JP2006100354A - 基板処理装置 - Google Patents

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【課題】基板処理室の開口部を閉塞する閉塞手段に流体を供給または排出する金属配管同士や金属配管とその周囲の金属部品との干渉に起因する金属パーティクルを低減し歩留まりを向上することのできる基板処理装置を提供する。
【解決手段】処理炉202と、処理炉の開口部を閉塞する閉塞手段244と閉塞手段244に設けられた流体を流通させるための流路281と、流路281に接続され流路に対して流体を供給または排出する金属配管280とを有し、金属配管280の少なくとも一部を金属配管280よりも硬度の小さい部材で覆っている。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板処理装置に関し、特に、処理炉とロードロック室とこれらの間に設けられるゲートバルブとを備え、半導体シリコン基板を処理する基板処理装置に関する。
この種の基板処理装置には、ゲートバルブを冷却する目的でフレキシブル金属配管の冷却水ラインが取りつけられている。
従来では、ゲートバルブの冷却水ラインはフレキシブル金属配管が剥き出しになっており、これが振動または共振すると、IN側の冷却水ラインとOUT側の冷却水ラインのフレキシブル金属配管同士、および冷却水ラインのフレキシブル金属配管と周囲の金属部分とが干渉し金属パーティクルの発生源因となっていた。金属パーティクルは、歩留まり低下に直結するため、重大な問題であった。
冷却水ライン同士が干渉しないように、また、冷却水ラインと周囲の金属部品とが干渉しないようにお互いを離間させるようにすると、冷却ラインを設置する領域が広くなってしまう。そうすると、冷却水ラインが炉口ゲートバルブの厚さの範囲内に納まらなくなり、炉口ゲートバルブの退避室とぶつかる可能性が生じるので、このような方法を採ることはできない。
従って、本発明の主な目的は、基板処理室の開口部を閉塞するゲートバルブ等の閉塞手段に流体を供給または排出する金属配管同士や金属配管とその周囲の金属部品との干渉に起因する金属パーティクルを低減し歩留まりを向上することのできる基板処理装置を提供することにある。
本発明によれば、
基板を処理する処理室と、
前記処理室の開口部を閉塞する閉塞手段と
前記閉塞手段に設けられた流体を流通させるための流路と、
前記流路に接続され前記流路に対して前記流体を供給または排出する金属配管と、を有し、
前記金属配管の少なくとも一部を前記金属配管よりも硬度の小さい部材で覆ったことを特徴とする第1の基板処理装置が提供される。
また、本発明によれば、
基板を処理する処理室と、
前記処理室の開口部を閉塞する閉塞手段と
前記閉塞手段に設けられた流体を流通させるための流路と、
前記流路に接続され前記流路に対して前記流体を供給または排出する金属配管と、を有し、
隣接する前記金属配管の間に前記金属配管同士の接触を防止する部材を設けたことを特徴とする第2の基板処理装置が提供される。
また、本発明によれば、
基板を処理する処理室と、
前記処理室の開口部を閉塞する閉塞手段と
前記閉塞手段に設けられた流体を流通させるための流路と、
前記流路に接続され前記流路に対して前記流体を供給または排出する金属配管と、
前記金属配管と隣接して設けられた金属部品とを有し、
前記金属配管と前記金属部品との間に前記金属配管と前記金属部品との接触を防止する部材を設けたことを特徴とする第3の基板処理装置が提供される。
好ましくは、上記第1〜第3の基板処理装置において、金属配管よりも硬度の小さい部材とは非金属部材であり、接触防止部材とは非金属部材である。
好ましくは、上記第1〜第3の基板処理装置において、金属配管よりも硬度の小さい部材とは耐熱部材であり、接触防止部材とは耐熱部材である。
好ましくは、上記第1〜第3の基板処理装置において、金属配管よりも硬度の小さい部材/接触防止部材とはフッ素樹脂からなる部材である。
好ましくは、上記第1〜第3の基板処理装置において、金属配管よりも硬度の小さい部材/接触防止部材とはポリテトラフルオロエチレン(四フッ化エチレン樹脂)である。
好ましくは、上記第1の基板処理装置において、金属配管よりも硬度の小さい部材は、スパイラル状である。
好ましくは、上記第1の基板処理装置において、金属配管は複数設けられ、それぞれの金属配管を一本ずつ金属配管よりも硬度の小さい部材で覆っている。
好ましくは、上記第1〜第3の基板処理装置において、金属配管はフレキシブル配管からなる。
好ましくは、上記第1〜第3の基板処理装置において、流体とは、冷却剤(冷却ガスまたは冷却水)である。
好ましくは、上記第1〜第3の基板処理装置において、前記基板処理装置は、さらに処理室に連通する気密室と、気密室に連通する閉塞手段退避スペースとを有する。この場合に、好ましくは、気密室は減圧可能に構成される。また、好ましくは、金属配管は閉塞手段と共に、閉塞位置と退避位置との間を移動可能に構成される。
また、本発明によれば、
処理室の開口部を閉塞する閉塞手段に設けられた流路に、表面の少なくとも一部を、それよりも硬度の小さい部材で覆った金属配管を用いて流体を流通させるステップと、
流体を流通させた閉塞手段を閉塞位置から退避位置に移動させ、処理室の開口部を開くステップと、
開口部を介して処理室内に基板を搬入するステップと、
処理室内で基板を処理するステップと、
開口部を介して処理後の基板を処理室から搬出するステップと、
流体を流通させた閉塞手段を退避位置から閉塞位置に移動させ、処理室の開口部を閉じるステップと、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、基板処理室の開口部を閉塞するゲートバルブ等の閉塞手段に流体を供給または排出する金属配管同士や金属配管とその周囲の金属部品との干渉に起因する金属パーティクルを低減し歩留まりを向上することのできる基板処理装置が提供される。
次に、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
本発明の好ましい実施の形態では、縦型半導体製造装置の炉口部には、ゲートバルブを冷却する目的でフレキシブル金属配管の冷却水ラインが取りつけられている。この冷却水ラインにテフロン製のスパイラルチューブを巻き付ける。これにより、冷却水ラインが振動あるいは共振し、IN側とOUT側の冷却水ライン同士の干渉、あるいは冷却水ラインと周囲の金属部品との干渉に至った場合においても、テフロン製スパイラルチューブによって金属同士の干渉を防ぐことができるので、冷却水ラインの施行範囲を広げることなく、冷却水ライン同士や冷却水ラインが周囲の金属部分と干渉した際に発生する金属パーティクルを低減することができる。
なお、テフロンとは、デュポン社(米国)の登録商標であり、フッ素樹脂の一つであるポリテトラフルオロエチレン(四フッ化エチレン樹脂)(Poly Tetra Floera Ethylene)をいい、PTFEと略されることもある。
また、スパイラルチューブを使用することにより、フレキシブル金属配管に巻き付けやすくなる。なお、スパイラルチューブの間隔(すきま)は、金属配管同士がぶつからないような間隔となっている。
次に、図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。
図1および図2は、それぞれ本発明の一実施例の基板処理装置を説明するための概略縦断面図および概略横断面図であり、図3は、図2のAA線矢視図であり、図4は、本発明の一実施例の基板処理装置を説明するための概略部分縦断面図である。
図1および図2を参照すると、本実施例の基板処理装置は、処理炉202と、処理炉の下側に設けられたロードロック室102と、ロードロック室102の側面に設けられた移載室130とを備えている。反応炉202の下部にはマニホールド209が設けられている。マニホールド209は、ロードロック室102上に設けられたベースフランジ270上に設けられている。ベースフランジ270の下側には炉口ゲートバルブ244が水平方向に回転自在に設けられている。ゲートバルブ駆動部回転軸273がベースフランジ270を上下方向に貫通して設けられている。ゲートバルブ駆動部回転軸273には
回転用アーム274が取り付けられ、回転用アーム274に炉口ゲートバルブ244が取り付けられている。炉口ゲートバルブ244は、このゲートバルブ駆動部回転軸273を中心に水平方向に回転する。ゲートバルブ駆動部回転軸273の上部には炉口ゲートバルブ回転機構272が設けられている。ロードロック室102の側面上部には炉口ゲートバルブ待避室271がロードロック室102と連通して設けられている。ロードロック室102と移載室130との間には、ロードロックドア123が設けられている。移載室130にはウエハ移載機112が設けられている。
炉口ゲートバルブ用冷却水ライン280は、炉口ゲートバルブ駆動部回転軸273付近から、回転用アーム274の側面に沿った金属製のフレキシブル配管を通り、炉口ゲートバルブ244内の冷却水通路281に接続される。冷却水は冷却水通路281によって炉口ゲートバルブ244内部の全体を流れ、出た後は同様に回転用アーム274に沿ったフレキシブル配管からなる冷却水ライン280を通り、炉口ゲートバルブ駆動部回転軸273付近より装置外へ排水される。
冷却水ライン280のフレキシブル配管は、テフロン製のスパイラルチューブ291で覆われている(スパイラルチューブ使用箇所290)。冷却水ライン280のフレキシブル配管は、留め具296によって回転用アーム274の側面に固定されている。
スパイラルチューブ291は、厚さ0.5mm程度、幅5〜6mm程度であり、端部は、留め具296の中に入れて固定されている。なお、スパイラルチューブ291は、金属製のフレキシブル配管よりも硬度の小さい材質とするのが好ましく、非金属性とするのがより好ましく、本実施形態ではテフロン製としている。これによりスパイラルチューブ291自体とフレキシブル配管との接触により金属パーティクルが発生するのを防止することができる。またスパイラルチューブ291は、耐熱性の材質とするのが更に好ましい。
駆動用エアライン287も回転用アーム274の側面に沿ったフレキシブル配管を通って設けられている。駆動用エアライン287のフレキシブル配管も留め具296によって回転用アーム274の側面に固定されている。
冷却水ライン280の近くには、回転用アーム274、炉口ゲートバルブ244、駆動用エアライン287、冷却水ライン280の金属部品295があるが、冷却水ライン280のフレキシブル配管は、テフロン製のスパイラルチューブ291で覆われているので、冷却水ライン280のフレキシブル配管同士や、冷却水ライン280のフレキシブル配管と周囲の金属部品295と干渉した際に発生する金属パーティクルを低減することができる。
なお、冷却水通路は、炉口ゲートバルブ244の他に、マニホールド209に具備しており(冷却水通路283)、またベースフランジ270に具備する場合もある(冷却水通路282)が、これらは、ロードロック室102外にあるため、これら冷却水通路にフレキシブル配管が接続され振動により配管同士がぶつかり、パーティクルが発生したとしてもパーティクルがウエハ200に付着することはない。
図7は、テフロン製スパイラルチューブ291の有無によるパーティクルの状態を示す図である。テフロン製スパイラルチューブ291を設けることによって、パーティクルが顕著に減少していることがわかる。
冷却水ライン280のフレキシブル配管は、冷却水を流すことにより振動する。冷却水の供給量は1〜1.5L/min程度である。冷却水の供給流量を小さくし、ゆっくり流すようにすれば振動しないと考えられるが、その場合、冷却が十分に行われなくなる。十分な冷却を行うには、ある程度の流量で冷却水を流す必要がある。なお、冷却水は装置稼働中、常に流れる。
冷却水ライン280の根元の部分は炉口ゲートバルブ244の開閉に伴い動くため、少なくとも根元の可動部分についてはフレキシブル配管としなければならない。根元の可動部分のみフレキシブル配管とし、その他の部分をストレート配管として配管の振動を抑制し、配管同士の衝突を避けるようにする事も考えられるが、フレキシブル配管とストレート配管との接合は難しく、手間もかかり、コストアップとなる。よって、冷却水ライン全体をフレキシブル配管とするのが好ましい。
次に、この一実施例においてウエハ200を処理する方法について説明する。
ウエハ200を移載室130に投入すると、ウエハ移載機112によりウエハ200は、ロードロック室102に待機するボート217にチャージされる。
すべてのウエハチャージが終了すると、ロードロック室102と移載室130との間にあるロードロックドア123が閉じる。
炉口ゲートバルブ244が開き、炉口ゲートバルブ退避室271へ収納される。
ウエハ200を載せたボート217が、シールキャップ219とともにボートエレベータ121によりロードロック室102から反応炉202へと導入される。
規定の位置までボートエレベータ121が上昇したら、シールキャップ219によって反応炉202は密閉される。
反応炉202でウエハ200の所定の処理が終了すると、シールキャップ219とともに、ボートエレベータ121によって、ウエハ200を載せたボート217が、反応炉202からロードロック室102へと下降する。
炉口ゲートバルブ退避室271に収納されている炉口ゲートバルブ244が閉じ、反応炉202は密閉される。
ウエハ移載機112により、ボート217上のウエハ200は移載室130のカセットに戻される。
すべてのウエハ200がボート217からカセットに戻されると、ロードロック室102と移載室130の間にあるロードロックドア123が閉じる。
図5は、本発明の一実施例の基板処理装置の変形例を説明するための概略部分縦断面図である。
上述した一実施例では、冷却水ライン280のフレキシブル配管をテフロン製のスパイラルチューブ291で覆っているが、図5に示すように、冷却水ライン280のフレキシブル配管間や冷却水ライン280のフレキシブル配管と金属部品295との間に接触防止部材292を設けても、冷却水ライン280のフレキシブル配管同士や、冷却水ライン280のフレキシブル配管と周囲の金属部品295と干渉した際に発生する金属パーティクルを低減することができる。なお、接触防止部材292は、スパイラルチューブ291と同様の材質とすることができる。
図6は、比較のための基板処理装置を説明するための概略縦断面図である。
図1、2に示すロードロックタイプの装置の場合、ロードロック室102の真空排気、窒素ガスパージに要する時間を短縮するため、ロードロック室102の容積を極力小さくする必要がある。そのためロードロック室102に連通する炉口ゲートバルブの退避室271(退避スペース)の容積も極力小さくする必要があり、退避室271の高さも制限される。よって、炉口ゲートバルブ244と共に退避室271に移動する冷却水ライン280は、退避室271との衝突を防ぐため、炉口ゲートバルブ244の厚みの範囲内に納める必要がある。これにより、冷却水ライン280同士のクリアランス、冷却水ライン280と周囲の金属部品とのクリアランスが狭くなり、冷却水ライン280が振動すると干渉が生じることとなる。なお、干渉防止のために、多くの箇所で冷却水ライン280を固定具によりしっかりと固定する事も考えられるが、クリアランスが狭すぎ、固定具では固定できない部分がどうしても生じてしまう。
また、冷却水ラインはロードロック室102内に設けられるため、真空雰囲気に晒されることとなる。よって、冷却水ライン208はその環境に耐え得る強度を有する必要があり、そのため本実施形態では金属製(ステンレス製)としている。なお、金属パーティクル防止のため、冷却水ライン自体をテフロン製とすることも考えられるが、真空雰囲気では強度上の問題でテフロンは使用できない。
これに対し、図6に示すオープンタイプの装置の場合、移載室131内は、大気雰囲気に維持され、真空排気や、窒素ガスパージは行わないため、移載室131の容積を極力小さくする必要はなく、それゆえ、炉口シャッタ248(ロードロックタイプの炉口ゲートバルブ244に相当)の退避スペースの容積、高さに制限はない。また、冷却水ライン280は真空雰囲気に晒されることもないため強度も要求されない。
以上のことから、本発明は特にロードロックタイプの装置において有効となる。
次に、図9を参照して、本実施例の基板処理装置の一例としての減圧CVD処理炉を備える半導体製造装置についての概略を説明する。
筐体101内部の前面側には、図示しない外部搬送装置との間で基板収納容器としてのカセット100の授受を行う保持具授受部材としてのカセットステージ105が設けられ、該カセットステージ105の後側には昇降手段としてのカセットエレベータ115が設けられ、該カセットエレベータ115には搬送手段としてのカセット移載機114が取りつけられている。前記カセットエレベータ115の後側には、前記カセット100の載置手段としてのカセット棚109が設けられ、該カセット棚109はスライドステージ122上に横行可能に設けられている。又、前記カセット棚の上方には前記カセット100の載置手段としてのバッファカセット棚110が設けられている。更に、前記バッファカセット棚110の後側にはクリーンユニット118が設けられ、クリーンエアを前記筐体101の内部を流通させるように構成されている。
前記筐体101の後部上方には、処理炉202が設けられ該処理炉202の下側には、半円筒形状の気密室としてのロードロック室102が仕切弁としてのゲートバルブ244により連接され、該ロードロック室102の前面には前記カセット棚109と対向する位置に仕切手段としてのロードロックドア123が設けられている。前記ロードロック室102内には、基板としてのウエハ200を水平姿勢で多段に保持する基板保持手段としてのボート217を、前記処理炉202に昇降させる昇降手段としてのボートエレベータ121が内設され、該ボートエレベータ121には蓋体としてのシールキャップ219が取りつけられ該ボート217を垂直に支持している。前記ロードロック室102と前記カセット棚109との間には図示しない昇降手段としての移載エレベータが設けられ、該移載エレベータには搬送手段としてのウエハ移載機112が取りつけられている。
以下、基板処理装置における一連の動作を説明する。図示しない外部搬送装置から搬送された前記カセット100は、前記カセットステージ105に載置され、該カセットステージ105で該カセット100の姿勢を90°変換され、更に、前記カセットエレベータ115の昇降動作、横行動作及び、前記カセット移載機114の進退動作の協働により前記カセット棚109又は、前記バッファカセット棚110に搬送される。
前記ウエハ移載機112により前記カセット棚109から前記ボート217へ前記ウエハ200が移載される。前記ウエハ200を移載する準備として、前記ボート217が前記ボートエレベータ121により降下され、前記ゲートバルブ244により前記処理炉202が閉塞され、更に前記ロードロック室102の内部に前記パージノズル234から窒素ガス等のパージガスが導入される。前記ロードロック室102が大気圧に復圧された後、前記ロードロックドア123が開かれる。
前記水平スライド機構122は前記カセット棚109を水平移動させ、移載の対象となる前記カセット100を前記ウェハ移載機112に対峙する様に位置決めする。前記ウェハ移載機は昇降動作、回転動作の協働により前記ウェハ200を前記カセット100より前記ボート217へと移載する。前記ウェハ200の移載はいくつかの前記カセット100に対して行われ、前記ボート217へ所定枚数ウェハの移載が完了した後、前記ロードロックドア123が閉じられ、前記ロードロック室102が真空引きされる。
真空引きが完了後に前記ガスパージノズル234よりガスが導入され、前記ロードロック室102内部が大気圧に復圧されると前記ゲートバルブ244が開かれ、前記ボートエレベータ121により前記ボート217が前記処理炉202内に装入され、該ゲートバルブ244が閉じられる。尚、真空引き完了後に前記ロードロック102内部を大気圧に復圧させず大気圧未満の状態で前記ボート217を前記処理炉202内に装入しても良い。前記処理炉202内で前記ウェハ200に所定の処理が為された後、前記ゲートバルブ244が開かれ、前記ボートエレベータ121により前記ボート217が引き出され更に、前記ロードロック室102内部を大気圧に復圧させた後に前記ロードロックドア123が開かれる。
処理後の前記ウェハ200は上記した作動の逆の手順により前記ボート217から前記カセット棚109を経て前記カセットステージ105に移載され、図示しない外部搬送装置により搬出される。
前記カセット移載機114等の搬送動作は、搬送制御手段124により制御される。
次に、図8を参照して、本実施例の基板処理装置の一例である半導体製造装置の減圧CVD処理炉についての概略を説明する。
外管(以下アウターチューブ205)は例えば石英(SiO)等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞され、下端に開口を有する円筒状の形態である。内管(以下インナーチューブ204)は、上端及び下端の両端に開口を有する円筒状の形態を有し、アウターチューブ205内に同心円状に配置されている。アウターチューブ205とインナーチューブ204の間の空間は筒状空間250を成す。インナーチューブ204の上部開口から上昇したガスは、筒状空間250を通過して排気管231から排気されるようになっている。
アウターチューブ205およびインナーチューブ204の下端には、例えばステンレス等よりなるマニホールド209が係合され、このマニホールド209にアウターチューブ205およびインナーチューブ204が保持されている。このマニホールド209は保持手段(以下ヒータベース251)に固定される。アウターチューブ205の下端部およびマニホールド209の上部開口端部には、それぞれ環状のフランジが設けられ、これらのフランジ間には気密部材(以下Oリング220)が配置され、両者の間が気密にシールされている。
マニホールド209の下端開口部には、例えばステンレス等よりなる円盤状の蓋体(以下シールキャップ219)がOリング220を介して気密シール可能に着脱自在に取付けられている。シールキャップ219には、ガスの供給管232が貫通するよう設けられている。これらのガスの供給管232により、処理用のガスがアウターチューブ205内に供給されるようになっている。これらのガスの供給管232はガスの流量制御手段(以下マスフローコントローラ(MFC)241)に連結されており、MFC241はガス流量制御部103に接続されており、供給するガスの流量を所定の量に制御し得る。
マニホールド209の上部には、圧力調節器(例えばAPC、Nバラスト制御器があり、以下ここではAPC242とする)及び、排気装置(以下真空ポンプ246)に連結されたガスの排気管231が接続されており、アウターチューブ205とインナーチューブ204との間の筒状空間250を流れるガスを排出し、アウターチューブ205内をAPC242により圧力を制御することにより、所定の圧力の減圧雰囲気にするよう圧力検出手段(以下圧力センサ245)により検出し、圧力制御部104により制御する。
シールキャップ219には、回転手段(以下回転軸254)が連結されており、回転軸254により、基板保持手段(以下ボート217)及びボート217上に保持されている基板(以下ウエハ200)を回転させる。又、シールキャップ219は昇降手段(以下ボートエレベータ121)に連結されていて、ボート217を昇降させる。回転軸254、及びボートエレベータ121を所定のスピードにするように、駆動制御部105により制御する。
アウターチューブ205の外周には加熱手段(以下ヒータ207)が同心円状に配置されている。ヒータ207は、アウターチューブ205内の温度を所定の処理温度にするよう温度検出手段(以下熱電対263)により温度を検出し、温度制御部102により制御する。
図9に示した処理炉による減圧CVD処理方法の一例を説明すると、まず、ボートエレベータ121によりボート217を下降させる。ボート217に複数枚のウエハ200を保持する。次いで、ヒータ207により加熱しながら、アウターチューブ205内の温度を所定の処理温度にする。ガスの供給管232に接続されたMFC241により予めアウターチューブ205内を不活性ガスで充填しておき、ボートエレベータ121により、ボート217を上昇させてアウターチューブ205内に移し、アウターチューブ205の内部温度を所定の処理温度に維持する。アウターチューブ205内を所定の真空状態まで排気した後、回転軸254により、ボート217及びボート217上に保持されているウエハ200を回転させる。同時にガスの供給管232から処理用のガスを供給する。供給されたガスは、アウターチューブ205内を上昇し、ウエハ200に対して均等に供給される。
減圧CVD処理中のアウターチューブ205内は、排気管231を介して排気され、所定の真空になるようAPC242により圧力が制御され、所定時間減圧CVD処理を行う。
このようにして減圧CVD処理が終了すると、次のウエハ200の減圧CVD処理に移るべく、アウターチューブ205内のガスを不活性ガスで置換するとともに、圧力を常圧にし、その後、ボートエレベータ121によりボート217を下降させて、ボート217及び処理済のウエハ200をアウターチューブ205から取出す。アウターチューブ205から取出されたボート217上の処理済のウエハ200は、未処理のウエハ200と交換され、再度前述同様にしてアウターチューブ205内に上昇され、減圧CVD処理が成される。
本発明の一実施例の基板処理装置を説明するための概略縦断面図である。 本発明の一実施例の基板処理装置を説明するための概略横断面図である。 図2のAA線矢視図である。 本発明の一実施例の基板処理装置を説明するための概略部分縦断面図である。 本発明の一実施例の基板処理装置の変形例を説明するための概略部分縦断面図である。 比較のための基板処理装置を説明するための概略縦断面図である。 テフロン製スパイラルチューブの有無によるパーティクルの状態を示す図である。 本発明の一実施例の基板処理装置を説明するための概略縦断面図である。 本発明の一実施例の基板処理装置を説明するための概略斜視図である。
符号の説明
100…カセット
101…筐体
102…ロードロック室
105…カセットステージ
109…カセット棚
110…バッファカセット棚
112…ウエハ移載機
114…カセット移載機
115…カセットエレベータ
116…ゲートバルブ
118…クリーンユニット
121…ボートエレベータ
122…スライドステージ
123…ロードロックドア
124…搬送制御手段
130…移載室
131…移載室
200…ウエハ
202…処理炉
204…インナーチューブ
205…アウターチューブ
207…ヒータ
209…マニホールド
217…ボート
219…シールキャップ
220…Oリング
231…排気管
232…ガス供給管
241…マスフローコントローラー
242…APC
244…ゲートバルブ
245…圧力センサ
246…真空ポンプ
248…炉口シャッタ
250…筒状空間
251…ヒータベース
254…回転軸
263…熱電対
270…ベースフランジ
271…炉口ゲートバルブ退避室
272…炉口ゲートバルブ回転機構
273…炉口ゲートバルブ駆動部回転軸
274…回転用アーム
278…炉口シャッタ退避位置
280…冷却水ライン
281…冷却水通路
282…冷却水通路
283…冷却水通路
287…駆動用エアライン
290…スパイラルチューブ使用箇所
291…スパイラルチューブ
292…接触防止部材
295…金属部品
296…留め具
297…継手
300…主制御部
301…温度制御部
302…ガス流量制御部
303…圧力制御部
304…駆動制御部

Claims (3)

  1. 基板を処理する処理室と、
    前記処理室の開口部を閉塞する閉塞手段と
    前記閉塞手段に設けられた流体を流通させるための流路と、
    前記流路に接続され前記流路に対して前記流体を供給または排出する金属配管と、を有し、
    前記金属配管の少なくとも一部を前記金属配管よりも硬度の小さい部材で覆ったことを特徴とする基板処理装置。
  2. 基板を処理する処理室と、
    前記処理室の開口部を閉塞する閉塞手段と
    前記閉塞手段に設けられた流体を流通させるための流路と、
    前記流路に接続され前記流路に対して前記流体を供給または排出する金属配管と、を有し、
    隣接する前記金属配管の間に前記金属配管同士の接触を防止する部材を設けたことを特徴とする基板処理装置。
  3. 基板を処理する処理室と、
    前記処理室の開口部を閉塞する閉塞手段と
    前記閉塞手段に設けられた流体を流通させるための流路と、
    前記流路に接続され前記流路に対して前記流体を供給または排出する金属配管と、
    前記金属配管と隣接して設けられた金属部品とを有し、
    前記金属配管と前記金属部品との間に前記金属配管と前記金属部品との接触を防止する部材を設けたことを特徴とする基板処理装置。
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