JP2010056124A - 基板処理装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】フッ素樹脂などの柔軟な配管を用いず、かつ、シールキャップのOリングを極力少なくし、シールキャップに設けたボート回転機構の回転軸周辺へ、ガスを供給する構造を提供する。
【解決手段】基板を支持して回転させる回転軸58aの周りに第1の中空部52cと第2の中空部52dを設け、ガス流路とガス排気流路を介してガス供給ポート及びガス排気ポートに連通する。ガス流路およびガス排気流路は、シールキャップ52の外周縁部に設けられた第1部材100a,100bに設けられたシール部を介してガス供給ポート及びガス排気ポートに接続される。
【選択図】図2
【解決手段】基板を支持して回転させる回転軸58aの周りに第1の中空部52cと第2の中空部52dを設け、ガス流路とガス排気流路を介してガス供給ポート及びガス排気ポートに連通する。ガス流路およびガス排気流路は、シールキャップ52の外周縁部に設けられた第1部材100a,100bに設けられたシール部を介してガス供給ポート及びガス排気ポートに接続される。
【選択図】図2
Description
本発明は、基板処理装置および半導体装置の製造方法に関する。
基板処理装置の一例として、半導体製造装置があり、さらに半導体製造装置の一例として、縦型拡散・CVD(Chemical Vapor Deposition)装置が知られている。
この縦型拡散・CVD装置は、ウエハ面内の膜厚均一性を高めるために、プロセス中にウエハを搭載した石英ガラス製等のボートを回転する。成膜プロセスは減圧下で行われるため、回転軸の真空シールとして、磁性流体を用いた磁気シールユニットなどが用いられるが、磁性流体は鉄を主成分とした流体であり、反応性の高いプロセスガスに接触すると性能劣化を起し、リークや磁性流体成分の放出による反応室の汚染を招く恐れがある。そのため、プロセス中に、磁気シールユニットへプロセスガスが侵入しないように窒素ガスなどの不活性ガスにより回転軸部をパージする。しかし、回転軸部はシールキャップに設けられており、それを含むシールキャップ全体がボートエレベータにより垂直方向に昇降を行うので、回転軸パージのガス供給配管は、フッ素樹脂などの柔軟なチューブを、ケーブルベアなどに収めて可動可能な構造とする必要がある。ここで、窒素ガスなどの不活性ガスでパージしても、成膜レート低下などの影響のないプロセスでは有効であるが、プロセスによっては、パージガスにより、プロセスガスが希釈され成膜レートが低下する場合がある。その場合、磁性流体などに影響を与えないプロセスガスをパージガスとして供給する。そこで、回転軸部にガスを供給する方法として、シールキャップのOリングを2重にし、その間に溝とそれにつながる配管を設け、マニホールドから供給する方法が知られている(特許文献1参照)。
この縦型拡散・CVD装置は、ウエハ面内の膜厚均一性を高めるために、プロセス中にウエハを搭載した石英ガラス製等のボートを回転する。成膜プロセスは減圧下で行われるため、回転軸の真空シールとして、磁性流体を用いた磁気シールユニットなどが用いられるが、磁性流体は鉄を主成分とした流体であり、反応性の高いプロセスガスに接触すると性能劣化を起し、リークや磁性流体成分の放出による反応室の汚染を招く恐れがある。そのため、プロセス中に、磁気シールユニットへプロセスガスが侵入しないように窒素ガスなどの不活性ガスにより回転軸部をパージする。しかし、回転軸部はシールキャップに設けられており、それを含むシールキャップ全体がボートエレベータにより垂直方向に昇降を行うので、回転軸パージのガス供給配管は、フッ素樹脂などの柔軟なチューブを、ケーブルベアなどに収めて可動可能な構造とする必要がある。ここで、窒素ガスなどの不活性ガスでパージしても、成膜レート低下などの影響のないプロセスでは有効であるが、プロセスによっては、パージガスにより、プロセスガスが希釈され成膜レートが低下する場合がある。その場合、磁性流体などに影響を与えないプロセスガスをパージガスとして供給する。そこで、回転軸部にガスを供給する方法として、シールキャップのOリングを2重にし、その間に溝とそれにつながる配管を設け、マニホールドから供給する方法が知られている(特許文献1参照)。
しかし、マニホールドやシールキャップが金属製で、水冷などにより例えばOリングからなるシール部材を十分に冷却できる構造では問題ないが、マニホールドやシールキャップが非金属部材、例えば石英ガラス製の場合には、シールキャップ側のシール部材は炉からの輻射熱を受けやすく、また、水冷などによる冷却が困難になるため、特に、炉の中心に近い方のシール部材が熱によるダメージを受けることがある。シール部材が熱的ダメージを受け損傷すると、シール性が低下してリークへとつながる。また、シール部材の成分が溶出し、減圧である反応室に入りプロセス中の半導体基板の膜中に取り込まれ、膜質を低下させることがある。また、高温となるシールキャップ内側のシール部材熱対策として、炉中心からできるだけ外周方向へ配置させた構造が考えられるが、シールキャップを大径化することになり、最終的には装置幅増大につながるため、必ずしも有効な手段とはならない。
本発明の目的は、シールキャップのシール部材を極力少なくし、シールキャップに設けたボート回転機構の回転軸周辺へ、ガスを供給することができる基板処理装置及び半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の一態様によれば、基板を処理する反応容器と、前記反応容器の外周縁に設けられる第1部材と、前記第1部材に設けられ、第1のガスを供給する第1ガス供給ポートと、前記反応容器の開口部を気密に閉塞するシールキャップと、前記シールキャップの外周縁に設けられ、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第1部材に第1シール部材と第2シール部材を介して当接する第2部材と、前記第1部材に設けられる第1ガス排気ポートと、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第1シール部材内の領域に形成され、前記第1ガス供給ポートと連通する第1ガス流路と、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第2シール部材内の領域に形成され、前記第1ガス排気ポートと連通する第2ガス流路と、前記シールキャップを貫通して設けられ、前記基板を支持して回転させる回転軸と、前記シールキャップの前記反応容器とは反対側に設けられ、前記回転軸を回転させる回転機構と、前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられ、前記シールキャップ若しくは前記回転機構と、前記回転軸との間の第1隙間を介して前記反応容器内に連通する第1中空部と、前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられ、前記シールキャップ若しくは前記回転機構と、前記回転軸との間の第2隙間を介して前記第1中空部に連通する第2中空部と、前記第2中空部と前記第1ガス流路とを連通させる第1ガス配管と、前記第1中空部と前記第2ガス流路とを連通させる第2ガス配管と、前記反応容器に設けられ前記反応容器内に第2ガスを供給する第2ガス供給ポートとを有する基板処理装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、基板を処理する反応容器と、前記反応容器の外周縁に設けられる第1部材と、前記第1部材に設けられ、第1のガスを供給する第1ガス供給ポートと、前記反応容器の開口部を気密に閉塞するシールキャップと、前記シールキャップの外周縁に設けられ、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第1部材に第1シール部材を介して当接する第2部材と、前記反応容器の外周縁に設けられる第3部材と、前記第3部材に設けられる第1ガス排気ポートと、前記シールキャップの外周縁に設けられ、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第3部材に第2シール部材を介して当接する第4部材と、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第1シール部材内の領域に形成され、前記第1ガス供給ポートと連通する第1ガス流路と、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第2シール部材内の領域に形成され、前記第1ガス排気ポートと連通する第2ガス流路と、前記シールキャップを貫通して設けられ、前記基板を支持して回転させる回転軸と、前記シールキャップの前記反応容器とは反対側に設けられ、前記回転軸を回転させる回転機構と、前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられ、前記シールキャップ若しくは前記回転機構と回転軸との間の第1隙間を介して前記反応容器内に連通する第1中空部と、前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられ、前記シールキャップ若しくは前記回転機構と回転軸との間の第2隙間を介して前記第1中空部に連通する第2中空部と、前記第2中空部と前記第1ガス流路とを連通させる第1ガス配管と、前記第1中空部と前記第2ガス流路とを連通させる第2ガス配管と、前記反応容器に設けられ前記反応容器内に第2ガスを供給する第2ガス供給ポートとを有する基板処理装置が提供される。
本発明のさらに他の態様によれば、基板を反応容器内に搬入する工程と、シールキャップで前記反応容器の開口部を気密に閉塞しつつ、前記反応容器の外周縁に設けられる第1部材に前記反応容器若しくは前記シールキャップの外周縁で第1シール部材及び第2シール部材を介して第2部材を当接させることで前記第1シール部材内に第1ガス流路を形成し前記第2シール部材内に第2ガス流路を形成する工程と、前記第1部材に設けられた第1ガス供給ポートから、前記第1ガス流路及び第1ガス配管を介して前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられた第1中空部に第1のガスを供給し、前記シールキャップ若しくは回転機構と回転軸との間の第1隙間を介して前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられた第2中空部に第1のガスを供給しつつ、前記第2中空部から第2ガス配管及び前記第2ガス流路を介して前記第1部材に設けられた第1ガス排気ポートから排気するとともに、前記反応容器に設けられた第2ガス供給ポートから前記反応容器内に第2ガスを供給して基板を処理する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、シールキャップのシール部材を極力少なくし、シールキャップに設けたボート回転機構の回転軸周辺へ、ガスを供給することができる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態で好適に用いられる基板処理装置10の処理炉12の概略構成図であり、縦断面図として示されている。
図1に示すように、処理炉12は加熱装置であるヒータ14を有する。ヒータ14は円筒形状であり、保持板としてのヒータベース16に支持されることにより垂直に据え付けられている。
ヒータ14の内側には反応管としてのプロセスチューブ18が、ヒータ14と同心円状に配設されている。プロセスチューブ18は外部反応管としてのアウターチューブ20と、内部反応管としてのインナーチューブ22とから構成されている。
アウターチューブ20は、例えば石英または炭化シリコンの耐熱性材料が使用されて、内径がインナーチューブ22の外径よりも大きい円筒形状に形成されている。アウターチューブ20は上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。
インナーチューブ22は、例えば石英(SiO2 )または炭化シリコン(SiC)の耐熱性材料が使用されて、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。インナーチューブ22の筒中空部は処理室24を形成している。処理室24はウエハ1を後述するボートによって水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で収容可能に構成されている。
アウターチューブ20とインナーチューブ22とは同心円状に設けられている。アウターチューブ20とインナーチューブ22との隙間によって筒状空間26が形成されている。
アウターチューブ20の下側にはマニホールド28がアウターチューブ20と同心円状に配設されている。マニホールド28の上にはアウターチューブ20およびインナーチューブ22が載置されている。プロセスチューブ18とマニホールド28とによって反応容器30が構成されている。
アウターチューブ20は、例えば石英または炭化シリコンの耐熱性材料が使用されて、内径がインナーチューブ22の外径よりも大きい円筒形状に形成されている。アウターチューブ20は上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。
インナーチューブ22は、例えば石英(SiO2 )または炭化シリコン(SiC)の耐熱性材料が使用されて、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。インナーチューブ22の筒中空部は処理室24を形成している。処理室24はウエハ1を後述するボートによって水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で収容可能に構成されている。
アウターチューブ20とインナーチューブ22とは同心円状に設けられている。アウターチューブ20とインナーチューブ22との隙間によって筒状空間26が形成されている。
アウターチューブ20の下側にはマニホールド28がアウターチューブ20と同心円状に配設されている。マニホールド28の上にはアウターチューブ20およびインナーチューブ22が載置されている。プロセスチューブ18とマニホールド28とによって反応容器30が構成されている。
マニホールド28には上面に例えばOリングで構成されるシール部材28aが設けられている。シール部材28aはアウターチューブ20の開口部の下面と当接する密閉部材である。したがって、マニホールド28はアウターチューブ20の開口部の下面にシール部材28aを介して当接することで、反応管の開口部を気密に閉塞する。
マニホールド28は非金属部材としての石英が使用されて、円形リング形の扁平ブロック形状に形成されている。マニホールド28は透明または半透明に形成されている。
マニホールド28は非金属部材としての石英が使用されて、円形リング形の扁平ブロック形状に形成されている。マニホールド28は透明または半透明に形成されている。
アウターチューブ20には排気管32が接続されており、排気管32から処理室24内の雰囲気を排気する。排気管32は筒状空間26の下端部に配置されており、筒状空間26に連通している。
排気管32のアウターチューブ20との接続側と反対側である下流側には、真空ポンプ等の排気装置34が圧力検出器としての圧力センサ36および圧力調整装置38を介して接続されている。排気装置34は処理室24内の圧力が所定の圧力(真空度)となるように排気する。
圧力センサ36および圧力調整装置38には圧力制御部40が電気配線Bによって電気的に接続されている。圧力制御部40は圧力調整装置38を、圧力センサ36により検出された圧力に基づいて、処理室24内の圧力が所望の圧力となるように、かつ、所望のタイミングをもって制御する。
排気管32のアウターチューブ20との接続側と反対側である下流側には、真空ポンプ等の排気装置34が圧力検出器としての圧力センサ36および圧力調整装置38を介して接続されている。排気装置34は処理室24内の圧力が所定の圧力(真空度)となるように排気する。
圧力センサ36および圧力調整装置38には圧力制御部40が電気配線Bによって電気的に接続されている。圧力制御部40は圧力調整装置38を、圧力センサ36により検出された圧力に基づいて、処理室24内の圧力が所望の圧力となるように、かつ、所望のタイミングをもって制御する。
反応容器30には反応容器内に例えばDCS(ジクロロシラン)、NH3(アンモニア)等からなるプロセスガスを供給するガス供給ポート42が処理室24内に連通するように設けられている。ガス供給ポート42にはガス供給管44が接続されている。
ガス供給管44にはガス供給ポート42との接続側と反対側である上流側に、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)46が接続されており、MFC46はガス供給源48に接続されている。ガス供給源48は処理ガスや不活性ガスを供給する。
MFC46にはガス流量制御部50が電気配線Cによって電気的に接続されている。ガス流量制御部50はMFC46を、供給するガスの流量が所望の量となるように、かつ、所望のタイミングをもって制御する。
ガス供給管44にはガス供給ポート42との接続側と反対側である上流側に、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)46が接続されており、MFC46はガス供給源48に接続されている。ガス供給源48は処理ガスや不活性ガスを供給する。
MFC46にはガス流量制御部50が電気配線Cによって電気的に接続されている。ガス流量制御部50はMFC46を、供給するガスの流量が所望の量となるように、かつ、所望のタイミングをもって制御する。
反応容器30の下方にはシールキャップ52が設けられている。シールキャップ52は処理室24の開口部である下端開口を気密に閉塞可能な蓋体を構成している。シールキャップ52は例えばステンレスやニッケル合金等の金属材料が使用されて円盤形状に形成されている。
シールキャップ52の処理室24側にはシールキャップカバー54が設けられている。シールキャップカバー54は、例えば石英のような非金属材料によって形成されている。シールキャップカバー54はシールキャップ52を被覆することにより、金属部分が処理室24側に露出するのを防止している。
シールキャップカバー54は反応容器30下面に垂直方向下側から当接する。
図2に示すように、シールキャップ52には上面に例えばOリングで構成されるシール部材52aが設けられている。シール部材52aはシールキャップカバー54下面と当接する密閉部材である。
シールキャップカバー54上面にも例えばOリングで構成されるシール部材54aが設けられている。シール部材54aは反応容器30下面と当接する密閉部材である。
シールキャップ52の処理室24側にはシールキャップカバー54が設けられている。シールキャップカバー54は、例えば石英のような非金属材料によって形成されている。シールキャップカバー54はシールキャップ52を被覆することにより、金属部分が処理室24側に露出するのを防止している。
シールキャップカバー54は反応容器30下面に垂直方向下側から当接する。
図2に示すように、シールキャップ52には上面に例えばOリングで構成されるシール部材52aが設けられている。シール部材52aはシールキャップカバー54下面と当接する密閉部材である。
シールキャップカバー54上面にも例えばOリングで構成されるシール部材54aが設けられている。シール部材54aは反応容器30下面と当接する密閉部材である。
シールキャップ52には中央部に円形孔52bが開設されており、シールキャップカバー54にも中央部に円形孔54bが開設されている。シールキャップ52の円形孔52bと、シールキャップカバー54の円形孔54bとは重なり合っている。
シールキャップ52のシールキャップカバー54と反対側(下側)には、ボートを回転させる回転機構58が設置されている。回転機構58の回転軸58aはシールキャップ52の円形孔52bとシールキャップカバー54の円形孔54bに貫通して設けられ、ボート66に接続されている。ボート66を回転させることでウエハ1を回転させるように構成されている。
シールキャップ52のシールキャップカバー54と反対側(下側)には、ボートを回転させる回転機構58が設置されている。回転機構58の回転軸58aはシールキャップ52の円形孔52bとシールキャップカバー54の円形孔54bに貫通して設けられ、ボート66に接続されている。ボート66を回転させることでウエハ1を回転させるように構成されている。
基板保持具としてのボート66は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料によって形成されている。ボート66は複数枚のウエハ1を水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて多段に保持する。
なお、ボート66の下部には断熱部材としての断熱板68が複数枚、水平姿勢で多段に配置されている。この断熱板68は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料が使用されて円板形状に形成されている。断熱板68はヒータ14からの熱がシールキャップ52側に伝わり難くさせる。
なお、ボート66の下部には断熱部材としての断熱板68が複数枚、水平姿勢で多段に配置されている。この断熱板68は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料が使用されて円板形状に形成されている。断熱板68はヒータ14からの熱がシールキャップ52側に伝わり難くさせる。
図1に示すように、ベース70はボートエレベータ72のアーム74に、垂直に支持されている。
ボートエレベータ72はプロセスチューブ18の外部に垂直に設備されている。ボートエレベータ72はボートを垂直方向に昇降させる昇降機構である。すなわち、ボートエレベータ72はボート66を処理室24へ搬入したり、処理室24から搬出したりする。
回転機構58およびボートエレベータ72には駆動制御部76が電気配線Aによって電気的に接続されている。駆動制御部76は回転機構58およびボートエレベータ72を、所望の動作をするように、かつ、所望のタイミングをもって制御する。
ボートエレベータ72はプロセスチューブ18の外部に垂直に設備されている。ボートエレベータ72はボートを垂直方向に昇降させる昇降機構である。すなわち、ボートエレベータ72はボート66を処理室24へ搬入したり、処理室24から搬出したりする。
回転機構58およびボートエレベータ72には駆動制御部76が電気配線Aによって電気的に接続されている。駆動制御部76は回転機構58およびボートエレベータ72を、所望の動作をするように、かつ、所望のタイミングをもって制御する。
プロセスチューブ18内には温度検出器としての温度センサ78が設置されている。
ヒータ14と温度センサ78には温度制御部80が電気配線Dによって電気的に接続されている。温度制御部80はヒータ14への通電具合を、温度センサ78によって検出された温度情報に基づき、処理室24内の温度が所望の温度分布となるように、かつ、所望のタイミングをもって制御する。
ヒータ14と温度センサ78には温度制御部80が電気配線Dによって電気的に接続されている。温度制御部80はヒータ14への通電具合を、温度センサ78によって検出された温度情報に基づき、処理室24内の温度が所望の温度分布となるように、かつ、所望のタイミングをもって制御する。
圧力制御部40、ガス流量制御部50、駆動制御部76および温度制御部80は、操作部および入出力部をも構成し、装置10全体を制御する主制御部82に電気的に接続されている。
圧力制御部40、ガス流量制御部50、駆動制御部76、温度制御部80および主制御部82はコントローラ84を構成している。
圧力制御部40、ガス流量制御部50、駆動制御部76、温度制御部80および主制御部82はコントローラ84を構成している。
次に本発明に係るシールキャップ52及び回転機構58の周辺構造を図2及び図3に基づいて説明する。
図3は、本発明の実施形態において用いられるシールキャップ52を上から見た図である。
図3は、本発明の実施形態において用いられるシールキャップ52を上から見た図である。
シールキャップ52の下方には、シリンダ形状のケース69に収納されたスプリング67を介してベース70が設置されている。
シールキャップ52の中央部には、シールキャップカバー54側(上側)に円形孔52bより径の大きな第1中空部52cと、シールキャップカバー54と反対側(下側)に円形孔52bより径の大きな第2中空部52dが形成されている。尚、第2中空部52dは、シールキャップ52にも設けるようにしてもよい。
回転軸58aの径はシールキャップカバー54の円形孔54bの口径よりも小さく、円形孔54bに回転軸58aが挿入されると第1隙間59が形成される。
また、回転軸58aの径はシールキャップ52の円形孔52bの口径よりも小さく、円形孔52bに回転軸58aが挿入されると第2隙間61が形成される。
したがって、第1中空部52cは、シールキャップカバー54と回転軸58aとの間の第1隙間59を介して処理室24に連通し、第2中空部52dは、シールキャップ52と回転軸58aとの間の第2隙間61を介して第1中空部52cに連通している。
シールキャップ52の中央部には、シールキャップカバー54側(上側)に円形孔52bより径の大きな第1中空部52cと、シールキャップカバー54と反対側(下側)に円形孔52bより径の大きな第2中空部52dが形成されている。尚、第2中空部52dは、シールキャップ52にも設けるようにしてもよい。
回転軸58aの径はシールキャップカバー54の円形孔54bの口径よりも小さく、円形孔54bに回転軸58aが挿入されると第1隙間59が形成される。
また、回転軸58aの径はシールキャップ52の円形孔52bの口径よりも小さく、円形孔52bに回転軸58aが挿入されると第2隙間61が形成される。
したがって、第1中空部52cは、シールキャップカバー54と回転軸58aとの間の第1隙間59を介して処理室24に連通し、第2中空部52dは、シールキャップ52と回転軸58aとの間の第2隙間61を介して第1中空部52cに連通している。
反応容器30の下端外周縁には、上フランジである第1部材100a、100bが設けられている。
シールキャップ52の外周縁には、第1部材100a、100bに対向した位置に、下フランジである第2部材102a、102bが設けられている。
第1部材100aの上面には、例えば、N2(窒素)、He(ヘリウム)、Ar(アルゴン)等の不活性ガスからなる第1のガスを供給する第1ガス供給ポート104が接続されている。第1ガス供給ポート104にはガス供給管105が接続され、ガス供給管105にはガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)107が接続されて、MFC107はガス供給源109に接続されている。MFC107にはガス流量制御部111が電気配線Eによって電気的に接続され、ガス流量制御部111はMFC107を、供給する第1のガスの流量が所望の量となるように、かつ、所望のタイミングをもって制御する。
第1部材100bの上面には、上記第1のガスを排気する第1ガス排気ポート120が接続されている。
第1ガス排気ポートの第1部材100bの上面との接続側と反対側である下流側には、排気装置109aが圧力検出器としての圧力センサ107b及び圧力調整装置107aを介して接続されている。排気装置109aは、後述する第4の配管122等上流側に接続される部位の圧力を所定の圧力となるように排気する。
圧力センサ107b、圧力調整装置107a及び排気装置109aには圧力制御部40が電気配線Bによって電気的に接続されている。圧力制御部40は、圧力調整装置107aを圧力センサ107bにより検出された圧力に基づいて、第4の配管122等上流側に接続される部位の圧力が所望の圧力となるように、かつ所望のタイミングをもって制御する。
第1部材100aには、第1ガス供給ポート104から第2部材102aに連通する第1の配管106が形成され、第1部材100bには、第2部材102bから第1ガス排気ポート120に連通する第4の配管122が形成されている。
第2部材102aは、シリンダ形状であり、シリンダ形状のケース69の中心には第2の配管110が形成される。第2部材102bも第2部材102aと同形状でケース69の中心には第5の配管124が形成されている。第2の配管110及び第5の配管124にはスプリング67が螺旋状に巻き付いている。第2部材102aの上面の第2の配管110の周りには、例えばOリングで構成される第1シール部材114が敷設され、第2部材102bの上面の第5の配管124の周りには、例えばOリングで構成される第2シール部材126が敷設されている。
すなわち、第2部材102a、102bはケース69に収められたスプリング67の圧縮力により、第1シール部材114及び第2シール部材126をつぶしてシールする構造であり、シールキャップ52がマニホールド28をシールするのと同時に、第1部材100aと第2部材102aも第2部材102aに設けられた第1シール部材114によりシールされ、第1部材100bと第2部材102bも第2部材102bに設けられた第2シール部材126によりシールされ、第1シール部材114及び第2シール部材126を介して第2部材102a及び102bが第1部材100a及び100bにそれぞれ当接することで、第1ガス供給ポート104は気密に第1のガスを供給し、第1ガス排気ポート120は気密にガスを排気する。
第1シール部材114及び第2シール部材126は第1部材100a、100bへの固着、貼り付きなどにより、容易に外れないように、フランジの溝をアリ溝にする。また、第1部材100aと第2部材102a、第1部材100bと第2部材102bとの取付け、初期段階での接触、例えばファーストタッチの際の、金属同士の接触による金属粉の発生、金属汚染を抑制するため、第2部材102a、102bの外周部にフッ素樹脂等のクッションとなるリング116を設ける。そのリング116も容易に外れないように、テーパにして第2部材102a、102bにはめ込む構造とする。好ましくは、第2部材102a、102bの接合部を第2の配管110、第5の配管124の径よりも若干大きく座繰り、第1部材100aと第2部材102a及び第1部材100bと第2部材102bの芯ずれを吸収できるようにするとよい。
シールキャップ52の外周縁には、第1部材100a、100bに対向した位置に、下フランジである第2部材102a、102bが設けられている。
第1部材100aの上面には、例えば、N2(窒素)、He(ヘリウム)、Ar(アルゴン)等の不活性ガスからなる第1のガスを供給する第1ガス供給ポート104が接続されている。第1ガス供給ポート104にはガス供給管105が接続され、ガス供給管105にはガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)107が接続されて、MFC107はガス供給源109に接続されている。MFC107にはガス流量制御部111が電気配線Eによって電気的に接続され、ガス流量制御部111はMFC107を、供給する第1のガスの流量が所望の量となるように、かつ、所望のタイミングをもって制御する。
第1部材100bの上面には、上記第1のガスを排気する第1ガス排気ポート120が接続されている。
第1ガス排気ポートの第1部材100bの上面との接続側と反対側である下流側には、排気装置109aが圧力検出器としての圧力センサ107b及び圧力調整装置107aを介して接続されている。排気装置109aは、後述する第4の配管122等上流側に接続される部位の圧力を所定の圧力となるように排気する。
圧力センサ107b、圧力調整装置107a及び排気装置109aには圧力制御部40が電気配線Bによって電気的に接続されている。圧力制御部40は、圧力調整装置107aを圧力センサ107bにより検出された圧力に基づいて、第4の配管122等上流側に接続される部位の圧力が所望の圧力となるように、かつ所望のタイミングをもって制御する。
第1部材100aには、第1ガス供給ポート104から第2部材102aに連通する第1の配管106が形成され、第1部材100bには、第2部材102bから第1ガス排気ポート120に連通する第4の配管122が形成されている。
第2部材102aは、シリンダ形状であり、シリンダ形状のケース69の中心には第2の配管110が形成される。第2部材102bも第2部材102aと同形状でケース69の中心には第5の配管124が形成されている。第2の配管110及び第5の配管124にはスプリング67が螺旋状に巻き付いている。第2部材102aの上面の第2の配管110の周りには、例えばOリングで構成される第1シール部材114が敷設され、第2部材102bの上面の第5の配管124の周りには、例えばOリングで構成される第2シール部材126が敷設されている。
すなわち、第2部材102a、102bはケース69に収められたスプリング67の圧縮力により、第1シール部材114及び第2シール部材126をつぶしてシールする構造であり、シールキャップ52がマニホールド28をシールするのと同時に、第1部材100aと第2部材102aも第2部材102aに設けられた第1シール部材114によりシールされ、第1部材100bと第2部材102bも第2部材102bに設けられた第2シール部材126によりシールされ、第1シール部材114及び第2シール部材126を介して第2部材102a及び102bが第1部材100a及び100bにそれぞれ当接することで、第1ガス供給ポート104は気密に第1のガスを供給し、第1ガス排気ポート120は気密にガスを排気する。
第1シール部材114及び第2シール部材126は第1部材100a、100bへの固着、貼り付きなどにより、容易に外れないように、フランジの溝をアリ溝にする。また、第1部材100aと第2部材102a、第1部材100bと第2部材102bとの取付け、初期段階での接触、例えばファーストタッチの際の、金属同士の接触による金属粉の発生、金属汚染を抑制するため、第2部材102a、102bの外周部にフッ素樹脂等のクッションとなるリング116を設ける。そのリング116も容易に外れないように、テーパにして第2部材102a、102bにはめ込む構造とする。好ましくは、第2部材102a、102bの接合部を第2の配管110、第5の配管124の径よりも若干大きく座繰り、第1部材100aと第2部材102a及び第1部材100bと第2部材102bの芯ずれを吸収できるようにするとよい。
第2の配管110は第3の配管118に接続され、第3の配管118は第2中空部52dに接続され、第2の配管110と第3の配管118から第1のガス配管117が構成される。
第5の配管124は、第6の配管128に接続され、第6の配管128は第1の中空部52cに接続され、第5の配管124と第6の配管128から第2のガス配管127が構成される。
第5の配管124は、第6の配管128に接続され、第6の配管128は第1の中空部52cに接続され、第5の配管124と第6の配管128から第2のガス配管127が構成される。
好ましくは、第2部材102a、102bは垂直方向に動作するため、第3の配管118及び第6の配管128に図2で示すように運動を吸収するためのフレキシブルチューブ118a、128aなどを設けるとよい。
図4は、シールキャップ52がマニホールド28から離れた状態(ウエハ充填(搬送)時)から、マニホールド28と当接し、反応容器内を真空シールするまでの動作を示す。
図4(a)は、シールキャップ52がマニホールド28から離れた状態であり、ウエハ1充填後、ウエハを処理室へ搬送する途中の状態である。
第2部材102a、102bのスプリング67もベース70のスプリング67も共に伸びた状態である。
図4(a)は、シールキャップ52がマニホールド28から離れた状態であり、ウエハ1充填後、ウエハを処理室へ搬送する途中の状態である。
第2部材102a、102bのスプリング67もベース70のスプリング67も共に伸びた状態である。
次に、図4(b)で示すように、ボートエレベータ72の駆動により、シールキャップ52が上昇する。
第2部材102aの第1シール部材114と第2部材102bの第2シール部材126が、それぞれ第1部材100a、100bに接触する。
第2部材102aの第1シール部材114と第2部材102bの第2シール部材126が、それぞれ第1部材100a、100bに接触する。
次に、図4(c)で示すように、さらにボートエレベータ72により上昇して、第2部材102aのスプリング67と第2部材102bのスプリング67が圧縮し、第1シール部材114と第2シール部材126を下方からつぶす力がかかる。
次に、図4(d)で示すように、さらにボートエレベータ72により上昇して、ベース70のスプリング67がシールキャップ52に接触して圧縮し、シールキャップ52を下方から押す力がかかり、反応容器内が真空になっても耐えられる密閉度をもってシールされる。
第1のガス流路119は、ボートエレベータ72の駆動により、シールキャップ52が上昇して第1のシール部材114を介して第2部材102aと第1部材100aが当接することで形成される。
また、第2のガス流路129は、ボートエレベータ72の駆動により、シールキャップ52が上昇して第2シール部材126を介して第2部材102bと第1部材100bが当接することで形成される。
即ち、第1ガス供給ポート104から供給された第1のガスは、マニホールド28とシールキャップ52が当接した状態で、第1の配管106、第1のガス流路119、第2の配管110、第3の配管118を経由し、磁気シールユニットである回転機構58上部の第2中空部52dに第1のガスを供給し、回転軸58a周辺に供給された第1のガスは、第2隙間61を流通して、第1中空部52cから第6の配管128、第5の配管124、第2のガス流路129、第4の配管122を経由して第1ガス排気ポート120から排気される。
また、第2のガス流路129は、ボートエレベータ72の駆動により、シールキャップ52が上昇して第2シール部材126を介して第2部材102bと第1部材100bが当接することで形成される。
即ち、第1ガス供給ポート104から供給された第1のガスは、マニホールド28とシールキャップ52が当接した状態で、第1の配管106、第1のガス流路119、第2の配管110、第3の配管118を経由し、磁気シールユニットである回転機構58上部の第2中空部52dに第1のガスを供給し、回転軸58a周辺に供給された第1のガスは、第2隙間61を流通して、第1中空部52cから第6の配管128、第5の配管124、第2のガス流路129、第4の配管122を経由して第1ガス排気ポート120から排気される。
通常、回転軸周辺に供給されたパージガスは反応室24へ流れ込む。しかし、磁気シールユニットの磁性流体を含め回転軸周辺の構成部材は金属汚染などの要因となる。そこで、本発明の実施形態において、回転軸周辺のパージガスを反応室24を通過しないラインで排気できるような構造にする。好ましくは、回転軸58aとシールキャップカバー54との間の第1隙間59より第2隙間61の断面積を大きくする。これにより、パージガスが排気路入り口である第1中空部52cに流れやすくなり、反応室24内にパージガスが流れにくくなる。
次に、以上の構成に係る基板処理装置10を用いる本発明の一実施の形態であるICの製造方法における成膜工程を説明する。
なお、以下の説明において、基板処理装置10を構成する各部の動作はコントローラ84により制御される。
なお、以下の説明において、基板処理装置10を構成する各部の動作はコントローラ84により制御される。
複数枚のウエハ1がボート66に装填(ウエハチャージ)されると、図1に示されているように、複数枚のウエハ1を保持したボート66は、ボートエレベータ72によって持ち上げられて処理室24に搬入(ボートローディング)される。
この状態で、第1部材100aは第1シール部材114を介して第2部材102aと当接し、第1部材100bは第2シール部材126を介して第2部材102bと当接する。
さらに、シールキャップ52はベース70に設けられたスプリング67により圧縮力を受け、シール部材52a、シールキャップカバー54およびシール部材54aを介してマニホールド28の下面をシールした状態となる。
この状態で、第1部材100aは第1シール部材114を介して第2部材102aと当接し、第1部材100bは第2シール部材126を介して第2部材102bと当接する。
さらに、シールキャップ52はベース70に設けられたスプリング67により圧縮力を受け、シール部材52a、シールキャップカバー54およびシール部材54aを介してマニホールド28の下面をシールした状態となる。
処理室24内が所望の圧力(真空度)となるように排気装置34によって排気される。この際、処理室24内の圧力は圧力センサ36で測定され、この測定された圧力に基づき圧力調節装置38がフィードバック制御される。
また、処理室24内が所望の温度となるようにヒータ14によって加熱される。この際、処理室24内が所望の温度分布となるように、温度センサ78が検出した温度情報に基づきヒータ14への通電具合がフィードバック制御される。
続いて、回転機構58によってボート66が回転されることにより、ウエハ1が回転される。
また、処理室24内が所望の温度となるようにヒータ14によって加熱される。この際、処理室24内が所望の温度分布となるように、温度センサ78が検出した温度情報に基づきヒータ14への通電具合がフィードバック制御される。
続いて、回転機構58によってボート66が回転されることにより、ウエハ1が回転される。
ガス供給源48から供給されMFC46によって所望の流量となるように制御されたプロセスガスである例えばDCS(ジクロロシラン)、NH3(アンモニア)等の第2のガスは、ガス供給管44を流通して第2のガス供給ポート42から処理室24内に導入される。
導入されたガスは処理室24内を上昇し、インナーチューブ22の上端開口から筒状空間26に流出して排気管32から排気される。
ガスは処理室24内を通過する際にウエハ1の表面と接触し、この際に熱CVD反応によってウエハ1の表面上に薄膜が堆積(デポジション)される。
導入されたガスは処理室24内を上昇し、インナーチューブ22の上端開口から筒状空間26に流出して排気管32から排気される。
ガスは処理室24内を通過する際にウエハ1の表面と接触し、この際に熱CVD反応によってウエハ1の表面上に薄膜が堆積(デポジション)される。
なお、このとき、パージガスである例えばN2(窒素)、He(ヘリウム)、Ar(アルゴン)等の第1のガスを回転軸58aの周囲に流通させて回転軸58aとシールキャップ52との間の隙間に形成された第2中空部52dから処理室24内に供給しているので、磁気シールユニット側である回転機構58へのプロセスガスである第2のガスの流れ込みを抑制する。また、第2中空部52dより処理室24側にある第1中空部52cから排気しているので、磁気シールユニットやその周辺部を通過した第1のガスが処理室24への流入を抑制することができ、プロセス中の金属汚染、有機物汚染を低減できる。
予め設定された処理時間が経過すると、ガス供給源48から不活性ガスが供給されて、処理室24内が不活性ガスに置換されるとともに、処理室24内の圧力が常圧に復帰される。
その後、ボートエレベータ72によってシールキャップ52が下降されて、処理室24の下端が開口されるとともに、処理済ウエハ1がボート66に保持された状態で、処理室24の外部に搬出(ボートアンローディング)される。
その後、処理済ウエハ1はボート66から取出される(ウエハディスチャージ)。
その後、処理済ウエハ1はボート66から取出される(ウエハディスチャージ)。
尚、第1のガスはパージガスを用いるに限らず、基板に成膜する際に用いるプロセスガスのうちの単独で成膜することができないプロセスガスを用いるようにしても良い。
以上のように本実施形態によれば、以下の少なくとも1つ以上の効果を奏する。
(1)反応容器内ではなく反応容器の外周縁にガス供給ポートを設け、シールキャップ内ではなくシールキャップの外周縁にシール部材を介して連通させるガス配管を設け、該ガス配管と回転軸の外周にある中空部に連通させたので、反応容器の形状を複雑にすることなく、中空部に第1のガスであるパージガス若しくは単独で成膜することができないプロセスガスを供給することができ、第2のガスである単独で成膜可能なプロセスガスや腐食性の高いプロセスガスや反応生成物を生成させる混合されたプロセスガスの回転機構への回りこみを抑制し、回転機構への反応生成物の付着や回転機構の劣化を抑制することができる。
(2)反応容器の外周縁にガス供給ポートを設け、シールキャップの外周縁にシール部材を介して連通させる第1ガス配管を設け、該第1ガス配管と回転軸の外周にある前記第2中空部に連通させ、反応容器の外周縁にガス排気ポートを設け、シールキャップの外周縁にシール部材を介して連通させる第2ガス配管を設け、該第2ガス配管と回転軸の外周にある前記第2中空部より処理室側にある第1中空部に連通させたので、第2中空部に第1のガスであるパージガス若しくは単独で成膜することができないプロセスガスを供給し、かつ第1中空部から第1のガスを排気することができるため、第1のガスの反応容器内への混入を抑制することができる。反応容器内に第1のガスが混入すると、反応容器内のガス比率が異なりがちになり、基板面内均一性や基板面間均一性が悪化したり、回転機構等に触れた金属汚染物質や有機汚染物質を伴ったガスが反応容器内に混入することで基板が汚染されたりしてしまうことがあるが、このような恐れを抑制することができる。
(3)反応容器の外周縁の第1部材にガス供給ポートを設けて、シールキャップの外周縁に設けたスプリングを有する第2部材にガス供給管を設けて、第1部材と第2部材との間にシール部材を介在させて、シールキャップが反応容器の閉塞時に第1部材と第2部材とシール部材との間にガス流路が形成されるようにしたので、ガス供給管と第2部材はシールキャップと一緒に移動が可能となるため、フッ素樹脂などの柔軟な配管を用いずとも、反応容器内を気密に閉塞しつつ、回転機構周辺にガスを供給することができる。
(4)第2部材102a、102bに設けられたスプリング67によりシール力を増すことができるため、シールキャップ52のシール部材を1重にできる。これにより、反応容器内の雰囲気に触れるシール部材を減らすことができる。特にマニホールドを石英等の非金属部材とする場合、熱容量が大きくなったり、熱透過率が高くなったりするため、シール部材が加熱されやすく、シール部材からのアウトガスやシール部材そのものが熱劣化したり、第2のガスと反応して腐食や劣化が生じがちであるが、1重にすることが可能であるため、このような恐れを低減することができる。そのため、高温での基板処理にも対応することができる。
(5)第1のガスの中空部へのガス供給路を反応容器やシールキャップに接触・混入させることなく設けているので、第1のガスが高温部を通過せずに中空部へ供給することができ、回転機構にある磁気シール等の耐熱性に劣る部位の熱劣化を抑制することができる。特にガス配管を低温領域であるシールキャップ下方に配設したため、第1のガスの高温化を抑制することができる。
(1)反応容器内ではなく反応容器の外周縁にガス供給ポートを設け、シールキャップ内ではなくシールキャップの外周縁にシール部材を介して連通させるガス配管を設け、該ガス配管と回転軸の外周にある中空部に連通させたので、反応容器の形状を複雑にすることなく、中空部に第1のガスであるパージガス若しくは単独で成膜することができないプロセスガスを供給することができ、第2のガスである単独で成膜可能なプロセスガスや腐食性の高いプロセスガスや反応生成物を生成させる混合されたプロセスガスの回転機構への回りこみを抑制し、回転機構への反応生成物の付着や回転機構の劣化を抑制することができる。
(2)反応容器の外周縁にガス供給ポートを設け、シールキャップの外周縁にシール部材を介して連通させる第1ガス配管を設け、該第1ガス配管と回転軸の外周にある前記第2中空部に連通させ、反応容器の外周縁にガス排気ポートを設け、シールキャップの外周縁にシール部材を介して連通させる第2ガス配管を設け、該第2ガス配管と回転軸の外周にある前記第2中空部より処理室側にある第1中空部に連通させたので、第2中空部に第1のガスであるパージガス若しくは単独で成膜することができないプロセスガスを供給し、かつ第1中空部から第1のガスを排気することができるため、第1のガスの反応容器内への混入を抑制することができる。反応容器内に第1のガスが混入すると、反応容器内のガス比率が異なりがちになり、基板面内均一性や基板面間均一性が悪化したり、回転機構等に触れた金属汚染物質や有機汚染物質を伴ったガスが反応容器内に混入することで基板が汚染されたりしてしまうことがあるが、このような恐れを抑制することができる。
(3)反応容器の外周縁の第1部材にガス供給ポートを設けて、シールキャップの外周縁に設けたスプリングを有する第2部材にガス供給管を設けて、第1部材と第2部材との間にシール部材を介在させて、シールキャップが反応容器の閉塞時に第1部材と第2部材とシール部材との間にガス流路が形成されるようにしたので、ガス供給管と第2部材はシールキャップと一緒に移動が可能となるため、フッ素樹脂などの柔軟な配管を用いずとも、反応容器内を気密に閉塞しつつ、回転機構周辺にガスを供給することができる。
(4)第2部材102a、102bに設けられたスプリング67によりシール力を増すことができるため、シールキャップ52のシール部材を1重にできる。これにより、反応容器内の雰囲気に触れるシール部材を減らすことができる。特にマニホールドを石英等の非金属部材とする場合、熱容量が大きくなったり、熱透過率が高くなったりするため、シール部材が加熱されやすく、シール部材からのアウトガスやシール部材そのものが熱劣化したり、第2のガスと反応して腐食や劣化が生じがちであるが、1重にすることが可能であるため、このような恐れを低減することができる。そのため、高温での基板処理にも対応することができる。
(5)第1のガスの中空部へのガス供給路を反応容器やシールキャップに接触・混入させることなく設けているので、第1のガスが高温部を通過せずに中空部へ供給することができ、回転機構にある磁気シール等の耐熱性に劣る部位の熱劣化を抑制することができる。特にガス配管を低温領域であるシールキャップ下方に配設したため、第1のガスの高温化を抑制することができる。
なお、本発明の実施形態においては、第1部材100aに第1ガス供給ポート104を形成し、同体の第1部材100bに第1ガス排気ポート120を形成し、それぞれに、第2部材102a、102bを当接させたが、これに限らず、第1部材100に第1ガス供給ポート104を形成し、別体の第3部材123に第1ガス排気ポート120を形成し、これらのそれぞれに第2部材102a、102bを当接させてもよい。
また、第2部材102a、102bをシールキャップ52の周縁より大きい径で一体的に形成し、さらに、反応容器30の下端周縁より大きい径で一体的に形成し、この間にシールキャップ52や反応容器30の下端周縁より大きい径のシール部材を2重に挟み込んでもよい。
図5は、本発明の第2の実施形態である基板処理装置の主要部を示す。
本発明の第2の実施形態においては、第1の実施形態と比較すると、第1のガス排気ポート120、第4の配管122、第5の配管124、第6の配管128及び第2のガス流路129を設けていない点で相違する。
第1ガス供給ポート104から供給された第1のガスは、マニホールド28とシールキャップ52が当接した状態で、第1の配管106、第1のガス流路119、第2の配管110、第3の配管118を経由し、磁気シールユニットである回転機構58上部の第2中空部52dに第1のガスを供給する。そして、第2中空部52dまで供給された第1のガスは、第2隙間61及び第1隙間59を介して処理室24内に流れる。
本発明の第2の実施形態においては、第1の実施形態と比較すると、第1のガス排気ポート120、第4の配管122、第5の配管124、第6の配管128及び第2のガス流路129を設けていない点で相違する。
第1ガス供給ポート104から供給された第1のガスは、マニホールド28とシールキャップ52が当接した状態で、第1の配管106、第1のガス流路119、第2の配管110、第3の配管118を経由し、磁気シールユニットである回転機構58上部の第2中空部52dに第1のガスを供給する。そして、第2中空部52dまで供給された第1のガスは、第2隙間61及び第1隙間59を介して処理室24内に流れる。
以上のように本実施形態によれば、以下の少なくとも1つ以上の効果を奏する。
(1)反応容器内ではなく反応容器の外周縁にガス供給ポートを設け、シールキャップ内ではなくシールキャップの外周縁にシール部材を介して連通させるガス配管を設け、該ガス配管と回転軸の外周にある中空部に連通させたので、反応容器の形状を複雑にすることなく、中空部に第1のガスであるパージガス若しくは単独で成膜することができないプロセスガスを供給することができ、第2のガスである単独で成膜可能なプロセスガスや腐食性の高いプロセスガスや反応生成物を生成される混合されたプロセスガスの回転機構への回りこみを抑制し、回転機構への反応生成物の付着や回転機構の劣化を抑制することができる。
(2)反応容器の外周縁の第1部材にガス供給ポートを設けて、シールキャップの外周縁に設けたスプリングを有する第2部材にガス供給管を設けて、第1部材と第2部材との間にシール部材を介在させて、シールキャップが反応容器の閉塞時に第1部材と第2部材とシール部材との間にガス流路が形成されるようにしたので、ガス供給管と第2部材はシールキャップと一緒に移動が可能となるため、フッ素樹脂などの柔軟な配管を用いずとも、反応容器内を気密に閉塞しつつ、回転機構周辺にガスを供給することができる。
(3)第2部材102a、102bに設けられたスプリング67によりシール力を増すことができるため、シールキャップ52のシール部材を1重にできる。これにより、反応容器内の雰囲気に触れるシール部材を減らすことができる。特にマニホールドを石英等の非金属部材とする場合、熱容量が大きくなったり、熱透過率が高くなったりするため、シール部材が加熱されやすく、シール部材からのアウトガスやシール部材そのものが熱劣化したり、第2のガスと反応して腐食や劣化が生じがちであるが、1重にすることが可能であるため、このような恐れを低減することができる。そのため、高温での基板処理にも対応することができる。
(4)第1のガスの中空部へのガス供給路を反応容器やシールキャップに接触・混入させることなく設けているので、第1のガスが高温部を通過せずに中空部へ供給することができ、回転機構にある磁気シール等の耐熱性に劣る部位の熱劣化を抑制することができる。特にガス配管を低温領域であるシールキャップ下方に配設したため、第1のガスの高温化を抑制することができる。
(1)反応容器内ではなく反応容器の外周縁にガス供給ポートを設け、シールキャップ内ではなくシールキャップの外周縁にシール部材を介して連通させるガス配管を設け、該ガス配管と回転軸の外周にある中空部に連通させたので、反応容器の形状を複雑にすることなく、中空部に第1のガスであるパージガス若しくは単独で成膜することができないプロセスガスを供給することができ、第2のガスである単独で成膜可能なプロセスガスや腐食性の高いプロセスガスや反応生成物を生成される混合されたプロセスガスの回転機構への回りこみを抑制し、回転機構への反応生成物の付着や回転機構の劣化を抑制することができる。
(2)反応容器の外周縁の第1部材にガス供給ポートを設けて、シールキャップの外周縁に設けたスプリングを有する第2部材にガス供給管を設けて、第1部材と第2部材との間にシール部材を介在させて、シールキャップが反応容器の閉塞時に第1部材と第2部材とシール部材との間にガス流路が形成されるようにしたので、ガス供給管と第2部材はシールキャップと一緒に移動が可能となるため、フッ素樹脂などの柔軟な配管を用いずとも、反応容器内を気密に閉塞しつつ、回転機構周辺にガスを供給することができる。
(3)第2部材102a、102bに設けられたスプリング67によりシール力を増すことができるため、シールキャップ52のシール部材を1重にできる。これにより、反応容器内の雰囲気に触れるシール部材を減らすことができる。特にマニホールドを石英等の非金属部材とする場合、熱容量が大きくなったり、熱透過率が高くなったりするため、シール部材が加熱されやすく、シール部材からのアウトガスやシール部材そのものが熱劣化したり、第2のガスと反応して腐食や劣化が生じがちであるが、1重にすることが可能であるため、このような恐れを低減することができる。そのため、高温での基板処理にも対応することができる。
(4)第1のガスの中空部へのガス供給路を反応容器やシールキャップに接触・混入させることなく設けているので、第1のガスが高温部を通過せずに中空部へ供給することができ、回転機構にある磁気シール等の耐熱性に劣る部位の熱劣化を抑制することができる。特にガス配管を低温領域であるシールキャップ下方に配設したため、第1のガスの高温化を抑制することができる。
第1中空部52c、第2隙間61、第2中空部52dは、シールキャップに設けるように説明したが、回転機構58に設けるようにしても良い。
また、第2中空部52dはシールキャップカバー54若しくはシールキャップ52に設けるように説明したが、回転機構58に設けるようにしても良い。
本実施の形態では、シールキャップカバー54とシールキャップ52とは別体として説明したが広義には、シールキャップカバー54もシールキャップ52の一部として、シールキャップカバーとシールキャップとをまとめてシールキャップとしても良い。この場合、上述の実施形態1及び実施形態2に比べ、当該部分のサイズが大きくなってしまう点で劣るものの上述の実施形態1及び実施形態2と同様の効果を奏する。
また、第2中空部52dはシールキャップカバー54若しくはシールキャップ52に設けるように説明したが、回転機構58に設けるようにしても良い。
本実施の形態では、シールキャップカバー54とシールキャップ52とは別体として説明したが広義には、シールキャップカバー54もシールキャップ52の一部として、シールキャップカバーとシールキャップとをまとめてシールキャップとしても良い。この場合、上述の実施形態1及び実施形態2に比べ、当該部分のサイズが大きくなってしまう点で劣るものの上述の実施形態1及び実施形態2と同様の効果を奏する。
本発明によれば、フッ素樹脂などの柔軟な配管を用いず、かつ、シールキャップのOリングを極力少なくし、シールキャップに設けたボート回転機構の回転軸周辺へ、ガスを供給する基板処理装置及び半導体の製造方法を提供することができる。
本発明の一態様によれば、基板を処理する反応容器と、前記反応容器の下端外周縁に設けられる第1部材と、前記第1部材に設けられ、第1のガスを供給する第1ガス供給ポートと、前記反応容器の開口部を気密に閉塞するシールキャップと、前記シールキャップの外周縁に設けられ、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第1部材に第1シール部材と第2シール部材を介して当接する第2部材と、前記第1部材に設けられる第1ガス排気ポートと、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第1シール部材内の領域に形成され、前記第1ガス供給ポートと連通する第1ガス流路と、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第2シール部材内の領域に形成され、前記第1ガス排気ポートと連通する第2ガス流路と、前記シールキャップの貫通孔を貫通して設けられ、前記基板を支持して回転させる回転軸と、前記シールキャップの前記反応容器とは反対側に設けられ、前記回転軸を回転させる回転機構と、前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられ、前記貫通孔と回転軸との隙間を介して前記反応容器内に連通する第1中空部と、前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられ、前記貫通孔と回転軸との隙間を介して前記第1中空部に連通する第2中空部と、前記第2中空部と前記第1ガス流路とを連通させるガス配管と、前記第1中空部と前記第2ガス流路とを連通させるガス配管と、前記反応容器に設けられ前記反応容器内に第2ガスを供給する第2ガス供給ポートとを有する基板処理装置が提供される。
好ましくは、前記反応容器は、反応管と該反応管に連設されるマニホールドとで少なくとも画成されている。
好ましくは、前記マニホールドの前記反応管の内壁より内側に突き出された部位にインナーチューブが設けられている。
好ましくは、前記マニホールドは該反応管を加熱する加熱装置より外部に設けられ、非金属材であって、前記反応管の軸心に対し直交する方向の第一の厚さが前記反応管に隣接する位置の前記反応管の軸心と平行方向の第二の厚さより厚く形成され、少なくとも一部が前記反応管の内壁より内側に突き出される筒体であって、前記反応管の軸心に対し直交する方向の外壁から内壁にかけて配設されるガス供給部を有する。
1 ウエハ
10 基板処理装置
12 処理炉
20 アウターチューブ
22 インナーチューブ
24 処理室
28 マニホールド
30 反応容器
52 シールキャップ
52c 第1中空部
52d 第2中空部
58 回転機構
58a 回転軸
100a、100b 第1部材
102a、102b 第2部材
104 第1ガス供給ポート
114 第1シール部材
120 第1ガス排気ポート
126 第2シール部材
10 基板処理装置
12 処理炉
20 アウターチューブ
22 インナーチューブ
24 処理室
28 マニホールド
30 反応容器
52 シールキャップ
52c 第1中空部
52d 第2中空部
58 回転機構
58a 回転軸
100a、100b 第1部材
102a、102b 第2部材
104 第1ガス供給ポート
114 第1シール部材
120 第1ガス排気ポート
126 第2シール部材
Claims (3)
- 基板を処理する反応容器と、
前記反応容器の外周縁に設けられる第1部材と、
前記第1部材に設けられ、第1のガスを供給する第1ガス供給ポートと、
前記反応容器の開口部を気密に閉塞するシールキャップと、
前記シールキャップの外周縁に設けられ、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第1部材に第1シール部材と第2シール部材を介して当接する第2部材と、
前記第1部材に設けられる第1ガス排気ポートと、
前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第1シール部材内の領域に形成され、前記第1ガス供給ポートと連通する第1ガス流路と、
前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第2シール部材内の領域に形成され、前記第1ガス排気ポートと連通する第2ガス流路と、
前記シールキャップを貫通して設けられ、前記基板を支持して回転させる回転軸と、
前記シールキャップの前記反応容器とは反対側に設けられ、前記回転軸を回転させる回転機構と、
前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられ、前記シールキャップ若しくは前記回転機構と、前記回転軸との間の第1隙間を介して前記反応容器内に連通する第1中空部と、
前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられ、前記シールキャップ若しくは前記回転機構と、前記回転軸との間の第2隙間を介して前記第1中空部に連通する第2中空部と、
前記第2中空部と前記第1ガス流路とを連通させる第1ガス配管と、
前記第1中空部と前記第2ガス流路とを連通させる第2ガス配管と、
前記反応容器に設けられ前記反応容器内に第2ガスを供給する第2ガス供給ポートとを有する基板処理装置。 - 基板を処理する反応容器と、
前記反応容器の外周縁に設けられる第1部材と、
前記第1部材に設けられ、第1のガスを供給する第1ガス供給ポートと、
前記反応容器の開口部を気密に閉塞するシールキャップと、
前記シールキャップの外周縁に設けられ、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第1部材に第1シール部材を介して当接する第2部材と、
前記反応容器の外周縁に設けられる第3部材と、
前記第3部材に設けられる第1ガス排気ポートと、
前記シールキャップの外周縁に設けられ、前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第3部材に第2シール部材を介して当接する第4部材と、
前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第1シール部材内の領域に形成され、前記第1ガス供給ポートと連通する第1ガス流路と、
前記シールキャップが前記開口部を気密に閉塞する際に前記第2シール部材内の領域に形成され、前記第1ガス排気ポートと連通する第2ガス流路と、
前記シールキャップを貫通して設けられ、前記基板を支持して回転させる回転軸と、
前記シールキャップの前記反応容器とは反対側に設けられ、前記回転軸を回転させる回転機構と、
前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられ、前記シールキャップ若しくは前記回転機構と回転軸との間の第1隙間を介して前記反応容器内に連通する第1中空部と、
前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられ、前記シールキャップ若しくは前記回転機構と回転軸との間の第2隙間を介して前記第1中空部に連通する第2中空部と、
前記第2中空部と前記第1ガス流路とを連通させる第1ガス配管と、
前記第1中空部と前記第2ガス流路とを連通させる第2ガス配管と、
前記反応容器に設けられ前記反応容器内に第2ガスを供給する第2ガス供給ポートとを有する基板処理装置。 - 基板を反応容器内に搬入する工程と、
シールキャップで前記反応容器の開口部を気密に閉塞しつつ、前記反応容器の外周縁に設けられる第1部材に前記反応容器若しくは前記シールキャップの外周縁で第1シール部材及び第2シール部材を介して第2部材を当接させることで前記第1シール部材内に第1ガス流路を形成し前記第2シール部材内に第2ガス流路を形成する工程と、
前記第1部材に設けられた第1ガス供給ポートから、前記第1ガス流路及び第1ガス配管を介して前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられた第1中空部に第1のガスを供給し、前記シールキャップ若しくは回転機構と回転軸との間の第1隙間を介して前記シールキャップ若しくは前記回転機構に設けられた第2中空部に第1のガスを供給しつつ、前記第2中空部から第2ガス配管及び前記第2ガス流路を介して前記第1部材に設けられた第1ガス排気ポートから排気するとともに、前記反応容器に設けられた第2ガス供給ポートから前記反応容器内に第2ガスを供給して基板を処理する工程とを有する半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008216493A JP2010056124A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 基板処理装置および半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008216493A JP2010056124A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 基板処理装置および半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010056124A true JP2010056124A (ja) | 2010-03-11 |
Family
ID=42071762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008216493A Pending JP2010056124A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 基板処理装置および半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010056124A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015084375A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 光洋サーモシステム株式会社 | 熱処理装置 |
JP2017135398A (ja) * | 2017-03-21 | 2017-08-03 | 光洋サーモシステム株式会社 | 熱処理装置 |
JP2021116846A (ja) * | 2020-01-24 | 2021-08-10 | Ckd株式会社 | バタフライバルブ |
-
2008
- 2008-08-26 JP JP2008216493A patent/JP2010056124A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015084375A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 光洋サーモシステム株式会社 | 熱処理装置 |
JP2017135398A (ja) * | 2017-03-21 | 2017-08-03 | 光洋サーモシステム株式会社 | 熱処理装置 |
JP2021116846A (ja) * | 2020-01-24 | 2021-08-10 | Ckd株式会社 | バタフライバルブ |
JP7242582B2 (ja) | 2020-01-24 | 2023-03-20 | Ckd株式会社 | バタフライバルブ |
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