JP2006097391A - 床束等に用いられる束の構造 - Google Patents

床束等に用いられる束の構造 Download PDF

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Abstract

【課題】設置する面部が傾斜しているかしていないかにかかわらず、安定良く垂直に立てることができ、束本体部で支承する上部構造部を不具合なく適正に支承することができる床束等に用いられる束の構造を提供する。
【解決手段】ベースプレート3が束本体部2に対して傾き可能に備えられている。ベースプレート3を、束本体部2に対して水平状態又は傾斜状態にした後、首振り不能に固定する固定機構2f,7,9が備えられているとなおよい。
【選択図】 図4

Description

本発明は、床束等に用いられる束の構造に関する。
例えば、床下土間と大引との間に介設される床束として、従来より、図5(イ)に示すような、鋼製の床束51が提供されているが、図5(ロ)に示すように、床下コンクリート土間面52に不陸等による傾斜が存在するような場合に、床束51がベースプレート57によって床下土間面52の傾斜に従うように傾斜してしまい、大引53が傾き、根太54との間に隙間55を生じてその隙間55が将来的に床鳴りの原因となったり、また、図5(ハ)に示すように、床板56,56間に段差を生じさせてしまう可能性がある。
本発明は、例えば上記のような問題点に鑑み、設置する面部が傾斜しているかしていないかにかかわらず、安定良く垂直に立てることができ、束本体部で支承する上部構造部を不具合なく適正に支承することができる床束等に用いられる束の構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、束本体部の下端側にベースが備えられた床束等に用いられる束の構造であって、
前記ベースが束本体部に対して傾き可能に備えられていることを特徴とする床束等に用いられる束の構造(第1発明)によって解決される。
この構造では、ベースが束本体部に対して傾くことができるようになされているから、設置する面部が傾斜している場合にはベースをそれに追従するように傾斜させ、設置する面部が傾斜していない場合にはベースをそれに追従するように水平にすることで、束本体部を安定良く垂直に立てることができ、束本体部で支承する上部構造部を不具合なく適正に支承することができる。
第1発明において、ベースの上面部に、上に凸の円弧状に成形されたジョイント金物の両端部が接合されると共に、ジョイント金物の中央部に、円弧方向に延びる長孔が設けられ、該長孔に束本体部の下ネジ体の下端部が通され、該下端部には、ジョイント金物の下面側において抜止め体が備えられると共に、下ネジ体にはジョイント金物の上面側においてジョイント金物を抜止め体との協働で締め付け固定するナットが螺合されているとよい(第2発明)。
この場合は特に、ナットを緩めて床束を設置した後、ナットを締めることにより、ベースを束本体部に対して首振りできない固定状態にすることができて、支承安定性にとりわけ優れた床束支承状態を形成することができる。
また、第1発明において、ベースの上面部に、上に凸の球面状の成形されたジョイント金物の周縁部が接合されると共に、ジョイント金物の中央部に、束本体部に備えられた下ネジ体の直径よりも大きいサイズの孔が設けられ、該孔に束本体部の下ネジ体の下端部が通され、該下端部には、ジョイント金物の下面側において抜止め体が備えられると共に、下ネジ体にはジョイント金物の上面側においてジョイント金物を抜止め体との協働で締め付け固定するナットが螺合されているのもよい(第3発明)。
この場合は、ベースを束本体部に対して首振りできない固定状態にすることができて、支承安定性にとりわけ優れた床束支承状態を形成することができるのみならず、設置面の傾斜方向にあわせてベースの向きを変える必要がなく、床束の設置を施工容易に行っていくことができる。
更に、第1発明において、ベースを、束本体部に対して水平状態又は傾斜状態にした後、首振り不能に固定する固定機構が備えられているのもよく(第4発明)、その場合は、支承安定性にとりわけ優れた床束支承状態を形成することができる。即ち、固定機構は、第2、第3発明における固定機構以外の機構からなるものであってもよい。
本発明の束構造は、以上のとおりのものであるから、設置する面部が傾斜しているかしていないかにかかわらず、安定良く垂直に立てることができ、束本体部で支承する上部構造部を不具合なく適正に支承することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1(イ)(ロ)に示す第1実施形態の束1は、鋼製の床束で、束本体部2がターンバックル2aにより伸縮できるようになされており、下ネジ体2bの下端部に球体部2eが一体的に備えられ、該球体部2eが、ベースとしてのベースプレート3の上面中央部に設けられた球面状の凹所3a内に受けられてベースプレート3が束本体部2に対して全方向に傾くことができるようにジョイントされている。なお、上ネジ体2cの上端部には、大引を受けるトップとしてのトッププレート4が一体的に備えられている。2d,2dは上下のロックナットである。
この床束1では、図1(ハ)に示すように、床下コンクリート土間面5に、不陸や設計上の傾斜がある場合であっても、ベースプレート3を床下土間面5の傾斜に沿わせるように設置して束本体部2を垂直状態にすることができ、トッププレート4上に、大引等の上部構造部を不具合なく適正にかつ安定良く支承させることができる。従って、従来のような床鳴りや床面段差の発生を防止することができる。
しかも、本実施形態の床束1は、ベースプレート3が全方向に傾くことができるので、床下土間面5の傾斜方向にあわせてベースプレート3の向きを変える必要がなく、床束1の設置を施工容易に行っていくことができる。
図2(イ)(ロ)に示す第2実施形態の床束1は、束本体部2の下ネジ体2bの下端部が、ベースプレート3の上面中央部に一体的に設けられた軸受け部3bにピン6で枢着され、ベースプレート3がピン6を軸として回動し、ベースプレート3が束本体部2に対して一方向に傾くことができるようにジョイントされている。
この床束1であっても、図2(ハ)に示すように、ベースプレート3を床下土間面5の傾斜に沿わせるように設置して束本体部2を垂直状態にすることができ、トッププレート4上に、大引等の上部構造部を不具合なく適正にかつ安定良く支承させることができる。また、床下土間面5の傾斜に沿わせるようにベースプレート3を向けることで、あらゆる方向の傾斜に対応することができる。
図3(イ)(ロ)に示す第3実施形態の床束1は、ベースプレート3の上面中央部に、上に凸の円弧状にプレス成形したジョイント金物7の両端部が溶接やかしめなどで接合され、ジョイント金物7の中央部には円弧方向に延びる長孔8が設けられ、該長孔8に束本体部2の下ネジ体2bの下端部が通され、該下端部には、ジョイント金物7の下面側において抜止め体2fが備えられると共に、下ネジ体2bにはジョイント金物7の上面側においてナット9が螺合されている。
この床束1では、ナット9を緩めた状態にすることで、図3(ハ)に示すように、ベースプレート3を床下土間面5の傾斜に沿わせるように設置して束本体部2を垂直状態にすることができ、しかも、その垂直状態において、ナット9を締めることにより、ベースプレート3を束本体部2に対して首振りできない固定状態にすることができて、支承安定性にとりわけ優れた床束支承状態を形成することができる。なお、11は座金である。
図4(イ)〜(ハ)に示す第4実施形態の床束1は、ベースプレート3の上面中央部に、上に凸の球面状に板曲げプレス成形したジョイント金物7の周縁部が溶接やかしめなどで接合され、ジョイント金物7の中央部には束本体部2の下ネジ体2bの直径よりも大きいサイズの丸孔等の孔10が設けられ、該孔10に束本体部2の下ネジ体2bの下端部が通され、該下端部には、ジョイント金物7の下面側において抜止め体2fが備えられると共に、下ネジ体2bにはジョイント金物7の上面側においてナット9が螺合されている。
この床束1では、ナット9を緩めた状態にすることで、図4(ニ)に示すように、ベースプレート3を床下土間面5の傾斜に沿わせるように設置して束本体部2を垂直状態にすることができ、しかも、その垂直状態において、ナット9を締めることにより、ベースプレート3を束本体部2に対して首振りできない固定状態にすることができて、支承安定性にとりわけ優れた床束支承状態を形成することができる。そして、本実施形態の床束1では、ベースプレート3が全方向に傾くことができるので、床下土間面5の傾斜方向にあわせてベースプレート3の向きを変える必要がなく、床束1の設置を施工容易に行っていくことができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、本発明の束構造は、その材質に制限はないし、束本体部やベース部等の構造や形態についても制限はない。また、束の用途も床束に限らず、小屋組に用いられる束などであってもよく、具体的用途についての制限もない。
第1実施形態の束構造を示すもので、図(イ)は一部断面全体正面図、図(ロ)は要部の分解一部断面正面図、図(ハ)は束設置状態の一部断面正面図である。 第2実施形態の束構造を示すもので、図(イ)は全体正面図、図(ロ)は要部側面部、図(ハ)は束設置状態の一部断面正面図である。 第3実施形態の束構造を示すもので、図(イ)は一部断面全体正面図、図(ロ)は図(イ)のI−I線断面矢視図、図(ハ)は束設置状態の一部断面正面図である。 第4実施形態の束構造を示すもので、図(イ)は全体正面図、図(ロ)は要部の一部断面正面図、図(ハ)は束設置状態の一部断面正面図である。 図(イ)は従来の束構造を示す一部断面正面図、図(ロ)及び図(ハ)はそれぞれ該束によって生じうる不具合の例を示す一部断面正面図である。
符号の説明
1…床束(束)
2…束本体部
2b…下ネジ体
2f…抜止め体(固定機構)
3…ベースプレート(ベース)
5…床下コンクリート土間面(設置する面部)
7…ジョイント金物(固定機構)
8…長孔
9…ナット(固定機構)
10…孔

Claims (4)

  1. 束本体部の下端側にベースが備えられた床束等に用いられる束の構造であって、
    前記ベースが束本体部に対して傾き可能に備えられていることを特徴とする床束等に用いられる束の構造。
  2. 前記ベースの上面部に、上に凸の円弧状に成形されたジョイント金物の両端部が接合されると共に、ジョイント金物の中央部に、円弧方向に延びる長孔が設けられ、該長孔に束本体部の下ネジ体の下端部が通され、該下端部には、ジョイント金物の下面側において抜止め体が備えられると共に、下ネジ体にはジョイント金物の上面側においてジョイント金物を抜止め体との協働で締め付け固定するナットが螺合されている請求項1に記載の、床束等に用いられる束の構造。
  3. 前記ベースの上面部に、上に凸の球面状の成形されたジョイント金物の周縁部が接合されると共に、ジョイント金物の中央部に、束本体部に備えられた下ネジ体の直径よりも大きいサイズの孔が設けられ、該孔に束本体部の下ネジ体の下端部が通され、該下端部には、ジョイント金物の下面側において抜止め体が備えられると共に、下ネジ体にはジョイント金物の上面側においてジョイント金物を抜止め体との協働で締め付け固定するナットが螺合されている請求項1に記載の、床束等に用いられる束の構造。
  4. ベースを、束本体部に対して水平状態又は傾斜状態にした後、首振り不能に固定する固定機構が備えられている請求項1に記載の、床束等に用いられる束の構造。
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JP2009062757A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Takayama Metal Industrial Co Ltd
JP6265400B1 (ja) * 2016-10-10 2018-01-24 株式会社サンライズ 不陸対応束

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