JP2006100091A - 燃料電池セルスタック及び燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】集電部材20の外周部に、前記燃料電池セル3に引掛けて固定するためのカギ形状に加工されたフック部20cが備えられている。
【効果】 前記フック部20cを、前記燃料電池セル3に引掛けて固定することができるため、燃料電池運転中に集電部材が緩む、または外れることが無くなり、接触抵抗を低減することができる。
【選択図】図5
Description
いずれの形態においても、燃料電池では、一般的に、これらの燃料電池セルを複数、電気的に連結して発電装置を形成している。
前記平板形燃料電池セルの場合には、熱衝撃に弱いという欠点はあるものの、空気極、燃料極ともにガスを流通させる流路が形成されており、電極に十分にガスが供給できるため、集電部材は、ガスの供給を特別に考慮したものではなく、また、その必要もなかった。
また、金属フェルトを接触させる方法では、燃料電池運転中に接触部が緩む、または外れることにより接触抵抗が増大するという問題があった。
また本発明は、長期間にわたって優れた発電性能を維持できる燃料電池セルスタック及びその燃料電池セルスタックを備えた燃料電池を提供することを目的とする。
この構成によれば、前記フック部を、前記燃料電池セルに引掛けて固定することができるため、燃料電池運転中に集電部材が緩む、または外れることが無くなり、接触抵抗を低減することができる。
前記集電部材は板状体から形成され、前記フック部は断面視して、集電部材の主面一側部から一方向に向かって形成され、集電部材の主面他側部から逆方向に向かって形成されているものであれば、フック部をS字状に形成することができ、隣接しあう燃料電池セルの両方を、それぞれ一側面から固定することができる。
前記集電部材は板状体から形成され、前記第一の集電片、第二の集電片のいずれか又は両方は、前記板状体を、当該板状体と燃料電池セルとの間に空間が存在するように加工・形成したものであることが望ましい。板状体と燃料電池セルとの間に空間を空気または燃料ガスが流通して、電極に十分にガスを供給することができる。
本発明の燃料電池セルスタックは、配列された複数の燃料電池セルと、前記燃料電池セル列の両側に配置された端部導電部材が形成されたセル押え部材と、前記燃料電池セル間及び前記燃料電池セルと前記セル押え部材との間にそれぞれ配置された集電部材とを備える燃料電池セルスタックであって、前記セルスタックの最も外側に配置された燃料電池セルと前記セル押え部材との間に配置された集電部材の一部に、前記燃料電池セルを固定するためのフック部が備えられていることを特徴とする。
前記集電部材は、前記端部導電部材に接続される第一の集電片と、燃料電池セルに接続される第二の集電片とを有するものである。第一の集電片及び第二の集電片を備えることにより、前記端部導電部材と燃料電池セルとを電気的に接続することができる。
前記集電部材は、さらにセルスタックで発生した電力を取り出すための電極端子を有することが好ましい。この構造であれば、前記端部導電部材に電極端子を設けなくても、簡単にセルスタックで発生した電力を取り出すことができる。また、端部導電部材の電気的な抵抗を低くでき、燃料電池としての性能低下を防ぐことができる。
また、本発明の燃料電池は、前記燃料電池セルスタックを、ハウジング内に収容してなるものであり、長期間にわたって優れた発電性能を維持できる。
図1は、燃料電池に使用される発電ユニット1a〜1dの集合体を示す斜視図である。
発電ユニット1a〜1dは、一方向(図1において紙面左上から右下の方向)に細長く延びる直方体形状の燃料ガスマニホールド2a〜2dを具備している。
燃料ガスマニホールド2a〜2dの上壁には、複数の燃料電池セル3からなる燃料電池セルスタック4a〜4dが装着されている。一枚の燃料電池セル3は、上下方向に細長く延びた中空平板状をなしている。燃料電池セルスタック4a〜4dは、このような燃料電池セル3を、燃料ガスマニホールドの一方向に沿って複数個縦列配置して構成されている。
導電性支持体10は、平坦な表裏両面と断面半円形状の両側面とを有する。導電性支持体10にはこれを、図2の紙面垂直方向に貫通する複数個(図示の場合は6個)の燃料ガス通路16が形成されている。
前記導電性支持体10は、燃料ガスを燃料極11まで透過させるためにガス透過性であること、そしてまたインターコネクタ14を介して集電するために導電性であることが要求される。かかる要求を満足するために多孔質の導電性セラミック(若しくはサーメット)が用いられる。
燃料極11は、多孔質の導電性セラミック、例えば希土類元素が固溶しているZrO2(安定化ジルコニアと称される)とNi及び/又はNiOとの混合体から形成することができる。
空気極13は所謂ABO3型のペロブスカイト型酸化物からなる導電セラミックにより形成することができる。空気極13はガス透過性を有していることが必要であり、開気孔率が20%以上、特に30〜50%の範囲にあることが好ましい。
燃料電池セルスタック4a〜4dは、燃料電池セルスタック4a〜4dの両端に位置するセル押さえ部材29によって両側面から抑えられ、固定される。セル押さえ部材29は、燃料ガスマニホールド2a〜2dの両側面に支持固定された中実棒状の剛体壁であり、耐熱性を有し、酸化還元に強いセラミックスや合金から形成されている。
図3(a),(b)において、インターコネクタ14は、導電性支持体10の一方の平坦部の表面に、接触層15を介して設けられている。燃料極11は、導電性支持体10の他方の平坦部の表面に積層されており、反対側表面に形成されているインターコネクタ14の両側端部にまで延びている。さらに、燃料極11の全面を覆うように、固体電解質12が積層され、その両端面は、インターコネクタ14の両側端部に接触されている。空気極13は、導電性支持体10のインターコネクタ14が形成されていない平坦部の表面において、固体電解質12上に積層されている。インターコネクタ14の上面には、集電部材20との接触をオーム接触として抵抗を下げるためのP型半導体17を形成してもよい。このようなP型半導体としては、遷移金属ペロブスカイト型酸化物を例示することができる。
以下、本発明の集電部材20の形状を、図5〜図7を用いて説明する。
本発明の燃料電池に用いられる集電部材20は、集電ロスを低減させることが重要である。このために、空気極13との接触面積が広いほうが望ましいが、接触面積が広くなるほど空気の流通が悪くなる。そこで、例えば、図5、図6、図7に示すように燃料電池セル3の縦長方向に沿って、空気極13に当接する部分と当接しない部分が交互に存在する、いわゆる櫛歯形状の集電片20aが形成された集電部材20を用いることが望ましい。
図5(a)は、長方形状の板状体の前部及び後部に、左右から板状体の前後辺に平行に、中央部分20bを残してそれぞれ切込み20dを入れ、切込み20dに挟まれた内側部分を櫛歯形状に加工して上方側に折り返して、上側に隣接する燃料電池セル3に当接する集電片20aとし、切込み20dの外側部分を反対方向にアール状に折り返して、当該燃料電池セル3を抱えるフック部20cとした集電部材20を示す。フック部20cの曲率半径は、燃料電池セル3の両側面に整合するように、燃料電池セル3の両側面の半径とほぼ等しくなるように設定されている。
図7(b)は、この集電部材20を燃料電池セル3に接触させた状態を示す。燃料電池セル3のインターコネクタ14の上に形成されたP型半導体層17には、集電部材20のフック部20cの下面及び前記短いピッチで切り込まれた部分で下に折り曲げられた部分が接触している。また、前記フック部20cによって、燃料電池セル3が抱えられている。この燃料電池セル3の空気極13は、図示しないが、この燃料電池セル3の下側に設置される燃料電池セル3の集電部材20の集電片20aに当接される。集電片20aは、交互に1本ずつ折り返されているから、隙間があり、空気極13には十分な空気が供給される。なお、フック部20cの長さは、当該燃料電池セル3の空気極13と接触して短絡しないように、所定の長さに設定されている。
図9(b)は、この集電部材20を燃料電池セル3に接触させた状態を示す。燃料電池セル3のインターコネクタ14の上に形成されたP型半導体層17には、集電部材20のフック部20c及び前記中央部分20bの下面が接触している。また、前記フック部20cによって、燃料電池セル3が両側から抱えられている。この燃料電池セル3の空気極13は、図示しないが、この燃料電池セル3の下側に設置される集電部材20の折り返された集電片20aに当接される。集電片20aは、中央部分20bから少し上に持ち上げられているから、上側のセルの空気極13との間に隙間があり、空気極13には十分な空気が供給される。なお、フック部20cの長さは、当該燃料電池セル3の空気極13と接触して短絡しないように、所定の長さに設定されている。
図10(b)は、この集電部材20を燃料電池セル3に接触させた状態を示す。燃料電池セル3のインターコネクタ14の上に形成されたP型半導体層17に、集電部材20のフック部20c及び前記中央部分の下面が接触している。また、前記フック部20cによって、燃料電池セル3が両側から抱えられている。この燃料電池セル3の空気極13は、図示しないが、この燃料電池セル3の下側に設置される燃料電池セル3の集電部材20の折り返された集電片20aに当接される。集電片20aは、多数の網目が形成されているから、隙間があり、上側のセルの空気極13には十分な空気が供給される。なお、フック部20cの長さは、当該燃料電池セル3の空気極13と接触して短絡しないように、所定の長さに設定されている。なお、この例においても、集電部材20のフック部20cが前後両端にあるだけなので、前記短絡防止用の絶縁層18が両端に形成されたタイプの燃料電池セル3を用いれば、燃料電池セル3を上下反対にした設置が可能である。
図11(b)は、この集電部材20を燃料電池セル3に接触させた状態を示す。燃料電池セル3のインターコネクタ14の上に形成されたP型半導体層17に、集電部材20のフック部20c及び前記中央部分の下面が接触している。また、前記フック部20cによって、燃料電池セル3が両側から抱えられている。この燃料電池セル3の空気極13は、図示しないが、この燃料電池セル3の下側に設置される燃料電池セル3の集電部材20の折り返された集電片20aに当接される。集電片20aは、多数の孔が形成されているから、隙間があり、上側のセルの空気極13には十分な空気が供給される。なお、フック部20cの長さは、当該燃料電池セル3の空気極13と接触して短絡しないように、所定の長さに設定されている。なお、この例においても、集電部材20のフック部20cが前後両端にあるだけなので、前記短絡防止用の絶縁層18が両端に形成されたタイプの燃料電池セル3を用いれば、燃料電池セル3を上下反対にした設置が可能である。
図12(b)は、この集電部材20を燃料電池セル3に接触させた状態を示す。燃料電池セル3のインターコネクタ14の上に形成されたP型半導体層17に、集電部材20のフック部20c及び前記中央部分の下面が接触している。また、前記フック部20cによって、燃料電池セル3が両側から抱えられている。この燃料電池セル3の空気極13は、図示しないが、この燃料電池セル3の下側に設置される燃料電池セル3の集電部材20の集電片20aに当接される。集電片20aは、多数の凸部が形成されているから、上側のセルの空気極13に当接しても隙間が生じて、空気極13には十分な空気が供給される。なお、フック部20cの長さは、当該燃料電池セル3の空気極13と接触して短絡しないように、所定の長さに設定されている。なお、この例においても、集電部材20のフック部20cが前後両端にあるだけなので、前記短絡防止用の絶縁層18が両端に形成されたタイプの燃料電池セル3を用いれば、燃料電池セル3を上下反対にした設置が可能である。
図13(a)は、長方形状の板状体の前部及び後部に、左右から板状体の前後辺と平行に、中央部分20bを残してそれぞれ切込み20dを入れ、切込み20dに挟まれた内側部分を櫛歯形状に加工して上方側に折り返して、上側に隣接する燃料電池セル3に当接する集電片20aとし、切込み20dの外側部分の一方を反対方向にアール状に折り返し、他方を集電片20aの折り返し方向と同一方向にて折り返し、当該燃料電池セル3を抱えるフック部20cとした集電部材20を示す。フック部20cの曲率半径は、燃料電池セル3の両側面に整合するように、燃料電池セル3の両側面の半径とほぼ等しくなるように設定されている。
図14(a)は、長方形状の板状体の前部及び後部に、左右から板状体の前後辺に平行に、中央部分20bを残してそれぞれ切込み20dを入れ、切込み20dに挟まれた内側部分をさらに短いピッチで切れ込み加工し、その切り込まれた部分を1本おきに一方側に折り曲げて集電片20aを形成し、切込み20dの外側部分を同方向及び反対方向にそれぞれアール状に折り返してフック部20cとした集電部材20を示す。
図15(a)は、長方形状の板状体の中央に、前から後にかけてリッジ状の部分20bを形成しておき、その後図14(a)と同様の加工を施した集電部材20を示す。
図17は、長方形状の板状体の左右から板状体の前後辺に平行に、中央部分20bを残して複数の(図では8つの)切込み20eを入れ、切込み20eに挟まれた部分を交互に折り曲げた集電部材20を示す。中央部分20bの右側において、上に折り曲げた部分は、空気極13に当接する集電片20aとなり、下に折り曲げられた部分は下側に隣接する燃料電池セル3のインターコネクタ14に当接する集電片となる。集電片20aは、中央部分20bから少し上に持ち上げられているから、空気極13との間に隙間があり、空気極13には十分な空気が供給される。そして、前記上側に折り曲げられた集電片20aの先端は、アール状に上向きに折り返されフック部20cを形成する。中央部分20bの左側において、上に持ち上げられた部分は、空気極13に当接する集電片20aとなり、下に折り曲げられた部分は下側に隣接する燃料電池セル3のインターコネクタ14に当接する集電片となる。そして、前記下に折り曲げられた集電片の先端は、アール状に下向きに折り返されフック部20cを形成する。この上向きのフック部20cによって、燃料電池セル3を保持し、下向きのフック部20cによって、下側に隣接する燃料電池セル3を保持する。
図21(a)は、長方形状の板状体の前部及び後部に、左右から板状体の前後辺に平行に、中央部分20bを残してそれぞれ切込み20dを入れ、切込み20dに挟まれた内側部分をさらに短いピッチで切れ込み加工し、その切り込まれた部分を1本おきに、上方に折り曲げて集電片20aを形成するとともに、上方にアール状に折り返して上フック部20c′を形成し、切込み20dの外側部分を反対方向にアール状に折り返して下フック部20cを形成した集電部材20を示す。
図22(a)は、長方形状の板状体の前部及び後部に、左右から板状体の前後辺に平行に、中央部分20bを残してそれぞれ切込み20dを入れ、切込み20dに挟まれた内側部分をさらに短いピッチで切れ込み加工し、その切り込まれた部分を1本おきに持ち上げて上方にアール状に折り返して上フック部20c′を形成し、切込み20dの外側部分を反対方向にそれぞれアール状に折り返して下フック部20cとした集電部材20を示す。上方にアール状に折り返された上フック部20c′の基底部分は、集電片20aを兼ねている。
図23(a)は、長方形状の板状体の中央に、前から後にかけてリッジ状の部分20bを形成しておき、その後図22(a)と同様の加工を施した集電部材20を示す。
図25(a)は、フック部21c及び電極端子21dとなる突起部を有する長方形状の板状体の辺に近い部分に、中央部21bを残して枠状の切り込みを入れ、枠21eの内部にある板状体の左右から、前後辺に平行に複数の櫛歯を形成し、上側に持ち上げてセルスタック4a〜4dの端部導電部材22に当接する集電片21aとした集電部材21を示す。前記中央部21bの基端部は、燃料電池セル3のインターコネクタ14に当接する集電部となる。枠21eに形成されている電極端子21dは、セルスタック4a〜4dの取り出し電極となる。
また、集電片20a,21aを複数の切片(図5,6,7,13,14,15,17,21,22,23,24)、櫛歯(図8,16,25,26)、又は網目(図10,18)、孔(図11,19)若しくは突起(図12,20)が形成された板片により形成しているため、燃料電池セル3とは面接触となり、従来のようなフェルト状の集電部材よりも燃料電池セル3に当接する面積が大きくなり、集電特性を向上できる。
また、集電部材21は板状体から形成されるため弾性定数も大きく、振動等が生じたとしても燃料電池セル3との十分な接触を長期間確保できる。さらに、収納容器内が高温となった場合でも、従来のフェルト状の集電部材と比べて焼結しにくい。
図27を参照して説明すると、燃料電池組立体は略直方体形状のハウジングHを具備している。このハウジングHの壁面には適宜の断熱材料から形成された断熱壁、すなわち上断熱壁26、下断熱壁28、右側断熱壁23、左側断熱壁24、前断熱壁(図示せず)及び後断熱壁(図示せず)が配設されている。
前断熱壁及び/又は後断熱壁は着脱自在あるいは開閉自在に装着されており、前断熱壁及び/又は後断熱壁を離脱あるいは開動することによって発電燃焼室25内にアクセスすることができる。所望ならば、各断熱壁の外面に金属板などの外壁を配設することができる。
ハウジングHには、空気供給管54が設けられており、この空気供給管54は、上断熱壁26を貫通し、外部から室温程度の空気を後述する熱交換器34に取り込むようになっている。
一方、発電ユニット1a〜1dの上部には、改質ケース27a?27dが設けられている。改質ケース27a〜27dは、図1に示すように、燃料電池セルスタック4a〜4dの上方を細長く延びるほぼ直方体形状の管である。
被改質ガス供給管82aは都市ガス等の炭化水素ガスなどの被改質ガス供給源(図示していない)に接続されており、被改質ガス供給管82aを介して改質ケース27aに被改質ガスが供給される。改質ケース27a内には燃料ガスを水素リッチな燃料ガスに改質するための適宜の改質触媒が収容されている。
被改質ガス供給管、燃料ガス送給管の配置に関しては、発電ユニット1cは上述した発電ユニット1aと実質上同一であり、発電ユニット1b及び1dは、発電ユニット1a及び1cに対して前後方向が逆に配置されているところが異なっている。すなわち、改質ケース27b及び27dと燃料ガスマニホールド2b及び2dとを接続する燃料ガス送給管(図示していない)が後側に配置され、被改質ガス供給管82b及び82dが改質ケースから下方に延び、ハウジングHの下を通ってハウジングH外に延出している。
1/2O2+2e-→O2-(固体電解質)
の電極反応が生成され、燃料極において、
O2-(固体電解質)+H2→H2O+2e-
の電極反応が生成されて、発電される。
そしてまた、燃焼ガスが熱交換器34の排出路30をジグザグ状に流動せしめられる際には、二重筒体50から導入された空気が熱交換器34の流入路をジグザグ状に流動せしめられる。かくして燃焼ガスと空気との間で効果的に熱交換されて空気が予熱される。
2a〜2d 燃料ガスマニホールド
3 燃料電池セル3
4a〜4d 燃料電池セルスタック
10 導電性支持体
11 内側電極、燃料極
12 固体電解質
13 外側電極、空気極
14 インターコネクタ
16 内部ガス流路
17 P型半導体
18 絶縁層
20,21 集電部材
20a 集電片
20b 中央部分
20c フック部
20c′ 上フック部
20d 切り込み
20e 切り込み
20f 空洞
21a 板状集電部材の集電片
21b 板状集電部材の基部
21c フック部
21d 電極端子
21e 枠
22 端部導電部材
29 セル押さえ部材
Claims (14)
- 配列された複数の燃料電池セルの間に集電部材を配置することにより、前記燃料電池セル同士を、前記集電部材を介して電気的に接続してなる燃料電池セルスタックにおいて、
前記集電部材の一部に、前記燃料電池セルを固定するためのフック部が備えられていることを特徴とする燃料電池セルスタック。 - 前記集電部材は、一方の燃料電池セルに接続される第一の集電片と、これに隣接する他方の燃料電池セルに接続される第二の集電片とを有し、前記フック部は、前記一方又は他方の燃料電池セルのうちいずれか又は両方を固定するものである請求項1記載の燃料電池セルスタック。
- 前記集電部材は板状体から形成され、前記フック部は断面視して、集電部材の主面両側部から同一方向に向かって形成されている請求項1又は請求項2記載の燃料電池セルスタック。
- 前記集電部材は板状体から形成され、前記フック部は断面視して、集電部材の主面一側部から一方向に向かって形成され、集電部材の主面他側部から逆方向に向かって形成されている請求項1又は請求項2記載の燃料電池セルスタック。
- 前記集電部材は板状体から形成され、前記フック部は断面視して、集電部材の主面両側部から互いに逆方向に向かって形成されている請求項1又は請求項2記載の燃料電池セルスタック。
- 前記集電部材は板状体から形成され、前記第一の集電片、第二の集電片のいずれか又は両方は、前記板状体を、当該板状体と燃料電池セルとの間に空間が存在するように加工して形成されたものである請求項2記載の燃料電池セルスタック。
- 前記第一の集電片、第二の集電片のいずれか又は両方は、次の(a)から(f)のいずれかの方法により形成されたものである請求項6記載の燃料電池セルスタック。
(a)前記板状体の一部を折り返して形成する。
(b)前記板状体の一部を持ち上げて形成する。
(c)前記板状体の一部を櫛歯状に形成する。
(d)前記板状体の一部を網状に形成する。
(e)前記板状体の一部を多数の孔を設ける。
(f)前記板状体の一部に多数の凸部を設ける。 - 前記燃料電池セルの前記フック部が当接する部分には、絶縁層が形成されている請求項1から請求項7のいずれかに記載の燃料電池セルスタック。
- 配列された複数の燃料電池セルと、前記燃料電池セル列の両側に配置された端部導電部材が形成されたセル押え部材と、前記燃料電池セル間及び前記燃料電池セルと前記セル押え部材との間にそれぞれ配置された集電部材とを備える燃料電池セルスタックであって、
前記セルスタックの最も外側に配置された燃料電池セルと前記セル押え部材との間に配置された集電部材の一部に、前記燃料電池セルを固定するためのフック部が備えられていることを特徴とする燃料電池セルスタック。 - 前記集電部材は、前記端部導電部材に接続される第一の集電片と、燃料電池セルに接続される第二の集電片とを有する請求項9記載の燃料電池セルスタック。
- 前記集電部材は板状体から形成され、前記フック部は断面視して、集電部材の主面両側部から同一方向に向かって形成されている請求項9又は請求項10記載の燃料電池セルスタック。
- 前記集電部材は、さらにセルスタックで発生した電力を取り出すための電極端子を有する請求項10記載又は請求項11記載の燃料電池セルスタック。
- 前記燃料電池セルには、内側電極、固体電解質及び外側電極が形成され、前記固体電解質及び外側電極が形成されていない部位の表面には前記内側電極とつながるインターコネクタが形成されている請求項1から請求項12のいずれかに記載の燃料電池セルスタック。
- 前記請求項1から請求項13のいずれかに記載の燃料電池セルスタックを、ハウジング内に収容してなることを特徴とする燃料電池。
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