JP2006103452A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 花粉除去効果を維持しつつ、温熱的快適感の悪化を低減できる花粉モード制御を行う。
【解決手段】 乗員により花粉モード制御が設定されると、吹出口モードは強制的にフェイスモードとなる。さらに、通常用いられる、オートモードにおける風量レベルVmおよびウォームアップ制御時の風量f(Tw)とから決定される風量と、外気温が所定値(15℃)以上で比較的小さい風量上限値とする風量補正値f(Tam)との大きいほうの風量を花粉モード制御での風量設定値とする。これにより、水温および外気温が低い場合に、フェイス吹出口より比較的小さい風量を乗員の上半身にあてて、花粉除去効果を維持しつつ、強い風を顔などに当てることによる不快感を低減できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車室内を快適な空調空間とするよう自動制御する、いわゆるオートエアコンシステムにおいて、特に、乗員に対する花粉の影響を小さくすることにより快適性向上を可能にする車両用空調装置に関する。
近年、空調快適性への要求が強まる中、特に乗員の健康、とりわけ花粉除去のニーズが増大している。そのための装置として、外気導入ダクトのみに花粉除去フィルタを設けて、外気より花粉を除去して車室内へ送り込む車両用空調装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記従来技術では、乗員が車両に乗り込んだときのドア開閉によるドアから侵入する侵入花粉や、乗り込んだ乗員の顔や髪さらには衣服に付着している持込花粉などを除去することができない。そこで、本出願人は、乗員に対する花粉の影響を小さくする花粉モード制御において、この侵入花粉や持込花粉などが乗員の顔面付近に漂うことを防止する発明を提案した(特願2004−125447)。
この花粉モード制御は、内外気の吸い込み口を内気導入モードに、吹出口をフェイスモードに、ブロワレベルを中間風量に設定して、空調ユニット内のフィルタにより花粉を捕集するとともに、花粉が除去された清浄エアを車室内の乗員の顔面付近へ吹き出すものである。
特開平8−310230号公報
しかし、上記従来の花粉モード制御は、吹出口をフェイスモードとするものであり、通常のオートエアコン制御における温熱環境センシングに基づく制御とは異なるアクチュエータ制御となるために、花粉モード制御が行われる温熱環境によっては、乗員の温熱的な快適感を損なうことがあった。
本発明は、上記点に鑑み、花粉除去効果を維持しつつ、温熱的快適感の悪化を低減できる花粉モード制御を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、空調ユニット(10)内の通風路(10a)に設けられた送風機(12)の送風量を制御するブロワ制御手段(12b)と、送風機による風を通風路の端部に設けられた複数の吹出口(16、18、20)の少なくとも1つを選択して風を選択された吹出口より車両室内へ送風するよう制御する吹出口制御手段(17、19、21)と、車室外の気温を検出する外気温センサ(32)と、車室内へ吹き出す空気の目標吹出温度を算出する目標吹出温度算出手段(S130)と、花粉モード制御と通常制御とを切り替え設定する花粉モード設定手段(39f、36)と、花粉モード設定手段による切り替え操作に基づき、吹出口切換手段を乗員の上半身に向けて風を吹き出すフェイス吹出口(19)に設定する花粉モード制御を行う花粉モード制御手段(30)と、を備え、花粉モード制御手段は、花粉モード制御において、通常制御における風量および目標吹出温度の少なくともいずれか一方を補正して制御量として用いることを特徴とする。
この発明によれば、花粉モード制御が設定されたとき、吹出口をフェイスモードとし、さらに、風量および目標吹出温度の少なくとも一方を通常制御時に算出されるそれぞれの値を補正し、これらの補正量を花粉モード制御における風量または目標吹出温度として用いるので、乗員の上半身には温熱的快適感を考慮した風を送風することができ、乗員への花粉の影響を低減しつつ、不快な風を当てることを防止して、温熱的不快感を低減することができる。
花粉モード制御手段は、請求項2に記載のように、花粉モード制御において、風量の設定値を外気温センサからの外気温に応じて決めることにより、乗員の上半身に当てる風量を外気温に応じて不快とならないように設定することができる。
また、花粉モード制御手段は、請求項3に記載のように、車内外の温熱環境に応じて暖房条件であるか否かを判定するとともに、風量の設定値を、暖房条件であるか否かに応じて異なる値に設定することにより、暖房時に乗員の上半身に当てる風量を不快とならないように設定することができる。
さらに花粉モード制御手段は、請求項4に記載のように、暖房条件と判定した場合には、風量の設定値に上限値を設けることにより、暖房時乗員の上半身に当てる風量を上限値以上に上げないようにして乗員への不快感を低減することができる。
なお、花粉モード制御手段は、請求項5に記載のように、上限値を算出される目標吹出温度に応じて変化させることにより、暖房時により不快感を低減することができる。
また、花粉モード制御手段は、請求項6に記載のように、判定結果が非暖房条件である場合には、風量の設定値に下限値を設けることにより、非暖房時において乗員の上半身に当てる風量を下限値以下に下げないようにして花粉の影響を低減する効果を維持することができる。
なお、花粉モード制御手段は、請求項7に記載のように、目標吹出温度がしきい値より大きい場合に暖房条件と判定することができる。
請求項8に記載の発明は、花粉モード制御手段は、目標吹出温度算出手段により算出された目標吹出温度を補正して、花粉モードにおける吹出温度の目標値とすることを特徴とする。
この発明によれば、通常制御における目標吹出温度を、花粉モードでの吹出温度の目標値となるよう補正するので、フェイスモードにおいて乗員の上半身に当てる風の特性を、乗員にとって不快とならないように設定することができる。
この目標吹出温度の補正は、請求項9に記載のように、目標吹出温度に上限値を設けることにより、乗員の上半身に当てる風に過剰な暖房感を与えることがなく、不快感を低減することができる。
さらに、花粉モード制御手段は、請求項10に記載のように、乗員により設定される設定温度に基づき目標吹出温度を補正することにより、乗員の上半身に当てる風を、乗員の設定温度を反映したものとすることができる。
また、請求項11に記載のように、空調ユニットは、エアミックスドア制御手段(15a)を備え、エアミックスドア制御手段は、花粉モード制御手段により補正された目標吹出温度に基づきエアミックスドア開度を決定することにより、乗員の上半身に当てる風を補正された目標吹出温度となるように制御することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の全体システム図である。まず、第1実施形態の車両用空調装置のうち、車室内に搭載される空調ユニット10について説明する。
空調ユニット10の空気流れ最上流側には内外気切替箱11が配置され、その内部には板状の内外気切替ドア11aが回動自在に設置されている。この内外気切替ドア11aはサーボモータからなるアクチュエータ11bにより駆動されて、内気(車室内空気)と外気(車室外空気)を切替導入する。
内外気切替箱11の下流側には送風機12が配置される。この送風機12は遠心式の送風ファン12aと駆動用モータ12bとにより構成され、内外気切替箱11から吸入した空気を空調ユニット10のケース内の通風路10aを通して車室内へ向かって送風する。
送風機12の上流側の直前には、フィルタ40が配置されている。内外気切替箱11から導入される外気または内気が全てこのフィルタ40を通過することにより、これら外気または内気に含まれる花粉やダストが捕集される。
さらに、このフィルタ40には、花粉症発症アレルゲンを不活性化させる花粉アレルゲン不活性化物質(例えば、フェノール系高分子ポリマーなど)が付与されている。この花粉アレルゲン不活性化物質は、花粉アレルゲンの活性部位と結合してアレルゲンを不活性化するものである。したがって、一旦フィルタ40に捕集された花粉が再飛散しても、この花粉は花粉アレルゲン不活性化物質により不活性化されており、乗員に花粉症を発症させないようにすることができる。このように、フィルタ40を通過した空気は、清浄エアとして車室内へ送風される。
なお、このフィルタ40は、通風路10a内の空気を全てろ過できれば通風路10a内のいずれの部位に配置してもよく、例えば、図1中、破線40aで示すように、送風機12の下流直後に配置してもよい。
空調ユニット10の通風路10a内において送風機12の下流直後に蒸発器13が配置され、蒸発器13の下流側にヒータコア14が配置されている。
蒸発器13は冷却用熱交換器をなすものであり、車両エンジン(図示せず)により駆動される圧縮機25を持つ周知の冷凍サイクルに設けられ、蒸発器13に流入した低圧冷媒が送風機12の送風空気から吸熱して蒸発することにより送風空気を冷却する。なお、圧縮機25には駆動装置23により駆動される動力断続用の電磁クラッチ24が設けられ、車両エンジンの動力が電磁クラッチ24を介して圧縮機25に伝達される。
ヒータコア14は加熱用熱交換器をなすものであり、図示しない車両エンジンからの温水(冷却水)を熱源として送風空気を加熱する。
ヒータコア14の上流側には、吹出空気温度調整手段をなすエアミックスドア15が回動自在に設けられている。このエアミックスドア15の開度はアクチュエータ15aにより駆動されて調整され、これによって、ヒータコア14を通過する空気とヒータコア14をバイパスする空気の割合とが調整され、車室内に吹き出す空調風の温度が調節される。
空調ユニット10の最下流には、フロント窓ガラスWに向けて空調風を吹き出すためのデフロスタ吹出口16を開閉するデフロスタドア17、乗員の顔付近および上半身に向けて空調風を吹き出すためのフェイス吹出口18を開閉するフェイスドア19、および乗員の足元に向けて空調風を吹き出すためのフット吹出口20を開閉するフットドア21が設けられている。
これらの各ドア17、19、21は吹出口制御手段をなすものであって、図示しないリンク機構を介して共通のアクチュエータ22により連動して開閉される。これらの各ドア17、19、21の開閉作動によって、周知の吹出口モードが切替設定される。
次に、本実施形態の電気制御部について説明すると、空調用制御装置(エアコンECU)30は、マイクロコンピュータとその周辺回路とにより構成される制御手段であって、車両エンジンを始動するためイグニッションスイッチ38がオンされると同時に作動を開始する。この空調用制御装置30は、マイクロコンピュータにおける所定の制御プログラムに基づく演算処理により上記の各アクチュエータ11b、15a、22および送風機駆動用モータ12bの作動を制御するようになっている。
そして、空調用制御装置30には車室内の空調状態に影響を及ぼす環境条件を検出する各種センサからの信号が入力される。具体的には、車室内の空気温度(内気温度)Trを検出する内気温センサ31、車室外の空気温度(外気温度)Tamを検出する外気温センサ32、蒸発器13の吹出空気温度Teを検出する蒸発器温度センサ33、ヒータコア15の水温Twを検出する水温センサ34、車室内に入射する日射量Tsを検出する日射センサ35、および、車室内の花粉量(または花粉濃度)を検出する花粉センサ36からの各信号が空調用制御装置30に入力される。
なお、花粉センサ36は、小型の光学式センサとして公知のものであり、花粉を含んだ雰囲気を測定チャンバー内に積極的に導入し、この測定チャンバーにレーザ光を照射し、球体である花粉粒による散乱光を2軸方向で検出することにより、測定チャンバー内の花粉量を測定するものである。
空調操作パネル39は車室内の計器盤(図示せず)の近傍に配置されるものであって、乗員により手動操作される複数の操作部材39a〜39fが設けられ、この複数の操作部材39a〜39fの操作信号が空調用制御装置30に入力される。この複数の操作部材は、具体的には、空調装置の自動制御状態を設定するAUTOスイッチ39a、車室内温度を乗員の好みの設定温度Tsetに設定するための温度設定スイッチ39b、内外気モードを設定する内外気切替スイッチ39c、吹出口モード(フェイス、バイレベル、フット、フットデフ、デフロスタ)を設定する吹出口モード切替スイッチ39d、送風機12の送風量を設定するための送風量切替スイッチ39e、後述する花粉モード制御と通常制御とを切り替え設定する花粉モードスイッチ39f等である。
なお、花粉モードスイッチ39fは、計器盤等の上に設けられる専用の押しボタンスイッチでも、あるいは、タッチパネル型のナビ画面にナビゲーションの地図などと切替表示される空調操作パネル39としてのタッチスイッチ(図示せず)でもよい。
次に、上記構成において本実施形態の作動を説明する。図2は、空調用制御装置30により実行されるメインルーチンを示すフローチャートである。この制御ルーチンは、車両のイグニッションスイッチ38がオンされるとともにスタートし、所定周期で繰り返される。
まずステップS100では、フラグ、タイマー等の初期化がなされ、次のステップS110にて、花粉モードスイッチ39fが乗員により操作されて花粉モード制御状態になっているか否かが判定される。具体的には、花粉モードスイッチ39fが操作されたとき、または花粉センサ36の花粉検出量が所定値より大きくなったときなどには花粉モード制御状態であると判定され、フラグが立てられる(flag=1)。
次のステップS120で空調操作パネル39の操作スイッチ39a〜39f等の操作信号および各センサ31〜36等から車両環境状態の検出信号を読み込む。
次にステップS130にて、花粉モード制御に移行する前の通常の空調制御(オートモードまたは通常制御という)で用いる目標吹出温度TAOBを算出する。この目標吹出温度TAOBは、通常制御において車室内を温度設定スイッチ39bの設定温度Tsetに維持するために必要な吹出温度であり、空調制御の基本目標値である。この目標吹出温度TAOBは、空調操作パネル39の温度設定スイッチ39bにより設定された設定温度Tsetと、各センサにより検出された空調熱負荷に関係する内気温Tr、外気温Tam、及び日射量Tsとに基づいて公知の下記数式(1)により算出する。
TAOB=Kset×Tset−Kr×Tr−Kam×Tam−Ks×Ts+C
・・・(1)
但し、Kset、Kr、Kam、Ks:制御ゲイン、C:補正用の定数である。
次に、ステップS140で、送風機12の駆動用モータ12bの印加電圧(ブロワレベル)に相当する風量f1を算出する。この風量f1の具体的な算出手順を図3のフローチャートに基づき説明する。
まずステップS200で、通常制御における風量Vmを、目標吹出温度TAOBに基づいて図4のように算出する。すなわち、車室内吹出空気の風量を目標吹出温度TAOBの低温領域(冷房側)および高温領域(暖房側)で高くし、中間温度域で風量が低くなるように決定できる。なお、本実施形態では、送風機12が発生しうる最高風量Hiは、暖房側よりも冷房側の方で若干大きくなるように設定されている。
次に、ステップS210で花粉モード制御中であるか否かがフラグの状態に基づき判定される。花粉モード制御中でなければ、ステップS220にて風量f1を決めるブロワレベルを通常制御における風量Vmに等しくなるよう設定する。
花粉モード制御中であれば、ステップS230に移行して、花粉モード風量f1polを、数式(2)に基づき算出する。
f1pol=MAX[f(Tam),MIN{f(Tw),Vm}] ・・・(2)
ここで、f(Tam)は、外気温Tamに応じて決められる風量であり、図5に基づき算出される。すなわち、Tam≦0℃では小風量(たとえばブロワレベル=5)、Tam≧15℃では中間的な大きさの風量(たとえばブロワレベル=10)を上限値とし、両者の間をTamに対して単調増加するように設定されている。
また、f(Tw)は、水温Twに応じて決められる風量であり、図6に基づき算出される。これは、エンジンのウォームアップ時に用いられるよく知られた特性であり、Tw≦40℃ではブロワ停止、Tw≧80℃では最大風量Hiとし、両者の間をTwに対して単調増加するよう設定されている。
したがって、花粉モード制御における風量f1polは、外気温Tamが比較的低く、エンジンの水温Twが十分上昇していないときは、f(Tam)の項の寄与が大きくなり、風量を0とせず中間的な風量に設定することができる。
そして、ステップS240にて、花粉モード制御における風量f1polをブロワレベルに相当する風量f1に設定する。以上により、ステップS140における風量設定が行われる。
次にメインルーチンのステップS150にて、エアミックスドア(A/Mドア)15の目標開度SWを算出する。このA/Mドア目標開度SWは、基本的には、蒸発器13の吹出空気温度Te(蒸発器温度センサ33の検出温度)、ヒータコア15の温水温度Tw(水温センサ34の検出温度)、および目標吹出空気温度TAOを用いて、数式(3)に基づき算出する。
SW={(TAO−Te)/(Tw−Te)}×100(%) ・・・(3)
ただし、本実施形態においては、花粉モード制御における目標吹出温度TAOは、通常制御における目標吹出温度TAOBに基づき補正した値を用いる。その具体的な算出手順を、図7のフローチャートに基づき説明する。
まずステップS300にて、花粉モード制御中であるか否かがフラグの状態に基づき判定される。花粉モード制御中でなければ、すなわち通常制御においてはステップS310にて、数式(3)で用いる目標吹出温度TAOをステップS130で算出された通常制御時の目標吹出温度TAOBに等しく設定する。
花粉モード制御中であれば、ステップS320にて、花粉モード制御における目標吹出温度TAOpolを数式(4)に基づき算出する。
TAOpol=MIN{g(TAO),TAOB} ・・・(4)
ここで、補正値g(TAO)は、通常制御における目標吹出温度TAOBに応じて、図8で示される特性として算出される。すなわち、TAOBが低温域(TAOB≦30)では一定の下限値とし、高温域(TAOB≧50)では一定の上限値とし、両者の間の中間温度域ではTAOBに対して単調増加するよう設定される。
したがって、数式(4)により、花粉モード制御における目標吹出温度TAOpolは、低温域では通常制御における目標吹出温度TAOBに等しく、中間温度域ないし高温域では、図8で示される高温域で一定上限値となるTAOpolとして与えられる。
このようにして算出された、花粉モード制御時の目標吹出温度TAOpolに基づき、上記数式(3)により、A/Mドア目標開度SWが算出される。これにより、中間温度域では、通常制御よりも吹出温度を低くし、高温域では吹出温度を上限値に制限(固定)することができる。したがって、花粉モード制御においては、目標吹出温度TAOpolが高くなっても、吹出口すなわち、後述するようにフェイス吹出口18から乗員の上半身へ当てる風の温度は高くならず、不快感を低減することができる。
以上により、ステップS150におけるA/Mドア目標開度SWの算出、設定が行われる。
次に、ステップS160にて吹出口モード(吹出口ダンパ位置)の設定が行われる。具体的には、フラグに基づき花粉モード制御中である場合は、フェイスモードが選択されて、フェイス吹出口18から乗員の上半身に向けて空調風が吹き出される。なお、通常制御中においては、よく知られている吹出口モード制御が行われ、目標吹出温度TAOBが低い領域ではフェイスモード、高い領域ではフット吹出口20から空調風を吹き出すフットモード、両者の中間域ではフェイス吹出口とフット吹出口20との両方から空調風を吹き出すバイレベル(B/L)モードが、それぞれ選択される。
次のステップS170では、吸込口モード設定、すなわち内外気切替箱11の内外気切替ドア11aの開度を目標吹出温度TAOBに基づき算出する。この吸込口モードは、よく知られているように、目標吹出温度TAOBが低い場合の内気モード側から高い場合の外気モード側へ内外気切替ドア11aの開度を変化するように設定される。
次のステップS180では、蒸発器目標吹出温度TEOが、周知のように、外気温Tamおよび目標吹出温度TAOBがそれぞれ高くなるに応じて高くなるように算出され、この蒸発器目標吹出温度TEOに基づいてコンプレッサ制御を行う。具体的には、蒸発器13の吹出空気温度Teと算出された蒸発器目標吹出温度TEOとの大小関係に応じて、電磁クラッチ24を断続するよう駆動回路23へON−OFF信号を出力する。
なお、ステップS170およびS180の処理は、通常制御および花粉モード制御に拘わらず実行される。あるいは、花粉モード制御においては、ステップS170にて吸込口モードを100%内気モードとすることも可能である。これにより、車外から車内への花粉の流入を抑制することができ、花粉除去効果を高めることができる。
そして、ステップS190にて、各制御対象の機器に対して制御信号を出力して書く制御対象の機器を駆動する。
以上第1実施形態によれば、花粉モード設定手段としての花粉モードスイッチ39fが乗員によって操作される、または、花粉センサ36が検出した花粉量が所定以上ある場合に、花粉モード制御が開始される。
この花粉モード制御中においては、送風機12の送風量(ブロワレベル)f1は、外気温Tamの低温側で一定の下限値、高温側で一定の上限値となるよう、外気温Tamの関数として設定されている風量の補正値f(Tam)を用いて、数式(2)により設定される。これにより、特に、水温Twおよび外気温Tamがともに比較的低い場合には、通常制御では、ブロワレベルが0または低い値に設定されるところ、花粉モード制御においては、それよりも高い中間的な大きさの値のブロワレベルとすることができ。したがって、フェイスモードで乗員の上半身に中間的な大きさの風量の風を当てることにより、花粉除去効果を維持しつつ、乗員の不快感を低減することができる。
さらに、花粉モード制御中においては、A/Mドア目標開度SWを決めるための目標吹出温度TAOpolを、通常制御時の目標吹出温度TAOBの増加に応じて一定下限値から一定上限値の間を単調増加し、かつ、通常制御時の目標吹出温度TAOBより低い値となるよう補正する。したがって花粉モード制御においては、目標吹出温度TAOBが高い領域では、通常時よりもA/Mドア開度を小さく、すなわち吹出温度を低くすることができ、高温の空気を乗員の上半身に当てることがなく不快感を抑制することができる。
なお、第1実施形態では、花粉モード制御において、通常時と異なる風量設定(ステップS230)および通常時と異なるA/Mドア開度(ステップS320)を併用する例を示したが、いずれか一方のみを用いてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態と同様、花粉モード制御時に、通常制御時とは異なる風量設定を行うものであるが、特に暖房条件か否かにより風量設定値を異なる値とする点のみが、第1実施形態と異なっている。以下では、第1実施形態と同じ構成部分は説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図9は、第2実施形態における風量設定の処理ルーチンを示すフローチャートである。この風量設定は、第1実施形態と同様、図2のメインルーチンのステップS140にて実行される。図9において、第1実施形態(図3)と同じ処理内容には同一符号を付して説明を省略する。
ステップS210で花粉モード制御中であると判定された場合は、ステップS212で暖房制御条件下であるか否かが判定される。具体的には、目標吹出温度TAOBがしきい値より大きい場合に暖房制御条件であると判定される。
暖房制御条件であると判定された場合は、ステップS232に移行し、暖房時風量f1polWを上記数式(2)の右辺と同様に、図4ないし図6に示す特性線図に基づき算出し、ステップS242でこの暖房時風量f1polWを最終的な花粉モード制御における風量f1とする。
一方、ステップS212にて暖房制御条件下ではないと判定された場合は、ステップS214に移行し、冷房時風量f1polCを、図4に示す風量Vmに関する特性線図に基づき、数式(5)により算出し、ステップS244でこの冷房時風量f1polCを最終的な花粉モード制御における風量f1とする。
f1polC=MAX(10,Vm) ・・・(5)
この数式(5)により、冷房時風量f1polCは、冷房側での風量の最小値が下限値(=10)以上となるように設定される。すなわち、冷房時には目標吹出温度TAOBに応じてVm=20と算出される場合は、このVmが維持されるよう風量f1polCが設定される。さらに、冷房側でTAOBが上昇してVmが最小風量(L0<10)となっても、風量f1polCは、下限値(=10)が維持されるよう設定される。
以上のように、第2実施形態においては、暖房制御条件下では、第1実施形態と同様、水温Twおよび外気温Tamがともに比較的低い場合には、フェイスモードで乗員の上半身に中間的な大きさの風量の風を当てることができ、花粉除去効果を維持しつつ、乗員の不快感を低減することができる。
さらに第2実施形態では、暖房制御条件下ではない場合には、風量設定値の最小値が下限値以下とならないように設定されるので、フェイスモードで乗員の上半身に、比較的大きい風量、かつ、比較的低い温度の風を当てることができ、花粉除去効果を維持しつつ、乗員の不快感を低減することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本第3実施形態は、上記第2実施形態における、暖房制御条件下での風量設定値f1polWを変更するものであり、その他の構成は第2実施形態と同一である。以下、異なる点についてのみ説明する。
図10は、第3実施形態における風量設定の処理ルーチンを示すフローチャートである。図10において、第2実施形態との相違点は、ステップS234における風量設定値f1polWの算出式である。
すなわち、花粉モード制御中での暖房制御条件下にあるときの風量設定値f1polWを、数式(6)により算出する。
f1polW=MAX[f(Tam),MIN{f(Tw),f2(TAO)}]
・・・(6)
ここで、f2(TAO)は、目標吹出温度TAOBに応じて決められる風量であり、図11に基づき算出される。すなわち、メインルーチン(図2)のステップS130で算出された目標吹出温度TAOBに応じて、低温側で下限値(=10)、高温側で上限値(=18)、および両者の中間領域で単調増加するよう設定される。第1および第2実施形態で用いた風量Vmの特性線図である図4とは、特に低温側にて一定下限値に固定されること、および、高温側での風量設定値の上限値が比較的小さく設定されていることが異なる。
したがって、本第3実施形態では、暖房条件下で目標吹出温度TAOBが比較的高い領域では、設定風量f1polWは、比較的低い値(f2(TAO)=10〜18)とすることができる。すなわち、花粉モード制御中での暖房時にはフェイスモードでの乗員の上半身に当てる風量は過大(最大風量Hi)とはならず、花粉除去効果が得られる程度の適度な風量とすることができ、不快感を低減することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本第4実施形態は、上記第1実施形態と同様、花粉モード制御時に、通常制御時とは異なるA/Mドア目標開度設定を行うものであるが、特にA/Mドア目標開度の算出に用いる目標吹出温度TAOpolを、乗員による設定温度の変化に対応するように決定する点のみが、第1実施形態と異なっている。以下では、第1実施形態と同じ構成部分は説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図12は、第4実施形態におけるA/Mドア目標開度設定の処理ルーチンを示すフローチャートである。このルーチンは、第1実施形態と同様、図2のメインルーチンのステップS150にて実行される。図12において、第1実施形態(図7)と同じ処理内容には同一符号を付して説明を省略する。
ステップS300で花粉モード制御中であると判定された場合は、ステップS322で花粉モード制御における目標吹出温度TAOpolを数式(7)に基づき算出する。
TAOpol=MIN[{g(TAO)+β(n)},TAOB] ・・・(7)
ここで、補正値g(TAO)、目標吹出温度TAOBはそれぞれ第1実施形態での数式(4)と同じ値を用いる。
また、β(n)は、乗員による温度設定値Tset(n)、定数Kp、演算回数nを用いて、数式(8)により表される。なおβ(0)=0である。
β(n)=β(n−1)+Kp(Tset(n)−Tset(n−1))・・・(8)
すなわち、第4実施形態では、乗員が温度設定スイッチ39bによって設定温度Tsetを変化させる場合、その変化量分、花粉モード制御における補正値g(TAO)を変化させるものである。これは、図8のg(TAO)についての特性線図において、線図を変化量分、縦軸および横軸方向にシフトさせることに相当する。
これによって、乗員が設定温度Tsetを変化させても、花粉モード制御におけるA/Mドア目標開度特性を変化させないようにすることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、吹出口モードがフェイスモードに設定される花粉モード制御において、風量設定値およびA/Mドア目標開度を通常制御(オートモード)におけるものとは異なるようにするいくつかの例を示したが、これらの風量設定値とA/Mドア目標開度との組み合わせを種々に変更することが可能である。
また、花粉モード制御において、風量設定値のみ通常制御と異ならせ、A/Mドア目標開度は通常制御におけるものを用いてもよい。あるいは、風量設定値は通常制御におけるものを用い、A/Mドア目標開度のみ通常制御と異ならせてもよい。
本発明の第1実施形態の車両用空調装置の全体システム図である。 空調用制御装置により実行されるメインルーチンを示すフローチャートである。 第1実施形態における風量設定の処理ルーチンを示すフローチャートである。 通常制御時の風量レベル特性を示す線図である。 外気温に応じた風量補正値f(Tam)の特性を示す線図である。 水温に応じた風量補正値f(Tw)の特性を示す線図である。 第1実施形態におけるA/Mドア目標開度を算出する処理ルーチンを示すフローチャートである。 目標吹出温度の補正値g(TAO)の特性を示す線図である。 第2実施形態における風量設定の処理ルーチンを示すフローチャートである。 第3実施形態における風量設定の処理ルーチンを示すフローチャートである。 第3実施形態における風量補正値f2(TAO)の特性を示す線図である。 第4実施形態におけるA/Mドア目標開度を算出する処理ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10…空調ユニット、11…内外気切替箱、12…送風機、13…蒸発器、
14…ヒータコア、15…エアミックス(A/M)ドア、16…デフロスタ吹出口、
18…フェイス吹出口、20…フット吹出口、
30…空調用制御装置(エアコンECU)、36…花粉センサ、
38…イグニッションスイッチ、39f…花粉モードスイッチ、40…フィルタ。

Claims (11)

  1. 空調ユニット(10)内の通風路(10a)に設けられた送風機(12)の送風量を制御するブロワ制御手段(12b)と、
    前記送風機による風を前記通風路の端部に設けられた複数の吹出口(16、18、20)の少なくとも1つを選択して前記風を前記選択された吹出口より車両室内へ送風するよう制御する吹出口制御手段(17、19、21)と、
    前記車室外の気温を検出する外気温センサ(32)と、
    前記車室内へ吹き出す空気の目標吹出温度を算出する目標吹出温度算出手段(S130)と、
    花粉モード制御と通常制御とを切り替え設定する花粉モード設定手段(39f、36)と、
    前記花粉モード設定手段による切り替え操作に基づき、前記吹出口切換手段を乗員の上半身に向けて風を吹き出すフェイス吹出口(19)に設定する花粉モード制御を行う花粉モード制御手段(30)と、を備え、
    前記花粉モード制御手段は、前記花粉モード制御において、前記通常制御における前記風量および目標吹出温度の少なくともいずれか一方を補正して制御量として用いることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記花粉モード制御手段は前記花粉モード制御において、前記風量の設定値を前記外気温センサからの外気温に応じて決めることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記花粉モード制御手段は、車内外の温熱環境に応じて暖房条件であるか否かを判定するとともに、前記風量の設定値を、前記暖房条件であるか否かに応じて異なる値に設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  4. 前記花粉モード制御手段は、前記暖房条件と判定した場合には、前記風量の設定値に上限値を設けることを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。
  5. 前記花粉モード制御手段は、前記上限値を前記算出される目標吹出温度に応じて変化させることを特徴とする請求項4に記載の車両用空調装置。
  6. 前記花粉モード制御手段は、前記判定結果が非暖房条件である場合には、前記風量の設定値に下限値を設けることを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。
  7. 前記花粉モード制御手段は、前記目標吹出温度がしきい値より大きい場合に前記暖房条件と判定することを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  8. 前記花粉モード制御手段は、前記目標吹出温度算出手段により算出された目標吹出温度を補正して、前記花粉モードにおける吹出温度の目標値とすることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  9. 前記花粉モード制御手段は、前記補正される目標吹出温度に上限値を設けることを特徴とする請求項8に記載の車両用空調装置。
  10. 前記花粉モード制御手段は、乗員により設定される設定温度に基づき前記目標吹出温度を補正することを特徴とする請求項8または9に記載の車両用空調装置。
  11. 前記空調ユニットは、エアミックスドア制御手段(15a)を備え、前記エアミックスドア制御手段は、前記花粉モード制御手段により補正された目標吹出温度に基づきエアミックスドア開度を決定することを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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