JP4164143B2 - 自動焦点カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、千鳥状に配置された複数のオートフォーカス点を有するオートフォーカス手段を有した自動焦点カメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より自動焦点カメラとして、撮影光学系を通った光束をAF光学系へ分割し、セパレータレンズにより2像に分割された映像信号をセンサを用いてマイコンに取り込み、2像の相関が最良になるずれ量を演算して焦点検出を行うTTL位相差方式の焦点検出装置を搭載した自動焦点カメラが実用化されている。
【0003】
そして、この種の自動焦点カメラには、撮影画面の中央部を焦点検出して撮影光学系の焦点調節を行う単一点AF方式のものや、撮影画面の離散的な複数部を焦点検出して撮影光学系の焦点調節を行う多点AF方式のものが存在する。
【0004】
また、前記多点AF方式のカメラであっても、複数の焦点検出点から任意の1点のみを焦点検出に用いる任意選択AFモードと複数の焦点検出点を焦点検出して最適な焦点検出点をカメラが自動的に選択する自動選択AFモードとを有するものが考案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の様な自動焦点カメラにおいて、カメラの構図を決定した後に主被写体の焦点検出を行う場合は高密度で多数の焦点検出点を用意する必要があり、非常に多くの焦点検出点を密度を高く配置しようとすると40〜50点の焦点検出点を千鳥状に配置するのが有効であるが、カメラを操作する人間にとっては、千鳥状の焦点検出点の配置より格子状の焦点検出点配置の方が感覚的に優れている。
【0006】
このため、所望の焦点検出点を指示する為の操作と実際の焦点検出点の画面内での位置との間や、画面内で焦点検出点位置を表示する位置との間に何らかの工夫が要求されていた。
【0007】
(発明の目的)
本発明の第1の目的は、複数のオートフォーカス点が千鳥状に配置されたものにおいて、撮影操作者の感覚に合ったオートフォーカス点の選択を行うことのできる自動焦点カメラを提供しようとするものである。
【0008】
本発明の第2の目的は、複数のオートフォーカス点が千鳥状に配置されたものにおいて、撮影操作者の感覚に合ったオートフォーカス点表示を行うことのできる自動焦点カメラを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するため、本発明は、千鳥状に配置された複数のオートフォーカス点を有するオートフォーカス手段と、前記複数のオートフォーカス点の中より任意の点をオートフォーカス点として指示するオートフォーカス点指示手段とを有し、画面内において、前記千鳥状に配置された複数のオートフォーカス点の位置と前記オートフォーカス点指示手段により指示可能な指示点の位置に一部一致しない部分が存在する自動焦点カメラであって、前記指示点の位置が前記オートフォーカス点の位置と一致する場合は、一致するオートフォーカス点でオートフォーカスを行わせ、前記指示点の位置が前記オートフォーカス点の位置と一致しない場合は、前記指示点と左右に隣合うオートフォーカス点の中で、2像の一致度とコントラスト値を含む信頼性が所定よりも高いオートフォーカス点で、かつ、信頼性が所定よりも高いオートフォーカス点が複数ある場合には最も近距離側のオートフォーカス点で、オートフォーカスを行わせる自動焦点カメラとするものである。
【0011】
また、上記第2の目的を達成するため、本発明は、千鳥状に配置された複数のオートフォーカス点を有するオートフォーカス手段と、前記複数のオートフォーカス点の中より任意の点をオートフォーカス点として指示するオートフォーカス点指示手段と、前記オートフォーカス点に一致した画面上での位置でオートフォーカス点表示を行うオートフォーカス点表示手段とを有し、画面内において、前記オートフォーカス点指示手段により指示可能な指示点の位置と前記オートフォーカス点表示手段による表示位置とに一部一致しない部分が存在する自動焦点カメラであって、前記指示点の位置が前記オートフォーカス点表示位置と一致する場合は、一致するオートフォーカス点でオートフォーカスを行わせ、前記指示点の位置が前記オートフォーカス点表示位置と一致しない場合は、前記指示点と左右に隣合うオートフォーカス点の中で、2像の一致度とコントラスト値を含む信頼性が所定よりも高いオートフォーカス点で、かつ、信頼性が所定よりも高いオートフォーカス点が複数ある場合には最も近距離側のオートフォーカス点で、オートフォーカスを行わせる自動焦点カメラとするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の一形態に係る自動焦点カメラの概略構成を示す図である。
【0014】
同図において、1は撮影用レンズユニット、2は前記撮影用レンズユニット1からの結像光をファインダ系へ導く為の半透過メインミラー、3はメインミラー2を透過した結像光線を後述するAFユニット4へ導く為のサブミラー、4は前記サブミラー3からの結像光により焦点検出を行うためのAFユニット、5はファインダユニット、51は焦点状態を目視する為のピント板、52はペンタプリズム、53は接眼レンズ、6はシャッタユニット、7は撮影フィルム、9はAF補助光付きストロボユニットである。
【0015】
撮影用レンズユニット1により結像される光束は、半透過メインミラー2によりファインダユニット5方向とAFユニット4方向とに分割される。ファインダユニット5方向へ分割された光束はピント板51上に一次結像し、結像した被写体像はペンタプリズム52と接眼レンズ53とにより撮影者の観察に供される。また、AFユニット4方向へ分割された光束はサブミラー3によりAFユニット4へ導かれ、焦点検出に用いられる。
【0016】
実際に撮影動作を行う場合は、メインミラー2とサブミラー3はピント板51の方向へ跳ね上げられ、撮影用レンズユニット1により結像される光束は全てシャッタユニット6を経てフィルム7へ結像する。この状態でシャッタユニット6が開閉することで、フィルム面に露光が為される。
【0017】
図2は上記自動焦点カメラの電気的構成の要部を示すブロック図である。
【0018】
同図において、11は撮影レンズ、12は前記撮影用レンズ11の焦点調節を行うモータ、13は前記焦点調節モータ12の動作に応じて信号を出力する焦点調節エンコーダ、14は前記焦点調節モータ12や前記焦点調節エンコーダ13の制御を行うレンズマイコン、41はAFユニット4に搭載されているAFセンサ、56はファインダ内に焦点検出点位置を表示する為の液晶表示装置、57は前記液晶表示装置56のバックライトであるところのLED、58は露出制御を決定する為に被写体輝度を測定する為のAEセンサである。
【0019】
81はカメラを制御するためのマイコンであり、書換え可能な不揮発性メモリであるRAM、制御プログラム等を記憶しているROM、入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、シリアル通信インターフェイスSCI、液晶駆動装置LCDdr、ダイアル操作検出用のアップダウンカウンタ装置CNT1,CNT2を、それぞれ内蔵している。
【0020】
82,83はカメラに各種の情報を設定する為のダイアルであり、本実施の形態では、このダイアル82,83を操作することにより、前記ダイアル操作検出用のアップダウンカウンタ装置CNT1,CNT2がアップ又はダウンし、焦点検出点の選択方向が後述する様にX,Y方向に変更可能になっている。
【0021】
SW1はカメラの測光やAFの開始を指示するスイッチ、SW2はカメラにレリーズ動作を指示するスイッチ、84は図1に示したシャッタユニット6やメインミラー2やサブミラー3を駆動させる為のモータ、85は撮影フィルム7を給送する為のモータ、91はストロボやAF補助光を制御する為のストロボ用マイコン、92はAF補助光の光源であるところのAF補助光LED、93は前記AF補助光LED92の光出力を投影するためのAF補助光レンズ、94は不図示のストロボ電源からの電力を昇圧・充電し、前記ストロボ用マイコン91の指示により発光制御を行うストロボ発光制御装置、95はキセノン発光管、96は反射傘である。
【0022】
図3(a)は、図1に示したAFユニット4の構成を示す図であり、同図において、41は結像された2つの光学像を光電変換して電気信号を出力するAFセンサ、42は撮影レンズを介する光学像を分割して前記AFセンサ41上に2つの光学像を結像させる為のセパレータレンズ、43は光学像を前記セパレータレンズ42に折り返し導く為のAFミラー、3は図1のメインミラー2を透過した撮影レンズによる光学像を前記AFセンサ41の周辺部でも結像させる為のフィールドレンズの役割をするサブミラーである。
【0023】
図4は、図1に示したよるファインダユニット5の構成を示す図であり、同図において、51は撮影レンズ1による光学像を観察できる様にする為のピント板、52は正立像を得る為のペンタプリズム、53は前記ピント板51上の光学像を観察するための接眼レンズ、57はファインダ視野内に情報をスーパーインポーズさせる為の赤色LED、56は前記赤色LED57の光を部分的に遮る事で表示情報を作り出す液晶パネル、55は前記接眼レンズ53の視度に合わせて前記液晶パネル56を観察する為のレンズ、54は前記赤色LED57の発光波長を選択的に反射する分光反射ミラー、58は被写体輝度を測定する為の測光センサ、59は前記ピント板51の拡散光の一部を前記測光センサ58へ結像させる為の測光用結像レンズである。
【0024】
図5は、上記構成の自動焦点カメラの撮影視野上の焦点検出点配置を示す図であり、番号1〜13はx座標を表現する為の添え字で、記号1〜3はy座標を表現するための添え字である。視野中央の焦点検出点を表現する場合は焦点検出点(2y、7x)と表現し、図面上最も右上の焦点検出点は焦点検出点(1y、12x)と表現するものとする。
【0025】
また、各焦点検出点にはラインセンサが2セット組み込まれており、各ラインセンサの画素ピッチを半画素だけずらした配置となっていて、一方のラインセンサをL1と表現し、他方のラインセンサをL2と表現する。
【0026】
図6は、上記構成における自動焦点カメラの撮影視野上の焦点検出点表示の配置を示す図であり、番号1x〜13xはx座標を表現する為の添え字で、番号1y〜3yはy座標を表現するための添え字である。視野中央の焦点検出点を表現する場合は焦点検出点(2y、7x)と表現し、図面上最も右上の焦点検出点は焦点検出点(1y、12x)と表現するものとする。これら焦点検出点表示は図5で示した実際の焦点検出点配置と一致している。
【0027】
図7(a)は、上記構成における自動焦点カメラの撮影視野上の焦点検出点配置と焦点検出点表示の配置を示す図であり、番号1x〜13xはx座標を表現する為の添え字で、番号1y〜3yはy座標を表現するための添え字である。視野中央の焦点検出点を表現する場合は焦点検出点(2y、7x)と表現し、図面上最も右上の焦点検出点は焦点検出点(1y、12x)と表現するものとする。また、この図では選択点が焦点検出点(2y、7x)となっている場合を示している。
【0028】
図7(b)は、選択点が焦点検出点(2y、7x)である場合に、選択点をx方向の図面右方向へ移動させると焦点検出点(2y、9x)が選択される事を示しており、仮に図面左方向へ移動させたとすると、焦点検出点(2y、5x)が選択される事になる。
【0029】
また、図7(c)は、選択点が焦点検出点(2y、7x)である場合に、選択点をy方向の図面上方向へ移動させると、焦点検出点(1y、6x)と焦点検出点(1y、8x)の両方が選択される事を示しており、仮に図面下方向へ移動させると、焦点検出点(3y、6x)と焦点検出点(3y、8x)の両方が選択される事になる。
【0030】
図8及び図9は上記構成における自動焦点カメラの主要部分の動作を示したフローチャートであり、図2のマイコン81やレンズマイコン14などの処理の流れを表している。
【0031】
まず、図8のフローチャートにより、一連の動作について説明する。
【0032】
不図示の電源電池が投入されるとマイコン81はステップ#100を介してステップ#101より動作を開始し、ここで内蔵のタイマ装置やAD変換器やI/Oポートなどを初期設定する。また、内蔵のメモリを初期化し、各変数やフラグを以下の様に設定する。
【0033】
選択済焦点検出点 :(2y、7x)
AF合焦状態 : 非合焦
AF補助光 : 使用しない
次のステップ#102においては、マイコン81はRAMに記憶されている選択済焦点検出点に基づいて内蔵の液晶駆動装置LCDdrに所定のセグメントだけが透過する様に設定し、次いでLED57を点灯させる。これにより、液晶表示装置56から所定のセグメントのみLED57の光が透過して選択焦点検出点が表示される。このとき、RAMに記憶されている選択済焦点検出点の座標が、液晶表示装置56の表示配置と一致している座標である場合はその座標部分の液晶が透過する様に設定し、一致していない座標である場合はその座標の近傍(隣もしくは両隣)の液晶が透過する様に設定して、存在する焦点検出点の中間座標が選択されている事を表示する。
【0034】
具体的な例としては、図7(a)に示す様に、選択済焦点検出点の座標が初期値である(2y、7x)である場合に、ダイアル82,82によりY方向上へ選択点を移動させると新たな指示座標は(1y、7x)となり、焦点検出点(1y、6x)と焦点検出点(1y、8x)の中間を指示する事となり、この結果、図7(c)に示す様に両側の2点を表示する。また、LED57はマイコン81によりPWM駆動で点灯されていて、PWMのデューティー比を変える事で表示輝度を変更する事が出来る。
【0035】
ステップ#103においては、マイコン81はI/ Oポートに接続されたスイッチSW1の状態を確認し、オフ(押されていない状態)であればステップ#104へ進み、ダイアル操作検出用のアップダウンカウンタ装置CNT1に接続されたダイアル1の操作状態を確認し、もし入力があればX方向に選択点を更新する為にステップ#106へ進み、アップダウンカウンタ装置CNT1のカウント値を下記演算・条件式を用いて、記憶されている選択済焦点検出点のX座標から新たなX座標を算出する。このとき、新たなX座標が13より大きい時は13に制限し、1より小さい時は1に制限する。そして、算出した新たな座標を選択済焦点検出点として記憶する。なお、下記演算・条件式はX方向へ選択変更する場合は座標を1つ飛びに選択させているのは、X方向とY方向との選択移動幅がほぼ等しくなる様にするためである。
【0036】
新X座標=旧X座標+(2×CNT1)
但し、Y座標=2で、新X座標が偶数か、Y座標≠2で奇数なら
新X座標=新X座標−(CNT1/|CNT1|)
一方、上記ステップ#104にてダイアル1の操作状態を確認した結果、入力が無ければステップ#105へ進み、ダイアル操作検出用のアップダウンカウンタ装置CNT2に接続されたダイアル2の操作状態を確認する。ここで入力があればY方向に選択点を更新する為にステップ#107へ進み、アップダウンカウンタ装置CNT2のカウント値を、記憶されている選択済焦点検出点のY座標に加算して新たなY座標を算出する。このとき、新たなY座標が3より大きい時は3に制限し、1より小さい時は1に制限する。そして、算出した新たな座標を選択済焦点検出点として記憶する。また、入力が無かった場合は直ちにステップ#102へ戻る。
【0037】
また、ステップ#103にてスイッチSW1がオンであればステップ#108へ進み、ここではマイコン81は測光センサ58の出力信号を内蔵A/ D変換器によりデジタル信号として取り込み、測光値として記憶する。また、測光値に基づいて露出制御値を算出して記憶する。この露出制御値とは、絞り値とシャッタ速度値のことである。次のステップ#109においては、上記測光処理で算出・記憶した露出制御値を不図示の露出制御値表示装置に表示させる。これにより、撮影者は絞り値とシャッタ速度を確認する事が出来る。続くステップ#110においては、AF処理を実行するかどうかを記憶されているAF合焦状態が合焦か非合焦かにより判別し、合焦している場合はAF処理を行う必要がないのでステップ#102へ戻る。一方、非合焦の場合はAF処理を行う必要があるのでステップ#111へ進む。
【0038】
ステップ#111においては、マイコン81はAFセンサ41の選択済焦点検出点と合致する焦点検出領域からの出力信号を内蔵A/D変換器によりデジタル信号として取り込み、相関演算などを行ってデフォーカス量を算出し記憶する。この焦点検出処理については後で詳細に説明する。次のステップ#112においては、焦点検出処理で算出・記憶したデフォーカス量の絶対値を所定の合焦許容値と比較し、デフォーカス量が合焦許容値以内であれば焦点状態を合焦と記憶してステップ#114へ進み、一方、デフォーカス量が合焦許容値より大きければ焦点状態を非合焦と記憶してステップ#113へ進む。ここで、所定の合焦許容値とは、レンズのFナンバーと最小錯乱円δから算出され、135フィルムを用いる場合の合焦範囲はFδとする場合が多く、AFの合焦許容値としてはレンズの制御性等を考慮して「 0.5Fδ」としている。
【0039】
ステップ#113においては、マイコン81は焦点検出処理で算出・記憶したデフォーカス量をレンズ駆動量に変換し、シリアル通信インターフェースSCIを用いてレンズマイコン14に前記レンズ駆動量を送信する。レンズマイコン14は受信したレンズ駆動量の方向に応じて焦点調節モータ12を駆動させ、撮影レンズ11を移動させる。このとき、レンズマイコン14は焦点調節モータ12の駆動に応じて出力される焦点調節エンコーダ13の出力信号を取り込み、前記レンズ駆動量と等しくなると焦点調節モータ12の駆動を終了させる。これらの処理の後にステップ#102の選択点表示処理へ戻る。
【0040】
また、上記ステップ#112でデフォーカス量が合焦許容値以内であったことを判別した場合は、前述した様にステップ#114へ進み、マイコン81は不図示の合焦表示装置を駆動させて焦点状態が合焦状態にある事を表示する。そして、次のステップ#115において、I/Oポートに接続されたスイッチSW2の状態を確認し、オフであればステップ#112の選択点表示処理へ戻る。また、オンであればステップ#116へ進み、マイコン81は測光処理で算出・記憶した露出制御値に基づいて露出制御を開始し、シリアル通信インターフェースSCIを用いてレンズマイコン14に絞り値を送信する。レンズマイコン14は受信した絞り値に応じて不図示の絞り駆動装置を駆動させ、絞りを所定の絞り値まで絞り込ませる。また、マイコン81はモータ84を駆動してメインミラー2とサブミラー3をピント板51の方向へ跳ね上げ、撮影用レンズユニット1により結像される光束を全てフィルム側へ結像する様にし、シャッタユニット6にある不図示のシャッタ先幕を駆動させ、シャッタ速度に応じた時間だけ経過した後に不図示のシャッタ後幕を駆動させてフィルム7への露光が完了する。その後、マイコン81はモータ84を駆動させてメインミラー2とサブミラー3を初期位置に復帰させると共にシャッタユニット6のシャッタ幕を初期位置に復帰させ、モータ85を駆動させてフィルムを1駒分だけ巻き取った後にステップ#102の選択点表示処理へ戻る。
【0041】
次に、図9のフローチャートを用いて、上記ステップ#111において実行される焦点検出処理時の詳細な動作について説明する。
【0042】
まず、ステップ#201において、マイコン81はRAMに記憶されている選択済焦点検出点の座標から下記条件により制御対象とする焦点検出点を決定する。
【0043】
選択Y座標=2で、選択X座標が偶数か、選択Y座標≠2で、選択X座標が奇数なら、焦点検出点(Y、X−1)と焦点検出点(Y、X+1)が制御対象
上記以外は
焦点検出点(Y、X)のみが制御対象
次のステップ#202においては、マイコン81は補助光使用フラグが設定されていればストロボ用マイコン91に補助光の点灯を指示する。続いてAFセンサ41に蓄積開始を指示する。この時の蓄積制御対象となる焦点検出点は、上記ステップ#201で決定した制御対象である焦点検出点である。また、蓄積開始時のタイマ値を蓄積開始時刻としてRAMに記憶し、最大蓄積時間として所定値をRAMに記憶する。続くステップ#203においては、現在のタイマ値と上記ステップ#202で記憶した蓄積開始時刻との差分を求めることにより、AFセンサ41の蓄積経過時間を算出する。この蓄積経過時間とRAMに記憶してある最大蓄積時間とを比較し、蓄積経過時間が最大蓄積時間を経過していればステップ#204へ進み、経過していなければステップ#205へ直ちに進む。
【0044】
ステップ#204においては、マイコン81は制御対象となっている全ラインセンサの蓄積終了をAFセンサ41に指示し、蓄積処理を強制的に終了させる。この後、AFセンサ41はマイコン81に対して蓄積終了信号を出力する。次のステップ#205においては、AFセンサ41からの蓄積終了信号が入力されたか否かを判別し、蓄積終了信号が入力されていない場合はステップ#203へ戻り、蓄積時間の確認を繰り返す。その後蓄積終了信号が入力されるとステップ#206へ進み、マイコン81はAFセンサ41が蓄積した映像信号の出力を指示し、内蔵A/D変換器にてマイコン内部に1対のデジタル画像データとして取り込む。このとき、取り込まれた各画素のデータは内蔵RAMに記憶され、画像補正や相関演算に使用される。
【0045】
次のステップ#207においては、像信号歪曲補正処理を行う。ここで、AF光学系を小型にまとめる為には、サブミラー3を凹面鏡にしてAFユニット4までの光路長を短くするのが有効であるが、凹面鏡を光軸に対して斜めに配置する事になり、AFセンサに投影される映像が、図3(b)に示す様な大きな歪曲収差を伴ってしまう。そこで、マイコン81は取り込んだ1対のデジタル画像データに対して、内蔵ROMなどに記憶している歪曲収差補正係数を用いて光学的歪曲収差を補正した新たなデジタル画像データを作成して内蔵RAMに記憶する。
【0046】
次のステップ#208においては、内蔵ROMなどに記憶している各画素特有の固定パターン・ノイズ補正の処理を行う。一般に、多数の画素を有する光センサでは、全画素に均一な光を照射しても出力される画素信号は均一にならない。これは、各画素毎に固定パターン・ノイズなどが存在するためで、マイコン81はRAMに記憶してある1対のデジタル画像データに対して、内蔵ROMなどに記憶している各画素特有の固定パターン・ノイズ補正係数を用いて固定パターン・ノイズを補正した新たなデジタル画像データを作成して内蔵RAMに記憶する。
【0047】
ステップ#209においては、像信号暗電流ムラ補正を行う。一般に、多数の画素を有する光センサでは、全画素を暗黒状態にしても不均一な画素信号が出力される。これは、各画素毎に大きさの異なる暗電流が生じているためで、マイコン81はRAMに記憶してある1対のデジタル画像データに対して、内蔵ROMなどに記憶している各画素特有の暗電流ムラ補正係数と蓄積時間及びカメラの動作温度などを用いて暗電流ムラを補正した新たなデジタル画像データを作成して内蔵RAMに記憶する。ここで、カメラの動作温度は不図示の温度センサの出力を内蔵A/D変換器でデジタルデータとしてマイコンに取り込んだものである。
【0048】
ステップ#210においては、光量分布ムラ補正を行う。一般に、光学系を通った光線は光軸上と光軸外とで光量分布が異なる。これは入射光線に角度があるとコサイン4乗則や遮光絞りによるケラレなどにより発生する。そこで、マイコン81はRAMに記憶してある1対のデジタル画像データに対して、内蔵ROMなどに記憶している各画素特有の光量分布ムラ補正係数を用いて光量分布ムラムラを補正した新たなデジタル画像データを作成して内蔵RAMに記憶する。
【0049】
ステップ#211においては、上記ステップ#210までの処理にて最終的に生成された1対のデジタル画像データに対して、隣接する各画素間の差分の絶対値和を計算する。この値はコントラスト値と呼ばれ、映像信号の変化が激しいほど大きな値を持ち、映像信号が均一なほど小さな値となる。次のステップ#212においては、1対のデジタル画像データ間で1画素づつずらしながら像信号の相関を計算する。これにより、像のずれ量に対する相関値の関係が得られ、最も相関が良くなる像のずれ量の前後の相関値を用いて補完処理することで、最良相関となる像ずらし量が1画素以下まで求める事が出来る。そして、ステップ#213において、上記ステップ#212で求めた最良相関となるずらし量の位置で、1対のデジタル画像データ間の差分の絶対値和を算出する。この値は2像の一致度を表現し、2像の一致度が悪いと大きな値となり、2像の一致度が良いと小さな値となる。さらに、前記2像一致度を上記ステップ#211で求めたコントラスト値で除算することにより、2像一致度とコントラスト値を含む信頼性値を算出し、内蔵RAMに記憶する。
【0050】
次のステップ#214においては、マイコン81は上記ステップ#212で求めた像ずらし量と、内蔵ROMなどに記憶している各焦点検出点に固有のデフォーカス算出係数を用いてデフォーカス量を算出し、内蔵RAMに記憶する。続くステップ#215においては、制御対象となる焦点検出点の含まれる全てのラインセンサの読み出しから演算処理までが終了したかを確認し、未終了であればステップ#203へ戻り、蓄積時間の確認を繰り返し、その後全てのラインセンサが終了していればステップ#216へ進む。また、ステップ#216へ進む場合で、AF補助光を使用していた場合はストロボ用マイコン91に対して補助光の消灯を指示する。
【0051】
図5に示す様に、各焦点検出点には2対のラインセンサがあり、1焦点検出点に対して2つのデフォーカス値が得られる訳であるが、マイコン81は次のステップ#216において、これら2つのデフォーカス値の平均を算出して該当する焦点検出点の最終デフォーカス量として内蔵RAMに記憶する。
【0052】
これは、焦点検出する被写体が細線など場合に、センサ画素上に結像する映像が1画素内に入ってしまう様になると、その画素内で映像位置がずれても出力される映像信号に変化が現れないため、上記ステップ#212で補完・算出する1画素以下の像ずらし量が意味を持たなくなってしまう(結果が量子化されるため)のを防ぐためで、2対のラインセンサは物理的に半画素だけずらして配置されている。
【0053】
次のステップ#217においては、マイコン81は上記ステップ#201で決定した制御対象となる焦点検出点が単一焦点検出点であるか複数焦点検出点であるかを判別し、単一焦点検出点であればその焦点検出点を最終焦点検出点として直ちにステップ#220へ進み、複数焦点検出点であればステップ#218へ進む。
【0054】
ステップ#218においては、マイコン81は上記ステップ#213で算出した信頼性値を確認し、前記信頼性値が所定値より大きい値をもつ焦点検出点は信頼性不良な焦点検出点として、制御対象焦点検出点から除外する。そして、次のステップ#219において、最終的に残った制御対象焦点検出点が複数ある場合には、マイコン81は各制御対象焦点検出点の最終デフォーカス量を比較して最も近距離側の焦点検出点を最終焦点検出点として選択する。
【0055】
次のステップ#220においては、マイコン81はAF補助光付きストロボユニット9が接続されていれば、最終的に選択された焦点検出点の蓄積時間や信頼性を考慮して次回の蓄積制御に於いてAF補助光が必要かどうかを判別する。AF補助光が必要であればステップ#221へ進んでAF補助光フラグを使用するに設定・記憶し、AF補助光が不要であればステップ#222へ進んでAF補助光フラグを使用しないに設定・記憶する。
【0056】
次のステップ#223においては、最終的に選択された焦点検出点を最終焦点検出点として内蔵RAMに記憶し、その焦点検出点に対応するデフォーカス量をも最終制御デフォーカスとして記憶する。そして、次のステップ#224にて、この焦点検出処理を終了し、図8のメインルーチンへリターンする。
【0057】
(変形例)
上記の実施の形態では、焦点検出点を千鳥状に配置した場合を例にしているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、測距情報を得る為の測距点を千鳥状に配置したものであってもよく、さらには測光点等各種の情報検出領域に適用できるものである。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、オートフォーカス点指示手段により指示されるオートフォーカス点の指示点の位置がオートフォーカス点の位置と一致する場合は、一致するオートフォーカス点でオートフォーカスを行わせ、一致しない場合は、前記指示点と左右に隣合うオートフォーカス点の中で、2像の一致度とコントラスト値を含む信頼性が所定よりも高いオートフォーカス点で、かつ、信頼性が所定よりも高いオートフォーカス点が複数ある場合には最も近距離側のオートフォーカス点で、オートフォーカスを行わせるようにしている為、複数のオートフォーカス点を千鳥状に配置したものにおいて、撮影操作者の感覚に合ったオートフォーカス点の選択を行うことができる自動焦点カメラを提供できるものである。
【0059】
また、本発明によれば、オートフォーカス点指示手段により指示されるオートフォーカス点の指示点の位置がオートフォーカス点表示位置と一致する場合は、一致するオートフォーカス点でオートフォーカスを行わせ、一致しない場合は、前記指示点と左右に隣合うオートフォーカス点の中で、2像の一致度とコントラスト値を含む信頼性が所定よりも高いオートフォーカス点で、かつ、信頼性が所定よりも高いオートフォーカス点が複数ある場合には最も近距離側のオートフォーカス点で、オートフォーカスを行わせるようにしている為、複数のオートフォーカス点を千鳥状に配置したものにおいて、撮影操作者の感覚に合ったオートフォーカス点表示を行うことができる自動焦点カメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る自動焦点カメラの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係る自動焦点カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図3】図1のAFユニットの詳細な構成やAFセンサ像に歪曲収差が存在する事を示す図である。
【図4】図1のファインダユニットの詳細な構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の一形態に係る自動焦点カメラの撮影視野上の焦点検出点の配置を示す図である。
【図6】本発明の実施の一形態に係る自動焦点カメラの撮影視野上の焦点検出点表示の配置を示す図である。
【図7】本発明の実施の一形態に係る自動焦点カメラの撮影視野上の焦点検出点の配置と焦点検出点表示の配置及び選択点の方向と変化を示す図である。
【図8】本発明の実施の一形態に係る自動焦点カメラの一連の動作を示したフローチャートである。
【図9】図8のステップ#111にて実行される焦点検出処理の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影用レンズユニット
4 AFユニット
5 ファインダユニット
41 AFセンサ
56 液晶表示装置
57 LED
81 マイコン
Claims (4)
- 千鳥状に配置された複数のオートフォーカス点を有するオートフォーカス手段と、前記複数のオートフォーカス点の中より任意の点をオートフォーカス点として指示するオートフォーカス点指示手段とを有し、画面内において、前記千鳥状に配置された複数のオートフォーカス点の位置と前記オートフォーカス点指示手段により指示可能な指示点の位置に一部一致しない部分が存在する自動焦点カメラであって、
前記指示点の位置が前記オートフォーカス点の位置と一致する場合は、一致するオートフォーカス点でオートフォーカスを行わせ、前記指示点の位置が前記オートフォーカス点の位置と一致しない場合は、前記指示点と左右に隣合うオートフォーカス点の中で、2像の一致度とコントラスト値を含む信頼性が所定よりも高いオートフォーカス点で、かつ、信頼性が所定よりも高いオートフォーカス点が複数ある場合には最も近距離側のオートフォーカス点で、オートフォーカスを行わせることを特徴とする自動焦点カメラ。 - 千鳥状に配置された複数のオートフォーカス点を有するオートフォーカス手段と、前記複数のオートフォーカス点の中より任意の点をオートフォーカス点として指示するオートフォーカス点指示手段と、前記オートフォーカス点に一致した画面上での位置でオートフォーカス点表示を行うオートフォーカス点表示手段とを有し、画面内において、前記オートフォーカス点指示手段により指示可能な指示点の位置と前記オートフォーカス点表示手段による表示位置とに一部一致しない部分が存在する自動焦点カメラであって、
前記指示点の位置が前記オートフォーカス点表示位置と一致する場合は、一致するオートフォーカス点でオートフォーカスを行わせ、前記指示点の位置が前記オートフォーカス点表示位置と一致しない場合は、前記指示点と左右に隣合うオートフォーカス点の中で、2像の一致度とコントラスト値を含む信頼性が所定よりも高いオートフォーカス点で、かつ、信頼性が所定よりも高いオートフォーカス点が複数ある場合には最も近距離側のオートフォーカス点で、オートフォーカスを行わせることを特徴とする自動焦点カメラ。 - 前記指示点は、画面内において、直交する二つの方向に移動させることが可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の自動焦点カメラ。
- 前記オートフォーカス点は、焦点検出情報を得る為の焦点検出点又は測距情報を得る為の測距点であることを特徴とする請求項1又は2記載の自動焦点カメラ。
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