JP2006105225A - ロープ緊張装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型軽量化を図り、ロープの損傷の少ない状態でかつ容易迅速にロープを張ることができ、さらにはレンチなどの工具を、フックを係止させている固定部材に接当させることなく操作することができるようにする点にある。
【解決手段】 ロープ緊張装置において、回転部材2に、それの外周部の特定箇所に形成された導入孔2Hを通って回転部材2の左右幅方向両側に位置する横側部に形成された導出孔2Jから外部にロープ1を取り出すためのロープの挿通路を設け、回転部材2に備えさせた歯部2Gに噛み合って回転部材2を回転操作するための歯部6Gを備えた操作用回転部材6を本体に回転部材2を挟んでフック5とは反対側に位置する箇所に備えさせ、操作用回転部材6を工具にて外部から手動回転操作可能となるように操作用回転部材6の回転軸7の端部に工具装着部7Sを備えさせた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ロープの緊張装置の技術に係わり、更に詳しくは、高所作業の転落防止用の親綱(親ロープとも言う)または建設や解体の工事現場で部材を仮支持するロープなどを張設する場合に用いられるロープ緊張装置であって、一端が固定されたロープの他端をロープ緊張装置に挿通させて外部に取り出し、その取り出したロープの他端を持って引き込んで弛みをある程度無くしてから、レンチなどの工具を用いて回転部材を回転操作することにより前記ロープを緊張させるためのロープ緊張装置に関する。
高所作業の転落防止用の親ロープを緊張させるロープ緊張装置に関する従来技術として、対向する左右一対の側板と、該両側板の一端側同士を間隔をあけて連結する連結部と、前記両側板の他端側同士の間に回転自在に設けた回転部材と、前記両側板の一方の外面に設けて前記回転部材の逆回転を阻止するラチェット機構とを備え、前記回転部材に挿通孔が形成され、該挿通孔に前記ロープの端を引っ掛けて巻き取ることができる巻取部を構成してなるロープ緊張装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来のロープ緊張機は、回転部材の軸端にレンチを装着してこれを回転させ、手動操作でロープを回転部材に巻き取って緊張させる構造となっている。
特開2002−147540号公報(第1〜2頁、図1〜図5)
前記従来のロープ緊張装置は、一端が固定されたロープの端が引っ掛けられている回転部材を回転させて巻き取っていくことによって、弛んでいる状態のロープを張っていくことになるが、回転部材のロープ巻取部が角のある矩形状であるため、高所作業の転落防止用に用いられる被覆ワイヤーロープからなる親綱など、剛性の高いワイヤーロープを巻き取りこれを緊張する目的に対しては最適な形状であるとは言えない。即ち前記従来のロープ緊張装置は、角張った前記巻取部にロープを巻き取ると、ロープの被覆が損傷して内部の素線が断線して被覆表面に素線の先端が棘状に突き出し、これが手指のけがや作業衣を引っ掛かけて傷めるなどの原因になるだけでなく、弛んだ状態のロープを巻き取ると、ロープが乱巻き状となり、下層の乱れたロープの隙間に上層のロープが食い込んでしまい、次回のロープの緊張時にロープを緩めることが困難になったり、ロープの劣化が激しく耐久性が劣るなどといった問題がある。
又、この装置の場合、ロープ端から順次巻き取る方式であるため、弛んでいるロープ(余長)が長い場合は巻き取りに時間を要し作業性が劣るばかりでなく、巻き太るにつれて回転部材の回転操作が重くなる不都合がある。前記必要量の長さのロープを巻取部に巻き取るためには回転部材の径方向の寸法や横幅寸法を大きくする必要があり、装置の大型化と重量の増大化を招き特に高所での取扱に困難が伴うなどといった問題もあった。
また、ロープが乱巻きになると、次回のロープの緊張時にロープを緩めるためにラチェットを外すだけではロープを緩めることが困難で、装置を支える人とハンドルを逆転操作する人とロープを引き出す人など、2〜3人がかりでロープを引っ張り出す作業が必要となる場合もある。
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、小型軽量化を図ることができながらも、ロープの損傷の少ない状態で、かつ、容易迅速にロープを張ることができ、さらにはレンチなどの工具を操作して回転部材を回転させる場合に、フックを係止させているパイプや柱などの固定部材に工具を接当させることなく操作することができるロープ緊張装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、ロープを巻き取るための回転部材及び該回転部材の逆転を阻止する解除可能な逆転防止手段を備えた本体と、この本体にそれから外部に突出する状態で基端が取り付けられたフックとを備えてなるロープ緊張装置において、前記回転部材に、それの外周部の特定箇所に形成された導入孔を通って該回転部材の左右幅方向両側に位置する両横側部のうちの少なくとも一方に形成された導出孔から外部にロープを取り出すためのロープの挿通路を設け、前記回転部材に備えさせた歯部に噛み合って該回転部材を回転操作するための歯部を備えた操作用回転部材を前記本体に該回転部材を挟んで前記フックとは反対側に位置する箇所に備えさせ、前記操作用回転部材を工具にて外部から手動回転操作可能となるように該操作用回転部材の回転軸の端部に工具装着部を備えさせて、ロープ緊張装置を構成した。
従って、一端が固定されたロープの他端を回転部材に形成されたロープ挿通路を通して外部に取り出し、その他端を手で引っ張ることにより、弛んだ状態のロープを迅速に張った状態(緊張状態)にすることができる。この状態からレンチなどの工具を用いて操作用回転部材を回転させて、ロープを回転部材に数回(例えば1〜3回転程度)巻き付けるだけでロープを強力に緊張させることができる。しかも、ロープの他端を引っ張ってある程度緊張させた状態で回転部材に巻くことができると同時に数回巻くだけであるから、ロープが乱巻き状態となることを回避することができ、緊張状態を解除するときでも、逆転防止手段を解除するだけで直ちに回転部材から巻き付けられているロープを解いて送り出すことができる。又、本体に回転部材を挟んでフックとは反対側に位置する箇所に、操作用回転部材の工具装着部を備えさせることによって、特にレンチなどの大きな回転揺動範囲を有する工具を工具装着部に装着して操作する場合に、フックを係止させている固定部材に工具を接当させるといったことがないだけでなく、固定部材からできるだけ離した状態で工具を操作することができる。前記操作用回転部材を回転部材よりも小径に構成しておけば、小さな操作力で回転部材を回転操作することができる。
前記本体が、左右一対の分割ケースからなり、該分割ケース内に、前記回転部材、逆転防止手段、操作用回転部材を備えさせてもよい。
前記工具がレンチからなり、前記装着部をレンチ装着部から構成してもよい。
前記回転部材が、回転中心に横一側方が開口された凹部が形成されたほぼ円筒状の胴部を有するドラムと、このドラムの両横側部のそれぞれに該ドラムの外周部に巻回されるロープを受け止めるためのフランジ部と、このフランジ部の外周面に前記操作用回転部材の歯部に噛み合うように形成された歯部とからなり、前記胴部が、前記凹部を構成する内側環状部と、ロープが巻回される外周面を備え、かつ、前記フランジ部を備えた外側環状部と、前記内側環状部と外側環状部とを径方向で連結する多数のリブとから構成してもよい。
回転部材にロープ挿通路を形成するだけで、弛んだロープを外部へ引きだしてある程度張った状態にしてからロープを回転部材に数回(例えば1〜3回転程度)巻き付けるだけでロープを緊張状態にすることができ、弛んだ状態のロープを巻き取りながら徐々に張っていく場合に比べて、ロープの緊張作業時間の短縮化を図ることができるだけでなく、ロープが乱巻き状になることがない。しかも、ロープを回転部材に数回(例えば1〜3回転程度)巻き付けることができる容量のものから装置を構成することができるから、その分小型軽量化を図ることができる。
又、本体に回転部材を挟んでフックとは反対側に位置する箇所に、操作用回転部材の工具装着部を備えさせることによって、工具装着部に工具を装着して操作する場合に、フックを係止させている固定部材に工具を接当させるといったことがないだけでなく、固定部材からできるだけ離した状態で工具を容易に操作することができ、より一層ロープの緊張作業を迅速に行うことができる。又、操作用回転部材を回転部材よりも小径に構成しておけば、小さな操作力で回転部材を回転操作することができ、ロープの緊張作業を軽い操作力で迅速かつ容易に行える利点がある。
本体が、左右一対の分割ケースからなり、その分割ケース内に、回転部材、逆転防止手段、操作用回転部材を備えさせることによって、それら多数の部材を左右の側板間に設ける場合に外部に露呈されることがないだけでなく、装置の衝撃強度を向上させることができる。又、左右の側板間に設ける構成の場合には、両側板を連結するための複数本の連結金具などを必要とし、部品点数の増大化を招くことになる。しかも、ケースの形状によっては部材の取り付け位置が規制されることがなく、設計の自由度を高めることができる。又、左右の分割ケースを同一のものから構成しておけば、ケースの製造を1つの金型で行うことができ、コスト面において有利になる。
回転部材が、回転中心に横一側方が開口された凹部が形成されたほぼ円筒状の胴部を有するドラムと、このドラムの両横側部のそれぞれに該ドラムの外周部に巻回されるロープを受け止めるためのフランジ部と、このフランジ部の外周面に操作用回転部材の歯部に噛み合うように形成された歯部とからなり、胴部が、凹部を構成する内側環状部と、ロープが巻回される外周面を備え、かつ、フランジ部を備えた外側環状部と、内側環状部と外側環状部とを径方向で連結する多数のリブとから構成することによって、回転部材の必要強度を確保することができながらも、回転部材の軽量化を図ることができる。
図1〜図4に、例えば高所作業の転落防止用の親ロープを張設するために用いられるロープ緊張装置を示している。このロープ緊張装置は、ロープ1を巻き取るための回転部材2及び該回転部材2の逆転を阻止する解除可能な逆転防止手段3を備えた本体4と、この本体4にそれから外部に突出する状態で基端が取り付けられたフック5とを備えているが、図に示される構成に本発明は限定されるものではない。
前記本体4は、図2、図3及び図5に示すように、左右一対の分割ケース4A,4Aからなり、その分割ケース4A,4A内に、前記回転部材2、逆転防止手段3、後述する操作用回転部材6を備えさせている。前記分割ケース4A,4Aは左右対称型のものから構成されているが、左右非対称の分割ケースから構成することもできる。又、前記本体4を分割ケース4A,4Aから構成することによって、左右一対の側板及びそれら側板を連結するための複数の連結金具などで構成する場合に比べて、部品点数の削減化、強度アップを図れる他、他物が内部の部品に接当することを回避することができる利点があるが、左右一対の側板及びそれら側板を連結するための複数の連結金具などで構成してもよい。図3及び図5に示すR,Rは、分割ケース4A,4Aに形成されたロープ挿入口4Dを介してケース内に挿入されたロープ1を上下方向から接当案内して、ロープ1の挿入姿勢を規制するためのガイドローラであり、場合によっては省略して実施してもよい。又、図の4Eは、分割ケース4A,4A内の状態を確認したり、ロープ1の端を後述する回転部材2の導入孔2Hに挿入するときに目視するための開口であるが、必ずしも必要ではない。
図5及び図6に示すように、前記回転部材2は、回転中心に横一側方のみが開口2Kされた凹部2aが形成されたほぼ円筒状の胴部2bを有するドラム2Aと、このドラム2Aの両横側部のそれぞれに該ドラム2Aの外周部2Bに巻回されるロープ1を受け止めるためのフランジ部2Fと、これらフランジ部2F,2Fの外周面に後述する操作用回転部材6の歯部6Gに噛み合うように形成された多数の歯部2Gとからなっている。前記回転部材2の材料としては、金属が好ましいが、金属と同等の強度を有するものであれば、合成樹脂などで構成することもできる。
前記胴部2bは、前記凹部2aを構成する内側環状部2Cと、ロープ1が巻回される外周面を備え、かつ、前記フランジ部2F,2Fを備えた外側環状部2Dと、前記内側環状部2Cと外側環状部2Dとを径方向で(放射線状に)連結する多数のリブ2Eとから構成してあり、軽量化を図りながらもリブ2Eを備えることで強度を高めることができるようにしているが、他の形状であってもよい。前記内側環状部2Cを他の部分よりも左右幅方向外方側へ突出させて左右の両端にボス部を形成しており、これらボス部を前記分割ケース4A,4Aそれぞれのほぼ中央に形成の貫通孔4B,4Bに嵌合させることにより、回転部材2を分割ケース4A,4Aに対して回転自在に支持させることができるようになっている。
前記回転部材2には、それの外周部2Bの特定一箇所に形成された導入孔2Hを通って該回転部材2の左右幅方向両側に位置する両横側部のうちの一方のほぼ回転中心に形成された導出孔2Jから外部にロープ1を取り出すためのロープ1の挿通路2Lを設けている。図では、導出孔2Jを一方の横側部にのみ形成しているが、両横側部に形成してどちら側からでもロープ1の端を外部に導き出すことができるようにしてもよいが、この場合には、回転部材2の強度低下を招くことになる。前記挿通路2Lは、図6に示すように、導入孔2Hと導出孔2Jとをほぼ45度の角度で結んだ一直線状の経路になっているが、湾曲した経路でもよいし、断面形状がL字状の経路であってもよく、経路としての形状は自由に変更可能である。
前記本体4には、前記回転部材2に備えさせた歯部2G,2Gに噛み合って該回転部材2を回転操作するための多数の歯部6Gを備えた操作用回転部材としての左右一対のギヤ6,6を備えさせている。具体的には、前記ギヤ6,6を断面形状が六角の回転支軸7に一体回転状態で外嵌し、その回転支軸7の両端をリング部材8を介して分割ケース4A,4Aの貫通孔4F,4Fにそれぞれ回転自在に支持させている。又、前記ギヤ6を、前記本体4に回転部材2を挟んで前記フック5とは反対側に位置する箇所、つまりフック5から離間する側に備えさせ、前記回転支軸7の一端を分割ケース4Aから外部へ設定長さ突出するように構成することによって、ギヤ6,6を工具にて外部から手動回転操作可能となる工具装着部7Sを構成している。従って、工具装着部7Sに工具である六角レンチの先端を嵌合させてから、六角レンチを揺動操作することによりギヤ6,6を回転させると同時に回転部材2を回転させることで、ロープ1を緊張操作することができ、この緊張操作中に、揺動操作している六角レンチがフック5を係止固定している固定部材(図ではパイプP)に接当することがないようにしている。
前記フック5は、分割ケース4A,4Aの長手方向一端に嵌合固定されるカラー19に揺動自在に外嵌され、一端が他端よりも長い逆U字状の鉤部材5Aと、基端側が鉤部材5Aの基端部にピン9を介して揺動可能に連結支持され、かつ、先端が鉤部材5Aの短い側である他端の内側面に接するように図示していないバネにより揺動付勢された外れ止め部材5Bと、鉤部材5Aの基端部外側に一端がピン10を介して揺動可能に支持され、かつ、他端に形成の長孔12Aに前記外れ止め部材5Bの基端部から延出された延出部に備えさせた軸11を貫通して外れ止め部材5Bの揺動を規制可能なロックレバー12とで構成されている。従って、ロックレバー12をピン10の軸芯周りで図1で示す矢印の方向へ揺動操作することによって、長孔12Aの一端に位置している軸11が他端側へ移動可能となるため、外れ止め部材5Bをピン9の軸芯周りで図1で示す矢印の方向へ揺動操作することで、開いて図4及び図7で示すパイプPに係止しているフック5を係止解除することができるようになっているが、他の構成であってもよい。
前記逆転防止手段3は、図3及び図5に示すように、前記左右のギヤ6,6の間に位置させて前記回転支軸7に一体回転状態で外嵌し、かつ、外周に多数の爪12Aが形成された爪車12と、この爪車12の爪12Aに一方側の回転時にのみ噛み合って該爪車12の逆回転を阻止するために前記分割ケース4A,4Aに嵌合固定されるピン14に外嵌固定される爪部材13と、この爪部材13の爪部13Aが前記爪車12の爪12Aに噛み合うように該爪部材13を揺動付勢するためのバネ15とからなるラチェット機構から構成されているが、他の構成であってもよい。前記分割ケース4A,4Aに、前記爪車12に噛み合っている爪部材13を噛み合い解除操作することができるように外部から指を入れることができる開口4Cを形成している。
前記ロープ緊張装置の使用方法を説明する。ロープ緊張装置は、例えば建設現場の足場に作業者の転落防止用安全ロープの親ロープを張設してこの親ロープを緊張させる作業に用いるほか、工事現場の通路確保用の安全ロープの張設作業、構造物の組み立て時の柱部材などの仮支持など各種作業におけるロープの緊張用の道具として多目的に用いる。
具体的には、外径11mmのビニール被覆付きワイヤロープ(ワイヤロープ外径10mm、被覆材の厚さ約0.5mm)を親ロープ1として使用し、その親ロープ1の一端に取り付けられたフック16を、図7に示すように、約10mの間隔で配置された1対のパイプ(支柱)P,Pの一方に係止し、他端を前記他方のパイプPにフック部5を引っ掛けたロープ緊張装置の回転部材2に前述のように通してロープ1の端を外部に引っ張り出してある程度手で張ってから、六角レンチを用いてロープ緊張装置を操作して(回転部材2に親ロープ1を1〜3回巻き付けて)、親ロープ1のスパンLが約10m、高さHが約3mになるようにして水平に張設するようにしている。このように張設された親ロープ1の中間部に、作業者に一端が連結されているフック付ロープ17のフック18を親ロープ1に係止させて作業を安全に行えるようにしている。
前記親ロープと称されるロープは、一般に、合成繊維素材からなる外径約16mmの繊維ロープ、または約10mmのワイヤロープに厚さ約0.5〜1mmのビニール被覆を施した外径が約11〜約12mmのビニール被覆付きワイヤロープが用いられるが、他の構成のロープであってもよい。
前記ロープは回転部材2のロープ挿通路2Lを通しただけでは係止はされないが、ロープ1に適度な剛性があることと、ロープ1を回転部材2に数回(通常1〜3回転程度)巻き付けるとロープ1が緊張を増して回転部材2の外周面との摩擦力が発生するだけでなく、ロープ挿通路2Lの導入孔2Hでロープ1が曲げられることなどの理由により、ロープ挿通路2Lに適度な移動抵抗力が発生してロープ1の抜け出しが規制されることになる。
ロープ緊張装置の平面図である。 ロープ緊張装置の側面図である。 ロープ緊張装置の縦断平面図である。 ロープ緊張装置の横断側面図である。 フックを省略したロープ緊張装置の分解斜視図である。 回転部材の断面図である。 所定間隔を置いて立設した一対のパイプ間にロープをロープ緊張装置にて緊張した状態を示す説明図である。
符号の説明
1 ロープ(親ロープ)
2A ドラム
2E リブ
2F フランジ部
2L ロープ挿通路
2a 凹部
2 回転部材
2K 開口
2B 外周部
2D 外側環状部
2G 歯部
2J 導出孔
2H 導入孔
2b 胴部
2C 内側環状部
3 逆転防止手段
4D ロープ挿入口
4C 開口
4A 分割ケース
4B 貫通孔
4F 貫通孔
4 本体
5 フック
5B 部材
5A 鉤部材
6 ギヤ(操作用回転部材)
6G 歯部
7 回転支軸
7S 工具装着部
8 リング部材
9 ピン
10 ピン
11 軸
12 ロックレバー
12A 長孔
12A 爪
12 爪車
13A 爪部
13 爪部材
14 ピン
15 バネ
16 フック
17 フック付ロープ
18 フック
19 カラー
P パイプ

Claims (4)

  1. ロープを巻き取るための回転部材及び該回転部材の逆転を阻止する解除可能な逆転防止手段を備えた本体と、この本体にそれから外部に突出する状態で基端が取り付けられたフックとを備えてなるロープ緊張装置において、前記回転部材に、それの外周部の特定箇所に形成された導入孔を通って該回転部材の左右幅方向両側に位置する両横側部のうちの少なくとも一方に形成された導出孔から外部にロープを取り出すためのロープの挿通路を設け、前記回転部材に備えさせた歯部に噛み合って該回転部材を回転操作するための歯部を備えた操作用回転部材を前記本体に該回転部材を挟んで前記フックとは反対側に位置する箇所に備えさせ、前記操作用回転部材を工具にて外部から手動回転操作可能となるように該操作用回転部材の回転軸の端部に工具装着部を備えさせてなるロープ緊張装置。
  2. 前記本体が、左右一対の分割ケースからなり、該分割ケース内に、前記回転部材、逆転防止手段、操作用回転部材を備えさせてなる請求項1に記載のロープ緊張装置。
  3. 前記工具がレンチからなり、前記装着部がレンチ装着部からなる請求項1又は2に記載のロープ緊張装置。
  4. 前記回転部材が、回転中心に横一側方が開口された凹部が形成されたほぼ円筒状の胴部を有するドラムと、このドラムの両横側部のそれぞれに該ドラムの外周部に巻回されるロープを受け止めるためのフランジ部と、このフランジ部の外周面に前記操作用回転部材の歯部に噛み合うように形成された歯部とからなり、前記胴部が、前記凹部を構成する内側環状部と、ロープが巻回される外周面を備え、かつ、前記フランジ部を備えた外側環状部と、前記内側環状部と外側環状部とを径方向で連結する多数のリブとから構成してなる請求項1〜3のいずれかに記載のロープ緊張装置。
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