JP2006096725A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保湿性及び水に対する安定性に優れた毛髪化粧料を提供する。更に、ブラッシング時の摩擦による切れ毛及び枝毛を防止できる毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】 尿素が有する水素原子の少なくとも一つがヒドロキシアルキル基で置換された(A)尿素誘導体を含有する毛髪化粧料である。(A)尿素誘導体はヒドロキシエチル尿素であることが好ましい。化粧料配合剤として、(B)アミノ酸系界面活性剤を含む毛髪化粧料が好ましく、化粧料配合剤として、(C1)シリコーン誘導体、(C2)カチオン性高分子及び(C3)アミノ酸から選択される少なくとも一種を更に含む毛髪化粧料が好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、シャンプー、リンス、ヘアコンディショナー、ヘアスタイリング、ヘアケア及び染毛剤等の毛髪化粧料に関する。
保湿性に優れた化粧料を毛髪に使用すると、髪に潤いを与えることができるので、保湿性が高いという特性を持つ尿素を、毛髪化粧料に利用するということが知られている。しかし、尿素は水の存在下で分解するので、尿素を配合された毛髪化粧料は、徐々に保湿性が低下する。従って、尿素を毛髪化粧料の成分として単独で配合することは、尿素の安定性の点から現実的には困難であった(例えば、特許文献1参照)。
そこで、尿素単独ではなく、例えば、炭化水素、アルコール類、界面活性剤等の油性調節成分を尿素に配合して得られる尿素包接化合物を、尿素の代わりに利用した毛髪化粧料が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、尿素とアルキル変性シリコーンとの複合体を利用する毛髪化粧料も開示されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、これらの従来技術では、尿素を他の物質と複合化させているので、尿素が単独で有する保湿性が低下し、その結果、得られた毛髪化粧料は、髪に潤いを与えるという特性が不十分なものとなり得る。
また、第4級アンモニウム塩及びアミン塩等のカチオン性界面活性剤と尿素が併用された毛髪化粧料も開示されている(例えば、特許文献3参照)。しかし、水に対する尿素の安定性は、何ら向上されていないので、例えば、シャンプー及びリンス等の水を多量に含む系では、必ずしも満足できる性能(特に安定性)が得られなかった。
このように、尿素特有の性能である優れた保湿性を保持し、なおかつ、水に対する安定性に優れた毛髪化粧料は現在のところ見出されていない。
特開平5−65218号公報 特開平7−126123号公報 特開平6−172140号公報
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、保湿性及び水に対する安定性に優れた毛髪化粧料を提供し、さらに好ましくは、ブラッシング時の摩擦による切れ毛及び枝毛を防止できる毛髪化粧料を提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意検討を行った結果、驚くべきことに、尿素に特定の置換基を導入することで、尿素が持つ保湿性を維持しつつ、かつ、尿素の水に対する安定性を向上させることができることを見出して、本発明を完成させるに至ったものである。
すなわち、本発明は、一の要旨において、新たな毛髪化粧料を提供し、それは、
尿素が有する水素原子の少なくとも一つがヒドロキシアルキル基で置換された(A)尿素誘導体を含有する毛髪化粧料である。
尿素の有する水素原子の少なくとも一つをヒドロキシアルキル基で置換することによって得られる(A)尿素誘導体は、尿素よりも加水分解性が低くなり、水に対してより安定となる。これは、ヒドロキシアルキル基を導入したためと考えられ、尿素の疎水性がより増加したからと考えられる。従って、ヒドロキシアルキル基が導入された(A)尿素誘導体は、尿素よりも、親水性が低いので保湿性が低下することが予想された。しかし、驚くべきことに、ヒドロキシアルキル基が導入された(A)尿素誘導体の方が尿素よりも保湿性に優れていることが見出された。即ち、そのようなヒドロキシアルキル基が導入された(A)尿素誘導体を含有する化粧料は、優れた保湿性を有するとともに、加水分解性も低くなり、水分を多く含むシャンプーやリンス等の毛髪化粧料としても好適となることが、驚くべきことに、見出された。
本発明の一の態様において、(A)尿素誘導体は、ヒドロキシエチル尿素である毛髪化粧料を提供する。
上述の毛髪化粧料は、化粧料配合剤を更に含有することが好ましく、本発明の一の態様において、化粧料配合剤として、(B)アミノ酸系界面活性剤を更に含む毛髪化粧料を提供する。
本発明の他の態様において、化粧料配合剤として、(C1)シリコーン誘導体、(C2)カチオン性高分子および(C3)アミノ酸から選択される少なくとも一種を更に含む毛髪化粧料を提供する。
本発明の好ましい態様において、毛髪化粧料総重量(尿素誘導体、化粧料配合剤、各種添加剤、水を含み、(K)キャリーオーバー成分を除く)100重量部当たり、60重量部以上の水が含まれている毛髪化粧料を提供する。
本発明の毛髪化粧料は、尿素が有する水素原子の少なくとも一つがヒドロキシアルキル基で置換された(A)尿素誘導体を含有するので、保湿性及び水に対する安定性が向上される。
本発明の毛髪化粧料は、(A)尿素誘導体がヒドロキシエチル尿素なので、保湿性及び水に対する安定性が更に向上される。
本発明の毛髪化粧料は、化粧料配合剤として、(B)アミノ酸系界面活性剤を含むので、(A)尿素誘導体と(B)アミノ酸系界面活性剤との相互作用により、毛髪化粧料の保湿性及び感触が、更に向上し得る。
本発明の毛髪化粧料は、化粧料配合剤として、(C1)シリコーン誘導体、(C2)カチオン性高分子および(C3)アミノ酸から選択される少なくとも一種を含むので、保湿性及び感触が更に向上される。
本発明の毛髪化粧料は、毛髪化粧料総重量(尿素誘導体、化粧料配合剤、各種添加剤、水を含み、(K)キャリーオーバー成分を除く)100重量部当たり、60重量部以上の水が含まれているにもかかわらず、安定である。
発明を実施するための形態
本発明において(A)尿素誘導体とは、尿素が有する水素原子の少なくとも一つがヒドロキシアルキル基で置換されたものをいい、より具体的には、(A)尿素誘導体は下記式(1)で示される:
N−CO−NR (1)
ここで、
Cは炭素原子、Oは酸素原子、Nは窒素原子であって、
窒素原子の置換基であるR、R、R、Rは、同一でも異なっていてもよく、各々独立して水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数2〜6のヒドロキシアルキル基であるが、少なくとも一つがヒドロキシアルキル基である。
ヒドロキシアルキル基として、例えば、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基、ジヒドロキシブチル基、ヒドロキシペンチル基、ヒドロキシヘキシル基を例示できるが、特にヒドロキシエチル基が好ましい。
従って、本発明に係る(A)尿素誘導体として、具体的には、N−(2−ヒドロキシエチル)尿素、N−(2−ヒドロキシプロピル)尿素、N−(3−ヒドロキシプロピル)尿素、N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)尿素、N−(2−ヒドロキシブチル)尿素、N−(3−ヒドロキシブチル)尿素、N−(4−ヒドロキシブチル)尿素、N−(2,3−ジヒドロキシブチル)尿素、N−(2,4−ジヒドロキシブチル)尿素、N−(3,4−ジヒドロキシブチル)尿素、N−エチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)尿素、N,N’−ビス(2−ヒドロキシプロピル)尿素、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N’−プロピル尿素、N,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)−N’−(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,−tert.−ブチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)−N’−(2−ヒドロキシプロピル)尿素、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N’,N’−ジメチル尿素、N,N,N’,N’−テトラキス−(2−ヒドロキシエチル)尿素、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)-N’,N’−ビス(2−ヒドロキシプロピル)尿素が挙げられる。
本発明において、(A)尿素誘導体は、モノヒドロキシアルキル尿素(ヒドロキシアルキル基の炭素数は2〜6)であることが好ましく、ヒドロキシエチル尿素であることが特に好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、化粧料配合剤を更に含有することが好ましい。
本発明において「化粧料配合剤」とは、通常化粧料の感触を向上させるために配合される化合物をいい、化粧料配合剤には、後述する、例えば、(B)アミノ酸系界面活性剤、(C1)シリコーン誘導体、(C2)カチオン性高分子、(C3)アミノ酸、(D)界面活性剤(例えば、(D2)ノニオン性界面活性剤、(D1)アニオン性界面活性剤、(D3)カチオン性界面活性剤、(D4)両性界面活性剤及び(D5)脂肪酸石鹸)、(E)保湿剤(例えば、(E1)多価アルコール、(E2)生態系保湿成分、動植物抽出成分及びその他保湿剤)等が含まれる。
本発明の毛髪化粧剤は、化粧料配合剤として、(B)アミノ酸系界面活性剤を含むことが好ましい。(A)尿素誘導体と(B)アミノ酸系界面活性剤との相互作用により、毛髪化粧料の保湿性及び感触が、更に向上し得るからである。
本発明において「(B)アミノ酸系界面活性剤」とは、通常、化粧料に使用されているものであって、本発明の毛髪化粧料を得ることができるものであれば特に制限されるものではないが、具体的には下記化合物を例示できる:
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、N−ミリストイル−L−グルタミン酸、N−ステアロイル−L−グルタミン酸及びN−アシル−L−グルタミン酸等のトリエタノールアミン、ナトリウム及びカリウム等の塩であるグルタミン酸塩;
N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシン、ラウロイルグリシン、ミリストイルグリシン及びステアロイルグリシン等のトリエタノールアミン、ナトリウム及びカリウム等の塩であるグリシン塩;
N−ヤシ油脂肪酸アシル−DL−アラニン、ラウロイルアラニン、ミリストイルアラニン及びステアロイルアラニン、ヒドロキシエチルヒドロキシアルキル−β−アラニン、ヤシ油脂肪酸メチルアラニン、ラウロイルメチル−β−アラニン、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン、ミリストイルメチル−β−アラニン等のトリエタノールアミン、ナトリウム及びカリウム等の塩であるアラニン塩;
N−ヤシ油脂肪酸アシルサルコシン、ラウロイルサルコシン、ミリストイルサルコシン及びステアロイルサルコシン等のトリエタノールアミン、ナトリウム及びカリウム等の塩であるサルコシン塩;
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチルDL−ピロリドンカルボン酸塩;
N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、2−アルキル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等。
これらの(B)アミノ酸系界面活性剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。また、(B)アミノ酸系界面活性剤として、グルタミン酸塩及びグリシン塩が特に好ましい。
本願に係る毛髪化粧料は、化粧料配合剤として、(C1)シリコーン誘導体、(C2)カチオン性高分子及び(C3)アミノ酸から選ばれた少なくとも一種を含むことが好ましい。
本発明において「(C1)シリコーン誘導体」とは、通常化粧料に使用されるものであって、目的とする本発明に係る毛髪化粧料を得ることができるものであれば、特に制限されるものではなく、下記のものを例示できる:
アモジメチコン、アミノプロピルジメチコン等のアミノ変性シリコン、ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコン、シクロメチコン等の環状シリコン、メチルポリシロキサン及び高重合メチルポリシロキサン等のジメチコン、メチルフェニルポリシロキサン等のフェニル変性シリコン、アルキル変性シリコン、アルコキシ変性シリコン等を例示することができる。
これらの(C1)シリコーン誘導体は、単独で又は組み合わせて使用することができる。アミノ変性シリコン、ポリエーテル変性シリコン、環状シリコン及びジメチコンが好ましく、ジメチコン、アミノプロピルジメチコン及びシクロメチコンが特に好ましい。
本発明において「(C2)カチオン性高分子」とは、カチオン基を含有する高分子であって、通常化粧料に使用されるものであり、本発明に係る毛髪化粧料を得ることができるものであれば、特に制限されるものではない。「カチオン基」とは、正電荷を有する官能基であって、通常「カチオン基」とされるものであれば良いが、アミノ基、アンモニウム塩基が好ましく、特に第三級アミノ基、第四級アンモニウム塩基が好ましい。
「(C2)カチオン性高分子」は、通常、「半合成系カチオン性高分子」「合成系カチオン性高分子」に分類することが出来る。
「半合成系カチオン性高分子」とは、例えば、植物もしくは動物由来の多糖類及び蛋白質等の上述の天然系高分子を、化学反応を用いて変性させたものであれば特に制限されるものではなく、例えば、澱粉系半合成系カチオン性高分子、セルロース系半合成系カチオン性高分子等を例示できる。
「澱粉系半合成系高分子」として、可溶化澱粉、カチオン化澱粉、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウム澱粉及び(ポリクオタニウム−4/ヒドロキシプロピルデンプン)コポリマー等を例示できる。
「カチオン性セルロース系半合成系高分子」として、例えば、低窒素ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド(ポリクオタニウム−4)、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース(ポリクオタニウム−10)、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース(ポリクオタニウム−24)等を例示できる。
「合成系カチオン性高分子」とは、化学反応を用いて人工的に作られたものであれば、特に制限されるものではない。例えば、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系カチオン性高分子、ポリビニル系カチオン性高分子、ポリウレタン系カチオン性高分子を例示できる。
「ポリ(メタ)アクリル酸エステル系カチオン性高分子」は、「会合型」と「非会合型」に分類することができる。
「会合型ポリ(メタ)アクリル酸エステル系カチオン性高分子」とは、通常会合型と呼ばれるポリ(メタ)アクリル酸エステル系高分子であれば特に制限されるものではないが、そのような高分子として、例えば、枝分かれを有していてもよい鎖状の高分子であって、その分子構造中に、親水性部分と疎水性部分とを有するものを例示することができる。そのような高分子は、例えば、特開昭62−81410号公報、特開平10−306123号公報及び特開2000−234085号公報等に開示されている。尚、これらの特許公報の記載内容は、引用することによって、本明細書に組み込まれる。
会合型ポリ(メタ)アクリル酸エステル系カチオン性高分子として、例えば、(アクリレーツ/アミノアクリレート/C10〜30アルキルPEG−20イタコン酸)コポリマー等を例示することができる。
「非会合型ポリ(メタ)アクリル酸エステル系カチオン性高分子」とは、上述した「会合型ポリ(メタ)アクリル酸エステル系カチオン性高分子」とされないものをいう。
「会合型ポリ(メタ)アクリル酸エステル系カチオン性高分子」として、例えば、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート/アクリレート/PPGジアクリレートコポリマー、アクリル酸/アクリル酸メチル/塩化メタクリロイルオキシエチルスホリルコリン/メタクリル酸ブチルコポリマー等を例示できる。
「ポリビニル系カチオン性高分子」として、例えば、ポリクオタニウム−2、塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリルアミド(ポリクオタニウム−7)、ビニルピロリドン/N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩(ポリクオタニウム−11)、アクリルアミド/β−メタクリロキシエチルトリメチルアンモニウム共重合体メチル硫酸塩(ポリクオタニウム−5)、塩化メチルビニルイミダゾリニウム/ビニルピロリドン共重合体アンモニウム塩(ポリクオタニウム−16)、ビニルピロリドン/メタクリル酸ジメチルアミノプロピルアミド(ポリクオタニウム−28)、ポリクオタニウム−30、ポリクオタニウム−32、ポリクオタニウム−37、アクリルアミド/アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/2−アミドプロピルアクリルアミドスルホン酸/ジメチルアミンプロピルアミン共重合体アンモニウム塩(ポリクオタニウム−43)、ビニルピロリドン/イミダゾリニウムアンモニウム(ポリクオタニウム−44)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/メチルビニルイミダゾリニウムメチル硫酸(ポリクオタニウム−46)、アクリル酸/アクリル酸メチル及び塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体アンモニウムクロリド(ポリクオタニウム−47)、2−メタクリロイルオキシエチルスホリルコリン/メタクリル酸ブチル共重合体(ポリクオタニウム−51)、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩/N,N−ジメチルアクリルアミド/ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体(ポリクオタニウム−52)、アクリル酸/アクリルアミド/メタクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド共重合体アモニウム塩(ポリクオタニウム−53)、炭素数6〜18のアルキルアミンとアスパラギン酸をジメチルアミノプロピルアミン及び塩化酢酸ナトリウムの共存下で反応させて得られた4級アンモニウム塩(ポリクオタニウム−54)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリル酸アミド/メタクリル酸アミドプロピルラウリルジモニウムクロリド共重合体アンモニウム塩(ポリクオタニウム−55)、(イソステアリン酸/コハク酸)ヒマシ油/塩化レシノールアミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体アンモニウム塩(ポリクオタニウム−57)、ポリクオタニウム−61、ポリクオタニウム−64、メタクリロイルオキシエチレンホスホリルコリン/メタクリル酸ブチル及びメタクリル酸ナトリウム共重合体アンモニウム塩(ポリクオタニウム−65)N−ビニルピロリドン/N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸等を例示することができる。
「ポリウレタン系カチオン性高分子」として、例えば、カチオン性ポリエーテルポリウレタン、カチオン性ポリエステルポリウレタン、イソホロンジイソシアネート/ブチレングリコール/ジヒドロキシエチルジモニウムメチル硫酸塩共重合体アンモニウム塩(ポリクオタニウム−56)、ポリクオタニウム−60、等を例示することができる。
(C2)カチオン性高分子として、澱粉系半合成系高分子、カチオン性セルロース系半合成系高分子、ポリビニル系カチオン性高分子が好ましい。
本発明における「(C3)アミノ酸」とは、分子内にアミノ基とカルボキシル基とを持つ化号物であって、本発明の毛髪用化粧料を得ることができるものであれば、特に制限されるものではない。「(C3)アミノ酸」の具体例として、例えば、L−アスパラギン酸、DL−アラニン、L−アルギニン、L−イソロイシン、塩酸リジン、グリシン、L−グルタミン、L−グルタミン酸、L−グルタミン酸ナトリウム、γ−アミノ酪酸(ピぺリジン酸)、L−スレオニン(L−トレオニン)、セリン、L−チロシン(L−チロジン)、L−トリプトファン、L−バリン、L−ヒスチジン塩酸塩、L−ヒドロキシプロリン(L−オキシプロリン)、フェニルアラニン、L−プロリン、L−ロイシン、シスチン、L−メチオニン、プロリン、リジンおよびこれらの塩を例示することができる。
(C3)アミノ酸として、グリシン、グルタミン酸、アスパラギン酸及びその塩類が好ましく、グルタミン酸ナトリウム、アスパラギン酸ナトリウム、グリシンがより好ましい。
本発明では、「(C3)アミノ酸」として、アミノ酸誘導体を用いることができる。「アミノ酸誘導体」とは、アミノ酸骨格を有する化合物であり、カルボキシル基がエステル化されていてもよいし、サルコシンのようにアミノ基の水素原子が他の官能基で置換されていてもよい。また、アミノ酸と還元糖との縮合物であってもよい。また、光学活性中心の炭素に、例えばカルボキシル基及びスルホン基等のアニオン性官能基、例えばアルキル基、ヒドロキシル基及びエトキシ基等のノニオン性官能基、例えば4級アンモニウム塩基を有するカチオン性官能基を導入されていてもよい。具体的には、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイルサルコシンイソプロピル等を例示できる。但し、本発明における「アミノ酸誘導体」には、上述した「(B)アミノ酸系界面活性剤」は含まれないものとする。
本発明に係る毛髪化粧料は、化粧料配合剤として、(D)界面活性剤を含むことが好ましい。ここで「(D)界面活性剤」とは、一般的に一分子中に親水基と疎水基の両者を含み、水に溶解して水の表面張力を低下させるものをいい、本発明に係る毛髪化粧料を得ることができるものであれば特に制限されるものではないが、上述した「(B)アミノ酸系界面活性剤」は「(D)界面活性剤」に含まれないものとする。(D)界面活性剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。界面活性剤としては、例えば、(D2)ノニオン性界面活性剤、(D1)アニオン性界面活性剤、(D3)カチオン性界面活性剤、(D4)両性界面活性剤及び(D5)脂肪酸石鹸等を例示することができる。これらの界面活性剤は、毛髪化粧料の洗浄性を向上させる作用を有する。
「(D1)アニオン性界面活性剤」とは、水中で電離して、陰イオンとなるものであれば、特に制限されるものではない。(D1)アニオン性界面活性剤として、例えば、下記の化合物を例示できる:
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜13)エーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜13)エーテル硫酸アンモニウム及びポリオキシエチレンアルキル(C12〜13)エーテル硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩;
ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニム及びラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキル硫酸塩;
ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム及びポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸酢酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸ナトリウム;
ジアルキルスルホコハク酸、ポリオキシアルキレンアルキルスルホコハク酸塩、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜13)スルホコハク酸二ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)スルホコハク酸二ナトリウム及びスルホコハク酸ポリオキシエチレンラウロイルエタノールアミド二ナトリウム等のアルキルスルホコハク酸塩;
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩;
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、パルミトイルメチルタウリンナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸タウリンナトリウム、ラウリン酸タウリンナトリウム及びアシルメチルタウリン等のタウリン塩;
ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシンカリウム、ラウロイルサルコシンカリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノールアミン及びラウロイルサルコシントリエタノールアミン等のサルコシン塩;
ラウリルリン酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキル(C12〜15)アルキルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸及びポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドリン酸塩等のナトリウム、カリウム、アンモニウム及びトリエタノールアミン等の塩であるリン酸塩;
N−アシル−L−アスパラギン酸塩等;
ヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸塩、アルキルエタンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸ナトリウム、アルカンスルホン酸塩、オレフィンスルホン酸塩及び(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸及びパラトルエンスルホン酸等の)アルキルベンゼンスルホン酸塩等。
(D1)アニオン性界面活性剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
(D1)アニオン性界面活性剤として、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸ナトリウム、タウリン塩が好ましい。
「(D2)ノニオン性界面活性剤」とは、界面活性剤の親水基が、非イオン性であれば、特に制限されるものではない。(D2)ノニオン性界面活性剤として、例えば、下記の化合物を例示できる:
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル及びポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル;
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、パルミチン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、イソステアリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド及びパーム核油脂肪酸ジエタノールアミド等のジエタノールアミド;
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸モノエタノールアミド、パルミチン酸モノエタノールアミド、ステアリン酸モノエタノールアミド、イソステアリン酸モノエタノールアミド及びオレイン酸モノエタノールアミド等のモノエタノールアミド;
ヤシ油脂肪酸イソプロパノールアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド、ミリスチン酸イソプロパノールアミド、パルミチン酸イソプロパノールアミド、ステアリン酸イソプロパノールアミド、イソステアリン酸イソプロパノールアミド及びオレイン酸イソプロパノールアミド等のイソプロパノールアミド;
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレンラウリン酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレンミリスチン酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレンパルミチン酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレンステアリン酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレンイソステアリン酸モノエタノールアミド及ポリオキシエチレンオレイン酸モノエタノールアミド等のポリオキシエチレンモノエタノールアミド;
ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、PPG−2ヒドロキシエチルココイソステアラミド;
デシルグルコシド及びラウリルグルコシド等のアルキルグルコシド;
ラウリルジメチルアミンオキシド及びステアリルジメチルアミンオキシド等のアルキルジメチルアミンオキシド;
マルチトールヒドロキシ脂肪酸アルキルエーテル、アルキル化多糖、ショ糖脂肪酸エステル及び脂肪酸イソプロパノールアミド;
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンスルビタン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン及びトリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;
モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール及びモノオレイン酸ポリエチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;
ポリオキシエチレンヒマシ油及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレンヒマシ油;
ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド及びステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド等のアルキルアミドアミン等。
(D2)ノニオン性界面活性剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
(D2)ノニオン性界面活性剤として、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、モノエタノールアミド、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油が好ましい。
「(D3)カチオン性界面活性剤」とは、水中で電離して、陽イオンとなるものであれば、特に制限されるものではない。(D3)カチオン性界面活性剤として、例えば、下記の化合物を例示できる:
塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム及び塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム等の塩化アルキルトリメチルアンモニウム;
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム及び塩化ジアルキル(C12〜18)ジメチルアンモニウム等の塩化アルキルジメチルアンモニウム;
ラノリン誘導体第4級アンモニウム塩、塩化ベヘニルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム及び塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム等。
(D3)カチオン性界面活性剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
(D3)カチオン性界面活性剤として、塩化アルキルトリメチルアンモニウムが好ましい。
「(D4)両性界面活性剤」とは、分子内にアニオン基とカチオン基の両者を併せ持つものであれば、特に制限されるものではない。(D4)両性界面活性剤として、例えば、下記の化合物を例示できる:
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、トリアルキルアミノ酢酸ベタイン及びステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベタイン;
ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルベタイン及びヤシ油アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のアミドプロピルベタイン;
アルキル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N’−カルボキシエチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム及びオレイル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリム等のイミダゾリニウムベタイン;
ラウリルヒドロキシスルホベタイン及びラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン;
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリルジメチルアミンオキシド及びヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド等のアミンオキシド;
ヤシ油アルキルベタイン及びポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム等。
(D4)両性界面活性剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
(D4)両性界面活性剤として、アミドプロピルベタイン、イミダゾリニウムベタインが好ましい。
「(D5)脂肪酸石鹸」とは、油脂、ロウ類をケン化することで得られる脂肪酸塩のことであり、一般的には、末端にカルボキシル基を一つ有するものであれば、特に制限されるものではない。「(D5)脂肪酸石鹸」として、例えば、例えば、C6〜24の高級脂肪酸のアルカリ塩を例示できる。脂肪酸は、飽和でも不飽和であってもよく、例えば、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキジン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、イソオレイン酸、リノール酸、リノレン酸及びアラキドン酸等を例示できる。また、脂肪酸を中和するアルカリは、例えば、苛性カリ、苛性ソーダ、トリエタノールアミン、N−メチルタウリン及びアンモニア等の通常石鹸の製造に用いられるものであれば、特に制限されるものではない。
毛髪化粧料は、化粧料配合剤として、(E)保湿剤を含むことが好ましい。(E)保湿剤とは、髪に潤いを与える成分であり、具体的には、(E1)多価アルコール、(E2)生態系保湿成分、動植物抽出成分、その他保湿剤を例示することができる。
「(E1)多価アルコール」として、例えば、グリセリン、キシリット(キシリトール)、ジグリセリン、ジプロピレングリコール(DPG)、ソルビトール(ソルビット)、DL−ピロリドンカルボン酸ナトリウム、1,3−ブチレングリコール(1,3BG)、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリグリセリン、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジオールおよびマルチトール等を例示できる。
(E1)多価アルコールは、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「(E2)生態系保湿成分」として、例えば、乳酸、乳酸塩(アンモニウム塩、ナトリウム塩等、具体的には乳酸アンモニウム)、尿素、尿酸、酸性ムコ多糖類、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、セリシン、DL−ビロリドンカルボン酸(PCA)、PCAソーダ、DL−ピロリドンカルボン酸ナトリウム、グルクロン酸、コラーゲン、可溶性コラーゲン、コラーゲン加水分解物、加水分解コラーゲン、加水分解コラーゲンエチル、加水分解コラーゲンヘキサデシル、加水分解コムギタンパク、ゼラチン、エラスチン、水溶性エラスチン、エラスチン加水分解物、細胞間脂質、核酸、リボ核酸、セラミド、ケラチン、加水分解ケラチン、リン酸、リン酸リボフラビンナトリウム、動植物由来のリン脂質類とそれらの誘導体、レシチン類および、それらの塩類を例示できる。
「動植物抽出成分」として、例えば、動植物からの抽出エキス、乳糖(ラクトース)、カゼイン、キチン、キトサン、PCAキトサン、糖類とその誘導体、多糖類とその誘導体、各種蛋白質とそれらの変性物(加水分解等)、アルファヒドロキシ酸、グリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、海藻エキス、褐藻エキス、SKIIピテラ、ビプィズス菌エキス、トレハロースを例示できる。
「その他保湿剤」として、例えば、マレイン酸、αおよびβヒドロキシ酸、サリチル酸、ワセリン、鉱物油、植物油、ラノリン、リポソーム類が挙げられる。
(E)保湿剤として、(E1)多価アルコール及び(E2)生態系保湿成分が好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、上述した化粧料配合剤の他に、各種添加剤を更に含むことができる。各種添加剤としては、(F)高級アルコール、粉体、紫外線吸収剤、酸化防止剤、清涼剤、抗炎症剤、美肌用成分(例えば、美白剤、細胞賦活剤、肌荒れ防止剤及び血行促進剤等)、(G)高分子化合物、油脂、(H)ロウ、(I)炭化水素油、(J)エステル油等が挙げられる。
「(F)高級アルコール」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。(F)高級アルコールとして、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、バチルアルコール、カプリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール及びオクチルドデカノール等を例示できる。
(F)高級アルコールは、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「粉体」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではなく、粉体の形状(例えば、球状、針状及び板状等)、粒子径(煙霧状、微粒子及び顔料級等)、粒子構造(多孔質及び無孔質等)等を問わず、使用することができる。
「無機粉体」として、例えば、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、合成雲母、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、及びシリカ等を例示することができる。
「有機粉体」として、例えは、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、テトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、スチレン−アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン−スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、微結晶繊維粉体、コメデンプン及びラウロイルリジン等を例示することができる。
粉体は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「紫外線吸収剤」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。
紫外線吸収剤として、例えば、下記の化合物を例示することができる:
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン−スルホン酸ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン及びテトラヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体;
パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル及びパラジメチルアミノ安息香酸オクチル等のパラアミノ安息香酸誘導体;
パラメトキシケイ皮酸エチル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2−エトキシエチル、パラメトキシケイ皮酸ナトリウム、パラメトキシケイ皮酸カリウム及びパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリン等のメトキシケイ皮酸誘導体;
サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ミリスチル及びサリチル酸メチル等のサリチル酸誘導体;
ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、ウロカニン酸エチルエステル、4−tert−ブチル−4′−メトキシベンゾイルメタン、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、アントラニル酸メチル及びジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル等。
紫外線吸収剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「酸化防止剤」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。酸化防止剤として、例えば、トコフェロール、ブチルヒドロキシアニソール及びジブチルヒドロキシトルエン等を例示することができる。酸化防止剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「清涼剤」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。清涼剤として、例えば、L−メントール及びカンフル等を例示することができる。
清涼剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「抗炎症剤」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。抗炎症剤として、例えば、アラントイン、グリシルレチン酸、トラネキサム酸及びアズレン等を例示することができる。抗炎症剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「(G)高分子化合物」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。(G)高分子化合物は、天然系高分子化合物、(G1)半合成系高分子化合物及び(G2)合成系高分子化合物に分類することができる。
天然系高分子化合物として、例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンナン、クインスシード(マルメロ)、アルケコイド(ガッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸、キサンタンガム、デヒドロキサンタンガム、デキストラン、サクシノグルガン、ブルラン、コラーゲン、カゼイン、アルブミン及びゼラチン等を例示することができる。
(G1)半合成系高分子化合物として、例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン、変性バレイショデンプン、変性コーンスターチ、ヒドロキシプロピルリン酸デンプン等のデンプン系化合物;メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結晶セルロース及びセルロース末等のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム及びアルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子を例示することができる。
(G2)合成系高分子化合物として、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、(ポリビニルピロリドン/VA)コポリマー、ポリスチレンスルホン酸Na及びカルボキシビニルポリマー(カーボボール)等のビニル系高分子;ポリエチレングリコール2000、4000、6000等のポリオキシエチレン系高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子;VA/クロトン酸/ネオデカン酸ビニルコポリマー等の酢酸ビニル系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、(オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル)コポリマー、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、会合型ポリ(メタ)アクリル酸エステル(例えば、(アクリレーツ/イタコン酸ステアレス−20)コポリマー)、アクリル樹脂アルカノールアミン及びポリアクリルアミド等のアクリル系高分子;ポリエチレンイミン;塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリルアミド等のカチオン性ポリビニル高分子、アクリルアミド/アクリル酸/塩化ジメチルジアリルアンモニウム等の両性ポリビニル高分子;ポリウレタン−14等のポリウレタン系高分子等を例示することができる。
これらの(G)高分子化合物は、溶液状、微粒子状(ディスパージョン)及び粒子状(エマルジョン)等のいずれの形態であってもよい。
(G)高分子化合物は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「油脂」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。油脂として、例えば、アボガド油、ツバキ油、月見草油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、カカオ脂、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、パーム核油、モクロウ核油、硬化油、硬化ヒマシ油及びこれらのポリオキシエチレン付加物等を例示することができる。油脂は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「(H)ロウ」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。(H)ロウとして、例えば、鯨ロウ、ミツロウ、高酸価ミツロウ、セラック、ミンクロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、液状ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、ヌカロウ、モクロウ、綿ロウ、ベイベリーロウ、モンタンロウ、カボックロウ、ジョジョバロウ、サトウキビロウ、イボタロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール及びPOE水素添加ラノリンアルコールエーテル等を例示することができる。(H)ロウは、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「(I)炭化水素油」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。(I)炭化水素油として、例えば、パラフィン、流動パラフィン、水添ポリイソブテン、オゾケライト、スクワラン、ブリスタン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス等の油分を例示することができる。(I)炭化水素油は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「(J)エステル油」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。(J)エステル油として、下記の化合物を例示することができる:
ミリスチン酸エステル、パルミチン酸エステル、ステアリン酸エステル、ラウリン酸エステル、リノール酸エステル、オクタン酸エステル、オレイン酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、乳酸エステル、リンゴ酸エステル、アジピン酸エステル、セバシン酸エステル、コハク酸エステル、クエン酸エステル、多価アルコールエステル、ラノリンエステル
(J)エステル油は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
(J)エステル油として、パルミチン酸エステル、ステアリン酸エステル、コハク酸エステルが好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、
(C1)シリコーン誘導体がアミノ変性シリコン、ポリエーテル変性シリコン、環状シリコン及びジメチコンから選択される少なくとも一種であり、
(C2)カチオン性高分子が澱粉系半合成系高分子、カチオン性セルロース系半合成系高分子、ポリビニル系カチオン性高分子から選択される少なくとも一種であり、
(C3)アミノ酸が、グリシン、グルタミン酸、アスパラギン酸及びその塩類から選択される少なくとも一種であることがより好ましい。
本発明に係る毛髪化粧料は、大量の水、例えば、毛髪化粧料総重量(尿素誘導体、化粧料配合剤、各種添加剤、水を含み、(K)キャリーオーバー成分を除く)100重量部当たり、60重量部以上の水を含むことができる。水の含有量がたとえ60重量部を超えたとしても、上述した本発明に係る(A)尿素誘導体は水に対して安定なので、本発明に係る毛髪化粧料は、シャンプー及びリンス等の多量の水を含む毛髪化粧料に好適である。但し、エアゾール(スプレー)の場合のみ、その剤型の関係から、毛髪化粧料の水分含量は低くなる。
毛髪化粧料は、毛髪化粧料総重量(尿素誘導体、化粧料配合剤、各種添加剤、水を含み、(K)キャリーオーバー成分を除く)100重量部当たり、(A)尿素誘導体を0.01〜20重量部含むことが好ましく、0.1〜15重量部含むことがより好ましい。
更に、毛髪化粧料は、毛髪化粧料総重量(尿素誘導体、化粧料配合剤、各種添加剤、水を含み、(K)キャリーオーバー成分を除く)100重量部当たり、(B)アミノ酸系界面活性剤を0.01〜20重量部含むことが好ましく、0.1〜20重量部含むことがより好ましく、0.1〜15重量部含むことが特に好ましい。
また、毛髪化粧料は、毛髪化粧料総重量(尿素誘導体、化粧料配合剤、各種添加剤、水を含み、(K)キャリーオーバー成分を除く)100重量部当たり、(C1)シリコーン誘導体、(C2)カチオン性高分子及び(C3)アミノ酸から選択される少なくとも一種を、0.01〜25重量部含むことが好ましく、0.1〜15重量部含むことがより好ましい。
毛髪化粧料は、毛髪化粧料総重量(尿素誘導体、化粧料配合剤、各種添加剤、水を含み、(K)キャリーオーバー成分を除く)100重量部当たり、(A)尿素誘導体を0.01〜20重量部、(B)アミノ酸系界面活性剤を0.01〜20重量部(C1)シリコーン誘導体を0.01〜20重量部、(C2)カチオン性高分子を0.01〜5.0重量部含んで成ることが好ましく、(A)尿素誘導体を0.1〜15重量部、(B)アミノ酸系界面活性剤を0.1〜15重量部、(C1)シリコーン誘導体を0.1〜15重量部、(C2)カチオン性高分子を0.01〜5.0重量部含んで成ることがより好ましい。
毛髪化粧料は、毛髪化粧料総重量(尿素誘導体、化粧料配合剤、各種添加剤、水を含み、(K)キャリーオーバー成分を除く)100重量部当たり、(A)尿素誘導体を0.01〜20重量部、(B)アミノ酸系界面活性剤を0.01〜20重量部(C1)シリコーン誘導体を0.01〜20重量部、(C3)アミノ酸を0.01〜20重量部含んで成ることが好ましく、(A)尿素誘導体を0.1〜15重量部、(B)アミノ酸系界面活性剤を0.1〜15重量部、(C1)シリコーン誘導体を0.1〜15重量部、(C3)アミノ酸を0.1〜10重量部含んで成ることがより好ましい。
(A)尿素誘導体は、毛髪内部に浸透し、毛髪を構成する蛋白質との水素結合により、蛋白質と水素結合できる水分子を増やし、毛髪の保湿性が高められると考えられる。(A)尿素誘導体の配合量が0.01重量部未満の場合、毛髪の保湿性は不十分となり得る。(A)尿素誘導体の配合量が20重量部を超える場合は、たとえ多く配合しても、配合したほどの効果が得られない。
(B)アミノ酸系界面活性剤も、毛髪内部に浸透し、毛髪を構成する蛋白質との水素結合により、蛋白質と水素結合できる水分子を増やし、毛髪の保湿性が高められると考えられる。(B)アミノ酸系界面活性剤は、(A)尿素誘導体と一緒に、相乗的に毛髪の保湿性及び感触が高められると考えられる。さらに、(B)アミノ酸系界面活性剤には、尿素誘導体中の安定性を向上させる効果もあると考えられる。(B)アミノ酸系界面活性剤の配合量が0.01重量部未満の場合、蛋白質の補強が不十分となりえ、毛髪の保湿性も不十分となりえる。(B)アミノ酸系界面活性剤の配合量が20重量部を超える場合は、たとえ多く配合しても、配合したほどの効果は得られない。
(C1)シリコーン誘導体は、適量が配合されることによって、毛髪に滑らか感を与えることができる。(C1)シリコーン誘導体の配合量が0.01重量部未満の場合には、毛髪の櫛通りが悪くなり、艶もなくなり、滑らか感が低下しえる。さらには、切れ毛を防止することが困難になりえる。(C1)シリコーン誘導体の配合量が20重量部を超える場合、毛髪のべとつき、ぎらつきが強くなりすぎて好ましくない。
(C2)カチオン性高分子は、毛髪を洗浄してから濯ぐ際、毛髪に対しサラサラ感を与えることができる。(C2)カチオン性高分子の配合量が0.01重量部未満の場合、濯ぎ時に髪がきしんだり、髪が絡まることがある。化粧料の泡沫も低下しえる。5.0重量部を超える場合、髪表面への吸着が極端に多くなるとともに不均一な吸着が起こり、髪表面に凸凹が生じえる。毛髪を洗浄後にすすぐ際に、サラサラ感が低下し、ヌルヌル感や、髪が重くなる感じを受けることもある。
本発明の毛髪化粧料は、既に述べた各種添加剤以外にも、(K)キャリーオーバー成分を含むことができる。尚、(K)キャリーオーバー成分は、毛髪化粧料に適量加えるものなので、毛髪化粧料の総重量を計算する場合にその量を考慮しない。(K)キャリーオーバー成分としては、防腐剤、抗菌剤、香料、pH調整剤、キレート剤、塩類等が挙げられる。
「防腐剤」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。防腐剤として、例えば、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール、デヒドロ酢酸及びその塩類等を例示することができる。防腐剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「抗菌剤」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。抗菌剤として、例えば、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素及びフェノキシエタノール等を例示することができる。抗菌剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「pH調整剤」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。pH調整剤として、例えば、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム及び炭酸水素アンモニウム、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等を例示することができる。pH調整剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
「キレート剤」とは、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されるものではない。キレート剤として、例えば、アラニン、エデト酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム及びリン酸等を例示することができる。キレート剤は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
本発明に係る毛髪化粧料の剤型は、通常、毛髪化粧料の剤型として使用されているものであれば、特に制限されるものではなく、例えば、溶液状、分散状、クリーム、O/WもしくはW/Oの乳化状、ペースト状、ゲル状、エアゾール状及び多層分離状等の種々の形態として、毛髪に使用することができる。具体的には、シャンプー、リンス、リンスinシャンプー、エアゾールフォーム状シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアフォーム、ヘアジェル、ヘアクリーム、ヘアワックス、ポンプミスト、ノンエアゾールポンプスプレー、エアゾールフォーム状ヘアスタイリング剤、ポンプフォーム状ヘアスタイリング剤、リーブオントリートメント、酸性染毛料、染毛剤、パーマ及びブリーチ等が一例として挙げられる。
毛髪化粧料の製法についても、特に限定されるものではなく、一般的に用いられる方法が用いられる。(A)尿素誘導体に対し、化粧料配合剤や各種添加剤を配合すれば良い。配合時期は特に問わない。
以下、本発明を、実施例及び比較例を参照しながら詳細に説明する。
(A)尿素誘導体として、(a−1)ヒドロキシエチル尿素を用いた。ヒドロキシエチル尿素は、例えば、エタノールアミンと尿素との反応によって合成した。
尚、比較のために(A)’尿素として、(a−1)’尿素(三井化学(株))を用いた。
(B)アミノ酸系界面活性剤として、下記のものを用いた:
(b−1)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン(味の素(株)のアミソフトCT−22(商品名));
(b−2)N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム(味の素(株)のアミライトGCS−11(商品名));
(b−3)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム(味の素(株)のアミソフトCS−22(商品名));
(b−4)N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム(味の素(株)のアミソフトLS−11(商品名));
(b−5)N−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム(味の素(株)のアミソフトGS−11P(商品名));及び
(b−6)N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム(味の素(株)のアミソフトHS−11P(商品名))。
(C1)シリコーン誘導体として、下記のものを用いた:
(c1−1)ジメチコン(東レダウコーニングのBY−22−029(商品名));
(c1−2)アモジメチコン(東レダウコーニングのSM8704C(商品名));
(c1−3)アミノプロピルジメチコン(信越化学のKF−8015(商品名));
(c1−4)ジメチコンコポリオール(東レダウコーニングのSH3771M(商品名));及び
(c1−5)シクロメチコン(東レダウコーニングのDC345(商品名))。
(C2)カチオン性高分子として、下記のものを用いた:
(c2−1)ポリクオタニウム−10(ナショナルスターチのCelquat SC230M(商品名));
(c2−2)ポリクオタニウム−47(オンデオナルコのマーコート2001(商品名));
(c2−3)ポリクオタニウム−7(ライオンのリポフローMN−S(商品名));
(c2−4)塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン(オンデオナルコのセンソマーCI−50(商品名));
(c2−5)(ポリクオタニウム−4/ヒドロキシプロピルデンプン)コポリマー(ナショナルスターチのCelquat LS-50 (商品名));及び
(c2−6)ポリクオタニウム−11(ISPのガフカット755N(商品名))。
(C3)アミノ酸として、下記のものを用いた:
(c3−1)グルタミン酸ナトリウム(味の素(株)のL−グルタミン酸Na−水和物);
(c3−2)アスパラギン酸ナトリウム(味の素(株)のL−アスパラギン酸Na);及び
(c3−3)グリシン(味の素(株)のグリシン)。
(D)界面活性剤として下記の(D1)アニオン性界面活性剤、(D2)ノニオン性界面活性剤、(D3)カチオン性界面活性剤及び(D4)両性界面活性剤を用いた。
(D1)アニオン性界面活性剤として下記のものを用いた:
(d1−1)ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(東邦化学工業のアルスコープTAP−230(商品名));
(d1−2)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム(東邦化学工業のネオスコープCN−30SF(商品名));
(d1−3)ポリオキシエチレン(3)トリデシルエーテル酢酸ナトリウム(日光ケミカルズの NIKKOL ECTD-3NEX(商品名))。
(D2)ノニオン性界面活性剤として下記のものを用いた:
(d2−1)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(東邦化学工業のトーホールN−120(商品名));
(d2−2)ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル(日本エマルジョン(株)のエマレックス705(商品名));
(d2−3)ポリオキシエチレン(21)ステアリルエーテル(ユニケマ(株)の Brij721 (商品名));
(d2−4)ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油(日光ケミカルズ(株)の NIKKOL HCO-60(商品名));
(d2−5)ポリオキシエチレン(12)ラウリルエーテル(日本エマルジョン(株)のエマレックス712(商品名));
(d2−6)ポリオキシエチレン(10)セチルエーテル(ユニケマ(株)の Brij56 (商品名));
(d2−7)ポリオキシエチレン(100)硬化ひまし油(日光ケミカルズ(株)の NIKKOL HCO-100(商品名));及び
(d2−8)ジステアリン酸グリコール(東邦化学工業のペグノールEDS(S)(商品名))。
(D3)カチオン性界面活性剤として下記のものを用いた:
(d3−1)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム(コグニス(株)の GENAMIN KDM-P(商品名));及び
(d3−2)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(東邦化学工業のカチナール STC-25AQ(商品名))。
(D4)両性界面活性剤として下記のものを用いた:
(d4−1)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(川研ファインケミカル(株)のソフタゾリンCPB(商品名));及び
(d4−2)2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン(東邦化学工業のオバゾリン552(商品名))。
(D5)脂肪酸石鹸として下記のものを用いた:
(d5−1)ステアリン酸トリエタノールアミン(八洲薬品のステアリン酸トリエタノールアミン)。
(E)保湿剤として(E1)多価アルコール及び(E2)生態系保湿成分を用いた。
(E1)多価アルコールとして、下記のものを用いた:
(e1−1)グリセリン(坂本薬品工業);
(e1−2)プロピレングリコール(三井化学);
(e1−3)ソルビトール;
(e1−4)ポリエチレングリコール;及び
(e1−5)1,3−ブチレングリコール(協和発酵工業)。
(E2)生態系保湿成分として、下記のものを用いた:
(e2−1)乳酸アンモニウム;
(e2−2)PCAソーダ(味の素(株)のPCAソーダ);
(e2−3)加水分解コラーゲン;及び
(e2−4)加水分解コムギタンパク。
各種添加剤として、(F)高級アルコール、(G)高分子化合物、(H)ロウ、(I)(I)炭化水素油、(J)エステル油を用いた。
(F)高級アルコールとして、下記のものを用いた:
(f−1)セトステアリルアルコール(花王のカルコール6850(商品名));及び
(f−2)ベヘニルアルコール(コグニスジャパンのLANETTE22(商品名))。
(G)高分子化合物として、(G1)半合成系高分子化合物及び(G2)合成系高分子化合物を用いた。
(G1)半合成系高分子化合物として、下記のものを用いた:
(g1−1)ヒドロキシエチルセルロース(住友精化のフジケミHEC(商品名));及び
(g1−2)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸(日本エヌエスシー(株)の STRUCTURE XL(商品名))。
(G2)合成系高分子化合物として、下記のものを用いた:
(g2−1)(オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル)コポリマー(日本エヌエスシー(株)の AMPHOMER28-4910(商品名));
(g2−2)ポリウレタン−14(日本エヌエスシー(株)の DynamX(商品名));
(g2−3)アクリル樹脂アルカノールアミン(プラスサイズのL53P(商品名));
(g2−4)(ポリビニルピロリドン/VA)コポリマー(BASFのルビスコールVA64(商品名));
(g2−5)カルボキシビニルポリマー(BF goodrich の Carbopol940(商品名));
(g2−6)ポリスチレンスルホン酸Na(日本エヌエスシー(株)のFLEXANII(商品名));及び
(g2−7)(アクリレーツ/イタコン酸ステアレス−20)コポリマー(日本エヌエスシー(株)の STRUCTURE 2001(商品名))。
(H)ロウとして、下記のものを用いた:
(h−1)ミツロウ(小城製薬);
(h−2)キャンデリラロウ(ミツバ貿易)。
(I)炭化水素油として、下記のものを用いた:
(i−1)流動パラフィン(エクソンモービルのクリストルN72(商品名));
(i−2)水添ポリイソブテン(ユニケマのPrisorine3758(商品名));
(i−3)スクワラン(コグニスジャパンのCetiol SQ (商品名));
(i−4)マイクロクリスタリンワックス(コグニスジャパンのマイクロワックス7475(商品名))。
(J)エステル油として、下記のものを用いた:
(j−1)パルチミン酸オクチル(NIKKOL IOP(商品名));
(j−2)コハク酸ジオクチル(コグニスジャパンのCrodamol OSU(商品名));及び
(j−3)ステアリン酸ソルビタン(日光ケミカルズのSS-10(商品名))。
(K)キャリーオーバー成分として、下記のものを用いた:
(k−1)クエン酸;
(k−2)塩化ナトリウム;
(k−3)防腐剤;
(k−4)香料;及び
(k−5)トリエタノールアミン。
その他に、LPG(出光興産)、エタノール(日本合成アルコール)、25%アンモニア水(八洲薬品)、モノエタノールアミン(八洲薬品)、イソプロパノール(三井化学(株))、亜硫酸ナトリウム(八洲薬品)、酸化染料、50%過酸化水素(三菱ガス化学)及びリン酸(三井化学)を用いた。
下記の表1〜14に示した成分を各表に示した割合で配合し、均一に成るまで撹拌して、実施例及び比較例1〜56の毛髪化粧料を作製した。表中に記載の数値は、有効成分の値(即ち、水性媒体を除く部分)であり、重量部を示す。より詳細な作製方法は、後述する。得られた各毛髪化粧料の特性を、下記の方法で評価した。尚、各表中の水の量は、各成分に含まれる水の量を含み、水として改めて加えた量のみを示すものではない。従って、各化粧料に実質的に含まれる全ての水の量を示す。
経時安定性
経時安定性を下記の方法で評価した。
各実施例、比較例で作製した各化粧料を、室温で3ヶ月間保管することで、pHの変化を測定し、経時安定性を評価した。
作製時のpHと3ヶ月後のpHの差が、±0.5%%未満であったものを◎;
作製時のpHと3ヶ月後のpHの差が、±0.5%以上1.0%未満であったものを○;
作製時のpHと3ヶ月後のpHの差が、±1.0%以上1.5%未満であったものを△;
作製時のpHと3ヶ月後のpHの差が、±1.5%以上であったものを×とした。
尚、pHは、pHメーター(堀場製作所製のF−13(商品名))を使用して、30℃で測定した。
保湿性
実際の使用条件を考慮して、まず、実施例及び比較例で作製した各化粧料を室温で1ヶ月保管した後、10人のパネラーによる官能評価により保湿性を評価した。なお、評価の基準を下記のように設定した。
しっとりしていると感じた人が、9〜10人であったものを◎;
しっとりしていると感じた人が、5〜8人であったものを○;
しっとりしていると感じた人が、2〜4人であったものを△;
しっとりしていると感じた人が、0〜1人であったものを×とした。
感触
実際の使用条件を考慮して、まず、実施例及び比較例で作製した各化粧料を室温で1ヶ月間保管した後、10人のパネラーによる官能評価により感触を評価した。なお、評価の基準を下記のように設定した。
べたつきがなく、さっぱりしていると感じた人が、9〜10人であったものを◎;
べたつきがなく、さっぱりしていると感じた人が、5〜8人であったものを○;
べたつきがなく、さっぱりしていると感じた人が、2〜4人であったものを△;
べたつきがなく、さっぱりしていると感じた人が、0〜1人であったものを×とした。
シャンプー
表1及び2に示すように、各原料を同表に示す割合で配合し、これを80℃で溶解して、均一になるまで攪拌した後、常温になるまで冷却して、シャンプーを作製した。
Figure 2006096725
Figure 2006096725
リンスinシャンプー
表3に示すように、各原料を同表に示す割合で配合し、これを80℃で溶解して、均一になるまで攪拌した後、常温になるまで冷却して、リンスinシャンプーを作製した。
Figure 2006096725
エアゾールフォーム状シャンプー
表4に示すように、各原料を同表に示す割合で配合し、これを80℃で溶解して、均一になるまで攪拌した後、常温になるまで冷却し、最後に液化石油ガス(以下、LPGとする。)を充填して、エアゾールフォーム状シャンプーを作成した。
Figure 2006096725
コンディショナー
表5に示すように、各原料を同表に示す割合で配合し、これを80℃で溶解して、均一になるまで攪拌した後、常温になるまで冷却して、コンディショナーを作成した。
Figure 2006096725
トリートメント(リンスオフ)
下記の表6に示すように、各原料を同表に示す割合で配合し、これを80℃で溶解して、均一になるまで攪拌した後、常温になるまで冷却して、トリートメントを作成した。
Figure 2006096725
トリートメント(リーブオン)
表7に示すように、各原料を同表に示す割合で配合し、これを80℃で溶解して、均一になるまで攪拌した後、常温になるまで冷却して、トリートメントを作成した。
Figure 2006096725
ヘアフォーム
表8に示すように、各原料を同表に示す割合で配合し、これを80℃で溶解して、均一になるまで攪拌した後、常温になるまで冷却し、最後にLPGを充填して、ヘアフォームを作成した。
Figure 2006096725
エアゾールスプレー
表9に示すように、各原料を同表に示す割合で配合し、均一になるまで攪拌した後、LPGを充填して、エアゾールスプレーを作成した。
Figure 2006096725
ヘアジェル
表10に示すように、各原料を同表に示す割合で配合し、これを80℃で溶解して、均一になるまで攪拌した後、常温になるまで冷却し、ヘアジェルを作成した。
Figure 2006096725
ヘアクリーム
表11に示すように、各原料を同表に示す割合で配合し、これを80℃で溶解して、均一になるまで攪拌した後、常温になるまで冷却し、ヘアクリームを作成した。
Figure 2006096725
ヘアワックス
表12に示すように、各原料を同表に示す割合で配合し、これを80℃で溶解して、均一になるまで攪拌した後、常温になるまで冷却し、ヘアワックスを作成した。
Figure 2006096725
ポンプミスト
表13に示すように、各原料を同表に示す割合で配合し、均一になるまで攪拌し、ポンプミストを作成した。
Figure 2006096725
染毛剤
染毛料については、表14に示す25%アンモニア水〜酸化染料、水、(a−1)及び(a−1)’の成分を表14に示す割合で配合し、これを80℃で均一になるまで撹拌した後、常温になるまで冷却し、第1剤とした。次に、50%過酸化水素〜(g2−7)を、表14に示す割合で配合して、均一になるまで撹拌して、第2剤として、染毛剤を作成した。
Figure 2006096725

Claims (5)

  1. 尿素が有する水素原子の少なくとも一つがヒドロキシアルキル基で置換された(A)尿素誘導体を含有する毛髪化粧料。
  2. (A)尿素誘導体はヒドロキシエチル尿素である請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. 化粧料配合剤として、(B)アミノ酸系界面活性剤を更に含む請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
  4. 化粧料配合剤として、(C1)シリコーン誘導体、(C2)カチオン性高分子及び(C3)アミノ酸から選択される少なくとも一種を更に含む請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  5. 毛髪化粧料総重量(尿素誘導体、化粧料配合剤、各種添加剤、水を含み、(K)キャリーオーバー成分を除く)100重量部当たり、60重量部以上の水が含まれている請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪化粧料。
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