JP2006107251A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置内部に印刷データが保持された状態で画像形成装置のファームウエアをバージョンアップする場合に、プリンタドライバと前記ファームウエアの不整合による不具合の発生を回避する。
【解決手段】画像形成装置が、情報処理装置から受信した印刷データを蓄積する印刷データ蓄積部と、蓄積された印刷データを印刷する印刷処理部と、印刷処理を行う更新可能なプログラムを記憶するプログラム記憶部と、新バージョンの印刷処理プログラムを外部から取得してプログラム記憶部の現バージョンを置き換えるプログラム更新部と、印刷データ蓄積部の各印刷データを新バージョンで正しく印刷できるかどうかをプログラム置換前に判定し、正しく印刷できない印刷データがある場合はプログラムを新バージョンに置換後も当該印刷データの印刷処理を旧バージョンで行えるよう、旧バージョンを当該印刷データと対応させて保持させるバージョン整合処理部とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、ファームウエアのバージョンアップが可能な印刷処理装置に関する。
従来、ホストコンピュータにあってプリンタに実行させる印字処理の機能設定やプリンタへ転送する印字データの生成をするプリンタドライバとプリンタにあって転送された印字データをプリンタに印字させるファームウエアとは、機能の追加や修正などにより度々バージョンアップされる。プリンタドライバとファームウエアとは対になって印刷処理を行うことから、プリンタドライバとファームウエアは同時にバージョンアップされることがあるが、複数台のプリンタと複数台のホストコンピュータがあるオフィス等の環境の下では全てのファームウエアとドライバを同時にバージョンアップできずに、ドライバとファームウエアのバージョンの対応関係が一致しないことがある。
このような事態によって生じる不具合を回避するために、ファームウエアとドライバのバージョンの対応関係が一致していない場合に、プリンタドライバでサポートしている機能であって、ファームウエアでサポートしていない機能があれば、プリンタドライバのUI上でその機能を非表示にする手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、プリンタドライバがユーザーに選択された機能で印刷するために適したエミュレーションを選択し、そのエミュレーションが現在プリンタ内で動作しているエミュレーションと異なる場合にそのエミュレーションのファームデータをプリンタドライバからプリンタにダウンロードして、ファームウエアを切り替える手法が知られている。
特開2003−216375号公報 特開平8−123635号公報
前述の特許文献1の方法では、ファームウエアとドライバのバージョンの対応関係が一致しない場合に印刷時に非表示とすることで誤動作を防止しているが、古いバージョンのファームウエアで印刷可能となるようにプリンタドライバで作成され、プリンタに接続されているハードディスク等のストレージ機器に保持されているデータに対して、新しいファームウエアでは印刷することができない問題がある。
また、特許文献2の方法では、ホストコンピュータから送られたデータの印刷時に必要なファームウエアをダウンロードしているが、プリンタに接続されているストレージ機器のプリントデータを印刷する場合について何ら開示されていないため、上記と同様の問題がある。
本発明は、古いバージョンのファームウエアに対応するプリンタドライバで作成され、ストレージ機器に保持されているデータがある状態でプリンタのファームウエアをバージョンアップする場合に、プリンタドライバと前記ファームウエアの不整合による不具合の発生を回避しようとするものである。
本発明は、情報処理装置から受信した印刷データを蓄積する印刷データ蓄積部と、蓄積された印刷データを印刷する印刷処理部と、印刷データを処理するための更新可能な印刷処理プログラムを記憶するプログラム記憶部と、新バージョンのプログラムを外部から取得してプログラム記憶部に記憶された現バージョンのプログラムを置き換えるプログラム更新部と、印刷データ蓄積部に蓄積された各印刷データを新バージョンのプログラムで印刷した場合に正しく印刷できるかどうかをプログラム置き換え前に判定し、新バージョンでは正しく印刷できない印刷データが蓄積部にある場合にプログラムが新バージョンに置き換わった後も当該印刷データの処理を置き換え前のバージョンで行えるように現バージョンのプログラムを当該印刷データと対応させて保持させるバージョン整合処理部とを備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
この発明の画像形成装置は、印刷データ蓄積部に蓄積された各印刷データを新バージョンのプログラムで印刷した場合に正しく印刷できるかどうかをプログラム置き換え前に判定し、新バージョンでは正しく印刷できない印刷データが蓄積部にある場合にプログラムが新バージョンに置き換わった後も当該印刷データの処理を置き換え前のバージョンで行えるように現バージョンのプログラムを当該印刷データと対応させて保持させるバージョン整合処理部を備えるので、印刷データ蓄積部に印刷データが蓄積された状態でプログラムを新バージョンに置き換えても蓄積されたすべての印刷データが適当なバージョンで正しく印刷することができる。
この発明の画像形成装置は、情報処理装置から受信した印刷データを蓄積する印刷データ蓄積部と、蓄積された印刷データを印刷する印刷処理部と、印刷データを処理するための更新可能な印刷処理プログラムを記憶するプログラム記憶部と、新バージョンのプログラムを外部から取得してプログラム記憶部に記憶された現バージョンのプログラムを置き換えるプログラム更新部と、印刷データ蓄積部に蓄積された各印刷データを新バージョンのプログラムで印刷した場合に正しく印刷できるかどうかをプログラム置き換え前に判定し、新バージョンでは正しく印刷できない印刷データが蓄積部にある場合にプログラムが新バージョンに置き換わった後も当該印刷データの処理を置き換え前のバージョンで行えるように現バージョンのプログラムを当該印刷データと対応させて保持させるバージョン整合処理部とを備えることを特徴とする。
ここで、印刷データが正しく印刷できるかどうかとは、情報処理装置で印刷データを作成した時点のバージョンからファームウエアが更新されて処理に差異が生じたことによって、作成時点のバージョンが出力する印刷結果とは異なる印刷がされたり、処理エラーのために印刷がされなかったりすることがないかどうかをさす。
また、現バージョンのプログラムを保持するとは、バージョンを後で復元して印刷データを処理することができるように記憶しておくことであり、例えば、プログラム記憶部に更新前の現バージョンをそのまま削除せずに保持しておいてもよいが、それに限らず、他の記憶部に転送して退避して保持しておいてもよい。また、その際にデータ圧縮等の手法をもいてもよい。復元可能であれば、保持する場所や形態は特に限定されない。
さらにまた、印刷データと対応させてプログラムを保持するとは、印刷データと、それを処理するバージョンとの対応関係がわかるようにして保持することを意味する。複数の印刷データが、1つのバージョンのプログラムに対応する場合は、そのバージョンのプログラムを1箇所に保持し、それに対応するいずれかの印刷データを処理する場合には、当該プログラムを用いるようにすればよい。このようにすれば、同じバージョンのプログラムを重複して保存することなく複数の印刷データを印刷処理でき、プログラムの保存領域を有効に活用することができる。
さらに、プログラム更新部が、各バージョンのプログラムと共に提供される当該バージョンでサポート可能な機能情報をさらに取得し、印刷データ蓄積部は、当該印刷データの印刷処理に用いられる機能の情報を印刷データとともに蓄積し、バージョン整合処理部は、新バージョンがサポート可能な機能情報と各印刷データの処理に用いられる機能の情報とを比較することにより当該印刷データが正しく印刷できるかどうかを判定するようにしてもよい。このようにすれば、バージョン整合処理部は、印刷データが正しく印刷できるかどうかの判断をそのバージョンがサポート可能な機能の情報に基づいて判断できるので、印刷データ蓄積部に蓄積された印刷データが正しく印刷できるかどうかを各印刷データについて厳密に判断することができる。
またさらに、印刷データ蓄積部は、保持された各印刷データの処理に用いられる機能を示す機能テーブルを有し、バージョン整合処理部は、機能テーブルを参照して印刷データが正しく印刷できるかどうかを判定するようにしてもよい。このようにすれば、バージョン整合処理部は、前記テーブルを参照するだけで蓄積された印刷データのすべてについて機能を比較して印刷データが正しく印刷できるかどうかを判定するので、処理を単純化することができる。これによってプログラムの設計誤りを減らし、さらに処理時間を短くできることが期待される。
また、バージョン整合処理部は、印刷データ蓄積部に蓄積された印刷データを削除するときに、当該印刷データに対応して保持されたバージョンのプログラムと対応する他の印刷データが無ければ、当該バージョンのプログラムを削除させるようにしてもよい。このようにすれば、印刷データを削除するときに、以後の印刷処理に使用されることのなくなったプログラムを削除してプログラムの記憶領域が無駄に占有されることのないようにできる一方、当該バージョンを使用する他の印刷データがあるときには、プログラムを削除せずに残しておくことができる。
また、バージョン整合処理部は、印刷データ蓄積部に蓄積された印刷データがプログラム記憶部に記憶されたバージョンのプログラムでは正しく印刷できないと判断したときに、当該印刷データと対応して保持されたバージョンのプログラムで当該印刷データを処理させるようにしてもよい。このようにすれば、バージョン更新後も、印刷データ蓄積部に保持されている印刷データに対してバージョン更新前と同じ処理を行って正しい印刷をさせることができる。
さらにまた、前記画像形成装置は、印刷処理プログラムを実行するときに、当該プログラムを一時的に実行可能な状態に格納する一時記憶部と、印刷データと対応して保持されたバージョンのプログラムで当該印刷データを処理する際に当該プログラムを一時記憶部に格納し、印刷データの処理が完了した後に一時記憶部から当該プログラムを削除する展開制御部とをさらに備えていてもよい。このようにすれば、一時記憶部上に印刷データと対応して保存されたプログラムを格納して実行することができるので、例えばデータ圧縮などの手法を用いて保持するプログラムの容量を減らして記憶領域を節約することができる。さらに、展開制御部が、印刷データの処理が完了した後に、当該プログラムを一時記憶部から削除するので、複数バージョンのプログラムによる印刷処理に同じ記憶領域を使用することができ、一時記憶部の記憶領域を有効に利用することができる。
さらに、一時記憶部は、保持されたプログラム以外の他のプログラムも処理実行のために格納し、展開制御部は、保持されたプログラムを一時記憶部に格納する際に必要な空き容量がない場合、すでに一時記憶部に格納された他のプログラムの実行終了後に他のプログラムを消去し、消去後の空き領域に保持されたプログラムを格納してもよい。このようにすれば、一時記憶部が他のプログラムの実行のためにも使用されており、保持されたプログラムを格納する領域がない場合でも、他のプログラムの実行が終了した後に、他のプログラムを消去し、記憶領域を確保することができる。
また、プログラム更新部が、各バージョンのプログラムが正しく印刷処理できる印刷データを作成するプリンタドライバのバージョン情報をさらに取得し、印刷データ蓄積部は、各印刷データとともに当該印刷データを作成したプリンタドライバのバージョン情報を蓄積し、バージョン整合処理部は、現バージョンが正しく印刷処理できるプリンタドライバのバージョン情報と各印刷データを作成したプリンタドライバのバージョン情報とを比較して、保持された印刷データを正しく印刷できるかどうかを判定ようにしてもよい。
このようにすれば、バージョン整合処理部は、印字データが正しく印刷できるかどうかをプリンタドライバのバージョンに基づいて判定することができるので判定処理を単純化することができ、これによってプログラムの設計誤りを減らし、さらに処理時間を短くできることが期待される。また、設計当初に想定していなかったような機能拡張がプリンタドライバの新バージョンで行われても、画像形成装置の印刷処理プログラムを、当該バージョンのプリンタドライバをサポートするバージョンに更新すれば、画像形成装置は、印刷処理プログラムの更新が行われるまで印刷データ保持し、印刷処理プログラムの更新後に印刷データを正しく印刷処理することができる。
以下に、図面を用いて本発明をさらに詳述する。
(実施の形態1)
この実施の形態では、本発明に係る画像形成装置の構成について説明する。図13は、本実施の形態に係る画像形成装置の機械的な構成の一例を示す説明図である。画像形成装置Aは、外部から受信した印刷データを、所定のシート(記録用紙)上に多色および単色で印刷処理して出力する装置である。図13に示すように、画像形成装置は、露光ユニット1、現像器2a、2b、2c、2d、感光体ドラム3a、3b、3c、3d、帯電器5a、5b、5c、5d、クリーナユニット4a、4b、4c、4d、中間転写ベルトユニット8、定着ユニット12と、用紙搬送路S、給紙トレイ10および排紙トレイ15等より構成されている。
なお、本画像形成装置において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2a、2b、2c、2d、感光体ドラム3a、3b、3c、3d、帯電器5a、5b、5c、5d、クリーナユニット4a、4b、4c、4dはそれぞれK、C、M、Yの各色に応じて4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれ、符号の末尾のアルファベットaがブラック(K)に、bがシアン(C)に、cがマゼンタ(M)に、dがイエロー(Y)に設定され4つの画像ステーションが構成されている。
感光体ドラム3a、3b、3c、3dは、本画像形成装置の上部に配置(装着)されている。帯電器5a、5b、5c、5dは、それぞれ感光体ドラム3a、3b、3c、3dの表面を所定の電位に均一に帯電させるための、帯電手段であり図13に示すように接触型のローラ型やブラシ型の帯電器のほかチャージャー型の帯電器が用いられる事もある。露光ユニット1は、図13に示すようにレーザ照射部および反射ミラーを備えた、レーザスキャニングユニット(LSU)を用いる手法のほかに、発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドをKCMYの色ごとに用いる手法もある。そして帯電された各感光体ドラム3a、3b、3c、3dを入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有するものである。
現像器2a、2b、2c、2dは、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像をK、C、M、Yの各色のトナーにより顕像化するものである。クリーナユニット4a、4b、4c、4dは、現像・画像転写後における各感光体ドラム3a、3b、3c、3d上の表面に残留したトナーを、除去・回収するものである。
感光体ドラム3a、3b、3c、3dの上方に配置されている中間転写ベルトユニット8は、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ローラ6a、6b、6c、6d、および中間転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ローラ6、中間転写ベルト従動ローラ72等は、中間転写ベルト7を張架し、矢印B方向に回転駆動させるものである。
各中間転写ローラ6a、6b、6c、6dは、中間転写ベルトユニット8に回転可能に支持されている。
中間転写ベルト7は、各色の感光体ドラム3a、3b、3c、3dに接触するように設けられている。そして、各感光体ドラム3a、3b、3c、3dに形成された各色のトナー像を中間転写ベルト7に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト7上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。この中間転写ベルト7は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
各感光体ドラム3a、3b、3c、3dから中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、それぞれが中間転写ベルト7の裏側に接触している中間転写ローラ6a、6b、6c、6dによって行われる。中間転写ローラ6a、6b、6c、6dには、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ6は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルトに対して均一に高電圧を印加することができる。この実施形態では転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシなども用いる事が可能である。
前述の様に各感光体3a、3b、3c、3d上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト7で積層され、装置に入力された画像情報となる。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト7の回転によって、後述の用紙と中間転写ベルト7の接触位置に配置される転写ローラ11によって用紙上に転写される。
この時、中間転写ベルト7と転写ローラ11は所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ11にはトナーを用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、転写ローラ11は上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ11もしくは前記中間転写ベルト駆動ローラ71の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)が用いられる。
また、上記のように、各感光体ドラム3a、3b、3c、3dとの接触により中間転写ベルト7に付着したトナー、若しくは、転写ローラ11によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト7上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット9によって除去・回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット9には、中間転写ベルト7に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト7は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ72で支持されている。
給紙トレイ10は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、本画像形成装置Aの画像形成部および露光ユニット1の下側に設けられている。また、本画像形成装置Aの上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するためのトレイである。
また、本画像形成装置Aには、給紙トレイ10のシートを転写部11や定着ユニット12を経由させて排紙トレイ15に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。さらに、給紙トレイ10から排紙トレイ15までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ16−1,16−2,レジストローラ14、転写部11、定着部12、シートを搬送する搬送ローラ25等が配されている。
搬送ローラ25−1〜25−8は、シートの搬送を促進・補助するための、小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ16−1、16−2は、給紙トレイ10の端部に備えられ、給紙トレイ10から、シートを1枚毎に用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
また、レジストローラ14は、用紙搬送路Sを搬送されているシートをいったん保持するものである。そして、各感光体ドラム3a、3b、3c、3d上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写部に搬送する機能を有している。
定着ユニット12は、ヒートローラ31,加圧ローラ32,等を備えており、ヒートローラ31および加圧ローラ32は、シートを挟んで回転するようになっている。
また、ヒートローラ31は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ32とともにシートを熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
なお、多色トナー像の定着後のシートは、搬送ローラ25−2,25−3によって用紙搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ15上に排出されるようになっている。
次に、シート搬送経路を詳細に説明する。本画像形成装置には予めシートを収納する給紙カセット10が配置されると共に、ユーザーが少数枚の印字を行う時に前記給紙カセット10の開閉動作を行わなくてもよい手差しトレイ20が配置されている。
両給紙方法には、各々前記のピックアップローラ16−1および16−2がそれぞれ配置され、シートを1枚ずつ搬送路に導くようになっている。給紙カセット10から搬送されるシートは搬送路中の搬送ローラ25−1によってレジストローラ14まで搬送され、シートの先端と中間転写ベルト7上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ11に搬送され、シートうえに画像情報が書き込まれる。その後、シートは定着部12を通過する事によってシート上の未定着トナーが熱で溶融・固着され搬送ローラ25−2を経て排紙ローラ25−3から排紙トレイ15上に排出される(片面印字要求の時)。
他方、手差し給紙トレイ20に積載されるシートはピックアップローラ16−2によって給紙され、複数の搬送ローラ(25−6、25−5、25−4)を経てレジストローラ14に到達し、それ以降は給紙カセットから給紙されるシートと同様の経過を経て排紙トレイ15に排出される(片面印字要求の時)。
この時、印字要求内容が両面印字要求の時は、上記のように片面印字が終了し定着部12を通過したシートの後端が前記排紙ローラ25−3でチャックされ、排紙ローラが逆回転する事によって搬送ローラ(25−7、25−8)に導かれた後レジストローラ14を経て裏面印字が行われた後に排紙トレイ15に排出される。
図2は、本発明の画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。画像形成装置1001において、フラッシュROM1003は、書き換え可能なフラッシュROMであり、プログラムデータが格納されている。CPU1002は、前記のプログラムデータを実行することによって画像形成装置本体の制御を行う。RAM1004は、CPU1002がプログラムを高速で実行するめにフラッシュROM1003に格納してあるプログラムデータを展開したり、ワークエリアとして利用したりする記憶領域を提供する。
ホストI/F1005は、ホストからのデータを受信するためのI/F部であり、印刷データ、保持されている印刷データ、プログラムデータの入力に利用する。ユーザインタフェイス(UI)1006は、ユーザーからの操作を受け付けるキーや、ユーザーへの情報を表示する表示装置を含み、ユーザーに画像形成装置内に保持されている印刷データの印刷指定や、削除指定を行わせるために使用される。ハードディスク1007は、一時的に大きなデータを格納したり、電源がオフになっても残しておきたいデータを格納する記憶装置であり、保持されている印刷データの格納やプログラムデータの格納に利用する。 エンジンI/F1008は、エンジンにデータを送るためのI/F部であり、データの印刷に利用する。
図1は、本発明の画像形成装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。図1で、プログラム記憶部1010は、印刷処理プログラム1011を記憶するブロックで、図2のフラッシュROM1003のハードウェア資源を用いて実現される。また、印刷データ記憶部1013は、印刷データ1014を記憶するブロックで、図2のハードディスク1007のハードウェア資源を用いて実現される。一時記憶部1017は、処理プログラムを展開して高速で実行するためのブロックであり、この発明の必須の構成要素ではないことを示すために点線で示している。一時記憶部1017は、図2のRAM1004のハードウェア資源を用いて実現される。プログラム更新部1012、バージョン整合処理部1015、展開制御部1019は、プログラム記憶部1010あるいは一時記憶部1017のプログラムを図2のCPU1002が実行することにより実現されるブロックである。プログラム更新部は、新バージョンの印刷処理プログラムを外部から取得してプログラム記憶部1010に記憶させる。バージョン整合処理部1015は、主として印刷データ1014を処理すべき印刷処理プログラムのバージョンを判定する。展開制御部1019は、一時記憶部1017への印刷処理プログラムの展開、破棄を行い、一時記憶部1017と対になる構成要素であってこの発明の必須の構成要素ではないことを示すために点線で示している。印刷処理部1016は、印刷処理プログラムの内容に従って印刷データを処理する。
(実施の形態2)
この実施の形態では、前述した画像形成装置の処理プログラムを更新する際の処理手順について説明する。図3は、本発明に係る画像形成装置にいてプログラムを新バージョンに更新する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。図10のプログラムサポート機能テーブルが付加されているプログラムデータ書き換え時の、実行中プログラムのプログラムデータ保存手順に対応する。
図3に示すように、まず画像形成装置1001用は、プログラムデータをホストI/F1005を介して受信し、RAM1004に格納する(ステップS101)。
次に、バージョン整合処理部1015は、印刷データ蓄積部1013に蓄積された印刷データのうちの一つを判定の対象として選択する(ステップS102)。そして、選択した印刷データが正しく印刷できるかどうかを判定する(ステップS103)。この手法の具体的な例は、後述する。バージョン整合処理部1015が、選択した印刷データが正しく印刷できると判断した場合、ルーチンはステップS105へ進み、印刷データ蓄積部1013に蓄積された全ての印刷データについて判定を行ったかどうかを判断する。まだ、判定を行っていない印刷データがある場合には、ルーチンはステップS106へ進み、次の未判定の印刷データを選択した後にステップS103へ進み、新たに選択した印刷データについて正しく印刷できるかどうかの判定を繰り返す。一方、ステップS105で全ての印刷データについての判定が終了したと判断した場合、ルーチンはステップS111へ進み、新バージョンのプログラムで現バージョンを置換し、プログラムの置換による更新処理を終了する。
一方、ステップS104で、判断部が印刷データを正しく印刷できないと判断した場合、ルーチンはステップS107へ進み、現バージョンの保存処理を行う。まず、判定対象の印刷データを正しく印刷できる現バージョンあるいは以前のバージョンのプログラムが未保存か、すでに保存されているかどうかを判定する(ステップS107)。すでに、プログラムが保存されている場合、ルーチンはステップS110へ進み、判定対象の印刷データとすでに保存されているプログラムデータとを対応させる情報を保存する。この印刷データを後で印刷する場合に当該印刷データを処理するプログラムのバージョンを決定するために用いられる。
また、前記ステップS107で、プログラムが未保存の場合、ルーチンはステップS108へ進み、現バージョンのプログラムを保存するための空き容量があるかどうかを調べる。空き容量がない場合は、印刷データを後で正しく印刷することができないので、一旦新バージョンへの更新を中止し(ステップS112)、処理を終了する。
一方、ステップS108の判定で、現バージョンのプログラムを保存する空き容量がある場合は、現在のバージョンのプログラムを保存する(ステップS109)。プログラムを保存する記憶領域は、読み書き可能な媒体で電源を切っても保持可能であれば特に限定されない。また、この記憶領域は、専用の記憶装置を設けるのではなく、他の用途として使用される記憶装置を使用してもよい。例えば、図2のフラッシュROM1003の一部の領域や、ハードディスク1007の一部の領域を使用してもよい。また、プログラム記憶部1010と同じ記憶領域を使用する場合、例えば新バージョンをプログラム記憶領域の一部に記憶し、現在のバージョンをプログラム記憶領域にそのまま保持し、単に実行対象とするプログラムの選択を現バージョンから新バージョンへ切り替えるだけでもよい。
プログラム記憶部1010の容量が十分大きい場合は、このようにすることによって保存処理を単純にすることができる。あるいは、プログラムをハードディスク1007やフラッシュROM1003へ保存する処理を行う場合、記憶領域を節約するために公知のデータ圧縮などの手法を用いて保存するプログラムの容量を減らしてもよい。
前述したような手法で現バージョンのプログラムを保存した後、バージョン整合処理部は、判定対象の印刷データとすでに保存されているプログラムデータとを対応させる情報を保存する(ステップS110)。
前述の処理手順で、選択した印刷データについて正しく印刷できるかどうかを判定するステップS103の処理の詳細を以下に説明する。
この実施の形態では、新バージョンのプログラムで印刷データが正しく印刷できるかどうかを判定するために、前記プログラムがそのバージョンのプログラムでサポートされている機能を示す情報とともに提供される。図10は、そのバージョンのプログラムデータにサポート機能を示す情報を付加する場合の付加情報の一態様を示す説明図である。図10に示すように、プログラムの新バージョンはDuplex設定4001として、「なし/Booklet/Tablet」のいずれかが、Punch設定4002として、「なし/2穴/3穴/4穴」のいずれかが、Staple設定4003として、「なし/Left/Top/Right」のいずれかが、カラー設定4004として、「白黒/カラー」のいずれかが、スクリーン設定4005として、「Ver1/Ver2」のいずれかが、タンデム印刷4006は、「なし」のみ、暗号化設定4007は、「なし/あり」のいずれかが指定可能である。また図10は、その他の項目についてもそれぞれの指定可能な内容が付加されていることを示す。この態様において、サポート機能は、プログラムサポート機能テーブルとして設定項目についてのデータテーブルの形態で提供される。
また、この実施の形態では、印刷データ蓄積部1013に蓄積された各印刷データの処理に用いられる機能を各印刷データに対応させて蓄積する。図9は、各印刷データの処理に用いられる機能を印刷データに付加して蓄積する場合の付加情報の一例を示す説明図である。図9に示すように、蓄積された印刷データは、Duplex設定3001として「Booklet」が、Punch設定3002として「2穴」が、Staple設定3003として、「なし」が、色設定3004として「白黒」が、スクリーン設定3005として「Ver1」が、タンデム印刷設定3006として「なし」が、暗号化設定3007として「なし」がそれぞれ設定され、他の項目についても設定がなされている。この例において、印刷データの処理に用いられる機能は、保持印刷データ必要機能テーブルとして設定項目についてのデータテーブルの形態で蓄積される。
そして印刷データ蓄積部1013には、複数の印刷データが蓄積できるように各印刷データにIDが付与され、各IDについて前記の保持印刷データ必要機能テーブルを蓄積する。図11は、複数の印刷データについて、各印刷データの保持印刷データ必要機能テーブルをIDと共に保持する保持印刷データ管理テーブルの一例を示す説明図である。
バージョン整合処理部1015は、これらの機能情報に基づいて、各IDの印刷データが新バージョンのプログラムで正しく印刷できるかどうかを判定する。即ち、図11の保持印刷データ管理機能テーブルの各IDに対応する保持印刷データ必要機能テーブルの各項目が、図10のプログラムサポート機能テーブルに含まれるかどうかを判断する。図11に示す例で具体的に説明すると、IDが1の印刷データはDuplex設定5001が「Booklet」であるが、これは図10に示すプログラムサポートテーブルのDuplex設定4001の設定内容に含まれるので、Duplex設定については、IDが1の印刷データを正しく印刷できると判断する。次に、Punch設定5002の設定「2」と図10のPunch設定4002の内容とを比較し、「2」の設定がが「2穴」に対応するので、Punch設定についても、IDが1の印刷データを正しく印刷できると判断する。以下、Staple設定5003、色設定5004、スクリーン設定5005、タンデム印刷設定5006、暗号化設定5007など、他の機能についても図10のプログラムサポート機能テーブルの設定内容に含まれているかどうかを判定する。その結果、IDが1の印刷データのすべての設定項目がプログラムサポート機能テーブルの各設定項目に含まれるので、IDが1の印刷データは、新バージョンのプログラムで正しく印刷できると判定する。
また、IDが3の印刷データはDuplex設定5001が「Tablet」であるが、これは図10に示すプログラムサポートテーブルのDuplex設定4001の設定内容に含まれるので、Duplex設定については、IDが1の印刷データを正しく印刷できると判断する。次に、Punch設定5002の設定「なし」と図10のPunch設定4002の内容とを比較し、「なし」の設定があるので、Punch設定についても、IDが1の印刷データを正しく印刷できると判断する。以下、Staple設定5003、色設定5004についても正しく印刷できると判断する。しかし、スクリーン設定5005については、設定が「Ver3」であるが、この設定は、プログラムサポートテーブルの設定「Ver1/Ver2」に含まれない。したがって、IDが3の印刷データはプログラムサポート機能テーブルの設定項目に含まれない設定を含むので、新バージョンのプログラムでは正しく印刷できないと判定する。
図4は、前述したように新バージョンのプログラムで印刷データが正しく印刷できるかどうかを判定する処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、バージョン整合処理部1015は、図11の保持印刷データ管理テーブルのうち、選択したIDの印刷データの最初の設定項目、例えば設定項目5001のDuplex設定の設定内容を、保持印刷データ管理テーブルから取得する。前述のIDが1の印刷データでは、「Booklet」である(ステップS150)。
次に、バージョン整合処理部1015は、プログラムサポート機能テーブルを参照して、対応する設定項目の内容を取得する。図10の例では、「なし/Booklet/Tablet」である(ステップS151)。
そして、印刷データのDuplex設定「なし」が、プログラムサポート機能テーブルの設定内容「なし/Booklet/Tablet」に含まれるかどうかを判定する(ステップS152)。含まれている場合は、プログラムがその機能をサポートしているので、その機能については印刷データを正しく処理できると判定し、次の項目があるかどうかの判定に移る(ステップS153)。ステップS152で判定した項目が最後の項目であれば全ての設定項目がサポートされていると判断して、そのIDの印刷データが正しく印刷できると判定し(ステップS154)、判定処理を終了する。一方、未判定の項目がある場合は、次の項目を選択した後(ステップS156)、ルーチンはステップS151へ進んでステップS156で選択した設定項目についての判定を繰り返す。
また、ステップS152で、バージョン整合処理部1015が、設定内容がサポート機能に含まれていないと判定した場合は、その印刷データの設定機能をプログラムがサポートしていないために、印刷データを正しく印刷できないと判定し(ステップS155)判定処理を終了する。
なお、図3のステップS110で保存する対応情報、即ち、プログラムデータと印刷データとの対応情報は、例えば、図11に示すように、保持印刷データ管理テーブルに当該対応情報の項目5010を設け、各IDの印刷データに対応して保存されたプログラムデータが存在する場合は、そのプログラムデータの保存先を特定できる情報を登録するようにしてもよい。プログラムデータの保存先を特定できる情報とは、例えばデータを保存した先のアドレスであってもよいが、プログラムデータを保存する際に、保存プログラムのIDを付与し、保持印刷データ管理テーブルには保存プログラムのIDを登録し、各IDに対する保存先アドレスを示すテーブル(図示せず)を設けてこのテーブルを参照して保存先を特定するようにしてもよい。図11は、IDを登録する例を示している。
(実施の形態3)
この実施の形態では、選択した印刷データについて正しく印刷できるかどうかを判定する処理の異なる実施形態について説明する。この実施の形態では、プログラムは、そのバージョンのプログラムで正しく印刷処理できるプリンタドライバのバージョンの情報とともに提供される。当然のことであるが、1以上のプリンタドライバのバージョンが前記情報に含まれる。
一方、印刷データ蓄積部1013は、蓄積された各印刷データを作成したプリンタドライバのバージョン情報を各印刷データに対応させて蓄積する。図12は、複数の印刷データについて、各印刷データを作成したプリンタドライバのバージョン情報をIDと共に保持する保持印刷データ管理テーブルの一例を示す説明図である。図12に示すように、各印刷データは、その印刷データを作成したプリンタドライバのバージョンと共に受信され、印刷データ蓄積部1013に蓄積される。
図5は、この実施の形態で、印刷データを正しく印刷できるかどうかを判定する処理の手順の異なる一例を示すフローチャートである。まず、バージョン整合処理部1015は図12の保持印刷データ管理テーブルのうち、選択したIDの印刷データを作成したプリンタドライバのバージョンを取得する(ステップS180)。図12のIDが1の印刷データでは、プリンタドライバのバージョンは2.01である。そして、このバージョンが新バージョンのプログラムのサポート情報に含まれているかどうかを判定する(ステップS181)。印刷データを作成したプリンタドライバのバージョンがサポートされている場合、ルーチンはステップS182へ進み、印刷データを正しく印刷できると判定する(ステップS182)。一方、印刷データを作成したプリンタドライバのバージョンがサポートされていない場合、ルーチンはステップS183へ進み、印刷データを正しく印刷できないと判定する(ステップS183)。
(実施の形態4)
この実施の形態は、保存したプログラムデータを削除する処理に関する。
図6は、画像形成装置内に保持されている印刷データを削除するときの処理手順を示すフローチャートである。
バージョン整合処理部1015は、UI1006から例えばハードディスク1007等の記憶装置に保持されている印刷データの削除指示を待つ(ステップS301)。削除の指示を受けたら、ルーチンはステップ302へ進み、削除の指示を受けた印刷データを処理するプログラムのバージョンを取得する。プログラムのバージョン取得は、例えば、図11の態様の保持印刷データ管理テーブル中の項目、保持プログラムID5010にプログラムが登録されていれば、その登録情報によって特定される。あるいは、図12の態様の保持印刷データ管理テーブル中の項目、保持プログラムID2002にプログラムが登録されていれば、その登録情報によって特定される。それらの項目に登録情報がなければ、現在のバージョンで正しく印刷することができる。
削除の指示を受けた印刷データを印刷するプログラムが前記項目に登録されており、保存されたプログラムならば、ルーチンはステップS304へ進み、保存されたプログラムで印刷すべき印刷データが他にあるか検索する。他に印刷データがないと判断すれば、ルーチンはステップS306へ進み、保存されたプログラムデータを削除する。一方、前記ステップS305で他のプログラムが存在しないと判断すれば、ルーチンはステップS307へ進み、保存されたプログラムデータを削除せずに保持する。
また、前述のステップS303で、削除の指示を受けた印刷データを印刷するプログラムが保存されたプログラムでなく、現在のバージョンであると判定された場合、ルーチンはステップS307へ進み、保存されたプログラムを現状のまま保持する。
これらの処理の後に、ルーチンは印刷データを削除し(ステップS307)、保持印刷データ管理テーブルから削除の指示を受けた印刷データに対応するIDの登録内容を削除する。
(実施の形態5)
この実施の形態では、印刷データを処理するプログラムを一時記憶部1017に展開して実行する手法について説明する。組み込み型のコントローラは、例えばフラッシュメモリなどにプログラムが格納され、CPUがフラッシュメモリから命令フェッチして実行する構成が多い。しかし、印刷データを処理するコントローラは、多量のデータを高速で処理する必要性からRISCチップなどの高速処理可能なCPUが用いられることが多いが、一般的にフラッシュメモリはRAMに比べてアクセスが遅く、バースト転送に対応していないためにフラッシュメモリからの命令フェッチが処理高速化のボトルネックになりがちである。このため、処理プログラムを不揮発性メモリであるフラッシュメモリに格納し、電源オン時にRAMに展開してRAM上に展開されたプログラムをフェッチし、印刷データを高速処理する手法がとられることがある。この実施の形態は、前述のような構成を持つコントローラに適用することが特に好ましい。
図7は、この実施の形態で印刷データ蓄積部1013に蓄積された印刷データを印刷する際の処理手順を示すフローチャートである。図7において、ルーチンは、UI1006から印刷データ蓄積部1013に蓄積された印刷データの印刷指示を待ち(ステップS401)、印刷指示を受けたら、ステップS402へ進んで印刷指示された印刷データを印刷するプログラムのバージョンを取得する。プログラムのバージョンの取得方法については、実施の形態4で述べたとおりである。そして、取得したバージョンのプログラムが保存されているプログラムかどうかを判定する(ステップS403)。
取得したバージョンのプログラムが保存されたプログラムならば、ルーチンはステップS404へ進み、展開制御部1019が保存プログラムの展開処理を行う。そうでなければ、ルーチンはステップS413へ進み、現在のバージョンで印刷データの印刷処理を行う。
保存プログラムの展開処理では、まず、展開制御部1019が、一時記憶部であるRAM1004にプログラム展開用のエリアを確保する(ステップS404)。その結果、プログラム展開用のエリアを確保できたかどうかを調べ(ステップS405)、確保できたならば、ルーチンはステップS406へ進み、印刷処理に関する保存プログラムを展開した後、戻り先アドレスを引数として保存プログラムの開始アドレスにジャンプして、展開した保存プログラムで印刷データを印刷する(ステップS407)。そして、印刷を終了した後に、プログラム開始時に指定されていた元のプログラムの戻り先アドレスにジャンプしてから、展開したプログラムを破棄し、展開エリアを開放する(ステップS408)。一方、展開エリアの確保に成功しなければ、ルーチンはステップS409へ進む。
ステップS409で、展開制御部1019は、現在、RAM1004に領域を確保して処理を実行し終えた印刷処理のプログラムを探し、なければ、そのプログラムの処理終了を待って、プログラムを破棄し、プログラムが展開されていた領域を開放する。そして、その後に対象とする印刷データの印刷処理プログラム用の展開エリアを確保して選択されたプログラムデータを展開する(ステップS409)。そして、確保した領域に展開した保存プログラムを実行させ、印刷データの印刷処理を行う(ステップS410)。
その後、展開制御部1019は、プログラム記憶部であるフラッシュROM1003に格納されている最新バージョンのプログラム(現バージョン)を選択する(ステップS411)。そして、展開制御部1019は、印刷データを印刷するために展開した前記のプログラムを破棄し、プログラム展開エリアを開放する。そして、その後に選択したフラッシュROM1003にあるプログラム用の展開エリアをRAM1004に確保し、選択されたプログラムデータを展開する(ステップS412)。
図8は、図7のステップS409およびS412に示すプログラムの入れ替え手順の詳細を示すフローチャートである。
図8(a)は、図7のステップS409の詳細を示す。まず、展開制御部1019は、RAM(1004)に確保されたプログラムのうち、処理を終了したものを探してそのプログラムエリアを破棄する(ステップS501)。ただし、このプログラムは後で再び処理を実行する可能性があるので、復元するものとする。このようなプログラムは、例えば、この発明の画像形成装置を制御するプログラムが複数のモジュールから構成されている場合、印刷データを印刷処理するモジュールのプログラムの現バージョンに相当する。即ち、印刷指示の対象となった印刷データを保存された以前のバージョンで処理する場合、現バージョンのモジュールを破棄してもかまわない。現バージョンが他の印刷データを印刷処理している場合は、現バージョンによる印刷処理の終了を待って破棄する。次に、展開制御部1019は、前記の破棄によって開き領域の増加したRAM1004に、保存されているプログラムデータを展開するための展開エリアを確保する(ステップS502)。そして、確保したエリアに選択された保存プログラムデータを展開し(ステップS503)、RAM1004に展開したプログラム処理に処理の実行を移す(ステップS504)。
図8(b)は、図7のステップS412の詳細を示す。まず、展開制御部1019は、印刷処理を終了した後に展開するプログラムを選択する(ステップS601)。選択されるプログラムは、例えば、印刷データを印刷処理する現バージョンのモジュールであってもよい。印刷処理の終了後、印刷処理プログラムを破棄してその展開エリアを開放する(ステップS602)。次に、展開制御部1019は、前記の破棄によって開き領域の増加したRAM1004に、前述のステップS601で選択したプログラムデータを展開するための展開エリアを確保する(ステップS603)。そして、確保したエリアに選択されたプログラムデータを展開し(ステップS604)、RAM1004に展開したプログラム処理に処理の実行を移す(ステップS605)。
本発明の画像形成装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。(実施の形態1) 本発明の画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。(実施の形態1) 本発明に係る画像形成装置にいてプログラムを新バージョンに更新する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。(実施の形態2) 新バージョンのプログラムで印刷データが正しく印刷できるかどうかを判定する処理手順の一例を示すフローチャートである。(実施の形態2) 印刷データを正しく印刷できるかどうかを判定する処理の手順の異なる一例を示すフローチャートである。(実施の形態3) 画像形成装置内に保持されている印刷データを削除するときの処理手順を示すフローチャートである。(実施の形態4) 印刷データ蓄積部に蓄積された印刷データを印刷する際の処理手順を示すフローチャートである。(実施の形態5) 図7のステップS409、S412に示すプログラムの入れ替え手順の詳細を示すフローチャートである。(実施の形態5) この発明の画像形成装置において、各印刷データの処理に用いられる機能を印刷データに付加して蓄積する場合の付加情報の一例を示す説明図である。 この発明の画像形成装置において、そのバージョンのプログラムデータにサポート機能を示す情報を付加する場合の付加情報の一態様を示す説明図である。 この発明の画像形成装置において、複数の印刷データについて、各印刷データの保持印刷データ必要機能テーブルをIDと共に保持する保持印刷データ管理テーブルの一例を示す説明図である。 複数の印刷データについて、各印刷データを作成したプリンタドライバのバージョン情報をIDと共に保持する保持印刷データ管理テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の画像形成装置の機械的構成の一例を示す説明図である。(実施の形態1)
符号の説明
1 露光ユニット
2a、2b、2c、2d 現像器
3a、3b、3c、3d 感光体ドラム
4a、4b、4c、4d クリーナユニット
5a、5b、5c、5d 帯電器
6a、6b、6c、6d 中間転写ローラ
7 中間転写ベルト
8 中間転写ベルトユニット
9 中間転写ベルトクリーニングユニット
10 給紙トレイ
11 転写ローラ、転写部
12 定着ユニット、定着部
14 レジストローラ
15 排紙トレイ
16−1、16−2 ピックアップローラ
25−1〜25−8 搬送ローラ
31 ヒートローラ
32 加圧ローラ
71 中間転写ベルト駆動ローラ
72 中間転写ベルト従動ローラ
S 用紙搬送路
1001 画像形成装置
1002 CPU
1003 フラッシュROM
1004 RAM
1005 ホストI/F
1006 UI、ユーザインタフェイス
1007 ハードディスク
1008 エンジンI/F
1010 プログラム記憶部
1011、1018 印刷処理プログラム
1012 プログラム更新部
1013 印刷データ蓄積部
1014 印刷データ
1015 バージョン整合処理部
1016 印刷処理部
1017 一時記憶部
1019 展開制御部
2000〜2002、5000〜5007、5010 保持印刷データ管理テーブル項目
3001〜3007 保持印刷データ必要機能テーブル項目
4001〜4007 プログラムサポート機能テーブル項目

Claims (8)

  1. 情報処理装置から受信した印刷データを蓄積する印刷データ蓄積部と、
    蓄積された印刷データを印刷する印刷処理部と、
    印刷データを処理するための更新可能な印刷処理プログラムを記憶するプログラム記憶部と、
    新バージョンのプログラムを外部から取得してプログラム記憶部に記憶された現バージョンのプログラムを置き換えるプログラム更新部と、
    印刷データ蓄積部に蓄積された各印刷データを新バージョンのプログラムで印刷した場合に正しく印刷できるかどうかをプログラム置き換え前に判定し、新バージョンでは正しく印刷できない印刷データが蓄積部にある場合にプログラムが新バージョンに置き換わった後も当該印刷データの処理を置き換え前のバージョンで行えるように現バージョンのプログラムを当該印刷データと対応させて保持させるバージョン整合処理部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. プログラム更新部が、各バージョンのプログラムと共に提供される当該バージョンでサポート可能な機能情報をさらに取得し、
    印刷データ蓄積部は、当該印刷データの印刷処理に用いられる機能の情報を印刷データとともに蓄積し、
    バージョン整合処理部は、新バージョンがサポート可能な機能情報と各印刷データの処理に用いられる機能の情報とを比較することにより当該印刷データが正しく印刷できるかどうかを判定する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 印刷データ蓄積部は、保持された各印刷データの処理に用いられる機能を示す機能テーブルを有し、
    バージョン整合処理部は、機能テーブルを参照して印刷データが正しく印刷できるかどうかを判定する請求項2記載の画像形成装置。
  4. バージョン整合処理部は、印刷データ蓄積部に蓄積された印刷データを削除するときに、当該印刷データに対応して保持されたバージョンのプログラムと対応する他の印刷データが無ければ、当該バージョンのプログラムを削除させる請求項1記載の画像形成装置。
  5. バージョン整合処理部は、印刷データ蓄積部に蓄積された印刷データがプログラム記憶部に記憶されたバージョンのプログラムでは正しく印刷できないと判断したときに、当該印刷データと対応して保持されたバージョンのプログラムで当該印刷データを処理させる請求項1記載の画像形成装置。
  6. 印刷処理プログラムを実行するときに、当該プログラムを一時的に実行可能な状態に格納する一時記憶部と、
    印刷データと対応して保持されたバージョンのプログラムで当該印刷データを処理する際に当該プログラムを一時記憶部に格納し、印刷データの処理が完了した後に一時記憶部から当該プログラムを削除する展開制御部とをさらに備える請求項5記載の画像形成装置。
  7. 一時記憶部は、保持されたプログラム以外の他のプログラムも処理実行のために格納し、
    展開制御部は、保持されたプログラムを一時記憶部に格納する際に必要な空き容量がない場合、すでに一時記憶部に格納された他のプログラムの実行終了後に他のプログラムを消去し、消去後の空き領域に保持されたプログラムを格納する請求項6記載の画像形成装置。
  8. プログラム更新部が、各バージョンのプログラムが正しく印刷処理できる印刷データを作成するプリンタドライバのバージョン情報をさらに取得し、
    印刷データ蓄積部は、各印刷データとともに当該印刷データを作成したプリンタドライバのバージョン情報を蓄積し、
    バージョン整合処理部は、現バージョンが正しく印刷処理できるプリンタドライバのバージョン情報と各印刷データを作成したプリンタドライバのバージョン情報とを比較して、保持された印刷データを正しく印刷できるかどうかを判定する請求項1記載の画像形成装置。
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