JP2006109565A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】必要な出力電圧の数が増加しても、出来るだけキャパシタの数を削減することで、実装面積を小さくし、制作費用の低減化を実現できるDC−DCコンバータの提供。
【解決手段】第1のタイミングでは、MOSトランジスタSW1、SW5のみオンさせ、キャパシタC1を入力電圧VINにより充電させる。第2のタイミングでは、MOSトランジスタSW2、SW3のみオンさせ、入力電圧VINとキャパシタC1の充電電圧VINとの和の電圧2VINが、正の出力電圧VOUT1となる。第3のタイミングでは、第1のタイミングと同様にキャパシタC1の充電を行う。第4のタイミングでは、MOSトランジスタSW4、SW6のみオンさせ、グランドGNDとキャパシタC1の充電電圧VINとの差の電圧−VINが、負の出力電圧−VOUT1となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば液晶パネル用の電源等に使用され、入力直流電圧に基づいて任意の出力直流電圧に変換するDC−DCコンバータに関するものである。
従来、この種のDC−DCコンバータの一例としては、チャージポンプ型のDC−DCコンバータが知られている(例えば、特許文献1)。
図19は、従来の正電圧出力の1段チャージポンプ型DC−DCコンバータの概略回路図である。このDC−DCコンバータは、図19に示すように、タイミング信号生成回路TG1と、このタイミング信号生成回路TG1からの出力に基づいてオンオフ制御されるMOSトランジスタSW1〜SW4と、MOSトランジスタSW1〜SW4のスイッチング動作により入力電圧VINから2倍の正の電圧を生成するためのキャパシタC1、C2 と、正電圧用のレベルシフタLS1〜LS4とを備えている。
MOSトランジスタSW1 〜SW3はP型MOSトランジスタであり、MOSトランジスタSW4はN型MOSトランジスタである。レベルシフタLS1 〜LS4は、図20に示すように、MOSトランジスタL1〜L6で構成される。MOSトランジスタL1、L3、L5はP型MOSトランジスタであり、MOSトランジスタL2、L4、L6はN型MOSトランジスタである。また、レベルシフタLS1〜LS4は、高電位側の電源VHIと低電位側の電源VLO とグランドGNDによって動作する。
次に、このような構成からなるDC−DCコンバータの動作について、図21〜図23を参照して説明する。
タイミング信号生成回路TG1は、キャパシタC2からキャパシタC1に向かって流れる逆電流を防止するため、ノーオーバーラップ・クロックであるタイミング信号Φ1、Φ2とその反転信号Φ1B、Φ2Bとをそれぞれ生成する。
タイミング信号Φ1、Φ1Bは、レベルシフタLS1、LS4に入力し、電圧を変換することによって、制御信号ΦSW1、ΦSW4となる。また、タイミング信号Φ2Bは、レベルシフタLS2、LS3に入力し、電圧を変換することによって、制御信号ΦSW2、ΦSW3となる。図21に示すような、制御信号ΦSW1〜ΦSW4がMOSトランジスタSW1〜SW4のゲートに供給され、これにより、MOSトランジスタSW1〜SW4がオンオフ制御される。
このような制御により、図21に示す期間T1では、MOSトランジスタSW1、SW4がオンし、MOSトランジスタSW2、SW3がオフした状態になる。すなわち、期間T1における等価回路は図22に示すようになり、キャパシタC1は入力電圧VINにより充電され、キャパシタC1の一端側の電位VC1+は入力電圧VINとなり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−はグランドGNDとなる。これと同時に、正の出力電圧VOUT1はキャパシタC2の両端の電圧となる。
一方、図21に示す期間T2では、MOSトランジスタSW2、SW3がオンし、MOSトランジスタSW1、SW4がオフした状態になる。すなわち、期間T2における等価回路は図23に示すようになり、キャパシタC1の一端側の電位VC1+は出力電圧VOUT1となり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−は入力電圧VINとなる。この時、キャパシタC1の電荷がキャパシタC2へ移動し、入力電圧VINとキャパシタC1の充電電圧VINとの和の電圧2VINが、正の出力電圧VOUT1となる。
また、図21に示す期間T0では、MOSトランジスタSW1〜SW4がオフした状態になり、キャパシタC1とキャパシタC2の間で電荷の移動がなくなる。そのため、期間T1と期間T2が切り替わる時に、キャパシタC2からキャパシタC1へ向かって流れる逆電流を防止する。
このとき、グランドGNDを0Vとすると、正の出力電圧VOUT1は、次の(1) 式のようになり、期間T1と期間T2の動作を期間T0の動作を挟んで繰り返すことにより、出力電圧を維持することができる。
VOUT1 =VIN×2 ・・・(1)
上記のように、正電圧出力の1段チャージポンプ型DC−DCコンバータは入力電圧の2倍の電圧を生成するために、2個のキャパシタを必要とする。同様に、正電圧出力のN段チャージポンプ型DC−DCコンバータでは、出力電圧VOUTNは、次の(2) 式のようになり、必要とするキャパシタの個数は、次の(3) 式のようになる。
VOUTN =VIN×(N+1) ・・・(2)
キャパシタの個数 =N+1 ・・・(3)
次に、従来の負電圧出力のチャージポンプ型DC−DCコンバータについて、図24〜図28を参照して説明する。
図24は、従来の負電圧出力の1段チャージポンプ型DC−DCコンバータの概略回路図である。このDC−DCコンバータは、図24に示すように、タイミング信号生成回路TG1と、このタイミング信号生成回路TG1からの出力に基づいてオンオフ制御されるMOSトランジスタSW5〜SW8と、MOSトランジスタSW5〜SW8のスイッチング動作により入力電圧VINから−1倍の負の電圧を生成するためのキャパシタC3、C4と、正電圧用のレベルシフタLS5、LS6と、負電圧用のレベルシフタLS7、LS8とを備えている。
MOSトランジスタSW5はP型MOSトランジスタであり、MOSトランジスタSW6〜SW8はN型MOSトランジスタである。レベルシフタLS5、LS6は、図20に示すように、MOSトランジスタL1〜L6で構成される。また、レベルシフタLS7、LS8は、図25に示すように、MOSトランジスタL7〜L12で構成される。MOSトランジスタL7、L9、L11はP型MOSトランジスタであり、MOSトランジスタL8、L10、L12はN型MOSトランジスタである。レベルシフタLS5〜LS8は、高電位側の電源VHIと低電位側の電源VLOと入力電圧VINによって動作する。
次に、このような構成からなるDC−DCコンバータの動作について、図26〜図28を参照して説明する。
タイミング信号生成回路TG1は、キャパシタC3からキャパシタC4に向かって流れる逆電流を防止するため、ノーオーバーラップ・クロックであるタイミング信号Φ1、Φ2とその反転信号Φ1B、Φ2Bを生成する。
タイミング信号Φ1、Φ1Bは、レベルシフタLS5、LS7に入力し、電圧を変換することによって、制御信号ΦSW5、ΦSW7となる。また、タイミング信号Φ2、Φ2Bは、レベルシフタLS6、LS8に入力し、電圧を変換することによって、制御信号ΦSW6、ΦSW8となる。図26に示すような、制御信号ΦSW5〜ΦSW8がMOSトランジスタSW5〜SW8のゲートに供給され、これにより、MOSトランジスタSW5〜SW8がオンオフ制御される。
このような制御により、図26に示す期間T1では、MOSトランジスタSW5、SW7がオンし、MOSトランジスタSW6、SW8がオフした状態になる。すなわち、期間T1における等価回路は図27に示すようになり、キャパシタC3は入力電圧VINにより充電され、キャパシタC3の一端側の電位VC3+は入力電圧VINとなり、キャパシタC3の他端側の電位VC3−はグランドGNDとなる。これと同時に、負の出力電圧−VOUT1はキャパシタC4の両端の電圧となる。
一方、図26に示す期間T2では、MOSトランジスタSW6、SW8がオンし、MOSトランジスタSW5、SW7がオフした状態になる。すなわち、期間T2における等価回路は図28に示すようになり、キャパシタC3の一端側の電位VC3+はグランドGNDとなり、キャパシタC3の他端側の電位VC3−は出力電圧−VOUT1となる。この時、キャパシタC3の電荷がキャパシタC4へ移動し、グランドGNDとキャパシタC3の充電電圧VINとの差の電圧−VINが、負の出力電圧−VOUT1となる。
また、図26に示す期間T0では、MOSトランジスタSW5〜SW8がオフした状態になり、キャパシタC3とキャパシタC4の間で電荷の移動がなくなる。そのため、期間T1と期間T2が切り替わる時に、キャパシタC3からキャパシタC4へ向かって流れる逆電流を防止する。
このとき、グランドGNDを0Vとすると、負の出力電圧−VOUT1は、次の(4) 式のようになり、期間T1と期間T2の動作を期間T0の動作を挟んで繰り返すことにより、出力電圧を維持することができる。
−VOUT1 =VIN×−1 ・・・(4)
上記のように、負電圧出力の1段チャージポンプ型DC−DCコンバータは入力電圧の−1倍の電圧を生成するために、2個のキャパシタを必要とする。同様に、負電圧出力のN段チャージポンプ型DC−DCコンバータでは、出力電圧−VOUTNは、次の(5) 式のようになり、必要とするキャパシタの個数は、次の(6) 式のようになる。
−VOUTN =VIN×−1×N ・・・(5)
キャパシタの個数 =N+1 ・・・(6)
特開2002−305871号公報
上述したように、従来のチャージポンプ型のDC−DCコンバータにおいては、必要とする正の出力電圧または負の出力電圧が多くなればなるほど、その出力電圧を生成するために必要なキャパシタの個数が増加する。その結果、DC−DCコンバータの実装面積が大きくなり、コストも高くなるという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、必要な出力電圧の数が増加しても、出来るだけキャパシタの数を削減することで、実装面積を小さくし、制作費用の低減化を実現できるDC−DCコンバータを提供することにある。
上記の課題を解決し本発明の目的を達成するために、請求項1〜請求項8に係る各発明は、以下のように構成した。
すなわち、請求項1に係る発明は、入力電圧が入力される入力端子と、第1及び第2の電極を有するキャパシタと、所望の電圧を出力する複数の出力端子と、第1のタイミングで、前記キャパシタの第1の電極を前記入力端子に接続し、前記キャパシタの第2の電極をグランドに接続して前記入力電圧で前記キャパシタを充電する第1及び第2のスイッチと、前記第1のタイミングに続く複数のタイミングで、前記キャパシタの第1の電極および第2の電極のいずれか一方の電極を、前記複数の出力端子のうちの所定の1つに接続し、他方の電極を前記入力端子、グランドまたは前記複数の出力端子のうちの所定の他の1つに接続する第3及び第4以降のスイッチと、を備え、前記第1のタイミングと、前記第1のタイミングに続く複数の各タイミングとを交互に動作させて、前記複数の出力端子にそれぞれ異なる電圧を出力するようになっている。
請求項2に係る発明は、入力電圧が入力される入力端子と、第1及び第2の電極を有するキャパシタと、所望の電圧を出力する第1および第2の出力端子と、第1のタイミングで、前記キャパシタの第1の電極を前記入力端子に接続し、前記キャパシタの第2の電極をグランド電位に接続して前記入力電圧で前記キャパシタを充電する第1及び第2のスイッチと、第2のタイミングで、前記キャパシタの第1の電極および第2の電極のいずれか一方の電極を、前記第1の出力端子に接続し、他方の電極を前記入力端子、グランド電位または前記第2の出力端子に接続する第3及び第4のスイッチと、第3のタイミングで、前記キャパシタの第1の電極および第2の電極のいずれか一方の電極を、前記第2の出力端子に接続し、他方の電極を前記入力端子、グランド、または前記第1の出力端子に接続する第5及び第6のスイッチと、を備え、前記第1のタイミングと、この第1のタイミングに続く前記第2および第3の各タイミングをそれぞれ交互に動作させて、前記第1および第2の出力端子にそれぞれ異なる電圧をするようになっている。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のDC−DCコンバータにおいて、前記第3のスイッチは、前記キャパシタの第1の電極を前記第1の出力端子に接続するように制御され、前記第4のスイッチは、前記キャパシタの第2の電極を前記入力端子に接続するように制御され、前記第5のスイッチは、前記キャパシタの第1の電極を前記第2の出力端子に接続するように制御され、前記第6のスイッチは、前記キャパシタの第2の電極を前記第1の出力端子に接続するように制御され、前記第2の出力端子の出力電圧は、前記第1の出力端子の出力電圧より高い電圧を出力するようになっている。
請求項4に係る発明は、請求項2に記載のDC−DCコンバータにおいて、前記第3のスイッチは、前記キャパシタの第1の電極をグランドに接続するように制御され、前記第4のスイッチは、前記キャパシタの第2の電極を前記第1の出力端子に接続するように制御され、前記第5のスイッチは、前記キャパシタの第1の電極を前記第1の出力端子に接続するように制御され、前記第6のスイッチは、前記キャパシタの第2の電極を前記第2の出力端子に接続するように制御され、前記第2の出力端子の出力電圧は、前記第1の出力端子の出力電圧より低い電圧を出力するようになっている。
請求項5に係る発明は、請求項2に記載のDC−DCコンバータにおいて、前記第3のスイッチは、前記キャパシタの第1の電極を前記第1の出力端子に接続するように制御され、前記第4のスイッチは、前記キャパシタの第2の電極を前記入力端子に接続するように制御され、前記第5のスイッチは、前記キャパシタの第1の電極をグランドに接続するように制御され、前記第6のスイッチは、前記キャパシタの第2の電極を前記第2の出力端子に接続するように制御され、前記第1および第2の出力端子は、それぞれ正負の電圧を出力するようになっている。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載のDC−DCコンバータにおいて、さらに、所望の電圧を出力する第3の出力端子と、第4のタイミングで、前記キャパシタの第1の電極および第2の電極のいずれか一方の電極を、前記第3の出力端子に接続し、他方の電極を前記第1の出力端子または前記第2の出力端子に接続する第7および第8のスイッチと、を備えている。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のうちのいずれか1つに記載のDC−DCコンバータにおいて、前記スイッチはトランジスタからなり、かつ、前記トランジスタをオンオフ制御するためのクロック信号の電圧レベルをシフトするレベルシフタを備え、前記レベルシフタは、前記クロック信号をそれぞれ前記複数の出力端子の電圧に変換して、前記トランジスタのオンオフ制御を行うようになっている。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求項7のうちのいずれか1つに記載のDC−DCコンバータにおいて、さらに、前記各出力端子とグランドとの間に接続される出力用のキャパシタを備えている。
本発明によれば、正負などの複数の電圧を生成するDC−DCコンバータにおいて、スイッチであるMOSトランジスタをオンオフ制御するタイミングを増やし、出力電圧を生成するためのキャパシタを時分割で用いるようにした。
このため、出力電圧を生成するために必要なキャパシタの個数を減らしても、所望の複数の電圧を生成することが可能となる。
その結果、本発明によれば、外付け部品の数が減り、実装面積を小さくすることができ、さらにコストを低くすることが実現できる
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明のDC−DCコンバータの第1実施形態の構成を示す回路図である。
この第1実施形態に係るDC−DCコンバータは、正負の電圧が出力できるチャージポンプ型のDC−DCコンバータである。
この第1実施形態は、図1に示すように、タイミング信号生成回路TG1と、このタイミング信号生成回路TG1からの出力に基づいてオンオフ制御されるスイッチであるMOSトランジスタSW1〜SW6と、MOSトランジスタSW1〜SW6のスイッチング動作により入力電圧VINから2倍の正の電圧と−1倍の負の電圧とを共に生成するためのキャパシタC1と、2倍の正の電圧を出力するための出力用のキャパシタC2と、−1倍の負の電圧を出力するための出力用のキャパシタC3と、正電圧用のレベルシフタLS1〜LS4と、負電圧用のレベルシフタLS5、LS6とを、少なくとも備えている。
タイミング信号生成回路TG1は、キャパシタC2からキャパシタC1に向かって流れる逆電流と、キャパシタC1からキャパシタC3に向かって流れる逆電流を防止するため、ノーオーバーラップ・クロックであるタイミング信号Φ1、Φ2、Φ3とその反転信号Φ1B、Φ2B、Φ3Bを生成する回路である。
MOSトランジスタSW1〜SW3はP型MOSトランジスタからなり、MOSトランジスタSW4〜SW6はN型MOSトランジスタからなる。
レベルシフタLS1〜LS6は、タイミング信号生成回路TG1からタイミング信号を受け取り、この受け取ったタイミング信号のレベルシフト(電圧変換)を行なって図2に示すような制御信号ΦSW1〜ΦSW6を生成し、その制御信号ΦSW1〜ΦSW6をMOSトランジスタSW1〜SW6の各ゲートに供給するものである。これにより、MOSトランジスタSW1〜SW6は後述のようにオンオフ制御される。
ここで、レベルシフタLS1、LS2はグランドレベルと出力端子12から出力される正の出力電圧VOUT1(2VIN)との間で動作し、レベルシフタLS3、LS4はグランドレベルと入力電圧VINとの間で動作し、レベルシフタLS5、LS6は、入力電圧VINと出力端子13から出力される負の出力電圧−VOUT1との間で動作するようになっている。
この第1実施形態の構成についてさらに詳述すると、入力電圧VINを入力する入力端子11と、正の出力電圧VOUT1を出力する出力端子12と、負の出力電圧−VOUT1を出力する出力端子13とを備えている。
MOSトランジスタSW1,SW2は、入力端子11と出力端子12との間に直列に接続されている。MOSトランジスタSW5,SW6は、グランドGNDと出力端子13との間に直列に接続されている。MOSトランジスタSW3は、入力端子11とMOSトランジスタSW5,SW6の共通接続部との間に接続されている。MOSトランジスタSW4は、MOSトランジスタSW1,SW2の共通接続部とグランドGNDとの間に接続されている。
キャパシタC1は、その一端の電極がMOSトランジスタSW1,SW2の共通接続部に接続され、その他端の電極がMOSトランジスタSW5,SW6の共通接続部に接続されている。また、キャパシタC2は、その一端の電極が出力端子VOUT1に接続され、その他端の電極がグランドGNDに接続されている。さらに、キャパシタC3は、その一端の電極が出力端子VOUT2に接続され、その他端の電極がグランドGNDに接続されている。
レベルシフタLS1は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ1Bのレベルシフトを行って制御信号ΦSW1を生成し、その制御信号ΦSW1をMOSトランジスタSW1のゲートに出力するようになっている。レベルシフタLS2は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ2Bのレベルシフトを行って制御信号ΦSW2を生成し、その制御信号ΦSW2をMOSトランジスタSW2のゲートに出力するようになっている。レベルシフタLS3は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ2Bのレベルシフトを行って制御信号ΦSW3を生成し、その制御信号ΦSW3をMOSトランジスタSW3のゲートに出力するようになっている。
また、レベルシフタLS4は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ3のレベルシフトを行って制御信号ΦSW4を生成し、その制御信号ΦSW4をMOSトランジスタSW4のゲートに出力するようになっている。レベルシフタLS5は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ1のレベルシフトを行って制御信号ΦSW5を生成し、その制御信号ΦSW5をMOSトランジスタSW5のゲートに出力するようになっている。レベルシフタLS6は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ3のレベルシフトを行って制御信号ΦSW6を生成し、その制御信号ΦSW6をMOSトランジスタSW6のゲートに出力するようになっている。
次に、このような構成からなる第1実施形態の動作について、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示すタイミング信号生成回路TG1は、キャパシタC2からキャパシタC1に向かって流れる逆電流と、キャパシタC1からキャパシタC3に向かって流れる逆電流を防止するため、ノーオーバーラップ・クロックであるタイミング信号Φ1、Φ2、Φ3とその反転信号Φ1B、Φ2B、Φ3Bを生成する。
図1に示す各レベルシフタLS1〜LS6は、以下のような各動作を行う。すなわち、レベルシフタLS1は、タイミング信号Φ1Bにより図2に示すような制御信号ΦSW1を生成し、その制御信号ΦSW1をMOSトランジスタSW1のゲートに出力する。レベルシフタLS2は、タイミング信号Φ2Bにより図2に示すような制御信号ΦSW2を生成し、その制御信号ΦSW2をMOSトランジスタSW2のゲートに出力する。レベルシフタLS3は、タイミング信号Φ2Bにより図2に示すような制御信号ΦSW3を生成し、その制御信号ΦSW3をMOSトランジスタSW3のゲートに出力する。
また、レベルシフタLS4は、タイミング信号Φ3により図2に示すような制御信号ΦSW4を生成し、その制御信号ΦSW4をMOSトランジスタSW4のゲートに出力する。レベルシフタLS5は、タイミング信号Φ1により図2に示すような制御信号ΦSW5を生成し、その制御信号ΦSW5をMOSトランジスタSW5のゲートに出力する。レベルシフタLS6は、タイミング信号Φ3により図2に示すような制御信号ΦSW6を生成し、その制御信号ΦSW6をMOSトランジスタSW6のゲートに出力する。
このように、図2に示す各制御信号ΦSW1〜ΦSW6が、対応するMOSトランジスタSW1〜SW6のゲートに供給され、これに応じて、MOSトランジスタSW1〜SW6がそれぞれ以下のようにオンオフ制御される。
すなわち、図2に示す期間T1では、MOSトランジスタSW1、SW5がオンし、MOSトランジスタSW2〜SW4、SW6がオフした状態になる。すなわち、期間T1における等価回路は図3に示すようになり、キャパシタC1は入力電圧VINにより充電され、キャパシタC1の一端側の電位VC1+ は入力電圧VINとなり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−はグランドGNDとなる。これと同時に、正の出力電圧VOUT1はキャパシタC2の両端の電圧となり、負の出力電圧−VOUT1はキャパシタC3の両端の電圧となる。
次に、図2に示す期間T2では、MOSトランジスタSW2、SW3がオンし、MOSトランジスタSW1、SW4、SW5、SW6がオフした状態になる。すなわち、期間T2における等価回路は図4に示すようになり、キャパシタC1の一端側の電位VC1+は出力電圧VOUT1となり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−は入力電圧VINとなる。この時、キャパシタC1の電荷がキャパシタC2へ移動し、入力電圧VINとキャパシタC1の充電電圧VINとの和の電圧2VINが、正の出力電圧VOUT1となる。これと同時に、負の出力電圧−VOUT1はキャパシタC3の両端の電圧となる。
図2に示す期間T3では、期間T1と同じ制御状態であり、期間T3における等価回路は図15に示すようになる。このときには、キャパシタC1は入力電圧VINにより充電され、キャパシタC1の一端側の電位VC1+は入力電圧VINとなり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−はグランドGNDとなる。これと同時に、正の出力電圧VOUT1はキャパシタC2の両端の電圧となり、負の出力電圧−VOUT1はキャパシタC3の両端の電圧となる。
さらに、図2に示す期間T4では、MOSトランジスタSW4、SW6がオンし、MOSトランジスタSW1〜SW3、SW5がオフした状態になる。すなわち、期間T4における等価回路は図6に示すようになり、キャパシタC1の一端側の電位VC1+はグランドGNDとなり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−は出力電圧−VOUT1となる。この時、キャパシタC1の電荷がキャパシタC3へ移動し、グランドGNDとキャパシタC1の充電電圧VINとの差の電圧−VINが、負の出力電圧−VOUT1となる。これと同時に、正の出力電圧VOUT1はキャパシタC2の両端の電圧となる。
また、図2に示す期間T0では、MOSトランジスタSW1〜SW6がオフした状態になり、キャパシタC1〜C3の間で電荷の移動がなくなる。そのため、期間T1〜期間T4が切り替わる時に、キャパシタC2からキャパシタC1へ向かって流れる逆電流と、キャパシタC1からキャパシタC3へ向かって流れる逆電流を防止する。
このように、グランドGNDを0Vとすると、正の出力電圧VOUT1と、 負の出力電圧−VOUT1とは、次の(7) 式と(8) 式のようになり、期間T1〜T4の各動作を期間T0の動作を挟んで繰り返すことにより、出力電圧を維持することができる。
VOUT1 =VIN×2 ・・・(7)
−VOUT1 =VIN×( −1) ・・・(8)
ここで、従来のDC−DCコンバータでは、入力電圧の2倍と−1倍の2つの出力電圧を生成するためには、(2)式と(5) 式から、正電圧出力の1段チャージポンプ型DC−DCコンバータと負電圧出力の1段チャージポンプ型DC−DCコンバータを用いる。このとき、(3) 式と(6) 式により、4つのキャパシタが必要である。
しかし、上述した第1実施形態によれば、キャパシタの個数を1つ減らし、3つのキャパシタでも、MOSトランジスタSW1〜SW6をオンオフ制御するタイミング信号を増やし、それを制御することで、所望の出力電圧を生成することが出来る。
(第2実施形態)
図7は、本発明のDC−DCコンバータの第2実施形態の構成を示す回路図である。
この第2実施形態に係るDC−DCコンバータは、2つの正電圧が出力できるチャージポンプ型のDC−DCコンバータである。この第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、入力電圧から生成した正の出力電圧を用いて、さらに高い正の出力電圧を生成するようにした点である。
この第2実施形態は、図7に示すように、タイミング信号生成回路TG1と、このタイミング信号生成回路TG1からの出力に基づいてオンオフ制御されるスイッチであるMOSトランジスタSW1〜SW6と、MOSトランジスタSW1〜SW6のスイッチング動作により入力電圧VINから2倍と3倍の正の電圧を共に生成するためのキャパシタC1と、2倍の正の電圧を出力するための出力用のキャパシタC2と、3倍の正の電圧を出力するための出力用のキャパシタC3と、正電圧用のレベルシフタLS1〜LS6と、を少なくとも備えている。
タイミング信号生成回路TG1は、キャパシタC2からキャパシタC1に向かって流れる逆電流と、キャパシタC3からキャパシタC1に向かって流れる逆電流を防止するため、ノーオーバーラップ・クロックであるタイミング信号Φ1、Φ2、Φ3とその反転信号Φ1B、Φ2B、Φ3Bを生成する回路である。
MOSトランジスタSW1〜SW5はP型MOSトランジスタからなり、MOSトランジスタSW6はN型MOSトランジスタからなる。
レベルシフタLS1〜LS6は、タイミング信号生成回路TG1からタイミング信号を受け取り、この受け取ったタイミング信号のレベルシフトを行なって図8に示すような制御信号ΦSW1〜ΦSW6を生成し、その制御信号ΦSW1〜ΦSW6をMOSトランジスタSW5〜SW6の各ゲートに供給するものである。これにより、MOSトランジスタSW1〜SW6は後述のようにオンオフ制御される。
ここで、レベルシフタLS1、LS2、LS3はグランドレベルと出力端子14から出力される正の出力電圧VOUT2(3VIN)との間で動作し、レベルシフタLS4、LS5、LS6はグランドレベルと出力端子12から出力される正の出力電圧VOUT1(2VIN)との間で動作するようになっている。
この第2実施形態の構成についてさらに詳述すると、入力電圧VINを入力する入力端子11と、正の出力電圧VOUT1を出力する出力端子12と、正の出力電圧VOUT1よりも電圧の高い正の出力電圧VOUT2を出力する出力端子14とを備えている。
MOSトランジスタSW1,SW2は、入力端子11と出力端子14との間に直列に接続されている。MOSトランジスタSW5,SW6は、入力端子11とグランドGNDとの間に直列に接続されている。MOSトランジスタSW3は、MOSトランジスタSW1,SW2の共通接続部と出力端子12との間に接続されている。MOSトランジスタSW4は、MOSトランジスタSW5,SW6の共通接続部と出力端子12との間に接続されている。
キャパシタC1は、その一端の電極がMOSトランジスタSW1,SW2の共通接続部に接続され、その他端の電極がMOSトランジスタSW5,SW6の共通接続部に接続されている。また、キャパシタC2は、その一端の電極が出力端子12に接続され、その他端の電極がグランドGNDに接続されている。さらに、キャパシタC3は、その一端の電極が出力端子14に接続され、その他端の電極がグランドGNDに接続されている。
レベルシフタLS1は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ1Bのレベルシフトを行って制御信号ΦSW1を生成し、その制御信号ΦSW1をMOSトランジスタSW1のゲートに出力するようになっている。レベルシフタLS2は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ3Bのレベルシフトを行って制御信号ΦSW2を生成し、その制御信号ΦSW2をMOSトランジスタSW2のゲートに出力するようになっている。レベルシフタLS3は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ2Bのレベルシフトを行って制御信号ΦSW3を生成し、その制御信号ΦSW3をMOSトランジスタSW3のゲートに出力するようになっている。
また、レベルシフタLS4は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ3Bのレベルシフトを行って制御信号ΦSW4を生成し、その制御信号ΦSW4をMOSトランジスタSW4のゲートに出力するようになっている。レベルシフタLS5は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ2Bのレベルシフトを行って制御信号ΦSW5を生成し、その制御信号ΦSW5をMOSトランジスタSW5のゲートに出力するようになっている。レベルシフタLS6は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ1のレベルシフトを行って制御信号ΦSW6を生成し、その制御信号ΦSW6をMOSトランジスタSW6のゲートに出力するようになっている。
次に、このような構成からなる第2実施形態の動作について、図7〜図11を参照して説明する。
図7に示すタイミング信号生成回路TG1は、キャパシタC2からキャパシタC1に向かって流れる逆電流と、キャパシタC3からキャパシタC1に向かって流れる逆電流を防止するため、ノーオーバーラップ・クロックであるタイミング信号Φ1、Φ2、Φ3とその反転信号Φ1B、Φ2B、Φ3Bを生成する。
図7に示す各レベルシフタLS1〜LS6は、以下のような各動作を行う。すなわち、レベルシフタLS1は、タイミング信号Φ1Bにより図8に示すような制御信号ΦSW1を生成し、その制御信号ΦSW1をMOSトランジスタSW1のゲートに出力する。レベルシフタLS2は、タイミング信号Φ3Bにより図8に示すような制御信号ΦSW2を生成し、その制御信号ΦSW2をMOSトランジスタSW2のゲートに出力する。レベルシフタLS3は、タイミング信号Φ2Bにより図8に示すような制御信号ΦSW3を生成し、その制御信号ΦSW3をMOSトランジスタSW3のゲートに出力する。
また、レベルシフタLS4は、タイミング信号Φ3Bにより図8に示すような制御信号ΦSW4を生成し、その制御信号ΦSW4をMOSトランジスタSW4のゲートに出力する。レベルシフタLS5は、タイミング信号Φ2Bにより図8に示すような制御信号ΦSW5を生成し、その制御信号ΦSW5をMOSトランジスタSW5のゲートに出力する。レベルシフタLS6は、タイミング信号Φ3により図8に示すような制御信号ΦSW6を生成し、その制御信号ΦSW6をMOSトランジスタSW6のゲートに出力する。
このように、図8に示す各制御信号ΦSW1〜ΦSW6が、対応するMOSトランジスタSW1〜SW6のゲートに供給され、これに応じて、MOSトランジスタSW1〜SW6がそれぞれ以下のようにオンオフ制御される。
すなわち、図8に示す期間T1では、MOSトランジスタSW1、SW6がオンし、MOSトランジスタSW2、SW3、SW4、SW5がオフした状態になる。すなわち、期間T1における等価回路は図9に示すようになり、キャパシタC1は入力電圧VINにより充電され、キャパシタC1の一端側の電位VC1+は入力電圧VINとなり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−はグランドGNDとなる。これと同時に、正の出力電圧VOUT1はキャパシタC2の両端の電圧となり、正の出力電圧VOUT2はキャパシタC3の両端の電圧となる。
次に、図8に示す期間T2では、MOSトランジスタSW3、SW5がオンし、MOSトランジスタSW1、SW2、SW4、SW6がオフした状態になる。すなわち、期間T2における等価回路は図10に示すようになり、キャパシタC1の一端側の電位VC1+は出力電圧VOUT1となり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−は入力電圧VINとなる。この時、キャパシタC1の電荷がキャパシタC2へ移動し、入力電圧VINとキャパシタC1の充電電圧VINとの和の電圧2VINが、正の出力電圧VOUT1となる。これと同時に、正の出力電圧VOUT2はキャパシタC3の両端の電圧となる。
さらに、図8に示す期間T3では、MOSトランジスタSW2、SW4がオンし、MOSトランジスタSW1、SW3、SW5、SW6がオフした状態になる。すなわち、期間T3における等価回路は図11に示すようになり、キャパシタC1の一端側の電位VC1+は出力電圧VOUT2となり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−は出力電圧VOUT1となる。この時、キャパシタC1の電荷がキャパシタC3へ移動し、出力電圧VOUT1とキャパシタC1の充電電圧VINとの和の電圧3VINが、正の出力電圧VOUT2となる。これと同時に、正の出力電圧VOUT1はキャパシタC2の両端の電圧となる。
また、図8に示す期間T0では、MOSトランジスタSW1〜SW6がオフした状態になり、キャパシタC1〜C3の間で電荷の移動がなくなる。そのため、期間T1〜期間T4が切り替わる時に、キャパシタC2からキャパシタC1へ向かって流れる逆電流と、キャパシタC3からキャパシタC1へ向かって流れる逆電流を防止する。
このように、グランドGNDを0Vとすると、正の出力電圧VOUT1と、VOUT2とは、次の(9) 式と( 10) 式のようになり、期間T1〜T3の各動作を期間T0の動作を挟んで繰り返すことにより、出力電圧を維持することができる。
VOUT1 =VIN×2 ・・・(9)
VOUT2 =VIN×3 ・・・(10)
ここで、従来のDC−DCコンバータでは、入力電圧の2倍と3倍の2つの出力電圧を生成するためには、(2) 式から、正電圧出力の1段チャージポンプ型DC−DCコンバータと2段チャージポンプ型DC−DCコンバータを用いる。このとき、(3) 式より、5つのキャパシタが必要である。しかし、上述した実施形態によれば、必要なキャパシタの個数を2つ減らし、3つのキャパシタでも、MOSトランジスタSW1〜SW6をオンオフ制御するタイミング信号を増やし、それを制御することで、所望の出力電圧を生成することができる。
(第3実施形態)
図12は、本発明のDC−DCコンバータの第3実施形態の構成を示す回路図である。この第3実施形態に係るDC−DCコンバータは、正負の電圧が出力できるチャージポンプ型のDC−DCコンバータである。
この第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、入力電圧から生成した負の出力電圧を用いて、より低い負の出力電圧を生成する点である。また、正負の3つの出力電圧VOUT1、−VOUT1、−VOUT2を生成する点である。
この第3実施形態は、図12に示すように、タイミング信号生成回路TG1と、このタイミング信号生成回路TG1からの出力に基づいてオンオフ制御されるスイッチであるMOSトランジスタSW1〜SW8と、MOSトランジスタSW1〜SW8のスイッチング動作により入力電圧VINから2倍の正の電圧と−1倍と−2倍の負の電圧を共に生成するためのキャパシタC1と、2倍の正の電圧を出力するための出力用のキャパシタC2と、−1倍の負の電圧を出力するための出力用のキャパシタC3と、−2倍の負の電圧を出力するための出力用のキャパシタC4と、正電圧用のレベルシフタLS1、LS2と、負電圧用のレベルシフタLS3、LS5、LS6、LS8と、正電圧と負電圧両用のレベルシフタLS4、LS7と、を少なくとも備えている。
タイミング信号生成回路TG1は、キャパシタC2からキャパシタC1に向かって流れる逆電流と、キャパシタC1からキャパシタC3に向かって流れる逆電流と、キャパシタC1からキャパシタC4に向かって流れる逆電流を防止するため、ノーオーバーラップ・クロックであるタイミング信号Φ1、Φ2、Φ3、Φ4とその反転信号Φ1B、Φ2B、Φ3B、Φ4Bを生成する回路である。
MOSトランジスタSW1〜SW3はP型MOSトランジスタからなり、MOSトランジスタSW4〜SW8はN型MOSトランジスタからなる。
レベルシフタLS1〜LS8は、タイミング信号生成回路TG1からタイミング信号を受け取り、この受け取ったタイミング信号のレベルシフトを行なって図14に示すような制御信号ΦSW1〜ΦSW8を生成し、その制御信号ΦSW1〜ΦSW8をMOSトランジスタSW1〜SW8の各ゲートに供給するものである。これにより、MOSトランジスタSW1〜SW8は後述のようにオンオフ制御される。
正電圧と負電圧両用のレベルシフタLS4、LS7は、図13に示すように、MOSトランジスタL13〜L22で構成される。MOSトランジスタL13、L15、L17、L19、L21はP型MOSトランジスタからなり、MOSトランジスタL14、L16、L18、L20、L22はN型MOSトランジスタからなる。また、レベルシフタLS4、LS7は、高電位側の電源VHI、低電位側の電源VLO、およびグランドGNDによって動作するようになっている。
ここで、レベルシフタLS1、LS2は、グランドレベルと出力端子12から出力される正の出力電圧VOUT1(2VIN)との間で動作し、レベルシフタLS3、LS5、LS6、LS8は、入力電圧VINと出力端子15から出力される負の出力電圧−VOUT2(−2VIN)との間で動作するようになっている。また、レベルシフタLS4、LS7は、出力端子12から出力される正の出力電圧VOUT1(2VIN)と、出力端子15から出力される負の出力電圧−VOUT2(−2VIN)との間で動作するようになっている。
この第3実施形態の構成についてさらに詳述すると、入力電圧VINを入力する入力端子11と、正の出力電圧VOUT1を出力する出力端子12と、負の出力電圧−VOUT1を出力する出力端子13と、その負の出力電圧−VOUT1よりも大きな負の出力電圧−VOUT2を出力する出力端子15とを備えている。
MOSトランジスタSW1,SW2は、入力端子11と出力端子12との間に直列に接続されている。MOSトランジスタSW3,SW6は、入力端子11と出力端子13との間に直列に接続されている。MOSトランジスタSW5,SW8は、グランドGNDと出力端子15との間に直列に接続されている。MOSトランジスタSW4は、MOSトランジスタSW1,SW2の共通接続部とグランドGNDとの間に接続されている。MOSトランジスタSW7は、MOSトランジスタSW1,SW2の共通接続部と出力端子13との間に接続されている。
キャパシタC1は、その一端の電極がMOSトランジスタSW1,SW2の共通接続部に接続され、その他端の電極がMOSトランジスタSW3,SW6の共通接続部およびMOSトランジスタSW5,SW8の共通接続部にそれぞれ接続されている。また、キャパシタC2は、その一端の電極が出力端子12に接続され、その他端の電極がグランドGNDに接続されている。
さらに、キャパシタC3は、その一端の電極が出力端子13に接続され、その他端の電極がグランドGNDに接続されている。キャパシタC4は、その一端の電極が出力端子15に接続され、その他端の電極がグランドGNDに接続されている。
レベルシフタLS1は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ1Bのレベルシフトを行って制御信号ΦSW1を生成し、その制御信号ΦSW1をMOSトランジスタSW1のゲートに出力するようになっている。レベルシフタLS2は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ3Bのレベルシフトを行って制御信号ΦSW2を生成し、その制御信号ΦSW2をMOSトランジスタSW2のゲートに出力するようになっている。
レベルシフタLS3は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ3Bのレベルシフトを行って制御信号ΦSW3を生成し、その制御信号ΦSW3をMOSトランジスタSW3のゲートに出力するようになっている。レベルシフタLS4は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ2のレベルシフトを行って制御信号ΦSW4を生成し、その制御信号ΦSW4をMOSトランジスタSW4のゲートに出力するようになっている。
また、レベルシフタLS5は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ1のレベルシフトを行って制御信号ΦSW5を生成し、その制御信号ΦSW5をMOSトランジスタSW5のゲートに出力するようになっている。レベルシフタLS6は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ2のレベルシフトを行って制御信号ΦSW6を生成し、その制御信号ΦSW6をMOSトランジスタSW6のゲートに出力するようになっている。
さらに、レベルシフタLS7は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ4のレベルシフトを行って制御信号ΦSW7を生成し、その制御信号ΦSW7をMOSトランジスタSW7のゲートに出力するようになっている。レベルシフタLS8は、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ4のレベルシフトを行って制御信号ΦSW8を生成し、その制御信号ΦSW8をMOSトランジスタSW8のゲートに出力するようになっている。
次に、このような構成からなる第3実施形態の動作について、図12、図14〜図18を参照して説明する。
図12に示すタイミング信号生成回路TG1は、キャパシタC2からキャパシタC1に向かって流れる逆電流と、キャパシタC1からキャパシタC3に向かって流れる逆電流と、キャパシタC1からキャパシタC4に向かって流れる逆電流を防止するため、ノーオーバーラップ・クロックであるタイミング信号Φ1、Φ2、Φ3、Φ4とその反転信号Φ1B、Φ2B、Φ3B、Φ4Bを生成する。
図12に示す各レベルシフタLS1〜LS8は、以下のような各動作を行う。すなわち、レベルシフタLS1は、タイミング信号Φ1Bにより図14に示すような制御信号ΦSW1を生成し、その制御信号ΦSW1をMOSトランジスタSW1のゲートに出力する。レベルシフタLS2は、タイミング信号Φ3Bにより図14に示すような制御信号ΦSW2を生成し、その制御信号ΦSW2をMOSトランジスタSW2のゲートに出力する。レベルシフタLS3は、タイミング信号Φ3Bにより図14に示すような制御信号ΦSW3を生成し、その制御信号ΦSW3をMOSトランジスタSW3のゲートに出力する。レベルシフタLS4は、タイミング信号Φ2により図14に示すような制御信号ΦSW4を生成し、その制御信号ΦSW4をMOSトランジスタSW4のゲートに出力する。
また、レベルシフタLS5は、タイミング信号Φ1により図14に示すような制御信号ΦSW5を生成し、その制御信号ΦSW5をMOSトランジスタSW5のゲートに出力する。レベルシフタLS6は、タイミング信号Φ2により図14に示すような制御信号ΦSW6を生成し、その制御信号ΦSW6をMOSトランジスタSW6のゲートに出力する。レベルシフタLS7は、タイミング信号Φ4により図14に示すような制御信号ΦSW7を生成し、その制御信号ΦSW7をMOSトランジスタSW7のゲートに出力する。レベルシフタLS8は、タイミング信号Φ4により図14に示すような制御信号ΦSW8を生成し、その制御信号ΦSW8をMOSトランジスタSW8のゲートに出力する。
このように、図14に示す各制御信号ΦSW1〜ΦSW8が、対応するMOSトランジスタSW1〜SW8のゲートに供給され、これに応じて、MOSトランジスタSW1〜SW8がそれぞれ以下のようにオンオフ制御される。
すなわち、図14に示す期間T1では、MOSトランジスタSW1、SW5がオンし、MOSトランジスタSW2、SW3、SW4、SW6、SW7、SW8がオフした状態になる。すなわち、期間T1における等価回路は図15に示すようになり、キャパシタC1は入力電圧VINにより充電され、キャパシタC1の一端側の電位VC1+は入力電圧VINとなり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−はグランドGNDとなる。これと同時に、正の出力電圧VOUT1はキャパシタC2の両端の電圧となり、負の出力電圧−VOUT1はキャパシタC3の両端の電圧、−VOUT2はキャパシタC4の両端の電圧となる。
次に、図14に示す期間T2では、MOSトランジスタSW4、SW6がオンし、MOSトランジスタSW1、SW2、SW3、SW5、SW7、SW8がオフした状態になる。すなわち、期間T2における等価回路は図16に示すようになり、キャパシタC1の一端側の電位VC1+はグランドGNDとなり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−は出力電圧−VOUT1となる。この時、キャパシタC1の電荷がキャパシタC3へ移動し、グランドGNDとキャパシタC1の充電電圧VINとの差の電圧−VINが、負の出力電圧−VOUT1となる。これと同時に、正の出力電圧VOUT1はキャパシタC2の両端の電圧となり、負の出力電圧−VOUT2はキャパシタC4の両端の電圧となる。
そして、図14に示す期間T3では、MOSトランジスタSW2、SW3がオンし、MOSトランジスタSW1、SW4、SW5、SW6、SW7、SW8がオフした状態になる。すなわち、期間T3における等価回路は図17に示すようになり、キャパシタC1の一端側の電位VC1+は出力電圧VOUT1となり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−は入力電圧VINとなる。この時、キャパシタC1の電荷がキャパシタC2へ移動し、入力電圧VINとキャパシタC1の充電電圧VINとの和の電圧2VINが、正の出力電圧VOUT1となる。これと同時に、負の出力電圧−VOUT1はキャパシタC3の両端の電圧となり、出力電圧−VOUT2はキャパシタC4の両端の電圧となる。
さらに、図14に示す期間T4では、MOSトランジスタSW7、SW8がオンし、MOSトランジスタSW1〜SW6がオフした状態になる。すなわち、期間T4における等価回路は図18に示すようになり、キャパシタC1の一端側の電位VC1+は出力電圧−VOUT1となり、キャパシタC1の他端側の電位VC1−は出力電圧−VOUT2となる。この時、キャパシタC1の電荷がキャパシタC3へ移動し、出力電圧−VOUT1とキャパシタC1の充電電圧VINとの差の電圧−2VINが、負の出力電圧−VOUT2となる。これと同時に、正の出力電圧VOUT1はキャパシタC2の両端の電圧となり、負の出力電圧−VOUT1はキャパシタC3の両端の電圧となる。
また、図14に示す期間T0では、MOSトランジスタSW1〜SW8がオフした状態になり、キャパシタC1〜C4の間で電荷の移動がなくなる。そのため、期間T1〜期間T4が切り替わる時に、キャパシタC2からキャパシタC1へ向かって流れる逆電流と、キャパシタC1からキャパシタC3へ向かって流れる逆電流と、キャパシタC1からキャパシタC4へ向かって流れる逆電流を防止する。
このような期間T1〜T4の各動作を期間T0の動作を挟んで繰り返すことにより、グランドGNDを0Vとすると、正の出力電圧VOUT1と、負の出力電圧−VOUT1、−VOUT2は、次の(9) 式と(10) 式と(11) 式のようになる。
VOUT1 =VIN×2 ・・・(9)
−VOUT1 =VIN×( −1) ・・・(10)
−VOUT2= VIN×( −2) ・・・(11)
ここで、従来のDC−DCコンバータでは、入力電圧の2倍と−1倍と−2倍の3つの出力電圧を生成するためには、(2) 式と(5) 式から、正電圧出力の1段チャージポンプ型DC−DCコンバータ、負電圧出力の1段チャージポンプ型DC−DCコンバータ、および負電圧出力の2段チャージポンプ型DC−DCコンバータを用いる。このとき、(3) 式と(6) 式より、7つのキャパシタが必要である。
しかし、この第3実施形態によれば、キャパシタの個数を3つ減らし、4つのキャパシタでも、MOSトランジスタSW1〜SW8をオンオフ制御するタイミング信号を増やし、それを制御することで、所望の出力電圧を生成することが出来る。
また、正負の出力電圧を3つ生成する図12の回路は、MOSトランジスタのスイッチング制御を行うことだけで、出力電圧を2つ生成する回路に変更可能であり、生成しない出力電圧のキャパシタを減らすことも出来る。
例えば、図14に示す期間T3を除き、期間T0、T1、T2、T4の動作を繰り返すことにより、スイッチSW2とSW3を常にオフした状態にし、出力電圧VOUT1を生成しなようにすることができる。このときには、出力電圧VOUT1を生成するためのキャパシタC2を取り外すことも可能である。
同様に、期間T4を除く、期間T0〜T3の動作を繰り返すことにより、スイッチSW7とSW8を常にオフした状態にし、出力電圧−VOUT2を生成しないようにすることができる。このときには、出力電圧―VOUT2を生成するためのキャパシタC4を取り外すことも可能である。
(その他の実施形態)
なお、上記の実施形態では、2つまたは3つの正負出力電圧を生成する場合について説明したが、本発明は生成できる出力電圧の数は2つまたは3つに限定されない。
すなわち、上記の実施形態は、入力電圧の3倍と2倍と−1倍と−2倍の電圧を生成する回路についてのみ説明してきたが、本発明は、4倍以上、−3倍以下の電圧を生成することも可能である。
さらに、本発明は、出力電圧は入力電圧の整数倍の電圧を生成するのみならず、入力電圧の2分の1の整数倍、3分の1の整数倍・・・などの電圧を発生させるものについても適応可能である。
本発明の第1実施形態の構成を示す回路図である。 図1に示すレベルシフタLS1〜LS6から出力される制御信号ΦSW1〜ΦSW6の一例を示す波形図である。 図2に示す期間T1における等価回路である。 図2に示す期間T2における等価回路である。 図2に示す期間T3における等価回路である。 図2に示す期間T4における等価回路である。 本発明の第2実施形態の構成を示す回路図である。 図7に示すレベルシフタLS1〜LS6から出力される制御信号ΦSW1〜ΦSW6の一例を示す波形図である。 図8に示す期間T1における等価回路である。 図8に示す期間T2における等価回路である。 図8に示す期間T3における等価回路である。 本発明の第3実施形態の構成を示す回路図である。 図12のレベルシフタLS4,LS7の構成例を示す図であり、(a)はその回路例、(b)はそのシンボルを示す。 図12に示すレベルシフタLS1〜LS8から出力される制御信号ΦSW1〜ΦSW8の一例を示す波形図である。 図14に示す期間T1における等価回路である。 図14に示す期間T2における等価回路である。 図14に示す期間T3における等価回路である。 図14に示す期間T4における等価回路である。 従来のDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。 図19のレベルシフタの構成例を示す図であり、(a)はその回路例、(b)はそのシンボルを示す。 図19に示すレベルシフタLS1〜LS4から出力される制御信号ΦSW1〜ΦSW4の一例を示す波形図である。 図21に示す期間T1における等価回路である。 図21に示す期間T2における等価回路である。 従来の他のDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。 図24のレベルシフタの構成例を示す図であり、(a)はその回路例、(b)はそのシンボルを示す。 図24に示すレベルシフタLS1〜LS4から出力される制御信号ΦSW1〜ΦSW4の一例を示す波形図である。 図26に示す期間T1における等価回路である。 図26に示す期間T2における等価回路である。
符号の説明
TG1 タイミング信号生成回路
SW1〜SW8 MOSトランジスタ
C1〜C4 キャパシタ
LS1〜LS8 レベルシフタ
11 入力端子
12〜15 出力端子

Claims (8)

  1. 入力電圧が入力される入力端子と、
    第1及び第2の電極を有するキャパシタと、
    所望の電圧を出力する複数の出力端子と、
    第1のタイミングで、前記キャパシタの第1の電極を前記入力端子に接続し、前記キャパシタの第2の電極をグランドに接続して前記入力電圧で前記キャパシタを充電する第1及び第2のスイッチと、
    前記第1のタイミングに続く複数のタイミングで、前記キャパシタの第1の電極および第2の電極のいずれか一方の電極を、前記複数の出力端子のうちの所定の1つに接続し、他方の電極を前記入力端子、グランドまたは前記複数の出力端子のうちの所定の他の1つに接続する第3及び第4以降のスイッチと、を備え、
    前記第1のタイミングと、前記第1のタイミングに続く複数の各タイミングとを交互に動作させて、前記複数の出力端子にそれぞれ異なる電圧を出力するようになっていることを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 入力電圧が入力される入力端子と、
    第1及び第2の電極を有するキャパシタと、
    所望の電圧を出力する第1および第2の出力端子と、
    第1のタイミングで、前記キャパシタの第1の電極を前記入力端子に接続し、前記キャパシタの第2の電極をグランド電位に接続して前記入力電圧で前記キャパシタを充電する第1及び第2のスイッチと、
    第2のタイミングで、前記キャパシタの第1の電極および第2の電極のいずれか一方の電極を、前記第1の出力端子に接続し、他方の電極を前記入力端子、グランド電位または前記第2の出力端子に接続する第3及び第4のスイッチと、
    第3のタイミングで、前記キャパシタの第1の電極および第2の電極のいずれか一方の電極を、前記第2の出力端子に接続し、他方の電極を前記入力端子、グランド、または前記第1の出力端子に接続する第5及び第6のスイッチと、を備え、
    前記第1のタイミングと、この第1のタイミングに続く前記第2および第3の各タイミングをそれぞれ交互に動作させて、前記第1および第2の出力端子にそれぞれ異なる電圧をするようになっていることを特徴とするDC−DCコンバータ。
  3. 前記第3のスイッチは、前記キャパシタの第1の電極を前記第1の出力端子に接続するように制御され、
    前記第4のスイッチは、前記キャパシタの第2の電極を前記入力端子に接続するように制御され、
    前記第5のスイッチは、前記キャパシタの第1の電極を前記第2の出力端子に接続するように制御され、
    前記第6のスイッチは、前記キャパシタの第2の電極を前記第1の出力端子に接続するように制御され、
    前記第2の出力端子の出力電圧は、前記第1の出力端子の出力電圧より高い電圧を出力するようになっていることを特徴とする請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記第3のスイッチは、前記キャパシタの第1の電極をグランドに接続するように制御され、
    前記第4のスイッチは、前記キャパシタの第2の電極を前記第1の出力端子に接続するように制御され、
    前記第5のスイッチは、前記キャパシタの第1の電極を前記第1の出力端子に接続するように制御され、
    前記第6のスイッチは、前記キャパシタの第2の電極を前記第2の出力端子に接続するように制御され、
    前記第2の出力端子の出力電圧は、前記第1の出力端子の出力電圧より低い電圧を出力するようになっていることを特徴とする請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
  5. 前記第3のスイッチは、前記キャパシタの第1の電極を前記第1の出力端子に接続するように制御され、
    前記第4のスイッチは、前記キャパシタの第2の電極を前記入力端子に接続するように制御され、
    前記第5のスイッチは、前記キャパシタの第1の電極をグランドに接続するように制御され、
    前記第6のスイッチは、前記キャパシタの第2の電極を前記第2の出力端子に接続するように制御され、
    前記第1および第2の出力端子は、それぞれ正負の電圧を出力するようになっていることを特徴とする請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
  6. さらに、所望の電圧を出力する第3の出力端子と、
    第4のタイミングで、前記キャパシタの第1の電極および第2の電極のいずれか一方の電極を、前記第3の出力端子に接続し、他方の電極を前記第1の出力端子または前記第2の出力端子に接続する第7および第8のスイッチと、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載のDC−DCコンバータ。
  7. 前記スイッチはトランジスタからなり、
    かつ、前記トランジスタをオンオフ制御するためのクロック信号の電圧レベルをシフトするレベルシフタを備え、
    前記レベルシフタは、前記クロック信号をそれぞれ前記複数の出力端子の電圧に変換して、前記トランジスタのオンオフ制御を行うようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちのいずれか1つの請求項に記載のDC−DCコンバータ。
  8. さらに、前記各出力端子とグランドとの間に接続される出力用のキャパシタを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のうちのいずれか1つの請求項に記載のDC−DCコンバータ。
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