JP2006095689A - 遮水マット - Google Patents

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Atsutaka Fujii
厚孝 藤井
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Abstract

【課題】長期に亘る高い耐久性を備えるとともに、隣接する遮水マット同士を接合する場合の作業性が良好で、高い接合強度を得ることができ、さらに、隣接する遮水マット同士の接合部の良好な止水性を得ることができる遮水マットを提供すること。
【解決手段】所定寸法形状を有するステンレス薄板1の表面に不織布マット2を接着剤3を用いて接着するとともに、ステンレス薄板1の端縁に、隣接する遮水マットのステンレス薄板1の端縁と相互に係合する係合部1aを形成するとともに、この係合部1aに止水材4を配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設や土木現場における汚水、排水処理用浄水池、廃棄物処理場、河川や貯水池等において漏水防止用に利用される遮水マットに関するものである。
従来、建設や土木現場で発生する汚水、排水は、通常仮設した池に一旦溜めて泥等を沈澱させ、浄水化した後、河川等に戻して水資源の再利用に供している。
また、多量の一般及び産業廃棄物は所定の処理場に大規模な穴を堀り、その中に埋設して処理するようにしている。
従来、係る場合、上記浄水池、投棄用穴の底及び斜面部分に、厚さ1mm〜2mm程度の合成樹脂製シートやゴム製シートからなる所定寸法長の遮水マットを多数枚順次重ねて敷設するとともに、それぞれの重複部分を接着剤や熱溶着処理して遮水を図っていた。
この遮水処理により、効果的な浄水及び廃棄物から流れ出る人体に有害な物質の河川、海等への漏れを阻止していた。
また、河川や貯水池の堤防壁に遮水マットを敷設することにより、特に増水時における漏水による堤防の決壊を防止することも行われていた。
ところで、上記用途に使用される遮水マットは、合成樹脂製シートやゴム製シートのような軟質素材が用いられていたため、土中の鼠、モグラ、イタチ等の生物により容易に傷つけられたり、穴を開けられることが多く、また竹や木等の成長により、あるいは木切れや岩石により、さらには、廃棄物の投棄時に遮水マットが突き破られたり、切れ目を生じたりして、完全な遮水効果を果たし得ないものであった。
また、合成樹脂製シートからなる遮水マットの耐候年数は約20年程度であり、また、ゴム製シートからなる遮水マットの耐候年数は約10年程度である等、遮水が要求される期間(例えば、堤防等の場合は半永久)と比較すると、耐用年数にも問題が残されていた。
これらの問題点に鑑み、本件出願人は、先にステンレス薄板の上面に合成繊維の不織布マットが耐蝕性接着剤で接着されてなる遮水マットを提案した(特許文献1参照)。
この遮水マットは、長期に亘る高い耐久性を備えたものであったが、遮水マットの基材にステンレス薄板を用いていることから、隣接する遮水マット同士を接合する場合の作業性が悪く、特に、ブチルゴム系接着剤等の接着剤を用いて接合される隣接する遮水マット同士の接合強度が弱く、また、止水性を確保しにくいという問題があった。
実公平6−45456号公報
本発明は、上記従来の遮水マットの有する問題点に鑑み、長期に亘る高い耐久性を備えるとともに、隣接する遮水マット同士を接合する場合の作業性が良好で、さらに、高い接合強度を得ることができる遮水マットを提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、隣接する遮水マット同士の接合部の良好な止水性を得ることができる遮水マットを提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するため、本発明の所定寸法形状を有するステンレス薄板の少なくとも一方の面に不織布マットが接着剤で接着されてなる遮水マットにおいて、前記ステンレス薄板の端縁に、隣接する遮水マットのステンレス薄板の端縁と相互に係合する係合部を形成したことを特徴とする。
この場合において、上記第1の目的を達成するため、係合部に止水材を配設することができる。
また、上記止水材に水膨張性止水材を用いることができる。
本発明の遮水マットによれば、所定寸法形状を有するステンレス薄板の少なくとも一方の面に不織布マットが接着剤で接着されてなる遮水マットにおいて、前記ステンレス薄板の端縁に、隣接する遮水マットのステンレス薄板の端縁と相互に係合する係合部を形成するようにしているので、遮水マットの基材にステンレス薄板を用い、その表面に不織布マットを接着しているため、長期に亘る高い耐久性を備えるとともに、隣接する遮水マット同士の接合を、ステンレス薄板の端縁に形成した係合部によって行うことができるため、隣接する遮水マット同士の接合作業を簡易に行うことができるとともに、高い接合強度を得ることができる。
また、係合部に止水材、より具体的には、水膨張性止水材を用いることにより、良好な止水性を確保することができる。
以下、本発明の遮水マットの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の遮水マットの第1実施例を示す。
この遮水マットは、所定寸法形状を有するステンレス薄板1の少なくとも一方の面(本実施例においては、両面)に不織布マット2を接着剤3を用いて接着するとともに、ステンレス薄板1の端縁に、隣接する遮水マットのステンレス薄板1の端縁と相互に係合する係合部1aを形成するようにしている。
この遮水マットは、遮水マットの基材にステンレス薄板1を用い、その表面に不織布マット2を接着しているため、長期に亘る高い耐久性を備えるとともに、隣接する遮水マット同士の接合を、ステンレス薄板1の端縁に形成した係合部1aによって行うことができるため、隣接する遮水マット同士の接合作業を簡易に行うことができるとともに、高い接合強度を得ることができる。
この場合において、ステンレス薄板1には、例えば、幅2m×長さ10m、厚さ0.1〜1.0mm程度の耐蝕性に優れたステンレス薄板を好適に用いることができるが、形状や厚さ、材質は、施工現場の状況、経済性、加工性等を考慮して、適宜設定することができる。
不織布マット2には、例えば、厚さ1〜10mm程度の耐蝕性に優れた合成繊維からなる不織布マットを好適に用いることができるが、厚さ、材質は、施工現場の状況、経済性、加工性等を考慮して、適宜設定することができる。
不織布マット2は、上方から投棄される廃棄物や岩石や下地の凹凸に対して緩衝機能を果たし、ステンレス薄板1を保護する。また、表面が高摩擦であることから、敷設作業の際の滑り止め効果を有し、作業の効率化と安全が確保される。
なお、本実施例においては、ステンレス薄板1の両面に不織布マット2を接着剤3を用いて接着するようにしているが、施工現場の状況等に応じて、いずれか一方の不織布マット2を省略することもできる。
ステンレス薄板1と不織布マット2とを接着する接着剤3には、特に限定されるものではないが、ブチルゴム系、ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系、シリコン樹脂系、ポリサルファイド系等で、耐蝕性を備えた接着剤を好適に用いることができる。
ステンレス薄板1の端縁に形成する、隣接する遮水マット1のステンレス薄板1の端縁と相互に係合するための係合部1aは、特に限定されるものではないが、ステンレス薄板1の幅方向の変位を吸収できるように、係合した係合部1a同士に隙間が形成されるようにした遊嵌構造とすることが好ましい。
係合部1aの形状は、本実施例のものに限定されず、図2に示す第2実施例、図3に示す第2実施例の変形例(係合部1aを介して隣接する遮水マット同士の表面及び裏面が面一となるようにしている。)、図4に示す第3実施例(係合部1aをステンレス薄板1の端部を単に折り返して形成するようにしているため、係合部1aの形成を簡易に行うことができるとともに、隣接する遮水マット1のステンレス薄板1間に接着剤5(後述)を適用するようにしているため、係合した係合部1aの接合強度を一層高めることができる。)等のように、任意の形状を採用することができる。
そして、係合部1aには、必要に応じて、止水材4を配設することができ、これにより、係合した係合部1aからの漏水を防止し、良好な止水性を確保することができる。
この止水材4には、任意の材質の止水材を用いることができるが、特に、水膨張性樹脂や水膨張性ゴムからなる水膨張性止水材(例えば、CRK社製、商品名「ベストシールEW」)を好適に用いることができる。
ところで、本実施例においては、ステンレス薄板1の幅方向の変位を吸収できるように、係合した係合部1a同士に隙間が形成されるようにした遊嵌構造を採用しているが、隣接する遮水マット1のステンレス薄板1間を含む隣接する遮水マット1間に形成された隙間に、必要に応じて、接着剤やシーリング剤5を適用(充填)することができる。
この接着剤やシーリング剤5には、特に限定されるものではないが、ブチルゴム系、ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系、シリコン樹脂系、ポリサルファイド系等の接着剤やシーリング剤で、より好ましくは、接着性及び柔軟性の両者を兼ね備えた接着剤やシーリング剤を好適に用いることができる。
これにより、係合した係合部1aの接合強度を一層高めることができるとともに、係合した係合部1aからの漏水をより確実に防止し、一層良好な止水性を確保することができる。
以上、本発明の遮水マットについて、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の遮水マットは、長期に亘って高い耐久性を備えるとともに、隣接する遮水マット同士を接合する場合の作業性が良好で、高い接合強度を得ることができ、さらに、隣接する遮水マット同士の接合部の良好な止水性を得ることができるものであることから、建設や土木現場における汚水、排水処理用浄水池、廃棄物処理場、河川や貯水池等において漏水防止用に利用される遮水マットに広く用いることができる。
本発明の遮水マットの第1実施例を示し、(a)は全体の斜視図、(b)は係合部の拡大断面図である。 本発明の遮水マットの第2実施例を示し、(a)は全体の斜視図、(b)は係合部の拡大断面図である。 第2実施例の変形例の係合部の拡大断面図である。 本発明の遮水マットの第3実施例を示す係合部の拡大断面図である。
符号の説明
1 ステンレス薄板
1a 係合部
2 不織布マット
3 接着剤
4 止水材
5 シーリング剤

Claims (3)

  1. 所定寸法形状を有するステンレス薄板の少なくとも一方の面に不織布マットが接着剤で接着されてなる遮水マットにおいて、前記ステンレス薄板の端縁に、隣接する遮水マットのステンレス薄板の端縁と相互に係合する係合部を形成したことを特徴とする遮水マット。
  2. 係合部に止水材を配設したことを特徴とする請求項1記載の遮水マット。
  3. 止水材に水膨張性止水材を用いたことを特徴とする請求項2記載の遮水マット。
JP2004257018A 2004-08-31 2004-09-03 遮水マット Pending JP2006095689A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008178891A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Toyo Kohan Co Ltd 溶接用金属板及び溶接用金属板の溶接方法

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