JP2006099877A - 同期型半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】同期型半導体記憶装置のリフレッシュ動作の高速化とデータバス効率の向上を図る。
【解決手段】複数のワード線WLと複数のカラム選択線CSLをマトリックス状に配置した交差部にメモリセルを備えるメモリセルアレイを分割して構成された複数のバンク180〜183と、複数のバンクに共通に配置されたリフレッシュロウアドレスカウンタ6と、リフレッシュ実行回数をカウントするリフレッシュ動作実行回数検知回路16を備え,リフレッシュロウアドレスカウンタ6に対して制御信号CTを出力するリフレッシュコントローラ8と、リフレッシュコントローラ8に接続され、オートリフレッシュ動作において第1のオートリフレッシュコマンド入力の際にリフレッシュ選択するバンクアドレスを受け取り、受け取ったリフレッシュバンクアドレスに従ってバンク180〜183を選択するバンク選択回路140〜143とを備える同期型半導体記憶装置。
【選択図】図1
【解決手段】複数のワード線WLと複数のカラム選択線CSLをマトリックス状に配置した交差部にメモリセルを備えるメモリセルアレイを分割して構成された複数のバンク180〜183と、複数のバンクに共通に配置されたリフレッシュロウアドレスカウンタ6と、リフレッシュ実行回数をカウントするリフレッシュ動作実行回数検知回路16を備え,リフレッシュロウアドレスカウンタ6に対して制御信号CTを出力するリフレッシュコントローラ8と、リフレッシュコントローラ8に接続され、オートリフレッシュ動作において第1のオートリフレッシュコマンド入力の際にリフレッシュ選択するバンクアドレスを受け取り、受け取ったリフレッシュバンクアドレスに従ってバンク180〜183を選択するバンク選択回路140〜143とを備える同期型半導体記憶装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、同期型半導体記憶装置に係り、特にリフレッシュ動作が必要なダイナミック型メモリセルであって、外部クロックに同期して動作する同期型半導体メモリのリフレッシュ動作の高速化とデータバス効率の向上化に関する。
従来のシンクロナス・ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(SDRAM)では、メモリセルアレイを複数バンクに分割して、バンクを切り替えながら外部からのクロックに同期してデータの読み書きを連続して行うことができる。更に2倍のデータ転送レートを実現するダブルデータレート型のSDRAM(DDR-SDRAM)など高速データレートを目的としたメモリが近年主流になっている。しかしながら、ネットワーク系などランダムサイクルが重要なアプリケーションでは、同一バンク自体の動作を速くする必要がある。この問題を解決するのがダブルデータレート型ファーストサイクル・ランダムアクセスメモリ(DDR-FCRAM)である。DDR-FCRAMは、DDR-SDRAMのようにメモリセルアレイを複数バンクに分割し、外部クロックに同期して連続的に高速で読み書き動作が実現できる。DDR-FCRAMは、ダブルデータレートでデータ転送できるのみではなく、メモリセルアレイ動作の改良や新しいライトシステム方式によりランダムサイクルの高速化を実現しており、ネットワーク系などのアプリケーションで注目されている。
しかし、DRAMセルの特性上リフレッシュ動作が必要であり、更なるシステム全体のバス効率を上げるには、リフレッシュサイクル時間を高速化し、リフレッシュによるディスターブ時間を低減することが重要となってきている。
オートリフレッシュサイクル時間の高速化を実現できる同期型半導体記憶装置としては、既に、リフレッシュコマンド体系を見直し、リフレッシュ動作の高速化ができる方法が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、データバスに着目してみると、リフレッシュ動作によりデータバスはリードデータ乃至ライトデータを入出力できない期間が存在し、システムとしてのデータ転送効率を妨げてしまっている状態となっている。即ち、リフレッシュ動作の期間、データバスはディスターブされる結果となり、システムとしてデータ転送効率を上げることができない。又、バンク毎にリフレッシュ指定できるようにするためには、バンク毎に独立したリフレッシュロウアドレスカウンタ及びリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号等を設ける必要がある。更に、バンク数が増えていくと、リフレッシュ回路規模が飛躍的に増大し、チップサイズが大きくなる。
又、オートリフレッシュ動作は、内部で自動発生するバンク選択とリフレッシュロウアドレスカウンタによって自動的にリフレッシュを行う動作体系であるが、外部からはどのバンクをリフレッシュ動作しているか否かが判断できない。このため、オートリフレッシュ動作が終了までの期間はリード動作乃至リードライト動作中はオートリフレッシュ動作を行うことが出来ない。データバス効率を考慮すると、リフレッシュ動作によるディスターブ期間が存在し、システムとしてのデータバス稼働率を向上することができないという問題点が存在する。
特開2004−145956号公報
本発明は、同期型半導体記憶装置において、リフレッシュ動作の高速化とデータバス効率の向上を図る。
本発明の実施の形態の特徴は、(イ)複数のワード線と複数のカラム選択線をマトリックス状に配置した交差部にメモリセルを備える複数のバンクと、(ロ)複数のバンクに共通に配置されたリフレッシュロウアドレスカウンタと、(ハ)リフレッシュ実行回数をカウントするリフレッシュ動作実行回数検知回路を備え,リフレッシュロウアドレスカウンタに制御信号を出力するリフレッシュコントローラと、(ニ)リフレッシュコントローラに接続され、オートリフレッシュ動作において第1のオートリフレッシュコマンド入力の際にリフレッシュ選択するバンクアドレスを受け取り、受け取ったリフレッシュバンクアドレスに従ってバンクを選択するバンク選択回路とを備える同期型半導体記憶装置であることを要旨とする。
本発明の同期型半導体記憶装置によれば、リフレッシュ動作の高速化とデータバス効率の向上を図ることができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各ブロックの平面寸法、各回路ブロックの平面寸法、各タイミングチャートの横軸の長さ等は現実のものとは異なることに留意すべきである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
又、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各ブロックの構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[第1の実施の形態]
以下、具体的に図を参照し、本発明の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置のリフレッシュ動作を説明する。図11はFCRAMのライト動作,リード動作及びオートリフレッシュ動作のコマンドテーブルであり、図12はFCRAMのコマンド入力を説明するコマンド入力タイミング図、図13は本発明の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置のリフレッシュ動作に関係する模式的ブロック構成図、図14は一例としてのリード動作とライト動作を組み合わせたオートリフレッシュ動作における動作タイミング図である。
以下、具体的に図を参照し、本発明の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置のリフレッシュ動作を説明する。図11はFCRAMのライト動作,リード動作及びオートリフレッシュ動作のコマンドテーブルであり、図12はFCRAMのコマンド入力を説明するコマンド入力タイミング図、図13は本発明の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置のリフレッシュ動作に関係する模式的ブロック構成図、図14は一例としてのリード動作とライト動作を組み合わせたオートリフレッシュ動作における動作タイミング図である。
(コマンドテーブル)
図11に示すように、例えばリードコマンドの受付は図12に示すクロック信号CLKの立上りエッジとクロック信号CLKに対して逆相のクロック信号 /CLKの立下りエッジのクロスポイント、即ち時刻t1に対し、コマンドテーブルで定めた第1コマンドRDA、即ちチップセレクトピン(/CS)=L(ローレベル),ファンクションピン(FN)=H(ハイレベル),リフレッシュピン(/REF)=Hを入力し、かつ、バンクアドレスBAとアドレスUAを入力する。
図11に示すように、例えばリードコマンドの受付は図12に示すクロック信号CLKの立上りエッジとクロック信号CLKに対して逆相のクロック信号 /CLKの立下りエッジのクロスポイント、即ち時刻t1に対し、コマンドテーブルで定めた第1コマンドRDA、即ちチップセレクトピン(/CS)=L(ローレベル),ファンクションピン(FN)=H(ハイレベル),リフレッシュピン(/REF)=Hを入力し、かつ、バンクアドレスBAとアドレスUAを入力する。
次の1クロック後の時刻t2に第2コマンドLAL、即ち、/CS=H,/PD=Hを入力し、カラムアドレスLAを入力することでリードコマンドを受け付ける。なお、第2コマンドテーブルのFN=Xは、ドントケア(不定状態)を意味する。上述のようにFCRAMのコマンド体系は、第1コマンド入力と第2コマンド入力によって成り立っている。
ライトコマンドにおいても、上述のように第1コマンドでWRAを、第2コマンドでLALを入力することで成立する。オートリフレッシュにおいては、第1コマンドでREFR、即ち、/CS=L, FN=L, /PD=Lを入力し、第2コマンドでREFA、即ち/CS=H, /PD=Hを入力する。
(リフレッシュ動作に関係する模式的ブロック構成)
本発明の実施の形態に係るリフレッシュ動作に関係する模式的ブロック構成は、図13に示すように、バンクアドレスバッファ2と、アドレスバッファ4と、バンクアドレスバッファ2及びアドレスバッファ4に接続され,メモリセルアレイを複数のバンクに分割して構成されたバンク(0)〜バンク(3)にそれぞれ対応するバンク選択回路140〜143と、バンク選択回路140〜143にそれぞれ接続されたロウデコーダ160〜163と、ロウデコーダ160〜163にそれぞれ接続されたバンク(0)〜バンク(3)を表示するバンク180〜183と、アドレスバッファ4に接続されたリフレッシュロウアドレスカウンタ6と、リフレッシュロウアドレスカウンタ6に接続され,かつバンク選択回路140〜143に接続されたリフレッシュコントローラ8と、リフレッシュコントローラ8に接続されたリフレッシュタイマ10と、リフレッシュタイマ10に接続されたコマンドデコーダ12とを備える。
本発明の実施の形態に係るリフレッシュ動作に関係する模式的ブロック構成は、図13に示すように、バンクアドレスバッファ2と、アドレスバッファ4と、バンクアドレスバッファ2及びアドレスバッファ4に接続され,メモリセルアレイを複数のバンクに分割して構成されたバンク(0)〜バンク(3)にそれぞれ対応するバンク選択回路140〜143と、バンク選択回路140〜143にそれぞれ接続されたロウデコーダ160〜163と、ロウデコーダ160〜163にそれぞれ接続されたバンク(0)〜バンク(3)を表示するバンク180〜183と、アドレスバッファ4に接続されたリフレッシュロウアドレスカウンタ6と、リフレッシュロウアドレスカウンタ6に接続され,かつバンク選択回路140〜143に接続されたリフレッシュコントローラ8と、リフレッシュコントローラ8に接続されたリフレッシュタイマ10と、リフレッシュタイマ10に接続されたコマンドデコーダ12とを備える。
コマンドデコーダ12にコマンドピンが接続され、オートリフレッシュの第1コマンドREFR(図11参照)を受け付けると、図14に示すように、クロック信号CLKに同期して第1コマンドREFRを受けて、内部の第1コマンド検知出力信号bREFRがコマンドデコーダ12から出力される。
コマンドデコーダ12から出力された第1コマンド検知出力信号bREFRは、リフレッシュタイマ10へ入力され、予め所定の時間を定めたリフレッシュパルス信号REFPLSを“H”出力する。リフレッシュパルス信号REFPLSはリフレッシュコントローラ8へ入力され、予めバンクに割り当てておいたリフレッシュ動作信号REFRI<0>もしくはREFRI<1>のどちらか一方をリフレッシュパルス信号REFPLSに同期して出力する。
図14中の表示では、バンク(0)とバンク(2)に割り当てているリフレッシュ動作信号REFRI<0>が選択されている。一方のバンク(1)とバンク(3)に割り当ててあるリフレッシュ動作信号REFRI<1>は、次のオートリフレッシュコマンドを受け付けると選択される。即ち、オートリフレッシュコマンドを受け付けると交互にバンク(0),バンク(2)とバンク(1),バンク(3)がリフレッシュされる。リフレッシュコントローラ8から出力されるリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTはリフレッシュ動作信号REFRI<0>の立上りエッジに同期して“H”論理へと切り替わり、内蔵するリフレッシュロウアドレスカウンタ6の動作を制御する。
アドレスバッファ4は、リフレッシュロウアドレスカウンタ6からのリフレッシュアドレスRC[0:11]を受け取って、内部アドレス信号ALTC[0:11]を出力し、リフレッシュ動作信号REFRI<0>もしくは、リフレッシュ動作信号REFRI<1>の論理に従って選択されるバンク選択回路140〜143を介して、ロウデコーダ160〜163へリフレッシュロウアドレスXAnを出力し、所定のワード線WLを選択してメモリセルのリフレッシュ動作を行う。
その後、リフレッシュ動作信号REFRI<0>もしくはREFRI<1>の“H”パルス期間が終了すると、プリチャージ動作へ自動的に移行し、次のコマンド受付に備える。又、並行して、リフレッシュコントローラ8から出力されるリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTはリフレッシュ動作信号REFRI<0>とREFRI<1>の両方の動作を経て、リフレッシュ動作信号REFRI<1>の立下りエッジを受けて、リフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTを立下げ、リフレッシュロウアドレスカウンタ6をカウントアップし、次のリフレッシュロウアドレスとして備えておく。
なお、図13に示す模式的ブロック構成の場合、リフレッシュアドレスRC[0:11]、即ち、2の12乗=4Kと、リフレッシュ動作信号REFRI<0>もしくはREFRI<1>が交互に切り替わるため、リフレッシュサイクル数としては4K×2=8K構成に相当する。つまり、8K回のリフレッシュ動作を、製品仕様で定めたセルのポーズ時間として例えば32msとした場合、32ms期間内に8K回以上のリフレッシュ動作を行う必要がある。ここで、図14中、バンク動作制御信号BNK<2>に示すようにバンク(2)に対してリードコマンドを入力し、その後ランダムサイクルタイム(tRC)を経てから、オートリフレッシュコマンドを入力し、その後、リフレッシュサイクルタイム(tREFC)を経てから、バンク(2)にライトコマンドを入力している例が示されている。
以下、詳細に述べると、まず時刻t0で、リード動作の第1コマンドRDAと選択するバンク(2)を選択するバンクアドレスBA2を入力し、次の1クロック後の時刻t1に第2コマンドLALを入力しリード動作を行う。図14中の例は、CASレイテンシー=4,バースト長BL=4の場合を示しており、読み出しデータDQは時刻t1の第2コマンドLALから数えて読み出しレイテンシーはCL+1であるので5クロック後のクロック信号CLKの立上りから立上りと立下りに同期するダブルデータレート(DDR)としてバースト長BL=4(Q0,Q1,Q2,Q3)分をDQピンへ出力する。
その後にオートリフレッシュ動作の第1コマンドREFRを入力するには、最小リードライト動作タイムである,最小ランダムサイクル必要クロック数lRCを得てから入力する必要がある。これはリフレッシュ動作方式が内部で予め定めておいたバンクを自動的にリフレッシュするため、外部からはどのバンクがリフレッシュされているのか判断つかないため、確実にリフレッシュ前の動作が終了してからリフレッシュ動作を入力する必要があるからである。さもなければ、リード動作もしくはライト動作時に制御するバンク動作制御信号BNK<0>〜BNK<3>と次のリフレッシュ動作により制御されるバンク動作制御信号BNK<0>〜BNK<3>のパルスが重複することになりデータ破壊を起こす。
CASレイテンシー=4の場合の最小リードライト動作必要クロック回数はCL+1、即ち、最小ランダムサイクル必要クロック数lRC=5クロック後であるため、最小規定しているリフレッシュ動作の第1コマンドREFRを入力して良い時刻は、先の第1リードコマンド入力時刻t0から5クロック後のt2でオートリフレッシュ動作の第1コマンドREFRを入力できる。即ち、図14中、最小ランダムサイクル必要クロック数lRC後の時刻t2に第1コマンドREFRを、次の1クロック後に第2コマンドREFAを入力している。
リフレッシュ動作以降に次のコマンドを入力して良い時刻は、オートリフレッシュクロック数lREFCを経てからと規定しており、図14中は、オートリフレッシュクロック数lREFC=10クロックとして、時刻t3にライト動作の第1コマンドWRAを入力している。外部からのライトデータ入力タイミングはCL=4の場合、書き込みレイテンシーはCLと規定しているので書き込みレイテンシー=4であるため、時刻t4のライト動作の第2コマンドLALから数えて4クロック後にライトデータW0,W1,W2,W3をクロックに同期して入力する。その後、リードライト動作の,最小ランダムサイクル必要クロック数lRCを経てから次の第1コマンドREFRを時刻t5に入力している。
図14のリフレッシュ動作は内部で自動的にリフレッシュするバンクの選択を行う点を、リフレッシュするバンクを外部からアドレス指定するように仕様変更すると、ある任意のバンクのリード動作乃至ライト動作中に、ある任意のバンクを並行してリフレッシュ動作を行えるようになる。即ち、リフレッシュ動作によるデータバスのディスターブを低減することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置においては、外部からバンクアドレスでリフレッシュバンクを選択できるようにする。その際のリフレッシュ回路制御はバンク毎に独立にリフレッシュロウアドレスカウンタ6を設けるのではなく、一つのリフレッシュロウアドレスカウンタ6を用いて複数のバンクを制御する。これより、ある任意のバンクに対してリード動作乃至リードライト動作している間に、ある任意のバンクに対してオートリフレッシュ動作を行えるようになり、オートリフレッシュ動作によるデータバスのディスターブ時間を低減することができる。その結果、チップサイズの増加を防止できることにより、バス効率の高い同期型半導体記憶装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置においては、オートリフレッシュコマンド入力の際に任意のバンク180〜183を選択するバンクアドレスを受け取ることにより、受け取ったバンクアドレスに従ったバンクをリフレッシュロウアドレスカウンタ6の状態に従ってリフレッシュ動作する。これにより、ある任意のバンク180〜183がリード動作及びライト動作している期間に、ある任意のバンク180〜183に対してリフレッシュ動作を行えることが可能となり、システムとしてのデータバス稼働率を飛躍的に向上することができる。
又、本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置においては、リフレッシュロウアドレスカウンタ6の制御において、個数Nのバンクを有する場合、N回のオートリシュレッシュ動作を受け付けた後に、内蔵しているリフレッシュロウアドレスカウンタ6を自動的にカウントアップ制御を行い、次のオートリフレッシュ動作の際のリフレッシュアドレスに備えることができる。よって、オートリフレッシュコマンド体系を変えることなく、リフレッシュ動作の改良を図ることにより、システムのデータバス稼働率が飛躍的に向上する。
(全体構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置について説明するためのもので、要部を抽出して示すブロック構成図を示す。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置について説明するためのもので、要部を抽出して示すブロック構成図を示す。
本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置は、図1に示すように、複数のワード線WLと複数のカラム選択線CSLをマトリックス状に配置した交差部にメモリセルを備えるメモリセルアレイを複数のバンクに分割して構成されたバンク0,1,2,3,…と、それぞれのバンクに対応して配置されるロウデコーダ及びカラム・デコーダ106と、カラム・デコーダ106に隣接して配置される第2センス・アンプ107と、第2センス・アンプ107にバス結合されたデータラッチコントローラ108と、データラッチコントローラ108にバス結合された入出力バッファ111と、データラッチコントローラ108に接続されたバーストカウンタ109と、ロウデコーダに接続されたアッパーアドレス・ラッチアドレス・コンパレータ104と、カラム・デコーダ106に接続されたロワ―アドレス・ラッチアドレス・コンパレータ105と、入出力バッファ111に接続された同期回路110と、同期回路110に接続されたコマンドデコーダ12と、コマンドデコーダ12に接続され,更にアッパーアドレス・ラッチアドレス・コンパレータ104,ロワ―アドレス・ラッチアドレス・コンパレータ105,第2センス・アンプ,バーストカウンタ109,データラッチコントローラ108及び入出力バッファ111に接続されたコントロール・ロジック101と、コントロール・ロジック101に接続されたモードレジスタ102と、コントロール・ロジック101に接続され,リフレッシュ動作実行回数検知回路16を内蔵するリフレッシュコントローラ8と、リフレッシュコントローラ8に接続されたリフレッシュロウアドレスカウンタ6と、リフレッシュロウアドレスカウンタ6に接続され,更にモードレジスタ102,アッパーアドレス・ラッチアドレス・コンパレータ104及びロワ―アドレス・ラッチアドレス・コンパレータ105に接続されたアドレス・レシーバ103とを備える。
アドレス・レシーバ103には、バンクアドレスBA0−B1,アドレスA1−A13が入力される。
コマンドデコーダ12にコマンドピンが接続され、/CS,FN信号が入力される。
コントロール・ロジック101から、アッパーアドレス・ラッチアドレス・コンパレータ104,ロワ―アドレス・ラッチアドレス・コンパレータ105,第2センス・アンプ,バーストカウンタ109,データラッチコントローラ108,入出力バッファ111及びモードレジスタ102に対しては、コントロール信号CSが供給されている。
リフレッシュコントローラ8内のリフレッシュ動作実行回数検知回路16から出力されるリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTはリフレッシュロウアドレスカウンタ6の動作を制御する。
(コマンドテーブル)
図2は本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置に適用するコマンドテーブルである。図11に示したコマンドテーブルに対して、オートリフレッシュの第1コマンドの際に、リフレッシュ選択するバンクアドレスを受け付けることが異なるのみである。このようにオートリフレッシュの第1コマンドの際にリフレッシュするバンクアドレスBAを受け付けるようにコマンドテーブルを変更することにより、外部からリフレッシュするバンクを選択できるようになる。
図2は本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置に適用するコマンドテーブルである。図11に示したコマンドテーブルに対して、オートリフレッシュの第1コマンドの際に、リフレッシュ選択するバンクアドレスを受け付けることが異なるのみである。このようにオートリフレッシュの第1コマンドの際にリフレッシュするバンクアドレスBAを受け付けるようにコマンドテーブルを変更することにより、外部からリフレッシュするバンクを選択できるようになる。
FCRAM内部の動作としては、第1コマンドの入力タイミングにリードアクティブの第1コマンドRDAを受け付けると、図1に示すように、内部のコマンドデコーダ12によりリード動作を検知し、コントロール・ロジック101に検知信号を供給する。コントロール・ロジック101は、モードレジスタ102からの書き込み/読み込みのレイテンシー等の情報に応じて、内部回路の動作タイミングを定めてコントロール信号CSを発生する。又、同時に与えられたバンクアドレスとアッパーアドレスをアドレス・レシーバ103に取り込み、与えられたアドレスのレベルを論理変換する。そして、コントロール・ロジック101から出力されたコントロール信号CSによりアッパーアドレス・ラッチアドレス・コンパレータ104を制御し、バンク0,バンク1,バンク2,バンク3,…とワード線WLを選択してメモリセルデータを読み出す。メモリセルデータを読み出すと、メモリセルに書き込まれていた電荷情報をカラム選択線CSLを介してビット線に転送し、ビット線センスアンプによりデータを増幅する動作を行う。
第2コマンドLALとしてロワ―アドレスラッチコマンドを受けると、同時に与えられたカラムアドレスであるロワ―アドレスLAをアドレス・レシーバ103によって論理変換し、ロワ―アドレス・ラッチアドレス・コンパレータ105でラッチして、内部のYアドレスを発生する。又、カラム・デコーダ106によってカラム選択線CSLを選択し、ビット線のデータをデータ線に転送する。そして、第2センス・アンプ107により論理判定し、データラッチコントローラ108へ一時的に保持する。そして、バーストカウンタ109と同期回路110によってバーストデータと入出力バッファ111のタイミングを制御し、読み出しレイテンシーにしたがってデータを外部へ出力する。
この際、DRAMセルは破壊読出しであるので、カラム選択線CSLを閉じた後もビット線センス・アンプによってメモリセルへ電荷を再書き込みする。その後、内部に設定されたバンクの動作を制御するバンクタイマによりワード線WLをリセットし、ビット線をプリチャージする動作へ自動的に戻り、スタンドバイ状態となる。
次に、FCRAMのライトサイクルにおける内部動作について述べる。第1コマンドとしてライトアクティブ動作の第1コマンドWRAを受け付けると、コマンドデコーダ12によりライト動作を検知し、コントロール・ロジック101に供給する。コントロール・ロジック101はモードレジスタ102からの書き込み/読み込みのレイテンシー等の情報に応じて内部回路の動作タイミングを定め、コントロール信号CSを発生する。又、同時に与えられたバンクアドレスBAとアドレスUAを取り込み、取り込んだアドレスのレベルをアドレス・レシーバ103によって論理変換する。そして、アッパーアドレス・ラッチアドレス・コンパレータ104で論理変換したアドレスを一時的に保持し、前ライトサイクルで保持していたアッパーアドレス情報を内部のXアドレスとして出力し、バンク0,バンク1,バンク2,バンク3,…とワード線WLを選択する。
一方、第2コマンドLALとしてカラム(ロワ―)アドレスラッチコマンドを受けると、同時に与えられたカラムアドレスであるロワ―アドレスLAをアドレス・レシーバ103によって論理変換する。そして、ロワ―アドレス・ラッチアドレス・コンパレータ105で一時的に保持し、前ライトサイクルで保持していたロワ―アドレスLAを内部のYアドレスとして発生し、カラム・デコーダ106によってカラム選択線CSLを選択する。又、データラッチコントローラ108で受け取ったライトデータを一時的に保持する動作と、前ライトサイクルで保持していたライトデータをデータ線に出力し、カラム選択線CSLを介してビット線へ書き込み、ビット線センス・アンプによりメモリセルへ書き込む動作とを行う。その後、内部に設定されたバンクタイマによりワード線WLをリセットし、ビット線をプリチャージする動作へ自動的に戻る。
(リフレッシュ動作に関係する模式的ブロック構成)
本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置は、図1及び図3に示すように、複数のワード線WLと複数のカラム選択線CSLをマトリックス状に配置した交差部にメモリセルを備える複数のバンク180〜183と、複数のバンク180〜183に共通に配置されたリフレッシュロウアドレスカウンタ6と、リフレッシュ実行回数をカウントするリフレッシュ動作実行回数検知回路16を備え,リフレッシュロウアドレスカウンタ6にリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTを出力するリフレッシュコントローラ8と、リフレッシュコントローラ8に接続され、オートリフレッシュ動作において第1のオートリフレッシュコマンド入力の際にリフレッシュ選択するバンクアドレスを受け取り、受け取ったリフレッシュバンクアドレスに従ってバンク180〜183を選択するバンク選択回路140〜143とを備える。
本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置は、図1及び図3に示すように、複数のワード線WLと複数のカラム選択線CSLをマトリックス状に配置した交差部にメモリセルを備える複数のバンク180〜183と、複数のバンク180〜183に共通に配置されたリフレッシュロウアドレスカウンタ6と、リフレッシュ実行回数をカウントするリフレッシュ動作実行回数検知回路16を備え,リフレッシュロウアドレスカウンタ6にリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTを出力するリフレッシュコントローラ8と、リフレッシュコントローラ8に接続され、オートリフレッシュ動作において第1のオートリフレッシュコマンド入力の際にリフレッシュ選択するバンクアドレスを受け取り、受け取ったリフレッシュバンクアドレスに従ってバンク180〜183を選択するバンク選択回路140〜143とを備える。
リフレッシュ動作実行回数検知回路16は、複数のバンクの数と同じ回数をカウントした後に、リフレッシュロウアドレスカウンタ6の出力を制御する。
リフレッシュ動作実行回数検知回路16は、第1のオートリフレッシュコマンドの際に受け取ったバンクアドレスの論理に従って、バンク毎にリフレッシュ選択されたか否かを判定し、すべてのバンクがリフレッシュされたことを検知する。
本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置のリフレッシュ動作に関係する模式的ブロック構成は、図3に示すように、バンクアドレスバッファ2と、アドレスバッファ4と、バンクアドレスバッファ2及びアドレスバッファ4に接続されたバンク選択回路140〜143と、バンク選択回路140〜143にそれぞれ接続されたロウデコーダ160〜163と、ロウデコーダ160〜163にそれぞれ接続され,バンク(0)〜(3)に対応するバンク180〜183と、アドレスバッファ4に接続されたリフレッシュロウアドレスカウンタ6と、リフレッシュロウアドレスカウンタ6に接続され,かつバンク選択回路140〜143及びバンクアドレスバッファ2に接続されたリフレッシュコントローラ8と、リフレッシュコントローラ8に接続されたリフレッシュタイマ10と、リフレッシュタイマ10に接続されたコマンドデコーダ12とを備える。
図13に比較して、リフレッシュコントローラ8への入力信号として、バンクアドレスバッファ2から出力される内部バンクアドレスラッチ信号BSLTC[0:1]が入力されている点と、リフレッシュコントローラ8からの出力としてバンク毎に割り当てるリフレッシュバンク選択制御信号REFBANK[0:3]がバンク選択回路140〜143へ接続されている点、並びにリフレッシュロウアドレスカウンタ6の出力ビット数が図13の12ビットから14ビットに変更されている点のみが異なる。
(動作タイミングチャート)
本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置において、一例としてのオートリフレッシュとリードライト動作を組み合わせたオートリフレッシュ動作における動作タイミングチャート図を図4に示す。
本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置において、一例としてのオートリフレッシュとリードライト動作を組み合わせたオートリフレッシュ動作における動作タイミングチャート図を図4に示す。
図4に示すように、時刻t0にバンク(2)に対してリード動作の第1コマンドRDAを入力し、第2コマンドLALの次のクロックにバンク(0)に対してオートリフレッシュの第1コマンドREFRを入力している。図14においては、第1リードコマンドから数えて最小ランダムサイクル必要クロック数lRC=5クロック後に最速でオートリフレッシュの第1コマンドREFRを入力することが可能であったが、本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置により、リード動作の終了を待たずに、別のバンクに対してリード動作を行うことが可能となる。
その後、オートリフレッシュコマンドの次のクロックに対して、オートリフレッシュ動作させているバンク(0)とは異なるバンク(3)に対してライト動作の第1コマンドWRAを入力し、次のクロックにバンク(2)に対してライト動作の第1コマンドWRAを入力するように、バンクを切り換えながらライト動作するインターリーブ動作を行っている。又、その次のクロック、即ち時刻t2に対して先のオートリフレッシュ動作を行ってバンク(2)とは異なるバンク(1)に対してオートリフレッシュ動作を行っている。
更に、時刻t3にバンク(2)に対して、時刻t4にバンク(3)に対してオートリフレッシュの第1コマンドREFRを入力しており、リフレッシュロウアドレスカウンタ6のリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTは、すべてのリフレッシュ動作実行検出信号FLAG=“H”と、リフレッシュパルスとタイミングを制御するリフレッシュ動作信号REFRIに同期して制御され、リフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTが“H”から”L”へ遷移した時に次のオートリフレッシュ動作のためのリフレッシュロウアドレスとしてリフレッシュロウアドレスカウンタ6を自動的にカウントアップする。図中、リフレッシュロウアドレスカウンタ6の出力の最下位ビットのリフレッシュアドレスRC<0>が“L”から“H”遷移しているところが、カウントアップ動作しているところである。
このようにリードライト動作の隙間にオートリフレッシュコマンドを入れることにより、オートリフレッシュ動作によるディスターブを隠すことができ、又、64Kリフレッシュ動作に変更することにより、オートリフレッシュサイクルタイム自体を高速化することが可能となる。
(リフレッシュコントローラ)
本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置に適用するリフレッシュコントローラ8は、図1の模式的ブロック構成図に示すように、リフレッシュ動作実行回数検知回路16を備える。リフレッシュコントローラ8の詳細な回路ブロックは、図5に示すように、バンクアドレスプリデコーダ20と、リフレッシュパルス制御回路22と、リフレッシュ動作実行回数検知回路16とを備える。リフレッシュ動作実行回数検知回路16は、図5に示すように、複数のバンクリフレッシュ制御回路240〜243と、アンド(AND)ゲート81及び82とから構成されている。
本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置に適用するリフレッシュコントローラ8は、図1の模式的ブロック構成図に示すように、リフレッシュ動作実行回数検知回路16を備える。リフレッシュコントローラ8の詳細な回路ブロックは、図5に示すように、バンクアドレスプリデコーダ20と、リフレッシュパルス制御回路22と、リフレッシュ動作実行回数検知回路16とを備える。リフレッシュ動作実行回数検知回路16は、図5に示すように、複数のバンクリフレッシュ制御回路240〜243と、アンド(AND)ゲート81及び82とから構成されている。
バンクアドレスバッファ2(図3参照)から出力された内部バンクアドレスラッチ信号BSLTC[0:1]がバンクアドレスプリデコーダ20に入力され、バンクアドレスプリデコーダ20は内部バンクアドレスラッチ信号BSLTC[0:1]の2ビットをデコードしたデコード信号BSEL[0:3]を出力する。BSEL[0]の真理値は外部入力のバンクアドレスBS[0:1]=“L”,即ち、バンク(0)の選択に対応する。以下、バンク(1)はBS[0]=“H”,BS[1]=“L”に対応してバンクアドレスプリデコーダ20のデコード信号BSEL[1]=“H”に対応する。バンク(2)はBS[0]=“L”,BS[1]=“H”に対応しBSEL[2]=“H”に、バンク(3)はBS[0]=“H”,BS[1]=“H”に対応しBSEL[3]=“H”に対応する。バンクアドレスプリデコーダ20から出力されたデコード信号BSEL[0:3]はバンク毎に設けるバンクリフレッシュ制御回路240〜243へ接続される。
一方、バンクリフレッシュ制御回路240〜243のその他の入力端子としては、オートリフレッシュの第1コマンドREFRを検知してパルス動作する内部の第1コマンド検知出力信号bREFRが接続される。又、第1コマンド検知出力信号bREFRは、リフレッシュパルス制御回路22に接続される。
更に、リフレッシュパルス制御回路22の出力端子からは、リフレッシュパルス信号REFPLSが、バンクリフレッシュ制御回路240〜243及びアンドゲート82に対して出力される。
又、バンクリフレッシュ制御回路240〜243の出力端子からはバンク毎に選択動作するリフレッシュバンク選択制御信号REFBANK[0:3]が出力され、バンク毎に設けてあるバンク選択回路140〜143(図3参照)へと接続される。
又、バンクリフレッシュ制御回路240〜243からリフレッシュ実行制御信号BANKFLAG<0:3>が出力され、アンドゲート81の入力端子にそれぞれ接続される。
アンドゲート81の出力信号FLAGはアンドゲート82の一方の入力端子へ、アンドゲート82の他方の入力端子へはリフレッシュパルス信号REFPLSが接続され、アンドゲート82の出力端子からリフレッシュロウアドレスカウンタ6の出力状態を制御するリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTを出力する。リフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTは又、バンク毎に設けてあるバンクリフレッシュ制御回路240〜243の入力端子へ転送される。
(バンクリフレッシュ制御回路)
バンクリフレッシュ制御回路240〜243の具体的なロジック回路は、図6のバンクリフレッシュ制御回路24に代表的に示すように、リフレッシュバンク検知回路部90aと、リフレッシュ出力制御部90bと、リフレッシュ実行検出回路部90cとから構成される。
バンクリフレッシュ制御回路240〜243の具体的なロジック回路は、図6のバンクリフレッシュ制御回路24に代表的に示すように、リフレッシュバンク検知回路部90aと、リフレッシュ出力制御部90bと、リフレッシュ実行検出回路部90cとから構成される。
リフレッシュバンク検知回路部90aにおいて、クロックドCMOSインバータ91の入力にプリデコードされた内部バンク選択信号BSEL0が接続され、クロックドCMOSインバータ91を制御するpチャネルトランジスタ側のゲート端子にはオートリフレッシュの第1コマンド検知出力信号bREFRが接続され、一方のnチャネルトランジスタ側のゲート端子には逆相の第1コマンドREFRが接続される。クロックドCMOSインバータ91の出力ノード1(Node1)はインバータ92の入力端子とクロックドCMOSインバータ93の出力端子に接続され、インバータ92の出力端子と、クロックドCMOSインバータ93の入力端子はノード2(Node2)に接続されている。又、クロックドCMOSインバータ93を制御するpチャネルトランジスタ側のゲート端子には第1コマンドREFRが、nチャネルトランジスタ側のゲート端子には第1コマンド検知出力信号bREFRが接続されている。即ち、リフレッシュバンク検知回路部90aの動作はオートリフレッシュの第1コマンド検知出力信号bREFRの“L”パルス信号によってプリデコードされたバンクアドレスの入力状態を取り込んでラッチ動作する。即ち、バンク0を選択するバンクアドレスが入力された場合、プリデコードされた内部バンク選択信号BSEL0は“H”に遷移し、オートリフレッシュの第1コマンド検知出力信号bREFRの“L”パルスの期間でクロックドCMOSインバータ91を介してノード1を“L”へ遷移し、インバータ92とクロックドCMOSインバータ93のラッチ回路によって状態をラッチし、リフレッシュバンクを確定させる。
リフレッシュ出力制御部90bにおいて、リフレッシュバンク検知回路部90aの出力ノード2はアンド(AND)ゲート94の入力端子へと接続され、アンドゲート94の他方の入力端子へはリフレッシュパルス信号REFPLSが接続される。アンドゲート94の出力として、リフレッシュバンク選択制御信号REFBANK<0>を出力する。即ち、リフレッシュ出力制御部90bは、リフレッシュバンク検知回路部90aによってリフレッシュ選択されたか否かを検出したノード2を予めセットしておき、リフレッシュパルス信号REFPLSによってタイミングを制御し、リフレッシュバンク選択制御信号REFBANKを出力する。
リフレッシュ実行検出回路部90cにおいて、リフレッシュバンク検知回路部90aの出力ノード2が入力として接続され、リフレッシュバンク選択制御信号REFBANKによって動作を制御されるクロックドCMOSインバータ95を介してインバータ96とクロックドCMOSインバータ97からなるラッチ回路で状態をラッチし、出力端子からリフレッシュ実行制御信号BANKFLAG<0>を出力する。又、リフレッシュ実行制御信号BANKFLAG<0>にはラッチ状態をリセットするnチャネルMOSトランジスタ98が接続され、そのnチャネルMOSトランジスタ98のゲート端子にはリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTが接続されている。
即ち、リフレッシュ実行検出回路部90cは、リフレッシュバンク検知回路部90aで検出した出力ノード2の状態を、リフレッシュ実行制御信号BANKFLAG<0>によってリフレッシュ実行したか否かを検出する動作を行う。リフレッシュ実行した場合には、リフレッシュ実行制御信号BANKFLAGは“H”に遷移し、リフレッシュを実行したことを図5のアンドゲート81,82へ知らせる。
(オートリフレッシュ動作方法)
オートリフレッシュ動作方法として、オートリフレッシュ動作毎にバンクを変えるように仕様を定めるようにする。そうすることで、例えば、バンク構成が4の場合、バンク(0),バンク(1),バンク(2),バンク(3)と、オートリフレッシュ動作毎にバンクを切り替えてFCRAMを制御すると、図5に示すようにバンク毎に設けてあるバンクリフレッシュ制御回路240〜243によって、それぞれのバンク(0),バンク(1),バンク(2),バンク(3)がオートリフレッシュ実行した際に、図5のアンドゲート81の出力信号FLAGの状態はすべてのバンクがリフレッシュしたことを検出する出力信号FLAGを“H”へと遷移させて、リフレッシュパルス信号REFPLSのタイミングによってリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTの状態を制御し、リフレッシュロウアドレスカウンタ6をカウントアップさせ、次のリフレッシュの際のリフレッシュアドレスとして出力状態をセットするとともに、図6のリフレッシュ実行検出回路部90cのラッチ状態をリセットし、次のオートリフレッシュ動作に備えることができる。
オートリフレッシュ動作方法として、オートリフレッシュ動作毎にバンクを変えるように仕様を定めるようにする。そうすることで、例えば、バンク構成が4の場合、バンク(0),バンク(1),バンク(2),バンク(3)と、オートリフレッシュ動作毎にバンクを切り替えてFCRAMを制御すると、図5に示すようにバンク毎に設けてあるバンクリフレッシュ制御回路240〜243によって、それぞれのバンク(0),バンク(1),バンク(2),バンク(3)がオートリフレッシュ実行した際に、図5のアンドゲート81の出力信号FLAGの状態はすべてのバンクがリフレッシュしたことを検出する出力信号FLAGを“H”へと遷移させて、リフレッシュパルス信号REFPLSのタイミングによってリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTの状態を制御し、リフレッシュロウアドレスカウンタ6をカウントアップさせ、次のリフレッシュの際のリフレッシュアドレスとして出力状態をセットするとともに、図6のリフレッシュ実行検出回路部90cのラッチ状態をリセットし、次のオートリフレッシュ動作に備えることができる。
これにより、バンク毎に独立したリフレッシュロウアドレスカウンタ6を設ける必要がなく、内部ですべてのリフレッシュが実行したことを検知して自動的にリフレッシュロウアドレスカウンタ6をカウントアップ動作させることが可能となり、チップサイズの増加を防止することができる。
又、本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置では、リードライト動作の終了を待たずにオートリフレッシュできることから、オートリフレッシュ動作によるディスターブ時間を実質的に低減することができ、バス効率の高い同期型半導体記憶装置を提供することができる。オートリフレッシュクロック数lREFC自体の低減として、リフレッシュ回数を増やしている。図13のリフレッシュ回数は8K回であったが、この場合、すべてのワード線数が64Kであるのに対して、リフレッシュ回数は8Kであったため、リードライト動作時に選択されるワード線1本に対して、リフレッシュ動作時には64K/8K,即ち8倍の8本のワード線が一括に選択されていたため、ワード線の“H”レベル電圧を供給する内部昇圧電源回路に負担が掛かる。又、ビット線充放電電流による内部電源ドロップの影響などを考慮すると、リフレッシュ動作の最小サイクルタイムは、リードライト動作の最小ランダムサイクルタイムに対して、十分にサイクルタイムを広ける必要がある。例えば、CASレイテンシー=4の場合、リードライト動作の,最小ランダムサイクル必要クロック数lRCは5クロックであるが、オートリフレッシュ動作のオートリフレッシュクロック数lREFCは10クロック程度必要となっている。
本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置では、オートリフレッシュ動作のサイクルタイム自体の高速化としても、リードライト動作のワード線選択数に合わせるように、図13の8Kリフレッシュ数を64Kリフレッシュ数に設定変更することで、オートリフレッシュクロック数lREFCをリードライト動作の,最小ランダムサイクル必要クロック数lRCと同等な仕様にすることが可能である。即ち、製品仕様で定めたセルのポーズ時間、例えば32msの場合、32msの期間に図13は8K回リフレッシュ動作をする必要があるが、本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置では、64K回オートリフレッシュするように仕様変更する。具体的な回路変更点は、図3に示すリフレッシュロウアドレスカウンタ6のビット数を図13の12ビットから14ビットのリフレッシュアドレスRC[0:13]に変更する点のみである。これによりバンク選択BS[0:1]の2ビットを加算して、2の16乗となるので64K回のリフレッシュ数に容易に変更することができる。
リフレッシュ必要回数は8Kから64Kへと増加するものの、バンクアドレスによってリフレッシュするバンクを選択可能となることからリードライト動作の終了を待たずに、選択していないバンクに対してオートリフレッシュ動作が可能となる。又、オートリフレッシュ動作自体のサイクルタイムを高速化することが可能となる。したがって、オートリフレッシュ動作によるパスの効率のディスターブを低減することができ、高速な同期型半導体記憶装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置によれば、第1のコマンドで、オートリフレッシュコマンドと同時に受け取るバンクアドレスにより、リフレッシュするバンク選択を行なうことができ、従来のオートリフレッシュコマンド体系を変えることなく、内部で自動的にリフレッシュロウアドレスカウンタの制御を行い、リフレッシュ動作が可能になる。したがって、外部からどのバンクをリフレッシュするか否かを選択することができることから、リード動作乃至ライト動作の終了を待たずに、オートリフレッシュコマンドを受け付けることが可能になり、システムとしてのデータバス効率が向上する。
[第2の実施の形態]
(リフレッシュコントローラ)
本発明の第2の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置は、図5に示したリフレッシュコントローラ8の回路ブロック構成を、図7に示す回路ブロック構成に変更して構成することができる。
(リフレッシュコントローラ)
本発明の第2の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置は、図5に示したリフレッシュコントローラ8の回路ブロック構成を、図7に示す回路ブロック構成に変更して構成することができる。
本発明の第2の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置は、図1,図3及び図7に示すように、複数のワード線WLと複数のカラム選択線CSLをマトリックス状に配置した交差部にメモリセルを備える複数のバンク180〜183と、複数のバンク180〜183に共通に配置されたリフレッシュロウアドレスカウンタ6と、リフレッシュ実行回数をカウントするリフレッシュ動作実行回数検知回路を備え,リフレッシュロウアドレスカウンタ6にリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTを出力するリフレッシュコントローラ8と、リフレッシュコントローラ8に接続され、オートリフレッシュ動作において第1のオートリフレッシュコマンド入力の際にリフレッシュ選択するバンクアドレスを受け取り、受け取ったリフレッシュバンクアドレスに従ってバンク180〜183を選択するバンク選択回路140〜143とを備える。
リフレッシュ動作実行回数検知回路16は、第1のオートリフレッシュコマンドの際に受け取ったバンクアドレスの論理に関係なく、オートリフレッシュ実行回数をカウントするリフレッシュ実行回数カウント回路26を備え、カウント数は複数のバンクの数と同じ回数をカウントする。
リフレッシュ実行回数カウント回路26は、少なくとも下位ビットカウンタ120aと上位ビットカウンタ120bからなる2ビットカウンタを備え、上位ビットカウンタ120bからリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTを出力する。
本発明の第2の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置に適用するリフレッシュコントローラ8の詳細な回路ブロックは、図7に示すように、バンクアドレスプリデコーダ20と、リフレッシュパルス制御回路22と、リフレッシュ動作実行回数検知回路16とを備える。リフレッシュ動作実行回数検知回路16は、図7に示すように、複数のバンクリフレッシュ制御回路250〜253と、リフレッシュ実行回数カウント回路26とから構成される。
図5におけるバンクリフレッシュ制御回路240〜243の出力端子からリフレッシュ実行制御信号BANKFLAGを削除し、入力端子からリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTを削除して、図7に示すように、バンクリフレッシュ制御回路250〜253を構成している。更に、図7においては、リフレッシュパルス信号REFPLSを入力するリフレッシュ実行回数カウント回路26を備え、リフレッシュ実行回数カウント回路26の出力からリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTが出力されている。
(バンクリフレッシュ制御回路)
本発明の第2の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置に適用するバンクリフレッシュ制御回路250〜253の具体的な回路構成は、図8のバンクリフレッシュ制御回路25に代表的に示すように、図6の回路構成からリフレッシュ実行検出回路部90cを削除している点が異なる。図6のバンクリフレッシュ制御回路24からリフレッシュ実行検出回路部90cを削除した代替えとして、図7において、リフレッシュ実行回数カウント回路26が配置されている。
本発明の第2の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置に適用するバンクリフレッシュ制御回路250〜253の具体的な回路構成は、図8のバンクリフレッシュ制御回路25に代表的に示すように、図6の回路構成からリフレッシュ実行検出回路部90cを削除している点が異なる。図6のバンクリフレッシュ制御回路24からリフレッシュ実行検出回路部90cを削除した代替えとして、図7において、リフレッシュ実行回数カウント回路26が配置されている。
(バンクリフレッシュ制御回路)
バンクリフレッシュ制御回路250〜253の具体的なロジック回路は、図8のバンクリフレッシュ制御回路25に代表的に示すように、リフレッシュ検知回路部155と、リフレッシュ出力制御部156とから構成される。
バンクリフレッシュ制御回路250〜253の具体的なロジック回路は、図8のバンクリフレッシュ制御回路25に代表的に示すように、リフレッシュ検知回路部155と、リフレッシュ出力制御部156とから構成される。
リフレッシュ検知回路部155において、クロックドCMOSインバータ150の入力にプリデコードされた内部バンク選択信号BSEL0が接続され、クロックドCMOSインバータ150を制御するpチャネルトランジスタ側のゲート端子にはオートリフレッシュの第1コマンド検知出力信号bREFRが接続され、一方のnチャネルトランジスタ側のゲート端子には逆相の第1コマンドREFRが接続される。クロックドCMOSインバータ150の出力ノードはインバータ151の入力端子とクロックドCMOSインバータ152の出力端子に接続され、インバータ151の出力端子と、クロックドCMOSインバータ152の入力端子は互いに接続されている。又、クロックドCMOSインバータ152を制御するpチャネルトランジスタ側のゲート端子には第1コマンドREFRが、nチャネルトランジスタ側のゲート端子には第1コマンド検知出力信号bREFRが接続されている。即ち、リフレッシュ検知回路部155の動作はオートリフレッシュの第1コマンド検知出力信号bREFRの“L”パルス信号によってプリデコードされたバンクアドレスの入力状態を取り込んでラッチ動作する。即ち、バンク0を選択するバンクアドレスが入力された場合、プリデコードされた内部バンク選択信号BSEL0は“H”に遷移し、オートリフレッシュの第1コマンド検知出力信号bREFRの“L”パルスの期間でクロックドCMOSインバータ151を介して出力端子を“L”へ遷移し、インバータ151とクロックドCMOSインバータ152のラッチ回路によって状態をラッチし、リフレッシュバンクを確定させる。
リフレッシュ出力制御部156において、リフレッシュ検知回路部155の出力端子はナンド(NAND)ゲート153の入力端子へと接続され、ナンドゲート153の他方の入力端子へはリフレッシュパルス信号REFPLSが接続される。ナンドゲート153の出力はインバータ154に入力され、結果として、リフレッシュバンク選択制御信号REFBANK<0>を出力する。即ち、リフレッシュ出力制御部156は、リフレッシュ検知回路部155によってリフレッシュ選択されたか否かを検出しておき、リフレッシュパルス信号REFPLSによってタイミングを制御し、リフレッシュバンク選択制御信号REFBANKを出力する。
(リフレッシュ実行回数カウント回路)
リフレッシュ実行回数カウント回路26の具体的な回路構成は、図9に示すように、4バンク構成の場合、下位ビットカウンタ120aと上位ビットカウンタ120bから構成された2ビットカウンタによって構成することができる。下位ビットカウンタ120aの入力端子Cにはリフレッシュパルス信号REFPLSが接続され、出力端子Qは上位ビットカウンタ120bの入力端子Cに接続されている。上位ビットカウンタ120bの出力端子Qからは、リフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTを出力する。尚、下位ビットカウンタ120a及び上位ビットカウンタ120bのR端子はカウンタの初期状態を制御するリセット端子であり、電源投入時に一時的にRESET信号が“L”にセットされカウンタの状態を初期化し、その後、RESET信号が“H”へと遷移し、初期化状態から遷移する。つまり、通常動作時はRESET信号=“H”状態を保持している。
リフレッシュ実行回数カウント回路26の具体的な回路構成は、図9に示すように、4バンク構成の場合、下位ビットカウンタ120aと上位ビットカウンタ120bから構成された2ビットカウンタによって構成することができる。下位ビットカウンタ120aの入力端子Cにはリフレッシュパルス信号REFPLSが接続され、出力端子Qは上位ビットカウンタ120bの入力端子Cに接続されている。上位ビットカウンタ120bの出力端子Qからは、リフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTを出力する。尚、下位ビットカウンタ120a及び上位ビットカウンタ120bのR端子はカウンタの初期状態を制御するリセット端子であり、電源投入時に一時的にRESET信号が“L”にセットされカウンタの状態を初期化し、その後、RESET信号が“H”へと遷移し、初期化状態から遷移する。つまり、通常動作時はRESET信号=“H”状態を保持している。
図9の下位ビットカウンタ120aの具体的な回路構成は、図10に示すように表される。図10において、入力端子Cにインバータ131が接続され、出力端子から入力信号Cを反転させた反転信号bCが出力される。入力信号Cと反転信号bCによって、クロックドCMOSインバータ132,133,135,137の状態を制御する。
下位ビットカウンタ120aの出力端子Qは、図10に示すように、クロックドCMOSインバータ132の入力に接続され、クロックドCMOSインバータ132の出力ノード1(node1)はクロックドCMOSインバータ135の入力に接続される。更に、クロックドCMOSインバータ135の出力ノードは、インバータ136の入力端子に接続され、インバータ136を介して出力Qが出力される。即ち、クロックドCMOSインバータ132,135及びインバータ136から構成される奇数段回路は、いわゆる発振回路を構成し、その動作はカウンタ制御信号Cが“H”の時、出力データQをクロックドCMOSインバータ132を介してノード1へ反転データとして取り込んでおき、カウンタ制御信号Cが“L”の時、クロックドCMOSインバータ135を介し、又インバータ136を介して出力データQとして出力する。つまり、下位ビットカウンタ120aは、カウンタ制御信号Cの“H”で出力データQを取り込み、カウンタ制御信号Cの“L”で先の出力データQとは反転するデータとして出力するカウント回路である。
このようなカウンタ回路を2段接続して使うと、2ビットカウンタとして使用でき、2ビットカウンタの出力としては下位ビットカウンタ120aの入力端子に入力されたパルスに同期して、2の2乗=4回をカウントすることができる。なお、図10中のクロックドCMOSインバータ133とナンド(NAND)ゲート134からラッチ回路が構成され、カウンタ制御信号Cの“L”の時、クロックドCMOSインバータ132は動作しないのでノード1のフローティング保証としてラッチ動作する。同じくクロックドCMOSインバータ137とインバータ136からもラッチ回路が構成され、カウンタ制御信号Cの“H”の時、クロックドCMOSインバータ135は動作しないのでノード1のフローティング保証としてラッチ動作する。
上述のように4バンク構成の場合、オートリフレッシュ動作の入力をバンクを切り替えながら入力するように定めることから、オートリフレッシュコマンドを受けると、リフレッシュ実行回数カウント回路26はバンク数と同じ回数、即ち4回をカウントする。リフレッシュ実行回数カウント回路26においてカウントが終了すると、内部で自動的にリフレッシュロウアドレスカウンタ制御信号CTが切り替わり、リフレッシュロウアドレスカウンタ6をカウントアップさせ、次のオートリフレッシュロウアドレスとして備えることができる。例えば、8バンク構成の場合、リフレッシュ実行回数カウント回路26は3ビットカウンタ構成にすることで容易に対応でき、その際に64Kリフレッシュ回数にそろえるにはリフレッシュロウアドレスカウンタ6のビット数を14ビットから13ビットへ変更することで容易に対応することができる。
オートリフレッシュコマンド体系は、図14に比較してオートリフレッシュの第1のコマンドの際にバンクアドレスを入力する点が異なるのみであって、同期型半導体記憶装置内部のリフレッシュ動作実行回数検知回路16乃至リフレッシュ実行回数カウント回路26によって、リフレッシュロウアドレスカウンタ6の状態を制御することができる。
本発明の第2の実施の形態に係る同期型半導体記憶装置によれば、オートリフレッシュ動作は外部バンクアドレス指定に従ってリフレッシュすることが可能となり、リード動作乃至ライト動作の終了を待たずに、又は、オートリフレッシュ動作の終了を待たずに、他バンクに対して動作を受け付けることが可能となる。その結果、オートリフレッシュ動作によるバスのディスターブ期間を低減することが可能となり、高いデータバス効率を達成できる。
[その他の実施の形態]
上記のように、本発明の第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施の形態及び運用技術が明らかとなろう。
上記のように、本発明の第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施の形態及び運用技術が明らかとなろう。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
2…バンクアドレスバッファ
4…アドレスバッファ
6…リフレッシュロウアドレスカウンタ
8…リフレッシュコントローラ
12…コマンドデコーダ
14,140〜143…バンク選択回路
16…リフレッシュ動作実行回数検知回路
24,25…バンクリフレッシュ制御回路
26…リフレッシュ実行回数カウント回路
4…アドレスバッファ
6…リフレッシュロウアドレスカウンタ
8…リフレッシュコントローラ
12…コマンドデコーダ
14,140〜143…バンク選択回路
16…リフレッシュ動作実行回数検知回路
24,25…バンクリフレッシュ制御回路
26…リフレッシュ実行回数カウント回路
Claims (5)
- 複数のワード線と複数のカラム選択線をマトリックス状に配置した交差部にメモリセルを備える複数のバンクと、
前記複数のバンクに共通に配置されたリフレッシュロウアドレスカウンタと、
リフレッシュ実行回数をカウントするリフレッシュ動作実行回数検知回路を備え,前記リフレッシュロウアドレスカウンタに制御信号を出力するリフレッシュコントローラと、
前記リフレッシュコントローラに接続され、オートリフレッシュ動作において第1のオートリフレッシュコマンド入力の際にリフレッシュ選択するバンクアドレスを受け取り、受け取ったリフレッシュバンクアドレスに従って前記バンクを選択するバンク選択回路
とを備えること特徴とする同期型半導体記憶装置。 - 前記リフレッシュ動作実行回数検知回路は、前記複数のバンクの数と同じ回数をカウントした後に、前記リフレッシュロウアドレスカウンタの出力を制御することを特徴とする請求項1記載の同期型半導体記憶装置。
- 前記リフレッシュ動作実行回数検知回路は、第1のオートリフレッシュコマンドの際に受け取ったバンクアドレスの論理に従って、バンク毎にリフレッシュ選択されたか否かを判定し、すべてのバンクがリフレッシュされたことを検知することを特徴とする請求項2記載の同期型半導体記憶装置。
- 前記リフレッシュ動作実行回数検知回路は、第1のオートリフレッシュコマンドの際に受け取ったバンクアドレスの論理に関係なく、オートリフレッシュ実行回数をカウントするリフレッシュ実行回数カウント回路を備え、カウント数は前記複数のバンクの数と同じ回数をカウントすることを特徴とする請求項1記載の同期型半導体記憶装置。
- 前記リフレッシュ実行回数カウント回路は、少なくとも下位ビットカウンタと上位ビットカウンタからなる2ビットカウンタを備え、前記上位ビットカウンタから前記制御信号を出力することを特徴とする請求項4記載の同期型半導体記憶装置。
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2004
- 2004-09-29 JP JP2004285235A patent/JP2006099877A/ja active Pending
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