JP2006111705A - 香料粒子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (a)25℃で液状の多価アルコール及び(b)ポリエチレングリコールを含有し、かつ(a)成分と(b)成分の重量比が、(a)/(b)=0.0025〜0.5の範囲である香料粒子、及びその製造方法、並びにその香料粒子を含有する洗剤組成物。
【選択図】 なし
Description
(a)成分の多価アルコールは溶解性の点から25℃で液状であり、2価及び3価アルコールが好ましい。具体的にはエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオールなどが挙げられ、更に好ましくは、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンであるが、配合時の香料粒子製造適性や粒子物性の点から最も好ましくはグリセリンである。これら多価アルコールは単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。また、これら多価アルコールは純度100%であっても水などで希釈されたものであってもよいが、水が造粒物中に多量に配合されると粒子物性や製造適性などに影響を及ぼす可能性があるため、純度50%(水50%以下)以上で用いることが望ましい。
(b)成分のポリエチレングリコールは、バインダーとして用いられる。ポリエチレングリコールの平均分子量(数平均)は、特に限定されるものではないが、ポリスチレン(溶媒は水/エタノール)を標準としたGPC法で4000〜20000、更に6000〜13000、特に7000〜9000のものが、造粒する際の粘度の点で好ましい。
本発明で使用する香料は、高温でも安定で香りの変質しないものを選択するのが好ましいが、特に限定されない。高温でも安定で香りの変質しない香料として、常圧における沸点が200℃以上のアルデヒド類、ケトン類、エステル類、エーテル類、アルコール類等が好ましい。具体的には以下に示すものが挙げられる。
本発明の香料粒子中の、(a)成分と(b)成分の重量比は、より高い溶解性を得る観点から、(a)/(b)=0.0025〜0.5の範囲であり、好ましくは(a)/(b)=0.007〜0.3の範囲であり、より好ましくは(a)/(b)=0.01〜0.3の範囲である。
本発明の香料粒子中の香料の含有量は、多ければ長時間香りを残すことができるが、初期の香りのバランスを持続する為には、3〜50重量%が好ましく、3〜33重量%が更に好ましく、3〜15重量%が特に好ましい。
D.E.値=[直接還元糖(グルコースとして表示)/固形分]×100
また、嵩密度に関しては、衣料の洗濯に用いられる場合には、300〜1000kg/m3が好ましく、650〜900kg/m3が更に好ましい。
本発明の香料粒子の製造方法は特に限定されず、上記の成分を混合し、造粒することで得られる。造粒は、既知の方法及び装置を用いることができ、各成分を混合機で混合したのち押出造粒機などで造粒し、ついで整粒機で整粒する方法、あるいは各成分を攪拌転動造粒機で攪拌転動造粒する方法等が挙げられる。
(b)成分を混合する際に、例えば、特開2004−250575号公報に記載されているように、溶融状態の(b)成分と固体状態の(b)成分を混合して、造粒することもできる。
(b)成分を添加後の混合物の混合温度は、特に限定されるものではないが、香料揮散量を抑制する観点から60〜80℃が好ましく、60〜70℃がより好ましい。
香料粒子中における着色剤の含有量は、特に制限はないが、0.01〜1.0重量%が好ましく、美観の良さと褪色を抑制する観点から0.03〜1.0重量%がより好ましい。
本発明の洗剤組成物は、上記のような本発明の香料粒子を含有するものであるが、本発明の洗剤組成物中の香料粒子の配合量は、特に制限されず、香料粒子中の香料の種類や配合割合により異なり、適宜調整して用いる事ができるが、0.1〜10重量%が好ましく、0.3〜7重量%が更に好ましい。また、洗剤組成物中の香料の配合量は、香りの持続とバランスから、0.1〜1.0重量%が好ましく、特に0.3〜0.8重量%が好ましい。
本発明の洗剤組成物中に配合される、香料粒子以外の洗剤粒子としては、特に限定されないが、例えば、特開2001−3095号公報に開示されているような方法により得られる、溶解性及び流動性の優れた洗剤粒子が挙げられる。洗剤粒子の嵩密度は300kg/m3以上が好ましく、450〜1000kg/m3がより好ましく、650〜850kg/m3が特に好ましいが、分級及び外観の観点から香料粒子と同等レベルが望ましい。
酵素としては、酵素の反応性から分類すると、ハイドロラーゼ類、オキシドレダクターゼ類、リアーゼ類、トランスフェラーゼ類、イソメラーゼ類等を挙げることができるが、特に好ましいのは、プロテアーゼ、エステラーゼ、リパーゼ、ヌクレアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ及びペクチナーゼである。プロテアーゼの具体例としては、ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、コラーゲナーゼ、ケラチナーゼ、エラスターゼ、スプチリシン、BPN、パパイン、プロメリン、カルボキシペプチターゼA及びB、アミノペプチターゼ、アスパーギロペプチターゼA及びBであり、サビナーゼ、アルカラーゼ(ノボインダストリー社)、API21(昭和電工(株))、マクサカル(ギストプロケイデス社)、特開平5−25492号公報記載のプロテアーゼK14若しくはK16等を挙げることができる。エステラーゼの具体例としては、ガストリックリパーゼ、バンクレアチックリパーゼ、植物リパーゼ、ホスホリパーゼ類、コリンエステラーゼ類及びホスホターゼ類を挙げることができる。リパーゼ類の具体例としては、リポラーゼ(ノボインダストリー社)、リポサム(昭和電工(株))等の市販リパーゼ等を挙げることができる。また、セルラーゼとしては、市販品のセルザイム(ノボインダストリー社)、特開昭63−264699号公報のセルラーゼ等を挙げることができ、アミラーゼとしては市販のターマミル(ノボインダストリー社)等を挙げることができる。
酵素安定剤としては、特に限定されないが、水道水中の塩素を除去する為、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウムのような還元剤、カルシウム塩、マグネシウム塩、ポリオール、ホウ素化合物等が用いられる。
漂白活性化剤としては、特に限定されないが、例えばテトラアセチルエチレンジアミン、グルコースペンタアセテート、テトラアセチルグリコールウリル、アルカノイル若しくはアルケノイル(これらの基の炭素数は8〜14)オキシベンゼンカルボン酸又はその塩、アルカノイル又はアルケノイル(これらの基の炭素数は8〜14)オキシベンゼンスルホン酸塩が挙げられ、アルカノイル若しくはアルケノイル(これらの基の炭素数は8〜14、漂白効果の点から好ましくは10〜14)オキシベンゼンカルボン酸又はその塩及びアルカノイル又はアルケノイル(これらの基の炭素数は8〜14、漂白効果の点から好ましくは10〜14)オキシベンゼンスルホン酸塩から選ばれる1種以上が好ましい。特にデカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はこのナトリウム塩、ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムが好ましい。又、漂白活性化剤の溶解性を更に改善する為に、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩又はこれらの混合物を配合することができる。アルキル硫酸塩としては、炭素数9〜18のアルキル硫酸塩が好ましく、塩としては、ナトリウム等のアルカリ金属塩が好ましい。このようなアルキル硫酸塩としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウムが好ましい。アルキルエーテル硫酸塩としては、炭素数9〜18のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が好ましく、塩としてはナトリウム等のアルカリ金属塩が好ましい。エチレンオキサイド(EO)の付加モル数は1〜10、好ましくは1〜5である。このようなアルキルエーテル硫酸塩としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(EO付加モル数=平均2〜5)、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸ナトリウムが特に好ましい。
漂白剤としては、例えば、過炭酸塩、過硼酸塩等が挙げられる。漂白剤は、洗剤組成物中に好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜5重量%配合される。
消泡剤としては、従来より知られているシリコーン/シリカ系等のものを挙げることができる。例えば、ダウコーニング社製シリコーン(コンパウンド型、PSアンチフォーム)が配合される。
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)5590g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、グリセリン(花王(株)製:日本薬局方グリセリン)65g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合して昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2000gと固体の形態であるポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)665gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)2600g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)3640g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、グリセリン(花王(株)製:日本薬局方グリセリン)130g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)3250gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)5980g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、グリセリン(花王(株)製:日本薬局方グリセリン)390g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)1950gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)5590g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2665gにグリセリン(花王(株)製:日本薬局方グリセリン)65gを混合したものを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)5590g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、エチレングリコール65g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2000gと、固体の形態であるポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)665gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)4875g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))と、これらに加え崩壊剤として硫酸マグネシウム(赤穂化成(株)製:Mg−OK)650gを仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2795gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)5648.5g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、グリセリン(花王(株)製:日本薬局方グリセリン)6.5g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2000gと固体の形態であるポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)665gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)4095g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、グリセリン(花王(株)製:日本薬局方グリセリン)1560g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2000gと固体の形態であるポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)665gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
香料(α−ダマスコン、リリアール、メチル−β−ナフチルケトン、フルイテート、ポアレネートの混合物)1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローK)1560g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝)4095g、ホワイトカーボン(徳山:トクシールNR)1820g、ノニオン界面活性剤(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(アルキル基の炭素数12、EO10モル及びPO2モル付加物))390g、べんがら6.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合しながら昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)2000gと固体の形態であるポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA)665gを添加し、さらに混合してから混合物を抜出した。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、赤茶色に着色した香料粒子を得た。
実施例1〜5及び比較例1〜4で得られた香料粒子の溶解性、粒子強度及びその保存安定性、香料残存性、ベタツキ性及び衣類への残香性を以下の方法で評価した。結果を表1に示す。
<溶解性>
水に溶け残った香料粒子の重量を以下の手順で測定し、以下の式(I)により水不溶分(%)として算出する。
1)香料粒子を105℃/1時間の条件で熱養生する。
2)熱養生後の香料粒子をデシケーター内で30分静置して室温まで冷却する。
3)ビーカーに10℃のイオン交換水を1L注ぎ、マグネット式スターラーで攪拌しながら2)の香料粒子2gを投入する。
4)200μmメッシュの金網で溶け残った香料粒子を残らず捕獲する。
5)乾燥後の溶け残った香料粒子の重量を求める。
製造直後の香料粒子の粒子強度を、岡田精工(株)製:PARTICLE HARDNESS TESTER GRANOを使用して測定した。また、この香料粒子を30℃/70%RH環境下に3日、7日及び1ヶ月保存し、それぞれの粒子強度の変化を下記の基準で評価した。
◎:保存前と比べて粒子強度に変化が見られない
○:保存前と比べて若干粒子強度が低下する
×:保存前と比べて粒子強度が大幅に低下する
香料粒子を30℃/70%RH環境下に1ヶ月保存し、粒子中に残存する香料重量を次の手順で測定し、下記の式(II)で香料残存率を算出する。
1)保存後の香料粒子2gとジエチルエーテル100ccを三角フラスコに入れ、密封してマグネット式スターラーで1時間攪拌する。
2)攪拌終了後の三角フラスコ内容物を濾過し、固液分離する。
3)濾過後の液分をナス型フラスコに入れ、真空式エバポレーターにセットして30℃/25Torr/10分の条件でジエチルエーテルを除去する。
4)ジエチルエーテル除去後のナス型フラスコ内の香料重量を精秤する。
香料粒子のベタツキ性を目視評価した。
香料粒子を洗剤粒子中に下記の組成で混合した香料粒子含有粒状洗剤:25g、衣類:1.5kg、水:30Lを洗濯機に入れて、15分攪拌後、ため濯ぎを2回おこない洗濯した。洗濯終了後、それぞれの衣類における香りの強さ(残香性)を、香料専門パネラー1名により、下記の基準で評価した。
香料粒子 0.5重量%
香料粒子以外の洗剤粒子 99.5重量%
(特開2001−3095号公報の実施例1で得られた洗剤粒子)
◎:香りが非常に強いレベル
○:香りが強いレベル
×:香りが弱いレベル
2 スクリーン
3 インペラー
4 スクリーン
Claims (5)
- (a)25℃で液状の多価アルコール及び(b)ポリエチレングリコールを含有し、かつ(a)成分と(b)成分の重量比が、(a)/(b)=0.0025〜0.5の範囲である、香料粒子。
- (a)成分の含有量が0.1〜10重量%、(b)成分の含有量が10〜40重量%である請求項1記載の香料粒子。
- (a)成分が、2価又は3価アルコールである請求項1又は2記載の香料粒子。
- (a)成分を、予め香料もしくは(b)成分と混合した後、他の成分と配合し、造粒する請求項1〜3いずれかに記載の香料粒子の製造方法。
- 請求項1〜3いずれかに記載の香料粒子を含有する洗剤組成物。
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