JP2006171145A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 合焦速度を犠牲にすることなく合焦精度の高いカメラを提供する。
【解決手段】 撮影光学系と第一の焦点検出手段と、第二の焦点検出手段と、前記第一若しくは第二の焦点検出手段から得られる焦点検出信号で前記撮影光学系の少なくとも一部のレンズを光軸方向に駆動して合焦動作を行う焦点検出制御手段を有するカメラにおいて、第1の焦点検出手段からの焦点検出信号で合焦動作中に所定値以上の焦点のずれを検出した場合は、第二の焦点検出手段からの焦点検出信号での合焦動作に切換え、第二の焦点検出手段で合焦後、第一の焦点検出手段からの焦点検出信号での合焦動作に切換える切換え手段を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の焦点検出手段を持つデジタルカメラにおける焦点検出制御に関するものである。
ビデオカメラやデジタルカメラでは撮像素子によるオートフォーカス(自動焦点調節=AF:以下AFと略す)、所謂コントラスト(山登り)AFが主流となっている。このコントラストAFは撮像素子の画像信号を利用しているので、合焦の精度はかなり正確である。しかし、コントラストAFは銀塩カメラで使われているパッシブAFやアクティブAFに比べて、前述のように撮像素子の画像信号を信号処理するために、処理するデータ量が多く焦点検出に時間が掛かるため、コントラストAFに加え、TTL(スルー・ザ・レンズ)の位相差AFや外測のAF方式など別のAF方式を併用して焦点調節するカメラも提案されている。
また、一眼レフタイプのデジタルカメラでは、コントラストAFは使用せず、位相差AFのみの信号で合焦動作させるものが一般的である。
特開平7−43605号公報では、位相差方式とコントラスト方式の2つの焦点検出手段を持ち、位相差方式で大まかなAFを行った後にコントラスト方式で微調してレンズを合焦させるようにしている。また、位相差方式で合焦不能のときはコントラスト方式で合焦動作を行うようにしている。このようなカメラでは位相差方式で合焦位置近傍までフォーカスレンズを駆動させ、コントラスト方式で微調を行うため、コントラスト方式による合焦動作は僅かで済むために合焦動作がコントラスト方式のみ場合より早くなる場合が多い。
特開平7−43605号公報
しかしながら前述のように、コントラストAFに加え別のAF方式を併用して焦点調節するカメラでは、合焦速度の速いAFでまず合焦動作を行い、最後にコントラストAFで微調して合焦させるが、コントラストAF時に急に被写体が移動したりして、コントラスト値が急に大きく変化した場合には、フォーカシングレンズを駆動してコントラストのピークを走査しなければならず、合焦に時間が掛かることになり、せっかくAF方式を複数持っていても、生かせないことが有った。また、位相差AFのみでの合焦動作では、位相差AFで使用するセンサと実際に撮像するセンサが異なるために、合焦の精度としてはコントラスト方式のAFよりも劣ってしまう。
本発明の目的は、合焦速度を犠牲にすることなく合焦精度の高いカメラを提供することである。
以上のような目的を達成するために請求項1の発明は、撮影光学系と第1の焦点検出手段と、第2の焦点検出手段と、前記第1若しくは第2の焦点検出手段から得られる焦点検出信号で前記撮影光学系の少なくとも一部のレンズを光軸方向に駆動して合焦動作を行う焦点検出制御手段を有するカメラにおいて、第1の焦点検出手段からの焦点検出信号で合焦動作中に所定値以上の焦点のずれを検出した場合は、第2の焦点検出手段からの焦点検出信号での合焦動作に切換え、第2の焦点検出手段で合焦後、第1の焦点検出手段からの焦点検出信号での合焦動作に切換える切換え手段を有することを特徴としている。
請求項2の発明は、第1の焦点検出手段は前記撮影光学系を介した光束を受けて、輝度信号の変化からコントラストのピークを検出するコントラストAF、第2の焦点検出手段は前記撮影光学系を介した光束を受けて、1対の被写体像の位相差からデフォーカス量を算出する位相差AFであることを特徴としている。
請求項3の発明は、第2の焦点検出手段は、撮影光学系とは異なる光学系を介した光束を受けて焦点検出を行うことを特徴としている。
請求項4の発明は、第2の焦点検出手段からの信号で合焦動作を行うときの合焦速度は、第1の焦点検出手段からの信号で合焦動作を行うときの合焦速度より速いことを特徴としている。
以上説明したように請求項1の発明によれば、第1の焦点検出手段と、第2の焦点検出手段と、前記第1若しくは第2の焦点検出手段から得られる焦点検出信号で撮影光学系の少なくとも一部のレンズを光軸方向に駆動して合焦動作を行う焦点検出制御手段を有する構成のカメラにおいて、第1の焦点検出手段からの焦点検出信号で合焦動作中に所定値以上の焦点のずれを検出した場合は、第2の焦点検出手段からの焦点検出信号での合焦動作に切換え、第2の焦点検出手段で合焦後、第1の焦点検出手段からの焦点検出信号での合焦動作に切換える切換え手段を有することにより、合焦速度を犠牲にすることなく合焦精度の高いカメラを提供することが出来る。
請求項2の発明によれば、撮影光学系を介した光束を受けて、合焦速度は遅いが合焦精度の良いコントラストAFと、合焦速度は速いが合焦速度はコントラストAFより劣る位相差AFを組み合わせることにより、合焦速度を犠牲にすることなく合焦精度の高いカメラを提供することが出来る。
請求項3の発明によれば、撮影光学系を介した光束を受けて、合焦速度は遅いが合焦精度の良いコントラストAFと、撮影光学系とは異なる光学系を介した光束を受けて焦点検出を行う焦点検出手段を組み合わせることにより、合焦速度を犠牲にすることなく合焦精度の高いカメラを提供することが出来る。
請求項4の発明によれば、第2の焦点検出手段からの信号で合焦動作を行うときの合焦速度を、第1の焦点検出手段からの信号で合焦動作を行うときの合焦速度より速くすることにより、撮影者に不快な思いをさせることなく、素早く合焦動作を行うことが可能なカメラを提供することが出来る。
図1は、本実施の形態のカメラの構成を示すブロック図である。図2は本実施の形態のカメラの概略の光学配置図である。図1、図2において、1は撮影レンズユニットである。2,3,6,7は撮影レンズであり、3は撮影光軸L1上を移動して撮影倍率を変更するバリエータレンズ、7は撮影光軸L1上を移動して焦点を調節するフォーカシングレンズである。4は複数の羽根の移動による重なり量の変化により複数の絞り径を形成して撮影光量を調節する絞りであり、本実施例では絞り形状が略円形状になるアイリス絞りである。5は撮影光学系の透過光量を調節する光学素子であり、NDフィルタや駆動電圧の変化により光の透過率を制御する透過型の液晶などを用いる。この透過光量を調節する光学素子5は、絞り4の絞り径を小さくしていくと回折現象によって、画像の劣化を招くので所定値以下の絞り径にならないようにするためのものである。
8は第1の光電変換手段と第2の光電変換手段とに光束を分割するビームスプリッタであり、本実施例ではハーフミラーを用いている。9は露光制御を行うシャッタであり、10はモアレを防止する光学ローパスフィルタ(LPF)であり、赤外カットフィルタや色補正フィルタなどと張り合わせて用いられることが多い。11は第1の光電変換手段であり光学像を電気信号に変換するCCDなどの撮像素子である。この撮像素子11の輝度信号の変化(コントラスト)を検知して、コントラストのピークを検出する公知のコントラスト(山登り)AFを行う(第1の焦点検出手段)。図2から明らかなように本実施例のカメラは、TTLにてコントラストAFと位相差AFが可能な構成をとっている。ただし、本発明はこの構成に限定されるものではなく、2つの焦点検出手段を有していれば良く、TTLの位相差AFの代わりに撮影光学系とは別の光学系を介した光束を受けて焦点検出を行う、所謂外測の位相差AFや三角測距方式(アクティブ方式)のAFを用いてももちろん良い。
12は1次結像面に形成される像を第1の焦点検出手段に導く分割フィールドレンズである。14は焦点検出に有害な赤外光を取り除くための赤外カットフィルタである。15は第2の光電変換手段である焦点検出センサ16上に複数の被写体光束を再結像させるための二次結像レンズである。16はCCDや1対のラインセンサを複数持つ焦点検出センサである。この焦点検出センサ16で異なる瞳を通過した被写体光の2つの像のずれ量を検出する公知の位相差AFを行う(第2の焦点検出手段)。55は位相差演算部であり、焦点検出センサ16で検出した2つの像のずれ量からデフォーカス量を演算して、フォーカシングレンズ7を焦点位置まで駆動するようにシステム制御回路50を介して、焦点検出制御手段42に駆動信号を送る。
17はA/D変換器であり、撮像素子11のアナログ信号出力をディジタル信号に変換する。18はタイミング発生回路であり、撮像素子11、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するもので、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
20は画像処理回路であり、 A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、焦点検出制御手段42に対して制御を行うTTL方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータは画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いは直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いは画像記録メモリ30に書き込まれる。23はコントラスト演算部であり、通常画像処理回路20に含まれるが、説明の便宜上分けて説明する。コントラスト演算部23は撮像素子11の輝度信号の変化(所謂コントラスト)を検出し、コントラストが最大になるように即ちピントが合っている位置にフォーカシングレンズ7を駆動するようにシステム制御回路50を介して、焦点検出制御手段42に駆動信号を送る。
24は画像表示メモリである。26はD/A変換器である。28はTFT LCD等からなる画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、動画表示を実現することが可能である。また画像表示部28は、電池残量表示、ストロボ充電完了表示、装置のモード設定時の選択画面表示、時刻・日付表示などにも用いられる。画像表示部28に用いられている表示素子はTFT方式などの液晶表示板である。
30は画像記録メモリであり、撮影した静止画像や動画像を格納する。画像記録メモリ30は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影や動画撮影など、高速かつ大量の画像書き込みを画像記録メモリ30に対して行うことが可能となる。また、画像記録メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は圧縮・伸長回路であり、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する。圧縮・伸長回路32では、画像記録メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータを画像記録メモリ30に書き込む。
40はシャッタ9の駆動を制御する露光制御手段であり、42は撮影レンズユニット1のフォーカスを行うためにフォーカシングレンズ7の駆動制御する焦点検出制御手段である。46は撮影レンズユニット1のズーミングを行うためにバリエータレンズ3の駆動制御するズーム制御手段である。43はフィルタ制御手段。45は絞り制御手段である。画像処理回路20により撮像された被写体の明るさを測定し(測光)その結果から絞り制御手段45に信号が送られ、絞り4を駆動する。この時、小絞りによる回折を防止するために、明るい被写体に対しても所定の絞り径よりも小さく絞らないように制御している。40,42,45,46の各制御手段はステッピングモータやプランジャなどのアクチュエータを用いている。またフィルタ制御手段43は、減光光学素子5がNDフィルタの場合にはNDフィルタを撮影光路上に挿脱させるためのアクチュエータとして、ステッピングモータやプランジャを用いる。また、減光光学素子5が透過型の液晶表示板などの素子自体の濃度を変えて光量調節を行う場合は、フィルタ制御手段43は減光光学素子5に印加する電圧や電流を制御する。
48はストロボであり、被写体に向けて閃光発光を行い被写体を照明する。
50はシステム制御回路であり、本発明のカメラ全体の動作を制御する中央演算ユニット(CPU)である。従ってどちらの焦点検出手段からの信号を用いて合焦動作させるかの切換えの判断もシステム制御回路50で行うことになる。52はメモリであり、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられ、撮影者が設定するカスタムファンクションの設定やメッセージ等を記憶する。
60、62、64、66は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。具体的には60は電源スイッチであり、カメラの電源のON・OFFを行う。62はズームスイッチであり撮影レンズの焦点距離の変更を指示する。64はレリーズスイッチであり、第一ストロークのスイッチONでAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等の動作開始を指示し、第二ストロークのスイッチONで引き続きシャッタ9の開閉、撮像素子11から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、画像記録メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体100に画像データを書き込む記録処理という一連のレリーズ処理の動作開始を指示する。
70は電源制御回路であり、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切換えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。72、74はコネクタである。76は電源であり、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、リチウムイオン電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
80はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェースである。82はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。さらに、インタフェース90、そしてコネクタ92を規格に準拠したメモリカードを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
100はメモリカードやハードディスク等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部102、装置本体側とのインタフェース104、装置本体側コネクタ80と接続を行うコネクタ106とを備えており、装置本体に着脱可能に設けられている。この記録媒体100と画像記録メモリ30は、互いに記録されている画像ファイルの移動やコピーが可能である。
図3は本実施の形態のカメラのコントラストAF時の概略の動作を示したフローチャートである。以下図3を基に動作の説明を行う。
まずステップS101にて、レリーズスイッチ64の第一ストロークがONされたなら、コントラストAFモードであるか否かを判断する。本発明のカメラでは、通常は合焦速度の速い位相差AFで焦点検出を行いフォーカシングレンズを焦点近傍まで持っていき、次に焦点検出精度がより高いコントラストAFで微調するようにしている。しかし、例えば撮影のスピードよりもピントを優先させたいときには、位相差AFは用いずにコントラストAFのみで焦点検出を行うようにしたり、また逆に、撮影のスピードが求められる場合には位相差AFのみの焦点検出情報で撮影を行うことも可能である。
ステップS101では位相差AFとコントラストAFのどちらのAF方式を使うのかを判断する。コントラストAFだと判断すると、ステップS102にてコントラストAFを開始する。ここで通常の撮影モードでは、すでに位相差AFでフォーカシングレンズ7を合焦点近傍まで移動させているので、ステップS102のコントラストAFでのフォーカシングレンズ7の駆動量は微調程度の僅かな量である。
ステップS103ではコントラストAF中は常に撮像素子11からのコントラストの変化をモニタリングしており、検出されたコントラスト値が前回検出されたコントラスト値よりも所定値以内で変化した場合、即ち所定値以下の焦点のずれを検出した場合には、引き続きコントラストAFで合焦動作を行う。しかしながら、検出したコントラスト値が所定値以上大きく変化した場合(例えば被写体が急に動いたときなど)には、コントラストAFでは前ピン側か後ピン側かどちらに変化したか判断できないので、コントラスト値が大きく変化した場合には、フォーカスレンズ7を無限方向若しくは至近方向に大きく駆動してコントラストのピークを検出する動作(サーチ動作)を行わなければならず、またピークを検出するためには1度ピークを通過するまでフォーカスレンズ7を駆動して、再度ピーク位置に戻す動作が必要で、尚且つ撮像素子11からの信号で撮像処理も行われるために、信号処理自体にも時間が掛かるために、コントラスト方式では焦点検出に時間が掛かってしまう。そこで後述するように検出したコントラスト値が所定値以上大きく変化した場合には、ステップS106にて位相差AFへ切換えて、合焦動作に時間が掛かるのを極力防ぐようにしている。尚、本実施例で述べるサーチ動作とはコントラストAFではフォーカシングレンズを無限端から至近端まで順不同で駆動させながら焦点検出を行う動作のことである。例えばフォーカシングレンズが至近端の方に近い位置にある場合は、まず至近端まで焦点検出しながらレンズを移動し、その後無限端方向にレンズを移動してコントラストのピークを検出する。位相差AFの場合は、レンズの駆動方向が2つの像のずれ方向からわかるので、レンズを所定の方向に駆動して焦点検出を行い、レンズの移動途中で合焦した場合は、そこで駆動を停止する。従って同じサーチ動作でも位相差AFでのサーチ動作の方が、レンズの駆動スピードも早くレンズの移動量も短い場合が多いので、合焦する時間は短くなる。
ステップS104にて合焦したと判断したならば、フォーカシングレンズ7の駆動を停止し、ステップS105でレリーズスイッチ64の第二ストロークがONされたなら、シャッタ9の開閉、撮像素子11から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、画像記録メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体100に画像データを書き込む記録処理という一連の撮影動作を行う。
ステップS101にて位相差AFモードの場合、或いはステップS103にてコントラストAF時に所定値以上のコントラスト値の変化量を検出した場合(即ちフォーカスレンズ7の駆動移動量が大きくなる場合)は、ステップS106にてコントラストAFから位相差AFへ切換えて焦点検出を行う。ステップS107にて位相差AFで合焦したならば、ステップS108にてコントラストAFに切換えて合焦動作を行い、ステップS109にてコントラスト値の変化量が所定値以内の場合は、ステップS104へ飛び、ステップS104にて合焦と判断したなら、撮影処理に移る(ステップS105)。ここでステップS104にて非合焦と判断したなら、後述するステップS114にてコントラストAFによるサーチ動作を開始する。
ステップS107にて非合焦と判断したならば、ステップS110にて位相差AFによるコントラストAFよりも高速にフォーカシングレンズを大きく移動させて焦点検出を行うサーチ動作を行う。ステップS111にて合焦と判断したなら、ステップS108にてコントラストAFによる合焦動作に切換える。
ステップS111にてサーチしても合焦しない場合は、ステップS112にて位相差AFからコントラストAFに切換える。ステップS113にてコントラスト値の変化量を検出して所定値以内の場合はステップS104にて合焦判定を行う。ステップS113にてコントラスト値の変化量が所定値以上の場合には、コントラストAFによるサーチ動作を行う(ステップS114)。
ステップS115でサーチ動作中に合焦と判断したならば、ステップS105へ移行して撮影動作を開始する。ステップS115にて非合焦と判断したなら、AF非合焦表示を画像表示部28などに表示してAFの動作を終了する。
前述の図3のフローチャートでは、静止画撮影を例にして説明を行ったが、動画撮影に関しても記録中に同様のAFの切換え処理をすることにより、素早く被写体に合焦させることが可能である。
カメラの構成を示すブロック図 カメラの概略の光学配置図 実施例の動作を示すフローチャート
符号の説明
1 撮影レンズユニット
7 フォーカシングレンズ
11 第1の光電変換素子
16 第2の光電変換素子
23 コントラスト演算部
42 焦点検出制御手段
50 システム制御回路
55 位相差演算部

Claims (4)

  1. 撮影光学系と、第1の焦点検出手段と、第2の焦点検出手段と、該第1若しくは第2の焦点検出手段から得られる焦点検出信号で前記撮影光学系の少なくとも一部のレンズを光軸方向に駆動して合焦動作を行う焦点検出制御手段を有するカメラにおいて、
    前記第1の焦点検出手段からの焦点検出信号で合焦動作中に所定値以上の焦点のずれを検出した場合は、前記第2の焦点検出手段からの焦点検出信号での合焦動作に切換え、前記第2の焦点検出手段で合焦後、前記第1の焦点検出手段からの焦点検出信号での合焦動作に切換える切換え手段を有することを特徴とするカメラ。
  2. 前記第1の焦点検出手段は前記撮影光学系を介した光束を受けて、輝度信号の変化からコントラストのピークを検出するコントラストAF、前記第2の焦点検出手段は前記撮影光学系を介した光束を受けて、1対の被写体像の位相差からデフォーカス量を算出する位相差AFであることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記第2の焦点検出手段は、前記撮影光学系とは異なる光学系を介した光束を受けて焦点検出を行うことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  4. 前記第2の焦点検出手段からの信号で合焦動作を行うときの合焦速度は、前記第1の焦点検出手段からの信号で合焦動作を行うときの合焦速度より速いことを特徴とする請求項1、2、3に記載のカメラ。
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