JP2006106509A - カメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影モードが選択可能で、交換レンズを装着できるようにしたカメラシステムにおいて、選択された撮影モードに応じた適切な光量調節の行えるカメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体を提供する。
【解決手段】カメラ本体1に交換レンズ2を、着脱可能としたカメラシステムであって、該交換レンズに設けらた光量調節手段5,6の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段と、該カメラ本体に設けられた測光手段14および光量調節命令手段とを有し、該光量調節命令手段において、該撮影モード選択手段により選択された撮影モードに応じ、該測光手段の出力および前記交換レンズからの光量調節能力に関する情報に基づいて光量調節命令を決定し、該決定された光量調節命令を前記交換レンズに送信可能とした構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】カメラ本体1に交換レンズ2を、着脱可能としたカメラシステムであって、該交換レンズに設けらた光量調節手段5,6の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段と、該カメラ本体に設けられた測光手段14および光量調節命令手段とを有し、該光量調節命令手段において、該撮影モード選択手段により選択された撮影モードに応じ、該測光手段の出力および前記交換レンズからの光量調節能力に関する情報に基づいて光量調節命令を決定し、該決定された光量調節命令を前記交換レンズに送信可能とした構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、交換レンズ方式の銀塩カメラ、ビデオカメラ、デジタルカメラ等におけるカメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体に関するものであり、特に交換レンズの装着可能なカメラシステムにおける光量調節に関するものである。
従来のビデオカメラ、デジタルカメラ等におけるカメラにおいて、選択された撮影モードに応じて光量を調節し、撮影者の撮影意図を反映した撮影ができるようにしたカメラが知られている。
このようなカメラとして、例えば特許文献1では、エレクトロクロミック素子(以下EC素子)に代表される光透過特性を調節することが可能な物性素子を用いた光量調節機構を、開口面積を機械的に変更可能な光量調節機構と組み合わせて使用したビデオカメラの例が提案されている。ここには、選択された撮影モードに応じて、機械的な光量調節機構の動作モードと物性素子による光量調節機構の制御モードの組み合わせを決定する例が記載されている。
特開平10−246903号公報
このようなカメラとして、例えば特許文献1では、エレクトロクロミック素子(以下EC素子)に代表される光透過特性を調節することが可能な物性素子を用いた光量調節機構を、開口面積を機械的に変更可能な光量調節機構と組み合わせて使用したビデオカメラの例が提案されている。ここには、選択された撮影モードに応じて、機械的な光量調節機構の動作モードと物性素子による光量調節機構の制御モードの組み合わせを決定する例が記載されている。
しかしながら、上記特許文献1のような従来例では、選択された撮影モードに応じて、あらかじめ設定された情報に基づいてのみ機械的な光量調節機構および物性素子による光量調節機構を制御する構成であるため、多様な組み合わせで使用されることが前提となる交換レンズ方式のカメラシステムに適用した場合に、つきのような問題があった。
例えば、異なる光量調節能力を備えた2本の交換レンズを、それぞれ仕様の異なる2台のカメラ本体に装着して使用できるシステムを考えた場合、それぞれのカメラ本体が被写体の輝度を検出する測光手段の出力に基づいて決定する光量調節命令は、2本の交換レンズのどちらにおいても制御可能な命令である必要がある。そのためには、2台のカメラ本体で予め設定されている情報は、共に光量調節能力の低い交換レンズに合わせたものでなくてはならず、結果的に、高い光量調節能力を備えた交換レンズの性能を生かした適切な光量調節を行なうことができないシステムとなってしまうこととなる。
例えば、異なる光量調節能力を備えた2本の交換レンズを、それぞれ仕様の異なる2台のカメラ本体に装着して使用できるシステムを考えた場合、それぞれのカメラ本体が被写体の輝度を検出する測光手段の出力に基づいて決定する光量調節命令は、2本の交換レンズのどちらにおいても制御可能な命令である必要がある。そのためには、2台のカメラ本体で予め設定されている情報は、共に光量調節能力の低い交換レンズに合わせたものでなくてはならず、結果的に、高い光量調節能力を備えた交換レンズの性能を生かした適切な光量調節を行なうことができないシステムとなってしまうこととなる。
また、このようなシステムに、あらかじめ高い光量調節能力を備えた交換レンズに合わせた情報が設定されている(高い光量調節能力を備えた交換レンズの性能を生かすことができる)第3のカメラ本体を加えた場合、第3のカメラ本体と光量調節能力の低い交換レンズとの組み合わせにおいて、カメラ本体が交換レンズの能力を超えた光量調節を命令してしまい、選択された撮影モードに応じた適切な光量調節制御を行なうことができないため、システム全体の互換性を保つことができなくなってしまうこととなる。
本発明は、上記課題に鑑み、撮影モードが選択可能で、交換レンズを装着できるようにしたカメラシステムにおいて、選択された撮影モードに応じた適切な光量調節の行えるカメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のカメラシステムは、透過光量を調整する光量調節手段を備えた交換レンズと、該交換レンズを着脱可能なカメラ本体とを有するカメラシステムであって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段を有することを特徴としている。
また、本発明の別側面のカメラシステムは、複数の撮影モードが選択可能な撮影モード選択手段を備えたカメラ本体に、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を備えた交換レンズを、着脱可能としたカメラシステムであって、
前記交換レンズに設けられた前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段と、前記カメラ本体に設けられた被写体の輝度を検出する測光手段および光量調節命令手段と、を有し、
前記光量調節命令手段において、前記撮影モード選択手段により選択された撮影モードに応じ、前記測光手段の出力および前記交換レンズからの光量調節能力に関する情報に基づいて光量調節命令を決定し、該決定された光量調節命令を前記交換レンズに送信可能としたことを特徴としている。
また、本発明の交換レンズは、透過光量を調整する光量調節手段を備え、カメラ本体に着脱可能な交換レンズであって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段を有することを特徴としている。
また、本発明のカメラ本体は、透過光量を調整する光量調節手段を備えた交換レンズに対して着脱可能なカメラ本体であって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記交換レンズから受信し、受信した情報に基づいて前記光量調節手段に光量調節命令を送信する光量調節命令手段を有することを特徴としている。
また、本発明の別側面のカメラシステムは、複数の撮影モードが選択可能な撮影モード選択手段を備えたカメラ本体に、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を備えた交換レンズを、着脱可能としたカメラシステムであって、
前記交換レンズに設けられた前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段と、前記カメラ本体に設けられた被写体の輝度を検出する測光手段および光量調節命令手段と、を有し、
前記光量調節命令手段において、前記撮影モード選択手段により選択された撮影モードに応じ、前記測光手段の出力および前記交換レンズからの光量調節能力に関する情報に基づいて光量調節命令を決定し、該決定された光量調節命令を前記交換レンズに送信可能としたことを特徴としている。
また、本発明の交換レンズは、透過光量を調整する光量調節手段を備え、カメラ本体に着脱可能な交換レンズであって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段を有することを特徴としている。
また、本発明のカメラ本体は、透過光量を調整する光量調節手段を備えた交換レンズに対して着脱可能なカメラ本体であって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記交換レンズから受信し、受信した情報に基づいて前記光量調節手段に光量調節命令を送信する光量調節命令手段を有することを特徴としている。
本発明によれば、撮影モードが選択可能で、交換レンズを装着できるようにしたカメラシステムにおいて、交換レンズの光量調節能力に応じた適切な光量調節の行えるカメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体を実現することができる。
まず、本実施例のカメラシステム、交換レンズ、カメラ本体について簡単に述べる。本実施例のカメラシステムは、透過光量を調整する光量調節手段を備えた交換レンズと、該交換レンズを着脱可能なカメラ本体とを有するカメラシステムであって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段を有することを特徴としている。また、本実施例の交換レンズは、透過光量を調整する光量調節手段を備え、カメラ本体に着脱可能な交換レンズであって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段を有することを特徴としている。また、本実施例のカメラ本体は、透過光量を調整する光量調節手段を備えた交換レンズに対して着脱可能なカメラ本体であって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記交換レンズから受信し、受信した情報に基づいて前記光量調節手段に光量調節命令を送信する光量調節命令手段を有することを特徴としている。
このようにカメラシステム、交換レンズ、カメラ本体を構成することにより、光量調節が可能な交換レンズを有するカメラシステムにおいて(例えば撮影モードが選択可能なカメラシステムにおいて)、交換レンズの光量調節能力に応じた(撮影モードに応じた)適切な光量調節の行えるカメラシステム、交換レンズ、カメラ本体を実現することができる。
また、本実施例のカメラシステムは、複数の撮影モードが選択可能な撮影モード選択手段を備えたカメラ本体に、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を備えた交換レンズを、着脱可能としたカメラシステムであって、前記交換レンズに設けられた前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段と、前記カメラ本体に設けられた被写体の輝度を検出する測光手段および光量調節命令手段と、を有し、前記光量調節命令手段において、前記撮影モード選択手段により選択された撮影モードに応じ、前記測光手段の出力および前記交換レンズからの光量調節能力に関する情報に基づいて光量調節命令を決定し、該決定された光量調節命令を前記交換レンズに送信可能としたことを特徴としている。
このような構成により、上記した課題を達成することができるが、本発明の実施の形態においては、具体的には、例えば複数の撮影モード動作が選択的に使用可能なカメラ本体と、カメラ本体に着脱可能な交換レンズとから成るカメラシステムにおいて、交換レンズ側に、機械的に開口面積を変更することで透過光量を制御することが可能な第1の光量調節手段と、光透過状態を調節可能な物性素子を用いて透過光量を制御することが可能な第2の光量調節手段と、第1および第2の光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段とを備え、カメラ本体側に、被写体の輝度を検出する測光手段と、選択された撮影モードに応じて測光手段の出力および交換レンズから送信された第1および第2の光量調節手段の光量調節能力に関する情報とに基づく光量調節命令を交換レンズに送信する命令手段を備えた構成とすることで、カメラ本体が交換レンズ毎の光量調節能力に応じた光量調節命令を決定することができ、システム全般にわたって性能を充分に発揮したうえで、選択された撮影モードに応じた適切な光量調節制御を行なうことが可能となるカメラシステムを提供することができる。
その際、前記光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段において、前記第1の光量調節手段における制御可能な最大および最小開口面積と、前記第2の光量調節手段における透過光量の可変範囲に関するデータとを、前記カメラ本体側に送信する構成を採ることができる。
また、前記光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段において、前記第2の光量調節手段における透過光量の可変領域に関するデータを含む情報を、前記カメラ本体側に送信する構成を採ることができる。
また、前記光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段において、前記第1および前記第2の光量調節手段のうち、少なくとも一方における透過光量の最小可変幅に関するデータを含む情報を、前記カメラ本体側に送信する構成を採ることができる。
その際、前記光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段において、前記第1の光量調節手段における制御可能な最大および最小開口面積と、前記第2の光量調節手段における透過光量の可変範囲に関するデータとを、前記カメラ本体側に送信する構成を採ることができる。
また、前記光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段において、前記第2の光量調節手段における透過光量の可変領域に関するデータを含む情報を、前記カメラ本体側に送信する構成を採ることができる。
また、前記光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段において、前記第1および前記第2の光量調節手段のうち、少なくとも一方における透過光量の最小可変幅に関するデータを含む情報を、前記カメラ本体側に送信する構成を採ることができる。
つぎに、本発明の実施例を図を用いて説明する。
本実施例は、上記した本発明を適用してデジタルカメラシステムを構成したものである。
図1に本実施例におけるデジタルカメラシステムのブロック図を示す。
図1において、1はカメラ本体、2はレンズ本体である。
まず、本実施例におけるレンズ本体2の構成について説明する。
3は撮影光学系としての撮影レンズ、16は撮影光束に対する開口面積を機械的に変更することが可能な機械絞り、17はレンズマイコン7から機械絞り16に駆動電力を与えるための第3ドライバ回路である。
4は光透過率を調節することが可能な物性素子としてのEC素子であって、EC素子4には機械絞り16で制御可能な最大の開口面積を通過する光束の内側領域に第1EC領域5、外側領域に第2EC領域6が設けられている。
本カメラシステムでは、機械絞り16の開口面積および第1EC領域5の光透過率の組み合わせ状態によって、被写体から撮影レンズ3を通って後述の撮像素子14に到達する透過光量を適正に調節することが可能となっている。
本実施例は、上記した本発明を適用してデジタルカメラシステムを構成したものである。
図1に本実施例におけるデジタルカメラシステムのブロック図を示す。
図1において、1はカメラ本体、2はレンズ本体である。
まず、本実施例におけるレンズ本体2の構成について説明する。
3は撮影光学系としての撮影レンズ、16は撮影光束に対する開口面積を機械的に変更することが可能な機械絞り、17はレンズマイコン7から機械絞り16に駆動電力を与えるための第3ドライバ回路である。
4は光透過率を調節することが可能な物性素子としてのEC素子であって、EC素子4には機械絞り16で制御可能な最大の開口面積を通過する光束の内側領域に第1EC領域5、外側領域に第2EC領域6が設けられている。
本カメラシステムでは、機械絞り16の開口面積および第1EC領域5の光透過率の組み合わせ状態によって、被写体から撮影レンズ3を通って後述の撮像素子14に到達する透過光量を適正に調節することが可能となっている。
7はレンズ本体2に関する全ての制御を司るレンズマイコン、8はレンズマイコン7との通信によってレンズに関する各種履歴及びデータを記憶させるための電気的消去可能記憶素子EEPROMである。
9はレンズマイコン7から第1EC領域5に駆動電力を与えるための第1ドライバ回路、10はレンズマイコン7から第2のEC領域6に駆動電力を与えるための第2ドライバ回路で、11は第2ドライバ回路10からの電力供給によって駆動された第2EC領域6の光透過率を検出するためのフォトインタラプタである。12はレンズマイコン7がカメラ本体1との通信を行なうための接点を有するレンズ接点ユニットである。
9はレンズマイコン7から第1EC領域5に駆動電力を与えるための第1ドライバ回路、10はレンズマイコン7から第2のEC領域6に駆動電力を与えるための第2ドライバ回路で、11は第2ドライバ回路10からの電力供給によって駆動された第2EC領域6の光透過率を検出するためのフォトインタラプタである。12はレンズマイコン7がカメラ本体1との通信を行なうための接点を有するレンズ接点ユニットである。
つぎに、本実施例におけるカメラ本体1の構成について説明する。
図1において、13はカメラ本体1に関する全ての制御を司るカメラマイコン、14はカメラマイコン13からの命令によって撮影記録用、合焦状態検出用、被写体輝度検出(測光)用に撮影レンズ3、機械絞り16および第1のEC領域5を通過した撮影光束の状態を検出するための撮像素子である。勿論、合焦状態検出用の撮像素子や、被写体輝度検出用の撮像素子は、撮影記録用の撮像素子とは別体で設けても良いし、同じ撮像素子内の別の領域を使って合焦状態検出や被写体輝度検出を行っても良い。
15はカメラマイコン13がレンズ本体2と通信を行なうための接点を有するカメラ接点ユニットであり、カメラ本体1にレンズ本体2を装着した場合、レンズ接点ユニット12とカメラ接点ユニット15とが電気的に接触する構成となっている。なお、不図示ではあるが、カメラ本体1には、撮影者が後述の複数の撮影モードから使用するモードを選択して入力することが可能な撮影モード選択装置が設けられている。
図1において、13はカメラ本体1に関する全ての制御を司るカメラマイコン、14はカメラマイコン13からの命令によって撮影記録用、合焦状態検出用、被写体輝度検出(測光)用に撮影レンズ3、機械絞り16および第1のEC領域5を通過した撮影光束の状態を検出するための撮像素子である。勿論、合焦状態検出用の撮像素子や、被写体輝度検出用の撮像素子は、撮影記録用の撮像素子とは別体で設けても良いし、同じ撮像素子内の別の領域を使って合焦状態検出や被写体輝度検出を行っても良い。
15はカメラマイコン13がレンズ本体2と通信を行なうための接点を有するカメラ接点ユニットであり、カメラ本体1にレンズ本体2を装着した場合、レンズ接点ユニット12とカメラ接点ユニット15とが電気的に接触する構成となっている。なお、不図示ではあるが、カメラ本体1には、撮影者が後述の複数の撮影モードから使用するモードを選択して入力することが可能な撮影モード選択装置が設けられている。
つぎに、本実施例におけるデジタルカメラシステムの制御動作について説明する。図2乃至6は、本実施例におけるデジタルカメラシステムの制御動作を説明するためのフローチャートである。
まず、図2に示すステップ101において、カメラ本体1は外部より撮像素子14に到達する被写体からの入射光量を適正に調節することを命令されるとステップ102に進む。
ステップ102おいてカメラマイコン13はレンズマイコン7に機械絞り16および第1EC領域5の光量調節能力に関する情報の送信を要求し、つぎのステップ103に進む。
ステップ103において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている機械絞り16の制御可能な最大および最小の開口面積、EC素子4における光透過率制御が可能な領域および制御可能な光透過率の範囲、機械絞り16および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータをカメラマイコン13に送信し、つぎのステップ104に進む。
ステップ104において、カメラマイコン13は現在の撮影光束の輝度情報を撮像素子14から読み出し、撮影動作における適正露出となる光量を制御目標として算出し、つぎのステップ105に進む。
ステップ105において、カメラマイコン13は「シャッター速度・絞り・被写界深度優先モード」「スポーツ・ポートレートモード」「自動段階露出モード」「動画撮影モード」等から現在使用者が選択設定している撮影モードを判別し、つぎのステップ106に進む。
まず、図2に示すステップ101において、カメラ本体1は外部より撮像素子14に到達する被写体からの入射光量を適正に調節することを命令されるとステップ102に進む。
ステップ102おいてカメラマイコン13はレンズマイコン7に機械絞り16および第1EC領域5の光量調節能力に関する情報の送信を要求し、つぎのステップ103に進む。
ステップ103において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている機械絞り16の制御可能な最大および最小の開口面積、EC素子4における光透過率制御が可能な領域および制御可能な光透過率の範囲、機械絞り16および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータをカメラマイコン13に送信し、つぎのステップ104に進む。
ステップ104において、カメラマイコン13は現在の撮影光束の輝度情報を撮像素子14から読み出し、撮影動作における適正露出となる光量を制御目標として算出し、つぎのステップ105に進む。
ステップ105において、カメラマイコン13は「シャッター速度・絞り・被写界深度優先モード」「スポーツ・ポートレートモード」「自動段階露出モード」「動画撮影モード」等から現在使用者が選択設定している撮影モードを判別し、つぎのステップ106に進む。
ステップ106において、カメラマイコン13は現在使用者が選択設定している撮影モードが、例えばシャッター速度優先モードやスポーツモード(動きの速い被写体のぶれを止めて撮影することが可能なモード)のように、シャッター速度のコントロールによって効果を得ることができるモードであるかどうかを判断し、そのようなモードであればステップ108へ進み、そのようなモードでなければステップ107へ進む。
ステップ107において、カメラマイコン13は現在使用者が選択設定している撮影モードが、例えば絞り優先モードや被写界深度優先モード(風景全体や人物のみといったようにピントの合う範囲を指定して撮影することが可能なモード)、あるいはポートレートモード(背景をぼかして人物を撮影することが可能なモード)のように、機械絞りによる開口面積のコントロールによって効果を得ることができるモードであるかどうかを判断し、そのようなモードであればステップ114へ進み、そのようなモードなければステップ120へ進む。
つぎに上記ステップ106においてステップ108へ進んだ場合について説明する。
図3に、図2のステップ106からステップ108へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ108へ進む例としては、使用者が選択設定している撮影モードが、自動段階露出モード(カメラが自動的に露出を変えながら複数回像撮影することが可能なモード)や動画撮影モードのように、複数回の撮影にわたって、被写体ぶれに影響するシャッター速度や被写界深度に影響する機械絞りの開口面積を変化させたくないモードである場合が考えられる。
図3に示すステップ108において、カメラマイコン13は使用者が選択設定している撮影モードに応じて、撮影動作におけるシャッター速度の制御目標を、搭載しているシャッター機構で制御可能な最大および最小のシャッター速度の範囲および露出時間の最小可変幅のデータに基づき決定し、つぎのステップ109に進む。
ステップ107において、カメラマイコン13は現在使用者が選択設定している撮影モードが、例えば絞り優先モードや被写界深度優先モード(風景全体や人物のみといったようにピントの合う範囲を指定して撮影することが可能なモード)、あるいはポートレートモード(背景をぼかして人物を撮影することが可能なモード)のように、機械絞りによる開口面積のコントロールによって効果を得ることができるモードであるかどうかを判断し、そのようなモードであればステップ114へ進み、そのようなモードなければステップ120へ進む。
つぎに上記ステップ106においてステップ108へ進んだ場合について説明する。
図3に、図2のステップ106からステップ108へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ108へ進む例としては、使用者が選択設定している撮影モードが、自動段階露出モード(カメラが自動的に露出を変えながら複数回像撮影することが可能なモード)や動画撮影モードのように、複数回の撮影にわたって、被写体ぶれに影響するシャッター速度や被写界深度に影響する機械絞りの開口面積を変化させたくないモードである場合が考えられる。
図3に示すステップ108において、カメラマイコン13は使用者が選択設定している撮影モードに応じて、撮影動作におけるシャッター速度の制御目標を、搭載しているシャッター機構で制御可能な最大および最小のシャッター速度の範囲および露出時間の最小可変幅のデータに基づき決定し、つぎのステップ109に進む。
ステップ109において、カメラマイコン13はステップ108で決定した目標シャッター速度と組み合わせることでステップ104において決定した適正光量となる、機械絞り16の開口面積およびEC素子4の第1EC領域5の光透過率の制御目標を、ステップ103においてレンズマイコン7から送信されたEC素子4における光透過率制御が可能な領域、機械絞り16および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータに基づき決定し、つぎのステップ110に進む。
ステップ110において、カメラマイコン13はステップ109で決定した機械絞り16の目標開口面積が、ステップ103でレンズマイコン7から送信された機械絞り16における制御可能な最大および最小の開口面積の範囲内かどうかを判定し、範囲内であればステップ112へ進み、範囲外であればステップ111へ進む。
ステップ110において、カメラマイコン13はステップ109で決定した機械絞り16の目標開口面積が、ステップ103でレンズマイコン7から送信された機械絞り16における制御可能な最大および最小の開口面積の範囲内かどうかを判定し、範囲内であればステップ112へ進み、範囲外であればステップ111へ進む。
ステップ111へ進んだ場合においては、ステップ111でカメラマイコン13はステップ110での判定結果に基づいて、適正光量となる機械絞り16の目標開口面積および第1EC領域5の目標光透過率の組み合わせを変更してステップ110へ戻る。
一方、ステップ112へ進んだ場合においては、ステップ112でカメラマイコン13はステップ109あるいはステップ111で決定した第1EC領域5の目標光透過率が、ステップ103でレンズマイコン7から送信された第1EC領域5における制御可能な光透過率の範囲内かどうかを判定し、範囲内であればステップ126へ進み、範囲外であればステップ113へ進む。
ステップ113において、カメラマイコン13はステップ112での判定結果に基づいて、撮影モードに応じてステップ108で決定した目標シャッター速度を変更してステップ109へ戻る。
一方、ステップ112へ進んだ場合においては、ステップ112でカメラマイコン13はステップ109あるいはステップ111で決定した第1EC領域5の目標光透過率が、ステップ103でレンズマイコン7から送信された第1EC領域5における制御可能な光透過率の範囲内かどうかを判定し、範囲内であればステップ126へ進み、範囲外であればステップ113へ進む。
ステップ113において、カメラマイコン13はステップ112での判定結果に基づいて、撮影モードに応じてステップ108で決定した目標シャッター速度を変更してステップ109へ戻る。
つぎに上記ステップ107においてステップ114へ進んだ場合について説明する。
図4に、図2のステップ107からステップ114へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ114において、カメラマイコン13は使用者が選択設定している撮影モードに応じて、撮影動作における機械絞り16の開口面積の制御目標を、ステップ103においてレンズマイコン7から送信された機械絞り16における制御可能な最大および最小の開口面積の範囲および透過光量の最小可変幅のデータに基づき決定し、つぎのステップ115に進む。
ステップ115において、カメラマイコン13はステップ114で決定した機械絞り16の目標開口面積と組み合わせることでステップ104において決定した適正光量となる、シャッター速度およびEC素子4の第1EC領域5の光透過率の制御目標を、搭載しているシャッター機構で制御可能な露出時間の最小可変幅のデータ、ステップ103においてレンズマイコン7から送信されたEC素子4における光透過率制御が可能な領域および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータに基づき決定し、つぎのステップ116へ進む。
図4に、図2のステップ107からステップ114へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ114において、カメラマイコン13は使用者が選択設定している撮影モードに応じて、撮影動作における機械絞り16の開口面積の制御目標を、ステップ103においてレンズマイコン7から送信された機械絞り16における制御可能な最大および最小の開口面積の範囲および透過光量の最小可変幅のデータに基づき決定し、つぎのステップ115に進む。
ステップ115において、カメラマイコン13はステップ114で決定した機械絞り16の目標開口面積と組み合わせることでステップ104において決定した適正光量となる、シャッター速度およびEC素子4の第1EC領域5の光透過率の制御目標を、搭載しているシャッター機構で制御可能な露出時間の最小可変幅のデータ、ステップ103においてレンズマイコン7から送信されたEC素子4における光透過率制御が可能な領域および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータに基づき決定し、つぎのステップ116へ進む。
ステップ116において、カメラマイコン13はステップ115で決定した目標シャッター速度が、搭載しているシャッター機構で制御可能な最大および最小のシャッター速度の範囲内かどうかを判定し、範囲内であればステップ118へ進み、範囲外であればステップ117へ進む。
ステップ117へ進んだ場合においては、ステップ117でカメラマイコン13はステップ116での判定結果に基づいて、適正光量となるシャッター速度および第1EC領域5の目標光透過率の組み合わせを変更してステップ116へ戻る。
一方ステップ118へ進んだ場合においては、ステップ118でカメラマイコン13はステップ115あるいはステップ117で決定した第1EC領域5の目標光透過率が、ステップ103でレンズマイコン7から送信された第1EC領域5における制御可能な光透過率の範囲内かどうかを判定し、範囲内であればステップ126へ進み、範囲外であればステップ119へ進む。ステップ119において、カメラマイコン13はステップ118での判定結果に基づいて、撮影モードに応じてステップ114で決定した機械絞り16の目標開口面積を変更してステップ115へ戻る。
ステップ117へ進んだ場合においては、ステップ117でカメラマイコン13はステップ116での判定結果に基づいて、適正光量となるシャッター速度および第1EC領域5の目標光透過率の組み合わせを変更してステップ116へ戻る。
一方ステップ118へ進んだ場合においては、ステップ118でカメラマイコン13はステップ115あるいはステップ117で決定した第1EC領域5の目標光透過率が、ステップ103でレンズマイコン7から送信された第1EC領域5における制御可能な光透過率の範囲内かどうかを判定し、範囲内であればステップ126へ進み、範囲外であればステップ119へ進む。ステップ119において、カメラマイコン13はステップ118での判定結果に基づいて、撮影モードに応じてステップ114で決定した機械絞り16の目標開口面積を変更してステップ115へ戻る。
つぎに上記ステップ107においてステップ120へ進んだ場合について説明する。
図5に、図2のステップ107からステップ120へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ120において、カメラマイコン13は使用者が選択設定している撮影モードに応じて、撮影動作におけるEC素子4の第1EC領域5の光透過率の制御目標を、ステップ103においてレンズマイコン7から送信された第1EC領域5における光透過率の制御が可能な領域、最大および最小の光透過率の範囲および透過光量の最小可変幅のデータに基づき決定し、つぎのステップ121に進む。
ステップ121において、カメラマイコン13はステップ120で決定した第1EC領域5の目標光透過率と組み合わせることでステップ104において決定した適正光量となる、機械絞り16の開口面積およびシャッター速度の制御目標を、ステップ103においてレンズマイコン7から送信された機械絞り16における透過光量の最小可変幅のデータおよび搭載しているシャッター機構で制御可能な露出時間の最小可変幅のデータに基づき決定し、つぎのステップ122に進む。
図5に、図2のステップ107からステップ120へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ120において、カメラマイコン13は使用者が選択設定している撮影モードに応じて、撮影動作におけるEC素子4の第1EC領域5の光透過率の制御目標を、ステップ103においてレンズマイコン7から送信された第1EC領域5における光透過率の制御が可能な領域、最大および最小の光透過率の範囲および透過光量の最小可変幅のデータに基づき決定し、つぎのステップ121に進む。
ステップ121において、カメラマイコン13はステップ120で決定した第1EC領域5の目標光透過率と組み合わせることでステップ104において決定した適正光量となる、機械絞り16の開口面積およびシャッター速度の制御目標を、ステップ103においてレンズマイコン7から送信された機械絞り16における透過光量の最小可変幅のデータおよび搭載しているシャッター機構で制御可能な露出時間の最小可変幅のデータに基づき決定し、つぎのステップ122に進む。
ステップ122において、カメラマイコン13はステップ120で決定した機械絞り16の目標開口面積が、ステップ103でレンズマイコン7から送信された機械絞り16における制御可能な最大および最小の開口面積の範囲内かどうかを判定し、範囲内であればステップ124へ進み、範囲外であればステップ123へ進む。
ステップ123へ進んだ場合においては、ステップ123でカメラマイコン13はステップ122での判定結果に基づいて、適正光量となる機械絞り16の目標開口面積および目標シャッター速度の組み合わせを変更してステップ122へ戻る。
一方、ステップ124へ進んだ場合においては、ステップ124でカメラマイコン13はステップ121あるいはステップ123で決定した目標シャッター速度が、搭載しているシャッター機構で制御可能な最大および最小のシャッター速度の範囲内かどうかを判定し、範囲内であればステップ126へ進み、範囲外であればステップ125へ進む。ステップ125において、カメラマイコン13はステップ124での判定結果に基づいて、撮影モードに応じてステップ120で決定した第1EC領域5の目標光透過率を変更してステップ121へ戻る。
ステップ123へ進んだ場合においては、ステップ123でカメラマイコン13はステップ122での判定結果に基づいて、適正光量となる機械絞り16の目標開口面積および目標シャッター速度の組み合わせを変更してステップ122へ戻る。
一方、ステップ124へ進んだ場合においては、ステップ124でカメラマイコン13はステップ121あるいはステップ123で決定した目標シャッター速度が、搭載しているシャッター機構で制御可能な最大および最小のシャッター速度の範囲内かどうかを判定し、範囲内であればステップ126へ進み、範囲外であればステップ125へ進む。ステップ125において、カメラマイコン13はステップ124での判定結果に基づいて、撮影モードに応じてステップ120で決定した第1EC領域5の目標光透過率を変更してステップ121へ戻る。
つぎに上記したステップ112、ステップ118、ステップ124のそれぞれのステップから、ステップ126へ進んだ場合について説明する。
図6に、図3のステップ112,図4ステップ118,図5のステップ124からステップ126へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ126において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ109、111、114、121、123のいずれかで決定された機械絞り16の制御目標開口面積を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ127に進む。
図6に、図3のステップ112,図4ステップ118,図5のステップ124からステップ126へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ126において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ109、111、114、121、123のいずれかで決定された機械絞り16の制御目標開口面積を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ127に進む。
ステップ127において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ109,111,115,117,120のいずれかで決定された第1EC領域5の目標光透過率を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ128に進む。
ステップ128において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている第1EC領域5および第2EC領域6の駆動特性(例えば、駆動電圧―光透過率特性、駆動電圧印加時間―光透過率特性)を読み出し、これらの特性に従って第1ドライバ回路9および第2ドライバ回路10を介して第1EC領域5および第2EC領域6に駆動電力を供給し、第2EC領域6の光透過率を検出するフォトインタラプタ11の出力から推定できる第1EC領域5の光透過率を、ステップ127で送信された目標光透過率まで駆動し、つぎのステップ129に進む。
ステップ129において、レンズマイコン7は第3ドライバ回路17を介して機械絞り16に駆動電力を供給し、機械絞り16の開口面積をステップ126で送信された目標開口面積まで駆動し、つぎのステップ130に進む。
ステップ130において、レンズマイコン7は機械絞り16の開口面積および第1EC領域5の光透過率の設定終了をカメラマイコン13に送信して動作を終了させる。
ステップ128において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている第1EC領域5および第2EC領域6の駆動特性(例えば、駆動電圧―光透過率特性、駆動電圧印加時間―光透過率特性)を読み出し、これらの特性に従って第1ドライバ回路9および第2ドライバ回路10を介して第1EC領域5および第2EC領域6に駆動電力を供給し、第2EC領域6の光透過率を検出するフォトインタラプタ11の出力から推定できる第1EC領域5の光透過率を、ステップ127で送信された目標光透過率まで駆動し、つぎのステップ129に進む。
ステップ129において、レンズマイコン7は第3ドライバ回路17を介して機械絞り16に駆動電力を供給し、機械絞り16の開口面積をステップ126で送信された目標開口面積まで駆動し、つぎのステップ130に進む。
ステップ130において、レンズマイコン7は機械絞り16の開口面積および第1EC領域5の光透過率の設定終了をカメラマイコン13に送信して動作を終了させる。
以上の本実施例のカメラシステムによれば、カメラ本体に着脱可能な交換レンズ側からカメラ本体側に、機械絞り16および第1EC領域5のそれぞれの光量調節能力に関する情報を送信することで、選択された撮影モードに応じてカメラ本体側で決定される光量調節命令を交換レンズ毎の光量調節能力に合わせた命令とすることが可能となり、システム全般にわたって性能を充分に発揮したうえで、選択された撮影モードに応じた適切な光量調節制御を行なうことが可能となる。
また、光量調節能力に関する情報を、少なくとも機械絞り16における制御可能な最大および最小の開口面積と、第1EC領域5における制御可能な光透過率の範囲に関する情報とすることで、カメラ本体側で決定される機械絞り16の開口面積の変更で透過光量を制御する範囲と第1EC領域5の光透過率の変更で透過光量を制御する範囲を、交換レンズ毎に最適な範囲として決定することが可能となり、システム全般にわたって性能を充分に発揮したうえで、選択された撮影モードに応じた適切な光量調節制御を行なうことが可能となる。
さらに、光量調節能力に関する情報を、機械絞り16および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅に関するデータを含む情報とすることで、カメラ本体側で決定される機械絞り16の開口面積および第1EC領域5の光透過率の制御目標を、交換レンズ毎に選択された撮影モードに応じた適切な精度で決定することが可能となり、システム全般にわたって性能を充分に発揮したうえで、適切な光量調節制御を行なうことが可能となる。
上記実施例においては、主にカメラシステム(ビデオカメラ等も含む)について述べて来たが、前述したように、本実施例はカメラシステムに限ったものではなく、交換レンズやカメラ本体にも勿論適用可能であるし、さらに、カメラに限らないデジタルの(CCDやC−MOS等を用いた)画像記録装置に適用することは可能である。
また、光量調節能力に関する情報を、少なくとも機械絞り16における制御可能な最大および最小の開口面積と、第1EC領域5における制御可能な光透過率の範囲に関する情報とすることで、カメラ本体側で決定される機械絞り16の開口面積の変更で透過光量を制御する範囲と第1EC領域5の光透過率の変更で透過光量を制御する範囲を、交換レンズ毎に最適な範囲として決定することが可能となり、システム全般にわたって性能を充分に発揮したうえで、選択された撮影モードに応じた適切な光量調節制御を行なうことが可能となる。
さらに、光量調節能力に関する情報を、機械絞り16および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅に関するデータを含む情報とすることで、カメラ本体側で決定される機械絞り16の開口面積および第1EC領域5の光透過率の制御目標を、交換レンズ毎に選択された撮影モードに応じた適切な精度で決定することが可能となり、システム全般にわたって性能を充分に発揮したうえで、適切な光量調節制御を行なうことが可能となる。
上記実施例においては、主にカメラシステム(ビデオカメラ等も含む)について述べて来たが、前述したように、本実施例はカメラシステムに限ったものではなく、交換レンズやカメラ本体にも勿論適用可能であるし、さらに、カメラに限らないデジタルの(CCDやC−MOS等を用いた)画像記録装置に適用することは可能である。
1:カメラ本体
2:レンズ本体
3:撮影レンズ
4:EC素子
5:第1のEC領域
6:第2のEC領域
7:レンズマイコン
8:EEPROM
9:第1ドライバ回路
10:第2ドライバ回路
11:フォトインタラプタ
12:レンズ接点ユニット
13:カメラマイコン
14:撮像素子
15:カメラ接点ユニット
16:機械絞り
17:第3ドライバ回路
2:レンズ本体
3:撮影レンズ
4:EC素子
5:第1のEC領域
6:第2のEC領域
7:レンズマイコン
8:EEPROM
9:第1ドライバ回路
10:第2ドライバ回路
11:フォトインタラプタ
12:レンズ接点ユニット
13:カメラマイコン
14:撮像素子
15:カメラ接点ユニット
16:機械絞り
17:第3ドライバ回路
Claims (9)
- 透過光量を調整する光量調節手段を備えた交換レンズと、該交換レンズを着脱可能なカメラ本体とを有するカメラシステムであって、
前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段を有することを特徴とするカメラシステム。 - 前記カメラ本体が複数の撮影モードが選択可能な撮影モード選択手段を備えており、
前記カメラ本体に設けられた被写体の輝度を検出する測光手段と、
前記撮影モード選択手段により選択された撮影モードに応じ、前記測光手段の出力および前記交換レンズからの光量調節能力に関する情報に基づいて、光量調節命令を決定し、該決定された光量調節命令を前記光量調節手段に送信する光量調節命令手段を有することを特徴とするカメラシステム。 - 前記光量調節手段は、機械的に開口面積を変更することで透過光量を制御することが可能な第1の光量調節手段と、光透過状態を調節可能な物性素子を用いて透過光量を制御することが可能な第2の光量調節手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載のカメラシステム。
- 前記第1の光量調節手段および前記第2の光量調節手段は、前記カメラ本体からの前記光量調節命令に基づいて制御されることを特徴とする請求項3に記載のカメラシステム。
- 前記光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段は、前記第1の光量調節手段における制御可能な最大および最小開口面積と、前記第2の光量調節手段における透過光量の可変範囲に関するデータとを、前記カメラ本体に送信することを特徴とする請求項1または請求項3に記載のカメラシステム。
- 前記光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段は、前記第2の光量調節手段における透過光量の可変領域に関するデータを含む情報を、前記カメラ本体に送信することを特徴とする請求項1または請求項3に記載のカメラシステム。
- 前記光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段は、前記第1および前記第2の光量調節手段のうち、少なくとも一方における透過光量の最小可変幅に関するデータを含む情報を、前記カメラ本体に送信することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のカメラシステム。
- 透過光量を調整する光量調節手段を備え、カメラ本体に着脱可能な交換レンズであって、
前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段を有することを特徴とする交換レンズ。 - 透過光量を調整する光量調節手段を備えた交換レンズに対して着脱可能なカメラ本体であって、
前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記交換レンズから受信し、受信した情報に基づいて前記光量調節手段に光量調節命令を送信する光量調節命令手段を有することを特徴とするカメラ本体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004295379A JP2006106509A (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | カメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004295379A JP2006106509A (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | カメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006106509A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10139654B2 (en) | 2015-09-25 | 2018-11-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical apparatus that reduces driving noised by adjusting light transmissivity and camera system |
-
2004
- 2004-10-07 JP JP2004295379A patent/JP2006106509A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10139654B2 (en) | 2015-09-25 | 2018-11-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical apparatus that reduces driving noised by adjusting light transmissivity and camera system |
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