JP2006106511A - カメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切な光量調節制御を行なうことができ、その光量調節状態を適切に表示し、さらにはそれらが光量調節機能を備えた交換レンズを装着可能としたカメラシステムにおいても可能となるカメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体を提供する。
【解決手段】透過光量を制御することが可能な光量調節手段5,6を有する交換レンズ2と、該交換レンズが着脱可能なカメラ本体1とを有するカメラシステムであって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記カメラ本体に送信する送信手段と、前記送信手段により送信された情報に基づいて、前記光量調節手段に光量調節命令を送信する光量調節命令手段13と、前記光量調節手段による光量調節状態に関する情報を表示する表示手段18とを有する構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】透過光量を制御することが可能な光量調節手段5,6を有する交換レンズ2と、該交換レンズが着脱可能なカメラ本体1とを有するカメラシステムであって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記カメラ本体に送信する送信手段と、前記送信手段により送信された情報に基づいて、前記光量調節手段に光量調節命令を送信する光量調節命令手段13と、前記光量調節手段による光量調節状態に関する情報を表示する表示手段18とを有する構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、交換レンズ方式の銀塩カメラ、ビデオカメラ、デジタルカメラ等におけるカメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体に関するものであり、特に光量調節手段および光量調節状態の表示手段を備えたカメラシステムに関するものである。
従来より、光量調節手段を備えた撮像光学装置が知られており、このような撮像光学装置として、例えば特許文献1に記載されているように、被写体の明るさに応じて絞り径の制御をされる機械絞りの像側に、連続的に濃度の変化する分布を有するNDフィルターまたは印加電圧の制御により光透過状態が変化する液晶セルなどの物性絞りを配置した絞り装置を有する撮像系が提案されている。この撮像系においては、ROM情報に機械絞りの回折効果による絞り値に対する解像度特性を記憶しておき、このROM情報によって機械絞りの使用絞り値の範囲を制限し、この範囲より小絞り値を取らないようにNDフィルターまたは物性絞りにより露出を制御すると共に、機械絞りの絞り値が使用絞り値の範囲の最大値をとる場合には、警告LEDによってこれを撮影者に知らせるためのファインダー装置を備えた例が記載されている。
また、特許文献2では、エレクトロクロミック素子(以下EC素子)に代表される光透過特性を調節することが可能な物性素子を用いた光量調節機構を、開口面積を機械的に変更可能な光量調節機構と組み合わせて使用したビデオカメラの例が提案されており、ここには、撮影光学系への入射光量が所定光量以下では機械的な光量調節機構だけで、所定光量以上では機械的な光量調節機構と物性素子による光量調節機構を併用して、撮像素子への入射光量が適正となるように制御した例が記載されている。
特開平6−165025号公報
特開2000−227618号公報
しかしながら、上記従来例の特許文献1の撮像系では、機械絞りの絞り値が使用絞り値の範囲の最大値をとる場合に、ファインダー装置に備えられた警告LEDによってこれを撮影者に知らせることにより、高解像度になるように撮影者にモードの切替を促すことはできるが、適切な光量調節制御を行ない、その光量調節状態を適切に表示し、撮影者に撮影条件を認知させることはできないものであった。
また、上記従来例の特許文献2のものは、光量調節状態を適切に表示し、撮影者に撮影条件を認知させることはできないものであり、また予め設定された情報に基づいて機械的な光量調節機構および物性素子による光量調節機構を制御する構成であるため、特に多様な組み合わせで使用されることが前提となる交換レンズ方式のカメラシステムに適用した場合に、つきのような不都合があった。
例えば、異なる光量調節能力を備えた2本の交換レンズを、それぞれ仕様の異なる2台のカメラ本体に装着して使用できるシステムを考えた場合、それぞれのカメラ本体が被写体の輝度を検出する測光手段の出力に基づいて決定する光量調節命令は、2本の交換レンズのどちらにおいても制御可能な命令である必要がある。そのためには、2台のカメラ本体で予め設定されている情報は、共に光量調節能力の低い交換レンズに合わせたものでなくてはならず、結果的に、高い光量調節能力を備えた交換レンズの性能を生かした適切な光量調節を行なうことができないシステムとなってしまうこととなる。
また、上記従来例の特許文献2のものは、光量調節状態を適切に表示し、撮影者に撮影条件を認知させることはできないものであり、また予め設定された情報に基づいて機械的な光量調節機構および物性素子による光量調節機構を制御する構成であるため、特に多様な組み合わせで使用されることが前提となる交換レンズ方式のカメラシステムに適用した場合に、つきのような不都合があった。
例えば、異なる光量調節能力を備えた2本の交換レンズを、それぞれ仕様の異なる2台のカメラ本体に装着して使用できるシステムを考えた場合、それぞれのカメラ本体が被写体の輝度を検出する測光手段の出力に基づいて決定する光量調節命令は、2本の交換レンズのどちらにおいても制御可能な命令である必要がある。そのためには、2台のカメラ本体で予め設定されている情報は、共に光量調節能力の低い交換レンズに合わせたものでなくてはならず、結果的に、高い光量調節能力を備えた交換レンズの性能を生かした適切な光量調節を行なうことができないシステムとなってしまうこととなる。
本発明は、上記課題に鑑み、適切な光量調節制御を行なうことができ、その光量調節状態を適切に表示し、撮影者に撮影条件を認知させることが可能となるカメラシステムを提供することができ、さらにはそれらが光量調節機能を備えた交換レンズを装着可能としたカメラシステムにおいても可能となるカメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のカメラシステムは、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を有する交換レンズと、該交換レンズが着脱可能なカメラ本体とを有するカメラシステムであって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記カメラ本体に送信する送信手段と、前記送信手段により送信された情報に基づいて、前記光量調節手段に光量調節命令を送信する光量調節命令手段と、前記光量調節手段による光量調節状態に関する情報を表示する表示手段とを有することを特徴としている。
また、本発明の別側面のカメラシステムは、透過光量を制御することが可能な光量調節手段と、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を送信する送信手段と、前記光量調節手段を制御する制御部と、被写体の輝度を検出する測光手段と、表示手段とを有するカメラシステムであって、
前記光量調節手段の制御部が、前記測光手段の出力および前記送信手段からの光量調節能力に関する情報に基づいて光量調節命令を決定する光量調節命令手段を備え、該光量調節命令手段による光量調節命令により光量調節手段を制御して透過光量を調節すると共に、前記表示手段に光量調節状態に関する情報を表示可能としたことを特徴としている。その際、前記カメラシステムが、カメラ本体に、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を備えた交換レンズを、着脱可能としたカメラシステムにおいて、前記光量調節手段と、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報の送信手段が交換レンズに設けられ、前記測光手段と、光量調節命令手段および光量調節状態を表示する表示手段をカメラ本体に設けるようにした構成を採ることができる。
また、本発明の交換レンズは、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を有し、カメラ本体に対して着脱可能な交換レンズであって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記カメラ本体に送信する送信手段と、前記送信手段により送信された情報に基づいて決定された光量調節命令に基づいて前記光量調節手段を制御する制御手段と、
前記制御手段から送信された情報に基づいて、前記光量調節手段の状態を表示する表示手段とを有することを特徴としている。
また、本発明のカメラ本体は、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を有する交換レンズが着脱可能なカメラ本体であって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を受信し、受信した前記光量調節能力に関する情報に基づいて、前記交換レンズに光量調節命令を送信する光量調節命令手段と、前記光量調節手段の光量調節状態に関する情報を表示する表示手段とを有することを特徴としている。
また、本発明の別側面のカメラシステムは、透過光量を制御することが可能な光量調節手段と、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を送信する送信手段と、前記光量調節手段を制御する制御部と、被写体の輝度を検出する測光手段と、表示手段とを有するカメラシステムであって、
前記光量調節手段の制御部が、前記測光手段の出力および前記送信手段からの光量調節能力に関する情報に基づいて光量調節命令を決定する光量調節命令手段を備え、該光量調節命令手段による光量調節命令により光量調節手段を制御して透過光量を調節すると共に、前記表示手段に光量調節状態に関する情報を表示可能としたことを特徴としている。その際、前記カメラシステムが、カメラ本体に、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を備えた交換レンズを、着脱可能としたカメラシステムにおいて、前記光量調節手段と、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報の送信手段が交換レンズに設けられ、前記測光手段と、光量調節命令手段および光量調節状態を表示する表示手段をカメラ本体に設けるようにした構成を採ることができる。
また、本発明の交換レンズは、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を有し、カメラ本体に対して着脱可能な交換レンズであって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記カメラ本体に送信する送信手段と、前記送信手段により送信された情報に基づいて決定された光量調節命令に基づいて前記光量調節手段を制御する制御手段と、
前記制御手段から送信された情報に基づいて、前記光量調節手段の状態を表示する表示手段とを有することを特徴としている。
また、本発明のカメラ本体は、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を有する交換レンズが着脱可能なカメラ本体であって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を受信し、受信した前記光量調節能力に関する情報に基づいて、前記交換レンズに光量調節命令を送信する光量調節命令手段と、前記光量調節手段の光量調節状態に関する情報を表示する表示手段とを有することを特徴としている。
本発明によれば、適切な光量調節制御を行なうことができ、その光量調節状態を適切に表示し、撮影者に撮影条件を認知させることが可能となるカメラシステムを提供することができ、さらにはそれらが光量調節機能を備えた交換レンズを装着可能としたカメラシステムにおいても可能となるカメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体を、実現することができる。
まず、本発明の実施の形態について簡単に記載すると、本実施の形態のカメラシステムは、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を有する交換レンズと、該交換レンズが着脱可能なカメラ本体とを有するカメラシステムであって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記カメラ本体に送信する送信手段と、前記送信手段により送信された情報に基づいて、前記光量調節手段に光量調節命令を送信する光量調節命令手段と、前記光量調節手段による光量調節状態に関する情報を表示する表示手段とを有することを特徴としている。また、本実施の形態の交換レンズは、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を有し、カメラ本体に対して着脱可能な交換レンズであって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記カメラ本体に送信する送信手段と、前記送信手段により送信された情報に基づいて決定された光量調節命令に基づいて前記光量調節手段を制御する制御手段と、前記制御手段から送信された情報に基づいて、前記光量調節手段の状態を表示する表示手段とを有することを特徴としている。また、本実施の形態のカメラ本体は、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を有する交換レンズが着脱可能なカメラ本体であって、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を受信し、受信した前記光量調節能力に関する情報に基づいて、前記交換レンズに光量調節命令を送信する光量調節命令手段と、前記光量調節手段の光量調節状態に関する情報を表示する表示手段とを有することを特徴としている。
また、本実施の形態のカメラシステムは、透過光量を制御することが可能な光量調節手段と、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を送信する送信手段と、前記光量調節手段を制御する制御部と、被写体の輝度を検出する測光手段と、表示手段とを有するカメラシステムであって、前記光量調節手段の制御部が、前記測光手段の出力および前記送信手段からの光量調節能力に関する情報に基づいて光量調節命令を決定する光量調節命令手段を備え、該光量調節命令手段による光量調節命令により光量調節手段を制御して透過光量を調節すると共に、前記表示手段に光量調節状態に関する情報を表示可能としたことを特徴としている。その際、前記カメラシステムが、カメラ本体に、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を備えた交換レンズを、着脱可能としたカメラシステムにおいて、前記光量調節手段と、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報の送信手段が交換レンズに設けられ、前記測光手段と、光量調節命令手段および光量調節状態を表示する表示手段をカメラ本体に設けるようにした構成を採ることができる。
また、本実施の形態のカメラシステムは、透過光量を制御することが可能な光量調節手段と、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を送信する送信手段と、前記光量調節手段を制御する制御部と、被写体の輝度を検出する測光手段と、表示手段とを有するカメラシステムであって、前記光量調節手段の制御部が、前記測光手段の出力および前記送信手段からの光量調節能力に関する情報に基づいて光量調節命令を決定する光量調節命令手段を備え、該光量調節命令手段による光量調節命令により光量調節手段を制御して透過光量を調節すると共に、前記表示手段に光量調節状態に関する情報を表示可能としたことを特徴としている。その際、前記カメラシステムが、カメラ本体に、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を備えた交換レンズを、着脱可能としたカメラシステムにおいて、前記光量調節手段と、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報の送信手段が交換レンズに設けられ、前記測光手段と、光量調節命令手段および光量調節状態を表示する表示手段をカメラ本体に設けるようにした構成を採ることができる。
このように構成することで、上記した課題を達成することができるが、本発明の実施の形態においては、具体的には、例えば機械的に開口面積を変更することで透過光量を制御することが可能な第1の光量調節手段と、光透過状態を調節可能な物性素子を用いて透過光量を制御することが可能な第2の光量調節手段と、前記第1および第2の光量調節手段の光量調節能力に関する情報を出力する光量調節能力出力手段と、被写体の輝度を検出する測光手段と、光量調節能力出力手段の出力と前記測光手段の出力に基づき前記第1および第2の光量調節手段を制御する制御手段を有するカメラシステムにおいて、該制御手段によって制御される前記第1および第2の光量調節手段の光量調節状態に関する情報を出力する情報出力手段と該光量調節状態に関する情報を表示するための表示手段とを備えた構成とすることで、適切な光量調節制御を行なうとともに、光量調節状態に関する情報(少なくとも機械絞りのみで決定される透過光量に関する情報、物性絞りのみで決定される透過光量に関する情報、機械絞り及び物性絞りで決定される透過光量に関する情報)を適切に表示し、撮影者に撮影条件を認知させることが可能となる。
また、本発明の実施の形態においては、カメラ本体と、カメラ本体に着脱可能な交換レンズとを有するカメラシステムであって、交換レンズ側に、機械的に開口面積を変更することで透過光量を制御することが可能な第1の光量調節手段と、光透過状態を調節可能な物性素子を用いて透過光量を制御することが可能な第2の光量調節手段と、第1および第2の光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段とを備え、カメラ本体側に、被写体の輝度を検出する測光手段と、測光手段の出力と交換レンズから送信された第1および第2の光量調節手段の光量調節能力に関する情報とに基づく光量調節命令を交換レンズに送信する光量調節命令手段とを備えたカメラシステムにおいて、カメラ本体から送信された前記光量調節命令に基づき制御される前記第1および第2の光量調節手段の光量調節状態に関する情報を出力する情報出力手段と該光量調節状態に関する情報を表示するための表示手段とを備えた構成とすることで、多様な組み合わせの交換レンズ方式のカメラシステム全般にわたって適切な光量調節制御を行なうとともに、光量調節状態に関する情報(少なくとも機械絞りのみで決定される透過光量に関する情報、物性絞りのみで決定される透過光量に関する情報、機械絞り及び物性絞りで決定される透過光量に関する情報)を適切に表示し、撮影者に撮影条件を認知させることが可能となる。
その際、前記光量調節能力に関する情報を送信する送信手段において、前記第1の光量調節手段において制御可能な最大および最小開口面積と、前記第2の光量調節手段における透過光量の可変範囲に関する情報を、送信する構成を採ることができる。
また、前記光量調節能力に関する情報を送信する送信手段において、第1の光量調節手段において決定される透過光量に関する情報および/または第2の光量調節手段において決定される透過光量に関する情報を、送信する構成を採ることができる。
また、前記カメラシステムが、カメラ本体に、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を備えた交換レンズを、着脱可能としたカメラシステムにおいては、前記光量調節能力に関する情報を送信する送信手段として、前記第1の光量調節手段において制御可能な最大および最小開口面積と、前記第2の光量調節手段における透過光量の可変範囲に関する情報を、前記カメラ本体側に送信する構成を採ることができる。
また、前記光量調節能力に関する情報を送信する送信手段として、第1の光量調節手段において決定される透過光量に関する情報および/または第2の光量調節手段において決定される透過光量に関する情報を、前記カメラ本体側に送信する構成を採ることができる。
また、本発明の実施の形態においては、カメラ本体と、カメラ本体に着脱可能な交換レンズとを有するカメラシステムであって、交換レンズ側に、機械的に開口面積を変更することで透過光量を制御することが可能な第1の光量調節手段と、光透過状態を調節可能な物性素子を用いて透過光量を制御することが可能な第2の光量調節手段と、第1および第2の光量調節手段の光量調節能力に関する情報をカメラ本体に送信する送信手段とを備え、カメラ本体側に、被写体の輝度を検出する測光手段と、測光手段の出力と交換レンズから送信された第1および第2の光量調節手段の光量調節能力に関する情報とに基づく光量調節命令を交換レンズに送信する光量調節命令手段とを備えたカメラシステムにおいて、カメラ本体から送信された前記光量調節命令に基づき制御される前記第1および第2の光量調節手段の光量調節状態に関する情報を出力する情報出力手段と該光量調節状態に関する情報を表示するための表示手段とを備えた構成とすることで、多様な組み合わせの交換レンズ方式のカメラシステム全般にわたって適切な光量調節制御を行なうとともに、光量調節状態に関する情報(少なくとも機械絞りのみで決定される透過光量に関する情報、物性絞りのみで決定される透過光量に関する情報、機械絞り及び物性絞りで決定される透過光量に関する情報)を適切に表示し、撮影者に撮影条件を認知させることが可能となる。
その際、前記光量調節能力に関する情報を送信する送信手段において、前記第1の光量調節手段において制御可能な最大および最小開口面積と、前記第2の光量調節手段における透過光量の可変範囲に関する情報を、送信する構成を採ることができる。
また、前記光量調節能力に関する情報を送信する送信手段において、第1の光量調節手段において決定される透過光量に関する情報および/または第2の光量調節手段において決定される透過光量に関する情報を、送信する構成を採ることができる。
また、前記カメラシステムが、カメラ本体に、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を備えた交換レンズを、着脱可能としたカメラシステムにおいては、前記光量調節能力に関する情報を送信する送信手段として、前記第1の光量調節手段において制御可能な最大および最小開口面積と、前記第2の光量調節手段における透過光量の可変範囲に関する情報を、前記カメラ本体側に送信する構成を採ることができる。
また、前記光量調節能力に関する情報を送信する送信手段として、第1の光量調節手段において決定される透過光量に関する情報および/または第2の光量調節手段において決定される透過光量に関する情報を、前記カメラ本体側に送信する構成を採ることができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1は、上記した本発明を適用してカメラシステムを構成したものである。
図1に本実施例におけるカメラシステムのブロック図を示す。
図1において、1はカメラ本体、2はレンズ本体である。
まず、レンズ本体2の構成を説明する。
3は撮影光学系としての撮影レンズ、16は撮影光束に対する開口面積を機械的に変更することが可能な機械絞り、17はレンズマイコン7から機械絞り16に駆動電力を与えるための第3ドライバ回路である。
4は光透過率を調節することが可能な物性素子としてのEC素子であって、EC素子4には機械絞り16で制御可能な最大の開口径を通過する光束の内側領域に第1EC領域5、機械絞り16で制御可能な最大の開口径を通過する光束の外側領域に第2EC領域6が設けられており、本実施例のカメラシステムでは、機械絞り16の開口面積の変更および第1EC領域5の光透過率の変更で、被写体から撮影レンズ3を通って後述の撮像素子14に到達する透過光量を適正に調節することが可能となっている。
[実施例1]
本発明の実施例1は、上記した本発明を適用してカメラシステムを構成したものである。
図1に本実施例におけるカメラシステムのブロック図を示す。
図1において、1はカメラ本体、2はレンズ本体である。
まず、レンズ本体2の構成を説明する。
3は撮影光学系としての撮影レンズ、16は撮影光束に対する開口面積を機械的に変更することが可能な機械絞り、17はレンズマイコン7から機械絞り16に駆動電力を与えるための第3ドライバ回路である。
4は光透過率を調節することが可能な物性素子としてのEC素子であって、EC素子4には機械絞り16で制御可能な最大の開口径を通過する光束の内側領域に第1EC領域5、機械絞り16で制御可能な最大の開口径を通過する光束の外側領域に第2EC領域6が設けられており、本実施例のカメラシステムでは、機械絞り16の開口面積の変更および第1EC領域5の光透過率の変更で、被写体から撮影レンズ3を通って後述の撮像素子14に到達する透過光量を適正に調節することが可能となっている。
7はレンズ本体2に関する全ての制御を司るレンズマイコン、8はレンズマイコン7との通信によってレンズに関する各種履歴及びデータを記憶させるための電気的消去可能記憶素子EEPROMである。
9はレンズマイコン7から第1EC領域5に駆動電力を与えるための第1ドライバ回路、10はレンズマイコン7から第2のEC領域6に駆動電力を与えるための第2ドライバ回路である。
11は第1ドライバ回路10からの電力供給によって駆動された第2EC領域6の光透過率を検出するためのフォトインタラプタ、12はレンズマイコン7がカメラ本体1との通信を行なうための接点を有するレンズ接点ユニットである。
9はレンズマイコン7から第1EC領域5に駆動電力を与えるための第1ドライバ回路、10はレンズマイコン7から第2のEC領域6に駆動電力を与えるための第2ドライバ回路である。
11は第1ドライバ回路10からの電力供給によって駆動された第2EC領域6の光透過率を検出するためのフォトインタラプタ、12はレンズマイコン7がカメラ本体1との通信を行なうための接点を有するレンズ接点ユニットである。
つぎに、カメラ本体1の構成を説明する。
13はカメラ本体1に関する全ての制御を司るカメラマイコン、14はカメラマイコン13からの命令によって撮影記録用、合焦状態検出用、被写体輝度検出用に撮影レンズ3、機械絞り16および第1のEC領域5を通過した撮影光束の状態を検出するための撮像素子である。
15はカメラマイコン13がレンズ本体2と通信を行なうための接点を有するカメラ接点ユニットであり、カメラ本体1にレンズ本体2を装着した場合、レンズ接点ユニット12とカメラ接点ユニット15とが電気的に接触する構成となっている。
18は、機械絞り16のみで決定される撮影光束の状態に関する透過光量状態情報(Fナンバー)、第1のEC領域5を通過した撮影光束の状態に関する透過光量状態情報(透過率、段数など)、機械絞り16および第1のEC領域5を通過した撮影光束の状態に関する透過光量状態情報(Tナンバー)などを撮影者に知らせるために表示する表示装置である。
13はカメラ本体1に関する全ての制御を司るカメラマイコン、14はカメラマイコン13からの命令によって撮影記録用、合焦状態検出用、被写体輝度検出用に撮影レンズ3、機械絞り16および第1のEC領域5を通過した撮影光束の状態を検出するための撮像素子である。
15はカメラマイコン13がレンズ本体2と通信を行なうための接点を有するカメラ接点ユニットであり、カメラ本体1にレンズ本体2を装着した場合、レンズ接点ユニット12とカメラ接点ユニット15とが電気的に接触する構成となっている。
18は、機械絞り16のみで決定される撮影光束の状態に関する透過光量状態情報(Fナンバー)、第1のEC領域5を通過した撮影光束の状態に関する透過光量状態情報(透過率、段数など)、機械絞り16および第1のEC領域5を通過した撮影光束の状態に関する透過光量状態情報(Tナンバー)などを撮影者に知らせるために表示する表示装置である。
つぎに、本実施例におけるデジタルカメラシステムの制御動作について説明する。図2は、本実施例におけるカメラシステムの制御動作を説明するためのフローチャートである。
まず、図2に示すステップ101において、カメラ本体1は外部より撮像素子14に到達する被写体からの入射光量を適正に調節することを命令されると、つぎのステップ102に進む。
ステップ102において、カメラマイコン13はレンズマイコン7に機械絞り16および第1EC領域5の光量調節能力に関する情報の送信を要求し、つぎのステップ103に進む。
ステップ103において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている機械絞り16の制御可能な最大および最小の開口面積、EC素子4における制御可能な光透過率の範囲、機械絞り16および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータをカメラマイコン13に送信し、つぎのステップ104に進む。
ステップ104において、カメラマイコン13は現在の撮影光束の輝度情報を撮像素子14から読み出し、つぎのステップ105に進む。
ステップ105において、撮影動作における制御目標として、適正露出となる露出時間と機械絞り16の開口径(ステップ103で送信された最大開口径より小さく、最小可変幅を満足する)の組み合わせを決定し、つぎのステップ106に進む。
まず、図2に示すステップ101において、カメラ本体1は外部より撮像素子14に到達する被写体からの入射光量を適正に調節することを命令されると、つぎのステップ102に進む。
ステップ102において、カメラマイコン13はレンズマイコン7に機械絞り16および第1EC領域5の光量調節能力に関する情報の送信を要求し、つぎのステップ103に進む。
ステップ103において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている機械絞り16の制御可能な最大および最小の開口面積、EC素子4における制御可能な光透過率の範囲、機械絞り16および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータをカメラマイコン13に送信し、つぎのステップ104に進む。
ステップ104において、カメラマイコン13は現在の撮影光束の輝度情報を撮像素子14から読み出し、つぎのステップ105に進む。
ステップ105において、撮影動作における制御目標として、適正露出となる露出時間と機械絞り16の開口径(ステップ103で送信された最大開口径より小さく、最小可変幅を満足する)の組み合わせを決定し、つぎのステップ106に進む。
ステップ106において、カメラマイコン13は制御目標としてステップ105で決定した機械絞り16の開口径をステップ103で送信された制御可能な最小の開口径と比較し、小さければステップ107へ進み、大きければステップ114へ進む。
ここで、ステップ107に進んだ場合には、ステップ107でカメラマイコン13は機械絞り16の開口径の制御目標をステップ103で送信された制御可能な最小の開口径へと変更し、つぎのステップ108に進む。
ステップ108において、カメラマイコン13は機械絞り16の制御目標を変更したことによって生じる適正露出とのずれを修正し、再び適正露出とするために必要とされる第1EC領域5の目標光透過率(ステップ103で送信された最小可変幅を満足する)を決定し、つぎのステップ109に進む。
ここで、ステップ107に進んだ場合には、ステップ107でカメラマイコン13は機械絞り16の開口径の制御目標をステップ103で送信された制御可能な最小の開口径へと変更し、つぎのステップ108に進む。
ステップ108において、カメラマイコン13は機械絞り16の制御目標を変更したことによって生じる適正露出とのずれを修正し、再び適正露出とするために必要とされる第1EC領域5の目標光透過率(ステップ103で送信された最小可変幅を満足する)を決定し、つぎのステップ109に進む。
ステップ109において、カメラマイコン13は制御目標として決定した第1EC領域5の透過率を制御可能な最小の光透過率と比較し、大きければステップ110へ進み、小さければステップ105へ戻って、適正露出となる前回までとは異なる露出時間と機械絞り16の開口径の組み合わせを決定する。
ステップ110へ進んだ場合において、ステップ110でカメラマイコン13はステップ105で決定された機械絞り16の目標開口径に対応した透過光量に関する光量状態情報(Fナンバー)、ステップ108で決定された第1EC領域5の目標光透過率に対応した透過光量に関する光量状態情報(透過率または機械絞りに対するEC素子の補正段数など)および機械絞り16の目標開口径と第1EC領域5の目標光透過率の組み合わせで決定される透過光量に関する光量状態情報(Tナンバー)などを表示装置18に出力し、表示装置18でそれらの値を表示し、つぎのステップ111に進む。勿論このステップ110において、光量状態情報の表示に関しては、交換レンズ側から表示情報に関するデータをカメラ本体のカメラマイコン13に送信した上でカメラマイコン13により表示装置18上に表示しても良いし、交換レンズ側から表示装置18に表示するデータを直接送信するようにしても良い。また、カメラマイコン13で決定した露出時間、機械絞りの開口径等を決定した際に、カメラマイコン13から表示装置18にデータを送信して表示装置18に光量状態情報を表示させても良い。また、表示装置18は本実施例においてはカメラ本体に設けられているが、勿論交換レンズ上に設けても構わない。
ステップ110へ進んだ場合において、ステップ110でカメラマイコン13はステップ105で決定された機械絞り16の目標開口径に対応した透過光量に関する光量状態情報(Fナンバー)、ステップ108で決定された第1EC領域5の目標光透過率に対応した透過光量に関する光量状態情報(透過率または機械絞りに対するEC素子の補正段数など)および機械絞り16の目標開口径と第1EC領域5の目標光透過率の組み合わせで決定される透過光量に関する光量状態情報(Tナンバー)などを表示装置18に出力し、表示装置18でそれらの値を表示し、つぎのステップ111に進む。勿論このステップ110において、光量状態情報の表示に関しては、交換レンズ側から表示情報に関するデータをカメラ本体のカメラマイコン13に送信した上でカメラマイコン13により表示装置18上に表示しても良いし、交換レンズ側から表示装置18に表示するデータを直接送信するようにしても良い。また、カメラマイコン13で決定した露出時間、機械絞りの開口径等を決定した際に、カメラマイコン13から表示装置18にデータを送信して表示装置18に光量状態情報を表示させても良い。また、表示装置18は本実施例においてはカメラ本体に設けられているが、勿論交換レンズ上に設けても構わない。
ステップ111において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ105で決定された機械絞り16の制御目標開口径を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ112に進む。
ステップ112において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ108で決定された第1EC領域5の目標光透過率を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ113に進む。
ステップ113において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている第1EC領域5および第2EC領域6の駆動特性(例えば、駆動電圧―光透過率特性、駆動電圧印加時間―光透過率特性)を読み出し、これらの特性に従って第1ドライバ回路9および第2ドライバ回路10を介して第1EC領域5および第2EC領域6に駆動電力を供給し、第2EC領域6の光透過率を検出するフォトインタラプタ11の出力から推定できる第1EC領域5の光透過率を、ステップ112で送信された目標光透過率まで駆動する。
ステップ112において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ108で決定された第1EC領域5の目標光透過率を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ113に進む。
ステップ113において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている第1EC領域5および第2EC領域6の駆動特性(例えば、駆動電圧―光透過率特性、駆動電圧印加時間―光透過率特性)を読み出し、これらの特性に従って第1ドライバ回路9および第2ドライバ回路10を介して第1EC領域5および第2EC領域6に駆動電力を供給し、第2EC領域6の光透過率を検出するフォトインタラプタ11の出力から推定できる第1EC領域5の光透過率を、ステップ112で送信された目標光透過率まで駆動する。
一方、上記ステップ106からステップ114に進んだ場合には、ステップ114でカメラマイコン13はステップ105で決定された機械絞り16の目標開口径に対応した透過光量に関する光量状態情報(Fナンバー)、EC素子が駆動されない際の第1EC領域5の最小光透過率に対応した透過光量に関する光量状態情報(透過率または機械絞りに対するEC素子の補正段数0など)および機械絞り16の目標開口径とEC素子が駆動されない際の第1EC領域5の最小光透過率の組み合わせで決定される透過光量に関する光量状態情報(Tナンバー)などを表示装置18に出力し、表示装置18でそれらの値を表示し、つぎのステップ115に進む。テップ115でカメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ105で決定された機械絞り16の制御目標開口径を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ116に進む。ステップ116でレンズマイコン7は第3ドライバ回路17を介して機械絞り16に駆動電力を供給し、機械絞り16の開口径をステップ111またはステップ115で送信された目標開口径まで駆動し、つぎのステップ117に進む。
ステップ117において、レンズマイコン7は機械絞り16の開口径および第1EC領域5の光透過率の設定終了をカメラマイコン13に送信して動作を終了させる。
ステップ117において、レンズマイコン7は機械絞り16の開口径および第1EC領域5の光透過率の設定終了をカメラマイコン13に送信して動作を終了させる。
上記本実施例のカメラシステムによれば、カメラ本体に着脱可能な交換レンズ側からカメラ本体側に、機械絞り16および第1EC領域5のそれぞれの光量調節能力に関する情報を送信し、これらの情報に基づいてカメラ本体側で決定された光量調節命令を交換レンズ毎の光量調節能力に合わせた命令として、交換レンズ側の光量調節手段に対し適切な光量調節制御を行なうことで、システム全般にわたって性能を充分に発揮したうえで、交換レンズ毎に最適に決定された光量調節状態に関する情報(少なくとも機械絞りのみで決定される透過光量に関する情報、物性絞りのみで決定される透過光量に関する情報、機械絞り及び物性絞りで決定される透過光量に関する情報)を適切に表示し、撮影者に撮影条件を認知させることが可能となる。
また、上記本実施例ではAEモード(自動露出モード)での制御及び表示について説明をしたが、例えば絞り優先モードを有するカメラに本実施例を適用した場合であれば、絞り優先モードにした状態で撮影者が機械的な光量調節機構および物性素子による光量調節機構の組み合わせによる光量調節状態、機械的な光量調節機構および物性素子による光量調節機構それぞれの光量調節状態を認識しながら、撮影者の撮影意図に合わせた光量調節状態の組み合わせに意図的に変更することができるようになる。
[実施例2]
本発明の実施例2は、上記した本発明を適用してカメラシステムを構成したものである。
図3に本実施例におけるカメラシステムのブロック図を示す。図1に示した構成と同様の構成には同一の符号が付されており、ここでは重複する部分の説明は省略する。図3において、19はAEモード(自動露出モード)において、機械絞り16及びEC素子4を駆動するかどうかをON/OFFするAEモード切替SWである。すなわち、本実施例ではAEモードにおいて、撮影者が3つのモード(機械絞り16及びEC素子4の両方を駆動してAEを行なうモード、EC素子4のみを駆動してAEを行なうモード、機械絞り16のみを駆動してAEを行なうモード)を選択できるようにしたものである。
本発明の実施例2は、上記した本発明を適用してカメラシステムを構成したものである。
図3に本実施例におけるカメラシステムのブロック図を示す。図1に示した構成と同様の構成には同一の符号が付されており、ここでは重複する部分の説明は省略する。図3において、19はAEモード(自動露出モード)において、機械絞り16及びEC素子4を駆動するかどうかをON/OFFするAEモード切替SWである。すなわち、本実施例ではAEモードにおいて、撮影者が3つのモード(機械絞り16及びEC素子4の両方を駆動してAEを行なうモード、EC素子4のみを駆動してAEを行なうモード、機械絞り16のみを駆動してAEを行なうモード)を選択できるようにしたものである。
つぎに、本実施例におけるデジタルカメラシステムの制御動作について説明する。
図4〜7は、本実施例におけるカメラシステムの制御動作を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップ201において、カメラ本体1は外部より撮像素子14に到達する被写体からの入射光量を適正に調節することを命令し、つぎのステップ202に進む。
ステップ202において、カメラマイコン13はAEモード切替SW19の機械絞り駆動SWがONされているかどうかを読み出し、機械絞り駆動SWがONされていればステップ203へ進み、機械絞り駆動SWがONされていなければステップ401へ進む。
ここでステップ203に進んだ場合において、ステップ203でカメラマイコン13はAEモード切替SW19のEC素子駆動SWがONされているかどうかを読み出し、EC素子駆動SWがONされていればステップ301へ進み、EC素子駆動SWがONされていなければステップ501へ進む。
図4〜7は、本実施例におけるカメラシステムの制御動作を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップ201において、カメラ本体1は外部より撮像素子14に到達する被写体からの入射光量を適正に調節することを命令し、つぎのステップ202に進む。
ステップ202において、カメラマイコン13はAEモード切替SW19の機械絞り駆動SWがONされているかどうかを読み出し、機械絞り駆動SWがONされていればステップ203へ進み、機械絞り駆動SWがONされていなければステップ401へ進む。
ここでステップ203に進んだ場合において、ステップ203でカメラマイコン13はAEモード切替SW19のEC素子駆動SWがONされているかどうかを読み出し、EC素子駆動SWがONされていればステップ301へ進み、EC素子駆動SWがONされていなければステップ501へ進む。
つぎに、上記ステップ203からステップ301へ進んだ場合について説明する。
図5に、図4のステップ203からステップ301へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ301に進んだ場合において、ステップ301でAEモード切替SW19が機械絞り駆動SWがON、EC素子駆動SWがONされていた場合、ステップ302へ進む。
ステップ302において、カメラマイコン13はレンズマイコン7に機械絞り16および第1EC領域5の光量調節能力に関する情報の送信を要求し、つぎのステップ303に進む。
ステップ303において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている機械絞り16の制御可能な最大および最小の開口面積、EC素子4における制御可能な光透過率の範囲、機械絞り16および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータをカメラマイコン13に送信し、つぎのステップ304に進む。
ステップ304において、カメラマイコン13は現在の撮影光束の輝度情報を撮像素子14から読み出し、ステップ305において、撮影動作における制御目標として、適正露出となる露出時間と機械絞り16の開口径(ステップ303で送信された最大開口径より小さく、最小可変幅を満足する)の組み合わせを決定し、つぎのステップ306に進む。
ステップ306において、カメラマイコン13は制御目標としてステップ305で決定した機械絞り16の開口径をステップ303で送信された制御可能な最小の開口径と比較し、小さければステップ307へ進み、大きければステップ314へ進む。
図5に、図4のステップ203からステップ301へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ301に進んだ場合において、ステップ301でAEモード切替SW19が機械絞り駆動SWがON、EC素子駆動SWがONされていた場合、ステップ302へ進む。
ステップ302において、カメラマイコン13はレンズマイコン7に機械絞り16および第1EC領域5の光量調節能力に関する情報の送信を要求し、つぎのステップ303に進む。
ステップ303において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている機械絞り16の制御可能な最大および最小の開口面積、EC素子4における制御可能な光透過率の範囲、機械絞り16および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータをカメラマイコン13に送信し、つぎのステップ304に進む。
ステップ304において、カメラマイコン13は現在の撮影光束の輝度情報を撮像素子14から読み出し、ステップ305において、撮影動作における制御目標として、適正露出となる露出時間と機械絞り16の開口径(ステップ303で送信された最大開口径より小さく、最小可変幅を満足する)の組み合わせを決定し、つぎのステップ306に進む。
ステップ306において、カメラマイコン13は制御目標としてステップ305で決定した機械絞り16の開口径をステップ303で送信された制御可能な最小の開口径と比較し、小さければステップ307へ進み、大きければステップ314へ進む。
ステップ307に進んだ場合おいて、ステップ307でカメラマイコン13は機械絞り16の開口径の制御目標をステップ303で送信された制御可能な最小の開口径へと変更し、つぎのステップ308に進む。
ステップ308において、カメラマイコン13は機械絞り16の制御目標を変更したことによって生じる適正露出とのずれを修正し、再び適正露出とするために必要とされる第1EC領域5の目標光透過率(ステップ303で送信された最小可変幅を満足する)を決定し、つぎのステップ309に進む。
ステップ309において、カメラマイコン13は制御目標として決定した第1EC領域5の透過率を制御可能な最小の光透過率と比較し、大きければステップ310へ進み、小さければステップ305へ戻って、適正露出となる前回までとは異なる露出時間と機械絞り16の開口径の組み合わせを決定する。
ステップ308において、カメラマイコン13は機械絞り16の制御目標を変更したことによって生じる適正露出とのずれを修正し、再び適正露出とするために必要とされる第1EC領域5の目標光透過率(ステップ303で送信された最小可変幅を満足する)を決定し、つぎのステップ309に進む。
ステップ309において、カメラマイコン13は制御目標として決定した第1EC領域5の透過率を制御可能な最小の光透過率と比較し、大きければステップ310へ進み、小さければステップ305へ戻って、適正露出となる前回までとは異なる露出時間と機械絞り16の開口径の組み合わせを決定する。
ステップ310に進んだ場合おいて、ステップ310でカメラマイコン13はステップ305で決定された機械絞り16の目標開口径に対応した透過光量に関する光量状態情報(Fナンバー)、ステップ308で決定された第1EC領域5の目標光透過率に対応した透過光量に関する光量状態情報(透過率または機械絞りに対するEC素子の補正段数など)および機械絞り16の目標開口径と第1EC領域5の目標光透過率の組み合わせで決定される透過光量に関する光量状態情報(Tナンバー)などを表示装置18に出力し、表示装置18でそれらの値を表示し、つぎのステップ311に進む。
ステップ311において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ305で決定された機械絞り16の制御目標開口径を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ312に進む。
ステップ312において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ308で決定された第1EC領域5の目標光透過率を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ313に進む。
ステップ313において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている第1EC領域5および第2EC領域6の駆動特性(例えば、駆動電圧―光透過率特性、駆動電圧印加時間―光透過率特性)を読み出し、これらの特性に従って第1ドライバ回路9および第2ドライバ回路10を介して第1EC領域5および第2EC領域6に駆動電力を供給し、第2EC領域6の光透過率を検出するフォトインタラプタ11の出力から推定できる第1EC領域5の光透過率を、ステップ312で送信された目標光透過率まで駆動する。
ステップ311において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ305で決定された機械絞り16の制御目標開口径を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ312に進む。
ステップ312において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ308で決定された第1EC領域5の目標光透過率を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ313に進む。
ステップ313において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている第1EC領域5および第2EC領域6の駆動特性(例えば、駆動電圧―光透過率特性、駆動電圧印加時間―光透過率特性)を読み出し、これらの特性に従って第1ドライバ回路9および第2ドライバ回路10を介して第1EC領域5および第2EC領域6に駆動電力を供給し、第2EC領域6の光透過率を検出するフォトインタラプタ11の出力から推定できる第1EC領域5の光透過率を、ステップ312で送信された目標光透過率まで駆動する。
一方、上記ステップ306からステップ314に進んだ場合には、ステップ314でカメラマイコン13はステップ305で決定された機械絞り16の目標開口径に対応した透過光量に関する光量状態情報(Fナンバー)、EC素子が駆動されない際の第1EC領域5の最小光透過率に対応した透過光量に関する光量状態情報(透過率または機械絞りに対するEC素子の補正段数0など)および機械絞り16の目標開口径とEC素子が駆動されない際の第1EC領域5の最小光透過率の組み合わせで決定される透過光量に関する光量状態情報(Tナンバー)などを表示装置18に出力し、表示装置18でそれらの値を表示し、つぎのステップ315に進む。
ステップ315において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ305で決定された機械絞り16の制御目標開口径を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ316に進む。
ステップ315において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ305で決定された機械絞り16の制御目標開口径を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ316に進む。
ステップ316において、レンズマイコン7は第3ドライバ回路17を介して機械絞り16に駆動電力を供給し、機械絞り16の開口径をステップ311またはステップ315で送信された目標開口径まで駆動する。ステップ317において、レンズマイコン7は機械絞り16の開口径および第1EC領域5の光透過率の設定終了をカメラマイコン13に送信して動作を終了させる。
つぎに、上記ステップ202からステップ401へ進んだ場合について説明する。
図6に、図4のステップ202からステップ401へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ401において、AEモード切替SW19が機械絞り駆動SWがONされていなかった場合、ステップ402へ進む。
ステップ402において、カメラマイコン13はレンズマイコン7に機械絞り16および第1EC領域5の光量調節能力に関する情報の送信を要求し、つぎのステップ403に進む。
ステップ403において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されているEC素子4における制御可能な光透過率の範囲、第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータをカメラマイコン13に送信し、つぎのステップ404に進む。
ステップ404において、カメラマイコン13は現在の撮影光束の輝度情報を撮像素子14から読み出し、つぎのステップ405に進む。
図6に、図4のステップ202からステップ401へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ401において、AEモード切替SW19が機械絞り駆動SWがONされていなかった場合、ステップ402へ進む。
ステップ402において、カメラマイコン13はレンズマイコン7に機械絞り16および第1EC領域5の光量調節能力に関する情報の送信を要求し、つぎのステップ403に進む。
ステップ403において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されているEC素子4における制御可能な光透過率の範囲、第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータをカメラマイコン13に送信し、つぎのステップ404に進む。
ステップ404において、カメラマイコン13は現在の撮影光束の輝度情報を撮像素子14から読み出し、つぎのステップ405に進む。
ステップ405において、撮影動作における制御目標として、適正露出となる露出時間と第1EC領域5の目標光透過率(ステップ403で送信された最小可変幅を満足する)を決定し、つぎのステップ406に進む。
ステップ406において、カメラマイコン13は制御目標として決定した第1EC領域5の透過率を制御可能な最小の光透過率と比較し、大きければステップ407へ進み、小さければステップ405へ戻って、適正露出となる前回までとは異なる露出時間と第1EC領域5の目標光透過率の組み合わせを決定する。
ステップ406において、カメラマイコン13は制御目標として決定した第1EC領域5の透過率を制御可能な最小の光透過率と比較し、大きければステップ407へ進み、小さければステップ405へ戻って、適正露出となる前回までとは異なる露出時間と第1EC領域5の目標光透過率の組み合わせを決定する。
ステップ407に進んだ場合において、ステップ407でカメラマイコン13は機械絞り16が駆動されない際の最大開口径の透過光量に関する光量状態情報(開放Fナンバー)、ステップ405で決定された第1EC領域5の目標光透過率に対応した透過光量に関する光量状態情報(透過率または開放Fナンバーに対するEC素子の補正段数など)および機械絞り16が駆動されない際の最大開口径と第1EC領域5の目標光透過率の組み合わせで決定される透過光量に関する光量状態情報(Tナンバー)などを表示装置18に出力し、表示装置18でそれらの値を表示し、つぎのステップ408に進む。
ステップ408において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ405で決定された第1EC領域5の目標光透過率を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ409に進む。
ステップ408において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ405で決定された第1EC領域5の目標光透過率を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ409に進む。
ステップ409において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている第1EC領域5および第2EC領域6の駆動特性(例えば、駆動電圧―光透過率特性、駆動電圧印加時間―光透過率特性)を読み出し、これらの特性に従って第1ドライバ回路9および第2ドライバ回路10を介して第1EC領域5および第2EC領域6に駆動電力を供給し、第2EC領域6の光透過率を検出するフォトインタラプタ11の出力から推定できる第1EC領域5の光透過率を、ステップ408で送信された目標光透過率まで駆動し、つぎのステップ410に進む。ステップ410において、レンズマイコン7は機械絞り16の開口径および第1EC領域5の光透過率の設定終了をカメラマイコン13に送信して動作を終了させる。
つぎに、上記ステップ203からステップ501へ進んだ場合について説明する。
図7に、図4のステップ203からステップ501へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ501において、AEモード切替SW19が機械絞り駆動SWがON、EC素子駆動SWがONされていなかった場合、ステップ502へ進む。
ステップ502において、カメラマイコン13はレンズマイコン7に機械絞り16および第1EC領域5の光量調節能力に関する情報の送信を要求し、つぎのステップ503に進む。
ステップ503において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている機械絞り16の制御可能な最大および最小の開口面積、EC素子4における制御可能な光透過率の範囲、機械絞り16および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータをカメラマイコン13に送信し、つぎのステップ504に進む。
図7に、図4のステップ203からステップ501へ進んだ場合を説明するためのフローチャートを示す。
ステップ501において、AEモード切替SW19が機械絞り駆動SWがON、EC素子駆動SWがONされていなかった場合、ステップ502へ進む。
ステップ502において、カメラマイコン13はレンズマイコン7に機械絞り16および第1EC領域5の光量調節能力に関する情報の送信を要求し、つぎのステップ503に進む。
ステップ503において、レンズマイコン7はEEPROM8に記憶されている機械絞り16の制御可能な最大および最小の開口面積、EC素子4における制御可能な光透過率の範囲、機械絞り16および第1EC領域5における透過光量の最小可変幅のデータをカメラマイコン13に送信し、つぎのステップ504に進む。
ステップ504において、カメラマイコン13は現在の撮影光束の輝度情報を撮像素子14から読み出し、ステップ505において、撮影動作における制御目標として、適正露出となる露出時間と機械絞り16の開口径(ステップ503で送信された最大開口径より小さく、最小可変幅を満足する)の組み合わせを決定し、つぎのステップ506に進む。
ステップ506において、カメラマイコン13はステップ505で決定された機械絞り16の目標開口径に対応した透過光量に関する光量状態情報(Fナンバー)、EC素子4が駆動されない際の第1EC領域5の最小光透過率に対応した透過光量に関する光量状態情報(透過率または機械絞りに対するEC素子の補正段数0など)および機械絞り16の目標開口径とEC素子4が駆動されない際の第1EC領域5の最小光透過率の組み合わせで決定される透過光量に関する光量状態情報(Tナンバー)などを表示装置18に出力し、表示装置18でそれらの値を表示し、つぎのステップ507に進む。
ステップ506において、カメラマイコン13はステップ505で決定された機械絞り16の目標開口径に対応した透過光量に関する光量状態情報(Fナンバー)、EC素子4が駆動されない際の第1EC領域5の最小光透過率に対応した透過光量に関する光量状態情報(透過率または機械絞りに対するEC素子の補正段数0など)および機械絞り16の目標開口径とEC素子4が駆動されない際の第1EC領域5の最小光透過率の組み合わせで決定される透過光量に関する光量状態情報(Tナンバー)などを表示装置18に出力し、表示装置18でそれらの値を表示し、つぎのステップ507に進む。
ステップ507において、カメラマイコン13はレンズマイコン7にステップ505で決定された機械絞り16の制御目標開口径を送信し、レンズマイコン7が受信し、つぎのステップ508に進む。
ステップ508において、レンズマイコン7は第3ドライバ回路17を介して機械絞り16に駆動電力を供給し、機械絞り16の開口径をステップ507で送信された目標開口径まで駆動し、つぎのステップ509に進む。
ステップ509において、レンズマイコン7は機械絞り16の開口径および第1EC領域5の光透過率の設定終了をカメラマイコン13に送信して動作を終了させる。
ステップ508において、レンズマイコン7は第3ドライバ回路17を介して機械絞り16に駆動電力を供給し、機械絞り16の開口径をステップ507で送信された目標開口径まで駆動し、つぎのステップ509に進む。
ステップ509において、レンズマイコン7は機械絞り16の開口径および第1EC領域5の光透過率の設定終了をカメラマイコン13に送信して動作を終了させる。
上記本実施例のカメラシステムによれば、AEモードにおいて、撮影者が3つのモード(機械絞り16及びEC素子4の両方を駆動してAEを行なうモード、EC素子4のみを駆動してAEを行なうモード、機械絞り16のみを駆動してAEを行なうモード)を選択できるようにしたうえで、カメラ本体に着脱可能な交換レンズ側からカメラ本体側に、機械絞り16および第1EC領域5のそれぞれの光量調節能力に関する情報を送信し、これらの情報に基づいてカメラ本体側で決定された光量調節命令を交換レンズ毎の光量調節能力に合わせた命令として、交換レンズ側の光量調節手段に対し適切な光量調節制御を行なうことで、システム全般にわたって性能を充分に発揮したうえで、交換レンズ毎に最適に決定された光量調節状態に関する情報(少なくとも機械絞りのみで決定される透過光量に関する情報、物性絞りのみで決定される透過光量に関する情報、機械絞り及び物性絞りで決定される透過光量に関する情報)を適切に表示し、撮影者に撮影条件を認知させることを可能とした。
また、上記本実施例ではAEモード(自動露出モード)において、撮影者が3つのモード(機械絞り16及びEC素子4の両方を駆動してAEを行なうモード、EC素子4のみを駆動してAEを行なうモード、機械絞り16のみを駆動してAEを行なうモード)を選択できるようにしたうえでの制御及び表示について説明をしたが、例えば絞り優先モードを有するカメラに本実施例を適用した場合であれば、絞り優先モードにした状態で撮影者が使用している光量調節状態を認識しながら、撮影者の撮影意図に合わせた組み合わせの光量調節状態に意図的に変更することができるようになる。
また、例えば特開平10−042190号公報に記載されているような被写界優先モード(EC素子は駆動しないで、機械絞りのみで光量調節を行なうモード)と、ぼけ味優先モード(機械絞りは駆動しないで、EC素子のみで光量調節を行なうモード)を撮影者が多様な撮影意図に合わせて行なうことも可能である。
なお、上記実施例1及び実施例2では、カメラ本体に着脱可能な交換レンズとから成るカメラシステムにおいて説明したが、カメラ本体にレンズが一体で構成されているカメラシステムに適用しても同様の機能を奏し得ることは言うまでもない。
また、例えば特開平10−042190号公報に記載されているような被写界優先モード(EC素子は駆動しないで、機械絞りのみで光量調節を行なうモード)と、ぼけ味優先モード(機械絞りは駆動しないで、EC素子のみで光量調節を行なうモード)を撮影者が多様な撮影意図に合わせて行なうことも可能である。
なお、上記実施例1及び実施例2では、カメラ本体に着脱可能な交換レンズとから成るカメラシステムにおいて説明したが、カメラ本体にレンズが一体で構成されているカメラシステムに適用しても同様の機能を奏し得ることは言うまでもない。
上記実施例においては、主にカメラシステム(ビデオカメラ等も含む)について述べて来たが、前述したように、本実施例はカメラシステムに限ったものではなく、交換レンズやカメラ本体にも勿論適用可能であるし、さらに、カメラに限らないデジタルの(CCDやC−MOS等を用いた)画像記録装置に適用することは可能である。
1:カメラ本体
2:レンズ本体
3:撮影レンズ
4:EC素子
5:第1のEC領域
6:第2のEC領域
7:レンズマイコン
8:EEPROM
9:第1ドライバ回路
10:第2ドライバ回路
11:フォトインタラプタ
12:レンズ接点ユニット
13:カメラマイコン
14:撮像素子
15:カメラ接点ユニット
16:機械絞り
17:第3ドライバ回路
18:表示装置
19:AEモード切替SW
2:レンズ本体
3:撮影レンズ
4:EC素子
5:第1のEC領域
6:第2のEC領域
7:レンズマイコン
8:EEPROM
9:第1ドライバ回路
10:第2ドライバ回路
11:フォトインタラプタ
12:レンズ接点ユニット
13:カメラマイコン
14:撮像素子
15:カメラ接点ユニット
16:機械絞り
17:第3ドライバ回路
18:表示装置
19:AEモード切替SW
Claims (11)
- 透過光量を制御することが可能な光量調節手段を有する交換レンズと、該交換レンズが着脱可能なカメラ本体とを有するカメラシステムであって、
前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記カメラ本体に送信する送信手段と、
前記送信手段により送信された情報に基づいて、前記光量調節手段に光量調節命令を送信する光量調節命令手段と、
前記光量調節手段による光量調節状態に関する情報を表示する表示手段とを有することを特徴とするカメラシステム。 - 透過光量を制御することが可能な光量調節手段と、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を送信する送信手段と、前記光量調節手段を制御する制御部と、被写体の輝度を検出する測光手段と、表示手段とを有するカメラシステムであって、
前記光量調節手段の制御部が、前記測光手段の出力および前記送信手段からの光量調節能力に関する情報に基づいて光量調節命令を決定する光量調節命令手段を備え、該光量調節命令手段による光量調節命令により光量調節手段を制御して透過光量を調節すると共に、前記表示手段に光量調節状態に関する情報を表示可能としたことを特徴とするカメラシステム。 - 前記光量調節手段は、機械的に開口面積を変更することで透過光量を制御することが可能な第1の光量調節手段と、光透過状態を調節可能な物性素子を用いて透過光量を制御することが可能な第2の光量調節手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載のカメラシステム。
- 前記光量調節能力に関する情報を送信する送信手段は、前記第1の光量調節手段において制御可能な最大および最小開口面積と、前記第2の光量調節手段における透過光量の可変範囲に関する情報を、送信することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のカメラシステム。
- 前記光量調節能力に関する情報を送信する送信手段は、第1の光量調節手段において決定される透過光量に関する情報および/または第2の光量調節手段において決定される透過光量に関する情報を、送信することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のカメラシステム。
- 前記カメラシステムが、カメラ本体に、透過光量を制御することが可能な光量調節手段を備えた交換レンズを、着脱可能としたカメラシステムであって、
前記光量調節手段と、前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報の送信手段が交換レンズに設けられ、
前記測光手段と、光量調節命令手段および光量調節状態を表示する表示手段がカメラ本体に設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のカメラシステム。 - 前記第1の光量調節手段および前記第2の光量調節手段は、前記カメラ本体からの前記光量調節命令に基づいて制御されることを特徴とする請求項6に記載のカメラシステム。
- 前記光量調節能力に関する情報を送信する送信手段は、前記第1の光量調節手段において制御可能な最大および最小開口面積と、前記第2の光量調節手段における透過光量の可変範囲に関する情報を、前記カメラ本体に送信することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のカメラシステム。
- 前記光量調節能力に関する情報を送信する送信手段は、第1の光量調節手段において決定される透過光量に関する情報および/または第2の光量調節手段において決定される透過光量に関する情報を、前記カメラ本体に送信することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のカメラシステム。
- 透過光量を制御することが可能な光量調節手段を有し、カメラ本体に対して着脱可能な交換レンズであって、
前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を前記カメラ本体に送信する送信手段と、
前記送信手段により送信された情報に基づいて決定された光量調節命令に基づいて前記光量調節手段を制御する制御手段と、
前記制御手段から送信された情報に基づいて、前記光量調節手段の状態を表示する表示手段とを有することを特徴とする交換レンズ。 - 透過光量を制御することが可能な光量調節手段を有する交換レンズが着脱可能なカメラ本体であって、
前記光量調節手段の光量調節能力に関する情報を受信し、受信した前記光量調節能力に関する情報に基づいて、前記交換レンズに光量調節命令を送信する光量調節命令手段と、
前記光量調節手段の光量調節状態に関する情報を表示する表示手段とを有することを特徴とするカメラ本体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004295396A JP2006106511A (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | カメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004295396A JP2006106511A (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | カメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006106511A true JP2006106511A (ja) | 2006-04-20 |
Family
ID=36376308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004295396A Pending JP2006106511A (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | カメラシステム、交換レンズおよびカメラ本体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006106511A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-10-07 JP JP2004295396A patent/JP2006106511A/ja active Pending
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