JP2006099667A - 表示情報指定装置、情報表示制御装置、サーバ、利用者端末及びプログラム - Google Patents

表示情報指定装置、情報表示制御装置、サーバ、利用者端末及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 情報表示制御装置を使用するユーザのレベルに応じた適切な説明情報を当該情報表示制御装置に表示させることであって、そのような表示を当該情報表示制御装置の外部から行わしめること。
【解決手段】 子辞書は、親辞書から送信された学校レベル、見出語及び語義番号を受信する。そして、受信見出語に対応する説明情報の中から受信語義番号に対応する語義情報MN11を読み出して表示させる(a)。そして、文字列WD13が入力欄AR13に入力されると、当該文字列に適合する見出語のうち、受信学校レベル「中学」に対応するタグ表示条件「レベルA、B」を満たす見出語を読み出して見出語一覧LST13として表示させる(b)。続いて、反転表示M13で見出語一覧LST13中の「fishing」が指定されると、「fishing」に対応する説明情報の中のタグ表示条件を満たす語義情報を説明情報CT15として表示させる(c)。
【選択図】図10

Description

本発明は、表示情報指定装置、情報表示制御装置、サーバ、利用者端末及びプログラムに関する。
従来から、英和辞書、和英辞書等の数種類の辞書データベース(以下、データベースを「DB」という。)が組み込まれた携帯型の電子辞書装置(以下、単に「電子辞書」という。)と呼ばれる情報表示制御装置が知られている。辞書DBは、紙の辞書が電子化されたものであり、見出語と当該見出語を語義毎に説明・解説等する説明情報とを対応付けて集合した辞書情報を、コンピュータを用いて検索処理できるように体系的に構成されたものである。
また、一口に辞書と言っても、一般のユーザ向けに構成された学習用の辞書の他、医学や工学などの専門家向けに構成された辞書等もある。このような種々の辞書を持つ電子辞書において、例えば英和辞書がユーザによって選択されて入力文字が入力されると、その入力文字に適合する英単語(見出語)を一覧表示する。そして、一覧表示中から選択された英単語の意味(説明情報)を表示する。
このとき、説明情報は語義毎に表示されるが、ユーザにより指定された語義の説明情報を非表示にさせることのできる電子辞書が知られている(特許文献1参照)。
特許第3398078号公報
このような電子辞書は、学習の現場で多用されている。例えば、英語の授業において、生徒が英単語の意味(説明情報)を調べる際に電子辞書を利用する。このとき、電子辞書には、生徒の学年や学校レベル(小学、中学、高校等)で学習する予定の意味、即ち、生徒の知識や学校レベルに応じた意味のみが表示されることが望ましい。しかし、その英単語自体は知っていても、表示される語義毎の説明情報の中には、生徒が理解し得ない内容のものがあり得る。例えば、中学生の生徒であれば、高校や大学で学習する意味は理解し得ないし、必要ではない。このように、特に生徒の学年や学校レベルよりも上の学年や学校レベル(以下、「上級学年/学校レベル」という。)で学習する難しい意味内容が表示されてしまうと、生徒は学習意欲を減退させてしまいかねなかった。
また、先生が、英単語の意味内容を説明する際に、電子辞書を用いてその意味内容を調べる場合がある。しかし、上述した生徒の場合と同様に、上級学年/学校レベルで学習する意味内容が併せて表示されてしまうため、先生は、表示された意味内容の中から説明に適した意味内容をいちいち探さなければならなかった。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、情報表示制御装置を使用するユーザのレベルに応じた適切な説明情報を当該情報表示制御装置に表示させることであって、そのような表示を当該情報表示制御装置の外部から行わしめること、である。
以上の課題の解決するために、請求項1に記載の表示情報指定装置(例えば、図1の親辞書100)は、
レベル(例えば、学年や学校レベル、職業の分野)を指定する指定手段(例えば、図1の操作入力キー群5;図2のCPU110、入力部120;図6のステップA3)と、
見出語の説明情報を語義毎に表示する情報表示制御装置(例えば、図1の子辞書300)に、前記指定手段により指定されたレベルに応じた語義の説明情報を表示させるためのレベル情報(例えば、図2の指定学校レベル162)を送信するレベル情報送信手段(例えば、図2のCPU110、通信装置140;図6のステップA27)と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示情報指定装置において、
見出語と当該見出語の語義毎の説明情報と当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶手段(例えば、図2のROM150;図3の英和辞書DB152)と、
入力文字を入力する入力手段(例えば、図1の文字入力キー52;図2のCPU110、入力部120;図6のステップA5)
この入力手段により入力された入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうち、前記指定手段により指定されたレベルに対応する語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して表示制御する説明情報表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU110、表示部130;図6のステップA19〜A23)と、
を更に備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の表示情報指定装置であって、
前記説明情報表示制御手段は、前記入力された入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうち、前記指定手段により指定されたレベルに対応する語義の説明情報のみを前記辞書情報から読み出して表示制御する限定表示制御手段(例えば、図2のCPU110、表示部130;図6のステップA19〜A23)を有することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の表示情報指定装置であって、
前記説明情報表示制御手段は、前記入力された入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して表示し、その読み出した説明情報のうちの前記指定手段により指定されたレベルに対応する語義の説明情報の表示形態を、他の説明情報とは異なる表示形態(例えば、太字表示や斜体表示、下線表示)で識別表示する制御を行う識別表示制御手段(例えば、図2のCPU110、表示部130;識別表示処理)を有することを特徴といしている。
請求項5に記載の情報表示制御装置は、
見出語と当該見出語の語義毎の説明情報と当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶手段(例えば、図5のROM350、英和辞書DB352)と、
前記辞書情報中の見出語の中から一の見出語を指定する指定手段(例えば、図1の操作入力キー群9;図5のCPU310、入力部320;図7のステップB21)と、
表示情報指定装置からレベルを受信するレベル受信手段(例えば、図5のCPU310、通信装置340;図7のステップB1)と、
前記指定手段により指定された見出語の各語義の説明情報のうち、前記レベル受信手段により受信されたレベルに対応する語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して表示制御する説明情報表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ7;図5のCPU310、表示部330;図7のステップB23〜B25)と、
を備えることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の情報表示制御装置であって、
前記説明情報表示制御手段は、前記指定手段により指定された見出語の各語義の説明情報のうち、前記レベル受信手段により受信されたレベルに対応する語義の説明情報のみを前記辞書情報から読み出して表示制御する制御を行う限定表示制御手段(例えば、図5のCPU310、表示部330;図7のステップB23〜B25)を有することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の情報表示制御装置であって、
前記説明情報表示制御手段は、前記指定手段により指定された見出語の各語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して表示し、その読み出した説明情報のうちの前記レベル受信手段により受信されたレベルに対応する語義の説明情報の表示形態を、他の説明情報とは異なる表示形態で識別表示する制御を行う識別表示制御手段(例えば、図5のCPU310、表示部330;識別表示処理)を有することを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項5〜7の何れか一項に記載の情報表示制御装置であって、
前記記憶手段は、前記見出語と当該見出語のレベルとを対応付けて記憶する見出語レベル記憶手段(例えば、図16のROM450;図14の見出語テーブル252a)を有し、
入力文字を入力する入力手段(例えば、図1の操作入力キー群9;図5のCPU310、入力部320;図17のステップD3)と、
前記入力された入力文字に適合する見出語のうち、前記レベル受信手段により受信されたレベルに対応する見出語を前記見出語レベル記憶手段から読み出して表示制御する見出語表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ7;図5のCPU310、表示部330;図17のステップD9〜D13)と、
を更に備え、
前記指定手段は、前記見出語表示制御手段により表示制御された見出語の中から一の見出語を選択する選択手段を有することを特徴としている。
請求項9に記載の情報表示制御装置は、
見出語と、当該見出語のレベルと、当該見出語の語義毎の説明情報とを対応付けて記憶する記憶手段(例えば、図5のROM150;図3の英和辞書DB152)と、
レベルを設定する設定手段(例えば、図5のCPU310;図17のステップB1)と、
入力文字を入力する入力手段(例えば、図1の操作入力キー群9;図5のCPU310、入力部320;図7のステップB9)と、
前記入力文字に適合する見出語のうち、前記設定手段により設定されたレベルに対応する見出語を前記見出語レベル記憶手段により記憶された見出語の中から読み出して表示制御する見出語表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ7;図5のCPU310、表示部330;図7のステップB13〜B19)と、
を備えることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の情報表示制御装置であって、
前記記憶手段は、前記語義毎の説明情報と、当該語義のレベルとを対応付けて記憶する語義レベル記憶手段(例えば、図5のROM360;図3の英和辞書DB152)を有し、
前記見出語表示制御手段により表示制御された見出語の中から一の見出語を選択する選択手段(例えば、図1の操作入力キー群9;図5のCPU310、入力部320;図7のステップB21)と、
この選択手段により選択された見出語に対応する各語義の説明情報のうち、前記設定手段により設定されたレベルに対応する語義の説明情報を前記語義レベル記憶手段から読み出して表示制御する説明情報表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ7;図5のCPU310、表示部330;図7のステップB23〜B25)と、
を更に備えることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、
所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたサーバにおいて、
見出語と、当該見出語の語義毎の説明情報と、当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶手段(例えば、図25のサーバ910の記憶部)と、
レベルを選択するレベル選択手段(例えば、図25のサーバ910のCPU)と、
前記利用者端末から入力文字を受信する入力文字受信手段(例えば、図25のサーバ910のCPUや通信装置、入力文字列の受信(2))と、
前記入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうちの、前記レベル選択手段により選択されたレベルに対応する語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して前記利用者端末へ送信する説明情報送信手段(例えば、図25のサーバ910のCPUや通信装置、語義情報の送信(5))と、
を備えることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、
見出語と当該見出語の語義毎の説明情報と当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶手段と、利用者識別情報に対応するレベルを記憶し(例えば、図25のレベルID対応テーブル912)、利用者識別情報に応じたレベルを選択する選択制御手段とを備えるサーバ(例えば、図25のサーバ910)と所定の通信回線を介して通信可能に接続された利用者端末において、
入力文字を入力する入力手段(例えば、図25の子辞書810の入力部)と、
この入力手段により入力された入力文字及び利用者識別情報を前記サーバへ送信する制御を行う送信制御手段(例えば、図25の子辞書810のCPUや通信装置、IDの送信(1)、入力文字列の送信(2))と、
前記送信された入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうち、送信された利用者識別情報に応じたレベルに対応する語義の説明情報を前記サーバから受信する説明情報受信手段(例えば、図25の子辞書810の通信装置、語義情報の受信(5))と、
この説明情報受信手段により受信された説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御手段(例えば、図25の子辞書810のCPUや表示部)と、
を備えることを特徴としている。
請求項13に記載のプログラムは、
コンピュータに、
レベル(例えば、学校レベルや職業の分野)を指定する指定機能(例えば、図2のCPU110;図6のステップA3)と、
見出語の説明情報を語義毎に表示する情報表示制御装置(例えば、図1の子辞書300)に、前記指定機能により指定されたレベルに応じた語義の説明情報を表示させるためのレベル情報(例えば、図2の指定学校レベル162)を送信するレベル情報送信機能(例えば、図2のCPU110;図6のステップA27)と、
を実現させることを特徴としている。
請求項14に記載のプログラムは、
コンピュータに、
見出語と当該見出語の語義毎の説明情報と当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶機能(例えば、図5のROM350、英和辞書DB352)と、
前記辞書情報中の見出語の中から一の見出語を指定する指定機能(例えば、図5のCPU310;図7のステップB21)と、
表示情報指定装置からレベルを受信するレベル受信機能(例えば、図5のCPU310;図7のステップB1)と、
前記指定機能により指定された見出語の各語義の説明情報のうち、前記レベル受信機能により受信されたレベルに対応する語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して表示制御する説明情報表示制御機能(例えば、図5のCPU310;図7のステップB23〜B25)と、
を実現させることを特徴としている。
請求項15に記載のプログラムは、
コンピュータに、
見出語と、当該見出語のレベルと、当該見出語の語義毎の説明情報とを対応付けて記憶する記憶機能(例えば、図5のROM150;図3の英和辞書DB152)と、
レベルを設定する設定機能(例えば、図5のCPU310;図17のステップB1)と、
入力文字を入力する入力機能(例えば、図5のCPU310;図7のステップB9)と、
前記入力文字に適合する見出語のうち、前記設定機能により設定されたレベルに対応する見出語を前記見出語レベル記憶機能により記憶された見出語の中から読み出して表示制御する見出語表示制御機能(例えば、図5のCPU310;図7のステップB13〜B19)と、
を実現させることを特徴としている。
請求項16に記載のプログラムは、
所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたサーバに、
見出語と、当該見出語の語義毎の説明情報と、当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶機能と、
レベルを選択するレベル選択機能と、
前記利用者端末から入力文字を受信する入力文字受信機能(例えば、図25の入力文字列の受信(2))と、
前記入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうちの、前記レベル選択機能により選択されたレベルに対応する語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して前記利用者端末へ送信する説明情報送信機能(例えば、図25の語義情報の送信(5))と、
を実現させることを特徴としている。
請求項17に記載のプログラムは、
見出語と当該見出語の語義毎の説明情報と当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶手段と、利用者識別情報に対応するレベルを記憶し(例えば、図25のレベルID対応テーブル912)、利用者識別情報に応じたレベルを選択する選択制御手段とを備えるサーバ(例えば、図25のサーバ910)と所定の通信回線を介して通信可能に接続されたコンピュータに、
入力文字を入力する入力機能と、
この入力機能により入力された入力文字及び利用者識別情報を前記サーバへ送信する制御を行う送信制御機能(例えば、図25のIDの送信(1)、入力文字列の送信(2))と、
前記送信された入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうち、送信された利用者識別情報に応じたレベルに対応する語義の説明情報を前記サーバから受信する説明情報受信機能(例えば、図25の語義情報の受信(5))と、
この説明情報受信機能により受信された説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御機能と、
を実現させることを特徴としている。
請求項1又は13に記載の発明によれば、指定されたレベルに応じた語義の説明情報を情報表示制御装置に表示させるためのレベル情報が当該情報表示制御装置に送信されることになる。従って、送信先の情報表示制御装置で何ら特別な設定や辞書の指定を行わなくても、送信先のレベルにあった説明情報を容易かつ適切に表示させることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、さらに、入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうち、レベルに対応する語義の説明情報を表示することができる。従って、レベル情報の送信先で表示させる説明情報のレベルに合わせて、同じレベルの語義の説明情報を表示情報指定装置で表示することができる。例えば、送信先である生徒の情報表示制御装置と同じレベルの語義の説明情報を、先生の表示情報指定装置に表示させることができ、同じレベルの語義を表示させて授業を効率よく行うことも可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうち、指定手段により指定されたレベルに対応する語義の説明情報のみを表示制御する表示情報指定装置が実現される。例えば、授業中に先生がこの表示情報指定装置を使用する場合、生徒のレベルを予め指定しておけば、生徒のレベルに対応する語義の説明情報のみが表示されるため、先生は、生徒の知識に応じた説明情報をもとに授業を進行するといったことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうち、指定手段により指定されたレベルに対応する語義の説明情報を、他の語義の説明情報と異なる表示形態で表示制御する表示情報指定装置が実現される。例えば、授業中に先生がこの表示情報指定装置を使用する場合、生徒のレベルを予め指定しておけば、生徒のレベルに対応する語義の説明情報が他の説明情報と識別表示される。このため、先生は、生徒の知識に対応する説明情報を容易に判別できるようになる。
請求項5又は14に記載の発明によれば、指定された見出語に対応する説明情報のうち、表示情報指定装置から受信したレベルに対応する語義の説明情報を表示することができる。このため、表示情報指定装置からレベルを受信するだけで、何ら特別な設定や辞書の指定を行わなくても、レベルにあった説明情報を容易かつ適切に表示させることが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、指定手段により指定された見出語に対応する説明情報のうち、受信したレベルに対応する語義の説明情報のみを表示制御する情報表示制御装置が実現される。従って、例えば、情報表示制御装置を使用するユーザのレベルが表示情報指定装置から送信されれば、そのユーザは、自分のレベルに応じた説明情報のみを容易に確認することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、指定手段により指定された見出語に対応する各語義の説明情報のうち、受信したレベルに対応する語義の説明情報を他の説明情報と異なる表示形態で表示制御する情報表示制御装置が実現される。従って、情報表示制御装置を使用するユーザのレベルが表示情報指定装置から送信された場合、そのユーザは、自分のレベルに応じた説明情報を表示された説明情報の中から容易に判別・選定することができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項5〜7の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、入力文字に適合する見出語のうち、受信したレベルに対応する見出語を表示制御する情報表示制御装置が実現される。従って、情報表示制御装置を使用するユーザのレベルが表示情報指定装置から送信された場合、そのユーザは、自分のレベルに応じた見出語を容易に確認することができる。
請求項9又は15に記載の発明によれば、入力文字に適合する見出語のうち、設定されたレベルに対応する見出語を表示することができる。このため、ユーザが自分のレベルを設定すれば、入力文字に適合し、且つ自分のレベルに応じた見出語を表示させることができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項9に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、選択された見出語に対応する語義毎の説明情報のうち、設定されたレベルに対応する語義の説明情報を表示制御する情報表示制御装置が実現される。従って、ユーザは、自分のレベルを設定することにより、自分のレベルに応じた適切な説明情報を容易に表示させることができる。
請求項11又は16に記載の発明によれば、利用者端末から受信した入力文字に適合する見出語に対応する語義毎の説明情報のうち、選択したレベルに対応する語義の説明情報を当該利用者端末へ送信するサーバが実現される。従って、例えば、利用者端末のユーザのレベルを選択することにより、そのユーザのレベルに応じた適切な説明情報を利用者端末へ送信することが。
請求項12又は17に記載の発明によれば、入力文字と利用者識別情報とをサーバへ送信し、その入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうち、利用者識別情報に応じたレベルに対応する語義の説明情報をサーバから受信して表示することができる。従って、利用者端末側の利用者(ユーザ)は、何ら特別な設定や辞書の指定を行わなくても、自分のレベルに応じた説明情報を容易に確認することができる。
以下、本発明の表示情報指定装置及び情報表示制御装置それぞれを別個の電子辞書に適用した場合の実施形態について図1〜図24を参照して詳細に説明する。尚、表示情報指定装置と情報表示制御装置との関係を親子に例えて、表示情報指定装置を適用した電子辞書を親電子辞書(以下、略して「親辞書」という。)、情報表示制御装置を適用した電子辞書を子電子辞書(以下、略して「子辞書」という。)と称して以下の説明を行う。
図1(a)は、親辞書100及び子辞書300の概観の一例を示す図である。同図(a)のように、親辞書100は、ディスプレイ3と操作入力キー群5とを備え、子辞書300は、ディスプレイ7と操作入力キー群9とを備えて構成されている。
操作入力キー群5及び9の各キーにはそれぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザはこれらのキーを押下して、親辞書100及び子辞書300それぞれを操作する。
図1(b)は、親辞書100の操作入力キー群5のキー配置の一例を示す図である。同図(b)に示すように、操作の確定指示を入力する決定キー50、カーソルの移動指示等を入力するカーソルキー51、文字入力キー52、直前の表示画面に表示を戻すための戻るキー53、英和辞書DBを検索対象とした検索を開始させるための英和キー54、学年レベルの設定を行うためのレベル設定キー55、設定された学年を子辞書300に送信させるための送信キー56等を備えている。
尚、子辞書300の操作入力キー群9のキー配置は、親辞書100の操作入力キー群5のキー配置からレベル設定キー55と送信キー56を削除した構成であるので、その図示と説明とを省略する。また、子辞書300の各キーの符号は、訳/決定キー90、カーソルキー91、文字入力キー92、戻るキー93、英和キー94、レベル設定キー95及び送信キー96として以下説明する。
親辞書100と子辞書300とは、それぞれ通信装置を備えて通信可能に構成されている。親辞書100は、ユーザの操作に応じて指定・設定された学校レベルを子辞書300へ送信する。子辞書300は、親辞書100から送信された学校レベルを受信する(以下、この受信した学校レベルを「受信学校レベル」という。)。そして、子辞書300は、入力された文字列に適合する見出語を検索し、検索した見出語の中から受信学校レベルに基づいて見出語を選択して一覧表示する。また、一覧表示した見出語の中からユーザ操作によって指定された見出語の説明情報を表示するが、その説明情報の表示の際にも、受信学校レベルに基づいて各語義を選択して、その選択した語義の説明情報を表示する。
〔第1実施形態〕
次に、第1実施形態における親辞書100及び子辞書300の説明を、図2〜11を用いて行う。
図2は、親辞書100の機能構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、親辞書100は、CPU(Central Processing Unit)110と、入力部120と、表示部130と、通信装置140と、ROM(Read Only Memory)150と、RAM(Random Access Memory)160とがバス170に接続されて構成されている。
CPU110は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの入出力を行う。具体的には、CPU110は、入力部120から入力される操作信号に応じてROM150に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、処理結果を表示するための表示データを表示部130に出力し、当該表示データに従った表示画面を表示部130に表示させる。
入力部120は、仮名、アルファベット等の文字入力や機能選択等に必要なキー群を備え、押下されたキーの押下信号等をCPU110に出力する。この入力部120におけるキー入力により、カーソルの移動、文字入力、確定指示の入力等が実現される。尚、この入力部120は、図1(a)に示す操作入力キー群5に相当するものである。
表示部130は、CPU110から入力される表示データに基づいて各種画面を表示させるための表示装置であり、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される。尚、この表示部130は、図1(a)に示すディスプレイ3に相当するものである。
通信装置140は、アンテナ、送信回路及び受信回路等を備えて構成され、CPU110の制御に基づいて子辞書300との間で無線通信を行う。無線通信方式は、例えば、赤外線やBluetooth(登録商標)等の通信方式を適宜採用することとしてよい。
ROM150は、各種初期設定、ハードウェアの検査、又は必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムを格納する。CPU110は、親辞書100の電源投入時にこの初期プログラムを実行することにより、親辞書100の動作環境を設定する。また、ROM150は、親辞書100の動作に係る種々の機能を実現するためのデータやプログラムを格納する。図2によれば、ROM150は、英和辞書DB152と、学校レベルテーブル154と、第1親辞書検索プログラム156とを格納する。
英和辞書DB152は、見出語と、見出語タグと、当該見出語の説明情報と、語義タグとを対応付けて記憶するデータテーブルである。見出語タグは、対応する見出語の難易度(レベル)を表す識別子であり、「tag」という文字列と、“A”〜“D”というレベルを表す文字列とにより構成される。例えば、図3の見出語タグTG1「tagA」は、対応する見出語「fish」のレベルが“A”であることを表している。本実施形態において、“A”は小学レベル、“B”は中学レベル、“C”は高校レベル、“D”は大学・一般レベル(以下、単に「一般レベル」という。)を表している。従って、図3によれば、「fish」は小学レベル、「fish and chips」は一般レベルの見出語となる。
説明情報は、語義番号と語義情報とを有して構成され、語義タグと1対1で対応付けられている。語義番号は、見出語の語義毎に振られた番号であり、語義情報は、見出語の意味(語義毎の説明情報)である。語義タグは、見出語の語義の難易度(レベル)を表す識別子であり、見出語タグと同様の文字列によって構成される。
図3は、英和辞書DB152のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、例えば、見出語EW1「fish」には、見出語タグTG1「tagA」が対応付けられている。これは、「fish」という英単語が、小学レベルの英単語、即ち小学校で学習する英単語であることを表している。また、見出語EW1「fish」には、説明情報が対応付けらており、この説明情報中には、「1」〜「4」の語義番号と、当該語義番号それぞれに対応付けられた「魚、魚類」、・・・、「a水中の大きな生き物・・・」といった語義情報とが含まれている。また、語義情報MN3「水産物、魚介、・・・」には、語義タグTG3「tagB」が対応付けられている。これは、語義情報MN3の内容が中学レベルであり、「fish」の「水産物、魚介、・・・」という意味内容は中学校で学習するということを表している。
尚、見出語タグ及び語義タグ中のレベルを小学、中学、高校及び一般の4種として説明したが、例えば、小学1年〜6年、中学1年〜3年、高校1年〜3年、一般と更に細分化したレベルを設定することとしてもよい。
学校レベルテーブル154は、学校レベルとタグ表示条件とを対応付けて記憶するデータテーブルである。図4にそのテーブル構成の一例を示す。タグ表示条件とは、入力文字列164に適合する見出語を表示させるか否かを判定するための条件、又は指定見出語166に対応する説明情報中の語義情報を表示させるか否かを判定するための条件である。例えば、同図によれば、学校レベル「中学」にはタグ表示条件「レベルA、B」が対応付けられている。これは、ユーザによって指定された学校レベルが「中学」であった場合、見出語を表示させるための条件は、見出語タグのレベルが“A”又は“B”であること、即ち、見出語タグが「tagA」又は「tagB」であることであり、また、語義情報を表示させるための条件は、語義タグが「tagA」又は「tagB」であることを表している。
CPU110は、後述する学校レベル指定操作によって指定された学校レベル(指定学校レベル162)に対応するタグ表示条件を選択し(以下、この選択したタグ表示条件を「選択タグ表示条件」という。)、選択タグ表示条件を満たす見出語及び語義情報を表示部130に表示させる。例えば、選択タグ表示条件が「レベルA、B」であった場合は、見出語タグが「tagA」又は「tagB」である見出語と、語義タグが「tagA」又は「tagB」である語義番号及び語義情報とを当該条件を満たすと判定して表示部130に表示させる。
第1親辞書検索プログラム156は、第1実施形態に係る第1親辞書検索処理(図6参照)を実現するためのプログラムである。具体的には、CPU110は、レベル設定キー55が押下されたことを検知すると、第1親辞書検索プログラム156をROM150から読み出すことで、第1親辞書検索処理を開始する。
RAM160は、CPU110が実行する各種プログラムやこれらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保管する記憶領域を備える。図2によれば、RAM160は、指定学校レベル162と、入力文字列164と、指定見出語166と、選択語義番号168とを格納する。
指定学校レベル162は、ユーザの学校レベル指定操作によって指定された学校レベルである。学校レベル指定操作とは、図8(a)に示す学校レベル設定テーブルTB1の中から学校レベルを指定・選択する操作であり、具体的には、カーソルキー51で反転表示M1を移動して、所望の学校レベルに反転表示M1を合わせて訳/決定キー50を押下するまでの一連の操作である。CPU110は、学校レベル指定操作により指定された学校レベルを指定学校レベル162としてRAM160に格納する。
入力文字列164は、ユーザの文字入力キー52の押下によって入力された文字列である。CPU110は、この入力文字列164と一致、或いは前方一致する文字列を含む見出語を英和辞書DB152から検索する。そして、この検索した見出語のうち、指定学校レベル162に対応するタグ表示条件を満たす見出語を英和辞書DB152から読み出して表示部130に一覧表示させる。尚、この入力文字列164と一致、或いは前方一致する文字列を含む見出語を、「入力文字列164に適合する見出語」ということとする。
指定見出語166は、ユーザの見出語指定操作によって指定された見出語である。見出語指定操作とは、表示部130に一覧表示された見出語(例えば、図8(c)の見出語一覧LST5)上に表示された反転表示M5をカーソルキー51で所望の見出語に合わせて訳/決定キー50を押下するまでの一連の操作である。CPU110は、見出語指定操作により指定された見出語を指定見出語166としてRAM160に格納する。
選択語義番号168は、指定学校レベル162と指定見出語166とに基づいて選択された語義番号である。CPU110は、指定見出語166に対応する説明情報の中から、選択タグ表示条件を満たす語義タグに対応する語義番号を選択して、選択語義番号168としてRAM160に記憶する。また、CPU110は、この選択語義番号168と、指定学校レベル162と、指定見出語166とをレベル情報として子辞書100へ送信する。
図5は、第1実施形態における子辞書300の機能構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、子辞書300は、CPU310と、入力部320と、表示部330と、通信装置340と、ROM350と、RAM360とを備えて構成される。尚、これらの構成要素の主な機能は、図2において図示した親辞書100の構成要素と同様であるのでその詳細な説明は省略する。
ROM350は、英和辞書DB352と、学校レベルテーブル354と、第1子辞書検索プログラム356とを格納する。英和辞書DB352は上述した親辞書100の英和辞書152と、学校レベルテーブル354は親辞書100の学校レベルテーブル154と同様のテーブル構成であるので、そのテーブル構造の図示と説明とを省略する。
第1子辞書検索プログラム356は、第1実施形態に係る第1子辞書検索処理(図7参照)を実現するためのプログラムである。具体的には、CPU310は、子辞書300の電源が投入されると、第1子辞書検索プログラム356をROM350から読み出すことで、第1子辞書検索処理を開始する。
RAM360は、受信データ362と、入力文字列364と、指定見出語366とを格納する。入力文字列364は、親辞書100の入力文字列164と同様にユーザにより入力された文字列であり、指定見出語366は、見出語指定操作によって指定された見出語である。
受信データ362は、親辞書100から送信されたデータ(レベル情報)であり、受信学校レベル362aと、受信見出語362bと、受信語義番号362cとを有して構成される。CPU310は、親辞書100から送信された学校レベル、見出語及び語義番号を受信して、これらのデータをそれぞれ受信学校レベル362a、受信見出語362b及び受信語義番号362cとしてRAM360に格納する。
次に、親辞書100及び子辞書300の具体的な動作を図6及び7のフローチャートを用いて説明する。
先ず、親辞書100の第1親辞書検索処理について図6を参照して説明する。CPU110は、第1親辞書検索処理を開始すると、図8(a)のような学校レベル設定画面W1を表示部130に表示させて(ステップA1)、学校レベル指定操作を検知するまで待機する(ステップA3)。CPU110は、学校レベル指定操作を検知すると(ステップA3:Yes)、当該操作により指定された学校レベルを指定学校レベル162としてRAM160に格納する。そして、ユーザにより入力された文字列を入力文字列164としてRAM160に入力・格納する(ステップA5)。
CPU110は、訳/決定キー50の押下を検知するまで待機して(ステップA7)、当該キーの押下を検知した場合は(ステップA7:Yes)、学校レベルテーブル154の中から指定学校レベル162に対応するタグ表示条件を選択して選択タグ表示条件とする(ステップA9)。
そして、入力文字列164に適合する見出語を英和辞書DB152から検索し(ステップA11)、その検索した見出語のうちの、選択タグ表示条件を満たす見出語を英和辞書DB152から読み出す(ステップA13)。
CPU310は、読み出した見出語を表示部130に一覧表示させて(ステップA15)、見出語指定操作を検知まで待機する(ステップA17)。そして、見出語指定操作を検知したならば(ステップA17:Yes)、当該操作により指定された見出語を指定見出語166としてRAM160に格納する。
そして、指定見出語166に対応する説明情報の中から、ステップA9で選択したタグ表示条件を満たす語義番号を選択し、当該語義情報を選択語義番号168としてRAM160に記憶する(ステップA19)。CPU110は、英和辞書DB152の指定見出語166に対応する説明情報の中から、選択語義番号168に対応する語義情報を読み出して、選択語義番号168と併せて表示部130に表示させる(ステップA21〜A23)。
続いて、送信キー56の押下を検知するまで待機する(ステップA25)。CPU110は、送信キー56の押下を検知したならば(ステップA25:Yes)、RAM160から指定学校レベル162、指定見出語166及び選択語義番号168を読み出して、通信装置140を介して子辞書300へ送信した後(ステップA27)、第1親辞書検索処理を終了する。
次に、子辞書300の第1子辞書検索処理について図7を参照して説明する。CPU310は、第1子辞書検索処理を開始すると、先ず、親辞書100から送信される学校レベル、見出語及び語義番号を受信するまで待機する(ステップB1)。そして、学校レベル、見出語及び語義番号を受信したならば(ステップB1:Yes)、それらのデータを受信データ362としてRAM360に記憶する。
続いて、受信見出語362bに対応する説明情報を英和辞書DB352から読み出し(ステップB3)、その読み出した説明情報のうち、受信語義番号362cに対応する語義情報を選択する(ステップB5)。そして、選択した語義情報を受信語義番号と併せて表示部330に表示させる(ステップB7)。
尚、子辞書100は、親辞書100がレベル情報として送信する指定学校レベル162、指定見出語166及び選択語義番号168を受信し、これらのデータを元に語義情報を選択して表示させることとして説明したが、例えば、次のようにしてもよい。即ち、親辞書100が、レベル情報として指定学校レベル162及び指定見出語166を送信し、子辞書300が、受信見出語362bに対応する説明情報の中の、受信学校レベル362aに対応するタグ表示条件を満たす語義情報を選択して表示させることとしてもよい。また、親辞書100が、指定学校レベル162の代わりに指定学校レベル162に対応するタグ表示条件を送信することとしてもよい。この場合は、子辞書300側で学校レベルテーブル354を記憶しておく必要がなくなる。
CPU310は、ステップB7の処理後、ユーザによって入力された文字列を入力文字列364としてRAM360に格納して、訳/決定キー90の押下を検知するまで待機する(ステップB11)。そして、訳/決定キー90の押下を検知した場合は(ステップB11:Yes)、受信学校レベル362aに対応するタグ表示条件を学校レベルテーブル354から選択する(ステップB13)。
CPU310は、入力文字列364に適合する見出語を英和辞書DB352から検索し(ステップB15)、その検索した見出語のうちの、選択タブ表示条件を満たす見出語を英和辞書DB352から読み出して(ステップB17)、当該見出語を表示部330に一覧表示させる(ステップB19)。
そして、ユーザによる見出語指定操作を検知するまで待機する(ステップB21)。CPU310は、見出語指定操作を検知したならば(ステップB21:Yes)、当該操作によって指定された見出語を指定見出語366としてRAM360に格納する。そして、指定見出語366に対応する英和辞書DB352の説明情報の中から、ステップB13で選択したタグ表示条件を満たす語義番号と語義情報とを読み出して(ステップB23)、その語義番号に語義情報を併せて表示部330に表示させた後(ステップB25)、CPU310は第1子辞書検索処理を終了する。
次に、親辞書100及び子辞書300を用いた具体的な使用例について、図8〜11を用いて説明する。尚、以下の説明においては、親辞書100を先生、子辞書300を生徒が使用することとしとし、親辞書100及び子辞書300が授業中に使用される場合の例として説明する。
先ず、先生が、親辞書100のレベル設定キー55を押下すると、図8(a)のような学校レベル設定画面W1が表示部130に表示される。そして、カーソルキー51で学校レベル設定テーブルTB1上の反転表示M1を移動して、その反転表示M1を「中学 レベルA、B」に合わせて訳/決定キー50を押下すると、図8(b)のような「中学を設定しました。レベルA、Bを表示します。」というメッセージMS3が表示される(図6のステップA1〜A3に相当)。
そして、文字入力キー52で「fish」という文字列WD5を入力欄AR5に入力して、訳/決定キー50を押下すると、図8(c)のような見出語一覧LST5が表示される(図6のステップA5〜A15に相当)。
このとき、指定学校レベル162は「中学」であるので、学校レベルテーブル154の学校レベル「中学」に対応するタグ表示条件「レベルA、B」がCPU110により選択される。そして、図3の英和辞書DB152には、「fish」、「fish and chips」、「fish bone」、・・・、「fishing」、・・・といった「fish」に適合する見出語が格納されているが、これらの見出語のうち、選択タグ表示条件を満たす見出語、即ち、見出語タグが「tagA」又は「tagB」である見出語のみが読み出される。同図においては、「fish」の見出語タグが「tagA」であり、「fishing」の見出語タグが「tagB」であるから、この2つの見出語が読み出されて、図8(c)に示すような見出語一覧LST5として表示されることとなる。
先生が、反転表示M5で「fish」を選択・指定して、訳/決定キー50を押下すると、図9(a)のように見出語EW7「fish」と説明情報CT7「1 魚、魚類 2 魚肉、(食物としての)魚・・・」が表示される(図6のステップA17→A19〜A23に相当)。このとき、指定見出語166は「fish」であり、この指定見出語166に対応する説明情報中の語義番号のうち、選択タグ表示条件である「レベルA、B」を満たす語義タグ、即ち、語義タグ「tagA」又は「tagB」に対応する語義番号「1」、「2」及び「3」がCPU110により選択されて選択語義番号168としてRAM160に記憶される。そして、指定見出語「fish」に対応する説明情報の中の選択語義番号168に対応する語義情報「魚、魚類」、「魚肉、(食物としての)魚」及び「水産物、魚介」が英和辞書DB152から読み出されて、選択語義番号160と共に表示部130に表示される。
図9(a)の説明情報CT7の表示後、先生が、送信キー56を押下すると、「レベルA、Bでの「fish」のデータを送信しました。また、子辞書の学校レベルを「中学」に変更します。」というメッセージMS9が図9(b)のように表示される(図6のステップA25→A27に相当)。この先生の送信キー56の押下が為されると、生徒側の子辞書300では、図10(a)のように見出語EW11「fish」と説明情報CT11「1 魚、魚類 2 魚肉、(食物としての)魚・・・」とが表示される(図7のステップB1→B3〜B7に相当)。
ここで、送信キー56が押下された際、親辞書100からは指定学校レベル162「中学」と、指定見出語166「fish」と、選択語義番号168「1、2、3」とが送信される。子辞書300側では、親辞書100から送信されたこれらのデータが受信されて、受信データ362として記憶される。そして、受信見出語362b「fish」に対応する説明情報の中の、受信語義番号162c「1、2、3」に対応する語義情報「魚、魚類」、「魚肉、(食物としての)魚」及び「水産物、魚介」が英和辞書DB352から読み出されて図10(a)の語義情報MN11として表示される。
例えば、先生が授業中に英単語の解説を行う場合、親辞書100で当該英単語を検索して、その英単語(見出語)と意味(説明情報)とを表示させる。そして、送信キー56を押下すれば、図10(a)のように親辞書100と同じ内容を生徒の子辞書300に対しても表示させることができる。このため、各生徒がその英単語を調べるためにわざわざスペルを入力することなく、当該英単語の意味を表示させることができる。
また、このとき、表示される説明情報CT11中の語義情報は、小学レベル又は中学レベルの語義情報である。このため、先生は、中学生には難しい内容となる高校レベルや一般レベルの語義情報を子辞書300に表示させずに、生徒の学校レベルに合ったレベルの語義情報のみを表示させることができる。
続いて、生徒が、入力欄AR13に「fish」という文字列WD13を入力して、訳/決定キー90を押下すると、見出語一覧LST13が表示される(図7のステップB9〜B11→B13〜B19に相当)。この見出語一覧LST13は、図8(c)の親辞書100の見出語一覧LST5と同様の内容であり、「fish」に適合する見出語のうちの、受信学校レベル362a「中学」に対応するタグ表示条件「レベルA、B」を満たす見出語となる。
そして、図10(b)においてカーソルキー91で反転表示M15を移動して、「fishing」を選択・指定して訳/決定キー90を押下すると、図10(c)のように見出語EW15「fishing」と説明情報CT15「1 魚釣り、魚とり」とが表示される(図7のステップB21→B23〜B25に相当)。
このとき、子辞書300の受信学校レベル362aは「中学」であるから、「中学」に対応するタグ表示条件「レベルA、B」を満たす語義番号と語義情報とが英和辞書DB352から読み出されて表示される。「fising」に対応する語義タグには、「tagB」と「tagC」とがあり、タグ表示条件「レベルA、B」を満たす語義タグは「tagB」となる。このため、「tagB」に対応する語義番号「1」と語義情報「1 魚釣り、魚とり」とが英和辞書DB352から読み出されて図10(c)のような説明情報CT15が表示されることとなる。
以上、第1実施形態によれば、親辞書100は、指定された学校レベルに対応するタグ表示条件を満たす見出語や語義情報を表示するのに対し、子辞書300は、親辞書300において指定された学校レベルを親辞書100から受信して、受信した学校レベルに対応するタグ表示条件を満たす見出語や語義情報、即ち、親辞書100と同様の見出語や語義情報を表示する。
このため、例えば、先生は、生徒の学校レベルを親辞書100に対して指定すれば、当該生徒の学校レベルで学習する見出語や説明情報、即ち生徒の理解し得る範囲の見出語や説明情報が親辞書100に適切に表示される。従って、先生が授業中に英単語を解説する際、他の学校レベルで学習する意味内容を誤って教えてしまうことを防止できる。また、親辞書100で表示させた見出語とその説明情報とを、教室中の多くの生徒の子辞書に一括して表示させることができるため、各生徒に当該見出語のスペルをわざわざ入力させなくてもよい。従って、電子辞書を用いて英単語を解説するにあたって、生徒側でスペルの入力ミスがなくなり、授業の進行がスムーズに行えるようになると期待される。
また、生徒の子辞書300において検索を行った際、生徒の学校レベルよりも上の学校レベルで習得する見出語の説明情報が子辞書300に表示されないため、従来の電子辞書のように難解な説明情報が表示されて学習意欲を失ってしまうといったことがなくなる。
また、送信先で表示させる送信先のレベルに合わせて、同じレベルの語義の説明情報を表示させることができる。例えば、送信先である生徒の情報表示制御装置と同じレベルの語義の説明情報を、先生の表示情報指定装置に表示させることができ、同じレベルの語義を表示させて授業を効率よく行うことも可能となる。
尚、親辞書100及び子辞書300は、選択タグ表示条件を満たす語義情報のみを英和辞書DBから読み出して表示させることとしたが、例えば、次のようにしてもよい。即ち、親辞書100のCPU110は、指定見出語166に対応する説明情報を英和辞書DB152から読み出して、その説明情報の中から選択タグ表示条件を満たす語義情報を選択して、太字表示及び斜体表示すると共に、下線UL11を付して図11の語義情報MN17aのように表示させる(識別表示処理)。また、選択タグ表示条件を満たさない語義情報MN17bは、初期状態のフォントで表示させる。尚、子辞書300も同様の表示画面となる。また、識別表示の方法は、例えば、反転表示、網かけ表示、フォントの拡大等としてもよい。また、表示部がカラーLCD等であれば、表示色を変更することとしてもよい。
このように生徒の学校レベルで学習する語義情報が識別表示されることで、先生は、表示された語義情報の中から、生徒の学校レベルに適した語義情報を容易に判別・選定することができる。
また、英和辞書DB152を図3のようなデータ構成とすることとして説明したが、例えば、図12の英和辞書DB153のようなデータ構成とすることとしてもよい。即ち、図12に示すように、英和辞書DB153は、見出語テーブル153aと説明情報テーブル153bとを有して構成される。
見出語テーブル153aは、見出語と、見出語レベルと、語義番号と、語義レベルとを対応付けて記憶するデータテーブルである。見出語レベルは、見出語の難易度(レベル)であり、上述した第1実施形態と同様に“A(小学レベル)”、“B(中学レベル)”、“C(高校レベル)”及び“D(一般レベル)”の4つがある。見出語テーブル153aの語義番号は、説明情報テーブル153bの語義番号を示している。語義レベルは、対応する語義番号によって指し示された説明情報テーブル153b中の語義情報の難易度(レベル)であり、見出語レベルと同様に、“A”、“B”、“C”及び“D”の4つがある。説明情報テーブル153bは、見出語と、語義番号及び語義情報を有する説明情報とを対応付けて記憶するデータテーブルである。
英和辞書DB153を備えた親辞書100及び子辞書300は、見出語の一覧表示の際、入力文字列に適合する見出語のうち、選択タグ表示条件のレベルと同一の見出語レベルが対応付けられた見出語を見出語テーブル153aから読み出して一覧表示する。また、語義情報の表示においては、指定見出語に対応する語義番号のうち、対応する語義レベルが、選択タグ表示条件のレベルと同一である語義番号を見出語テーブル153aから選択する。そして、説明情報テーブル153b中の指定見出語に対応する語義番号のうち、選択した語義番号に対応する語義情報を表示させる。このように、英和辞書DBのテーブル構成を変更してもよい。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の表示情報指定装置を親辞書100に、情報表示制御装置を子辞書300に適用した場合の第2実施形態について図13〜21を用いて説明する。
第2実施形態における親辞書100は、図2に示したROM150とRAM160とを、図13に示したROM250とRAM260とに置き換え、子辞書300は、図5に示したROM350とRAM360とを、図16に示したROM450とRAM460とに置き換えた構成である。尚、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図13(a)は、ROM250のデータ構成の一例を示す図である。同図(a)によれば、ROM250は、英和辞書DB252と、テストレベルテーブル254と、第2親辞書検索プログラム256とを格納している。
英和辞書DB252は、見出語テーブル252aと、説明情報テーブル252bとを有して構成される。見出語テーブル252aは、見出語と、見出語レベルと、説明情報番号とを対応付けて格納するデータテーブルである。見出語レベルは、当該見出語レベルに対応する見出語の難易度(レベル)であり、第1実施形態と同様にレベル“A”、“B”、“C”及び“D”の4つがある。説明情報番号は、説明情報テーブル252bのレコード番号を示している。図14(a)に見出語テーブル252aのデータ構成の一例を示す。同図(a)によれば、見出語テーブル252aは、例えば、見出語「good−day」に対応付けて見出語レベル「C」と説明情報番号「30」とを格納している。
説明情報テーブル252bは、レコード番号と、説明情報と、語義レベルとを対応付けて格納するデータテーブルである。説明情報は、語義番号と語義情報とを有して構成される。語義レベルは、当該語義レベルに対応する語義情報の難易度(レベル)であり、見出語レベルと同様に4つのレベルがある。図14(b)に説明情報テーブル252bのデータ構成の一例を示す。同図(b)によれば、説明情報テーブル252bは、レコード番号「30」に対応付けて、語義番号「1」及び語義情報「こんにちは」と語義番号「2」及び語義情報「さようなら」の説明情報が格納されている。また、語義情報「こんにちは」には語義レベル「C」が、語義情報「さようなら」には語義レベル「D」が対応付けられている。
これは、説明情報番号が「30」の高校レベル「C」の見出語「good−day」には、高校レベルの語義情報「こんにちは」の他に、一般レベル「D」の語義情報「さようなら」が対応付けられていることを表している。
テストレベルテーブル254は、学校レベルと、テスト用表示条件とを対応付けて格納するデータテーブルである。図15は、テストレベルテーブル254のデータ構成の一例である。テスト用表示条件は、入力文字列264に適合する見出語を表示させるか否かを判定するための条件、又は指定見出語266に対応する説明情報中の語義情報を表示させるか否かを判定するための条件である。同図によれば、例えば、学校レベル「中学」にテスト用表示条件「レベルC、D」が対応付けられている。これは、ユーザにより指定された学校レベルが「中学」であった場合は、レベルが“C”又は“D”である見出語レベルに対応する見出語を表示させるという条件を表している。
CPU110は、学校レベル指定操作により指定された学校レベルに対応するテスト用表示条件を選択し(以下、この選択されたテスト用表示条件を「選択表示条件」という。)、選択表示条件を満たす見出語又は語義情報を表示部130に表示させる。
ここで、第1実施形態の図4の学校レベルテーブル154と、図15のテストレベルテーブル254とを比較する。例えば、図4の学校レベルテーブル154の学校レベル「中学」に対応するタグ表示条件が「レベルA、B(小学、中学レベル)」というように当該学校レベル以下のレベルであるのに対し、テストレベルテーブル254の学校レベル「中学」に対応するテスト用表示条件は「レベルC、D(高校、一般レベル)」というように当該学校レベルよりも上のレベルに設定されている。このように、テストレベルテーブル254のテスト用表示条件には学校レベルテーブル154のタグ表示条件と相反するレベルが設定されている。このため、第1実施形態において表示させていた見出語及び語義情報、即ち、生徒の学校レベルのレベル以下での見出語及び語義情報は第2実施形態においては表示されず、当該学校レベルより上のレベルの見出語及び語義情報が表示されることとなる。従って、送信先のレベルにあった見出語及び語義情報を送信先で何ら特別な設定や辞書の指定を行わなくても表示させることが可能となる。なお、本実施形態においては、学校レベル(小学・中学・高学・一般)を指定して、他の情報表示制御装置に学校レベルのレベル情報を送信することとしたが学年を指定して他の情報表示制御装置に学年のレベル情報を送信するようにしてもよい。この場合は、よりきめ細かく送信先のレベルにあった見出語及び語義情報を送信先で何ら特別な設定や辞書の指定を行わなくても表示させることが可能となる。
第2親辞書検索プログラム256は、第2実施形態に係る第2親辞書検索処理(図17参照)を実現するためのプログラムである。具体的には、CPU110は、レベル設定キー55が押下されたことを検知すると、第2親辞書検索プログラム256をROM250から読み出すことで、第2親辞書検索処理を開始する。
図13(b)は、RAM260のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、RAM260は、指定学校レベル262と、入力文字列264と、指定見出語266とを格納する。尚、上述した第1実施形態と同様に、指定学校レベル262は学校レベル指定捜査によって指定された学校レベル、入力文字列264はユーザにより入力された文字列、指定見出語266は見出語指定操作によって指定された見出語である。
図16(a)は、第2実施形態における子辞書300のROM450のデータ構成の一例を示す図である。同図(a)によれば、ROM450は、見出語テーブル452a及び説明情報テーブル452bを有して構成される英和辞書DB452と、テストレベルテーブル454と、第2子辞書検索プログラム456とを格納している。尚、英和辞書DB452とテストレベルテーブル454とは、上述した親辞書100の英和辞書252とテストレベルテーブル254と同一のデータ構成であるので、そのテーブル構成の図示と説明とを省略する。
第2子辞書検索プログラム456は、第2実施形態に係る第2子辞書検索処理(図17参照)を実現するためのプログラムである。具体的には、CPU310は、子辞書300の電源が投入されると、第2子辞書検索プログラム456をROM450から読み出すことで第2子辞書検索処理を開始する。
図16(b)は、RAM460のデータ構成の一例を示す図である。同図(b)によれば、RAM460は、受信学校レベル462と、入力文字列464と、指定見出語466とを格納する。受信学校レベル462は、親辞書100から受信した学校レベルである。入力文字列464と指定見出語466とは、親辞書100の入力文字列264と指定見出語266と同様であるのでその説明を省略する。
次に、第2実施形態における親辞書100及び子辞書300の具体的な動作を図17のフローチャートを用いて説明する。
先ず、親辞書100の第2親辞書検索処理について説明する。CPU110は、第2親辞書検索処理を開始すると、先ず、図28(a)のような学校レベル設定画面W21を表示部130に表示させて(ステップC1)、ユーザの学校レベル指定操作を検知するまで待機する(ステップC3)。そして、学校レベル指定操作を検知した場合は(ステップC3:Yes)、当該操作によって指定された学校レベルを指定学校レベル262としてRAM260に記憶する。
CPU110は、ユーザによる送信キー56の押下を検知するまで待機して、当該キーの押下を検知した場合には(ステップC5:Yes)、通信装置140を介して指定学校レベル262を子辞書300へ送信する(ステップC7)。
その後、CPU110は、従来の電子辞書と同様の検索処理を行う。この検索処理を簡単に説明すると、次のようになる。先ず、CPU110は、ユーザにより入力された文字列を入力文字列264としてRAM260に格納後(ステップC9)、訳/決定キー50の押下を検知したならば(ステップC11:Yes)、入力文字列264に適合する見出語を英和辞書DB252の見出語テーブル252aから検索し(ステップC13)、その検索した見出語を表示部130に一覧表示させる(ステップC15)。そして、見出語指定操作を検知したならば(ステップC17:Yes)、当該操作によって指定された見出語に対応する説明情報を説明情報テーブル252bから読み出して、表示部130に表示させる(ステップC19)。CPU110は、説明情報の表示後、第2親辞書検索処理を終了する。
次に、子辞書300の第2子辞書検索処理について説明する。先ず、CPU310は、第2子辞書検索処理を開始すると、親辞書100から送信された学校レベルを受信するまで待機する(ステップD1)。そして、学校レベルを受信したならば(ステップD1:Yes)、その学校レベルを受信学校レベル462としてRAM460に記憶する。
続いて、ユーザにより入力された文字列を入力文字列464としてRAM460に記憶した後(ステップD3)、訳/決定キー90の押下を検知するまで待機する。CPU310は、訳/決定キー90の押下を検知したならば(ステップD5:Yes)、受信学校レベル462と同一の学校レベルに対応するテスト用表示条件をテストレベルテーブル454から選択して選択表示条件とする(ステップD7)。
そして、入力文字列464に適合する見出語を英和辞書DB452の見出語テーブル452aから検索する(ステップD9)。CPU310は、その検索した見出語のうちの選択表示条件を満たす見出語を見出語テーブル452aから読み出して(ステップD11)、表示部330に一覧表示させる(ステップD13)。
続いて、ユーザによる見出語指定操作を検知するまで待機する。CPU310は、見出語指定操作を検知した場合は(ステップD15:Yes)、当該操作により指定された見出語を指定見出語466としてRAM460に記憶する。そして、指定見出語466に対応する説明情報を説明情報テーブル452bから読み出して表示部330に表示させた後(ステップD17)、第2子辞書検索処理を終了する。
次に、親辞書100及び子辞書300を用いて具体的な使用例について、図18〜19を用いて説明する。尚、第1実施形態と同様に親辞書100を先生、子辞書300を生徒が使用することとし、親辞書100及び子辞書300が期末テスト等の一斉テストで使用される場合の例として説明する。
先ず、先生が親辞書100のレベル設定キー55を押下すると、図18(a)のような学校レベル設定画面W21が表示部110に表示される。そして、学校レベル設定テーブルTB21中の「高校」を反転表示M21で指定して、訳/決定キー50を押下した後に更に送信キー56を押下すると、図18(b)のように「子辞書の学校レベルを「高校」に設定して・・・」というメッセージMS21が表示される。このとき、RAM260の指定学校レベル262は「高校」であり、親辞書100から子辞書300に対して指定学校レベル262が送信される(図17のステップC1〜C7に相当)。
その後、先生は、従来通りの検索を行うことができ、例えば、入力欄AR25に「good」という文字列WD25を入力して、訳/決定キー50を押下すると、図18(c)のように見出語一覧LST25が表示され、この中から所望の見出語を指定してその説明情報を表示させることができる(図17のステップC9〜C19に相当)。
一方、生徒は、入力欄AR27に「good」という文字列WD27を入力して訳/決定キー90を押下すると、図19(a)のような見出語一覧LST27が表示される(図17のステップD1〜D13に相当)。
ここで、子辞書300は、親辞書100から送信された学校レベルの「高校」を受信学校レベル462として受信しており、この受信学校レベル462に基づいて文字列WD27「good」に適合する見出語を見出語テーブル452aから検索している。具体的には、図14(a)の見出語テーブル452aにおいて、「good」に適合する見出語は、「good−by」、「good−day」、・・・、「good−for−naught」、「good−hearted」とあるが、これらの見出語のうち、受信学校レベル462「高校」に対応するテスト用表示条件「レベルD」を満たす見出語、即ち、見出語レベルが“D”である見出語を読み出して見出語一覧LST27として表示している。
見出語レベルが“D”である見出語は、一般レベルの見出語である。従って、子辞書300では、一般レベルの見出語のみが表示され、小学、中学、高校レベルの見出語は表示されない。
生徒は、見出語一覧LST27の中から「good−hearted」を反転表示M27で指定して訳/決定キー50を押下すると、図19(b)のように見出語EW29「good−hearted」とその説明情報CT29とが表示される(図17のステップD15→D17に相当)。
以上、第2実施形態によれば、子辞書300は、親辞書100から送信された学校レベルを受信し、入力文字列464に適合する見出語のうちの、受信学校レベル462に対応するテスト用表示条件を満たす見出語を表示する。上述したようにテスト用表示条件のレベルは、当該条件に対応する学校レベルよりも上のレベルに設定されているため、その学校レベル以下で学習する見出語は表示されない。このため、例えば、期末テストのような一斉テストで生徒が子辞書300を使用する場合に、先生は、テストに出題される見出語、即ち生徒が学習済みの見出語を子辞書300に表示させないよう、各生徒が所持する子辞書300に対して表示の制限をかけることができる。
尚、上述した第2実施形態では、子辞書300は、受信学校レベル462に基づいて見出語の表示に制限をかける制御を行うこととしたが、各語義情報の表示に制限をかけるように制御してもよい。
図20は、受信学校レベル462に基づいて語義情報の表示に制限をかける場合の第3子辞書検索処理のフローチャートである。同図によれば、先ず、CPU310は、上述した図17の第2子辞書検索処理のステップD1〜D5と同様に、学校レベルを受信した後(ステップE1:Yes)、入力された文字列を入力文字列464として記憶してから(ステップE3)、訳/決定キー90の押下を待機する(ステップE5)。そして、入力文字列464に適合する見出語を検索した後(ステップE7)、その検索した見出語を表示部310に一覧表示させて(ステップE9)、見出語指定操作を検知するまで待機する(ステップE11)。
CPU310は、見出語指定操作を検知した場合(ステップE11:Yes)、当該操作により指定された見出語を指定見出語466としてRAM460に格納した後、受信学校レベル462と同一の学校レベルに対応するテスト用表示条件をテストレベルテーブル454から選択して選択表示条件とする(ステップE13)。
そして、指定見出語466に対応する説明情報を説明情報テーブル452bから読み出して(ステップE15)、その読み出した説明情報の中の選択表示条件を満たす語義番号と語義情報とを表示部310に表示させた後(ステップE17)、第3子辞書検索処理を終了する。
図21は、子辞書300の表示画面の画面遷移の一例を示す図である。生徒は、入力欄AR31に「good」という文字列WD31を入力して訳/決定キー90を押下すると、図21(a)のような見出語一覧LST31が表示される(図20のステップE1〜E9に相当)。
そして、図21(a)のように見出語一覧LST31中の「good−day」を反転表示M31で指定して訳/決定キー90を押下すると、図21(b)のように見出語EW33「good−day」と説明情報CT33「2 さようなら」とが表示される(図20のステップE11〜E17に相当)。
このとき、受信学校レベル462は「高校」であり、この「高校」に対応するテスト用表示条件「レベルD」を満たす語義番号及び語義情報、即ち、語義レベルが“D”である語義番号及び語義情報が読み出されて表示される。ここで、図14の英和辞書DB252において、指定された見出語に対応する説明情報には、語義番号「1」及び語義情報「こんにちは」と、語義番号「2」及び語義情報「さようなら」とがあるがが、語義レベルが“D”である語義番号及び語義情報は、語義番号「2」及び語義情報「さようなら」である。このため、図21(b)のような説明情報CT33が表示されることとなる。
このように、子辞書300は、受信学校レベル462に基づいて指定見出語466に対応する説明情報中の語義番号及び語義情報の表示の制限を行う。このため、生徒の学校レベルで学習する語義情報を子辞書300に表示させないようにすることができる。
以上、2つの実施形態について説明したが、本発明の適用が可能な形態はこれらの形態に限られない。以下、その他の実施形態を変形例として説明する。
〔第1変形例〕
上述した実施形態では、見出語や語義のレベルを“A(小学)”、“B(中学)”、“C(高校)”及び“D(一般)”といった学校レベルとしたが、知識を示すレベルであれば他のレベルであってもよく、例えば、職業等の分野に応じたレベルを設定することとしてもよい。
図22は、語義レベルを「一般」、「医学」、「電気」等の職業の分野でレベル設定した場合の英和辞書DB552のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、英和辞書DB552は、見出語と、語義番号及び語義情報を有する説明情報と、語義レベルとを対応付けて記憶するデータテーブルである。
例えば、見出語「shock」に対応付けられた語義番号「2」及び語義情報「打撃、動揺、ショック」には、語義レベル「一般」が対応付けられている。これは、語義レベル「一般」に対応する語義情報が一般レベルの意味内容であることを表している。また、当該説明情報に含まれている語義番号「3」及び語義情報「〔医〕ショック(症)」には、語義レベル「医学」が対応付けられている。これは、当該語義情報が医学に関する意味内容であることを表している。
図23は、第1変形例における親辞書100の表示画面の画面遷移の一例である。ユーザが図23(a)のような分野設定画面W35において、反転表示M35で「医学」を指定して訳/決定キー50を押下すると、語義レベル「医学」が子辞書300へ送信される。そして、入力欄AR37に文字列WD37「shock」を入力して訳/決定キー50を押下すると、英和辞書DB552からは、語義レベル「医学」が対応付けられた見出語、即ち、図22における「shock」と「shunt」とが読み出されて図23(b)ののように見出語一覧LST37が表示される。
そして、この見出語一覧LST37の中から「shock」を指定して訳/決定キー50を押下すると、見出語「shock」に対応する説明情報の中の、語義レベル「医学」が対応付けられた語義番号「3」及び語義情報「〔医〕ショック(症)」が英和辞書DB552から読み出されて説明情報CT39として表示される。
このように、語義レベルに職業の分野を設定することとすれば、例えば、指定した分野に関する見出語や当該分野での語義情報を表示させ、他の分野を非表示とさせることができる。
尚、第2実施形態の親辞書100及び子辞書300のように、指定された分野の語義レベルの見出語や語義情報を非表示として、それ以外の分野の見出語や語義情報を表示するようにしてもよい。
〔第2変形例〕
また、上述した実施形態では、子辞書300を単体で動作するいわゆるスタンドアローン型の装置として説明したが、本発明が適用可能な装置はこれに限られるものではなく、以下のようにしてもよい。即ち、サーバと通信することによって子辞書300の機能を実現してもよい。
図24は、親辞書100、子辞書端末800及びサーバ900が、有線/無線の電話網やインターネット網等の通信回線を介して通信可能に接続されたシステム構成の一例を示す図である。サーバ900は、例えば、汎用のワークステーションやサーバ用コンピュータ等によって構成されるものであり、子辞書端末800は、携帯電話機や、通信装置を内蔵したパソコン等により構成されるものであり、機能的には、子辞書端末800と、サーバ900とを含むシステム30で子辞書300の機能が実現される。
例えば、上述した第1実施形態における子辞書300のCPU310が実行する第1子辞書検索処理等は、サーバ900のCPUが実行する。また、ROM350が記憶する英和辞書DB352及び学校レベルテーブル354等の各種データや第1子辞書検索プログラム356等は、サーバ900が備えるハードディスク等で構成される記憶装置が記憶する。また、第1子辞書検索処理等の処理に伴うデータはサーバ900のRAMが記憶する。
一方、子辞書端末800が有する入力部及び表示部が、子辞書300の入力部320及び表示部330それぞれに相当する。即ち、サーバ900がホスト(或いはサーバ)、子辞書端末800が端末(或いはクライアント)に相当するホスト・端末のシステム(或いはクライアント/サーバ型のシステム)を形成する。
ここで、図24の親辞書100及びシステム30の動作を説明すると次のようになる。先ず、親辞書100は、上述した第1実施形態のように親辞書100側のユーザの学校レベル指定操作に従って指定された学校レベルをレベル情報としてサーバ900へ送信する(図24(1))。一方、子辞書端末800は、図10(b)のように入力欄AR13に入力された入力文字列をサーバ900へ送信する(図24(2))。サーバ900は、親辞書100から送信された学校レベルと、子辞書端末800から送信された入力文字列とを受信した後、第1子辞書検索処理に相当する処理を実行する。具体的には、受信した入力文字列に適合する見出語のうち、受信学校レベルに対応するタグ表示条件を学校レベルテーブル354から選択して、その選択タグ表示条件を満たす見出語を英和辞書DBから読み出して、見出語候補として子辞書端末800へ送信する(図24(3))。
子辞書端末800は、サーバ900から送信された見出語候補を受信して、図10(b)の見出語一覧LST13のように表示部に表示させた後、ユーザの見出語指定操作に応じて指定された見出語をサーバ900へ送信する(図24(4))。サーバ900は、子辞書端末800から受信した指定見出語に対応する説明情報中の、選択タグ表示条件を満たす語義情報を英和辞書DBから読み出して子辞書端末800へ送信する(図24(5))。子辞書端末800は、サーバ900から送信された語義情報を受信して図10(c)の説明情報CT15のように表示部に当該語義情報を表示させる。
このように、サーバ900は、親辞書100から送信された学校レベルに応じて適切な見出語や語義情報を子辞書端末800へ配信して表示させることができる。また、子辞書端末800は、文字列や見出語の入力処理(図7のステップB9、B21)と、見出語一覧や語義情報の表示処理(図7のステップB19、B25)といった子辞書300の入出力処理に相当する処理を行い、サーバ900は、選択タグ表示条件を満たす見出語や語義情報を英和辞書DBから読み出すといった子辞書300の検索処理(図7のステップB13〜B17、B23)に相当する処理を行う。従って、子辞書端末800とサーバ900とによって子辞書300の機能を実現することができる。
この場合、子辞書端末800においては、子辞書300のように英和辞書DBや学校レベルテーブル、各種プログラム等を記憶しておく必要がなく、また、第1子辞書検索処理等を実行する必要もない。このため、子辞書端末300は、演算処理能力が比較的低いCPUや、記憶容量等が比較的小さいROM等を具備する例えば携帯電話等の電子機器であってよい。
〔第3変形例〕
上述したように第2変形例では、サーバ900が、子辞書300の検索処理に相当する処理を行うこととして説明したが、更に、親辞書100の処理を行うこととしてもよい。以下、サーバ910が、親辞書100の学校レベルの指定に相当する処理を行って、その指定された学年に応じた見出語や語義情報を子辞書端末810へ送信する場合の第3変形例について図25を参照して説明する。
サーバ910は、第1親辞書検索処理や第1子辞書検索処理等に相当する処理を実行するCPUと、英和辞書DB352等の各種データや第1親辞書検索プログラム156及び第1子辞書検索プログラム356等の各種プログラムを記憶する記憶装置と、各種プログラムに従った処理に伴うデータを記憶するRAMとを備えて構成される。また、サーバ910は、レベルID対応テーブル912を記憶装置に格納している。このレベルID対応テーブル912は、子辞書端末810の利用者毎に割り振られたID(利用者識別情報)と、当該利用者の学校レベルとを対応付けたデータテーブルである。
一方、子辞書端末810は、上述した第2変形例と同様に、子辞書300の入力部320及び表示部330それぞれに相当する入力部及び表示部を有して構成される。
この子辞書端末810は、利用者のIDをサーバ910へ送信した後に(図25(1))、入力文字列をサーバ910へ送信する(図25(2))。そして、サーバ910は、受信したIDに対応する学校レベルをレベルID対応テーブル912の中から選択して選択学年レベルとする。尚、上述した第1実施形態の第1親辞書検索処理では、ユーザの学校レベル指定操作に応じて学校レベルを選択(指定)したが、第3変形例では、子辞書端末810から送信されるIDに応じて学校レベルを選択する。
そして、サーバ910は、第2変形例と同様に、受信した入力文字列に適合する見出語のうちの、選択タグ表示条件を満たす見出語を英和辞書DB352から読み出して見出語候補として子辞書端末810へ送信する(図25(3))。また、指定見出語を受信した場合(図25(4))、指定見出語に対応する説明情報中から選択タグ表示条件を満たす語義情報を読み出して子辞書端末810へ送信する(図25(5))。
このように、第3変形例によれば、サーバ910は、子辞書端末810から送信されるIDに基づいて利用者の学校レベルに応じた適切な見出語や語義情報を子辞書端末810へ配信することができる。
〔第4変形例〕
尚、第2及び第3変形例では、第1実施形態に係る親辞書100や子辞書300の機能を実現することとして説明したが、第2実施形態に係る親辞書100や子辞書300の機能を実現することとしてもよいのは勿論である。即ち、サーバは、英和辞書DBの他に図15に示したテストレベルテーブル254を記憶装置に格納し、親辞書100から送信された学校レベル若しくは子辞書端末から送信されたIDに対応する学校レベルに基づいてテストレベルテーブル中のテスト用表示条件を選択して選択表示条件とする。そして、その選択表示条件を満たす見出語や語義情報を英和辞書DBから読み出して子辞書端末へ送信する。
〔第5変形例〕
また、上述した実施形態では、検索対象とする辞書を英和辞書として説明したが、例えば、国語辞典や漢和辞典、和英辞書等を検索対象としても、同様の効果が得られるのは無論である。また、携帯型の電子辞書装置を表示情報指定装置や情報表示制御装置の適用例として説明したが、このような製品に限定されず、携帯電話やパソコン、電子時計、PDA(Personal Digital Assistants)等の電子機器に表示情報指定装置や情報表示制御装置を適用することとしてもよい。
(a)は親電子辞書及び子電子辞書の概観図の一例、(b)の親電子辞書のキー配列の一例を示す図。 第1実施形態における親電子辞書の機能構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態における英和辞書DBのデータ構成の一例を示す図。 第1実施形態における学校レベルテーブルのデータ構成の一例を示す図。 第1実施形態における子電子辞書の機能構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態における親電子辞書の第1親辞書検索処理を説明するためのフローチャート。 第1実施形態における子電子辞書の第1子辞書検索処理を説明するためのフローチャート。 第1実施形態における親電子辞書の表示画面の一例を示す第1の図。 第1実施形態における親電子辞書の表示画面の一例を示す第2の図。 第1実施形態における子電子辞書の表示画面の一例を示す図。 第1実施形態の変形例における親電子辞書の表示画面の一例を示す図。 第1実施形態の変形例における英和辞書DBのデータ構成の一例を示す図。 第2実施形態における親電子辞書の(a)はROMのデータ構成の一例を示す図、(b)はRAMのデータ構成の一例を示す図。 第2実施形態における英和辞書DBの(a)は見出語テーブルのデータ構成の一例を示す図、(b)は説明情報テーブルのデータ構成の一例を示す図。 第2実施形態におけるテストレベルテーブルのデータ構成の一例を示す図。 第2実施形態における子電子辞書の(a)はROMのデータ構成の一例を示す図、(b)はRAMのデータ構成の一例を示す図。 第2実施形態における第2親辞書検索処理及び第2子辞書検索処理を説明するためのフローチャート。 第2実施形態における親電子辞書の画面例を示す図。 第2実施形態における子電子辞書の画面例を示す図。 第2実施形態の変形例における第3子辞書検索処理を説明するためのフローチャート。 第2実施形態の変形例における子電子辞書の画面例を示す図。 第1変形例における英和辞書DBのデータ構成の一例を示す図。 第1変形例における親電子辞書の画面例を示す図。 第2変形例における親電子辞書、子辞書端末及びサーバで構成されるシステムの概略構成例を示す図。 第3変形例における子辞書端末及びサーバで構成されるシステムの概略構成例を示す図。
符号の説明
100 親電子辞書
3 ディスプレイ
5 操作入力キー群
55 レベル設定キー
56 送信キー
110 CPU
120 入力部
130 表示部
140 通信装置
150 ROM
152 英和辞書DB
154 学校レベルテーブル
156 第1親辞書検索プログラム
160 RAM
162 指定学校レベル
164 入力文字列
166 指定見出語
168 選択語義番号
300 子電子辞書
7 ディスプレイ
9 操作入力キー群
310 CPU
320 入力部
330 表示部
340 通信装置
350 ROM
356 第1子辞書検索プログラム
360 RAM
362 受信データ
364 入力文字列
366 指定見出語

Claims (17)

  1. レベルを指定する指定手段と、
    見出語の説明情報を語義毎に表示する情報表示制御装置に、前記指定手段により指定されたレベルに応じた語義の説明情報を表示させるためのレベル情報を送信するレベル情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする表示情報指定装置。
  2. 見出語と当該見出語の語義毎の説明情報と当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶手段と、
    入力文字を入力する入力手段と、
    この入力手段により入力された入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうち、前記指定手段により指定されたレベルに対応する語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して表示制御する説明情報表示制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の表示情報指定装置。
  3. 前記説明情報表示制御手段は、前記入力された入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうち、前記指定手段により指定されたレベルに対応する語義の説明情報のみを前記辞書情報から読み出して表示制御する限定表示制御手段を有することを特徴とする請求項2に記載の表示情報指定装置。
  4. 前記説明情報表示制御手段は、前記入力された入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して表示し、その読み出した説明情報のうちの前記指定手段により指定されたレベルに対応する語義の説明情報の表示形態を、他の語義の説明情報とは異なる表示形態で識別表示する制御を行う識別表示制御手段を有することを特徴とする請求項2に記載の表示情報指定装置。
  5. 見出語と当該見出語の語義毎の説明情報と当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶手段と、
    前記辞書情報中の見出語の中から一の見出語を指定する指定手段と、
    表示情報指定装置からレベルを受信するレベル受信手段と、
    前記指定手段により指定された見出語の各語義の説明情報のうち、前記レベル受信手段により受信されたレベルに対応する語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して表示制御する説明情報表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示制御装置。
  6. 前記説明情報表示制御手段は、前記指定手段により指定された見出語の各語義の説明情報のうち、前記レベル受信手段により受信されたレベルに対応する語義の説明情報のみを前記辞書情報から読み出して表示制御する制御を行う限定表示制御手段を有することを特徴とする請求項5に記載の情報表示制御装置。
  7. 前記説明情報表示制御手段は、前記指定手段により指定された見出語の各語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して表示し、その読み出した説明情報のうちの前記レベル受信手段により受信されたレベルに対応する語義の説明情報の表示形態を、他の語義の説明情報とは異なる表示形態で識別表示する制御を行う識別表示制御手段を有することを特徴とする請求項5に記載の情報表示制御装置。
  8. 前記記憶手段は、前記見出語と当該見出語のレベルとを対応付けて記憶する見出語レベル記憶手段を有し、
    入力文字を入力する入力手段と、
    前記入力された入力文字に適合する見出語のうち、前記レベル受信手段により受信されたレベルに対応する見出語を前記見出語レベル記憶手段から読み出して表示制御する見出語表示制御手段と、
    を更に備え、
    前記指定手段は、前記見出語表示制御手段により表示制御された見出語の中から一の見出語を選択する選択手段を有することを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  9. 見出語と、当該見出語のレベルと、当該見出語の語義毎の説明情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    レベルを設定する設定手段と、
    入力文字を入力する入力手段と、
    前記入力文字に適合する見出語のうち、前記設定手段により設定されたレベルに対応する見出語を前記見出語レベル記憶手段により記憶された見出語の中から読み出して表示制御する見出語表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示制御装置。
  10. 前記記憶手段は、前記語義毎の説明情報と、当該語義のレベルとを対応付けて記憶する語義レベル記憶手段を有し、
    前記見出語表示制御手段により表示制御された見出語の中から一の見出語を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された見出語に対応する各語義の説明情報のうち、前記設定手段により設定されたレベルに対応する語義の説明情報を前記語義レベル記憶手段から読み出して表示制御する説明情報表示制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の情報表示制御装置。
  11. 所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたサーバにおいて、
    見出語と、当該見出語の語義毎の説明情報と、当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶手段と、
    レベルを選択するレベル選択手段と、
    前記利用者端末から入力文字を受信する入力文字受信手段と、
    前記入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうちの、前記レベル選択手段により選択されたレベルに対応する語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して前記利用者端末へ送信する説明情報送信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  12. 見出語と当該見出語の語義毎の説明情報と当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶手段と、利用者識別情報に対応するレベルを記憶し、利用者識別情報に応じたレベルを選択する選択制御手段とを備えるサーバと所定の通信回線を介して通信可能に接続された利用者端末において、
    入力文字を入力する入力手段と、
    この入力手段により入力された入力文字及び利用者識別情報を前記サーバへ送信する制御を行う送信制御手段と、
    前記送信された入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうち、送信された利用者識別情報に応じたレベルに対応する語義の説明情報を前記サーバから受信する説明情報受信手段と、
    この説明情報受信手段により受信された説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする利用者端末。
  13. コンピュータに、
    レベルを指定する指定機能と、
    見出語の説明情報を語義毎に表示する情報表示制御装置に、前記指定機能により指定されたレベルに応じた語義の説明情報を表示させるためのレベル情報を送信するレベル情報送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  14. コンピュータに、
    見出語と当該見出語の語義毎の説明情報と当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶機能と、
    前記辞書情報中の見出語の中から一の見出語を指定する指定機能と、
    表示情報指定装置からレベルを受信するレベル受信機能と、
    前記指定機能により指定された見出語の各語義の説明情報のうち、前記レベル受信機能により受信されたレベルに対応する語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して表示制御する説明情報表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  15. コンピュータに、
    見出語と、当該見出語のレベルと、当該見出語の語義毎の説明情報とを対応付けて記憶する記憶機能と、
    レベルを設定する設定機能と、
    入力文字を入力する入力機能と、
    前記入力文字に適合する見出語のうち、前記設定機能により設定されたレベルに対応する見出語を前記見出語レベル記憶機能により記憶された見出語の中から読み出して表示制御する見出語表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  16. 所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたサーバに、
    見出語と、当該見出語の語義毎の説明情報と、当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶機能と、
    レベルを選択するレベル選択機能と、
    前記利用者端末から入力文字を受信する入力文字受信機能と、
    前記入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうちの、前記レベル選択機能により選択されたレベルに対応する語義の説明情報を前記辞書情報から読み出して前記利用者端末へ送信する説明情報送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  17. 見出語と当該見出語の語義毎の説明情報と当該語義のレベルとを対応付けて辞書情報として記憶する記憶手段と、利用者識別情報に対応するレベルを記憶し、利用者識別情報に応じたレベルを選択する選択制御手段とを備えるサーバと所定の通信回線を介して通信可能に接続されたコンピュータに、
    入力文字を入力する入力機能と、
    この入力機能により入力された入力文字及び利用者識別情報を前記サーバへ送信する制御を行う送信制御機能と、
    前記送信された入力文字に適合する見出語に対応する各語義の説明情報のうち、送信された利用者識別情報に応じたレベルに対応する語義の説明情報を前記サーバから受信する説明情報受信機能と、
    この説明情報受信機能により受信された説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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