JP2006109121A - ラジオ放送受信機及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ラジオ放送受信機10において、サイマル放送実施中のデジタル−アナログ放送間の切替について、音量の整合以外の観点から改善を図る。
【解決手段】 デジタル及びアナログのラジオ放送のRF信号を復調したオーディオ信号をId,Iaと定義する。また、Idについてその複数個の周波数帯域区分ごとに信号レベルを調整してデジタル及びアナログのラジオ放送のオーディオ周波数特性を整合させた信号をIuと定義する。オーディオイコライザ12はIuを生成する。オーディオ信号選択手段13は、デジタルラジオ放送電波品質が所定レベル以上であるとき及び未満であるとき、それぞれId及びIaを出力信号としての選択オーディオ信号とする。入力信号変更手段15は、デジタル及びアナログのラジオ放送のオーディオ切替を実施するとき、Idに代えてIuを使用する。これにより、切替時のオーディオ周波数特性が整合し、音質の急変が抑制される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、IBOC(In−Band−On−Channel)等のサイマル放送を受信するラジオ放送受信機及びその制御方法に係り、詳しくはサイマル放送実施中のデジタルラジオ放送及びアナログラジオ放送の切替を改善したラジオ放送受信機及び方法に関するものである。
特許文献1,2は、ラジオ放送受信機において、オーディオを出力を、サイマル放送実施中のDAB(デジタルラジオ放送)−RDS(アナログラジオ放送)間で切り替える際、RDSのFM変調度に基づきDAB及び/又はRDSに係る音量を調整して、DAB及びRDSに係る音量の整合(マッチング)を行い、ユーザに耳障りとなる切替時の音量の急変を解消することを開示する。
特許文献3は、サイマル放送実施中のDAB−RDSの切替について、瞬時ではなく、所定の切替期間を設定し、該切替期間では、切替前のラジオ放送に係るオーディオをフェードアウトしつつ、切替後のラジオ放送に係るオーディオをフェードインする音量制御方式を開示する。
特許文献4は、サイマル放送実施中のDAB−RDSの切替時の音量急変に対処するため、切替後のラジオ放送に係るオーディオの音量を、直ちに音量操作部材の位置の音量にせずに、一旦0にして、0から音量操作部材の位置の音量へ漸増させることを開示する。
特許文献5は、デジタルラジオ放送とアナログラジオ放送とを1個の伝送波に多重化するIBOCについて開示する。
特開2000−115002(図6) 特開2002−9647(段落0025) 特開2000−138611(図4) 特開2000−261338(図2) 特開2001−320290(図3)
サイマル放送実施中のデジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替について、従来のラジオ放送受信機における改善は、いずれも、音量の整合に関することである。
本発明の目的は、サイマル放送実施中のデジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替時にユーザに不快感を与えるオーディオ変化について、音量以外の観点に基づき対処するラジオ放送受信機及びその制御方法を提供することである。
本発明によれば、デジタルラジオ放送受信部及びアナログラジオ放送受信部のオーディオ周波数特性の差異(図3参照)に注目する。すなわち、両者のオーディオ周波数特性における差異は、デジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替時に音質の差異となって現れ、ユーザに不快感を与える。本発明によれば、遅くともデジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替の前までに、デジタルラジオ放送に係るオーディオ周波数特性を、オーディオイコライザを用いて、アナログラジオ放送に係るオーディオ周波数特性に整合させておく。これにより、切替時では、オーディオ周波数特性の整合したデジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間でオーディオ切替が行われる。なお、オーディオ周波数特性を整合するとは、換言すると、オーディオ周波数特性を一致させたり、等しくさせたりすることである。
本発明によれば、サイマル放送実施中のデジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替時におけるデジタルラジオ放送及びアナログラジオ放送のオーディオ周波数特性の差異が解消され、スピーカ等から出力されるオーディオについて、切替時の音質変化が除去又は緩和され、これにより、ユーザの不快感を解消できる。
図1及び図2はそれぞれFM−IBOC方式及びAM−IBOC方式ラジオ放送におけるパワースペクトラムを示す。該ラジオ放送の伝送帯域の中心周波数を0としている。
FM−IBOC方式(図1)の伝送信号の帯域幅は±200kHzの範囲となっている。中央の周波数帯域にはアナログ変調信号のみが存在し、該アナログ変調信号の電力は、中心周波数において最大であり、中心周波数から両側へ離れるに従い、低下している。デジタル変調信号は、アナログ変調信号の周波数帯域の両側に存在し、そのパワースペクトラムは存在帯域内ではフラットになっている。アナログ変調信号の電力値の最大値は、デジタル変調信号の電力値より25dBc/MHz、高くなっている。
AM−IBOC方式(図2)の伝送信号の帯域幅は±15kHzの範囲となっている。アナログ変調信号は中央の周波数帯域のみに存在し、該アナログ変調信号のパワースペクラムは、中心周波数において最大であり、中心周波数から両側へ離れるに従い、低下している。デジタル変調信号は、伝送信号の帯域幅全体にわたり存在し、そのアナログ変調信号と重複する周波数帯域では小、その両側の周波数帯域では中、さらにその外側の周波数帯域では大となるステップ状の特性となっている。
図3はIBOC内の各放送形式のオーディオ周波数特性を対比して示したものである。オーディオ周波数特性とは、送信側のソース音が周波数に関係なく所定レベルの音量となっている場合における受信側における周波数−音量レベルの関係である。オーディオ周波数特性は各放送形式で差があり、レスポンスは、デジタルラジオ放送(デジタル)では、可聴周波数の全範囲にわたり、フラットとなっていて、良好であるが、FMアナログラジオ放送(アナログFM)では、低周波数範囲において悪化が顕著であり、また、AMアナログラジオ放送(アナログAM)では、低周波数範囲及び高周波数範囲の両方において相当の悪化が見られる。このように、デジタルラジオ放送とアナログラジオ放送とでは、オーディオ周波数特性が相違する結果、サイマル放送実施中のデジタルラジオ放送及びアナログラジオ放送に対し、デジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替時では、デジタルラジオ放送及びアナログラジオ放送に係る音量が整合していても、ユーザへ切替時に音質の差異に基づく不快感を与えることになる。本発明では、オーディオイコライザ12(図4)を使用して、アナログラジオ放送のオーディオ周波数特性をFM又はAMのオーディオ周波数特性に整合させ、これにより、デジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替時の音質の急変を解消して、ユーザの不快感を抑制する。
図4はラジオ放送受信機10の構成図である。ラジオ放送受信機10は、サイマル放送実施中のデジタルラジオ放送及びアナログラジオ放送に対し、デジタルラジオ放送の受信電波の品質に応じて出力オーディオをそれぞれデジタルラジオ放送及びアナログラジオ放送に係るオーディオへ切り替えるものであり、基本構成として、品質検出手段11、オーディオイコライザ12、オーディオ信号選択手段13、オーディオ出力手段14及び入力信号変更手段15を有し、適宜、追加可能な素子としてユーザ選択用操作部材21及び可変増幅手段22を有している。
ラジオ放送受信機10の基本構成について説明する。品質検出手段11は、デジタルラジオ放送の受信電波の品質をデジタルラジオ放送電波品質として検出する。ここで、デジタルラジオ放送に係るRF信号を復調及び復号して得られるオーディオ信号をデジタルラジオ放送の元オーディオ信号Idと呼び、また、デジタルラジオ放送のオーディオ周波数特性がアナログラジオ放送のオーディオ周波数特性に整合するようにデジタルラジオ放送の元オーディオ信号Idについてその複数個の周波数帯域区分ごとに信号レベルを調整した信号をデジタルラジオ放送の調整オーディオ信号Iuと呼ぶことにする。オーディオイコライザ12は、デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号Iuを生成する。オーディオ信号選択手段13は、デジタルラジオ放送の元オーディオ信号Idを第1の入力信号とし、また、アナログラジオ放送に係るRF信号を復調して得られるオーディオ信号としてのアナログラジオ放送の復調オーディオ信号Iaを第2の入力信号とし、デジタルラジオ放送電波品質が所定レベル以上であるときは第1の入力信号を、また、デジタルラジオ放送電波品質が所定レベル未満であるときは、第2の入力信号を、それぞれ出力信号としての選択オーディオ信号とするとともに、第1及び第2の入力信号間で選択オーディオ信号の切替を実施する。オーディオ出力手段14は、選択オーディオ信号に係るオーディオを出力する。入力信号変更手段15は、遅くともオーディオ信号選択手段における選択オーディオ信号の切替の前までに、第1の入力信号をデジタルラジオ放送の元オーディオ信号からデジタルラジオ放送の調整オーディオ信号Iuに係るオーディオ信号へ変更する。
ラジオ放送受信機10と後述のラジオ放送受信機用制御方法50(図5)とは、カテゴリーが相違するのみで、技術内容はほぼ同じであるので、ラジオ放送受信機10について詳説する。
ラジオ放送受信機10は、例えばIBOCラジオ放送受信機であり、例えば自動車に搭載される。IBOCでは、デジタルラジオ放送とアナログラジオ放送とは多重化されて同一の搬送波により伝送される。デジタルラジオ放送の受信電波の品質は、受信電波の電界強度や、アナログラジオ放送に係るオーディオ信号のレベルや、受信電波のデジタルラジオ放送部分を復調して得られる信号のC/N又はS/N、さらに復調信号を復号して得られる信号のビットエラーレート等から検出できる。オーディオ出力手段とは、例えば、スピーカやヘッドフォーンである。サイマル放送では、デジタルラジオ放送に係るオーディオの方がアナログラジオ放送に係るオーディオより品質が高いので、デジタルラジオ放送に係るオーディオについてオーディオ出力手段からの出力に支障がない限り、オーディオ出力手段からの出力としてはデジタルラジオ放送に係るオーディオが選択される。デジタルラジオ放送に係るオーディオは、受信電波が弱くなると、一気に品質が悪化するのに対し、アナログラジオ放送に係るオーディオは、デジタルラジオ放送に係るオーディオの出力に支障が出た後も、低品質ながらオーディオ出力が確保されるので、デジタルラジオ放送に係るオーディオの出力に支障が生じたときは、デジタルラジオ放送に係るオーディオの代替として使用できる。
入力信号変更手段15における「デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号Iuに係るオーディオ信号」とは、デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号Iu自体であってもよいし、後述の増幅調整オーディオ信号Ivであってもよい。
入力信号変更手段15における「遅くともオーディオ信号選択手段における選択オーディオ信号の切替の前まで」とは、(a)切替が必要になったときに切替に先立ち、第1の入力信号をデジタルラジオ放送の元オーディオ信号からデジタルラジオ放送の調整オーディオ信号に係るオーディオ信号へ変更するだけでなく、(b)入力信号変更手段15は、切替の必要が生じる前から又は常時、第1の入力信号をデジタルラジオ放送の調整オーディオ信号に係るオーディオ信号にしておくことも含むものとする。これにより、少なくとも、デジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替時には、切替前及び切替後のラジオ放送のオーディオに係るオーディオ周波数特性の非整合による音質急変を回避できる。
入力信号変更手段15による第1の入力信号の、元オーディオ信号から調整オーディオ信号への変更は、一気に行なわず、徐々に行なうのが好ましい。しかし、オーディオ周波数特性整合のための手動操作スイッチを装備して、ユーザが手動操作スイッチをオーディオ周波数特性整合のために操作したのに伴い、第1の入力信号を元オーディオ信号から調整オーディオ信号へ変更するときは、ユーザが変更を十分に意識しているので、すなわち音質の急変があってもユーザにさほどの心理的な打撃を与えることはないので、第1の入力信号について元オーディオ信号から調整オーディオ信号への変更を、一気に行うこともできる。入力信号変更手段15が第1の入力信号を元オーディオ信号から調整オーディオ信号へ緩やかに変更する具体的な方法は、例えば、オーディオイコライザ12が、その作動開始後、一気に調整オーディオ信号を生成しないで、オーディオ周波数特性が元オーディオ信号のものから調整オーディオ信号のものへ徐々に変化する中間信号を生成するようにし、第1の入力信号がオーディオイコライザの出力へ切り替えられてから、該中間信号を経て元オーディオ信号から調整オーディオ信号へ緩やかに変化するようにすることである。
デジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替には、デジタルラジオ放送に係るオーディオからアナログラジオ放送に係るオーディオへの切替だけでなく、その逆の切替も含まれる。
逆の場合、すなわち、アナログラジオ放送に係るオーディオからデジタルラジオ放送に係るオーディオへの切替の場合も、デジタルラジオ放送に係るオーディオからアナログラジオ放送に係るオーディオへの切替の場合と同様に、遅くとも切替処理開始前に、第1の入力信号を元オーディオ信号から調整オーディオ信号へ変更しておき、切替期間を経て切替処理の終了後、デジタルラジオ放送の受信品質が適当に高まってから、第1の入力信号を、調整オーディオ信号から元オーディオ信号へ徐々に変更する。徐々に変更するやり方としては、具体的に、元オーディオのフェードイン及び調整オーディオ信号のフェードアウトを行なう外、オーディオイコライザ12が、オーディオ周波数特性が調整オーディオ信号のものから元オーディオ信号のものへ徐々に変化する中間信号を生成するようにし、該中間信号を第1の入力信号とすることが挙げられる。しかしながら、アナログラジオ放送に係るオーディオからデジタルラジオ放送に係るオーディオへの切替の場合には、切替期間を短縮したり、切替期間の調整オーディオ信号信号Iuの使用を中止したりし、高品質のデジタルラジオ放送に係るオーディオへ迅速に切り替えるようにしてもよい。
こうして、デジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替時には、デジタルラジオ放送のオーディオ周波数特性とアナログラジオ放送のオーディオ周波数特性とが整合状態にあるので、切替に伴う耳障りな音質変化が緩和される。図3で説明したように、IBOC方式ラジオ放送では、オーディオ周波数特性は、デジタルラジオ放送係るオーディオ周波数特性とFMアナログラジオ放送に係るオーディオ周波数特性との間での差異は少ないが、デジタルラジオ放送に係るオーディオ周波数特性とAMアナログラジオ放送に係るオーディオ周波数特性との間での差異は顕著である。したがって、デジタルラジオ放送−AMラジオ放送間のオーディオ切替において、オーディオ周波数特性整合の威力が大きく発揮される。
ラジオ放送受信機10の発展型について説明する。オーディオ信号選択手段13は、選択オーディオ信号の切替期間では、切替前及び切替後の選択オーディオ信号を混合した混合信号を選択オーディオ信号として生成し、該混合信号は、切替前及び切替後の選択オーディオ信号に係るオーディオがオーディオ出力手段14においてそれそれフェードイン及びフェードアウトするオーディオ信号である。フェードイン及びフェードアウトにより、デジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替時の音量上の変化が緩和される。
ラジオ放送受信機10は、また、ユーザ選択用操作部材21を装備することができる。ユーザ選択用操作部材21は、入力変更手段15が第1の入力信号をデジタルラジオ放送の元オーディオ信号Idからデジタルラジオ放送の調整オーディオ信号に係るオーディオ信号Iuへ変更することをユーザ選択により許容又は禁止させる。ラジオ放送受信機10において、デジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオの切替時のオーディオ周波数特性の整合のために、デジタルラジオ放送の聴取中、常時、元オーディオ信号Idに代えて調整オーディオ信号Iuに係るオーディオを出力している場合がある。このような場合、切替が生じないようなデジタルラジオ放送の電波強度の十分な地域を走行しているときは、ユーザは、デジタル放送のオーディオを聴取中にもかかわらず、音質の悪いオーディオを聞いていることになる。ユーザは、切替が頻繁に起きない地域を走行しているときは、ユーザ選択用操作部材21を操作して、高品質の元オーディオ信号Idに係るオーディオを聞くことができる。
ラジオ放送受信機10は、可変増幅手段22を装備することもできる。可変増幅手段22は、デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号のレベルが第2の入力信号のレベルにほぼ一致する増幅率で、デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号Iuを増幅する。
可変増幅手段22における増幅率には1以下を含むものとする。増幅率が1以下とは、実質的には増幅ではなく、減衰を意味する。入力信号変更手段15は、デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号Iuに係るオーディオ信号を可変増幅手段22の出力とする。可変増幅手段22の出力をIvとすると、可変増幅手段22の増幅率が1であるときは、Iu=Ivとなっている。デジタルラジオ放送に係るオーディオの音量は、受信電波の電界強度が低下しても、ほぼ一定に保持されるのに対し、アナログラジオ放送に係るオーディオの音量は、受信電波の電界強度が低下するに連れて低下し、デジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオの切替時には、音量の急変が生じる。可変増幅手段22は、増幅率を変化させて、デジタルラジオ放送に係るオーディオの音量とアナログラジオ放送に係るオーディオの音量とを整合させるので、切替時の音量の急変が緩和される。
図5はラジオ放送受信機用制御方法50のフローチャートである。ラジオ放送受信機用制御方法50は、サイマル放送実施中のデジタルラジオ放送及びアナログラジオ放送に対し、デジタルラジオ放送の受信電波の品質に応じて出力オーディオをそれぞれデジタルラジオ放送及びアナログラジオ放送に係るオーディオへ切り替えるラジオ放送受信機10の制御方法である。ラジオ放送受信機用制御方法50は、基本構成として、S51〜S57及びS59を有し、発展型構成としてS65,S66を有している。
ラジオ放送受信機用制御方法50の基本構成において、S51(品質検出ステップ)では、デジタルラジオ放送の受信電波の品質をデジタルラジオ放送電波品質として検出する。デジタルラジオ放送に係るRF信号を復調及び復号して得られるオーディオ信号をデジタルラジオ放送の元オーディオ信号Idと呼び、また、デジタルラジオ放送のオーディオ周波数特性がアナログラジオ放送のオーディオ周波数特性に整合するようにデジタルラジオ放送の元オーディオ信号Idについてその複数個の周波数帯域区分ごとに信号レベルを調整した信号をデジタルラジオ放送の調整オーディオ信号Iuと呼ぶことにする。S52(調整オーディオ信号生成ステップ)では、デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号Iuを生成する。S53,S54,S55,S56,S57(オーディオ信号選択ステップ)では、デジタルラジオ放送の元オーディオ信号Idを第1の入力信号とし、また、アナログラジオ放送に係るRF信号を復調して得られるオーディオ信号としてのアナログラジオ放送の復調オーディオ信号Iaを第2の入力信号とし、デジタルラジオ放送電波品質が所定レベル以上であるときは(S56の判定が否で、S53の判定が正)、第1の入力信号を(S54)、また、デジタルラジオ放送電波品質が所定レベル未満であるときは(S53の判定が否)、第2の入力信号を(S55)、それぞれ出力信号としての選択オーディオ信号とするとともに、第1及び第2の入力信号間で選択オーディオ信号の切替を実施する(S56の判定が正、及びS57)。S59(オーディオ出力ステップ)では、選択オーディオ信号に係るオーディオ信号をオーディオとして出力する。S61(入力信号変更ステップ)では、遅くともオーディオ信号選択ステップにおける選択オーディオ信号の切替の前までに、第1の入力信号をデジタルラジオ放送の元オーディオ信号Idからデジタルラジオ放送の調整オーディオ信号Iuに係るオーディオ信号へ変更する。
ラジオ放送受信機用制御方法50の発展型において、S57では、選択オーディオ信号の切替期間では(S56の判定が正)、切替前及び切替後の選択オーディオ信号を混合した混合信号を選択オーディオ信号として生成し、該混合信号は、切替前及び切替後の選択オーディオ信号に係るオーディオがオーディオ出力手段においてそれそれフェードイン及びフェードアウトするオーディオ信号となっている。なお、このフェードイン及びフェードアウトは、後述の図8及び図10におけるId,Iaの出力率が傾斜している部分に対応している。
ラジオ放送受信機用制御方法50の別の発展型において、S65(入力信号維持ステップ)では、ユーザ選択用操作部材21におけるユーザ選択に基づきS61(入力変更ステップ)の実施(S65の判定が正である場合)を許容及び禁止(S65の判定が否である場合)する。
ラジオ放送受信機用制御方法50の他の発展型において、S66(可変増幅ステップ)では、デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号のレベルが第2の入力信号のレベルにほぼ一致する増幅率で、デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号を増幅する。そして、S61では、デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号Iuに係るオーディオ信号をS66における増幅調整オーディオ信号Ivとする。
図6はIBOC用ラジオ100の受信段から復調段までの構成図である。IBOC用ラジオ100は、例えば自動車に搭載されるものであり、デジタルラジオ放送側信号処理部101とアナログラジオ放送側信号処理部102とを含む。アンテナ105はデジタルラジオ放送側信号処理部101及びアナログラジオ放送側信号処理部102の共通素子として設けられ、アンテナ105に捕捉されたIBOCの受信電波のRF信号は、デジタルラジオ放送側信号処理部101のRFアンプ106及びアナログラジオ放送側信号処理部102のRFアンプ136へ入力される。デジタルラジオ放送側信号処理部101及びアナログラジオ放送側信号処理部102は、処理対象のRF信号が相違する以外は、構成及び作用の同一の素子を備えている。同一の素子とは、RFアンプ106とRFアンプ136、ミキサ107とミキサ137、IFフィルタ108とIFフィルタ138、IFアンプ109とIFアンプ139、AGC回路120とAGC回路150、及びローカル発振器121とローカル発振器151である。なお、デジタルラジオ放送側信号処理部101のIBOC復調器110は復調及び復号を行うのに対し、アナログラジオ放送側信号処理部102の復調器140は復調のみを行う。デジタルラジオ放送側信号処理部10及びアナログラジオ放送側信号処理部102の両方を説明する代わりに、それらの代表としてデジタルラジオ放送側信号処理部101を選択し、デジタルラジオ放送側信号処理部101について説明する。RF信号は、RFアンプ106において増幅され、ミキサ107においてローカル発振器121からの発振信号と混合されて、IF(中間周波数)信号へ変換される。IF信号は、IFフィルタ108を通過し、IFアンプ109において増幅され、IBOC復調器110において復調される。AGC回路120は、RFアンプ106の入力振幅に関係なく、RFアンプ106の出力振幅が一定となるように、RFアンプ106の増幅率を制御する。AGC回路122は、IFアンプ109の入力振幅に関係なく、IFアンプ109の出力振幅が一定となるように、IFアンプ109の増幅率を制御する。
図7はIBOC用ラジオ100のオーディオ切替制御段の構成図である。オーディオイコライザ160は、IBOC復調器110とブレンドコントロール回路163との間に介在し、IBOC復調器110から出力される復調信号についてその複数個の周波数帯域区分ごとに信号レベルを調整した信号を生成する。オーディオ周波数特性調整信号生成器165は、デジタルラジオ放送側信号処理部101側及びアナログラジオ放送側信号処理部102側のオーディオ周波数特性に関する情報を受け取り、オーディオ周波数特性調整信号を生成する。該オーディオ周波数特性調整信号は、オーディオイコライザ160が各周波数帯域区分ごとの信号レベルの調整度を決めるものである。ブレンドコントロール回路163は、ブレンド信号発生器168、可変増幅器169,170及び加算器171を備えている。可変増幅器169はオーディオイコライザ160からのオーディオ信号を増幅し、可変増幅器170は復調器140からのオーディオ信号を増幅し、加算器171は可変増幅器169,170からのオーディオ信号を加算する。加算器171の加算信号は、ユーザ操作により増幅率を制御される電力増幅器を経て、スピーカ(図示せず)へ送られる。ブレンド信号発生器168は、デジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替信号を受け取り、これに基づき可変増幅器169,170の増幅率を制御する。なお、可変増幅器169,170の増幅率は1以下であり、可変増幅器169,170は実質的には減衰器である。
図8はIBOC用ラジオ100において受信信号の所定のレベル変化に対するブレンドコントロール回路163の入出力信号等の変化を示すグラフである。今、IBOC用ラジオ100を搭載した自動車がIBOCの放送局から徐々に遠ざかっていくときを想定し、その場合、IBOCの受信信号レベルは、図8のように、時間経過に連れて低下する。復調器140の出力としてのIaは時刻t1から徐々に低下する。また、デジタルラジオ放送に係るRF信号の復号が時刻t4において困難となるため、IBOC復調器110の出力としてのIdは時刻t4において一気に0となる。時刻t2からt3までは、スピーカからのオーディオ出力をデジタルラジオ放送に係るオーディオからアナログラジオ放送に係るオーディオへ切り替える切替期間になる。ここで、ブレンドコントロール回路163の出力をIoと定義し、IoはIBOC復調器110及び復調器140の出力信号Id,Iaに係る部分Ido,Iaoからなるとする(Io=Ido+Iao)。そして、Id,Iaに関して出力率とは、Ido/Id及びIao/Iaと定義する。
オーディオイコライザ160は、この例では、デジタルラジオ放送−アナログラジオ放送間のオーディオ切替前の所定時間に限定されず、常時、作動している。オーディオイコライザ160は、Idについて、その周波数帯域区分ごとに信号レベルを変化させて、デジタルラジオ放送側信号処理部101のオーディオ周波数特性をアナログラジオ放送側信号処理部102のオーディオ周波数特性に整合するので、オーディオイコライザ160の出力信号はIdより僅かに低くなる。なぜなら、図3から分かるように、アナログラジオ放送側信号処理部102のオーディオ周波数特性は、その両端においてデジタルラジオ放送側信号処理部101のオーディオ周波数特性より低いので、デジタルラジオ放送側信号処理部101のオーディオ周波数特性をアナログラジオ放送側信号処理部102のオーディオ周波数特性に整合させると、Idの両端の周波数帯域区分のレベルがオーディオイコライザ160により低下させられるからである。しかし、Idの低下量は僅かであるので、図8では、Idの出力率はt1−t2間で一定として表現している。
ブレンドコントロール回路163の可変増幅器169は増幅率を時刻t2の1から時刻t3の0へ線形に変化する。これにより、Idの出力率は、時刻t2まではほぼ1であったのに対し、時刻t2から徐々に低下し、時刻t3以降は0となる。一方、ブレンドコントロール回路163の可変増幅器170は増幅率を時刻t2の0から時刻t3の1へ線形に変化する。これにより、Iaの出力率は、時刻t2までは0であったのに対し、時刻t2から徐々に上昇し、刻t3以降は1となる。このようなId,Iaの出力率の変化は、スピーカでは、Idに係るオーディオのフェードアウト、Iaに係るオーディオのフェードインとなって、現れる。ラジオ放送受信機103の出力としてのIoに関して、時刻t2までは、全量がIdoであり、時刻t2からt3まではIdoとIaoとの混合である、この混合におけるIdとIaとの割合は、時間経過に連れて前者が低下し、後者が増える関係にある。Ioは、時刻t3以降は、全量がIaoとなる。
時刻t2では、IaのレベルはすでにIdのレベルより低くなっているので、時刻t2の直後において、加算器171の出力は、Aに示すように、一時的に急降下することになる。これは、スピーカからの音量の急変に繋がるものの、IBOC用ラジオ100では、オーディオイコライザ160の作動により、デジタルラジオ放送のオーディオ周波数特性とアナログラジオ放送のオーディオ周波数特性とは整合状態にあるので、Aの出現にもかかわらず、音質の変化が緩和され、ユーザの不快感は低減する。
図9は別のIBOC用ラジオ180の主要部の構成図である。IBOC用ラジオ180は、IBOC用ラジオ100を改善したものであり、図8のAの出現を抑制している。IBOC用ラジオ180について、IBOC用ラジオ100の要素と同一のものは同符号で指示して、説明を省略し、相違点について説明する。IBOC用ラジオ180は、IBOC用ラジオ100に対してオーディオレベル調整信号生成器181及び可変増幅器182を追加されている。可変増幅器182は、オーディオイコライザ160とブレンドコントロール回路163の可変増幅器169との間に介在し、オーディオイコライザ160の出力を増幅して(増幅率は1以下であるので、減衰して)、ブレンドコントロール回路163へ送る。オーディオレベル調整信号生成器181は、復調器140の各時点の振幅(オーディオレベル)に関する情報を受け取り、これに基づき可変増幅器182の増幅率を制御する。結果、可変増幅器182の出力のIvのレベルとIaのレベルとは整合される。
図10はIBOC用ラジオ180において受信信号の所定のレベル変化に対するブレンドコントロール回路163の入出力信号等の変化を示すグラフである。IBOCの受信信号レベルは、図8の場合と同一である。IBOC用ラジオ180では、可変増幅器182が、ブレンドコントロール回路163におけるオーディオ信号の切替に先立ち、具体的には、時刻t2より前の時刻t1から、オーディオイコライザ160の出力振幅が復調器140の出力振幅に整合するように、増幅率を変化させつつ、オーディオイコライザ160の出力を増幅(この増幅率は1以下であるので、減衰。)する処理を開始する。この処理は、ブレンドコントロール回路163における切替処理が終了する時刻t3まで、継続的に行なわれる。結果、ブレンドコントロール回路163の可変増幅器169の入力側オーディオ信号は、可変増幅器170の入力側オーディオ信号と同一振幅となり、ブレンドコントロール回路163の出力Ioは、図8のAのような急変は発生せず、緩やかに低下する。
IBOC用ラジオ180では、オーディオイコライザ160によるオーディオ周波数特性の整合に加えて、可変増幅器182による振幅の整合も実施されるので、デジタルラジオ放送−アナログラジオ放送切替時のオーディオの違和感は大幅に縮小する。
FM−IBOC方式ラジオ放送におけるパワースペクトラムを示す図である。 AM−IBOC方式ラジオ放送におけるパワースペクトラムを示す図である。 IBOC内の各放送形式のオーディオ周波数特性を対比して示したものである。 ラジオ放送受信機の構成図である。 ラジオ放送受信機用制御方法のフローチャートである。 IBOC用ラジオの受信段から復調段までの構成図である。 IBOC用ラジオのオーディオ切替制御段の構成図である。 IBOC用ラジオにおいて受信信号の所定のレベル変化に対するブレンドコントロール回路の入出力信号等の変化を示すグラフである。 別のIBOC用ラジオの主要部の構成図である。 IBOC用ラジオにおいて受信信号の所定のレベル変化に対するブレンドコントロール回路の入出力信号等の変化を示すグラフである。
符号の説明
10:ラジオ放送受信機、11:品質検出手段、12:オーディオイコライザ、13:オーディオ信号選択手段、14:オーディオ出力手段、15:入力信号変更手段、21:ユーザ選択用操作部材、22:可変増幅手段。

Claims (8)

  1. サイマル放送実施中のデジタルラジオ放送及びアナログラジオ放送に対し、前記デジタルラジオ放送の受信電波の品質に応じて出力オーディオをそれぞれ前記デジタルラジオ放送及び前記アナログラジオ放送に係るオーディオへ切り替えるラジオ放送受信機において、
    前記デジタルラジオ放送の受信電波の品質をデジタルラジオ放送電波品質として検出する品質検出手段、
    前記デジタルラジオ放送に係るRF信号を復調及び復号して得られるオーディオ信号を前記デジタルラジオ放送の元オーディオ信号と呼び、また、前記デジタルラジオ放送のオーディオ周波数特性が前記アナログラジオ放送のオーディオ周波数特性に整合するように前記デジタルラジオ放送の元オーディオ信号についてその複数個の周波数帯域区分ごとに信号レベルを調整した信号を前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号と呼ぶことにし、前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号を生成するオーディオイコライザ、
    前記デジタルラジオ放送の元オーディオ信号を第1の入力信号とし、また、前記アナログラジオ放送に係るRF信号を復調して得られるオーディオ信号としての前記アナログラジオ放送の復調オーディオ信号を第2の入力信号とし、前記デジタルラジオ放送電波品質が所定レベル以上であるときは前記第1の入力信号を、また、前記デジタルラジオ放送電波品質が所定レベル未満であるときは、前記第2の入力信号を、それぞれ出力信号としての選択オーディオ信号とするとともに、前記第1及び前記第2の入力信号間で選択オーディオ信号の切替を実施するオーディオ信号選択手段、
    前記選択オーディオ信号に係るオーディオを出力するオーディオ出力手段、及び
    遅くとも前記オーディオ信号選択手段における選択オーディオ信号の切替の前までに、前記第1の入力信号を前記デジタルラジオ放送の元オーディオ信号から前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号に係るオーディオ信号へ変更する入力信号変更手段、
    を有していることを特徴とするラジオ放送受信機。
  2. 前記オーディオ信号選択手段は、選択オーディオ信号の切替期間では、切替前及び切替後の選択オーディオ信号を混合した混合信号を選択オーディオ信号として生成し、該混合信号は、切替前及び切替後の選択オーディオ信号に係るオーディオが前記オーディオ出力手段においてそれそれフェードイン及びフェードアウトするオーディオ信号であることを特徴とする請求項2記載のラジオ放送受信機。
  3. 前記入力変更手段が前記第1の入力信号を前記デジタルラジオ放送の元オーディオ信号から前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号に係るオーディオ信号へ変更することをユーザ選択により許容又は禁止させるユーザ選択用操作部材、
    を有していることを特徴とする請求項1又は2記載のラジオ放送受信機。
  4. 前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号のレベルが前記第2の入力信号のレベルにほぼ一致する増幅率で、前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号を増幅する可変増幅手段、及び
    前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号に係るオーディオ信号を前記可変増幅手段の出力とする前記入力信号変更手段、
    を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のラジオ放送受信機。
  5. サイマル放送実施中のデジタルラジオ放送及びアナログラジオ放送に対し、前記デジタルラジオ放送の受信電波の品質に応じて出力オーディオをそれぞれ前記デジタルラジオ放送及び前記アナログラジオ放送に係るオーディオへ切り替えるラジオ放送受信機の制御方法において、
    前記デジタルラジオ放送の受信電波の品質をデジタルラジオ放送電波品質として検出する品質検出ステップ、
    前記デジタルラジオ放送に係るRF信号を復調及び復号して得られるオーディオ信号を前記デジタルラジオ放送の元オーディオ信号と呼び、また、前記デジタルラジオ放送のオーディオ周波数特性が前記アナログラジオ放送のオーディオ周波数特性に整合するように前記デジタルラジオ放送の元オーディオ信号についてその複数個の周波数帯域区分ごとに信号レベルを調整した信号を前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号と呼ぶことにし、前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号を生成する調整オーディオ信号生成ステップ、
    前記デジタルラジオ放送の元オーディオ信号を第1の入力信号とし、また、前記アナログラジオ放送に係るRF信号を復調して得られるオーディオ信号としての前記アナログラジオ放送の復調オーディオ信号を第2の入力信号とし、前記デジタルラジオ放送電波品質が所定レベル以上であるときは前記第1の入力信号を、また、前記デジタルラジオ放送電波品質が所定レベル未満であるときは、前記第2の入力信号を、それぞれ出力信号としての選択オーディオ信号とするとともに、前記第1及び前記第2の入力信号間で選択オーディオ信号の切替を実施するオーディオ信号選択ステップ、
    前記選択オーディオ信号に係るオーディオをオーディオ出力手段から出力する音声出力ステップ、及び
    遅くとも前記オーディオ信号選択ステップにおける選択オーディオ信号の切替の前までに、前記第1の入力信号を前記デジタルラジオ放送の元オーディオ信号から前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号に係るオーディオ信号へ変更する入力信号変更ステップ、
    を有していることを特徴とするラジオ放送受信機の制御方法。
  6. 前記オーディオ信号選択ステップは、選択オーディオ信号の切替期間では、切替前及び切替後の選択オーディオ信号を混合した混合信号を選択オーディオ信号として生成し、該混合信号は、切替前及び切替後の選択オーディオ信号に係るオーディオが前記オーディオ出力手段においてそれそれフェードイン及びフェードアウトするオーディオ信号であるとするステップであることを特徴とする請求項5記載のラジオ放送受信機の制御方法。
  7. ユーザ選択用操作部材におけるユーザ選択に基づき前記入力変更ステップの実施を許容及び禁止する入力変更制御ステップ、
    を有していることを特徴とする請求項5又は6記載のラジオ放送受信機の制御方法。
  8. 前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号のレベルが前記第2の入力信号のレベルにほぼ一致する増幅率で、前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号を増幅する可変増幅ステップ、及び
    前記デジタルラジオ放送の調整オーディオ信号に係るオーディオ信号を前記可変増幅ステップにおける増幅調整オーディオ信号とする前記入力信号変更ステップ、
    を有していることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のラジオ放送受信機の制御方法。
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