JP2006103622A - 防眩タイプの車両用インサイドミラー装置 - Google Patents

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郁夫 坂田
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Abstract

【課題】従来の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置では、製造コストが高いと言う点である。
【解決手段】ステー2の他端にミラーハウジング3を保持し、このミラーハウジング3にミラー5を反射率切替機構を介して保持する。この結果、ミラー5を切替操作すると、反射率切替機構を介して、ミラー5がミラーハウジング3に対して切り替わって、ミラー5の反射率が昼間用の反射率または夜間用の反射率に切り替わる。このように、ミラー5の反射率を切り替えるための操作レバーが不要となるから、部品点数や組み付け工程数を軽減することができ、その分、製造コストを安価にすることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車室内に取り付けられ、自車の後方を視認し、かつ、操作レバーの切替操作によりミラーの反射率を切り替えることができる防眩タイプの車両用インサイドミラー装置に関するものである。
この種の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2)。以下、この防眩タイプの車両用インサイドミラー装置について説明する。なお、括弧つきの符号は、特許文献1、特許文献2にそれぞれ対応する。この防眩タイプの車両用インサイドミラー装置は、ミラー(2、2)が固定されているミラーハウジング(1、8)と、前記ミラーハウジング(1、8)に反射率切替機構(12、3)を介して保持されている操作レバー(8´、11)およびブラケット(3´、5)と、一端が車体に固定されかつ他端に反射面角度調整機構(4a、12)を介して前記ブラケット(3´、5)が保持されているステー(4、4)とを備えるものである。
以下、この防眩タイプの車両用インサイドミラー装置の作用について説明する。操作レバー(8´、11)を切替操作すると、反射率切替機構(12、3)を介して、ミラーハウジング(1、8)がブラケット(3´、5)に対して切り替わって、ミラーハウジング(1、8)に固定されているミラー(2、2)の反射率が昼間用の反射率または夜間用の反射率に切り替わる。
ところが、前記の従来の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置は、操作レバー(8´、11)の切替操作により、反射率切替機構(12、3)を介して、ミラーハウジング(1、8)に固定されているミラー(2、2)の反射率が昼間用の反射率または夜間用の反射率に切り替わるものである。このために、前記の従来の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置は、ミラー(2、2)の反射率を切り替えるための操作レバー(8´、11)が必要であるから、部品点数や組み付け工程数が多く、また、部品を変形させながら組み付けるという高度な技術が必要であり、その分、製造コストが高い。また、前記の従来の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置は、反射面角度調整機構(4a、12)と反射率切替機構(12、3)とがブラケット(3´、5)を介して相互に連結されているので、ミラーハウジング(1、8)を角度調整してミラー(2、2)の反射面の角度を調整する際に、ミラーハウジング(1、8)の角度調整力が反射面角度調整機構(4a、12)に直接作用して反射率切替機構(12、3)に作用し、ミラー(2、2)の反射率が昼間用の反射率または夜間用の反射率に切り替わり、したがって、ミラー(2、2)の反射面の角度調整をスムーズに行うことができない。さらに、前記の従来の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置は、反射面角度調整機構(4a、12)と反射率切替機構(12、3)とがブラケット(3´、5)を介して相互に連結されているので、反射面角度調整機構(4a、12)の調整力と反射率切替機構(12、3)の切替力とをそれぞれ別個に設定することができず、これにより、反射面角度調整機構(4a、12)の調整操作と反射率切替機構(12、3)の切替操作とがそれぞれ行い難くなり、また、操作音が大きくなる。
実開平6−44642号公報 特開2003−191791号公報
この発明が解決しようとする問題点は、前記の従来の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置では、製造コストが高いと言う点である。
この発明は、ステーの他端にミラーハウジングを保持し、このミラーハウジングにミラーを反射率切替機構を介して保持する、ことを特徴とする。
この発明の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置は、上記の課題を解決するための手段により、ミラーを切替操作すると、反射率切替機構を介して、ミラーがミラーハウジングに対して切り替わって、ミラーの反射率が昼間用の反射率または夜間用の反射率に切り替わる。このように、この発明の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置は、ミラーの切替操作により、反射率切替機構を介して、ミラーの反射率が昼間用の反射率または夜間用の反射率に切り替わるものである。このために、この発明の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置は、ミラーの反射率を切り替えるための操作レバーが不要となるから、部品点数や組み付け工程数を軽減することができ、その分、製造コストを安価にすることができる。
以下、この発明にかかる防眩タイプの車両用インサイドミラー装置の実施例のうちの3例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1〜図7は、この発明にかかる防眩タイプの車両用インサイドミラー装置の実施例1を示す。なお、図5(A)は、図3におけるVA−VA線断面図であって、ミラー5が昼間用の反射率の状態のときの断面図、図5(B)は、図3におけるVB−VB線断面図であって、ミラー5が昼間用の反射率の状態のときの断面図である。また、図6(A)は、図3におけるVA−VA線断面図であって、ミラー5が夜間用の反射率の状態のときの断面図、図5(B)は、図3におけるVB−VB線断面図であって、ミラー5が夜間用の反射率の状態のときの断面図である。以下、この実施例1における防眩タイプの車両用インサイドミラー装置の構成について説明する。なお、この明細書および特許請求の範囲中、「後方」、「後」とは、自動車の前進行方向と逆方向であって、ドライバー側から見た後方、後を言う。また、「前」とは、自動車の前進行方向であって、ドライバー側から見た前をいう。さらに、「上」、「下」、「左」、「右」は、ドライバー側から見た上、下、左、右を言う。
図において、符号1は、この実施例1における防眩タイプの車両用インサイドミラー装置(以下、単に「ミラー装置」と称する)である。前記ミラー装置1は、ステー2と、ミラーハウジング3と、ミラー5と、ミラーホルダ6と、反射面角度調整機構と、反射率切替機構と、を備える。
前記ステー2は、たとえば、合成樹脂製から構成されている。前記ステー2の一端は、車体に装備されている。すなわち、前記ステー2の一端は、脱落機構(図示せず)を有するベースなどの取付手段(図示せず)により、車室内の取付箇所(図示せず)、たとえば、フロントインサイドルーフパネルやフロントウインドパネル内面などに脱落可能に取り付けられている。この結果、前記ミラー装置1に所定値以上の衝撃力がかかると、前記ステー2の一端が車体から脱落するので、前記ミラー装置1に緩衝作用が作用して、安全性が確保されている。前記ステー2の他端には、反射面角度調整機構としての球部21が一体に設けられている。なお、前記ステー2は、金属製から構成されていても良い。
前記ミラーハウジング3は、たとえば、合成樹脂製から構成されている。前記ミラーハウジング3は、一面(後面)31が開口しかつ他面(前面)32が閉塞した中空形状、すなわち、内部33が中空の形状をなす。前記開口部31の縁部(外周部)の全周には、断面ほぼ半球形状の半球凸部311が一体に設けられている。なお、前記ミラーハウジング3は、ばね性を有する金属製から構成されていても良い。
前記閉塞部32のほぼ中央には、反射面角度調整機構としてのほぼ半球形状の弾性ドーム部321が一体に設けられている。前記弾性ドーム部321の内部には、内径が前記球部21の外径より小さい球凹部322が設けられている。また、前記弾性ドーム部321の外側には、複数枚(この例では、8枚)の補強用のリブ323が一体に設けられている。さらに、前記弾性ドーム部321の前後には、内径が前記球凹部322の内径より小さい前開口324と、内径が前記前開口324の内径より小さい後開口325とがそれぞれ設けられている。前記球部21を前記前開口324から球凹部322中に圧入することにより、前記ミラーハウジング3は、前記ステー2の他端に反射面角度調整機構(球部21およびドーム部321などからなる機構)を介して保持される。そして、反射面角度調整機構の前記球部21の外面と前記弾性ドーム部321の球凹部322の内面との双方には、弾性圧着による摩擦力が発生しているので、前記ミラーハウジング3は、前記ステー2の他端に、振動や熱などにより変位することなく保持される。
前記内部33には、軸受兼保持部兼補強用の第1リブ331と、軸受用の第2リブ332と、ストッパ用の第3リブ333とがそれぞれ一体に設けられている。前記第1リブ331は、前記弾性ドーム部321の左右両側でかつ前記閉塞部32の上側から下側にかけて上下に2枚突設されている。また、前記第2リブ332は、前記2枚の第1リブ331の左側と右側とにかつ前記閉塞部32の中央に2枚突設されている。さらに、前記第3リブ333は、前記内部33の左右両端側に横T字形状に2枚突設されている。前記第3リブ333は、前記ミラー5の反射率の切替時において、前記ミラー5が前記ミラーハウジング3に対して回転する角度を規制するストッパである。なお、ストッパとしては、前記第3リブ333以外に、たとえば、前記ミラーハウジング3の前記閉塞部32の左右両端側の底を上げたもの、または、前記ミラーハウジング3の前記内部33の左右両端側に突設されたボスなどがある。
前記2枚の第1リブ331の中央には、絞り部を介して円形の透孔334がそれぞれ設けられている。また、前記第1リブ331の透孔334の上下両縁部には、スリット335がそれぞれ設けられている。前記スリット335は、後記回転軸64を前記透孔334中に嵌合させる際に嵌合し易くするためのものである。一方、前記2枚の第2リブ332にも、同じく、絞り部を介して円形の透孔336がそれぞれ設けられている。さらに、前記2枚の第1リブ331の上下両端には、反射率切替機構としての第1保持部337と第2保持部338と山部339とがそれぞれ4組ずつ設けられている。図7に示すように、前記第1保持部337は、上下2個の半円形状の凹部からなる。また、前記第2保持部338は、同様に、上下2個の半円形状の凹部からなる。さらに、前記山部339は、上下2個の半円形状の凸部からなり、前記第1保持部337と前記第2保持部338との間に配置されている。そして、図7に示すように、上側の第1保持部337および第2保持部338と、下側の第1保持部337および第2保持部338とは、それぞれ前後逆に配置されている。
前記ミラー5は、たとえば、透明な合成樹脂製から構成されている。前記樹脂製のミラー5(たとえば、特開2003−291727号公報を参照)は、ミラー部51と、枠部52とから構成されている。前記ミラー部51は、板形状のプリズムミラーであって、図5および図6の縦断面において、断面の上側の肉厚が厚く、断面の下側の肉厚が薄い。前記ミラー部51の裏面には、反射膜処理(図示せず)が施されている。前記反射膜処理は、フィルムにアルミ蒸着を施した蒸着フィルムを貼ったり、ミラー5の裏面にアルミ蒸着を直接施したり、ミラー5の裏面に銀色塗装を直接塗布したりする処理などである。一方、前記枠部52は、前記ミラー部51の縁部(外周部)の全周に一体に設けられている。なお、前記枠部52を透明樹脂のミラー部51に対して着色樹脂で2色成形したり、または、透明樹脂の前記枠部52の表面にシボ付け(エンボッシング)を施したりして、前記枠部52を透して前記ミラーハウジング3の内部33中に収納されているものが見えないように装飾して見栄えを向上させることができる。前記枠部52の表面側の角部は、湾曲形状に形成されている。前記枠部52の裏面の上下両縁部の中間には、位置決め用のスリット53が設けられている。また、前記枠部52の表面の上下両縁部の中間には、昼間用の反射率に切り替わる昼間用スイッチ部54と夜間用の反射率に切り替わる夜間用スイッチ部55とがそれぞれ設けられている。前記スイッチ部54、55の上下幅は、押し易いように、他の部分の上下幅よりも大きく形成されている。そして、前記スイッチ部54、55には、「昼間」、「夜間」、「DAY」、「NIGHT」、「NORMAL」、「BRIGHTNESS」などの文字、または、昼間の通常機能、夜間の防眩機能を連想できるマークなどが設けられている。これらの表示により、ドライバー(利用者)は、ミラー5の反射率の切替を迷うことなく確実に行うことができる。
前記ミラーホルダ6は、たとえば、合成樹脂製から構成されている。なお、前記ミラーホルダ6は、ばね性を有する金属製から構成されていても良い。前記ミラーホルダ6は、前記ミラー5の中間部よりも一回り小さい四角形の板形状をなす。前記ミラーホルダ6の後面(前記ミラー5の裏面に対向する面)の上下両縁部の中間には、位置決め用のリブ61が前記スリット53に対応して一体に設けられている。前記リブ61は前記スリット53に嵌合され、かつ、前記ミラーホルダ6の後面には、前記ミラー5の裏面が固定手段62を介して固定されている。これにより、前記ミラーホルダ6に前記ミラー5が保持される。前記固定手段62としては、弾性体の両面テープまたは接着剤あるいは溶着などである。
前記ミラーホルダ6の前面(前記ミラーハウジング3の閉塞部32に対向する面)の左右両側の中央には、山形(への字形状)の支持部63がそれぞれ一体に設けられている。前記2個の支持部63の左右両側には、円柱形状の回転軸64が前記ミラーハウジング3の4個の透孔334、336に対応して4本設けられている。前記4本の回転軸64を前記4個の透孔334、336にそれぞれ回転可能に嵌合させることにより、前記ミラーホルダ6の中央は、前記ミラーハウジング3に回転可能に保持される。前記透孔334を有する前記第1リブ331と、前記透孔336を有する前記第2リブ332と、前記回転軸64とは、前記ミラーホルダ6を前記ミラーハウジング3に回転可能に保持する反射率切替機構としての回転保持手段を構成する。
前記ミラーホルダ6の前面の左右両側の上下には、反射率切替機構としてのリブ65および係合部66が前記ミラーハウジング3の4組の反射率切替機構(第1保持部337、第2保持部338、山部339)にそれぞれ対応して4組ずつ一体に設けられている。すなわち、1組の反射率切替機構において、前記リブ65は、前記ミラーホルダ6に左右に2枚配置されている。前記係合部66は、弾性を有するバー形状をなす。2本の前記係合部66の両端は、前記2枚のリブ65に上下に固定されている。4組の前記係合部66を前記ミラーハウジング3の4組の反射率切替機構にそれぞれ係合させることにより、前記係合部66は、前記第1保持部337と前記第2保持部338との間を切替移動可能に弾性係合する。すなわち、図7に示すように、上下2本の前記係合部66の中間部が上下2個の前記第1保持部337または前記第2保持部338に弾性係合する。
前記透孔334を有する前記第1リブ331および前記透孔336を有する前記第2リブ332および前記回転軸64からなる回転保持手段と、前記第1保持部337および前記第2保持部338と、前記係合部66とは、ロックタイプ(シーソータイプ)の反射率切替機構を構成する。前記ミラーホルダ6は、前記反射率切替機構を介して前記ミラーハウジング3に保持されている。さらに、前記ミラーホルダ6に前記ミラー5が固定保持されている。
この実施例1における防眩タイプの車両用インサイドミラー装置1(ミラー装置1)は、以上のごとき構成からなり、以下、その組み付け方について説明する。
まず、ミラー5の中間部の裏面をミラーホルダ6の後面に固定手段62により固定する。つぎに、ミラーホルダ6の4本の回転軸64をミラーハウジング3の4個の透孔334、336にそれぞれ回転可能に嵌合させる。それから、4組の係合部66を4組の第1保持部337と第2保持部338との間をそれぞれ切替移動可能に弾性係合させる。これにより、ミラー装置1は、組み付けられる。ミラーハウジング3の内部33の中空部中には、前記ミラー5および前記ミラーホルダ6および反射率切替機構が収納される。また、ミラーハウジング3の開口部31には、ミラー部51の反射面および枠部52が配置される。さらに、ミラーハウジング3の閉塞部32は、反射面角度調整機構を介してステー2の他端に保持される。
この実施例1における防眩タイプの車両用インサイドミラー装置1(ミラー装置1)は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
まず、ミラー5が昼間用の反射率の状態(図5に示す状態)のとき、ミラー5は、第1位置に位置してミラー部51の反射面が下に向いた状態にある。この状態のとき、図7(A)に示すように、4組の係合部66が4組の第1保持部337に弾性係合している。すなわち、2本の係合部66の弾性力は、2個の第1保持部337にそれぞれ矢印方向に常時作用している。この弾性力により、ミラーホルダ6は、ミラーハウジング3に保持される。この結果、ミラー部51の反射面が下に向いた状態に保持されている。この状態のときに、入射光線がミラー部51に入射すると、この入射光線がミラー部51の裏面の反射面で反射して、高い反射率の鏡面反射光線としてドライバーの目に入射する。
つぎに、図5に示す状態のミラー5の夜間用スイッチ部55を矢印方向に押す。すると、ミラー5およびミラーホルダ6は、ミラーハウジング3に対して、回転軸64の回転中心線O1を中心として図5中の実線矢印方向に回転する。これに伴なって、2本の係合部66の中間部は、図7(B)に示すように、矢印方向(相互に近づく方向)に弾性変形しながら2個の第1保持部337から2個の山部339に移動する。このとき、2本の係合部66が2個の山部339に作用する弾性力は、最大となる。そして、ミラー5およびミラーホルダ6がさらに回転して、弾性変形する2本の係合部66が2個の山部339(デッドセンタ)を乗り越えると、2本の係合部66の弾性復帰力により、この2本の係合部66は、図7(C)に示すように、2個の山部339から2個の第2保持部338に移動する。この結果、ミラー5は、ミラーハウジング3に対して夜間用の反射率の状態(図6に示す状態)に自動的に切り替わる。すなわち、4組の係合部66が4組の第1保持部337から第2保持部338に切替移動して、ミラー5が昼間用の反射率から夜間用の反射率に切り替わる。また、係合部66の弾性復帰力により、ミラー5を切り替える節度感が得られる。
ここで、ミラー5が夜間用の反射率の状態のとき、ミラー5は、第2位置に位置してミラー部51の反射面が上に向いた状態にある。この状態のとき、図7(C)に示すように、4組の係合部66が4組の第2保持部338に弾性係合している。すなわち、2本の係合部66の弾性力は、2個の第2保持部338にそれぞれ矢印方向に常時作用している。この弾性力により、ミラーホルダ6は、ミラーハウジング3に保持される。この結果、ミラー部51の反射面が上に向いた状態に保持されている。この状態のときに、入射光線がミラー部51に入射すると、この入射光線がミラー部51の表面(反射膜処理が施されている裏面と反対側の面)で反射して、低い反射率の表面反射光線としてドライバーの目に入射する。
つづいて、図6に示す状態のミラー5の昼間用スイッチ部54を矢印方向に押す。すると、ミラー5およびミラーホルダ6は、ミラーハウジング3に対して、回転軸64の回転中心線O1を中心として図6中の実線矢印方向に回転する。これに伴なって、2本の係合部66の中間部は、図7(B)に示すように、矢印方向(相互に近づく方向)に弾性変形しながら2個の第2保持部338から2個の山部339に移動する。このとき、2本の係合部66が2個の山部339に作用する弾性力は、最大となる。そして、ミラー5およびミラーホルダ6がさらに回転して、弾性変形する2本の係合部66が2個の山部339(デッドセンタ)を乗り越えると、2本の係合部66の弾性復帰力により、この2本の係合部66は、図7(A)に示すように、2個の山部339から2個の第1保持部337に移動する。この結果、ミラー5は、ミラーハウジング3に対して昼間用の反射率の状態に自動的に切り替わる。すなわち、4組の係合部66が4組の第2保持部338から第1保持部337に切替移動して、ミラー5が夜間用の反射率から昼間用の反射率に切り替わる。また、係合部66の弾性復帰力により、ミラー5を切り替える節度感が得られる。
それから、ミラーハウジング3を掴んで反射面角度調整機構の球部21および球凹部322の中心O2を通る中心線を回転軸として前後上下左右に回動傾動させる。すると、ミラーハウジング3がステー2に対して前後上下左右に回動傾動して、ミラーハウジング3に反射率切替機構を介して保持されているミラー5の反射面の角度がドライバーの視線に合わせて調整される。たとえば、ミラーハウジング3およびミラー5を下側に向けたり、また、ミラーハウジング3およびミラー5を正面(後側)に向けたり、さらに、ミラーハウジング3およびミラー5を上側に向けたりすることができる。
この実施例1における防眩タイプの車両用インサイドミラー装置1(ミラー装置1)は、以上のごとき構成からなり、以下、その効果について説明する。
ミラー装置1は、ミラー5の切替操作により、ロックタイプの反射率切替機構(透孔334を有する第1リブ331および透孔336を有する第2リブ332および回転軸64からなる回転保持手段、第1保持部337、第2保持部338、係合部66)を介して、ミラー5の反射率が昼間用の反射率または夜間用の反射率に切り替わるものである。このために、ミラー装置1は、ミラー5の反射率を切り替えるための操作レバーが不要となるから、部品点数や組み付け工程数を軽減することができ、その分、製造コストを安価にすることができる。
特に、ミラー装置1は、ミラーハウジング3が反射面角度調整機構(球部21および球凹部322)を介してステー2の他端に保持されており、かつ、ミラーホルダ6に固定されているミラー5がロックタイプの反射率切替機構を介してミラーハウジング3に保持されているものである。すなわち、反射面角度調整機構と反射率切替機構とは、それぞれ独立している。このために、ミラー装置1は、ミラーハウジング3を角度調整してミラー5の反射面の角度を調整する際に、ミラーハウジング3の角度調整力が反射面角度調整機構に直接作用して反射率切替機構に作用しないので、ミラー5の反射率が昼間用の反射率または夜間用の反射率に切り替わることがなく、したがって、ミラー5の反射面の角度調整をスムーズに行うことができる。
しかも、ミラー装置1は、反射面角度調整機構と反射率切替機構とがそれぞれ独立しているので、反射面角度調整機構の調整力と反射率切替機構の切替力とをそれぞれ別個に設定することができ、これにより、反射面角度調整機構の調整操作と反射率切替機構の切替操作とがそれぞれ行い易くなり、また、操作音を小さく抑えることができる。
特に、ミラー装置1は、反射面角度調整機構が球部21と球凹部322とからなるので、構造が簡単であり、製造コストを安価にすることができる。
また、ミラー装置1は、ミラー5をミラーホルダ6に固定し、このミラーホルダ6を反射面角度調整機構および反射率切替機構を介してミラーハウジング3に取り付けて、ミラー5がミラーハウジング3に保持されるものであるから、ミラー5には、ミラーハウジング3に保持する際の保持応力、また、ミラーハウジング3を介して反射面角度調整機構や反射率切替機構の操作応力などがほとんどかからない。このために、ミラー装置1は、応力による変形に弱い樹脂製のミラー5を使用することが可能となり、この結果、ミラー装置1は、安価でかつ軽量な樹脂製のミラー5を使用することができ、これにより、軽量で低コストのミラー装置を提供することができる。
さらに、ミラー装置1は、ミラーハウジング3の開口部31の縁部の全周に半球凸部311を一体に設け、また、ミラー5の枠部52の表面側の角部を湾曲形状に形成したので、ミラーハウジング3の開口部31の縁部およびまたはミラー5の枠部52に当たった際に、この半球凸部311および湾曲形状の枠部52が緩衝作用を果たす。
さらにまた、ミラー装置1は、透孔334を有する第1リブ331および透孔336を有する第2リブ332および回転軸64からなる回転保持手段、第1保持部337、第2保持部338、係合部66から構成されているロックタイプの反射率切替機構を使用するので、ミラー5をミラーハウジング3に確実に保持させることができ、かつ、ミラー5をミラーハウジング3に対して確実に切り替えることができる。すなわち、ミラー5が昼間用の反射率の状態に切り替わっているとき、図7(A)に示すように、4組の係合部66が4組の第1保持部337に弾性係合していて、この係合部66の弾性力が第1保持部337にそれぞれ矢印方向に常時作用しており、この弾性力により、ミラー5がミラーホルダ6を介してミラーハウジング3に確実に保持される。また、ミラー5が夜間用の反射率の状態に切り替わっているとき、図7(C)に示すように、4組の係合部66が4組の第2保持部338に弾性係合していて、この係合部66の弾性力が第2保持部338にそれぞれ矢印方向に常時作用しており、この弾性力により、ミラー5がミラーホルダ6を介してミラーハウジング3に確実に保持される。さらに、ミラー5が昼間用の反射率の状態から夜間の反射率の状態にまた夜間の反射率の状態から昼間の反射率の状態に切り替わるとき、図7(B)に示すように、4組の係合部66が弾性変形して4組の山部339に移動して、係合部66の弾性力が最大となり、この弾性復帰力により、ミラー5がミラーハウジング3に対して確実に切り替わる。
さらにまた、ミラー装置1は、ミラー5の枠部52のうち反射率切替機構の切替軸(ミラーホルダ6の回転軸64)を挟んで対向する箇所、この例では、枠部52の表面の上下両縁部の中間に、昼間用スイッチ部54と夜間用スイッチ部55とをそれぞれ設けている。このために、ミラー装置1は、この昼間用スイッチ部54または夜間用スイッチ部55を押すことにより、ミラー5の反射率を簡単に切り替えることができる。しかも、この例においては、昼間用スイッチ部54と夜間用スイッチ部55とを反射率切替機構の近傍にそれぞれ設けているので、スイッチ部54、55の押し操作力が反射率切替機構に確実に作用して、ミラー5の反射率を確実に切り替えることができる。
さらにまた、ミラー装置1は、樹脂製のミラー5を使用するので、軽量で低コストのミラー装置を提供することができる。
図8は、この発明にかかる防眩タイプの車両用インサイドミラー装置の実施例1の反射率切替機構の変形例を示す。図中、図1〜図7と同符号は、同一のものを示す。以下、この変形例の反射率切替機構について説明する。
前記ミラー装置1の反射率切替機構は、図7に示すように、ミラーホルダ6側のバー形状の2本の係合部66に弾性機能を持たせたものである。一方、この変形例の反射率切替機構は、図8に示すように、ミラーハウジング3側の第1保持部337および第2保持部338および山部339に弾性機能を持たせるものである。すなわち、第1リブ331のうち、第1保持部337および第2保持部338および山部339の上下に切欠を介して上下幅の小さい弾性腕部330をそれぞれ設け、この上下2本の弾性腕部330に弾性を持たせるものである。また、前記ミラー装置1の反射率切替機構は、弾性機能を持つバー形状の2本の係合部66から構成されている。一方、この変形例の反射率切替機構は、弾性機能を持たない板形状の1枚の係合部67から構成されている。
この変形例の反射率切替機構は、前記ミラー装置1の反射率切替機構とほぼ同様の作用効果を達成することができる。すなわち、ミラー5が昼間用の反射率の状態のとき、図8(A)に示すように、4組の係合部67が4組の第1保持部337に弾性係合していて、2本の弾性腕部330の弾性力は、2個の第1保持部337を介して1枚の係合部67の上下にそれぞれ矢印方向に常時作用している。この弾性力により、ミラーホルダ6は、ミラーハウジング3に保持され、ミラー5は、昼間用の反射率の状態に保持される。また、ミラー5が夜間用の反射率の状態のとき、図8(C)に示すように、4組の係合部67が4組の第2保持部338に弾性係合していて、2本の弾性腕部330の弾性力は、2個の第2保持部338を介して1枚の係合部67の上下にそれぞれ矢印方向に常時作用している。この弾性力により、ミラーホルダ6は、ミラーハウジング3に保持され、ミラー5は、夜間用の反射率の状態に保持される。さらに、ミラー5を昼間用の反射率から夜間用の反射率に、または、夜間用の反射率から昼間用の反射率に切り替えるとき、図8(B)に示すように、係合部67が第1保持部337から山部339に、または、第2保持部338から山部339に移動し、これに伴なって、2本の弾性腕部330は、矢印方向(相互に離れる方向)に弾性変形し、山部339を介して係合部67に作用する弾性力が最大となる。そして、係合部67が弾性変形する弾性腕部330の山部339(デッドセンタ)を乗り越えると、2本の弾性腕部330の弾性復帰力により、係合部67が山部339から第2保持部338または第1保持部337に移動し、ミラー5は、昼間用の反射率の状態から夜間用の反射率の状態に、または、夜間用の反射率の状態から昼間用の反射率の状態に切り替わる。
図9〜図11は、この発明にかかる防眩タイプの車両用インサイドミラー装置の実施例2を示す。図中、図1〜図8と同符号は、同一のものを示す。なお、図11(A)は、図9におけるXI−XI線断面図であって、ミラー5Aが夜間用の反射率の状態のときの断面図、図11(B)は、図9におけるXI−XI線断面図であって、ミラー5Aが昼間用の反射率の状態のときの断面図である。
この実施例2における防眩タイプの車両用インサイドミラー装置1A(以下、単に「ミラー装置1A」と称する)は、前記のミラー装置1と比較して、上下幅が小さいスリムタイプのミラー装置である。すなわち、ミラーハウジング3A、ミラー5A、ミラーホルダ6Aの上下幅が前記のミラー装置1のミラーハウジング3、ミラー5、ミラーホルダ6の上下幅よりも小さいものである。
前記ミラー5Aは、前記のミラー装置1のミラー5と同様に、ミラー部51Aと、枠部52Aとから構成されている。前記枠部52Aの上下両縁部の中間には、凸形状の昼間用スイッチ部54Aと夜間用スイッチ部55Aとが上下にそれぞれ一体に突設されている。前記スイッチ部54A、55Aには、文字やマークなどが設けられている。一方、前記ミラーハウジング3Aは、前記ミラー5Aの枠部52Aを覆う開口部31Aを有する。前記開口部31Aの上下両縁部の中間であって前記スイッチ部54A、55Aが位置する箇所には、切欠312A、312Aがそれぞれ設けられている。前記切欠312A、312Aに前記スイッチ部54A、55Aがそれぞれ切替可能に配置されている。
このミラー装置1Aは、以上のごとき構成からなるので、前記のミラー装置1とほぼ同様の作用効果を達成することができる。特に、このミラー装置1Aは、前記のミラー装置1と比較して、上下幅が小さいスリムタイプのミラー装置であるから、上下幅の大きいミラー装置が車両デザイン上好ましくない場合に適応することができる。
図12および図13は、この発明にかかる防眩タイプの車両用インサイドミラー装置の実施例3を示す。図中、図1〜図11と同符号は、同一のものを示す。なお、図13(A)は、ミラー5Bが夜間用の反射率の状態のときの縦断面図、図13(B)は、ミラー5Bが昼間用の反射率の状態のときの断面図である。
この実施例3における防眩タイプの車両用インサイドミラー装置1B(以下、単に「ミラー装置1B」と称する)は、ガラス製のミラー5Bと、リム部68B一体のミラーホルダ6Bとを使用する。前記ガラス製のミラー5Bは、前記の樹脂製のミラー5、5Aと同様に、板形状のプリズムミラーであって、図13の縦断面において、断面の上側の肉厚が厚く、断面の下側の肉厚が薄い。前記ガラス製のミラー5Bの裏面には、反射膜処理(図示せず)が施されている。
一方、前記ミラーホルダ6Bの縁部(外周部)の全周には、リム部68Bが一体に設けられている。前記リム部68Bを2色成形で着色したり、または、前記リム部68Bの表面にシボ付け(エンボッシング)を施したりしても良い。前記リム部68Bの表面側の角部は、湾曲形状に形成されている。前記リム部68Bの表面の上下両縁部の中間には、昼間用スイッチ部69Bと夜間用スイッチ部60Bとがそれぞれ設けられている。前記スイッチ部69B、60Bには、文字やマークなどが設けられている。前記ミラーホルダ6Bのリム部68Bに前記ガラス製のミラー5Bを嵌合するとともに、前記ミラーホルダ6Bに前記ガラス製のミラー5Bを弾性体の両面テープまたは接着剤など固定手段介して固定させる。
このミラー装置1Bは、以上のごとき構成からなるので、前記のミラー装置1、1Aとほぼ同様の作用効果を達成することができる。特に、このミラー装置1Bは、ガラス製のミラー5Bを使用するので、耐久性に優れている。
なお、前記の実施例1、2、3および変形例においては、反射率切替機構の第1保持部337、第2保持部338、山部339、係合部66、67は、4組ずつ設けられているものである。ところが、この発明においては、組数や設ける箇所などを特に限定しない。たとえば、反射率切替機構の透孔334、336、回転軸64に対して、上側または下側に1組もしくは2組設け、あるいは、上下に1組ずつ設けても良い。
また、前記の実施例1、2、3および変形例においては、ミラーハウジング3側に第1保持部337、第2保持部338、山部339、弾性腕部330を設け、ミラーホルダ6側に係合部66、67を設けたものである。ところが、この発明においては、逆に、ミラーハウジング3側に係合部66、67を、ミラーホルダ6側に第1保持部337、第2保持部338、山部339、弾性腕部330を、設けたものであっても良いし、または、ミラーハウジング3側に第1保持部337、第2保持部338、山部339、弾性腕部330、係合部66、67を、ミラーホルダ6側に係合部66、67、第1保持部337、第2保持部338、山部339、弾性腕部330を、設けたものであっても良い。
この発明にかかる防眩タイプの車両用インサイドミラー装置の実施例1を示す正面側の分解斜視図である。 同じく、背面側の分解斜視図である。 同じく、一部を破断した正面図である。 同じく、図3におけるIV−IV線断面図である。 同じく、ミラーが昼間用の反射率の状態のときの縦断面図であって、図3におけるV−V線断面図である。 同じく、ミラーが夜間用の反射率の状態のときの縦断面図であって、図3におけるV−V線断面図である。 同じく、反射率切替機構の切替状態を示す説明図であって、一部拡大縦断面図である。 同じく、反射率切替機構の変形例を示す説明図であって、反射率切替機構の切替状態の一部拡大横断面図である。 この発明にかかる防眩タイプの車両用インサイドミラー装置の実施例2を示す正面図である。 同じく、図9におけるX矢視図である。 同じく、ミラーの昼間用の反射率の状態と夜間用の反射率の状態とを示す縦断面図であって、図10におけるXI−XI線断面図である。 この発明にかかる防眩タイプの車両用インサイドミラー装置の実施例3を示す横断面図である。 同じく、ミラーの昼間用の反射率の状態と夜間用の反射率の状態とを示す縦断面図である。
符号の説明
1、1A、1B ミラー装置(防眩タイプの車両用インサイドミラー装置)
2 ステー
21 球部(反射面角度調整機構)
3、3A ミラーハウジング
31、31A 開口部
311 半球凸部
312A 切欠
32 閉塞部
321 弾性ドーム部
322 球凹部(反射面角度調整機構)
323 リブ
324 前開口
325 後開口
33 内部
331 第1リブ
332 第2リブ
333 第3リブ
334 透孔
335 スリット
336 透孔
337 第1保持部
338 第2保持部
339 山部
330 弾性腕部
5、5A 樹脂製のミラー
5B ガラス製のミラー
51、51A ミラー部部
52、52A 枠部
53 スリット
54、54A 昼間用のスイッチ部
55、55A 夜間用のスイッチ部
6、6A、6B ミラーホルダ
61 リブ
62 固定手段
63 支持部
64 回転軸
65 リブ
66、67 係合部
68B リム部
69B 昼間用のスイッチ部
60B 夜間用のスイッチ部
O1 ミラーの回転中心
O2 反射面角度調整機構の中心

Claims (5)

  1. 車室内に取り付けられ、自車の後方を視認し、かつ、ミラーの反射率を切り替えることができる防眩タイプの車両用インサイドミラー装置において、
    一端が車体に装備されるステーと、
    前記ステーの他端に保持されているミラーハウジングと、
    前記ミラーハウジングに反射率切替機構を介して保持されている前記ミラーと、
    を備え、
    前記反射率切替機構は、前記ミラーハウジングと前記ミラーとの間に設けられており、前記ミラーを切替操作することにより、前記ミラーの反射率を昼間用の反射率と夜間用の反射率とに切り替えることができる機構である、
    ことを特徴とする防眩タイプの車両用インサイドミラー装置。
  2. 前記ステーの他端と前記ミラーハウジングとの間には、前記ミラーハウジングを操作することにより、前記ミラーの反射面角度を調整することができる反射面角度調整機構が設けられており、前記反射面角度調整機構と前記反射率切替機構とは、それぞれ独立している、ことを特徴とする請求項1に記載の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置。
  3. 前記ミラーには、ミラーホルダが固定されており、前記ミラーホルダは、前記ミラーハウジングに回転可能に保持されており、
    前記反射率切替機構は、
    前記ミラーホルダを前記ミラーハウジングに回転可能に保持する回転保持手段と、
    前記ミラーハウジングおよび前記ミラーホルダのうち少なくともいずれか一方に設けられている第1保持部および第2保持部と、
    前記ミラーハウジングおよび前記ミラーホルダのうち少なくともいずれか他方に設けられており、前記第1保持部と前記第2保持部との間を切替移動可能に弾性係合する係合部と、
    を備え、前記ミラーを切替操作して、前記係合部が前記第1保持部に弾性係合するときに前記ミラーが昼間用の反射率に切り替わっており、前記係合部が前記第2保持部に弾性係合するときに前記ミラーが夜間用の反射率に切り替わっている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置。
  4. 前記ミラーもしくは前記ミラーホルダのうち前記反射率切替機構の切替軸を挟んで対向する箇所には、押し操作により、昼間用の反射率に切り替わる昼間用スイッチ部と夜間用の反射率に切り替わる夜間用スイッチ部とがそれぞれ設けられている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置。
  5. 前記ミラーハウジングは、一面が開口しかつ他面が閉塞した中空形状をなし、前記閉塞部は、前記ステーの他端に保持されており、前記中空部中には、前記ミラーおよび前記反射率切替機構もしくは前記ミラーホルダが収納されており、前記ミラーもしくは前記ミラーホルダの縁部のうち前記反射率切替機構の切替軸を挟んで対向する箇所には、押し操作により、昼間用の反射率に切り替わる昼間用スイッチ部と夜間用の反射率に切り替わる夜間用スイッチ部とがそれぞれ突設されており、前記開口部には、前記ミラーの反射面が配置されており、前記開口部のうち前記昼間用スイッチ部と前記夜間用スイッチ部が位置する箇所には、切欠が設けられている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の防眩タイプの車両用インサイドミラー装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016164045A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 市光工業株式会社 車両用インサイドミラー装置
JP2016164041A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 市光工業株式会社 車両用インサイドミラー装置

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