JP4767568B2 - 誤差拡散回路 - Google Patents

誤差拡散回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4767568B2
JP4767568B2 JP2005097771A JP2005097771A JP4767568B2 JP 4767568 B2 JP4767568 B2 JP 4767568B2 JP 2005097771 A JP2005097771 A JP 2005097771A JP 2005097771 A JP2005097771 A JP 2005097771A JP 4767568 B2 JP4767568 B2 JP 4767568B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
memory
error value
video signal
quantization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005097771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006276642A (ja
Inventor
俊一 中村
利至 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2005097771A priority Critical patent/JP4767568B2/ja
Publication of JP2006276642A publication Critical patent/JP2006276642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4767568B2 publication Critical patent/JP4767568B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Description

この発明は、特に映像信号表示装置に用いるのに適した誤差拡散回路に関し、特に入力映像信号の輝度を線形に表示し輪郭抑制できる誤差拡散処理に関するものである。
人間の視覚感度は暗い輝度で感度が高く、明るい輝度で感度が低いと言う特性を持っている。例えばCRTを用いた表示装置では1階調の差を輪郭として知覚することは少ない。これは、CRT自身の持つ非線形なガンマ特性によることが大きい。しかしながら、近年になって線形な階調特性を有する新しいデジタル表示デバイスが提案されている。その一例がテキサスインスツルメント社より提案されたDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)を用いた表示システムである。これは、数十万個の可動マイクロミラー(DMD)を用いた投写型ディスプレイである。この表示システムでは、入出力特性が線形であり上記可動マイクロミラーの応答速度から、表示階調の分解能が8ビット程度に制限されている。このため、低輝度側で人間の視覚感度が上回ってしまい、1階調の差を認識できる、いわゆる偽輪郭が知覚されやすい。偽輪郭の問題を解決する為に、DMDを用いた表示システムでは、表示階調の分解能を上げる為にNビット(通常8ビット)の入力映像信号をガンマ変換にてより多数の、Mビット(12ビット程度)に上げている。しかしながらDMD表示デバイスは8ビット程度であることから、Mビットの映像信号を8ビット程度に変換しなければならない。このような場合、誤差拡散法により量子化を行い、擬似的にMビットの階調を表現できる誤差拡散法が有効である。
誤差拡散法は処理対象画素を量子化した際に生じる量子化誤差を周囲の未処理の画素に拡散することで、量子化誤差を平均として0に近づけるようにする量子化方法である。
従来の誤差拡散法として、同一の表示画素でも各フレームでドットの表れ方が異なるように誤差拡散法で処理して、時間平均としてMビットの階調を表現させるものがある。
その一例においては、フィードバックされる(M−N)ビットの誤差成分にランダムノイズを加算し、これをMビットの入力信号に加えることで、ドットの表れ方が異なった出力信号を得ることとしている(例えば、特許文献1参照)。
別の例では、誤差拡散処理後の映像に特徴的な拡散パターンを軽減するため、誤差演算の方向をフィールド単位で順走査と逆走査誤差演算を交互に行っている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−261080 公報(第1頁、第1図) 特開2001−142440 公報(第1頁、第1図)
上記した、従来のランダムノイズを重畳する方法では、原画質の平均輝度が保存できずに、ザラツキ感のある画質劣化をひきおこすと言う問題がある。またフィールド単位で順方向と逆方向に誤差演算を交互に行う方法では、特徴的な拡散パターンの低減には十分と言えず、映像信号を見る視聴者から見ると、ノイズ感のともなった画像となり、さらに静止した映像シーンでは,誤差拡散出力のドットの表れ方が固定化するという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解消するためになされたもので、ノイズ感を軽減でき、誤差拡散出力のドットを固定しない誤差拡散回路と、これを用いた映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、
画素信号の列から成る第1の映像信号が書込まれる入力メモリと、
上記入力メモリへの書き込み及び読み出しを制御して、上記第1の映像信号に対し、1ライン毎に画素信号の順序が逆転した第2の映像信号を出力させるメモリ制御回路と、
上記第2の映像信号に含まれる各画素の画素信号に、当該画素の近傍の画素についての量子化誤差の加重平均を加算する加算器と、
上記加算器の出力を受けて、各画素について順次量子化及び量子化誤差値の検出を行う量子化・誤差値検出部と、
上記量子化・誤差値検出部で処理されている画素(以下「注目画素」と言う)よりも前に上記量子化・誤差値検出部で処理された画素についての量子化誤差値を記憶する誤差値メモリと、
上記誤差値メモリに記憶されている誤差値のうち、上記注目画素の近傍の画素についての量子化誤差の加重平均を求め、上記加算器に上記誤差の加重平均を供給する集積誤差演算部と
を有する誤差拡散回路を提供する。
本発明によれば、誤差拡散の誤差演算の方向を1水平期間毎に逆転させ、これに伴い誤差演算マトリックスの異なる垂直位置の参照画素(垂直成分参照画素)が、順方向に処理するラインと逆方向に処理するラインとで反転させることにより、誤差拡散によって出力するドットが拡散されたパターンになりノイズ感の低減になるという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1の誤差拡散回路の構成を示すブロック図である。
図示の誤差拡散装置は、入力メモリ101と、加算器102と、量子化・誤差値検出部103と、出力メモリ104と、集積誤差演算部106と、誤差値メモリ105と、メモリ制御回路107とを有する。出力メモリ104の出力はDLP映像表示装置108に供給される。
メモリ制御回路107は、垂直同期信号と、水平同期信号と、クロック(clock)とに基づいて、書き込みアドレスと読み出しアドレスを発生し、入力メモリ101、出力メモリ104、誤差値メモリ105にそれぞれ、書き込み制御信号と読み出し制御信号を与える。
入力メモリ101は、例えば1ライン分の記憶容量を持つラインメモリで構成され、メモリ制御回路107からの書き込み制御信号によって、画素信号の列から成る入力映像信号を記憶し、メモリ制御回路107からの読み出し制御信号によって、記憶された画素信号が順次読み出される。以下に詳しく述べるように、書き込みと読み出しの順序を制御することにより、1水平期間単位で入力映像信号と逆転した走査方向の映像信号が出力される。
加算器102は、集積誤差演算部106から供給される、後述の誤差の加重平均を、ラインメモリ101から出力される映像信号の各画素の信号(画素信号)に加算する。
量子化・誤差値検出部103は加算器102から出力された映像信号を、量子化して量子化された映像信号を出力するとともに、量子化後の映像信号と量子化前の映像信号の差分である量子化誤差を計算する。
出力メモリ104は、例えば1ライン分の記憶容量を持つラインメモリで構成され、量子化・誤差値検出部103から出力される、1水平期間単位で走査方向が逆転している映像信号を、メモリ制御回路107からの書き込み制御信号及び読み出し制御信号にしたがった動作をすることで、走査方向が揃った映像信号(入力映像信号と同じ順序の画素信号の列を有する)を出力する。
誤差値メモリ105は、前ラインの量子化誤差値を蓄える。
集積誤差演算部106は、量子化・誤差値検出部103から供給される、1画素前の画素の誤差値と、誤差値メモリ105に記憶されている前ラインの画素の誤差値とを用いて誤差の加重平均を求める。
次に動作について説明する。まず図1の入力メモリ101は、1水平期間単位で走査方向(画素信号の順序)が逆転した映像信号を出力する。入力メモリ101から出力される映像信号を図2に示す。
メモリ容量を1水平解像度分(厳密には、1水平期間の有効画素分)の必要最小限に抑え、かつ走査方向が逆転した映像信号を出力するために、読み出しアドレスを先行させ、書き込みアドレスを後追いさせる。また、書き込みと読み出しのアドレスを2水平期間単位に逆転させることにより実現している。入力映像信号は時々刻々と違った内容が入力するので、書き込みを速くしたり、遅くしたりは出来ないが、一旦記憶してしまうと、読み出す時間はずらすことができる。図3に上記先行するアドレスの状態を示しており、水平解像度が1024画素の場合を例として書いている。なお、読み出した映像信号は1水平ライン前の信号を読み出していることになる。図3の走査方向を示す矢印を用いて映像信号を、水平期間毎に交互に順序を逆転させて出力する動作を図4に示す。なお、このように交互に逆転させた順序を「クシ型」と言う。図4で、書き込み走査方向は2水平走査単位で逆転を繰り返す、読み出し走査方向も同位相で逆転を繰り返す、結果として映像信号出力は1水平期間単位に逆転したクシ型の映像信号を出力する。
以上の動作をより詳しく説明すると以下の通りとなる。
(1) 水平走査線番号1(水平期間番号1)では書き込み走査方向は左から右(→)の順方向、読み出しは水平走査番号2であり、読み出し走査方向は左から右(→)の順方向、映像出力も水平走査番号2であり左から右(→)の順方向になる。
(2) 水平走査線番号2では書き込み走査方向は左から右(→)の順方向、読み出しは水平走査番号3であり、読み出し走査方向は右から左(←)の逆方向、映像出力も水平走査番号3であり右から左(←)の逆方向になる。
(3) 水平走査線番号3では書き込み走査方向は右から左(←)の逆方向、読み出しは水平走査番号4であり、読み出し走査方向は右から左(←)の逆方向、映像出力も水平走査番号4であり左から右(→)の順方向になる。
ここを図3に戻ってもう少し説明する。
ラインメモリ中のアドレスをA0(最小番地)から最大番地A1023(最大番地)までとし、画面中の映像信号(画素信号)を、各ラインのうちの左端のものから右端まで順にS0からS1023までとする。書き込みを順方向に行うとき(順方向の書き込み走査方向のとき)は、映像信号S0〜S1023がアドレスA0〜A1023にそれぞれ書込まれ、書き込みを逆方向に行うとき(逆方向の書き込み走査方向のとき)は、映像信号S0〜S1023がアドレスA1023〜A0に書込まれる。
上記のように、逆方向の書き込み走査方向のときアドレスが最大番地のA1023に映像信号S0を書き込み、最後にA0番地に映像信号S1023を書き込んでいる。これを逆方向の読み出し走査アドレスである最大番地のA1023番地で読み出すと映像信号はS0が出力する。最後にA0番地を読み出すと映像信号はS1023が出力し、結果として映像信号は左から右(→)の順方向になる。
(4) 水平走査線番号4では書き込み走査方向は右から左(←)の逆方向、読み出しは水平走査番号5であり、読み出し走査方向は左から右(→)の順方向、映像出力も水平走査番号5であり右から左(←)の逆方向になる。
ここも図3に戻ってもう少し説明すると、逆方向の書き込み走査方向アドレス(A1023,A1022,…A0)で、映像信号(S0,S1,…S1023)を書き込み、正方向の読み出し走査アドレス(A0,A1,…A1023)で読み出すと、映像信号出力は(S1023,S1022,…S0)の逆方向になる。
以後(1)〜(4)の動作を繰り返す。なお、映像信号は、1水平期間分遅れて出力する。
入力メモリの制御を上記操作により、メモリ容量を1水平画素分で実現できる。
図1の加算器102は、集積誤差演算部106ですでに計算されている誤差の加重平均と、入力メモリ101からの入力映像信号の各画素の信号とを加算し、集積誤差演算部106は、上記注目画素周辺の誤差の加重平均を求める。
この処理を、図5の演算マトリックス(誤差拡散に用いられる周囲の画素(参照画素)と、それに対する重み付け係数を示す図)を用いて説明する。図5に示すように注目画素近傍の誤差信号(E1〜E4)に対してそれぞれ重み(α1〜α4)を乗じて(式1)の重み平均EAを誤差演算する。
Figure 0004767568
この時,αは画像の直流成分を保存するため次の(式2)を満足しなければならない。
Figure 0004767568
上記(式1)を実現するのが加算器102と集積誤差演算部106である。
図1の量子化・誤差値検出部103は、各画素に対して表示デバイスの階調数にあうように量子化を行うとともに,その時の量子化誤差を演算する。例えば入力映像信号が12ビットで表示デバイスの階調数が8ビットならば、12ビットから8ビットに量子化し、その時の量子化誤差は4ビットとなる。
図1の誤差値メモリ105は、注目画素から見た垂直成分(図5のE1〜E3)の誤差値を記憶する為のラインメモリである。誤差演算をクシ型にする(1水平期間毎に交互に逆転した方向で行う)ために、誤差値メモリも映像信号と同様に走査を1水平期間単位に逆転している。この動作を図6に示している。図6の誤差値は図1の量子化・誤差値検出部103からの出力である誤差値であり、1水平期間単位に走査方向が逆転している。誤差値メモリへの読み出しを先行して、後追いで書き込むことにより1水平画素分(厳密には、1水平期間の有効画素分)の容量で実現している。誤差値をクシ型で走査する動作説明を図7に示す。図7に於いて、誤差値入力は1水平期間分遅れて図1の量子化・誤差値検出部103よりクシ型で出力し、誤差値書き込みと読み出しの走査方向をクシ型で制御することにより誤差値メモリ出力をクシ型で出力する。
以下より詳細に説明すると以下の通りとなる。
(1) 1水平期間分遅れてきた誤差値入力は、水平走査番号2にて順方向で走査されている。この誤差値入力を順方向で誤差値メモリへ書き込む。読み出しは書き込みより先行し、順方向で読み出す。誤差値メモリより順方向が出力する。読み出しが先行するので水平走査番号2での誤差値メモリ出力は1フィールド前の、最終ラインの誤差値メモリの値を読み出していることになる。フィールドにまたがった誤差値を利用して静止した映像信号でもドットの表れ方が固定しない効果が得られる。
(2) 水平走査番号3では逆方向の誤差値が入力し、逆方向に書き込み、逆方向で読み出す。読み出しを先行させるので水平走査番号2で順方向書き込みした誤差値を逆方向で読み出すので、誤差地メモリ出力は逆方向となる。
(3) 水平走査番号4では順方向の誤差値が入力し、順方向に書き込み、順方向で読み出す。つまり、読み出しを先行させるので水平走査番号3で逆方向の誤差値(E1023,E1022,…E0)を逆方向のアドレス(A1023,A1022,…A0)で書き込んだ誤差値を、水平走査番号4で順方向のアドレス(A0,A1,…A1023)で読み出すので、誤差値メモリからは順方向(E0,E1,…E1023)で出力する。
(4) 水平走査番号5では逆方向の誤差値が入力し、逆方向に書き込み、逆方向で読み出す。つまり、読み出しを先行させるので水平走査番号4で順方向の誤差値(E0,E1,…E1023)を順方向のアドレス(A0,A1,…A1023)で書き込んだ誤差値を、水平走査番号5で逆方向のアドレス(A1023,A1022,…A0)で読み出すので、誤差値メモリからは逆方向(E1023,E1022,…E0)で出力する。
以後は、上記(3)と(4)の動作を繰り返す。
誤差値メモリ105の読み出す位置を変えると、参照マトリックスの座標を変える(参照誤差値の水平位置を変える、即ち、誤差値メモリ105が順方向で読み出されているときと、逆方向で読み出されているときとで、加重平均の計算に異なる水平位置のものを用いること)ことになる。図8に1画素早めた例を図示しており、同図(a)に示す順方向走査と同図(b)に示す逆方向走査で非対称なマトリックスになり、出現するドットを拡散する効果がある。
図1の出力メモリ104は、クシ型になった映像信号を順方向に直している。
メモリ容量を1水平解像度分の必要最小限に抑え、かつ走査方向が逆転した映像信号を順方向にそろえるために、読み出しアドレスを先行させ、書き込みアドレスを後追いさせる。また、書き込みと読み出しのアドレスを2水平期間単位に逆転させることにより実現している。
図9に上記先行するアドレスの状態を示しており、水平解像度が1024画素の場合を例として書いている。なお、読み出した映像信号は1水平ライン前の信号を読み出していることになる。図9の走査方向を示す矢印を用いてクシ型になった映像信号を順方向にそろえる動作を図10で説明する。
図10で、書き込み走査方向は2水平走査単位で逆転を繰り返す、読み出し走査方向も同位相で逆転を繰り返す、結果として映像信号出力は順方向にそろった映像信号を出力する。
図10を用いてもう少し詳細に説明すると以下の通りである。
(1) 水平走査番号2では、映像入力は左から右(→)の順方向、書き込み走査方向は左から右(→)の順方向、読み出しは水平走査番号3であり、読み出し走査方向は左から右(→)の順方向、映像出力は左から右(→)の順方向になる。
(2) 水平走査番号3では、映像入力は右から左(←)の逆方向、書き込み走査方向は左から右(→)の順方向、読み出しは水平走査番号4であり、読み出し走査方向は右から左(←)の逆方向、映像出力は左から右(→)の順方向になる。座標を用いて説明すると、映像信号はS1023,S1022,…S0と逆方向になっており、書き込みアドレスA0,A1,…A1023に映像信号を書き込む、つまり書き込みアドレスA0にS1023を書き込み、書き込みアドレスA2にS1022を書き込んで行く。読み出しアドレスA1023,A1022,…A0と読み出すと、S0,S1,…S1023が読み出される。
(3) 水平走査番号4では、映像入力は左から右(→)の順方向、書き込み走査方向は右から左(←)の逆方向、読み出しは水平走査番号5であり、読み出し走査方向は右から左(←)の逆方向、映像出力は左から右(→)の順方向になる。座標を用いて説明すると、映像信号はS0,S1,…S1023と順方向、書き込みアドレスA1023,A1022,…A0に映像信号を書き込む、つまり書き込みアドレスA1023にS0を書き込み、書き込みアドレスA1022にS1を書き込んで行く。読み出しアドレスA1023,A1022,…A0と読み出すと、S0,S1,…S1023が読み出される。
(4) 水平走査番号5では、映像入力は右から左(←)の逆方向、書き込み走査方向は右から左(←)の逆方向、読み出しは水平走査番号6であり、読み出し走査方向は左から右(→)の順方向、映像出力は左から右(→)の順方向になる。座標を用いて説明すると、映像信号はS1023,S1022,…S0と逆方向になっており、書き込みアドレスA1023,A1022,…A0に映像信号を書き込む、つまり書き込みアドレスA1023にA1023を書き込み、書き込みアドレスA1022にS1022を書き込んで行く。読み出しアドレスA0,A1,…A1023と読み出すと、S0,S1,…S1023が読み出される。
以後(1)〜(4)の動作を繰り返す。
なお、映像信号は、1水平期間分遅れて出力するので、結果として図1の映像信号入力から2水平期間分遅れて映像信号を出力する。
出力メモリの制御を上記操作により、メモリ容量を1水平画素分で実現できる。
実施の形態2.
図11はこの発明の実施の形態2の誤差拡散回路の構成を示すブロック図である。
図11に示されている誤差拡散回路は、図1の誤差拡散回路と概して同じであるが、乱数発生器109が付加されている点で異なる。乱数発生器109の出力は集積誤差演算106に供給される。
集積誤差演算部106のビット精度は、上記(式2)より周辺誤差値の重み(α1〜α4)の総和が1を満足させているので、ビット幅が広がることを意味している。例えばα1=1/8,α2=2/8、α3=1/8、α4=4/8の重みの場合、重みの総和は1で集積演算部のビット幅は小数点以下が4ビット広がっている。これは、集積誤差演算部106にわずかな値の乱数を加算できること、即ち、誤差演算に入力する映像信号のビット幅以上の分解能で乱数を加算できることを意味している。固定した出現パターンを拡散するのに乱数を加えるのは有効ではあるが、画質(ノイズ感)とのトレードオフになり、わずかな値を加算方法できる手段を提供できることにより、ノイズ感を抑圧できる効果がある。
本発明の活用例として、表現できる階調数が限られた表示デバイスでは偽輪郭が発生しやすく、PDPなども擬似的に階調数を上げて偽輪郭を防止しているが、擬似的に階調数を上げる為に画質が問題になる。即ち上記した粒子の散らばるノイズ感がある。そこで、本発明をDLPやPDPなどの表示装置に適用すればこれらの点についての改善を図ることができる。
この発明の実施の形態1の誤差拡散回路の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による1水平期間単位で走査方向が逆転した映像信号を示す図である。 この発明の実施の形態1により、入力メモリの読み出しと書き込みをクシ型で制御した状態を示す図である。 この発明の実施の形態1により、入力メモリの読み出しと書き込みをクシ型で制御する水平期間単位での動作を示す図である。 この発明の実施の形態1による誤差演算マトリックスを示す図である。 この発明の実施の形態1により、誤差値メモリの読み出しと書き込みをクシ型で制御した状態を示す図である。 この発明の実施の形態1により、誤差値メモリの読み出しと書き込みをクシ型で制御する水平期間単位での動作を示す図である。 この発明の実施の形態1により、水平期間単位に誤差値演算マトリックスの座標を変えた状態を示す図である。 この発明の実施の形態1により、出力メモリの読み出しと書き込みをクシ型で制御した状態を示す図である。 この発明の実施の形態1により、出力メモリの読み出しと書き込みをクシ型で制御する水平期間単位での動作を示す図である。 この発明の実施の形態2の誤差拡散回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
101 入力メモリ、 102 加算器、 103 量子化・誤差値検出部、 104 出力メモリ、 105 誤差値メモリ、 106 集積誤差演算部、 107 メモリ制御回路、 108 DLP表示装置、 109 乱数発生器。

Claims (8)

  1. 画素信号の列から成る第1の映像信号が書込まれる入力メモリと、
    上記入力メモリへの書き込み及び読み出しを制御して、上記第1の映像信号に対し、1ライン毎に画素信号の順序が逆転した第2の映像信号を出力させるメモリ制御回路と、
    上記第2の映像信号に含まれる各画素の画素信号に、当該画素の近傍の画素についての量子化誤差の加重平均を加算する加算器と、
    上記加算器の出力を受けて、各画素について順次量子化及び量子化誤差値の検出を行う量子化・誤差値検出部と、
    上記量子化・誤差値検出部で処理されている画素(以下「注目画素」と言う)よりも前に上記量子化・誤差値検出部で処理された画素についての量子化誤差値を記憶する誤差値メモリと、
    上記誤差値メモリに記憶されている誤差値のうち、上記注目画素の近傍の画素についての量子化誤差の加重平均を求め、上記加算器に上記誤差の加重平均を供給する集積誤差演算部と
    を有する誤差拡散回路。
  2. 上記メモリ制御回路は、上記第1の映像信号の上記入力メモリへの書き込みと読み出しを1水平期間単位で順方向と逆方向に交互に切り替えることで、上記第2の映像信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の誤差拡散回路。
  3. 上記入力メモリが、1水平期間の有効画素分の容量を有し、
    上記メモリ制御回路は、上記入力メモリの書き込みを順方向と逆方向に交互に行うように制御し、読み出しを書き込みより先行させて、逆方向と順方向に交互に行うように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の誤差拡散回路。
  4. 上記メモリ制御回路が、上記量子化・誤差値検出部で検出された誤差値を、上記誤差値メモリに記憶させ、書き込みと読み出しを1水平期間単位で順方向と逆方向に逆転させ、
    上記集積誤差演算部が、上記誤差の加重平均を求める演算を1水平期間毎に交互に逆転した方向で行うことを特徴とする請求項1に記載の誤差拡散回路。
  5. 上記誤差値メモリが、1水平期間の有効画素分の容量を有し、
    上記メモリ制御回路は、上記誤差値メモリにおいて、読み出しを先行させ、書き込みを後追いさせるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の誤差拡散回路。
  6. 上記誤差値メモリの読み出し開始位置を、順方向と逆方向で異ならせることにより、上記誤差値メモリに記憶されている誤差値のうち、上記加重平均の計算に、上記誤差値メモリが順方向で読み出されているときと、逆方向で読み出されているときとで、異なる水平位置のものを用いることを特徴とする請求項1に記載の誤差拡散回路。
  7. 各フィールドの最初のラインの画素について誤差の加重平均を求めるに際し、前のフィールドの最終ラインの画素の誤差を用いることを特徴とする請求項1に記載の誤差拡散回路。
  8. 乱数を発生する乱数発生器をさらに有し、
    上記集積誤差演算部が、上記乱数発生器で発生された乱数を用いて誤差の加重平均を求めることを特徴とする請求項1に記載の誤差拡散回路。
JP2005097771A 2005-03-30 2005-03-30 誤差拡散回路 Expired - Fee Related JP4767568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005097771A JP4767568B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 誤差拡散回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005097771A JP4767568B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 誤差拡散回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006276642A JP2006276642A (ja) 2006-10-12
JP4767568B2 true JP4767568B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=37211449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005097771A Expired - Fee Related JP4767568B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 誤差拡散回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4767568B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0429196A (ja) * 1990-05-24 1992-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像信号処理装置
JP2004304814A (ja) * 1993-06-24 2004-10-28 Seiko Epson Corp 画像処理装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006276642A (ja) 2006-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4342493B2 (ja) 手ぶれ補正装置
KR960040026A (ko) 해상도변환장치 및 해상도변환방법
JP4884481B2 (ja) 画像表示装置
WO2009104320A1 (ja) 映像表示装置
KR100829564B1 (ko) 효율적으로 모션 블러 효과를 제공하는 3차원 그래픽스렌더링 방법 및 장치
JP4191246B2 (ja) 映像フィールドを順次走査映像フレームへ非飛び越し走査するための方法および装置
JP5490236B2 (ja) 画像処理装置および方法、画像表示装置および方法
JPH08147493A (ja) アニメーション画像生成方法
JPH10171440A (ja) 画像縮小装置およびその制御方法
JP2006221221A (ja) 複数の低解像度画像を用いた高解像度画像の生成
JP4767568B2 (ja) 誤差拡散回路
JP4055908B2 (ja) ワイプパターン生成装置
JP2003316331A (ja) 表示装置
JP4910254B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JP4049087B2 (ja) 動き・静止の判定装置および判定方法、並びに画像信号の処理装置および処理方法
JP4930845B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理用プログラム
JP2009049752A (ja) 映像信号処理装置、映像信号処理方法、及び表示装置
JP2005293361A (ja) 画像処理装置
JP4827137B2 (ja) 解像度変換処理方法、画像処理装置、画像表示装置及びプログラム
US10853919B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and program
JP2011211370A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2010113625A (ja) 図形描画装置、アンチエイリアス処理方法およびプログラム
JP6215861B2 (ja) 画像拡大装置および画像拡大方法
JP3782146B2 (ja) 画像処理装置
JP2007311835A (ja) 画像処理装置およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4767568

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees