5b、5bにバルブ接続ナット10、10を挿着する。挿着方法としては、本実施形態では圧入により取り付けているが、接着剤を併用したり、別途の係止部位を設けてもよく、実施に応じて任意である。
駆動ユニット6と制御ユニット30を組立てた後にはカバー12内にこれらを収容する。下カバー14の出力軸4の挿通孔14a、並びにバルブ接続ナット10の挿入孔14b、14bの内側端面にOリング15をそれぞれ装着する。これに下板5を挿通した出力軸4とバルブ接続ナット10、10をそれぞれ装着させた状態でセットし、下カバー14の外周部にゴム製ガスケット16を装着した後、上カバー13に設けた押圧部13a、13bを駆動ユニット6の支持板9に押圧させた状態で、この上カバー13と下カバー14とで駆動ユニット6を挟み込み、上下カバーに設けた孔部にボルト18を挿着し、これにナット19を締め込んで固定する。組立てられたアクチュエータ本体1は、実施に応じた適宜のバルブ、例えば、ボールバルブ、バタフライバルブ等の回転弁や、ゲートバルブ、グローブバルブ等の開閉弁と接続する。
次に、バルブのアクチュエータの制御方法について説明する。
本発明におけるバルブのアクチュエータは、電動モータ2の回転時には、この電動モータ2から発生する発熱を直接ないしは支持板9を介してカバー12内に伝達し、電動モータ2の停止時には、この電動モータ2を停止状態で位置保持する励磁電流を抑制するための抵抗器34から発生する発熱を支持板9に伝達して放熱させてカバー12内に伝達して、電動モータ2の回転・停止時におけるカバー12内の温度を上昇させて常に略一定の高温に保持するようにしたものである。
電動モータ2として、二相励磁ステッピングモータを用いた場合のアクチュエータ本体1の作動を述べる。
図4に示す制御回路におけるモータ動作時を示したブロック図において、電動モータ2の駆動時には、フォトカプラPCがオンになり、トランジスタQにDC電源27から電流Iが供給される。これに伴って、トランジスタQのエミッタ−コレクタ間にも電流Iが流れ、電動モータ2の回路Xに電流が供給される。電流Iは、抵抗器35を介して供給されるため、仮に回路X内に短絡が生じた場合でも過電流が流れるのを防ぎ、回路Xに接続されている電子機器の損傷を防止している。抵抗器35と電動モータ2との間には、抵抗器35よりも抵抗値の大きい抵抗器34をトランジスタQと並列に接続している。抵抗器34は、トランジスタQよりも抵抗値が大きいため、電流IはトランジスタQの中に流れる。
続いて、電動モータ2のA相及びB相に励磁電流が流れる際には、各相におけるフォトカプラPC及びPCがそれぞれオンとなり、電流IはA相及びB相の励磁電流IB1、IB2として、トランジスタQ及びQのエミッタ−コレクタ間に流れる。次に、フォトカプラPC及びPCがそれぞれオフとなり、フォトカプラPC及びPCがオンとなった場合には、電流IはA´相及びB´相の励磁電流としてトランジスタQ及びQのエミッタ−コレクタ間に流れる。電流Iは、抵抗器35によって電流値の低下する割合は低く、A相及びB相、A´相及びB´相への電流の流れを切換えることによってステッピングモータ2の特性によって駆動すると共に、電動モータ2内部の各相を構成しているコイルが発熱してギヤ機構3の支持板9を加温する。この電動モータ2が駆動する動作は、磁気素子37に環状マグネット36の磁性の異なる極が到達するまで行われる。
バルブ20の弁体が所定の開度に達し、磁気素子37に環状マグネット36の異極が到達すると、磁気素子37によってこれが検知され、フォトカプラPCがオフとなり、トランジスタQもオフとなってトランジスタQへの電流の供給が停止する。
これに伴って、回路X内部ではトランジスタQをバイパスするような電流がDC電源27から流れ、電動モータ2にこの電流Iが供給される。電流Iは、抵抗器35、34を通して流れ、負荷の大きい抵抗器34を通過することでこの抵抗器34が発熱し、ギヤ機構3の支持板9を加温する。このとき、フォトカプラPC及びPCがオンとなり、電流IはA相及びB相の励磁電流IE1及びIE2としてトランジスタQ及びQのエミッタ−コレクタ間に流れて電動モータ2が停止するような制御が行われる。すなわち、電動モータ2停止時には、電流Iは抵抗器34によってその値が大きく低下して電動モータ2本体の焼損を防ぎながら励磁電流IE1及びIE2によって駆動軸2aの位置が保持された状態となる。
以上のように、電動モータ2の駆動時にはこのモータ本体が回転するためのコイルから発する発熱により支持板9を加熱してこの支持板9から発する熱によってカバー12内を加温し、モータ本体の回転停止時には抵抗器34に通電することでこの抵抗器34からの発熱を支持板9の面で放熱してカバー12内を加温して、電動モータ2の動作又は停止の状態に関係なく常に支持板9を加温して放熱板として機能させることができ、電動モータ2と抵抗器34が同一の支持板9に配置されているため、アクチュエータ本体1を通電状態にしたときに支持板9に常に電動モータ2或は抵抗器34の何れかからの熱が伝導されるため、加熱用のヒータ等の部品が増えることなくアクチュエータ本体1内部を効率的に加温して結露を防止することができる。また、加熱用の部材の設置スペースが必要になることもなく、回路が複雑化することもない。しかも、抵抗器34を電動モータ2から離した位置に配置しているので、支持板9の温度変化が少なくアクチュエータ本体1内部で均一な加温が行われると共に、支持板9の温度変化による変形が抑制され、この支持板9に支持された各ギヤの位置関係に影響を与え難く、常に円滑な回転動作が維持できる。
また、制御ユニット30を駆動ユニット6に取付けるだけで抵抗器34を支持板9に接触させることができ、抵抗器34を最適な位置に配設することができるため組立てが容易であり、組立て後の省スペース化も図ることができる。
ここで、電動モータ2の動作時の電流と温度の関係を示したタイムチャートを図6に示す。電動モータ2の駆動・停止を交互に行うと、電動モータ2内を流れる電流は、図6(a)に示すようにモータ回転時における電流と、モータ停止時における励磁電流が弁体開閉動作に応じて交互に繰り返される。
電動モータ2の回転動作時には、A相及びB相、A´相及びB´相の各コイルに交互に電流が流れ、図6(b)に示すようにこの電流の流れに対応してコイルの発熱による電動モータ2の表面温度Tが上昇し、モータが停止するとコイルからの発熱は下降する温度変化となる。このモータ回転時における表面温度Tの上昇・下降は電流のオンオフによって繰り返し行われる。
一方、電動モータ2の回転が停止すると、各コイルにはこのモータの回転停止状態を保持する励磁電流が供給されると共に、抵抗器34に対して電流が流れることでこの抵抗器34が発熱して図6(c)に示すように動作停止時の抵抗器34からの発熱による表面温度Tの上昇・下降が繰り返し行われる。
従って、モータの回転時にはモータ本体から発熱し、モータの停止時には抵抗器34から発熱するサイクルが、周期をずらした状態で行われることによりこの電動モータ2、抵抗器34の両部品が装着された支持板9が常に加温され、表面温度T、Tを時間の経過に沿って合成したときに図6(d)に示すようになり、電動モータ2の動作・停止に拘わらず支持板9の表面温度(T+T)をほぼ一定の高温に維持することができ、アクチュエータ本体1内部を常時一定温度に加温することができる。
本発明のバルブのアクチュエータは、空調用以外として汎用工業弁として各種の分野にも応用可能であり、ボール弁やバタフライ弁などの回転弁以外にも、ゲートバルブ・グローブバルブ等の開閉弁にも利用してアクチュエータ本体内の結露を防止できる。
本発明におけるバルブのアクチュエータの一実施形態を示す一部切欠き正面図である。 図1の上カバーを取外した状態を示した一部省略拡大平面図である。 図1の一部切欠き拡大側面図である。 電動モータの動作時における状態を示したブロック図である。 電動モータの停止時における状態を示したブロック図である。 (a)ないし(d)は、電動モータの動作時の電流と温度の関係を示したタイムチャートである。 本発明のバルブのアクチュエータの内部構成を示したブロック図である。 (a)は、抵抗器を示した一部切欠き斜視図である。(b)は、抵抗器の正面断面図である。 弁開度の検出を示した説明図である。
符号の説明
1 アクチュエータ本体
2 電動モータ
3 ギヤ機構
4 出力軸
5 下板
5a 下軸受
6 駆動ユニット
9 (上板)支持板
9a 上軸受
20 バルブ
30 実装基板(制御ユニット)
31 電装部材
32 配線板
34 セメント抵抗(抵抗器)
41 巻装コイル
42 芯体
43 樹脂ケース
44 被覆樹脂
間隔
取付け高さ

Claims (9)

  1. 電動モータを駆動させてバルブの弁体を開閉させるバルブのアクチュエータであって、前記電動モータへの電力供給線上に接続された抵抗器をこの電動モータを支持する支持板に接触ないしは近接させて、前記抵抗器からの発熱を支持板の面で放熱させて結露を防止するようにしたことを特徴とするバルブのアクチュエータ。
  2. 前記電動モータの回転を伝達して出力軸を回転させるギヤ機構を有し、このギヤ機構を前記支持板に取付けた駆動ユニットと、前記電動モータの回転・停止動作を制御する電装部材を有し、この電装部材を配線板に実装した制御ユニットとを有し、前記駆動ユニットに前記制御ユニットを所定間隔で装着して前記抵抗器を前記支持板に接触させた請求項1記載のバルブのアクチュエータ。
  3. 前記制御ユニットは両面実装型の実装基板であり、この実装基板の裏面側に前記抵抗器を実装し、この抵抗器を前記制御ユニットの配線板と前記駆動ユニットの支持板との間に挟着させるように取付けた請求項2記載のバルブのアクチュエータ。
  4. 前記配線板と支持板の装着間隔を前記抵抗器の取付け高さに設定した請求項2又は3に記載のバルブのアクチュエータ。
  5. 前記支持板に装着可能な軸受を前記抵抗器及び電動モータから所定間隔を開けて取付け、この軸受を介して前記出力軸を前記支持板に軸着した請求項1乃至4の何れか1項に記載のバルブのアクチュエータ。
  6. 前記抵抗器を直方体状に形成し、この抵抗器と前記支持板とを面状接触によって接触させた請求項1乃至5の何れか1項に記載のバルブのアクチュエータ。
  7. 前記抵抗器は、巻装コイルを芯体に巻線した巻線型、又は酸化金属を芯体に皮膜した酸化金属皮膜型からなる抵抗体をセラミック等の樹脂ケースに内装し、この樹脂ケースをシリコン等の被覆樹脂で封止した構造のセメント抵抗である請求項1乃至6の何れか1項に記載のバルブのアクチュエータ。
  8. 電動モータを駆動させてバルブの弁体を開閉させるバルブのアクチュエータにおいて、前記電動モータの回転時にはこの電動モータから発生する発熱を伝達し、前記電動モータの停止時にはこの電動モータを停止状態で位置保持する励磁電流を抑制するための抵抗器から発生する発熱を伝達して、電動モータの回転・停止時における温度を常に略一定の高温に保持したことを特徴とするバルブのアクチュエータの制御方法。
  9. 前記電動モータは支持板に固定され、この電動モータの回転時に発生する発熱を直接ないしは前記支持板を介して伝達して温度を上昇させ、前記抵抗器は、前記支持板に接触した状態で装着され、前記電動モータの停止時にこの抵抗器から発生する発熱を支持板に伝達して温度を上昇させるようにした請求項8記載のバルブのアクチュエータの制御方法。



JP2004299607A 2004-10-14 2004-10-14 バルブ用アクチュエータの制御方法 Active JP4707990B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004299607A JP4707990B2 (ja) 2004-10-14 2004-10-14 バルブ用アクチュエータの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004299607A JP4707990B2 (ja) 2004-10-14 2004-10-14 バルブ用アクチュエータの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006112501A true JP2006112501A (ja) 2006-04-27
JP4707990B2 JP4707990B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=36381186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004299607A Active JP4707990B2 (ja) 2004-10-14 2004-10-14 バルブ用アクチュエータの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4707990B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220461A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Kitz Corp 電動アクチュエータ
KR101364144B1 (ko) * 2012-04-16 2014-02-18 (주) 디에이치홀딩스 펄스기반작동 타입 공기유량조절밸브 및 이의 제어방법
KR101489079B1 (ko) 2012-07-24 2015-02-02 아즈빌주식회사 전동 액추에이터
WO2018059883A1 (en) * 2016-09-30 2018-04-05 Belimo Holding Ag Hvac actuator with heating apparatus
KR101983913B1 (ko) * 2017-12-29 2019-05-29 주식회사 현대케피코 공기 차단 밸브의 결빙 해제 장치 및 그의 결빙 해제 방법

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03230781A (ja) * 1990-02-01 1991-10-14 Toshiba Corp 交流電動機の結露防止装置
JPH0690877A (ja) * 1992-09-10 1994-04-05 Toto Ltd 脱臭用オゾン発生器を備えた便座装置
JPH1061809A (ja) * 1996-08-19 1998-03-06 Shimadzu Corp 電動バルブアクチュエータ
JPH10252923A (ja) * 1997-03-07 1998-09-22 Keihin Corp 電動弁
JPH11186891A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Kitz Corp Acスイッチング回路及び電動アクチュエータ駆動回路
JPH11230396A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Kitz Corp アクチュエータ
JP2000012302A (ja) * 1998-06-23 2000-01-14 Sato Toshiko 電力型抵抗器
JP2000154882A (ja) * 1998-11-19 2000-06-06 Shimadzu Corp 制御弁用アクチュエータ
JP2000257739A (ja) * 1999-03-05 2000-09-19 Pacific Ind Co Ltd 電動弁のストッパー
JP2002314276A (ja) * 2001-04-12 2002-10-25 Pan Washlet:Kk プリント基板および衛生洗浄装置
JP2003156105A (ja) * 2001-11-19 2003-05-30 Yamatake Corp アクチュエータ
JP2004241665A (ja) * 2003-02-07 2004-08-26 Micron Electric Co Ltd セメント抵抗器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH061951U (ja) * 1992-06-11 1994-01-14 株式会社京浜精機製作所 電動弁

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03230781A (ja) * 1990-02-01 1991-10-14 Toshiba Corp 交流電動機の結露防止装置
JPH0690877A (ja) * 1992-09-10 1994-04-05 Toto Ltd 脱臭用オゾン発生器を備えた便座装置
JPH1061809A (ja) * 1996-08-19 1998-03-06 Shimadzu Corp 電動バルブアクチュエータ
JPH10252923A (ja) * 1997-03-07 1998-09-22 Keihin Corp 電動弁
JPH11186891A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Kitz Corp Acスイッチング回路及び電動アクチュエータ駆動回路
JPH11230396A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Kitz Corp アクチュエータ
JP2000012302A (ja) * 1998-06-23 2000-01-14 Sato Toshiko 電力型抵抗器
JP2000154882A (ja) * 1998-11-19 2000-06-06 Shimadzu Corp 制御弁用アクチュエータ
JP2000257739A (ja) * 1999-03-05 2000-09-19 Pacific Ind Co Ltd 電動弁のストッパー
JP2002314276A (ja) * 2001-04-12 2002-10-25 Pan Washlet:Kk プリント基板および衛生洗浄装置
JP2003156105A (ja) * 2001-11-19 2003-05-30 Yamatake Corp アクチュエータ
JP2004241665A (ja) * 2003-02-07 2004-08-26 Micron Electric Co Ltd セメント抵抗器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220461A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Kitz Corp 電動アクチュエータ
KR101364144B1 (ko) * 2012-04-16 2014-02-18 (주) 디에이치홀딩스 펄스기반작동 타입 공기유량조절밸브 및 이의 제어방법
KR101489079B1 (ko) 2012-07-24 2015-02-02 아즈빌주식회사 전동 액추에이터
WO2018059883A1 (en) * 2016-09-30 2018-04-05 Belimo Holding Ag Hvac actuator with heating apparatus
US11530838B2 (en) 2016-09-30 2022-12-20 Belimo Holding Ag HVAC actuator with heating apparatus
KR101983913B1 (ko) * 2017-12-29 2019-05-29 주식회사 현대케피코 공기 차단 밸브의 결빙 해제 장치 및 그의 결빙 해제 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4707990B2 (ja) 2011-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU90945U1 (ru) Бесщеточный электродвигатель и кондиционер, имеющий такой электродвигатель
JP5657117B2 (ja) 電動機
US8446111B2 (en) Motor for electric power steering device with integrated controller and electric power steering device
US6646395B2 (en) Throttle body
DE502006005441D1 (de) Wärmetauscherventil-Steueraufsatz, insbesondere Heizkörperventil-Thermostataufsatz, mit thermoelektrischen Generator
NZ247337A (en) Dc motor assembly
JP2008092797A (ja) コンバータモータおよびコンバータユニット
JP5032084B2 (ja) 電動バルブアクチュエータ
JP4707990B2 (ja) バルブ用アクチュエータの制御方法
JP2015122856A (ja) 回転電機一体型制御装置
US7053510B2 (en) Electrical actuator
US10644536B2 (en) Cooling systems and methods for automatic transfer switch
JP2015144532A (ja) 電動機
ES2273317T3 (es) Dispositivo de mando de una caja de velocidades, en particular para vehiculo automovil.
JP2015089151A (ja) 電動機
JP2013024304A (ja) 電磁弁
KR20160004662A (ko) 드라이버 일체형 ec모터
JP2005163555A (ja) スロットルバルブ装置
JP2012085474A (ja) ファンモータ
CN112992466A (zh) 电磁执行器
CN110915111B (zh) 电动机及换气扇
WO2020100253A1 (ja) 電動機及び空気調和機
WO2007062455A1 (en) Lighting system and method
JP5449053B2 (ja) ペルチェ式盤用空調装置
WO2002059515A1 (fr) Actionneur avec dispositif de clapet

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4707990

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140325

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250