JP2006110146A - ドラム式洗濯機 - Google Patents
ドラム式洗濯機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006110146A JP2006110146A JP2004301432A JP2004301432A JP2006110146A JP 2006110146 A JP2006110146 A JP 2006110146A JP 2004301432 A JP2004301432 A JP 2004301432A JP 2004301432 A JP2004301432 A JP 2004301432A JP 2006110146 A JP2006110146 A JP 2006110146A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- laundry
- washing
- drum
- circulation pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
【課題】 洗い運転開始後に、洗濯物の入れ忘れ等により追加投入する場合、一時停止操作してドアを開放したとき、ドア背面に付着した洗剤の泡が床面に垂れるおそれがある。
【解決手段】 洗濯物の投入口を開閉するドアを閉鎖状態にロックするドアロック装置、洗濯水を循環する循環ポンプ、運転を一時停止可能な一時停止手段等を備え、洗い運転時には前記循環ポンプが駆動され、前記ドアロック装置が動作してドアをロックし、且つこのロック状態を前記一時停止手段の操作により洗い運転開始から所定時間内に限りロック解除可能とするとともに、前記循環ポンプの動作開始時間を洗濯物量に応じて変更する構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 洗濯物の投入口を開閉するドアを閉鎖状態にロックするドアロック装置、洗濯水を循環する循環ポンプ、運転を一時停止可能な一時停止手段等を備え、洗い運転時には前記循環ポンプが駆動され、前記ドアロック装置が動作してドアをロックし、且つこのロック状態を前記一時停止手段の操作により洗い運転開始から所定時間内に限りロック解除可能とするとともに、前記循環ポンプの動作開始時間を洗濯物量に応じて変更する構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、洗濯物を収容したドラムを回転駆動することにより、洗いや脱水運転等を行なうドラム式洗濯機に関する。
従来、この種ドラム式洗濯機では、洗い,すすぎ,脱水運転、更には乾燥運転を可能としたものなど、いずれの運転もドラムを回転駆動するとともに、各運転に適した回転速度に制御する構成としている。特に、洗いやすすぎ運転では、周知のように横軸周りのドラムを回転駆動することで洗濯物を上方に持ち上げては落下させる所謂タンブリング動作により、ドラム下部に貯留する比較的少量の水を有効活用して、主に洗濯物が落下する毎に湿潤させながら洗浄作用が行われ、節水可能な洗濯機として近年広く普及しつつある。従って、ドラムへの洗濯物投入口は洗濯機筐体の側方に開口し、運転時にはこの投入口をドアにて開閉可能に閉鎖するとともに、運転開始に合わせてドアを施錠し閉鎖状態に保持するドアロック装置を動作させ、運転中に不用意にドアを開放できない構成としている。
ところが、洗い運転開始後に洗濯物の追加投入など行ないたい場合があることから、操作パネルに設けられた一時停止キーを操作することで運転停止とドアロック装置を解除動作し、ドアを開放可能としている。但し、投入口が側方に開口した低位置にあることから、洗濯物の容量に応じて制御される洗濯水位が該投入口に達している場合には、ドアロック装置が解除動作せずドアを開放できないようにしている。しかしながら、洗濯物などの入れ忘れに対処できない場合があることは使い勝手上不便であり、そこで改善策として投入口より低水位に制御可能とし、この所定水位以下であることを条件にドアロック装置が解除動作して、ドアを開放可能にしたものが案出されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−201483号公報
上記のように、洗濯水位については水位検知センサにて容易に検知でき、該検知信号に基づきドア開放制御も容易に行なえるが、新たに洗剤泡が外部に垂れる不具合が発生した。すなわち、ドラム式洗濯機は上記したように洗濯物をタンブリング動作により洗いやすすぎ運転を可能としているが、投入された乾いた状態の洗濯物はドラム内に大きく嵩張った状態にあり、従って洗浄性能の向上を図るには、少水量とする洗濯水を洗濯物に逸早く浸透させ、且つ常に十分に万遍なく湿潤した状態に保つのが有効である。このため、ドラム内の洗濯水を循環する循環ポンプを設け、洗い開始と同時に駆動し洗濯物に洗濯水を積極的に注ぎ、万遍なく浸透させるようにすればよい。
しかるに、洗濯水を循環することは洗浄性能の向上には有効であるが、上記したような洗濯物の追加投入などでドアを開放した場合、洗剤泡がドア背面に付着していて開放状態のドアから床面に垂れる不具合が散見された。これは、循環ポンプにて洗濯水が吐出され且つ衝突などにより一層発泡し易くなっていること、および特に洗濯物が多くなるほど洗濯物とドア背面と接触状態が長くなり、しかも広い面での接触状態となり、その間に生じた泡がドア背面に多く付着することによるものと考えられる。
本発明は、上記問題点を解決するために、洗い運転開始後に洗濯物を追加投入するなどドアを開放する場合、洗濯物量などの洗濯条件に係わりなく洗剤泡がドアから垂れることなくドア開放ができるようにしたドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のドラム式洗濯機は、洗濯物量検知手段、洗濯物を収容し回転駆動されるドラム、ドラムへの洗濯物投入口を開閉するドアを閉鎖状態にロックするドアロック装置、前記ドラムに対し洗濯水を循環する循環ポンプ、運転を一時停止可能な一時停止手段等を備え、洗い運転時には前記循環ポンプが駆動され、前記ドアロック装置が動作してドアをロックし、且つこのロック状態を前記一時停止手段の操作により洗い運転開始から所定時間内に限りロック解除可能とするとともに、前記循環ポンプの動作開始時間を洗濯物量の検知結果に応じて変更するようにしたことを主たる特徴とするものである。
上記手段によれば、発泡し易い循環ポンプの動作に対して、その開始時間を洗濯物量に応じて制御するようにしたので、特に洗濯物量が多くてドア背面との間に発泡し付着し易い条件では、ポンプ動作の開始を遅らせることでドア背面への泡の付着を回避して、ドア開放時に泡が垂れることを防止できる。また、泡の付着が少ない洗濯物量が少ない条件では、洗い運転の当初からポンプ動作を開始して、本来の洗浄性能の向上に寄与させることができるドラム式洗濯機を提供できる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明のドラム式洗濯機の第1実施例を示す図1〜図3を参照して説明する。
まず、図3に示す上記洗濯機全体の概略構成を示す縦断側面図に基づき説明すると、本実施例に示す洗濯機は洗い,すすぎ,脱水および乾燥運転を自動的に、或いは選択的に運転可能としたものを示しており、ドラム式洗濯機の外殻をなす大略矩形箱状の筐体1は、その前面中央に洗濯物の投入口としての開口部1aにドア2が設けられ、その上部に操作パネル3が設けられている。前記ドア2は、筐体1の前面中央部に側方に開口形成された開口部1aを開閉するとともに、具体的に図示しないがドア2を閉鎖状態に施錠しロックするドアロック装置4を、筐体1との間に配設している。
以下、本発明のドラム式洗濯機の第1実施例を示す図1〜図3を参照して説明する。
まず、図3に示す上記洗濯機全体の概略構成を示す縦断側面図に基づき説明すると、本実施例に示す洗濯機は洗い,すすぎ,脱水および乾燥運転を自動的に、或いは選択的に運転可能としたものを示しており、ドラム式洗濯機の外殻をなす大略矩形箱状の筐体1は、その前面中央に洗濯物の投入口としての開口部1aにドア2が設けられ、その上部に操作パネル3が設けられている。前記ドア2は、筐体1の前面中央部に側方に開口形成された開口部1aを開閉するとともに、具体的に図示しないがドア2を閉鎖状態に施錠しロックするドアロック装置4を、筐体1との間に配設している。
そして筐体1の内部には、前後方向に円筒状をなす水槽5が配設されている。この水槽5は、実質的に無孔状で貯水可能な構成にあって、前面側である側方に開口した開口部5aを有し、若干前上がりの傾斜状に弾性支持装置6を介して弾性支持されている。この水槽5の内部には、同形態の円筒状をなすドラム7が横軸周りに回転可能に配設されている。このドラム7は、やはり前面側に開口部7aを有し、周壁に多数の透孔7bや複数のバッフル7c(1個のみ図示)等を形成していて、回転駆動されることで洗いやすすぎのほか、脱水及び乾燥に共用の槽として機能する。
しかして、上記各開口部7a,5aおよび1aは、いずれも同方向に連通開口して形成され、筐体1の前面側から洗濯物を出し入れする投入口として機能する。なお、この投入口としての筐体1の開口部1aと水槽5の開口部5aとの間には、弾性的なベロー8が水密に連結され、以って投入口から筐体1内への水の漏洩等を防止している。また、この投入口内に突出して前記ドア2の背面たる凸面部2aが突設されている。該凸面部2aは、円筒状をなしドア2により開口部1aを閉鎖した状態にあるとき、凸面部2aがドラム7の開口部7aに達する位置まで突出している。これにより、回転駆動するドラム7内の洗濯物が開口部7aから飛び出すことを、該凸面部2aにより阻止できる。
前記水槽5の背面部には、ドラム7を回転駆動するモータ9が配設されている。このモータ9は、例えばアウタロータ形のDCブラシレスモータであり、そのロータに連結された回転軸9aが、水槽5を貫通してドラム7の背面部中央に直結されている。従って、モータ8が通電駆動されると、そのロータと一体にドラム7が回転する構成にある。
また、水槽5の底面部には、前後方向に延びて凹んだ水溜部5bが形成され、この水溜部5bの内部に洗濯水加熱用のヒータ10が配設され、この水溜部5bの後部に、排水弁11を介して排水ホース12が接続され機外に導出されてなる排水手段を構成している。更には、水槽5の下部に連通してエアチューブ13を介して圧力センサ14が設けられ、これは空気圧を電気信号に代えて図示しない制御装置に入力され、所定の洗濯水位を制御するもので、水槽5従ってドラム7内の水位を検知する水位検知手段を構成している。
一方、本実施例では水槽5の背面から上部に架けて、洗濯物を乾燥させるための乾燥ユニットを装備している。この乾燥ユニットにつき概略説明すると、まず上部には乾燥用のヒータ装置15と送風装置16、および水槽5の背面側の熱交換器17とを備え、これらをダクト18にて連通接続した構成にある。しかるに、この乾燥ユニットの吸気側は、熱交換器17の下部が水槽5の下部に連通し、吐出側はダクト18の先端が水槽5の上部に連通し、以って水槽5(およびドラム7)を介した循環経路を構成している。
従って、乾燥運転時には送風装置16およびヒータ装置15にて生成された温風が、ダクト18から水槽5に供給され、ドラム7内の洗濯物を乾燥した後、湿気を含んだ排気として水槽5から排出され熱交換器17に取り込まれる。この熱交換器17の上部には、例えば水冷手段として注水器19を内設していて、給水弁20からの冷水を供給可能としている。しかして、取り込まれた排気は上昇する過程で注水器19からの水にて冷却され、排気中に含まれる水分は凝縮され、除湿された後の排気のみが送風装置16およびヒータ装置15にて再び温風化され、乾燥作用に供給される。
しかるに、筐体1内の上部には前記した給水弁20および風呂水ポンプ21が配設され、洗剤投入ケース22を介して給水管路23が水槽5の上部に連通接続され、つまりドラム7への給水を可能にしている。洗剤投入ケース22は、詳細は略すが予め洗剤等を収納しておくことで、給水に伴ない水槽5およびドラム7へ投入可能としている。従って、給水弁20は前記熱交換器17の水冷手段として、およびドラム7への洗濯水として選択的に切換開閉され、それぞれ給水可能な構成にある。
そして、本実施例では特に洗浄性能の向上を図るべく、洗いやすすぎ運転時に洗濯水を循環する機能を備えている。まず、水槽5の外側にて上下部に連通した循環水管路24を形成しており、一端たる下部は水槽5の底部の前記排水弁11の上流側に接続され、他端たる上部は水槽5の前面開口部5a近傍に連通接続され、その先端開口が前記ドア2の凸面部2aの側面に対向している。具体的には、凸面部2aを形成する円筒状部の一部に、ドラム7内方に指向した平坦部2bを設け、吐出供給された循環水を図示矢印方向に拡散しながらドラム7内の洗濯物(図示せず)に有効に注ぐことができるようにしている。しかして、洗濯水の循環手段として下部に循環ポンプ25を設けるとともに、その上流側にフィルターケース26を配設した構成にある。
なお、洗濯物の重量をセンシングする手段を備えていて、例えば、ドラム7の回転速度を所定値まで上昇させるときに要する時間と、所定回転速度に達した後、モータ9への通電を止めてドラム7が所定の回転速度まで下降するときに要する時間とに基づき、図示しない制御装置を介してモータ負荷たる洗濯物の重量を換算し、所謂洗濯物量検知手段を構成して、例えば洗濯物量を「重」、「中」、「軽」負荷の3段階に検知可能としている。更に、この検知結果に基づき必要な洗濯水位の「高」、「中」、「低」水位から所定の水位が決定され、前記圧力センサ14からなる水位検知手段により所定水位を検知し、前記給水弁20を制御して洗濯物量に応じた給水がなされる。
また、前記した操作パネル3には、図示しないが洗濯条件として複数の運転コース、例えば「標準コース」,「毛布コース」,「節水高速コース」等を選択設定する操作キーや、洗い時間とかすすぎ回数等を個々に設定する操作キー(いずれも図示せず)や、運転開始のスタートキーと兼用とする一時停止キー27など、各種の操作入力手段や表示手段が設けられ、その操作信号は図示しない制御装置に入力され、更には前記した洗濯物量の検知結果等を入力して、予め設定された制御プログラムに基づき自動運転等が実行される。
次いで、図2について説明すると、これは洗い運転をスタートした直後に例えば洗濯物の追加投入するため、前記一時停止キー27を操作して運転を停止し、且つ閉鎖状態のドア2を開放するに際して、前記ドアロック装置4と循環ポンプ25の動作に関する制御内容を開示したもので、特には洗濯条件として運転コース別、更には洗濯物量別に対応して設定した一例を示したものである。
すなわち、一般的な洗濯条件たる図2中に示す「標準コース」においては、洗濯物量に関係なくドアロック解除を可能とする所謂所定時間を設定している。但し、安全性確保のためのドアロックであるため、この実施例では洗い運転の開始から5分間に限りロック解除が可能としている。換言すれば、この所定時間5分を超えるとロック解除不可となり、一時停止キー27を操作しても運転は一時停止するも、ドアロック解除はされずドア2の開放はできなくなる制御内容にある。
なお、ドアロック解除可能とする洗い開始からの所定時間は上記5分に限らないが、長過ぎると残る洗い時間が短かくなり、追加洗濯物に対する十分な洗浄時間が得られないおそれがあり、逆に短かくする場合には追加投入できる機会を逸し易くて使い勝手が悪くなるなどの不具合が考えられ、これらの点を踏まえて設定される。しかして、このロック解除可能時間は、所謂洗濯物の追加投入する適切な時間帯を示すものとも言える。
これに対し、図2中に示す材質や形態など特殊な洗濯物である「毛布コース」では、洗濯物量検知手段を利用することなく、且つドアロック解除可能時間の設定が「なし」とする所謂ロック解除可能時間が0分に相当するもので、つまりロック解除できない制御設定とされている。これは、毛布の負荷としては材質や形態が一般衣類などと大きく異なり、且つ定量的であってドラム7内で「重」負荷に相当するように大きく嵩張るなど、毛布洗いに洗濯物の追加は通常行なわれないこと、および毛布は洗濯水が浸透した状態でも大きく嵩張りドア2背面たる突条面部2aとの間に泡が発生し付着し易いなどの事情を有する。そのため、ドア2を開放不能とすべくドアロック解除可能な時間設定はなく、従ってドア2はロック状態に継続保持され、不用意に開放できない制御内容としている。
一方、循環ポンプ25の制御内容としては、ポンプ動作の開始時間を制御するようにしたもので、図2中に示す洗濯条件が「標準コース」において、動作開始時間を洗濯物量に応じて変更するよう制御しており、例えば洗濯物量が最も多い「重」負荷では循環ポンプ25の動作開始は、洗い運転が開始されてから5分後に行なうべく設定されている。これに対し、洗濯物量「中」および「軽」負荷では洗い運転の開始直後にポンプ動作が開始されるようにしている。また、「毛布コース」では前記したようにドア2はロックされたまま開放できないので、洗濯物量に関係なく常に洗い運転の開始直後にポンプ動作が開始される制御内容であることを示している。このような、運転コースおよび洗濯物量に応じてポンプ動作の開始時間が異なる設定とする理由等については、以降の作用説明の項において詳述するが、いずれもドア2の開放時に前記した泡垂れを生じないことを目的としたものである。
次に、上記構成のドラム式洗濯機の作用について、特に図1に示す要部のフローチャートに基づき説明する。このフローチャートは、運転スタートから洗い動作に至る制御内容につき開示したもので、まず操作パネル3の図示しない操作キーにより運転コース等の洗濯条件を設定した後、スタートキー兼用一時停止キー27を操作して運転スタートすると、ドアロック装置4が施錠動作して投入口を閉鎖状態にあるドア2を開放不能にロックする(ステップS1)。次いで、ステップS2ではドラム2内に投入された洗濯物の重量センシングが行なわれ、所謂洗濯物量検知が行なわれるとともに該洗濯物量に応じた洗濯水位が決定され、次ステップS3では給水弁20が開放動作して洗剤投入ケース22を経て収納貯留されていた洗剤とともに給水管路23から水槽5従ってドラム7内に供給され、水位検知手段たる圧力センサ14により所定の水位まで給水される。
そして、ステップS4に移行し、ここで先の洗濯物量の検知結果が「重」負荷であるか否かが判定され、「重」負荷の場合には「YES」の判定に基づきステップS5に移行し、ドラム7が回転駆動され洗濯物はタンブリング動作による洗い運転が開始される。なお、通常の洗い運転であれば同時に循環ポンプ25も駆動されるのであるが、ここでは未だ動作しない。しかるに、ステップS6に移行し、ここでは上記洗い開始を起点としてタイマカウントされた洗い運転が5分経過したか否か監視され、5分経過により「YES」判定されると、ここで循環ポンプ25が駆動され洗濯水を循環するポンプ動作を開始する(ステップS7)。従って、ドラム7内でタンブリング動作を繰り返す洗濯物に対し、循環水管路24から洗濯水が吐出されドア2の背面側の平坦部2bに衝突拡散して、ドラム7内方の洗濯物に対し上方から注ぎ、以って洗濯物に洗濯水をむらなく効果的に浸透させ、洗剤の洗浄力とともに効率の良い洗浄作用が得られる。
このように、洗濯物量が「重」負荷である場合には、図2から理解できるように洗い開始から5分間以内であればドアロック解除できるので、洗濯物を追加するとて一時停止キー27を操作すると、ドラム7の回転による洗い運転は停止し、且つドアロック装置4がロック解除動作してドア2を開放可能となる。このとき、循環ポンプ25は上記の如く洗い開始から5分後に動作開始のため、未だポンプ動作していない。
このことは、洗濯物量が多いほどドア2の背面たる凸面部2aと長く接触して発泡し易く且つ付着し易い傾向にあるのに対し、洗い開始から5分間経過するまではポンプ動作していないので、洗濯水を循環させることに基づく多量の発泡現象を回避できる。以って、洗濯物量が多くてもドア2の背面たる凸面部2aへの泡の付着が軽減され、この状態でドア2を開放してもドア2から泡が床面に垂れることがない。
このことは、洗濯物量が多いほどドア2の背面たる凸面部2aと長く接触して発泡し易く且つ付着し易い傾向にあるのに対し、洗い開始から5分間経過するまではポンプ動作していないので、洗濯水を循環させることに基づく多量の発泡現象を回避できる。以って、洗濯物量が多くてもドア2の背面たる凸面部2aへの泡の付着が軽減され、この状態でドア2を開放してもドア2から泡が床面に垂れることがない。
これに対し、図1のステップS4において洗濯物量が「中」或いは「軽」負荷と判定された場合、すなわち「NO」と判定されると、ステップS8に移行し前記ステップS5と同様のドラム7の回転駆動による洗い運転が開始されるとともに、この場合は直ちに前記ステップS7に進み循環ポンプ25によるポンプ動作が開始される。所謂この洗濯物量が少ないケースでは、図2に開示したように洗い開始に伴ない、すぐさま循環ポンプ25が駆動され効果的な洗浄作用を実行できるようにしている。これは、洗濯物が少量のためドア2の凸面部2aとの間に長い接触が行なわれることがなくて、循環水の衝突等による発泡があっても凸面部2aに多く付着することがないためで、従って洗い開始後一時停止操作に続いてドア2を開放しても泡が垂れるおそれが極めて少ないのである。
上記「標準コース」に対し、「毛布コース」のフローチャートは図示しないが、前記図2に基づき説明したように通常洗濯物の追加がなされないこと等に基づき、ドアロック装置4の解除動作は不能としているので、一時停止操作が行なわれて運転が一時停止してもドア2の開放はできない。従って、循環ポンプ25も洗い開始直後からポンプ動作を開始するもので、例えば図1に示すステップS3の所定水位まで給水された後、直ちにステップS8,ステップS7に移行して洗いとポンプ動作が開始され、且つ一時停止キー27が操作されてもドアロック装置4のロック解除動作の信号は出力しないよう制御される。
上記第1実施例によれば、次のような効果を得ることができる。
本実施例では、洗濯物を入れ忘れた場合など運転開始後にドア2を再び開放し、洗濯物を追加投入したい場合に対処できるように、洗い運転時に循環ポンプ25が駆動され、ドアロック装置4が動作してドア2をロック状態に保持する構成において、このロック状態を一時停止キー27の操作により洗い運転開始から所定時間(例えば、5分間)内に限りロック解除可能とするとともに、前記循環ポンプ25の洗い開始からの動作開始時間を洗濯物量の検知結果に応じて変更するようにしたものである。
本実施例では、洗濯物を入れ忘れた場合など運転開始後にドア2を再び開放し、洗濯物を追加投入したい場合に対処できるように、洗い運転時に循環ポンプ25が駆動され、ドアロック装置4が動作してドア2をロック状態に保持する構成において、このロック状態を一時停止キー27の操作により洗い運転開始から所定時間(例えば、5分間)内に限りロック解除可能とするとともに、前記循環ポンプ25の洗い開始からの動作開始時間を洗濯物量の検知結果に応じて変更するようにしたものである。
この結果、まずドアロック装置4のドアロック解除可能とする所定時間を設定したので、このドア2の開放は安全性など特に不具合なく適切な洗濯物の追加時期として有効である。そして、ドラム7の回転による洗い運転開始後に洗濯物を追加投入したい場合など、ドア2を開放したい場合には、操作パネル3に設けた一時停止手段としての一時停止キー27を押圧操作すると、ドラム7の回転による洗い運転は一時停止するとともに、上記所定時間内に限りドアロック解除が行なわれ、ドア2を開放することができる。
しかるに、一時洗い運転停止直後にドア2を開放したとき、洗い運転時に発生した泡がドア2の背面たる凸面部2aに付着した状態で開放される場合があり、この場合には泡が垂れて床面を汚すことになる。特に、洗濯物量が多いほど泡がドア2の凸面部2aに付着し易い上に、ドラム式洗濯機の洗浄性能の向上を図るに有効な洗濯水の循環動作は、ドラム7内に吐出供給される際に発泡し易いとする事情を有する。そこで、本実施例では特に循環ポンプ25の動作開始時間を制御するとともに、洗濯物量の影響も考慮した設定内容としてドア2の背面に泡が付着する現象の改善を図り得たものである。
すなわち、泡垂れのないドア2の開放ができるように、図2に示した如き洗濯条件である運転コースや洗濯物量に応じて異なる制御内容とし、併せてドアロック解除時間についても運転コースに応じた制御内容とした。例えば、「標準コース」では洗い開始から5分間がドアロック解除可能とするとともに、循環ポンプ25の動作開始時間については更に洗濯物量を考慮した時間設定としたもので、特にドア2背面の凸面部2aに泡が付着し易い「重」負荷の場合には、洗い開始から5分後に循環ポンプ25が動作するようにした。従って、ドアロック解除が可能なドア2の開放可能な時間帯に、循環ポンプ25が動作することがないので、凸面部2aとの間の泡の発生や付着を抑え、泡垂れのないドア2の開放が期待できる。
但し、洗濯物量が「重」負荷以外の軽量の場合には、循環水による発泡し易い傾向にあるものの、洗濯物量が少ないためドア2の凸面部2aと接触する時間や頻度も少なく、ドア2背面に泡が付着する現象は希有となり、ドア2の開放時に泡垂れすることがない。従って、この場合には循環ポンプ25は洗い開始直後から駆動されて洗濯水の循環が行なわれ、少量の水にて本来の洗浄性能の向上に寄与させることができる。
ところで、運転コースの「毛布コース」は、「標準コース」などの一般的な運転コースにおける衣類などの洗濯物とは異なる材質および形態にあり、負荷としても定量的でドラム7内では水が浸透しても依然として大きく嵩張った状態を呈するものである。従って、更に洗濯物を追加する使用形態はなく、しかもドア2の凸面部2bとも常に接触し易い状態にあって発泡し易く、ドア2背面に付着し易い状態にある。このため、ドア2を開放することは不可とすべくドアロック装置4の解除可能時間は図2中に示す「なし」(洗い開始から0分に相当)による解除不可とし、一方循環ポンプ25は洗い開始直後から動作開始させ、本来の洗浄性能の向上を図るようにしている。
なお、この洗濯条件としての運転コースは、上記実施例で述べた「標準コース」、「毛布コース」以外に、例えば「節水高速コース」、「念入りコース」、「つけおきコース」など種々考えられ、且つ各コース特有の事情など考慮してドアロック解除可能時間や、ポンプ動作開始時間を適宜設定すればよい。
また、上記実施例ではポンプ動作開始時間は洗濯物量別に設定したが、ドアロック解除可能時間は、特殊な「毛布コース」を除き洗濯物量の多少に関係なく一定の所定時間(実施例では、5分間)に設定している。しかしながら、このドアロック解除に関する時間にあっても洗濯物量別に変更可能として、ドア2の開放時における泡垂れを防ぐようにすることも可能で、例えば具体例として図4ないし図7に他の実施例として示しており、以下に説明する。
また、上記実施例ではポンプ動作開始時間は洗濯物量別に設定したが、ドアロック解除可能時間は、特殊な「毛布コース」を除き洗濯物量の多少に関係なく一定の所定時間(実施例では、5分間)に設定している。しかしながら、このドアロック解除に関する時間にあっても洗濯物量別に変更可能として、ドア2の開放時における泡垂れを防ぐようにすることも可能で、例えば具体例として図4ないし図7に他の実施例として示しており、以下に説明する。
(第2の実施の形態)
まず、図4および図5は本発明の第2実施例を示したもので、図4は途中一時停止操作された場合を含む要部のフローチャート、図5は洗濯物量に対応したドアロック解除までの時間との関係を示したものである。なお、洗濯機の構成は上記第1実施例と共通につき同一符号を用いて説明は省略する。
このものは、一時停止操作されたとき、洗い運転開始から所定時間経過後においてドアロック装置4をロック解除できるようにしたものである。すなわち、洗い開始当初の洗濯物は未だ洗濯水が十分に浸透していないため、体積が大きく嵩張った状態にあることから、ドア2の背面たる凸面部2aと接触する度合が大きく、泡が発生し易く且つ付着し易い事情にあり、しかも洗濯物量が多いほどその傾向が強くなることは容易に理解できる。
まず、図4および図5は本発明の第2実施例を示したもので、図4は途中一時停止操作された場合を含む要部のフローチャート、図5は洗濯物量に対応したドアロック解除までの時間との関係を示したものである。なお、洗濯機の構成は上記第1実施例と共通につき同一符号を用いて説明は省略する。
このものは、一時停止操作されたとき、洗い運転開始から所定時間経過後においてドアロック装置4をロック解除できるようにしたものである。すなわち、洗い開始当初の洗濯物は未だ洗濯水が十分に浸透していないため、体積が大きく嵩張った状態にあることから、ドア2の背面たる凸面部2aと接触する度合が大きく、泡が発生し易く且つ付着し易い事情にあり、しかも洗濯物量が多いほどその傾向が強くなることは容易に理解できる。
ところが、洗い運転が進行するに伴ない循環ポンプ25による洗濯水の循環供給を受けて洗濯物は湿潤して重くなり、タンブリング動作が行なわれる中、ドラム7の中央部分は空洞化傾向となり、洗濯物はドア2の凸面部2aとは徐々に離間した動作状態へと移行する。従って、所定時間経過後には前記したようなドア2の凸面部2aとの間の発泡とか、泡が付着する傾向は減少する。
このような、ドア2背面における泡の発生および付着、そして洗い時間が経過するに伴ない減少する現象は、洗濯物が比較的少量の場合でも起こり得るものであるが、多量な場合ほど発泡し易くて且つドア2の凸面部2aから離間する状態に至るにも時間を要することになる。つまり、泡の減少速度が遅くなることからドア2を開放するためのドアロック解除までの時間も、長く(遅くなるように)設定することになる。
このような、ドア2背面における泡の発生および付着、そして洗い時間が経過するに伴ない減少する現象は、洗濯物が比較的少量の場合でも起こり得るものであるが、多量な場合ほど発泡し易くて且つドア2の凸面部2aから離間する状態に至るにも時間を要することになる。つまり、泡の減少速度が遅くなることからドア2を開放するためのドアロック解除までの時間も、長く(遅くなるように)設定することになる。
図5は、上記事情を踏まえて洗濯物量に応じて設定されたドアロック解除までの所定時間を示したものである。すなわち、洗濯物量が「重」負荷の場合には、洗い開始から10分(所定時間)経過後にドアロック装置4のロック解除が行なわれることを示しており、従って当然ながら10分経過するまではドアロックは継続され解除不可の状態に維持されている。斯くして、一時停止キー27が操作され洗い開始から10分経過すれば、ドアロックは解除されドア2を開放可能状態とすることができる。
上記同様に、洗濯物量が「中」負荷の場合には、ドアロック装置4のロック解除までの所定時間は「重」負荷より短い5分(経過後)に設定してある。これは、ドア2背面への泡の付着量が少なくなるからであり、更に同「軽」負荷の場合には、運転当初からドア2背面への泡の付着が一層少なくて泡垂れの心配がないことから、洗い運転の開始直後からロック解除可能に設定してあって、一時停止キー27の操作により直ちにロック解除され、ドア2を開放できるようにしたもので、この場合の所定時間は0分に相当する。
以下、上記構成の作用につき図4に示すドアロック解除までのフローチャートに基づき説明すると、まず運転コース等の洗濯条件を設定した後、スタートキー兼用一時停止キー27を操作して運転スタートすると、ドアロック装置4が施錠動作して投入口を閉鎖した状態にドア2をロックする(ステップR1)。次いで、ステップR2ではドラム2内に投入された洗濯物の重量センシングが行なわれ、洗濯物量が検知されるとともに該洗濯物量に応じた洗濯水位が決定され、ステップR3では給水弁20が開放動作して洗剤投入ケース22を経て洗剤とともに給水管路23から水槽5内に給水され、水位検知手段たる圧力センサ14により所定の水位まで給水される。
所定水位までの給水を終えると、ドラム7が回転駆動して洗い運転が開始されるとともに、循環ポンプ25が動作して洗濯水が循環され洗濯物に注がれる(ステップR4)。従って、途中運転停止などの特別な操作がなければ選択設定されたコース設定に基づき、例えば洗い,すすぎ,脱水,更には乾燥運転が自動的に進行し、所望の運転コースが実行される。
しかるに、上記ステップR4の洗い開始後において、例えば洗濯物の入れ忘れにより追加投入すべく、図示するように一時停止キー27を操作すると(ステップR5)、次ステップR6において先のステップR2の検知結果に基づき洗濯物量が「重」負荷であるか否かの判定が行なわれる。今、「重」負荷とする「YES」判定の場合には、ステップR7に移行し、ここでは先のステップR4の洗い開始から所定時間として10分経過したか否かが監視されていて、10分経過したと判定されると(「YES」)、ステップR8に移行しドアロック装置4によるドア2のロックが解除され、ドア2が開放可能状態となる。すなわち、前記図5において述べたように「重」負荷に応じた所定時間としてのドアロック解除までの時間が、洗い開始から10分後とする設定内容に基づき制御される。
これに対し、上記ステップR6において「重」負荷でなく「NO」と判定された場合には、ステップR9に移行し「中」負荷であるか否かが判定され、「中」負荷の「YES」判定の場合にはステップR10に移行する。ここでは、洗い開始からの所定時間として5分経過したか否かが監視されていて、前記図5に開示したところの5分が経過したと判定されると(「YES」)、前記ステップR8に移行しドアロック装置4によるドア2のロックが解除され、ドア2が開放可能状態となる。更に、ステップR9において「中」負荷でなく「NO」と判定された場合、所謂「軽」負荷と判定された場合には、ドアロック解除までの時間設定はなく(0分相当)洗い開始直後からドアロック解除可能に設定されているので、前記ステップR8に移行して直ちにドアロックが解除され、ドア2を開放することができる。
このように、洗い開始に伴ない洗濯物に洗濯水が浸透し湿潤するにつれ、洗濯物の嵩張った状態から体積が小さくなる形態変化が、ドア2の凸面部2aとの間における泡の発生や付着する現象との関係を求め、洗い開始から所定時間たるドアロック解除までの時間を設定し、該時間経過後にドアロックを解除することで、ドア2背面への泡の付着を減少できてドア2開放時に泡垂れする不具合を解消できるようにしたものである。加えて、洗濯物量に応じて所定時間を変更するようにしたので、特に泡が付着し易くて泡垂れを起こし易い洗濯物量が多い「重」負荷の場合にも、より確実に泡垂れを防止でき、また泡垂れ傾向が少ない「軽」負荷の場合には、速やかにロック解除しドア2を開放できて使い勝手を良好とすることができる。
(変形例)
図6および図7は、上記第2実施例に対する変形例を示したもので、このものは上記実施例がドアロック解除までの時間を洗い開始を起点としてタイマカウントしたのに対し、一時停止キー27の操作時点からタイマカウントした制御内容とした点で異なるものである。しかして、図6は上記実施例の図4相当図で、図中同一部分には同一符号を付して説明を簡略化し、また図7は同図5相当図である。
図6および図7は、上記第2実施例に対する変形例を示したもので、このものは上記実施例がドアロック解除までの時間を洗い開始を起点としてタイマカウントしたのに対し、一時停止キー27の操作時点からタイマカウントした制御内容とした点で異なるものである。しかして、図6は上記実施例の図4相当図で、図中同一部分には同一符号を付して説明を簡略化し、また図7は同図5相当図である。
以下、まず図7に基づき説明すると、この図7は一時停止キー27を操作してからドアロックを解除できるまでの時間(所定時間)を設定するとともに、この所定時間を洗濯物量に応じて変更する制御内容を示している。
すなわち、洗濯物量が「重」負荷の場合には、一時停止キー27の操作時点から所定時間たる40秒経過後にドアロック装置4のロック解除が行なわれることを示しており、従って当然ながら40秒経過するまではドアロックは継続され解除不可の状態に維持されている。斯くして、一時停止キー27が操作されると洗い運転は停止されるが、ドアロックは直ちに解除されるのではなく、一時停止から40秒経過した後にドアロックが解除され、そしてドア2を開放操作することで洗濯物を追加投入することができる。
すなわち、洗濯物量が「重」負荷の場合には、一時停止キー27の操作時点から所定時間たる40秒経過後にドアロック装置4のロック解除が行なわれることを示しており、従って当然ながら40秒経過するまではドアロックは継続され解除不可の状態に維持されている。斯くして、一時停止キー27が操作されると洗い運転は停止されるが、ドアロックは直ちに解除されるのではなく、一時停止から40秒経過した後にドアロックが解除され、そしてドア2を開放操作することで洗濯物を追加投入することができる。
また、洗濯物量が「中」負荷の場合には、上記同様にドアロック装置4のロック解除までの所定時間は、「重」負荷に比しドア2背面への泡の付着量が少なくなるから短い時間の20秒(経過後)に設定され、更に同「軽」負荷の場合には、当初からドア2背面への泡の付着が一層少なくて問題ないことから、一時停止直後(所定時間は0秒に相当)にロック解除されるように設定してあり、従ってこの場合には一時停止キー27の操作に続いて直ちにドア2を開放できる。
次いで、上記構成の作用について図6に示すドアロック解除までのフローチャートに基づき説明すると、上記第2実施例の図4と同一部分には同一符号を付して示すように運転スタート以後、一時停止キー27が操作され(ステップR5)、洗濯物量が「重」負荷であるか否か判定するステップR6までは共通である。しかして、以降詳述すると洗濯物量が「重」負荷とする「YES」の判定の場合には、ステップT1に移行する。
ここでは、先のステップR5の一時停止操作されてからの所定時間たる40秒経過したか否かが監視されていて、経過したと「YES」判定されると、ステップR8に移行しドアロック装置4によるドア2のロックが解除され、ドア2が開放可能状態となる。すなわち、前記図7において述べたように「重」負荷に応じた所定時間としてのドアロック解除までの時間が、一時停止から40秒後とする設定内容に基づき制御され、該時間の経過によりドア2背面に泡の付着を回避したドア2の開放が可能となる。
これに対し、上記ステップR6において「重」負荷でなく「NO」と判定された場合には、ステップR9に移行し「中」負荷であるか否かが判定され、「中」負荷の「YES」の場合にはステップT2に移行する。ここでは、前記図7に開示したように一時停止から所定時間たるドアロック解除までの時間20秒が経過したか否かが監視されていて、20秒経過したと判定されると(「YES」)、前記ステップR8に移行しドアロック装置4によるドア2のロックが解除され、泡垂れを回避したドア2の開放が可能となる。
更には、ステップR9において「中」負荷でなく「NO」と判定された場合、所謂「軽」負荷と判定された場合には、泡の付着が極少ないことからドアロック解除までの所定時間はなく(0秒相当)、一時停止操作後ドアロックは解除可能に設定されていて、従ってこの場合には前記ステップR8に移行して直ちにドアロックは解除され、ドア2を泡垂れなく開放することができる。
このように、変形例においても上記実施例と同様に洗濯物の追加投入等のためにドア2を開放したとき、該ドア2の背面に付着した泡が床面に垂れて汚すことを防止できる。しかも、このものでは所定時間たるドアロック解除までの時間の起点を、ドア2の開放を目的とした一時停止キー25の操作時点としたので、使用者にとってもドアロック解除までの待ち時間(所定時間)が把握し易くて使い勝手が良くなる点で有利である。
なお、本発明は上記し且つ図面に示した各実施例に限定されることなく、例えば乾燥機能を備えていないドラム式洗濯機でも良いことはもとより、上記より更に具体的な洗濯物量区分としたり、ポンプ動作開始時間やドアロック解除までの時間設定も種々変更して実施可能であり、また上記以外の他の洗濯条件など複合的な組合せも考えられるなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で具体的に種々変更して実施できるものである。
図面中、1は筐体、1a,5a,7aは開口部(投入口)、2はドア、2aは凸面部(背面)、3は操作パネル、4はロック装置、5は水槽、7はドラム、24は循環水管路、25は循環ポンプ、および27は一時停止キー(一時停止手段)を示す。
Claims (4)
- 洗濯物量検知手段、洗濯物を収容し回転駆動されるドラム、ドラムへの洗濯物投入口を開閉するドアを閉鎖状態にロックするドアロック装置、前記ドラムに対し洗濯水を循環する循環ポンプ、運転を一時停止可能な一時停止手段等を備え、
洗い運転時には前記循環ポンプが駆動され、前記ドアロック装置が動作してドアをロックし、且つこのロック状態を前記一時停止手段の操作により洗い運転開始から所定時間内に限りロック解除可能とするとともに、前記循環ポンプの動作開始時間を洗濯物量の検知結果に応じて変更するようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。 - 洗濯物を収容し回転駆動されるドラム、ドラムへの洗濯物投入口を開閉するドアを閉鎖状態にロックするドアロック装置、前記ドラムに対し洗濯水を循環する循環ポンプ、運転を一時停止可能な一時停止手段、選択的に実行可能な複数の運転コース等を備え、
洗い運転時には前記循環ポンプが駆動され、前記ドアロック装置が動作してドアをロックし、且つこのロック状態を前記一時停止手段の操作により洗い運転開始から所定時間内に限りロック解除可能とするとともに、前記循環ポンプの動作開始時間を前記運転コースに応じて変更するようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。 - 洗濯物量検知手段、洗濯物を収容し回転駆動されるドラム、ドラムへの洗濯物投入口を開閉するドアを閉鎖状態にロックするドアロック装置、前記ドラムに対し洗濯水を循環する循環ポンプ、運転を一時停止可能な一時停止手段等を備え、
洗い運転時には前記循環ポンプが駆動され、前記ドアロック装置が動作してドアをロックし、且つこのロック状態を前記一時停止手段の操作により洗い運転開始から所定時間経過後にロック解除可能とするとともに、このロック解除可能とする前記所定時間を洗濯物量の検知結果に応じて変更するようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。 - 洗濯物量検知手段、洗濯物を収容し回転駆動されるドラム、ドラムへの洗濯物投入口を開閉するドアを閉鎖状態にロックするドアロック装置、前記ドラムに対し洗濯水を循環する循環ポンプ、運転を一時停止可能な一時停止手段等を備え、
洗い運転時には前記循環ポンプが駆動され、前記ドアロック装置が動作してドアをロックし、且つこのロック状態を前記一時停止手段の操作によりロック解除可能とするとともに、このロック解除されるまでの時間を洗濯物量の検知結果に応じて変更するようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004301432A JP2006110146A (ja) | 2004-10-15 | 2004-10-15 | ドラム式洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004301432A JP2006110146A (ja) | 2004-10-15 | 2004-10-15 | ドラム式洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006110146A true JP2006110146A (ja) | 2006-04-27 |
Family
ID=36379151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004301432A Pending JP2006110146A (ja) | 2004-10-15 | 2004-10-15 | ドラム式洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006110146A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008259633A (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Sharp Corp | 洗濯機 |
CN111771022A (zh) * | 2018-03-12 | 2020-10-13 | 美诺两合公司 | 用于操作洗衣机的方法及洗衣机 |
-
2004
- 2004-10-15 JP JP2004301432A patent/JP2006110146A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008259633A (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Sharp Corp | 洗濯機 |
CN111771022A (zh) * | 2018-03-12 | 2020-10-13 | 美诺两合公司 | 用于操作洗衣机的方法及洗衣机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8495778B2 (en) | Washing machine and washing control method of the same | |
JP5259441B2 (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP4691059B2 (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JP2012090829A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP3659836B2 (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP2014212886A (ja) | 洗濯機 | |
TW202016392A (zh) | 洗衣機 | |
TW202016391A (zh) | 洗衣機 | |
JPH10127979A (ja) | ドラム式乾燥洗濯機 | |
JP5377189B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP2007222194A (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JP3436729B2 (ja) | ドラム式洗濯乾燥機 | |
JP2006000387A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
TWI638924B (zh) | Washing machine | |
JP2006110146A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP2015080559A (ja) | 洗濯機 | |
KR101103090B1 (ko) | 세탁기 | |
JP2006043259A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP2021146140A (ja) | 洗濯機 | |
TW202016390A (zh) | 洗衣機 | |
JP4455637B2 (ja) | 洗濯機 | |
KR101055740B1 (ko) | 세탁장치 및 이를 이용한 세탁방법 | |
JP2004016399A (ja) | 洗濯機 | |
JP2004344238A (ja) | 衣類乾燥機 | |
JP3962621B2 (ja) | 洗濯乾燥機 |