JP2006095602A - 亜鉛めっき鋼部品の溶接方法 - Google Patents

亜鉛めっき鋼部品の溶接方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガルバニック被覆の蒸発を最低限に抑え、それによって溶接技術の適用を容易にするために、第1と第2の亜鉛めっき金属部品の間に合金化可能材料の層を迅速かつ容易に適用する改善された方法を提供する。
【解決手段】ガルバニック被覆11を施された表面を有する第1の金属部品10を用意するステップと、ある表面を有する第2の金属部品を用意するステップとを備える最初のステップを含む。ある材料12を、第1の金属部品の表面に施されたガルバニック被覆の表面、または第2の金属部品の表面の少なくともいずれかの一部分の上に吹き付ける。第1と第2の金属部品の表面を重ね合わせの関係に配置し、溶接プロセスを実施して第1と第2の金属部品を一体に溶接する。溶接プロセス中、吹き付けられた材料がガルバニック被覆と反応してガルバニック被覆の蒸発を最低限に抑える。
【選択図】図2

Description

本発明は、一般に、金属材料から形成され、腐食を最低限に抑え、または防止するためにガルバニック被覆(galvanic coating)などの1つまたは複数の被覆を施された部品を溶接する方法に関する。詳細には、本発明は、そのようなガルバニック被覆の蒸発を最低限に抑えることによって溶接プロセス(welding process)の実施を容易にするために、第1と第2の亜鉛めっき金属部品(galvanized metalic component)の間に合金になり得る材料の層を迅速、容易に適用する改善された方法に関する。
従来の溶接技術は通例、車体とフレームの組立体の部品などの金属材料から形成された2つ以上の部品を永久接合するのに利用される。公知のように、従来の溶接技術では、2つの金属部材の局部的領域に熱を加え、それによって2つの部材の金属材料を合着させることが行われる。そのような溶接の実施では、圧力を掛けることも、掛けないこともあり、また、充填材を用いることも、用いないこともある。2つの金属部材の局部領域を加熱し、望みであれば充填材を供給するために、通常、移動可能な溶接具が使用される。
第1と第2の金属部品を一体に結合するのに通例用いられる従来の溶接技術の1つは、高エネルギー密度放射ビーム溶接(high energy density radiation beam welding)として知られている。高エネルギー密度放射ビーム溶接では、第1と第2の金属部品の重ね合わせ部分に向けてエネルギー・ビームを発射する溶接具を使用する。1つの公知のタイプの高エネルギー密度放射ビーム溶接では、第1および第2の金属部品を一体に接合するために、それらの1つまたは両方の上に強く収束した光エネルギーのビームを注ぐためのレーザ溶接機が使用される。別の公知のタイプの高エネルギー密度放射ビーム溶接では、第1と第2の金属部品を一体に接合するために、それらの1つまたは両方の上に電子の流れを注ぐための電子ビーム溶接機が使用される。両例とも、エネルギー・ビームが第1の金属部品を完全に貫通し、第2の金属部品を少なくとも部分的に貫通するのに十分なエネルギー密度で、かつ十分な時間、エネルギー・ビームを第1の金属部品の上面に向かって注ぐことができる。その結果、第1および第2の金属部品の隣接した部分が合着され、すなわち一体に永久接合される。
このような在来の溶接技術は従来満足に機能してきたが、それらの使用においてはいくつか欠点があり、特に、腐食を防止するためのガルバニック被覆が、両部品の1つまたは複数の表面に施されているときにそうである。ガルバナイジング(galvanizing)は、腐食の発生を防止するために鋼鉄や他の金属製部品の表面に、通常、亜鉛またはその合金材料の被覆を施す公知のプロセスである。ガルバニーリング(galvannealing)はガルバナイジング処理の変形で、溶接性(weld−ability)、塗装性(paint−ability)、および耐摩耗性(abrasion resistance)を改善するために、被覆された鋼鉄を被覆処理の直後に加熱(通常、インダクション・コイルまたはガス・バーナを用いる)して、制御された稠密な鉄−亜鉛層を生成する。
第1と第2の金属部品が接触している面(abutting surfaces)に施された1箇所または複数箇所のガルバニック被覆は、上記の高エネルギー密度放射ビーム溶接プロセス中のように、溶接プロセス中に過熱すると急激に蒸発し得ることが判明してきた。そのような急激な蒸発により、まずいことに、溶接領域を多孔質にし得るガスが急速に発生し得、それにより、第1と第2の金属部品間の接合部の品質に悪影響を及ぼす。
これが生じるのを最小限に抑え、または防止するために、溶接プロセスを開始する前に、第1と第2の金属部品が重なり合う部分の間に合金化可能材料(alloyable metarial)の層を配置することが知られている。この合金化可能材料(例えば、銅またはニッケルから形成することができる)は溶接プロセス中に亜鉛と合金を作ることにより、ガスの急激で有害な発生、およびその結果の溶接の過度な多孔性(porosity)を防止する。従来は、合金化可能材料は、合金化可能材料のホイル・シートなどの、薄い固形シートの材料の形で充当されてきた。合金化可能材料のホイル・シートを、溶接プロセスの開始前に第1と第2の金属部品の間に挿入する。効果的ではあるが、合金化可能材料のこの取り扱いおよび適用法は、殊に大量生産の環境下では、比較的時間を消費し、非効率であることが明らかになってきた。したがって、ガルバニック被覆の蒸発を最低限に抑え、それによって溶接技術の適用を容易にするために、第1と第2の亜鉛めっき金属部品の間に合金化可能材料の層を迅速かつ容易に適用する改善された方法が提供されることが望ましい。
本発明は、ガルバニック被覆の蒸発を最低限に抑え、それによって溶接技術の適用を容易にするために、第1と第2の亜鉛めっき金属部品の間に合金化可能材料の層を迅速かつ容易に適用する改善された方法に関する。
最初に第1と第2の金属部品を用意する。第1の部品はガルバニック被覆された表面を有し、第2の金属部品もある表面を有する。合金化可能材料などの材料を第1の金属部品の表面に施されたガルバニック被覆の表面、または第2の金属部品の表面の少なくともいずれかの一部分の上に吹き付ける。次いで、第1と第2の金属部品の表面を重ね合わせの関係に配置し、第1と第2の金属部品を一体に溶接するために溶接プロセスを実施する。溶接プロセス中、吹き付けられた材料がガルバニック被覆と反応して電解皮膜の蒸発を最低限に抑え、それにより、溶接の品質に悪影響を与える。
本発明の様々な目的および利点は、以下の好ましい実施形態の詳細な説明を添付図面に照らして読むことにより、当業者にとって明らかになろう。
ここで図面を参照すると、本発明の方法に従って使用される第1の金属部品10が、図1に示されている。図示されている実施形態では、第1の金属部品10は比較的薄い平面形状である。しかし、第1の金属部品10は、望みのいかなる厚さ、または形状で形成してもよい。したがって、図示された第1の金属部品10は、下記のように第2の部品に固定され得る(図3、4、および5参照)所望の第1の金属部品すべてを代表すると見なすべきである。第1の金属部品10は、所望のいかなる金属材料から形成されてもよい。例えば、第1の金属部品10は、鋼合金材料で形成されてもよい。
図2で最もよく分かるように、図示されている第1の金属部品10は、一対の対向面10aを有する。従来のガルバニック被覆11が、図示の第1の金属部品10の対向面10aそれぞれに施されている。図示の実施形態では、ガルバニック被覆11が第1の金属部品10の両対向面10aの全域に亘って延在する。ただし、ガルバニック被覆11は、第1の金属部品10の対向する両面10aに、部分的に施されているだけでもよいことが理解されよう。さらに、所望であれば、ガルバニック被覆11は、第1の金属部品10の対向面10aの一方だけのある部分、またはその全面に施されていてもよいことが理解されよう。また、下記で明らかになるように、第1の金属部品10は、ガルバニック被覆11を施されていなくてもよい(この場合は、以下で明らかになるように、ガルバニック被覆11は、第2の金属部品の対向面の一方または両方に施されていることになる)。ガルバニック被覆11は、通常、亜鉛またはその合金で形成され、上記のように、ガルバナイジングまたはガルバニーリングによるなど、従来のプロセスによって第1の部品10に施すことができる。
図1に示す本発明の方法の第1のステップでは、ある材料の層12を、第1の部品10の対向面10aの少なくとも一方に施された少なくとも1つのガルバニック被覆11の少なくとも一部分に塗布する。層12を生成するのに用いられる材料の詳細な成分については、以下に述べる。ただし、層12を生成するのに用いられる材料は、第1の部品10の表面への迅速かつ簡単な塗布が容易に行える形で供給されることが好ましい。好ましくは、層12を形成するのに用いる材料は、第1の部品10の表面に吹付け(spraying)によって塗布できる物理的な形で供給される。吹付けは、一般的に言えば、比較的少量の材料を第1の部品10上にジェットのような形で差し向ける、さもなければ噴霧(spray)または噴霧に似た形で散布する従来のプロセスである。吹付け(spraying)は、ジェット状の噴霧(jet−like spray)内に材料を連行するための空気またはガス状物質の使用を含んでも、含まなくてもよい。それを容易にするために、層12を形成するのに用いる材料は、液体、粉、または粒子の状態など、容易に噴霧できる状態(readily sprayable form)で供給されることが好ましい。
吹付け装置(spraying apparatus)13を、第1の部品10の表面上への材料の噴霧(spray)14を生成するために設けることができる。吹付け装置13それ自体は当技術分野では在来のものであり、材料の噴霧14を注いで第1の部品10の表面に層12を生成するためのいかなる所望の装置としても実現することができる。層12を形成するのに用いる材料が液体の形で供給される場合には、吹付け装置13は、液体材料を所定の、または所望の温度(例えば、吹き付けられる金属材料の溶融温度より高い温度)に維持するための過熱器(図示せず)を有することができる。例えば、吹付け装置13は、プラズマ・アーク・スプレー(plasma−arc spraying)、フレーム・スプレー(flame spraying)、エレクトリック・アーク・スプレー(electric−arc spraying)など、通常のスプレー・プロセス(spraying process)を実施するのに使用することができる。所望であれば、吹付け装置13は、第1の部品10の表面に沿う所望の1つまたは複数の経路に沿って、所望の1つまたは複数の形状に材料層12を塗布するように、従来の方式で作動することができる制御可能な吹付け出口(図示せず)を有することができる。
図3は、本発明の方法の第2のステップを示し、第2の金属部品20が、図1および図2に示された第1の金属部品と重ね合わせの関係に配置されている。図示の実施例では、第2の金属部品20は、比較的薄い平面形状である。ただし、第2の金属部品20は、所望の厚さ、または形状を有するように形成することができる。したがって、図示の第2の金属部品20は、下記のように第1の部品10に固定され得る所望の第2の金属部品すべてを代表すると見なすべきである。第2の金属部品20は、所望のいかなる金属材料から形成されてもよい。例えば、第1の金属部品10のように、第2の金属部品20もまた、鋼合金材料で形成されてもよい。図3に示されるように、第2の金属部品20は、材料層12が第1と第2の金属部品の間に配置されるように、第1の金属部品10に隣接して、好ましくは接触して配置する。所望であれば、第2の金属部品20は、第1の金属部品10に施されているガルバニック被覆11に加えて、またはその代わりに、ガルバニック被覆(図示せず)を施されていてもよい。
図4は本発明の方法の第3のステップを示し、第1と第2の金属部品10と20が、溶接具30によって一体に溶接されている。溶接具30は当技術分野では在来型であり、第1および第2の金属部品10および20の局部領域に熱を加えるように適合されており、その結果、第1と第2の金属部品10と20の金属母材が合着する。そのような溶接は、圧力を加えて実施しても、加えないで実施してもよく、また、充填金属を用いることを含んでも、含まなくてもよい。図示の溶接具30は、通常、2つの金属部材の局所領域に熱を加え、所望であれば充填材を供給するのに用いられる。
溶接具(welding tool)30は、例えば、従来の高エネルギー密度放射ビーム溶接具でもよい。高エネルギー密度放射ビーム溶接には、第1と第2の金属部品10と20の重ね合わせ部分に向かってエネルギー・ビーム30aを放射する溶接具を使用することが含まれる。レーザ溶接機(laser welder)は、第1および第2の金属部品10および20の一方または両方に、それらを一体に接合するために光エネルギーの高収束ビームを注ぐ。他方、電子ビーム溶接機(electron beam welder)は、第1および第2の金属部品10および20上に、それらを加熱、融合するために電子の流れを注ぐ。両方の場合とも、ビーム30aを、第2の金属部品20を完全に貫通し、第1の金属部品10を少なくとも部分的に貫通するのに十分なエネルギー密度で、かつ十分な時間、第2の金属部品20の上面に向かって注いで、隣接部分を融合させ(図4および5の符号31で示されるように)、それによって、一体に永久接合させる。
上記のように、第1および第2の金属部品10および20のどちらか(または両方)に施されたガルバニック被覆11は、上記の高エネルギー密度放射ビーム溶接プロセスなどの溶接プロセス中に加熱されると急激に蒸発し得る。そのような急激な蒸発により、まずいことに、溶接領域を多孔質にし得るガスが急速に発生し得、それにより、第1と第2の金属部品間の接合部の品質に悪影響を及ぼす。これが起こるのを防止するために、材料層12を、第1と第2の金属部品10と20の間に設ける。層12を形成するのに用いる材料は、第1および第2の金属部品10および20のどちらか(または両方)に施されたガルバニック被覆11の急激な蒸発を減少させ、または無くする材料として実現される。好ましくは、層12を形成するのに用いられる材料は、溶接プロセス中にガルバニック被覆11(例えば亜鉛)と共に合金を形成して、有害なガスの急激な発生と、その結果の溶接の過度な多孔性を防止する合金化可能材料(例えば銅やニッケルなど)である。したがって、溶接プロセスを実行すると、第1と第2の金属部品10と20の間の溶接領域31は合金材領域32を含み得る。
したがって、第1と第2の金属部品10と20の間の溶接工程を実施するのに溶接具30が用いられる場合はいつでも、材料層12が適用されるのが好ましいことが理解されよう。溶接プロセス中、通常、接具30が、静止している第1および第2の金属部品10および20に対して移動して、溶接作業を実施する。ただし、第1および第2の金属部品10および20が、静止している溶接具30に対して移動して溶接作業を実施することもできる。あるいは、望むなら、第1および第2の金属部品10および20と溶接具30が互いに同時に相対移動して溶接作業を実施することもできる。
特許法の規定に従って、本発明の原理および実施の態様が、好ましい実施形態として説明され図示されてきた。しかし、本発明は、その精神および範囲を逸脱することなく、具体的に説明され図示された以外にも実施することができることが理解されるべきである。
合金化可能材料などの材料層が第1の金属部品に塗布されている、本発明による方法の第1のステップを示す斜視図である。 図1に示された第1の金属部品および合金化可能材料層の一部の拡大断面立面図である。 第2の金属部品が、図1および図2に示された第1の金属部品に対して重ね合わさった関係に配置されている、本発明による方法の第2のステップを示す斜視図である。 第1と第2の金属部品が溶接具によって一体に溶接されている、本発明による方法の第3のステップを示す斜視図である。 図4に示された溶接具によって第1と第2の金属部品の間に形成された溶接接合部の一部の拡大断面立面図である。
符合の説明
10 第1の金属部品
10a 対向面
11 ガルバニック被覆
12 材料層
13 吹付け装置
14 吹付け流
20 第2の金属部品
30 溶接具
30a エネルギー・ビーム
31 溶接領域
32 合金材領域

Claims (9)

  1. (a)被覆がその上に施された表面を有する第1の金属部品を用意するステップと、
    (b)ある表面を有する第2の金属部品を用意するステップと、
    (c)ある材料を、(1)第1の金属部品の前記表面に施された前記被覆、または(2)第2の金属部品の前記表面の少なくともどちらかの一部分に吹き付けるステップと、
    (d)第1の金属部品と第2の金属部品の前記両表面を重ね合わせの関係に配置するステップと、
    (e)第1の金属部品と第2の金属部品を一体に溶接し、それによって、前記吹き付けられた材料が溶接プロセス中に前記被覆と反応する溶接プロセスを実施するステップと
    を含む、第1の金属部品と第2の金属部品を一体に溶接する方法。
  2. 前記ステップ(a)が、第1の金属部品にガルバニック被覆を施すことによって実施される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップ(a)が、第1の金属部品に亜鉛またはその合金で形成される被覆を施すことによって実施される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ステップ(a)が、第1の金属部品を鋼合金材料で形成することによって実施される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ステップ(b)が、第2の金属部品を鋼合金材料で形成することによって実施される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ステップ(c)が、第1の金属部品の表面に施された被覆の少なくとも一部分に、ある材料を吹き付けることによって実施される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記ステップ(c)が、溶接プロセス中に被覆と共に合金を形成する材料を吹き付けることによって実施される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記ステップ(c)が、液体状、粉状、または微粒子状いずれかの材料を吹き付けることによって実施される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ステップ(e)が、高エネルギー密度放射ビーム溶接プロセス、レーザ溶接プロセス、または電子ビーム溶接プロセスのいずれかを行うことによって実施される、請求項1に記載の方法。
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