JP2016164041A - 車両用インサイドミラー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の車両用インサイドミラー装置では、車両の振動などにより反射面が傾く場合がある。
【解決手段】この発明は、ミラー部2と、取付部3と、連結部4と、反射面角度調整機構と、を備える。反射面角度調整機構は、ミラー部2の球面部25と、連結部4の球面部42と、球面部材6と、締付部材7と、を有する。この結果、この発明は、ミラー部2の回転の中心Oをミラー部2の重心Gに近づけることができるので、車両の振動などにより反射面が傾くのを防ぐことができる。
【選択図】 図2
【解決手段】この発明は、ミラー部2と、取付部3と、連結部4と、反射面角度調整機構と、を備える。反射面角度調整機構は、ミラー部2の球面部25と、連結部4の球面部42と、球面部材6と、締付部材7と、を有する。この結果、この発明は、ミラー部2の回転の中心Oをミラー部2の重心Gに近づけることができるので、車両の振動などにより反射面が傾くのを防ぐことができる。
【選択図】 図2
Description
この発明は、反射面(ミラー面)の角度を調整することができる車両用インサイドミラー装置に関するものである。
この種の車両用インサイドミラー装置は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用インサイドミラー装置について説明する。従来の車両用インサイドミラー装置は、一端が車体に装備されるステーの他端に反射面角度調整機構の球部を設け、ミラーハウジングに反射面角度調整機構の半球形状の弾性ドーム部を設け、ミラーハウジングに反射面を有するミラーを保持し、ミラーハウジングの弾性ドーム部中にステーの球部を圧入することにより、ミラーハウジングがステーの他端にミラーの反射面の角度調整可能に連結されるものである。
ここで、前記の従来の車両用インサイドミラー装置を含めて全般の車両用インサイドミラー装置においては、車両の振動などにより、ミラーハウジングおよびミラーなど(以下、「ミラー部」と称する)にミラー部の重心から重力が作用する方向であって下向きの力が作用する。このとき、反射面角度調整機構の球部および弾性ドーム部にトルクがかかる。このトルクは、球部の中心からミラー部の重心までの距離が長いほど、また、ミラー部の重量が重いほど大きくなる。
ところが、従来の車両用インサイドミラー装置は、ステーの反射面角度調整機構が球部から構成されているものであるから、球部の中心をミラー部の重心に近づけることが困難である。このために、従来の車両用インサイドミラー装置は、前記のトルクを小さくすることが困難であるので、ミラー部が球部の中心に対して傾いて反射面が傾く場合がある。
以下、図5の既存の車両用インサイドミラー装置100を参照して、球部401の中心O1をミラー部2の重心Gに近づけることが困難であることについて説明する。図5中、図1〜図4(以下説明するこの発明にかかる車両用インサイドミラー装置の実施形態の1例の説明図)と同符号は、同一のものもしくは類似のものである。
図5の既存の車両用インサイドミラー装置100において、連結部400の反射面角度調整機構が球部401から構成されているものであるから、球部401の中心O1から球部401の半径までの箇所には球部401自体が存在する。しかも、球部401の周囲には、球部401を回転可能に保持する保持部材402が存在する。このために、球部401の中心O1をミラーハウジング20およびミラー体23などからなるミラー部2の重心Gに近づける場合、ミラー体23と球部401および保持部材402とが相互に干渉し合う。これにより、球部401の中心O1をミラー部2の重心Gに近づけることが困難である。
以上のように、従来の車両用インサイドミラー装置は、ステーの反射面角度調整機構が球部から構成されているものであるから、球部の中心をミラー部の重心に近づけることが困難であり、この結果、ミラー部が球部の中心に対して傾いて反射面が傾く場合がある。そして、今日の車両用インサイドミラー装置においては、ミラー(ミラー体23)にETCやドライブレコーダーや防眩用の液晶装置などを装備する傾向にあるので、ミラー部の重量が重くなる傾向にあり、その分、ミラー部が球部の中心に対して傾いて反射面が傾く傾向にある。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用インサイドミラー装置では、車両の振動などにより反射面が傾く場合がある、という点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、反射面を有するミラー部と、車体に取り付けられる取付部と、ミラー部と取付部とを連結する連結部と、ミラー部の反射面の角度を調整する反射面角度調整機構と、を備え、反射面角度調整機構が、ミラー部に設けられている球面部と、連結部に設けられていて、内側面がミラー部の球面部の外側面に当接する球面部と、外側面がミラー部の球面部の内側面に当接する球面部材と、ミラー部の球面部と連結部の球面部と球面部材とを相互に締め付けている締付部材と、を有する、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、ミラー部の球面部の中心と、連結部の球面部の中心と、球面部材の中心とが、ミラー部の重心と一致もしくはほぼ一致している、ことを特徴とする。
この発明の車両用インサイドミラー装置は、反射面角度調整機構が、ミラー部の球面部と、連結部の球面部と、球面部材と、締付部材と、から構成されているものであるから、ミラー部の球面部および連結部の球面部および球面部材の中心(以下、「中心」と称する)を含む周囲には空間が形成されている。このために、この発明の車両用インサイドミラー装置は、中心をミラー部の重心に近づけることが可能となり、反射面角度調整機構に作用するトルクを小さくすることができるので、ミラー部が中心に対して傾いて反射面が傾くことを防ぐことができる。
以下、この発明にかかる車両用インサイドミラー装置の実施形態の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書および別紙の特許請求の範囲において、「内側面」とは、ミラー部2のミラーハウジング20とミラー体23とにより区画されている空間側の面である。「外側面」とは、「内側面」と反対側の面である。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態における車両用インサイドミラー装置の構成について説明する。この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、図1に示すように、車体この例ではフロントウインドガラス5の内面(車室側の面)に装備されていて、かつ、車室内に配置されている。
以下、この実施形態における車両用インサイドミラー装置の構成について説明する。この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、図1に示すように、車体この例ではフロントウインドガラス5の内面(車室側の面)に装備されていて、かつ、車室内に配置されている。
(車両用インサイドミラー装置1の説明)
前記車両用インサイドミラー装置1は、図1〜図4に示すように、ミラー部2と、取付部3と、連結部4と、反射面角度調整機構と、を備えるものである。
前記車両用インサイドミラー装置1は、図1〜図4に示すように、ミラー部2と、取付部3と、連結部4と、反射面角度調整機構と、を備えるものである。
(ミラー部2の説明)
前記ミラー部2は、ミラーハウジング20と、ミラー体23と、から構成されている。前記ミラーハウジング20は、この例では、合成樹脂部材から構成されている。前記ミラーハウジング20は、一面が開口された中空形状をなす。前記ミラーハウジング20の開口部21と対向する閉塞部の中央部分には、透孔22が設けられている。前記透孔22は、この例では、円形をなす。
前記ミラー部2は、ミラーハウジング20と、ミラー体23と、から構成されている。前記ミラーハウジング20は、この例では、合成樹脂部材から構成されている。前記ミラーハウジング20は、一面が開口された中空形状をなす。前記ミラーハウジング20の開口部21と対向する閉塞部の中央部分には、透孔22が設けられている。前記透孔22は、この例では、円形をなす。
前記ミラー体23は、この例では、ガラスから構成されている。前記ミラー体23は、反射面を有する。前記反射面は、車両の後側の交通状況をドライバーに反射させるものである。前記ミラー体23は、前記ミラーハウジング20に、反射率(防眩)切替機構24を介して取り付けられている。前記反射率切替機構24は、前記ミラーハウジング20の内側面と、前記ミラー体23の内側面とに、それぞれ設けられている。前記ミラー体23には、ETCやドライブレコーダーや液晶装置(図示せず)などが装備されている場合がある。
(取付部3の説明)
前記取付部3は、固定部材30と、脱落部材31と、から構成されている。前記固定部材30は、前記フロントウインドガラス5の内面に固定されている。前記脱落部材31は、脱落機構(図示せず)を介して前記固定部材30に脱落可能に取り付けられている。前記脱落部材31は、安全面から、前記ミラー部2などに所定値以上の荷重がかかると、前記脱落機構の作用により、前記固定部材30から前記ミラー部2および前記連結部4と共に脱落する。
前記取付部3は、固定部材30と、脱落部材31と、から構成されている。前記固定部材30は、前記フロントウインドガラス5の内面に固定されている。前記脱落部材31は、脱落機構(図示せず)を介して前記固定部材30に脱落可能に取り付けられている。前記脱落部材31は、安全面から、前記ミラー部2などに所定値以上の荷重がかかると、前記脱落機構の作用により、前記固定部材30から前記ミラー部2および前記連結部4と共に脱落する。
(連結部4の説明)
前記連結部4は、この例では、ダイカスト金属部材あるいは成形樹脂部材などから構成されている。前記連結部4は、この例では、ステーとしての円柱形状のロッド部材40を有する。前記ロッド部材40の一端には、球部41が一体に設けられている。前記球部41は、前記脱落部材31に回転可能に一体に取り付けられている。
前記連結部4は、この例では、ダイカスト金属部材あるいは成形樹脂部材などから構成されている。前記連結部4は、この例では、ステーとしての円柱形状のロッド部材40を有する。前記ロッド部材40の一端には、球部41が一体に設けられている。前記球部41は、前記脱落部材31に回転可能に一体に取り付けられている。
(反射面角度調整機構の説明)
前記反射面角度調整機構は、前記ミラー部2の球面部25と、前記連結部4の球面部42と、球面部材6と、締付部材7と、を有するものである。
前記反射面角度調整機構は、前記ミラー部2の球面部25と、前記連結部4の球面部42と、球面部材6と、締付部材7と、を有するものである。
前記ミラー部2の前記球面部25は、前記ミラーハウジング20の前記開口部21と対向する前記閉塞部の中央部分に球面座形状に一体に設けられている。前記球面部25の中央には、前記透孔22が設けられている。前記ミラーハウジング20の内側面であって前記球面部25より外側の左右両側には、一対の回り止め板26がそれぞれ一体に設けられている。
前記連結部4の前記球面部42は、前記ロッド部材40の他端に球面座形状に一体に設けられている。前記連結部4の前記ロッド部材40の中心線上および前記球部41の直径方向上および前記球面部42の中央には、例えば円形の透孔43が設けられている。前記ロッド部材40の一部には、前記透孔43と連通する凹部44が設けられている。前記連結部4の前記球面部42の内側面は、前記ミラー部2の前記球面部25の外側面に当接している。
前記球面部材6は、この例では、SPCCの金属部材から構成されている。前記球面部材6は、球面座形状をなす。前記球面部材6の内側面の中央には、ボス部60が一体に設けられている。前記ボス部60には、ネジ孔61が設けられている。前記球面部材6の左右両側には、回り止め片62がそれぞれ一体に設けられている。前記球面部材6の外側面は、前記ミラー部2の前記球面部25の内側面に当接している。前記球面部材6の前記回り止め片62は、前記ミラー部2の一対の前記回り止め板26の間にそれぞれ挟まれている。
前記締付部材7は、この例では、頭部70とネジ部71とから構成されている。前記締付部材7の前記頭部70には、六角穴が設けられている。前記締付部材7の前記ネジ部71は、前記連結部4の前記球面部42の前記透孔43の中および前記ミラー部2の前記球面部25の前記透孔22の中を挿通して前記球面部材6の前記ネジ孔61にねじ込まれている。前記締付部材7の前記頭部70の前記ネジ部71側の面は、前記連結部4の前記球面部42の外側面に当接している。前記締付部材7は、前記ミラー部2の前記球面部25と前記連結部4の前記球面部42と前記球面部材6とを相互に締め付けている。
前記締付部材7は、前記連結部4の前記透孔43あるいは前記凹部44の中に通した六角レンジなどの工具の回転により、前記球面部材6に締め付けられたり緩められたりする。このとき、前記球面部材6の前記回り止め片62が前記ミラー部2の一対の前記回り止め板26の間にそれぞれ挟まれているので、前記締付部材7が前記工具の回転により前記球面部材6に締め付けられたり緩められたりしていても、前記球面部材6が前記ミラー部2に対して回転するようなことがない。これにより、前記工具の回転により、前記締付部材7を前記球面部材6に締め付けたり緩めたりすることができる。
前記ミラー部2の前記球面部25は、前記連結部4の前記球面部42と前記球面部材6との間において挟み込まれている。前記ミラー部2の前記球面部25の前記透孔22は、前記連結部4の前記球面部42の前記透孔43と前記球面部材6のネジ孔61より大きい。
前記ミラー部2の前記球面部25の中心Oと、前記連結部4の前記球面部42の中心Oと、前記球面部材6の中心Oとは、前記ミラー部2の重心Gと一致もしくはほぼ一致している。前記ミラー部2の前記球面部25および前記連結部4の前記球面部42および前記球面部材6は、前記ミラー部2の前記重心Gから重力が作用する方向(図2中の矢印Fの方向)に対して、前記反射面すなわち前記ミラー体23と反対側に配置されている。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
車両の後側の交通状況がミラー部2のミラー体23の反射面においてドライバー側に反射される。これにより、ドライバーがミラー体23の反射面において映し出される車両の後側の交通状況を視認して把握することができ、交通安全に貢献することができる。
そして、ドライバーが変わったりあるいはドライバーの姿勢が変わったりした場合には、ミラー体23の反射面の角度をドライバーに適した角度に調整する必要がある。ミラー体23の反射面の角度調整は、手(図示せず)でミラー部2のミラーハウジング20を、ミラー部2の球面部25の中心Oおよび連結部4の球面部42の中心Oおよび球面部材6の中心O(以下、「中心O」と称する)を中心として回転(回動、傾倒)させて行われる。この角度調整に要する力(以下、「角度調整力」と称する)は、手とミラーハウジング20との接触点から中心Oまでの距離Lに反比例もしくはほぼ反比例する。すなわち、距離Lが長いほど角度調整力が小さく済み、角度調整を容易に行うことができる。
また、角度調整力は、ミラー部2の球面部25と連結部4の球面部42と球面部材6とを相互に締め付けている力(以下、「締付力」と称する)に比例もしくはほぼ比例する。すなわち、締付力が大きいとミラー部2が中心Oを中心として傾いてミラー体23の反射面が傾いてしまうことを防ぐことができるが、角度調整力が大きくなり角度調整を容易に行うことが難しくなる。一方、締付力が小さいと角度調整力が小さくなり角度調整を容易に行うことができるが、ミラー部2が中心Oを中心として傾いてミラー体23の反射面が傾いてしまうことがある。このために、締付力を角度調整力とバランスを取って調整する必要がある。
締付力の調整は、工具を連結部4の透孔43あるいは凹部44の中を通して締付部材7の頭部70の六角穴に挿入し、工具を回転させて締付部材7のネジ部71を球面部材6のネジ孔61に締め付けたり緩めたりすることにより、行われる。
また、反射率切替機構24を介して、手動により、ミラー体23の反射面の反射率を通常の反射率と防眩時の反射率とに2段に切り替えることができる。なお、ミラー体23に防眩用の液晶装置などを装備することにより、ミラー体23の反射面の反射率を自動的にかつ無段階で切り替えることができる。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、反射面角度調整機構が、ミラー部2の球面部25と、連結部4の球面部42と、球面部材6と、締付部材7と、から構成されているものであるから、ミラー部2の球面部25および連結部4の球面部42および球面部材6の中心Oを含む周囲には空間が形成されている。このために、この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、中心Oをミラー部2の重心Gに近づけることが可能となり、重心Gに作用する力(ミラー部2の重心Gから重力が作用する方向であって下向きの力)Fによって生じる反射面角度調整機構にかかるトルクを小さくすることができるので、ミラー部2が中心Oに対して傾いて反射面が傾くことを防ぐことができる。
このように、この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、図5に示す既存の車両用インサイドミラー装置100と比較して、中心Oをミラー部2の重心Gに近づけることが可能である。しかも、この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、ミラー体23にETCやドライブレコーダーや防眩用の液晶装置などを装備してミラー部2の重量が重くなっても、ミラー部2が中心Oに対して傾いて反射面が傾くこと(図5中の円弧上の実線矢印を参照)を防ぐことができる。
この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、反射面角度調整機構がミラー部2の球面部25と連結部4の球面部42と球面部材6と締付部材7とから構成されているので、部品点数を全般の車両用インサイドミラー装置と比較してほぼ同等にすることができ、製造コストを安価にすることができる。
この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、ミラー部2の球面部25の中心Oと、連結部4の球面部42の中心Oと、球面部材6の中心Oとが、ミラー部2の重心Gと一致もしくはほぼ一致している。このために、この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、重心Gに作用する力Fによって生じる反射面角度調整機構にかかるトルクをさらに小さくすることができるので、ミラー部2が中心Oに対して傾いて反射面が傾くことをさらに確実に防ぐことができる。
この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、中心Oをミラー部2の重心Gに近づける、あるいは、中心Oをミラー部2の重心Gに一致もしくはほぼ一致させることができる。このために、この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、手とミラーハウジング20との接触点から中心Oまでの距離Lと短くすることができる。すなわち、この実施形態における車両用インサイドミラー装置1における手とミラーハウジング20との接触点から中心Oまでの距離Lは、図5に示す既存の車両用インサイドミラー装置100における手とミラーハウジング20との接触点から球部401の中心O1までの距離L1とほぼ同等にすることができる。なおかつ、反射面角度調整機構にかかるトルクを小さくすることができる。これにより、この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、図5に示す既存の車両用インサイドミラー装置100とほぼ同様に、ミラー体23の反射面の角度調整を容易に行うことができる。
この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、中心Oをミラー部2の重心Gに近づける、あるいは、中心Oをミラー部2の重心Gに一致もしくはほぼ一致させることができる。このために、この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、ミラー部2の球面部25および連結部4の球面部42および球面部材6を、ミラー部2の重心Gから重力が作用する方向(図2中の符号「F」の実線矢印方向)に対して、ミラー体23の反射面と反対側に配置することができる。これにより、この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、連結部4のロッド部材40をミラー部2の重心Gから重力が作用する方向に沿って配置させる必要が無く、連結部4のロッド部材40をミラー部2の重心Gから重力が作用する方向に交差させてもしくは直交させて配置させることができる。この結果、この実施形態における車両用インサイドミラー装置1は、連結部4のロッド部材40の配置やデザインなどの自由度が増す。
1 車両用インサイドミラー装置
100 既存の車両用インサイドミラー装置
2 ミラー部
20 ミラーハウジング
21 開口部
22 透孔
23 ミラー体
24 反射率切替機構
25 球面部
3 取付部
30 固定部材
31 脱落部材
4 連結部
400 既存の連結部
40 ロッド部材
41 球部
401 既存の球部
402 既存の保持部材
42 球面部
43 透孔
44 凹部
5 フロントウインドガラス
6 球面部材
60 ボス部
61 ネジ孔
7 締付部材
70 頭部
71 ネジ部
F 力
G 重心
L、L1 距離
O、O1 中心
100 既存の車両用インサイドミラー装置
2 ミラー部
20 ミラーハウジング
21 開口部
22 透孔
23 ミラー体
24 反射率切替機構
25 球面部
3 取付部
30 固定部材
31 脱落部材
4 連結部
400 既存の連結部
40 ロッド部材
41 球部
401 既存の球部
402 既存の保持部材
42 球面部
43 透孔
44 凹部
5 フロントウインドガラス
6 球面部材
60 ボス部
61 ネジ孔
7 締付部材
70 頭部
71 ネジ部
F 力
G 重心
L、L1 距離
O、O1 中心
Claims (2)
- 反射面を有するミラー部と、
車体に取り付けられる取付部と、
前記ミラー部と前記取付部とを連結する連結部と、
前記ミラー部の前記反射面の角度を調整する反射面角度調整機構と、
を備え、
前記反射面角度調整機構は、
前記ミラー部に設けられている球面部と、
前記連結部に設けられていて、内側面が前記ミラー部の前記球面部の外側面に当接する球面部と、
外側面が前記ミラー部の前記球面部の内側面に当接する球面部材と、
前記ミラー部の前記球面部と前記連結部の前記球面部と前記球面部材とを相互に締め付けている締付部材と、
を有する、
ことを特徴とする車両用インサイドミラー装置。 - 前記ミラー部の前記球面部の中心と、前記連結部の前記球面部の中心と、前記球面部材の中心とは、前記ミラー部の重心と一致もしくはほぼ一致している、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用インサイドミラー装置。
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US10821899B2 (en) | 2017-06-26 | 2020-11-03 | Hyundai Motor Company | Rotatable rear-view mirror with display |
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