JP2011046652A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な液外観を有し、かつ毛髪に適用時の毛髪感触向上効果に優れ、使用感が良好な毛髪化粧料の提供。
【解決手段】下記一般式(1)で表される(A)2種のモノマーを構成単位として含む特定のアクリル酸系コポリマー、(B)カチオン性界面活性剤、及び(C)アミノ酸を配合する。(式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、Rは水素原子又は−CHOH基を示し、Aは酸素原子又は−NH−を示す。)
Figure 2011046652

【選択図】なし

Description

本発明は、良好な液外観を有し、毛髪に適用時の毛髪感触向上効果に優れた毛髪化粧料に関する。
従来、アクリル酸系ポリマーは、毛髪化粧料の配合成分として知られており、高い毛髪補修効果を有しているが、毛髪化粧料へカチオン性界面活性剤と併用して配合すると、アクリル酸系ポリマーとカチオン性界面活性剤との相互作用によって水への溶解性が低下し、析出・分離が生じる場合があった。その場合、非イオン性界面活性剤等の乳化剤を添加して乳化系に調製したり、あるいは界面活性剤を配合して可溶化させることで、安定化を図って溶解性を高めることが行われる。
しかしながら、毛髪化粧料を乳化系に調製する場合は、乳化状態を安定に維持するためにHLB値の調整などの技術が必要であり、処方設計上の制約が大きく、また、非イオン性界面活性剤等の乳化剤の添加によりベタつきなどが生じ、使用感が低下するという問題があった。一方、界面活性剤を添加して可溶化する場合においても、界面活性剤の添加によって毛髪化粧料の使用感が低下するという問題があった。
そこで、アクリル酸系ポリマーを析出・分離を抑制して安定化配合でき、使用感も良好な毛髪化粧料を得ることができる新たな技術が望まれる。
なお、本発明に関連する従来技術として、下記文献が挙げられる。
特開2007−161986号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、良好な液外観を有し、かつ毛髪に適用時の毛髪感触向上効果に優れ、使用感が良好な毛髪化粧料を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、(A)下記(I)のアクリル酸系ポリマーと(B)カチオン性界面活性剤とを配合した毛髪化粧料に、(C)アミノ酸を配合することにより、アクリル酸系ポリマーの水への溶解性が改善されて安定化配合でき、析出や分離がなく液外観が良好となる上、毛髪に適用時にきしみやベタつきなどが生じ難く毛髪感触向上効果に優れ、良好な使用感を有する毛髪化粧料が得られることを知見し、本発明をなすに至った。
本発明では、(A)アクリル酸系ポリマーと(B)カチオン性界面活性剤との質量比が0.2〜5であることが好ましく、また、(C)アミノ酸としては、グリシン、アルギニン、グルタミン酸及びその塩から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
従って、本発明は、下記の毛髪化粧料を提供する。
請求項1:
(A)下記(I)のアクリル酸系ポリマー、
(I)下記一般式(1)で表される単量体単位70〜95モル%と、下記一般式(2)で表される単量体単位5〜30モル%とを、構成単位として含むアクリル酸系ポリマー
Figure 2011046652
(式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は水素原子又は−CH2OH基を示し、Aは酸素原子又は−NH−を示す。)
Figure 2011046652
(式中、R3は水素原子又はメチル基を示し、Mは水素原子、アルカリ金属原子、アンモニウム又はアミンを示す。)
(B)カチオン性界面活性剤、及び
(C)アミノ酸
を含有してなることを特徴とする毛髪化粧料。
請求項2:
(A)/(B)の質量比が0.2〜5である請求項1記載の毛髪化粧料。
請求項3:
(C)アミノ酸が、グリシン、アルギニン、グルタミン酸及びその塩から選ばれる1種以上である請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
請求項4:
(A)成分のアクリル酸系ポリマーが、一般式(1)で表される単量体単位を75〜90モル%と、一般式(2)で表される単量体単位を10〜25モル%含むものである請求項1、2又は3記載の毛髪化粧料。
本発明の毛髪化粧料は、良好な液外観を有し、かつ毛髪に適用時の毛髪感触向上効果に優れ、使用感も良好である。
以下、本発明につき更に詳細に説明すると、本発明の毛髪化粧料は、(A)アクリル酸系ポリマーと、(B)カチオン性界面活性剤と、(C)アミノ酸を含有する。
(A)成分のアクリル酸系ポリマーは、下記一般式(1)で表される単量体単位と下記一般式(2)で表される単量体単位とを含む共重合体からなり、一般式(1)で表される単量体単位をアクリル酸系ポリマー中70〜95モル%、一般式(2)で表される単量体単位をアクリル酸系ポリマー中5〜30モル%含むものであり、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
Figure 2011046652
(式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は水素原子又は−CH2OH基を示し、Aは酸素原子又は−NH−を示す。)
Figure 2011046652
(式中、R3は水素原子又はメチル基を示し、Mは水素原子、アルカリ金属原子、アンモニウム又はアミンを示す。)
アルカリ金属原子としては、ナトリウム原子、カリウム原子、アミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。なお、上記式(2)中、Mがアルカリ金属原子、アンモニウム又はアミンの場合、−COOMは塩を形成する。
上記一般式(1)で表される単量体単位としては、R1が水素原子、R2が水素原子、Aが−NH−であるものが好ましく、上記一般式(2)で表される単量体単位としては、R3が水素原子、Mは水素原子及び/又はナトリウム原子のものが好ましい。
一般式(1)で表される単量体単位の割合は、アクリル酸系ポリマー中70〜95モル%であり、特に75〜90モル%が好ましく、一般式(2)で表される単量体単位の割合は、アクリル酸系ポリマー中5〜30モル%であり、10〜25モル%が好ましい。一般式(1)で表される単量体単位の割合が95モル%を超えると、毛髪感触の向上効果が十分得られず、70モル%未満では、毛髪感触向上効果が得られないとともに、析出や沈殿を生じ易くなる。一般式(2)で表される単量体単位の比率が5モル%未満では、毛髪感触向上効果が得られず、30モル%を超えると、カチオン性界面活性剤との相互作用の影響が大きくなり、液外観が悪くなる。
(A)成分のアクリル酸系ポリマーには、本発明の効果を損なわない限り、一般式(1)及び(2)で表される単量体単位に加えて、他の単量体単位を含むことができる。他の単量体単位としては、例えば、一般式(1)及び(2)で表される単量体単位以外のノニオン性単量体、両性単量体、半極性単量体、カチオン性単量体、ポリシロキサン基含有単量体に相当する単量体単位が挙げられる。一般式(1)及び(2)で表される単量体単位以外の単量体単位の割合は、アクリル酸系ポリマー中0〜25モル%が好ましい。
ノニオン性単量体としては、例えば、炭素数1〜22のアルコールと(メタ)アクリル酸とのエステルや、炭素数1〜22のアルキルアミンと(メタ)アクリル酸とのアミド、エチレングリコール、1,3−プロピレングリコール等と(メタ)アクリル酸とのモノエステル、更にはこのモノエステルの水酸基がメタノールやエタノール等でエーテル化されたエステル、(メタ)アクリロイルモルホリン等が挙げられる。
両性単量体としては、例えば、ベタイン基含有(メタ)アクリルエステル、ベタイン基含有(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。半極性単量体としては、例えば、アミンオキシド基含有(メタ)アクリルエステル、アミンオキシド基含有(メタ)アクリルアミド等が挙げられ、カチオン性単量体としては、例えば、4級アンモニウム基含有(メタ)アクリルエステル、4級アンモニウム基含有(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
ポリシロキサン基含有単量体は、ポリシロキサン構造を有し、アクリル酸系ポリマーに共有結合で連結できる構造を有する化合物である。このような構成単位は、化粧料に配合されるシリコーン油との親和性が高く、アクリル酸系ポリマー中の他の構成単位とシリコーン油とを結びつける働きをし、肌や毛髪、特にダメージ毛等に対してシリコーン油の吸着力を高める働きがあると考えられる。
本発明のアクリル酸系ポリマーは、ランダム共重合体でもブロック共重合体でもよく、特に一般式(1)及び(2)で表される単量体単位を構成単位とする共重合体からなるアクリル酸系ポリマーが好ましい。
なお、アクリル酸系ポリマー中の各単量体単位の割合は、カルボニル基、アミド結合、ポリシロキサン構造や各種官能基等のIR吸収や、ポリジメチルシロキサンのメチル基やアミド結合部位及びそれらに隣接するメチル基、メチレン基等の1H−NMR、あるいはそれらの13C−NMR等により測定することができる。
アクリル酸系ポリマーの重量平均分子量は3,000〜100,000が好ましい。3,000未満では、毛髪感触向上効果が十分に得られない場合があり、また、100,000を超えると、毛髪の接着感が生じて指通りの低下やゴワつきが感じられる場合がある。毛髪感触向上効果と指通り、ゴワつきのなさとの兼ね合いの点から、重量平均分子量は10,000〜30,000であることがより好ましく、10,000〜20,000が特に好ましく、12,000〜19,000が更に好ましい。
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定することができ、具体的には、装置:東ソー株式会社製、SC8010,SD8022,RI8020,CO8011,PS8010、カラム:和光純薬工業株式会社製 Wakopak(Wakobeads G−50)、展開溶媒:水/メタノール/酢酸/酢酸ナトリウム=6/4/0.3/0.41(容量比))を用いて、ポリエチレングリコールを標準物質として求めることができる。
アクリル酸系ポリマーの分子量の調整は、例えば、ポリマーの重合度を制御することによって行うことができる。また多官能アクリレート等の架橋剤の添加量を増減することによっても分子量及び粘度が制御できる。但し、架橋剤は少しでも添加しすぎると分子量及び粘度が急激に増大してしまう等、工業的に製造する上では制御が困難な面がある。このため架橋剤は含まないことが好ましい。
アクリル酸系ポリマーは、特開2007−161986号公報(特許文献1)に記載された方法により準拠して得ることができる。例えば、それぞれの構成単位を与える単量体又はその前駆体を混合し、溶液重合、懸濁重合、乳化重合等の方法で共重合させることにより得ることができる。また、一般式(2)中の対イオンは、重合する前に中和反応により一部又は全部を水素イオン以外のものに代えて重合に供することもでき、重合やその他の反応の後に中和反応により一部又は全部を水素イオン以外のものに代えることもできる。これらはその合成のし易さにより適宜選択して行うことができる。重合反応はエタノール等の親水性溶媒中で行うことが好ましく、重合開始剤としてはジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネイト)等の公知の重合開始剤を用いることができる。なお、各単量体は全単量体の合計量(100モル%)に対して、各単量体が特定モルになるように配合する。本発明の共重合体における各単量体からなる構成単位の割合は、共重合する際の各単量体の配合量と同様である。
重合反応は親水性溶媒中で行うのが好ましい。親水性溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、sec−ブタノール等のアルコール系溶媒、水等が挙げられる。これらは単独で用いても2種以上を併用してもよい。中でもアルコール系溶媒を用いることが好ましい。
重合開始剤としては、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−プロピオンアミド)、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネイト)等のアゾ化合物、ベンゾイルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド等の過酸化物、過硫酸塩、又はそのレドックス系等、特に限定することなく用いることができる。重合開始剤は全単量体に対して、0.01〜5質量%の範囲で用いることが好ましい。
重合反応は、例えば、窒素やアルゴン等の不活性ガス雰囲気下で、好ましくは30〜120℃、より好ましくは40〜100℃で通常1〜30時間行うことができる。重合終了後は、生成した共重合体を、溶媒留去、貧溶媒の添加等適宜の手段で反応液から単離するとよい。この共重合体はそのまま、又は更に精製して、例えば化粧料の製造に用いることができる。精製は再沈殿、溶媒洗浄、膜分離等、適宜の手段を必要に応じて組み合わせて行うことができる。
毛髪化粧料中における(A)成分の配合量は特に限定されないが、0.05〜2質量%が好ましく、より好ましくは0.10〜1.0質量%である。0.05質量%未満では、毛髪感触向上効果が十分に得られない場合があり、2質量%を超えるとゴワつきやベタつきなど好ましくない毛髪感触を生じる場合がある。
(B)成分のカチオン性界面活性剤としては、通常の毛髪化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、4級アンモニウム塩、酸性領域でカチオン性を示すアミン型、アシルグアニジン誘導体、モノ−N−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩等のアミノ酸系カチオン性界面活性剤、アルキルベンザルコニウム塩、アルキルピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
例えば下記式で示される4級アンモニウム塩が挙げられる。
Figure 2011046652
[式中、R11、R12、R13、R14のうち少なくとも1個、特に1又は2個は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、又はR15−CONH−R16−(但し、R15は直鎖又は分岐鎖の炭素数11〜25のアルキル基、アルケニル基、又はヒドロキシアルキル基を示し、R16は炭素数1〜3のアルキレン基を示す。)を示し、残りはベンジル基、炭素数1〜3のアルキル基、又は−(R17−O)nH(但し、R17は炭素数2〜3のアルキレン基を示し、nは1〜10を示す。)である。Xはハロゲン原子、炭素数1〜3のアルキル硫酸、又は炭素数2〜3のジアルキル硫酸を示す。]
具体的には、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジ(ポリオキシエチレン)オレイルメチルアンモニウム、塩化トリ(ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウム、塩化ステアリン酸アミドプロピルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘン酸アミドプロピルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム等が挙げられる。好ましくは、毛髪感触向上効果の点から、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムである。
また、酸性領域においてカチオン性を示す下記式で示されるアミン型界面活性剤も挙げられる。
21−Y−R22−N(R232
(式中、R21は直鎖又は分岐鎖の炭素数11〜25のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基を示し、R22は炭素数1〜3のアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基、R23は炭素数1〜3のアルキル基を示す。Yは酸素原子又は−CONH−を示す。)
具体的には、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘン酸ジエチルアミノエチルアミド、オレイン酸ジエチルアミノエチルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘン酸ジエチルアミノプロピルアミド等のアミドアミン型界面活性剤が挙げられる。また、ステアロキシプロピルジメチルアミン、ステアリルPGジメチルアミン等のエーテルアミン型界面活性剤が挙げられる。特に毛髪感触向上効果の点からステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘン酸ジメチルアミノプロピルアミドが好適である。
また、下記式で示されるグアニジン型界面活性剤が挙げられる。
Figure 2011046652
[式中、R24は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、R26−CO−、又はR26−O−R27−(但し、R26は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜25のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基を示し、R27は炭素数1〜5のアルキレン基、ヒドロキシアルキレン基を示す。)を示し、R25は炭素数2〜5のアルキレン基、又は−CH(COOR28)−(CH2m−(但し、R28は水素又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、mは1〜4の整数を示す。)を示す。X’はハロゲン原子又は有機アニオンを示す。]
具体的には、ラウリン酸ブチルグアニジン酢酸塩、N−[3−アルキルオキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩、N−ヤシ油脂肪酸アシルL−アルギニンエチル・ピロリドンカルボン酸塩等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、中でも、脂肪族アミンの4級アンモニウム塩が好ましく、炭素数18〜22の4級アンモニウム塩がより好ましい。具体的には、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。塩化ステアリルトリメチルアンモニウムとしてはアーカードT−800;ライオン(株)製等が使用できる。
カチオン性界面活性剤の配合量は、毛髪化粧料中0.01〜2質量%、特に毛髪感触向上効果の点で0.1〜2質量%が好ましい。0.01質量%未満では、毛髪感触向上効果が十分に得られない場合があり、2質量%を超えると液外観に劣る場合がある。
(A)成分と(B)成分との質量比は、(A)/(B)が0.02〜50が好ましく、特に毛髪感触向上効果と液外観との両立の点から、0.2〜5がより好ましい。(A)/(B)が0.02に満たないと、毛髪感触向上効果が十分に得られない場合があり、50を超えるとゴワつきなどの好ましくない感触が生じる場合がある。
本発明では、(C)成分としてアミノ酸を添加する。その作用機序は明確ではないが、(A)成分のアクリル酸系ポリマーが(B)成分のカチオン性界面活性剤と併用すると、これらの相互作用によって水への溶解性の低い複合体を形成することが溶解性低下の一つの要因と推測され、アミノ酸の添加によりこのような溶解性低下の要因が改善されるものと予想される。
(C)成分のアミノ酸は、アミノ基とカルボキシル基との両方の官能基を持つ有機化合物であり、種々のものを使用できる。アミノ酸としては、例えば中性アミノ酸、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸等が挙げられ、これらアミノ酸の塩も使用できる。生体のタンパク質を構成するα−アミノ酸のほか、タンパク質に含まれないアミノ酸なども使用できる。また、D体、L体のいずれの光学異性体をはじめD,L−体も使用できる。
アミノ酸として具体的には、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン等の脂肪酸の側鎖を持つアミノ酸、フェニルアラニン、トリプトファン等の芳香族アミノ酸、シスチン、システイン、メチオニン等の含硫アミノ酸、プロリン、ヒドロキシプロリン等のイミノ酸などの中性アミノ酸、アスパラギン酸、グルタミン酸等の酸性アミノ酸、アルギニン、ヒスチジン、リジン等の塩基性アミノ酸などが挙げられる。アミノ酸の塩としては、ナトリウム塩等のアルカリ金属塩、塩酸塩などを例示することができる。中でも毛髪感触向上効果、液外観の点から、特にグリシン、アルギニン、グルタミン酸又はこれらの塩、とりわけグリシン、L−アルギニン又はその塩が好適である。
なお、(B)成分のカチオン性界面活性剤として4級アンモニウム塩を使用した場合は、(C)成分としてアルギニンなどの塩基性アミノ酸やグルタミン酸などの酸性アミノ酸がより好ましく、(B)成分としてアミン型界面活性剤を使用した場合は、(C)成分としてはグリシンなどの中性アミノ酸が好ましい。
アミノ酸の配合量は、製剤全体の0.05〜5質量%が好ましく、特に0.1〜2質量%がより好ましい。0.05質量%未満では、液外観に劣る場合があり、5質量%を超えると液外観に劣り、また、毛髪感触向上効果が満足に改善されない場合がある。
本発明の毛髪化粧料には、前述の必須成分以外に、通常の毛髪化粧料に慣用されている公知成分を本発明の効果を損なわない範囲で、所望に応じ配合することができる。具体的には、シリコーン化合物、上記カチオン性界面活性剤に加えてアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、油脂・ロウ類、有機酸又はその塩、多価アルコール又は糖アルコール、その他、炭化水素、エステル油、高級アルコール、生薬、各種タンパク加水分解物、ビタミン、殺菌剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、pH緩衝剤、香料、溶剤、微粒子粉末等が挙げられる。
具体的には、ジメチルポリシロキサンやアミノ変性シリコーン等のシリコーン重合体、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム等のアニオン性界面活性剤、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタイン、水素添加大豆リン脂質、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等の両性界面活性剤、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等の非イオン性界面活性剤、コメ胚芽油、コメヌカ油、ツバキ油、マーモンド油、水添ホホバ油等の油脂・ロウ類、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、パントテン酸、没食子酸−3,5ジグルコシド、没食子酸−3,4ジグルコシド、没食子酸メチル−3,5ジグルコシド、エデト酸、ヒアルロン酸、グリコール酸等の有機酸及びその塩、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンやこれらの共重合体、グルコース、ショ糖、プルラン等の多価アルコールなどが挙げられる。なお、毛髪化粧料に添加される任意成分は、前述のものに限定されるものではない。なお、(B)成分がアミン型界面活性剤の場合、上記有機酸及びその塩の中でも特にグリコール酸を使用して中和することが、毛髪感触向上効果の点から好ましい。
これらの添加成分は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができ、また、毛髪化粧料を調製する際の適当な段階で配合することができる。なお、上記任意成分を配合する場合の添加量は本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。特に(B)成分のカチオン性界面活性剤以外のアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤は、配合する場合は本発明の効果を妨げない範囲で添加することが望ましく、添加量はそれぞれ20質量%以下、特に10質量%以下0質量%以上が好ましい。界面活性剤は、毛髪化粧料全体に対して(B)成分のカチオン性界面活性剤を含めた全界面活性剤の含有量が0.01〜22質量%となる範囲で添加することが望ましい。
有機酸は毛髪化粧料全体に対して0.01〜1.0質量%、多価アルコール又は溶剤は1〜50質量%添加することができる。なお、香料は特開2003−95895号公報に記載した香料、香料組成物に準じたものを配合でき、香料組成物の配合量は化粧料中0.01〜1.0質量%が好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、溶媒として水を含む液体の組成物であり、可溶化して無色透明等の液体であっても、エマルジョンを含む不透明、半透明あるいは透明な状態となっていてもよい。本発明では、可溶化して透明の液体であっても、析出物や分離が生じることがほとんどなく、液外観に優れる。
溶媒としては、水の他にエタノール、プロパノール、ブタノールなどの低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類などを含んでいてもよい。溶媒の添加量は、0〜90質量%、特に0.1〜50質量%が好ましい。90質量%を超えると低温で析出物が生じる場合がある。
本発明の毛髪化粧料は、上記必須成分、更には必要に応じて任意成分を混合し、常法により調製でき、その剤型も特に制限されず、例えばシャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘア化粧料、スタイリング剤等が挙げられ、リンス、コンディショナー、塗布後に洗い流すタイプのトリートメント、洗い流さないタイプのトリートメントやヘア化粧料等が好ましい。
毛髪化粧料のpHは特に制限されないが、安定な液外観を得やすく、毛髪感触向上効果が得やすいことから、3〜6の範囲が好ましく、4〜5.5の範囲がより好ましい。上記pHは、測定温度25℃でのpHメーター(東亜ディーケーケー株式会社製 HM−30G、測定温度;25)での測定値である。
なお、pH調整は通常の方法で行うことができ、公知のpH調整剤を使用してもよい。好ましいpH調整剤は、有機酸(グリコール酸、クエン酸等)、無機酸(硫酸、リン酸等)、有機酸塩(グリコール酸アンモニウム、クエン酸ナトリウム等)、無機酸塩(ピロリン酸ナトリウム等)などである。
毛髪化粧料の粘度は、容器からの出し易さにより、好ましい粘度に調整することができるが、25℃で30,000mPa・s以下が好ましく、より好ましくは20,000mPa・s以下である。粘度の下限は1mPa・s以上が好適である。30,000mPa・sを超えると、容器からの排出性に劣ることがある。
なお、上記粘度に調整するため、毛髪化粧料に公知の粘度調整剤を適宜添加してもよい。好ましい粘度調整剤としては、例えばヒドロキシエチルセルロース(HEC、増粘成分)、エタノール(減粘成分)等が挙げられる。
上記粘度は、BL型又はBM型粘度計を用いて下記方法で測定した値である。
粘度測定条件;
粘度計;TOKIMEC社製 BL型又はBM型粘度計 No.1〜No.4ローター
30rpm 20秒後
測定温度;25℃
測定可能範囲 No.1:2〜200mPa・s
No.2:10〜1,000mPa・s
No.3:40〜4,000mPa・s
No.4:200〜20,000mPa・s
20,000mPa・s以上の時は、No.4ローター 12rpm 20秒後 測定可能範囲 500〜50,000mPa・s
10mPa・s以下の時は、No.1ローター 60rpm 20秒後 測定可能範囲 1〜100mPa・s
以下、調整例、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、以下の例において特に記載のない限り、%はいずれも質量%であり、配合比率は質量比である。表中の成分量は純分換算量である。
[調製例1]
還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素ガス導入管及び撹拌装置を備えた反応器にエタノール100質量部を仕込み、滴下ロートに2−ヒドロキシエチルアクリルアミド88.6質量部、アクリル酸11.4質量部、及びエタノール80質量部からなる単量体混合液を仕込み、反応器を窒素置換したのち80℃まで加熱した。反応器に、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネイト)(V−601;和光純薬工業(株)製)1質量部を投入後、単量体混合液を2時間かけて滴下した。滴下終了後から6時間反応させたのち冷却し、水酸化ナトリウムで中和してアクリル酸系ポリマー(A−1)を得た。
2−ヒドロキシエチルアクリルアミド/アクリル酸ナトリウム=83モル%/17モル%
[調製例2]
還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素ガス導入管及び撹拌装置を備えた反応器にエタノール100質量部を仕込み、滴下ロートに2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート90.7質量部、アクリル酸17.5質量部及びエタノール80質量部からなる単量体混合液を仕込み、反応器を窒素置換したのち80℃まで加熱した。反応器に、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネイト)(V−601;和光純薬工業(株)製)1質量部を投入後、単量体混合液を2時間かけて滴下した。滴下終了後から6時間反応させたのち冷却し、アクリル酸のモル比の半量に相当する水酸化ナトリウムを加え、中和してアクリル酸系ポリマー(A−2)を得た。
2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート/アクリル酸(ナトリウム)=70モル%/30モル%
[調製例3]
還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素ガス導入管及び撹拌装置を備えた反応器にエタノール100質量部を仕込み、滴下ロートに2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート105.6質量部、アクリル酸2.5質量部及びエタノール80質量部からなる単量体混合液を仕込み、反応器を窒素置換したのち80℃まで加熱した。反応器に、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネイト)(V−601;和光純薬工業(株)製)1質量部を投入後、単量体混合液を2時間かけて滴下した。滴下終了後から6時間反応させたのち冷却し、アクリル酸のモル比の半量に相当する水酸化ナトリウムを加え、中和してアクリル酸系ポリマー(A−3)を得た。
2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート/アクリル酸(ナトリウム)=95モル%/5モル%
[調製例4]
下記表1の構成単位となるように配合量を調整する以外は、上記調製例1と同様の方法で、アクリル酸系ポリマー(A−4)を得た。
[調製例5]
下記表1の構成単位となるように配合量を調整する以外は、上記調製例1と同様の方法で、アクリル酸系ポリマー(A−5)を得た。
[比較調製例6]
下記表1の構成単位となるように配合量を調整する以外は、上記調製例1と同様の方法で、アクリル酸系ポリマー(A’−6)を得た。
上記アクリル酸系ポリマ−(A−1〜A−5及びA’−6)の一般式(1)又は(2)の官能基、一般式(1)又は(2)単量体単位の比率(モル比)、重量平均分子量を表1に示す。
重量平均分子量は、装置:東ソー株式会社製、SC8010,SD8022,RI8020,CO8011,PS8010、カラム:和光純薬工業株式会社製 Wakopak(Wakobeads G−50)、展開溶媒:水/メタノール/酢酸/酢酸ナトリウム=6/4/0.3/0.41(容量比))を用いて、ポリエチレングリコールを標準物質として求めた。
Figure 2011046652
[実施例、比較例]
表2に示す組成に従い、実施例及び比較例の毛髪化粧料(洗い流さないトリートメント)を下記方法により調製した。
表2に示す毛髪化粧料の調製法;
ステアリン酸ジメチルアミノエチルアミド又はベヘン酸ジメチルアミノプロピルアミドをエタノールに溶解し、精製水、グリコール酸、グリシン、アクリル酸系ポリマー(A−1)を添加、最後に硫酸でpH4.5に調整し、試料溶液とした。
表3〜6に示す毛髪化粧料の調製法;
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム又は塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムとエタノールを混合し、精製水、(C)成分のアミノ酸、アクリル酸系ポリマーを添加し、最後に硫酸でpH4.7に調整し、試料溶液とした。
上記方法に準じて比較例の毛髪化粧料も調製した。
使用原料の詳細は表7に示す通りである。
得られた毛髪化粧料について、下記の評価を行った。結果を表2〜6に示す。
(1)毛髪感触の評価方法
長さ30cm、質量10gのアジア人毛束を10倍量(100mL)の下記組成1で示したモデルブリーチ溶液中に室温で30分間浸漬した。その後、水道水で十分に洗浄し、乾燥したものを損傷毛束とした。
この損傷毛束に試料溶液1.0gを塗布し、クシを用いて毛束全体になじませ、そのまま自然乾燥した。なお、試料溶液が析出・分離している場合は、十分に撹拌しながら試料溶液1.0gを採取し、毛束に塗布した。評価者10名が処理毛束と未処理毛束(損傷毛束)を触り、「きしみのなさ」及び「ベタつきのなさ」を比較評価し、評価結果を以下の基準に従って4段階で判定した。
評価基準:
◎:処理毛束の方が良いとした評価者の人数が9名以上の場合
○:処理毛束の方が良いとした評価者の人数が6〜8名の場合
△:処理毛束の方が良いとした評価者の人数が3〜5名の場合
×:処理毛束の方が良いとした評価者の人数が2名以下の場合
(組成1)モデルブリーチ溶液
過酸化水素 6%
アンモニア 3
塩化ナトリウム 5
水酸化ナトリウム 適量
(pH10.8に調整)
精製水 残部
計 100%
(2)液外観の評価方法
調製した試料溶液を無色透明のガラス製サンプル瓶にいれ、5℃の恒温槽内で24時間保管した後、そのままの液温で液の状態を目視観察した。その後、25℃の恒温槽内に移して24時間保管し、液の状態を再度目視観察した。目視観察結果より下記基準に従って4段階で判定した。
◎:5℃及び25℃のいずれも析出物は認められない
○:5℃で少量の析出物が認められるが、25℃では再溶解して析出物は認められない
△:5℃で析出物が認められ、25℃でも再溶解せずに少量の析出物が認められる
×:調製直後から析出物が認められ、5℃及び25℃でも多量の析出物が認められる
Figure 2011046652
Figure 2011046652
Figure 2011046652
Figure 2011046652
Figure 2011046652
Figure 2011046652

Claims (4)

  1. (A)下記(I)のアクリル酸系ポリマー、
    (I)下記一般式(1)で表される単量体単位70〜95モル%と、下記一般式(2)で表される単量体単位5〜30モル%とを、構成単位として含むアクリル酸系ポリマー
    Figure 2011046652
    (式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は水素原子又は−CH2OH基を示し、Aは酸素原子又は−NH−を示す。)
    Figure 2011046652
    (式中、R3は水素原子又はメチル基を示し、Mは水素原子、アルカリ金属原子、アンモニウム又はアミンを示す。)
    (B)カチオン性界面活性剤、及び
    (C)アミノ酸
    を含有してなることを特徴とする毛髪化粧料。
  2. (A)/(B)の質量比が0.2〜5である請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. (C)アミノ酸が、グリシン、アルギニン、グルタミン酸及びその塩から選ばれる1種以上である請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
  4. (A)成分のアクリル酸系ポリマーが、一般式(1)で表される単量体単位を75〜90モル%と、一般式(2)で表される単量体単位を10〜25モル%含むものである請求項1、2又は3記載の毛髪化粧料。
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