JP2006101953A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 払出制御基板4は遊技球の発射を制御し、遊技領域内に遊技球を発射させる。この遊技領域内に設けられた入賞検出器16がこの遊技球の入賞を検出すると入賞信号を出力し、遊技制御基板2は、入賞検出器16からの入賞信号に基づいて賞球信号を出力する。また、払出制御基板4は、主制御基板2からの賞球信号を受け取ると、賞球信号に応じて遊技媒体の払出動作を制御する。操作手段4bを操作すると、教示手段4a,14は、障害が生じている場合に障害が生じている旨を教示し、再度、操作手段4bを操作すると、教示手段4a,14による教示動作が停止するようになっている。
【選択図】 図2
Description
本発明の遊技機は、遊技球の入賞を検出して入賞信号を出力する入賞検出器と、遊技動作を制御するとともに、前記入賞検出器からの前記入賞信号に基づいて前記遊技球の払出しを指示するための賞球信号を出力する遊技制御基板と、前記遊技制御基板から前記賞球信号を受け取ると、前記賞球信号に応じて前記遊技球の払出動作を制御する払出制御基板と、前記遊技球の払出動作に係る障害が生じているか否かを検出する障害検出手段と、前記障害検出手段によって前記障害が生じていることが検出されている場合に、前記障害が生じていることを教示する教示手段と、所定の操作によって前記教示手段による教示動作を操作する操作手段と、遊技機外部に向けてメッセージを出力するメッセージ出力手段と、前記操作手段が操作されたこと或いは前記障害検出手段によって前記障害が検出されたことを契機として、前記メッセージ出力手段による出力動作の制御を許容する出力動作許容状態に移行するとともに、その後、前記操作手段が操作されたことを契機として前記出力動作許容状態を解除して前記メッセージ出力手段による出力動作の制御を規制する出力動作規制状態に移行するメッセージ出力制御手段とを備え、前記メッセージ出力制御手段は、前記出力動作許容状態において前記障害が検出されている場合に、前記操作手段が操作されたことを契機としてその障害を解消に導くための誘導メッセージを前記メッセージ出力手段によって所定期間にわたり出力させるとともに、その後、前記出力動作許容状態において前記障害が検出され続けている場合に前記入賞検出器から前記入賞信号が出力されたとき、この信号出力を契機として前記出力動作許容状態を解除し、前記出力動作規制状態に移行するものである。なお、本発明の遊技機における「メッセージの出力」には、音声の出力、文字情報の表示などを含んでいる。
上記の解決手段1において、前記誘導メッセージは、前記障害の種類に関する情報を含むのが望ましい。
上記の解決手段2において、前記メッセージ出力制御手段は、複数種類の前記障害がほぼ同時に生じた場合に、これら複数の前記障害の種類に予め設定された優先順位に基づいて、前記優先順位の高い前記障害の種類に関する情報を含めて、前記誘導メッセージを出力させるのが望ましい。
2.パチンコ機の電気的な構成例(図2)
2−1.主制御基板の構成例
2−2.払出制御基板の構成例
2−3.障害の種類
2−4.エラー情報の表示処理
2−5.操作スイッチ
2−6.サブ制御基板の構成例
2−7.表示制御基板の構成例
2−8.メッセージの出力動作
3.パチンコ機の基本動作
3−1.払出制御基板の動作例(図3)
3−2.コマンド準備処理(図4)
3−3.コマンド出力処理(図5)
3−4.ACK信号の受信待ち処理(図6)
4.主制御基板の動作例
5.サブ制御基板の動作例
5−1.電源投入処理〜長周期処理(図7)
5−2.短周期のタイマ割込処理(図8)
6.各基板間におけるコマンド送受信処理
6−1.障害発生
6−2.障害対応
6−3.エラー解除ナビゲーションモードへの移行
6−4.メッセージの出力
6−5.メッセージの内容
6−6.サービス球の提供
6−7.エラー解除ナビゲーションモードの強制解除
7.本実施形態の有用性についての言及
8.その他の実施形態についての言及
図1は、本発明の好ましい実施形態としてのパチンコ機1の内部(背面側)の構成を概略的に示している。パチンコ機1はその本体を構成する枠体5を有しており、この枠体5に各種の機構部品や電子機器類が装備されている。なお、ここでいう枠体5には、外枠のほかに前面枠や基枠(いずれも参照符号なし)等が含まれる。枠体5のほぼ中央には図示しない遊技盤が配置されており、この遊技盤は枠体5(基枠)に対して脱着可能に取り付けられている。図1には示されていないが、遊技盤の正面側にはパチンコ機1の機種を特徴づける遊技領域(盤面)が形成されている。この遊技領域は遊技盤の前面に形成されており、その背面に図示した主制御基板2(主基板)が配設されている。
その他、枠体5には、払出制御基板4および発射制御基板23が配設されている。一方、遊技盤の背面には、その上部に遊技制御基板の一例としての主制御基板2が設けられており、その下部には、メッセージ出力制御手段の一例としてのサブ制御基板6が設けられている。さらに、図1で見て主制御基板2の奥(パチンコ機1の正面寄り)に図示しない表示制御基板が設けられており、この表示制御基板は主制御基板2に重なるようにして配置されている。
図2は、パチンコ機1の電子機器類に関する構成例を概略的に示している。パチンコ機1は主制御基板2や払出制御基板4等を有している。このパチンコ機1は、これら基板類が互いに配線を通じて接続されているほか、各基板にそれぞれ付随して電子機器類が接続されている。これら基板類はいずれもパチンコ機1の裏面側に配置されており、通常、遊技者からは視認されない。
主制御基板2は、CPU、RAM、ROM、入出力インタフェース等(全ては図示されていない)の電子部品類を備えている。主制御基板2には、入賞検出器の一例としての入賞検出器16が接続されており、この入賞検出器16は遊技領域内にて各種の入賞口(始動入賞口や大入賞口、一般入賞口等)への入賞あるいは入球があったことを検出し、その入賞信号を主制御基板2に出力する。一方、大入賞口にはソレノイド18が設けられており、このソレノイド18は大入賞口を開閉するために用いられる。ソレノイド18は主制御基板2に接続されており、その動作は主制御基板2に制御されるものとなっている。
払出制御基板4もまたCPUやRAM、ROM、入出力インタフェース等(全ては図示されていない)を有しており、特に払出制御基板4は主制御基板2との間で双方向通信可能に接続されている。すなわち、主制御基板2と払出制御基板4との間にはシリアル信号の上下線Su,Sdと、これらに並行してACK信号の送信線Au,Adとが敷設されている。例えば、主制御基板2から賞球の払出を指示する賞球コマンド(賞球信号)が下り線Sdを通じてシリアル形式で送信されると、これを受け取った払出制御基板4からACK信号が送信線Auを通じて主制御基板2へ送信されるものとなっている。逆に、払出制御基板4から上り線Suを通じて主制御基板2へ送信されるシリアル信号には、障害に関する情報を含む所定のエラー情報信号や、RAMの記憶領域に記憶された情報を消去すべき消去指示信号としてのRAMクリア信号等が含まれる。なお同様に、これらを受け取った主制御基板2からはACK信号が送信線Adを通じて払出制御基板4へ送信される。
払出制御基板4による遊技球の払出動作の制御に関する障害(エラー)は、いずれもCPUの判断によって電子的に検出することができる。ここでは払出動作の制御に関する障害として、例えば以下のものが挙げられる。
(障害1)接続異常
(障害2)カードユニット未接続(CR未接続)
(障害3)球切れ
(障害4)球噛み
(障害5)レール球流れ異常(計数スイッチエラー)
(障害6)球詰まり(リトライ上限エラー)
(障害7)賞球未払出分の残存(ストック中)
上記の(障害1〜7)について、それぞれ原因と障害発生時のパチンコ機1の状態、対処法等について説明する。これら(障害1)〜(障害7)に示した障害は、上記払出動作に生じた障害に含まれるものである。
払出制御基板4のCPUは、上記(障害1〜7)または(障害8)を検出すると、まずLED4aを点灯させる。このとき、払出制御基板4では、生じている障害に関するエラー情報をRAMなどに記憶して保持しておく。
払出制御基板4には、操作手段としての操作スイッチ4bが設けられており、この操作スイッチ4bは外部から操作可能な位置に配置されている。操作スイッチ4bは、上記の(障害1〜7)または(障害8)が発生したとき、各障害への対処方法を調べるために用いたり、障害の復旧後に7セグメントLED4aに表示されるエラー情報(数値表示)をクリアするために用いたりすることができる。
例えばパチンコ機1に上記いずれかの障害が発生すると、遊技場(ホール)の従業員等は、パチンコ機1の裏面側を開放し、LED4aが点灯していることを確認する。そしてさらに、従業員が操作スイッチ4bを1回押すことで、エラー解除信号としてのエラー解除ナビゲーションコマンドを発生する。
一方、サブ制御基板6は、スピーカ10(メッセージ出力手段)に接続されているとともに、ランプ中継基板32,34を介してそれぞれパネル装飾ランプ12や枠装飾ランプ14(教示手段)に接続されている。以下、メッセージ出力手段の一例としてスピーカ10を例示する。なお、メッセージの出力には、音声の出力のみならず、文字情報の出力などを含んでいてもよい。
またさらに、このサブ制御基板6は、その後、障害が解消したことが確認されると、このエラー解除スイッチ4bが操作されたことを契機としてこのエラー解除ナビゲーションモードを解除してスピーカ10による音の出力動作を規制する通常モード(教示動作規制状態)に移行する構成となっている。このエラー解除ナビゲーションモードでは、例えば上記各障害を解消に導くための誘導処理(以下「エラー解除ナビゲーション処理」と呼称する)を実行するようになっている。
このサブ制御基板6は、表示制御基板7に対して、主制御基板2から受け取ったコマンドに基づく表示に係る表示コマンドを送信する。この表示制御基板7は、サブ制御基板6と液晶表示器8との間に設けられており、液晶表示器8による表示動作を制御する表示制御プログラムが動作している。具体的には、この表示制御プログラムは、サブ制御基板6からの表示コマンドに基づいて液晶表示器8にキャラクタなどを演出表示させる。
ここで本実施形態では、サブ制御基板6が、エラー解除ナビゲーションモードにおいて、払出制御基板4のCPUによって障害が検出されている場合に、エラー解除スイッチ4bが操作されたことを契機としてその障害を解消へ導くための誘導メッセージをスピーカ10によって所定期間にわたり出力させている。
さらにこのシステムモジュールは、RAMの記憶領域を作業領域として、リセットから定常処理までの処理、例えば2msごとの短周期のタイマ割込み処理、例えば16msごとの長周期処理および、主制御基板2からのコマンド受信処理を実行する。
パチンコ機1は以上のような構成であり、次に図1および図2を参照しつつその基本的な動作例について説明する。
(3−1.払出制御基板4の動作例)
図3は、払出制御基板4におけるコマンド処理の手順の一例を示すフローチャートである。以下の説明では、コマンド準備処理、コマンド出力処理およびACK信号待ち処理をそれぞれ区別するために、これらに各々処理種別JOB_NOを設定する。具体的には、例えば「コマンド準備処理」は処理種別JOB_NO=0と設定し、「コマンド出力処理」は処理種別JOB_NO=1と設定し、「ACK信号待ち処理」は処理種別JOB_NO=2と設定するものとする。
図4は、コマンド準備処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において「枠状態(状態)」とは、払出制御基板4などのパチンコ機1の内部において障害が生じているか否かに関する情報或いは、この情報と併せてその障害の種類を含む情報(エラー情報)をいい、「状態コマンド」とは、この枠状態に関して主制御基板2に伝達するためのコマンドいう。また、「エラー解除ナビゲーションモード」とは、枠状態に応じて検出された障害を解消に導くための誘導処理が実行されている状態をいう。
図5は、払出制御基板4におけるコマンド出力処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、「書き込み許可フラグ」は、シリアルポートの送信バッファに対する書き込みを許可するか否かを表す識別子であり、具体的には許可されている場合には例えば「1」が設定されており、許可されていない場合には例えば「0」が設定されている。「通信中フラグ」とは、払出制御基板4が主制御基板2との間でシリアル通信中であるか否かを示す識別子であり、具体的には通信中である場合には例えば「1」が設定され、通信中ではない場合は例えば「0」が設定される。
図6は、ACK信号の受信待ち処理の手順例を示すフローチャートである。
まず、ステップS61では、応答信号としてのACK信号の立ち上がりにおいてエッジが検出されたか否かが判断され、検出されていなければステップS62に進み、検出されていればステップS65に進む。ステップS62では、払出制御基板4のCPUがタイムアウト時間(例えば約100ms)を経過したか否かを判断し、経過していればステップS63に進み、経過していなければACK信号待ち処理を終了する。ステップS63では、処理種別JOB_NOを「1(コマンド出力処理)」に設定する。次にステップS64では枠状態として例えば「接続エラー」を設定する。ここで、この「接続エラー」とは、主制御基板2から払出制御基板4へのコマンドの異常に係る障害や、払出制御基板4から主制御基板2へのコマンドの異常に係る障害を示している。
次に主制御基板2においては、電源投入処理が実行された後に定常処理が実行され、この定常状態ではメインループ処理が実行されている。このメインループ処理では所定の停電信号に関して判定し、この停電信号がONのときは電源遮断時処理に移行する。この停電信号がOFFのときは非当落乱数更新処理に移行する。この非当落乱数更新処理では、例えば当落乱数(大当り判定用乱数)の初期値、変動パターン乱数、リーチ乱数など、当落乱数以外の更新を行い、停電信号の判定処理に戻る。このメインループ処理が実行されている状態では、所定のタイマ割込周期(例えば4ms)ごとにタイマ割込処理が実行される。
(5−1.電源投入処理〜長周期処理)
図7は、サブ制御基板6における電源投入処理などの手順の一例を示す制御フローチャートである。
サブ制御基板6に電源の供給が開始されると、まずタイマ割込処理などの割込みが禁止される(ステップS101)。次にサブ制御基板6では、リセットから定常処理までの処理が実行される(ステップS102)。
ビット4:リトライ上限エラーの状態
ビット3:計数スイッチのエラーの状態
ビット2:球噛みの状態
ビット1:CR未接続の状態
ビット0:接続異常(接続エラー)の状態
ビット4:未使用
ビット3:未使用
ビット2:球抜き中の状態
ビット1:ストック中の状態(賞球未払出分の残存状態)
ビット0:球切れ状態
1.接続エラーの状態
2.CR未接続の状態
3.球切れの状態
4.球噛みの状態
5.計数スイッチエラーの状態
6.リトライ上限エラーの状態
7.ストック中の状態
8.正常
図8は、サブ制御基板6における短周期のタイマ割込処理の手順の一例を示す制御フローチャートである。
まず、タイマ割込処理が実行され(ステップS111)、このタイマ割込処理は、センサの履歴作成処理、タイマ管理処理および作業領域のバックアップ処理を含んでいる。センサの履歴作成処理では、例えば液晶表示器8の表示に関係するウォッチドックタイマ信号(LCDRUN信号)の検出結果に関する履歴を作成する処理を実行する。
この状態コマンドは、例えば状態の変化に連動して情報を払出制御基板4から主制御基板2に対して送信するためのコマンドであり、例えば障害が生じて状態が異常になれば異常である旨の情報を、障害が解消して状態が正常になれば正常である旨の情報を送信するためのコマンドである。なお、サブ制御基板6は、主制御基板2を介して状態コマンドを受信したことを契機として即座にエラー解除ナビゲーションモードに移行するのではなく、まず、この状態コマンドに連動して枠装飾ランプ14を点灯させたり或いは消灯させている。
まず、状態コマンドは、例えば電源投入時、枠状態の変化時、エラー解除スイッチ4bの操作時において、エラー解除ナビゲーションモードに移行開始したときに払出制御基板4から主制御基板2に対して送信される。この枠状態の変化時とは、払出制御基板4のCPUによって枠状態の変化が検出されたことを表している。一方、エラー解除ナビゲーションコマンドは、エラー解除ナビゲーションモードに移行開始するために、払出制御基板4から主制御基板2に対して送信される。
パチンコ機1の各基板の動作例は以上のようであり、次に本実施形態において特徴的な各基板間におけるコマンドの送受信の手順の一例を説明する。
(6−1.障害発生)
まず、このパチンコ機1は、遊技中においては主制御基板2が遊技動作を制御しており、サブ制御基板6は通常モードで演出動作を制御している。また、払出制御基板4では、遊技の進行に伴い。このパチンコ機1において、例えば遊技球の払出動作に関して障害が発生すると、障害検出手段としての払出制御基板4のCPUがその障害を検出するとともに、その障害に関する情報をRAMに記憶しておく。そしてこの払出制御基板4のCPUは、主制御基板2に対して、この障害に関する状態コマンドを送信する。なお払出制御基板4は、障害検出を契機としてLED4aを点灯させている。この主制御基板2は、この状態コマンドを受信し、さらに受信したこの状態コマンドをサブ制御基板6に対して送信する。サブ制御基板6は、主制御基板2からこの状態コマンドを受信すると、ランプ中継基板34を制御して例えば枠装飾ランプ14を点滅させる。
次に、例えば遊技中の遊技者は遊技球の払出し状態に不具合が生じていると感じ、ホールの従業員を呼び出す。呼び出された従業員は、障害に対応するためにパチンコ機1の裏面側を開放し、障害の生じた箇所や原因等を確認する。なお、このような不具合の発見は、遊技者自身が遊技中に気付いた場合のみならず、所定の報知によって従業員が気付いた場合であっても良い。ここで本実施形態では、パチンコ機1の裏面側に払出制御基板4が配設されており、この払出制御基板4に障害発生時に点灯するLED4aが設けられている。
サブ制御基板6は、このエラー解除ナビゲーションコマンドを受信すると、この信号受信を契機としてエラー解除ナビゲーションモードに移行する。このエラー解除ナビゲーションコマンドには、所定のビットに生じている障害の種類に関する情報が含められており、サブ制御基板6では、このエラー解除ナビゲーションコマンドを解析することで、これらの各ビットに含められた情報から障害の種類を特定することができる。
また、このサブ制御基板6では、各障害に対応した誘導メッセージや、障害が解消した旨を示す解消メッセージを管理しており、生じている障害に対応じて誘導メッセージを出力したり解消メッセージを出力するためのコマンドをスピーカ10(メッセージ出力手段)や枠装飾ランプ14(教示手段)などに対して送信する。このようにコマンドが送信されたスピーカ10などでは、このコマンドに基づいて誘導メッセージなどを出力するのである。このようにパチンコ機1では、従業員によってエラー解除スイッチ4bが操作されたことを契機として障害を解消へ導くための誘導メッセージを所定期間にわたり出力しており、その誘導メッセージに接した従業員は、その障害を取り除くべく対処を行うことができる。
誘導メッセージ(1)〜(7)および解消メッセージ(8)の内容として好ましい例を以下に挙げる。なお各メッセージの具体的な内容は、上記(障害1〜7,8)の欄で述べた対処方法にそれぞれ対応している。また、ここでは各メッセージが音声情報として表されるものとしている。
誘導メッセージ(2):「カードユニットとの接続を確認してください。」
誘導メッセージ(3):「球タンクを確認してください。」、「玉留めレバーを確認してください。」、「賞球払出装置を確認してください。」
誘導メッセージ(4):「賞球払出装置(賞球ユニット)を確認してください。」
誘導メッセージ(5):「賞球払出装置を確認してください。」、「払出制御基板のケーブルを確認してください。」
誘導メッセージ(6):「賞球払出装置を確認してください。」、「払出制御基板のケーブルを確認してください。」
誘導メッセージ(7):「払出ストックがあります。」
解消メッセージ(8):「異常ありません。」
例えばこのようなメッセージを聞いたホール従業員は、障害に対処してその後にパチンコ機1の裏面側を閉じる。さらに、従業員は、遊技者による遊技が中断してしまったことに対するお詫びとして、ガラス扉を開いて入賞口に遊技球を入球させるサービス(いわゆるサービス球)を提供することを慣習的に行っている。
ここで、例えば発生した障害への対応した従業員が、その障害への対処を試みたものの障害への対処が不適切であった場合を想定してみる。まず、本実施形態におけるパチンコ機1は、例えば従業員が既に障害が解消済みと勘違いしてしまい障害が解消していないにもかかわらず遊技者に引き渡されてしまっており、例えば遊技者による遊技中となっている。
本実施形態によれば、サブ制御基板6がこのエラー解除ナビゲーションコマンドを受信することにより通常モードに移行することでスピーカ10などによるメッセージの出力動作が規制されるため、遊技者の遊技中に、突然、メッセージが出力されないようになる。このためこのパチンコ機1では、突然のメッセージの出力によって遊技者の遊技を妨げないことから遊技意欲を維持させることができるとともに遊技機の稼働をより高めることができる。
以上は一実施形態についての説明であるが、本発明の実施の形態がこれに制約されることはない。以下に、その他の実施形態についていくつか例を挙げて言及する。
2 主制御基板(遊技制御基板)
4 払出制御基板
4a LED(教示手段)
4b 操作スイッチ(操作手段)
6 サブ制御基板(メッセージ出力制御手段)
8 液晶表示器(メッセージ出力手段)
10 スピーカ(メッセージ出力手段)
14 枠装飾ランプ(教示手段)
16 入賞検出器
Claims (1)
- 遊技球の入賞を検出して入賞信号を出力する入賞検出器と、
遊技動作を制御するとともに、前記入賞検出器からの前記入賞信号に基づいて前記遊技球の払出しを指示するための賞球信号を出力する遊技制御基板と、
前記遊技制御基板から前記賞球信号を受け取ると、前記賞球信号に応じて前記遊技球の払出動作を制御する払出制御基板と、
前記障害が生じていることを遊技機外部に向けて報知する報知手段と、
所定の操作によって前記報知手段による報知動作を開始させる操作手段とを具備することを特徴とする遊技機。
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