JP4459634B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば液晶パネル用の電源等に使用され、入力直流電圧に基づいて任意の出力直流電圧に変換するDC−DCコンバータに関するものである。
従来、この種のDC−DCコンバータの例としては、チャージポンプ型のDC−DCコンバータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の他の1段チャージポンプ型のDC−DCコンバータの一例としては、図6に示すものが知られている。
このDC−DCコンバータは、図6に示すように、2種類のコンデンサC1、C2と、その間を繋ぐスイッチング用のMOSトランジスタSW1〜SW4と、レベルシフタLS1、LS2と、タイミング信号生成回路TG1とで構成される。
コンデンサC1は電荷転送用コンデンサであり、コンデンサC2は平滑用コンデンサである。また、MOSトランジスタSW1,SW2,SW3はP型のMOSトランジスタからなり、MOSトランジスタSW4はN型のMOSトランジスタからなる。
このDC−DCコンバータは、タイミング信号生成回路TG1から出力される信号によって、MOSトランジスタSW1〜SW4をオンオフ制御する。そして、そのオンオフ制御により、コンデンサC1からコンデンサC2に電荷を転送して電圧変換し、入力電圧をVDDとすると、理想的には2VDDの出力電圧を得ることができる。
MOSトランジスタSW3,SW4は、入力電圧VDDでオンオフ制御可能であり、入力電圧VDDの耐性がある低耐圧用MOSトランジスタを用いることが出来る。しかし、最大出力電圧2VDDが低耐圧用MOSトランジスタの耐性電圧よりも高くなる場合には、MOSトランジスタSW1,SW2は出力電圧の耐性がある高耐圧用MOSトランジスタを用いる必要がある。
また、MOSトランジスタSW1,SW2は、出力電圧VOUTによってオンオフ制御する必要があるため、タイミング信号生成回路TG1から出力された信号を、図7に示すような、レベルシフタLS1,LS2によって電圧をレベルシフトさせて制御する。
このレベルシフタは、図7に示すように、入力電圧VDDレベルの信号を出力電圧VOUTレベルの信号に変換するMOSトランジスタL1〜L4と、大きな出力電流を流せるようにするMOSトランジスタL5,L6とからなる。
ここで、MOSトランジスタL1,L3,L5はP型のMOSトランジスタからなり、MOSトランジスタL2,L4,L6はN型のMOSトランジスタからなる。また、MOSトランジスタL1〜L6は、出力電圧の耐性がある高耐圧用MOSトランジスタが用いられる。
次に、このような構成からなる従来のDC−DCコンバータの動作について、図6および図8などを参照して説明する。
図6に示すタイミング信号生成回路TG1は、コンデンサC2からコンデンサC1に向かって流れる逆電流を防止するために、ノーオーバーラップ・クロックであるタイミング信号Φ1、Φ2とそれを反転させたタイミング信号Φ1B、Φ2Bとを、それぞれ生成する。
タイミング信号Φ1は、MOSトランジスタSW4の制御信号(オンオフ制御信号)となる。さらに、タイミング信号Φ1、Φ1Bは、レベルシフタLS1に入力されて電圧がレベルシフトされて、MOSトランジスタSW1の制御信号ΦSW1となる。
また、タイミング信号Φ2は、MOSトランジスタSW3の制御信号となる。さらに、タイミング信号Φ2、Φ2Bは、レベルシフタLS2に入力されて電圧がレベルシフトされて、MOSトランジスタSW2の制御信号ΦSW2となる。
このような各制御信号Φ1、Φ2、ΦSW1、ΦSW2は、各MOSトランジスタの各ゲートに供給され、これにより、各MOSトランジスタがオンオフ制御される。この各制御信号Φ1、Φ2、ΦSW1、ΦSW2の波形例は、図8に示すようになる。
次に、制御信号Φ1、Φ2、ΦSW1、ΦSW2による、各MOSトランジスタのオンオフ制御動作の具体例について、図8を参照して説明する。
図8に示す期間T1’では、MOSトランジスタSW1,SW4がオンし、MOSトランジスタSW2,SW3がオフした状態になる。このとき、コンデンサC1は入力電圧VDDにより充電され、コンデンサC1の一端側の電位VC1+は図8(B)に示すようにVDDとなり、コンデンサC1の他端側の電位VC1−は図8(C)に示すようにVSSとなる。
出力電圧VOUTがコンデンサC1の一端側の電位VC1+に昇圧するまでの初期状態の場合には、MOSトランジスタSW2はP型のMOSトランジスタであるので、そのドレイン−ウェル間のPN接合が順バイアスになる。このため、出力電圧VOUTは、コンデンサC1の一端側の電位VC1+から、そのPN接合のダイオードの順方向電圧の分だけ降下した電位になる。出力電圧VOUTがコンデンサC1の一端側の電位VC1+のVDD以上に昇圧した後は、コンデンサC1とコンデンサC2の間で電荷の移動がなくなり、電圧は変化しない。
一方、図8に示す期間T2’では、MOSトランジスタSW2,SW3がオンし、MOSトランジスタSW1,SW4がオフした状態になる。このとき、コンデンサC1の他端側の電位VC1−は、入力電圧VDDとなる。これに対して、コンデンサC1の一端側の電位VC1+は、コンデンサC1の充電電圧VDDと電位VC1−(VDD)との和の電圧2VDDとなる。これと同時に、コンデンサC1の電荷がコンデンサC2に移動し、出力電圧VOUTは、2VDDとなる。
このように、期間T1’と期間T2’の動作を繰り返すことにより、MOSトランジスタ等の抵抗を無視すると、出力電圧VOUTは入力電圧VDDの2倍の電圧(2VDD)まで昇圧する。また、図8に示す期間T0’では、MOSトランジスタSW1〜SW4がオフした状態になり、コンデンサC1とコンデンサC2の間で電荷の移動がなくなる。そのため、期間T1’と期間T2’が切り替わる時には、コンデンサC2からコンデンサC1へ向かって逆電流が流れなくなり、電力変換効率は低下しない。
次に、出力電圧が2VDDに昇圧した後について、出力に定電流IOUTが流れる場合の説明をする。
図8に示す期間T1では、期間T1’と同じ制御状態であり、また、出力電圧VOUTがVC1+の電位VDDよりも高いので、コンデンサC1とコンデンサC2との間で電荷の移動がなくなる。出力電圧VOUTは、出力電流としてコンデンサC2に蓄えられた電荷が減った分、2VDDから低下する(図8参照)。
さらに、図8に示す期間T2では、期間T2’と同じ制御状態であり、コンデンサC1からコンデンサC2へ電荷が移動し、出力電圧は2VDDに昇圧する。これと同時に、出力電流として流れ出る電荷もコンデンサC1から移動する。
このような期間T1と期間T2の動作を繰り返し、出力電圧は2VDDから一定の電圧降下を繰り返したまま安定する。また、図8に示す期間T0では、スイッチMOS トランジスタSW1〜SW4がオフした状態になり、コンデンサC1とコンデンサC2の間で電荷の移動がなくなる。そのため、期間T1’と期間T2’が切り替わる時に、コンデンサC2からコンデンサC1へ向かって逆電流が流れなくなり、電力変換効率が低下しない。
この回路の入力電流は、入力電圧VDDからの電流とタイミング信号生成回路から供給される電流であり、安定状態において出力電流IOUTが流れる場合、回路内に流れる電流について、図8、図9を参照して説明する。
期間T1では、寄生容量への充放電電流を無視すると、図9の実線矢印の方向に2IOUTの平均電流が流れ、コンデンサC1に電荷が充電される。これと同時に、コンデンサC2に蓄えられていた電荷が放電し、出力電流IOUTが流れる。
一方、期間T2では、寄生容量への充放電電流を無視すると、図9の破線矢印の方向に2IOUTの平均電流が流れ、そのうち、IOUTが出力電流として流れる。これと同時に、コンデンサC1から放電された残りの電荷がコンデンサC2に充電される。
また、期間T0では、コンデンサC1とコンデンサC2の間で電荷の移動がなく、コンデンサC2に蓄えられていた電荷が放電し、出力電流IOUTが流れる。
この全期間に、各スイッチ用のMOSトランジスタSW1〜SW4に流れる平均電流は全てIOUTとなり、寄生容量への充放電電流を無視すると、入力電流の平均電流は2IOUTとなる。
ここで、DC−DCコンバータの電力変換効率ηは、次の(1)式で定義される。
η=(出力電力/入力電力)×100・・・(1)
スイッチング用のMOSトランジスタSW1〜SW4等の寄生抵抗と寄生容量をそれぞれ無視すると、入力電力=2IOUT×VDD、出力電力=IOUT×2VDDとなり、電力変換効率η=100%となる。
特開2002−209375号公報
ところが、この従来のDC−DCコンバータは、出力電流IOUTとコンデンサ間を繋ぐMOSトランジスタ等の抵抗によって電圧降下が生じ、電力変換効率が低下する。そのため、従来のDC−DCコンバータでは、スイッチング用のMOSトランジスタをオンさせるゲート−ソース間電圧を大きくすることによって、スイッチング用のMOSトランジスタの抵抗を小さくするように構成され、大きなゲート−ソース間電圧の耐性がある高耐圧用MOSトランジスタを用いるようにしている。
一般的に、高耐圧用MOSトランジスタは各端子間の耐電圧を上げるため、ドレインとソースが特殊な構造になり、低耐圧MOSトランジスタに比べて設計面積が大きくなる。また、ゲート絶縁膜も厚い構造になり、最小ゲート長も長くなるため、同じトランジスタサイズでは低耐圧MOSトランジスタに比べて抵抗値が数倍大きい。
このため、従来のDC−DCコンバータでは、高耐圧用スイッチMOSトランジスタの設計面積が大きくなり、さらに、ゲート寄生容量も大きくなるため、電力変換効率が低下するというデメリットがある。
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、電力変換効率を向上させ、さらに設計面積を縮小することが実現できるDC−DCコンバータを提供することにある。
上記の課題を解決し本発明の目的を達成するために、請求項1、2に記載の各発明は、以下の構成とした。
すなわち、請求項1に記載の発明は、複数のスイッチング用のMOSトランジスタと、コンデンサとを含み、前記複数のMOSトランジスタをオンオフ動作させて入力電圧で前記コンデンサを充電させ、この充電電圧を利用して所望の出力電圧を得るようにしたチャージポンプ型のDC−DCコンバータであって、前記複数のMOSトランジスタのうち所定のMOSトランジスタをオンオフ制御する制御信号を生成するレベルシフト回路を有し、該レベルシフト回路は、所定のタイミング信号を前記オンオフ制御される所定のMOSトランジスタのソース電圧にレベル変換するレベル変換部と、このレベル変換部で変換されたタイミング信号のレベルを、前記ソース電圧に基づいて生成されるバイアス電圧に応じて出力制御する出力制御部と、を備え、前記出力制御部の出力信号を前記所定のMOSトランジスタのオンオフ制御信号として使用するようにした
請求項に記載の発明は、チャージポンプ型のDC−DCコンバータであって、第1の端子と第2の端子とを有し、前記第1の端子と前記第2の端子とから交互に入力電圧が供給されるコンデンサと、前記コンデンサの第1の端子にソースが接続され、ドレインに入力電圧が入力され、第1の期間にオンする第1のMOSトランジスタと、前記コンデンサの第2の端子と接地との間に接続され、前記第1の期間にオンする第2のMOSトランジスタと、前記コンデンサの第2の端子にドレインが接続され、ソースに入力電圧が入力され、第2の期間にオンする第3のMOSトランジスタと、前記コンデンサの第1の端子にドレインが接続され、ソースが出力端子に接続され、前記第2の期間にオンする第4のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタのゲートに供給するオンオフ制御信号を生成する第1のレベルシフト回路と、前記第4のMOSトランジスタのゲートに供給するオンオフ制御信号を生成する第2のレベルシフト回路と、を備え、前記第1のレベルシフト回路は、所定のタイミング信号を前記第1のMOSトランジスタのソース電圧にレベル変換するレベル変換部と、このレベル変換部で変換されたタイミング信号のレベルを、前記ソース電圧に基づいて生成されるバイアス電圧に応じて出力制御する出力制御部とを備え、前記出力制御部の出力信号を前記第1のMOSトランジスタの前記オンオフ制御信号として使用し、前記第2のレベルシフト回路は、所定のタイミング信号を前記第4のMOSトランジスタのソース電圧にレベル変換するレベル変換部と、このレベル変換部で変換されたタイミング信号のレベルを、前記ソース電圧に基づいて生成されるバイアス電圧に応じて出力制御する出力制御部と、を備え、前記出力制御部の出力信号を前記第4のMOSトランジスタの前記オンオフ制御信号として使用するようにした
このように、本発明では、正負の高電圧を生成するDC−DCコンバータにおいて、スイッチング用のMOSトランジスタの変動するソース電位に合わせて、そのMOSトランジスタのゲートに供給するオンオフ制御電圧を、低耐圧用MOSトランジスタの耐性最大電位に制御するようにした。
このため、そのスイッチング用のMOSトランジスタに、高耐圧用MOSトランジスタより抵抗値が小さく、ゲート寄生容量も小さい低耐圧用MOSトランジスタを用いることが可能となる。
この結果、本発明によれば、電力変換効率を向上させることができ、さらに設計面積を縮小することが実現できる。
以下、本発明のDC−DCコンバータの実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る1段チャージポンプ型のDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。
この実施形態に係るDC−DCコンバータは、図1に示すように、2種類のコンデンサC1、C2と、その間を繋ぐスイッチング用のMOSトランジスタSW1〜SW4と、MOSトランジスタSW1〜SW4のオンオフ制御に係るタイミング信号を生成するタイミング信号生成回路TG1と、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号を利用してMOSトランジスタSW1,SW2のオンオフ制御する信号を生成するレベルシフタ(レベルシフト回路)LS1’、LS2’と、入力電圧VDDを供給するための入力端子INと、出力電圧VOUTを取り出すための出力端子OUTと、を備えている。
ここで、コンデンサC1は電荷転送用コンデンサであり、コンデンサC2は平滑用コンデンサである。また、MOSトランジスタSW1、SW2、SW3はP型のMOSトランジスタからなり、MOSトランジスタSW4はN型のMOSトランジスタからなる。
この実施形態では、タイミング信号生成回路TG1から出力される信号によって、MOSトランジスタSW1〜SW4をオンオフ制御し、コンデンサC1からコンデンサC2に電荷を転送することで電圧を変換し、入力電圧をVDDとすると、理想的には出力電圧VOUTとして2VDDを出力するようになっている。
また、この実施形態では、後述のように、MOSトランジスタSW3、SW4は、入力電圧VDDで制御可能であり、入力電圧VDDの耐性がある低耐圧用MOSトランジスタを用いるようにしている。
さらに、この実施形態では、後述のように、MOSトランジスタSW1、SW2の各端子間電圧を、低耐圧用MOSトランジスタの耐性範囲内に制御することにしている。このため、最大出力電圧2VDDが低耐圧用MOSトランジスタの耐性電圧よりも高い場合においても、MOSトランジスタSW1、SW2に低耐圧用MOSトランジスタを用いるようにしている。
次に、この実施形態の具体的な構成について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、入力端子INと出力端子OUTとの間に、MOSトランジスタSW1およびMOSトランジスタSW2が直列に接続されている。すなわち、MOSトランジスタSW1のドレインが入力端子INに接続され、MOSトランジスタSW1のソースがMOSトランジスタSW2のドレインに接続され、MOSトランジスタSW2のソースが出力端子OUTに接続されている。
また、入力端子INとアース(接地部)との間に、MOSトランジスタSW3およびMOSトランジスタSW4が直列に接続されている。すなわち、MOSトランジスタSW3のソースが入力端子INに接続され、MOSトランジスタSW3のドレインがMOSトランジスタSW4のドレインに接続され、MOSトランジスタSW4のソースがアースされている。
コンデンサC1の一端側は、MOSトランジスタSW1のソースとMOSトランジスタSW2のドレインとが共通接続される共通接続部に接続されている。また、コンデンサC1の他端側は、MOSトランジスタSW3のドレインとMOSトランジスタSW4のドレインとが共通接続される共通接続部に接続されている。さらに、コンデンサC2は、その一端側が出力端子OUTに接続され、その他端側がアースに接続されている。
タイミング信号生成回路TG1は、コンデンサC2からコンデンサC1に向かって流れる逆電流を防止するために、ノーオーバーラップ・クロックであるタイミング信号Φ1、Φ2とその反転信号Φ1B、Φ2Bを生成するようになっている。
タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ1は、MOSトランジスタSW4のゲートに供給され、MOSトランジスタSW4をオンオフ制御させるようになっている。また、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ2は、MOSトランジスタSW3のゲートに供給され、MOSトランジスタSW3をオンオフ制御させるようになっている。
なお、タイミング信号生成回路TG1から出力されるタイミング信号Φ1、Φ2とその反転信号Φ1B、Φ2Bの各レベルは、入力電圧VDDのレベル、すなわち0〔V〕〜VDD〔V〕の範囲である。
レベルシフタLS1’は、タイミング信号生成回路TG1で生成され入力電圧VDDのレベルからなるタイミング信号Φ1、Φ1Bを入力し、これをMOSトランジスタSW1のソース電圧Vsourceに変換し、制御信号ΦSW1として出力するようになっている。このため、レベルシフタLS1’には、MOSトランジスタSW1のソース電圧Vsourceが供給されるようになっている。そして、その制御信号ΦSW1は、MOSトランジスタSW1のゲートに供給され、これによりMOSトランジスタSW1がオンオフ制御されるようになっている。
レベルシフタLS2’は、タイミング信号生成回路TG1で生成され入力電圧VDDのレベルからなるタイミング信号Φ2、Φ2Bを入力し、これをMOSトランジスタSW2のソース電圧Vsource(VOUT)に変換し、制御信号ΦSW2として出力するようになっている。このため、レベルシフタLS2’には、MOSトランジスタSW2のソース電圧Vsourceが供給されるようになっている。そして、その制御信号ΦSW2は、MOSトランジスタSW2のゲートに供給され、これによりMOSトランジスタSW2がオンオフ制御されるようになっている。
次に、レベルシフタLS1’LS2’の具体的な構成について、図2を参照して説明する。
レベルシフタLS1’とレベルシフタLS2’とは、上記のように入力信号と、その入力信号のレベル変換した出力信号の値とがそれぞれ異なるが、その構成は基本的に同じであるので、ここではレベルシフタLS1’の構成について説明する。
このレベルシフタLS1’は、図2に示すように、レベル変換部10と、出力制御部20とからなる。
レベル変換部10は、タイミング信号生成回路TG1で生成されるタイミング信号Φ1、Φ1Bを入力し、これをMOSトランジスタSW1のソース電圧Vsourceに変換するようになっている。
出力部20は、レベル変換部10で変換されたタイミング信号のレベルの出力を、MOSトランジスタSW1のソース電圧Vsourceに基づいて後述のバイアス電圧生成回路30で生成されるバイアス電圧Vbiasに応じて制御し、この制御された信号が制御信号ΦSW1として出力端子22から出力されるようになっている。
レベル変換部10は、図2に示すように、MOSトランジスタL1〜L4からなる。そして、このMOSトランジスタL1〜L4は、MOSトランジスタSW2のソース電圧Vsourceが供給され、これにより動作するようになっている。
ここで、MOSトランジスタL1〜L4は、ソース電圧の耐性がある高耐圧用MOSトランジスタが使用される。
さらに詳述すると、電源端子11には、MOSトランジスタSW1のソース電圧Vsourceが供給されるようになっている。そして、電源端子11とアースとの間に、P型のMOSトランジスタL1およびN型のMOSトランジスタL2が直列に接続されている。また、電源端子11とアースとの間に、P型のMOSトランジスタL3およびN型のMOSトランジスタL4が直列に接続されている。
さらに、MOSトランジスタL2のゲートには、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号Φ1が供給され、MOSトランジスタL4のゲートには、タイミング信号生成回路TG1からのタイミング信号ΦB1が供給されるようになっている。また、MOSトランジスタL1とMOSトランジスタL2の共通接続部が、MOSトランジスタL3,L5,L6の各ゲートに接続されている。さらに、MOSトランジスタL3とMOSトランジスタL4の共通接続部が、MOSトランジスタL1のゲートに接続されている。
出力制御部20は、図2に示すように、MOSトランジスタL5〜L8と、図3に示すバイアス電圧生成回路30で生成されるバイアス電圧Vbiasを供給するためのバイアス供給端子21と、MOSトランジスタSW1のゲートに供給する制御信号ΦSW1を取り出すための出力端子22と、を備えている。
ここで、MOSトランジスタL5〜L8は、ソース電圧の耐性がある高耐圧用MOSトランジスタが使用される。
さらに詳述すると、電源端子11とアースとの間に、P型のMOSトランジスタL5、P型のMOSトランジスタL7、およびN型のMOSトランジスタL6が直列に接続されている。また、バイアス供給端子21と出力端子22との間に、P型のMOSトランジスタL8が接続されている。
MOSトランジスタL5のゲートとMOSトランジスタL6のゲートとは共通接続され、この共通接続部にレベル変換部10の出力が供給されるようになっている。MOSトランジスタL7のゲートには、図3に示すバイアス生成回路30からのバイアス電圧Vbiasが供給されるようになっている。MOSトランジスタL5とMOSトランジスタL7の共通接続部、MOSトランジスタL8のドレイン、およびMOSトランジスタL8のゲートは出力端子22に接続されている。
このような構成からなる出力制御部20では、MOSトランジスタL7のゲートに、バイアス電圧生成回路30でMOSトランジスタSW1のソース電圧に応じて生成された、バイアス電圧Vbiasが供給される。これにより、MOSトランジスタL7に流れる電流が制御され、出力端子22から出力される制御信号ΦSW1のレベルが変動する。すなわち、MOSトランジスタSW1のゲート電圧を、そのソース電圧に応じて低耐圧用MOSトランジスタの耐性最大電位に制御できる。
次に、レベルシフタLS1’LS2’に供給するバイアス電圧Vbiasを生成するバイアス生成回路30の具体的な構成について、図3を参照して説明する。
このバイアス生成回路30は、図3に示すように、抵抗R1と、ダイオード接続されるP型のMOSトランジスタL9と、出力端子32と、定電流を生成する定電流回路33とを備え、これらが電源端子31とアースとの間に直列に接続されている。ここで、MOSトランジスタL9は、ソース電圧の耐性がある高耐圧用のMOSトランジスタが使用される。
さらに詳述すると、電源端子31には、MOSトランジスタSW1のソース電圧Vsource、またはMOSトランジスタSW2のソース電圧Vsource(VOUT)が供給されるようになっている。
出力端子32からはバイアス電圧Vbiasを取り出すようになっている。すなわち、電源端子31にMOSトランジスタSW1のソース電圧Vsourceが供給される場合には、出力端子32から取り出したバイアス電圧Vbiasは、レベルシフタLS1’に供給される。一方、電源端子31にMOSトランジスタSW2のソース電圧Vsource(VOUT)が供給される場合には、出力端子32から取り出したバイアス電圧Vbiasは、レベルシフタLS2’に供給される。
定電流回路33は、図3に示すように、基準電圧発生回路VR1と、オペアンプOP1と、N型のMOSトランジスタL10と、抵抗R2とからなる。オペアンプOP1は、MOSトランジスタL10と抵抗R2との共通接続部の電位と、基準電圧発生回路VR1からの基準電圧との差に応じた誤差信号を生成するようになっている。その誤差信号は、MOSトランジスタL10のゲートに供給され、これによりMOSトランジスタL10に流れる電流が一定に制御されるようになっている。すなわち、所望の定電流を得ることができるようになっている。
なお、基準電圧発生回路VR1は、バンドギャップ等を用い、さらに抵抗分割をすることで所望な基準電圧を発生するようにしている。
このような構成からなるバイアス生成回路30では、定電流回路33により、抵抗R1とダイオード接続されるMOSトランジスタL9とに一定の電流が流れ、一定の電圧降下が発生する。このため、電源端子31に供給されるMOSトランジスタSW1またはSW2のソース電圧Vsourseに対して一定の電圧降下が発生し、所望のバイアス電圧Vbiasが得られる。
図4に、そのソース電圧Vsourceとバイアス電圧Vbiasの関係を示し、その関係式を以下に説明する。
ここで、図2に示すMOSトランジスタL7のしきい値電圧をVthp、そのゲート電圧をVgateとする。また、MOSトランジスタSW1,SW2の最大耐性電圧Vmaxとすると、次の(2)式および(3)式が得られる。
Vgate=Vbias+Vthp・・・・(2)
Vmax=Vsource−Vthp・・・(3)
(2)式および(3)式から次の(4)式が得られる。
Vbias=Vsource−Vthp−Vmax・・・(4)
このよう構成からなる実施形態を動作周波数1000〔kHz〕で動作させ、出力電流IOUTを5〔mA〕とした時、MOSトランジスタSW1、SW2のサイズは、従来のような高耐圧用MOSトランジスタを用いた回路構成の場合には、チャネル幅Wとチャネル長さLは、W=20000〔μm〕,L=2. 5〔μm〕程度である。
これに対して、この実施形態のように、MOSトランジスタSW1、SW2に低耐圧用MOSトランジスタを使用した回路構成の場合、W=5000〔μm〕,L=0. 7〔μm〕程度であり、高耐圧用MOSトランジスタを用いる場合と比べて、トランジスタサイズは1/4以下になる。
次に、このような構成からなる実施形態の動作の一例について、図1および図5などを参照して説明する。
図1に示すタイミング信号生成回路TG1は、図5の(G)(F)に示すようなタイミング信号Φ1、Φ2と、その反転信号Φ1B、Φ2Bを生成する。そのタイミング信号Φ1は、MOSトランジスタSW4のゲートに供給され、MOSトランジスタSW4をオンオフ制御させる。また、そのタイミング信号Φ2は、MOSトランジスタSW3のゲートに供給され、MOSトランジスタSW3をオンオフ制御させる。
レベルシフタLS1’は、タイミング信号生成回路TG1で生成され入力電圧VDDのレベルからなるタイミング信号Φ1、Φ1Bを入力し、これをMOSトランジスタSW1のソース電圧Vsourceに変換し、制御信号ΦSW1として出力する。その制御信号ΦSW1は、MOSトランジスタSW1のゲートに供給され、これによりMOSトランジスタSW1がオンオフ制御される。
一方、レベルシフタLS2’は、タイミング信号生成回路TG1で生成され入力電圧VDDのレベルからなるタイミング信号Φ2、Φ2Bを入力し、これをMOSトランジスタSW2のソース電圧Vsource(VOUT)に変換し、制御信号ΦSW2として出力する。その制御信号ΦSW2は、MOSトランジスタSW2のゲートに供給され、これによりMOSトランジスタSW2がオンオフ制御される。
このような制御により、図5に示す期間T1’では、MOSトランジスタSW1,SW4がオンし、MOSトランジスタSW2,SW3がオフした状態になる。このとき、コンデンサC1は入力電圧VDDにより充電され、コンデンサC1の一端側の電位VC1+は図5(B)に示すようにVDDとなり、コンデンサC1の他端側の電位VC1−は図5(C)に示すようにVSSとなる。
出力電圧VOUTが、コンデンサC1の一端側の電位VC1に昇圧するまでの初期状態の場合には、MOSトランジスタSW2はP型のMOSトランジスタであるので、そのドレイン−ウェル間のPN接合が順バイアスになる。このため、出力電圧VOUTは、コンデンサC1の一端側の電位VC1+から、そのPN接合のダイオードの順方向電圧の分だけ降下した電位になる。出力電圧VOUTがコンデンサC1の一端側の電位VC1+以上に昇圧した後は、コンデンサC1とコンデンサC2の間で電荷の移動がなくなり、電圧は変化しない。
このとき、レベルシフタLS1’は、MOSトランジスタSW1のソース電圧(VC1+)と、このソース電圧に応じて図3のバイアス電圧生成回路30で生成されるバイアス電圧Vbias1とを用いて、MOSトランジスタSW1のゲートに供給する制御信号ΦSW1を生成する(図5(E)参照)。
すなわち、レベルシフタLS1’は、MOSトランジスタSW1のゲート電圧を、〔(VC1+)−(低耐圧用MOSトランジスタの最大耐性電位差)〕に制御し、MOSトランジスタSW1をオン状態にする。この結果、MOSトランジスタSW1の各端子間電圧は、低耐圧用MOSトランジスタの最大耐性電圧に制御される。
また、レベルシフタLS2’は、MOSトランジスタSW2のソース電圧(VOUT)と、このソース電圧に応じて図3のバイアス電圧生成回路30で生成されるバイアス電圧とを用いて、MOSトランジスタSW2のゲートに供給する制御信号ΦSW2を生成する(図5(D)参照)。
すなわち、レベルシフタLS2’は、MOSトランジスタSW2のゲート電圧として、そのソース電圧(VOUT)を出力し、MOSトランジスタSW2をオフ状態とする。この結果、MOSトランジスタSW2のドレイン−ソース間の電圧はVDDとなるので、MOSトランジスタSW2の各端子間の電位差が、低耐圧用MOSトランジスタの耐性範囲内に制御される。
一方、図5に示す期間T2’では、MOSトランジスタSW2,SW3がオンし、MOSトランジスタSW1,SW4がオフした状態になる。このとき、コンデンサC1の他端側の電位VC1−は、入力電圧VDDとなる。これに対して、コンデンサC1の一端側の電位VC1+は、コンデンサC1の充電電圧VDDと電位VC1−(VDD)との和の電圧2VDDとなる。これと同時に、コンデンサC1の電荷がコンデンサC2に移動し、出力電圧VOUOTは、2VDDとなる。
このとき、レベルシフタLS1’は、MOSトランジスタSW1のソース電圧(VC1+)と、このソース電圧に応じて図3のバイアス電圧生成回路30で生成されるバイアス電圧とを用いて、MOSトランジスタSW1のゲートに供給する制御信号ΦSW1を生成する(図5(E)参照)。
すなわち、レベルシフタLS1’は、MOSトランジスタSW1のゲート電圧として、そのソース電圧(VC1+)を出力し、MOSトランジスタSW1をオフ状態とする。この結果、MOSトランジスタSW1のドレイン−ソース間の電圧はVDDとなるので、MOSトランジスタSW1の各端子間の電位差が、低耐圧用MOSトランジスタの耐性範囲内に制御される。
また、レベルシフタLS2’は、MOSトランジスタSW2のソース電圧(VOUT)と、このソース電圧に応じて図3のバイアス電圧生成回路30で生成されるバイアス電圧Vbias2とを用いて、MOSトランジスタSW2のゲートに供給する制御信号ΦSW2を生成する(図5(D)参照)。
すなわち、レベルシフタLS2’は、MOSトランジスタSW2のゲート電圧を、〔(VOUT)−(低耐圧用MOSトランジスタの最大耐性電位差)〕に制御し、MOSトランジスタSW2をオン状態にする。この結果、MOSトランジスタSW2の各端子間電圧は、低耐圧用MOSトランジスタの最大耐性電圧に制御される。
このように、期間T1’と期間T2’の動作を繰り返すことにより、MOSトランジスタ等の抵抗を無視すると、出力電圧VOUTは入力電圧VDDの2倍の電圧(2VDD)まで昇圧する。また、図5に示す期間T0’では、MOSトランジスタSW1〜SW4がオフした状態になり、コンデンサC1とコンデンサC2の間で電荷の移動がなくなる。そのため、期間T1’と期間T2’が切り替わる時には、コンデンサC2からコンデンサC1へ向かって逆電流が流れなくなり、電力変換効率は低下しない。
次に、出力電圧が2VDDに昇圧した後、出力に定電流IOUTが流れる場合について説明をする。
図5に示す期間T1では、期間T1’と同じ制御状態であるので、MOSトランジスタSW1の各端子間電圧は、低耐圧用MOSトランジスタの最大耐性電圧に制御され、MOSトランジスタSW2の各端子間電圧は、低耐圧用MOSトランジスタの耐性範囲内に制御される。また、出力電圧VOUTはVC1+の電位よりも高いので、コンデンサC1とコンデンサC2との間で電荷の移動がなく、出力電圧VOUTは、出力電流としてコンデンサC2に蓄えられた電荷が減った分だけ、2VDDから低下する。
さらに、図5に示す期間T2では、期間T2’と同じ制御状態であるので、MOSトランジスタSW1の各端子間電圧が、低耐圧用MOSトランジスタの耐性範囲内に制御され、MOSトランジスタSW2の各端子間電圧が、低耐圧用MOSトランジスタの最大耐性電圧に制御される。また、出力電圧VOUTは、コンデンサC1からコンデンサC2へ電荷が移動し2VDDに昇圧する。これと同時に、出力電流として流れ出る電荷もコンデンサC1から移動する。
このような期間T1と期間T2の動作を繰り返し、出力電圧は2VDDから一定の電圧降下を繰り返したまま安定する。また、図5に示す期間T0では、MOSトランジスタSW1〜SW4がオフした状態になり、コンデンサC1とコンデンサC2の間で電荷の移動がなくなる。このため、期間T1と期間T2が切り替わる時に、コンデンサC2からコンデンサC1へ向かって逆電流が流れなくなり、電力変換効率が低下しない。
このように、MOSトランジスタSW1、SW2の各端子間電圧は、電圧が安定するまでの昇圧期間も、安定したあとの期間においても同様に、低耐圧用MOSトランジスタの耐性範囲内に制御されている。
これにより、MOSトランジスタSW1、SW2は、高耐圧用MOSトランジスタより抵抗の小さい低耐圧用MOSトランジスタを使用可能となる。さらに、MOSトランジスタSW1、SW2は、そのゲート電圧をソース電圧に合わせて変動制御することによって、昇圧期間も安定期間も常にMOSトランジスタの抵抗を小さくすることが出来る。
以上説明したように、この実施形態では、スイッチング用のMOSトランジスタの抵抗が小さくなり、電力変換効率が向上する。
また、この実施形態では、スイッチング用のMOSトランジスタのゲート寄生容量が小さくなることによって、ゲート寄生容量をCgate、ゲート電圧をVgate、動作周波数をfとすると、充放電する無駄な電流Igate=Cgate×Vgate×fが減る。この結果、次の(5)式で示す電力変換効率ηの低下を抑えることができる。
η=( 2VDD×IOUT)/( VDD×( 2IOUT+Igate))×100・・・・(5)
さらに、この実施形態では、同じトランジスタサイズでは抵抗値の小さい低耐圧用MOSトランジスタを用いることによって、電力変換効率を低下させずに設計面積を約1/2に縮小することが出来る。
なお、上記の実施形態では、1段チャージポンプ型のDC−DCコンバータについて説明したが、その段数は1段に限定されることはない。すなわち、入力電圧VDDに対して2倍の出力電圧を発生させるのみならず、3倍、4倍・・・などの出力電圧を発生させるものについても適用できる。
また、上記の実施例では、正電圧を発生する場合について説明したが、負電圧を発生する回路に置き換えることも可能である。さらに、チャージポンプ型のDC−DCコンバータに限らず、DC−DCコンバータに用いられる正負の高電圧生成回路において、ドレイン−ソース間電圧の最大電圧が低耐圧用MOSトランジスタの耐性範囲内であり、高耐圧用MOSトランジスタを用いた全ての回路に適用可能である。
本発明の実施形態の構成を示す回路図である。 図1に示すレベルシフタの具体的な構成を示す回路図である。 バイアス電圧生成回路の具体的な構成を示す回路図である。 バイアス電圧発生回路の供給電圧とその生成されるバイアス電圧との関係を示す図である。 この実施形態の動作時における各部の波形例を示す波形図である。 従来のチャージポンプ型のDC−DCコンバータの回路図である。 従来のレベルシフタの回路図である。 従来のチャージポンプ型のDC−DCコンバータの動作時における各部の波形例を示す波形図である。 従来回路において、出力電流時の回路内電流の説明図である。
符号の説明
SW1〜SW4 スイッチング用のMOSトランジスタ
C1,C2 コンデンサ
TG1 タイミング信号生成回路
LS1’,LS2’レベルシフタ(レベルシフト回路)
IN 入力端子
OUT 出力端子
10 レベル変換部
20 出力制御部
30 バイアス電圧生成回路

Claims (2)

  1. 複数のスイッチング用のMOSトランジスタと、コンデンサとを含み、前記複数のMOSトランジスタをオンオフ動作させて入力電圧で前記コンデンサを充電させ、この充電電圧を利用して所望の出力電圧を得るようにしたチャージポンプ型のDC−DCコンバータであって、
    前記複数のMOSトランジスタのうち所定のMOSトランジスタをオンオフ制御する制御信号を生成するレベルシフト回路を有し、
    該レベルシフト回路は、
    所定のタイミング信号を前記オンオフ制御される所定のMOSトランジスタのソース電圧にレベル変換するレベル変換部と、
    このレベル変換部で変換されたタイミング信号のレベルを、前記ソース電圧に基づいて生成されるバイアス電圧に応じて出力制御する出力制御部と、
    を備え
    前記出力制御部の出力信号を前記所定のMOSトランジスタのオンオフ制御信号として使用するようにしたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. チャージポンプ型のDC−DCコンバータであって、
    第1の端子と第2の端子とを有し、前記第1の端子と前記第2の端子とから交互に入力電圧が供給されるコンデンサと、
    前記コンデンサの第1の端子にソースが接続され、ドレインに入力電圧が入力され、第1の期間にオンする第1のMOSトランジスタと、
    前記コンデンサの第2の端子と接地との間に接続され、前記第1の期間にオンする第2のMOSトランジスタと、
    前記コンデンサの第2の端子にドレインが接続され、ソースに入力電圧が入力され、第2の期間にオンする第3のMOSトランジスタと、
    前記コンデンサの第1の端子にドレインが接続され、ソースが出力端子に接続され、前記第2の期間にオンする第4のMOSトランジスタと、
    前記第1のMOSトランジスタのゲートに供給するオンオフ制御信号を生成する第1のレベルシフト回路と、
    前記第4のMOSトランジスタのゲートに供給するオンオフ制御信号を生成する第2のレベルシフト回路と、を備え、
    前記第1のレベルシフト回路は、所定のタイミング信号を前記第1のMOSトランジスタのソース電圧にレベル変換するレベル変換部と、このレベル変換部で変換されたタイミング信号のレベルを、前記ソース電圧に基づいて生成されるバイアス電圧に応じて出力制御する出力制御部とを備え、前記出力制御部の出力信号を前記第1のMOSトランジスタの前記オンオフ制御信号として使用し、
    前記第2のレベルシフト回路は、所定のタイミング信号を前記第4のMOSトランジスタのソース電圧にレベル変換するレベル変換部と、このレベル変換部で変換されたタイミング信号のレベルを、前記ソース電圧に基づいて生成されるバイアス電圧に応じて出力制御する出力制御部と、を備え、前記出力制御部の出力信号を前記第4のMOSトランジスタの前記オンオフ制御信号として使用するようにしたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
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