JP2006098925A - 背面投射型映像装置 - Google Patents

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Koichi Tajima
幸一 田島
Kenji Shimoshita
健治 霜下
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Abstract

【課題】
少なくとも、背面投射型映像装置の主要構成部品である投写ユニットと、この投写ユニットの駆動制御する各種の回路基板を組付けたシャーシを共通化し、かつ、筐体全体の薄型化を図る。
【解決手段】
スクリーン7,7aのインチサイズに合わせて上部キャビネット3に取り付ける反射ミラー9の角度と、投写ユニット15の取付角度を設定する。投写ユニット15を取り付ける支持フレーム20は、底板部20aと立ち上がり部20bとを備え、立ち上がり部20bに投写ユニット15を固定する。インチサイズに対応して底板部20aに対する立ち上がり部20bの角度を設定し、投写ユニット15の取付角度を設定する。これにより、スクリーン7,7aのインチサイズに対して背面投射型映像装置を薄型化することが可能な投写ユニット15の取付角度を設定できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、投写ユニットから投写される光学像を反射して筐体の一側面に露出して設けたスクリーンに投影させる背面投射型映像装置、特に、少なくとも投写ユニットと、これを制御する各種制御用基板などの主要構成部品を共通化し、スクリーンのサイズを選択できるように構成したことを特徴とする背面投射型映像装置に関する。
従来、背面投射型映像装置として特許文献1に記載されたものが知られている。ここで開示されている背面投射型映像装置は、ランプユニットから投射された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成するとともに、該光学像を拡大投写する投写ユニットと、投写画像を反射する反射ミラーと、反射ミラーからは反射した光学像を投影するスクリーンを箱状の筐体に収納し、反射ミラーで反射した光学像をスクリーン上に投影するように構成している。
ところで、この種の背面投射型映像装置の各画面は、複数のインチサイズが存在し、そのインチサイズが変われば、これを収納する筐体のサイズも変わることになる。しかし、スクリーンのサイズに応じて数種の筐体を用意することは、生産性が悪くしかもコスト高となるため、特許文献2には、背面投射型映像装置を上部キャビネットと下部キャビネットとに分割して形成し、上部キャビネットにスクリーン及び反射ミラーを装備し、下部キャビネットに映像機器、駆動及び制御回路、投写レンズを含む投写ユニット及び光源からなる主要構成部品等のテレビとしての主要構成部品を装備し、前記投写レンズのフォーカスを調整することで上部にセットされるスクリーン及びこれを収容する上部キャビネットの大きさを選択できるように構成した背面投射型映像装置が提案されている。
特開2003−337377号公報 特許第3381181号公報
特許文献2に示す背面投射型映像装置は、サイズの異なるスクリーンを備えた複数種の上部キャビネットを用意し、これを下部キャビネットに選択的に組み合わせることで、主要構成部品を固定した下部キャビネットを共通化できるものの、下部キャビネットと主要構成部品の共通化を図るためには、図5に示すように、スクリーンのサイズを変更する毎に下部キャビネットに組み付けた投写レンズのフォーカスを調整する必要がある。すなわち、背面投射型映像装置は、投写ユニットLから投写される投写画像を反射ミラーMで反射し、これをスクリーンに投影することから、例えば、37インチのスクリーンSと50インチのスクリーンS1に投影する場合、特許文献2に示す構造では、37インチのスクリーンSと50インチのスクリーンS1とで投写レンズLのフォーカスを単純に調整することから、37インチのスクリーンSから50インチのスクリーンS1に変更した場合、必然的に焦点距離が長くなる。このため、スクリーンが大型化するに従って、上部キャビネットの奥行き方向の幅が大きくなってしまう。しかし、近年では、居住空間の確保などの観点から省スペース化が望まれており、画面サイズの大型化と併せて小型・薄型化が重要な課題となっている。
本発明は上記課題を解決するものであり、部品の共通化によるコストの削減を図るとともに、画面の大型化と装置全体の薄型化とが可能な背面投射型映像装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る背面投射型映像装置は、上下に分割した上部キャビネットと下部キャビネットとで筐体を構成し、前記上部キャビネットに少なくともスクリーンと反射ミラーとを設け、前記下部キャビネットには少なくともランプユニットから投射された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成するとともに、該光学像を拡大投写する投写ユニットと、この投写ユニットを制御する各種制御用基板などの主要構成部品を固定するシャーシを設けるとともに、前記投写ユニットを組み付けて該投写ユニットを前記シャーシに固定する支持フレームを設け、前記上部キャビネットに装備されるスクリーンのサイズに応じて前記支持フレームにより前記投写ユニットから前記反射ミラーに投写される光学像の光軸の角度及び前記反射ミラーの角度を変更することによって、前記上部キャビネットに装備されるスクリーンのサイズを選択できるように構成したことを特徴とする。
請求項1の構成により、下部キャビネットに固定したシャーシに背面投射型映像装置の主要構成部品を装備させ、上部キャビネットにはスクリーン及び反射ミラーを装備させ、投写ユニットから反射ミラーに投写される光学像の光軸の角度及び前記反射ミラーの角度を変更することによって、背面投射型映像装置の主要構成部品及びこれを取り付けたシャーシはスクリーンのインチサイズに関係無く共通したものを使用でき、スクリーンとこれを組み付けた上部キャビネットと反射ミラーは任意のインチサイズに適用できるので、多種類に渡るインチサイズの背面投射型映像装置を簡単に製造可能となる。
請求項2に係る背面投射型映像装置は、請求項1記載の背面投射型映像装置において、前記支持フレームは、前記シャーシに固定される底板部と、この底板部の一側縁から立設した立ち上がり板とを備えたほぼL字型に折曲するとともに、前記立ち上がり板に前記投写ユニットを固定することによって、該投写ユニットから前記反射ミラーに投写される光学像の光軸の角度を設定し、かつ、前記底板部に対する前記立ち上がり板の角度を前記スクリーンのサイズ毎に設定したことを特徴とする。
請求項2の構成により、予めスクリーンのサイズ毎に底板部に対して立ち上がり板の角度を設定した支持フレームを複数種類用意し、その立ち上がり板に投写ユニットを固定することによって、スクリーンのサイズに対応して投写ユニットから反射ミラーに投写される光学像の光軸の角度が決定される。
請求項3に係る背面投射型映像装置は、請求項2記載の背面投射型映像装置において、任意のスクリーンからサイズを大型化した際、前記立ち上がり板を前記反射ミラー側に傾斜させるとともに、前記反射ミラーを起立方向に傾斜させるように設定したことを特徴とする。
請求項3の構成により、スクリーンのサイズを大型化した際、反射ミラーを起立方向に傾斜させことによって、その分、上部キャビネット、ひいては背面投射型映像装置の薄型化が可能となる。
請求項1に係る背面投射型映像装置によれば、上下に分割した上部キャビネットと下部キャビネットとで筐体を構成し、前記上部キャビネットに少なくともスクリーンと反射ミラーとを設け、前記下部キャビネットには少なくともランプユニットから投射された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成するとともに、該光学像を拡大投写する投写ユニットと、この投写ユニットを制御する各種制御用基板などの主要構成部品を固定するシャーシを設けるとともに、前記投写ユニットを組み付けて該投写ユニットを前記シャーシに固定する支持フレームを設け、前記上部キャビネットに装備されるスクリーンのサイズに応じて前記支持フレームにより前記投写ユニットから前記反射ミラーに投写される光学像の光軸の角度及び前記反射ミラーの角度を変更することによって、前記上部キャビネットに装備されるスクリーンのサイズを選択できるように構成したものであるから、インチサイズに関係無く、投写ユニットを制御する各種制御用基板などの主要構成部品を固定するシャーシを共通化でき、部品の共通化により、製造コストを削減できるとともに、投写ユニットから反射ミラーに投写される光学像の光軸の角度及び前記反射ミラーの角度を変更することで上部キャビネットを薄型化することができる。
請求項2に係る背面投射型映像装置によれば、請求項1記載の背面投射型映像装置において、前記支持フレームは、前記シャーシに固定される底板部と、この底板部の一側縁から立設した立ち上がり板とを備えたほぼL字型に折曲するとともに、前記立ち上がり板に前記投写ユニットを固定することによって、該投写ユニットから前記反射ミラーに投写される光学像の光軸の角度を設定し、かつ、前記底板部に対する前記立ち上がり板の角度を前記スクリーンのサイズ毎に設定したものであるから、支持フレームに投写ユニットを固定すれば、スクリーンのサイズに対応して投写ユニットから投写される光学像の光軸の角度を簡単に設定することができる。
請求項3に係る背面投射型映像装置によれば、請求項2記載の背面投射型映像装置において、任意のスクリーンからサイズを大型化した際、前記立ち上がり板を前記反射ミラー側に傾斜させるとともに、前記反射ミラーを起立方向に傾斜させるように設定したものであるから、スクリーンのサイズが大型化しても上部キャビネットを薄型化することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を以下に説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反しない範囲で、実施例において説明した以外の構成のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1は、本発明に係る背面投射型映像装置の概略構成を示す側面から見た断面図であり、42インチのスクリーンを備えた場合を示している。図2は52インチのスクリーンを備えた場合の側面から見た断面図、図3は、インチサイズを変えた場合の反射ミラーと投写ユニットの位置関係を示す説明図、図4は、基板のレイアウトを示す平面図である。
同図を参照して背面投射型映像装置1の主な構成について説明する。背面投射型映像装置1の筐体2は、上下に分離可能な上部キャビネット3と、下部キャビネット4とから構成され、これら上部キャビネット3と下部キャビネット4とは、それぞれが独立しており、下部キャビネット4の上部に上部キャビネット3が組み付けられる。
上部キャビネット3は、フロントキャビネット5とバックキャビネット6とで構成されている。フロントキャビネット5は前面側に表示窓5aを有する枠状に形成され、表示窓5aの内側にスクリーン7を固定している。一方、バックキャビネット6は、底板部6aと背面板部6bと左右側板部6cを有して前面を開口した箱状に形成され、その開口部分に前記スクリーン7を固定したフロントキャビネット5を組付けるとともに、背面板部6bの内面に形成する取付部8に反射ミラー9が取り付けられる。また、バックキャビネット6の背面板部6bは全体として傾斜しており、前面側に取り付けられたスクリーン7と後述する投写レンズによる映像の反射との位置関係を考慮して、予め計算された傾斜角度をもって設定されており、その傾斜した背面板部6bの内側に前記反射ミラー9の取付部8が形成されている。
下部キャビネット4は、底板部4aと前面板部4bと左右側板部4cと上板部4dとを有して背面部を開口したほぼ箱型に形成するとともに、その開口部を背面板10で塞いでその内部に背面投射型映像装置1の投写ユニット15を収容している。このように、投写ユニット15を収容する下部キャビネット4の上板部4d上に前記スクリーン7及び反射ミラー9を組付けた上部キャビネット3を載置するものであり、これら下部キャビネット4の上部キャビネット3との重ね合わせ面となる上板部4dと底板部6aにはそれぞれ投写ユニット15を挿通する開口部11が形成されている。
前記投写ユニット15は、光源となるハロゲンランプやメタルハイランドランプなどの高輝度ランプ16を備えたランプユニット17を備え、ランプ16から照射された光束を光学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成し、この光学像を拡大して投写するユニットである。また、投写ユニット15のケーシング18には、投写レンズ19が固定され、そのケーシング18内には、ランプ16からの光を略平行光にするリレーレンズ、リレーレンズを透過した光を透過光と反射光に分割する偏光ビームスプリッター、偏光ビームスプリッターで反射、透過した光を変調し映像光とする反射型液晶パネルからなる偏光変換素子などの構成部品が一体的に固定されてユニット化されており、偏光変換素子によって変調された映像光がケーシング18の上面に組み込まれた前記投写レンズ19によって前記反射ミラー9に投写される。また、ケーシング18とランプユニット17とを一体的に連結させ、このように一体的にユニット化された投写ユニット15と、この投写ユニット15を駆動制御するドライバ回路基板15aとを金属製の支持フレーム20によって一体化している。
また、前記下部キャビネット4の内底部にはシャーシ25が固定され、このシャーシ25上に前記投写ユニット15を含む背面投射型映像装置1の駆動及びこれらの制御するための各種基板が固定されている。また、下部キャビネット4の前面側には、下部キャビネット4を目隠しする化粧パネル26が取り付けられており、この化粧パネル26には各種の操作部が設けられ、各種の操作が手動あるいはリモートコントロールによる操作を行えるようにしてある。
図4は各基板のレイアウトを示す平面図であり、同図で示すように、スクリーン7を前面側とした場合、投写ユニット15の図示左側には電源回路基板40と、アナログ信号処理基板41が前後に並設され、これら電源回路基板40及びアナログ信号処理基板41と前記投写ユニット15との間にデジタル回路基板42が配置されている。また、投写ユニット15の背面側にはスケーラー回路基板43が配置され、ランプユニット17側となる投写ユニット15の図示右側には、ランプ駆動回路基板44が下部キャビネット4の背面側に配置されている。
前記電源回路基板40はランプ駆動回路基板44や各部信号系及び制御用マイコン(図示せず)に電源を供給している。前記アナログ信号処理基板41には、アナログチューナ45、入出力端子46が実装され、アナログチューナ45から入力されたアナログ信号を入出力端子46から外部機器に出力するとともに、入出力端子46から入力されたアナログ信号をスケーラー回路基板43に出力する。また、アナログ信号処理基板41には音声多重信号やサラウンド信号を生成するためのオーディオブロックを備え、音声信号などのアナログ信号を処理する。デジタル回路基板42は、デジタルチューナー、デジタルチューナー入力回路及びデジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ(図示せず)を備え、前記アナログ信号処理基板41及びスケーラー回路基板43にデジタル信号を送信する。スケーラー回路基板43はアナログ信号処理基板41から送られる信号に基づいて所定の表示形式(解像度)に変換し、主にスクリーン7に表示するための処理を行う。また、スケーラー回路基板43はビデオデコーダ回路(図示せず)を備え、圧縮された入力信号をデコードする機能を有している。ランプ駆動回路基板44は前記電源回路基板40から供給された電圧を制御し、ランプ16を点灯させるための高電圧(約1000V)を発生させてドライバ回路基板15aに出力するトランスを備えたランプ制御用の基板であり、ドライバ回路基板15aは、ランプ駆動回路基板44から出力された電圧に基づいてランプ16のオン・オフ、表示画面のホワイトバランスやブライト等の明るさなどを制御する投写ユニット15の制御用基板である。また、前記デジタル回路基板42とスケーラー回路基板43及び前記ドライバ回路基板15aは金属製のシールドケース50、51、52によって周囲を覆われている。これらのシールドケース50、51、52は電磁ノイズの漏れを防止する機能を有している。なお、デジタル回路基板42とスケーラー回路基板43のシールドケース50、51はドライバ回路基板15aの直交する二辺、本実施例では、デジタル回路基板42のシールドケース50がドライバ回路基板15aの左側縁、スケーラー回路基板43のシールドケース51がドライバ回路基板15aの後端縁に沿って立設されている。また、ドライバ回路基板15aの左側縁に沿って立設されたデジタル回路基板42のシールドケース50は、電源回路基板40、アナログ信号処理基板41とドライバ回路基板15aとの間に介在してこれら電源回路基板40、アナログ信号処理基板41とドライバ回路基板15aとを仕切るように立設され、かつ、ドライバ回路基板15aの後端縁に沿って立設されたスケーラー回路基板43のシールドケース51は、投写ユニット15を固定する支持フレーム20の立ち上がり部20bと対向して投写ユニット15と下部キャビネット4の背面板10との間に立設され、これらシールドケース50,51と支持フレーム20の立ち上がり部20bによってドライバ回路基板15aが三方を囲まれる。このように、ドライバ回路基板15aの三方を各シールドケース50,51と支持フレーム20の立ち上がり部20bとで囲むことによって、ドライバ回路基板15aへのノイズの混入を抑制するようにしている。
このように、シャーシ25には背面投射型映像装置1の主要構成部品が固定され、また、投写ユニット15と、この投写ユニット15のドライバ回路基板15aとを固定してユニット化する前記支持フレーム20は底板部20aと、この底板部20aの一側から立ち上がり部20bを立設して全体としてほぼL型に形成され、その立ち上がり部20bに前記ランプユニット17を一体化した投写ユニット15のケーシング18をねじ止めしている。また、底板部20aには前記ドライバ回路基板15aを固定する取付片30を切り起し形成し、この取付片30にほぼ水平に載置したドライバ回路基板15aをねじ止めしている。このようにして、投写ユニット15及びドライバ回路基板15aを固定した支持フレーム20は、前記シャーシ25の底部及び下部キャビネット4の前面板部4bに一体形成するボス部31にねじ止めされている。また、支持フレーム20に固定される投写ユニット15は、反射ミラー9から反射される光学像の光路Rに掛からない範囲で底板部20aから浮かせるように、立ち上がり部20bの上部に固定され、その投写ユニット15と底板部20aとの間にドライバ回路基板15aを固定している。
前述したように、投写ユニット15は、支持フレーム20の立ち上がり部20bに固定され、立ち上がり部20bの角度によって反射ミラー9への入射角が決定され、その立ち上がり部20bの角度と上部キャビネット3に取り付けられる反射ミラー9の角度を変えることによって、上部キャビネット3の画面サイズを任意に選択することが可能である。
すなわち、投写ユニット15を含む背面投射型映像装置1の駆動及びこれらの制御するための各種基板40〜44が固定されるシャーシ25を共通化し(場合によってはシャーシ25を含む下部キャビネット4の共通化も可能)、サイズが異なるスクリーン7を組み込んだ上部キャビネット3を選択的に組付ける。例えば、スクリーン7のサイズとして42インチ、50インチ又はそれ以上のいずれにも適用することができ、上部キャビネット3を代えるだけで背面投射型映像装置1の主要部、本実施例では投写ユニット15含む背面投射型映像装置1の駆動及びこれらの制御するための各種基板40〜44を固定したシャーシ25を共通化できる。このような部品の共通化によって背面投射型映像装置1の製造コストを削減できるとともに、部品管理も容易となり、インチサイズの異なる背面投射型映像装置1を簡単に製造することが可能となる。
この場合には、スクリーン7,7aのインチサイズに合わせて反射ミラー9へ入射する投写ユニット15の角度、上部キャビネット3に取り付ける反射ミラー9の角度の設定が必要である。即ち、図1に示すように、42インチのスクリーン7は、投写ユニット15の投写レンズ19の光軸R1が69°(水平線に対して)となるように支持フレーム20の立ち上がり部20bにセットされ、また、反射ミラー9は水平線aに対して取付角度α1が57°となるように上部キャビネット3にセットされる。なお、42インチのスクリーン7を備える背面投射型映像装置1においては、投写ユニット15を固定する支持フレーム20の立ち上がり部20bは底板部20aに対して角度αが90°に設定されている。
一方、52インチのスクリーン7aは、投写ユニット15の投写レンズ19の光軸R1が水平線に対して66°となるように投写ユニット15が支持フレーム20の立ち上がり部20bにセットされ、また、反射ミラー9は取付角度α2が水平線aに対して58.5°となるように上部キャビネット3にセットされる。即ち、52インチのスクリーン7aを選択した場合、投写ユニット15を固定する支持フレーム20の立ち上がり部20bを垂線に対して3°内側に傾斜させて底板部20aに対する立ち上がり部20bの角度αを87°に設定している。このように立ち上がり部20bを3°内側に傾斜させることによって、投写レンズ19から投写される光学像の光軸R1をバックキャビネット6側に傾斜させる。一方、投写レンズ19からの光学像を反射する反射ミラー9を起立方向に1.5°傾斜させる。このように反射ミラー9を起立方向に1.5°傾斜させることによって、図3に示すように、投写ユニット15、反射ミラー9の角度のセッティングを変えずにフォーカスを調整して42インチのスクリーン7から52インチのスクリーン7aへとサイズの変更を行う場合に比べて(図3で従来のフォーカス調整によるサイズの変更方法を二点鎖線で示す)スクリーン7aから反射ミラー9の後端部までの幅wは、従来のスクリーン7aから反射ミラー9の後端部までの幅w1より狭くなるから、キャビネット2、ひいては背面投射型映像装置1の薄型化が可能となる。また、反射ミラー9の取付角度に合わせた取付部8を有するバックキャビネット6をスクリーン7又は7aのサイズに応じて種々用意するとともに、各スクリーン7又は7aのサイズに対応して予め立ち上がり部20bの角度αを設定した支持フレーム20を種々用意しておけば、バックキャビネット6の取付部8に反射ミラー9を固定するだけで反射ミラー9の取付角度を簡単に合わせることができ、同様に、支持フレーム20の立ち上がり部20bに投写ユニット15を固定するだけで、投写ユニット15の光軸R1の角度を簡単に合わせることができる。
以上のように、投写ユニット15を含む背面投射型映像装置1の駆動及びこれらの制御するための各種基板40〜44が固定されるシャーシ25を共通化し(場合によってはシャーシ25を含む下部キャビネット4の共通化も可能)、サイズが異なるスクリーン7を組み込んだ上部キャビネット3を選択的に組付ける。例えば、スクリーン7のサイズとして42インチ、50インチ又はそれ以上のいずれにも適用することができ、上部キャビネット3を代えるだけで背面投射型映像装置1の主要部、本実施例では投写ユニット15含む背面投射型映像装置1の駆動及びこれらの制御するための各種基板40〜44を固定したシャーシ25を共通化できる。このような部品の共通化によって背面投射型映像装置1の製造コストを削減できるとともに、部品管理も容易となり、インチサイズの異なる背面投射型映像装置1を簡単に製造することが可能となる。また、スクリーン7,7aのインチサイズに合わせて反射ミラー9へ入射する投写ユニット15の角度、上部キャビネット3に取り付ける反射ミラー9の角度を設定することで、従来のように、フォーカスを調整してサイズの変更を行う場合に比べてキャビネット2、ひいては背面投射型映像装置1の薄型化が可能となる。さらに、各スクリーン7又は7aに対応した取付部8を有するバックキャビネット6を複数種用意するとともに、各スクリーン7又は7aに対応して立ち上がり部20bの傾斜角αを設定した支持フレーム20を複数種用意しておけば、これらバックキャビネット6と支持フレーム20に反射ミラー9と、投写ユニット15を固定するだけで、反射ミラー9と投写ユニット15との位置関係を正確に合わせた状態でセットすることが可能となり、組付け後に簡単なピント調整だけで済むため、調整作業も容易である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、キャビネットや各構成部品の形状及び取付構造なども前記実施例に限定されるものではなく、適宜選定すればよい。また、前記実施例では、シャーシ25を共通化した例を示したが、シャーシ25を含めた下部キャビネット4の共通化も可能である。また前記実施例では、具体例として42インチ、50インチのスクリーン7、7aを例として説明したが、これらのインチサイズに限定されるものではなく、各種のインチサイズに適用可能である。
本実施例に係る背面投射型映像装置を側面側から見た断面図であり、42インチのスクリーンを備えた場合を示している。 同上、背面投射型映像装置を側面側から見た断面図であり、52インチのスクリーンを備えた場合を示している。 同上、インチサイズを変えた場合の反射ミラーと投写ユニットの位置関係を示す説明図である。 同上、基板のレイアウトを示す平面図である。 従来のリアプロダクションにおける投写レンズのフォーカスの原理を示す説明図である。
符号の説明
1 背面投射型映像装置
2 筐体
3 上部キャビネット
4 下部キャビネット
5 フロントキャビネット
6 バックキャビネット
7,7a スクリーン
9 反射ミラー
15 投写ユニット
15a ドライバ回路基板
16 ランプ
17 ランプユニット
18 ケーシング
20 支持フレーム
20a 底板部
20b 立ち上がり部
25 シャーシ
40 電源回路基板
41 アナログ信号処理基板
42 デジタル回路基板
43 スケーラー回路基板
44 ランプ駆動回路基板

Claims (3)

  1. 上下に分割した上部キャビネットと下部キャビネットとで筐体を構成し、前記上部キャビネットに少なくともスクリーンと反射ミラーとを設け、前記下部キャビネットには少なくともランプユニットから投射された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成するとともに、該光学像を拡大投写する投写ユニットと、この投写ユニットを制御する各種制御用基板などの主要構成部品を固定するシャーシを設けるとともに、前記投写ユニットを組み付けて該投写ユニットを前記シャーシに固定する支持フレームを設け、前記上部キャビネットに装備されるスクリーンのサイズに応じて前記支持フレームにより前記投写ユニットから前記反射ミラーに投写される光学像の光軸の角度及び前記反射ミラーの角度を変更することによって、前記上部キャビネットに装備されるスクリーンのサイズを選択できるように構成したことを特徴とする背面投射型映像装置。
  2. 前記支持フレームは、前記シャーシに固定される底板部と、この底板部の一側縁から立設した立ち上がり板とを備えたほぼL字型に折曲するとともに、前記立ち上がり板に前記投写ユニットを固定することによって、該投写ユニットから前記反射ミラーに投写される光学像の光軸の角度を設定し、かつ、前記底板部に対する前記立ち上がり板の角度を前記スクリーンのサイズ毎に設定したことを特徴とする請求項1記載の背面投射型映像装置。
  3. 任意のスクリーンからサイズを大型化した際、前記立ち上がり板を前記反射ミラー側に傾斜させるとともに、前記反射ミラーを起立方向に傾斜させるように設定したことを特徴とする請求項2記載の背面投射型映像装置。
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