JP2008058687A - 情報表示装置及び情報表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】語学的に所望の学習効果を得る。
【解決手段】電子辞書装置1においては、テキスト中におけるユーザの未学習単語,理解済単語,習得済単語がカウントされる結果、各学習状態の単語量がテキスト毎にグラフ表示される。
【選択図】図11
【解決手段】電子辞書装置1においては、テキスト中におけるユーザの未学習単語,理解済単語,習得済単語がカウントされる結果、各学習状態の単語量がテキスト毎にグラフ表示される。
【選択図】図11
Description
本発明は、テキストを表示する情報表示装置及び情報表示プログラムに関する。
従来、外部から取り込んだテキストを表示する情報表示装置は、外国語で記載されたテキスト中の難解な単語については、その近傍に単語の訳を表示させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。これにより、ユーザは自己の語学力に対して難易度の高いテキストであっても、読解することが可能となっている。
ところで、このような情報表示装置は、近年、語学学習用としても用いられるようになっている。
特公平7−15694号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の情報表示装置を語学学習用として用いても、テキストを読解することで得られる学習効果を事前に把握することはできないため、語学的に所望の学習効果を得ることができない場合がある。例えば、実際にテキストを読解した結果、そのテキストの難易度が低すぎて、新たに覚えられる単語数が少なかった場合には、語学的に所望の学習効果を得ることができないし、また、テキストの難易度が高すぎて、新たに覚えられる単語数が過剰であった場合には、ユーザの負荷が大きくなり過ぎてしまい、やはり語学的に所望の学習効果を得ることができない。
本発明の課題は、語学的に所望の学習効果を得ることができる情報表示装置及び情報表示プログラムを提供することである。
請求項1記載の発明は、情報表示装置(例えば、図1の電子辞書装置1)において、
複数の学習対象単語を記憶する単語記憶手段(例えば、図2の学習単語集95)と、
ユーザ操作に基づいて所定の学習対象単語を学習済単語として設定する学習済単語設定手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a;図9のステップS58等)と、
前記学習済単語を記憶する学習済単語記憶手段(例えば、図2の学習単語集95)と、
テキストを記憶するテキスト記憶手段(例えば、図2のテキストデータベース93)と、
前記テキスト中における前記複数の学習対象単語のうち、前記学習済単語以外の未学習単語をカウントする未学習単語カウント手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a;図8のステップS29)と、
前記テキスト中における前記学習済単語及び前記未学習単語のそれぞれの単語量を表示する単語量表示手段(例えば、図2の表示部4;図8のステップS32)と、
を備えることを特徴とする。
複数の学習対象単語を記憶する単語記憶手段(例えば、図2の学習単語集95)と、
ユーザ操作に基づいて所定の学習対象単語を学習済単語として設定する学習済単語設定手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a;図9のステップS58等)と、
前記学習済単語を記憶する学習済単語記憶手段(例えば、図2の学習単語集95)と、
テキストを記憶するテキスト記憶手段(例えば、図2のテキストデータベース93)と、
前記テキスト中における前記複数の学習対象単語のうち、前記学習済単語以外の未学習単語をカウントする未学習単語カウント手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a;図8のステップS29)と、
前記テキスト中における前記学習済単語及び前記未学習単語のそれぞれの単語量を表示する単語量表示手段(例えば、図2の表示部4;図8のステップS32)と、
を備えることを特徴とする。
ここで、例えば、テキスト中における学習済単語の単語量とは、学習済単語の個数であっても良いし、割合であっても良い。
また、学習済単語記憶手段は、単語記憶手段とは別個の手段であっても良いし、同一の手段であっても良い。
また、学習済単語記憶手段は、単語記憶手段とは別個の手段であっても良いし、同一の手段であっても良い。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報表示装置において、
前記単語量表示手段は、
前記単語量をグラフ化して表示することを特徴とする。
前記単語量表示手段は、
前記単語量をグラフ化して表示することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の情報表示装置において、
前記テキスト記憶手段は、複数のテキストを記憶しており、
前記単語量表示手段は、
テキスト毎に前記単語量を表示することを特徴とする。
前記テキスト記憶手段は、複数のテキストを記憶しており、
前記単語量表示手段は、
テキスト毎に前記単語量を表示することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の情報表示装置において、
前記学習済単語設定手段は、
ユーザに対してテキスト中で所定回数以上表示された学習対象単語を、前記学習済単語として設定することを特徴とする。
前記学習済単語設定手段は、
ユーザに対してテキスト中で所定回数以上表示された学習対象単語を、前記学習済単語として設定することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示装置において、
前記複数の学習対象単語と予め対応付けられた所定の問題を出力する問題出力手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a;図10のステップS66)と、
前記問題出力手段により出力された問題に対してユーザから回答の入力操作を受ける回答入力手段(例えば、図2の入力部5;図10のステップS66)と、
前記回答入力手段により入力された回答の正誤を判定する正誤判定手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a;図10のステップS66)と、
を備え、
前記学習済単語設定手段は、
前記正誤判定手段により回答が正しいと判定された問題に対応する学習対象単語を、前記学習済単語として設定することを特徴とする。
前記複数の学習対象単語と予め対応付けられた所定の問題を出力する問題出力手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a;図10のステップS66)と、
前記問題出力手段により出力された問題に対してユーザから回答の入力操作を受ける回答入力手段(例えば、図2の入力部5;図10のステップS66)と、
前記回答入力手段により入力された回答の正誤を判定する正誤判定手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a;図10のステップS66)と、
を備え、
前記学習済単語設定手段は、
前記正誤判定手段により回答が正しいと判定された問題に対応する学習対象単語を、前記学習済単語として設定することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示装置において、
各見出語に説明情報を対応付けてなる辞書情報を記憶する辞書記憶手段(例えば、図2の辞書データベース92a〜92c)と、
ユーザ操作に基づいて前記辞書情報における何れかの見出語を指定見出語として指定する見出語指定手段(例えば、図2の入力部5)と、
前記指定見出語に対応する説明情報を前記辞書情報から検索する検索手段(例えば、図2のCPU7及び辞書検索プログラム91b)と、
前記検索手段により検索された説明情報を表示する説明情報表示手段(例えば、図2の表示部4)と、
を備え、
前記学習済単語設定手段は、
前記説明情報表示手段により所定回数以上、前記説明情報の表示された前記指定見出語に対応する学習対象単語を、前記学習済単語として設定することを特徴とする。
各見出語に説明情報を対応付けてなる辞書情報を記憶する辞書記憶手段(例えば、図2の辞書データベース92a〜92c)と、
ユーザ操作に基づいて前記辞書情報における何れかの見出語を指定見出語として指定する見出語指定手段(例えば、図2の入力部5)と、
前記指定見出語に対応する説明情報を前記辞書情報から検索する検索手段(例えば、図2のCPU7及び辞書検索プログラム91b)と、
前記検索手段により検索された説明情報を表示する説明情報表示手段(例えば、図2の表示部4)と、
を備え、
前記学習済単語設定手段は、
前記説明情報表示手段により所定回数以上、前記説明情報の表示された前記指定見出語に対応する学習対象単語を、前記学習済単語として設定することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の情報表示装置において、
前記テキスト記憶手段に記憶されたテキストを表示するテキスト表示手段(例えば、図2の表示部4;図9のステップS51)と、
前記テキスト表示手段により表示されたテキスト中の各未学習単語を識別表示する単語識別表示手段(例えば、図2の表示部4;図9のステップS60)と、
を備えることを特徴とする。
前記テキスト記憶手段に記憶されたテキストを表示するテキスト表示手段(例えば、図2の表示部4;図9のステップS51)と、
前記テキスト表示手段により表示されたテキスト中の各未学習単語を識別表示する単語識別表示手段(例えば、図2の表示部4;図9のステップS60)と、
を備えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の情報表示装置において、
前記学習済単語設定手段は、
ユーザ操作に基づいて前記学習済単語を、ユーザによる習得レベルの高い習得済単語として設定する習得済単語設定手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a;図10のステップS68)と、ユーザによる習得レベルの低い理解済単語として設定する理解済単語設定手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a;図9のステップS60)と、
を有し、
前記学習済単語記憶手段は、
前記習得済単語を記憶する習得済単語記憶手段(例えば、図2の学習単語集95)と、前記理解済単語を記憶する理解済単語記憶手段(例えば、図2の学習単語集95)と、
を有し、
前記単語識別表示手段は、前記テキスト表示手段により表示されたテキスト中の各未学習単語と、各理解済単語とを、それぞれ識別表示することを特徴とする。
前記学習済単語設定手段は、
ユーザ操作に基づいて前記学習済単語を、ユーザによる習得レベルの高い習得済単語として設定する習得済単語設定手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a;図10のステップS68)と、ユーザによる習得レベルの低い理解済単語として設定する理解済単語設定手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a;図9のステップS60)と、
を有し、
前記学習済単語記憶手段は、
前記習得済単語を記憶する習得済単語記憶手段(例えば、図2の学習単語集95)と、前記理解済単語を記憶する理解済単語記憶手段(例えば、図2の学習単語集95)と、
を有し、
前記単語識別表示手段は、前記テキスト表示手段により表示されたテキスト中の各未学習単語と、各理解済単語とを、それぞれ識別表示することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7または8記載の情報表示装置において、
各学習対象単語に、所定の難易度レベルを対応付けて記憶する単語レベル記憶手段(例えば、図2の学習単語集95)と、
前記単語レベル記憶手段に記憶された各未学習単語の難易度レベルを検出するレベル検出手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a)と、
前記レベル検出手段によって検出された難易度レベルに基づいて、テキスト中の各未学習単語を難易度レベル毎に識別表示するレベル別識別表示手段(例えば、図2の表示部4)と、
を備えることを特徴とする。
各学習対象単語に、所定の難易度レベルを対応付けて記憶する単語レベル記憶手段(例えば、図2の学習単語集95)と、
前記単語レベル記憶手段に記憶された各未学習単語の難易度レベルを検出するレベル検出手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a)と、
前記レベル検出手段によって検出された難易度レベルに基づいて、テキスト中の各未学習単語を難易度レベル毎に識別表示するレベル別識別表示手段(例えば、図2の表示部4)と、
を備えることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項8記載の情報表示装置において、
各学習対象単語に、予め設定された難易度レベルを対応付けて記憶する単語レベル記憶手段(例えば、図2の学習単語集95)と、
前記単語レベル記憶手段に記憶された各未学習単語及び各理解済単語の難易度レベルを検出するレベル検出手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a)と、
前記レベル検出手段によって検出された難易度レベルに基づいて、テキスト中の各未学習単語及び各理解済単語をそれぞれ難易度レベル毎に識別表示するレベル別識別表示手段(例えば、図2の表示部4)と、
を備えることを特徴とする。
各学習対象単語に、予め設定された難易度レベルを対応付けて記憶する単語レベル記憶手段(例えば、図2の学習単語集95)と、
前記単語レベル記憶手段に記憶された各未学習単語及び各理解済単語の難易度レベルを検出するレベル検出手段(例えば、図2のCPU7及び情報表示プログラム91a)と、
前記レベル検出手段によって検出された難易度レベルに基づいて、テキスト中の各未学習単語及び各理解済単語をそれぞれ難易度レベル毎に識別表示するレベル別識別表示手段(例えば、図2の表示部4)と、
を備えることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項9または10記載の情報表示装置において、
前記単語量表示手段は、学習対象単語の難易度レベル毎に前記単語量を表示するレベル別単語量表示手段(例えば、図2の表示部4;図8のステップS32)を有することを特徴とする。
前記単語量表示手段は、学習対象単語の難易度レベル毎に前記単語量を表示するレベル別単語量表示手段(例えば、図2の表示部4;図8のステップS32)を有することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、情報表示プログラム(例えば、図2の情報表示プログラム91a)において、
コンピュータ(例えば、図1の電子辞書装置1)に、
複数の学習対象単語を記憶する単語記憶機能と、
ユーザ操作に基づいて所定の学習対象単語を学習済単語として設定する学習済単語設定機能(例えば、図9のステップS58等)と、
前記学習済単語を記憶する学習済単語記憶機能と、
テキストを記憶するテキスト記憶機能と、
前記テキスト中における前記複数の学習対象単語のうち、前記学習済単語以外の未学習単語をカウントする未学習単語カウント機能(例えば、図8のステップS29)と、
前記テキスト中における前記学習済単語及び前記未学習単語のそれぞれの単語量を表示する単語量表示機能(例えば、図8のステップS32)と、
を実現させることを特徴とする。
コンピュータ(例えば、図1の電子辞書装置1)に、
複数の学習対象単語を記憶する単語記憶機能と、
ユーザ操作に基づいて所定の学習対象単語を学習済単語として設定する学習済単語設定機能(例えば、図9のステップS58等)と、
前記学習済単語を記憶する学習済単語記憶機能と、
テキストを記憶するテキスト記憶機能と、
前記テキスト中における前記複数の学習対象単語のうち、前記学習済単語以外の未学習単語をカウントする未学習単語カウント機能(例えば、図8のステップS29)と、
前記テキスト中における前記学習済単語及び前記未学習単語のそれぞれの単語量を表示する単語量表示機能(例えば、図8のステップS32)と、
を実現させることを特徴とする。
請求項1,12記載の発明によれば、テキスト中におけるユーザの未学習単語がカウントされ、当該テキスト中におけるユーザの学習済単語及び未学習単語のそれぞれの単語量が表示されるので、そのテキストを読解することで予想される学習効果(以下、予想学習効果とする)を事前に把握することができる。従って、この予想学習効果に応じてテキストを読解するか否かを選択することにより、語学的に所望の学習効果を得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、前記単語量がグラフ化して表示されるので、予想学習効果の把握を容易化することができる。
請求項3記載の発明によれば、前記単語量がテキスト毎に表示されるので、予想学習効果をテキスト毎に把握することできる。従って、予想学習効果に応じてテキストを選択して読解することにより、より確実に所望の学習効果を得ることができる。
請求項4記載の発明によれば、ユーザに対してテキスト中で所定回数以上表示された学習対象単語が学習済単語として設定されるので、予想学習効果の信頼性を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、ユーザによる回答が正しいと判定された問題に対応する学習対象単語が学習済単語として設定されるので、予想学習効果の信頼性を高めることができる。
請求項6記載の発明によれば、所定回数以上、説明情報の表示された指定見出語に対応する学習対象単語が学習済単語として設定されるので、予想学習効果の信頼性を高めることができる。
請求項7記載の発明によれば、表示されたテキスト中の各未学習単語が識別表示されるので、未学習単語を意識してテキストを読解することができる。
請求項8記載の発明によれば、表示されたテキスト中の各未学習単語と、各理解済単語とがそれぞれ識別表示されるので、未学習単語及び理解済単語を意識してテキストを読解することができる。
請求項9記載の発明によれば、テキスト中の各未学習単語が当該未学習単語の難易度レベル毎に識別表示されるので、未学習単語の難易度レベルを意識してテキストを読解することができる。
請求項10記載の発明によれば、テキスト中の各未学習単語及び各理解済単語が当該未学習単語及び当該理解済単語の難易度レベル毎に識別表示されるので、未学習単語及び理解済単語の難易度レベルを意識してテキストを読解することができる。
請求項11記載の発明によれば、学習対象単語の難易度レベル毎に前記単語量が表示されるので、予想学習効果をより正確に把握することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る情報表示装置を適用した電子辞書装置について説明する。
まず、電子辞書装置の構成を説明する。
まず、電子辞書装置の構成を説明する。
[外観構成]
図1(a)は本実施形態における電子辞書装置1の斜視外観図である。
この図に示すように、電子辞書装置1は、ディスプレイ2及びキー群3を備えている。
図1(a)は本実施形態における電子辞書装置1の斜視外観図である。
この図に示すように、電子辞書装置1は、ディスプレイ2及びキー群3を備えている。
ディスプレイ2は、ユーザによるキー群3の操作に応じた文字や符号等、各種データを表示する部分であり、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等によって構成されている。
キー群3は、ユーザが電子辞書装置1を操作するための各種キーを有している。具体的には、図1(b)に示すように、キー群3は、訳/決定キー3aと、文字キー3bと、辞書選択キー3cと、カーソルキー3dと、シフトキー3eと、ジャンプキー3fと、戻るキー3gと、テキスト表示キー3hと、モードキー3iと、学習効果度表示キー3jと、テストキー3k等とを有している。
訳/決定キー3aは、辞書検索処理の実行等に使用されるキーである。ここで、辞書検索処理とは、ユーザから入力された見出語に対応する説明情報を後述の辞書データベース92a〜92cから検索して表示する処理である。
文字キー3bは、ユーザによる文字の入力等に使用されるキーであり、本実施の形態においては“A”〜“Z”キーを備えている。辞書選択キー3cは、辞書データベースの選択に使用されるキーであり、本実施の形態においては、「ジーニアス英和辞書」、「ジーニアス大英和辞書」及び「リーダーズ英和辞書」の三つの辞書データベース92a〜92c(図2参照)の選択に使用されるようになっている。
カーソルキー3dは、画面内の反転表示位置、つまりカーソル位置の移動等に使用されるキーであり、本実施の形態においては上下左右の方向キーとなっている。シフトキー3eは、日本語の単語を検索対象に設定するとき等に使用されるキーである。
ジャンプキー3fは、いわゆるジャンプ処理を実行するときに使用されるキーである。ここで、ジャンプ処理とは、テキストが表示されている際に当該テキスト中の単語をユーザが選択すると、その単語に対応する見出語が辞書検索される処理のことである。より具体的には、テキストが表示されている状態でジャンプ処理が実行されると、カーソルキー3dや訳/決定キー3aの操作に応じてディスプレイ2中の所望の単語が検索対象、つまりジャンプ対象単語として選択された後、この単語に対応する見出語の説明情報が辞書データベース92a〜92cから検索され、見出語と説明情報とが表示される。
戻るキー3gは、前回表示した画面に戻るとき等に使用されるキーである。テキスト表示キー3hは、後述のテキストデータベース93に記憶されたテキストを表示させるとき等に使用されるキーである。
モードキー3iは、電子辞書装置1の動作モードを選択するキーであり、本実施の形態においては、テキストを表示させる場合に、語学的な学習効果を高めるための学習リーディングモードと、通常の表示を行うための通常モードとの選択に使用されるようになっている。
学習効果度表示キー3jは、テキストデータベース93に記憶されたテキストの読解により期待される予想学習効果(図11等参照)を表示させる場合などに使用されるキーである。テストキー3kは、ユーザによって学習されるべき学習対象単語について、テストを行うとき等に使用されるキーである。
[内部構成]
図2は、電子辞書装置1の概略構成を示すブロック図である。
この図に示すように、電子辞書装置1は、表示部4、入力部5、インターフェース6、CPU7、ROM9及びRAM8を備えている。
図2は、電子辞書装置1の概略構成を示すブロック図である。
この図に示すように、電子辞書装置1は、表示部4、入力部5、インターフェース6、CPU7、ROM9及びRAM8を備えている。
表示部4は、上述のディスプレイ2を有しており、CPU7から入力される表示信号に基づいて各種情報をディスプレイ2に表示するようになっている。
入力部5は、上述のキー群3を有しており、押下されたキーに対応する信号をCPU7に出力するようになっている。
入力部5は、上述のキー群3を有しており、押下されたキーに対応する信号をCPU7に出力するようになっている。
インターフェース6は、図示しないインターネットに接続するための接続端子であり、本実施の形態においては、インターネット上のサーバ(図示せず)からテキストデータを受信することができるようになっている。
CPU7は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行い、電子辞書装置1を統括的に制御するようになっている。具体的には、CPU7は、入力部5から入力される操作信号等に応じてROM9に格納された各種プログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、CPU7は、処理結果をRAM8に保存するとともに、当該処理結果を表示するための表示信号を表示部4に適宜出力して、対応した表示内容を表示させる。
ROM9は、電子辞書装置1の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するメモリである。本実施の形態においては、ROM9は、本発明に係る情報表示プログラム91aと、辞書検索プログラム91bと、ジャンププログラム91cと、辞書データベース群92と、テキストデータベース93と、問題データベース94と、学習単語集95等とを記憶している。
情報表示プログラム91aは、後述の情報表示処理(図7〜図10参照)をCPU7に実行させるためのプログラムである。
辞書検索プログラム91bは、上述の辞書検索処理をCPU7に実行させるためのプログラムである。ジャンププログラム91cは、上述のジャンプ処理をCPU7に実行させるためのプログラムである。なお、これら辞書検索プログラム91b及びジャンププログラム91cとしては、従来より公知のプログラムを用いることができる。
辞書データベース群92は、複数種類の辞書データベース、本実施の形態においては「ジーニアス英和辞書」、「ジーニアス大英和辞書」及び「リーダーズ英和辞書」の三つの英和辞書の辞書データベース92a〜92cを有している。
これら辞書データベース92a〜92cには、例えば図3に示すように、複数の見出語と、当該見出語の意味内容を説明・解説する説明情報とが対応付けて格納されている。なお、これらの辞書データベース92a〜92cでは、複数の語義を有する見出語であっても、語義毎に見出語を別個のものとして格納し、各見出語に1つの語義を対応付けることが好ましい。
テキストデータベース93は、デフォルトのテキストの他、インターフェース6を介してダウンロードされたテキストを記憶しており、本実施の形態においては「不思議な国のアリス」(Alice’s Adventures in Wonderland)及び「伽藍とバザール」(The Cathedral and the Bazaar)等を記憶している(図11参照)。
問題データベース94は、図4に示すように、所定の学習対象単語についての問題を、問題番号、正解及び参照見出語に対応付けて記憶している。なお、参照見出語は、学習単語集95における学習対象単語と同じ単語となっている。また、図4中、例えば「Emi goes to school (by/in) bus.」は学習対象単語「by」についての問題であり、この問題における「(by/in)」は、「by」と「in」との何れかを選択するという意味である。
学習単語集95は、図5に示すように、ユーザによって学習されるべき学習対象単語と、当該単語の難易度レベルと、ユーザの学習状態と、学習状態の設定条件などとを対応付けて記憶している。
ここで、学習単語集95に格納された学習対象単語は辞書データベース92a〜92cにおける見出語と同じ単語になっており、難易度レベルは1〜3の3段階となっている。
また、学習状態とは、電子辞書装置1に対するユーザ操作によって学習対象単語ごとに設定される学習度合いであり、本実施の形態においては、未理解状態、理解済状態及び習得済状態の何れかとなっている。
より詳細には、未理解状態とは、対象とされる学習対象単語が所定回数未満しかテキスト中でユーザに読まれておらず、意味が理解されていないと評価できる状態を言う。また、理解済状態とは、対象とされる学習対象単語が所定回数以上テキスト中でユーザに読まれており、意味が理解されたものと評価できる状態を言う。また、習得済状態とは、対象とされる学習対象単語についての問題にユーザが正解しており、意味や使い方が十分に理解されたものと評価できる状態を言う。なお、これらの学習状態のうち、未理解状態は本発明における未学習状態であり、理解済状態及び習得済状態は本発明における学習済状態である。
また、学習状態の設定条件としては、テキスト中で当該単語がディスプレイ2に表示された回数や、当該単語の説明情報がディスプレイ2に表示された回数、当該単語に対応する問題のアドレス、問題に対する回答の正誤などが用いられている。
なお、このような学習単語集95において、学習状態や、学習状態の設定条件についての記憶内容は、ユーザ操作により変更可能であることが好ましい。
RAM8は、CPU7が実行する各種プログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備えている。このRAM8は、本実施の形態においては、検索対象見出語記憶領域81、ジャンプ対象単語記憶領域82及び表示予定回数記憶領域83を備えている。
ここで、検索対象見出語記憶領域81には、辞書検索処理が実行された場合に辞書引きする対象としてユーザ操作によって指定された指定見出語が記憶されるようになっている。
また、ジャンプ対象単語記憶領域82には、ジャンプ処理が実行された場合にジャンプ対象としてユーザ操作によって指定されたジャンプ対象単語が記憶されるようになっている。
また、表示予定回数記憶領域83には、図6に示すように、後述の情報表示処理(図7〜図10参照)において選択されたテキスト中の習得済単語、理解済単語及び未理解単語の個数、即ち、当該テキストの全文が表示される場合の各学習状態の単語の表示予定回数が、それぞれ難易度レベル毎に記憶されるようになっている。
続いて、電子辞書装置1の動作について説明する。図7〜図10は、CPU7がROM9から情報表示プログラム91aを読み出して実行する情報表示処理の動作を説明するためのフローチャートである。また、図11〜図14は、情報表示処理の際にディスプレイ2に表示される画面の一例を示した図である。
まず、図7に示すように、学習効果度表示キー3jが操作された後、テキストデータベース93内の何れかのテキストがテキスト表示キー3h等を介してユーザに選択されると(ステップS1)、CPU7は、選択されたテキストについて学習効果算出処理を行う(ステップS2)。
具体的には、図8に示すように、まずCPU7は、ステップS1で選択されたテキストをテキストデータベース93から読み出してRAM8に展開し(ステップS21)、先頭の単語を対象単語として設定する(ステップS22)。
次に、CPU7は、対象単語の原形を検出した後(ステップS23)、当該対象単語が学習単語集95に格納されているか否かを判定する(ステップS24)。なお、対象単語の原形を検出する手段としては、例えば、各単語について予め原形と変化形とを対応付けたテーブルを参照するなど、従来より公知の手法を用いることができる。
このステップS24において対象単語が学習単語集95に格納されていないと判定した場合(ステップS24;No)には、CPU7は、後述のステップS30の処理に移行する。
また、ステップS24において対象単語が学習単語集95に格納されていると判定した場合(ステップS24;Yes)には、CPU7は、学習単語集95内の情報に基づいて、当該対象単語が習得済単語であるか否かを判定し(ステップS25)、習得済単語であると判定した場合(ステップS25;Yes)には、表示予定回数記憶領域83において習得済単語の表示予定回数のうち、対象単語の難易度レベルに対応するものを加算し(ステップS26)、後述のステップS30の処理に移行する。
また、ステップS25において対象単語が習得済単語でないと判定した場合(ステップS25;No)には、CPU7は、対象単語が理解済単語であるか否かを判定し(ステップS27)、理解済単語であると判定した場合(ステップS27;Yes)には、表示予定回数記憶領域83において理解済単語の表示予定回数のうち、対象単語の難易度レベルに対応するものを加算し(ステップS28)、後述のステップS30の処理に移行する。
また、ステップS27において対象単語が理解済単語でないと判定した場合(ステップS27;No)には、CPU7は、表示予定回数記憶領域83において未理解単語の表示予定回数のうち、対象単語の難易度レベルに対応するものを加算する(ステップS29)。
次に、CPU7は、対象単語がテキストの最終単語であるか否かを判定し(ステップS30)、最終単語でないと判定した場合(ステップS30;No)には、テキスト中の次の単語を対象単語として設定した後(ステップS31)、上記ステップS23の処理に移行する。
また、ステップS30において対象単語がテキストの最終単語であると判定した場合(ステップS30;Yes)には、CPU7は、予想学習効果として難易度レベル別の各学習状態の単語数グラフをディスプレイ2に表示させ(ステップS32)、図7に示すように、学習効果算出処理を終了する。
これにより、例えば、テキストデータベース93に記憶されたテキストのうち、「アリスの不思議な国」(Alice’s Adventures in Wonderland),「伽藍とバザール」(The Cathedral and the Bazaar)がステップS1で選択されると、図11(a),(b)に示すように、各テキストについての単語数グラフがディスプレイ2にそれぞれ表示される。なお、図11(a),(b)では、単語数グラフと併せて、表示予定回数記憶領域83内の情報がディスプレイ2に表示されている。
次に、図7に示すように、ステップS32の表示内容に基づいて、ユーザが学習リーディングモードでテキストを決定すると(ステップS4)、CPU7は、テキスト表示処理を行う(ステップS5)。
具体的には、図9に示すように、まずCPU7は、ステップS5で決定されたテキストをディスプレイ2に表示させ(ステップS51)、表示エリア内の先頭の単語を対象単語として設定する(ステップS52)。
次に、CPU7は、対象単語の原形を検出した後(ステップS53)、当該対象単語が学習単語集95に格納されているか否かを判定する(ステップS54)。なお、対象単語の原形を検出する手段としては、上記ステップS23と同様に、従来より公知の手法を用いることができる。
このステップS54において対象単語が学習単語集95に格納されていないと判定した場合(ステップS54;No)には、CPU7は、後述のステップS61の処理に移行する。
また、ステップS54において対象単語が学習単語集95に格納されていると判定した場合(ステップS54;Yes)には、CPU7は、学習単語集95において当該単語のテキスト中での表示回数を加算する(ステップS55)。
次に、CPU7は、学習単語集95内の情報に基づいて、対象単語が習得済単語であるか否かを判定する(ステップS56)。
このステップS56において対象単語が習得済単語であると判定した場合(ステップS56;Yes)には、CPU7は、後述のステップS61の処理に移行する。
また、上記ステップS56において対象単語が習得済単語でないと判定した場合(ステップS56;No)には、CPU7は、学習単語集95内において当該単語のテキスト中での表示回数が所定回数以上、本実施の形態においては4回以上であるか否かを判定する(ステップS57)。
このステップS57において表示回数が所定回数以上であると判定した場合(ステップS57;Yes)には、CPU7は、学習単語集95において対象単語を理解済単語に設定した後(ステップS58)、後述のステップS60の処理に移行する。
また、ステップS57において表示回数が所定回数未満であると判定した場合(ステップS57;No)には、CPU7は、学習単語集95において対象単語を未理解単語に設定する(ステップS59)。
次に、CPU7は、学習単語集95内の情報に基づいて、テキスト中の理解済単語及び未理解単語をそれぞれ識別表示させる(ステップS60)。ここで、本実施の形態においては、図12に示すように、下線を付すことによって理解済単語及び未理解単語を学習対象単語以外の単語や習得済単語と識別して表示しており、また、理解度を示す理解度マークとして白抜き,黒塗りの菱形を下線に付すことにより、未理解単語と理解済単語とを識別して表示している。なお、このステップS60の処理においては、図13に示すように、識別対象の単語に難易度レベルを付すことにより、各単語を難易度レベル別に識別表示することとしても良い。
次に、CPU7は、対象単語がディスプレイ2の表示エリア内においてテキストの最終単語であるか否かを判定し(ステップS61)、最終単語でないと判定した場合(ステップS61;No)には、次の単語を対象単語として設定した後(ステップS62)、上記ステップS53の処理に移行する。
一方、ステップS61において対象単語がテキストの最終単語であると判定した場合(ステップS61;Yes)には、CPU7は、図10に示すように、ジャンプキー3f等の操作によりジャンププログラム91cが起動されてジャンプ処理が実行されたか否かを判定し(ステップS63)、実行されていないと判定した場合(ステップS63;No)にはテキスト表示処理を終了した後、図7に示すように、情報表示処理を終了する。
また、図10に示すように、ステップS63においてジャンプ処理が実行されたと判定した場合(ステップS63;Yes)には、CPU7は、ジャンプ処理によりジャンプ対象単語について検索された説明情報をディスプレイ2に表示させるとともに、ジャンプ対象単語が未理解単語の場合には、学習単語集95において当該ジャンプ対象単語を理解済単語に設定した後(ステップS64)、ジャンプ対象単語の前記理解度マークを白抜きの菱形から黒塗りの菱形に変更する(ステップS65)。
次に、CPU7は、テストキー3k等の操作により問題が出題されており、かつ、当該問題に対するユーザの回答が正しいか否かを判定し(ステップS66)、正しいと判定した場合(ステップS66;Yes)には、学習単語集95において当該問題に対応する単語、つまりテスト対象単語を習得済単語に設定する(ステップS67)。そして、CPU7は、当該単語の識別表示を解除し(ステップS68)、テキスト表示処理を終了した後、図7に示すように、情報表示処理を終了する。なお、テストキー3kが操作された場合には、図14に示すような表示画面により、テストを行うか否かを選択可能とすることが好ましい。また、識別表示を解除するとは、下線や理解度マークを外した状態で単語を表示させることをいう。
一方、図10に示すように、ステップS66において問題が出題されていないと判定した場合や、ユーザの回答が正しくないと判定した場合(ステップS66;No)には、CPU7は、テキスト表示処理を終了した後、図7に示すように、情報表示処理を終了する。
なお、上記のテキスト表示処理において、ユーザ操作によりディスプレイ2の表示エリア内でテキストがスクロールした場合には、スクロールによって新たに表示された単語を次の対象単語として設定した後、ステップS53〜ステップS62の処理を行うことが好ましい。
以上の電子辞書装置1によれば、図8のステップS26,S28〜S29や、図11に示したように、テキスト中におけるユーザの未学習単語,理解済単語,習得済単語がカウントされ、各学習状態の単語量がテキスト毎に表示されるので、当該テキストを読解することで予想される予想学習効果をテキスト毎に、事前に把握することができる。従って、この予想学習効果に応じてテキストを選択して読解することにより、所望の学習効果を得ることができる。また、前記単語量がグラフ化して表示されるので、予想学習効果の把握を容易化することができる。
また、図11に示したように、学習対象単語の難易度レベル毎に前記単語量が表示されるので、予想学習効果をより正確に把握することができる。
また、図9のステップS58に示したように、ユーザに対してテキスト中で所定回数以上表示された学習対象単語が理解済単語として設定されるので、予想学習効果の信頼性を高めることができる。
また、図10のステップS67に示したように、ユーザによる回答が正しいと判定された問題に対応する学習対象単語が習得済単語として設定されるので、予想学習効果の信頼性を高めることができる。
また、図9のステップS60や、図12に示したように、表示されたテキスト中の各見理解単語,理解済単語が識別表示されるので、未学習単語及び理解済単語を意識してテキストを読解することができる。
また、図9のステップS60や、図13に示したように、テキスト中の各未学習単語及び各理解済単語が当該未学習単語及び当該理解済単語の難易度レベル毎に識別表示される場合には、未学習単語及び理解済単語の難易度レベルを意識してテキストを読解することができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、情報表示処理においては、図15に示すように、所定のユーザ操作により、学習単語集95内の情報に基づいて未理解状態、理解済状態または習得済状態の単語リストを表示可能とすることとしても良い。この場合には、ユーザは自己の学習到達度を把握することができる。
また、学習効果算出処理においては、CPU7は予想学習効果として難易度レベル別の各学習状態の単語数グラフを表示させることとして説明したが、以下の式で示される学習効果度Gを単語数グラフと併せて表示させることとしても良い。更に、CPU7は、テキストデータベース93内の各テキストについて学習効果度Gを適宜算出しておき、テキスト選択の際には学習効果度Gの大きい順にテキスト名を表示させることとしても良い。
但し、上記の式中、「s」はテキストのサイズ、具体的には単語数やデータ量であり、「l」は単語の難易度レベルである。また、「x」は難易度レベル毎の単語数であり、「W」は難易度レベル毎の重み係数である。ここで、重み係数はユーザの学習レベルに応じて設定されるのが好ましく、例えば初学者であれば(W1,W2,W3)=(100,0,0)や、(W1,W2,W3)=(100,−50,−100)のように、難易度レベルが高くなるほど、重み係数が小さく設定されるのが好ましい。特に、難解な単語が多く含まれるテキストの学習効果度Gを小さくする観点からは、難易度レベルの重み係数を負の値にすることが好ましい。
また、テキスト表示処理においては、ジャンプ対象単語を理解済状態にすることとして説明したが、所定回数(例えば1回)以上、辞書検索処理された単語、つまり検索対象見出語記憶領域81に記憶された指定見出語を理解済状態にしても良い。また、正解した問題に対応する単語を習得済状態にすることとして説明したが、所定回数(例えば6回)以上、テキスト中で表示された場合に習得済状態にすることとしても良い。これらの場合であっても、予想学習効果の信頼性を高めることができる。
また、テキスト表示処理においては、学習単語集95内の情報に基づいてテキスト内の各単語の学習状態を検出することとして説明したが、理解済単語や学習済単語を学習単語集95とは別個の記憶領域に新たに記憶させ、この記憶情報に基づいて検出することとしても良い。具体的には、例えば、検索対象見出語を蓄積記憶した情報、いわゆるヒストリ情報に基づいて、検索済みの単語を理解済状態または習得済状態とし、それ以外の単語を未理解状態としても良いし、図16に示すように、出題された問題に対するユーザの解答の正誤をヒストリ情報と併せて記憶しておき、この情報に基づいて、検索済み、かつ、正解の単語を習得済状態とし、検索済み、かつ、不正解の単語を理解済状態とし、それ以外の単語を未理解状態としても良い。ここで、ヒストリ情報を記憶させる技術としては、従来より公知の技術を用いることができる。
また、テキスト表示処理においては、図17に示すように、学習効果表示キー3jの操作により、表示中のテキストについてのユーザの学習状況を確認可能とすることとしても良い。ここで、図17では、各難易度レベルについて、学習対象単語の全単語数に対する理解済状態または習得済状態の単語数の割合が網掛けで、それ以外の単語数の割合が白抜きで示されており、更に、当該テキスト中の学習対象単語の全てを理解済状態または習得済状態とした場合の網掛け部分の到達位置が破線で示されている。この場合には、テキストの未読部分に対する予想学習効果を把握することができる。従って、この予想学習効果に応じて未読部分を読解するか否かを読解することにより、より確実に所望の学習効果を得ることができる。
また、テキスト表示処理においてテストキー3k等の操作により問題が出題された場合には、図18に示すように、所定のユーザ操作により、回答が不正解であった問題に対応する単語と、テキスト中での当該単語の位置とをリスト化して表示可能とすることとしても良い。この場合には、ユーザは自己の学習到達度を把握することができる。
1 電子辞書装置(情報表示装置)
4 表示部(単語量表示手段、説明情報表示手段、テキスト表示手段、
単語識別表示手段、レベル別識別表示手段、レベル別単語量表示手段)
5 入力部(回答入力手段、見出語指定手段)
7 CPU(学習済単語設定手段、未学習単語カウント手段、問題出力手段、
正誤判定手段、検索手段、習得済単語設定手段、理解済単語設定手段、
レベル検出手段)
91a 情報表示プログラム
92a〜92c 辞書データベース(辞書記憶手段)
93 テキストデータベース(テキスト記憶手段)
95 学習単語集(単語記憶手段、学習済単語記憶手段、
習得済単語記憶手段、理解済単語記憶手段、単語レベル記憶手段)
4 表示部(単語量表示手段、説明情報表示手段、テキスト表示手段、
単語識別表示手段、レベル別識別表示手段、レベル別単語量表示手段)
5 入力部(回答入力手段、見出語指定手段)
7 CPU(学習済単語設定手段、未学習単語カウント手段、問題出力手段、
正誤判定手段、検索手段、習得済単語設定手段、理解済単語設定手段、
レベル検出手段)
91a 情報表示プログラム
92a〜92c 辞書データベース(辞書記憶手段)
93 テキストデータベース(テキスト記憶手段)
95 学習単語集(単語記憶手段、学習済単語記憶手段、
習得済単語記憶手段、理解済単語記憶手段、単語レベル記憶手段)
Claims (12)
- 複数の学習対象単語を記憶する単語記憶手段と、
ユーザ操作に基づいて所定の学習対象単語を学習済単語として設定する学習済単語設定手段と、
前記学習済単語を記憶する学習済単語記憶手段と、
テキストを記憶するテキスト記憶手段と、
前記テキスト中における前記複数の学習対象単語のうち、前記学習済単語以外の未学習単語をカウントする未学習単語カウント手段と、
前記テキスト中における前記学習済単語及び前記未学習単語のそれぞれの単語量を表示する単語量表示手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1記載の情報表示装置において、
前記単語量表示手段は、
前記単語量をグラフ化して表示することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1または2記載の情報表示装置において、
前記テキスト記憶手段は、複数のテキストを記憶しており、
前記単語量表示手段は、
テキスト毎に前記単語量を表示することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の情報表示装置において、
前記学習済単語設定手段は、
ユーザに対してテキスト中で所定回数以上表示された学習対象単語を、前記学習済単語として設定することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示装置において、
前記複数の学習対象単語と予め対応付けられた所定の問題を出力する問題出力手段と、
前記問題出力手段により出力された問題に対してユーザから回答の入力操作を受ける回答入力手段と、
前記回答入力手段により入力された回答の正誤を判定する正誤判定手段と、
を備え、
前記学習済単語設定手段は、
前記正誤判定手段により回答が正しいと判定された問題に対応する学習対象単語を、前記学習済単語として設定することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示装置において、
各見出語に説明情報を対応付けてなる辞書情報を記憶する辞書記憶手段と、
ユーザ操作に基づいて前記辞書情報における何れかの見出語を指定見出語として指定する見出語指定手段と、
前記指定見出語に対応する説明情報を前記辞書情報から検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された説明情報を表示する説明情報表示手段と、
を備え、
前記学習済単語設定手段は、
前記説明情報表示手段により所定回数以上、前記説明情報の表示された前記指定見出語に対応する学習対象単語を、前記学習済単語として設定することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1〜6の何れか一項に記載の情報表示装置において、
前記テキスト記憶手段に記憶されたテキストを表示するテキスト表示手段と、
前記テキスト表示手段により表示されたテキスト中の各未学習単語を識別表示する単語識別表示手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。 - 請求項7記載の情報表示装置において、
前記学習済単語設定手段は、
ユーザ操作に基づいて前記学習済単語を、ユーザによる習得レベルの高い習得済単語として設定する習得済単語設定手段と、ユーザによる習得レベルの低い理解済単語として設定する理解済単語設定手段と、
を有し、
前記学習済単語記憶手段は、
前記習得済単語を記憶する習得済単語記憶手段と、前記理解済単語を記憶する理解済単語記憶手段と、
を有し、
前記単語識別表示手段は、前記テキスト表示手段により表示されたテキスト中の各未学習単語と、各理解済単語とを、それぞれ識別表示することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項7または8記載の情報表示装置において、
各学習対象単語に、所定の難易度レベルを対応付けて記憶する単語レベル記憶手段と、
前記単語レベル記憶手段に記憶された各未学習単語の難易度レベルを検出するレベル検出手段と、
前記レベル検出手段によって検出された難易度レベルに基づいて、テキスト中の各未学習単語を難易度レベル毎に識別表示するレベル別識別表示手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。 - 請求項8記載の情報表示装置において、
各学習対象単語に、予め設定された難易度レベルを対応付けて記憶する単語レベル記憶手段と、
前記単語レベル記憶手段に記憶された各未学習単語及び各理解済単語の難易度レベルを検出するレベル検出手段と、
前記レベル検出手段によって検出された難易度レベルに基づいて、テキスト中の各未学習単語及び各理解済単語をそれぞれ難易度レベル毎に識別表示するレベル別識別表示手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。 - 請求項9または10記載の情報表示装置において、
前記単語量表示手段は、学習対象単語の難易度レベル毎に前記単語量を表示するレベル別単語量表示手段を有することを特徴とする情報表示装置。 - コンピュータに、
複数の学習対象単語を記憶する単語記憶機能と、
ユーザ操作に基づいて所定の学習対象単語を学習済単語として設定する学習済単語設定機能と、
前記学習済単語を記憶する学習済単語記憶機能と、
テキストを記憶するテキスト記憶機能と、
前記テキスト中における前記複数の学習対象単語のうち、前記学習済単語以外の未学習単語をカウントする未学習単語カウント機能と、
前記テキスト中における前記学習済単語及び前記未学習単語のそれぞれの単語量を表示する単語量表示機能と、
を実現させることを特徴とする情報表示プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006236357A JP2008058687A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | 情報表示装置及び情報表示プログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006236357A JP2008058687A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | 情報表示装置及び情報表示プログラム |
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-
2006
- 2006-08-31 JP JP2006236357A patent/JP2008058687A/ja active Pending
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