JP2006112283A - Lpg加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 LPG加熱装置について、高い加熱気化能力および迅速な温度の立ち上がりを確保しながらヒータユニットの故障を回避して大流量の燃料や極低温の場合に対応して充分な気化燃料を安定的に送出できるようにする。
【解決手段】 液体LPGを加熱・気化して送出するLPG供給システムに配置されヒータユニット33Aの複数を所定間隔で熱交換室34Aに並列配置し、これらで形成される隙間がLPG流路38aを形成して通過する液体LPGを加熱するLPG加熱装置であって、そのヒータユニット33Aを、プラス電極336を中央に配置し両側にPTCヒータ320,320を支持した支持ケース330を備え、プラス電極取り出し部を除くその外周面の総てを覆ってマイナス電極兼加熱板337,338を密着配置してケーシングを形成するとともに、ゴムシール336a,336aを配設してケーシング内部を気・液密状態とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液体のLPGを加熱気化するとともに所定圧力に調整して吸気管路に送出することによりエンジンに供給するLPG供給システムのLPG加熱装置に関し、殊に加熱板の内側にPTCヒータを配置してなるヒータユニットを熱交換室に内装したLPG加熱装置に関する。
LPGを気化させて火花点火エンジンの燃料に使用することは広く知られており、ほぼ大気圧の気化ガスに調整して吸気管路の負圧により吸引送出させる周知方式のほかに、例えば特開平6−17709号公報に記載されているように所定正圧の気化ガスに調整して吸気管路に噴射させる方式がある。この場合、液体のLPGを加熱気化させる手段としてエンジン冷却水を利用した熱交換器をレギュレータ(ベーパライザ)に内蔵させるか或いはその入口側に配置し、エンジン冷却水によりLPGを加熱気化させることが慣用されている。
しかし、上述のようなエンジン冷却水を利用する加熱気化手段は、冷機時にエンジン冷却水が低温であるために液体LPGを充分に加熱気化できない、という不都合がある。そこで、図6のLPG供給システムの配置図におけるベーパライザ3Bのように、エンジン冷却水の熱でLPGを加熱する主熱交換器31の他にPTCヒータで発生させた熱でLPGを加熱する副熱交換器32Bを設けることが広く実施されている。
ところが、この副熱交換器32Bを備えたベーパライザ3Bは図7の縦断面図に示すように、LPGの気化に伴う高圧を考慮して肉厚とされた熱交換室の壁体321外面にPTCヒータ320の一方の面を密着配置して内側のLPGを加熱するものであり、この壁体321の厚さが抵抗となってLPGが気化に適した温度まで上昇するのに比較的長時間を要することから、低温始動時においてLPGが気化されずに液体のまま送出されてエンジンストールを招き再始動が困難になる、というトラブルを発生しやすい。しかも、LPGの加熱にPTCヒータ320の一面しか用いていないことから熱利用率が低く、燃料が大流量の場合や極低温の場合に対応困難となってエンジン運転に不調をきたしてしまう、という問題がある。
この問題に対し、特開2003―328859号公報には、図8に示すようにPTCヒータ320を複数枚ずつ背中合わせに配置して加熱板を筺形に形成したケーシング38C内に嵌め込んでなるヒータユニット33Cとして熱交換室34C内に配設し、ケーシング38Cの二つの加熱板を加熱することによりLPGを加熱気化するようにしたLPG加熱装置32Cが記載されている。この場合、PTCヒータ320を有するヒータユニット33Cが熱交換室34C内に完全に収装されているため熱利用率が向上することに加え、上述した手段よりもPTCヒータ320の数が増加して加熱気化能力が高いものとなる。
しかしながら、この手段はヒータユニット33Cのケーシング38Cにおける外壁の二面のみを加熱板とするため、極低温時におけるLPG加熱装置32C内全体の温度の立ち上がりの迅速化は不充分であり、また、ヒータユニット33Cが単体であることから熱交換室の容積に対する加熱面の面積が小さいため、加熱・気化能力の大容量化も充分ではない。
これに対し、図9に示すように、PTCヒータ320を2枚の電極兼放熱板324,325で挟んでなるヒータユニット33Dの複数枚を、並列かつ所定間隔を有するように重ねてその隙間をLPG流路38aとした電熱器を熱交換室に収装して、この流路38aを通過する液体LPGを加熱して気化しやすい状態或いは気化させるものとしたLPG加熱装置が知られている。
しかし、このLPG加熱装置の電熱器は同一のヒータユニット33Dを複数枚並べて構成するものであるため、各ヒータユニット33D間のLPG流路38aにおいて向かい合う電極兼放熱板がマイナスの電極兼放熱板325とプラスの電極兼放熱板324との組み合わせとなる。従って、この電極兼放熱板325,324の間に導電性の異物が挟まった場合に、ショート(短絡)が発生してその機能を十分に発揮できなくなる、という問題が生じる。また、各ヒータユニット33Dに大電流が流れたり、或いは熱交換室外に露出した外部電極35Dに大きな負荷が加わった場合に、ヒータユニット33D自体が破損して修復が困難となったりすることもある。
特開平6−17709号公報 特開2003―328859号公報
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするものであり、PTCヒータを用いたヒータユニットを熱交換室に内装しているLPG加熱装置について、高い加熱気化能力および迅速な温度の立ち上がりを確保しながらヒータユニットの故障を回避して、大流量の燃料や極低温の場合に対応して充分な気化燃料を長期間に亘って安定的に送出できるようにすることを課題とする。
そこで、本発明は、液体LPGを加熱気化するとともに所定圧力に調整してエンジンの吸気管路に送出するLPG供給システムに配置され、PTCヒータを収装したヒータユニットの複数を所定間隔で熱交換室内に並列配置し、この複数のヒータユニットで形成される隙間がLPG流路を形成して通過するLPGを加熱するLPG加熱装置において、そのヒータユニットを、プラス電極の両側にPTCヒータが配置されこのプラス電極を外部まで延出したプラス電極取り出し部を除く外周面の総てを覆ってマイナス電極兼加熱板を密着配置することでケーシングを形成するとともに、所定のシール手段を配設してこのケーシング内部を気・液密状態としたものとした。
このことにより、電極兼加熱板が対向する隙間でLPG流路を形成するとともにヒータユニット外面の殆どが加熱板となって加熱面が大きくなるため、PTCヒータの熱を迅速且つ効率的に液体LPGに伝えることができ、低温時の温度の立ち上がりを良好としながら大流量の燃料にも容易に対応できるようになる。また、並列配置したヒータユニットの対向する電極兼加熱板が総てマイナス電極となることからその間に導電性の異物が挟まってもショートを発生する心配がないものとなる。
また、前述したLPG加熱装置のプラス電極取り出し部を、外部電極と別体としてこれらが所定の導電体で接続されたものとすれば、例えば配線を接続する際のトルク等、外力が外部電極に加わって破損した場合においてもこれと別体とされた各ヒータユニットは破損を回避することができるため、重大な故障に繋がりにくいものとなる。
さらに、このプラス電極の取り出し部と外部電極とを接続する導電体を、所定容量のヒューズを備えるとともに着脱可能なものとすれば、大電流発生によるヒータユニットの破損を確実に回避することができ、またヒューズを交換するだけの簡単な作業で容易に装置を修復することができる。
さらにまた、このヒータユニットを、プラス電極が中央部に配置されその両側でPTCヒータを支持するとともに、ヒータユニットの外側に延出したプラス電極取り出し部の基端側を覆って、プラス電極がマイナス電極板と直接接触することおよび熱交換室内に露出することを回避する非導電性樹脂からなる支持ケースを備えたものとすれば、プラス電極がLPG燃料に曝されないとともにヒータユニットに外力が加わっても容易に変形・破損しにくいものとなり、ショートの発生や燃料の進入による腐食などのトラブルを回避して、さらに故障の発生しにくいものとなる。
プラス電極板の両側面にPTCヒータを配設してその外周をマイナス電極兼加熱板で覆ってなるヒータユニットの複数を熱交換室内に並列に配設した本発明によると、ヒータユニットが極めて故障の発生しにくいものとなるとともに迅速な温度の立ち上がりおよび高い加熱気化能力を発揮できるようになり、大流量の燃料および極低温時に対応してエンジンの運転状態を長期間に亘って安定的に良好に維持できるものである。
本発明の実施の形態について以下に図面を用いながら詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態におけるLPG燃料供給システムの配置図を示しているが、その基本的構成は図6に示す従来のLPG供給システムと同様である。また、図2乃至図5は図1のLPG供給システムに配置されるベーパライザ3Aの副熱交換器32Aの詳細を示している。
図1を参照して、ボンベ1に貯留されたLPGは液体LPG流路9A,気体LPG流路9Bを通ってエンジン4の吸気管路4bに配置した燃料噴射弁5に供給され、その経路中に遮断弁2、エンジン冷却水の熱を利用するLPG加熱装置としての主熱交換器31および電気的に発生させた熱を利用するLPG加熱装置としての副熱交換器33A、さらにその下流側に続く圧力調整器30からなるベーパライザ3Aが配置されている。また、本LPG供給システムは図示しない電子式制御装置で制御されている。
ボンベ1に貯留されている液体LPGは、液体LPG流路9Aで遮断弁2を通って主熱交換器31に入り、エンジン4に設けた冷却水ジャケット4aから冷却水通路8aを経由して導入されたエンジン冷却水により加熱される。しかし、冷機時にはエンジン4の冷却水温度が低く液体LPGは十分に加熱されず、これを完全な気体の状態にして気体LPG流路9Bに送出することができない。そこで、このようにLPGの加熱が不十分となる状況において、本実施の形態では図示しない電子式制御装置が判断して後続の副熱交換器32Aに通電し、その熱交換室34A内に並列配置された複数のヒータユニット33Aが発熱することにより、流入した液体LPGを加熱・気化して圧力調整器30に送出するものとしている。
副熱交換器3Aの縦断面図を示す図2を参照して、副熱交換器32Aは筺形の容器38Aの内部である熱交換室34A内に、所定の間隔を設けて並列配置された略平板状のヒータユニット33A,33A,33Aの左右両側端部が側壁面に接するとともに上下に空間を有して収装されてなるものである。容器38Aは底壁の中央位置にLPG流入口38cが開口し、右側壁の上端側にLPG流出口38dが開口している。そして、3枚のヒータユニット33Aを並行かつ所定間隔を有するように並べて配置し、その間隔による隙間をLPG流路38a,38a,38aとして通過する液体LPGを加熱・気化させるようになっている。
このような構成にすることで、狭小なLPG流路38aを通過する液体LPGを加熱板で両側から加熱することとなるため、容器38Aの熱交換室34Aにおける液体LPGへの熱交換が極めて迅速且つ効率的なものとなって、低温時の温度の立ち上がりが極めて良好なものとなる。
図3のヒータユニット33Aの拡大部分断面図を参照して、ヒータユニット33Aはプラス電極板336を中央に保持してその両側のくぼみに2枚のPTCヒータ320,320を嵌入させて支持している略平板状で非導電性樹脂製の支持ケース330を有しており、これを2枚の電極兼加熱板337,338で挟み込んで一方の電極兼加熱板337の周縁部で他方の電極兼加熱板338の周縁部をかしめてケース状にし、内部に支持ケース330およびPTCヒータ320,320を収装したものである。
また、支持ケース330はその中央位置で接続孔330a,330aが両面に穿設されウエーブワッシャー330b,330bでPTCヒータ320,320を外側に向けて付勢して電極兼加熱板337,338内側面に押しつけるとともにプラス電極板336とマイナス電極である電極兼加熱板337,338とを接続している。また、その先端側およびプラス電極取り出し部基端側にはゴムシール336a,336aが収装されて(図2参照)ケーシング状に形成された電極兼加熱板337,338の内側を液・気密状態としている。斯かる構成とすることにより、各ヒータユニット33Aは薄い板状の簡易な構成としながら内側のPTCヒータ320を腐食や破損から、さらにはショートの発生から有効に保護することができ、また、その優れた加熱・気化機能を長期間に亘って発揮しやすいものとしている。
さらに、各ヒータユニット33Aは図2に示すように支持ケース330上部から外側に延出されたプラス電極取り出し部の先端側に端子336cを有しており、この3つの端子336cは容器38Aの蓋体38b上面に突出しており、非導電性樹脂製で筒状のスリーブ336d,336d,336dでしっかりと支持されているとともに蓋体38b内で各スリーブ336dの基端側に配設されたゴムシール336bで容器38Aの内側を気・液密状態としている。
副熱交換器32Aの斜視図を示す図4を参照して、蓋体38b上に露出して並ぶプラス電極である各端子336cは、外部電極である端子40と別体とされており、これらは導電体である配線336e,336e,336eで接続されている。このことにより、外部端子40に突発的な外力、例えば配線接続時に工具などで大きな力が加わった場合に、プラス電極が破損することが回避されるため、重大な故障を発生させる心配がないものとなる。
さらに、図5に示すように配線336e,336e,336eを着脱可能な所定容量のヒューズ336に交換すれば、突発的な大電流が流れた場合に各ヒータユニット33Aが損傷してしまうことが確実に回避され、ヒューズ336fを交換するだけの簡単な作業のみで装置を修復することができる。尚、各ヒータユニット33Aのマイナス電極である電極兼加熱板337,338の先端側は導電性を有する支持座39に当接して支持・固定されており、これが図示しない外部電極に接続されている。
そして、上述したように隣り合うヒータユニット33A,33A,33Aの間がそれぞれLPG流路38a,38a,38aを形成し、対向する電極兼加熱板338の加熱面と電極兼加熱板338の加熱面とでLPG流路38aを挟んだ構成としたことで、比較的容積の小さい熱交換室34Aに3枚の電熱ユニット33Aを比較的狭い間隔で収装して複数のLPG流路38aを形成することになり熱交換効率を良好なものとしている。従って、本実施の形態により副熱交換器における温度の立ち上がりを良好としながら加熱気化能力の大容量化を実現し、大流量時や極低温時にも対応できるものとなっている。
尚、左右両端の電極兼加熱板338,337表面はそれぞれ容器38Aの内側壁に接してもよいものであるが、これらの間に隙間を設けてさらに両側にLPG流路38a,38aを形成した本実施の形態では熱交換室34A内に更に多くの加熱面が形成され、加熱気化能力を一層高いものとしている。
さらにまた、この副熱交換器32Aはヒータユニット33Aを複数並列に重ねてなるものであるところ、図2に示すように各ヒータユニット33A間に形成されるLPG流路32bにおいて、向かい合う電極兼加熱板がマイナスの極性同士の組み合わせとなっている。これにより、向かい合った電極兼加熱板337,338の間に、万一導電性の異物が挟まった場合、或いは温度の異常上昇などにより電極兼加熱板337,338が変形して互いに接触した場合でも、ショートを発生してその機能を充分に発揮できなくなる、というトラブルを発生する心配がないものである。
以上述べたように、本実施の形態により、ヒータユニットを故障の発生しにくい信頼性の高いものとしながら迅速な温度の立ち上がりおよび高い加熱気化能力を安定的に発揮できるようになり、大流量の燃料および極低温時にも容易に対応して充分な気化燃料を安定的にエンジンに送出できるものとした。しかも、LPG流路において対向する電極兼加熱板の極性が同一となることから、ショートを発生させることがないため極めて安全性の高いものである。
尚、本発明において副熱交換器は主熱交換器と別体のものに限らずこれと一体のものでもよく、さらに圧力調整装置と一体のものでも同様に実施することができる。また、ヒータユニット内のPTCヒータの数および配置方法は上述した実施の形態に限定されるものではない。
本発明における実施の形態のLPG供給システムの配置図。 図1のLPG供給システムに配置されるベーパライザの縦断面図。 図2のヒータユニットの部分拡大図。 図2の副熱交換器の部分斜視図。 図4の副熱交換器においてプラス電極取り出し部と外部電極を接続する配線をヒューズとした場合を示す斜視図。 従来例におけるLPG供給システムの配置図。 図6におけるベーパライザの縦断面図。 従来例における副熱交換器の縦断面図。 従来例における副熱交換器に収装される電熱器の縦断面図。
符号の説明
3A ベーパライザ、 30 調圧器、 31 主熱交換器、 32A 副熱交換器、 33A ヒータユニット、 34A 熱交換室、 38A 容器、 38a LPG流路、 40,336c 端子、 320 PTCヒータ、 330 支持ケース、 336 プラス電極板、 336e 配線、 336f ヒューズ、 337,338 電極兼加熱板

Claims (4)

  1. 液体LPGを加熱気化するとともに所定圧力に調整してエンジンの吸気管路に送出するLPG供給システムに配置され、PTCヒータを収装したヒータユニットの複数を所定間隔で熱交換室内に並列配置し、前記複数のヒータユニットで形成される隙間がLPG流路を形成して通過する液体LPGを加熱するものとしたLPG加熱装置において、
    前記ヒータユニットは、プラス電極の両側にPTCヒータが配置され前記プラス電極を外部まで延出したプラス電極取り出し部を除く外周面の総てを覆ってマイナス電極兼加熱板が密着配置されてケーシングを形成しているとともに、所定のシール手段で前記ケーシング内部を気・液密状態としている、
    ことを特徴とするLPG加熱装置。
  2. 前記プラス電極取り出し部は、外部電極と別体とされて前記プラス電極取り出し部と前記外部電極とが所定の導電体で接続されている請求項1に記載したLPG加熱装置。
  3. 前記導電体は所定容量のヒューズを備えているとともに着脱可能とされている請求項1または2に記載したLPG加熱装置。
  4. 前記ヒータユニットは、前記プラス電極が中央部に配置されその両側で前記PTCヒータを支持するとともに前記ヒータユニットの外側に延出したプラス電極取り出し部の基端側を覆って前記プラス電極が前記マイナス電極板と直接接触することおよび前記熱交換室内に露出することを回避するものとした非導電性樹脂製の支持ケースを備えている、請求項1,2または3に記載したLPG加熱装置。
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