JP2006095409A - 重金属含有灰の処理方法及び処理剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃棄物を焼却、溶融又は焼成した際に発生する煤塵や、製鋼電気炉から発生する煤塵などの銅と鉛とを含有する煤塵を、少量の重金属固定化剤を用いて重金属の溶出量を減少し、埋立処分が可能なまでに無害化することができる重金属含有灰の処理方法及び処理剤を提供する。
【解決手段】銅及び鉛を含有する煤塵に、還元剤と重金属固定化剤とを添加し、混練することを特徴とする重金属含有灰の処理方法、及び、還元剤と重金属固定化剤とを含有することを特徴とする重金属含有灰の処理剤。
【選択図】図1

Description

本発明は、重金属含有灰の処理方法及び処理剤に関する。さらに詳しくは、本発明は、廃棄物を焼却、溶融又は焼成した際に発生する煤塵や、製鋼電気炉から発生する煤塵などの銅と鉛とを含有する煤塵を、少量の重金属固定化剤を用いて重金属の溶出量を減少し、埋立処分が可能なまでに無害化することができる重金属含有灰の処理方法及び処理剤に関する。
一般廃棄物や産業廃棄物を焼却すると、廃棄物中に含まれる灰分の大部分は主灰(ボトムアッシュ)として排出されるが、少量の灰分は排ガスに移行し、集塵機などにより煤塵(フライアッシュ)として捕集される。煤塵は、主灰に比べて重金属が多く含まれ、また灰の粒子径が小さいことから、埋め立てられた場合、重金属が浸出水へ溶け出しやすい。このために、煤塵は特別管理一般廃棄物に指定され、そのままの形での埋立及び海洋投棄が禁止され、セメント固化、薬剤処理、酸抽出処理、溶融固化などの方法により処理されている。
煤塵の薬剤処理には、ジチオカルバミン酸系キレート化剤などが一般的に用いられている。例えば、飛灰中に含まれる重金属、特に鉛を安定性の高いキレート化剤を用いることにより簡便に固定化できる方法として、飛灰に水と、ピペラジン−N−カルボジチオ酸、ピペラジン−N,N'−ビスカルボジチオ酸又はこれらの塩を添加し、混練する飛灰中の重金属の固定化方法が提案されている(特許文献1)。しかし、煤塵に鉛以外に銅が含まれている場合、銅によりキレート化剤が消費される結果、煤塵からの鉛の溶出量を埋立基準値まで低下させるためには、多量のキレート化剤を添加する必要があり、安全性や環境汚染負荷の観点から、キレート化剤の使用量を低減する必要があった。
特許第3391173号公報(第1−2頁)
本発明は、廃棄物を焼却、溶融又は焼成した際に発生する煤塵や、製鋼電気炉から発生する煤塵などの銅と鉛とを含有する煤塵を、少量の重金属固定化剤を用いて重金属の溶出量を減少し、埋立処分が可能なまでに無害化することができる重金属含有灰の処理方法及び処理剤を提供することを目的としてなされたものである。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、銅と鉛とを含有する煤塵に、還元剤と重金属固定化剤とを添加して混練することにより、重金属の固定化に必要な重金属固定化剤の使用量を大幅に減少し得ることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)銅及び鉛を含有する煤塵に、還元剤と重金属固定化剤とを添加し、混練することを特徴とする重金属含有灰の処理方法、
(2)銅及び鉛を含有する煤塵の銅の含有量が0.001重量%以上であり、鉛の含有量が0.001重量%以上である(1)記載の重金属含有灰の処理方法、
(3)還元剤が、水素化合物、硫黄(III)化合物、鉄粉類、糖類、脂肪族カルボン酸若しくはその誘導体、アルデヒド類、ケイ素系高分子化合物、ヒドラジン若しくはその誘導体、タンニン若しくはその誘導体、モルホリン若しくはその誘導体、ヒンダードフェノール類、没食子若しくはその誘導体及びロジン類からなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物である(1)記載の重金属含有灰の処理方法。
(4)重金属固定化剤が、窒素−硫黄系キレート化剤である(1)記載の重金属含有灰の処理方法、
(5)窒素−硫黄系キレート化剤が、ジチオカルバミン酸系キレート化剤である(4)記載の重金属含有灰の処理方法、及び、
(6)還元剤と重金属固定化剤とを含有することを特徴とする重金属含有灰の処理剤、
を提供するものである。
本発明の重金属含有灰の処理方法及び処理剤によれば、廃棄物を焼却、溶融又は焼成した際に発生する煤塵や、製鋼電気炉から発生する煤塵などの銅と鉛とを含有する煤塵を、少量の重金属固定化剤を用いて重金属の溶出量を減少し、埋立処分が可能なまでに無害化することができる。
本発明の重金属の処理方法においては、銅及び鉛を含有する煤塵に、還元剤と重金属固定化剤とを添加し、混練する。
本発明方法を適用する煤塵に特に制限はなく、例えば、一般廃棄物焼却炉、産業廃棄物焼却炉、製鋼電気炉、石炭燃焼炉などから発生し、重力沈降室、ルーバ形セパレーター、ベンチュリースクラバー、サイクロン、エアフィルター、バグフィルター、セラミックフィルター、粒子充填層フィルター、電気集塵機などの集塵装置により捕集された銅及び鉛を含有する煤塵に適用することができる。乾式の集塵装置により捕集された煤塵には、還元剤と重金属固定化剤とともに、水を添加して混練することが好ましい。
本発明方法は、銅の含有量が0.001重量%以上であり、鉛の含有量が0.001重量%以上である煤塵の処理に好適に適用することができる。銅又は鉛のいずれかの含有量が0.001重量%未満である煤塵は、還元剤による効果が顕著でなくなるため、本発明方法を適用する必要性は少ない。
本発明方法に用いる還元剤に特に制限はなく、他の物質に電子を与えて、自らは酸化される任意の物質を用いることができる。このような還元剤としては、例えば、水素化合物、硫黄(III)化合物、鉄粉類、糖類、脂肪族カルボン酸若しくはその誘導体、アルデヒド類、ケイ素系高分子化合物、ヒドラジン若しくはその誘導体、タンニン若しくはその誘導体、モルホリン若しくはその誘導体、ヒンダードフェノール類、没食子若しくはその誘導体又はロジン類を好適に用いることができる。これらの還元剤は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
水素化合物としては、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化ルビジウム、水素化セシウム、水素化マグネシウム、水素化カルシウム、水素化バリウム、セラン、水素化ジルコニウム(II)、ボラン、水素化アルミニウム、シラン、スタンナン、ホスフィン、テラン、水素化アルミニウムリチウム、テトラビトロホウ酸リチウム、テトラヒドロホウ酸ナトリウム、テトラヒドロホウ酸カリウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化ジエチルカリウム、トリエチルスタンナン、トリブチルスタンナンなどを挙げることができる。これらの中で、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(水素化ホウ素ナトリウム、NaBH4)及び水素化アルミニウムリチウム(LiAlH4)を特に好適に用いることができる。
硫黄(III)化合物としては、例えば、亜ジチオン酸、亜ジチオン酸ナトリウム(ハイドロサルファイト、Na224)、ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウム(ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、(HOCH2SO2)Na・2H2O)などを挙げることができる。鉄粉類としては、例えば、鉄粉、アトマイズ鉄粉、電解鉄粉、酸化鉄粉などを挙げることができる。糖類としては、例えば、ブドウ糖、果糖、キシロース、マンノースなどの単糖類、ショ糖、乳糖、麦芽糖などのオリゴ糖類、デンプン、デキストリン、プルランなどの多糖類、キシリトール、アラビトール、ソルビトール、マンニトールなどの糖アルコールなどを挙げることができる。
脂肪族カルボン酸若しくはその誘導体としては、例えば、ギ酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、シュウ酸、クエン酸、グルコン酸、エリソルビン酸などや、それらの塩、無水物、エステルなどを挙げることができる。アルデヒド類としては、例えば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、グリオキサール、スクシンジアルデヒド、アクロレイン、クロトンアルデヒド、ベンズアルデヒド、フルフラールなどを挙げることができる。ケイ素系高分子化合物としては、例えば、メチルハイドロジェンシリコーン、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーンなどを挙げることができる。ヒドラジン若しくはその誘導体としては、例えば、ヒドラジン、ヒドラジン二酢酸、フェニルヒドラジン、アセトヒドラジドなどを挙げることができる。
タンニン若しくはその誘導体としては、例えば、縮合型タンニンと呼ばれるフラバノール誘導体、1個以上の没食子酸と糖がエステル結合した可溶性タンニンなどを挙げることができる。モルホリン若しくはその誘導体としては、例えば、モルホリン、ジチオモルホリン、2−(4−モルホリニルジチオ)ベンゾチアゾールなどを挙げることができる。ヒンダードフェノール類としては、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール、2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノンなどを挙げることができる。没食子若しくはその誘導体としては、例えば、没食子、没食子酸、没食子酸アミド、没食子酸プロピル、没食子酸オクチル、没食子酸ドデシル、m−ガロイル没食子酸などを挙げることができる。ロジン類としては、例えば、ガムロジン、ウッドロジン、ロジンエステル、ロジン油、硬化ロジンなどを挙げることができる。
本発明方法に用いる重金属固定化剤としては、例えば、重金属と反応して難溶性の化合物を形成する水溶性リン酸塩、硫化物、重金属を難溶性の水酸化物とするアルカリ剤、重金属と安定なキレート化合物を形成するキレート化剤などを挙げることができる。これらの中で、窒素−硫黄系キレート化剤は、安定度の高いキレート化合物を形成するので好適に用いることができる。窒素−硫黄系キレート化剤としては、例えば、ジチオカルバミン酸系キレート化剤、ジチゾン系キレート化剤などを挙げることができる。これらの中で、ジチオカルバミン酸系キレート化剤は、還元剤と併用したとき、その使用量を大幅に減少することができるので、特に好適に用いることができる。ジチオカルバミン酸系キレート化剤としては、例えば、ジチオカルバミン酸エチル、ピペラジン−N−ジチオカルバミン酸、ピペラジン−N,N'−ビスジチオカルバミン酸又はそれらの水溶性塩などを挙げることができる。
本発明方法において、銅及び鉛を含有する煤塵への還元剤の添加量に特に制限はないが、煤塵100重量部に対して1〜10重量部であることが好ましく、2〜7重量部であることがより好ましい。還元剤の添加量が煤塵100重量部に対して1重量部未満であると、重金属固定化剤の使用量を減少する効果が十分に発現しないおそれがある。還元剤の添加量が煤塵100重量部に対して10重量部を超えると、還元剤の添加量に見合った効果が得られず、処理灰の量が増大するおそれがある。
本発明方法において、銅及び鉛を含有する煤塵への重金属固定化剤の添加量に特に制限はなく、煤塵が含有する重金属の量に応じて適宜選択することができるが、通常は煤塵100重量部に対して2〜20重量部であることが好ましく、4〜15重量部であることがより好ましい。重金属固定化剤の添加量が煤塵100重量部に対して2重量部未満であると、鉛の溶出濃度が十分に低下しないおそれがある。重金属固定化剤の添加量は煤塵100重量部に対して20重量部を超えても、その添加量に見合った効果が得られない。
本発明の重金属含有灰の処理剤は、還元剤と重金属固定化剤とを含有する。本発明の処理剤においては、還元剤が、水素化合物、硫黄(III)化合物、鉄粉類、糖類、脂肪族カルボン酸若しくはその誘導体、アルデヒド類、ケイ素系高分子化合物、ヒドラジン若しくはその誘導体、タンニン若しくはその誘導体、モルホリン若しくはその誘導体、ヒンダードフェノール類、没食子若しくはその誘導体及びロジン類からなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物であることが好ましい。本発明の処理剤においては、重金属固定化剤が、窒素−硫黄系キレート化剤であることが好ましく、ジチオカルバミン酸系キレート化剤であることがより好ましい。
本発明の重金属含有灰の処理剤の剤型に特に制限はなく、例えば、還元剤と重金属固定化剤を混合した一剤型とすることができ、あるいは、還元剤と重金属固定化剤を別々に分けた二剤型とすることもできる。処理剤を一剤型とすることにより、一つの薬剤供給装置を用いて煤塵に処理剤を供給することができる。処理剤を二剤型とすることにより、煤塵の重金属の含有量などに応じて、還元剤と重金属固定化剤の供給比を変動させることができる。また、還元剤と重金属固定化剤を別々に添加する場合は、還元剤を添加したのちに重金属固定化剤を添加することが好ましい。
本発明方法において、銅及び鉛を含有する煤塵へ還元剤と重金属固定化剤を添加し、混練する方法に特に制限はなく、バッチ式混練機、連続式混練機などを用い、煤塵に処理剤とともに少量の水を添加して混練することができる。図1は、本発明方法の実施の一態様の説明図である。本態様においては、銅及び鉛を含有する煤塵がホッパー1に投入され、二軸式混練機2のバレルの中で処理剤と水が添加され、混練される。少量の水を添加し、二軸式混練機を用いて混練することにより、煤塵と処理剤を均一に混合して、処理剤による重金属固定化効果を十分に高めることができる。図1に示す態様においては、二軸式混練機で処理剤と混練された処理灰は、造粒機3へ送られ、高圧で押出成形されて粒状化される。処理灰を造粒することにより、容積を減少し、処理灰搬出用のトラックの台数を減少するとともに、最終処分場を延命することができる。
本発明の重金属含有灰の処理方法により、重金属固定化剤の使用量を低減し得る機構の詳細は明らかではないが、おおよそ下記のように推定される。すなわち、重金属固定化剤の銅に対する反応性が鉛に対する反応性よりも大きいために、銅と鉛とが共存する煤塵に重金属固定化剤を添加すると、銅と重金属固定化剤の反応が先に進んでキレート化合物が形成され、鉛と反応すべき重金属固定化剤の量が少なくなる。そのために、多量の重金属固定化剤を添加しないと、鉛のキレート化合物を十分に形成して溶出濃度を低下させることが困難となる。本発明方法によれば、還元剤と重金属固定化剤とを添加するので、煤塵中の銅の一部が還元されて不溶性の金属銅となり、キレート化による重金属固定化剤の費消量が減少し、鉛と反応するために十分な重金属固定化剤が確保される。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
なお、実施例及び比較例においては、一般廃棄物焼却炉から発生した煤塵である飛灰A、産業廃棄物焼却炉から発生した煤塵である飛灰B、一般廃棄物溶融炉から発生した煤塵じんである飛灰C及び産業廃棄物溶融炉から発生した煤塵である飛灰Dの4種の飛灰について処理を行った。それぞれの飛灰の主要成分含有量を、第1表に示す。
また、実施例及び比較例においては、キレート化剤として、ピペラジンジチオカルバミン酸カリウム[栗田工業(株)、アッシュナイトS803]を用い、重金属の溶出試験は、環境庁告示第13号にしたがって行った。
Figure 2006095409
比較例1
処理しない飛灰Aについて、溶出試験を行った。pH12.1、Pb97mg/L、Cu0.7mg/L、Cd0.05mg/L未満、Hg0.0005mg/L未満、Cr(VI)0.2mg/L未満、As0.1mg/L未満、Se0.1mg/L未満であった。
比較例2
飛灰A100重量部に、水30重量部及びキレート化剤1重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.1、Pb93mg/L、Cu0.6mg/Lであった。
比較例3
キレート化剤の添加量を2重量部とした以外は、比較例2と同じ操作を行った。pH12.2、Pb85mg/L、Cu0.5mg/Lであった。
比較例4
キレート化剤の添加量を4重量部とした以外は、比較例2と同じ操作を行った。pH12.2、Pb46mg/L、Cu0.3mg/Lであった。
比較例5
キレート化剤の添加量を8重量部とした以外は、比較例2と同じ操作を行った。pH12.3、Pb1.6mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
比較例6
キレート化剤の添加量を16重量部とした以外は、比較例2と同じ操作を行った。pH12.3、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
比較例7
飛灰A100重量部に、水30重量部及び亜ジチオン酸ナトリウム(ハイドロサルファイト、Na224)3重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.1、Pb96mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例1
飛灰A100重量部に、水30重量部、亜ジチオン酸ナトリウム(ハイドロサルファイト、Na224)3重量部及びキレート化剤1重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.1、Pb23mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例2
キレート化剤の添加量を2重量部とした以外は、実施例1と同じ操作を行った。pH12.1、Pb1.3mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例3
キレート化剤の添加量を3重量部とした以外は、実施例1と同じ操作を行った。pH12.1、Pb0.29mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例4
キレート化剤の添加量を4重量部とした以外は、実施例1と同じ操作を行った。pH12.1、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
比較例1〜7及び実施例1〜4の結果を、第2表に示す。
Figure 2006095409
第2表に見られるように、飛灰Aにキレート化剤のみを添加して処理すると、飛灰A100重量部に対してキレート化剤16重量部を添加しないと鉛の溶出量が0.05mg/L未満にならないが、飛灰A100重量部に対して亜ジチオン酸ナトリウム3重量部を添加することにより、キレート化剤4重量部の添加で鉛の溶出量が0.05mg/L未満となり、鉛の溶出量を0.05mg/L未満とするために必要なキレート化剤の添加量が4分の1に減少する。
比較例8
処理しない飛灰Bについて、溶出試験を行った。pH12.0、Pb101mg/L、Cu0.9mg/L、Cd0.05mg/L未満、Hg0.0005mg/L未満、Cr(VI)0.2mg/L未満、As0.1mg/L未満、Se0.1mg/L未満であった。
比較例9
飛灰B100重量部に、水30重量部及びキレート化剤1重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.0、Pb99mg/L、Cu0.9mg/Lであった。
比較例10
キレート化剤の添加量を2重量部とした以外は、比較例9と同じ操作を行った。pH12.0、Pb73mg/L、Cu0.7mg/Lであった。
比較例11
キレート化剤の添加量を4重量部とした以外は、比較例9と同じ操作を行った。pH12.1、Pb52mg/L、Cu0.5mg/Lであった。
比較例12
キレート化剤の添加量を8重量部とした以外は、比較例9と同じ操作を行った。pH12.1、Pb11mg/L、Cu0.13mg/Lであった。
比較例13
キレート化剤の添加量を16重量部とした以外は、比較例9と同じ操作を行った。pH12.2、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
比較例14
飛灰B100重量部に、水30重量部及び鉄粉[和光純薬工業(株)、100メッシュ通過85重量%以上]2.5重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.0、Pb98mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例5
飛灰B100重量部に、水30重量部、鉄粉[和光純薬工業(株)、100メッシュ通過85重量%以上]2.5重量部及びキレート化剤1重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.0、Pb43mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例6
キレート化剤の添加量を2重量部とした以外は、実施例5と同じ操作を行った。pH12.0、Pb16mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例7
キレート化剤の添加量を3重量部とした以外は、実施例5と同じ操作を行った。pH12.0、Pb3.5mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例8
キレート化剤の添加量を4重量部とした以外は、実施例5と同じ操作を行った。pH12.0、Pb0.29mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例9
キレート化剤の添加量を8重量部とした以外は、実施例5と同じ操作を行った。pH12.1、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例10
キレート化剤の添加量を16重量部とした以外は、実施例5と同じ操作を行った。pH12.1、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
比較例15
飛灰B100重量部に、水30重量部及びギ酸ナトリウム(HCOONa)5重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.0、Pb99mg/L、Cu0.12mg/Lであった。
実施例11
飛灰B100重量部に、水30重量部、ギ酸ナトリウム5重量部及びキレート化剤1重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.0、Pb77mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例12
キレート化剤の添加量を2重量部とした以外は、実施例11と同じ操作を行った。pH12.0、Pb41mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例13
キレート化剤の添加量を3重量部とした以外は、実施例11と同じ操作を行った。pH12.1、Pb11mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例14
キレート化剤の添加量を4重量部とした以外は、実施例11と同じ操作を行った。pH12.1、Pb2.1mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例15
キレート化剤の添加量を8重量部とした以外は、実施例11と同じ操作を行った。pH12.1、Pb0.11mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例16
キレート化剤の添加量を16重量部とした以外は、実施例11と同じ操作を行った。pH12.1、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例5〜16及び比較例8〜15の結果を、第3表に示す。
Figure 2006095409
Figure 2006095409
第3表に見られるように、飛灰Bにキレート化剤のみを添加して処理すると、飛灰B100重量部に対してキレート化剤16重量部を添加しないと鉛の溶出量が0.05mg/L未満にならないが、飛灰B100重量部に対して鉄粉2.5重量部を添加することにより、キレート化剤8重量部の添加で鉛の溶出量が0.05mg/L未満となり、鉛の溶出量を0.05mg/L未満とするために必要なキレート化剤の添加量が半減する。
飛灰B100重量部に対してギ酸ナトリウム5重量部を添加した場合は、鉛の溶出量を0.05mg/L未満にするために必要なキレート化剤の添加量は飛灰B100重量部に対して16重量部であり、ギ酸ナトリウムを添加しない場合と同じである。しかし、キレート化剤添加量が飛灰B100重量部に対して8重量部の場合を比較すると、ギ酸ナトリウムを添加しないと鉛の溶出量が11mg/Lであるのに対して、ギ酸ナトリウムを添加すると鉛の溶出量は0.11mg/Lとなり、鉛の溶出量は10分の1に減少している。この結果から、還元剤としてギ酸ナトリウムを用いた場合も、キレート化剤の使用量を減少し得る可能性があると推定することができる。
比較例16
処理しない飛灰Cについて、溶出試験を行った。pH12.7、Pb70mg/L、Cu1.9mg/L、Cd0.05mg/L未満、Hg0.007mg/L、Cr(VI)0.2mg/L未満、As0.1mg/L未満、Se0.1mg/L未満であった。
比較例17
飛灰C100重量部に、水30重量部及びキレート化剤5重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.7、Pb26mg/L、Cu1.7mg/L、Hg0.0005mg/L未満であった。
比較例18
キレート化剤の添加量を10重量部とした以外は、比較例17と同じ操作を行った。pH12.7、Pb19mg/L、Cu1.3mg/Lであった。
比較例19
キレート化剤の添加量を15重量部とした以外は、比較例17と同じ操作を行った。pH12.7、Pb14mg/L、Cu1.3mg/Lであった。
比較例20
キレート化剤の添加量を20重量部とした以外は、比較例17と同じ操作を行った。pH12.7、Pb1.1mg/L、Cu0.28mg/Lであった。
比較例21
キレート化剤の添加量を25重量部とした以外は、比較例17と同じ操作を行った。pH12.7、Pb0.15mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
比較例22
飛灰C100重量部に、水30重量部及びテトラヒドロホウ酸ナトリウム(水素化ホウ素ナトリウム、NaBH4)2.5重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.3、Pb99mg/L、Cu0.1mg/L未満、Hg0.0035mg/L、Cr(VI)0.2mg/L未満、As0.1mg/L未満、Se0.1mg/L未満であった。
実施例17
飛灰C100重量部に、水30重量部、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(水素化ホウ素ナトリウム、NaBH4)2.5重量部及びキレート化剤5重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.3、Pb10mg/L、Cu0.1mg/L未満、Hg0.0005mg/L未満であった。
実施例18
キレート化剤の添加量を10重量部とした以外は、実施例17と同じ操作を行った。pH12.4、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例19
キレート化剤の添加量を15重量部とした以外は、実施例17と同じ操作を行った。pH12.4、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例20
キレート化剤の添加量を20重量部とした以外は、実施例17と同じ操作を行った。pH12.4、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例21
キレート化剤の添加量を25重量部とした以外は、実施例17と同じ操作を行った。pH12.4、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
比較例23
飛灰C100重量部に、水30重量部及びヒドラジン一水和物7.8重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.3、Pb100mg/L、Cu0.1mg/L未満、Hg0.007mg/Lであった。
実施例22
飛灰C100重量部に、水30重量部、ヒドラジン一水和物7.8重量部及びキレート化剤5重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.3、Pb28mg/L、Cu0.1mg/L未満、Hg0.0005mg/L未満であった。
実施例23
キレート化剤の添加量を10重量部とした以外は、実施例22と同じ操作を行った。pH12.3、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例24
キレート化剤の添加量を15重量部とした以外は、実施例22と同じ操作を行った。pH12.3、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例25
キレート化剤の添加量を20重量部とした以外は、実施例22と同じ操作を行った。pH12.3、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例26
キレート化剤の添加量を25重量部とした以外は、実施例22と同じ操作を行った。pH12.3、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例17〜26及び比較例16〜23の結果を、第4表に示す。
Figure 2006095409
Figure 2006095409
第4表に見られるように、飛灰Cにキレート化剤のみを添加して処理すると、飛灰C100重量部に対してキレート化剤25重量部を添加しても鉛の溶出量は0.15mg/Lまでしか低下しないが、飛灰C100重量部に対してテトラヒドロホウ酸ナトリウム(水素化ホウ素ナトリウム、NaBH4)2.5重量部を添加することにより、キレート化剤10重量部の添加で鉛の溶出量が0.05mg/L未満となる。
なた、飛灰C100重量部に対してヒドラジン5重量部を添加した場合も、キレート化剤10重量部の添加で鉛の溶出量が0.05mg/L未満となる。
比較例24
処理しない飛灰Dについて、溶出試験を行った。pH12.3、Pb78mg/L、Cu1.2mg/L、Cd0.05mg/L未満、Hg0.0042mg/L、Cr(VI)0.2mg/L未満、As0.1mg/L未満、Se0.1mg/L未満であった。
比較例25
飛灰D100重量部に、水30重量部及びキレート化剤3重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.3、Pb70mg/L、Cu1.1mg/Lであった。
比較例26
キレート化剤の添加量を6重量部とした以外は、比較例25と同じ操作を行った。pH12.3、Pb51mg/L、Cu0.8mg/Lであった。
比較例27
キレート化剤の添加量を9重量部とした以外は、比較例25と同じ操作を行った。pH12.3、Pb22mg/L、Cu0.3mg/Lであった。
比較例28
キレート化剤の添加量を12重量部とした以外は、比較例25と同じ操作を行った。pH12.3、Pb9mg/L、Cu0.19mg/Lであった。
比較例29
キレート化剤の添加量を15重量部とした以外は、比較例25と同じ操作を行った。pH12.4、Pb1.3mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
比較例30
キレート化剤の添加量を18重量部とした以外は、比較例25と同じ操作を行った。pH12.4、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
比較例31
飛灰D100重量部に、水30重量部及びロジン[荒川化学工業(株)、松脂ロジン]5重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.2、Pb81mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例27
飛灰D100重量部に、水30重量部、ロジン[荒川化学工業(株)、松脂ロジン]5重量部及びキレート化剤3重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.2、Pb20mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例28
キレート化剤の添加量を6重量部とした以外は、実施例27と同じ操作を行った。pH12.3、Pb0.8mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例29
キレート化剤の添加量を9重量部とした以外は、実施例27と同じ操作を行った。pH12.4、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例30
キレート化剤の添加量を12重量部とした以外は、実施例27と同じ操作を行った。pH12.3、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例31
キレート化剤の添加量を15重量部とした以外は、実施例27と同じ操作を行った。pH12.3、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例32
キレート化剤の添加量を18重量部とした以外は、実施例27と同じ操作を行った。pH12.4、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
比較例32
飛灰D100重量部に、水30重量部及びタンニン酸[和光純薬工業(株)]5重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.2、Pb74mg/L、Cu0.11mg/Lであった。
実施例33
飛灰D100重量部に、水30重量部、タンニン酸[和光純薬工業(株)]5重量部及びキレート化剤3重量部を添加し、乳鉢で5分間混練したのち、溶出試験を行った。pH12.2、Pb51mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例34
キレート化剤の添加量を6重量部とした以外は、実施例32と同じ操作を行った。pH12.3、Pb15mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例35
キレート化剤の添加量を9重量部とした以外は、実施例32と同じ操作を行った。pH12.4、Pb0.6mg/L、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例36
キレート化剤の添加量を12重量部とした以外は、実施例32と同じ操作を行った。pH12.3、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例37
キレート化剤の添加量を15重量部とした以外は、実施例32と同じ操作を行った。pH12.3、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例38
キレート化剤の添加量を18重量部とした以外は、実施例32と同じ操作を行った。pH12.4、Pb0.05mg/L未満、Cu0.1mg/L未満であった。
実施例27〜38及び比較例24〜32の結果を、第5表に示す。
Figure 2006095409
Figure 2006095409
第5表に見られるように、飛灰Dにキレート化剤のみを添加して処理すると、飛灰D100重量部に対してキレート化剤18重量部を添加しないと鉛の溶出量が0.05mg/L未満にならないが、飛灰D100重量部に対してロジン5重量部を添加することにより、キレート化剤9重量部の添加で鉛の溶出量が0.05mg/L未満となり、鉛の溶出量を0.05mg/L未満とするために必要なキレート化剤の添加量が半減する。
また、飛灰D100重量部に対してタンニン酸5重量部を添加することにより、キレート化剤12重量部の添加で鉛の溶出量が0.05mg/L未満となり、鉛の溶出量を0.05mg/L未満とするために必要なキレート化剤の添加量が3分の2に減少する。
本発明の重金属含有灰の処理方法及び処理剤によれば、廃棄物を焼却、溶融又は焼成した際に発生する煤塵や、製鋼電気炉から発生する煤塵などの銅と鉛とを含有する煤塵を、少量の重金属固定化剤を用いて重金属の溶出量を減少し、埋立処分が可能なまでに無害化することができる。
本発明方法の実施の一態様の説明図である。
符号の説明
1 ホッパー
2 二軸式混練機
3 造粒機

Claims (6)

  1. 銅及び鉛を含有する煤塵に、還元剤と重金属固定化剤とを添加し、混練することを特徴とする重金属含有灰の処理方法。
  2. 銅及び鉛を含有する煤塵の銅の含有量が0.001重量%以上であり、鉛の含有量が0.001重量%以上である請求項1記載の重金属含有灰の処理方法。
  3. 還元剤が、水素化合物、硫黄(III)化合物、鉄粉類、糖類、脂肪族カルボン酸若しくはその誘導体、アルデヒド類、ケイ素系高分子化合物、ヒドラジン若しくはその誘導体、タンニン若しくはその誘導体、モルホリン若しくはその誘導体、ヒンダードフェノール類、没食子若しくはその誘導体及びロジン類からなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物である請求項1記載の重金属含有灰の処理方法。
  4. 重金属固定化剤が、窒素−硫黄系キレート化剤である請求項1記載の重金属含有灰の処理方法。
  5. 窒素−硫黄系キレート化剤が、ジチオカルバミン酸系キレート化剤である請求項4記載の重金属含有灰の処理方法。
  6. 還元剤と重金属固定化剤とを含有することを特徴とする重金属含有灰の処理剤。
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