JP2006106174A - 表示装置、データ処理装置、データ処理方法及び電子機器 - Google Patents

表示装置、データ処理装置、データ処理方法及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006106174A
JP2006106174A JP2004290004A JP2004290004A JP2006106174A JP 2006106174 A JP2006106174 A JP 2006106174A JP 2004290004 A JP2004290004 A JP 2004290004A JP 2004290004 A JP2004290004 A JP 2004290004A JP 2006106174 A JP2006106174 A JP 2006106174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dither
data
mode
image data
frequency component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004290004A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Horiuchi
浩 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004290004A priority Critical patent/JP2006106174A/ja
Publication of JP2006106174A publication Critical patent/JP2006106174A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract


【課題】 表示装置用の画像データに面積階調を適用する場合に、再現できる階調数と鮮鋭度との間のバランスを調整できる技術を提供する。
【解決手段】 画像内の高周波成分を検出し、その検出結果に応じて複数の減色処理適用モードの中の1つを選択して適用する。高周波成分が検出されない位置では、高周波成分が検出された位置よりも元の画像データの階調を面積階調によってより忠実に再現可能なモードを適用する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、表示装置用の画像データに適用可能な減色処理技術に関する。
表示装置の階調数を増加するための方法として、画素階調と面積階調とを組み合わせて使用する方法がある。画素階調は、表示装置の画素回路の構成によって決まる一定の階調数で画像の階調を再現するものである。一方、面積階調は、ディザ法や、誤差拡散法、濃度パターン法などの種々の減色処理を行うことによって画像の階調を再現するものである。
表示装置用の画像データにディザ法や誤差拡散法を適用した技術としては、以下の特許文献1,2に記載されたものが知られている。
特開平5−83536号公報 特開2004−40611号公報
面積階調を利用した場合には、再現できる階調数は増加するが、画像内の高周波成分が平滑化されてややぼけた画像になる傾向がある。一方、面積階調を利用しない場合には、高周波成分をよりシャープな(鮮鋭度の高い)画像を再現できるが、再現可能な階調数は減少する。このように、面積階調の利用の有無に関しては、表示画像で再現できる階調数と鮮鋭度との間にトレードオフの関係がある。しかし、従来は、再現できる階調数と鮮鋭度との間のバランスをうまく調整する技術は知られていなかった。
本発明は、表示装置用の画像データに面積階調を適用する場合に、再現できる階調数と鮮鋭度との間のバランスを調整できる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による表示装置は、
1色当たりNビット(Nは2以上の整数)の表示データに応じて多階調画像を表示する表示部と、
1色当たりMビット(MはNより大きな整数)の画像データの下位ビットに対して面積階調を利用した減色処理を行うことによって前記Nビットの表示データを生成することが可能なデータ処理部と、
を備え、
前記データ処理部は、
前記画像データで表される画像内において高周波成分を検出する高周波成分検出部と、
前記画像内の複数の位置のそれぞれにおいて、前記高周波成分の検出結果に応じて複数の減色処理適用モードの中の1つを選択して適用する減色処理部と、
を含み、
前記複数の減色処理適用モードのうちで、所定量以上の高周波成分が検出されない位置において選択される第1のモードは、前記所定量以上の高周波成分が検出された位置において選択される第2のモードよりも前記Mビットの画像データの階調を面積階調によってより忠実に再現可能なモードであることを特徴とする。
この表示装置では、所定量以上の高周波成分が検出されない位置では、Mビットの画像データの階調を面積階調によってより忠実に再現可能な第1のモードが適用され、一方、所定量以上の高周波成分が検出された位置では、面積階調による階調の再現性は劣るがより鮮鋭度の高い画像を再現可能な第2のモードが適用される。この結果、画像内の複数の位置における高周波成分の量に応じて、再現階調数と鮮鋭度との間のバランスのとれた画像を表示することができる。
なお、(i)前記第1のモードは、ディザマトリクスを用いたディザ処理を前記減色処理として実行することによって前記表示データを生成するモードであり、
(ii)前記第2のモードは、ディザ処理を行わずに前記画像データの上位Nビットをそのまま前記表示データとして採用するモードであるものとしてもよい。
ディザ処理を行えば元の画像データの階調を面積階調によってより忠実に再現することができる。一方、ディザ処理を行わずに画像データの上位Nビットをそのまま表示データとして採用すれば、画像の鮮鋭度を維持することができる。
前記減色処理部は、減色処理適用モードの切り替えを、前記ディザマトリクスと同じ形状を有する画素ブロック毎に実行するようにしてもよい。
この構成では、モードの切り替えを容易に行うことができる。
あるいは、前記画素ブロックは、減色処理適用モードの切り替えを、前記ディザマトリクスよりも小さな形状を有する画素ブロック毎に実行するようにしてもよい。
この構成では、ディザマトリクスよりも細かい画素ブロックごとにモードの切り替えを行うので、より細かな単位で再現階調数と鮮鋭度との間のバランスを取ることが可能である。
なお、(i)前記第1のモードは、第1のディザマトリクスを用いたディザ処理を前記減色処理として実行することによって前記表示データを生成するモードであり、
(ii)前記第2のモードは、前記第1のディザマトリクスよりも小さな第2のディザマトリクスを用いたディザ処理を前記減色処理として実行することによって前記表示データを生成するモードであるものとしてもよい。
より大きなディザマトリクスを用いる第1のモードでは、元の画像データの階調を面積階調によってより忠実に再現することができる。一方、より小さなディザマトリクスを用いる第2のモードでは、画像の鮮鋭度を維持することができる。
前記減色処理は、前記画像データの値に応じて、前記画像データの下位から(M−N+1)ビット目の値に1を加算するか否かを判定するとともに、当該判定に応じて調整された後の上位Nビットのデータを前記表示データとして採用する処理であるものとしてもよい。
この構成によれば、上位(N−1)ビットの値に影響を与えることなく、再現階調数と鮮鋭度との間のバランスを取ることが可能である。
前記高周波成分検出部は、
前記画像内のエッジを前記高周波成分として検出するエッジ検出部を有するものとしてもよい。
この構成によれば、エッジ量に応じてモードを切り替えることが可能である。
前記エッジ検出部は、
複数ライン分の画像データを格納するためのラインメモリ部と、
前記ラインメモリ部から読み出された画像データに対してエッジ検出フィルタを適用することによってエッジを検出するフィルタ処理部と、
エッジ検出結果に応じて、所定の形状を有する画素ブロック毎にエッジが存在するか否かを示すエッジ位置信号を設定するエッジ位置信号設定部と、
を備え、
前記減色処理部は、
所定のディザマトリクスを記憶するディザマトリクス記憶部と、
前記エッジ位置信号に応じてディザ処理の適用モードを選択して適用するディザ処理実行部と、
を備えるものとしてもよい。
この構成によれば、これらの各部を実現するハードウェア回路によって画像データの処理を高速に行うことが可能である。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、表示方法及び装置、データ処理方法および装置、それらの装置を備える電子機器、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.第4実施例:
E.電子機器への適用例:
F.変形例
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施例としての表示装置の構成を示すブロック図である。この表示装置は、データ処理部100と表示部200とを備えている。データ処理部100は、高周波成分検出部として機能するエッジ検出部110と、減色処理部として機能するディザ処理部120とを有している。表示部200は、駆動回路210と表示パネル220とを有している。
エッジ検出部110は、入力画像データInDatで表される画像内のエッジ(高周波成分)を検出し、ディザイネーブル信号DitherEnをディザ処理部120に供給する。このディザイネーブル信号DitherEnは、エッジが存在する位置を示すエッジ位置信号に相当する。第1実施例では、入力画像データInDatは、1色当たり8ビットのカラー画像データである。エッジ検出部110は、数ライン分の入力画像データInDatを一時的に格納し、その中から所定ライン分の画像データMemDatをディザ処理部120に供給する。なお、図1において、データの符号の後に記載されている括弧書きの数字([7:0]や[7:2])は、そのデータに含まれるビットの範囲を示している。例えば[7:0]は、ビット7(8ビットデータの最上位ビット)からビット0(最下位ビット)までの8ビットを含むことを意味している。
なお、表示部200がカラー表示を行う場合には、複数の色のそれぞれについて8ビットの表示データOutDatが表示部200に供給されるが、図1では図示の便宜上1色分についてのデータ幅が示されている。これは他の図も同様である。
ディザ処理部120は、1色当たり8ビットの画像データMemDatの下位2ビットに対してディザ処理を実行することによって、1色当たり6ビットの表示データOutDatを生成する。この際、画像内のエッジの位置を示すディザイネーブル信号DitherEnに応じて、ディザ処理の適用モードが切り替えられる(後述する)。駆動回路210は、データ処理部100から供給された6ビットの表示データOutDatから6ビットの駆動データDrvDatを生成し、この駆動データDrvDatを用いて表示パネル220を駆動する。なお、表示パネル220は、各画素で1色当たり6ビット階調(64階調)を再現することができるパネルである。従って、表示パネル220には、6ビットの画素階調とディザ法による面積階調との両方を利用して画像が表示される。
図2は、第1実施例におけるディザ処理の適用モードの切り替えを示す説明図である。図2(A)は、入力画像データInDatで表される画像の一部の領域内におけるエッジ画素の位置が示されている。i,jは画素位置の座標である。この画像領域は、2×2画素のサイズの画素ブロック(太線で示す)によって区切られている。1つの画素ブロックは、図2(C)に示すディザマトリクスと同じサイズを有している。
図2(B)は、各画素ブロックにおけるディザ処理の適用モードを示している。すなわち、ハッチングの無い画素ブロックにはディザ処理が実行され、これによって6ビットの表示データOutDatが生成される。一方、ハッチングが付された画素ブロックにはディザ処理が実行されず、入力画像データInDatの上位6ビットがそのまま表示データOutDatとして採用される。なお、ディザ処理を実行するモードを「ディザ処理実行モード」と呼び、ディザ処理を実行しないモードを「ディザ処理非実行モード」と呼ぶことができる。
ディザ処理では、後述するように、8ビットの入力画像データInDatの下位2ビットに対して図2(C)のディザマトリクスが適用され、その結果に応じて入力画像データInDatの下位3ビット目が調整されて6ビットの表示データOutDatが生成される。図2(D)は、各画素位置におけるディザマトリクスの閾値の適用状態を示している。ここで、「N/A」は閾値が適用されない(ディザ処理が実行されない)ことを示している。
図2(A)と図2(B)から理解できるように、第1実施例では、画素ブロック内に1つ以上のエッジ画素が含まれている場合には、その画素ブロックに対してディザ処理非実行モードが選択され、入力画像データInDatの上位6ビットがそのまま表示データOutDatとして採用される。一方、画素ブロック内にエッジ画素が含まれていない場合には、その画素ブロックに対してディザ処理実行モードが選択される。このようなモードの切り換えを行うことにより、エッジ画素が存在する画素ブロックでは、画像のエッジ(すなわち高周波成分)をディザ処理によってぼかすことなく鮮鋭度の高い画像を再現することができる。一方、エッジ画素が存在しない画素ブロックでは、ディザ処理を使用して元の画像データInDatの階調をより忠実に再現することができる。
図3は、エッジ検出部110の内部構成を示すブロック図である。エッジ検出部110は、ラインメモリ部112と、エッジ演算部114と、ディザイネーブルレジスタ部116とを有している。ラインメモリ部112は、5ライン分の入力画像データInDatを一時的に格納し、その中からディザ処理用に1ライン分の画像データMemDatを順次出力する。ラインメモリ部112は、更に、エッジ検出に使用するための3ライン分(24ビット)の画像データRdDatをエッジ演算部114に供給する。エッジ演算部114は、この3ライン分の画像データRdDatからエッジの有無を検出し、エッジの有無を示すディザフラグDitherFlgを各画素毎に出力する。ディザイネーブルレジスタ部116は、このディザフラグDitherFlgを受けて、図2(B)に示した各画素ブロックごとに、ディザ処理を実行するか否かを示すディザイネーブル信号DigherEnを出力する。
図4は、ラインメモリ部112の内部構成を示している。ラインメモリ部112は、ラインメモリセット130と、ラインライトカウンタ132と、アドレスカウンタ134と、ラインリードカウンタ136とを有している。
図4(B),(C)に示すように、ラインメモリセット130は5つのラインメモリを有しており、1ラインメモリずつ循環的に選択されて入力画像データInDatが書き込まれる。各ラインメモリは、例えばSRAMで構成されている。書き込み対象となるラインメモリの直前の3ライン分のラインメモリからは、エッジ検出用の画像データRdDatが読み出される。また、書き込み対象のラインメモリよりも4ライン前のラインメモリからは、ディザ処理の対象となる画像データMemDatが読み出される。図4(B)では、画像内のラインL3(4番目のライン)の画像データInDatが書き込まれ、その直前の3ラインL0〜L2の画像データRdDatが読み出されてエッジ演算部114(図3)に供給されている。図4(C)では、画像内のラインL4の画像データInDatが書き込まれ、その直前の3ラインL1〜L3の画像データRdDatが読み出されてエッジ演算部114に供給されており、また、ラインL0の画像データMemDatがディザ処理部120(図1)に供給されている。
3つのカウンタ132,134,136は、図4(B),(C)に示す動作を行うためのカウント動作を行う。すなわち、ラインライトカウンタ132は、入力画像信号InDatの水平同期信号HSYNCに同期してライン番号をカウントアップし、書き込み対象となるラインメモリを選択する書込ライン選択信号WrCSをラインメモリセット130に供給する。アドレスカウンタ134は、入力画像信号InDatに同期したドットクロック信号DCKに同期して1ライン中の画素アドレスAdrsをカウントアップしてラインメモリセット130に供給する。ラインリードカウンタ136は、入力画像信号InDatの水平同期信号HSYNCに同期してライン番号をカウントアップし、読み出し対象となるラインメモリを選択する読出ライン選択信号RdCSをラインメモリセット130に供給する。
なお、3つのカウンタ132,134,136には、水平ブランキング信号BNKが供給されている。この信号BNKは、水平ブランキング期間(すなわち映像が無い期間)でHレベル(1レベル)となり、映像が存在する期間にLレベル(0レベル)となる信号である。カウンタ132,134,136は、水平ブランキング信号BNKがLレベルの期間(映像が存在する期間)に書き込みや読み出しの動作を行うようにそれぞれの信号WrCS,Adres,RdCSを出力する。この結果、画像データの書き込みや読み出しが、ドットクロック信号DCKに同期して、各色について1画素当たり8ビット単位で実行される。
なお、本実施例では、後述するように3×3画素のエッジ検出フィルタを使用しており、これに応じてラインメモリセット130には5つのラインメモリが設けられている。一般に、n×n画素のエッジ検出フィルタを使用する場合には、(n+2)ライン分のラインメモリを設けるようにすれば、ラインメモリへの画像データInDatの書き込み及び読み出しと、エッジ演算部114への処理対象データRdDatの供給とを同時に行うことが可能である。
図5は、エッジ演算部(図3)の内部構成を示すブロック図である。エッジ演算部114は、FIFO部140と、係数保持部142と、3×3マトリクス乗算部144と、エッジ比較値保持部146と、コンパレータ148とを備えている。FIFO部140は、ラインメモリ部112(図3)から与えられた3ライン分の画像データRdDatをドットクロック信号DCKに同期して順次受け取り、3×3画素分の画像データDat00〜Dat02,Dat10〜Dat12,Dat20〜Dat22を3×3マトリクス乗算部144に順次供給する。係数保持部142は、3×3画素のエッジフィルタの係数COF00〜COF02,COF10〜COF12,COF20〜COF22を3×3マトリクス乗算部144に供給する。3×3マトリクス乗算部144は、与えられた画像データDat00〜Dat02,Dat10〜Dat12,Dat20〜Dat22に対していわゆるフィルタ処理を実行して、その処理結果を示すエッジ量信号MulRegを出力する。このエッジ量信号MulRegは、3×3画素の中心画素におけるエッジの大きさ(エッジ量)を示す値である。
エッジ比較値保持部146は、書込信号WRに応じて外部から書き込まれたエッジ比較値CmpDatを保持している。コンパレータ148は、エッジ量信号MulRegがエッジ比較値CmpDatよりも大きい場合にはディザフラグDitherFlgをHレベルに設定し、エッジ量信号MulRegがエッジ比較値CmpDat以下の場合にはディザフラグDitherFlgをLレベルに設定する。すなわち、ディザフラグDitherFlgは、エッジが検出された画素においてHレベルとなり、エッジが検出されない画素においてLレベルとなる。このディザフラグDitherFlgは、ディザイネーブルレジスタ部116(図3)に供給される。
図6(A)は、ディザイネーブルレジスタ部116の内部構成を示すブロック図である。ディザイネーブルレジスタ部116は、ライトロウセレクタ150と、3行分のディザイネーブルFIFOメモリ152と、リードロウセレクタ154と、コモンカラムセレクタ156と、水平同期カウンタ158と、ドットクロックカウンタ160とを備えている。
ライトロウセレクタ150は、3行分のディザイネーブルFIFOメモリ152の中で、ディザフラグDitherFlgの書き込み対象となる行(ロウ)を選択する。リードロウセレクタ154は、ディザイネーブル信号DitherEnの読み出し対象となる行を選択する。コモンカラムセレクタ156は、書き込み及び読み出しの対象となる列(カラム)を選択する。ここで、「列」は、画素位置と同義語である。ロウセレクタ150,154の動作は、水平同期カウンタ158から出力される水平同期カウント値Hcntに同期して実行される。また、コモンカラムセレクタ156の動作は、ドットクロックカウンタ160から出力されるドットクロックカウント値Dcntに同期して実行される。
図6(B),(C)は、ディザイネーブルレジスタ部116に入力されるディザフラグDitherFlgと、ディザイネーブルレジスタ部116から出力されるディザイネーブル信号DitherEnとの関係を示している。第1実施例では、ディザフラグDitherFlgは1画素毎に生成され、ディザイネーブル信号DitherEnは2×2画素の画素ブロック毎に生成される。すなわち、ディザイネーブルFIFOメモリ152には、2×2画素の画素ブロック毎に1ビットが割り当てられており、ディザフラグDitherFlgを書き込む際には1(Hレベル)のみが書き込み可能とされ、0(Lレベル)は無視される。また、各行のFIFOへの書き込みの開始前には、その行の値が0クリアされる。この結果、1つの画素ブロック内の1つ以上の画素においてディザフラグDitherFlgが1(Hレベル)である場合には、その画素ブロック内のディザイネーブル信号DitherEnは1(Hレベル)となる。ディザイネーブル信号DitherEnの値「1」はディザ処理が実行されないことを示し、値「0」はディザ処理が実行されることを示す。これは、図2(B)に示されているものと同じである。
ディザイネーブルレジスタ部116から出力されたディザイネーブル信号DitherEnは、ディザ処理部120(図1)に供給される。ディザ処理部120は、このディザイネーブル信号DitherEnと、ラインメモリ部112(図4)から供給された画像データMemDatとに基づいて表示データOutDatを生成する。
図7は、ディザ処理部120の内部構成を示すブロック図である。ディザ処理部120は、閾値選択部170と、比較/加算器180と、データセレクタ182とを備えている。閾値選択部170は、図2(C)に示すディザマトリクスの4つの閾値0〜3を、処理対象の画素位置に応じて選択して比較/加算器180に供給するための回路である。Dカウンタ171は、ドットクロック信号DCKをカウントアップして、ディザマトリクスの列位置を示すカウント値をHセレクタ173に供給する。Hカウンタ172は、水平同期信号HSYNCをカウントアップして、ディザマトリクスの行位置を示すカウント値をHセレクタ173に供給する。Hセレクタ173は、与えられたカウント値に応じて、4つの閾値0〜3の中の1つを選択する閾値選択信号SelDthを2つのDセレクタ174,175に供給する。Dセレクタ174,175は、この閾値選択信号SelDthに応じて1つの閾値DthElmを比較/加算器180に供給する。比較/加算器180は、与えられた閾値DthElmを用いて画像データMemDatに対していわゆるディザ処理を実行する。
図8は、比較/加算器180によるディザ処理の内容を示す説明図である。比較/加算器180は、コンパレータ190と加算器192の機能を有している。コンパレータ190は、画像データMemDatの下位2ビットと、ディザマトリクスの2ビットの閾値DthElmとを比較して、比較結果を示す信号Cmpを出力する。すなわち、画像データMemDatの下位2ビットが閾値DthElmよりも大きいときには出力信号Cmpを1に設定し、閾値DthElm以下のときには出力信号Cmpを0に設定する。加算器192は、この出力信号Cmpと画像データMemDatの下位から3ビット目(ビット2)を加算する。加算器192の出力は、画像データMemDatの上位5ビット(ビット7〜3)とともに、6ビットのディザ処理済みデータDthDatとして出力される。なお、キャリが発生したときには上位ビットにキャリが伝搬するが、図8では簡略化されており、3ビット目のみに加算器192が描かれている。
図8の例からも理解できるように、表示装置用のNビットの表示データを生成するためのディザ処理は、Mビットの画像データの値に応じて、その画像データの下位から(M−N+1)ビット目の値に1を加算するか否かを判定するとともに、この判定に応じて調整された後の上位Nビットのデータを表示データとして採用する処理を適用可能である。図8の例ではM=8,N=6である。他の種類の減色処理(誤差拡散法や濃度パターン法によるもの)を利用する場合も同様である。
比較/加算器180から出力された6ビットのディザ処理済みデータDthDatは、画像データMemDatの上位6ビットとともにデータセレクタ182に入力される。データセレクタ182は、ディザイネーブル信号DitherEnに応じて、2組の6ビットデータDthDat,MemDatのうちの一方を選択し、表示データOutDatとして出力する。この表示データOutDatは表示部200(図1)に供給され、この表示データOutDatに応じた階調を有する画像が表示される。
なお、表示データOutDatは6ビットなので、表示部200の各画素では6ビットの階調(64階調)が再現される。但し、ディザ処理が行われた画素ブロックでは、面積階調によってさらに2ビットの階調(4階調)が再現される。
図9は、第1実施例における各種の信号のタイミングチャートである。ここでは、水平同期信号HSYNC(図9(a))の1周期を有する5つの期間P0〜P4に、画像の1番目のラインL0から5番目のラインL4までの画像データInDat(図9(c))が順次入力される様子を示している。各種の処理は、水平ブランキング信号BNKがLレベルである有効映像期間に行われる。
最初の2つの期間P0,P1では、入力画像データInDatが単にラインメモリセット130(図4)内の最初の2つのライン#0,#1に入力されて格納される。
期間P2では、3番目のラインL2の画像データがラインメモリセット130内の3番目のライン#2に入力され、これとほぼ並行してそれ以前の3ラインLd,L0,L1の画像データRdDatがラインメモリセット130から出力される(図9(d))。なお、ラインLdは、1番目のラインの手前にあると仮想されたダミーラインであり、例えばライン#4に格納されている。ダミーラインLdの画像データRdDatとしては画素値がすべて0であるデータを使用してもよく、あるいは、1番目のラインL0の画像データをダミーラインLdの画像データとして使用しても良い。エッジ演算部114(図5)は、期間P2において、3ラインLd,L0,L1の画像データRdDatを用い、それらの中央のラインL0上にある各画素のディザフラグDitherFlg(図9(e))を生成する。
期間P3では、同様に、4番目のラインL4の画像データがラインメモリセット130内の4番目のライン#3に入力され、これとほぼ並行してそれ以前の3ラインL0,L1,L2の画像データRdDatがラインメモリセット130から出力される。前述した図4(B)は、この状態を示している。この結果、期間P3では、ラインL1上の各画素のディザフラグDitherFlgが生成される(図9(e))。
期間P4では、同様にしてラインL2上の各画素のディザフラグDitherFlgが生成されるとともに、その2ライン前のラインL0の表示データOutDatが生成される(図9(h))。すなわち、エッジ検出部110(図1)からは、ディザ処理部120に対してラインL0の画像データMemDat(図9(f))と、ラインL0,L1用のディザイネーブル信号DitherEn(図9(g))とが供給される。ディザ処理部120は、これらの信号に応じて、ラインL0の表示データOutDatを生成する。この後は、順次ラインが更新されて同様な処理が繰り返される。
以上のように、第1実施例では、エッジ画素を含まない画素ブロックでは入力画像データInDatの下位2ビットにディザ処理を実行することによって表示データOutDatを生成し、一方、エッジ画素を含む画素ブロックではディザ処理を実行せずに入力画像データの上位6ビットをそのまま表示データOutDatとして採用する。すなわち、画像の高周波成分が少ない領域ではディザ処理を実行するので、入力画像データInDatの階調をより忠実に再現した画像を表示することができる。また、画像の高周波成分が多い領域ではディザ処理を実行しないので、高周波成分をぼかすことなく鮮鋭度の高い画像を表示することができる。また、上記実施例では、データ処理部100をハードウェアで構成したので、高速な処理を行うことが可能である。
B.第2実施例:
図10は、第2実施例におけるディザ処理の適用モードの切り替えを示す説明図であり、図2に対応する図である。図10(A)は、入力画像データInDatで表される8×8画素の画像領域内におけるエッジ画素の位置の例を示している。この画像領域は、4×4画素のサイズの画素ブロック(太線で示す)によって区切られている。なお、第2実施例では、図10(C)に示す2種類のディザマトリクスを使用する。図10(A)の画素ブロックは、4×4ディザマトリクスと同じサイズを有している。
図10(B)は、各画素ブロックにおけるディザ処理の適用モードを示している。ハッチングの無い画素ブロックには4×4ディザマトリクスを用いた第1のディザ処理が実行さる。一方、ハッチングが付された画素ブロックには、2×2ディザマトリクスを用いた第2のディザ処理が実行される。なお、第1のディザ処理は、4×4ディザマトリクスを用いるので、入力画像データInDatの下位4ビットに対してディザ処理が実行されることになる。そこで、第2実施例では、入力画像データInDatを1色当たり10ビットのデータとして構成し、その下位4ビットに対して第1のディザ処理を実行する。2×2ディザマトリクスを使用する第2のディザ処理では、下位第3、第4ビットに対してディザ処理を実行し、最下位2ビットの値は無視される。
なお、4×4ディザマトリクスを用いたディザ処理では、入力画像データInDatの下位4ビット全部に対してディザ処理を実行するので、2×2ディザマトリクスを用いる場合よりも、入力画像データInDatの階調をより忠実に再現することが可能である。一方、2×2ディザマトリクスを用いたディザ処理では、4×4ディザマトリクスを用いる場合よりも高周波成分をぼかさずに維持することが可能である。このように、一般的には、より大きなディザマトリクスを用いる方が元の画像データの階調をより忠実に再現することが可能であるが、より小さなディザマトリクスを用いる方が鮮鋭度の高い画像を再現することが可能である。なお、「ディザマトリクスが小さい」とは、ディザ処理による面積階調によって再現される階調数が小さいことを意味している。
図10(D)は、各画素位置におけるディザマトリクスの閾値の適用状態を示している。2×2ディザマトリクスを用いる第2のディザ処理が実行される場合には、4×4画素の画素ブロック内で、2×2ディザマトリクスが4回適用されることになる。
図11は、第2実施例におけるディザ処理部120aの内部構成を示すブロック図である。図7に示したディザ処理部120との差異は、2×2ディザ処理用の閾値選択部170及び比較/加算器180とは別に、4×4ディザ処理用の閾値選択部300及び比較/加算器330が設けられている点である。
4×4ディザ処理用の閾値選択部300は、上位2ビット用の回路として、Dカウンタ311と、Hカウンタ312と、Hセレクタ313と、2つのDセレクタ314,315を有している。この構成は、2×2ディザ処理用の閾値選択部170と同じである。また、閾値選択部300の下位2ビット用の回路も同様に、Dカウンタ321と、Hカウンタ322と、Hセレクタ323と、2つのDセレクタ324,325を有している。Dセレクタ314,315はHセレクタ313からの選択信号SelDthに応じて上位2ビット用の閾値を選択して出力する。同様に、Dセレクタ324,325はHセレクタ323からの選択信号SelDthに応じて下位2ビット用の閾値を選択して出力する。これらの2対のDセレクタ314,315,324,325から比較/加算器330に供給される4ビットの閾値DthElm1は、図10(C)に示した4×4ディザマトリクスの閾値と同じものである。
比較/加算器330は、この閾値DthElm1を入力画像データMemDatの下位4ビットと比較して、6ビットの表示データOutDat1を生成する。データセレクタ182は、4×4ディザ処理用の比較/加算器330から与えられた表示データOutDat1と、2×2ディザ処理用の比較/加算器180から与えられた表示データOutDat0とのうちの一方を、ディザイネーブル信号DitherEnに応じて選択し、選択したデータを表示データOutDatとして表示部200に供給する。
以上のように、第2実施例では、エッジ画素を含まない4×4画素ブロックでは4×4ディザマトリクスを用いたディザ処理を実行することによって表示データOutDatを生成し、一方、エッジ画素を含む4×4画素ブロックでは2×2ディザマトリクスを用いたディザ処理を実行することによって表示データOutDatを生成する。この結果、画像の高周波成分が少ない領域では入力画像データInDatの階調をより忠実に再現した画像を表示することができる。また、画像の高周波成分が多い領域では、高周波成分をぼかすことなく鮮鋭度の高い画像を表示することができる。
C.第3実施例:
図12は、第3実施例におけるディザ処理の適用モードの切り替えを示す説明図であり、図2に対応する図である。図12(A)のエッジ画素の位置は、図2(A)と同じである。但し、図12(A)では、画像領域が1×2画素の画素ブロックに区分されており、図12(C)に示す2×2ディザマトリクスよりも小さな画素ブロックが使用されている点が第1実施例と異なる。
図12(B)は、各画素ブロックにおけるディザ処理の適用モードを示している。ハッチングの無い画素ブロックにはディザ処理が実行され、一方、ハッチングが付された画素ブロックにはディザ処理が実行されない。図12(D)は、各画素位置におけるディザマトリクスの閾値の適用状態を示している。第3実施例では、1×2画素の画素ブロック毎にディザ処理の適用モードが切り替えられるので、ディザマトリクスの閾値も1×2画素の単位で適用される。例えば、座標(i,j)が(1,1),(1,2)の画素で構成される画素ブロックでは、2×2ディザマトリクスの左半分の閾値が適用されるが、その右の3つの画素ブロックではディザ処理が実行されない。その後、(5,1),(5,2)の画素で構成される画素ブロックにおいて2×2ディザマトリクスの適用が再開される。このように、ディザ処理の実行の有無は、1×2画素の画素ブロック毎に判断される。そして、2×2ディザマトリクスの適用位置が1×2画素の画素ブロックの単位で左右にシフトされる。
図13は、第3実施例におけるディザ処理部120bの内部構成を示すブロック図である。図7に示したディザ処理部120との差異は、Dカウンタ171のリセット端子にディザイネーブル信号DitherEnが供給されている点だけである。Dカウンタ171は、ディザイネーブル信号DitherEnのレベルが0から1に立ち上がるとリセットされて0に初期化される。但し、ディザイネーブル信号DitherEnは、図12に示したように1×2画素の画素ブロック毎に1ビットずつ発生する信号である。
この第3実施例によっても、第1実施例と同様に、画像の高周波成分が少ない領域では入力画像データInDatの階調をより忠実に再現した画像を表示することができ、また、画像の高周波成分が多い領域では高周波成分をぼかすことなく鮮鋭度の高い画像を表示することができる。
D.第4実施例:
図14は、第4実施例におけるディザ処理の適用モードの切り替えを示す説明図であり、図2に対応する図である。図14(A)のエッジ画素の位置は、図2(A)と同じである。第4実施例では、画素ブロック(太線枠で示す)が1画素と同じ大きさである点で第1実施例と異なる。従って、ディザイネーブル信号DitheEnとしては、ディザフラグDitherFlgと同じものが使用される。
図14(B)は、各画素ブロックにおけるディザ処理の適用モードを示している。ハッチングの無い画素ブロックにはディザ処理が実行されて、6ビットの表示データOutDatが生成される。一方、ハッチングが付された画素ブロックにはディザ処理が実行されない。すなわち、第4実施例では、1画素毎にディザ処理の適用モードが切り替えられる。図14(D)は、各画素位置におけるディザマトリクスの閾値の適用状態を示している。第4実施例では、画像平面上におけるディザマトリクスの位置はシフトされず、各画素位置毎にディザ処理の実行の有無のみが切り替えられる。
この第4実施例においても、第1実施例と同様に、画像の高周波成分が少ない領域では入力画像データInDatの階調をより忠実に再現した画像を表示することができ、また、画像の高周波成分が多い領域では高周波成分をぼかすことなく鮮鋭度の高い画像を表示することができる。
なお、第3、第4実施例から理解できるように、ディザ処理の適用モードの切り替えは、ディザマトリクスよりも小さな画素ブロック毎に判定することが可能である。
E.電子機器への適用例:
上記各実施例において説明した表示装置は、種々の電子機器に適用することができる。図15は、実施例による表示装置を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの概略構成を示す説明図である。パーソナルコンピュータ800は、表示装置840と、本体部830と、電源スイッチ810と、キーボード820とを備えている。
表示装置840が適用される電子機器としては、他に、携帯電話機、情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等が挙げられる。これらの電子機器の表示部として、上記実施例による表示装置840が適用可能である。
F.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
F1.変形例1:
上記実施例では、減色処理としてディザ処理を利用していたが、他の種類の減色処理を利用することも可能である。例えば、誤差拡散法や濃度パターン法を使用しても良い。但し、閾値マトリクスを用いる減色処理を利用すれば、減色処理の適用モードの切り替えをより容易に実行することができるという利点がある。
F2.変形例2:
上記実施例では、画像内の高周波成分を検出する処理としてエッジ検出処理を利用していたが、他の種類の高周波成分検出処理を利用することも可能である。例えば、画素ブロック毎にフーリエ変換やウェーブレット変換などの周波数解析を実行し、その結果に応じて所定量以上の高周波成分が存在するか否かを判断するようにしてもよい。
F3.変形例3:
本発明による表示装置は、テレビジョンや、コンピュータ用モニタ、各種の情報機器用の表示装置としても適用可能である。
F4.変形例4:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、データ処理部100(図1)のエッジ検出部110とディザ処理部120の機能の一部をコンピュータのCPUが実行するようにすることもできる。
本発明の一実施例としての表示装置の構成を示すブロック図である。 第1実施例におけるディザ処理の適用モードの切り替えを示す説明図である。 エッジ検出部の内部構成を示すブロック図である。 ラインメモリ部の内部構成を示すブロック図である。 エッジ演算部の内部構成を示すブロック図である。 ディザイネーブルレジスタ部の内部構成を示すブロック図である。 ディザ処理部の内部構成を示すブロック図である。 比較/加算器180によるディザ処理の内容を示す説明図である。 第1実施例における各種の信号のタイミングチャートである。 第2実施例におけるディザ処理の適用モードの切り替えを示す説明図である。 第2実施例におけるディザ処理部の内部構成を示すブロック図である。 第3実施例におけるディザ処理の適用モードの切り替えを示す説明図である。 第3実施例におけるディザ処理部の内部構成を示すブロック図である。 第4実施例におけるディザ処理の適用モードの切り替えを示す説明図である。 実施例による表示装置を適用した電子機器の概略構成を示す説明図である。
符号の説明
100…データ処理部
110…エッジ検出部
112…ラインメモリ部
114…エッジ演算部
116…ディザイネーブルレジスタ部
120…ディザ処理部
130…ラインメモリセット
132…ラインライトカウンタ
134…アドレスカウンタ
136…ラインリードカウンタ
140…FIFO部
142…係数保持部
146…保持部
148…コンパレータ
150…ライトロウセレクタ
152…ディザイネーブルFIFOメモリ
154…リードロウセレクタ
156…コモンカラムセレクタ
158…水平同期カウンタ
160…ドットクロックカウンタ
170…閾値選択部
171…Dカウンタ
172…Hカウンタ
173…Hセレクタ
174…Dセレクタ
175…Dセレクタ
180…比較/加算器
182…データセレクタ
190…コンパレータ
192…加算器
200…表示部
210…駆動回路
220…表示パネル
300…選択部
311…Dカウンタ
312…Hカウンタ
313…Hセレクタ
314…Dセレクタ
315…Dセレクタ
321…Dカウンタ
322…Hカウンタ
323…Hセレクタ
324…Dセレクタ
325…Dセレクタ
330…比較/加算器
800…パーソナルコンピュータ
810…電源スイッチ
820…キーボード
830…本体部
840…表示装置

Claims (11)

  1. 1色当たりNビット(Nは2以上の整数)の表示データに応じて多階調画像を表示する表示部と、
    1色当たりMビット(MはNより大きな整数)の画像データの下位ビットに対して面積階調を利用した減色処理を行うことによって前記Nビットの表示データを生成することが可能なデータ処理部と、
    を備え、
    前記データ処理部は、
    前記画像データで表される画像内において高周波成分を検出する高周波成分検出部と、
    前記画像内の複数の位置のそれぞれにおいて、前記高周波成分の検出結果に応じて複数の減色処理適用モードの中の1つを選択して適用する減色処理部と、
    を含み、
    前記複数の減色処理適用モードのうちで、所定量以上の高周波成分が検出されない位置において選択される第1のモードは、前記所定量以上の高周波成分が検出された位置において選択される第2のモードよりも前記Mビットの画像データの階調を面積階調によってより忠実に再現可能なモードであることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1記載の表示装置であって、
    (i)前記第1のモードは、ディザマトリクスを用いたディザ処理を前記減色処理として実行することによって前記表示データを生成するモードであり、
    (ii)前記第2のモードは、ディザ処理を行わずに前記画像データの上位Nビットをそのまま前記表示データとして採用するモードである、表示装置。
  3. 請求項2記載の表示装置であって、
    前記減色処理部は、減色処理適用モードの切り替えを、前記ディザマトリクスと同じ形状を有する画素ブロック毎に実行する、表示装置。
  4. 請求項2記載の表示装置であって、
    前記画素ブロックは、減色処理適用モードの切り替えを、前記ディザマトリクスよりも小さな形状を有する画素ブロック毎に実行する、表示装置。
  5. 請求項1記載の表示装置であって、
    (i)前記第1のモードは、第1のディザマトリクスを用いたディザ処理を前記減色処理として実行することによって前記表示データを生成するモードであり、
    (ii)前記第2のモードは、前記第1のディザマトリクスよりも小さな第2のディザマトリクスを用いたディザ処理を前記減色処理として実行することによって前記表示データを生成するモードである、表示装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の表示装置であって、
    前記減色処理は、前記画像データの値に応じて、前記画像データの下位から(M−N+1)ビット目の値に1を加算するか否かを判定するとともに、当該判定に応じて調整された後の上位Nビットのデータを前記表示データとして採用する処理である、表示装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の表示装置であって、
    前記高周波成分検出部は、
    前記画像内のエッジを前記高周波成分として検出するエッジ検出部を有する、表示装置。
  8. 請求項7記載の表示装置であって、
    前記エッジ検出部は、
    複数ライン分の画像データを格納するためのラインメモリ部と、
    前記ラインメモリ部から読み出された画像データに対してエッジ検出フィルタを適用することによってエッジを検出するフィルタ処理部と、
    エッジ検出結果に応じて、所定の形状を有する画素ブロック毎にエッジが存在するか否かを示すエッジ位置信号を設定するエッジ位置信号設定部と、
    を備え、
    前記減色処理部は、
    所定のディザマトリクスを記憶するディザマトリクス記憶部と、
    前記エッジ位置信号に応じてディザ処理の適用モードを選択して適用するディザ処理実行部と、
    を備える、表示装置。
  9. 1色当たりNビット(Nは2以上の整数)の表示データに応じて多階調画像を表示する表示部に供給するために前記表示データを生成するデータ処理装置であって、
    1色当たりMビット(MはNより大きな整数)の画像データの下位ビットに対して面積階調を利用した減色処理を行うことによって前記Nビットの表示データを生成することが可能なデータ処理部を備え、
    前記データ処理部は、
    前記画像データで表される画像内において高周波成分を検出する高周波成分検出部と、
    前記画像内の複数の位置のそれぞれにおいて、前記高周波成分の検出結果に応じて複数の減色処理適用モードの中の1つを選択して適用する減色処理部と、
    を含み、
    前記複数の減色処理適用モードのうちで、所定量以上の高周波成分が検出されない位置において選択される第1のモードは、前記所定量以上の高周波成分が検出された位置において選択される第2のモードよりも前記Mビットの画像データの階調を面積階調によってより忠実に再現可能なモードであることを特徴とするデータ処理装置。
  10. 1色当たりNビット(Nは2以上の整数)の表示データに応じて多階調画像を表示する表示部に供給するために前記表示データを生成するデータ処理方法であって、
    (a)1色当たりMビット(MはNより大きな整数)の画像データの下位ビットに対して面積階調を利用した減色処理を行うことによって前記Nビットの表示データを生成することが可能な工程を備え、
    前記工程(a)は、
    (a1)前記画像データで表される画像内において高周波成分を検出する工程と、
    (a2)前記画像内の複数の位置のそれぞれにおいて、前記高周波成分の検出結果に応じて複数の減色処理適用モードの中の1つを選択して適用する工程と、
    を含み、
    前記複数の減色処理適用モードのうちで、所定量以上の高周波成分が検出されない位置において選択される第1のモードは、前記所定量以上の高周波成分が検出された位置において選択される第2のモードよりも前記Mビットの画像データの階調を面積階調によってより忠実に再現可能なモードであることを特徴とするデータ処理方法。
  11. 請求項1ないし8のいずれかに記載の表示装置を備える電子機器。
JP2004290004A 2004-10-01 2004-10-01 表示装置、データ処理装置、データ処理方法及び電子機器 Pending JP2006106174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004290004A JP2006106174A (ja) 2004-10-01 2004-10-01 表示装置、データ処理装置、データ処理方法及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004290004A JP2006106174A (ja) 2004-10-01 2004-10-01 表示装置、データ処理装置、データ処理方法及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006106174A true JP2006106174A (ja) 2006-04-20

Family

ID=36376013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004290004A Pending JP2006106174A (ja) 2004-10-01 2004-10-01 表示装置、データ処理装置、データ処理方法及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006106174A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015198957A1 (ja) * 2014-06-25 2015-12-30 シャープ株式会社 表示装置およびその駆動方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015198957A1 (ja) * 2014-06-25 2015-12-30 シャープ株式会社 表示装置およびその駆動方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20030083614A (ko) 화상 처리 지원 시스템, 화상 처리 장치 및 화상 표시 장치
US7268790B1 (en) Display system with framestore and stochastic dithering
JP4453754B2 (ja) 表示装置、映像信号補正装置、映像信号補正方法
JP4904354B2 (ja) ビデオテストパターンのための効率的なテスト生成装置
US8363168B2 (en) Signal processing apparatus and signal processing method performing gamma correction
JP2000155561A (ja) 階調変換回路および画像表示装置
KR100210624B1 (ko) 디스플레이 제어방법, 디스플레이 제어기 및 이들을 이용한 디스플레이 장치
US5818466A (en) Apparatus for providing multi-layer sprite graphic for an on-screen-graphic of television
JP2006106174A (ja) 表示装置、データ処理装置、データ処理方法及び電子機器
US20040012614A1 (en) Scaling apparatus and method
JP5106483B2 (ja) ピクセルデータを垂直にスケーリングするための方法および装置
JP2003316331A (ja) 表示装置
EP0810549B1 (en) Method and apparatus for halftoning process
JP2009049752A (ja) 映像信号処理装置、映像信号処理方法、及び表示装置
JP2001249655A (ja) 表示装置
JP4285513B2 (ja) 画像処理回路及び印刷装置
JP2902877B2 (ja) 画像情報処理方法及び画像情報処理装置
JP2009294292A (ja) 映像表示装置
KR200341661Y1 (ko) 입력 이미지 데이터의 일부 비트를 줄이고 출력시 이를복원하는 장치
JPH05108026A (ja) 多階調表示装置
US7428561B2 (en) Apparatus and method for scaling digital data information
JP2697679B2 (ja) ディザ画像表示装置
AU673556B2 (en) Colour display system
JP4767568B2 (ja) 誤差拡散回路
JP4196262B2 (ja) 画像処理装置および方法、並びにプログラム