JP2006111705A - 香料粒子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保存時の香料揮散を抑制しつつ、特に高湿度環境下で保存した際の粒子強度を損ねることなく高速溶解する香料粒子、並びに残香性に優れた洗剤組成物の提供。
【解決手段】 (a)25℃で液状の多価アルコール及び(b)ポリエチレングリコールを含有し、かつ(a)成分と(b)成分の重量比が、(a)/(b)=0.0025〜0.5の範囲である香料粒子、及びその製造方法、並びにその香料粒子を含有する洗剤組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、高湿度下に保存した際の安定性を損なうことなく高速溶解性を有し、粒子物性にも優れた香料粒子、その製造方法並びにそれを含有する洗剤組成物に関する。
従来より洗剤組成物には洗剤組成物元来の匂いのマスキング、香り付け、洗濯後の衣類の香り付け、視覚感の付与などを目的として香料を含有する粒子(以下、単に香料粒子という)が配合されている。この香料粒子中の香料が粒子保存中に揮散することは望ましくないため、従来から特許文献1に記載されているように粒子中にポリエチレングリコールを配合し、香料を増粘/固定化させ保存時の香料揮散を抑制する等の検討がなされてきた。
この香料粒子は、消費者の手によって洗剤組成物と共に洗濯浴中に投下され、溶解して香料を水中に放出し、洗濯後の衣類の香り付けをおこなうというニーズも高まってきた。
このとき、香料を固定化する目的にポリエチレングリコールを配合すると、香料粒子の溶解性が低下し水中で溶け残ってしまい、香料を充分に水中に放出できず洗濯後の衣類の香り付けが充分に行われないばかりか、溶け残った粒子が衣類に付着してしまうといった問題が生じやすい。
特開平10−60482号公報
上記のような問題を避けるべく、これまで粒子中に崩壊剤などを配合し、水中での溶解性を向上させる試みがなされてきた。しかし、粒子中に崩壊剤などを配合して水中での溶解性を向上させようとすると、粒子中に比較的多量の崩壊剤を配合する必要があり、そのため主剤である香料の配合量が規制されるといった配合組成の自由度の低下が問題となる。また、高湿度環境下で保存される際、粒子中に配合した崩壊剤が水分を吸収して膨張し、粒子を内部から崩壊させ粒子強度を低下させるという問題もある。このように粒子強度が低下すると粒子ハンドリング性が非常に悪化するという二次的な問題も発生する。
このような問題に対して、崩壊剤を用いず界面活性剤を配合することで粒子の溶解性を向上させる試みもなされている。しかし、香料粒子の場合、香料近傍に界面活性剤が存在することで粒子製造中もしくは水中での溶解時などに香料が該界面活性剤によって容易に乳化され、衣類表面に付着できず排水として大半が流されてしまい、結果として洗濯後の衣類の香り付けが充分におこなわれないといった問題が発生する。
本発明の課題は、保存時の香料揮散を抑制しつつ、特に高湿度環境下で保存した際の粒子強度を損ねることなく高速溶解する香料粒子、特に衣類洗濯用の香料粒子、並びに残香性に優れた洗剤組成物を提供することにある。
本発明は、(a)25℃で液状の多価アルコール及び(b)ポリエチレングリコールを含有し、かつ(a)成分と(b)成分の重量比が、(a)/(b)=0.0025〜0.5の範囲である香料粒子、及びその製造方法、並びにその香料粒子を含有する洗剤組成物を提供する。
本発明の香料粒子は、高湿度下に保存した際の安定性を損なうことなく高速溶解性を有し、ベタツキがなく、粒子物性にも優れている。また、本発明の洗剤組成物は残香性に優れている。
[(a)成分]
(a)成分の多価アルコールは溶解性の点から25℃で液状であり、2価及び3価アルコールが好ましい。具体的にはエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオールなどが挙げられ、更に好ましくは、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンであるが、配合時の香料粒子製造適性や粒子物性の点から最も好ましくはグリセリンである。これら多価アルコールは単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。また、これら多価アルコールは純度100%であっても水などで希釈されたものであってもよいが、水が造粒物中に多量に配合されると粒子物性や製造適性などに影響を及ぼす可能性があるため、純度50%(水50%以下)以上で用いることが望ましい。
[(b)成分]
(b)成分のポリエチレングリコールは、バインダーとして用いられる。ポリエチレングリコールの平均分子量(数平均)は、特に限定されるものではないが、ポリスチレン(溶媒は水/エタノール)を標準としたGPC法で4000〜20000、更に6000〜13000、特に7000〜9000のものが、造粒する際の粘度の点で好ましい。
バインダーとしては、ポリエチレングリコールと併用して、熱可塑性水溶性バインダーであるポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフェノールエーテル等からなる群より選択される1種以上を用いてもよい。
[香料]
本発明で使用する香料は、高温でも安定で香りの変質しないものを選択するのが好ましいが、特に限定されない。高温でも安定で香りの変質しない香料として、常圧における沸点が200℃以上のアルデヒド類、ケトン類、エステル類、エーテル類、アルコール類等が好ましい。具体的には以下に示すものが挙げられる。
常圧における沸点が200℃以上であるアルデヒド類の例として、リリアール(p−tert−ブチル−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド)、シクラメンアルデヒド(p−イソプロピル−α−メチル−ヒドロシンナミックアルデヒド)、リラール[4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド]、ヘリオナール、ハイドロキシシトロネラール等が挙げられる。
常圧における沸点が200℃以上であるケトン類の例として、ダマスコン(α−、β−体)(2,6,6−トリメチル−trans−1−クロトニルシクロヘキセン−1又は2)、ダマセノン(α−、β−体)、ヨノン(α−、β−、γ−体)、メチル−β−ナフチルケトン、ベンゾフェノン、トナリド(7−アセチル−1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラハイドロナフタレン)、アセチルセドリン、メチルセドリン、イソメチルヨノン(α−、β−体)、イロン(α−、β−、γ−体)、マルトール、エチルマルトール、cis−ジャスモン、ジヒドロジャスモン、l−カルボン等が挙げられる。
常圧における沸点が200℃以上であるエステル類の例として、ノニルアセテート、ポロニルアセテート、安息香酸リナリル、フルイテート、ポワレネート、ジエチルフタレート、エチルシンナメート、ヘキシルサリシレート、ベンジルサリシレート、メチニルアセテート、ターピニルアセテート、アニシルアセテート、フェニルエチルイソブチレート、ジヒドロジャスモン酸メチル、γ−ウンデカラクトン、γ−ノニルラクトン、クマリン等が挙げられる。
常圧における沸点が200℃以上であるエーテル類の例として、チモール、ガラクソリド、メチルオイゲノール等が、アルコール類の例として、ネロール、シトロネロール、オイゲノール等が挙げられる。
[香料粒子]
本発明の香料粒子中の、(a)成分と(b)成分の重量比は、より高い溶解性を得る観点から、(a)/(b)=0.0025〜0.5の範囲であり、好ましくは(a)/(b)=0.007〜0.3の範囲であり、より好ましくは(a)/(b)=0.01〜0.3の範囲である。
また、本発明の香料粒子中の(a)成分の含有量は、0.1〜10重量%が好ましく、0.25〜7.5重量%が更に好ましく、0.25〜5重量%が特に好ましい。(b)成分の含有量は10〜40重量%が好ましく、15〜35重量%が更に好ましく、15〜25重量%が特に好ましい。このような範囲とすることで、充分な溶解性が得られ、粒子のベタツキを抑える効果が高く、引いてはハンドリング性の向上や、製造適性に好影響を及ぼしやすい。
本発明の香料粒子中の香料の含有量は、多ければ長時間香りを残すことができるが、初期の香りのバランスを持続する為には、3〜50重量%が好ましく、3〜33重量%が更に好ましく、3〜15重量%が特に好ましい。
香料粒子は、一般的に各成分がバインダーによって粘結された構造になっており、水中ではこのバインダーによる粘結を速やかに解除し、各成分を水中に分散させることが溶解速度向上に有効な手段である。すなわち、水中でのバインダーの溶解性を向上させることが、香料粒子の高速溶解化に大きく寄与する。本発明においては、バインダーとして(b)成分を配合し、更に(a)成分を配合すると、(b)成分の溶解性が向上し、結果として香料粒子全体の溶解性も向上することが明らかとなった。
本発明において、香料粒子中に(a)成分と(b)成分を配合することで粒子溶解性が向上する理由ついては明らかではないが、(a)成分を配合しない粒子に比べ、(a)成分を配合した粒子では融点が低下していることがわかった。これは、(b)成分に(a)成分が一部もしくは全部相溶したことによると推察でき、試しに予め溶融させた(b)成分に(a)成分を混合し、冷却固化させたのち融点を測定すると、やはり(a)成分を混合した(b)成分は、(a)成分を配合しない(b)成分よりも融点が低下することを確認した。すなわち、バインダーである(b)成分の融点が(a)成分により低下したことにより、水中での(b)成分の溶解性が向上し、このため香料粒子中の各成分の(b)成分による粘結が速やかに解除され、該各成分が水中で分散し易くなったことが、結果として香料粒子の溶解性を向上させたと推測できる。
本発明の香料粒子には、(a)成分、(b)成分及び香料以外に必要に応じて吸油担体などを配合しても良い。吸油担体として、ホワイトカーボン、デキストリン、芒硝などを用いることができる。本発明の香料粒子中の吸油担体の含有量は、50重量%以上が好ましく、60〜70重量%が更に好ましい。
ホワイトカーボンの例としては、特開昭62−191417号公報第2頁右下欄第19行〜第5頁左上欄第17行(特に初期温度は15〜60℃の範囲が好ましい。)、特開昭62−191419号公報第2頁右下欄第20行〜第5頁左上欄第11行に記載の非晶質アルミノシリケートや、特開平9−132794号公報、特開平7−10526号公報、特開平6−227811号公報、特開平8−119622号公報に記載されている非晶質アルミノシリケート(吸油能:285mL/100g)等を挙げることができる。具体的には、トクシールNR(徳山ソーダ(株)製:吸油能:210〜270mL/100g)、フローライト(徳山ソーダ(株)製;吸油能:400〜600mL/100g)、TIXOLEX 25(韓仏化学社製;吸油能:220〜270mL/100g)、サイロピュア(富士ディビソン(株)製;吸油能:240〜280mL/100g)等の吸油担体を用いることができる。
デキストリンとは、デンプンの部分加水分解によって得られるものである。加水分解は、酸触媒法又は酵素触媒法のような標準法によって行なうことができる。デキストリンの例としては、特開平8−143603号公報記載のものが挙げられ、下記式で定義されるデキストロース当量値(以下D.E.値という)が0.1〜10のデキストリンが好ましい。又、冷水や温水でも急速に溶解するものが好ましく、耐アルカリ性の観点からD.E.値が0.1〜3のものが好ましい。
D.E.値=[直接還元糖(グルコースとして表示)/固形分]×100
芒硝の例としては、四国化成(株)製のA6芒硝等を用いることができる。中でも溶解性の観点から、具体的には、粒径20μm以下が90%以上であるものが好ましい。
上記のような成分を含有する本発明の香料粒子は、後述するように香料、吸油担体及び熱可塑性を持つ水溶性バインダーを混合、造粒して得られるものである。そして、その平均粒径は、衣料の洗濯に用いられる場合には、100〜5000μmが好ましく、200〜4000μmがより好ましく、500〜3000μmが特に好ましい。
また、嵩密度に関しては、衣料の洗濯に用いられる場合には、300〜1000kg/m3が好ましく、650〜900kg/m3が更に好ましい。
[香料粒子の製造方法]
本発明の香料粒子の製造方法は特に限定されず、上記の成分を混合し、造粒することで得られる。造粒は、既知の方法及び装置を用いることができ、各成分を混合機で混合したのち押出造粒機などで造粒し、ついで整粒機で整粒する方法、あるいは各成分を攪拌転動造粒機で攪拌転動造粒する方法等が挙げられる。
香料粒子を製造する際、香料粒子を構成する各成分の配合順序は特に限定されないが、香料粒子の溶解性を向上させる観点から、(a)成分を、予め香料もしくは(b)成分と混合した後、他の成分と配合し、造粒する方法が好ましい。ここで(b)成分は予め一部又は全部を溶融させて用いても良いし、固体として配合して混合機もしくは造粒機内部で溶融させても良い。
(b)成分を混合する際に、例えば、特開2004−250575号公報に記載されているように、溶融状態の(b)成分と固体状態の(b)成分を混合して、造粒することもできる。
(b)成分を添加後の混合物の混合温度は、特に限定されるものではないが、香料揮散量を抑制する観点から60〜80℃が好ましく、60〜70℃がより好ましい。
上記のような各成分を混合する際には、ヘンシェルミキサー(三井鉱山(株)製)、ハイスピードミキサー(深江工業(株)製)、ナウターミキサー(ホソカワミクロン(株)製)、リボン型混合機((株)特寿工作所製)、V型ブレンダ((株)ダルトン製)、ベンチニーダ(入江商会(株)製)等の周知の混合機を用いて予め充分に前混合し、次いで、前混合物をペレッターダブル、ツインドームグラン、ディスクペレッター(不二パウダル(株))、バスケット式整粒機((株)菊水製作所製)、グラニュライザ(ホソカワミクロン(株)製)、特開平10−192688号記載の横押出式スクリュー型押出造粒機等の周知の押出造粒機等によって圧縮成形することにより造粒物を得ることができる。また、エクストルードオーミックス(ホソカワミクロン(株))のような混練押出装置も使用できる。押出スクリーン径は0.3〜2.0mm、より好ましくは0.5〜2.0mm、さらに好ましくは0.7〜1.0mm程度であり、円筒形もしくはヌードル状造粒物等の形状にて押出すことができる。
次に、得られた造粒物は圧縮成形物の合一化や塊状化を抑制する為に冷却を行ない、その後、整粒を行う。押出造粒物を整粒する際に使用される機器は、特に限定はない。つまり、公知の粉砕機(あるいは破砕機)を用いることができる。例えば、ハイスピードミキサー(深江工業(株))、マルメライザー(不二パウダル(株)製)、スパイラーフロー(フロイント産業)、フィッツミル(ダルトン)、パワーミル(パウレック(株))、コーミル(Quadro社)等が挙げられるが、微粉発生量と生産性の観点から、ナイフカッターによるパワーミルやインペラー及びスクリーンに粒子を押し付けて粉砕するコーミルといった粉砕機を用いるのが好ましい。
パワーミルは、例えば特開平5−96195号公報に開示されている装置であり、図1に示すような形状を有し、カッター羽根1と円筒形のスクリーン2を持つ機器であり、パワーミル入口に投入された粒子はパワーミル内を自由落下し、この自然落下中にカッター羽根1に配設された粉砕刃により粉砕及び整粒される。
コーミルは、例えばUSP4759507号明細書に開示されている装置であり、図2に示すような形状を有し、インペラー3とスクリーン4を持つ機器であり、コーミル入口に投入された粒子は回転するインペラー3によっておこされた遠心力でスクリーン4に押し付けられる。小さな粒子は、瞬時にまた円錐型のために生じた渦巻流に乗って上昇し、その後の下降中に粒子はインペラー3で粉砕及び整粒される。
本発明の香料粒子は、粒状洗剤組成物に乾式混合した時の美観の為に、既知の顔料等の着色剤を含有することが望ましい。
本発明に使用される着色剤としては、その種類は特に限定されないが、溶解もしくは分散性が高く、アルカリに強いものが好ましい。例えば、べんがら、群青等といった有色無機顔料やリオノールグリーンが好ましい。更には、造粒時の熱や長期保存時にも安定であり、衣類への染着性が低いものが好ましい。その為、べんがら、群青、リオノールグリーンと他の着色剤を混合して組合せて着色しても良い。べんがら、群青、リオノールグリーンと組合せて使用する具体的な着色剤としては、赤色106号、赤色201号、赤色226号、赤色203号、赤色404号、赤色405号、青色1号、青色2号、黄色203号、黄色4号、黄色5号、緑色3号等が挙げられ、特に安全性やアルカリに強い観点から赤色226号、赤色104号、青色1号等が好ましい。
着色剤を本発明の香料粒子に配合する方法は、特に限定されないが、例えば、特開平2−258872号公報記載の、色素又は顔料を含む水溶液を造粒物表面にスプレーする方法や、特開平11−158493号公報記載の染料あるいは顔料を造粒物中に適量配合する方法等が利用できる。
香料粒子中における着色剤の含有量は、特に制限はないが、0.01〜1.0重量%が好ましく、美観の良さと褪色を抑制する観点から0.03〜1.0重量%がより好ましい。
[洗剤組成物]
本発明の洗剤組成物は、上記のような本発明の香料粒子を含有するものであるが、本発明の洗剤組成物中の香料粒子の配合量は、特に制限されず、香料粒子中の香料の種類や配合割合により異なり、適宜調整して用いる事ができるが、0.1〜10重量%が好ましく、0.3〜7重量%が更に好ましい。また、洗剤組成物中の香料の配合量は、香りの持続とバランスから、0.1〜1.0重量%が好ましく、特に0.3〜0.8重量%が好ましい。
本発明の洗剤組成物中に配合される、香料粒子以外の洗剤粒子としては、特に限定されないが、例えば、特開2001−3095号公報に開示されているような方法により得られる、溶解性及び流動性の優れた洗剤粒子が挙げられる。洗剤粒子の嵩密度は300kg/m3以上が好ましく、450〜1000kg/m3がより好ましく、650〜850kg/m3が特に好ましいが、分級及び外観の観点から香料粒子と同等レベルが望ましい。
また、洗剤組成物中には、本発明の香料粒子の他に、次の(1)〜(5)に示した機能性成分を1種又は2種以上含有させることができる。また、洗剤粒子中にこれら機能性成分が含まれていても構わない。
(1)酵素
酵素としては、酵素の反応性から分類すると、ハイドロラーゼ類、オキシドレダクターゼ類、リアーゼ類、トランスフェラーゼ類、イソメラーゼ類等を挙げることができるが、特に好ましいのは、プロテアーゼ、エステラーゼ、リパーゼ、ヌクレアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ及びペクチナーゼである。プロテアーゼの具体例としては、ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、コラーゲナーゼ、ケラチナーゼ、エラスターゼ、スプチリシン、BPN、パパイン、プロメリン、カルボキシペプチターゼA及びB、アミノペプチターゼ、アスパーギロペプチターゼA及びBであり、サビナーゼ、アルカラーゼ(ノボインダストリー社)、API21(昭和電工(株))、マクサカル(ギストプロケイデス社)、特開平5−25492号公報記載のプロテアーゼK14若しくはK16等を挙げることができる。エステラーゼの具体例としては、ガストリックリパーゼ、バンクレアチックリパーゼ、植物リパーゼ、ホスホリパーゼ類、コリンエステラーゼ類及びホスホターゼ類を挙げることができる。リパーゼ類の具体例としては、リポラーゼ(ノボインダストリー社)、リポサム(昭和電工(株))等の市販リパーゼ等を挙げることができる。また、セルラーゼとしては、市販品のセルザイム(ノボインダストリー社)、特開昭63−264699号公報のセルラーゼ等を挙げることができ、アミラーゼとしては市販のターマミル(ノボインダストリー社)等を挙げることができる。
(2)酵素安定剤
酵素安定剤としては、特に限定されないが、水道水中の塩素を除去する為、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウムのような還元剤、カルシウム塩、マグネシウム塩、ポリオール、ホウ素化合物等が用いられる。
(3)漂白活性化剤
漂白活性化剤としては、特に限定されないが、例えばテトラアセチルエチレンジアミン、グルコースペンタアセテート、テトラアセチルグリコールウリル、アルカノイル若しくはアルケノイル(これらの基の炭素数は8〜14)オキシベンゼンカルボン酸又はその塩、アルカノイル又はアルケノイル(これらの基の炭素数は8〜14)オキシベンゼンスルホン酸塩が挙げられ、アルカノイル若しくはアルケノイル(これらの基の炭素数は8〜14、漂白効果の点から好ましくは10〜14)オキシベンゼンカルボン酸又はその塩及びアルカノイル又はアルケノイル(これらの基の炭素数は8〜14、漂白効果の点から好ましくは10〜14)オキシベンゼンスルホン酸塩から選ばれる1種以上が好ましい。特にデカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はこのナトリウム塩、ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムが好ましい。又、漂白活性化剤の溶解性を更に改善する為に、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩又はこれらの混合物を配合することができる。アルキル硫酸塩としては、炭素数9〜18のアルキル硫酸塩が好ましく、塩としては、ナトリウム等のアルカリ金属塩が好ましい。このようなアルキル硫酸塩としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウムが好ましい。アルキルエーテル硫酸塩としては、炭素数9〜18のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が好ましく、塩としてはナトリウム等のアルカリ金属塩が好ましい。エチレンオキサイド(EO)の付加モル数は1〜10、好ましくは1〜5である。このようなアルキルエーテル硫酸塩としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(EO付加モル数=平均2〜5)、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸ナトリウムが特に好ましい。
(4)漂白剤
漂白剤としては、例えば、過炭酸塩、過硼酸塩等が挙げられる。漂白剤は、洗剤組成物中に好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜5重量%配合される。
(5)消泡剤
消泡剤としては、従来より知られているシリコーン/シリカ系等のものを挙げることができる。例えば、ダウコーニング社製シリコーン(コンパウンド型、PSアンチフォーム)が配合される。
実施例1
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)5590g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、グリセリン(花王(株)製:日本薬局方グリセリン)65g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合して昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2000gと固体の形態であるポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)665gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
実施例2
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)2600g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)3640g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、グリセリン(花王(株)製:日本薬局方グリセリン)130g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)3250gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
実施例3
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)5980g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、グリセリン(花王(株)製:日本薬局方グリセリン)390g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)1950gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
実施例4
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)5590g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2665gにグリセリン(花王(株)製:日本薬局方グリセリン)65gを混合したものを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
実施例5
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)5590g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、エチレングリコール65g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2000gと、固体の形態であるポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)665gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
比較例1
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)4875g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))と、これらに加え崩壊剤として硫酸マグネシウム(赤穂化成(株)製:Mg−OK)650gを仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2795gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
比較例2
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)5648.5g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、グリセリン(花王(株)製:日本薬局方グリセリン)6.5g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2000gと固体の形態であるポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)665gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
比較例3
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)4095g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、グリセリン(花王(株)製:日本薬局方グリセリン)1560g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2000gと固体の形態であるポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)665gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
比較例4
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)4095g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、ノニオン界面活性剤(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(アルキル基の炭素数12、EO10モル及びPO2モル付加物))390g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2000gと固体の形態であるポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)665gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
試験例1
実施例1〜5及び比較例1〜4で得られた香料粒子の溶解性、粒子強度及びその保存安定性、香料残存性、ベタツキ性及び衣類への残香性を以下の方法で評価した。結果を表1に示す。
<溶解性>
水に溶け残った香料粒子の重量を以下の手順で測定し、以下の式(I)により水不溶分(%)として算出する。
1)香料粒子を105℃/1時間の条件で熱養生する。
2)熱養生後の香料粒子をデシケーター内で30分静置して室温まで冷却する。
3)ビーカーに10℃のイオン交換水を1L注ぎ、マグネット式スターラーで攪拌しながら2)の香料粒子2gを投入する。
4)200μmメッシュの金網で溶け残った香料粒子を残らず捕獲する。
5)乾燥後の溶け残った香料粒子の重量を求める。
Figure 2006111705
<粒子強度及びその保存安定性>
製造直後の香料粒子の粒子強度を、岡田精工(株)製:PARTICLE HARDNESS TESTER GRANOを使用して測定した。また、この香料粒子を30℃/70%RH環境下に3日、7日及び1ヶ月保存し、それぞれの粒子強度の変化を下記の基準で評価した。
◎:保存前と比べて粒子強度に変化が見られない
○:保存前と比べて若干粒子強度が低下する
×:保存前と比べて粒子強度が大幅に低下する
<香料残存性>
香料粒子を30℃/70%RH環境下に1ヶ月保存し、粒子中に残存する香料重量を次の手順で測定し、下記の式(II)で香料残存率を算出する。
1)保存後の香料粒子2gとジエチルエーテル100ccを三角フラスコに入れ、密封してマグネット式スターラーで1時間攪拌する。
2)攪拌終了後の三角フラスコ内容物を濾過し、固液分離する。
3)濾過後の液分をナス型フラスコに入れ、真空式エバポレーターにセットして30℃/25Torr/10分の条件でジエチルエーテルを除去する。
4)ジエチルエーテル除去後のナス型フラスコ内の香料重量を精秤する。
Figure 2006111705
<ベタツキ性>
香料粒子のベタツキ性を目視評価した。
<衣類への残香性>
香料粒子を洗剤粒子中に下記の組成で混合した香料粒子含有粒状洗剤:25g、衣類:1.5kg、水:30Lを洗濯機に入れて、15分攪拌後、ため濯ぎを2回おこない洗濯した。洗濯終了後、それぞれの衣類における香りの強さ(残香性)を、香料専門パネラー1名により、下記の基準で評価した。
・香料粒子含有粒状洗剤の組成
香料粒子 0.5重量%
香料粒子以外の洗剤粒子 99.5重量%
(特開2001−3095号公報の実施例1で得られた洗剤粒子)
・残香性評価基準
◎:香りが非常に強いレベル
○:香りが強いレベル
×:香りが弱いレベル
Figure 2006111705
表1の結果から明らかなように、実施例1〜5の粒子は、(a)成分を用いずに崩壊剤の配合により溶解性を向上させた比較例1に比べ、高湿度下における保存安定性が格段に向上しており、(a)成分と(b)成分との配合割合が本発明の範囲より少ない側に逸脱した比較例2比べて水不溶分が大幅に減少している。また、(a)成分と(b)成分との配合割合が本発明の範囲より多い側に逸脱した比較例3比べて、ベタツキ性に問題がない。また、(a)成分を予め(b)成分と混合してから添加した実施例4の粒子は、実施例1と比べて更に水不溶分が低下しており、更に良好な溶解性を有することがわかる。また、ノニオン界面活性剤を配合した比較例4の粒子は、洗濯後の衣類の残香性が弱く、香料粒子の本来の機能である香り付けが充分に行われないことがわかる。
本発明で粉砕機として用いるパワーミルの略示図である。 本発明で粉砕機として用いるコーミルの略示図である。
符号の説明
1 カッター羽根
2 スクリーン
3 インペラー
4 スクリーン

Claims (5)

  1. (a)25℃で液状の多価アルコール及び(b)ポリエチレングリコールを含有し、かつ(a)成分と(b)成分の重量比が、(a)/(b)=0.0025〜0.5の範囲である、香料粒子。
  2. (a)成分の含有量が0.1〜10重量%、(b)成分の含有量が10〜40重量%である請求項1記載の香料粒子。
  3. (a)成分が、2価又は3価アルコールである請求項1又は2記載の香料粒子。
  4. (a)成分を、予め香料もしくは(b)成分と混合した後、他の成分と配合し、造粒する請求項1〜3いずれかに記載の香料粒子の製造方法。
  5. 請求項1〜3いずれかに記載の香料粒子を含有する洗剤組成物。
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