JP2006109160A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】より容易にコンテンツデータの破壊編集を正しく行うことができるようにする。
【解決手段】 更新メタデータ特定部303は、素材データ破壊編集処理部302による破壊編集処理により影響を受ける(更新の必要がある)メタデータを特定し、更新が必要と判定された場合、破壊編集処理に対応するように、リアルタイムメタデータ更新部304はリアルタイムメタデータを更新し、ノンリアルタイムメタデータ更新部306はノンリアルタイムメタデータを更新する。また、プロキシデータ更新部305はプロキシデータを更新する。クリップインフォメーションファイル更新部308はクリップインフォメーションファイルを更新する。クリップ書き込み部309は、以上の処理により更新されたクリップの各データを光ディスク12に記録させる。本発明は、例えば、編集装置に適用できる。
【選択図】図18

Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、例えば、より容易にコンテンツデータの破壊編集を正しく行うことができるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
従来、VTR(Video Tape Recorder)において、画像データや音声データ等のコンテンツデータを、記録媒体であるテープデバイスに記録する場合、通常、テープデバイスには、そのコンテンツデータのみが記録されていた。コンテンツデータに例えばタイムコード等のメタデータが付加される場合もあったが、このメタデータは、テープデバイスにおいて、コンテンツデータとともに時間軸に沿って記録されていた。従って、このコンテンツデータの一部を書き換える等の編集が行われた場合、メタデータは、そのコンテンツデータの編集部分に対応する(付随する)部分のみが更新される。
これに対して、近年、画像データや音声データ等のコンテンツデータを、光ディスクやハードディスク等のランダムアクセスが可能な記録媒体を用いて、ノンリニアに記録する方法がある(例えば、特許文献1参照)。その場合、記録された各コンテンツデータは、ファイルシステムにより、それぞれ、ファイル(クリップ)として管理される。
例えば、映像や音声等よりなるテレビジョン番組等の場合、そのコンテンツデータは、画像ファイル、音声ファイル、およびメタデータファイル等の複数のファイルの集合として管理される。このとき、これらのファイルを管理したり、再生したりするための情報としてのメタデータも生成される。すなわち、このようにノンリニアにコンテンツデータが記録される場合、そのコンテンツデータには、VTRの場合よりも多くのメタデータが付加される。
従って、VTRの場合のように、コンテンツデータを書き換える等の編集を行う場合、各ファイルの内容の整合性を保つために、そのコンテンツデータに対応するメタデータの内容も合わせて更新する必要がでてくる。
従来の場合、このようにノンリニアに記録されたデータの編集においては、編集装置は、編集対象の元のデータは更新せずに、編集内容を示す情報(編集結果を導出可能な情報)を含むファイルを新たに生成していた(非破壊編集を行っていた)(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−292421号公報
しかしながら、このような非破壊編集においては、元のデータを残したまま編集結果となるファイルを新たに生成するため、例えばコンテンツデータの一部を他のコンテンツデータで上書きするような編集の場合、記録媒体の記録領域を不要に消費してしまう恐れがあった。
そこで、光ディスク等のノンリニアにコンテンツデータを記録する記録媒体の場合であっても、VTRの場合と同様に、編集対象のコンテンツデータを実際に更新する「破壊編集」を行うことが要求されるようになってきている。
しかしながら、その場合、ユーザは、画像データや音声データを破壊編集する際に、それらのデータに対応するメタデータの更新作業を、各メタデータについて1つずつ行わなければならず、各データの整合性を正しく保つことが困難であるという課題があった。例えば、破壊編集された画像データや音声データの時間軸上の編集区間内に対応するメタデータだけを更新する方法では、時間の概念を持たないメタデータは書き換え対象とならず、破壊編集された画像データや音声データと、そのメタデータとの整合性、および複数存在するメタデータ間の整合性が保たれない。この整合性の維持は、破壊編集されるコンテンツデータに対応するメタデータの数や種類が増加するに従って、より困難になってくる。さらに、仮にメタデータの整合性が崩れた場合、ユーザがそれを認識することができないという課題もあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、コンテンツデータを破壊編集する際に、そのコンテンツデータに対応するメタデータも更新し、各データの整合性を維持することにより、より容易にコンテンツデータの破壊編集を正しく行い、メタデータに基づいた機器やアプリケーションの動作を保障することができるようにするものである。
本発明の情報処理装置は、素材データに対してデータを実際に更新する破壊編集を行う素材データ破壊編集手段と、素材データ破壊編集手段による素材データの破壊編集により影響を受けるメタデータを特定するメタデータ特定手段と、メタデータ特定手段により特定されたメタデータを更新するメタデータ更新手段とを備えることを特徴とする。
記録媒体に記録されているコンテンツデータを読み出すコンテンツデータ読み出し手段と、コンテンツデータを記録媒体に書き込むコンテンツデータ書き込み手段とをさらに備え、素材データ破壊編集手段は、コンテンツデータ読み出し手段により記録媒体より読み出されたコンテンツデータの素材データを破壊編集し、コンテンツデータ書き込み手段は、素材データ破壊編集手段により破壊編集された素材データ、および、メタデータ更新手段により更新されたメタデータを含む、コンテンツデータを記録媒体に書き込むようにすることができる。
前記素材データ破壊編集手段は、素材データを破壊編集するとともに、素材データに付加される識別情報を更新し、メタデータ特定手段は、素材データ破壊編集手段により破壊編集される素材データの識別情報を有するメタデータを特定し、メタデータ更新手段は、メタデータ特定手段により特定されたメタデータに含まれる、素材データ破壊編集手段により破壊編集される素材データの識別情報を、素材データ破壊編集手段により更新された識別情報に更新するようにすることができる。
前記メタデータ更新手段は、素材データに付加されるメタデータの内、素材データの再生時におけるメタデータの再生にリアルタイム性が要求されるリアルタイムメタデータを更新するリアルタイムメタデータ更新手段と、素材データに付加されるメタデータの内、素材データの再生時におけるメタデータの再生にリアルタイム性が要求されないノンリアルタイムメタデータを更新するノンリアルタイムメタデータ更新手段とを備えるようにすることができる。
前記素材データ破壊編集手段による破壊編集に合わせて、素材データの低解像度のデータであるプロキシデータを更新するプロキシデータ更新手段をさらに備えるようにすることができる。
前記素材データ破壊編集手段による破壊編集に合わせて、コンテンツデータに含まれる各データを管理する管理情報更新する管理情報更新手段をさらに備えるようにすることができる。
前記メタデータ更新手段によるメタデータの更新を行うか否かをユーザに確認する更新確認手段をさらに備え、メタデータ更新手段は、ユーザが更新を許可した場合のみ、メタデータを更新するようにすることができる。これにより、ユーザは、本来、更新が必要なメタデータの一部のみを更新するか、または、全部を更新するかを選択することができる。
前記更新確認手段による確認の結果、ユーザが更新を許可しなかった場合、破壊編集された素材データと、素材データに対応するメタデータとの間で生じる不整合に関する情報である不整合情報を生成する不整合情報生成手段をさらに備えるようにすることができる。
本発明の情報処理方法は、素材データに対してデータを実際に更新する破壊編集を行う素材データ破壊編集ステップと、素材データ破壊編集ステップの処理による素材データの破壊編集により影響を受けるメタデータを特定するメタデータ特定ステップと、メタデータ特定ステップの処理により特定されたメタデータを更新するメタデータ更新ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、素材データに対してデータを実際に更新する破壊編集を行う素材データ破壊編集ステップと、素材データ破壊編集ステップの処理による素材データの破壊編集により影響を受けるメタデータを特定するメタデータ特定ステップと、メタデータ特定ステップの処理により特定されたメタデータを更新するメタデータ更新ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、素材データに対してデータを実際に更新する破壊編集が行われ、その素材データの破壊編集により影響を受けるメタデータが特定され、その特定されたメタデータが更新される。
本発明によれば、例えば、より容易にコンテンツデータの破壊編集を正しく行うことができる。また、これにより、メタデータに基づいた機器やアプリケーションの動作を保障することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定したりするものではない。
本発明においては、コンテンツを形成する素材データ(例えば、図4の画像データファイルまたは音声データファイル)、および前記素材データに付加されるメタデータ(例えば、図4のリアルタイムメタデータファイルまたはノンリアルタイムメタデータファイル)により構成されるコンテンツデータ(例えば、図4のクリップディレクトリ)を処理する情報処理装置(例えば、図1の編集装置)が提供される。この情報処理装置は、素材データに対してデータを実際に更新する破壊編集(例えば、図14の破壊編集処理)を行う素材データ破壊編集手段(例えば、図18の素材データ破壊編集部)と、素材データ破壊編集手段による素材データの破壊編集により影響を受けるメタデータを特定するメタデータ特定手段(例えば、図18の更新メタデータ特定部)と、メタデータ特定手段により特定されたメタデータを更新するメタデータ更新手段(例えば、図18のリアルタイムメタデータ更新部およびノンリアルタイムメタデータ更新部)とを備える。
記録媒体(例えば、図1の光ディスク)に記録されているコンテンツデータを読み出すコンテンツデータ読み出し手段(例えば、図18のクリップ読み出し部)と、コンテンツデータを記録媒体に書き込むコンテンツデータ書き込み手段(例えば、図18のクリップ書き込み部)とをさらに備え、素材データ破壊編集手段は、コンテンツデータ読み出し手段により記録媒体より読み出されたコンテンツデータの素材データを破壊編集し、コンテンツデータ書き込み手段は、素材データ破壊編集手段により破壊編集された素材データ、および、メタデータ更新手段により更新されたメタデータを含む、コンテンツデータを記録媒体に書き込むようにすることができる。
前記素材データ破壊編集手段は、素材データを破壊編集するとともに、素材データに付加される識別情報(例えば、図8の拡張UMID)を更新し、メタデータ特定手段は、素材データ破壊編集手段により破壊編集される素材データの識別情報を有するメタデータを特定し、メタデータ更新手段は、メタデータ特定手段により特定されたメタデータに含まれる、素材データ破壊編集手段により破壊編集される素材データの識別情報を、素材データ破壊編集手段により更新された識別情報に更新するようにすることができる。
前記メタデータ更新手段は、素材データに付加されるメタデータの内、素材データの再生時におけるメタデータの再生にリアルタイム性が要求されるリアルタイムメタデータ(例えば、図4のリアルメタデータファイル)を更新するリアルタイムメタデータ更新手段(例えば、図18のリアルタイムメタデータ更新部)と、素材データに付加されるメタデータの内、素材データの再生時におけるメタデータの再生にリアルタイム性が要求されないノンリアルタイムメタデータ(例えば、図4のノンリアルメタデータファイル)を更新するノンリアルタイムメタデータ更新手段(例えば、図18のノンリアルタイムメタデータ更新部)とを備えるようにすることができる。
前記素材データ破壊編集手段による破壊編集に合わせて、素材データの低解像度のデータであるプロキシデータ(例えば、図4のローレゾデータファイル)を更新するプロキシデータ更新手段(例えば、図18のプロキシデータ更新部)をさらに備えるようにすることができる。
前記素材データ破壊編集手段による破壊編集に合わせて、コンテンツデータに含まれる各データを管理する管理情報(例えば、図4のクリップインフォメーションファイル)を更新する管理情報更新手段(例えば、図18のクリップインフォメーションファイル更新部)をさらに備えるようにすることができる。
前記メタデータ更新手段によるメタデータの更新を行うか否かをユーザに確認する更新確認手段(例えば、図18の更新確認処理部)をさらに備え、メタデータ更新手段は、ユーザが更新を許可した場合のみ、メタデータを更新するようにすることができる。これにより、ユーザは、本来、更新が必要なメタデータの一部のみを更新するか、または、全部を更新するかを選択することができる。
前記更新確認手段による確認の結果、ユーザが更新を許可しなかった場合、破壊編集された素材データと、素材データに対応するメタデータとの間で生じる不整合に関する情報である不整合情報を生成する不整合情報生成手段(例えば、図18の不整合情報生成部)をさらに備えるようにすることができる。
本発明においては、コンテンツを形成する素材データ(例えば、図4の画像データファイルまたは音声データファイル)、および前記素材データに付加されるメタデータ(例えば、図4のリアルタイムメタデータファイルまたはノンリアルタイムメタデータファイル)により構成されるコンテンツデータ(例えば、図4のクリップディレクトリ)を処理する情報処理装置(例えば、図1の編集装置)の情報処理方法が提供される。この情報処理方法は、素材データに対してデータを実際に更新する破壊編集(例えば、図14の破壊編集処理)を行う素材データ破壊編集ステップ(例えば、図21のステップS33)と、素材データ破壊編集ステップの処理による素材データの破壊編集により影響を受けるメタデータを特定するメタデータ特定ステップ(例えば、図21のステップS34)と、メタデータ特定ステップの処理により特定されたメタデータを更新するメタデータ更新ステップ(例えば、図21のステップS39または図22のステップS55)とを含む。
本発明においては、コンテンツを形成する素材データ(例えば、図4の画像データファイルまたは音声データファイル)、および前記素材データに付加されるメタデータ(例えば、図4のリアルタイムメタデータファイルまたはノンリアルタイムメタデータファイル)により構成されるコンテンツデータ(例えば、図4のクリップディレクトリ)に関する処理をコンピュータ(例えば、図1の編集装置)に行わせるプログラムが提供される。このプログラムは、素材データに対してデータを実際に更新する破壊編集(例えば、図14の破壊編集処理)を行う素材データ破壊編集ステップ(例えば、図21のステップS33)と、素材データ破壊編集ステップの処理による素材データの破壊編集により影響を受けるメタデータを特定するメタデータ特定ステップ(例えば、図21のステップS34)と、メタデータ特定ステップの処理により特定されたメタデータを更新するメタデータ更新ステップ(例えば、図21のステップS39または図22のステップS55)とを含む。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した番組制作システムの一実施の形態の構成例を示している。
図1において、番組制作システム1は、例えば、テレビジョン放送等で放送される番組(コンテンツ)を制作するシステムである。番組制作システム1は、カムコーダ11および編集装置13を有している。
カムコーダ11は、被写体を撮影し、得られた画像データや音声データ等の素材データ21やそのメタデータ22等を記録媒体である光ディスク12に記録する装置であり、番組制作行程の1つである取材作業に用いられる。
編集装置13は、光ディスク12に記録されている素材データ21やメタデータ22を編集し、例えば、複数のデータを繋ぎ合わせたり、不要な部分を削除したり、音声を挿入したり、字幕などの文字データを挿入したりし、コンテンツとして完成されたデータであるカンパケデータ23を生成する装置であり、番組制作行程の1つである編集作業に用いられる。
光ディスク12は、例えば、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等の大容量記録媒体であり、素材データ21やメタデータ22等を記録する。この光ディスク12は、ランダムアクセス可能な記録媒体であり、各データをファイルとして非時系列的に(ノンリニアに)管理する。従って、例えば、編集装置13は、メタデータ12に記録されている任意のファイルに対して、その記録順に関係なくアクセス可能となる。
つまり、番組制作システム1において、カムコーダ11と編集装置13は、ランダムアクセス可能な光ディスク12を介して素材データ21やメタデータ22をやりとりする。
図2は、図1の光ディスク12の記録領域の構成例を示す模式図である。
図2において、光ディスク12の記録領域30は、交替領域31、ファイルシステム32Aおよび32B、ノンリアルタイムメタデータ領域(NRT(Non Real Time)領域)33、およびクリップ領域34を有する。
交替領域31は、その他の領域に、傷、汚れ、製造不良、または記録寿命などによる読み書き不良領域が発生した場合、読み書き不良領域の代替として利用される領域である。ファイルシステム32Aおよび32Bは、NRT領域33やクリップ領域34に記録されたデータをファイルとして管理するための管理情報が記録される。
NRT領域33は、クリップ領域34に記録されるクリップに対応するメタデータであるノンリアルタイムメタデータ(NRT:Non Real Time metadata)を記録するための領域である。クリップとは、1つのコンテンツを形成するデータの集合であり、例えば、画像データ、音声データ、画像データの各フレームに対応するメタデータで構成されるリアルタイムメタデータ(RT:Real Time metadata)、および、画像データや音声データの低解像度のデータであるプロキシデータ等により構成される。
クリップとは、撮影者が撮像を開始して終了するまでの1回の撮像処理を示す単位である。すなわち、1つのクリップの画像信号は、通常、複数のフレームの画像信号からなる。なお、クリップは、1回の撮像処理を示すだけでなく、その撮像処理の撮像開始から撮像終了までの時間を示す場合にも用いられる。また、クリップは、その1回の撮像処理により得られる画像データの長さやデータ量を示したり、その画像データ自体を示したりする場合にも用いられるし、その1回の撮像処理により得られる(または関連する)各種のデータの長さやデータ量を示したり、その各種のデータの集合体そのものを示したりする場合にも用いられる。具体的には、クリップに含まれるデータとして、例えば、画像データおよび音声データの素材データの他に、その素材データに関連する各種メタデータ、その素材データの低解像度のデータであるプロキシデータ、またはその素材データの再生方法等を制御するプレイリストデータ等も含まれる。
例えば、図1の取材作業において、カムコーダ11が行う1回の撮影(録画開始から録画終了まで)により得られるデータ群が1つのクリップである。なお、例えば、編集装置13における編集作業により複数の画像データが繋ぎ合わせられた場合、その編集結果となる1つの画像データ(およびその画像データに対応する各データ)が1つのクリップとされる。
クリップの素材データに付加されるメタデータとしては、その読み込み処理においてリアルタイム性が要求される内容のデータよりなるリアルタイムメタデータと、その読み込み処理においてリアルタイム性が要求されない内容のデータよりなるノンリアルタイムメタデータが存在する。
リアルタイムメタデータ(RT)としては、例えば、画像信号のフレームの位置を時、分、秒等の所定の時間情報を利用して特定するLTC(Linear Time Code)、各フレームのフレーム番号であり、ファイルの先頭フレームからの相対的な位置情報であるFTC(File Time Code)、そのフレームの画像信号の信号特性を示すユーザビット(UB:User Bit)、フレームを識別するためのIDであるUMID(Unique Material Identifier)、ビデオカメラによる撮像が行われた位置を表すGPS(Global Positioning System)の情報、画像信号や音声信号等のエッセンスデータの内容に関する情報であるエッセンスマーク、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)メタデータ、撮像が行われたビデオカメラの設定/制御情報などがある。なお、ARIBメタデータとは、標準化団体であるARIBで標準化された、SDI(Serial Digital Interface)等の通信インタフェース用のメタデータである。また、ビデオカメラの設定/制御情報とは、例えば、IRIS(アイリス)制御値や、ホワイトバランス/ブラックバランスのモード、レンズのズームやフォーカスに関するレンズ情報等の情報である。
ノンリアルタイムメタデータは、クリップ全体に対するメタデータである。ノンリアルタイムメタデータ(NRT)としては、例えば、各フレームに対応するLTCをフレーム番号(FTC)に対応させた変換テーブル、UMID、GPSの情報、またはその他の情報などがある。なお、フレームとは、画像信号の単位であり、1画面分の画像に対応する画像データ(または、その画像データに対応する各種のデータ)のことである。また、クリップとは、撮影者が撮像を開始して終了するまでの1回の撮像処理を示す単位である。すなわち、1つのクリップの画像信号は、通常、複数のフレームの画像信号からなる。
このようなリアルタイムメタデータおよびノンリアルタイムメタデータは、どのような単位の画像データに対して付加されてもよい。以下においては、リアルタイムメタデータがフレーム毎に画像データに付加され、ノンリアルタイムメタデータがクリップ毎に画像データに付加される場合について説明する。すなわち、以下においては、リアルタイムメタデータは、画像信号に対して、フレーム毎に付加されるフレームメタデータであり、付加されたフレームに対応するデータを含んでいるものとする。また、ノンリアルタイムメタデータは、画像信号に対して、クリップ毎に付加されるクリップメタデータであり、付加されたクリップ全体に対応するデータを含んでいるものとする。
通常、画像データは、クリップ毎にファイル化され、ファイルシステムにより管理される。このような場合、ノンリアルタイムメタデータは、画像データを含むファイル毎のメタデータであることとすることもできる。
なお、リアルタイムメタデータとノンリアルタイムメタデータは、上述した以外のデータを含むようにしてもよい。また、リアルタイムメタデータとノンリアルタイムメタデータで同じ内容のデータを含めるようにしてもよいし、上述したリアルタイムメタデータとしての各データをノンリアルタイムメタデータとしてもよいし、逆に、ノンリアルタイムメタデータとして上述した各データをリアルタイムメタデータとしてもよい。例えば、エッセンスマーク、ARIBメタデータ、または、ビデオカメラの設定/制御情報等をノンリアルタイムメタデータとしてもよいし、リアルタイムメタデータおよびノンリアルタイムメタデータの両方に含めるようにしてもよい。また、UMIDやGPSの情報等をリアルタイムメタデータに含めるようにしてもよいし、リアルタイムメタデータおよびノンリアルタイムメタデータの両方に含めるようにしてもよい。
図2に示されるように、クリップ領域34には、例えば、クリップ34A、クリップ34B、・・・等のように、各クリップのデータが順に記録される。図2において、クリップ領域34のクリップがまだ記録されていない領域は未使用領域34Cである。なお、クリップ34Aは、クリップ34Aに属する画像データや音声データ等を含むボディA、フッダ情報F_A、およびヘッダ情報H_Aにより構成される。同様に、クリップ34Bは、クリップ34Bに属する画像データや音声データ等を含むボディB、フッダ情報F_B、およびヘッダ情報H_Bにより構成される。
光ディスク12においては、ファイルシステム32Aおよび32Bの管理情報により、各データはファイルとして図3乃至図5のように管理される。
光ディスク12に記録されたデータを管理するファイルシステムとしては、どのような方式のものを用いてもよく、例えば、UDF(Universal Disk Format)やISO9660(International Organization for Standardization 9660)等を用いてもよい。また、光ディスク12の代わりにハードディスク等の磁気ディスクを用いた場合、ファイルシステムとして、FAT(File Allocation Tables)、NTFS(New Technology File System)、HFS(Hierarchical File System)、またはUFS(Unix(登録商標) File System)等を用いてもよい。また、専用のファイルシステムを用いるようにしてもよい。
このファイルシステムにおいては、光ディスク12に記録されたデータは図3に示されるようなディレクトリ構造およびファイルにより管理される。
図3において、ルートディレクトリ(ROOT)51には、画像データや音声データ等の素材データに関する情報、および、素材データの編集結果を示すエディットリスト等が、下位のディレクトリに配置されるPROAVディレクトリ52が設けられる。なお、ルートディレクトリ51には、図示は省略するが、構成表データ等も設けられる。
PROAVディレクトリ52には、ディスクメタファイル(DISCMETA.XML)53、光ディスク12に記録されている全てのクリップおよびエディットリストを管理するための管理情報等を含むインデックスファイル(INDEX.XML)54、その複製のインデックスファイル(INDEX.BUP)55、ディスクインフォメーションファイル(DISCINFO.XML)56、その複製のディスクインフォメーションファイル(DISKINFO.BUP)57、クリップのデータが下位のディレクトリに設けられるクリップルートディレクトリ(CLPR)58、および、エディットリストのデータが下位のディレクトリに設けられるエディットリストルートディレクトリ(EDTR)59が設けられる。
クリップルートディレクトリ58には、光ディスク12に記録されているクリップのデータが、クリップ毎に異なるディレクトリに分けて管理されており、例えば、図3の場合、3つのクリップのデータが、クリップディレクトリ(C0001)61、クリップディレクトリ(C0002)62、および、クリップディレクトリ(C0003)63の3つのディレクトリに分けられて管理されている。すなわち、光ディスク12に記録された最初のクリップの各データは、クリップディレクトリ61の下位のディレクトリのファイルとして管理され、2番目に光ディスク12に記録されたクリップの各データは、クリップディレクトリ62の下位のディレクトリのファイルとして管理され、3番目に光ディスク12に記録されたクリップの各データは、クリップディレクトリ63の下位のディレクトリのファイルとして管理される。
また、エディットリストルートディレクトリ59には、光ディスク12に記録されているエディットリストが、その編集処理毎に異なるディレクトリに分けて管理されており、例えば、図3の場合、4つのエディットリストが、エディットリストディレクトリ(E0001)64、エディットリストディレクトリ(E0002)65、エディットリストディレクトリ(E0003)66、およびエディットリストディレクトリ(E0004)67の4つのディレクトリに分けて管理されている。すなわち、光ディスク12に記録されたクリップの1回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ64の下位のディレクトリのファイルとして管理され、2回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ65の下位のディレクトリのファイルとして管理され、3回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ66の下位のディレクトリのファイルとして管理され、4回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ67の下位のディレクトリのファイルとして管理される。
上述したクリップルートディレクトリ58に設けられるクリップディレクトリ61の下位のディレクトリには、最初に光ディスク12に記録されたクリップの各データが、図4に示されるようなファイルとして設けられ、管理される。
図4の場合、クリップディレクトリ61には、このクリップを管理するファイルであるクリップインフォメーションファイル(C0001C01.SMI)71、このクリップの画像データを含むファイルである画像データファイル(C0001V01.MXF)72、それぞれ、このクリップの各チャンネルの音声データを含む8つのファイルである音声データファイル(C0001A01.MXF乃至C0001A08.MXF)73乃至80、このクリップの画像データに対応する低解像度のデータを含むファイルであるプロキシデータファイル(C0001S01.MXF)81、このクリップ全体に対応するメタデータであり、例えば、LTC(Linear Time Code)とフレーム番号を対応させる変換テーブル等の、リアルタイム性を要求されないメタデータであるノンリアルタイムメタデータを含むファイルであるノンリアルタイムメタデータファイル(C0001M01.XML)82、このクリップの画像データの各フレームに対応するメタデータであり、例えばLTC等の、リアルタイム性を要求されるメタデータであるリアルタイムメタデータを含むファイルであるリアルタイムメタデータファイル(C0001R01.BIM)83、並びに、画像データファイル72のフレーム構造(例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)等におけるピクチャ毎の圧縮形式に関する情報や、ファイルの先頭からのオフセットアドレス等の情報)が記述されたファイルであるピクチャポインタファイル(C0001I01.PPF)84等のファイルが設けられる。
図4の場合、再生時にリアルタイム性を要求されるデータである、画像データ、プロキシデータ、およびリアルタイムメタデータは、それぞれ1つのファイルとして管理され、読み出し時間が増加しないようになされている。
また、音声データも、再生時にリアルタイム性を要求されるが、7.1チャンネル等のような音声の多チャンネル化に対応するために、8チャンネル用意され、それぞれ、異なるファイルとして管理されている。すなわち、音声データは8つのファイルとして管理されるように説明したが、これに限らず、音声データに対応するファイルは、7つ以下であってもよいし、9つ以上であってもよい。
同様に、画像データ、プロキシデータ、およびリアルタイムメタデータも、場合によって、それぞれ、2つ以上のファイルとして管理されるようにしてもよい。
また、図4において、リアルタイム性を要求されないノンリアルタイムメタデータは、リアルタイム性を要求されるリアルタイムメタデータと異なるファイルとして管理される。これは、画像データ等の通常の再生中に必要の無いメタデータを読み出さないようにするためであり、このようにすることにより、再生処理の処理時間や、処理に必要な負荷を軽減することができる。
なお、ノンリアルタイムメタデータファイル82は、汎用性を持たせるためにXML(eXtensible Markup Language)形式で記述されているが、リアルタイムメタデータファイル83は、再生処理の処理時間や処理に必要な負荷を軽減させるために、XML形式のファイルをコンパイルしたBIM形式のファイルである。
図4に示されるクリップディレクトリ61のファイルの構成例は、光ディスク12に記録されている各クリップに対応する全てのクリップディレクトリにおいて適用することができる。すなわち、図3に示される、その他のクリップディレクトリ62および63においても、図4に示されるファイルの構成例を適用することができるので、その説明を省略する。
次に、図3のエディットリストルートディレクトリ59の下位のディレクトリにおけるファイルの構成例について説明する。上述したエディットリストルートディレクトリ59に設けられるエディットリストディレクトリ65の下位のディレクトリには、光ディスク17に記録されたクリップの各データの2回目の編集結果に関する情報であるエディットリストのデータが、図5に示されるようなファイルとして設けられ、管理される。
図5の場合、エディットリストディレクトリ65には、この編集結果(エディットリスト)を管理するファイルであるエディットリストファイル(E0002E01.SMI)91、この編集後の素材データ(編集に用いられた全クリップの素材データの内、編集後のデータとして抽出された部分)全体に対応するノンリアルタイムメタデータ、または、そのノンリアルタイムメタデータに基づいて新たに生成されたノンリアルタイムメタデータを含むファイルであるエディットリスト用ノンリアルタイムメタデータファイル(E0002M01.XML)92、プレイリストファイル(E0002P01.SMI)93、プレイリスト用ピクチャポインタファイル(C0001I01.PPF)94、プレイリスト用画像データファイル(E0002V01.BMX)95、プレイリスト用音声データファイル(E0002A01.BMX乃至E0002A04.BMX)96乃至99、プレイリスト用プロキシデータファイル(E0002S01.BMX)100、並びに、プレイリスト用リアルタイムメタデータファイル(E0002R01.BBM)101等のファイルが設けられる。
図5において、リアルタイム性を要求されないノンリアルタイムメタデータは、リアルタイム性を要求されるリアルタイムメタデータと異なるファイルとして管理される。これは、再生手順(プレイリスト)を用いて画像データ等を再生中に(編集結果の再現中に)、必要の無いメタデータを読み出さないようにするためであり、このようにすることにより、再生処理の処理時間や、処理に必要な負荷を軽減することができる。
エディットリスト用ノンリアルタイムメタデータファイル92は、編集結果に基づいて、編集に使用されたクリップのノンリアルタイムメタデータ(クリップルートディレクトリ58の下位のディレクトリに存在するノンリアルタイムメタデータファイル)に基づいて生成された新たなノンリアルタイムメタデータを含むファイルである。例えば、編集が行われると、図4のノンリアルタイムメタデータファイル82に含まれるノンリアルタイムメタデータから、編集後の素材データに対応する部分が抽出され、それらを用いて、編集後の素材データを1クリップとする新たなノンリアルタイムメタデータが再構成され、エディットリスト用ノンリアルタイムメタデータファイルとして管理される。すなわち、編集後の素材データには、編集後の素材データを1クリップとする新たなノンリアルタイムメタデータが付加され、そのノンリアルタイムメタデータが1つのエディットリスト用ノンリアルタイムメタデータファイルとして管理される。従って、このエディットリスト用ノンリアルタイムメタデータファイルは、編集毎に生成される。
なお、このエディットリスト用ノンリアルタイムメタデータファイル92は、汎用性を持たせるために、XML形式で記述される。
なお、画像データ、プロキシデータ、およびリアルタイムメタデータは、場合によって、それぞれ、複数のファイルとして管理されるようにしてもよい。同様に、音声データに対応するファイルの数は、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
図5に示されるエディットリストディレクトリ65のファイルの構成例は、全てのエディットリスト(編集結果)において適用することができる。すなわち、図3に示される、その他のエディットリストディレクトリ64、66、または67においても、図5に示されるファイルの構成例を適用することができるので、その説明を省略する。
図4に示されるように、画像データや音声データは、容易に各データをそれぞれ別々に編集(AV(Audio Visual)独立編集)することができるように画像データファイル72、並びに、音声データファイル73乃至80のようにそれぞれ独立したファイルとして管理される。図6は、このように管理される画像データファイル72、並びに、音声データファイル73乃至80のフォーマット(AV独立フォーマット)の構成例を示している。
AV独立フォーマットでは、図6に示されるように、ビデオデータやオーディオデータが、それぞれまとめて配置されたファイルとされる。
なお、AV独立フォーマットのビデオファイルのボディには、光ディスク12のセクタ長の整数倍のピクチャアイテムがまとめて配置されているため、そのボディ全体の大きさも、光ディスク12のセクタ長の整数倍になっている。即ち、AV独立フォーマットのビデオファイルのボディは、セクタアラインメント(sector alignment)がとれた大きさとなっている。
また、MXFでは、インデックステーブルはオプションであり、図6のビデオファイルでは(後述するオーディオファイルでも同様)、インデックステーブルを採用していない。
AV独立フィーマットでは、WAVE形式のオーディオデータ(音声データ)が、チャネル毎のファイルのボディに、KLV(Key Length Value)構造で配置され、さらに、そのボディに、ヘッダとフッタが付加されて、オーディオファイルが構成される。
即ち、AV独立フォーマットでは、8チャンネルのオーディオデータについて、各チャネルのオーディオファイルが、独立に構成される。各チャネルのオーディオファイルは、そのチャネルのオーディオデータをWAVE形式にし、かつまとめてKLV構造化したものが、ボディに配置され、さらに、そのボディに、ヘッダとフッタが付加されて構成される。
なお、AV独立フォーマットのオーディオファイルのボディには、上述したように、あるチャネルのWAVE形式のオーディオデータをまとめてKLV構造化したものが配置されるが、このオーディオデータ全体の大きさが、光ディスク12のセクタ長の整数倍になるとは限らない。そこで、セクタアラインメントをとるために、AV独立フォーマットのオーディオファイルのボディには、KLV構造のオーディオデータの後に、セクタアライメントをとるのに必要な分のKLV構造のフィラーが配置される。
以上のように、AV独立フォーマットでは、ビデオデータがまとめてビデオファイルに配置されるとともに、各チャネルのオーディオデータがまとめて、そのチャネルのオーディオファイルに配置されるので、ビデオデータとオーディオデータそれぞれを別々に編集するAV独立編集などの編集を、容易に行うことができる。
なお、画像データ、音声データ、プロキシデータ、およびリアルタイムメタデータの各データは、光ディスク12に記録される際、再生時のリアルタイム性を容易に保つことができるように、それぞれ所定の時間毎に分割され、分割された各種のデータが年輪データとしてまとめられて記録される。
すなわち、光ディスク12には、各データの互いに対応する部分で構成される年輪データが連続するように記録される。
図7は、図4のリアルタイムメタデータファイル(C0001R01.BIM)83の構成例を示す模式図である。
図7に示されるように、リアルタイムメタデータファイル120は、再生のための参照情報が格納されるデコード情報(DecoderInit)121とメタデータ本体であるイニシャルディスクリプション(Initial Description)122により構成される。
リアルタイムメタデータは、画像データの各フレームに付加されるメタデータである。つまり、リアルメタデータファイル120は、各フレームに対するメタデータ(フレームユニット(FUU(Fragment Update Unit)))の集合として構成される。イニシャルディスクリプション122は、イニシャルディスクリプション122は、フレームユニットの数を示す情報であるフレームユニット数情報(Number of FUU)123を有し、そのフレームユニット数情報123に続いて、FUU124A、FUU124B、FUU124C、FUU124D、・・・のように、各フレームに対するフレームユニットが連続する。なお、先頭のFUU124Aは、先頭情報を示すFUUであり、リアルタイムメタデータターゲットマテリアルフィラーとして構成される。このFUU124Aに続いて、画像データの先頭フレームであるフレーム番号0のフレームに対するFUU124Bが配置され、さらに続いて、フレーム番号1のフレームに対応するFUU124C、フレーム番号2のフレームに対応するFUU124D、・・・のように構成される。なお、フレームユニット数情報123の値は、以上の構成に基づいて、「画像データのフレーム数+1」となる。
フレームユニットには、例えば、対応するフレームのLTC、対応するフレームのUMID、および、対応するフレームのエッセンスマーク等の情報により構成されるKLVパケット等が記述される。
図8は、そのUMIDの基本的な構成の例を説明する図である。図8において拡張UMID131は、64バイトの識別情報であり、画像データ、音声データ、メタデータ等、あらゆる素材をグローバルユニークに識別するための識別情報である。UMIDには、最低限必要な基本情報を含む基本UMID132と、基本UMID132に拡張情報であるソースパック133を付加した拡張UMID131が存在する。
すなわち、64バイトの拡張UMID131は、32バイトの基本UMID132と、32バイトのソースパック133により構成される。基本UMID132は、12バイトのユニバーサルラベル141、1バイトのデータ長142、3バイトのインスタンス番号143、および16バイトのマテリアル番号144により構成される。
ユニバーサルラベル141には、このIDがSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)で定義されたUMIDであることを示す普遍的なラベル情報が格納される。ユニバーサルラベル141は、10バイトのUMIDを示す固定ヘッダと、1バイトの、このUMIDが割り当てられる対象AV素材の種類を示す情報と、1バイトのUMIDの各フィールド値の生成方法を示す情報とにより構成される。データ長142には、このUMIDのデータ長を示す情報が格納される。すなわち、データ長142の値は、基本UMIDの場合32バイトになり、拡張UMIDの場合64バイトになる。インスタンス番号143は、インスタンスを示す情報を格納するフィールドであり、ここにはマテリアル番号144の値が同じである素材を識別するための識別情報が格納される。例えば、同じデータを複数回コピー(複製)した場合に、その複製方法によってインスタンス番号143の値を変更し、識別することにより、それらの複製されたデータを識別することが可能になる。すなわち、このインスタンス番号143によりUMIDを素材のグローバルユニークな識別以外の識別に用いることが可能になる。マテリアル番号144は、グローバルユニークに素材を識別するための識別情報が格納されるフィールドであり、時刻情報であるタイムスナップ、グローバルユニークな装置識別情報、および乱数により構成される。
ソースパック133は、基本UMID132に対する拡張情報であり、8バイトの時刻情報145、12バイトの位置情報146、および12バイトの人物情報147により構成される。
時刻情報145、位置情報146、および人物情報147は、いずれも、UMIDを割り当てる素材の生成に関する情報が格納される領域である。すなわち、時刻情報145には生成時刻が、位置情報146には生成した場所を示すGPS(Global Positioning System)情報が、人物情報147には生成した人物に関する情報が、それぞれ格納される。
図9は、KLVパケットの基本的な構成の例を説明する図である。図9において、KLVパケット150は、キーデータ(Key)151、レングスデータ(Length)152、および、バリューデータ(Value)153からなるKLV符号化されたデータである。このフォーマットは、SMPTE 335M/RP214に準拠している。
KLVパケット150のキーデータ151は、KLV符号化されたデータ項目を示す識別子である。この識別子には、SMTPEのメタデータ辞書に定義された、各種のデータ項目に対応する識別子が用いられる。KLVパケット150のレングスデータ152は、バリューデータ153の長さをバイト単位で示すデータである。KLVパケット150のバリューデータ153は、XML(eXtensible Markup Language)文書等のように、テキストデータ等のデータ本体からなるデータである。すなわち、KLVパケット150は、キーデータ151に示されるデータ項目のデータであり、レングスデータ152に示されるデータ長のデータであり、かつ、バリューデータ153に示されるデータを符号化したものである。
リアルタイムメタデータに含まれる各データは、このようなデータ構造のKLVパケットである、上述した各種のデータにより構成される。これらの複数のデータからなるリアルタイムメタデータは、その各データの内容から、大きく、必須部分と選択部分の2つに分けられる。必須部分は、全フレームに対応するリアルタイムメタデータに含まれるデータであり、LTC、ユーザビット、UMID、およびエッセンスマーク等のその他のKLVデータを含む各種のデータにより構成され、選択部分は、必要に応じてリアルタイムメタデータに含まれるデータで構成される。選択部分に含まれるデータとして、例えば、ARIBメタデータやビデオカメラの設定/制御情報等のデータ等がある。
なお、この必須部分と選択部分のそれぞれのデータ長は、いずれも予め定められた固定長である。また、リアルタイムメタデータは、SDI等の同期系通信インタフェースによるデータ転送に対応するために、リアルタイム性を要求されるデータである必要があるので、光ディスク12等に高速に書き込みおよび読み出しができるように、必須部分(および選択部分)をBIM(BInary Format for MPEG-7)形式の1つのファイルで構成されている。
次に、図3のインデックスファイル54について説明する。インデックスファイルは、光ディスク12内に記録されたファイルの情報を管理するためのファイルであり、クリップルートディレクトリの下に格納されるクリップについては、クリップテーブルとして記述されている。クリップテーブルには、管理するクリップがUMIDを用いて指定されている。さらに、そのクリップを構成する各データもそれぞれのUMIDを用いて指定される。また、インデックスファイルは、エディットリストについても同様に管理し、エディットリストのUMIDを用いて管理するエディットリストを指定する。
次に、図4のノンリアルタイムメタデータファイル82に含まれる情報について説明する。ノンリアルタイムメタデータファイル82は、そのノンリアルタイムメタデータファイル82と同じクリップディレクトリ内に存在する画像データファイルや音声データファイルに関する、リアルタイム性を要求されない、そのクリップ全体に対する付加情報である。
ノンリアルタイムメタデータファイル82においては、そのノンリアルタイムメタデータファイル82が付加されるクリップ(クリップインフォメーションファイル71)のUMID、LTCの変化が非線形となるフレームの一覧情報であるLTC変化点テーブル(LtcChangeTable)が含まれる。また、クリップが記録された記録媒体を識別するための情報である「リール番号」等により構成されるティピカルユーザビット(TypicalUbit)も含まれる。なお、「リール番号」は、クリップの管理を容易にするために用いられる情報であり、VTRにおいて頻繁に利用されていた情報である。
さらに、ノンリアルタイムメタデータファイル82には、画像データの各フレームのUMID(BodyUmid)に含まれる基本情報である基本UMID(Basic)の値が変化するフレームの一覧情報である基本UMID変化点テーブル(BodyUmidBasicChangeTable)、画像データの各フレームのUMID(BodyUmid)の時刻情報(When)の値が変化するフレームの一覧情報である時刻情報変化点テーブル(BodyUmidWhenChangeTable)、画像データの各フレームのUMID(BodyUmid)の位置情報(Where)の値が変化するフレームの一覧情報である位置情報変化点テーブル(BodyUmidWhereChangeTable)、および、画像データの各フレームのUMID(BodyUmid)の人物情報(Who)の値が変化するフレームの一覧情報である人物情報変化点テーブル(BodyUmidWhoChangeTable)が含まれる。
また、ノンリアルタイムメタデータファイル82には、KLVパケットが付加されたフレームの一覧情報であるKLVパケットテーブル(KlvPacketTable)も含まれる。さらに、画像データのビデオフォーマットに関する情報、音声データのオーディオフォーマットに関する情報、データの記録や編集に用いられたハードウェアやソフトウェアに関する情報、ユーザ情報、ノンリアルタイムメタデータファイル82が対応するクリップのタイトル情報、並びに、任意のメモ情報(ディスクリプション)等も含まれる。
次に、上述したLTC変化点テーブルについて説明する。図10は、LTC変化点の例を説明する図である。図10に示されるグラフにおいて、横軸は時刻T(フレーム数)を示し、縦軸はLTCの値を示している。
LTCはタイムコードであるので、撮影画像データにおいて、その値は通常1フレームずつ単調に増加する(線形に変化する)。しかしながら、例えば、編集作業により複数のクリップがつなぎ合わせられたり、一部のフレームが削除されたり、LTCの値自体を編集されたりすると、LTCの値は、必ずしも線形に変化するとは限らず、例えば単調増加から単調減少に変化する等、LTCの値の変化の仕方が変わることがある(非線形に変化することがある)。このようにLTCの値の変化の仕方が変わるフレームを変化点と称する。
図10において、例えば、フレーム161乃至フレーム164が変化点である。例えば、フレーム161の場合、その直前までは1フレーム進む毎に(横軸右方向に進む毎に)LTCの値が所定量増加(単調増加)している。これに対してフレーム161以降のフレームにおいては、フレームが進んでもLTCの値は変化しない。このようにLTCの値の変化の仕方が変わるので、フレーム161は、変化点である。
フレーム162乃至フレーム164についても同様にその前後でLTCの変化の仕方が変わるので変化点とされる。このフレーム161乃至フレーム164のような変化点を抽出して、フレーム番号とLTCの値をテーブル化したものがLTC変化点テーブルとされ、ノンリアルタイムメタデータ82に登録される。
このようなLTC変化点テーブルは、例えば、LTCに基づいてフレームを検索する時などに利用される。
次に、上述した基本UMID変化点テーブル、時刻情報変化点テーブル、位置情報変化点テーブル、および人物情報変化点テーブルについて説明する。図11は、基本UMID変化点、時刻情報変化点、位置情報変化点、および人物情報変化点の例を説明する図である。図11に示されるグラフにおいて、横軸は時刻T(フレーム数)を示し、縦軸は画像データの各フレームのUMIDの構成(Basic,When,Who,Where)を示している。
UMIDの構成は、図8に示されるとおりであり、基本情報(Basic)、時刻情報(When)、位置情報(Where)、および人物情報(Who)により構成されている。各フレームに割り当てられたUMIDにおいてこれらの情報が変化するフレームが変化点としてテーブル化される。
例えば、図11において、0フレームから99フレームまでのフレームには、UMIDが付加されておらず、基本情報(Basic)、時刻情報(When)、位置情報(Where)、および人物情報(Who)のいずれも存在しない。しかしながら、100フレームから199フレームまでのフレームには、基本情報のみを有している基本UMIDが付加されている。従って、100フレームは、基本情報(Basic)の変化点とされる。
また、100フレームから199フレームまでのフレームには、基本情報のみを有している基本UMIDが付加されているが、200フレームから299フレームまでのフレームには、基本情報(Basic)、時刻情報(When)、位置情報(Where)、および人物情報(Who)の全てを有する拡張UMIDが付加されている。従って、200フレームは、時刻情報(When)、位置情報(Where)、および人物情報(Who)の変化点とされる。
このような各情報の変化点が抽出され、それぞれ、変化点テーブルとしてノンリアルタイムメタデータ82に登録される。
次に、上述したKLVパケットテーブルについて説明する。図12は、KLVパケットの例を説明する図である。図12の横軸は時刻T(フレーム数)を示している。つまり、図12は、どのフレーム番号のフレームにどのようなKLVパケットが付加されているかを示す図である。
例えば、図12において、フレーム番号「0」の先頭フレームには「録画開始(RecStart)」を示すエッセンスマークがKLVパケットとして付加されており、フレーム番号「200」乃至「300」のフレームには「Japan」という文字列(キーワード(KeyWords))がKLVパケットとして付加されており、フレーム番号「400」のフレームには「フラッシュ(Flash)」がたかれたことを示すエッセンスマークがKLVパケットとして付加されており、フレーム番号「500」のフレームには「日本語」を示すエッセンスマークがKLVパケットとして付加されており、フレーム番号「600」乃至「700」のフレームには「US」という文字列(キーワード(KeyWords))がKLVパケットとして付加されており、フレーム番号「800」の最終フレームには「録画終了(RecEnd)」を示すエッセンスマークがKLVパケットとして付加されている。
このようなKLVパケットが付加されたフレームについての情報がテーブル化され、ノンリアルタイムメタデータ82に登録される。
なお、上述した画像データのビデオフォーマットに関する情報は、例えば、画像データのフォーマットの規格(port)、画像データのコーデックの規格(videoCodec)、録画時の1秒間のフレーム数(recFps)、再生時の1秒間のフレーム数(playFps)、1画面画像の画素数(pixel,numOfVerticalLine)、および、スキャン方式(VideoScan)等の情報を含む。
また、上述した音声データのオーディオフォーマットは、例えば、チャンネル毎にオーディオフォーマットに関する情報として、音声データのチャンネル番号(cast)、信号の信号方式(port)、コーデック方式等の情報を含む。
さらに、上述した、データの記録や編集に用いられたハードウェアやソフトウェアに関する情報は、例えば、ハードウェアの製造メーカ名(manufacturer)、型番(serialNO)、型名(modelName)、ハードウェア名(hardware)、および、ソフトウェアのバージョン情報(software)等の情報を含む。
次に、図5のエディットリストファイルについて説明する。エディットリストファイルは、クリップの非破壊編集の編集情報を含むファイルであり、その編集結果の再生方法についても記述されている。
エディットリストファイルのXML記述は、大きく分けて、ヘッダ部と、ボディ部により構成される。ヘッダ部には、同じエディットリストディレクトリに存在するエディットリストメタデータファイルの情報が記述されており、ボディ部には、編集に用いられるクリップがUMIDを用いて指定されており、そのクリップを用いた編集結果の情報が再生方法とともに記述されている。つまり、エディットリストファイルのXML記述には、UMIDで指定するクリップの非破壊編集の編集情報が記述されている。
次に、以上のような構成のデータの編集について説明する。例えば、図1の編集装置13が光ディスク12に記録されている素材データ21やメタデータ22を編集する場合、編集対象の素材データ21やメタデータ22を更新する方法(破壊編集)と、編集対象の素材データ21やメタデータ22はそのままにして、編集結果を示すデータを新たに生成する方法(非破壊編集)がある。
図13は、非破壊編集の様子を説明する図である。図13は、図2を参照して説明した光ディスク12の記憶領域における非破壊編集の様子を示している。上段は編集前の光ディスク12の記憶領域の構成を示し、下段は編集後の光ディスク12の記憶領域の構成を示している。
図13の上段においてクリップ34AのボディAの一部分を上書きすると、非破壊編集の場合、下段に示されるように、元のクリップ34Aはそのままにされ、未使用領域34Cにクリップ34Aの上書き結果であるクリップ34A’(ボディA’、フッダF_A’、およびヘッダH_A’)が新たに記録される。従って、非破壊編集が行われると、編集結果が新たに記録される分、未使用領域34Cの容量が少なくなる。ただし、編集前のクリップ34Aが残されているので、ユーザは、編集後であっても、編集前のクリップ34Aを容易に得ることができる。
これに対して、図14は、破壊編集の様子を説明する図である。図14は、図2を参照して説明した光ディスク12の記憶領域における破壊編集の様子を示している。上段は編集前の光ディスク12の記憶領域の構成を示し、下段は編集後の光ディスク12の記憶領域の構成を示している。
図14の上段においてクリップ34AのボディAの一部分を上書きすると、破壊編集の場合、下段に示されるように、元のクリップ34Aは、更新されて上書き結果であるクリップ34A’(ボディA’、フッダF_A’、およびヘッダH_A’)となる。従って、編集前と編集後でデータ量が変化しない場合、破壊編集が行われても、未使用領域34Cの容量は変化しない。ただし、編集前のクリップ34Aが残されていないので、ユーザは、編集後に編集前のクリップ34Aを容易に得ることができなくなる。
また、上述したように、光ディスク12に記録されている素材データ21やメタデータ22は、他のデータがUMIDを用いて参照している場合がある。従って、破壊編集の場合、複数のファイルにおいてデータの内容を共有しているときだけでなく、編集対象のファイルがUMIDを用いて他のファイルに参照されている(リンクされている)とき、そのリンクを維持するために、編集対象のファイルのUMIDの変化に合わせて、そのファイルを参照する他のファイルも更新する必要が生じる。
図15は、光ディスク12における、各ファイルの参照関係の例を示す図である。図15において、実線の矢印がUMIDを用いた参照関係であり、点線の矢印がディレクトリやファイル名等を用いた参照関係であり、矢印の方向が参照する方向を示している。
例えば、インデックスファイル(INDEX)171は、クリップ(CLIP)181乃至クリップ(CLIP)184(正確にはクリップインフォメーションファイル(CLIPINFO)191乃至クリップインフォメーションファイル(CLIPINFO)194)、並びに、エディットリストファイル(EDITLIST)185およびエディットリストファイル(EDITLIST)186のそれぞれを、UMIDを用いて参照している。また、ディスクインフォメーションファイル(DISCINFO)172は、ディレクトリやファイル名等を用いて、クリップ181(正確にはクリップインフォメーションファイル191)、クリップ183(正確にはクリップインフォメーションファイル193)、クリップ184(正確にはクリップインフォメーションファイル194)、およびエディットリストファイル186を参照している。
さらに、クリップ181において、クリップインフォメーションファイル191は、UMIDを用いて、画像データファイル(VIDEO)201、音声データファイル(AUDIO)202、およびローレゾデータファイル(PROXY)204を参照している。また、クリップインフォメーションファイル191は、ディレクトリやファイル名等を用いて、リアルタイムメタデータファイル(RTMETA)203を参照している。さらに、クリップ181(正確にはクリップインフォメーションファイル191)は、ディレクトリやファイル名等を用いて、ノンリアルタイムメタデータファイル(NRTMETA)211を参照している。
クリップ182乃至クリップ184についてもクリップ181の場合と同様であるので、その説明を省略する。例えば、クリップ182乃至クリップ184(正確にはクリップインフォメーションファイル192乃至クリップインフォメーションファイル194)は、それぞれ、ノンリアルタイムメタデータファイル212乃至ノンリアルタイムメタデータファイル214を参照している。
また、エディットリストファイル(EDITLIST)185は、UMIDを用いて、クリップ181乃至クリップ183(正確にはクリップインフォメーションファイル191乃至クリップインフォメーションファイル193)を参照している。すなわち、エディットリストファイル185は、クリップ181乃至クリップ183の編集結果を示す。なお、エディットリストファイル185は、ディレクトリやファイル名等を用いて、エディットリスト用ノンリアルタイムメタデータファイル(NRTMETA)215を参照している。
同様に、エディットリストファイル(EDITLIST)186は、UMIDを用いて、クリップ183およびクリップ184(正確にはクリップインフォメーションファイル193およびクリップインフォメーションファイル194)を参照している。すなわち、エディットリストファイル186は、クリップ183およびクリップ184の編集結果を示す。なお、エディットリストファイル186は、ディレクトリやファイル名等を用いて、エディットリスト用ノンリアルタイムメタデータファイル(NRTMETA)216を参照している。
光ディスク12においては、このように各ファイルが他のファイルを参照しており、複雑な参照関係が形成されている場合がある。従って、例えば、画像データと音声データよりなるコンテンツを用いて、画像データファイル201および音声データファイルの一部を破壊編集すると、その編集に伴い、リアルタイムメタデータファイル203、およびローレゾデータファイル204の内容の更新が必要になることがある。さらに、画像データファイル201のUMIDが変更されることにより、クリップインフォメーションファイル191を更新する必要がある場合がある。さらに、クリップインフォメーションファイル191の更新によってクリップインフォメーションファイル191のUMIDも更新されるので、インデックスファイル171、ディスクインフォメーションファイル172、およびエディットリストファイル185の更新も必要になる場合がある。
図1の編集装置13は、光ディスク12に記録されているデータを破壊編集する場合、光ディスク12内の全てのファイルの参照関係を編集後も維持し、再生時等において不整合が生じないようにするために、編集対象のファイルだけでなく、そのファイルを参照する他のファイルも更新する。
図16は、本発明を適用した図1の編集装置13の構成例を示すブロック図である。
図16において、編集装置13は、システム制御部221、操作入力部222、制御情報入力部223、制御情報出力部224、入力部231、記録信号処理部232、情報処理部233、ネットワークインタフェース234、メタデータ処理部235、ドライブ制御部236、ピックアップ部237、スピンドル駆動部238、再生信号処理部239、および出力部240を有している。
システム制御部221は、編集装置13全体を制御する制御部であり、図示せぬ演算部、制御部、および記憶部等を有し、点線矢印で示されるように、編集装置13を構成する各部の制御に関する処理を行う。操作入力部222は、例えばキーボードやボタン等の入力デバイスにより構成され、ユーザからの操作入力を受け付け、その情報をシステム制御部221に供給する。
制御情報入力部223は、編集装置13の外部より、素材データやメタデータ等のコンテンツに関する情報以外の情報を制御情報として受け付け、それをシステム制御部221に供給する。制御情報出力部224は、システム制御部221に供給される素材データやメタデータ等のコンテンツに関する情報以外の情報を編集装置13の外部に出力する。
入力部231は、編集装置13の外部より供給されるコンテンツに関する情報を受け付ける処理部であり、編集装置13の外部より供給される素材データ(画像データや音声データ等)を受け付ける素材データ入力部251と、編集装置13の外部より供給されるメタデータ(リアルタイムメタデータやノンリアルタイムメタデータ等)を受け付けるメタデータ入力部252とを有している。素材データ入力部251は、入力された素材データを記録信号処理部232に供給し、メタデータ入力部252は、入力されたメタデータを記録信号処理部232に供給する。
記録信号処理部232は、入力部231より供給される素材データやメタデータ等に対して信号処理を行い、各データを伝送用のフォーマットから記録用のフォーマットに変換する等の処理を行う。記録信号処理部232は、信号処理したデータを情報処理部233に供給する。
情報処理部233は、システム制御部221に制御され、素材データの編集に関する処理を行う。例えば、情報処理部233は、複数のデータを多重化する情報多重化部253と、1つの情報を複数に分解する情報分解部254を有し、合成や分割等の処理を行う。これらの編集対象の素材データやメタデータは、記録信号処理部232、ネットワークインタフェース234、またはドライブ制御部236等より供給される。情報処理部233は、このように供給された素材データやメタデータを取得すると、システム制御部221に制御されて素材データの編集を行い、それらを、ネットワークインタフェース234、ドライブ制御部236、または再生信号処理部239に供給する。なお、メタデータの編集はメタデータ処理部235において行われる。従って、情報処理部233は、メタデータが供給されるとそれをメタデータ処理部235に供給する。
ネットワークインタフェース234は、例えば、イーサネット(登録商標)等のLAN(Local Area Network)やインターネットに接続されるインタフェースであり、同じネットワークに接続される編集装置13以外の通信装置と通信を行うことによって、他の装置より素材データやメタデータ等を取得し、それらを情報処理部233に供給したり、情報処理部233より供給された素材データやメタデータ等を、他の装置に供給したりする。メタデータ処理部235は、システム制御部221に制御されて情報処理部233より供給されるメタデータを編集し、編集したメタデータを情報処理部233に返す。
ドライブ制御部236は、編集装置13の、光ディスク12が装着される図示せぬドライブの各部を制御する処理部である。ドライブ制御部236は、例えば、システム制御部221に制御されて、ドライブに装着された光ディスク12に記録されている情報を読み出したり、光ディスク12に情報を記録したりする処理を行うピックアップ部237や、ドライブに装着された光ディスク12の駆動を制御するスピンドル駆動部238を制御する。そして、ドライブ制御部236は、ピックアップ部237およびスピンドル駆動部238を制御して、ピックアップ部237より読み出されたデータを情報処理部233に供給する。また、ドライブ制御部236は、ピックアップ部237およびスピンドル駆動部238を制御して、情報処理部233より供給されたデータを、ピックアップ部237を介して光ディスク12に書き込む(記録させる)。
ピックアップ部237は、ドライブ制御部236に制御され、ドライブに装着された光ディスク12に対してレーザ光を照射し、光ディスク12に記録されているデータを読み出し、それをドライブ制御部236に供給したり、ドライブ制御部236より供給されたデータを光ディスク12に書き込んだりする。その際、ピックアップ部237は、ドライブ制御部236に制御されて、光ディスク12に対してその半径方向にスライドし、光ディスク12の半径方向に対するアクセス位置の制御を行う。スピンドル駆動部238は、ドライブに装着された光ディスク12の主に回転運動を制御し、ピックアップ部237による光ディスク12の回転方向に対するアクセス位置の制御を行う。
再生信号処理部239は、情報処理部233より供給される出力信号(または再生信号)に対する信号処理を行い、例えば、各データを記録用のフォーマットから伝送用のフォーマットに変換する等の処理を行う。再生信号処理部239は、信号処理したデータを出力部240に供給する。
出力部240は、編集装置13の外部に対して、コンテンツに関する情報を出力する処理部であり、再生信号処理部239より供給される素材データ(画像データや音声データ等)を外部に出力する素材データ出力部255と、再生信号処理部239より供給されるメタデータ(リアルタイムメタデータやノンリアルタイムメタデータ等)を外部に出力するメタデータ出力部256とを有している。なお、出力部240がディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを有しており、再生信号処理部239より供給される再生信号を、その出力デバイスより出力するようにしてもよい。
上述した各部は、システム制御部221に制御されて動作し、光ディスク12に記録されている素材データ21やメタデータ22の編集や出力(再生)に関する処理を行う。
図17は、図16のシステム制御部221の詳細な構成例を示すブロック図である。
図17において、システム制御部221は、制御部261、クリップ破壊編集部271、参照エディットリスト検索部272、エディットリスト更新部273、インデックスファイル更新部274、ディスクインフォメーションファイル更新部275、不整合処理部276、入力制御部281、通信制御部282、書き込み制御部283、読み出し制御部284、編集更新処理制御部285、および出力制御部286により構成される。これらは3つの層に分かれており、システム制御部221全体を制御する制御部261が一番上位の層を構成し、クリップ破壊編集部271、参照エディットリスト検索部272、エディットリスト更新部273、インデックスファイル更新部274、ディスクインフォメーションファイル更新部275、および不整合処理部276が、目的の処理を実行する上から2番目の層を構成し、入力制御部281、通信制御部282、書き込み制御部283、読み出し制御部284、編集更新処理制御部285、および出力制御部286が、編集装置13のシステム制御部221以外の処理部を制御する最下位の層を構成する。
制御部261は、クリップ破壊編集部271、参照エディットリスト検索部272、エディットリスト更新部273、インデックスファイル更新部274、ディスクインフォメーションファイル更新部275、または不整合処理部276が実行する処理の開始や終了を制御したり、他の処理との連携を制御したりする。また、制御部261は、操作入力部222より供給される操作入力情報や制御情報入力部223より供給される制御情報に基づいて、上述した各部を制御する。さらに、制御部261は、制御情報を制御情報出力部224に供給することにより、制御情報出力部224を介して編集装置13の外部に出力する。また、出力部261は、出力制御部286を制御し、素材データやメタデータの出力に関する処理を制御する。
クリップ破壊編集部271は、入力制御部281、通信制御部282、書き込み制御部283、読み出し制御部284、および編集更新処理制御部285を制御し、クリップの画像データ、音声データ、リアルタイムメタデータ、プロキシデータ、およびノンリアルタイムメタデータ等の破壊編集に関する処理を行う。より具体的に説明すると、クリップ破壊編集部271は、入力制御部281を介して入力部231および記録信号処理部232を制御し、編集装置13の外部より入力される素材データやメタデータを情報処理部233に供給させる。また、クリップ破壊編集部271は、通信制御部282を介してネットワークインタフェース234を制御し、他の装置より供給される素材データやメタデータを情報処理部233に供給させたり、情報処理部233より出力される編集結果を他の装置に供給させたりする。さらに、クリップ破壊編集部271は、書き込み制御部283を介してドライブ制御部236を制御し、情報処理部233より出力される編集結果を光ディスク12に書き込ませる。また、クリップ破壊編集部271は、読み出し制御部284を介してドライブ制御部236を制御し、光ディスク12に記録されている編集対象の素材データやメタデータを読み出させ、情報処理部233に供給させる。さらに、クリップ破壊編集部271は、編集更新処理制御部285を介して情報処理部233やメタデータ処理部235を制御し、素材データやメタデータの編集に関する処理を行わせる。
参照エディットリスト検索部272は、読み出し制御部284および編集更新処理制御部285を制御し、破壊編集されるクリップを参照するエディットリストの検索に関する処理を行う。より具体的に説明すると、参照エディットリスト検索部272は、読み出し制御部284を介してドライブ制御部236を制御し、光ディスク12に記録されているエディットリストを読み出させ、情報処理部233に供給させる。さらに、参照エディットリスト検索部272は、編集更新処理制御部285を介して情報処理部233やメタデータ処理部235を制御し、読み出させたエディットリストを参照させ、破壊編集されるクリップを参照するエディットリストを検索する処理を実行させる。
エディットリスト更新部273は、書き込み制御部283および編集更新処理制御部285を制御し、参照エディットリスト検索部272に検索されたエディットリストの更新に関する処理を行う。より具体的に説明すると、エディットリスト更新部273は、書き込み制御部283を介してドライブ制御部236を制御し、更新されたエディットリストを光ディスク12に書き込ませる。さらに、エディットリスト更新部273は、編集更新処理制御部285を介して情報処理部233やメタデータ処理部235を制御し、破壊編集されたクリップを参照するエディットリストをその破壊編集に応じて更新させる。
インデックスファイル更新部274は、書き込み制御部283、読み出し制御部284、および編集更新処理制御部285を制御し、光ディスク12に記録されているインデックスファイルの更新に関する処理を行う。より具体的に説明すると、インデックスファイル更新部274は、書き込み制御部283を介してドライブ制御部236を制御し、更新されたインデックスファイルを光ディスク12に書き込ませる。また、インデックスファイル更新部274は、読み出し制御部284を介してドライブ制御部236を制御し、光ディスク12に記録されているインデックスファイルを読み出させ、それを情報処理部233に供給させる。さらに、インデックスファイル更新部274は、編集更新処理制御部285を介して情報処理部233やメタデータ処理部235を制御し、インデックスファイルを、実行されたクリップの破壊編集に応じて更新させる。
ディスクインフォメーションファイル更新部275は、書き込み制御部283、読み出し制御部284、および編集更新処理制御部285を制御し、光ディスク12に記録されているディスクインフォメーションファイルの更新に関する処理を行う。より具体的に説明すると、ディスクインフォメーションファイル更新部275は、書き込み制御部283を介してドライブ制御部236を制御し、更新されたディスクインフォメーションファイルを光ディスク12に書き込ませる。また、ディスクインフォメーションファイル更新部275は、読み出し制御部284を介してドライブ制御部236を制御し、光ディスク12に記録されているディスクインフォメーションファイルを読み出させ、それを情報処理部233に供給させる。さらに、ディスクインフォメーションファイル更新部275は、編集更新処理制御部285を介して情報処理部233やメタデータ処理部235を制御し、ディスクインフォメーションファイルを、(ディスクインフォメーションファイルが破壊編集されたクリップを参照している場合、)実行されたクリップの破壊編集に応じて更新させる。
不整合処理部276は、書き込み制御部283および編集更新処理制御部285を制御し、例えば、ユーザの指示等に基づいて、例えば、破壊編集されたファイルを参照する他のファイルを更新しないなど、あえてファイル間で整合を取らないようにした場合に生成された、そのことを示す不整合情報の出力や記録に関する処理を行う。より具体的に説明すると、不整合処理部276は、書き込み制御部283を介してドライブ制御部236を制御し、生成された不整合情報を光ディスク12に書き込ませる。また、不整合処理部276は、編集更新処理制御部285を介して情報処理部233やメタデータ処理部235を制御し、生成された不整合情報を取得し、それを制御部261に供給する。さらに、不整合処理部276は、情報処理部233やメタデータ処理部235において生成された不整合情報を、制御部261に供給し、例えば、制御情報出力部224を介して編集装置13の外部に出力させたり、出力制御部286を介して出力部240より編集装置13の外部に出力させたりする。
入力制御部281は、入力部231および記録信号処理部232を制御し、編集装置13の外部より入力部231に入力される素材データやメタデータを受け付ける処理を実行させる。通信制御部282は、ネットワークインタフェース234を制御し、他の装置との通信に関する処理を行う。書き込み制御部283は、ドライブ制御部236を制御し、光ディスク12に対するデータの書き込みに関する処理を行う。読み出し制御部284は、ドライブ制御部236を制御し、光ディスク12に記録されいてるデータの読み出しに関する処理を行う。編集更新処理制御部285は、情報処理部233およびメタデータ処理部235を制御し、例えば、情報処理部233が保持している素材データの破壊編集に関する処理を行ったり、メタデータ処理部235が保持しているメタデータの破壊編集に関する処理を行ったりする。出力制御部286は、再生信号処理部239および出力部240を制御し、情報処理部233より出力されたデータの編集装置13の外部への出力に関する処理を実行する。
図18は、図17のクリップ破壊編集部271の詳細な構成例を示すブロック図である。
図18において、クリップ破壊編集部271は、クリップ読み出し部301、素材データ破壊編集処理部302、更新メタデータ特定部303、リアルタイムメタデータ更新部304、プロキシデータ更新部305、ノンリアルタイムメタデータ更新部306、不足メタデータ生成部307、クリップインフォメーションファイル更新部308、クリップ書き込み部309、更新確認処理部311、および不整合情報生成部312を有している。
クリップ読み出し部301は、読み出し制御部284を制御して、制御部261より指定された破壊編集を行うクリップを光ディスク12より読み出させる。素材データ破壊編集処理部302は、編集更新処理制御部285を制御し、光ディスク12より読み出した素材データの破壊編集処理を行う。更新メタデータ特定部303は、編集更新処理制御部285を制御し、素材データ破壊編集処理部302による破壊編集処理により影響を受ける(更新の必要がある)メタデータを特定する。
リアルタイムメタデータ更新部304は、更新メタデータ特定部303によってリアルタイムメタデータの更新が必要と判定された場合、編集更新処理制御部285を制御し、素材データ破壊編集処理部302が行った破壊編集処理に対応するようにリアルタイムメタデータを更新する。その際、リアルタイムメタデータ更新部304は、更新確認処理部311を制御して、ユーザがリアルタイムデータの更新を許可するか否かを確認させ、さらに更新が許可されなかった場合、不整合情報生成部312を制御し、ファイル間で不整合が発生したことを示す不整合情報を生成させる。プロキシデータ更新部305は、編集更新処理制御部285を制御し、素材データ破壊編集処理部302が行った破壊編集処理に対応するようにプロキシデータを更新する。ノンリアルタイムメタデータ更新部306は、更新メタデータ特定部303によってノンリアルタイムメタデータの更新が必要と判定された場合、編集更新処理制御部285を制御し、素材データ破壊編集処理部302が行った破壊編集処理に対応するようにノンリアルタイムメタデータを更新する。その際、ノンリアルタイムメタデータ更新部306は、更新確認処理部311を制御して、ユーザがノンリアルタイムデータの更新を許可するか否かを確認させ、さらに更新が許可されなかった場合、不整合情報生成部312を制御し、ファイル間で不整合が発生したことを示す不整合情報を生成させる。
不足メタデータ生成部307は、編集更新処理制御部285を制御し、例えば、素材データの破壊編集処理により、今まで存在しなかった新たなメタデータを付加する必要が生じた場合等のように、リアルタイムメタデータ更新部304の更新、およびノンリアルタイムメタデータ更新部306の更新によってもメタデータが不足する場合、その不足するメタデータを生成する。クリップインフォメーションファイル更新部308は、編集更新処理制御部285を制御し、素材データ破壊編集処理部302が行った破壊編集処理に対応するようにクリップインフォメーションファイルを更新する。クリップ書き込み部309は、書き込み制御部283を制御し、以上の処理部により更新されたクリップの各データを光ディスク12に記録させる。
更新確認処理部311は、制御部261を介して操作入力部222や制御情報出力部224などを制御し、メタデータを更新するか否かをユーザに確認し、その確認結果をリアルタイムメタデータ更新部304またはノンリアルタイムメタデータ更新部306に供給する。不整合情報生成部312は、リアルタイムメタデータ更新部304における更新処理、またはノンリアルタイムメタデータ更新部306における更新処理においてファイル間で不整合が発生する場合、そのことを示す不整合情報を生成する。
図19は、図17のエディットリスト更新部273の詳細な構成例を示すブロック図である。
図19において、エディットリスト更新部273は、エディットリスト読み出し部331、編集部分確認部332、エディットリストファイル更新部333、ノンリアルタイムメタデータ更新部334、素材データ破壊編集部335、リアルタイムメタデータ更新部336、プロキシデータ更新部337、不足メタデータ生成部338、エディットリスト書き込み部339、更新確認処理部341、および不整合情報生成部342を有している。
エディットリスト読み出し部331は、読み出し制御部284を制御して、制御部261より指定された、更新を行うエディットリストを光ディスク12より読み出させる。編集部分確認部332は、編集更新処理制御部285を制御して、クリップの破壊編集に対応して更新する必要があるか否かを判別するために編集部分を確認する。エディットリストファイル更新部333は、編集更新処理制御部285を制御し、エディットリストの更新処理を行う。ノンリアルタイムメタデータ更新部334は、クリップの破壊編集によって、エディットリスト用ノンリアルタイムメタデータの更新が必要である場合、ノンリアルタイムメタデータ更新処理を行う。素材データ破壊編集部335は、プレイリスト用の素材データである編集結果データが存在する場合、編集更新処理制御部285を制御し、素材データを破壊編集する。リアルタイムメタデータ更新部336は、編集結果データが存在する場合、編集更新処理制御部285を制御し、リアルタイムメタデータを更新する。プロキシデータ更新部337は、編集結果データが存在する場合、編集更新処理制御部285を制御し、プロキシデータを更新する。不足メタデータ更新部338は、編集更新処理制御部285を制御し、例えば、素材データの破壊編集処理により、今まで存在しなかった新たなメタデータを付加する必要が生じた場合等のように、ノンリアルタイムメタデータ更新部334の更新、およびリアルタイムメタデータ更新部336の更新によってもメタデータが不足する場合、その不足するメタデータを生成する。エディットリスト書き込み部339は、書き込み制御部283を制御し、以上の処理部により更新されたエディットリストの各データを光ディスク12に記録させる。
更新確認処理部341は、制御部261を介して操作入力部222や制御情報出力部224などを制御し、エディットリスト用ノンリアルタイムメタデータを更新するか否かをユーザに確認し、その確認結果をノンリアルタイムメタデータ更新部334に供給する。不整合情報生成部342は、ノンリアルタイムメタデータ更新部334における更新処理においてファイル間で不整合が発生する場合、そのことを示す不整合情報を生成する。
次に、以上のような構成の編集装置13が実行する各処理の流れについて説明する。
例えば、編集装置13のドライブに光ディスク12が装着された状態において、ユーザが編集装置13の操作入力部222を操作し、新たなクリップを編集装置13に入力し、その入力したクリップを用いて光ディスク12に記録されているクリップを破壊編集するように指示した場合、システム制御部221の制御部261は、破壊編集処理を行い、クリップの破壊編集に関する処理を開始する。
図20のフローチャートを参照して破壊編集処理の流れを説明する。
破壊編集処理が開始されると、最初に、クリップ破壊編集部271は、ステップS1において、指定されたクリップの破壊編集を行うクリップ破壊編集処理を実行する。クリップ破壊編集処理の詳細については後述する。
クリップ破壊編集処理が終了すると、参照エディットリスト検索部272は、ステップS2において、読み出し制御部284および編集更新処理制御部285を制御し、光ディスク12に記録されているエディットリストを1つずつ読み出して調査し、破壊編集されたクリップを参照するエディットリストを検索する。そして、参照エディットリスト検索部272は、その検索結果を制御部261に供給する。制御部261は、ステップS3において、その検索結果に基づいて破壊編集されたクリップを参照するエディットリストが存在するか否かを判定する。
参照するエディットリストが存在すると判定した場合、制御部261は、その検索結果に基づいて、ステップS4において、更新するエディットリストを選択する。ステップS5において、エディットリスト更新部273は、書き込み制御部283、読み出し制御部284、および編集更新処理制御部285を制御して、制御部261に指定されたエディットリストをクリップの破壊編集結果に整合させるように更新するエディットリスト更新処理を実行する。エディットリスト更新処理が終了すると、制御部261は、ステップS6において、その更新結果と検索結果に基づいて、更新すべき未処理のエディットリストが存在するか否かを判定する。
未処理のエディットリストが存在すると判定した場合、制御部261は、処理をステップS4に戻し、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、制御部261は、エディットリスト更新部273に、全ての更新すべきエディットリストに対してエディットリスト更新処理(ステップS5)を実行させる。そして、ステップS6において、更新すべき未処理のエディットリストが存在しない(更新すべきエディットリストを全て更新した)と判定した場合、制御部261は、処理をステップS7に進める。
また、ステップS3において、参照エディットリスト検索部272より供給された検索結果に基づいて破壊編集されたクリップを参照するエディットリストが存在しないと判定した場合、制御部261は、ステップS4乃至ステップS6の処理を省略し、ステップS7に処理を進める。
ステップS7において、インデックスファイル更新部274は、読み出し制御部284を制御し、光ディスク12に記録されているインデックスファイルを読み出す。インデックスファイルを読み出したインデックスファイル更新部274は、ステップS8において、編集更新処理制御部285を制御し、読み出したインデックスファイルを、クリップの破壊編集に整合するように更新する。
例えば、インデックスファイル更新部274は、画像データファイルが更新されると、そのUMIDが更新されるので、インデックスファイルに含まれる画像データファイルのUMIDの値を更新する。この破壊編集により、画像データファイルのファイル名、フレームレート、フォーマット等が変化したときは、インデックスファイル更新部274は、インデックスファイルに含まれる画像データファイルに関する各情報も更新する。
また、通常、この破壊編集によりクリップインフォメーションファイルも更新されるので、クリップインフォメーションファイルのUMIDも更新される。従って、インデックスファイル更新部274は、インデックスファイルに含まれるクリップインフォメーションファイルのUMIDも新しいUMIDに更新する。このとき、クリップインフォメーションファイルのファイル名等が変化した場合、インデックスファイル更新部274は、インデックスファイルに含まれるそれらの情報も更新する。
さらに、画像データファイルの破壊編集とともに音声データファイルも破壊編集された場合、各チャンネルの音声データファイルのUMIDも更新される。従って、その場合、インデックスファイル更新部274は、インデックスファイルに含まれる音声データファイルのUMIDの値を新しいUMIDの値に更新する。音声データファイルのファイル名等が変化した場合、インデックスファイル更新部274は、インデックスファイルに含まれるそれらの情報についても更新する。なお、インデックスファイル更新部274は、更新された音声データの全てのチャンネルについてこのような更新処理を行い、インデックスファイルに含まれる音声データファイルに関する情報を更新する。さらに、インデックスファイル更新部274は、プロキシデータファイル、リアルタイムメタデータファイル、およびノンリアルメタデータファイルについても同様に更新処理を行い、必要に応じて、インデックスファイルに含まれる、それらのファイルについての情報を更新する。
なお、インデックスファイルに含まれる複数のクリップを破壊編集する場合も、インデックスファイル更新部274は、各クリップについて上述したような更新処理を行い、それぞれに含まれる各ファイルについての情報を必要に応じて更新する。
なお、上述したように、インデックスファイルには、クリップの他に、エディットリストについての情報も含まれている。クリップの破壊編集に伴ってエディットリストが更新された場合、インデックスファイル更新部274は、そのエディットリストの更新もインデックスファイルに反映させる。つまり、インデックスファイル更新部274は、エディットリストの更新に整合するようにインデックスファイルに含まれる、そのエディットリストに関する情報を更新する。
以上のように、インデックスファイル更新部274は、例えばUMID等、インデックスファイルの、破壊編集された画像データファイルについての情報だけでなく、その破壊編集に伴い更新された情報を全て更新する。
図20に戻り、ステップS8において、上述したようにインデックスファイルを更新すると、インデックスファイル更新部274は、ステップS9において、書き込み制御部283を制御してインデックスファイルを書き込む。
ステップS10において、ディスクインフォメーションファイル更新部275は、読み出し制御部284を制御し、光ディスク12に記録されているディスクインフォメーションファイルを読み出す。ディスクインフォメーションファイルを読み出したディスクインフォメーションファイル更新部275は、ステップS11において、編集更新処理制御部285を制御し、読み出したディスクインフォメーションファイルを、クリップの破壊編集に整合するように更新する。
ステップS11においてディスクインフォメーションファイルを破壊編集すると、ディスクインフォメーションファイル更新部275は、ステップS12において書き込み制御部283を制御して、更新したディスクインフォメーションファイルを光ディスク12に書き込ませる。
ステップS13において、不整合処理部276は、ステップS1のクリップ破壊編集処理やステップS5のエディットリスト更新処理において不整合情報が生成された場合、書き込み制御部283を制御して、その不整合情報を光ディスク12に書き込ませる。また、不整合処理部276は、ステップS14において、編集更新処理制御部285を制御して、生成された不整合情報を取得し、制御部261を介して制御情報出力部224に供給し、その不整合情報を編集装置13の外部に出力する不整合情報出力処理を行う。
不整合情報出力処理が終了すると、不整合処理部276は、破壊編集処理を終了する。
次に、図20のステップS1において実行されるクリップ破壊編集処理の詳細を図21および図22のフローチャートを参照して説明する。
最初に、図21のステップS31において、クリップ破壊編集部271のクリップ読み出し部301(図18)は、読み出し制御部284を制御して、ドライブに装着された光ディスク12から、ユーザ等に指定されたクリップを読み出す。読み出したクリップが情報処理部233またはメタデータ処理部235に供給されると、素材データ破壊編集処理部302は、ステップS32において、破壊編集の準備をし、例えば、入力制御部281や通信制御部282を制御して破壊編集に利用する新たなクリップのデータを取得する等の処理を行う。
準備が整うと、素材データ破壊編集処理部302は、ステップS33において、編集更新処理制御部285を制御し、画像データや音声データ等の素材データを破壊編集する。その場合、素材データ破壊編集処理部302は、図6に示されるような構成の素材データのボディそのものだけでなく、ヘッダやフッタも必要に応じて更新する。
素材データの破壊編集が終了すると、更新メタデータ特定部303は、ステップS34において、素材データの破壊編集に伴い、更新の必要なメタデータを特定し、その特定結果をリアルタイムメタデータ更新部304に供給する。リアルタイムメタデータ更新部304は、ステップS35において、その特定結果に基づいて、リアルタイムメタデータの更新が必要であるか否かを判定する。更新が必要なメタデータとしてリアルタイムメタデータが指定されており、リアルタイムメタデータの更新が必要であると判定した場合、リアルタイムメタデータ更新部304は、処理をステップS36に進める。
ステップS36において、リアルタイムメタデータ更新部304は、リアルタイムメタデータの更新可否をユーザに確認するか否かを判定し、ユーザに確認すると判定した場合、処理をステップS37に進める。更新確認処理部311は、制御部261を介して操作入力部222や制御情報出力部224を制御する等して更新確認処理を行う。リアルタイムメタデータ更新部304は、その確認結果に基づいて、ステップS38において、リアルタイムメタデータを更新するか否かを判定し、ユーザが更新を許可する等して更新すると判定した場合、ステップS39に処理を進め、図7に示されるようなフレーム単位の構成のリアルタイムメタデータの、素材データの更新部分に対応するフレームに付加される部分の情報(ボディUMIDやKLVパケット等)を更新する。リアルタイムメタデータを更新したリアルタイムメタデータ更新部304は、ステップS41に処理を進める。
また、ステップS35において、リアルタイムメタデータの更新が必要でないと判定した場合、リアルタイムメタデータ更新部304は、リアルタイムメタデータを更新せずに処理をステップS41に進める。さらに、ステップS36において、更新可否をユーザに確認しないと判定した場合、更新確認処理部311は、更新確認処理を行わずにステップS39に処理を進める。また、ステップS38において、ユーザが許可しない等、リアルタイムメタデータを更新しないと判定した場合、不整合情報生成部312は、素材データとリアルタイムメタデータとの不整合を示す不整合情報を生成する。不整合情報を生成した不整合情報生成部312は、処理をステップS41に進める。
ステップS41において、プロキシデータ更新部305は、編集更新処理制御部285を制御し、素材データの更新に応じてプロキシデータを更新する。プロキシデータの更新が終了すると、プロキシデータ更新部305は、処理を図22のステップS51に供給する。
図22のステップS51において、ノンリアルタイムメタデータ更新部306は、リアルタイムメタデータ更新部304を介して取得した特定結果に基づいて、ノンリアルタイムメタデータの更新が必要であるか否かを判定する。特定結果において更新が必要なメタデータとしてノンリアルタイムメタデータが指定されている場合、すなわち、ノンリアルタイムメタデータの更新が必要であると判定した場合、ノンリアルタイムメタデータ更新部306は、ステップS52において、ノンリアルタイムメタデータの更新可否をユーザに確認するか否かを判定し、ユーザに確認すると判定した場合、処理をステップS53に進める。そのステップS53において、更新確認処理部311は、制御部261を介して操作入力部222や制御情報出力部224を制御する等して更新確認処理を行う。ノンリアルタイムメタデータ更新部304は、その確認結果に基づいて、ステップS54において、ノンリアルタイムメタデータを更新するか否かを判定し、ユーザが更新を許可する等して更新すると判定した場合、ステップS55に処理を進め、上述した構成のノンリアルタイムメタデータを更新する。
例えば、LTC変化点、ボディUMID変化点、若しくはKLVパケット等に関する各種のテーブル、または、その他の情報が、素材データの破壊編集に応じて更新される。
ノンリアルタイムメタデータを更新したノンリアルタイムメタデータ更新部306は、ステップS57に処理を進める。
また、ステップS51において、ノンリアルタイムメタデータの更新が必要でないと判定した場合、ノンリアルタイムメタデータ更新部306は、ノンリアルタイムメタデータを更新せずに処理をステップS57に進める。さらに、ステップS52において、更新可否をユーザに確認しないと判定した場合、更新確認処理部311は、更新確認処理を行わずにステップS55に処理を進める。また、ステップS54において、ユーザが許可しない等、ノンリアルタイムメタデータを更新しないと判定した場合、不整合情報生成部312は、素材データとノンリアルタイムメタデータとの不整合を示す不整合情報を生成する。不整合情報を生成した不整合情報生成部312は、処理をステップS57に進める。
ステップS57において、不足メタデータ生成部307は、生成していない不足メタデータが存在すると判定した場合、処理をステップS58に進め、不足するメタデータを生成し、処理をステップS59に進める。なお、ステップS57において、不足メタデータが存在しないと判定した場合、不足メタデータ生成部307は、ステップS58の処理を省略し、ステップS59に処理を進める。
ステップS59において、クリップインフォメーションファイル更新部308は、編集更新処理制御部285を制御し、素材データの破壊編集に応じてクリップインフォメーションファイルを更新する。更新が完了すると、クリップ書き込み部309は、処理をステップS60に進め、書き込み制御部283を制御して、更新されたクリップの各ファイルを光ディスク12に書き込ませる。書き込みが完了すると、クリップ破壊編集部271は、クリップ破壊編集処理を終了し、図20のステップS1に処理を戻し、それ以降の処理を行わせる。
次に、図20のステップS5において実行されるエディットリスト更新処理の詳細を図23および図24のフローチャートを参照して説明する。
最初に、図23のステップS81において、エディットリスト更新部273のエディットリスト読み出し部331(図19)は、読み出し制御部284を制御して、ドライブに装着された光ディスク12から、制御部261に指定されたエディットリストを読み出す。読み出されたエディットリストが情報処理部233またはメタデータ処理部235に供給されると、編集部分確認部332は、ステップS82において、クリップの編集部分を確認する。
例えば、クリップから一部分のフレームを抽出するようなエディットリストの場合、抽出されないフレームが破壊編集されていても編集結果には影響しない。従って、例えば、クリップにおいて、クリップ全体や各ファイル全体に対する情報(UMID等)が変化しておらず、クリップの破壊編集が編集結果に影響しないような場合、エディットリスト更新部273は、エディットリストの更新を行わない。
エディットリストファイル更新部333は、編集部分確認部332による確認結果に基づいて、ステップS83において更新の必要があるか否かを判定し、更新の必要があると判定した場合、ステップS84に処理を進める。ステップS84において、更新確認処理部341は、更新可否をユーザに確認するか否かを判定し、確認すると判定した場合、ステップS85において、制御部261を介して制御情報出力部224および操作入力部222を制御して更新確認処理を行う。
エディットリストファイル更新部333は、ステップS86において、更新確認処理の確認結果に基づいて、エディットリストファイルを更新するか否かを判定し、更新すると判定した場合、ステップS87に処理を進め、エディットリストファイルを更新する。そして、ステップS88において、ノンリアルタイムメタデータ更新部334は、更新したエディットリストファイルに対応するエディットリスト用ノンリアルタイムメタデータが存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、ステップS89においてノンリアルタイムメタデータを更新する。ノンリアルタイムメタデータを更新したノンリアルタイムメタデータ更新部334は、処理を図24のステップS101に進める。
また、図23のステップS88において、更新したエディットリストファイルに対応するエディットリスト用ノンリアルタイムメタデータが存在しないと判定した場合、ノンリアルタイムメタデータ更新部334は、ステップS89の処理を省略し、処理を図24のステップS101に進める。
図24のステップS101において、素材データ破壊編集部335は、エディットリストファイル対応する編集結果を示す素材データ等の編集結果データが存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、ステップS102に処理を進め、素材データを破壊編集する。また、リアルタイムメタデータ更新部336は、ステップS103においてリアルタイムメタデータを更新し、プロキシデータ更新部337は、ステップS104においてプロキシデータを更新する。プロキシデータの更新が終了すると、プロキシデータ更新部337は、ステップS105に処理を進める。また、ステップS101において、エディットリストファイル対応する編集結果を示す素材データ等の編集結果データが存在しないと判定した場合、素材データ破壊編集部335は、ステップS102乃至ステップS104の処理を省略し、ステップS105に処理を進める。
ステップS105において、不足メタデータ生成部338は、生成していない不足メタデータが存在すると判定した場合、処理をステップS106に進め、不足するメタデータを生成し、処理をステップS107に進める。なお、ステップS105において、不足メタデータが存在しないと判定した場合、不足メタデータ生成部307は、ステップS106の処理を省略し、ステップS107に処理を進める。
ステップS107において、エディットリスト書き込み部339は、書き込み制御部283を制御して、更新されたエディットリストの各ファイルを光ディスク12に書き込ませる。書き込みが完了すると、エディットリスト書き込み部339は、エディットリスト更新処理を終了し、図20のステップS5に処理を戻し、それ以降の処理を行わせる。
なお、図23のステップS83において、エディットリストの更新の必要がないと判定された場合、エディットリストファイル更新部333は、エディットリスト更新処理を終了し、図20のステップS5に処理を戻し、それ以降の処理を行わせる。
また、図23のステップS86において、更新確認処理の確認結果に基づいて、エディットリストファイルを更新しないと判定した場合、エディットリストファイル更新部333は、処理をステップS90に進める。不整合情報生成部342は、ステップS90において、不整合情報を生成するとエディットリスト更新処理を終了し、図20のステップS5に処理を戻し、それ以降の処理を行わせる。
以上のように破壊編集処理を行うことにより、編集装置13は、コンテンツデータを破壊編集する際に、そのコンテンツデータに対応するメタデータも更新し、各データの整合性を維持することにより、ユーザは、より容易にコンテンツデータの破壊編集を正しく行うことができる。
図25は、光ディスク12に記録されているクリップに音声データを挿入(破壊編集)する場合に更新される、主なメタデータの例を示す図である。
図25に示される表において上から1行目(No.1)は、インデックスファイル(INDEX)のクリップテーブル(clipTable)におけるクリップ要素(clip)のUMID属性(umid)の値を、クリップインフォメーションファイルのUMID(No.6)を参照して写すことにより更新することが示されている。
また、上から2行目(No.2)は、インデックスファイル(INDEX)のクリップテーブル(clipTable)におけるクリップ(clip)のオーディオ要素(audio)のUMID属性(umid)の値を、音声データファイルのUMID(AUDIO MXF MP UMID)(No.14)を参照して写すことにより更新することが示されている。
さらに、上から3行目(No.3)は、インデックスファイル(INDEX)のクリップテーブル(clipTable)におけるクリップ(clip)のサブストリーム要素(subStream)のUMID属性(umid)の値を、プロキシデータファイルのUMID(PROXY MXF MP UMID)(No.17)を参照して写すことにより更新することが示されている。
また、上から4行目(No.4)は、ディスクインフォメーションファイル(DISCINFO)のヒストリ要素(sequential.history.discinfo)のクリップID属性(clipId)の値を、(テープライク再生の場合のみ)再生位置を保存することにより更新することが示されている。
さらに、上から5行目(No.5)は、ディスクインフォメーションファイル(DISCINFO)のヒストリ要素(sequential.history.discinfo)のFTC属性(ftc)の値を、(テープライク再生の場合のみ)再生位置を保存することにより更新することが示されている。
また、上から6行目(No.6)は、クリップインフォメーションファイル(CLIPINFO)のスマイル要素(smil)のUMID属性(umid)の値を、新規生成することにより更新することが示されている。
さらに、上から7行目(No.7)は、クリップインフォメーションファイル(CLIPINFO)のオーディオ要素(audio)のsrc属性(に含まれるUMID)の値を、音声データファイルのUMID(AUDIO MXF MP UMID)(No.14)を参照して写すことにより更新することが示されている。
また、上から8行目(No.8)は、クリップインフォメーションファイル(CLIPINFO)のref要素(ref)のsrc属性(に含まれるUMID)の値を、プロキシデータファイルのUMID(PROXY MXF MP UMID)(No.17)を参照して写すことにより更新することが示されている。
さらに、上から9行目(No.9)は、ノンリアルタイムメタデータファイル(NRT)のターゲットマテリアル要素(TargetMaterial)のUMID属性(umidRef)の値を、クリップインフォメーションファイルのUMID(No.6)を参照して写すことにより更新することが示されている。
また、上から10行目(No.10)は、ノンリアルタイムメタデータファイル(NRT)のラストアップデート要素(LastUpdate)のvalue属性の値を、エッセンスの更新日時(すなわち、音声データを挿入した日時)とすることにより更新することが示されている。
さらに、上から11行目(No.11)は、ノンリアルタイムメタデータファイル(NRT)のノンリアルタイムメタ要素(NonRealTimeMeta)のラストアップデート属性(lastUpdate)(ノンリアルタイムメタデータファイル自身の更新日時)の値を、No.10の値に近似する値で更新することが示されている。
No.10の値は、実際にコンテンツがインサートされた時刻であり、No.11の値は、ノンリアルメタデータファイル(NRT)が更新された時刻である。これらの値は同一となるのが望ましいが、実際には、システム処理上互いに時間差が生じる場合が多い。ただし、この時間差は非常に小さい値であるので、No.11の値は、No.10の値とほぼ一致する値(No.10の値に近似する値)で更新されることになる。
また、上から12行目(No.12)は、リアルタイムメタデータファイル(RT)のターゲットマテリアル要素(TargetMaterial.FragmentUpdatePayload.HeaderFuu)のUMID属性の値を、クリップインフォメーションファイルのUMID(No.6)を参照して写すことにより更新することが示されている。
さらに、上から13行目(No.13)は、音声データファイル(AUDIO)のヘッダメタデータ(HeaderMetadata)のプリフェース要素(PrefaceSet)のラストモディファイドデート属性(LastModifiedDate)(MXFファイル更新日時)の値を、上述したNo.11の場合と同様の理由により、音声データを挿入した日時に近似する値とすることにより更新することが示されている。
また、上から14行目(No.14)は、音声データファイル(AUDIO)のマテリアルパッケージ要素(MaterialPackageSet)のパッケージUID属性(PackageUID)の値を、クリップインフォメーションファイルのUMID(No.6)を基に新規クリップ生成時と同じ方法で生成することにより更新することが示されている。
さらに、上から15行目(No.15)は、音声データファイル(AUDIO)のマテリアルパッケージ要素(MaterialPackageSet)のパッケージモディファイドデート属性(PackageModifiedDate)の値を、上述したNo.11の場合と同様の理由により、No.10の値に近似する値で更新することが示されている。
また、上から16行目(No.16)は、プロキシデータファイル(PROXY)のヘッダメタデータ(HeaderMetadata)のプリフェース要素(PrefaceSet)のラストモディファイドデート属性(LastModifiedDate)(MXFファイル更新日時)の値を、上述したNo.11の場合と同様の理由により、音声データを挿入した日時に近似する値とすることにより更新することが示されている。
さらに、上から17行目(No.17)は、プロキシデータファイル(PROXY)のマテリアルパッケージ要素(MaterialPackageSet)のパッケージUID属性(PackageUID)の値を、クリップインフォメーションファイルのUMID(No.6)を基に新規クリップ生成時と同じ方法で生成することにより更新することが示されている。
また、上から18行目(No.18)は、プロキシデータファイル(PROXY)のマテリアルパッケージ要素(MaterialPackageSet)のパッケージモディファイドデート属性(PackageModifiedDate)の値を、上述したNo.11の場合と同様の理由により、No.10の値に近似する値で更新することが示されている。
以上のように、編集装置13の各部は、素材データの破壊編集に応じて、その素材データに対応する各種のメタデータを整合するように更新する。これにより、ユーザは、より容易にコンテンツデータの破壊編集を正しく行うことができる。また、これにより、メタデータに基づいた機器やアプリケーションの動作を保障することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。この場合、例えば、図1の編集装置13は、図26に示されるようなパーソナルコンピュータとして構成されるようにしてもよい。
図26において、パーソナルコンピュータ400のCPU(Central Processing Unit)401は、ROM(Read Only Memory)402に記憶されているプログラム、または記憶部413からRAM(Random Access Memory)403にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM403にはまた、CPU401が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU401、ROM402、およびRAM403は、バス404を介して相互に接続されている。このバス404にはまた、入出力インタフェース410も接続されている。
入出力インタフェース410には、キーボード、マウスなどよりなる入力部411、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部412、ハードディスクなどより構成される記憶部413、モデムなどより構成される通信部414が接続されている。通信部414は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース410にはまた、必要に応じてドライブ415が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア421が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部413にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図26に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア421により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM402や、記憶部413に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した番組制作システムの構成例を示す図である。 図1の光ディスクの記録領域の構成例を示す模式図である。 図1の光ディスクに記録されたファイルのディレクトリ構造の例を示す模式図である。 図1の光ディスクに記録されたファイルのディレクトリ構造の例を示す模式図である。 図1の光ディスクに記録されたファイルのディレクトリ構造の例を示す模式図である。 AV独立フォーマットの構成例を示す模式図である。 リアルタイムメタデータファイルの構成例を示す模式図である。 UMIDの基本的な構成の例を説明する図である。 KLVパケットの基本的な構成の例を説明する図である。 LTC変化点の例を説明する図である。 基本UMID変化点、時刻情報変化点、位置情報変化点、および人物情報変化点の例を説明する図である。 KLVパケットの例を説明する図である。 非破壊編集の様子を説明する図である。 破壊編集の様子を説明する図である。 ファイル間の参照関係の様子の例を示す図である。 本発明を適用した図1の編集装置の構成例を示すブロック図である。 図16のシステム制御部の詳細な構成例を示すブロック図である。 図17のクリップ破壊編集部の詳細な構成例を示すブロック図である。 図17のエディットリスト更新部の詳細な構成例を示すブロック図である。 破壊編集処理の例を示すフローチャートである。 クリップ破壊編集処理の例を示すフローチャートである。 クリップ破壊編集処理の例を示す、図21に続くフローチャートである。 エディットリスト更新処理の例を示すフローチャートである。 エディットリスト更新処理の例を示す、図23に続くフローチャートである。 音声データを挿入する場合のデータ更新の例を説明する図である。 本発明を適用したパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 番組制作システム, 11 カムコーダ, 12 光ディスク, 13 編集装置, 21 素材データ, 22 メタデータ, 23 カンパケデータ, 221 システム制御部, 222 操作入力部, 223 制御情報入力部, 224 制御情報出力部, 231 入力部, 232 記録信号処理部, 233 情報処理部, 234 ネットワークインタフェース, 235 メタデータ処理部, 236 ドライブ制御部, 237 ピックアップ部, 238 スピンドル駆動部, 239 再生信号処理部, 240 出力部, 251 素材データ入力部, 252 メタデータ入力部, 253 情報多重化部, 254 情報分解部, 255 素材データ出力部, 256 メタデータ出力部, 261 制御部, 271 クリップ破壊編集部, 272 参照エディットリスト検索部, 273 エディットリスト更新部, 274 インデックスファイル更新部, 275 ディスクインフォメーションファイル更新部, 276 不整合処理部, 281 入力制御部, 282 通信制御部, 283 書き込み制御部, 284 読み出し制御部, 285 編集更新処理制御部, 286 出力制御部, 301 クリップ読み出し部, 302 素材データ破壊編集処理部, 303 更新メタデータ特定部, 304 リアルタイムメタデータ更新部, 305 プロキシデータ更新部, 306 ノンリアルタイムメタデータ更新部, 307 不足メタデータ生成部, 308 クリップインフォメーションファイル更新部, 309 クリップ書き込み部, 311 更新確認処理部, 312 不整合情報生成部, 331 エディットリスト読み出し部, 332 編集部分確認部, 333 エディットリストファイル更新部, 334 ノンリアルタイムメタデータ更新部, 335 素材データ破壊編集部, 336 リアルタイムメタデータ更新部, 337 プロキシデータ更新部, 338 不足メタデータ生成部, 339 エディットリスト書き込み部, 341 更新確認処理部, 342 不整合情報生成部, 400 パーソナルコンピュータ

Claims (10)

  1. コンテンツを形成する素材データ、および前記素材データに付加されるメタデータにより構成されるコンテンツデータを処理する情報処理装置であって、
    前記素材データに対してデータを実際に更新する破壊編集を行う素材データ破壊編集手段と、
    前記素材データ破壊編集手段による前記素材データの破壊編集により影響を受けるメタデータを特定するメタデータ特定手段と、
    前記メタデータ特定手段により特定された前記メタデータを更新するメタデータ更新手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 記録媒体に記録されている前記コンテンツデータを読み出すコンテンツデータ読み出し手段と、
    前記コンテンツデータを前記記録媒体に書き込むコンテンツデータ書き込み手段と
    をさらに備え、
    前記素材データ破壊編集手段は、前記コンテンツデータ読み出し手段により前記記録媒体より読み出されたコンテンツデータの素材データを破壊編集し、
    前記コンテンツデータ書き込み手段は、前記素材データ破壊編集手段により破壊編集された前記素材データ、および、前記メタデータ更新手段により更新された前記メタデータを含む、前記コンテンツデータを前記記録媒体に書き込む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記素材データ破壊編集手段は、前記素材データを破壊編集するとともに、前記素材データに付加される識別情報を更新し、
    前記メタデータ特定手段は、前記素材データ破壊編集手段により破壊編集される素材データの識別情報を有するメタデータを特定し、
    前記メタデータ更新手段は、前記メタデータ特定手段により特定された前記メタデータに含まれる、前記素材データ破壊編集手段により破壊編集される素材データの識別情報を、前記素材データ破壊編集手段により更新された識別情報に更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記メタデータ更新手段は、
    前記素材データに付加される前記メタデータの内、前記素材データの再生時における前記メタデータの再生にリアルタイム性が要求されるリアルタイムメタデータを更新するリアルタイムメタデータ更新手段と、
    前記素材データに付加される前記メタデータの内、前記素材データの再生時における前記メタデータの再生にリアルタイム性が要求されないノンリアルタイムメタデータを更新するノンリアルタイムメタデータ更新手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記素材データ破壊編集手段による破壊編集に合わせて、前記素材データの低解像度のデータであるプロキシデータを更新するプロキシデータ更新手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記素材データ破壊編集手段による破壊編集に合わせて、前記コンテンツデータに含まれる各データを管理する管理情報更新する管理情報更新手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記メタデータ更新手段による前記メタデータの更新を行うか否かをユーザに確認する更新確認手段をさらに備え、
    前記メタデータ更新手段は、前記ユーザが更新を許可した場合のみ、前記メタデータを更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記更新確認手段による確認の結果、前記ユーザが更新を許可しなかった場合、破壊編集された前記素材データと、前記素材データに対応する前記メタデータとの間で生じる不整合に関する情報である不整合情報を生成する不整合情報生成手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. コンテンツを形成する素材データ、および前記素材データに付加されるメタデータにより構成されるコンテンツデータを処理する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記素材データに対してデータを実際に更新する破壊編集を行う素材データ破壊編集ステップと、
    前記素材データ破壊編集ステップの処理による前記素材データの破壊編集により影響を受けるメタデータを特定するメタデータ特定ステップと、
    前記メタデータ特定ステップの処理により特定された前記メタデータを更新するメタデータ更新ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. コンテンツを形成する素材データ、および前記素材データに付加されるメタデータにより構成されるコンテンツデータに関する処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    前記素材データに対してデータを実際に更新する破壊編集を行う素材データ破壊編集ステップと、
    前記素材データ破壊編集ステップの処理による前記素材データの破壊編集により影響を受けるメタデータを特定するメタデータ特定ステップと、
    前記メタデータ特定ステップの処理により特定された前記メタデータを更新するメタデータ更新ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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