JP2006096938A - ポリプロピレンフィルム用マスターバッチおよびポリプロピレンフィルム用組成物 - Google Patents

ポリプロピレンフィルム用マスターバッチおよびポリプロピレンフィルム用組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】 フィルム加工時のメヤニの付着を防止することができ、フィルムの端面色、耐ブロッキング剤の耐脱落性、外観(フィルムの白斑点)、透明性、耐ブロッキング性、ホットスリップ性および耐スクラッチ性に優れたフィルムを得ることができるポリプロピレンフィルム用マスターバッチおよびポリプロピレンフィルム用組成物組成物を提供する。
【解決手段】 無機微粒子1〜10重量部とメルトフローレイトが10〜400(g/10分)であるプロピレン系重合体90〜99重量部とを配合し溶融混練して得られるポリプロピレンフィルム用マスターバッチ。
また、プロピレン系重合体100重量部に対し、上記のポリプロピレンフィルム用マスターバッチ0.1〜20重量部を配合して得られるポリプロピレンフィルム用組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリプロピレンフィルム用マスターバッチおよびポリプロピレンフィルム用組成物に関するものである。さらに詳しくは、フィルム加工時のメヤニの付着を防止することができ、フィルムの端面色、耐ブロッキング剤の耐脱落性、外観(フィルムの白斑点)、透明性、耐ブロッキング性、ホットスリップ性および耐スクラッチ性に優れたフィルムを得ることができるポリプロピレンフィルム用マスターバッチおよびポリプロピレンフィルム用組成物組成物に関するものである。
特に、フィルムの端面色、耐ブロッキング剤の耐脱落性、透明性および耐スクラッチ性に加えて、フィルム加工時のメヤニの付着を防止することができ、外観(フィルムの白斑点)、耐ブロッキング性およびホットスリップ性に優れたフィルムを得ることができるポリプロピレンフィルム用マスターバッチおよびポリプロピレンフィルム用組成物組成物に関するものである。
ポリプロピレンフィルムは透明性や機械的特性に優れることから、各種の包装材料として広く用いられている。
例えば、特開2003−292687号公報には、アンチブロッキング性、透明性、外観および光沢に優れると共に、真空蒸着性を損なわないフィルムを製造し得るポリオレフィン樹脂組成物として、メルトフローレイトが10〜60(g/10分)のポリオレフィン樹脂100重量部に対して、(B)無機微粉末を5〜100重量部、および(C)脂肪族ジエタノールアミンを0.1〜20重量部含有するポリオレフィン樹脂組成物が記載されている。また、上記のポリオレフィン樹脂組成物0.1〜10重量%とポリオレフィン樹脂99〜99.9重量%とからなるポリオレフィン樹脂組成物も記載されている。
特開2003−292687号公報
しかし、上記公報に記載されているポリオレフィン樹脂組成物においても、特に、フィルムの端面色、耐ブロッキング剤の耐脱落性、透明性および耐スクラッチ性に加えて、フィルム加工時のメヤニの付着を抑制することができ、外観(フィルムの白斑点)、耐ブロッキング性およびホットスリップ性に優れたフィルムを得るということについては、さらなる改良が求められていた。
かかる状況において、本発明の目的は、フィルム加工時のメヤニの付着を防止することができ、フィルムの端面色、耐ブロッキング剤の耐脱落性、外観(フィルムの白斑点)、透明性、耐ブロッキング性、ホットスリップ性および耐スクラッチ性に優れたフィルムを得ることができるポリプロピレンフィルム用マスターバッチおよびポリプロピレンフィルム用組成物組成物を提供することにある。
特に、本発明の目的は、フィルムの端面色、耐ブロッキング剤の耐脱落性、透明性および耐スクラッチ性に加えて、フィルム加工時のメヤニの付着を防止することができ、外観(フィルムの白斑点)、耐ブロッキング性およびホットスリップ性に優れたフィルムを得ることができるポリプロピレンフィルム用マスターバッチおよびポリプロピレンフィルム用組成物組成物を提供することにある。
本発明者等は、鋭意検討した結果、本発明が、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、
無機微粒子(A)1〜10重量部とメルトフローレイトが10〜400(g/10分)であるプロピレン系重合体(B)90〜99重量部とを配合し溶融混練して得られるポリプロピレンフィルム用マスターバッチに係るものである。
また、本発明は、
プロピレン系重合体(C)100重量部に対し、上記のポリプロピレンフィルム用マスターバッチ0.1〜20重量部を配合して得られるポリプロピレンフィルム用組成物に係るものである。
本発明によれば、特に、フィルムの端面色、耐ブロッキング剤の耐脱落性、透明性および耐スクラッチ性に加えて、フィルム加工時のメヤニの付着を抑制することができ、外観(フィルムの白斑点)、耐ブロッキング性およびホットスリップ性に優れたフィルムを得ることができるポリプロピレンフィルム用マスターバッチおよびポリプロピレンフィルム用組成物組成物を得ることができる。
本発明で用いられる無機微粒子(A)としては、二酸化ケイ素、アルミノシリケート、タルク等のケイ酸マグネシウム、カオリン等のケイ酸アルミニウム、ホウ酸アルミニウム、炭酸カルシウム等が挙げられる。好ましくは二酸化ケイ素、アルミノシリケート、炭酸カルシウムであり、より好ましくは二酸化ケイ素である。
本発明で用いられる無機微粒子(A)のコールターカウンター法で測定される重量平均粒子径は、耐ブロッキング性の改良効果を高めるという観点や、メヤニの付着を防止するという観点から、好ましくは1〜10μmであり、より好ましくは1〜5μmであり、さらに好ましくは1〜3μmである。
本発明で用いられる無機微粒子(A)のかさ密度は、耐ブロッキング性の改良効果を高めるという観点や、耐スクラッチ性の観点から、好ましくは0.1〜1g/mlであり、より好ましくは0.1〜0.5g/mlであり、さらに好ましくは0.1〜0.3g/mlである。
本発明で用いられる無機微粒子(A)のBET比表面積は、耐ブロッキング性の改良効果を高めるという観点や、メヤニの付着を防止するという観点から、好ましくは30〜700m2/gであり、より好ましくは100〜600m2/gであり、さらに好ましくは150〜350m2/gである。
本発明で用いられる無機微粒子(A)の細孔容積は、得られるポリプロピレン系フィルムに特に良好な耐ブロッキング性と耐スクラッチ性を同時に発現させるという観点から、好ましくは0.04〜3ml/gであり、より好ましくは0.7〜2ml/gである。
本発明で用いられる無機微粒子(A)の白色度は、得られるポリプロピレン系フィルムに特に良好な端面色を発現させるという観点から、好ましくは80以上であり、より好ましくは95以上である。
本発明に用いられる無機微粒子(A)の重量平均粒子径、BET比表面積、細孔容積および白色度は下記の方法によって測定するものである。
(1)重量平均粒子径:レーザーカウンター法によって求められる。
(2)BET比表面積:自動ガス吸脱着分析装置(BECKMAN COULTER社 オムニソーブ360)を用い、連続容量方式によって測定して求められる。
(3)細孔容積:自動ガス吸脱着分析装置(BECKMAN COULTER社 オムニソーブ360)を用い、連続容量方式によって測定して求められる。
(4)白色度:JIS P 8123に従って求められる。
本発明のポリプロピレンフィルム用マスターバッチで用いられるプロピレン系重合体(B)、または、本発明のポリプロピレンフィルム用組成物で用いられるプロピレン系重合体(C)は、プロピレン単独重合体またはプロピレン系ランダム共重合体である。本発明で用いられるプロピレン系重合体(B)またはプロピレン系重合体(C)がプロピレン系ランダム共重合体の場合、プロピレンとエチレンを共重合して得られるプロピレン系ランダム共重合体、プロピレンと炭素数4〜20個を有する少なくとも1種のα−オレフィンを共重合して得られるプロピレン系ランダム共重合体、または、プロピレンとエチレンと炭素数4〜20個を有する少なくとも1種のα−オレフィンを共重合して得られるプロピレン系ランダム共重合体が挙げられる。
炭素数4〜20個を有するα−オレフィンとしては、例えば、1−ブテン、2−メチル−1−プロペン、1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−エチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテン、メチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ペンテン、エチル−1−ペンテン、トリメチル−1−ブテン、メチルエチル−1−ブテン、1−オクテン、メチル−1−ペンテン、エチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ヘキセン、プロピル−1−ヘプテン、メチルエチル−1−ヘプテン、トリメチル−1−ペンテン、プロピル−1−ペンテン、ジエチル−1−ブテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン等が挙げられる。好ましくは、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンであり、より好ましくは1−ブテン、1−ヘキセンである。
本発明でプロピレン系重合体(B)またはプロピレン系重合体(C)として用いられるプロピレン系ランダム共重合体としては、例えば、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体等が挙げられる。プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体としては、例えば、プロピレン−1−ブテンランダム共重合体、プロピレン−1−ヘキセンランダム共重合体、プロピレン−1−オクテンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−1−ブテンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−1−ヘキセンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−1−オクテンランダム共重合体等が挙げられ、好ましくはプロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−1−ブテンランダム共重合体、プロピレン−1−ヘキセンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−1−ブテンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−1−ヘキセンランダム共重合体である。
本発明でプロピレン系重合体(B)またはプロピレン系重合体(C)として用いられるプロピレン系ランダム共重合体がプロピレン−エチレンランダム共重合体である場合、エチレン含有量は、得られるフィルムの剛性の観点から、好ましくは0.01〜10重量%であり、より好ましくは0.1〜7重量%であり、さらに好ましくは3〜6重量%である。
本発明でプロピレン系重合体(B)またはプロピレン系重合体(C)として用いられるプロピレン系ランダム共重合体がプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体である場合、α−オレフィン含有量は、得られるフィルムの剛性を高めるという観点から、好ましくは0.01〜30重量%であり、より好ましくは0.1〜28重量%であり、さらに好ましくは10〜27重量%である。
本発明でプロピレン系重合体(B)またはプロピレン系重合体(C)として用いられるプロピレン系ランダム共重合体がプロピレン−エチレン−α−オレフィンランダム共重合体である場合、エチレンとα−オレフィンの含有量の合計は、得られるフィルムの剛性を高めるという観点から、好ましくは0.01〜30重量%であり、より好ましくは0.1〜29重量%であり、さらに好ましくは4〜28重量%である。
本発明で用いられるプロピレン系重合体(B)のメルトフローレイト(MFR)は10〜400g/10分であり、好ましくは21〜380g/10分であり、さらに好ましくは70〜360g/10分である。メルトフローレイトが該下限を下回ると、メヤニの付着を充分に防止することができない場合がある。さらに得られるフィルムに無機微粒子の凝集物が白班点として表れフィルムの外観が悪くなる場合がある。メルトフローレイトが該上限を上回ると、プロピレン系重合体(B)と無機微粒子を溶融混練する際にペレットのカッテイング性が不十分な場合がある。
本発明で用いられるプロピレン系重合体(C)のメルトフローレイト(MFR)としては、流動性、またはフィルム製膜性の観点から、好ましくは0.1〜50g/10分であり、さらに好ましくは1〜15g/10分である。
本発明で用いられるプロピレン系重合体(B)またはプロピレン系重合体(C)の示差走査型熱量計(DSC)によって測定される融解曲線のピーク温度から定義される融点(Tm、単位:℃)は、得られるフィルムの透明性や耐ブロッキング性の観点から、好ましくは120〜168℃であり、より好ましくは125〜167℃であり、さらに好ましくは130〜145℃である。
本発明で用いられるプロピレン系重合体(B)またはプロピレン系重合体(C)の冷キシレン可溶部量(CXS、単位:重量%)は、得られるフィルムの滑り性やホットスリップ性の観点から、好ましくは0.1〜20重量%であり、より好ましくは1〜15重量%以下であり、さらに好ましくは2〜14重量%である。
本発明で用いられるプロピレン系重合体(B)またはプロピレン系重合体(C)の製造方法としては、公知の重合触媒を用いて、公知の重合方法によって製造する方法が挙げられる。
公知の重合触媒としては、例えば、マグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須とする固体触媒成分と、有機アルミニウム化合物と、必要に応じて用いられる電子供与性化合物等の第3成分とからなる触媒系、シクロペンタジエニル環を有する周期表第4族の遷移金属化合物とアルキルアルミノキサンからなる触媒系、またはシクロペンタジエニル環を有する周期表第4族の遷移金属化合物とそれと反応してイオン性の錯体を形成する化合物および有機アルミニウム化合物からなる触媒系等が挙げられる。好ましくはマグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須とする固体触媒成分と、有機アルミニウム化合物と、電子供与性化合物からなる触媒系であり、例えば、特開昭61−218606号公報、特開昭61−287904号公報、特開平1−319508号公報、特開平7−216017号公報等に記載されている触媒系である。
公知の重合方法としては、例えば、不活性炭化水素溶媒によるスラリー重合法、溶媒重合法、無溶媒による液相重合法、気相重合法等が挙げられ、好ましくは気相重合法である。さらに、前記の重合法を組み合わせ、それらを連続的に行なう方法、例えば、液相−気相重合法等が挙げられる。
本発明のポリプロピレンフィルム用マスターバッチにおける無機微粒子(A)とプロピレン系重合体(B)の配合量は、無機微粒子(A)の配合量が1〜10重量部であり、プロピレン系重合体(B)の配合量が90〜99重量部である。好ましくは無機微粒子(A)の配合量が1〜4重量部であり、プロピレン系重合体(B)の配合量が96〜99重量部である。より好ましくは無機微粒子(A)の配合量が1〜2重量部であり、プロピレン系重合体(B)の配合量が98〜99重量部である。
無機微粒子(A)の配合量が該下限を下回る場合、フィルムなどの製品に用いる場合に大量に添加しなければ耐ブロッキング性が改良されず、製品としての価値が低いものとなることがある。無機微粒子(A)の配合量が該上限を上回る場合、メヤニの付着を充分に防止することができない場合がある。さらに得られるフィルムに無機微粒子の凝集物が白班点として表れフィルムの外観が不十分な場合がある。
本発明のポリプロピレンフィルム用マスターバッチの製造方法は、無機微粒子(A)とプロピレン系重合体(B)とを配合し溶融混練する方法である。
配合の方法としては、公知の混合装置を用いる公知の混合方法が挙げられる。混合装置としては、例えば、タンブラーミキサー、スーパーミキサー、ヘンシェルミキサー、スクリューブレンダー、リボンブレンダー等が挙げられる。
溶融混練方法としては、公知の混練装置を用いる公知の溶融混練方法が挙げられる。溶融混練に用いられる装置としては、例えば、一軸の溶融押出機、二軸以上の多軸の溶融押出機、バンバリーミキサーが挙げられ、好ましくは二軸以上の多軸の溶融押出機である。
本発明のポリプロピレンフィルム用マスターバッチには、必要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、滑剤、難燃剤、核剤、顔料等の添加剤を加えても良い。
本発明のポリプロピレンフィルム用組成物は、プロピレン系重合体(C)100重量部に対し、本発明のアンチブロッキング剤マスターバッチ0.1〜20重量部を配合して得られる組成物である。アンチブロッキング剤マスターバッチの配合量として、好ましくは1〜15重量部であり、より好ましくは2〜12重量部である。
アンチブロッキング剤マスターバッチの配合量が該下限を下回る場合、延伸フィルムの耐ブロッキング性の改良効果が充分でない場合があり、アンチブロッキング剤マスターバッチの含有量が該上限を上回る場合、メヤニの付着を充分に防止することができない場合がある。
本発明のポリプロピレンフィルム用組成物の製造方法としては、公知の加熱溶融混合方法が挙げられる。例えば、ポリプロピレン重合体とアンチブロッキング剤マスターバッチとをヘンシェルミキサー等の混合装置に直接配合し、加熱溶融混合する方法(必要に応じて、酸化防止剤、その他の添加剤やその他の樹脂をヘンシェルミキサー等の混合装置に直接配合しても良い。)等が挙げられる。
前記の加熱溶融混合に用いられる装置としては、例えば、押出機、バンバリーミキサー、バッチ式混練機等が挙げられる。加熱溶融混合方法として、好ましくは、不活性ガス(窒素、アルゴン等)の存在下で行なう方法であり、加熱溶融混合の温度としては、通常、300℃未満であり、好ましくは180〜250℃である。
本発明のポリプロピレンフィルム用組成物(C)には、エチレン−α−オレフィン共重合体、ブテン−1単独重合体やブテン−1共重合体等を添加しても良く、安定剤、滑剤、帯電防止剤、抗ブロッキング剤、無機または有機の各種フィラー等の添加剤を添加してもよい。
次に実施例および比較例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。実施例および比較例で用いた試料の調整方法、物性の測定方法を下記に示した。
(1)メルトフローレート(MFR、単位:g/10分)
JIS K7210の条件14(Condition Number 14)の方法に従って温度230℃、荷重21.18Nで測定した。
(2)融点(Tm、単位:℃)
示差走査型熱量計(パーキンエルマー社製DSC−7)を用い、あらかじめプロピレン系重合体またはポリプロピレン系樹脂組成物を熱プレス成形(230℃で5分間予熱後、3分間かけて50kgf/cm2の圧力まで昇圧し、2分間保圧した。その後、30℃で30kgf/cm2の圧力で5分間冷却して、そのシートから採取した試料10mgを窒素雰囲気下、220℃で5分間ポリマーを熱処理後、降温速度300℃/分で150℃まで冷却して150℃において1分間保温し、さらに降温速度5℃/分で50℃まで冷却して50℃において1分間保温し、さらに50℃から180℃まで昇温速度5℃/分で加熱した際の融解ピーク曲線において最高強度を示すピークの温度を融点(Tm(℃))として求めた。
(3)冷キシレン可溶部量(CXS、単位:重量%)
10gのプロピレン系重合体を1000mlの沸騰キシレンに溶解した後、50℃まで徐冷し、次いで氷水に浸し攪拌しながら20℃まで冷却し、20℃で一晩放置した後、析出したポリマーを濾別し、濾液からキシレンを蒸発させ、60℃で減圧乾燥して20℃のキシレンに可溶なポリマーを回収することにより算出した。
(4)コモノマー含量(単位:重量%)
(4−1)エチレン含有量
高分子分析ハンドブック(1985年、朝倉書店発行)の第256頁“(i)ランダム共重合体”の項に記載の方法によってIRスペクトル法で決定した。
(4−2)1−ブテン含有量
IRスペクトル法により次式から決定した。
1−ブテン含有量(重量%)=1.208K’
K’:767cm-1の吸光度
(5)メヤニ付着量(耐メヤニ付着性)
フルフライト型40mmφ単軸スクリューを用いた押し出し機を使用し、リップ開度1.5mm、幅3.7cmのTダイからポリプロピレン樹脂組成物を樹脂温度280℃で10kg/Hrで押し出し、1時間30分経過後のダイリップへのメヤニの付着を目視で判定した。判定は、メヤニ付着が殆ど無い場合を○(良)、メヤニがダイリップの1/2未満の幅に渡って付着する場合を△(やや劣る)、メヤニがダイリップの1/2から全面の幅に渡って付着する場合を×(劣る)とした。
(6)粉付着量(耐ブロッキング剤の耐脱落性)
30分間フィルムの製膜を続け、巻き取り機の直前のニップロールに付着する粉(耐ブロッキング剤の脱落)を黒布で拭き取り、粉の付着量を目視にて確認した。その結果を下記の基準で判定した。
○:粉が殆ど付着しておらず耐脱落性が良好であった。
△:粉が若干量付着しており耐脱落性が悪いものであった。
×:粉が大幅に付着しており耐脱落性が悪いものであった。
(7)端面色
フィルムを厚み2cmになるように束ね、端面の色を目視で判定した。判定は、白色を○(良)、微黄色を△(やや劣る)、淡黄色を×(劣る)とした。
(8)白班点数(外観、単位:個/600cm2
フィルムから、20cm×30cmのフィルム試験片を採取し、フィルム中の白班点数を目視で判定した。白斑点数が小さいほどフィルム外観が良好であることを示す。
(9)ヘイズ(透明性、単位:%)
フィルムを用いてASTM D1103に従って測定した。数値の小さいほうが透明性に優れることを示す。
(10)ブロッキング強度(耐ブロッキング性、単位:kg/12cm2
フィルムから、30mm×150mmのフィルム試験片を採取し、長手方向に40mm重なるようにフィルムをあわせたものをトレーシングペーパーにはさみ、0.5kgの荷重下で60℃,3時間状態調整を行った。その後、23℃、湿度50%雰囲気下に30分以上放置し、200mm/分の速度で剪断引っ張り試験を行った。同一フィルムの4切片について計4回測定し、データの平均を算出して、試料の剥離に要する強度とした。数値の小さいほうが耐ブロッキング性に優れることを示す。
(11)40℃動摩擦係数(ホットスリップ性)
フィルムを用いて相対湿度65%RHの恒温室において、フィルム温度40℃でASTM−D1894−63に従い測定した動摩擦係数で示した。数値の小さいほうがホットスリップ性に優れることを示す。
(9)Δヘイズ(耐スクラッチ性、単位:%)
平板にシリコンシートを積層した測定台のシリコンシート上にフィルムを固定した後、該測定用フィルム上に2kgの荷重をかけたもう一枚のフィルムを載置し、このフィルムを一方向に10回滑らせた。シリコンシート上に固定した側の測定用フィルムのヘイズ(ヘイズ2)を測定し、スクラッチ性試験前のフィルムのヘイズ(ヘイズ1)を測定し、下記式1より耐スクラッチ性を求めた。
Δヘイズ=(ヘイズ2)−(ヘイズ1) (式1)
数値が小さいほうが耐スクラッチ性に優れることを示す。
実施例1
プロピレン重合体(B−1)(プロピレン単独重合体、MFR120g/10分、融点165℃、冷キシレン可溶部量1.1重量%)100重量部に対し、コールターカウンターで測定した重量平均粒子径が2.5μmで、かつ、かさ密度が0.22g/mlで、かつ、BET比表面積が328m2/gで、かつ、N2吸着法で測定した細孔容積が1.25ml/gで、かつ、白色度が96.7である二酸化ケイ素(A−1)2重量部、チバスペシャリティーケミカルズ製イルガノックス1010 0.15重量部、チバスペシャリティーケミカルズ製イルガホス168 0.15重量部をタンブラーミキサーで混合した後、30mmφ2軸混練機により樹脂温度200℃で造粒、ペレット化することによりポリプロピレンフィルム用二酸化ケイ素のマスターバッチを得た。該マスターバッチのMFRは125g/10分であった。
次いで、プロピレン重合体(C−1)(プロピレン−エチレン−ブテン共重合体、エチレン含有量4.1重量%、ブテン含有量4.3重量%、メルトフローレイト(MFR)5.5g/10分、融点127℃、冷キシレン可溶部量5.4重量%)100重量部に対し、上記二酸化ケイ素のマスターバッチを11重量部、チバスペシャリティーケミカルズ製イルガノックス1010 0.15重量部、チバスペシャリティーケミカルズ製イルガホス168 0.15重量部をヘンシェルミキサーで混合した後、65mmφ単軸混練機により樹脂温度220℃で造粒、ペレット化することによりポリプロピレンフィルム用組成物のペレットを得た。該ペレットのメルトフローレイト(MFR)は6.6g/10分であった。該造粒ペレットを用い、耐メヤニ付着性の試験をした結果を表1に示した。
(延伸フィルムの作成)
表層用に上記で得られたペレットを用い、基材層用に住友化学工業(株)製FS2011DG3(融点159℃、MFR=2.5g/10分のポリプロピレン)を用い、それぞれ樹脂温度230℃、260℃にて各々別の押出機で溶融混練し、一基の共押出しTダイに供給した。このTダイから、表層/基材層/表層の2種3種構成として押出された樹脂を30℃の冷却ロールにて急冷、固化することにより、厚さ1mmのキャストシートを得た。
上記のようにして得られたキャストシートを、予熱後、延伸温度120℃にて縦延伸機のロール周速差により縦方向に5倍延伸し、引き続いて加熱炉にて延伸温度157℃にて横方向に8倍延伸したのち、165℃で熱処理を行い、厚さ1μm/20μm/1μmの多層二軸延伸フィルムを得、巻取り機で巻き取った。得られたフィルムの物性の評価結果を表1に示した。
実施例2
実施例1においてプロピレン重合体B−1を用いず、代わりにプロピレン重合体B−2(プロピレン−エチレン共重合体、エチレン含有量2.5重量%、メルトフローレイト(MFR)25g/10分、融点149℃、冷キシレン可溶部量1.8重量%)100重量部を使用した以外は実施例1と同様に行った。得られたポリプロピレンフィルム用組成物のペレットのMFRは6.1g/10分であった。得られたペレットを用い、実施例1と同様な方法で、耐メヤニ付着性の試験をした結果を表1に示した。得られたペレットを用い、実施例1と同様な方法でフィルムを作成し、評価した。結果を表1に示した。
比較例1
実施例1においてプロピレン重合体B−1を用いずに、代わりにプロピレン重合体B−3(プロピレン−エチレン共重合体、エチレン含有量4.0重量%、メルトフローレイト(MFR)6.0g/10分、融点142℃、冷キシレン可溶部量2.9重量%)を100重量部使用した以外は実施例1と同様に行った。得られたポリプロピレンフィルム用組成物のペレットのMFRは5.3g/10分であった。得られたペレットを用い、実施例1と同様な方法で、耐メヤニ付着性の試験をした結果を表1に示した。得られたペレットを用い、実施例1と同様な方法でフィルムを作成し、評価した。結果を表1に示した。
Figure 2006096938
実施例1および実施例2に記載のポリプロピレン樹脂組成物は、メヤニの付着が防止されており、得られた延伸フィルムの端面色、耐脱落性、外観、透明性、耐ブロッキング性、ホットスリップ性および耐スクラッチ性に優れていることが分かる。
これに対し、比較例1は、マスターバッチ製造に用いたプロピレン系重合体B−3のメルトフローレイトが本発明の要件を満足しないため、メヤニの付着が充分に防止されておらず、得られた延伸フィルムは外観、耐ブロッキング性およびホットスリップ性が不十分であることが分かる。

Claims (3)

  1. 無機微粒子(A)1〜10重量部とメルトフローレイトが10〜400(g/10分)であるプロピレン系重合体(B)90〜99重量部とを配合し溶融混練して得られるポリプロピレンフィルム用マスターバッチ。
  2. 無機微粒子(A)が、コールターカウンター法で測定した重量平均粒子径が1〜10μmであり、かさ密度が0.1〜1g/mlであり、BET比表面積が30〜700m2/gである二酸化ケイ素である請求項1記載のポリプロピレンフィルム用マスターバッチ。
  3. プロピレン系重合体(C)100重量部に対し、請求項1または2に記載のポリプロピレンフィルム用マスターバッチ0.1〜20重量部を配合して得られるポリプロピレンフィルム用組成物。
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