JP5253207B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、露光中に焦点距離の調整が可能なズームレンズを有する撮像装置において、初心者であっても簡単に露光間ズーム撮影を行える撮影モードを提供する技術に関するものである。
露光間ズームは従来から画像周辺が放射状に流れたような特殊効果を得るための撮影技法として広く知られている。しかしながら、露光中にズーム駆動を手動で行うためには非常に高度な技術が必要であり、撮影者の熟練を要する。このような背景から、特許文献1に挙げられるように電動でズームレンズを動かし、露光タイミングと同期させる技術が開示されている。
ところで露光間ズーム撮影においては、ズームレンズの駆動による焦点距離の調整を必ずしも一定速度で行う必要はなく、露光中に焦点距離を一時的に固定する技法を用いることがある。その理由は、撮影した画像中に核となる鮮明な画像を残すためである。つまり焦点距離を固定している期間における像は、ズーム駆動を一定速度で行っているときの像に比べて明るく鮮明に露光される。そのため、撮影された画像ではその焦点距離での被写体像が核となって形成されることになる。なお、露光間ズーム撮影中に変化させる焦点距離については、短焦点側(ワイド側)から長焦点側(テレ側)に変化させてもよいし、逆にテレ側からワイド側に変化させても構わない。
さらにここで、バリフォーカルレンズについて簡単に説明する。バリフォーカルレンズを用いたカメラでは、ズームレンズを駆動して焦点距離を変化させると、それに伴ってフォーカスレンズによる合焦状態も変化し、ずれが生じる。そのため、ズームレンズを駆動した場合であっても常に被写体に対して適正な合焦状態を実現するためには、フォーカスレンズの位置補正が必要となる。近年のカメラでは、焦点距離と被写体距離に応じたフォーカスレンズの位置情報をもっているものが多く見受けられる。また、これらのカメラには電力消費や回路形成等の都合により、ズームレンズとフォーカスレンズを同時に動かすことができない製品もある。この場合にはズームレンズの駆動後にフォーカスレンズを追従させて駆動する方法がとられる。
図6はそのようなバリフォーカルレンズを備えたカメラにおける露光間ズーム撮影について、一連の動きの例示した図であり、図7はその処理の流れを例示したフローチャートである。なお、ここでの露光間ズーム撮影についてはシャッタレリーズスイッチの操作によって実行される。つまり図6に示すように、シャッタレリーズスイッチの半押し操作によって第1のスイッチ(以下、SW1と呼ぶ)がオン状態となって合焦処理が行われる。その後、シャッタレリーズスイッチの全押し操作によって第2のスイッチ(以下、SW2と呼ぶ)がオン状態となったときにズーム駆動が開始する。
図7に示すように、先ず撮影者によって露光間ズーム撮影を行うモードに切り替えられたカメラにおいて、必要に応じてズーム開始位置(初期位置)までズームレンズが移動する(S301参照)。その後、S302にて撮影準備処理が行われ、S303にてシャッタレリーズスイッチの操作状態が判別される。つまりシャッタレリーズスイッチが半押し状態で押下されてSW1のオン状態を検知すると、カメラはS304にて合焦処理を行い、フォーカスレンズを駆動させ被写体に合焦させる。続くS305にてシャッタレリーズスイッチの操作状態が判別される。つまりシャッタレリーズスイッチが全押し状態で押下されてSW2のオン状態が検知されると、露光間ズームの処理が始まる。S306にてズームレンズの駆動が開始され、次のS307にて露光が開始される。図6では、ズーム駆動が開始される際のズーム位置を「ズーム位置A」としている。
S308にて所望のズームレンズ停止位置までズームレンズが達した後に、S309でズームレンズが停止する。図6では、ズームレンズの停止位置を「ズーム位置B」としている。その後、S310にてフォーカスレンズを駆動する。ズームレンズの停止位置はズーム位置Bであり、S310で駆動させるフォーカスレンズの目標位置は、ズームレンズの位置におけるフォーカスレンズの合焦位置となるので、「ズーム位置Bにおけるフォーカス合焦位置」となる。その位置はズーム位置Aにおける合焦処理(S304)にて求めたフォーカスレンズ位置から算出する。
その後、S311にて露光時間が経過したか否かが判定され、露光時間の経過後にS312に進み、露光が終了する。このとき、ズームレンズが駆動中であった場合にはS313にてズームレンズを停止させる。そしてS314にて、撮影画像に係る画像処理を行い、S315にて画像データを記憶する。
特公平7−23949号公報
ところで、従来のカメラでは、露光間ズーム撮影におけるズームレンズの駆動停止とフォーカスレンズの駆動タイミングに関して、以下のような問題がある。
図6のズーム位置Bにおいて被写体にフォーカスレンズが合焦するのは、S310でフォーカスレンズを駆動した後である。従って、露光中にレンズがズーム位置Bで停止している際に被写体に合焦している期間(合焦露光期間)は、図示のように露光期間が終了する前の期間となる。特に、図6に示すように露光終了の時点がズームレンズの駆動停止の時点よりも後である場合には、全体の露光時間に対して、ズームレンズの停止中の露光時間が占める比率が大きくなる。これにより、そのときの画像が強く鮮明に露光され、その画像が撮影画像の核となる。このように、ズームレンズの駆動停止中に焦点距離を固定した状態で強く鮮明に露光される画像については、よりフォーカスレンズが合焦している画像の方が望ましい。しかし図6に示すように、ズームレンズの停止後にフォーカスレンズの駆動を行うための時間によって、被写体に合焦している期間が侵食されてしまうことになる。
そこで、本発明はズーム駆動とフォーカス駆動を異なるタイミングで行う必要があるカメラにおいて、ズーム駆動の停止後において強く鮮明に露光される画像に対して直ちに合焦状態が得られるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明に係る撮像装置は、露光間ズーム撮影の機能を有する撮像装置であって、第1焦点距離に対応する第1ズーム位置から、該第1焦点距離とは異なる第2焦点距離に対応する第2ズーム位置へとズームレンズの駆動を行うズーム駆動制御手段と、前記第1ズーム位置において被写体に合焦するフォーカスレンズの位置である第1合焦位置を検出するフォーカス制御手段と、撮像素子への露光中のズーム駆動を制御する制御手段を備える。前記制御手段は、露光間ズーム撮影にて前記第2ズーム位置に到達する前に、前記第2ズーム位置において被写体に合焦するフォーカスレンズの位置である第2合焦位置に向けて前記フォーカスレンズの駆動を開始させ、前記フォーカスレンズの移動を終了した後に前記ズームレンズの移動を開始させる。
本発明に係る撮像装置の制御方法は、露光間ズーム撮影の機能を有する撮像装置の制御方法であって、第1焦点距離に対応する第1ズーム位置から、該第1焦点距離とは異なる第2焦点距離に対応する第2ズーム位置へとズームレンズの駆動を行うズーム駆動工程と、前記第1ズーム位置において被写体に合焦するフォーカスレンズの位置である第1合焦位置を検出する工程と、露光間ズーム撮影における前記ズーム駆動工程で、前記第2ズーム位置に到達する前に、前記第2ズーム位置において被写体に合焦するフォーカスレンズの位置である第2合焦位置に向けて前記フォーカスレンズの駆動を開始させる工程と、前記フォーカスレンズの移動が終了した後に前記ズームレンズの移動を開始させる工程を有する。
本発明によれば、ズームレンズとフォーカスレンズを同時に駆動できない撮像装置であっても、撮影画像として鮮明な画像を核としてもった所望の露光間ズームの効果を得ることができる。
図2乃至5と併せて本発明の一実施形態を説明するための図であり、撮像装置の構成例を示すブロック図である。 駆動制御ブロックの要部を例示した図である。 露光間ズーム撮影における処理の流れを例示した説明図である。 露光間ズーム撮影における処理の流れの別例を示した説明図である。 露光間ズーム撮影の処理例を示すフローチャートである。 従来の露光間ズーム撮影における処理の流れを示す説明図である。 従来の露光間ズーム撮影の処理例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。なお以下に示す実施形態は本発明の技術的範囲を狭く限定するものではなく、また以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが前記課題の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態の一例である撮像装置を説明するためのブロック図である。
本実施形態に示す撮像装置の光学系は3群構成とされ、以下ではズーム制御に関与する1群レンズ101をズームレンズと呼び、振れ補正に関与する2群レンズ103をシフトレンズと呼ぶ。そして、合焦調整に関与する3群レンズ104をフォーカスレンズと呼ぶことにする。
ズームレンズ101は、光軸方向に沿って位置を変更することが可能とされ、焦点距離を変えることで倍率変更を行うためのレンズである。そしてズーム制御手段を構成するズーム駆動制御部109が設けられており、ズームレンズ101を駆動制御する。
ズームレンズ101の後段にはシャッタ・絞り102が露光手段として配置されている。露光制御手段を構成するシャッタ・絞り駆動制御部110が設けられており、シャッタ・絞り102を駆動制御する。
シフトレンズ103は、光軸に対して垂直な平面内での位置を変更することが可能とされ、振れ補正光学系を構成するレンズである。このシフトレンズ103に対してシフトレンズ駆動制御部111が設けられており、シフトレンズ103を駆動制御する。
フォーカスレンズ104は、光軸方向に沿って位置を変更することが可能な合焦調整用レンズである。そして合焦制御手段を構成するフォーカス駆動制御部112が設けられており、被写体の合焦状態を決定するためにフォーカスレンズ104を駆動制御する。
撮像及び信号処理系回路は、撮像素子105、撮像信号処理部106、映像信号処理部107によって構成される。
撮像素子105は上記レンズ群を通ってきた光像を受光してこれを電気信号に変換する。その後段に位置する撮像信号処理部106は、撮像素子105が出力した電気信号を映像信号に変換する。そして映像信号処理部107は、撮像信号処理部106が出力した映像信号に対して所定の加工処理を施し、映像表示が可能な信号を出力する。液晶モニタ等を用いた画像表示部108は画像表示手段を構成し、映像信号処理部107の出力信号に基づいて、必要に応じて画像表示を行う。表示制御部113は撮像及び信号処理系回路の制御を担当し、撮像動作や表示動作を制御する。
システム全体の制御については一般にコンピュータを用いて、これにより解釈及び実行されるプログラムに従って行われる。例えばCPU(中央演算処理装置)等を用いたシステム制御部118がシステム全体を制御する。
電源部114はシステムの各構成部に対して必要に応じて電源電圧を供給する。外部入出力端子部115には、図示しない外部装置との間で行われる通信信号や、映像信号及び音声信号が入力され又はこれらの信号が当該端子部から出力される。操作部116はシステムを操作するための操作手段であり、装置本体の各種操作スイッチや遠隔操作装置の操作スイッチ等を含む。また記憶部117は、映像情報、時間情報、設定情報等の様々なデータの記憶手段や一時記憶手段として使用される。記憶部117にはさらにシステム制御部118によって解釈されて実行される各種プログラムを記憶するためのメモリ装置も含まれる。
次に、上記撮像装置の動作について説明する。
操作部116はシャッタレリーズボタンを有しており、該ボタンは、押し込み量に応じて第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2が順にオン状態となるように構成されている。すなわちシャッタレリーズボタンを約半分押し込んだときに(第1の操作)、SW1がオン状態となり、さらにシャッタレリーズボタンを最後まで深く押し込んだときに(第2の操作)、SW2がオン状態となる。
操作部116のSW1がオン状態になると、その信号をシステム制御部118が受けてフォーカス駆動制御部112、シャッタ・絞り駆動制御部110に制御信号が送出される。これによりフォーカス駆動制御部112はフォーカスレンズ104を駆動して合焦調整を行うとともに、シャッタ・絞り駆動制御部110がシャッタ・絞り102を駆動して露光量を適正な値に設定する。
その後さらにSW2がオン状態になると、その信号をシステム制御部118が受けてその制御下で、撮像素子105に露光された光像から得られた画像データを記憶部117に記憶する。このとき、操作部116を用いて、振れ補正機能を働かせるためのオン指示があった場合には、システム制御部118がシフトレンズ駆動制御部111に対して制御信号を送出して振れ補正動作を指示する。これを受けたシフトレンズ駆動制御部111は、振れ補正機能のオフ指示がなされるまでの間、振れ補正動作を行う。
また操作部116が一定時間以上に亘って操作されなかった場合に、システム制御部118は消費電力節減のために画像表示部108等への電源供給の遮断指示を出すことで、電源管理を統括する。尚、操作部116を用いたズームレンズ101による焦点距離調整の指示をシステム制御部118が受けた場合に、システム制御部118から指示を受けたズーム駆動制御部109が指示されたズーム位置へとズームレンズ101を移動させる。この移動と併せて、撮像素子105で撮像した後に各信号処理部106,107にて処理された画像情報に基づいてシステム制御部118がフォーカス制御を指示する。つまり、システム制御部118から指示を受けたフォーカス駆動制御部112がフォーカスレンズ104を駆動して合焦調整を行う。また、露光間ズーム撮影を行う際には、操作部116の操作によって露光間ズーム撮影が開始され、ズームレンズ101の駆動や、撮像素子105における露光動作が開始される。
図2は、図1に示すズーム駆動制御部109とフォーカス駆動制御部112の詳細なブロック図である。
ズーム駆動制御部109において、ズームモータ201はズームレンズ101を駆動するための駆動手段であり、焦点距離を変更する。そしてズームモータ駆動回路202は、ズームモータ201を駆動させるアナログ回路である。
ズームレンズ101の位置検出手段として、ズームリセット位置検出部203とズーム位置検出部204が設けられている。ズームリセット位置検出部203は、ズームレンズ101のリセット位置を検出し、ズーム制御上の基準位置を取得する。またズーム位置検出部204は、ズームレンズ101の位置を検出する。
ズーム制御部205は、ズーム位置検出部204が出力する検出信号に応じてズームレンズ101の移動量を制御し、その制御量に従ってズームモータ駆動回路202を介して、ズームモータ201を回転させ、ズームレンズ101を駆動する。
露光間ズーム制御部206はズーム制御部205に制御指令を送出して、露光中のズーム駆動動作を制御する。
フォーカス駆動制御部112において、フォーカスモータ207はフォーカスレンズ104の駆動手段である。そしてフォーカスモータ駆動回路208はフォーカスモータ207を駆動させるアナログ回路である。
フォーカスレンズ104の位置検出手段としてフォーカスリセット位置検出部209が設けられ、フォーカス制御上の基準位置を取得する。
フォーカス制御部210は、フォーカス移動量の制御を行うための制御手段である。
合焦位置検出部211は、撮像素子105で得た画像、つまり露光された画像に基づいて被写体の合焦位置を検出し、フォーカス制御部210を介してフォーカスレンズ104を駆動させる。
以下、図3乃至図5を参照して、本実施形態による、露光間ズーム撮影について説明する。なお図3及び図4は露光間ズーム撮影の時間的なシーケンスを示す図であり、図5は処理例を示すフローチャートである。
先ず、図5のフローチャートを用いて処理の流れについて説明する。
ステップS101では、必要に応じてズームレンズ101の開始位置を初期位置に設定した上で、ズーム駆動制御部109によりズームレンズ101を駆動する。その後、S102にてカメラの撮影準備処理を行う。S103にてシャッタレリーズスイッチにおける第1のスイッチSW1の操作状態をシステム制御部118が判別する。その結果、SW1のオン状態が検知された場合にはS104に進むが、SW1がオフ状態のままである場合にはステップS102に戻る。
S104にてシステム制御部118の指示に従ってフォーカス駆動制御部112が合焦処理を行う。そしてS105にて露光間ズーム撮影の動作開始のきっかけとなるSW2の操作を待つ。すなわちシャッタレリーズスイッチにおける第2のスイッチSW2の操作状態をシステム制御部118が判別する。その結果、SW2のオン状態が検知された場合にS106に進む。またSW2がオフ状態の場合にはS102に戻る。
S106にてシステム制御部118の指示に従ってフォーカス駆動制御部112がフォーカスレンズ104を移動させる。そのときのフォーカスレンズ104の移動先(目標位置)は「その時点でのズームレンズ位置におけるフォーカスレンズ合焦位置」ではなく、「露光終了時点でのズームレンズ位置におけるフォーカスレンズ合焦位置」とする。つまり、これは、露光が終了した時点でのズームレンズ101の位置において適正な合焦状態が得られるフォーカスレンズ104の位置を意味する。なおフォーカスレンズ合焦位置の詳細については図3、図4を用いて後述する。
S106でフォーカスレンズ104を移動した後に、S107にてズーム駆動制御部109はシステム制御部118からの指示を受けてズームレンズ101の駆動を開始させる。そしてS108にて露光が開始された後、S109に進む。ここでズームレンズ101が停止位置に到達したか否かについてズーム駆動制御部109で判定される。つまり、ズーム位置検出部204によって検出されるズームレンズ101の検出位置が、指定された停止位置であるか否かが判定される。その結果、ズームレンズ101が停止位置に到達したと判定された場合にS110に進む。また、ズームレンズ101が未だ停止位置に達していないと判定された場合にはS111に進む。
S110では、必要に応じてズームレンズ101の停止処理を行った後、S111に進む。ここで露光時間が経過したか否かをシステム制御部118が判定する。その結果、露光時間が経過したと判定された場合にはS112に進むが、露光時間が未だ経過していないと判定された場合にはS109に戻る。
S112で露光処理を終了し、S113にてズームレンズ101の駆動が停止する。そしてシステム制御部118の制御下で、S114にて撮影画像に係る画像処理を行い、S115にて画像データを記憶部117に記憶する。
次に、図3、図4を用いてフォーカスレンズの駆動制御について説明する。
図3では露光の終了時点がズームレンズ101の停止時点よりも時間的に後である場合を想定している。ここで、ズームレンズ101の駆動を開始した時点での焦点距離を第1焦点距離とし、該第1焦点距離に対応する第1ズーム位置を「ズーム位置A」とする。そして、ズーム駆動を終了した時点での焦点距離(第1焦点距離とは異なる焦点距離)を第2焦点距離とし、該第2焦点距離に対応する第2ズーム位置を「ズーム位置B」とする。
第1のスイッチSW1の操作によってこれがオン状態となった時点でフォーカス駆動制御部112によって合焦処理が行われる。この時、ズームレンズ101の位置は、該レンズが駆動前であるため、ズーム位置Aであり、フォーカスレンズの位置は第1焦点距離で被写体に合焦する位置(第1合焦位置)である。その後、第2のスイッチSW2の操作が行われてこれがオン状態となって時点でのズームレンズ101の位置も同様にズーム位置Aである。しかし、SW2がオン状態になったタイミングで、ズームレンズ101を駆動する前にフォーカス駆動制御部112によってフォーカスレンズ104を駆動させる。その際のフォーカスレンズ104の移動先(目標位置)は、ズーム位置Bにおいて被写体に合焦する第2合焦位置とする。この第2合焦位置については、ズーム位置Aにおける第1合焦位置、つまり第1焦点距離で適正な合焦状態が得られるフォーカスレンズの位置とズーム位置Bに基づいてシステム制御部118が算出する。こうすることで、ズームレンズ101が停止した時点の直後に、第2焦点距離でのピント位置が適切な合焦位置となる。よって、ズームレンズ101の駆動を停止した直後から、露光の核となる被写体像が鮮明に得られる。このようにズームレンズ101が停止位置(ズーム位置B)に来た時点から露光期間の終了時点までが合焦露光期間となる。
次に、図4を用いて、ズームレンズ101の駆動中に露光処理が終了する場合について説明する。
図示のようにズームレンズ101の駆動範囲はズーム位置Aからズーム位置Cまでとする。つまりズーム位置Aがズーム駆動の開始時点での位置を示し、ズーム位置Cがズーム駆動の終了時点での位置を示す。そして露光期間についてはズーム位置Bからズーム位置Cまでの範囲とする。ズーム位置Bが露光を開始した時点での位置を示し、ズーム位置Cが露光を終了した時点での位置を示す。つまり、ズーム位置Bがズーム位置Aとズーム位置Cとの間にあり、ズーム位置Cがズームレンズ101の停止位置である。
本例でも第1のスイッチSW1の操作によってこれがオン状態となった時点でフォーカス駆動制御部112によって合焦処理が行われる。この時、ズームレンズ101の位置は該レンズが駆動前であるため、ズーム位置Aである。その後、第2のスイッチSW2の操作が行われてこれがオン状態となって時点でのズームレンズ101の位置も同様にズーム位置Aである。その後、SW2がオン状態になったタイミングにて、ズームレンズ101を駆動する前にフォーカス駆動制御部112によってフォーカスレンズ104を駆動させる。このとき、フォーカスレンズ104の移動先は、露光終了時点でのズームレンズ101の位置におけるフォーカス合焦位置であり、この位置は「ズーム位置Cにおけるフォーカスレンズ合焦位置」となる。よって本例において、露光中は常にズームレンズ101が動き続けているため、核となる画像は存在しない。しかし、例えばズームレンズ101の駆動を開始した時点から露光が開始する時点までの間に空き時間が存在する場合に、SW2のオン状態が検知された時点でフォーカスレンズ104を駆動しないと、露光を開始する時点での合焦状態に支障を来たす虞がある。すなわち、ズーム位置Bがズーム位置Aよりも離れている場合、フォーカスレンズ104の位置が、SW1のオン状態を検知した時点における合焦位置のままになっていたのでは、露光開始時の合焦状態がボケてしまう(合焦が不十分な状態)。そのような状況に対して、ズーム位置Cでのフォーカス合焦位置に向けてフォーカスレンズ104を事前に駆動させることによって、露光中の合焦状態を適切に制御することができる。なおSW2のオン状態が検知された時点で、ズーム位置Cに代えて、ズーム位置Bでのフォーカス合焦位置に向けてフォーカスレンズ104を事前に駆動させてもよい。そして露光の開始時点からズーム位置Cでのフォーカス合焦位置へとフォーカスレンズ104を駆動させる。
101 ズームレンズ
102 シャッタ・絞り
104 フォーカスレンズ
105 撮像素子
109 ズーム駆動制御部
110 シャッタ・絞り駆動制御部
112 フォーカス駆動制御部
118 システム制御部
116 操作部
206 露光間ズーム制御部
211 合焦位置検出部

Claims (4)

  1. 露光間ズーム撮影の機能を有する撮像装置であって、
    第1焦点距離に対応する第1ズーム位置から、該第1焦点距離とは異なる第2焦点距離に対応する第2ズーム位置へとズームレンズの駆動を行うズーム駆動制御手段と、
    前記第1ズーム位置において被写体に合焦するフォーカスレンズの位置である第1合焦位置を検出するフォーカス制御手段と、
    撮像素子への露光中のズーム駆動を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、露光間ズーム撮影にて前記第2ズーム位置に到達する前に、前記第2ズーム位置において被写体に合焦するフォーカスレンズの位置である第2合焦位置に向けて前記フォーカスレンズの駆動を開始させ、前記フォーカスレンズの移動を終了した後に前記ズームレンズの移動を開始させることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段が前記第2合焦位置を前記第1合焦位置及び第2ズーム位置に基づいて算出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記第2焦点距離は、露光が開始する時又は露光が終了する時の焦点距離であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 露光間ズーム撮影の機能を有する撮像装置の制御方法であって、
    第1焦点距離に対応する第1ズーム位置から、該第1焦点距離とは異なる第2焦点距離に対応する第2ズーム位置へとズームレンズの駆動を行うズーム駆動工程と、
    前記第1ズーム位置において被写体に合焦するフォーカスレンズの位置である第1合焦位置を検出する工程と、
    露光間ズーム撮影における前記ズーム駆動工程で、前記第2ズーム位置に到達する前に、前記第2ズーム位置において被写体に合焦するフォーカスレンズの位置である第2合焦位置に向けて前記フォーカスレンズの駆動を開始させる工程と、前記フォーカスレンズの移動が終了した後に前記ズームレンズの移動を開始させる工程を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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