JP2006099717A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 複数の商品を下方に払い出し可能な状態で積み重ね収納する収納搬送通路Sの下部に、最下端から二番目に位置する商品を受止めながら最下端に位置する商品を一つずつ払い出す払出ユニットUが、収納搬送通路Sの下部開口を通して脱着自在に装着され、収納搬送通路S内に差し入れられた払出ユニットUの上側部を所定装着位置で脱着自在に係合保持する係合保持手段Cと、払出ユニットUの下側部を所定装着位置で抜止め保持する抜止め保持手段Dが設けられ、収納搬送通路Sの下部開口を通して差し入れられた払出ユニットUの上側部と摺接して、該払出ユニットUの上側部を所定装着位置に誘導案内するガイド手段Eが設けられている。
【選択図】 図8
Description
そして、払出ユニットUを取り外す場合には、収納搬送通路Sの下部開口5から手を差し入れ、上側支持軸20と係合凹部21との係合箇所を略揺動支点として払出ユニットUを下側支点軸22から離れる収納搬送通路S側に揺動操作して、払出ユニットUの下側部に形成されている係合凹部23と下側支持軸22との係合を解除したのち、そのまま払出ユニットUを下方に抜き出し移動させるだけで済むから、払出ユニットUの取外し作業を迅速、容易に行うことができる。
前記収納搬送通路の下部開口を通して差し入れられた払出ユニットの上側部と摺接して、該払出ユニットの上側部を所定装着位置に誘導案内するガイド手段が設けられている点にある。
また、払出ユニットを収納搬送通路の下部に装着する場合には、収納搬送通路の下部開口を通して払出ユニットを差し入れると、払出ユニットの上側部がガイド手段と摺接して所定装着位置に誘導案内され、払出ユニットの上側部が所定装着位置で確実に係合保持手段に係合されるから、払出ユニットを幾度となく位置を替えて持ち上げる必要がなく、また、払出ユニットの上側部と係合する係合保持手段の係合状態を目視確認する必要も無く、払出ユニットの下側部を抜止め保持手段で抜止め保持させるだけで済む。
図1に示す自動販売機の商品収納装置では、断熱壁材1で囲繞されるキャビネットAの商品収納庫2内に、飲料缶や飲料瓶、ペットボトル等の複数の商品3を下方に払い出し可能な状態でほぼ上下方向に沿って水平姿勢で積重ね収納するための収納搬送通路Sを備えた商品収納コラムを前後方向で複数列形成してある商品収納コラムユニットBの二つが、前後方向から吊下げ状態で脱着可能に組み付けられているとともに、各商品収納コラムの前面には、収納搬送通路Sの上部に商品3を投入するための商品投入口4が形成され、各収納搬送通路Sの下部には、商品払出指令信号(販売指令信号)に基づいて最下端から二番目に位置する商品3を受止めながら最下端に位置する商品3を一つずつ払い出す払出ユニットUが、収納搬送通路Sの下部開口5を通して脱着自在に装着されている。
上述の第1実施形態では、前記両側板7Aに形成された揺動規制孔7bを、装着案内板25の傾斜案内板部25Bと垂下案内板部25Cとに跨る境界部位の左右両側縁に一体形成された係止片25Dの通路幅方向での相対移動を一定範囲内で許容する長孔に形成して、装着案内板25を払出ユニットUの上側部から離間する収納搬送通路S側に一定範囲内で揺動自在に構成したが、図15、図16に示すように、前記両側板7Aに形成された取付け孔7cを、装着案内板25の係止片25Dが相対移動不能な状態で係合する大きさに形成して、装着案内板25を両側板7Aに固定するように構成してもよい。
また、上述の第2実施形態において、第2係止片25E及び第2取付け孔7dを設けずに、装着案内板25の上端側にカール曲げによって形成された回動支軸25Aの両端部を、両側板7Aに形成された軸支孔7aに挿通支持させてもよい。
上述の第1実施形態では、前記係合保持手段Cを、左右一対の側板7A間にわたって架設された係合部の一例である上側支持軸20と、上側支持軸20に対して下方から係脱操作自在に係合する状態で払出ユニットUに形成された上方開口の係合凹部21から構成したが、図17、図18に示すように、左右一対の側板7A間にわたって架設された係合部の一例である上側支持軸20とガイド手段Eを構成する装着案内板25のガイド面25aとの間で下方から差し入れられた払出ユニットUの上側部を挟み込む状態で係合保持するように構成してもよい。
具体的には、前記左右一対の側板7A間に、上側支持軸20よりも少し上方に偏倚した部位から払出ユニットUの上側部の収納搬送通路S側までの領域を覆う大きさの板金製の装着案内板25を、下方ほど所定装着位置から収納搬送通路S側に離間位置する傾斜姿勢
で固定するとともに、前記払出フレーム11の上端部に、上側支持軸20と装着案内板25のガイド面25aとの間に下方から係脱操作自在で、かつ、払出フレーム11の係合凹部21が上側支持軸20に対して下方から係合操作された状態では、上側支持軸20と装着案内板25のガイド面25aとに突っ張り状態で当接する通路長手方向視において略L字状の被係合片11Hを折り曲げ形成してある。
図20、図21は、上述の第3実施形態と同様に、前記係合保持手段Cを、左右一対の側板7A間にわたって架設された上側支持軸20とガイド手段Eを構成する装着案内板25のガイド面25aとをもって構成した別の実施形態を示し、前記払出フレーム11の左右両側辺から背面側に折り曲げ形成されたフランジ部11C,11Dの上端部には、上側支持軸20と装着案内板25のガイド面25aとの間に下方から係脱操作自在な略半楕円状の被係合片11Jが一体形成されているとともに、払出フレーム11の係合凹部21が上側支持軸20に対して下方から係合操作された状態では、上側支持軸20と装着案内板25のガイド面25aに対して、前記被係合片11Jと払出フレーム11の正面上側角部をもって構成される第1被ガイド部11Gとが突っ張り状態で当接するように構成されている。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
(1)上述の各実施形態では、前記ガイド手段Eを構成する装着案内板25を、商品3の落下姿勢を矯正する姿勢矯正板9の取付けブラケットに兼用構成したが、この装着案内板25を、収納搬送通路Sの下部開口5を通して差し入れられた払出ユニットUの上側部と摺接して、該払出ユニットUの上側部を所定装着位置に誘導案内するガイド専用に構成して実施してもよい。
要するに、前記ガイド手段Eとしては、収納搬送通路Sの下部開口5を通して差し入れられた払出ユニットUの上側部と摺接して、該払出ユニットUの上側部を所定装着位置に誘導案内することのできるものであれば、如何なる構造のものを採用してもよい。
の各々を左右一対の側板7A間に架設したが、係合部としては、左右一対の側板7Aに片持ち状態で突設されるピン状のものであってもよい。
D 抜止め保持手段
E ガイド手段
S 収納搬送通
U 払出ユニット
3 商品
5 下部開口
7 壁部
9 姿勢矯正板
11F 第2被ガイド部
11G 第1被ガイド部
20 係合部(上側支持軸)
21 係合凹部
25 装着案内板
25a ガイド面
Claims (6)
- 複数の商品を下方に払い出し可能な状態で積み重ね収納する収納搬送通路の下部に、最下端から二番目に位置する商品を受止めながら最下端に位置する商品を一つずつ払い出す払出ユニットが、前記収納搬送通路の下部開口を通して脱着自在に装着されているとともに、前記収納搬送通路内に差し入れられた払出ユニットの上側部を所定装着位置で脱着自在に係合保持する係合保持手段と、払出ユニットの下側部を所定装着位置で抜止め保持する抜止め保持手段が設けられている自動販売機であって、
前記収納搬送通路の下部開口を通して差し入れられた払出ユニットの上側部と摺接して、該払出ユニットの上側部を所定装着位置に誘導案内するガイド手段が設けられている自動販売機。 - 前記ガイド手段が、収納搬送通路を形成する壁部の一部を構成する状態で設けられた装着案内板の背面に形成されたガイド面と払出ユニットの上側部に形成された被ガイド部との摺接により、収納搬送通路の下部開口を通して差し入れられた払出ユニットの上側部を所定装着位置に誘導案内するように構成されている請求項1記載の自動販売機。
- 前記装着案内板が、上端側を支点として払出ユニットの上側部から離間する収納搬送通路側に一定範囲内で揺動自在で、かつ、払出ユニット側に近接する位置に復帰付勢されている請求項2記載の自動販売機。
- 前記係合保持手段が、収納搬送通路を形成する壁部のうち、通路長手方向で相対向する側板に設けられた係合部と、これに対して下方から係脱可能な状態で払出ユニットに設けられた係合凹部とから構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動販売機。
- 前記係合保持手段が、収納搬送通路を形成する壁部のうち、通路長手方向で相対向する側板に設けられた係合部とガイド手段のガイド面との間で下方から差し入れられた払出ユニットの上側部を挟み込む状態で係合するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動販売機。
- 前記装着案内板には、収納搬送通路内を落下移動する商品との当接に連れて該商品が通過可能な位置にまで弾性変形することにより、商品の落下姿勢を矯正する姿勢矯正板が設けられている請求項2記載の自動販売機。
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