JP2006108863A - ボタン電話システムおよび回線捕捉方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
主装置に収容されている回線を各ボタンに割り当てることが可能なボタン電話機において、回線捕捉操作前に空き回線に割り当てられているボタンを容易に把握できるようにする。
【解決手段】
ボタン電話機からのオフフック情報を受信すると、主装置において空き回線を検出し、送信元のボタン電話機に返信する。ボタン電話機では、空き回線情報に従い、該当するボタンに空き回線表示を行う。
【選択図】 図1
主装置に収容されている回線を各ボタンに割り当てることが可能なボタン電話機において、回線捕捉操作前に空き回線に割り当てられているボタンを容易に把握できるようにする。
【解決手段】
ボタン電話機からのオフフック情報を受信すると、主装置において空き回線を検出し、送信元のボタン電話機に返信する。ボタン電話機では、空き回線情報に従い、該当するボタンに空き回線表示を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ボタン電話装置における空き回線を通知する技術に関する。特に、回線捕捉操作に先立って、空き回線を通知する技術に関する。
1以上の外線および内線を収容するボタン電話主装置と、その内線それぞれに接続するボタン電話機とからなるボタン電話システムにおけるボタン電話機は、ダイヤルボタンや機能ボタン以外に、複数の外線ボタン等の外線または内線を捕捉するための操作手段を備える。外線ボタンには、それぞれ、ボタン電話主装置が収容する各外線が割り当てられ、ボタン電話機のユーザは、外線ボタンを押下することにより、その外線ボタンに割り当てられている外線を捕捉することができる。
一般に、このようなボタン電話機の外線ボタンは、当該外線ボタンに割り当てられた外線の使用状態を示すLEDなどの表示装置(外線ランプ)を備える。外線ランプは、LEDの点灯あるいは点滅などにより、当該外線ボタンに割り当てられている外線を捕捉したこと、当該外線ボタンに割り当てられている外線が他のボタン電話装置により使用されていること等を表示する。
例えば、自分の電話機が外線を捕捉中の時は、当該外線に対応する外線ボタンの外線ランプは緑が点灯し、同じボタン電話主装置に接続する他のボタン電話機が外線と通話中の時は、当該外線に対応する外線ボタンの外線ランプは赤が点灯し、外線電話がかかってきた時は、赤が点滅するなどである。
ユーザは、送受話器を取り、外線ランプが点灯または点滅していない外線ボタンを押下し、外線ランプが緑に変わったこと、すなわち、外線が捕捉できたことを確認後、相手方の電話番号を押下するなどの発信操作を行う(例えば、非特許文献1参照。)。
デジタルビジネスホン NYC−iZ20 取扱説明書 各部の名前とはたらき ランプの種類と表示(8頁)、外線電話をかけるとき(13頁)
上述したように、ボタン電話機では、外線を捕捉した後、その外線が捕捉されていること(使用中)を示す表示を対応する外線ランプに行う。
一般に、ボタン電話機は、機器ごとに、外線ボタンと外線との対応を設定することができる。ボタン電話機に予め用意してある外線ボタンの数が、ボタン電話主装置が収容している外線数以上であり、外線が割り当てられていない外線ボタンがある場合もある。このような場合、ユーザは、外線収容数や外線収容位置情報(どの外線ボタンに外線が割り当てられているか)などを知らなければ、捕捉されている外線の情報だけでは、外線を捕捉したい時にいずれの外線ボタンを押せばいいのか判断ができない。
従って、使用中の表示がなされている外線ボタン以外の外線ボタンを適当に選択して押下し、接続を試みることになる。その結果、いずれの外線も割り当てられていない外線ボタンを押下するなどし、外線が割り当てられているボタンにたどり着くまでに無駄な操作を強いられる場合がある。
また、いずれの外線も割り当てられていないボタンを押下して外線の捕捉ができなかった場合であっても、すべての外線が使用中であるため捕捉ができない場合と区別がつかない。
さらに、ボタン電話機の機種によっては、外線だけでなく、内線も、ボタン等の操作手段に割り当てることができるものがある。このような機種では、そのボタン電話機を使い慣れていないユーザには、どのボタンに、外線または内線(以後、両者を区別する必要がない場合、回線と呼ぶ。)が割り当てられているか、いずれが使用可能なのかを判断することは難しい。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、ユーザに、空き回線に割り当てられている操作手段、すなわち、現時点で捕捉可能な回線に割り当てられている操作手段を容易に把握させることを目的とする。
本発明のボタン電話システムは、回線捕捉操作に先立って、現時点で捕捉可能な回線に割り当てられている操作手段を明示する。
具体的には、それぞれ複数の外線および内線からなる複数の回線を収容し交換処理を行う主装置と、前記内線を介して前記主装置にそれぞれ接続し、前記主装置を介して回線を捕捉して相手先電話機と通話を行う複数のボタン電話機とを備えるボタン電話システムであって、前記主装置は、前記収容する複数の回線のうち、未使用の回線を検出し、検出した未使用の回線を特定する未使用回線情報を前記ボタン電話機に送信する空き回線検出手段を備え、前記ボタン電話機は、複数の回線選択手段と、制御手段と、を備え、前記複数の回線選択手段の一部は、前記主装置が収容する複数の回線にそれぞれ対応づけられ、前記複数の回線選択手段は、それぞれ、対応づけられた回線の状態を表示する表示手段を備え、前記制御手段は、自ボタン電話機が回線を未捕捉の状態で前記未使用回線情報を受信すると、当該未使用回線情報において特定される未使用の回線に対応づけられている前記回線選択手段が備える表示手段に、当該回線が未使用であることを示す表示を行うことを特徴とするボタン電話システムを提供する。
本発明によれば、ユーザに、空き回線に割り当てられている操作手段、すなわち、現時点で捕捉可能な回線に割り当てられている操作手段を容易に把握させることができる。
<<第一の実施形態>>
以下、本発明を適用した実施形態を、図を用いて説明する。本実施形態では、外線についてのみ、それぞれの外線を捕捉するためのキーが設定されているボタン電話機を例にあげて説明する。
以下、本発明を適用した実施形態を、図を用いて説明する。本実施形態では、外線についてのみ、それぞれの外線を捕捉するためのキーが設定されているボタン電話機を例にあげて説明する。
図1は、本実施形態の一実施形態に係るボタン電話システムの各構成の機能ブロック図を兼ねる構成図である。
本実施形態のボタン電話システムは、複数の外線(電話回線)40-1〜40-n(nは自然数)と、複数の内線30-1〜30-m(mは自然数)とを収容するボタン電話主装置10と、複数の内線30−1〜30-mそれぞれを介してボタン電話主装置10に接続するボタン電話機20-1〜20-mとを備える。なお、以後特に個々を区別する必要がない場合は、それぞれ、外線40、内線30、ボタン電話機20で代表する。
ボタン電話主装置10は、外線40-1〜40-nそれぞれを終端制御する外線回路13-1〜13-n、内線30-1〜30-mそれぞれを介して接続された各ボタン電話機20-1〜20-mとデータ伝送を行う内線回路15-1〜15-m、外線回路13-1〜13-nと内線回路15-1〜15-mとを交換接続する通話路スイッチ12と、各ボタン電話機20-1〜20-m、外線40-1〜40-n、内線30-1〜30-mの状態を管理し、ボタン電話装置10全体を制御する中央制御部11と、中央制御部11での制御に必要な各種制御情報および着信した外線情報等を記憶する記憶部16と、回線情報検出部14とを備える。
回線情報検出部14は、中央制御部11および通話路スイッチ12に接続し、中央制御部11が把握している接続状況に従って、外線40-1〜40-nの中から、現在未使用の(空き)外線または内線を特定する。中央制御部11は、ボタン電話機20からのオフフック信号等の予め定められた空き回線を取得する要求を受信すると、回線情報検出部14に空き外線等を抽出させ、抽出した空き外線等を特定する情報(以後、空き回線情報と呼ぶ。)を、オフフック信号に対する返信である第二発信音(SDT)とともに、送信元のボタン電話機20に送信する。
ボタン電話機20は、通常のボタン電話機であって、装置全体の動作を制御する制御部21と、内線30を介してボタン電話主装置10に接続するデータ送受信回路22と、音声処理部23と、回線情報表示処理部24と、記憶部25と、を備える。また、送受話器210、スピーカ220、ダイヤルボタン230、内線ボタン240、外線ボタン250、機能ボタン260を、ユーザインタフェースとして備える。
外線ボタン250は、複数のキーを備え、各キーは、ボタン電話主装置10が収容する外線40に対応づけて予め登録されている。対応は、記憶部25に記憶される。
また、外線ボタン250の各キーは、それぞれ、LED表示器270を備える。LED表示器270には、当該キーに対応付けられている外線40の状態を示す表示が行われる。
回線情報処理部24は、制御部21の指示により、各LED表示器270の発光色、発光パターンの変更制御を行う。本実施形態では、従来のボタン電話機同様、自分の電話機が捕捉中の外線に対応するLED表示器270は、緑を点灯させ、同じボタン電話主装置10に接続する他のボタン電話機20が捕捉中の外線に対応するLED表示器270は、赤を点灯させ、外部の電話機から電話がかかってきた時に捕捉された外線に対応するLED表示器270は、赤を点滅させる。さらに、本実施形態では、ボタン電話主装置10から受信した空き回線情報で特定された外線、すなわち、未使用の外線に対応するLED表示器270は、緑を点滅させる。以後、空き回線情報で特定された外線に対応するLED表示器270に、上記表示を行うことを、空き回線表示と呼ぶ。
なお、LED表示器270は、外線ボタン250の各キーだけでなく、内線ボタン240、機能ボタン260の各キーにも設けられていてもよい。
これらの各機能部は、通常のボタン電話機のそれぞれの機能と同様である。例えば、制御部21は、外線ボタン250の所定のキーの押下(以後、外線捕捉操作と呼ぶ。)を検出すると、当該キーに対応づけられている外線40の捕捉をボタン電話主装置10に要求する。なお、以後、この時送信される要求を外線捕捉要求と呼ぶ。また、音声処理部23は、送受話器210を介しての通話処理の他、ユーザが送受話器210を手にしたことによりオフフック状態を検出し、制御部21に通知する。
本実施形態、制御部21は、さらに、ボタン電話主装置10から受信した空き回線情報に従って、回線情報表示処理部24に、該当する空き外線に対応付けられた外線ボタン250のキーに設けられたLED表示器270の表示を制御させる。
図2に、本実施形態のボタン電話機20の外観図を示す。
本図において、図1と同じ構成には、同じ番号を付与する。すなわち、240が送受話器、250がスピーカ、260がダイヤルボタン、280が内線ボタン、290が機能ボタン、270が外線ボタンであり、外線ボタン270を構成する各キーは、LED表示器270を備える。
次に、本実施形態のボタン電話機20において、外線を捕捉する際の処理について説明する。
図3は、本実施形態のボタン電話機20の外線を捕捉する操作の際の制御部21の外線捕捉までの処理フローの一例である。
送受話器210によるオフフックを検出すると(ステップ3001)、ボタン電話主装置10に向けてデータ送受信回路22を介しオフフック情報を送信する(ステップ3002)。
ボタン電話主装置10よりデータ送受信回路22を介して空き回線情報を受信する(ステップ3003)と、空き回線情報に従って、現在未使用の外線に対応付けられている外線ボタンのキーに設けられているLED表示器270に空き回線表示を行うよう回線情報表示処理部24を制御する(ステップ3004)。
ここで、回線情報表示処理部24は、制御部21の制御に従って、該当するLED表示器270全てに緑を点滅させる。ユーザは、LED表示器270の点滅により、現時点で捕捉可能な外線を知ることができ、該当するキーのいずれかを押下し、外線捕捉を要求する。このとき、いずれのLED表示器270も点滅発光しなければ、ユーザは、現時点で使用可能な外線がないことを知ることができる。
外線ボタン250のキーの押下による外線捕捉操作を検出すると(ステップ3005)、押下されたキーに対応付けられた外線の捕捉要求をデータ送受信回路22を介してボタン電話主装置10に送信する(ステップ3006)。
ボタン電話主装置10よりデータ送受信回路22を介して外線捕捉成功を示す外線捕捉情報を受信すると(ステップ3007)、外線ボタン250の、当該外線に対応づけられているキーのLED表示器270に外線捕捉表示を行うよう回線情報表示処理部24を制御する(ステップ3008)。
ここで、外線捕捉表示とは、捕捉した外線に対応するキーのLED表示器270に緑を点灯させ、他の空き回線表示がなされていたLED表示器270を消灯する処理である。回線情報表示処理部24が制御部21からの指示により行う。ユーザは、本表示を見ることにより、当該外線を捕捉できたことを知ることができる。
ユーザからのダイヤルボタン230の押下による発信操作を受け付けると(ステップ3009)、通常の外線発信処理を行う(ステップ3010)。
次に、外線捕捉操作時のボタン電話主装置10とボタン電話機20との間の信号の送受信(状態遷移)を説明する。
図4は、外線を捕捉する操作の際の、通話までのボタン電話主装置10とボタン電話機20との動作シーケンスの一例である。
ボタン電話機20において、オフフックを検出する(ステップ4001)と、ボタン電話機20は、オフフック情報をボタン電話主装置10に送信する(ステップ4002)。
オフフック情報を受信したボタン電話主装置10の中央制御部11は、回線情報検出部14に、空き外線を検出させる(ステップ4003)。
空き外線を検出すると、中央制御部11は、オフフック情報送信元のボタン電話機20に第二発信音および空き外線を特定する空き回線情報を送信する(ステップ4004、4005)。
ボタン電話機20は、空き回線表示を行うことにより、各外線の使用状況を表示する(ステップ4006)。
ボタン電話機20は、空きであることを示す表示がなされた外線ボタン250のキーの押下を受け付けると(ステップ4007)、当該キーに対応付けられた外線を捕捉するよう外線捕捉要求をボタン電話主装置10に送信する(ステップ4008)。
ボタン電話主装置10では、捕捉要求を受けた外線を捕捉し(ステップ4009)、外線捕捉に成功し、ダイヤル信号を受信可能となった状態であることを示す発信音(DT)を送出する(ステップ4010)。
ボタン電話機20では、外線捕捉表示を行い(ステップ4011)、発信音を送受話器210から送出し、ユーザからの発信操作を受け付けると(ステップ4012)、ダイヤル送出を行う(ステップ4013)。
ボタン電話主装置10は、ボタン電話機20から受信したダイヤル信号に従って外線発信を行い(ステップ4011)、呼び出し音をボタン電話機20に送出する(ステップ4015)。そして相手方の電話機からの応答を受けると、応答信号をボタン電話機20に送信する(ステップ4016)。以後、ボタン電話機20は、ボタン電話主装置10を介して外線経由で相手方の電話機と通話を行う(ステップ4017)。
以上説明したように、従来のボタン電話システムでは、ボタン電話機の利用者は外線捕捉操作をした後、初めて捕捉の可否を知ることが出来たが、本実施形態によれば、外線捕捉操作前に、捕捉可能な外線を把握することができる。これにより、外線が割り当てられていないキーを押下するなどの無駄な操作がなされる可能性を大幅に減少することができ、より使い勝手のよいボタン電話システムを提供することができる。
なお、上記の実施形態では、ユーザがオフフック操作をした際、オフフック情報がボタン電話主装置10に送信され、ボタン電話主装置10では、それを契機に空き外線を検出していたが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば、外線ボタン180を押下する前に、ダイヤルボタン230の0キーといった特定のキーを押下し、外線発信の意志を受け付けるタイプのボタン電話システムであっても、本発明は適用可能である。
このような変形例では、制御部21は、0キーといった予め定められた特定のキーの押下を受け付けると、空き回線情報を要求する空き回線取得要求を、ボタン電話主装置10に送出する。一方ボタン電話主装置10の中央制御部11は、オフフック情報受信時ではなく、空き回線取得要求受信時に、回線情報検出部14に空き回線を取得させ、取得させた情報に基づいて生成した空き回線情報を送信元のボタン電話機20に返信する。
このとき、0キー等の特定のキーの押下なく外線ボタン250が押下された(外線捕捉操作がなされた)場合は、空き回線の表示を行うことなく、通常どおり外線捕捉処理を行うよう構成してもよい。すなわち、オフフック後、0キーの押下があれば、空き回線表示を行い、0キーの押下がなければ、空き回線表示なしに、通常どおり外線捕捉操作を行うよう構成してもよい。
外線捕捉操作検出前に0キー等の特定のキーの押下を検出した際に、空き回線表示を行う変形例の、外線を捕捉する操作の際のボタン電話機20の制御部21のフローを図5に示す。
送受話器210によるオフフックを検出すると(ステップ5001)、ボタン電話主装置10に向けてデータ送受信回路22を介しオフフック情報を送信する(ステップ5002)。
本変形例では、この時点では、ボタン電話主装置10では、空き回線の検出処理は行わない。ボタン電話機20は、ボタン電話主装置10から、第二発信音を受け取る。そして、第二発信音を受け取った後、ユーザによるキーの押下を検出し(ステップ5003)、押下されたキーにより、その後の処理を以下のように進める。
ステップ5003において、外線ボタン250の何れかのキーの押下を検出した場合、外線捕捉操作を検出したものとして、ステップ5008に移行し、押下されたキーに対応付けられた外線の捕捉要求をデータ送受信回路22を介してボタン電話機主装置10に送信する。
一方、ステップ5003において、0キー(または、予め定められた特定のキー)の押下を検出した場合、空き回線取得要求を、ボタン電話主装置10に送信する(ステップ5004)。
ボタン電話主装置10よりデータ送受信回路22を介して空き回線情報を受信すると(ステップ5005)、回線情報表示処理部24に空き回線表示を行わせる(ステップ5006)。
そして、外線ボタン250の何れかのキーの押下による外線捕捉操作を検出すると(ステップ5007)、押下されたキーに対応付けられた外線の捕捉要求をデータ送受信回路22を介してボタン電話主装置10に送信する(ステップ3008)。以後の処理(ステップ5009から5012)は、図3のステップ3007以降の処理と同様である。
次に、この場合の、外線を捕捉する操作の際の、ボタン電話機20とボタン電話主装置10との間の信号の送受信のシーケンスを説明する。
図6は、外線捕捉操作時のボタン電話主装置10とボタン電話機20との動作シーケンスである。
ボタン電話機20において、オフフックを検出すると(ステップ6001)、ボタン電話機20は、オフフック情報をボタン電話主装置10に送信する(ステップ6002)。
オフフック情報を受信したボタン電話主装置10は、第二発信音を送信元のボタン電話機20に返信する(ステップ6003)。
第二発信音を受信したボタン電話機20は、キーの押下(または、予め定めた特定キーの押下)を受け付け、押下を受け付けたキーに応じた処理を行う(ステップ6004)。
すなわち、外線ボタン250のいずれかのキーの押下を受け付けた場合、ステップ6010に移行し、外線捕捉要求をボタン電話主装置10に送信する。一方、0キー等の外線捕捉の意志を示すためのキーとして予め設定された特定のキーの押下を受け付けた場合、空き回線取得要求をボタン電話主装置10に送信する(ステップ6005)。
空き回線取得要求を受信したボタン電話主装置10は、回線情報検出部14に、空き回線情報を検出させる(ステップ6006)。以降のシーケンス(ステップ6007から6019)は、図4のステップ4005以降のシーケンスと同様である。
以上、本実施形態のボタン電話システムについて説明した。
本実施形態では、ボタン電話主装置10の回線情報検出部14は、電話機20から、上記オフフック情報または空き回線取得要求を受信した時のみ空き外線を検出し、結果を返信しているが、空き外線検出および空き外線情報の送信のタイミングはこれに限られない。
回線情報検出部14は、回線の使用状況を常に監視し、オフフック情報または空き回線取得要求受信後、ボタン電話機20から外線捕捉要求を受信するまで、空き外線の状況に変更があった場合、変更後の空き回線情報を、オフフック情報等の送信元のボタン電話機20に送信するよう構成してもよい。ボタン電話機20は、空き回線情報を受信するごとに、回線情報表示処理部24に、LED表示器270に最新の空き回線情報を表示させる。本構成により、ボタン電話機20は、空き回線の情報を、リアルタイムでユーザに通知することができる。
さらに、本実施形態では、オフフック情報等をボタン電話主装置10へ送信したボタン電話機20のみが、当該送信を契機に、ボタン電話主装置10から空き外線情報を受信し、LED表示器270に表示するよう構成しているが、本構成に限られない。
例えば、ボタン電話主装置10が常時空き外線の検出を行い、変更がある度に、接続する全ボタン電話機20に空き回線情報を送信するよう構成してもよい。この場合、ボタン電話機20では、常時、空き外線に関し、空き回線表示がLED表示器270になされる。すなわち、外線が割り当てられているキーについて、常時、何らかの表示がなされていることとなり、ユーザは、オフフックさえすることなく、空き外線があるか否かを判断することができる。
この場合であっても、ユーザが外線ボタン250の押下により外線捕捉要求を行った際には、当該ボタン電話機20については、空き回線表示を消灯するよう構成してもよい。外線捕捉後は、空き外線に関する情報は不要だからである。
また、上記の実施形態では、外線についてのみ、それぞれの外線を捕捉するためのキーが設定されているボタン電話機を例にあげて説明したが、本構成に限られない。内線についても、それぞれの内線を捕捉するためのキーが設定されているボタン電話機の場合にも適用可能である。
この場合、ボタン電話主装置10の回線情報検出部14は、中央制御部11が把握している接続状況に従って、外線、内線両方の使用状況を監視し、未使用の空き外線および空き内線を特定する。そして、ボタン電話機20からの指示に従って、ボタン電話機に未使用の回線を特定する空き回線情報を送信する。
ボタン電話機20では、オフフック情報等送信後、内線、外線それぞれについて、ボタン電話主装置10から、空き回線情報を受信し、該当するキーのLED表示器210に空き回線であることを示す表示を行うよう構成すればよい。
<<第二の実施形態>>
以下、本発明を適用した第二の実施形態について説明する。
以下、本発明を適用した第二の実施形態について説明する。
第一の実施形態では、空き外線を、LED表示器の空き回線表示によりユーザに通知していたが、本実施形態では、さらに、LCD表示器も用いて、空き外線または空きの通知をユーザに行う。
本実施形態のボタン電話システムの構成図、各構成の機能ブロック図を図7に示す。
本実施形態のボタン電話システムのボタン電話主装置10の機能構成は、第一の実施形態のそれと基本的に同様である。また、本実施形態のボタン電話機20の機能構成は、基本的には第一の実施形態のボタン電話機20と同様であるが、内線ボタン240、外線ボタン250を備える代わりに、回線ボタン280とスタートボタン290とを備える。また、ガイダンス表示制御部26およびLCD表示器300をさらに備える。
本実施形態のボタン電話機20は、回線ボタン280の各キーに、外線および内線がそれぞれ割り当てられている。各キーと割り当てられた外線および内線の対応は、記憶部25に保持される。
制御部21は、スタートボタン290の押下を受け付けると、ガイダンス表示制御部26を、回線ボタン280の各キーに割り当てた外線、内線の情報をLCD表示器300に表示するよう制御する。ボタン電話主装置10から受信した空き回線の情報については、上記同様対応するキーのLED表示器270に表示するよう回線情報表示処理部24を制御する。
なお、LCD表示器300に表示する情報はこれに限られない。後述のように、空き回線情報を表示してもよいし、また、操作手順(ガイダンス)を表示するよう構成してもよい。操作手順などの表示内容は、予め記憶部25に保持しておく。
本実施形態のボタン電話機20の制御部21の、外線を捕捉する操作の際の処理フローについて、説明する。
図8は、本実施形態のボタン電話機20の制御部21の外線を捕捉する操作の際の処理フローである。
スタートボタン290の押下を検出すると(ステップ8001)、空き回線情報を取得する要求である空き回線情報取得要求をボタン電話主装置10に送信する(ステップ8002)。また、記憶部25に保持されている各キーへの内線、外線の割り当て情報を、ガイダンス表示制御部26に、LCD表示器300への表示させる(ステップ8003)。本表示は、後述の外線または内線捕捉操作がなされるまで継続して行ってもよい。
なお、本表示は、後述の空き回線情報を受信後またはスタートボタンの押下後に開始してもよい。また、本表示は、常時行うよう構成してもよい。
内線、外線の割当情報の表示は、例えば、回線ボタンの各キーに予め番号などを付与し、内線にはいずれの番号のキーが割り当てられ、外線には、いずれの番号のキーが割り当てられているかを表示するなどが考えられる。
ボタン電話主装置10から空き回線を特定する空き回線情報を取得すると(ステップ8004)、ボタン電話機20は、受信した空き回線情報に従って、回線情報表示処理部24に、空き回線に対応する回線ボタン280のキーのLED表示器270に、空き回線表示をさせる(ステップ8005)。空き回線表示は、第一の実施形態の空き外線表示と同様である。
次に、回線ボタン280の何れかのキーの押下により、ユーザから回線捕捉の指示を受け付けると(ステップ8006)、外線か内線かの判断を行い(ステップ8007)、内線を捕捉する指示と判断した場合、押下されたキーに対応づけられた内線の捕捉要求を、データ送受信回路22を介してボタン電話主装置10に送信する(ステップ8011)。
ボタン電話主装置10よりデータ送受信回路22を介して内線捕捉成功を示す内線捕捉情報を受信すると(ステップ8012)、回線ボタン280の当該内線に対応付けられているキーのLED表示器270に内線捕捉表示を行うよう、回線情報表示処理部24を制御する(ステップ8013)。なお、内線捕捉表示は、第一の実施形態の外線捕捉表示と同様である。
ユーザからダイヤルボタン230の押下による発信操作を受け付けると(ステップ8014)、受け付けた番号をボタン電話主装置10に送信し、内線発信処理を要求する(ステップ8015)。
一方、ステップ8007で受け付けた指示が、外線捕捉指示である場合、押下されたキーに対応づけられた外線の捕捉要求を、データ送受信回路22を介してボタン電話主装置10に送信する(ステップ8021)。
ボタン電話主装置10よりデータ送受信回路22を介して外線捕捉成功を示す外線捕捉情報を受信すると(ステップ8022)、回線ボタン280の当該外線に対応付けられているキーのLED表示器270に外線捕捉表示を行うよう、外線情報表示処理部24を制御する(ステップ8023)。
ユーザからダイヤルボタン230の押下による発信操作を受け付けると(ステップ8024)、受け付けた番号をボタン電話主装置10に送信し、外線発信処理を要求する(ステップ8025)。
次に、本実施形態のボタン電話システムの、外線捕捉操作時のボタン電話主装置10とボタン電話機20との間の動作シーケンスについて説明する。
図9は、オフフック後、スタートボタン290押下検出以降の外線を捕捉する操作の際のボタン電話主装置10とボタン電話機20との間の動作シーケンスの一例である。
ボタン電話機20は、スタートボタン290の押下を受け付けると(ステップ9001)、空き回線情報取得要求をボタン電話主装置10に送信する(ステップ9002)。一方、ガイダンス表示制御部26に、内線、外線の割当情報の表示を行わせる(ステップ9003)。
ボタン電話主装置10の中央制御部11は、空き回線情報取得要求に応じ、外線の空き回線および内線の空き回線を、それぞれ回線情報検出部14に検出させ(ステップ9004)、空き外線情報および空き内線情報を含む空き回線情報としてボタン電話機20に送信する(ステップ9005)。
ボタン電話機20は、空き回線情報を受信すると、受信した空き回線情報で特定された空き外線および空き内線それぞれに対応づけられている回線ボタン280のキーのLED表示器270に空き回線表示を行う(ステップ9006)。
この状態で、LED表示およびLCD表示を見ることで、ユーザは、回線ボタン280のうち、いずれのキーが内線に割り当てられ、いずれのキーが外線に割り当てられ、また、その中で、いずれのキーに割り当てられた回線が捕捉可能か、といった情報を得ることができる。
ボタン電話機20は、空きであることを示す表示がなされた回線ボタン280のうち、外線に割り当てられたキーの押下を受け付けると(ステップ9007)、当該キーに対応付けられた外線を捕捉するよう外線捕捉要求をボタン電話主装置10に送信する(ステップ9008)。
ボタン電話主装置10では、捕捉要求を受けた外線を捕捉し(ステップ9009)、外線捕捉に成功し、ダイヤル信号を受信可能となった状態であることを示す発信音(DT)を送出する(ステップ9010)。
ボタン電話機20では、発信音を受信すると、外線捕捉表示を行い(ステップ9011)、発信音を送受話器210から送出し、ユーザからのダイヤル操作を受け付けると(ステップ9012)、ダイヤル送出を行う(ステップ9013)。
ボタン電話主装置10は、ボタン電話機20から受信したダイヤル信号に従って外線発信を行い(ステップ9014)、呼び出し音をボタン電話機20に送出する(ステップ9015)。そして相手方の電話機からの応答を受けると、応答信号をボタン電話機20に送信する(ステップ9016)。以後、ボタン電話機20は、ボタン電話主装置10を介して外線経由で相手方の電話機と通話を行う(ステップ9017)。
なお、上記では、ユーザが外線を捕捉する操作の際をした場合を例にあげて説明したが、外線を捕捉する操作の際も捕捉する回線が内線である点が異なるだけで、他は同様である。
なお、本実施形態では、内線、外線の割当情報を、LCD表示器300、空き外線、空き内線情報をLED表示器270に表示するよう構成した場合を例にあげて説明したが、空き回線情報の表示はこれに限られない。LED表示器270への表示とともに、LCD表示器300に、空き回線情報を表示するよう構成してもよいし、LED表示器270への表示は行わず、LCD表示器230にのみ両情報を表示するよう構成してもよい。
また、本実施形態においても、第一の実施形態同様、オフフック信号に応じて制御部21が、ガイダンス表示制御部26の表示制御を開始し、一方、ボタン電話主装置10は、オフフック信号を受信すると折り返し送信元のボタン電話機20に空き回線情報を送信するよう構成してもよい。
また、オフフック後、スタートボタン290の代わりに外線ボタン250の押下を受け付けた場合、空き回線表示等を行わず、外線捕捉要求送信のステップに移行するよう構成してもよい。
さらに、本実施形態においても、空き回線情報は、第一の実施形態同様、リアルタイム表示も、常時の表示も可能である。
以上説明したように、従来は、外線捕捉操作を受けて、外線が実際捕捉できた場合のみ、LED表示により捕捉成功をユーザに通知していたが、本発明の上記各実施形態によれば、外線捕捉操作前に、捕捉可能な外線をユーザに提示することができる。これにより、ユーザは、無駄な操作無しに、外線を捕捉し、通話を行うことができる。
上記各実施形態によれば、ユーザに空き回線に割り当てられているキー、すなわち、現時点で捕捉可能な回線に割り当てられているキーを容易に把握させることができる。従って、ユーザは、外線収容位置、外線収容本数などを知らなくても、1度の操作で外線を捕捉することが可能となる。
10:ボタン電話主装置、20:ボタン電話機、20−1:ボタン電話機、20−m:ボタン電話機、11:中央制御装置、12:通話路スイッチ、13:外線回路、13−1:外線回路、13−n:外線回路、14:回線情報検出部、15:内線回路、15−1:内線回路、15−m:内線回路、21:制御部、22:データ送受信回路、23:音声処理部、24:回線情報表示処理部、25:記憶部、26:ガイダンス表示制御部、210:送受話器、220:スピーカ、230:ダイヤルボタン、240:内線ボタン、250:外線ボタン、260:機能ボタン、270:LED表示器、280:回線ボタン、290:スタートボタン、300:LCD表示器、30:内線、30−1:内線、30−m:内線、40:外線、40−1:外線、40−n:外線
Claims (11)
- それぞれ複数の外線および内線からなる複数の回線を収容し交換処理を行う主装置と、前記内線を介して前記主装置にそれぞれ接続し、前記主装置を介して回線を捕捉して相手先電話機と通話を行う複数のボタン電話機とを備えるボタン電話システムであって、
前記主装置は、
前記収容する複数の回線のうち、未使用の回線を検出し、検出した未使用の回線を特定する未使用回線情報を前記ボタン電話機に送信する空き回線検出手段を備え、
前記ボタン電話機は、
受信した前記未使用回線情報に従って、未使用の回線を特定する表示を行う表示手段を備えること
を特徴とするボタン電話システム。 - 請求項1記載のボタン電話システムであって、
前記ボタン電話機は、
前記主装置を介して捕捉する回線を特定する複数の回線特定手段をさらに備え、
前記複数の回線特定手段の一部は、前記主装置が収容する複数の回線にそれぞれ対応づけられ、
前記表示手段は、前記未使用の回線を特定する表示として、当該未使用の回線に対応付けられた前記回線特定手段を特定する情報を表示すること
を特徴とするボタン電話システム。 - 請求項2記載のボタン電話システムであって、
前記表示手段は、前記複数の回線特定手段毎に設けられていること
を特徴とするボタン電話システム。 - 請求項1から3いずれか1項記載のボタン電話システムであって、
前記表示手段は、前記未使用の回線を特定する表示を、自ボタン電話機が回線を未捕捉の間行うこと
を特徴とするボタン電話システム。 - 請求項1から4いずれか1項記載のボタン電話システムであって、
前記空き回線検出手段は、前記ボタン電話機から未使用回線情報を取得する要求を受け付けた場合、前記未使用回線情報を、要求元の前記ボタン電話機に送信すること
を特徴とするボタン電話システム。 - 請求項5記載のボタン電話システムであって、
前記空き回線情報を取得する要求は、前記ボタン電話機からのオフフック情報であること
を特徴とするボタン電話システム。 - 請求項5記載のボタン電話システムであって、
前記空き回線情報を取得する要求は、前記ボタン電話機からの特定キーの押下を検出した情報であること
を特徴とするボタン電話システム。 - それぞれ複数の外線および内線からなる複数の回線を収容し交換処理を行い、前記複数の内線には複数のボタン電話機が接続するボタン電話主装置であって、
前記収容する複数の回線のうち、未使用の回線を検出し、検出した未使用の回線を特定する未使用回線情報を前記ボタン電話機に送信する空き回線検出手段を備えること
を特徴とするボタン電話主装置。 - それぞれ複数の外線および内線からなる複数の回線を収容し交換処理を行う主装置と、前記内線を介して前記主装置にそれぞれ接続し、前記主装置を介して回線を捕捉して相手先電話機と通話を行う複数のボタン電話機とを備えるボタン電話システムにおける、未使用回線通知方法であって、
前記主装置において、前記収容する複数の回線のうち、未使用の回線を検出する未使用回線検出ステップと、
前記検出した未使用の回線を特定する未使用回線情報を前記主装置から前記ボタン電話機に送信する未使用回線情報送信ステップと、
前記未使用回線情報を受信した前記ボタン電話機において、当該未使用回線情報に従って未使用の回線を特定する表示を行う未使用回線情報表示ステップと、を備えること
を特徴とする未使用回線通知方法。 - 請求項9記載の未使用回線通知方法であって、
前記未使用回線検出ステップは、前記ボタン電話機からの指示により行われ、
前記未使用回線情報送信ステップにおける未使用回線情報の送信は、前記未使用回線検出の指示を行った前記ボタン電話機に対してなされること
を特徴とする未使用回線通知方法。 - それぞれ複数の外線および内線からなる複数の回線を収容し交換処理を行う主装置と、前記内線を介して前記主装置にそれぞれ接続し、前記主装置を介して回線を捕捉して相手先電話機と通話を行う複数のボタン電話機とを備えるボタン電話システムにおける、回線捕捉方法であって、
前記主装置において、前記収容する複数の回線のうち、未使用の回線を検出する未使用回線検出ステップと、
前記検出した未使用の回線を特定する未使用回線情報を前記主装置から前記ボタン電話機に送信する未使用回線情報送信ステップと、
前記未使用回線情報を受信した前記ボタン電話機において、当該未使用回線情報に従って未使用の回線を特定する表示を行う未使用回線情報表示ステップと、
前記表示後に、ユーザからの回線捕捉指示を受け付け、回線を捕捉する回線捕捉ステップと、を備えること
を特徴とする回線捕捉方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004290029A JP2006108863A (ja) | 2004-10-01 | 2004-10-01 | ボタン電話システムおよび回線捕捉方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010087751A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Nec Infrontia Corp | キーテレホンシステムの外線共有方法及びキーテレホンシステム |
JP2011199561A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Nec Infrontia Corp | ボタン電話システムおよび外線捕捉方法 |
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2004
- 2004-10-01 JP JP2004290029A patent/JP2006108863A/ja active Pending
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